JP2011085781A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮空気により記録材の先端部を分離する構成の定着装置であって、しかも大電力のコンプレッサが不要で装置が大型化することのない定着装置を提供すること。
【解決手段】加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、空気を吐出して記録材に対して吹き付け、該記録材を定着部材から分離させる第1の吹付手段と第2の吹付手段とをニップ部の出口部近傍に設け、第1の吹付手段から吐出する空気の風速は第2の吹付手段から吐出する空気の風速より大きく、第1の吹付手段から吐出する空気の風量は第2の吹付手段から吐出する空気の風量より少なく、且つ、第1の吹付手段は記録材の先端部がニップ部の出口部に達する前から空気の吐出を開始し、第2の吹付手段は記録材の先端部がニップ部の出口部を越えた後に空気の吐出を開始することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着部材と加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、原稿に対応した潜像を感光体に形成し、この潜像にトナーを付与することによって顕像化し、この顕像化されたトナー像を記録紙上に転写し、この後、記録紙上に転写されたトナー像を定着して排紙している。
このようにトナー像を定着する定着装置として、ハロゲンヒータ等を内蔵した定着ローラと、定着ローラを加圧する加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式の定着装置があり、このような定着装置は構成が簡便であるため、広く利用されている。
また、無端状の定着ベルトをハロゲンヒータ等を内蔵した加熱ローラと定着ローラとに張架すると共に、定着ベルトを介して定着ローラを加圧する加圧ローラを有し、定着ベルトと加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧するベルト定着方式の定着装置があり、このような定着装置は定着ベルトの熱容量が小さいので、ウオーミングアップタイムが短縮し、省エネになるという利点を有している。
ここで、記録紙上のトナー像のトナーはニップ部を通過する際に加熱されるので、トナーが粘着力を有し、ニップ部を通過した記録紙が定着ローラや定着ベルトの表面に付着して巻き付いて分離せず、ジャムを発生させる虞がある。特に記録紙として、斤量の小さい紙(薄紙)、しかも斤量の小さい印刷用コート紙を用いたときは、分離性能がより低下する。
一方、画像形成装置は高速化が進み、充分な長さのニップ幅を確保するために定着ローラを大きくすると、これによっても定着ニップ出口でのローラ曲率が小さくなるため、分離性能が低下する。
定着部材から記録紙を分離し易くするため、定着部材の表層に離型性の高い耐熱樹脂を用いたり、シリコンオイルなどの離型剤を塗布したり、トナー中に加熱によって溶融し離型剤として機能するワックスを含有させたり、様々な対策が取られている。しかし、前述したコート紙への画像形成や、カラー画像を形成する複数色のトナーを重ねるためトナー量が増えることによるトナー接着力の増大など、分離性能を低下させる要因が増えており、記録紙を分離する分離手段が必須となっている。
分離手段としては、ニップ部に対する記録紙の排紙側に離型性の良いフッ素樹脂をコーティングした分離爪を設け、その先端部を定着ローラ若しくは定着ベルトの外表面に当接させ、記録紙を定着ローラ等より分離させる方法がある。
ところが、分離爪の先端部が定着ローラ等の表面に当接しているので、定着ローラ等の表面を被覆するフッ素樹脂等から形成された表層に擦り疵が付き、画像にも疵が転写されてしまうという問題がある。特に、カラー画像の場合には光沢画像が要求されるために顕著に顕れる傾向がある。
このような問題に対処するために、ニップ部の出口側に空気を吹き付けて記録紙を定着ローラ等より分離させる技術が開発されている。
この一例として、コンプレッサにより生成された圧縮空気を二つのエアーボックスに貯溜し、エアーボックスに接続された二つの電磁弁を交互に開閉して圧縮空気を噴射することにより、高速複写機に対応させた用紙分離装置が知られている(特許文献1参照)。
また、ソフトローラの円周方向にエアを吹き付ける複数のエアバックマニュホールドを配置し、一つ目のエアの吹き付けで用紙の分離ができないときは、二つ目のエアの吹き付けで用紙の分離を行うといったようにして、用紙を必ず分離できるようにした用紙分離装置が知られている(特許文献2参照)。
また、分離爪を設けると共に、ファンにより送風された空気をニップ部に吹き付ける定着装置が知られている(特許文献3参照)。
また、ニップ部に近接して分離補助板を配置し、定着ローラと分離補助板との間からパルス状の圧縮空気を吐出する分離装置が知られている(特許文献4参照)。
その他に、コンプレッサから生成された圧縮空気を二つの電磁弁で吐出させ、記録紙の先端部がニップ部を通過したときは高圧の圧縮空気を噴射し、その後は低圧の圧縮空気を噴射する定着装置が知られている(特許文献5参照)。
特開昭60−256180号公報 特開昭61−62087号公報 実開昭63−140571号公報 特開2004−212954号公報 特開2007−86132号公報
定着した記録紙が定着ローラ等に付着しないように空気を吹き付けて記録紙を定着ローラより分離させるためには、吹き付けた空気を受ける部分の面積による。記録紙の先端付近にトナー画像がなく、接着力が生じない領域が広い場合は、紙自身の“こし”や自重によって、記録紙の先端が剥離し、剥離した領域で空気を受けるため、大きな剥離力を与えることができる。しかし、記録紙の先端付近まで画像があると、記録紙は定着ローラ等の外周接線方向に沿って搬送されるため、記録紙の先端と定着ローラ等の外周との間に生じる隙間はごく小さい。例えば、外径90mm、記録紙の先端余白3mmの場合、その隙間は0.1mmにすぎない。この隙間に空気を吹き込み、紙先端を浮かせるには、強い風速の空気、換言すれば高圧の空気をニップ部に吹き付ける必要があり、このためにはコンプレッサ等で高圧に生成した圧縮空気が望ましい。
また、ニップ部を通過した記録紙が分離せずに定着ローラや定着ベルトの表面に付着して巻き付く現象は記録紙の先端部だけに生ずるのではなく、先端部以降でも生ずる。また、記録紙の先端部を排紙ローラで引き出しても、巻き付いた部分に剥離ムラが生ずる。従って、ニップ部の出口側に空気を吹き付けて記録紙を定着ローラ等より剥離させる構成にする場合は、連続して空気を吹き付ける必要がある。
このように圧縮空気を連続して吹き付けるようにすると、0.01m/s近い圧縮空気が必要になる。圧縮空気を生成するには大きなエネルギーが必要なため、この風量の圧縮空気を生成するには、5〜10Kwといった大電力のコンプレッサが必要になり、コンプレッサやエアタンク等からなる装置の大きさは1m程度の大型なものになる虞がある。
一方、従来の特許文献においては、このような装置の大型化を抑制しながら関連する諸性能を満足する構成を見出すことはできない。
即ち、特許文献1においては、上述の如く大電力のコンプレッサを擁して大型の装置になる虞がある。
特許文献2においては、複数のエアバックマニュホールドを配置しているので、同様に大電力のコンプレッサを擁して大型の装置になる虞がある。
特許文献3においては、ファンにより送風された空気を用いているが、この場合では高圧の空気を得ることができず、分離爪との併用にならざるを得ない。従って、分離爪により定着ローラの表層に擦り疵が付くという問題が解決されない。
特許文献4においては、圧縮空気により記録紙の先端部を剥離した後は、鋭利な剥離補助板によって記録紙を分離する構成であるので、記録紙の画像に疵が付く虞がある。
特許文献5においては、圧縮空気により記録紙の先端部を剥離した後は、圧縮空気を低圧にしているが、分離性能を維持するためには充分な風量が必要であり、この風量を得るためには上述の如く大電力のコンプレッサを擁して大型の装置になる虞がある。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、圧縮空気により記録材の先端部を剥離する構成の定着装置であって、しかも大電力のコンプレッサが不要で装置が大型化することがなく、加えて圧縮空気を定着部材に対して効率良く吹き付けて、記録材を定着部材より確実に剥離することができる定着装置、及び該定着装置を備えた画像形成装置を提案することを発明の目的とする。
上記目的は下記に記載した発明により達成される。
1.加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
空気を吐出して前記記録材に対して吹き付け、該記録材を前記定着部材から分離させる第1の吹付手段と第2の吹付手段とを前記ニップ部の出口部近傍に設け、
前記第1の吹付手段から吐出する空気の風速は前記第2の吹付手段から吐出する空気の風速より大きく、前記第1の吹付手段から吐出する空気の風量は前記第2の吹付手段から吐出する空気の風量より少なく、
且つ、前記第1の吹付手段は前記記録材の先端部が前記ニップ部の出口部に達する前から空気の吐出を開始し、前記第2の吹付手段は前記記録材の先端部が前記ニップ部の出口部を越えた後に空気の吐出を開始することを特徴とする定着装置。
2.前記第1の吹付手段から吐出する空気の風量は、前記記録材の先端部が前記ニップ部の出口部に達する前から前記記録材を前記定着部材から分離可能な風量に上昇していることを特徴とする前記1に記載の定着装置。
3.前記第2の吹付手段から吐出する空気の風量が前記記録材を前記定着部材から分離可能な風量に上昇した後は、前記第1の吹付手段からの空気の吐出を停止することを特徴とする前記1又は前記2に記載の定着装置。
4.前記第1の吹付手段は開閉して空気の吐出を制御する第1の弁を有し、前記第2の吹付手段は開閉して空気の吐出を制御する第2の弁を有することを特徴とする前記1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
5.前記第1の弁の閉鎖を開始する前から前記第2の弁の開放を開始することを特徴とする前記4に記載の定着装置。
6.前記第1の弁の閉鎖を開始した後に、前記第1の吹付手段から吐出する空気の風量と前記第2の吹付手段から吐出する空気の風量の和は前記記録材を前記定着部材から分離可能な風量以上であることを特徴とする前記5に記載の定着装置。
7.前記記録材の後端部が前記ニップ部の出口部に搬送される迄は、前記第2の吹付手段から吐出する空気の風量は前記記録材を前記定着部材から分離可能な風量を維持することを特徴とする前記1〜6の何れか1項に記載の定着装置。
8.前記記録材の後端部が前記ニップ部の出口部を越えた後、前記第2の弁の閉鎖を開始することを特徴とする前記4〜7の何れか1項に記載の定着装置。
9.前記第1の吹付手段はコンプレッサで高圧に生成した空気を吐出し、前記第2の吹付手段はファンにより送風された空気を吐出することを特徴とする前記1〜8の何れか1項に記載の定着装置。
10.前記第1の吹付手段の前記第1の弁は電磁弁であり、前記第2の吹付手段の前記第2の弁はダクト内で開閉作動する開閉弁であることを特徴とする前記9に記載の定着装置。
11.前記1〜10の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明の定着装置及び画像形成装置によれば、圧縮空気により記録材を定着部材より剥離する構成であるにも拘わらず、大電力のコンプレッサが不要で装置が大型化することがないという効果を奏する。加えて、ニップ部近傍に第1の吹付手段から空気を吐出するタイミングと第2の吹付手段から空気を吐出するタイミングを適切に設定したので、各空気を定着部材に対して効率良く吹き付けて、記録材を定着部材より確実に剥離することができる。
画像読取装置の構成図である。 第2の弁を閉鎖状態にしたベルト定着装置の断面図である。 第2の弁を開放状態にしたベルト定着装置の断面図である。 第1エアノズルと電磁弁等の斜視図である。 コンプレッサやファンを制御するブロック図である。 第2エアノズルの斜視図である。 第1エアノズルと第1エアノズルからの空気の吐出のタイミングチャートである。 第1エアノズルと第1エアノズルの合計風量を示すグラフである。 第1の弁の閉鎖と第2の弁の開放のタイミングチャートである。 吸入口の近傍に第2の弁を配置し、閉鎖状態にしたベルト定着装置の断面図である。 吸入口の近傍に第2の弁を配置し、開放状態にしたベルト定着装置の断面図である。
以下に本発明に関する実施の形態を、図を参照して説明する。
先ず、本発明を用いる画像形成装置の一例を図1の構成図に基づいて説明する。
本画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K、ベルト状の中間転写ベルト5、給紙搬送手段及び定着装置8等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及びクリーニング手段7Yを配置している。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mの周囲に帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及びクリーニング手段7Mを配置している。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cの周囲に帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C及びクリーニング手段7Cを配置している。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kの周囲に帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K及びクリーニング手段7Kを配置している。そして、帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C、及び帯電手段2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像手段4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。トナーは発色剤となる顔料若しくは染料と、定着後に定着部材からのトナーの剥離を助けるワックスと、これらを保持するバインダー樹脂とからなる。
中間転写ベルト5は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置8は、加熱された定着ベルト81と加圧ローラ83との間に形成されたニップ部で記録紙(記録材)Pのトナー像を加熱・加圧して定着する。
かくして、画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写ベルト5に転写手段6Y,6M,6C,6Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像合成されたトナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A,22B,22C,22D,レジストローラ23等を経て、転写手段6Aに搬送され、記録紙Pにカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された記録紙Pは定着装置8において加熱・加圧され、記録紙Pのカラートナー像が定着される。その後、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25に載置される。
一方、転写手段6Aにより記録紙Pにカラー画像を転写した後、記録紙Pを曲率分離した中間転写ベルト5は、クリーニング手段7Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であったが、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよいし、中間転写ベルトを用いても用いなくてもよい。
次に、本発明に係わる定着装置8について、図2及び図3のベルト定着装置の断面図に基づいて説明する。
定着ベルト81(定着部材)は、無端状に形成され、例えば、基体として厚さ70μmのPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200μmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A15°)で被覆し、更に、厚さ30μmの耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のチューブで被覆している。外径寸法は例えば168mmである。他の構成として、基体にニッケル電鋳など金属基体を用いたり、弾性層にフッ素ゴムを用いたり、表面離型層にPFAやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのフッ素樹脂コーティング層を用いたりしてもよい。
加熱ローラ82は、定着ベルト81を加熱する加熱手段としてのハロゲンヒータ82Aを内蔵し、例えば、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金82Bの外周面を、厚さ30μmのPTFEでコーティングした樹脂層82Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。なお、ハロゲンヒータ82Aは異なった紙幅に対応するために例えば1200Wのもの2本、750Wのもの2本、500Wのもの1本より構成され、記録紙の異なる紙幅に対応させて軸方向に異なる発熱分布になるように配置してある。
定着ローラ83は、鉄等の金属から形成された中実の芯金83Aを、弾性層83Bとして厚さ17mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、厚さ30μmの低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層83Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。
加圧ローラ84(加圧部材)は、画像出力装置への電源投入直後の昇温時間を短縮するためハロゲンヒータ84Aを内蔵し、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金84Bの外周面を、弾性層84Cとして厚さ2mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、厚さ30μmのPFAチューブの樹脂層84Dで被覆している。外径寸法は90mmである。なお、ハロゲンヒータ84Aは例えば700Wである。
そして、不図示の付勢手段により、加圧ローラ84が定着ベルト81を介して定着ローラ83を押圧している。
以上の構成において、不図示の駆動手段によって加圧ローラ84を反時計方向に回転させると、定着ベルト81及び加熱ローラ82は時計方向に回転し、定着ローラ83も時計方向に回転する。なお、定着ローラ83を駆動してもよい。また、定着ベルト81は当接する加熱ローラ82を介してハロゲンヒータ82Aにより加熱され、加圧ローラ84もハロゲンヒータ84Aによって加熱される。そして、不図示の付勢手段によって加圧ローラ84が定着ローラ83の方向に付勢されているので、定着ローラ83に巻回された定着ベルト81と加圧ローラ84との間に形成されたニップ部Nで、給紙された記録材Pが加熱・加圧され、記録材P上のトナー像が定着される。
なお、定着条件は例えば下記の通りである。
定着荷重:2000N
定着ベルト張力:250N
定着ベルト制御温度:160〜200℃
加圧ローラ制御温度:80〜120℃
記録紙搬送速度:500mm/s
また、定着ベルト81を加熱する加熱手段として、どのような加熱手段を用いてもよく、例えば励磁コイルを用いた誘導加熱発熱体を用いてもよい。また、加熱手段を設ける位置は、必ずしも加熱ローラ82の中に限定するものではない。
また、定着ベルト81に張力を付与するテンションローラを設けたり、ベルトの蛇行を制御する寄り制御ローラを設けたりしてもよい。
以上の如き定着装置8において、定着された記録材Pがニップ部Nから排紙された後に定着ベルト81に付着して巻き付くとジャムが発生する虞があるので、記録材Pを定着ベルト81から確実に分離させる必要がある。
そこで、本定着装置8においては、この分離手段として、ニップ部Nの出口側近傍に第1エアノズル111(第1の吹付手段)と第2エアノズル121(第2の吹付手段)を設けている。第1エアノズル111はコンプレッサで圧縮されて生成された圧縮空気を吐出するものであって、ニップ部Nを通過した直後の記録紙Pの先端部近傍に対して短時間吹き付け、記録紙Pの先端部を定着ベルト81から分離させる。一方、第2エアノズル121はファン123により送風された空気をダクト122を介して連続して吐出するものであって、先端部が分離された記録紙Pに吹き付けて定着ベルト81に付着しないようにする。
なお、一例として吹き付け位置は、第1エアノズル111からの空気はニップ部Nの出口部から25mmに位置する定着ベルト81の外周面であり、第2エアノズル121からの空気はニップ部Nの出口部から10mmに位置する定着ベルト81の外周面である。
また、詳細は後述するが、ダクト122にはファン123により送風された空気を第2エアノズル121から吐出させたり停止させたりするために開閉する第2の弁124(開閉弁)が設けられている。なお、図2は第2の弁124を閉鎖状態にした図であり、図3は第2の弁124を開放状態にした図である。
そして、第1エアノズル111からの吐出する空気は、記録紙Pの先端部を定着ベルト81から分離させるので風速は大きい必要があるが、短時間の吐出で済むので風量は少量でよい。一方、第2エアノズル121からの吐出する空気は、記録紙Pの先端部が分離された後なので風速は第1エアノズル111より小さくてよいが、記録紙Pの全体がニップ部Nを通過するまで連続して吐出するので風量は第1エアノズル111より多量に必要とする。なお、第1エアノズル111からの風量は第2エアノズル121からの風量の約1/10でよい。このように第1エアノズル111と第2エアノズル121とにより互いを補う構成であるので、第2エアノズル121を設けずに第1エアノズル111から圧縮空気のみを吐出する構成と比較して、寸法や電力が約1/10になり、小型化し省電力になる。
このようにして、定着ベルト81から分離された記録紙Pは排紙ガイド板85に案内されて搬送される。なお、耐熱樹脂から成る分離爪86が加圧ローラ84に圧接しているので、第1エアノズル111や第2エアノズル121からの空気によって記録紙Pが下方に押圧されても記録紙Pが加圧ローラ84に巻き付くことはない。また、分離爪86は例えば10mm程度の先端部がフッ素樹脂でコーティングされて潤滑性が良い上に、1mN程度の弱い圧力で加圧ローラ84に圧接しているので、加圧ローラ84に疵が付くことがない。加えて、両面コピーの際にトナー像が加圧ローラ84の側に位置しても、加圧ローラ84の温度は低いので、トナー像が溶融することはなく、分離爪86によって画像不良が発生することがない。
また、加圧ローラ84を低温に維持するために、転写手段6Aと定着装置8との間隔を記録紙Pの最大長以上の長さとすると共に、この間で紙間を詰めることにより、定着ベルト81から加圧ローラ84への熱移動量を抑えることもできる。また、加圧ローラ84の内周や外周をファンによって冷却してもよい。
更に、分離爪86は従来の定着装置に用いられていたものを適用できる。
次に、第1エアノズル111及びその関連の構成を図4及び図5に基づいて説明する。図4は第1エアノズル111と第1の弁等の斜視図、図5はコンプレッサ等を制御するブロック図である。
図4において、記録紙Pの幅方向に5個の第1エアノズル111が配設されており、各第1エアノズル111には口径1mmのノズル孔111aが5mmピッチで13個設けられている。従って、ノズル孔111aの総数は5個の第1エアノズル111で65個になる。
5個の第1エアノズル111はそれぞれ5本のパイプ112で2個の配管部113に接続され、2個の配管部113は電磁弁である2個の第1の弁114にそれぞれ連通している。第1の弁114から先は形状を図示していないが、図5に示すエアタンク115に接続されて統合され、エアタンク115はコンプレッサ116に接続されている。
なお、第1の弁114は直動型であって、容量0.002m/s(100kPa)で応答速度は20msである。
エアタンク115の容量は0.05mである。
コンプレッサ116はレシプロ・オイルフリー型であって、電力は0.75Kw、静圧は0.8MPa、風量は0.00125m/sである。
以上の構成を有する図1に示す如き画像形成装置において、給紙カセット20内に収容された記録紙Pが給紙手段21により給紙されたことを給紙センサ102が検知する。給紙センサ102の検知時より、搬送された記録紙Pの先端部がニップ部Nの出口部に達する迄の時間は一定で予め分かっているので、CPU等から成る制御手段101はタイマ103によってその時間に達するより約15ms前に第1の弁114に開信号を送信し、50ms後に閉信号を送信する。エアタンク115にはコンプレッサ116により圧縮された圧縮空気が予め貯溜されているので、電磁弁である第1の弁114の開放に伴って第1エアノズル111より圧縮空気が吐出し、ニップ部Nを通過した直後の記録紙Pの先端部に対して吹き付ける。
このとき、コンプレッサによりエアタンクに貯留された0.8MPa程度の圧縮空気が、エアタンクと第1エアノズルの間に設けた図示しないレギュレータによって減圧されて、第1エアノズル111に供給される。第1エアノズル111からの吐出圧は0.1〜0.2MPaであり、吐出風量は100〜160m/s、吐出風量は0.005〜0.008m/sである。
また、第1の弁114は開信号が入力されてから約20msで全開状態になるので、記録紙Pがニップ部から約10mm搬送された時点で最大風量に達する。第1エアノズル111からの圧縮空気の吐出最大風量は記録紙Pの分離に必要な風量の2〜3倍であるので、記録紙Pは圧縮空気の吐出風量が最大に達する前に、即ちニップ部Nからの搬送量が10mmに達する前に分離し始める。その後、第1の弁114に閉信号が入力されると、第1エアノズル111からの吐出される圧縮空気の吐出風量は徐々に減少し、記録紙Pの先端部がニップ部Nから25〜30mmに達するまで吐出し続ける。このときの吐出風量は最大付着量のトナー像があっても記録紙Pを分離できる風量である。
なお、図4において、内側に配置された3個の第1エアノズル111bは配管部113aを介して第1の弁114aに接続され、外側に配置された2個の第1エアノズル111cは配管部113bを介して第1の弁114bに接続されている。また、3個の第1エアノズル111bの幅は例えばA4サイズの短辺方向に寸法に相当し、5個の第1エアノズル111b,111cの幅は例えばA4サイズの長辺方向に寸法に相当する。そして、画像読取装置の上部に配置された操作パネルへの入力に基づいて、記録紙サイズ検知手段104は画像形成する記録紙のサイズを検知し、制御手段101に送信する。
このようにして、A4サイズの記録紙を横送りする場合には制御手段101は第1の弁114aと第1の弁114bの双方に開信号を送信する。しかし、A4サイズの記録紙を縦送りする場合には制御手段101は第1の弁114aのみに開信号を送信し第1の弁114bには開信号を送信しない。これによって圧縮空気の無駄な吐出を抑えて、コンプレッサ116の消費電力を減少させることができる。
また、このとき加熱ローラ82に内蔵されたハロゲンヒータ82Aも通紙領域に対応するものに通電し、電力を抑制する。
以上の如く、第1エアノズル111より圧縮空気を吐出し、ニップ部Nを通過した記録紙Pの先端部を定着ベルト81から分離させた後は圧縮空気の吐出を中止し、代わりに第2エアノズル121よりファンにより送風された空気を連続して吐出して記録紙Pに吹き付け、記録紙Pが定着ベルト81に付着することを防止する。
即ち、記録紙Pの分離がある程度進み、記録紙Pの先端部が定着ベルト81より0.2mm以上開いてくると、開いた領域の全てに剥離力を作用させるためには、第1エアノズル111より吐出する圧縮空気の如く高圧で狭い範囲に吹き付ける空気より、低圧であっても風量が大きく広い範囲に吹き付ける空気の方が望ましい。そこで、第1エアノズル111からの吐出を停止し、記録紙Pにおける定着ベルト81より開いた先端部に第2エアノズル121からファンにより送風された空気を吹き付ける。これにより、第1エアノズル111からの吹き付けがなくても、トナーの粘着力に抗して記録紙Pに力が加えられ、記録紙Pは定着ローラ81より確実に分離する。
続いて、第2エアノズル121及びその関連の構成を図2、図3、図5及び図6に基づいて説明する。図6は第2エアノズル121の斜視図である。
図6において、記録紙Pの幅方向に5個の第2エアノズル121が配設されており、各第2エアノズル121の開放の寸法は記録紙Pの幅方向が65mmで記録紙Pの厚み方向が3mmに形成されている。
そして、5個の第2エアノズル121は図2及び図3に示す如きダクト122によってファン123が配置されて部分に各々接続されている。
従って、ファン123は5個あり、70mmの軸流ファンである。電力は12W、静圧は500Paである。
以上の構成を有する図1に示す如き画像形成装置において、給紙カセット20内に収容された記録紙Pが給紙手段21により給紙されたことを給紙センサ102が検知すると、制御手段101はファン用スイッチ126に通電する。これにより、各ファン123は回転を開始するが、第2の弁124は図2に示す如く第2エアノズル121を閉鎖した状態になっているので、空気は定着ローラ81の方に送風されずに図2に示す矢印方向の如く定着装置8の外方に吹き出る。その後、搬送された記録紙Pの先端部がニップ部Nの出口部を越えた後に、制御手段101は弁駆動手段125を駆動して第2の弁124を開放する。これにより、第2エアノズル121から空気を例えば20m/sで吐出して記録紙Pに吹き付け、記録紙Pを定着ベルト81から分離する。そして、記録紙Pの後端部がニップ部Nの出口部を越えた後は、制御手段101はファン用スイッチ126の通電を停止すると共に、弁駆動手段125を駆動して第2の弁124を閉鎖する。
なお、第2の弁124は例えば長さ30mm、厚み2mmで樹脂から形成され、支軸を中心に120°回動させることによって開閉する。第2の弁124を弁駆動手段125が駆動するが、弁駆動手段125はステッピングモータと歯車列とから構成され、例えばステッピングモータが300rpmで回転し、増速比2.5倍で第2の弁124を駆動することにより、第2の弁124は約38msで開閉作動する。また、弁駆動手段125はソレノイドやリンク機構等から構成されていてもよい。
また、第2エアノズル121からの吐出圧は400Paであり、吐出風速20〜30m/s、吐出風量は0.025〜0.04m/sである。
また、ファン123は軸流ファンに限定されるものではなく、シロッコファンやクロスフローファン、或いはブロア等でもよく、要は定着ベルト81から先端部が分離された記録紙Pを連続して分離可能な風量等を有する条件を備えていればよい。そして、ファン123の形式によってダクト122の形状が設定される。
なお、図6において、5個の第2エアノズル121が記録紙Pの幅方向に配設されている。そして、第1エアノズル111と同様に、内側に配置された3個の第2エアノズル121aの幅は例えばA4サイズの短辺方向に寸法に相当し、3個の第2エアノズル121aと外側に配置された2個の第2エアノズル121bの幅は例えばA4サイズの長辺方向に寸法に相当する。3個の第2エアノズル121aは3個のファン123に各々連通し、2個の第2エアノズル121bは2個のファン123に各々連通している。A4サイズの記録紙を横送りする場合には制御手段101は第2エアノズル211aに対応するファン用スイッチ124と外側に配置された第2エアノズル211bに対応するファン用スイッチ124の双方に通電する。しかし、A4サイズの記録紙を縦送りする場合には、制御手段101は第2エアノズル211aに対応するファン用スイッチ124のみに通電する。これによってファン123の無駄な回転と分離のための風による定着部材の冷却を抑えてファン123及びハロゲンヒータ82Aの消費電力を減少させることができる。
なお、本願説明書の風量等は、全てA4長辺程度の幅を持つ記録紙に対応した分離動作をさせる場合について記載している。記録紙幅に応じて吐出幅を変える場合は、これに合わせて風量も変えることになる。
以上の如き第1エアノズル111と第2エアノズル121とを有する定着装置8を備えた画像形成装置において、ニップ部Nの出口部を越えた記録紙Pの先端部に対して第1エアノズル111から吐出した空気を吹き付け、記録紙Pを定着ベルト81から分離させる。この際に、第2エアノズル121からも空気を同時に記録紙Pの先端部に対して吹き付けると、第2エアノズル121から吐出する空気が第1エアノズル111から吐出する空気への抵抗となって、記録紙Pの先端部に対する分離性能が悪化する虞があることが実験により判明した。
この実験結果を表1に示す。
Figure 2011085781
この実験において、第1エアノズル111の数値は吐出圧であり、第2エアノズル121の「あり」は空気を23m/sの風速で吐出した状態で、「なし」は空気を全く吐出しない状態である。
分離性能の符号は、◎が分離性能非常に良好、○が分離性能良好、△が分離するが光沢ムラ発生、×が分離せずジャム発生である。
以上の如き記録紙Pの先端部に対する分離性能の悪化を防止するには、第1エアノズル111から空気を吐出するタイミングと第2エアノズル121から空気を吐出するタイミングを適切に設定する必要がある。このようにタイミングを適切に設定する構成を図7のタイミングチャートに基づいて説明する。また、一例としてA4の記録紙Pを100ppmで給送するものとする。
先ず、画像形成に先立って、コンプレッサ116で圧縮した空気をエアタンク115に貯溜しておく。そして、搬送された記録紙Pの先端部がニップ部Nの出口部に達する約15ms前になったら、制御手段101は電磁弁である第1の弁114の開放を開始させ、第1エアノズル111から空気を吐出させる。第1の弁114は約20msで全開になるので、記録紙Pの先端部がニップ部Nの出口部から10mm程度突出したときには、最大流量に上昇する。なお、分離に必要な圧力の2〜3倍の圧力で送風することが望ましく、このようにすることによって第1エアノズル111からの空気が最大流量に上昇する前に、換言すれば記録紙Pの先端部がニップ部Nの出口部から10mmに達する前に分離が開始する。
一方、第2エアノズル121に関しては、前述の如く記録紙Pの先端部がニップ部Nの出口部に達する前からファン123による送風は開始しているが、第2の弁124は閉鎖しているので、記録紙Pの方向には送風されない。これにより、第1エアノズル111から吐出する空気は第2エアノズル121の影響を受けずに効果的に記録紙Pの先端部に届き、確実に分離を行うことができる。
ここで、記録紙Pの先端部がニップ部Nの出口部から5〜10mm突出すれば、ファン123による20m/s程度の送風で、最大付着量のベタ画像が載った坪量80g/m程度の薄い印刷用コート紙でも連続的に分離可能であることが、実験によって確認されている。
そこで、第1の弁114の開放を開始から50msを経過したならば、制御手段101は第1の弁114の閉鎖を開始させる。一方、この第1の弁114の閉鎖開始に先だって制御手段101は弁駆動手段125を介して第2の弁124の開放を開始させる。
このとき、記録紙Pの先端部は10mm以上分離しているので、分離した記録紙Pの先端部には第2エアノズル121から突出した空気が吹き付けられる。従って、第1エアノズル111からの空気の吹き付けがなくても、トナーの粘着力に抗して記録紙Pを分離する力が加わり、記録紙Pは定着ベルト81に付着することがない。なお、実験によれば記録紙Pの先端部が10mm以上巻き付いてから記録紙Pを剥がすと、巻き付け量が増えるにつれて剥離状態の変化に起因すると考えられる画像ムラが発生し、画像品位を低下させることが分かっている。上述の如く、この巻き付き量に達する前に分離を開始すれば、画像ムラの発生は抑えられる。
また、上述の如く第1の弁114の閉鎖し、第2の弁124の開放する際に、第1の弁114の閉鎖過程と第2の弁124の開放過程が重複することになる。このような状態における制御について以下に説明する。
実験によれば、記録紙Pの分離に関し、第1エアノズル111のみを用いた場合は160m/s以上の風速が必要であり、第2エアノズル121のみを用いた場合は20m/s以上の風速が必要である。このとき、軸方向10mm当たりの風量を算出すると、何れも40×10−5/sであることが分かった。なお、この分離に必要な値は、定着装置の寸法、定着ベルト等の離型性能、ニップ部での定着ローラの変形量等によって異なってくる。
そして、第1エアノズル111と第2エアノズル121との合計風量の必要量が40×10−5/s以上であるとき、図8に示すグラフのハッチングのエリアが分離のために必要な合計風量となる。
この合計風量40×10−5/sに関しては常に維持しなければならず、第1の弁114の閉鎖したときも同様である。従って、第1の弁114の閉鎖と第2の弁124の開放のタイミングを適切に設定する必要がある。
このタイミングについて図9のタイミングチャートに基づいて説明する。図9(a)は、T1の時点で第1エアノズル111の第1の弁114の閉鎖の開始と、第2エアノズル121の第2の弁124の開放の開始を同時に行ったタイミングチャートである。第1の弁114が閉鎖するのは約20msと早いが、第2の弁124が開放するのは約38msと遅い。従って、第1エアノズル111からの空気の吐出量の減少に第2エアノズル121からの空気の吐出量の増加が追いつかず、合計風量が分離に必要な40×10−5/sにならない時点が生ずる。
この問題を解決したのが、図9(b)のタイミングチャートである。第1エアノズル111の第1の弁114の閉鎖の開始の時点T1より早い時点T2で、第2の弁124の開放の開始を行えば、合計風量が分離に必要な40×10−5/sに達する。この場合は、時点T2は時点T1より約7ms早いが、合計風量が40×10−5/sとなって余裕がないので、時点T2を時点T1より例えば10ms程度早めて合計風量が40×10−5/s以上になるようにすることが望ましい。
また、第2エアノズル121からの空気の吐出量が分離に必要な風量に上昇した後は、第1エアノズル111からの空気の吐出は不要であるので、この時点で第1の弁114が閉鎖しているように制御する。
第1の弁114を完全に閉鎖した後は第2の弁124の開放を続け、第2エアノズル121からの空気の吐出のみによって分離に必要な風量を維持し、記録紙Pを分離し続ける。そして、記録紙Pの後端部がニップ部Nの出口部を越えたならば、制御手段101は弁制御手段125を介して第2の弁124の閉鎖を開始させる。
以上の如く説明した構成は一実施形態であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、図2及び図3においては第1エアノズル111を定着ローラ83の側に配置し、第2エアノズル121を排紙ガイド板85の側に配置したが、これを逆にして第1エアノズル111を排紙ガイド板85の側に配置し、第2エアノズル121を定着ローラ83の側に配置してもよい。なお、第2エアノズル121を排紙ガイド板85の側に配置した場合は、第2の弁124の支軸も排紙ガイド板85の側に配置した方がよいが、第2エアノズル121を定着ローラ83の側に配置した場合は、第2の弁124の支軸も定着ローラ83の側に配置した方がよい。
また、ダクト122の中で第2の弁124を配置する位置は格別に限定されるものではなく、例えば第2エアノズル121の吐出口の近傍に配置してもよい。
更に、図10及び図11に示す如く、ダクト122の吸入口の近傍に第2の弁224を配置してもよい。
加えて、ニップ部Nに対する第1エアノズル111と第2エアノズル121の先端部の位置は何れか一方がニップ部Nにより接近していてもよいし、双方が同じ位置にあってもよい。
また、第1エアノズル111及び第2エアノズル121の数を5個として説明したが、これらの数は限定されるものではない。
また、第1エアノズル111及び第2エアノズル121を用いる定着装置としては上述の如きベルト定着装置に限定されるものではなく、どのような定着装置であってもよい。例えば、ハロゲンヒータ等の加熱手段を内蔵した定着ローラ(定着部材)と、該定着ローラを加圧する加圧ローラ(加圧部材)とによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録材を挟持・搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式の定着装置あってもよい。
ところで、図1に示す如き画像形成装置の前後にはルーバーが設けられ、ルーバーの開放から吸気された外気は定着装置の上部に配置された導気ダクトを経由して定着装置出口側に位置するファンに導かれる。この導気ダクトは外気によって低温に維持され、定着装置からの熱拡散によるトナー貯溜部等の温度上昇を抑制する。
第1エアノズル111及び第2エアノズル121から吐出された空気は、記録紙搬送ガイドの一部を壁とするダクトによって定着装置出口側の画像形成装置端部に設けられた開放に導かれて排出される。また、この開放に排気ファンを設ければ、効率的に排気でき、定着装置に吹き付けられて温度上昇した空気による装置内熱汚染を最小限に抑えられる。なお、画像読取装置に後処理装置等を接続する場合は、画像形成装置の上面や背面に開放を設けて排気する。
8 定着装置
81 定着ベルト
82 加熱ローラ
83 定着ローラ
84 加圧ローラ
101 制御手段
102 給紙センサ
103 タイマ
111,111b,111c 第1エアノズル
111a ノズル孔
114 第1の弁
115 エアタンク
116 コンプレッサ
121,121a,121b 第2エアノズル
123 ファン
124 第2の弁
125 弁駆動手段
126 ファン用スイッチ
N ニップ部
P 記録紙

Claims (11)

  1. 加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で記録材上のトナー像を定着する定着装置において、
    空気を吐出して前記記録材に対して吹き付け、該記録材を前記定着部材から分離させる第1の吹付手段と第2の吹付手段とを前記ニップ部の出口部近傍に設け、
    前記第1の吹付手段から吐出する空気の風速は前記第2の吹付手段から吐出する空気の風速より大きく、前記第1の吹付手段から吐出する空気の風量は前記第2の吹付手段から吐出する空気の風量より少なく、
    且つ、前記第1の吹付手段は前記記録材の先端部が前記ニップ部の出口部に達する前から空気の吐出を開始し、前記第2の吹付手段は前記記録材の先端部が前記ニップ部の出口部を越えた後に空気の吐出を開始することを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1の吹付手段から吐出する空気の風量は、前記記録材の先端部が前記ニップ部の出口部に達する前から前記記録材を前記定着部材から分離可能な風量に上昇していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第2の吹付手段から吐出する空気の風量が前記記録材を前記定着部材から分離可能な風量に上昇した後は、前記第1の吹付手段からの空気の吐出を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記第1の吹付手段は開閉して空気の吐出を制御する第1の弁を有し、前記第2の吹付手段は開閉して空気の吐出を制御する第2の弁を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第1の弁の閉鎖を開始する前から前記第2の弁の開放を開始することを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記第1の弁の閉鎖を開始した後に、前記第1の吹付手段から吐出する空気の風量と前記第2の吹付手段から吐出する空気の風量の和は前記記録材を前記定着部材から分離可能な風量以上であることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記記録材の後端部が前記ニップ部の出口部に搬送される迄は、前記第2の吹付手段から吐出する空気の風量は前記記録材を前記定着部材から分離可能な風量を維持することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の定着装置。
  8. 前記記録材の後端部が前記ニップ部の出口部を越えた後、前記第2の弁の閉鎖を開始することを特徴とする請求項4〜7の何れか1項に記載の定着装置。
  9. 前記第1の吹付手段はコンプレッサで高圧に生成した空気を吐出し、前記第2の吹付手段はファンにより送風された空気を吐出することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の定着装置。
  10. 前記第1の吹付手段の前記第1の弁は電磁弁であり、前記第2の吹付手段の前記第2の弁はダクト内で開閉作動する開閉弁であることを特徴とする請求項9に記載の定着装置。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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