JP2011085297A - 貯蔵庫の機械室構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントパネルの組付構造を簡素化する。
【解決手段】フロントパネル20は、パネル本体21と、その両端に設けられ機械室15の前面開口部16の両側縁に立てられた支柱70に揺動開閉可能に係合する係合部を備えた一対の合成樹脂製のコーナ体30とからなる。コーナ体30におけるパネル本体21の端縁21Aと突き合わされる端縁の内壁面には、その内壁面に対して所定間隔を開けて対向する複数の対向壁38が、長さ方向に沿って間隔を開けて設けられ、これらの各対向壁38と突き合わせ端縁の内壁面との間に、パネル本体21の端縁21Aが緊密に挿入される挿入溝37が形成される。突き合わせ端縁の内壁面における各対向壁38の間の露出領域に、パネル本体21の端縁21Aに設けられた係止孔27に弾性的に嵌合可能な係止突部45が設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、機械室の前面開口にフロントパネルを開閉可能に装着する部分の構造に関する。
従来この種の機械室構造として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、フロントパネルが、金属板製のパネル本体の左右両端部に、合成樹脂製のコーナ体が装着され、各コーナ体の上端側にはフックが、下端側には係止爪が形成されている。一方、機械室の前面開口の左右両側縁に金属製の支柱が立てられており、フロントパネルは、各コーナ体のフックを対応する支柱の上端に設けられた掛止部に揺動可能に引っ掛け、係止爪を支柱の下端側に設けられた係止開口に差し込んで弾性的に係止することにより、前面開口に対して上縁側を中心とした揺動開閉可能に装着されるようになっている。
特開2002−213858号公報
上記従来のものでは、パネル本体の両端部にコーナ体を取り付けるに当たり、リベットやねじ等の締結部品を用いていたため、締結部品の費用が嵩み、また締結の工数も掛かり、ひいては製造コストが高くつくという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、フロントパネルの組付構造を簡素化するところにある。
本発明の貯蔵庫の機械室構造は、貯蔵庫本体の上面には前面に開口した機械室が設けられ、この機械室の前面開口にフロントパネルが開閉可能に装着されたものであって、前記フロントパネルは、パネル本体と、同パネル本体の両端に設けられ前記機械室の前面開口の両側縁に立てられた支柱に揺動開閉可能に係合する係合部を備えた一対の合成樹脂製のコーナ体とからなり、前記コーナ体には前記パネル本体の端縁が緊密に挿入される挿入溝が設けられ、同挿入溝の一側面には、前記パネル本体の前記端縁に設けられた係止凹部に弾性的に嵌合可能な係止突部が設けられているところに特徴を有する。
フロントパネルを組み付けるには、パネル本体の両端縁を対応するコーナ体の挿入溝に挿入すると、係止突部に乗り上げることで挿入溝を弾性的に広げつつ押し込まれ、所定量押し込まれると、係止凹部が係止突部と対応したところで挿入溝が復元弾力で狭まりつつ係止突部が係止凹部に嵌り、コーナ体がパネル本体の端縁に対して抜け止めされて取り付けられる。このように組み付けられたフロントパネルは、各コーナ体に設けられた係合部を対応する支柱に揺動開閉可能に係合され、すなわちフロントパネルが機械室の前面開口に対して開閉可能に装着される。
フロントパネルを形成するに当たり、パネル本体の端縁を対応するコーナ体の挿入溝に圧入するだけで結合できるようにしたから、従来のリベットやねじを用いて結合する場合と比べて、部品点数と組立工数の削減を図ることができ、もって製造コストの低減に寄与することができる。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記係止突部における前記パネル本体の端縁が挿入される方向と対向する面が、先下がりのテーパ面となっている。パネル本体の端縁がコーナ体の挿入溝に挿入された際に、テーパ面で案内されつつ係止突部にスムーズに乗り上げてその後に係止されるようになり、フロントパネルの組み付けがより能率良く行われる。
(2)前記コーナ体における前記パネル本体の端縁と突き合わされる端縁の内壁面には、その内壁面に対して所定間隔を開けて対向する複数の対向壁が、前記突き合わせ端縁の長さ方向に沿って間隔を開けて設けられ、これらの各対向壁と前記突き合わせ端縁の内壁面との間に前記挿入溝が形成されているとともに、前記突き合わせ端縁の内壁面における前記各対向壁の間の露出領域に、前記係止突部が形成されている。
複数に分割された対向壁を間隔を開けて配することで挿入溝を形成したから、挿入溝が弾性的に広げやすくなって組付作業が容易となる。また、係止突部を、突き合わせ端縁の内壁面における各対向壁の間の露出領域に設けた構造としたから、係止突部の高さを任意に設定できて、掛かり代を十分に取ることができ、またコーナ体を成形する場合の成形型の構造が簡単にできる。
(3)前記フロントパネルが断面コ字形に形成されており、前記コーナ体の上下の内壁面には、前記対向壁と、前記パネル本体の上下の辺に設けられた前記係止凹部に嵌合可能な前記係止突部が設けられ、かつ前記係止突部の方が前記対向壁よりも前記コーナ体の隅部に寄った側に設けられている。
フロントパネルが断面コ字形をなすことに対応して、コーナ体の上下の内壁面にも対向壁と係止突部とが設けられる。一方、パネル本体を断面コ字形に形成する場合、上下の隅の部分で正確に直角が出せない場合があり得る。ここで例えば、パネル本体の上下の隅部で90度未満の曲げ角度となっており、かつ、コーナ体の上下の内壁面には、隅部に寄った位置に対向壁が、先端側に係止突部が設けられた構造であると、パネル本体の端縁の上下の辺が、コーナ体の上下の挿入溝に挿入された場合に、上下の辺の根元側が対向壁で押さえられる一方で、先端側が浮いた状態となり、係止凹部が係止突部に十分に嵌らない場合があり得る。
それに対して本構成では、コーナ体の上下の内壁面において、係止突部の方が対向壁よりもコーナ体の隅部に寄った側に設けられているから、パネル本体の端縁の上下の辺がコーナ体の上下の挿入溝に挿入された場合に、上下の辺の先端側が対向壁で押さえられるために、上下の辺が根元側に向けて内壁面に密着した状態となり、根元側に設けられた係止凹部が係止突部に確実に嵌合する。よって、上下の辺も確実に抜け止めすることができる。
(4)前記対向壁における前記パネル本体の端縁が挿入される方向と対向する端部の内面が、先下がりのテーパ面となっている。パネル本体の端縁が、対向壁のテーパ面で案内されつつ挿入溝にスムーズに挿入され、ひいてはフロントパネルの組み付けがより能率良く行われる。
本発明によれば、フロントパネルの組み付けを少ない部品点数と工数とで行うことができ、もって製造コストの低減に寄与することができる。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の正面図 フロントパネルの背面から見た斜視図 フロントパネルにおけるパネル本体とコーナ体との結合構造を示す斜視図 コーナ体の側面図及び部分拡大図 同正面図 同拡大平面図 支柱の斜視図 パネル本体の端縁を挿入溝に挿入する動作を示す断面図 その挿入完了後の断面図 フロントパネルが開放位置に保持された状態の側断面図 図10の部分拡大図 フロントパネルが閉鎖位置に保持された状態の側断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図12に基づいて説明する。この実施形態では、2ドアの縦型冷蔵庫を例示している。
図1において、冷蔵庫本体10は前面開口の縦長の断熱箱体で構成され、内部が貯蔵室となっており、その貯蔵室の前面開口は上下2個の出入口に仕切られてそれぞれ揺動開閉式の断熱扉11が装着されているとともに、底面の四隅に配された脚12によって支持されている。
冷蔵庫本体10の上面には機械室15が形成され、同機械室15に設置された冷凍装置が貯蔵室内に装備された冷却器と冷媒配管で接続され、冷凍装置の運転に伴い冷却器で生成された冷気が貯蔵室内に循環供給されることで、貯蔵室内が冷却されるようになっている。
機械室15の構造を説明する。冷蔵庫本体10の上面の四隅には、金属製の支柱が立てられ、これらの支柱を介して左右の側面と後面とにパネルが張られることによって、上面と前面とに開口した機械室15が形成されており、この機械室15の前面開口部16に、フロントパネル20が開閉可能に装着されるようになっている。換言すると、前面開口部16の左右両側縁には、詳しくは後記する支柱70が立てられており、フロントパネル20は、左右の支柱70に対して開閉可能に装着されるようになっている。
フロントパネル20は、図2及び図3に示すように、ステンレス鋼板等の金属板製のパネル本体21の左右両端に、合成樹脂製のコーナ体30が一体的に組み付けられて構成されている。
パネル本体21は、機械室15の前面開口部16のほぼ全高に匹敵する縦幅と、同前面開口部16の間口よりも若干狭い横幅とを持った正面板22を有し、この正面板22の上下両縁に、裏側に向けて直角曲げされた上面板23と下面板24とが形成され、上面板23の先端部はさらに下向きに直角曲げされている。また、正面板22の中央高さ部分の所定高さ領域(全高の略1/3の高さ領域)が、裏側に円弧形をなして凹んだ円弧形凹面25とされている。
コーナ体30は、上記したように合成樹脂材の成形品であって、左右対称形状をなすものが一対備えられており、図3ないし図6に示すように、上記したパネル本体21の左右の端面を覆って被着されるキャップ部31と、機械室15の前面開口部16の左右の支柱70に取り付けられる取付板50とが一体に形成されている。
キャップ部31は、基板32の周縁に周壁を巡らせた縦長の略浅皿状に形成されており、同キャップ部31における前面壁33Fから上面壁33Uと下面壁33Dに亘る内側に、パネル本体21における左右の端縁21Aが嵌められるようになっている。そのため、パネル本体21の形状に倣って、前面壁33Fの上下の隅部には丸みが付されているとともに、同前面壁33Fの中央高さ領域に、裏側に円弧形をなして凹んだ円弧形凹部34Aが形成されている。後面壁33Rについては、後述する。
キャップ部31の基板32における前縁、上縁及び下縁に沿った位置には、前面壁33F、上面壁33U及び下面壁33Dと間隔を開けて対向して、パネル本体21の端縁21Aが挿入される挿入溝37を形成するべく複数の対向壁38が立てられている。なお、キャップ部31の前面壁33F、上面壁33U及び下面壁33Dを併せて挟持壁35ということがある。
対向壁38は、前面壁33Fにおける上下の直線部34Bの裏側に3箇所ずつ、同前面壁33Fの円弧形凹部34Aの裏側に1箇所、また、上面壁33Uと下面壁33Dの奥端寄りの位置の裏側に1箇所ずつと、都合9箇所に設けられている。
対向壁38の基本的な形状は、上記した挟持壁35の2倍弱の高さを持った正面方形で、同挟持壁35よりも少し厚肉の板状に形成されており、ただし挟持壁35と対向する側の面では、基端から少し立ち上がった位置から突出端に向けて次第に薄肉とされたテーパ状とされ、かつ幅方向の中央部では、突出端から基端に至る全高に亘って肉抜き溝39が切られている。言い換えると、対向壁38における挟持壁35と対向する側の面の肉抜き溝39を挟んだ両側縁部には、基端側に厚肉の挟持面40が、そこから突出端に向けて先細りのテーパ状となった誘導面41が形成されている。
対向壁38は、幅が大小相違することによって3種類が備えられている。前面壁33Fにおける上下の直線部34Bの裏側にはそれぞれ、3枚ずつの大対向壁38Lが、前面壁33Fの長さ方向に間隔を開けて形成されている。同前面壁33Fの円弧形凹部34Aの裏側には、中対向壁38Mが形成されている。また、上面壁33Uと下面壁33Dの奥端寄りの位置の裏側には、それぞれ小対向壁38Sが形成されている。なお、中対向壁38Mの表面側には、左右一対の補強リブ42が形成されている。
ここで各対向壁38は、その挟持面40と対向した挟持壁35との間に、パネル本体21の端縁21Aの厚さとほぼ等しい間隔を開けて設けられ、これにより、コーナ体30における挟持壁35と各対向壁38との間には、奥側においてパネル本体21の端縁21Aが緊密に挿入される挿入溝37が形成されている。
上記した挿入溝37の一側面を構成する挟持壁35の内面には、パネル本体21の端縁に係止して抜け止めする複数の係止突部45が形成されている。係止突部45は、前面壁33Fの上下の直線部34Bの内面のうち、大対向壁38Lの形成位置の間の2箇所ずつと、上面壁33Uと下面壁33Dにおける小対向壁38Sの形成位置の表側の1箇所ずつの計6箇所に形成されている。係止突部45はより詳細には、図8に示すように、パネル本体21の板厚よりも若干背の高い方形のブロック状をなし、挟持壁35の奥行方向のほぼ中央部に形成されており、奥側の面が直角に切り立った係止面46で、手前側の面がテーパ状のガイド面47となっている。
一方、パネル本体21における正面板22から上下面板24に亘る左右の端縁21Aには、図3に示すように、上記した各係止突部45と対応してそれらが緊密に嵌合する角孔からなる係止孔27が、6個ずつ形成されている。
既述したように、機械室15の前面開口部16の左右の両側縁には支柱70が立てられており、フロントパネル20の左右両端に設けられたコーナ体30の取付板50が、対応する支柱70に対して揺動開閉可能に装着されるようになっている。
支柱70は、図7に示すように金属製のアングル材を立てたような形状であって、幅狭の前板71の一側縁から幅広の側板72が直角曲げされた形状であり、左右対称となっている。前板71から側板72に亘る上下両縁には、それぞれ取付板73が内側に直角曲げされて形成されており、各支柱70は冷蔵庫本体10の上面における手前側の左右の隅部に立てられて、下側の取付板73をねじ止めすることで固定されている。
両支柱70の側板72は、サイドパネルの前端側を固定することに適用され、また上側の取付板73は、天面パネルを張る場合等に適用される。
一方、支柱70の前板71が、フロントパネル20のコーナ体30を装着することに適用される。そのため、前板71の上端部から上側の取付板73に亘る角の部分で、かつ幅方向の中央部から少し開放縁側に寄った位置に、所定幅で側面L形をなすように切り欠かれた掛止溝75が形成されている。掛止溝75の下縁には第1突片76が内側に向けて直角に切り起こし形成されている。
前板71における下端よりも所定寸法上方で、かつ上記の掛止溝75の直下に対応する位置には、やや縦長の角孔からなる係止開口77が形成されている。係止開口77の上縁には、第2突片78が内側に向けて直角に切り起こし形成されている。
フロントパネル20のコーナ体30の取付板50側の構造について、図3、図4に戻って説明する。コーナ体30のキャップ部31の後面壁33Rは、上記した挟持壁35よりも厚肉でかつ所定寸法背が高い形状である。但し、同後面壁33Rの下端部の所定領域が、挟持壁35よりも少し背が高い程度まで段差状に高さが抑えられた低位部49となっており、逆に下面壁33Dの奥側の略半分の領域が、上記の低位部49と同じまで背が高くされている。また、上面壁33Uの奥側の略半分の領域も、下面壁33Dの背が高くされた部分と同程度に背が高くされている。
キャップ部31の後面壁33Rにおける上記した低位部49を除いた領域の上縁には、そのほぼ全高に亘り、裏側に向けて直角曲げされた形態で取付板50が形成されている。この取付板50は、後面壁33Rのほぼ2倍の厚さを持ち、かつキャップ部31の奥行のほぼ半分の突出幅を有している。また、同取付板50は、支柱70の前板71の高さに匹敵する高さ寸法となっている(図12参照)。
取付板50の上端には、上記した支柱70の前板71に形成された掛止溝75に掛止されるフック51が、裏側に向けて突出形成されている。フック51は、取付板50と同じ厚さを持ち、下向きの鈎形をなしており、水平部52Aの根元の上面に凹溝53が形成されているとともに、垂直部52Bの下端の外面側が先細りのテーパ面54とされている。また、垂直部52Bの内側には、手前側が一段低くなった段付き溝55が形成されている。
一方、取付板50における下端から所定寸法上方位置には、支柱70の前板71に形成された係止開口77に係止されるホルダ57が形成されている。このホルダ57は、弾性係止片58と規制部64とから構成されている。
弾性係止片58は、取付板50の端縁から内部の奥縁寄りの位置に向けて2本のスリット59が互いに平行な水平姿勢をなして入れられることによって、同2本のスリット59の間に腕部60が形成され、この腕部60の先端側は取付板50の端縁から若干突出するように延出形成され、腕部60の延出端の上面に、略半円形をなす係止頭部61が形成された形状である。ここで図4に示すように、取付板50の端縁から係止頭部61の頂上61Aに至る水平方向の寸法xが、図12に示すように、支柱70の前板71の裏面から、係止開口77の上縁に裏向きに突出形成された第2突片78の突出端までの寸法Xよりも少し大きく形成されている。
両スリット59の奥端の外側には、スリット59の幅よりも大きい直径の円形孔62が連設されており、これにより腕部60の根元の両側面に丸みが付けられた形態となっている。
上記した弾性係止片58の形成位置の下方には、スリット59の幅に匹敵する間隔を開けて規制部64が突出形成されており、この規制部64は、弾性係止片58の係止頭部61を受けて腕部60が過度に撓むことを規制するように機能する。規制部64の下面には、先細りのテーパ状となったガイド面65が形成されている。
このようにホルダ57を構成する弾性係止片58の係止頭部61と規制部64とが、支柱70の前板71の係止開口77に併せて嵌合可能となっており、係止頭部61の頂上61Aと規制部64の下面の根元位置との間の高さ方向の寸法が、第2突片78の下面と係止開口77の下縁との間の高さ方向の寸法よりも少し大きくなるように設定されている。
なお、取付板50の内面側には、フック51とホルダ57の各形成位置の間の領域と、ホルダ57の形成位置の下方領域において、肉抜きされた凹部67が形成されている。
また、一部既述したように、取付板50は、キャップ部31の背の高い後面壁33Rの突出端から裏側に向けて直角曲げされて形成され、言い換えると、図6に示すように、取付板50は、キャップ部31の基板32の外面から寸法yだけ内方に引っ込んで形成されている。これにより、コーナ体30の裏側には、取付板50の全高の外側に位置して、操作者の手の指を挿入可能とした操作用凹部68が形成されている。
続いて、作用を説明する。まず、フロントパネル20が以下のようにして組み付けられる。図3に示すように、パネル本体21の左右両側に左右の各コーナ体30が配され、図8の矢線に示すように、パネル本体21の端縁21Aがコーナ体30のキャップ部31に形成された挿入溝37に挿入される。パネル本体21の端縁21Aは、対向壁38の誘導面41に沿うようにして挿入溝37に導かれ、係止突部45のカイド面47に当たったのちさらに押し込まれると、挿入溝37を弾性的に広げつつ係止突部45に乗り上げる。所定量押し込まれて、係止孔27が係止突部45の位置に至ると、図9に示すように、挿入溝37が復元弾力で狭まりつつ係止突部45が係止孔27に嵌り、コーナ体30は、キャップ部31がパネル本体21の端面を覆った形態で、パネル本体21の端縁21Aに対して抜け止めされて取り付けられる。パネル本体21の左右両端縁21Aに上記の要領で対応するコーナ体30が組み付けられることで、図2に示すようにフロントパネル20が形成される。
フロントパネル20を機械室15の前面開口部16に装着する形態は以下のようである。装着に当たっては、フロントパネル20が斜め姿勢とされて、左右両コーナ体30の取付板50の上端に設けられたフック51が、対応する支柱70のL形の掛止溝75に入れられる。そののち、図10及び図11に示すように、下部を手前側に持ち上げてフロントパネル20を略水平姿勢に揺動したのち、フック51を前方に押し込んでその根元の凹溝53を掛止溝75の前縁に入れると、併せて掛止溝75の下縁から裏側に切り起こされた第1突片76で取付板50の上端部が受けられることにより、フロントパネル20が自重によって同図の時計回り方向に揺動することが規制され、すなわちフロントパネル20は、略水平姿勢を取って開放した状態に保持される。
フロントパネル20を閉鎖するには、図10及び図11に示す開放状態から、両側のコーナ体30を操作用凹部68に指を入れつつ摘み、まずフロントパネル20を手前に引いて、凹溝53を掛止溝75の前縁から外す。そうすると、掛止溝75の下縁の第1突片76が段付き溝55に進入しつつ、フロントパネル20が同第1突片76を中心として時計回り方向の揺動可能となるから、コーナ体30の下端部を指で摘んで支えつつ、フロントパネル20を次第に起立姿勢を取るように揺動させる。
フロントパネル20が起立姿勢に近づくと、両コーナ体30に設けられたホルダ57、詳細には弾性係止片58の係止頭部61と規制部64とが、対応する支柱70の前板71の係止開口77に進入し、弾性係止片58の腕部60が下方に弾性撓みしつつ、係止頭部61が係止開口77の上縁から裏側に切り起こされた第2突片78の下面を摺接し、規制部64ともども押し込まれる。図12に示すように、フロントパネル20が起立姿勢を取って、コーナ体30の取付板50の端縁が支柱70の前板71に当たった状態になると、規制部64の下面の根元が係止開口77の下縁に押し付けられるとともに、弾性係止片58の係止頭部61の頂上61Aが第2突片78の先端を通過することで、腕部60が少し上方に弾性的に復動しつつ、係止頭部61の頂上61Aから少し手前側に降った位置に第2突片78の先端が係止して抜け止めされる。一方、上端側では、掛止溝75の下縁の第1突片76が、フック51の段付き溝55の全幅に緊密に嵌ることでがた詰めされ、これによりフロントパネル20が閉鎖位置に保持された状態となる。
再び、フロントパネル20を開く場合は、図12の状態から、両側のコーナ体30を摘んでフロントパネル20の下端部を手前側に持ち上げると、弾性係止片58の係止頭部61の上面が半円形状で、頂上61Aの手前側が言わば順テーパ形状となっているから、所定以上の力で引っ張れば、腕部60を下方に弾性撓みさせて係止頭部61を第2突片78の下面に摺接させつつ、規制部64ともども係止開口77から手前側に抜き取ることができる。引き続いて下部側を持ち上げて略水平姿勢としたのち、上記したようにフック51を掛止溝75内に押し込んで、図10及び図11に示すように、根元の凹溝53を掛止溝75の前縁に入れることで、開放位置に保持することができる。
以上のように本実施形態によれば、フロントパネル20を形成するに当たり、パネル本体21の端縁21Aを、対応するコーナ体30のキャップ部31に形成された挿入溝37に圧入するだけで結合できるようにしたから、従来のリベットやねじを用いて結合する場合と比べて、部品点数と組立工数の削減を図ることができ、もって製造コストの低減に寄与することができる。
コーナ体30の挿入溝37に設けられた係止突部45は、パネル本体21の端縁が挿入される方向と対向する面が、先下がりのテーパ状をなすガイド面47とされているから、パネル本体21の端縁21Aが挿入溝37に挿入された際に、ガイド面47で案内されつつ係止突部45にスムーズに乗り上げてその後に係止されるようになり、フロントパネル20の組み付けがより能率良く行われる。
コーナ体30のキャップ部31の挿入溝37は、挟持壁35の内側に複数枚に分割された対向壁38を間隔を開けて配することで形成したから、挿入溝37が弾性的に広げやすくなってパネル本体21の端縁21Aの挿入作業がしやすくなる。また係止突部45を、挿入溝37の側面である挟持壁35の内面のうち、各対向壁38の間の露出領域に設けた構造としたから、係止突部45の高さを任意に設定できて、掛かり代を十分に取ることができ、またコーナ体30を成形する場合の成形型の構造も簡単にできる。
なお、フロントパネル20が断面コ字形をなすことに対応して、図4に示すように、コーナ体30のキャップ部31の上面壁33Uと下面壁33Dにも、小対向壁38Sと係止突部45とが設けられている。一方、パネル本体21を断面コ字形に形成する場合、上下の隅の部分で正確に直角が出せない場合があり得る。ここで例えば、パネル本体21の上下の隅部で90度未満の曲げ角度となっており、かつ、コーナ体30の上下の内壁面には、隅部に寄った位置に小対向壁38Sが、先端側に係止突部45が設けられた構造であると、パネル本体21の上面板23と下面板24の端縁が、コーナ体30の上下の挿入溝37に挿入された場合に、上面板23と下面板24の端縁の根元側が小対向壁38Sで押さえられる一方で、先端側が浮いた状態となり、係止凹部27が係止突部45に十分に嵌らない場合があり得る。
それに対してこの実施形態では、コーナ体30のキャップ部31の上面壁33Uと下面壁33Dにおいて、係止突部45の方が小対向壁38Sよりもキャップ部31の隅部に寄った側に設けられているから、パネル本体21の上面板23と下面板24の端縁が上下の挿入溝37に挿入された場合に、上面板23と下面板24の端縁の先端側が小対向壁38Sで押さえられるために、上面板23と下面板24の端縁が根元側に向けて、上面壁33Uと下面壁33Dの内面に密着した状態となり、根元側に設けられた係止凹部27が係止突部45に確実に嵌合する。よって、上面壁33Uと下面壁33Dも確実に抜け止めされる。
また、各対向壁38におけるパネル本体21の端縁21Aが挿入される方向と対向する端部の内面を、先下がりのテーパ状をなす誘導面41としたから、パネル本体21の端縁が、対向壁38の誘導面41で案内されつつ挿入溝37にスムーズに挿入され、ひいてはフロントパネル20の組み付けがより能率良く行われる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)パネル本体の端縁に設けられる係止凹部は、コーナ体に設けられた相手の係止突部が嵌った場合に所定の掛かり代が得られる限り、上記実施形態のように貫通孔でなく、凹み形成された有底の凹部であってもよい。
(2)コーナ体に設けられる挿入溝は、全長に亘って2枚の壁が間隔を開けて対向して配されることによって形成されていてもよい。
(3)コーナ体を支柱に対して揺動開閉可能に装着する部分の構造については、上記実施形態に例示したものに限らず、適宜に変更し得るものである。
(4)本発明は、上記実施形態に例示した冷蔵庫に限らず、冷凍冷蔵庫、恒温高湿庫等の他の形式の冷却貯蔵庫等、要は、貯蔵庫本体の上面に前面に開口した機械室が設けられて、同機械室の前面開口にフロントパネルが開閉可能に装着された構造の貯蔵庫全般に広く適用することができる。
10…貯蔵庫本体 15…機械室 16…前面開口部(機械室の前面開口) 20…フロントパネル 21…パネル本体 21A…(パネル本体21の)端縁 27…係止孔(係止凹部) 30…コーナ体 35…挟持壁 37…挿入溝 38…対向壁 40…挟持面 41…誘導面(テーパ面) 45…係止突部 47…ガイド面(テーパ面) 51…フック(係合部) 57…ホルダ(係合部) 70…支柱

Claims (5)

  1. 貯蔵庫本体の上面には前面に開口した機械室が設けられ、この機械室の前面開口にフロントパネルが開閉可能に装着されたものであって、
    前記フロントパネルは、パネル本体と、同パネル本体の両端に設けられ前記機械室の前面開口の両側縁に立てられた支柱に揺動開閉可能に係合する係合部を備えた一対の合成樹脂製のコーナ体とからなり、
    前記コーナ体には前記パネル本体の端縁が緊密に挿入される挿入溝が設けられ、同挿入溝の一側面には、前記パネル本体の前記端縁に設けられた係止凹部に弾性的に嵌合可能な係止突部が設けられていることを特徴とする貯蔵庫の機械室構造。
  2. 前記係止突部における前記パネル本体の端縁が挿入される方向と対向する面が、先下がりのテーパ面となっていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫の機械室構造。
  3. 前記コーナ体における前記パネル本体の端縁と突き合わされる端縁の内壁面には、その内壁面に対して所定間隔を開けて対向する複数の対向壁が、前記突き合わせ端縁の長さ方向に沿って間隔を開けて設けられ、これらの各対向壁と前記突き合わせ端縁の内壁面との間に前記挿入溝が形成されているとともに、前記突き合わせ端縁の内壁面における前記各対向壁の間の露出領域に、前記係止突部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の貯蔵庫の機械室構造。
  4. 前記フロントパネルが断面コ字形に形成されており、前記コーナ体の上下の内壁面には、前記対向壁と、前記パネル本体の上下の辺に設けられた前記係止凹部に嵌合可能な前記係止突部が設けられ、かつ前記係止突部の方が前記対向壁よりも前記コーナ体の隅部に寄った側に設けられていることを特徴とする請求項3記載の貯蔵庫の機械室構造。
  5. 前記対向壁における前記パネル本体の端縁が挿入される方向と対向する端部の内面が、先下がりのテーパ面となっていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の貯蔵庫の機械室構造。
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