JP2011085294A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮式サイクルと自然循環式サイクルを併設し、冷暖房能力を発揮させるとともに、室温以下の外気温度とその室温との差が小さいときでも除湿能力を高めること。
【解決手段】圧縮機1、第1の流路切替弁2、熱源側熱交換器4、第1の流量調整弁5、第2の利用側熱交換器7、第2の流量調整弁9、第3の利用側熱交換器8の順に接続する環状サイクルを形成し、第1の流路切替弁2に加えて、その第1の流路切替弁2と熱源側熱交換器4の間に第2の流路切替弁3を新たに設け、第2の流路切替弁3と第1の流量調整弁5の間に新たに第1の利用側熱交換器6を設ける構成とする。この構成によって、冷/暖房ピーク時には、すべての熱交換器を用いて圧縮式サイクルを形成し、自然循環式サイクルと圧縮式サイクルを併用して外気温度と室温の差が小さいときでも除湿能力を確保する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば住宅や事務所ビルなどの空調システムと給湯空調システムに係り、自然循環式サイクルと圧縮式サイクルにより、冷房(冷却)、暖房(加熱)、等温除湿(冷却除湿・再加熱)、外気冷房(外気冷却)、自然循環式・圧縮式併用等温除湿(自然循環式・圧縮式併用冷却除湿・再加熱)の運転が可能な空調システム、又は給湯空調システムをも含めた統合システムを効率的に稼働させるシステムに関する。
圧縮機を使用しない自然循環運転と圧縮機による強制循環運転とを使い分ける空気調和装置の従来技術として、例えば、特許文献1に示すように、膨張弁をバイパスする膨張弁バイパス回路を設け、外気温度と室内温度に基づいて膨張弁バイパス回路に切り換えて自然循環運転を行うことにより、年間消費電力を低減しようとする技術が開示されている。この特許文献1によると、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、凝縮器よりも下方に配置した蒸発器と、蒸発器、圧縮機、および凝縮器に接続する回路接続手段と、膨張弁をバイパスする膨張弁バイパス回路とを備え、自然循環式サイクルでの運転の際には膨張弁バイパス回路に接続すると共に回路接続手段で蒸発器と凝縮器を接続して冷媒回路を構成し、圧縮式サイクル運転の際には膨張弁に接続すると共に回路接続手段で蒸発器と圧縮機を接続して冷媒回路を構成する空気調和機が示されている。そして、この特許文献1には、外気温度と室内温度に応じて自然循環式サイクルと圧縮式サイクルを切り替えることが開示され、室内温度が室外温度よりも高い場合に自然循環式サイクル運転をすることで年間消費電力を大幅に削減できる旨が開示されている。
また、自然循環式サイクルと圧縮式サイクル(強制循環式サイクル)とを併用する空気調和装置の他の従来技術として、例えば、特許文献2には、室外熱交換器より低い位置にある室内熱交換器を、冷媒配管にて室外熱交換器に環状に接続し、冷媒配管の途中に膨張弁を設けて、室外熱交換器を別装置の圧縮冷凍機の蒸発熱交換器と密結合して、冷媒凝縮過程を効率化して冷却除湿能力を高めることが提案されている。
そして、この特許文献2には、冷媒圧縮強制循環の空気調和装置の室内熱交換器に冷媒自然循環冷却除湿装置の室内熱交換器を併設し、暖房室内熱交換器に冷媒自然循環冷却除湿装置の室内熱交換器を併設して除湿暖房機能を付加する技術も開示されている。さらに、自然循環式サイクルの室外熱交換器(凝縮器)を圧縮式サイクルの蒸発器と密接させ室外熱交換器を効率良く冷却することで、室温と外気の温度差が小さい場合にも、冷却除湿能力を確保する旨が開示されている。さらに、自然循環式サイクルとは別に圧縮式サイクルを併設し、自然循環式サイクルで室内熱交換器を用いて冷却除湿を行うと同時に、圧縮式サイクルで暖房運転し.暖房除湿運転を可能することが提案されている。
特開平11−182895号公報 特開平10−300128号公報
ところで、近年、一般の住宅では高断熱・高気密化が進み、暖房負荷が減少している。すなわち、小さい能力の空気調和装置で暖房することが可能となり、空調にかかる消費電力を抑えることができるようになった。しかしながら、冷房負荷は増大する傾向にあり、特に、中間期における潜熱負荷を除去するために室内露点以下まで蒸発温度を下げた運転を行いながら、部屋を冷やし過ぎないように再加熱する再熱除湿をする必要があり、消費電力が増大している。
また一方で、空気調和機による冷暖房並びに除湿運転の外に、多熱源・多温度空調システム、すなわち太陽熱、地熱、バイオマスエネルギー等の再生可能エネルギをも利用して空気調和運転(冷房運転、暖房運転、冷房等温除湿運転、暖房等温除湿運転、外気冷房運転、外気等温除湿運転)を実施して省エネ性を確保することが求められている。
そこで、夏期と冬期の中間期などのように外気温度が低い時期に効率の良い運転として、上記の特許文献1,2に挙げるような空気調和装置が提案されているが、上記の特許文献1では、外気温に応じて自然循環式サイクルと圧縮式サイクルを切り替えることで省エネ運転が可能であるが、暖房運転や等温除湿運転については記載されておらず、運転汎用性についての配慮がされていない。
また、特許文献2では、自然循環式サイクルと圧縮式サイクルを併設しており、冷房及び暖房ピーク時には自然循環式サイクルが使用される構成とはなっておらず、熱交換機能が有効に活用され得ない。さらに、引用文献2に示す併用空調機において、外気温が室温以下となり、自然循環式による外気冷房運転を行う場合、外気温度が室内の露点温度以上のときに除湿能力が得られないという課題が生じる。
本発明は、圧縮式サイクルと自然循環式サイクルとを併設した空気調和装置において、冷暖房のピーク時に圧縮式サイクルを利用して冷暖房能力を発揮させるとともに、外気温度が室内温度以下の場合に、自然循環式サイクルと圧縮式サイクルを併用することで、外気温度と室内温度の差が小さいときでも除湿能力を高め、さらに、再生可能エネルギを活用して空調機能の省エネ性を確保する空気調和装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
圧縮機と、熱搬送媒体と熱交換させて熱を利用する3つの利用側熱交換器と、前記利用側熱交換器への熱を吸放熱するために熱搬送媒体と熱交換する熱源側熱交換器と、冷媒の流路方向を切り替える2つの流路切替弁と、冷媒の圧力又は流量を調整する2つの流量調整弁と、を備え、前記圧縮機、前記2つの流路切替弁の内の第1の流路切替弁、前記熱源側熱交換器、前記2つの流量調整弁の内の第1の流量調整弁、前記3つの利用側熱交換器の内の第2の利用側熱交換器、第2の流量調整弁、第3の利用側熱交換器、前記圧縮機の順に接続する環状サイクルを形成し、前記第1の流路切替弁は、前記圧縮機から前記熱源側熱交換器への流路と、前記圧縮機から前記第3の利用側熱交換器への流路を切替えるために、前記圧縮機と前記熱源側熱交換器の間と前記圧縮機から前記第3の利用側熱交換器の間に設けられ、
前記第1の流路切替弁と前記熱源側熱交換器の間と、前記第1の流量調整弁と前記第2の利用側熱交換器の間に、前記2つの流路切替弁の内の第2の流路切替弁を設け、前記第2の流路切替弁と前記第1の流量調整弁の間に前記3つの利用側熱交換器の内の第1の利用側熱交換器を設ける構成とする。
また、前記空気調和装置において、前記第2の流路切替弁の切り替えによって、前記圧縮機、前記第1の流路切替弁、前記第2の流路切替弁、前記熱源側熱交換器、第1の流量調整弁、前記第1の利用側熱交換器、第2の利用側熱交換器、前記第2の流量調整弁、第3の利用側熱交換器、前記圧縮機から形成される大ループと、前記圧縮機、前記第1の流路切替弁、前記第2の流路切替弁、第2の利用側熱交換器、前記第2の流量調整弁、第3の利用側熱交換器、前記圧縮機からなる第1の小ループ、及び前記第2の流路切替弁、前記熱源側熱交換器、第1の流量調整弁、前記第1の利用側熱交換器、前記第2の流路切替弁からなる第2の小ループから形成される小ループと、を構成する。
また、前記空気調和装置において、前記第1〜第3の利用側熱交換器を用いて冷却除湿と再加熱を行う再熱除湿運転モードの実行の際に、外気温度に基づいて、前記第2の流路切替弁の流路切り替えと、前記第1の流量調整弁及び第2の流量調整弁の開度調整によって、前記大ループを形成する圧縮機による単独運転と、前記第1の小ループを形成する圧縮機による単独運転と前記第2の小ループを形成する自然循環式運転との併用運転と、のいずれかの運転を選択可能とする構成とする。
また、前記熱源側熱交換器は、前記第1の利用側熱交換器よりも高い位置に配置される構成とする。さらに、前記第1〜第3の利用側熱交換器を用いて冷却除湿と再加熱を行う再熱除湿運転モードの実行の際に、外気温度に基づいて、前記第2の流路切替弁の流路切り替えと、前記第1の流量調整弁及び第2の流量調整弁の開度調整によって、前記大ループを形成する圧縮機による単独運転と、前記第1の小ループを形成する圧縮機による単独運転と、のいずれかの運転を選択可能とする構成とする。さらに、前記第1〜第3の利用側熱交換器を用いて冷却除湿と再加熱を行う再熱除湿運転モードの実行の際に、外気温度に基づいて、前記第2の流路切替弁の流路切り替えと、前記第1の流量調整弁及び第2の流量調整弁の開度調整によって、前記第1の小ループを形成する圧縮機による単独運転と、前記第2の小ループを形成する自然循環式運転と、のいずれかの運転を選択可能とする構成とする。
また、前記空気調和装置において、前記熱源側熱交換器に対して、他の熱源システムの吸熱部を並列に接続する構成とする。さらに、前記第1、第2及び第3の利用側熱交換器は、利用側送風機による空気の流れ方向に並行して配置されている構成とする。さらに、前記第1、第2及び第3の利用側熱交換器は、液配管を介してそれぞれ二次の利用側熱交換器と並列に設置され、前記二次の利用側熱交換器は熱搬送媒体と熱交換されて熱利用される構成とする。
本発明によれば、利用側熱交換器と冷媒流路切替弁の配置構成、及びこれらの動作態様に工夫を凝らすことによって、冷房及び暖房ピーク時には冷房能力及び暖房能力を大いに発揮させることができ、さらに、外気温が室内温度以下の場合であって外気温度と室内温度の差が小さいときにおいても除湿能力を確保することができる。
また、再生可能エネルギを活用して空調機能の省エネ性を図ることができ、年間を通して消費電力の少ない空調を可能とすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置を構成する各構成要素とそれらの接続関係を表す基本構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(冷房、暖房)における各構成要素の動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(冷房、暖房)における冷媒流れと熱搬送媒体(空気)流れを示す動作図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(冷却除湿・再加熱(冷・暖房大ループ))における各構成要素の動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(冷却除湿・再加熱(冷・暖房大ループ))における冷媒流れと空気流れを示す動作図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(冷却除湿・再加熱(冷・暖房小ループ))における各構成要素の動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(冷却除湿・再加熱(冷・暖房小ループ))における冷媒流れと空気流れを示す動作図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(外気冷却)における各構成要素の動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(外気冷却)における冷媒流れと空気流れを示す動作図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(外気冷却・冷却除湿・再加熱)における各構成要素の動作を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の運転モード(外気冷却・冷却除湿・再加熱)における冷媒流れと空気流れを示す動作図である。 本発明の第2の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例1のブロック図である。 第2の実施形態に係る空気調和装置における各運転モードでの運転可能領域を表す図である。 第2の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例2のブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例1のブロック図である。 第3の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例2のブロック図である。 第3の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例3のブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示すブロック図である。
[本発明の第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の構成、機能及び動作に関する概要について、図1を用いて説明する。図1において、1は冷媒用の容量可変型圧縮機、2及び3は四方弁等からなり流路方向を切替えるための第1の流路切替弁および第2の流路切替弁、4は利用側への熱を吸放熱するために空気や水と熱交換する熱源側熱交換器、5は圧縮式サイクルでは膨張弁として自然循環式サイクルでは流量調整弁として作用する第1の流量調整弁、6から8は空気や水などの熱搬送媒体と熱交換させて熱を利用するための第1から第3の利用側熱交換器、9は膨張弁などの第2の流量調整弁、をそれぞれ表す。
また、上記の各構成要素(機器)の内で冷凍サイクルを構成する構成要素については冷媒配管10から16でそれぞれ接続される。すなわち、第1の流路切替弁2は、圧縮機1の吐出配管と吸込配管および冷媒配管10,16の一方と接続され、第2の流路切替弁3は冷媒配管10,11,14,15の一方と接続される。また、冷媒配管11の他方は熱源側熱交換器4と接続され、冷媒配管14の他方は第1の利用側熱交換器6と接続され、冷媒配管15の他方は第2の利用側熱交換器7と接続されている。
また、冷媒配管12は一方を熱源側熱交換器4、他方を第1の流量調整弁5と接続され、冷媒配管13は一方を第1の流量調整弁5、他方を第1の利用側熱交換器6と接続され、冷媒配管16は、一方を第3の利用側熱交換器8、他方を第1の流路切替弁2と接続されている。
また、熱源側熱交換器4は、自然循環式サイクルの際、液化した冷媒を第1の利用側熱交換器6へ戻すため、第1の利用側熱交換器6よりも高低差で高い位置に設置されている。
ここにおいて、従来の汎用的な冷凍サイクルについて、図1を参照して説明すると、この汎用的冷凍サイクルは、圧縮機1と、第1の流路切替弁2と、熱源側熱交換器4と、流量調整弁5と、利用側熱交換器7,8と、流量調整弁9と、から構成されるものであって、除湿サイクルにおいては、第1の流路切替弁2の切り替えと、流量調整弁5と9の全開調整と絞り調整とによって、冷却除湿・再加熱(冷房サイクル利用)、冷却除湿・再加熱(暖房サイクル利用)、自然循環式除湿、の3つの除湿モードを形成するものであった。
本発明の第1の実施形態の主たる特徴について端的に云えば、図1を参照すると、第2の流路切替部3と第1の利用側熱交換器6とを図示のような位置に新たに設置し、これらを適宜に動作させることによって、以下に詳細に説明するように、冷房及び暖房ピーク時における冷房及び暖房運転を含めて種々の運転モードを形成できるようにし、特に、外気温度と室温温度の差が小さいときにおいても除湿機能を確保できるような構成と機能を備えるものである。すなわち、利用側熱交換器が室内ユニットに配置されている場合、図2に示す運転モード201(圧縮式単独の冷房モード)と運転モード202(圧縮式単独の暖房モード)の外に、図4に示す運転モード203(圧縮式単独の冷却除湿・再加熱モード(冷房大ループ))と運転モード204(圧縮式単独の冷却除湿・再加熱モード(暖房大ループ))、図6に示す運転モード205(圧縮式単独の冷却除湿・再加熱モード(冷・暖房小ループ))、図8に示す運転モード206(自然循環式単独の外気冷却(外気冷房))に加えてさらに、図10に示す運転モード207(自然循環式・圧縮式併用の外気冷却・冷却除湿・再加熱)を形成することができるものである。
上述した運転モードの種々の形態について具体的に以下説明する。冷凍サイクルの冷媒と熱交換するのが空気である場合に、室内温度、室内湿度、外気温度に応じて、上述した複数の運転モードを適宜に切り替えることができる。
「運転モード201,202(圧縮式単独の冷房、暖房)」で動作する場合(図2と図3)
図2の運転モード201は、圧縮式単独での運転モードであり、冷媒の循環経路は図3の実線矢印の向きである。このモードでは、まず、第1の流路切替弁2により、圧縮機1の吐出配管と冷媒配管10、圧縮機1の吸込配管と冷媒配管16、がそれぞれ接続され、第2の流路切替弁3により、冷媒配管10と冷媒配管11、冷媒配管14と冷媒配管15がそれぞれ接続される。続いて第1の流量調整弁5は所定の開度に、第2の流量調整弁9は全開に調整される。
圧縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、冷媒配管10,11を経由して熱源側熱交換器4で経路301を通る熱搬送媒体(例えば、空気又は水など)へ放熱することで凝縮し、熱源側熱交換器4出口で液化して、冷媒配管12を経由して所定の開度に調整された第1の流量調整弁5で減圧、膨張し、気液二相状態で第1の利用側熱交換器6へ流入する。
第1の利用側熱交換器6へ流入した気液二相冷媒は、冷媒配管14,15を経由して、第2と第3の利用側熱交換器7,8を流れる間に、経路300を通る熱搬送媒体から吸熱することで蒸発し、第3の利用側熱交換器8の出口でガス化し、冷媒配管16を経由して圧縮機1の吸込配管より、圧縮機1へ流入、圧縮されてサイクルが成立する。
このモードでは、経路301を通る熱源側熱搬送媒体は加熱され、経路300を通る利用側熱搬送媒体は冷却される(第1から第3の利用側熱交換器6から8が室内ユニットに配置されているので、冷房モードとなる)。
次に、図2の運転モード202は、圧縮式単独での運転モードであり、冷媒の循環経路は図3の破線矢印の向きである。運転モード201と経路が逆向きのサイクルであり、第1の流路切替弁2により、圧縮機1の吐出配管と冷媒配管16、圧縮機1の吸込配管と冷媒配管10、にそれぞれ接続すること以外は、運転モード201と同様である。
圧縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、第3の利用側熱交換器8より流入し、第2の利用側熱交換器7、第1の利用側熱交換器6の順に流れる間に経路300を通る熱搬送媒体へ放熱することで凝縮し、第1の利用側熱交換器6の出口で液化して、第1の流量調整弁5で減圧膨張し、気液二相状態となる。熱源側熱交換器4へ流入した気液二相冷媒は、経路301を通る熱搬送媒体より、吸熱することで蒸発し、熱源側熱交換器4の出口でガス化して圧縮機1へ戻り、サイクルが成立する。
このモードでは、経路301を通る熱源側熱搬送媒体は冷却され、経路300を通る利用側熱搬送媒体は加熱される(第1から第3の利用側熱交換器6から8が室内ユニットに配置されているので、暖房モードとなる)。
「運転モード203,204(圧縮式単独の冷却除湿・再加熱モード(冷房大ループ)、圧縮式単独の冷却除湿・再加熱モード(暖房大ループ)」で動作する場合(図4と図5)
図4の運転モード203は、圧縮式単独での運転モードであり、冷媒の循環経路は図5の実線矢印の向きである。この運転モード203では、まず、第1の第1の流路切替弁2により、圧縮機1の吐出配管と冷媒配管10、圧縮機1の吸込配管と冷媒配管16が接続され、第2の流路切替弁3により、冷媒配管10と冷媒配管11、冷媒配管14と冷媒配管15がそれぞれ接続される。続いて第1の流量調整弁5は全開に、第2の流量調整弁9は所定の開度に調整される。
圧縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、熱源側熱交換器4で経路301を通る熱搬送媒体へ放熱することで凝縮し、気液二相状態で第1の利用側熱交換器6へ流入する。第1の利用側熱交換器6へ流入した気液二相冷媒は、経路304を通る熱搬送媒体へ放熱することでさらに凝縮する。続いて、第2の利用側熱交換器7へ流入する気液二相冷媒は、経路303を通る熱搬送媒体へ放熱することでさらに凝縮し、第2の利用側熱交換器7の出口で液化する。
液化した冷媒は、第2の流量調整弁9で減圧、膨張し、気液二相状態にとなる。気液二相冷媒は第3の利用側熱交換器8で、経路302を通る熱搬送媒体から吸熱することで蒸発し、第3の利用側熱交換器8の出口でガス化し、圧縮機1へ流入、圧縮されてサイクルが成立する。
この運転モード203では、経路301を通る熱源側熱搬送媒体は加熱され、経路302を通る利用側熱搬送媒体は冷却され、経路303,304を通る利用側熱搬送媒体は加熱される(この運転モード203は、圧縮式単独の冷房大ループを用いた冷却除湿・再加熱モードである)。
次に、図4の運転モード204は、圧縮式単独での運転モードであり、冷媒の循環経路は図5の破線矢印の向きであり、運転モード203と経路が逆向きのサイクルである。第1の流路切替弁2により、圧縮機1の吐出配管と冷媒配管16、圧縮機1の吸込配管と冷媒配管10に接続すること以外は、運転モード203と同様である。
圧縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、第3の利用側熱交換器8で、経路302を通る熱搬送媒体へ放熱することで凝縮し、第3の利用側熱交換器8の出口で液化する。液化した冷媒は、第2の流量調整弁9で減圧、膨張し、気液二相状態になる。気液二相冷媒は、第2の利用側熱交換器7、第1の利用側熱交換器6で、それぞれ経路303,304を通る熱搬送媒体から吸熱することで蒸発し、さらに、熱源側熱交換器4で経路301を通る熱搬送媒体から吸熱することで蒸発し、熱源側熱交換器4の出口でガス化して圧縮機1へ戻り、サイクルが成立する。
この運転モード204では、経路301を通る熱源側熱搬送媒体は冷却され、経路302を通る利用側熱搬送媒体は加熱され、経路303,304を通る利用側熱搬送媒体は冷却される(この運転モード204は、圧縮式単独の暖房大ループを用いた冷却除湿・再加熱モードである)。
「運転モード205(圧縮式単独の冷却除湿・再加熱モード(冷・暖房小ループ)」で動作する場合(図6と図7)
図6の運転モード205は、圧縮式単独での運転モードであり、冷媒の循環経路は図7の実線矢印の向きである。このモードでは、まず、第1の流路切替弁2により、圧縮機1の吐出配管と冷媒配管10、圧縮機1の吸込配管と冷媒配管16がそれぞれ接続され、第2の流路切替弁3により、冷媒配管10と冷媒配管15、冷媒配管14と冷媒配管11がそれぞれ接続される。続いて、第2の流量調整弁9は所定の開度に調整される。
圧縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、第2の利用側熱交換器7で経路303を通る熱搬送媒体へ放熱することで凝縮し、第2の利用側熱交換器7の出口で液化する。液化した冷媒は第2の流量調整弁9で減圧膨張し、気液二相状態となる。気液二相冷媒は、第3の利用側熱交換器8で、経路302を通る熱搬送媒体から吸熱することで蒸発する。第3の利用側熱交換器8の出口でガス化し、圧縮機1へ流入、圧縮されてサイクルが成立する。
この運転モード205では、経路302を通る利用側熱搬送媒体は冷却され、経路303を通る利用側熱搬送媒体は加熱される。
さらに、この運転モード205では、循環経路が逆の破線矢印の向きでも同様の効果が得られる。ただし、その際、圧縮機1からの冷媒は、経路302を通る熱搬送媒体を加熱しながら第3の利用側熱交換器8で凝縮し、経路303を通る熱搬送媒体を冷却しながら第2の利用側熱交換器7で蒸発する(この運転モード205は、圧縮式単独の冷・暖房小ループを用いた冷却除湿・再加熱モードである)。
「運転モード206(自然循環式単独の外気冷却モード」で動作する場合(図8と図9)
図8の運転モード206は、自然循環式単独での運転モードであり、冷媒の循環経路は図9の実線矢印の向きである。この運転モード206では、まず、第2の流路切替弁3により、冷媒配管10と冷媒配管15、冷媒配管14と冷媒配管11がそれぞれ接続される。続いて第1の流量調整弁5は所定の開度に調整される。圧縮機1は停止される。
熱源側熱交換器4に滞留している冷媒は、経路300を通る熱搬送媒体へ放熱し、凝縮、液化する。密度の大きい液冷媒は重力の影響を受け冷媒配管12,13を経由して利用側熱交換器6へ流入する。このとき、第1の流量調整弁5は、利用側熱交換器6で得たい交換熱量に応じて適宜調整される。
利用側熱交換器6へ流入した冷媒は、経路300を通る熱搬送媒体より吸熱して蒸発し、凝縮側との密度差による圧力勾配により、冷媒配管14,11を上昇して熱源側熱交換器4へ流入することでサイクルが成立する。この運転モード206では、経路300を通る利用側熱搬送媒体が冷却される。
「運転モード207(自然循環式・圧縮式併用の外気冷却・冷却除湿・再加熱モード(外気冷却ループと冷・暖房小ループ)」で動作する場合(図10と図11)
図10の運転モード207は、自然循環式と圧縮式の併用運転モードであり、冷媒の循環経路は図11の実線矢印の向きである。この運転モード207では、まず、第2の流路切替弁3により、冷媒配管10と冷媒配管15、冷媒配管14と冷媒配管11がそれぞれ接続される。続いて第1の流量調整弁5は所定の開度に調整される。
圧縮式サイクル側では、圧縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、第2の利用側熱交換器7で経路303を通る熱搬送媒体へ放熱することで凝縮し、第2の利用側熱交換器7の出口で液化する。液化した冷媒は、所定開度に調整された第2の流量調整弁9で減圧膨張し、気液二相状態となる。気液二相冷媒は、第3の利用側熱交換器8で、経路302を通る熱搬送媒体から吸熱することで蒸発する。第3の利用側熱交換器8の出口でガス化し、圧縮機1へ流入、圧縮されてサイクルが成立する。
一方、自然循環式サイクル側では、熱源側熱交換器4に滞留している冷媒は、経路301を通る熱搬送媒体へ放熱して、凝縮し液化する。密度の大きい液冷媒は重力の影響を受けて冷媒配管12,13を経由して利用側熱交換器6へ流入する。このとき、第1の流量調整弁5は、利用側熱交換器6で得たい交換熱量に応じて適宜調整される。
利用側熱交換器6へ流入した冷媒は、経路304を通る熱搬送媒体より吸熱して蒸発し、凝縮側との密度差による圧力勾配により、冷媒配管14,11を上昇して熱源側熱交換器4へ流入することでサイクルが成立する。
この運転モード207では、経路302,304を通る利用側熱搬送媒体は冷却され、経路303を通る利用側熱搬送媒体は加熱される。これにより、自然循環式による利用側熱交換器6での外気冷却(冷房)と、圧縮式による利用側熱交換器7及び8における加熱及び冷却での冷却除湿・再加熱と、が形成される。この運転モード207によると、外気温度が室内温度以下の場合に、自然循環式サイクルと圧縮式サイクルを併用することで、外気温度と室内温度の差が小さいときでも圧縮式による冷却除湿(冷却減湿)の作用によって除湿能力を高めることができる。
さらに、この運転モード207では、冷媒の循環経路が逆の破線矢印の向きでも同様の効果が得られる。ただしその際、圧縮機からの冷媒は、経路302を通る熱搬送媒体を加熱しながら第3の利用側熱交換器8で凝縮し、経路303を通る熱搬送媒体を冷却しながら第2の利用側熱交換器7で蒸発する。すなわち、経路303,304を通る利用側熱搬送媒体は冷却され、経路302を通る利用側熱搬送媒体は加熱される。
ここで、冷媒配管内の冷媒は、R410a等のフロン系冷媒、CO等の炭化水素系冷媒などの常温で相変化する物質である。また、熱搬送媒体は、空気、水などをはじめ、熱を搬送できるものであれば良く、利用環境に応じて、エチレングリコールなどのブラインを用いても良い。
[本発明の第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る空気調和装置について、図12、図13及び図14を参照しながら以下詳細に説明する。図12は本発明の第2の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例1のブロック図である。図13は第2の実施形態に係る空気調和装置における各運転モードでの運転可能領域を表す図である。図14は第2の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例2のブロック図である。
図12に示す構成例1において、利用側熱搬送媒体と熱源側熱搬送媒体はともに空気である。符号1から16までの各構成要素は、図1に示す第1の実施形態に係る空気調和装置の構成と同じである。ただし、第1から第3の利用側熱交換器6から8を内部に含むユニット101は本実施形態の空気調和装置の室内(被空調側)ユニットであり、圧縮機1、熱源側熱交換器4を含むユニット100は本実施形態の空気調和装置の室外(熱源側)ユニットである。
したがって、冷媒配管13から16の一部は室内外ユニット101,100を接続する配管となる。このとき、第2の流路切替弁3は、第1と第2の利用側熱交換器6,7の間の配管による圧力損失を抑えるため室内ユニット側に設置される。また、第1から第3の利用側熱交換器6から8は、利用側送風機21からの利用側空気流れ305上流側から順に直列に配置されている。
図示した利用側送風機21は熱交換器に空気を押し込む送風機であるが、室内ユニット101の形態にあわせて、熱交換器を介して空気吸い込む送風機でも良い。また、熱源側熱交換器4の熱源側熱搬送媒体は、熱源側送風機20からの熱源側空気流れ310となる。以上のように構成された本発明の第2の実施形態の空気調和装置の運転モードに対する各構成要素の動作については、本発明の第1の実施形態で説明した各運転モードの動作と同じであるため、詳細な説明を省略する。
第2の実施形態に係る空気調和機は、図13に示すとおり、設置される環境の室外温度および室内温度に対する設定温度に応じて、運転モードを任意に切り換えることができる。
*室外温度Ths−設定温度Tuser≧0かつ室内温度Tapp−設定温度Tuser≧0の場合
室内ユニット101は冷房運転となり、運転モードは201となる。例えば室外温度Ths=35℃で設定温度Tuser=23℃、室内温度Tapp=27℃の場合である。このとき、第1から第3の利用側熱交換器6から8の冷媒側はすべて蒸発となり、利用側空気流れ305は冷却され、室内ユニット101は冷房運転となる。なお、図13において、hsはheat source、appはapplication、HはHumidityの略語である。
室内温度と設定温度の差に応じて、圧縮機1の回転数を増減させることで、利用側熱交換器6から8の蒸発温度を調整することで、所定の設定温度を得ることができる。
*室外温度Ths−設定温度Tuser≧0かつ室内温度Tapp−設定温度Tuser≦0の場合
室内ユニット101は暖房運転となり、運転モードは202となる。例えば室外温度Ths=7℃で設定温度Tuser=23℃、室内温度Tapp=20℃の場合である。このとき、第1から第3の利用側熱交換器6から8の冷媒側はすべて凝縮となり、利用側空気流れ305は加熱される。
室内温度と設定温度の差に応じて、圧縮機1の回転数を増減させることで、利用側熱交換器6から8の蒸発温度を調整することで、所定の設定温度を得ることができる。
*室外温度Ths−設定温度Tuser≧0かつ室内湿度Happ−設定湿度Huser≧0の場合
室内ユニット101は再熱除湿(冷却除湿・再加熱)運転となり、運転モードは203または204となる。このモードにおいて、運転モード203は、第1と第2の利用側熱交換器6,7の冷媒側が凝縮、第3の利用側熱交換器8の冷媒側が蒸発であり、運転モード204は、第1と第2の利用側熱交換器6,7の冷媒側が蒸発、第3の利用側熱交換器8の冷媒側が凝縮となる。
第2の実施形態の場合、第1から第3の利用側熱交換器6から8は順に直列に設置されているため、運転モード204を選択することで再熱除湿(冷却除湿・再加熱)運転が可能となる。すなわち、利用側送風機21より出た空気流れ305は、第1と第2の利用側熱交換器6,7で冷却・減湿され、第3の利用側熱交換器8で再加熱され、設定温湿度に調整される。なお、運転モード203の場合には、図12に示す利用側熱交換器6,7,8の配置構成であると、利用側送風機21の風上側に配置された利用側熱交換器6,7が凝縮であるので除湿ができず、この運転モード203では除湿機能を果たせないので、運転モード204を選択する。
第1と第2の利用側熱交換器6,7の蒸発温度、第3の利用側熱交換器8の凝縮温度は、圧縮機1および、熱源側熱交換器4の凝縮温度を熱源側送風機20から出る熱源側空気流れ310の風量、あるいは第2の流量調整弁9の開度により任意に調整が可能である。
具体的には、例えば設定湿度Huser=40%、室内湿度Happ=60℃かつ設定温度Tuser=23℃、室内温度Tapp=25℃で、室内温度Tapp−設定温度Tuser≧0の場合、利用側送風機21の風量を増加させて室外への放熱量を増すことで、第3の利用側熱交換器8の凝縮温度を低めにし、除湿しながら冷房運転を行う。あるいは、設定温度Tuser=23℃、室内温度Tapp=20℃であれば、利用側送風機21の風量を減少させて室外への放熱量を減らすことで、第3の利用側熱交換器8の凝縮温度を高めにし、除湿しながら暖房運転を行う。
また、室外温度が低く、例えばThs≦0で設定湿度Huser=40%、室内湿度Happ=60℃の場合、運転モードを203または204とすると、運転モード203の場合に、熱源側熱交換器4の凝縮温度が下がりすぎ、第3の利用側熱交換器8で着霜することで熱交換器が目詰まりして、除湿ができなくなる。また、運転モード204では、熱源側熱交換器4の蒸発温度が下がり過ぎ、第1と第2の利用側熱交換器6,7とともに着霜することで熱交換器が目詰まりして、除湿ができなくなってしまう。
そこで、運転モード205を選択することで、冷媒は室外にある熱源側熱交換器4を通らないので(図6と図7を参照)、室外温度の影響を受けることなく運転が可能となる。この運転モード205では除湿しながら暖房運転を行うことが可能であり、この運転モード205の構成では、第2の利用側熱交換器7が蒸発、第3の利用側熱交換器8が凝縮となるように第1の流路切替弁2を切り換え、圧縮機1の回転数と第2の流量調整弁9の開度により、加熱量と除湿量を調整できる。
なお、再熱除湿(冷却除湿・再加熱)の運転モード205は、図6と図7に示すように、暖房サイクル(図7の点線矢印)の外に、冷房サイクル(図7の実線矢印)を用いたモードも選択可能であるが、いずれのモードの場合においても、利用側熱交換器7と8の2つの熱交換器を使用して凝縮又は蒸発が互いに逆となるものであり、熱量のバランスから凝縮の熱量が大きくなるので、除湿は行うが室内温度を暖めることになる。
*室外温度Ths−設定温度Tuser≦0かつ室内温度Tapp−設定温度Tuser≧0の場合
自然循環式サイクルである運転モード206を選択する。例えばThs=15℃で設定温度Tuser=23℃、室内温度Tapp=27℃の場合である(図8と図9を参照)。このとき、第1の利用側熱交換器6のみ蒸発となり、利用側空気流れ305は冷却され、室内ユニット101は冷房運転となる。
室内温度と設定温度の差に応じて、自然循環式サイクル側の第1の流量調整弁5の開度を調整することで、利用側熱交換器6の蒸発温度を調整し、所定の設定温度を得ることができる。このモードでは、圧縮機1は停止しており、消費電力は内外の送風機動力のみとなる。このため、圧縮式サイクルである運転モード201を選択するよりも消費電力を大幅に低減できる。
*室外温度Ths−設定温度Tuser≦0かつ室内湿度Happ−設定湿度Huser≧0の場合
自然循環式サイクルと圧縮式サイクルの併用運転である運転モード207を選択する(図10と図11を参照)。このとき、第1と第2の利用側熱交換器6,7の冷媒側が蒸発、第3の利用側熱交換器8の冷媒側が凝縮となる。
利用側送風機21より出た空気流れ305は、第1と第2の利用側熱交換器6,7で冷却・減湿され、第3の利用側熱交換器8で再加熱され、設定温湿度に調整される。第1の利用側熱交換器6の蒸発温度は自然循環式サイクル側の第1の流量調整弁5の開度により、任意に調整され、第2の利用側熱交換器7の蒸発温度、第3の利用側熱交換器8の凝縮温度は、圧縮式サイクル側の圧縮機1および、熱源側熱交換器4の凝縮温度を熱源側送風機20から出る熱源側空気流れ310の風量、あるいは第2の流量調整弁9の開度により任意に調整が可能である。
具体的には、例えば室外温度Ths=15℃で設定湿度Huser=40%、室内湿度Happ=60℃かつ、設定温度Tuser=23℃、室内温度Tapp=25℃の場合、自然循環式サイクル側の第1の流量調整弁5の開度を増すことで、第1の利用側熱交換器6の蒸発温度を下げて、空気の露点温度との差を大きくして除湿量を確保しながら、圧縮式サイクル側の圧縮機1の回転数を下げることで第3の利用側熱交換器8の凝縮温度を低めにして、除湿しながら冷房運転を行う。
あるいは、設定温度Tuser=23℃、室内温度Tapp=20℃で、室内温度Tapp−設定温度Tuser≦0であれば、自然循環式サイクル側の第1の流量調整弁5の開度を減らすことで、第1の利用側熱交換器6の蒸発温度を上げて、空気の顕熱のみ取るようにし、圧縮式サイクル側の圧縮機1の回転数を上げることで、第3の利用側熱交換器8の凝縮温度を高めにして、除湿しながら暖房運転を行う。
このことで、圧縮式サイクルのみの運転である運転モード203,204を選択するよりも圧縮機1の動力を低減することができ、消費電力を低減できる。
以上のように、利用側空気流れの温湿度を任意に設定するため、室外温度に応じて、最も運転効率の良い運転モードを選択することで、大幅に消費電力を低減することが可能となる。
第2の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例1(図12を参照)では運転モード203のように(図4と、図5の実線矢印とを参照)、再熱除湿(冷却除湿・再加熱)運転時に利用側送風機21の風上側に、冷媒側が蒸発である利用側熱交換器がない場合には(図12では風上側の利用側熱交換器6,7は凝縮)、空気を露点温度以下まで下げて減湿後、加熱するという工程ができない。しかしながら、図14に示す第2の実施形態の構成例2の採用することにより運転が可能となる。
具体的には、第1の利用側熱交換器6は、利用側空気流れ306と熱交換し、第2の利用側熱交換器7は、利用側空気流れ307と熱交換し、第3の利用側熱交換器8は、利用側空気流れ308と熱交換するように、空気の流れに平行に利用側熱交換器を設置する。
図14に図示した利用側送風機22は熱交換器を介して空気を吸い込む送風機であるが、室内ユニット101の形態にあわせて、熱交換器に空気を押し込む送風機でも良い。このことで、運転モード203が運転可能となる。運転モード203により冷媒側が凝縮である第1と第2の利用側熱交換器6,7により加熱された利用側空気流れ306,307と、冷媒側が蒸発である第3の利用側熱交換器8により冷却・減湿された利用側空気流れ308は、利用側送風機22を通過しながら混合し、所望の温湿度に調整される。
ここで、運転モード204を選択すると(図4と、図5の点線矢印)、熱源側熱交換器4の冷媒側が蒸発のため、全体の蒸発温度が上がってしまい除湿量が確保できない高い外気温度では除湿ができないが、このような高い外気温度でも運転モード203を選択すれば除湿が可能となり、除湿運転範囲が拡大する。
[本発明の第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る空気調和装置について、図15、図16及び図17を参照しながら以下詳細に説明する。図15は本発明の第3の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例1のブロック図である。図16は第3の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例2のブロック図である。図17は第3の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示す構成例3のブロック図である。
本発明の第3の実施形態に係る空気調和装置は、第1の実施形態と対比すると、利用側熱搬送媒体が水であって熱源側熱搬送媒体が空気であることについて、構成上差異を有している。図15において、符号1から16までの各構成要素は、第1の実施形態と同じである。ただし、第1から第3の利用側熱交換器6から8、圧縮機1、熱源側熱交換器4を含むユニット102は、第3の実施形態に係る空気調和装置の室外(熱源側)ユニットである。
第3の実施形態における室内(被空調側)ユニットは103であり、室内ユニット103は液配管50から52により、室外ユニット102と接続されており、液配管50〜52のそれぞれの室内ユニット103側には空気と熱交換する第1から第3の二次利用側熱交換器40から42が設置されている。
また、第1から第3の二次利用側熱交換器40から42は、利用側送風機21から出る利用側空気流れ309の上流側から順に直列に配置されている。熱源側ユニット102側では、液配管50から52がそれぞれ第1から第3の利用側熱交換器6から8と接続されている。液配管50から52の経路には液ポンプ30から32が設置され、液配管内の流体を循環させることができる。
以上のように構成された本発明の第3の実施形態の空気調和装置の運転モードに対する各構成要素の動作については、第1の実施形態で説明した各運転モードの動作と同じであるため、それを援用し、ここでは詳細な説明を省略する。
また、第3の実施形態に係る空気調和装置の構成例1では第1から第3の利用側熱交換器6から8それぞれが二次利用側熱交換器40から42と接続されている。したがって、各モードの外気温や室内温度に対する利用側熱交換器各々の作用および運転範囲については、第2の実施形態と同じである。
第3の実施形態に係る空気調和装置の構成例1のように、常温で相変化する冷媒を用いる熱源サイクルで作った熱を、水などの液冷媒を介して授受することで空調するシステムでは、熱源サイクル側に可燃性の冷媒や毒性のある冷媒を用いることも比較的容易である。また、他の熱システムからの廃熱を空調側に持ち込むことも比較的容易に可能となる。
次に、図16に示す第3の実施形態に係る空気調和装置の構成例2は、第1の利用側熱交換器6と第1の二次利用側熱交換器40の液配管と、第2の利用側熱交換器7と第2の二次利用側熱交換器41の液配管と、をひとつにして液配管53としたものであり、液ポンプ34を介して、第1の二次利用側熱交換器43、第2の利用側熱交換器7、第2の二次利用側熱交換器44をとおり液ポンプ34へ戻る液配管となる。
第3の利用側熱交換器8と第3の二次利用側熱交換器45、液ポンプ33を通る液配管54は、図15に示す構成例1と同じである。
図16に示すような構成にすることで、液を搬送するポンプが2台となり、図15に示す構成例1に比べより消費電力を低減できる。
次に、図17に示す第3の実施形態に係る空気調和装置の構成例3は、第1の利用側熱交換器6と第2の利用側熱交換器7に対する二次利用側熱交換器46を一つとし、二次利用側熱交換器46と液配管55と液ポンプ37と、利用側熱交換器6,7を接続した構成である。このような構成にすることで、液を搬送するポンプを2台とするだけでなく、室内ユニット103と熱源ユニット102を接続する配管も少なくできる。
[本発明の第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態に係る空気調和装置について、図18を参照しながら以下詳説明する。図18は本発明の第4の実施形態に係る空気調和装置における各構成要素の配置構成を示すブロック図である。本発明の第4の実施形態に係る空気調和装置は、利用側熱搬送媒体、熱源側熱搬送媒体ともに空気あるいは水である。図18において、室外ユニット100と室内ユニット101の構成は、第2の実施形態で説明した構成と同じであるので、それの説明を援用し、ここでは説明を省略する。
第4の実施形態の構成は、室外ユニット100の熱源側熱交換器4に接続されている冷媒配管11と、第1の流量調整弁5と接続されている冷媒配管13とに対して、それぞれ冷媒配管80と81が接続されており、これらの冷媒配管80,81が給湯・蓄熱ユニット104に接続されている。
給湯・蓄熱ユニット104は、給湯手段60と蓄熱手段61から構成され、冷媒配管80と81は、給湯手段60に設けられた吸熱部62に接続されている。給湯手段60と蓄熱手段61は互いに図示しない液配管で接続されており、蓄熱手段61は、図示しない水などの液冷媒を蓄えるタンクを有し、液冷媒を介して、太陽熱などの再生可能エネルギや、室外ユニット100の廃熱を蓄えることができ、また、蓄熱した熱を給湯手段60へ放熱することもできる。給湯手段60はヒートポンプ式の給湯器であり、室外空気、蓄熱手段61、室外ユニット100からの廃熱を利用して、吸熱部62を介して効率よく給湯することができる。
このように、室外ユニット100と給湯・蓄熱ユニット104を接続することで、室外ユニット100で捨てる廃熱を有効に活用することができ、システムとして消費電力を削減できる。ここで、第4の実施形態では、図12に示す第2の実施形態に接続する例を示したが、同様に図15〜図17に示す第3の実施形態の熱源ユニット102に接続することでも同様の効果を得ることができる。
1 圧縮機
2 第1の流路切替弁
3 第2の流路切替弁
4 熱源側熱交換器
5 第1の流量調整弁
6〜8 第1〜第3の利用側熱交換器
9 第2の流量調整弁
10〜16 冷媒配管
20 熱源側送風機
21 利用側送風機
22 利用側送風機
30〜35 液ポンプ
40〜47 2次利用側熱交換器
50〜56 液配管
60 給湯手段
61 蓄熱手段
62 吸熱部
100,102 熱源側システム
101,103 利用側システム
104 蓄熱・給湯システム
200〜207 運転モード
300,302,303,304 利用側熱媒体流れ
301 熱源側熱媒体流れ
305〜309 利用側空気流れ
310 熱源側空気流れ

Claims (13)

  1. 圧縮機と、熱搬送媒体と熱交換させて熱を利用する3つの利用側熱交換器と、前記利用側熱交換器への熱を吸放熱するために熱搬送媒体と熱交換する熱源側熱交換器と、冷媒の流路方向を切り替える2つの流路切替弁と、冷媒の圧力又は流量を調整する2つの流量調整弁と、を備え、
    前記圧縮機、前記2つの流路切替弁の内の第1の流路切替弁、前記熱源側熱交換器、前記2つの流量調整弁の内の第1の流量調整弁、前記3つの利用側熱交換器の内の第2の利用側熱交換器、第2の流量調整弁、第3の利用側熱交換器、前記圧縮機の順に接続する環状サイクルを形成し、
    前記第1の流路切替弁は、前記圧縮機から前記熱源側熱交換器への流路と、前記圧縮機から前記第3の利用側熱交換器への流路を切替えるために、前記圧縮機と前記熱源側熱交換器の間と前記圧縮機から前記第3の利用側熱交換器の間に設けられ、
    前記第1の流路切替弁と前記熱源側熱交換器の間と、前記第1の流量調整弁と前記第2の利用側熱交換器の間に、前記2つの流路切替弁の内の第2の流路切替弁を設け、
    前記第2の流路切替弁と前記第1の流量調整弁の間に前記3つの利用側熱交換器の内の第1の利用側熱交換器を設ける構成とする
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2の流路切替弁の切り替えによって、
    前記圧縮機、前記第1の流路切替弁、前記第2の流路切替弁、前記熱源側熱交換器、第1の流量調整弁、前記第1の利用側熱交換器、第2の利用側熱交換器、前記第2の流量調整弁、第3の利用側熱交換器、前記圧縮機から形成される大ループと、
    前記圧縮機、前記第1の流路切替弁、前記第2の流路切替弁、第2の利用側熱交換器、前記第2の流量調整弁、第3の利用側熱交換器、前記圧縮機からなる第1の小ループ、及び前記第2の流路切替弁、前記熱源側熱交換器、第1の流量調整弁、前記第1の利用側熱交換器、前記第2の流路切替弁からなる第2の小ループから形成される小ループと、を構成する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1〜第3の利用側熱交換器を用いて冷却除湿と再加熱を行う再熱除湿運転モードの実行の際に、外気温度に基づいて、前記第2の流路切替弁の流路切り替えと、前記第1の流量調整弁及び第2の流量調整弁の開度調整によって、前記大ループを形成する圧縮機による単独運転と、前記第1の小ループを形成する圧縮機による単独運転と前記第2の小ループを形成する自然循環式運転との併用運転と、のいずれかの運転を選択可能とする
    ことを特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項1、2または3において、
    前記熱源側熱交換器は、前記第1の利用側熱交換器よりも高い位置に配置されることを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項3において、
    前記併用運転の場合、前記第1の流量調整弁の開度と前記圧縮機の回転数により、除湿量と加熱量を制御することを特徴とする空気調和装置。
  6. 請求項3において、
    前記併用運転の場合、前記第1の流量調整弁の開度と前記第2の流量調整弁の開度により、除湿量と加熱量を制御することを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項2において、
    前記第1〜第3の利用側熱交換器を用いて冷却除湿と再加熱を行う再熱除湿運転モードの実行の際に、外気温度に基づいて、前記第2の流路切替弁の流路切り替えと、前記第1の流量調整弁及び第2の流量調整弁の開度調整によって、前記大ループを形成する圧縮機による単独運転と、前記第1の小ループを形成する圧縮機による単独運転と、のいずれかの運転を選択可能とする
    ことを特徴とする空気調和装置。
  8. 請求項7において、
    前記第1の小ループを形成する圧縮機による単独運転の場合、前記圧縮機の回転数により除湿量と加熱量を制御することを特徴とする空気調和装置。
  9. 前記第1の小ループを形成する圧縮機による単独運転の場合、前記第2の流量調整弁の開度により除湿量と加熱量を制御することを特徴とする空気調和装置。
  10. 請求項2において、
    前記第1〜第3の利用側熱交換器を用いて冷却除湿と再加熱を行う再熱除湿運転モードの実行の際に、外気温度に基づいて、前記第2の流路切替弁の流路切り替えと、前記第1の流量調整弁及び第2の流量調整弁の開度調整によって、前記第1の小ループを形成する圧縮機による単独運転と、前記第2の小ループを形成する自然循環式運転と、のいずれかの運転を選択可能とする
    ことを特徴とする空気調和装置。
  11. 請求項1または2において、
    前記熱源側熱交換器に対して、他の熱源システムの吸熱部を並列に接続することを特徴とする空気調和装置。
  12. 請求項1または2において、
    前記第1、第2及び第3の利用側熱交換器は、利用側送風機による空気の流れ方向に並行して配置されていることを特徴とする空気調和装置。
  13. 請求項1または2において、
    前記第1、第2及び第3の利用側熱交換器は、液配管を介してそれぞれ二次の利用側熱交換器と並列に設置され、前記二次の利用側熱交換器は熱搬送媒体と熱交換されて熱利用される
    ことを特徴とする空気調和装置。
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