JP2006170536A - 蒸気圧縮式ヒートポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 冬季等の外気温度の低い場合の暖房能力の低下を防止すると共に、除霜を効果的に行う。
【解決手段】 凝縮器3の放熱によって室内等を暖房し、同時にこの凝縮器から流出する冷媒の残余熱を蓄熱槽Bの液体に蓄熱する。次いで蓄熱によって外気より高温になった蓄熱液体から吸熱して暖房することによって、冷媒の循環流量の低下を防止し、かつ圧縮機1の圧縮比を減らして暖房効率を向上させることができる。この両者のサイクルを交互に行うことによって、外気温度の低い場合の暖房能力の低下を防止すことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、蓄熱槽を備えた蒸気圧縮式ヒートポンプに関し、特に暖房及び蓄熱サイクル、暖房サイクル、又は暖房及び除霜サイクルを交互に行う蒸気圧縮式ヒートポンプに関する。
従来から室内の暖房、あるいは製品や中間生成物の加温等の手段として、蒸気圧縮式ヒートポンプが広く使用されている。この蒸気圧縮式ヒートポンプの基本構成は、例えば図10に示すように、圧縮機101、屋内に設置した凝縮機103、膨張弁104、及び屋外に設置した蒸発器105からなり、これらの構成要素を冷媒が状態変化しつつ循環する。なお圧縮機101の流入経路には、気液分離器Cが設けてあり、この圧縮機に液冷媒が流入することを回避している。
次に、図11に示すP−h線図を参照しつつ、この蒸気圧縮式ヒートポンプの動作を説明する。すなわち圧縮機101によって、点1から点2まで圧縮されて高圧となった冷媒ガスは、凝縮器103によって室内空気に熱量Qを放熱し、点2からほぼ飽和液の状態の点3まで状態変化して凝縮する。次いで、ほぼ飽和液の状態の冷媒は、膨張弁104において、点3から点4まで減圧変化し、低温低圧の気液混合状態になる。そしてこの気液混合状態の冷媒は、蒸発器105において、屋外の外気から熱量Qを吸熱して、点4からほぼ飽和蒸気の状態の点1まで蒸発する。
すなわち、上述した蒸気圧縮式ヒートポンプは、蒸発器105において、屋外の外気から熱量Qを汲み上げ、この熱量Qに圧縮機101による圧縮仕事Wを加えた熱量Qを、凝縮器103から室内空気に放熱して、室内を暖房する。なお、冷媒の循環方向を逆にすれば、蒸発器105で外気に放熱して冷媒を凝縮させ、凝縮器103で屋内の空気から吸熱して冷媒を蒸発させることができるため、屋内の冷房手段としても使用することができる。
しかるに上述した蒸気圧縮式ヒートポンプは、外気温の低い冬季等において使用する場合には、次の問題があった。第1に、暖房能力が低下する。すなわち蒸気圧縮式ヒートポンプは、蒸発器105において、図11に示す点4から点1まで、屋外の外気から熱量Qを吸熱するため、蒸発器に流入する気液混合状態の冷媒の温度は、外気温度より常に低くなければならない。ところが冬季等において外気温が低いと、蒸発器105に流入する冷媒の温度と、外気温度との温度差が小さくなるため、この蒸発器に流入した冷媒が十分蒸発できない。このため冷媒の循環流量を減少させないと、気化しきれない液冷媒が蒸発器105から流出して、気液分離器を溢れさせ、ついには圧縮機101に吸引されて、この圧縮機を破損させてしまう。
したがって冬季等の外気温が低い場合には、吸熱量が減少した蒸発器105において、流入した冷媒が十分蒸発するように、冷媒の循環流量を減少させる必要があるが、冷媒の循環流量を減少させると、ヒートポンプの暖房能力が低下してしまう。なお膨張弁104において、点3から点4までの減圧比を大きくして、点4における冷媒温度をさらに低下させれば、外気温度との差を大きくすることができるが、その反面、点4の冷媒ガスの圧力が低下するために、冷媒ガスの比容積が増大し、その結果圧縮機から吐出される冷媒ガスの質量が減少してしまう。したがってこの場合にも、冷媒の循環流量が減少し、ヒートポンプの暖房能力が低下してしまう。
第2に、冬季等の外気温が低い場合には、蒸発器105に着霜し、送風ファンによる送風通路の縮減や、外気との熱伝達率の低下等によって、この蒸発器における吸熱効率が更に低下する。かかる場合には除霜が必要となるところ、この除霜のために屋内空気の熱を消費したり、暖房を中断したりしなければならなかった。
そこで、このような冬季等の外気温度が低いときの暖房能力の低下を防止すべく、従来から次の手段が提案されている。第1の手段として、蒸発器において、外気より高い温度の熱源から吸熱させるものがある。具体的には、例えばクーリングタワーの水や、地下水から吸熱する手段が用いられている。また圧縮機を駆動するエンジンの排気熱を蓄熱槽に蓄熱し、この蓄熱槽から吸熱する手段がある(例えば、特許文献1参照。)。また2つのヒートポンプを備えて、第1のヒートポンプの凝縮器の放熱によって蓄熱槽に蓄熱し、第2のヒートポンプの蒸発器は、この蓄熱槽を吸熱源として使用する手段がある(例えば、特許文献2参照。)。
また第3の手段として、圧縮機から流出した高圧の冷媒ガスを、凝縮器で放熱して単に飽和液線まで凝縮させるだけでなく、この凝縮器で放熱した後の冷媒を、更に蓄熱剤に放熱させて飽和液相まで過冷却することによって、この過冷却分だけ放熱量を増加させる手段がある(例えば、特許文献3参照。)
特開2000−61980号公報(第1〜第6頁、第1図〜第3図等) 特開平5−26481号公報(第1〜第4頁、第1図) 特開2004−101002号公報(第1〜第6頁、第1図〜2図)
しかるに上述したような、蒸発器において外気より高い温度の熱源から吸熱させる手段は、いずれも熱源を確保する手段が別途必要となる。すなわちクーリングタワーの水や地下水から吸熱する手段は、クーリングタワーの設置や地下水を汲み上げる手段が必要となり、設置スペースが限られ、井戸が殆ど普及していない今日の都会の住宅用の暖房には、実質的に不可能である。またエンジンによって圧縮機を駆動し、そのエンジンの排気熱を蓄熱した熱源から吸熱する手段は、エンジンの騒音や操作性等の点から、一般の家庭用の暖房には、適用が困難である。また第1のヒートポンプの凝縮器の放熱によって蓄熱された熱源から吸熱する手段は、2つのヒートポンプが必要となって、コストや設置スペースが嵩む。
また凝縮器からの流出冷媒を、更に蓄熱剤に放熱させて飽和液相まで過冷却させ、この蓄熱を暖房に加える手段では、凝縮器からの流出冷媒の温度は、この凝縮器における放熱によって低下しているため、この冷媒によって蓄熱する蓄熱剤の温度と、室内温度との差は小さくなる。したがって、この温度差の小さい蓄熱剤と室内空気との熱交換の効率が低くなるため、十分な暖房効果が期待できない。また蒸発器において、外気から吸熱すると、冬季等の外気温度が低い場合には、この蒸発器に着霜が生じ、上述した問題点が生じる。
そこで本発明の目的は、凝縮器で放熱した後の冷媒の残余熱を利用して、吸熱源の温度を外気より高くすることにより、冬季等の外気温度の低い場合の暖房能力の低下を防止すると共に、除霜を行うことができる蒸気圧縮式ヒートポンプを提供することにある。
本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプの特徴は、凝縮器からの放熱によって屋内等を暖房すると共に、この凝縮器から流出した冷媒の残余熱を蓄熱剤に蓄熱するサイクルと、この蓄熱剤を吸熱源として暖房を行うサイクルとを交互に行うことにある。またこの蓄熱剤を吸熱源として、暖房と除霜とを同時に行うことにある。
すなわち本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプは、圧縮機、四方弁、凝縮器、第1のバイパス手段を有する第1の減圧手段、蒸発器およびこれらを通過する冷媒を有している。上記凝縮器と第1の減圧手段との間の冷媒経路には、上記冷媒と蓄熱剤との間で熱交換する第1の熱交換器を備えており、この凝縮器と第1の熱交換器との間の冷媒経路には、第2のバイパス手段を有する第2の減圧手段を備えている。また上記第1の熱交換器と第1の減圧手段との間の冷媒経路には、上記圧縮機への第1のバイパス経路が設けてある。
そして暖房及び蓄熱サイクルと、暖房サイクルとを交互に行うものであって、この暖房及び蓄熱サイクルでは、上記圧縮機から流出した冷媒は、上記四方弁、凝縮器、第2のバイパス手段、第1の熱交換器、第1の減圧手段、蒸発器、この四方弁、及びこの圧縮機をこの順序で循環することによって、この蒸発器において外気から吸熱し、この凝縮器において屋内に放熱し、この第1の熱交換器において上記蓄熱剤に放熱する。一方上記暖房サイクルでは、上記圧縮機から流出した冷媒は、上記四方弁、凝縮器、第2の減圧手段、第1の熱交換器、第1のバイパス経路、及びこの圧縮機をこの順序で循環することによって、この第1の熱交換器において上記蓄熱剤から吸熱し、この凝縮器において屋内に放熱する。
上記蒸気圧縮式ヒートポンプは、上記第1の減圧手段と蒸発器との間の冷媒経路に、上記第1の熱交換器の出口経路に至る第2のバイパス経路を有し、この第2のバイパス経路に、第3の減圧手段と第2の熱交換器とを設けるように構成することが望ましい。そして上記圧縮機から流出した冷媒は、2経路に分流し、一方の上記分流は、上記四方弁、凝縮器、第2の減圧手段、第1の熱交換器、第1のバイパス経路、及びこの圧縮機をこの順序で循環することによって、この第1の熱交換器において上記蓄熱剤から吸熱し、この凝縮器において屋内に放熱する。また他方の上記分流は、上記蒸発器、第2のバイパス経路に設けた第3の減圧手段及び第2の熱交換器、第1のバイパス経路、並びに圧縮機をこの順序で循環することによって、この第2の熱交換器において上記蓄熱剤から吸熱し、この蒸発器において放熱して除霜をおこなう。
また上記蒸気圧縮式ヒートポンプは、上記第1の減圧手段と第1の熱交換器との間の冷媒経路に、上記凝縮器と第2の減圧手段との間の冷媒経路に至る第3のバイパス経路を有し、この第3のバイパス経路には、第4の減圧手段と逆止弁とを備えるように構成することが望ましい。そして上記圧縮機から流出した冷媒は、上記四方弁、蒸発器、第1のバイパス手段、第3のバイパス経路に設けた第4の減圧手段及び逆止弁、凝縮器、この四方弁、並びにこの圧縮機をこの順序で循環することによって、この蒸発器で外気に放熱し、この凝縮器において吸熱して、屋内を冷房する。
ここで、「圧縮機」とは、冷媒ガスを圧縮する手段を意味し、例えばスクロール型、遠心型、往復型、ロータリー型が該当する。「四方弁」とは、冷媒が通る4個の流出入口を有し、切り替え操作によって、これらの流出入口の組み合わせを切り替えることができる流路切り替えバルブを意味する。また「凝縮器」とは、冷媒ガスの熱を放熱して、液化する全ての熱交換器を意味し、その形式や個数を問わない。「バイパス手段」とは、次に説明する「減圧手段」を迂回する経路の他、この「減圧手段」の減圧機能を解除する手段も含み、例えば開閉バルブが該当する。「減圧手段」とは、冷媒の圧力を減少させる全ての手段を意味し、例えばノズル、バルブあるいはキャピラリーチューブが該当する。
「蒸発器」とは、対象物から吸熱して、液冷媒を気化させる全ての熱交換器を意味し、その形式や個数を問わない。「冷媒」とは、本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプを循環中に、ガスと液体とに2相変化する全ての媒体を意味し、例えばR22,R404A,R410,R134A,NHが該当する。「蓄熱剤」とは、冷媒との熱交換により、吸熱、蓄熱および放熱が可能な全ての媒体を意味し、液体に限らず固体や気体、及びこれらの間で相変化するものも含む。
凝縮器からの放熱によって暖房し、同時に凝縮器から流出する冷媒を過冷却させ、この過冷却によって得られる冷媒の残余熱を蓄熱剤に蓄熱するサイクルと、この蓄熱剤を吸熱源として暖房を行うサイクルとを交互に行うことによって、冬季等の外気温度が低い場合にも、暖房能力の低下を防止することができる。すなわち凝縮器から流出する冷媒と、暖房された室内等との温度差は少ないが、冬季等の外気とは大きな温度差を有する。したがって、温度の低い外気を吸熱源とするのではなく、凝縮器から流出する冷媒の残余熱を蓄熱した、外気温度より高い温度の蓄熱剤を吸熱源とすることによって、蒸発器における吸熱量を、大幅に増加させることができる。このため、冬季等の外気温度が低い場合においても、蒸発器における冷媒の蒸発量を増大させることができ、冷房能力の低下を防止することが可能になる。
なお蓄熱サイクルの間も上述したように、暖房を中断することなく、凝縮器からの放熱によって、従来と同程度の暖房を行うことができる。また圧縮機の吐出圧力を一定にした場合には、蒸発器における吸熱熱源の温度を高くすると、減圧比を低くすることができる。このため、膨張弁から流出する冷媒は大きく減圧されず、冷媒ガスの比容積は低下する。したがって圧縮機から吐出する冷媒ガスの質量が増加し、ヒートポンプサイクルにおける冷媒の循環流量が増大する。
蒸発器における吸熱を、低い温度の外気からではなく、蓄熱された高温の蓄熱剤から行う一方、同時に圧縮機から吐出する高圧の冷媒ガスを、室内等の暖房用の凝縮器と、屋外等に設けた蒸発器との双方で凝縮させて放熱することによって、屋内等の暖房と、屋外等に設けた蒸発器の除霜とを同時に行うことが可能になる。
また、夏季等の温度が高い場合には、冷媒の循環経路を逆にすることによって、凝縮器と蒸発器との機能を交換させて、屋内等の冷房に利用することができる。
図1を参照しつつ本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプの構成について説明する。本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプは、往復式圧縮機1、四方弁2、屋内に設けた暖房用の凝縮器3、第1の減圧手段である第1の膨張弁4、及び屋外に設けた蒸発器5を有し、これらを冷媒R22(CHClF)が循環する。なお第1の膨張弁4には、この膨張弁を迂回する第1の迂回経路41が設けてある。凝縮器3と第1の膨張弁4との間の冷媒経路には、冷媒R22と蓄熱剤である液体との間で熱交換する第1の熱交換器61を備えている。なお蓄熱剤である液体は、ポンプAによって、蓄熱槽Bと第3の熱交換器63とを循環し、この第3の熱交換器と第1の熱交換器61との間で熱交換を行う。
凝縮器3と第1の熱交換器61との間の冷媒経路には、第2の減圧手段である第2の膨張弁7を備えている。なお第2の膨張弁7には、この膨張弁を迂回する第2の迂回経路71が設けてある。また第1の熱交換器61と第1の膨張弁4との間の冷媒経路には、圧縮機1への第1のバイパス経路8が設けてある。なお圧縮機1の入口側には、この圧縮機に液冷媒が吸引されるのを防止するため、気液分離器Cが設けてある。
また第1の膨張弁4と蒸発器5との間の冷媒経路には、第1の熱交換器61の出口経路に至る第2のバイパス経路9を有し、この第2のバイパス経路には、第3の減圧手段である第3の膨張弁91と、蓄熱剤との熱交換を行う第2の熱交換器62とが設けてある。さらに第1の膨張弁4と第1の熱交換器61との間の冷媒経路には、凝縮器3と第2の膨張弁7との間の冷媒経路に至る第3のバイパス経路10を有しており、この第3のバイパス経路には、第4の減圧手段である第4の膨張弁12と、この凝縮器に向かってのみ冷媒を流す、逆止弁11とが設けてある。
なお凝縮器3と蒸発器5とには、熱交換率を向上させるために、送風ファン31,51がそれぞれ設けてある。また四方弁2には、圧縮機1との冷媒の連結経路21、この連結経路と蒸発器5との連結経路22、凝縮器3との連結経路23、気液分離器Cへの連結経路24、及びこの蒸発器との連結経路25が連結されている。また冷媒経路の所定の位置には、冷媒の流れを遮断する電磁弁が設けてある。なお、これらの電磁弁は、次の作用の説明で順次言及する。
次に、図2〜図9を参照しつつ、本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプの作用について説明する。さて図2は、本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプによって、暖房及び蓄熱サイクルの双方を行う場合の、冷媒の循環経路を示している。すなわち圧縮機1によって高圧に圧縮された冷媒ガスは、連結経路21を経由して四方弁2に流入し、この四方弁から連結経路23を経由して、屋内に設けた凝縮器3に流入する。なお連結経路21と蒸発器5とを連結する連結通路22は、この連結通路に設けた電磁弁V22によって、遮断されている。
凝縮器3に流入した高圧の冷媒ガスは、室内の空気に熱量Q11を放熱して凝縮し、第2の迂回経路71を経由して、第1の熱交換器61に流入する。なおこの場合には、第2の膨張弁7に冷媒が流れないように、その上流側に設けた電磁弁V7が閉じており、また第3のバイパス経路10へも、逆止弁11によって冷媒は流れない。第1の熱交換器61を通過する冷媒は、第3の熱交換器63を流れる蓄熱剤である液体に熱量Q12を放熱して、過冷却される。そして蓄熱剤である液体は、ポンプAによって第3の熱交換器63と蓄熱槽Bとの間を循環し、この蓄熱槽内の液体の温度が上昇して蓄熱される。
第3の熱交換器63で、蓄熱剤に熱量Q12を放熱して過冷却された液冷媒は、第1の膨張弁4に流入して減圧され、低温の気液混合状態の冷媒になる。なおこの場合は、膨張弁4の流入経路に設けた電磁弁V4は開通されているが、第1の迂回経路41と、第1のパイパス経路8と、第2のバイパス経路9とは、それぞれ電磁弁V41,V8,V9によって、冷媒経路が遮断されている。また第3のパイパス経路10は、逆止弁11にかかる背圧が高いので、冷媒が流れない。そして第1の膨張弁4から流出した低温の気液混合状態の冷媒は、屋外に設けた蒸発器5に流入して、この蒸発器において外気から熱量Q21,Q22を吸熱して気化する。なお蒸発器5に流出入する冷媒の温度差は、1〜4℃に保持されるように制御される。
ガス状態に気化して蒸発器5から流出した冷媒は、連結経路25を経由して四方弁2に流入し、次いでこの四方弁から気液分離器Cに流入する。なおこの場合には、連結経路25に設けた電磁弁V25は、開通されている。そして気液分離器Cを経由して、冷媒ガスだけが圧縮機1に吸引される。
次に図3を参照しつつ、上述したサイクルにおける冷媒の状態の変化を説明する。なお図3は、いわゆるP−h線図であって、冷媒圧力Pを縦軸、冷媒のエンタルピーhを横軸として、冷媒の飽和液線と飽和蒸気線とを示している。さて冷媒は、圧縮機1において駆動仕事Wにより圧縮され、点1から高圧のガス状態の点2まで昇温する。次いで昇温した冷媒ガスは、凝縮器3において等圧の状態で、屋内の空気に放熱して凝縮し、ほぼ飽和液線上にある点3の状態になる。なお凝縮器3から放熱される熱量Q11によって、屋内の空気が暖房される。
次いでほぼ飽和液線上にある液冷媒は、第1の熱交換器61において、第3の熱交換器63内を循環する蓄熱剤である液体と、熱交換して残余熱量Q12を放熱し、点5の過冷却状態まで冷却される。この残余熱量Q12は、蓄熱槽B内の液体を加熱して蓄熱される。過冷却状態となった液冷媒は、第1の膨張弁4によって、減圧膨張し、点6の低温の気液混合状態の冷媒になる。そして低温の気液混合状態の冷媒のうち液冷媒は、蒸発器5において、外気から熱量Q22、Q21を吸熱して、ほぼ飽和蒸気線上の点1まで気化する。
すなわち従来のサイクルでは、凝縮器3において熱量Q11を放熱した冷媒は、そのまま膨張弁4によって、点3から点4に膨張させているが、本発明では上述したように、この凝縮器から放熱される熱量Q11を暖房に利用した後、同時に冷媒に残存する残余熱量Q12を、更に蓄熱剤と熱交換させて蓄熱する。
次に図4〜図5を参照しつつ、上述した蓄熱によって温度が上昇した液体を吸熱源として、暖房を行うサイクルを説明する。図4に示すように、圧縮機1から流出する高圧の冷媒ガスは、連結経路21、四方弁2、および連結経路23を経由して、凝縮器3に流入し、熱量Qを屋内に放熱する。すなわち図5のP−h線図に示すように、冷媒は、点1から点2を経由して点3の状態に変化する。そして凝縮器3から流出した冷媒は、第2の膨張弁7で減圧されて、低温の気液混合状態の流体になる。すなわち図5に示すように、冷媒は、点3から点4まで減圧膨張する。なおこの場合は、電磁弁V7は、開通状態になって冷媒を第2の膨張弁7に導入し、一方第2の迂回経路71は、電磁弁V71によって遮断されている。
第2の膨張弁7から流出した低温の気液混合状態の冷媒は、第1の熱交換器61に流入し、第3の熱交換器63を循環する蓄熱剤である液体から吸熱して蒸発する。すなわち図5に示すように、冷媒は、気液混合状態の点4からほぼ飽和蒸気線上の点1まで変化する。ここで第1の熱交換器61では、上述した暖房及び蓄熱サイクルにおいて蓄熱された、外気温度よりはるかに高い温度の液体を吸熱源とすること、および液体は、外気より熱伝導性が良いことによって、冷媒を短期間にかつ多量に蒸発させることができる。そして第1の熱交換器61から流出した冷媒は、第1のバイパス経路8を経由して、気液分離器Cに流入し、ガス冷媒が圧縮機1に吸引される。なおこの場合は、蒸発器5の上流に位置する電磁弁V4,V41が遮断されているため、第1の熱交換器61から流出した冷媒は、この蒸発器に流入することはない。
以上の暖房サイクルにおいては、第1の熱交換器61において、蓄熱槽Bに蓄熱した温度の高い液体を吸熱源にすることによって、冷媒の蒸発圧力が上昇する。このため冬季においても、圧縮機1に流入するガス冷媒の質量は低下せず、暖房能力の低下を防止することができる。また吸熱熱源の温度が高いため、圧縮機1の圧縮比を小さくすることができるので、暖房効率COPが向上する。
したがって、図2〜図3に示した暖房及び蓄熱サイクルにおいて、凝縮器3からの放熱によって暖房すると同時に、従来は通常利用していなかったこの凝縮器3を流出する冷媒の残余熱を蓄熱しておき、次いで図4〜図5に示した暖房サイクルにおいて、蓄熱された高温の液体を吸熱源として暖房することを、交互に行うことによって、冬季の暖房能力を大幅に向上させることができる。なおこの暖房及び蓄熱サイクルと、暖房サイクルとを交互に行う時間は、蓄熱槽Bの容量等によって異なるが、5〜15分程度が適切である。
ところで図2〜図3に示す暖房及び蓄熱サイクルでは、屋外等に置いた蒸発器5において外気から吸熱する。したがって冬季等の外気温度が低い場合には、蒸発器5に着霜する場合がある。蒸発器5に着霜すると、上述したように、この蒸発器における熱交換率が大幅に低下して、暖房能力が低下してしまう。このため着霜を取り除く除霜操作が必要になる。図6〜図7を参照しつつ、本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプにおける除霜サイクルを説明する。
図6に示すように、圧縮機1から流出する高圧の冷媒ガスは、連結経路21を経由して、四方弁2と連結経路22とに分岐する。なお連結経路22に設けた電磁弁V22は開通してある。なお電磁弁V22は、流量調整機能を有している。四方弁2に流入した冷媒は、連結通路23を経由して、凝縮器3に流入し、熱量Q11を屋内に放熱して凝縮する。すなわち図7のP−h線図に示すように、冷媒は、点1から点2を経由して点3の状態に変化する。そして凝縮器3から流出した冷媒は、第2の膨張弁7で減圧されて、低温の気液混合状態の冷媒になる。すなわち図7に示すように、冷媒は、点3から点4まで減圧膨張する。なおこの場合は、電磁弁V7は、開通状態になっており、冷媒は第2の膨張弁7に流入する。一方第2の迂回経路71は、電磁弁V71によって遮断されている。
第2の膨張弁7から減圧して流出した冷媒は、第1の熱交換器61に流入し、第3の熱交換器63を循環する蓄熱剤である液体から熱量Q21を吸熱して気化する。すなわち図7に示すように、冷媒は、減圧後の気液混合状態の点4からほぼ飽和蒸気線上の点1まで状態変化する。ここで第1の熱交換器61では、上述した暖房及び蓄熱サイクルにおいて蓄熱した、外気温度よりはるかに高温度の液体から吸熱するため、多量の冷媒を蒸発させることができる。そして第1の熱交換器61から流出した冷媒は、第1のバイパス経路8を経由して、気液分離器Cに流入し、ガス冷媒が圧縮機1に吸引される。なおこの場合は、第1の膨張弁4の上流側に設けた電磁弁V4と、第1の迂回経路41に設けた電磁弁V41とが遮断されているため、第1の熱交換器61から流出した冷媒は、蒸発器5に流入することはない。また第1のバイパス経路8に設けた電磁弁V8は、開通されている。
さて分岐した他方の冷媒は、連結経路22を介して、屋外に設けた蒸発器5に流入し、この蒸発器で熱量Q12を放熱して凝縮し、この熱量Q12によって付着した霜を融解する。ここで蒸発器5に流入する冷媒は、圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒であるため、迅速かつ確実に除霜することができる。なお図7に示すように、この間において、冷媒は、点1から点2を経由して点3までの状態に変化する。そして蒸発器5で凝縮した冷媒は、第2のバイパス経路9に流入し、開通されている電磁弁V9を経由して第3の膨張弁91で減圧され、低温の冷媒となる。すなわち図7に示すように、冷媒は、点3から点4まで減圧膨張する。
次に第3の膨張弁91を流出し、低温となった気液混合状態の冷媒は、第2の熱交換器62に流入して、第3の熱交換器63を循環する蓄熱剤である液体から熱量Q22を吸熱して蒸発し、上述した第1のバイパス経路8に流入する一方の分岐冷媒と合流する。なお熱交換器62を循環する冷媒は、外気温度よりはるかに高温度の蓄熱液体から吸熱するため、多量の冷媒を短期間に蒸発させることができる。
このように除霜サイクルでは、凝縮器3で放熱して凝縮した冷媒の残余熱を利用して蓄熱した、外気より高温度の蓄熱液体から吸熱するため、高い暖房能力を発揮することができると共に、圧縮機1から流出する高温高圧の分流冷媒ガスによって、蒸発器5に付着した霜を溶かすことができる。このため室内等を効果的に暖房できると同時に、迅速かつ確実に除霜することができる。なお蒸発器5に設けた送風ファン51の空気吸込み側と吐出側とには、ダンパーが設けてあり、この除霜運転と同期させてこのダンパーを閉じ、外気の導入を遮断する。したがって蒸発器5から外気への放熱量が減少するため、除霜時間を短縮することができる。
最後に図8〜図9を参照しつつ、本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプによる冷房サイクルを説明する。この冷房サイクルでは、冷媒の循環を暖房時とは逆にして、屋外等に設けた蒸発器5を凝縮器として機能させることよって外気に放熱し、屋内等に設けた凝縮器3を蒸発器として機能させることよって屋内等の空気から吸熱して、屋内等を冷房する。すなわち圧縮機1から吐出する高圧冷媒ガスは、連結経路21を介して四方弁2に流入し、次いで連結経路25を介して蒸発器5に流入して、この蒸発器において外気に熱量Qを放熱して凝縮する。なおこの場合には、電磁弁V25は開通し、電磁弁V22は遮断してある。
蒸発器5で凝縮した冷媒は、第1の迂回経路41と、第3のバイパス経路10とを経由して、第4の膨張弁12に流入し、ここで減圧膨張して、低温の気液混合状態の冷媒になる。そして逆止弁11を経由して、屋内等に設けた凝縮器3に流入する。なおこの場合は、第1の迂回経路41に設けた電磁弁V41は開通し、第1及び第2のバイパス経路8,9に設けた電磁弁V8,V9は遮断してある。そして凝縮器3において、低温の気液混合状態の冷媒は、室内等の空気から熱量Qを吸熱して蒸発する。次いで冷媒ガスは、連結経路23を介して四方弁2に流入し、連結経路24と気液分離器Cとを経由して圧縮機1に戻る。この冷房サイクルは、図9に示すように、冷媒が点1、点2、点3、点4、及び点1の順に循環するものであって、凝縮器3において熱量Qを吸熱して、室内を冷房する。
なお冷媒の経路に設けた電磁弁V22等の開閉や、四方弁2の切り替えは、上述した暖房及び蓄熱サイクル、暖房サイクル、除霜サイクル、および冷房サイクルの選択スイッチ等と連動して、適正に作動するようにしてある。また暖房及び蓄熱サイクルと、暖房サイクルとの交互切り替えは、蓄熱槽B内の蓄熱剤である液体の温度や、蒸発器5の表面温度、あるいは送風ファン51による通過風量等によって、自動的に切り替わる。さらに除霜サイクルは、送風ファン51の吸込み圧力等によって、自動的に切り替を行うようにしてある。
本発明による蒸気圧縮式ヒートポンプは、特に冬季において、冷媒の残余熱を蓄熱することによって、暖房や加熱能力を効果的に高めると共に、省エネルギー化にも効果があり、さらに簡単な構造かつ低コストで製造できるため、各種の工場、オフィス、病院、あるいは家庭等の暖房等に使用できる。したがって暖房や加熱システム、及び熱交換器等の構成部品に関わる産業において、広く利用することができる。
蒸気圧縮式ヒートポンプの概略構成図である。 暖房及び蓄熱サイクル時の概略構成図である。 暖房及び蓄熱サイクル時のP−h線図である。 暖房サイクル時の概略構成図である。 暖房サイクル時のP−h線図である。 除霜サイクル時の概略構成図である。 除霜サイクル時のP−h線図である。 冷房サイクル時の概略構成図である。 冷房サイクル時のP−h線図である。 従来例による暖房サイクル時の概略構成図である。 従来例による暖房サイクル時のP−h線図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 四方弁
3 凝縮器
4 第1の膨張弁(第1の減圧手段)
41 第1の迂回経路(第1のバイパス手段)
5 蒸発器
61 第1の熱交換器
62 第2の熱交換器
63 第3の熱交換器
7 第2の膨張弁(第2の減圧手段)
71 第2の迂回経路(第2のバイパス手段)
8 第1のバイパス経路
9 第2のバイパス経路
91 第3の膨張弁(第3の減圧手段)
10 第3のバイパス経路
11 逆止弁
12 第4の膨張弁(第4の減圧手段)
A ポンプ
B 蓄熱槽
C 気液分離器

Claims (3)

  1. 圧縮機(1)、四方弁(2)、凝縮器(3)、第1のバイパス手段(41)を有する第1の減圧手段(4)、蒸発器(5)およびこれらを通過する冷媒を有し、
    上記凝縮器(3)と第1の減圧手段(4)との間の冷媒経路には、上記冷媒と蓄熱剤との間で熱交換する第1の熱交換器(61)を備え、
    上記凝縮器(3)と第1の熱交換器(61)との間の冷媒経路には、第2のバイパス手段(71)を有する第2の減圧手段(7)を備え、
    上記第1の熱交換器(61)と第1の減圧手段(4)との間の冷媒経路には、上記圧縮機(1)への第1のバイパス経路(8)が設けてあり、
    暖房及び蓄熱サイクルと、暖房サイクルとを交互に行うものであって、
    上記暖房及び蓄熱サイクルでは、上記圧縮機(1)から流出した冷媒は、上記四方弁(2)、凝縮器(3)、第2のバイパス手段(71)、第1の熱交換器(61)、第1の減圧手段(4)、蒸発器(5)、四方弁(2)、及び圧縮機(1)をこの順序で循環することによって、蒸発器(5)において吸熱し、凝縮器(3)において放熱し、および第1の熱交換器(61)において上記蓄熱剤に放熱し、
    上記暖房サイクルでは、上記圧縮機(1)から流出した冷媒は、上記四方弁(2)、凝縮器(3)、第2の減圧手段(7)、第1の熱交換器(61)、第1のバイパス経路(8)、及び圧縮機(1)をこの順序で循環することによって、第1の熱交換器(61)において上記蓄熱剤から吸熱し、凝縮器(3)において放熱する
    ことを特徴とする蒸気圧縮式ヒートポンプ。
  2. 請求項1において、上記第1の減圧手段(4)と蒸発器(5)との間の冷媒経路には、上記第1の熱交換器(61)の出口経路に至る第2のバイパス経路(9)を有し、
    上記第2のバイパス経路(9)には、第3の減圧手段(91)と第2の熱交換器(62)とが設けてあり、
    上記圧縮機(1)から流出した冷媒は、2経路に分流し、
    一方の上記分流は、上記四方弁(2)、凝縮器(3)、第2の減圧手段(7)、第1の熱交換器(61)、第1のバイパス経路(8)、及び圧縮機(1)をこの順序で循環することによって、第1の熱交換器(61)において上記蓄熱剤から吸熱し、凝縮器(3)において放熱し、
    他方の上記分流は、上記蒸発器(5)、第2のバイパス経路(9)に設けた第3の減圧手段(91)及び第2の熱交換器(62)、第1のバイパス経路(8)、並びに圧縮機(1)をこの順序で循環することによって、第2の熱交換器(62)において上記蓄熱剤から吸熱し、蒸発器(5)において放熱して除霜を行う
    ことを特徴とする蒸気圧縮式ヒートポンプ。
  3. 請求項1または2のいずれかにおいて、上記第1の減圧手段(4)と第1の熱交換器(61)との間の冷媒経路には、上記凝縮器(3)と第2の減圧手段(7)との間の冷媒経路に至る第3のバイパス経路(10)を有し、
    上記第3のバイパス経路(10)は、第4の減圧手段(12)と逆止弁(11)とを備え、
    上記圧縮機(1)から流出した冷媒は、上記四方弁(2)、蒸発器(5)、第1のバイパス手段(41)、第3のバイパス経路(10)に設けた第4の減圧手段(12)及び逆止弁(11)、凝縮器(3)、四方弁(2)、並びに圧縮機(1)をこの順序で循環することによって、蒸発器(5)で放熱し、凝縮器(3)において吸熱する
    ことを特徴とする蒸気圧縮式ヒートポンプ。
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