JP2021012010A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水冷式の冷凍サイクル装置において、冷房運転時に、冷却水の温度が低い場合には、冷媒回路の高圧圧力が低下し、室内側へ液冷媒を十分に循環できなくなるという課題があった。【解決手段】冷凍サイクル装置(1)は、圧縮機(21)と、利用側熱交換器(32a、32b)と、第1電動弁(31a、31b)と、熱源側熱交換器(23)と、第2電動弁(24)と、バイパス回路(27)と、第3電動弁(28)と、制御部(40)とを備える。第1電動弁は、利用側熱交換器への冷媒の流量を調整する。熱源側熱交換器は、冷媒と水とで熱交換を行う。バイパス回路は、圧縮機の吐出側と、第1電動弁と第2電動弁との間とを接続する。第3電動弁は、バイパス回路の冷媒の流量を調整する。制御部は、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合に、第1条件を満たすか判断し、第1条件を満たすときに、第3電動弁を所定開度R1まで開ける。第1条件は、第1電動弁の開度が所定開度P1を超えるという条件Aを含む。【選択図】図2

Description

冷凍サイクル装置に関する。
冷媒を用いて室内の空気調和を行う空気調和装置において、水を用いて熱源側熱交換器を冷却(または加熱)する、水冷式の空気調和装置が知られている。特許文献1(特開2008−75948号公報)は、水冷式の空気調和装置において、冷媒回路の高圧圧力が最適圧力となるように、冷却水の供給流量を調節することを開示している。
水冷式の冷凍サイクル装置において、冷房運転時(利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合)に、冷却水の温度が低い場合には、冷媒回路の高圧圧力が低下し、室内側へ液冷媒を十分に循環できなくなるという課題があった。
第1観点の冷凍サイクル装置は、圧縮機と、利用側熱交換器と、第1電動弁と、熱源側熱交換器と、第2電動弁と、バイパス回路と、第3電動弁と、制御部とを備える。圧縮機は、冷媒を圧縮する。第1電動弁は、利用側熱交換器への冷媒の流量を調整する。熱源側熱交換器は、冷媒と水とで熱交換を行う。第2電動弁は、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合に、熱源側熱交換器の下流側に位置し、冷媒の流量の調整を行う。バイパス回路は、圧縮機の吐出側と、第1電動弁と第2電動弁との間とを接続する。第3電動弁は、バイパス回路の冷媒の流量を調整する。制御部は、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合に、第1条件を満たすか判断し、第1条件を満たすときに、第3電動弁を所定開度R1まで開ける。第1条件は、第1電動弁の開度が所定開度P1を超えるという条件Aを含む。
第1観点の冷凍サイクル装置は、第1電動弁の開度によって、バイパス回路の流量を制御するので、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、第2電動弁下流側の圧力が確保され、室内側への液冷媒の循環量が確保される。
第2観点の冷凍サイクル装置は、第1観点の装置であって、第1条件が、さらに、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、第2電動弁の下流側の圧力相当値が所定値以下という条件Bを含む。ここで、圧力相当値とは、たとえば、圧力、または、温度である。
第2観点の冷凍サイクル装置は、バイパス回路上の第3電動弁の開度を所定開度開ける条件として、第2電動弁の下流側の圧力相当値が所定値以下との条件を含むので、確実に、第2電動弁の下流側の冷媒圧力が確保される。
第3観点の冷凍サイクル装置は、第2観点の装置であって、第1条件が、さらに、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、第2電動弁の下流側の過冷却度が、所定値以上であるという条件Cを含む。
第3観点の冷凍サイクル装置は、過冷却度が確保され、第1電動弁と第2電動弁の間の冷媒が気液二相状態になり、圧力損失が増加することにより、冷媒圧力が低下し、室内側へ液冷媒を十分に循環できなくなるのを防止する。
第4観点の冷凍サイクル装置は、第1観点〜第3観点のいずれかの装置であって、制御部は、第1条件および第2条件を満たすかどうか判断し、第1条件を満たすが第2条件を満たさないと判断した場合、第3電動弁を所定開度R1だけ開け、第1条件および第2条件を満たすと判断した場合、第3電動弁を所定開度R1よりも大きい所定開度R2まで開ける。第2条件は、第1電動弁の開度が所定開度P1より大きい所定開度P2を超える条件である。
第4観点の冷凍サイクル装置は、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、第2電動弁下流側の圧力がより大きく低下していると推定される場合に、バイパス回路の第3電動弁の開度をより大きく開けるので、より迅速に利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、第2電動弁下流側の圧力が回復する。
第5観点の冷凍サイクル装置は、第1観点〜第4観点のいずれかの装置であって、制御部は、第1条件を満たし、第3電動弁を所定開度R1まで開けた後で、所定時間T1経過後に、第1条件を満たすときは、第3電動弁をさらに所定開度r3開ける。
第5観点の冷凍サイクル装置は、バイパス回路の第3電動弁の開度を調整した後で、所定時間経過後、さらに、第3電動弁の開度を調整するので、より適切な第3電動弁の開度の制御が可能になる。
第6観点の冷凍サイクル装置は、第5観点の装置であって、制御部は、第1条件を満たし、第3電動弁を所定開度R1だけ開けた後で、所定時間T1経過後に、第1条件および第2条件を満たすかどうか判断し、第1条件を満たすが第2条件を満たさないと判断した場合、第3電動弁をさらに所定開度r3だけ開け、第1条件および前記第2条件を満たすと判断した場合、第3電動弁をさらに所定開度r3よりも大きい所定開度r4だけ開ける。第2条件は、第1電動弁の開度が所定開度P1より大きい所定開度P2を超える条件である。
第6観点の冷凍サイクル装置は、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、第2電動弁下流側の圧力がより大きく低下していると推定される場合に、バイパス回路の第3電動弁の開度をより大きく開けるので、より迅速に利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、第2電動弁下流側の圧力が回復する。
第7観点の冷凍サイクル装置は、第1観点〜第6観点のいずれかの装置であって、制御部は、第1条件を満たし、第3電動弁を所定開度R1開けた後で、所定時間T1経過後に、第3条件を満たすときは、前記第3電動弁の開度を所定開度r5だけ小さくする。第3条件は、前記第1電動弁の開度が前記所定開度P1より小さい所定開度P3以下である条件である。
第7観点の冷凍サイクル装置は、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、第2電動弁下流側の圧力が上昇しすぎるのを防止することができる。
第8観点の冷凍サイクル装置は、第1観点〜第7観点のいずれかの装置であって、制御部は、利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合、熱源側熱交換器の圧力相当値が、第1所定圧力相当値になるように第2電動弁の開度を所定開度Q1に制御する。制御部は、さらに、所定時間T2経過後に、第3電動弁が閉であるか、または、第3電動弁の開度が第3所定時間以上変更が無いときは、第2電動弁の開度を所定開度Q1よりも大きな所定開度Q2に制御する。ここで、圧力相当値とは、たとえば、圧力、または、温度である。
第8観点の冷凍サイクル装置は、第3電動弁の状態が安定しているときに、第2電動弁の開度を大きくするので、高圧圧力を低下させ、圧縮機の消費電力を削減することができる。
第1実施形態の冷凍サイクル装置1の全体構成を示す図である。 第1実施形態の冷凍サイクル装置1における、第3電動弁28(バイパス電動弁)の開度制御の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の冷凍サイクル装置1における、第2電動弁24(熱源側膨張弁)による目標凝縮圧力制御の流れを示すフローチャートである。 変形例1Fの冷凍サイクル装置1における、第3電動弁28(バイパス電動弁)の開度制御の流れの特徴部分を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
(1)冷凍サイクル装置1の構成
第1実施形態の冷凍サイクル装置1の全体構成の概略を図1に示す。図1は、冷媒回路2を中心に記載している。冷凍サイクル装置1は、冷暖房を行う空気調和装置、冷温水器などに用いることができる。冷凍サイクル装置1は、水冷式である。冷媒回路2を流れる冷媒は、熱源側熱交換器23において、水回路5を流れる水と熱交換を行う。
本実施形態の冷凍サイクル装置1は、熱源ユニット20と、利用ユニット30a、30bと、制御部40と、を有している。利用ユニット30a、30bは、1台または複数台である。図1では、2台の利用ユニット30a、30bが例示されている。
熱源ユニット20は、圧縮機21と、アキュムレータ26と、四方切換弁22と、熱源側熱交換器23と、第2電動弁24と、高圧レシーバ25と、バイパス回路27と、第3電動弁28と、複数の温度センサ12〜17と、圧力センサ18と、液側閉鎖弁61と、ガス側閉鎖弁62とを含んでいる。熱源ユニット20においては、四方切換弁22と、熱源側熱交換器23と、第2電動弁24と、高圧レシーバ25と、液側閉鎖弁61とは、順に冷媒配管によって接続されている。なお、第2電動弁24と液側閉鎖弁61との間の冷媒配管を液管29と呼ぶことがある。
圧縮機21は、冷媒を圧縮する。四方切換弁22は、図1の破線(暖房)と、実線(冷房)とで冷媒の流れを切り換える。熱源側熱交換器23は、冷媒回路2を流れる冷媒と、水回路5を流れる水とで熱交換させる。熱源側熱交換器23は、プレート式熱交換器である。第2電動弁24は、冷媒配管を流れる冷媒の流量を調整する。高圧レシーバ25、アキュムレータ26は、冷媒を一時貯留する。
圧力センサ18は、圧縮機21の吐出側に接続され、高圧圧力を計測する。温度センサ14は、熱源側熱交換器23の四方切換弁22側の冷媒配管に配置され、熱源側熱交換器23の冷媒配管の入口温度を測定する。温度センサ15は、熱源側熱交換器23の第2電動弁24側の冷媒配管に配置され、熱源側熱交換器23の冷媒配管の出口温度を測定する。温度センサ16は、熱源側熱交換器23上に配置され、気液2相状態の冷媒温度を測定する。温度センサ17は、液管29上に配置され、冷媒配管の温度を測定する。
バイパス回路27は、圧縮機21の吐出側の冷媒配管と、第2電動弁24と高圧レシーバ25との間の冷媒配管(液管29)とを接続している。第3電動弁28(バイパス電動弁)は、バイパス回路27上に配置されている。第3電動弁28の開度は、閉から全開まで、連続的にまたは段階的に変更可能である。第3電動弁28の開度を変更することにより、バイパス回路27を流れる冷媒の流量が変化する。バイパス回路27は、冷房運転時(利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合)に、液管29の圧力が低下した時に、液管29に圧縮機21の吐出側の高圧冷媒を供給し、液管29の圧力を維持する役割をもつ。バイパス回路27は、圧縮機21の吐出側の冷媒配管から、第2電動弁24と高圧レシーバ25との間の冷媒配管に接続されているが、これに限らず、第2電動弁24と利用ユニット30a、30bの液側閉鎖弁61との間の冷媒配管に接続されていればよい。また、圧縮機21から吐出された高圧冷媒は、第2電動弁24と後述する第1電動弁31a、31bとの間に供給される構成であればよい。
利用ユニット30aは、利用側熱交換器32aと、第1電動弁31aとを含んでいる。利用ユニット30bは、利用側熱交換器32bと、第1電動弁31bとを含んでいる。第1電動弁31a、31bと利用側熱交換器32a、32bとは冷媒配管で接続され、さらに、第1電動弁31a、31bは冷媒配管で液側閉鎖弁61に、利用側熱交換器32a、32bは、冷媒配管で、ガス側閉鎖弁62に接続されている。
第1電動弁31a、31bは、冷媒を減圧し、また、冷媒流量の調整を行う。利用側熱交換器32a、32bは、冷媒と室内の空気とで熱交換を行う。
制御部40は、コンピュータである。制御部40は、プロセッサとメモリとを有している。本実施形態においては、制御部40は、熱源ユニット20に配置されている。制御部40は、別の位置に配置されていても良い。制御部40は複数のコンピュータから構成され、複数のコンピュータが別の位置に配置され連携して制御を行っても良い。制御部40は、熱源ユニット20、利用ユニット30a、30b内の各機器を制御する。制御部40は、熱源ユニット20、利用ユニット30a、30b内の各機器、および、温度センサ12〜17と、接続されている。制御部40は、各機器の稼動の状態、各センサの測定値などの情報を入手して、その情報に基づいて各機器を制御する。
暖房運転時には、圧縮機21から吐出した冷媒は、利用側熱交換器32a、32b、第1電動弁31a、31b、高圧レシーバ25、第2電動弁24、熱源側熱交換器23、アキュムレータ26を経由して、再び圧縮機21に吸入される。言い換えると、暖房時には、利用側熱交換器32a、32bが、凝縮器(放熱器)として、熱源側熱交換器23が、蒸発器として機能する。
冷房運転時には、圧縮機21から吐出した冷媒は、熱源側熱交換器23、第2電動弁24、高圧レシーバ25、第1電動弁31a、31b、利用側熱交換器32a、32b、アキュムレータ26を経由して、再び圧縮機21に吸入される。言い換えると、冷房時には、熱源側熱交換器23が、凝縮器(放熱器)として、利用側熱交換器32a、32bが、蒸発器として機能する。
(2)水回路5の構成
上述したように、冷凍サイクル装置1の冷媒は、熱源側熱交換器23において水と熱交換する。この水は、水回路5内を循環している。水回路5は、熱源側熱交換器23、水量調整弁11、循環ポンプ51、水熱源(図示せず)が水配管で接続されている。水配管上には、第1温度センサ12と、第2温度センサ13が配置されている。第1温度センサ12は、熱源ユニット20の外側であって、熱源側熱交換器23の入口の水配管上に配置されている。第2温度センサ13は、熱源ユニット20の外側であって、熱源側熱交換器23の出口の水配管上に配置されている。第1温度センサ12及び第2温度センサ13は、上述した位置に限定されず、それぞれ熱源ユニット20内の熱源側熱交換器23の入口の水配管上、出口の水配管上に配置されていてもよい。
循環ポンプ51は、水を水回路5内で循環させる。循環ポンプ51は、ポンプの入口と出口の差圧が所定範囲内になるように回転数制御される。本実施形態においては、循環ポンプ51の回転数は、制御部40とは、独立に制御される。循環ポンプ51は、図1では、水回路5の熱源側熱交換器23の出口側に接続されている。循環ポンプ51は、水回路5の熱源側熱交換器23の入口側に接続されていてもよく、水回路5内に配置されていれば、他の位置であっても良い。
水量調整弁11は、水回路5内を流れる水の水量を調整する。水量調整弁11は、開度の調整の可能な電動弁である。水量調整弁11は、制御部40によって制御される。水回路5内の水量は、原始的に循環ポンプ51の回転数で決まるが、循環ポンプ51は制御部40によって制御できないので、制御部40は、水量調整弁11によって、水回路5の水量を制御する。水量調整弁11の制御により水回路5の水量が変化すると、循環ポンプ51の入口と出口に差圧が生じる。循環ポンプ51は、生じた差圧に基づき、水回路5の水の循環量を制御する。水量調整弁11は、図1では、水回路5の熱源側熱交換器23の入口側に接続されている。水量調整弁11は、水回路5の熱源側熱交換器23の出口側に接続されていてもよく、水回路5内に配置されていれば、他の位置であっても良い。
水熱源は、水回路5を流れる水を冷却するものであり、たとえば、クーリングタワーである。
第1温度センサ12は、熱源側熱交換器23の入口の水配管の温度を測定する。第2温度センサ13は、熱源側熱交換器23の出口の水配管の温度を測定する。第1温度センサ12および第2温度センサ13は、サーミスタである。第1温度センサ12および第2温度センサ13で測定した温度の測定値は、制御部40に送られる。
冷凍サイクル装置1の制御部40は、第1温度センサ12および第2温度センサ13で測定した温度の測定値やその他の情報を基にして、水量調整弁11の開度の調整を行う。
(3)第3電動弁28(バイパス電動弁)の開度制御
本実施形態の第3電動弁28の開度制御を、図2のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態のバイパス回路27と第3電動弁28は、冷凍サイクル装置1の運転条件によっては、必ずしも使用する必要はない。言い換えると、第3電動弁28は、閉状態でもよい。バイパス回路27に冷媒を流す場合とは、たとえば、冷凍サイクル装置の冷房運転時、言い換えると、熱源側熱交換器23を凝縮器として用いているときに、水回路5を流れる冷却水の温度が低すぎる場合である。このような場合には、液管29の圧力が低下し、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量が不足する恐れがある。このとき、第3電動弁28を開いて、バイパス回路27に冷媒を流し、液管29の冷媒の圧力を保持する必要が生じる。
まず、最初に、制御部40は、第3電動弁28の開度を確認する(S101)。本制御は、第3電動弁28の閉状態で開始する制御であるので、第3電動弁28の閉状態を確認して、ステップ102に進む。
ステップ102では、制御部40は、第1条件を満たしているか否かを判断する。
本実施形態においては、第1条件は、条件A〜Cの3条件からなっている。
条件Aは、第1電動弁31a、31bの開度が所定開度P1を超えているという条件である。なお、本実施形態、変形例において、第1電動弁31a、31bが複数存在する場合には、第1電動弁の開度は、最も開度の大きな第1電動弁の開度とする。条件Aは、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量が不足していることを示す条件である。
条件Bは、液管29の圧力相当値が所定値以下という条件である。ここで、圧力相当値とは、たとえば、圧力、または、温度である。
条件Cは、液管29の過冷却度が、所定値以上であるという条件である。
ステップ102では、制御部40は、条件A〜Cのどれか一つでも満たされないときは、第1条件は満たされないと判断して、ステップS111に進む。ステップS111では、制御部40は、所定時間T4の経過を待ち、再び、ステップS102に戻る。
ステップ102で、制御部40は、条件A〜Cが三つとも満たされるとき、第1条件が満たされるとして、ステップS103に進む。
ステップS102で第1条件が満たされるとき、制御部40は、第3電動弁28の開度を所定開度R1に開き、バイパス回路27に冷媒を流す(S103)。
次に、ステップS104では、制御部40は、第3電動弁28の開度を所定開度R1に保持した状態で、所定時間T1の経過を待つ。
所定時間T1の経過後、制御部40は、もう一度第1条件を満たすか否かを判断する(S105)。そして、第1条件を満たす場合は、制御部40は、第2条件を満たすか否かを判断する(S106)。第2条件は、条件A’、B、Cの3条件からなっている。条件B、Cは第1条件と同じである。条件A’は、第1電動弁31a、31bの開度が所定開度P1より大きい所定開度P2(P2>P1)を超えるという条件である。言い換えると、第2条件は条件Aよりもさらに、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量が不足していることを示す条件である。ステップS106で、第1条件は満たすが、第2条件は満たさないときは、ステップS122に進み、制御部40は、第3電動弁28の開度をさらに所定開度r3だけ開く。ステップS106で、第1条件を満たし、さらに第2条件も満たすときは、ステップS121に進み、制御部40は、第3電動弁28の開度をさらに所定開度r3より大きい所定開度r4(r4>r3)だけ開く。
また、ステップS105で、第1条件を満たさないときは、ステップS107に進み、第3条件を満たすか否かを判断する。第3条件は、第1電動弁31a、31bの開度が所定開度R3(R3<R1)より小さいという条件である。ステップS107で、制御部40は、第1条件は満たさず、第3条件も満たさないと判断した場合には、ステップS124に進み、第3電動弁28の開度をそのまま維持する。ステップS107で、制御部40は、第1条件は満たさず、第3条件は満たすと判断した場合には、ステップS123に進み、第3電動弁28の開度を所定開度r5だけ小さくする。この場合は、制御部40は、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量は充足されていると判断し、バイパス回路27を流れる冷媒量を減らす制御を行う。
言い換えると、本実施形態においては、ステップS102で第1条件を満たす場合に、制御部40は、第3電動弁28の開度を所定開度R1に開いた(S103)後、所定時間T1の経過(S104)後、ステップS105〜S107で、第1〜第3条件の判定によって、第3電動弁28の開度を変更する。さらに、所定時間T1の経過(S104)後、ステップS105〜S107で、制御部40は、第1〜第3条件を判定し、第3電動弁28の開度を変更する操作を繰り返し、第3電動弁28の開度を適切に保持してもよい。この制御によって、液管29の冷媒の圧力を保持し、冷媒循環量を確保することができる。
(4)第2電動弁24(熱源側膨張弁)の開度制御
従来、水冷式の冷凍サイクル装置は、冷房運転時(利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合)に、所定の目標凝縮圧力を設定し、凝縮圧力が一定になるよう制御していた。しかしながら、所定の目標凝縮圧力は固定のため、凝縮圧力が低くても良い条件の場合であっても、凝縮圧力を目標凝縮圧力まで上げる必要があり、圧縮機の消費電力の抑制が不十分になる。
そこで、本実施形態では、消費電力を抑制するために、目標凝縮圧力相当値を必要に応じて変更する冷凍サイクル装置1の運転を行う。ここで、圧力相当値とは、たとえば、圧力、または、温度である。以下、目標凝縮圧力相当値および凝縮圧力相当値は、それぞれ目標凝縮圧力、凝縮圧力とする。目標凝縮圧力を変更する場合の第2電動弁24の開度制御について、図3を用いて、説明する。
まず、ステップS201では、制御部40は、凝縮圧力が所定の目標凝縮圧力になるように第2電動弁24の開度を制御する。凝縮圧力が所定の目標凝縮圧力になったときの第2電動弁の開度をQ1とする。
次に、ステップS202では、所定時間T2の間、凝縮圧力を一定に保持する。次に、所定時間T2経過後、ステップS203、S204では、制御部40は、第3電動弁28(バイパス電動弁)の状態を判断する。ステップS203では、制御部40は、第3電動弁28が閉か否かを判断する。閉のときは、ステップS205へ進む。第3電動弁28が開のときは、ステップS204へ進む。ステップS204では、制御部40は、第3電動弁28の開度が、所定時間T3以上変更されていないかを確認する。変更されているときは、制御部40は、目標凝縮圧力を変更しないと判断して、ステップS201に戻る。
ステップS204で、制御部40は、第3電動弁28の開度が所定時間T3以上変更されていないと判断したときは、ステップS203で第3電動弁28が閉と判断した場合と同様に、ステップS205へ進む。
ステップS205では、制御部40は、目標凝縮圧力(相当値)を、たとえば1℃下げ、ステップS206へ進む。
ステップS206では、制御部40は、下げた目標凝縮圧力になるように、第2電動弁24(熱源側膨張弁)の開度を所定開度Q1から所定開度Q1より大きい所定開度Q2(Q2>Q1)に変更する。冷凍サイクル装置1は、このような制御により、第3電動弁28の開度に基づき液管29の圧力が安定しているかどうかを判断し、圧力が安定している場合に目標凝縮圧力を低くすることができ、圧縮機の消費電力を削減することができる。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態の冷凍サイクル装置1は、熱源側熱交換器23において冷媒を循環水を用いて冷却する構成を有している。冷凍サイクル装置1は、熱源ユニット20と、利用ユニット30a、30bとを有する。利用ユニット30a、30bには、第1電動弁31a、31bと、利用側熱交換器32a、32bを含む。熱源ユニット20は、熱源側熱交換器23をバイパスするバイパス回路27と、バイパス回路の冷媒流量を調節する第3電動弁28とを有している。
冷凍サイクル装置1が、多数(たとえば5台以上)の利用ユニットを有している場合、利用ユニットと熱源ユニットを接続する配管が長尺(たとえば20m以上)になる場合、利用ユニットが熱源ユニットよりも高い位置(たとえば10m以上)に配置されている場合などにおいては特に、冷媒を送り出す熱源ユニットにおいては、熱源ユニットと利用ユニットとを接続する冷媒配管における圧力損失を相殺する、より高い圧力で冷媒を送り出すことが求められる。
より具体的には、冷凍サイクル装置1の冷房運転時に、冷却水の温度が低すぎるときは液管29の圧力が低下し、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量が不足する恐れがある。
そこで、本実施形態においては、バイパス回路27を設けて、第3電動弁28を開くことによって、バイパス回路27に冷媒を流し、液管29の圧力を維持して、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量を確保する。
(5−2)
本実施形態の冷凍サイクル装置1の制御部40は、第1条件を満たすか否かを判断(S102)し、第1条件を満たすときは、第3電動弁28の開度を所定開度R1だけ開ける(S103)。第1条件とは、第1電動弁31a、31bの開度が所定開度P1を超えるという条件Aを含む。
第1電動弁31a、31bの開度が所定開度P1を超えているときは、利用ユニット30a、30bへの冷媒の循環量が不足している可能性があると考えられる。そこで、第3電動弁28の開度を所定開度R1だけ開けることにより、液管29の圧力を維持して、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量を確保することができる。
(5−3)
第1条件は、さらに、利用側熱交換器32a、32bを蒸発器として運転させた場合における、液管29の圧力相当値が所定値以下という条件Bを含む。
この場合も液管29の圧力が不足し、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量が不足している可能性がある。そこで、第3電動弁28の開度を所定開度R1だけ開けることにより、液管29の圧力を維持して、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量を確保する。
(5−4)
第1条件は、さらに、利用側熱交換器32a、32bを蒸発器として運転させた場合における、液管29の圧力の過冷却度が、所定値以上であるという条件Cを含む。
過冷却度が不十分であれば、第1電動弁31a、31bと第2電動弁24の間の冷媒が気液二相状態になり、圧力損失が増加する。これにより、液管29の圧力が低下し、利用ユニット30a、30bへ液冷媒を十分に循環できなくなる。そこで、制御部40が第3電動弁の開度を所定開度R1だけ開けることにより、液管29の圧力を維持して、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量を確保する。
(5−5)
本実施形態の冷凍サイクル装置1の制御部40は、第1条件を満たし(S102)、第3電動弁28を所定開度P1だけ開けた(S103)後で、所定時間T1経過後(S104)に、第1条件を満たす(S105)ときは、第3電動弁28をさらに所定開度r3だけ開ける(S122)。
第3電動弁28を所定開度R1だけ開けた(S103)後で、なお、液管29の圧力が十分高くなっていない、または、液管29の圧力が低下したときは、制御部40は第3電動弁28を所定開度R1からさらに所定開度r3開ける(S122)。これにより、第3電動弁28が所定開度R1空いているときよりも、バイパス回路27を通じて液管29に供給される高圧冷媒量を増加させることができ、液管29の圧力をさらに高くすることができる。
(5−6)
本実施形態の冷凍サイクル装置1の制御部40は、第1条件を満たし(S102)、第3電動弁28を所定開度R1だけ開けた(S103)後で、所定時間T1経過後(S104)に、第1条件(S105)に加えて、第2条件(S106)を検討する。第2条件は、第1電動弁31a、31bの開度が所定開度P1より大きい所定開度P2(P2>P1)を超える条件である。第1条件を満たすが第2条件を満たさないと判断した場合、第3電動弁28をさらに所定開度r3だけ開け、第1条件および第2条件を満たすと判断した場合、第3電動弁28をさらに所定開度r3より大きい所定開度r4(r4>r3)だけ開ける。
制御部40は、第1電動弁31a、31bの開度に応じて、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量の不足量を推定し、それに応じて、第3電動弁28の開度を決めている。
(5−7)
本実施形態の冷凍サイクル装置1の制御部40は、第1条件を満たし(S102)、第3電動弁28を所定開度R1だけ開けた(S103)後で、所定時間T1経過後(S104)に、第1条件とともに第3条件(S107)を検討する。第3条件は、第1電動弁31a、31bの開度が所定開度P1より小さい所定開度P3以下であるという条件である。第1条件を満たさず第3条件を満たさないと判断した場合、第3電動弁28の開度を維持し(S124)、第1条件を満たさず第3条件を満たすと判断した場合、第3電動弁28の開度を所定開度r5だけ閉める。
制御部40は、第1電動弁31a、31bの開度が狭く、利用ユニット30a、30bへの冷媒循環量の不足が無いと判断した場合には、第3電動弁28の開度を絞る方向に制御する。
(5−8)
本実施形態の冷凍サイクル装置1は、利用側熱交換器32a、32bを蒸発器として運転させた場合に、目標凝縮圧力相当値を、冷凍サイクルの運転状態に合わせて可変に制御する。ここで、圧力相当値とは、たとえば、圧力、または、温度である。
具体的には、次の制御を行う。
最初に、制御部40は、凝縮圧力が所定の目標凝縮圧力になるように、第2電動弁24の開度を所定開度Q1に制御する(S201)。凝縮圧力が目標凝縮圧力となったところで、制御部40は、所定時間T2経過するのを待つ(S202)。次に、制御部40は、第3電動弁28(バイパス電動弁)の開度に関する条件が所定の条件を満たすか否かを判断する。条件とは、第3電動弁が閉か(S203)、または、第3電動弁28の開度が所定時間T3以上変化していない(S204)という条件である。この条件が満たされるときは、制御部40は、目標凝縮圧力を下げ(S205)、凝縮圧力が下げた目標凝縮圧力になるように、第2電動弁24の開度を所定開度Q1より大きい所定開度Q2(Q2>Q1)に広げる(S206)。
上記ステップS203、S204の条件は、バイパス回路27に冷媒が流れていないか、冷媒が流れていても流量が安定しているということを示す条件であり、換言すれば、液管29の圧力が安定していることを意味する。このような場合には、制御部40は、目標凝縮圧力を低下させ、圧縮機の消費電力の削減を図ることができる。
(6)変形例
(6−1)変形例1A
第1実施形態においては、第1条件は、条件A〜条件Cの3つであった。第1条件は、適宜、もっと多くても少なくても良い。
変形例1Aにおいては、第1条件は、条件Aだけである。変形例1Aの冷凍サイクル装置の構成、および、制御は、その他は、第1実施形態と全く同様である。
(6−2)変形例1B
変形例1Aにおいては、第1条件は、条件Aと条件Cである。変形例1Aの冷凍サイクル装置の構成、および、制御は、その他は、第1実施形態と全く同様である。
(6−3)変形例1C
第1実施形態においては、第2条件は、条件A’、条件Bと条件Cの3条件であった。第2条件は、適宜、もっと多くても少なくても良い。
変形例1Cにおいては、第2条件は、条件A’だけである。変形例1Cの冷凍サイクル装置の構成、および、制御は、その他は、第1実施形態と全く同様である。
(6−4)変形例1D
第1実施形態においては、第2条件は、条件A’、条件Bと条件Cの3条件であり、変形例1Cにおいては、第2条件は、条件A’だけであった。変形例1Dにおいては、第2条件は、条件A’と条件Cである。変形例1Dの冷凍サイクル装置の構成、および、制御は、その他は、第1実施形態と全く同様である。
(6−5)変形例1E
第1実施形態においては、ステップS104で所定時間T1経過後、ステップS105〜S107で、第1条件〜第3条件について判断していた。変形例1Eにおいては、ステップS104までは、第1実施形態と同じであるが、次に、制御部40は、第1条件と、第3条件のみについて条件を満たすか否かを判断し、第2条件については判断しない点が異なる。その他は、第1実施形態と同様である。
(6−6)変形例1F
変形例1Fの第3電動弁28(バイパス電動弁)の制御フローは、第1実施形態とほとんど同じであるが、ステップS102と、ステップS103の部分が異なる。変形例1Fの第3電動弁28(バイパス電動弁)の制御フローの第1実施形態と異なる部分を中心に部分的に記載したものを図4に示す。
まず、第1実施形態のステップS101と同様に、制御部40は、第3電動弁の閉状態を確認する(S301)。次にステップS302へ進み、ステップS102と同様に、制御部40は、第1条件を満たしているか否かを判断する。
変形例1Fでは、第1実施形態と異なり、制御部40は、ステップS302で第1条件について判断した後、引き続き、第2条件についても、条件を満たすか否かを判断する(S303)。第2条件の内容は、第1実施形態と同じで、条件A’、B,Cである。条件A’は、第1電動弁31a、31bの開度が所定開度P1より大きい所定開度P2(P2>P1)を超えるという条件である。
ステップS303で第1条件は満たすが、第2条件は満たさないときは、制御部40は、第3電動弁の開度を所定開度R1に開く(ステップS305)。ステップS303で第1条件を満たし、かつ、第2条件も満たすときは、制御部40は、第3電動弁の開度を所定開度R1より大きい所定開度R2(R2>R1)に開く(ステップS304)。
変形例1Fでは、次に所定時間T1の経過を待ち(S306)、再び、第1条件〜第3条件について判断して、それに基づいて制御していく点は、第1実施形態と全く同様である。
変形例1Fにおいて、第1条件は、変形例1Aと同様に条件Aだけであってもよいし、変形例1Bと同様に条件Aと条件Cであってもよい。また、第2条件は、変形例1Cと同様に条件A’だけであってもよいし、変形例1Dと同様に、条件A’と条件Cであってもよい。
(6−7)変形例1G
第1実施形態では、熱源側熱交換器23は1つであった。熱交換量を増やすために、熱源側熱交換器は複数配置されていても良い。変形例1Gでは、熱源側熱交換器23は2つである。これに対応して、第2電動弁24も二つ配置されている。その他の冷凍サイクル装置1の構成は、第1実施形態と同様である。変形例1Gにおいては、二つの第2電動弁24の制御において、凝縮圧力は目標凝縮圧力になるように制御される。その他の制御は、第1実施形態と同様である。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1・・・・・・・・・・冷凍サイクル装置
20・・・・・・・・・熱源ユニット
21・・・・・・・・・圧縮機
23・・・・・・・・・熱源側熱交換器
24・・・・・・・・・第2電動弁(熱源側膨張弁)
27・・・・・・・・・バイパス回路
28・・・・・・・・・第3電動弁(バイパス電動弁)
30a、30b・・・・利用ユニット
31a、31b・・・・第1電動弁
32a、32b・・・・利用側熱交換器
40・・・・・・・・・制御部
特開2008−75948号公報

Claims (8)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機(21)と、
    利用側熱交換器(32a、32b)と、
    前記利用側熱交換器への前記冷媒の流量を調整する第1電動弁(31a、31b)と、
    前記冷媒と水とで熱交換を行う熱源側熱交換器(23)と、
    前記利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合に、前記熱源側熱交換器の下流側に位置し、前記冷媒の流量の調整を行う第2電動弁(24)と、
    前記圧縮機の吐出側と、前記第1電動弁と前記第2電動弁との間を接続するバイパス回路(27)と、
    前記バイパス回路の前記冷媒の流量を調整する第3電動弁(28)と、
    前記利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合に、第1条件を満たすか判断し、前記第1条件を満たすときに、前記第3電動弁を所定開度R1まで開ける、制御部(40)と、
    を備え、
    前記第1条件は、前記第1電動弁の開度が所定開度P1を超えるという条件Aを含む、
    冷凍サイクル装置。
  2. 前記第1条件が、さらに、前記利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、前記第2電動弁の下流側の圧力相当値が所定値以下という条件Bを含む、
    請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記第1条件が、さらに、前記利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合における、前記第2電動弁の下流側の過冷却度が、所定値以上であるという条件Cを含む、
    請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記制御部は、前記第1条件および第2条件を満たすかどうか判断し、前記第1条件を満たすが前記第2条件を満たさないと判断した場合、前記第3電動弁を前記所定開度R1だけ開け、前記第1条件および前記第2条件を満たすと判断した場合、前記第3電動弁を前記所定開度R1よりも大きい所定開度R2まで開ける、
    前記第2条件は、前記第1電動弁の開度が前記所定開度P1より大きい所定開度P2を超える条件である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記制御部は、前記第1条件を満たし、前記第3電動弁を前記所定開度R1開けた後で、所定時間T1経過後に、前記第1条件を満たすときは、前記第3電動弁をさらに所定開度r3だけ開ける、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記制御部は、前記第1条件を満たし、前記第3電動弁を前記所定開度R1開けた後で、前記所定時間T1経過後に、前記第1条件および第2条件を満たすかどうか判断し、前記第1条件を満たすが前記第2条件を満たさないと判断した場合、前記第3電動弁をさらに前記所定開度r3だけ開け、前記第1条件および前記第2条件を満たすと判断した場合、前記第3電動弁をさらに前記所定開度r3よりも大きい所定開度r4開ける、
    前記第2条件は、前記第1電動弁の開度が前記所定開度P1より大きい所定開度P2を超える条件である、
    請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記制御部は、前記第1条件を満たし、前記第3電動弁を前記所定開度R1だけ開けた後で、前記所定時間T1経過後に、第3条件を満たすときは、前記第3電動弁の開度を所定開度r5だけ小さくし、
    前記第3条件は、前記第1電動弁の開度が前記所定開度P1より小さい所定開度P3以下である条件である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記制御部は、前記利用側熱交換器を蒸発器として運転させた場合、前記熱源側熱交換器の圧力相当値が、第1所定圧力相当値になるように前記第2電動弁の開度を所定開度Q1に制御し、
    さらに、所定時間T2経過後に、前記第3電動弁が閉であるか、または、前記第3電動弁の開度が所定時間T3以上変更が無いときは、前記第2電動弁の開度を所定開度Q1よりも大きな所定開度Q2に制御する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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