JP2011084955A - 構造物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物1は、積層して設けられた複数のフロア11〜15と、鉛直方向に延びる階段室20と、この階段室20に重ねて設けられた一対の折り返し階段31A、31BからなるX階段30と、を有する。フロア11〜15のうちフロア11〜14は、X階段30のいずれの踊場Sに対しても異なる高さに位置する特定フロアである。X階段30の踊場Sのうち特定フロア11〜14に最も近い高さに位置するものを特定踊場とすると、踊場S1、S3、S4、S6は、特定踊場となる。建物1は、フロア11〜14と踊場S1、S3、S4、S6との間に設けられてフロア11〜14と踊場S1、S3、S4、S6との段差を調整する段差調整部41〜44をさらに備える。
【選択図】図1
Description
しかしながら、建物に2つ以上の直通階段を設けると、建物の床面積のうち階段の占める割合が高くなり、建物本来の用途に利用される部分(収益面積)の割合が減少してしまう、という問題があった。
よって、フロアの階高を4.4mより低くしても建物の使用に影響がないにもかかわらず、実際には、X階段の踊場の階高に合わせて、フロアの階高を4.4mとしていた。その結果、建物が必要以上に高くなってしまい、日影規制および斜線制限に従って建物の一部の形状を変更する必要が生じたり、材料費や施工手間が増えたりして、施工コストが上昇する、という問題があった。また、図5に示すように、X階段101内を避難者が通行している状態で、フロアからの避難者がX階段内に進入しようとしても、扉102を階段内に向かって開くことができず、避難者を安全に避難することが困難となる。
そこで、この発明によれば、段差調整部に略水平な床部を設け、階段室の防火扉を床部上で開閉させた。よって、特定フロアからの避難者が防火扉を開けようとしても、防火扉が特定踊場を通行している避難者に干渉しないので、特定フロアからの避難者は、防火扉を容易に開いて円滑に避難できる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る構造物としての建物1の部分縦断面図である。
建物1は、積層して設けられた複数のフロア11〜15と、鉛直方向に延びる階段室20と、この階段室20内に設けられたX階段30と、階段室20内に設けられてフロア11〜15とX階段30とを接続する段差調整部41〜44と、を有する。
このうち、フロア11〜14は、X階段30のいずれの踊場S1〜S8に対しても異なる高さに位置する特定フロアである。
また、この階段室20の図2中下側中央には、耐火壁25、26、27が設けられており、これら耐火壁25〜27と耐火壁23で囲まれた空間は、シャフト28となっている。さらに、耐火壁23のシャフト28を挟んで両端側でかつフロア13の高さ位置には、一対の防火扉29が設けられている。
なお、シャフト28は、空調設備、給排水、電気設備のシャフトや、エレベータシャフトとして利用可能である。
また、一対の段差調整部43は、階段室20の図2中下側にシャフト28を挟んで配置され、階段室20の短手方向つまり図2中上下方向に延びている。
床部50は、フロア13に面一で略水平であり、これにより、防火扉29は、床部50上で開閉可能となっている。
(1)フロア11〜14と踊場S1、S3、S4、S6との間に、フロア11〜14と踊場S1、S3、S4、S6との段差を調整する段差調整部41〜44を設けた。よって、フロア11〜14の高さ位置とX階段の踊場S1、S3、S4、S6の高さ位置とが異なって段差が生じても、この段差調整部41〜44により、フロア11〜14と踊場S1、S3、S4、S6との間の通行が可能となる。したがって、X階段の踊場Sの高さ位置に影響を受けることなく、フロア11〜15の高さ位置を設定できる。その結果、フロア11〜15の階高をフロア11〜15の利用に支障がない範囲で低く設定して、建物1の高さが高くなるのを抑制できるので、必要以上に階高を高くすることなく、施工コストを低減できる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る建物1Aの(n+2)階の部分平面図である。
本実施形態では、階段室20Aにシャフトが設けられていない点、および、一対の段差調整部43Aの位置が、第1実施形態と異なる。
すなわち、耐火壁22、24のフロア13の高さ位置には、防火扉29Aが設けられている。一対の段差調整部43Aは、階段室20Aの長手方向両端側に配置され、階段室20Aの短手方向つまり図3中上下方向に延びている。
床部60は、フロア13に面一で略水平であり、これにより、防火扉29Aは、床部60上で開閉可能となっている。
図4は、本発明の第3実施形態に係る建物1Bの(n+2)階の階段室の一部破断平面図である。
本実施形態では、階段室20Bにシャフトが設けられていない点、階段室20Bの位置、および、段差調整部43Bの位置が、第1実施形態と異なる。
すなわち、階段室20Bは、屋外に設けられており、外壁2よりも外側に突出している。この階段室20Bは、手すり21B、22B、24Bと、耐火壁23とで囲まれている。
床部70は、フロア13に面一で略水平であり、これにより、防火扉29Bは、床部70上で開閉可能となっている。
2 外壁
11〜15 フロア
20、20A、20B 階段室
21〜27 耐火壁
21B、22B、24B 手すり
28 シャフト
29、29A、29B 防火扉
30 X階段
31A 折り返し階段
31B 折り返し階段
41〜44、43A、43B 段差調整部
50、60、62、71 床部
51、61、70 階段部
S 踊場
Claims (2)
- 積層して設けられた複数のフロアと、鉛直方向に延びる階段室と、当該階段室内に重ねて設けられた一対の折り返し階段からなるX階段と、を有する構造物であって、
前記複数のフロアのうち少なくとも1つは、前記X階段のいずれの踊場に対しても異なる高さに位置する特定フロアであり、
前記X階段の踊場のうち前記特定フロアに最も近い高さに位置するものを特定踊場とすると、
前記特定フロアと前記特定踊場との間に設けられて前記特定フロアと前記特定踊場との段差を調整する段差調整部をさらに備えることを特徴とする構造物。 - 請求項1に記載の構造物において、
前記段差調整部は、略水平な床部と、
当該床部に接続された階段部と、を備え、
前記階段室の防火扉は、前記床部上で開閉することを特徴とする構造物。
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