JP2011084677A - コーティング組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】酸化セリウムを含む無機酸化物微粒子(A)を20.00〜60.00質量部、下記式(1)
【化1】
(式中、R1は、メチル基、エチル基であり、Xは、炭素数2〜3のアルキレン基である。)で示されるジシラン化合物(B1)を含む有機ケイ素化合物(B)を40.00〜80.00質量部含有するコーティング組成物であって、(A)成分と(B)成分との合計量を100質量部として、酸化セリウムを0.25〜15.00質量部、ジシラン化合物(B1)を3.50〜25.00質量部含むコーティング組成物。
【選択図】なし
Description
下記式(1)
で示されるジシラン化合物(B1)を含む加水分解性有機ケイ素化合物(B)を40.00質量部乃至80.00質量部含有するハードコート層形成用コーティング組成物であって、
前記無機酸化物微粒子(A)と前記加水分解性有機ケイ素化合物(B)との合計量を100質量部として、
前記酸化セリウムを0.25質量部乃至15.00質量部、及び
前記ジシラン化合物(B1)を3.50質量部乃至25.00質量部
含むことを特徴とするコーティング組成物である。
前記加水分解性有機ケイ素化合物が、下記式(2)
R2は、炭素数1〜3のアルキル基であり、
R3は、下記式(3)
R5は、炭素数1〜8のアルキレン基である。)で示される基、又は下記式(4)
R6は、炭素数1〜8のアルキレン基である。)で示される基であり、
R4は、炭素数1〜3のアルキル基であり、各R4は、同一の基であっても、異なる基であってもよい。}
で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B2)、および
下記式(5)
R3、およびR4は、前記式(2)におけるものと同義である。)
で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B3)を含み、前記ジシラン化合物(B1)1モルに対して、
前記式(2)で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B2)を0.30〜3.00モル、
前記式(5)で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B3)を2.50〜20.00モル
含むことが好ましい。
前記無機酸化物微粒子(A)が、酸化セリウム微粒子(A1)と第一無機酸化物微粒子(A2)とからなり、
該酸化セリウム微粒子(A1)として、酸水溶液に分散させた酸化セリウム微粒子を使用し、前記加水分解性有機ケイ素化合物(B)と酸水溶液中に分散している酸化セリウム微粒子(A1)とを混合して、加水分解性有機ケイ素化合物(B)を加水分解した後、得られた混合物と硬化触媒(D)とを混合し、次いで、前記第一無機酸化物微粒子(A2)とを混合することを特徴とするコーティング剤の製造方法である。この方法によれば、着色することなく、コーティング剤を製造することができる。
本発明で使用する無機酸化物微粒子としては、酸化セリウムを含むものであれば、特に制限なく、公知のものを使用することができる。また、一種類のものを使用することもできるし、二種類以上のものを混合して使用することもできる。
この場合、第一無機酸化物微粒子(A2)は、特に制限されるものではなく、Si、Al、Fe、In、Zr、Sn、Sb、Ti及びWから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物からなる酸化物微粒子が挙げられる。中でも、Si、Zr、Sn、及びSbから選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物からなる酸化物微粒子が好ましい。特に、得られるハードコート層の耐候性を考慮すると、酸化チタンを含まない酸化物微粒子を使用することが好ましい。この第一無機酸化物微粒子(A2)は、具体的には、酸化アンチモン微粒子、酸化ケイ素微粒子(シリカ微粒子)、または前記元素の酸化物を複数含む複合無機酸化物微粒子であってもよい。なお、以下、この第一無機酸化物微粒子を単に(A2)成分とする場合もある。
本発明において、酸化セリウム微粒子を使用する場合には、特に制限されるものではなく、公知のものを使用することができる。中でも、コーティング組成物の操作性、コート層中に、均一に分散させることを考慮すると、水、またはアルコール系溶媒を分散媒として、コロイド状に酸化セリウム微粒子(A1)が分散しているゾルの状態で使用することが好ましい。この場合、1次粒子径が1〜300nm程度のものが好適に使用できる。また、固形分濃度(ゾル中に含まれる酸化セリウム微粒子(A1)の濃度)は、10質量%乃至50質量%であることが好ましく、特に、10質量%乃至40質量%であることが好ましい。なお、以下、この酸化セリウム微粒子を単に(A1)成分とする場合ある。
本発明において、酸化セリウムの配合量は、酸化セリウムを含む無機酸化物微粒子(A)と下記に詳述する加水分解性有機ケイ素化合物(B)との合計量を100質量部として、0.25質量部乃至15.00質量部の範囲でなければならない。酸化セリウムの配合量が、0.25質量部未満の場合には、ハードコート層の紫外線吸収能が低下し、プラスチック製光学基材に紫外線が到達し、その紫外線によりハードコート層とプラスチック製光学基材との密着性が低下する。また、染料やフォトクロミック化合物などを含む光学基材を用いた場合には、ハードコート層とプラスチック製光学基材との界面に存在する染料やフォトクロミック化合物の光劣化を抑制できない。一方、酸化セリウムの配合量が、15.00質量部を超える場合には、ハードコート層自体が着色するため好ましくない。ハードコート層の初期着色、耐候性、耐候密着性を考慮し、下記に詳述するジシラン化合物を使用することの効果をより発揮させるためには、酸化セリウムの配合量は、好ましくは0.85質量部乃至12.60質量部の範囲であり、より好ましくは0.85質量部乃至5.50質量部の範囲である。
本発明のコーティング組成物において、加水分解性有機ケイ素化合物(B)は、コーティング剤を硬化してハードコート層を形成したときにマトリックスとなる透明な硬化体を形成する成分であり、前記無機酸化物微粒子(A)のバインダーとしての機能を有するものである。なお、以下、この加水分解有機ケイ素化合物を単に(B)成分とする場合もある。
で示されるジシラン化合物(B1)を特定量含むことである。次に、このジシラン化合物について説明する。
本発明において、加水分解性有機ケイ素化合物(B)は、前記式(1)で示されるジシラン化合物(B1)を含むことを特徴とする。このジシラン化合物(B1)を含むことにより、得られるハードコート層の耐熱性、耐薬品性、耐熱水性を改善することができる。そして、さらに、ハードコート層とプラスチック製光学基材との界面の密着性を向上できるためと考えられるが、酸化セリウムを使用する効果との相乗効果により、耐候密着性を飛躍的に向上できる。
(B1)成分以外の加水分解性有機ケイ素化合物としては、コーティング組成物に使用される公知の加水分解性有機ケイ素化合物を使用することができる。中でも、形成されるハードコート層の密着性を向上し、さらに、耐薬品性、耐熱性、硬度をより向上させるためには、下記式(2)
R2は、炭素数1〜3のアルキル基であり、
R3は、下記式(3)
R5は、炭素数1〜8のアルキレン基である。)で示される基、又は下記式(4)
R6は、炭素数1〜8のアルキレン基である。)で示される基であり、
R4は、炭素数1〜3のアルキル基であり、各R4は、同一の基であっても、異なる基であってもよい。}
で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B2)、および
下記式(5)
R3、およびR4は、前記式(2)におけるものと同義である。)
で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B3)を使用することが好ましい。
これら(B2)成分、(B3)成分は、基本的には、前記有機ケイ素化合物(B)で説明した役割と同じである。
他の加水分解性有機ケイ素化合物としては、コーティング組成物に使用できる公知の有機ケイ素化合物が使用できる。具体的には、テトラエトキシシラン、ビニルトリメトキシシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリフェノキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリエトキシシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、n−デシルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリエトキシシラン、γ-クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリ(β−メトキシ−エトキシ)シラン、アリルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメトキシメチルシラン、γ−メルカプトプロピルトリアルコキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル-ブチリデン)プロピルアミン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランが挙げられる。
本発明のコーティング組成物では、前記(B)成分が加水分解し、この加水分解物が(A)成分を取り込んだ形で重合硬化(重縮合)してマトリックスとなる硬化体を形成し、(A)成分が緻密にマトリックス中に分散したハードコート層を形成する。このコート層を形成するためには、加水分解性有機ケイ素化合物の加水分解を促進させるために、水を配合することが好ましい。
硬化触媒(D)は、前記(B)成分の加水分解物の縮合(重合硬化)を促進させるために使用される。具体的には、アセチルアセトナート錯体、過塩素酸塩、有機金属塩、各種ルイス酸が使用され、これらは1種単独で使用することもできるし、2種以上を併用することもできる。これら硬化触媒を使用することにより、コート層をより硬くすることができる。
本発明において、水溶性有機溶媒(E)とは、水に対する25℃における溶解度が10質量%以上、好ましくは50質量%以上の有機溶媒を指す。
本発明においては、上記成分以外にも、本発明の効果を阻害しない範囲で以下の添加成分を配合することができる。
本発明において、前記コーティング組成物から得られるコーティング剤は、所定量の各成分を秤取り混合することにより製造することができる。各成分の混合順序は、特に限定されず、全ての成分を同時に混合することもできるが、着色の少ないコーティング剤とするためには、以下の方法を採用することが好ましい。特に、酸化セリウム微粒子(A1)を使用する場合には、以下の方法を採用することが好ましい。
本発明のコーティング組成物は、眼鏡レンズ、カメラレンズ、液晶ディスプレー、家屋や自動車の窓等のプラスチック製光学基材の表面へのハードコート層の形成に適用されるが、中でも眼鏡レンズの用途に好適に使用される。
上記のようにして製造されるコーティング剤は、必要に応じて異物を取り除くための濾過を行った後、プラスチックレンズ等のプラスチック製光学基材の表面に塗布され、乾燥後、硬化することによりハードコート層を形成する。このプラスチック製光学基材は、前記の光学基材が使用される。
CR:アリル樹脂プラスチックレンズ、屈折率=1.50。
MRA:チオウレタン系樹脂プラスチックレンズ、屈折率=1.60。
MRB:チオウレタン系樹脂プラスチックレンズ、屈折率=1.67。
MRC:視感透過率が約75%の茶色に染色されたチオウレタン系樹脂プラスチックレンズ、屈折率=1.67。
TE:チオエポキシ系樹脂プラスチックレンズ、屈折率=1.71。
PC1:プラスチックレンズ基材表面にメタクリル系樹脂からなるコーティング層を有するレンズ(フォトクロミック光学基材)。
ラジカル重合性単量体である平均分子量776の2,2-ビス(4-アクリロイルオキシポリエチレングリコールフェニル)プロパン/ポリエチレングリコールジアクリレート(平均分子量532)/トリメチロールプロパントリメタクリレート/ポリエステルオリゴマーヘキサアクリレート/グリシジルメタクリレートを、それぞれ40質量部/15質量部/25質量部/10質量部/10質量部の配合割合で配合した。次に、このラジカル重合性単量体の混合物100質量部に対して、3重量部のフォトクロミック化合物(1)を加え、70℃で30分間の超音波溶解を実施した。その後、得られた組成物に重合開始剤であるCGI1870:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンとビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルーペンチルフォスフィンオキサイドの混合物(重量比3:7)を0.35質量部、安定剤であるビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケートを5質量部、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートを3質量部、シランカップリング剤であるγ−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシランを7質量部、及びレベリング剤である東レ・ダウコーニング株式会社製シリコーン系界面活性剤L−7001を0.1質量部添加し、十分に混合することによりフォトクロミック重合硬化性組成物を調製した。
〔A成分;酸化セリウムを含む無機酸化物微粒子(A)〕
A2(1):酸化ジルコニウム11.7質量%、酸化スズ77.6質量%、酸化アンチモン7.0質量%、二酸化珪素3.7質量%を含む複合金属酸化物微粒子のメタノール分散ゾル。固形分濃度(複合金属酸化物微粒子の濃度)40質量%。
A2(2):メタノール分散五酸化アンチモン微粒子(日産化学工業(株)製サンコロイドAMT−332S・NV、固形分濃度(五酸化アンチモン微粒子の濃度);30質量%
A2(3):水分散シリカ微粒子(日産化学工業(株)製スノーテックスO−40、固形分濃度(シリカ微粒子の濃度);40質量%)
A1:水分散酸化セリウム微粒子(多木化学株式会社製ニードラールU−15、固形分濃度(酸化セリウム微粒子の濃度);15質量%、酢酸3質量%含有)
〔B成分;加水分解性基含有有機ケイ素化合物〕
(B1成分):ジシラン化合物
BSE:1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタン。
また、(B1)成分の比較として、
BSH:1,6−ビス(トリエトキシシリル)ヘキサン。
を用いた。
(B2成分):エポキシ基含有加水分解性有機ケイ素化合物
GDS:γ―グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン。
(B3成分):エポキシ基含有加水分解性有機ケイ素化合物
GTS:γ―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン。
0.001N〜1Nの塩酸水溶液を用いた。
アルミニウムを中心金属とする錯体
D1:トリス(2,4−ペンタンジオナト)アルミニウム(III)。
MeOH:メタノール。
TBA:t−ブタノール。
DAA:ジアセトンアルコール。
EGiPrE:エチレングリコールイソプロピルエーテル。
AcAc:アセチルアセトン。
シリコーン系界面活性剤
L1:シリコーン系界面活性剤 東レ・ダウコーニング株式会社製L7001。
環状ケトン化合物
NMP:N−メチルピロリドン。
(組成物1から得られるコーティング剤1)
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン42.96質量部、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン4.79質量部、1,2−ビス(トリエトキシシリル)エタン10.19質量部、シリコーン系界面活性剤(シリコーン系界面活性剤 東レ・ダウコーニング株式会社製L7001)0.28質量部、ジアセトンアルコール55.50質量部、t−ブチルアルコール16.87質量部、N−メチルピロリドン0.82質量部を混合した。この液を十分に撹拌しながら、0.038N塩酸水溶液17.84質量部、水分散酸化セリウム微粒子(多木化学工業製ニードラールU−15、固形分15質量%)27.45質量部の混合液を添加し、添加終了後から15〜30℃で20時間撹拌を継続した。次いで、トリス(2,4−ペンタンジオナト)アルミニウム(III)3.01質量部を添加後、20〜25℃で1時間攪拌し、メタノール分散複合金属酸化物微粒子(A1)94.85質量部(複合無機酸化物微粒子37.94質量部、メタノール56.91質量部)を混合し、24時間撹拌してコーティング剤1を得た。なお、 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタンの加水分解は、ガスクロマトグラフィーにて加水分解が終了したことを確認した。このコーティング剤1とする前の各成分の配合量(組成物1の配合量)を表1に示した。なお、表1における組成物1の配合割合のものを上記方法で混合したものがコーティング剤1に該当する。
(組成物2〜24、26から得られるコーティング剤2〜24、26、および比較組成物1〜7から得られる比較コーティング剤1〜7)
表1〜5に示すA成分;無機酸化物微粒子、B成分;加水分解性基含有有機ケイ素化合物、C成分;水、D成分;硬化触媒、E成分;水溶性有機溶媒、添加剤;シリコーン系界面活性剤、環状ケトン化合物を用いた以外は、コーティング剤1と同様な方法で製造した。配合の組成を表1〜表5に示した。なお、表1〜表5における組成物2〜24、26の配合割合のものを上記方法で混合したものがコーティング剤2〜24、26に該当する。また比較組成物1〜7のものを上記方法で混合したものが比較コーティング剤1〜7に該当する。
(組成物25から得られるコーティング剤25)
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン54.20質量部、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン5.39質量部、シリコーン系界面活性剤(シリコーン系界面活性剤 東レ・ダウコーニング株式会社製L7001)0.29質量部、t−ブチルアルコール13.19質量部、N−メチルピロリドン1.17質量部を混合した。この液を十分に撹拌しながら、水分散酸化セリウム微粒子(多木化学工業製ニードラールU−15、固形分15質量%)31.06質量部の混合液を添加し、次いで水分散シリカ微粒子(A2(3),日産化学工業(株)製スノーテックスO−40,固形分濃度;40質量%)52.73質量部の混合液を添加し、添加終了後から15〜20℃で12−24時間撹拌を継続した。次いで、トリス(2,4−ペンタンジオナト)アルミニウム(III)2.46質量部、エチレングリコールイソプロピルエーテル9.97質量部、アセチルアセトン13.19質量部、メタノール44.44質量部の混合液を添加後、20〜25℃で3時間攪拌してコーティング剤25を得た。なお、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、1,2−ビス(トリメトキシシリル)エタンの加水分解は、ガスクロマトグラフィーにて加水分解が終了したことを確認した。このコーティング剤25とする前の各成分の配合量(組成物25の配合量)を表4に示した。なお、表4における組成物25の配合割合のものを上記方法で混合したものがコーティング剤25に該当する。
実施例1
厚さが約2mmの光学基材(レンズ基材)CRを、50℃の10質量%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、超音波洗浄器を用いて、5分間アルカリエッチングを行った。アルカリエッチング後、水道水、及び50℃の蒸留水で順次洗浄し、残余のアルカリ分を取り除いた後、室温になるまで約10分間放置した。このレンズ基材に、コーティング剤1を25℃で、引き上げ速度15cm/分の速さで、ディップコートした。この後、70℃のオーブンにて15分間予備硬化した後、110℃で2時間の硬化を行い、光学基材(レンズ基材)CRの両面に、それぞれ2.8μmの厚みでハードコート層が形成された光学物品(ハードコートレンズ)を得た。
この光学物品(ハードコートレンズ)について、耐アルカリ性試験、耐熱性試験、黄度(YI)、Bayer試験、スチールウール耐擦傷性、耐候密着性について評価を行ったところ、耐アルカリ性試験:アルカリ濃度1.0wt%、熱硬化に伴うクラック発生の温度:140℃以上、耐熱水性:3時間、Bayer値:6.5、スチールウール耐擦傷性:A、耐候密着性:400時間以上であった。この結果を表6に示した。各評価については、下記の方法で行った。
得られた光学物品(ハードコートレンズ)を50℃の0.1質量%(0.1wt%)水酸化ナトリウム水溶液に浸し、超音波洗浄器を用いて5分間超音波をかけた。次に、このアルカリ処理したレンズを50℃のイオン交換水に浸し、超音波洗浄器を用いて5分間超音波をかけた後、ハードコート膜の外観(クラック発生とハードコート膜の剥がれの有無)を目視で評価した。クラックが確認されなければ、水酸化ナトリウムの濃度を0.1質量%増やし、同様のアルカリ処理とイオン交換水処理を行ない、外観不良が起きるまで行った。評価結果は、クラックが確認された際の最後に処理した水酸化ナトリウム水溶液の濃度で示した。例えば、表に0.3wt%と記載されている場合、光学物品(ハードコートレンズ)が0.1wt%水酸化ナトリウム水溶液処理に次いで、0.2wt%水酸化ナトリウム水溶液処理に次いで、さらに0.3wt%水酸化ナトリウム水溶液で処理したあとにクラックの発生もしくは、ハードコート膜の剥がれが初めて確認されたことを意味する。
試験方法は、得られた光学物品(ハードコートレンズ)10枚を強制対流式オーブンにて115℃から5℃毎に140℃までの各温度で1時間加熱した。評価結果は、1枚でも加熱によりクラックが発生した温度を記載し、140℃1時間の加熱試験においてもクラックの発生が確認されなかった場合は、140℃以上と表記した。この温度が高いものが、コート層の収縮とプラスチックレンズの膨張により生じるクラックの発生が少なく、成形性のよいコーティング組成物と判断できる。
試験方法は、得られた光学物品(ハードコートレンズ)10枚を沸騰させた蒸留水に入れ、1時間毎にハードコートレンズのクラックの有無を目視評価し、試験時間3時間を上限とした。
試験方法は、得られた光学物品(ハードコートレンズ)の黄度(YI)を、スガ試験機(株)製SMカラーコンピューター(SM−T)を用いて求めた。
Bayer試験法(ASTM D−4060またはASTM F735−81)に基づいて、ハードコート層が形成されていないレンズ基材(ノンコートレンズ)の表面及びレンズ基材上に形成されたハードコート層表面(ハードコートレンズ表面)に、以下の方法で傷をつけた。
式中、ΔHaze(ノンコート)は、ノンコートレンズについて、試験後でのHaze値から試験前のHaze値を引いた値であり、ΔHaze(ハードコート)は、ハードコートレンズにおける試験後のHaze値から試験前のHaze値を引いた値である。この値が大きいほど表面硬度が高く耐擦傷性に優れていることを意味し、通常、4以上で硬く、6以上でガラスに匹敵する硬度を有し、著しく耐擦傷性に優れていることを意味する。
スチールウール(日本スチールウール(株)製ボンスター#0000番)を用い、3kgの荷重を加えながら、10往復、光学物品表面(ハードコート膜表面)を擦り、傷ついた程度を目視で評価した。評価基準は次の通りである。
A:傷か付かなかい(目視で傷が確認できなかった場合)。
B:ほとんど傷が付かない(目視で1以上5本未満の擦傷がある場合)。
C:極わずかに傷が付く(目視で5本以上10本未満の擦傷がある場合)。
D:傷が付く(目視で10本以上の擦傷がある場合)。
E:ハードコート膜の剥離が生じている。
また、最表層が脆いことに起因し、ハードコート層表面が濁った状態(すりガラス状)となった場合、スリと併記した。
得られた光学物品(ハードコートレンズ)を、スガ試験機(株)製キセノンウェザーメーターX25(2.5kWキセノンアークランプ)を用い、放射強度が40W/m2、レンズ表面温度が50℃の条件下で最大400時間試験を行った。
表1〜4に示す組成物から得られたコーティング剤2〜26、および光学基材(レンズ基材)を使用して、実施例1と同様の方法でハードコート層を有するハードコートレンズを作製し、その評価を行った。評価結果を表6〜8に示した。
表5に示す比較組成物から得られた比較コーティング剤1〜7、および光学基材(レンズ基材)を使用して、実施例1と同様の方法でハードコート層を有するハードコートレンズを作製し、その評価を行った。また、比較例7については、初期の密着性が無かったため、耐熱性試験以外の評価は行わなかった。評価結果を表9に示した。
実施例50
フォトクロミック光学基材PC1を、50℃の20質量%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬し、超音波洗浄器を用いて、5分間アルカリエッチングを行った。アルカリエッチング後、水道水、及び50℃の蒸留水で順次洗浄し、残余のアルカリ分を取り除いた後、室温になるまで約10分間放置した。このレンズ基材に、コーティング剤1を25℃で、引き上げ速度15cm/分の速さで、ディップコートした。この後、70℃のオーブンにて15分間予備硬化した後、110℃で2時間の硬化を行い、光学基材(レンズ基材)CRの両面に、それぞれ2.8μmの厚みでハードコート層が形成された光学物品(ハードコートレンズ)を得た。
この光学物品(ハードコートレンズ)について、Bayer試験、耐アルカリ性試験、黄変度(ΔYI)、スチールウール耐擦傷性について評価を行ったところ、Bayer値は7.6、耐アルカリ性試験:アルカリ濃度1.0wt%、黄変度(ΔYI):1.5、スチールウール耐擦傷性:A’であった。この結果を表10に示した。
フォトクロミックコート層を有する光学基材(レンズ PC1)は、フォトクロミック化合物を該コート層上に多く含むため、耐候性が劣る場合があった。しかし、本発明のコーティング組成物よりなるハードコート層を該フォトクロミックコート層上に形成した場合には、耐候性を改善することもできる。この耐候性の評価を以下の方法により実施した。
黄変度(ΔYI)=YI100−YI0
この黄変度(ΔYI)が小さいほど、劣化後のレンズの黄変度が少なく、耐候性に優れていることとなる。結果を表9に示した。
表1、表2に示す組成物から得られたコーティング剤1および6〜9、およびフォトクロミック光学基材PC1を使用して、実施例50と同様の方法でハードコート層を有するプラスチックレンズを作製し、その評価を行った。評価結果を表9に示した。
比較組成物3から得られた比較コーティング剤3、フォトクロミック光学基材PC1を使用して、実施例50と同様の方法でハードコート層を有するプラスチックレンズを作製し、その評価を行った。評価結果を表10に示した。
前記実施例から明らかなように、前記式(1)に示すジシラン化合物(B1)、および酸化セリウム、さらには(B2)成分、(B3)成分を所望の比率で配合させることにより、耐候密着性、耐アルカリ性、耐熱水性、耐熱性を有す高硬度なハードコート層を形成することができた。それに対し、比較例1〜7においては好適な組成から外れるため、耐候密着性、耐アルカリ性、耐熱水性、耐熱性および硬度の少なくとも1つ以上の物性を満足することが出来なかった。
Claims (10)
- 酸化セリウムを含む無機酸化物微粒子(A)を20.00質量部乃至60.00質量部、
下記式(1)
R1は、メチル基、またはエチル基であり、
Xは、炭素数2〜3のアルキレン基である。)
で示されるジシラン化合物(B1)を含む加水分解性有機ケイ素化合物(B)を40.00質量部乃至80.00質量部含有するハードコート層形成用コーティング組成物であって、
前記無機酸化物微粒子(A)と前記加水分解性有機ケイ素化合物(B)との合計量を100質量部として、
前記酸化セリウムを0.25質量部乃至15.00質量部、及び
前記ジシラン化合物(B1)を3.50質量部乃至25.00質量部
含むことを特徴とするコーティング組成物。 - 前記加水分解性有機ケイ素化合物が、
下記式(2)
R2は、炭素数1〜3のアルキル基であり、
R3は、下記式(3)
R5は、炭素数1〜8のアルキレン基である。)で示される基、又は下記式(4)
R6は、炭素数1〜8のアルキレン基である。)で示される基であり、
R4は、炭素数1〜3のアルキル基であり、各R4は、同一の基であっても、異なる基であってもよい。}
で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B2)、および
下記式(5)
R3、およびR4は、前記式(2)におけるものと同義である。)
で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B3)を含み、前記ジシラン化合物(B1)1モルに対して、
前記式(2)で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B2)を0.30〜3.00モル、
前記式(5)で示されるエポキシ基含有有機ケイ素化合物(B3)を2.50〜20.00モル
含むことを特徴とする請求項1に記載のコーティング組成物。 - 前記無機酸化物微粒子(A)が、酸化チタンを含まないことを特徴とする請求項1または2に記載のコーティング組成物。
- 前記無機酸化物微粒子(A)が、酸化セリウム微粒子(A1)と該酸化セリウム微粒子以外の第一無機酸化物微粒子(A2)とからなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコーティング組成物。
- 前記無機酸化物微粒子(A)と前記加水分解性有機ケイ素化合物(B)との合計量100質量部100質量部当たり、水(C)を20.00質量部乃至70.00質量部、硬化触媒(D)を0.20質量部乃至5.00質量部、水溶性有機溶媒(E)を60.00質量部乃至180.00質量部含むことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のコーティング組成物。
- 請求項1〜5の何れかに記載のコーティング組成物を混合することにより、コーティング剤を製造する方法であって、
前記無機酸化物微粒子(A)が、酸化セリウム微粒子(A1)と第一無機酸化物微粒子(A2)とからなり、
該酸化セリウム微粒子(A1)として、酸水溶液に分散させた酸化セリウム微粒子を使用し、前記加水分解性有機ケイ素化合物(B)と酸水溶液中に分散している酸化セリウム微粒子(A1)とを混合して、加水分解性有機ケイ素化合物(B)を加水分解した後、得られた混合物と硬化触媒(D)とを混合し、次いで、前記第一無機酸化物微粒子(A2)を混合することを特徴とするコーティング剤の製造方法。 - プラスチック製光学基材上に、請求項1〜5の何れかに記載のコーティング組成物を硬化させて得られるハードコート層を有する光学物品。
- 前記プラスチック製光学基材が、フォトクロミック光学基材である請求項7に記載の光学物品。
- 前記フォトクロミック光学基材が、プラスチック製光学基材上に、重合性単量体、及びフォトクロミック化合物を含む重合硬化性組成物を硬化させて得られるフォトクロミックコート層を有するものであり、該フォトクロミックコート層上にハードコート層が形成されてなる請求項8に記載の光学物品。
- 前記プラスチック製光学基材が、染料を含む光学基材である請求項7に記載の光学物品。
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