JP2011084007A - 多芯筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】筆記体としてシャープペンシルを収容した場合でも、消しゴムを別に用意する必要がなく、しかも、シャープペンシルによる筆跡を消す際、迅速に消去作業を開始できる多芯筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容する。筆記体6の後端に操作体7を取り付ける。軸筒2の側壁に軸方向に延びる複数の窓孔41を径方向に貫設する。窓孔41から径方向外方に操作体7の操作部71を突出させる。軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設ける。開口部42を介して筆記体6及び操作体7を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成する。軸筒2の後端部に、開口部42を開閉自在とする蓋部5を設ける。少なくとも筆記体6の一つがシャープペンシルであり、蓋部5に消しゴムを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多芯筆記具に関する。詳細には、軸筒内に複数の筆記体を収容し、筆記体とその後端に連結される操作体とを交換可能に構成した多芯筆記具に関する。
従来、この種の多芯筆記具において、特許文献1には、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を介して筆記体と操作体とを、連結状態で、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成したことが開示されている。また、特許文献1には、筆記体としてシャープペンシルを採用し、前軸に対して後軸を前後方向に移動可能に構成し、後軸の前進により鉛芯の繰り出しを可能にすることが記載されている。
特開2007−38635号公報
ところが、前記特許文献1の多芯筆記具は、軸筒内に筆記体としてシャープペンシルを収容した場合、シャープペンシルで筆記した筆跡を消去するには、消しゴムを別に用意する必要があり、携帯に不便が生じる。また、前記従来の多芯筆記具は、別に消しゴムが必要であるため、シャープペンシルによる筆跡を消す際、消しゴムを探す手間を要し、迅速に消去作業を開始できないことがある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、筆記体としてシャープペンシルを収容した場合でも、消しゴムを別に用意する必要がなく、しかも、シャープペンシルによる筆跡を消す際、迅速に消去作業を開始できる多芯筆記具を提供しようとするものである。尚、本発明において、軸筒において、「前」とは前端孔側を指し、「後」とはその反対側を指し、筆記体において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
[1]本願の第1の発明は、軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体6の後端に操作体7を取り付け、前記各々の操作体7をコイルスプリング8により後方に付勢し、前記軸筒2の側壁に軸方向に延びる複数の窓孔41を径方向に貫設し、前記各々の窓孔41から径方向外方に前記各々の操作体7の操作部71を突出させ、一つの操作部71を窓孔41に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体7が取り付けられた筆記体6のペン先64aを軸筒2の前端孔31から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体6のペン先64aを軸筒2内に没入させてなり、前記軸筒2の後端に、前記各々の窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設け、前記開口部42を介して筆記体6及び操作体7を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成し、前記軸筒2の後端部に、前記開口部42を開閉自在とする蓋部5を設けた多芯筆記具であって、少なくとも筆記体6の一つがシャープペンシルであり、前記蓋部5に消しゴムを設けたことを要件とする。
前記第1の発明の多芯筆記具1は、少なくとも筆記体6の一つがシャープペンシルであり、前記蓋部5に消しゴムを設けたことにより、筆記体6としてシャープペンシルを収容した場合でも、消しゴムを別に用意する必要がなく、しかも、シャープペンシルによる筆跡を消す際、迅速に消去作業を開始できる。
[2]本願の第2の発明は、前記第1の発明の多芯筆記具1において、蓋部5を前方に押圧操作することによって開口部42が閉鎖される構造を備え、前記蓋部5の後面に消しゴムを突設させたことを要件とする。
前記第2の発明の多芯筆記具1は、蓋部5を前方への押圧操作により閉鎖する場合、蓋部5の消しゴムが滑り止めとなり、蓋部5を確実に前方に押圧して開口部42を閉鎖することができる。
[3]本願の第3の発明は、前記第1または2の発明の多芯筆記具1において、蓋部5の後面に取付孔55を設け、前記取付孔55内に消しゴムを嵌入したことを要件とする。
前記第3の発明の多芯筆記具1は、蓋部5の後面に取付孔55を設け、前記取付孔55内に消しゴムを嵌入したことにより、消しゴムを取付孔55に容易に取り付けることができる。
[4]本願の第4の発明は、前記第3の発明の多芯筆記具1において、前記消しゴムを取付孔55に交換可能に取り付けたことを要件とする。
前記第4の発明の多芯筆記具1は、消しゴムが摩耗した場合、消しゴムのみを交換することができ、軸筒2を交換する必要がない。
[5]本願の第5の発明は、前記第4の発明の多芯筆記具1において、前記取付孔55の底壁56に前後方向に孔57を貫通させたことを要件とする。
前記第5の発明の多芯筆記具1は、取付孔55の底壁56に前後方向に孔57を貫通させたことにより、消しゴムを取り外す際、蓋部5の前面から前記孔57に棒状物を挿入し、消しゴムを後方に押し出すことができ、消しゴムの交換が容易となる。
本発明によれば、筆記体としてシャープペンシルを収容した場合でも、消しゴムを別に用意する必要がなく、しかも、シャープペンシルによる筆跡を消す際、迅速に消去作業を開始できる多芯筆記具が得られる。
本発明の多芯筆記具の実施の形態の全ペン先没入状態(非筆記状態)を示す縦断面図である。 図1の多芯筆記具の一つのペン先が突出した状態(筆記状態)を示す縦断面図である。 図1の多芯筆記具の後端の開口部を開口した状態を示す側面図である。 図1の筆記体の前端部を示す拡大縦断面図である。 図1の互いに連結状態にある筆記体及び操作体を示す外観図である。
図1乃至図5に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には2本)の筆記体6が前後方向に移動可能に収容されている。前記各々の筆記体6の後端には操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、圧縮コイルスプリングよりなるコイルスプリング8により後方に付勢されている。
(軸筒)
前記軸筒2は、先細状の円筒体からなる前軸3と、該前軸3の後端部と螺合または圧入により取り付けられる円筒状の後軸4とからなる。前記前軸3の前端には、筆記体6のペン先64aが突出可能な前端孔31が軸方向に貫設される。前記前軸3及び後軸4は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)または金属により形成される。
前記後軸4の後部の側壁には、複数本(具体的には2本)の前後方向に延びる細長状の窓孔41が、径方向に貫設される。前記2本の窓孔41は、互いに、軸線に対して対称の位置に形成される。
また、前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁内面には、前後方向に延びるリブよりなる係止壁部43が形成され、前記係止壁部43に、ペン先64aが突出した際の筆記体6の操作体7の後端が係止される。
前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁外面には、クリップ44が設けられる。
(蓋部)
前記後軸4の後端部には、前記開口部42を開閉自在にする蓋部5が回動自在に設けられる。前記蓋部5の一端部は、クリップ44基部に、ヒンジ部52により回動自在に接続される。前記ヒンジ部52は、ペン先下向きでクリップ44を正面視したときのクリップ44の左右方向に延設され、それにより、前記蓋部5は、略前後方向に回動自在となる。前記蓋部5の前面には、当接壁部51が形成される。前記当接壁部51に、没入状態の筆記体6の後端に連結された操作体7の後端が、衝止される。本実施の形態では、前記ヒンジ部52は、具体的には、回動軸により回動自在に接続される構成が採用されているが、これ以外にも、屈曲変形可能な可撓性を有する連結部または薄肉部により一体に接続される構成であってもよい。
前記蓋部5は前方に押圧操作して開口部42を閉鎖する構造を有する。前記蓋部5の後面には筒状支持部54が設けられる。前記筒状支持部54に後方に開口する有底の取付孔55が形成される。前記取付孔55に消しゴムが交換可能に嵌入されるとともに、前記取付孔55の底壁56に消しゴムの後端が当接される。また、前記取付孔55の底壁56には孔57が前後方向に貫通され、消しゴムを取り外す際、前記孔57から棒状物を挿入し、消しゴムを後方に押し出すことができ、消しゴムの交換が容易となる。前記消しゴムの後端部は、筒状支持部54の後端より後方に突出される。尚、前記消しゴムの形状は、例えば、円柱状、角柱状等が挙げられる。
前記蓋部5の他端部の前面には、係合部53が設けられる(具体的には係合凹部または係合孔部が形成される)。後軸4の後端には、前記係合部53と係合可能な被係合部45が設けられる(具体的には係合凸部が突設される)。前記係合部53(係合凹部または係合孔部)の内面には、内向突起が形成され、一方、前記被係合部45(係合凸部)の外面には、前記内向突起と乗り越え係止可能な外向突起が形成される。
前記係合部53と前記被係合部45とは、蓋部5が開口部42を閉鎖した際、互いに係合状態にあり(具体的には内向突起と外向突起が乗り越え係止状態にあり)、コイルスプリング8の後方への付勢による操作体7と蓋部5前面の当接壁部51との当接では、その係合状態は解除されず、蓋部5が開くことはない。
また、前記係合部53と被係合部45の構成以外にも、前記係合部53が係合凸部よりなり、前記被係合部45が係合凹部または係合孔部からなる構成でもよい。尚、前記係合部53(係合凹部または係合孔部)は取付孔55または孔57と連通していてもよい。
(筆記体)
前記各々の筆記体6は、ノック式のシャープペンシルであり、鉛芯収容筒体61と、該鉛芯収容筒体61の前端に鉛芯補充可能に着脱自在に取り付けられる連結筒体62と、該連結筒体62の前端に設けたチャック体63と、前記連結筒体62前端部及び前記チャック体63を内部に収容し、前記連結筒体62に対して前後方向に移動可能に取り付けられる前端筒体64と、該前端筒体64内に収容され、前記チャック体63を締め付ける締め付けリング65と、前記前端筒体64と前記連結筒体62との間に介在され、前記前端筒体64を前記連結筒体62に対して前方に付勢するチャックスプリング66とからなる。前記前端筒体64の前端部が筆記体6のペン先64aとなる。
前記鉛芯収容筒体61内には、鉛芯67が収容される。前記鉛芯収容筒体61をチャックスプリング66の付勢に抗して前端筒体64に対し前方に押圧すると、鉛芯収容筒体61の前進とともに、連結筒体62及びチャック体63が前進し、チャック体63が締め付けリング65から離れる。前記チャック体63の前進に伴い鉛芯67が前方に繰り出され、前記前端筒体64の前端開口部42から鉛芯67が前方に突出される。そして、前記鉛芯収容筒体61の前端筒体64に対する前方への押圧を解除すると、チャック体63がチャックスプリング66の付勢によって後退し、締め付けリング65がチャック体63の外周面に係合し、締め付けリング65がチャック体63を径方向内方に締め付けることにより、チャック体63が、前記繰り出された鉛芯67を再び保持する。それにより、前記前端筒体64の前端開口部42からの鉛芯67の突出状態が維持される。
本実施の形態において、前記前端筒体64、前記連結筒体62、前記鉛芯収容筒体61、及び前記チャックスプリング66の最大外径は、前記各々のコイルスプリング8の内径(非圧縮状態のコイルスプリング8の内径)より小さく形成される。それにより、シャープペンシルからなる筆記体6を軸筒2の後端の開口部42から挿入する際、筆記体6がコイルスプリング8に引っ掛かることを回避し、筆記体6をコイルスプリング8内部にスムーズに挿入できる。
本実施の形態において、前記前端筒体64、前記連結筒体62、前記鉛芯収容筒体61、及び前記チャックスプリング66の最大外径は、スプリング支持部9の各々の内孔91の内径より小さく形成される。それにより、シャープペンシルからなる筆記体6を軸筒2の後端の開口部42から挿入する際、筆記体6が内孔91に引っ掛かることを回避し、筆記体6を内孔91にスムーズに挿入できる。
本実施の形態において、前記前端筒体64、前記連結筒体62、前記鉛芯収容筒体61、及び前記チャックスプリング66の最大外径は、前記各々の窓孔41の幅寸法より小さく形成される。それにより、シャープペンシルからなる筆記体6を軸筒2の後端の開口部42から挿入する際、筆記体6が窓孔41に引っ掛かることを回避し、筆記体6を窓孔41にスムーズに挿入できる。
(操作体)
前記各々の筆記体6の後端(即ち鉛芯収容筒体61の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、操作部71と、後側突出部73と、前側突出部72と、嵌入部74と、鍔部75とを備える。前記操作部71は、操作体7の後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔41から外部に突出される。前記後側突出部73は、操作体7の操作部71の反対側に設けられる。前記前側突出部72は、操作体7の操作部71の反対側の後側突出部73の前方に設けられる。前記嵌入部74は、操作体7の前端部に形成され且つ鉛芯収容筒体61の後端開口部に嵌入される。前記鍔部75は、前記嵌入部74の後方に形成される。前記鍔部75の前面には、コイルスプリング8の後端が係止される。
また、前記操作体7の両方の側面には係止突起(図示せず)が形成される。前記係止突起は窓孔41の両側壁に抜け止め係合可能である。前記操作体7は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等)の成形体により得られる。
筆記体6のペン先64aが没入状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、窓孔41後端に形成された当接壁部51に衝止される。一方、筆記体6のペン先64aが突出状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、軸筒2の内壁に形成された係止壁部43に係止される。
ペン先没入状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7の前側突出部72は、その操作体7の操作部71を前方にスライド操作した際、先に突出状態にある他の筆記体6の後端に連結された操作体7の後側突出部73と当接され、他の筆記体6のペン先突出状態が解除される。
(スプリング支持部)
軸筒2の内壁(即ち後軸4の内壁)には、円筒状のスプリング支持部9が設けられる。前記スプリング支持部9は、筆記体6が挿通される複数(具体的には2個)の内孔91が軸方向に貫設されている。前記スプリング支持部9の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、コイルスプリング8が配置される。前記各々のコイルスプリング8の内部に筆記体6が遊挿されるとともに、各々のコイルスプリング8の前端はスプリング支持部9の後面により係止され、各々のコイルスプリング8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。
また、スプリング支持部9の後面の各々の内孔91の周囲には、後方に突出する筒状突出部よりなる保持部が形成される。前記各々の保持部の内面は、各々のコイルスプリング8の前端部外面が圧入保持される。それにより、各々の筆記体6及び操作体7を交換する際、軸筒2内から開口部42を通して各々のコイルスプリング8が脱落することを防止できる。
前記各々のコイルスプリング8は、各々の操作体7(即ち各々の筆記体6)を、常時、後方に付勢している。前記各々のコイルスプリング8は、ペン先突出状態及びペン先没入状態のいずれにおいても圧縮状態(即ち筆記体6が後方に付勢された状態)にあり、それにより、各々の操作体7の前後のがたつきが防止される。また、前記各々のコイルスプリング8は、その内部に筆記体6が挿通される前の状態では、非圧縮状態(フリー状態)となる。
(ペン先の出没)
本実施の形態におけるペン先の出没作動について説明する。
一つの操作体7の操作部71をコイルスプリング8の後方付勢に抗して窓孔41に沿って前方にスライド操作すると、そのスライド操作された操作体7の前側突出部72が、先に突出状態にある他の筆記体6の操作部71の後側突出部73を径方向外方に持ち上げる。それにより、軸筒2内壁の係止壁部43と他の筆記体6の操作体7との係止状態が解除され、他の筆記体6がコイルスプリング8の後方付勢により後方に移動され、他の筆記体6のペン先64aが軸筒2内に没入され、他の筆記体6の操作部71の後端が窓孔41後端の当接壁部51に当接衝止される。前記他の筆記体6のペン先64aの没入と同時に、前記前方にスライド操作した操作体7に連結された筆記体6のペン先64aが、軸筒2の前端孔31より外部に突出されるとともに、前方にスライド操作された操作体7の後端が軸筒2内壁の係止壁部43に係止され、そのペン先突出状態が維持される。
(鉛芯の繰り出し操作)
ペン先64aを軸筒2の前端孔31より前方に突出された状態において、そのペン先突出状態にある筆記体6に連結された操作体7の操作部71を前方に押圧操作すると、筆記体6の前端筒体64の外面が軸筒2の前端部内壁に係止されるとともに、鉛芯収容筒体61、連結筒体62、及びチャック体63が、チャックスプリング66の付勢に抗して前方に移動される。それに伴い、チャック体63がチャックリング65の締め付けから開放されるとともに、鉛芯67が前方に繰り出され、前端筒体64の前端開口部から鉛芯67が前方に突出される。そして、操作部71の前方への押圧を解除すると、チャック体63がチャックスプリング66の付勢によって後退し、締め付けリング65がチャック体63の外周面に係合し、締め付けリング65がチャック体63を径方向内方に締め付けることにより、チャック体63が、前記繰り出された鉛芯67を再び保持する。それにより、前端筒体64の前端開口部(ペン先64aの前端)からの鉛芯67の突出状態が維持される。
(筆記体及び操作体の交換)
本実施の形態における筆記体6及び操作体7の交換について説明する。
筆記体6を交換する際、蓋部5が軸筒2の後端の開口部42を閉鎖した状態(図1参照)から、蓋部5のヒンジ部52と反対側の操作端部を後方に押圧し、係合部53と被係合部45との係合を解除し、蓋部5を後方に回動させ、軸筒2の後端の開口部42を開口する。前記開口部42を開口させると、前記開口部42から各々の操作体7が、コイルスプリング8の後方付勢により後方外部に突出される。前記軸筒2の後端の開口部42が開口した状態(図3参照)で、操作体7を取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にある筆記体6を、前記開口部42を通して軸筒2内から取り出し、その後、互いに連結状態にある新たな筆記体6と新たな操作体7とを前記開口部42を通して軸筒2内に挿入する。そして、蓋部5の当接壁部51に各々の操作体7を当接させ、各々の操作体7を前方に押圧しながら蓋部5の後面の消しゴムに指を当て蓋部5を前方に回動させ、その後、係合部53と被係止部とを係合させ、開口部42を閉鎖する。これにより、筆記体6及び操作体7の交換作業が終了する。
本実施の形態の多芯筆記具1は、少なくとも筆記体6の一つがシャープペンシルであり、前記蓋部5に消しゴムを設けたことにより、筆記体6としてシャープペンシルを収容した場合でも、消しゴムを別に用意する必要がなく、しかも、シャープペンシルによる筆跡を消す際、迅速に消去作業を開始できる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、蓋部5を前方に押圧操作することによって開口部42が閉鎖される構造を備え、前記蓋部5の後面に消しゴムを突設させたことにより、蓋部5を前方への押圧操作により閉鎖する場合、蓋部5の消しゴムが滑り止めとなり、蓋部5を確実に前方に押圧して開口部42を閉鎖することができる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、蓋部5の後面に取付孔55を設け、前記取付孔55内に消しゴムを嵌入したことにより、消しゴムを取付孔55に容易に取り付けることができる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、消しゴムを取付孔55に交換可能に取り付けたことにより、消しゴムが摩耗した場合、消しゴムのみを交換することができ、軸筒2を交換する必要がない。
本実施の形態の多芯筆記具1は、取付孔55の底壁56に前後方向に孔57を貫通させたことにより、消しゴムを取り外す際、蓋部5の前面から前記孔57に棒状物を挿入し、消しゴムを後方に押し出すことができ、消しゴムの交換が容易となる。
1 多芯筆記具
2 軸筒
3 前軸
31 前端孔
4 後軸
41 窓孔
42 開口部
43 係止壁部
44 クリップ
45 被係合部
5 蓋部
51 当接壁部
52 ヒンジ部
53 係合部
54 筒状支持部
55 取付孔
56 底壁
57 孔
6 筆記体
61 鉛芯収容筒体
62 連結筒体
63 チャック体
64 前端筒体
64a ペン先
65 締め付けリング
66 チャックスプリング
67 鉛芯
7 操作体
71 操作部
72 前側突出部
73 後側突出部
74 嵌入部
75 鍔部
8 コイルスプリング
9 スプリング支持部
91 内孔
10 消しゴム

Claims (5)

  1. 軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体の後端に操作体を取り付け、前記各々の操作体をコイルスプリングにより後方に付勢し、前記軸筒の側壁に軸方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体の操作部を突出させ、一つの操作部を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体が取り付けられた筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させてなり、前記軸筒の後端に、前記各々の窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を介して筆記体及び操作体を連結状態で軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、前記軸筒の後端部に、前記開口部を開閉自在とする蓋部を設けた多芯筆記具であって、少なくとも筆記体の一つがシャープペンシルであり、前記蓋部に消しゴムを設けたことを特徴とする多芯筆記具。
  2. 蓋部を前方に押圧操作することによって開口部が閉鎖される構造を備え、前記蓋部の後面に消しゴムを突設させた請求項2記載の多芯筆記具。
  3. 蓋部の後面に取付孔を設け、前記取付孔内に消しゴムを嵌入した請求項1または2記載の多芯筆記具。
  4. 前記消しゴムを取付孔に交換可能に取り付けた請求項3記載の多芯筆記具。
  5. 前記取付孔の底壁に前後方向に孔を貫通させた請求項4記載の多芯筆記具。
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