JP2011083176A - モータ制御装置及び洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータの磁力を変化させる可変磁束モータを制御対象とする場合に、モータの回転制御を安定して行うことができるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】ロータ側にサマリウム・コバルト磁石を備えるドラムモータを駆動制御する場合に、制御回路は、サマリウム・コバルト磁石の着磁量を変化させる場合(ステップS5,S8)、非反転増幅回路の増幅率を、ドラムモータの回転制御を行う期間に設定される増幅率よりも低くするように切替える(ステップS4,S7)。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータ側に着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石を備えて構成される永久磁石モータを制御対象とするモータ制御装置、及びそのモータ制御装置を備えてなる洗濯機に関する。
特許文献1には、以下のような構成を備えたドラム式洗濯機が開示されている。ドラムを回転させるブラシレスDCモータのロータには、ネオジウム磁石とアルニコ磁石とからなるロータマグネットを備えている。モータ制御装置の制御回路は、アルニコ磁石の着磁量を変化させるようにベクトル制御で得られるd軸電流(励磁電流)を発生させて、脱水運転はロータマグネットの磁束を減少させた状態で運転を行い、洗い・すすぎ運転は、ロータマグネットの磁束を増加させた状態で運転を行う。
すなわち、ロータマグネットを増磁した状態にすれば、モータの特性は低速・高トルク出力が要求される洗い・すすぎ運転に適した特性となり、ロータマグネットを減磁した状態にすれば、モータの特性は高速・低トルク出力が要求される脱水運転に適した特性となる。これにより、モータの駆動効率を向上させて洗濯機の低消費電力化を図っている。
特開2009−118663号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている構成には、以下のような問題があった。洗い・すすぎ運転等に対応してモータの駆動制御を行う場合に、モータの巻線に流れる最大電流に対して、ロータマグネットの着磁量(磁力)を変化させるために流す電流はその2倍程度の値となる。ベクトル制御を行うにはモータ電流を検出する必要があり、インバータ回路の下側アームとグランドとの間に接続されているシャント抵抗に流れる電流を増幅回路により増幅した後、A/D変換して制御回路(マイクロコンピュータ)がデータとして読み込むようになっている。
したがって、増幅回路における増幅率は、出力信号が飽和しないように電流検出範囲の最大レベルに合わせて設定する必要がある。ところが、洗濯機が動作している環境下ではノイズが頻繁に発生しているため、モータの回転制御を行っている期間に検出される電流の増幅出力にノイズの影響が現われ易くなり、回転制御に支障を来すおそれがあった。すなわち、増幅率が小さいと回転制御時に検出される電流の信号レベルが低下するのに対してノイズレベルは変化しないので、ノイズの影響が相対的に大きくなりS/N比が低下する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロータの磁力を変化させる可変磁束モータを制御対象とする場合に、モータの回転制御を安定して行うことができるモータ制御装置,及びそのモータ制御装置を備えてなる洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載のモータ制御装置は、ロータ側に着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石を備えて構成される永久磁石モータの巻線に通電を行うインバータ回路と、
このインバータ回路を介して前記巻線に通電を行うことで、前記永久磁石の着磁量を変化させる着磁量制御手段と、
前記永久磁石モータの巻線に流れる電流に応じた電圧信号を発生する電流検出素子と、
前記電圧信号を増幅する増幅回路と、
この増幅回路の増幅率を制御する増幅率制御手段と、
前記増幅回路を介して増幅された信号に基づき、前記インバータ回路を介して永久磁石モータの回転制御を行う回転制御手段とを備え、
前記増幅率制御手段は、前記着磁量制御手段が前記永久磁石の着磁量を変化させる場合の増幅率を、前記回転制御手段が前記永久磁石モータの回転制御を行う期間に設定される増幅率よりも低くするように切替えることを特徴とする。
斯様に構成すれば、永久磁石モータの回転制御を行う期間の増幅率を相対的に高く設定できるので、その際に検出されるモータ電流のデータがノイズの影響を受けることを回避してS/N比を向上させることができる。
請求項9記載のモータ制御装置は、ロータ側に着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石を備えて構成される永久磁石モータの巻線に通電を行うインバータ回路と、
このインバータ回路を介して前記巻線に通電を行うことで、前記永久磁石の着磁量を変化させる着磁量制御手段と、
前記永久磁石モータの巻線に流れる電流に応じた電圧信号を発生する電流検出素子と、
前記電圧信号を増幅する増幅回路と、
この増幅回路を介して増幅された信号に基づき、前記インバータ回路を介して永久磁石モータの回転制御を行う回転制御手段とを備え、
前記回転数制御手段は、前記着磁量制御手段が前記永久磁石の着磁量を変化させる期間は、前記増幅回路を介して増幅された信号を無効として前記回転制御を行うことを特徴とする。
斯様に構成すれば、例えば請求項1のように増幅回路の増幅率を切替えることなく一定として、良好なS/N比を実現するのに十分な値にした場合でも、着磁量制御手段が永久磁石の着磁量を変化させる期間に流れる大きなレベルの電流を無効化すれば、回転制御を支障なく継続することができる。
請求項10記載の洗濯機は、ロータ側に着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石を備えて構成される永久磁石モータと、
請求項1ないし9の何れかに記載のモータ制御装置とを備え、
前記永久磁石モータが発生させる回転駆動力によって洗濯運転を行うことを特徴とする。斯様に構成すれば、着磁量制御手段が永久磁石の着磁量を変化させることで、永久磁石モータの特性を、洗い運転やすすぎ運転のように、高トルク・低速回転が要求される場合と、脱水運転のように低トルク・高速回転が要求される場合とに応じて、変化させることができる。
請求項1又は9記載のモータ制御装置によれば、着磁量制御手段が永久磁石の着磁量を変化させる場合でも、ノイズの影響を受けることなくモータ電流を検出して回転制御を安定した状態で行うことができる。そして、永久磁石モータの特性を、運転状態に応じて要求される特性に変化させることができるので、駆動効率を向上させて低消費電力化を図ることができる。
請求項10記載の洗濯機によれば、永久磁石モータの特性を、洗い運転や脱水運転に応じて要求される特性に変化させることができ、駆動効率を向上させて低消費電力化を図ることができる。
第1実施例であり、洗濯機が洗い運転を開始する際に、ロータマグネットの着磁量を変化させる処理を示すフローチャート 電流のA/D変換処理を示すフローチャート PWM制御の搬送波と、A/D変換のタイミングとを示す図 2回に分けて着磁を行う処理の具体的なイメージを示す図 着磁電流パルスが出力されるのに伴って増幅率を変化させる切替え信号の出力状態を示す図 増幅回路部の詳細構成を示す図 ドラムモータの駆動系を概略的に示す図 ドラムモータの全体構成を概略的に示す(a)平面図、(b)は一部を拡大して示す斜視図 洗濯乾燥機の縦断側面図 第2実施例であり、ドラムモータの回転が停止している状態での処理を示すフローチャート 増幅率を切替えた場合の電流波形の変化を示す図 第3実施例を示す図6相当図 図1相当図 第4実施例を示す図7相当図 図6相当図 図2相当図 増幅率の切替えに応じた分圧比の切替えを説明する図
(第1実施例)
以下、ヒートポンプ式洗濯乾燥機(ランドリー機器)に適用した第1実施例について、図1乃至図9を参照して説明する。洗濯乾燥機の縦断側面を示す図9において、外箱1の内部には、水槽2が複数の支持装置3により弾性支持されて水平状態に配設されている。この水槽2の内部には、これと同軸状態で回転ドラム4が回転可能に配設されている。この回転ドラム4は、周側壁及び後壁に通風孔を兼ねる脱水孔4a(一部のみ図示)を多数有していて、洗濯槽、脱水槽及び乾燥室としても機能する。なお、回転ドラム4の内周面には、複数のバッフル4b(1個のみ図示)が設けられている。
上記外箱1、水槽2及び回転ドラム4において、いずれも前面部(図中、右側部)には、洗濯物出し入れ用の開口部5、6及び7をそれぞれ有しており、開口部5と開口部6とは、弾性変形可能なベロー8により水密に連通接続されている。また、外箱1の開口部5には、これを開閉する扉9が設けられている。また、回転ドラム4は、背面部に回転軸10を有しており、この回転軸10は、軸受(図示せず)に支持されて、水槽2の背面部の外側に取付けられたアウタロータ型の三相ブラシレスDCモータからなるドラムモータ(永久磁石モータ)11により回転駆動される。尚、回転軸10はモータ11の回転軸と一体であり、回転ドラム4は、ダイレクトドライブ方式により駆動される。
外箱1の底板1aには、複数の支持部材12を介してケーシング13が支持されており、そのケーシング13の右端部上部及び左端部上部には、吐出口13a及び吸入口13bがそれぞれ形成されている。また、底板1aには、ヒートポンプ(冷凍サイクル)14の圧縮機15が設置されている。更に、ケーシング13内には、ヒートポンプ14の凝縮器16及び蒸発器17が右側から左側に向け順に設置されているとともに、右端部に位置して送風ファン18が配設されている。ケーシング13における蒸発器17の下方に位置する部位には、皿状の水受け部13cが形成されている。
水槽2において、前面部の上部には吸気口19が形成され、背面部下部には排気口20が形成されている。吸気口19は、直線状ダクト21及び伸縮自在な連結ダクト22を介してケーシング13の吐出口13aに接続されている。また、排気口20は、環状ダクト23及び伸縮自在の連結ダクト24を介してケーシング13の吸入口13bに接続されている。環状ダクト23は、水槽2の背面部の外側に取付けられており、ドラムモータ11と同心円状をなすように形成されている。すなわち、環状ダクト23の入口側が排気口20に接続され、出口側が連結ダクト24を介して吸入口13bに接続されている。そして、上記ケーシング13、連結ダクト22、直線状ダクト21、吸気口19、排気口20、環状ダクト23及び連結ダクト14は、空気循環経路25を構成する。
外箱1内において、その後方上部には、三方弁からなる給水弁26が配設され、また、前方上部には、洗剤投入器26aが配設されている。給水弁26は、その入水口が給水ホースを介して水道の蛇口に接続され、第1の出水口が洗い用給水ホース26bを介して洗剤投入器26aの上段の入水口に接続され、第2の出水口がすすぎ用給水ホース26cを介して洗剤投入器26aの下段の入水口に接続されている。そして、洗剤投入器26aの出水口は、水槽2の上部に形成された給水口2aに給水ホース26dを介して接続されている。
水槽2の底部の後方部位には、排水口2bが形成されており、この排水口2bは、排水弁27aを介して排水ホース27に接続されている。なお、排水ホース27の一部は伸縮自在になっている。そして、ケーシング13の水受け部13cは、排水ホース28及び逆止弁28aを介して排水ホース27の途中部位に接続されている。
外箱1の前面上部には操作パネル部29が設けられており、この操作パネル部29には、図示はしないが、表示器及び各種の操作スイッチが設けられている。また、操作パネル部29の裏面には、表示・操作用基板48が設けられており、基板ケース110に内蔵される制御回路(着磁量制御手段,増幅率制御手段,回転制御手段)30と通信を行うことで操作パネル部29が制御される。制御回路30は、マイクロコンピュータで構成されており、操作パネル部29の操作スイッチの操作に応じて給水弁26、ドラムモータ11及び排水弁27aを制御し、洗い、すすぎ及び脱水の洗濯運転や、ドラムモータ11及び圧縮機15を駆動する三相ブラシレスDCモータからなる圧縮機モータ(コンプレッサモータ,図示せず)を制御して乾燥運転を実行する。
図7は、ドラムモータ11の駆動系を概略的に示すものである。インバータ回路(PWM制御方式インバータ)31は、6個のIGBT(半導体スイッチング素子)32a〜32fを三相ブリッジ接続して構成されており、各IGBT32a〜32fのコレクタ−エミッタ間には、フライホイールダイオード33a〜33fが接続されている。
下アーム側のIGBT32d、32e、32fのエミッタは、シャント抵抗(電流検出素子)34u、34v、34wを介してグランドに接続されている。また、IGBT32d、32e、32fのエミッタとシャント抵抗34u、34v、34wとの共通接続点は、分圧抵抗素子R1,R2(分圧比1:1)からなるレベルシフト回路35を介して増幅回路部36の各入力端子に接続されている。尚、ドラムモータ11の巻線11u〜11wには最大で15A程度流れるので、シャント抵抗34u〜34wの抵抗値は、例えば0.033Ωに設定されている。また、レベルシフト回路35を構成する分圧抵抗の抵抗値は、例えばそれぞれ1kΩに設定されている。
インバータ回路31の入力側には駆動用電源回路37が接続されている。駆動用電源回路37は、100Vの商用交流電源38を、ダイオードブリッジで構成される全波整流回路39及び直列接続された2個のコンデンサ40a、40bにより倍電圧全波整流し、約280Vの直流電圧をインバータ回路31に供給する。インバータ回路31の各相出力端子は、ドラムモータ11の各相巻線11u、11v、11wに接続されている。
制御回路30は、増幅回路部36を介して得られるモータ11の巻線11u〜11wに流れる各相の電流を、A/D変換回路(ADC)30aによりA/D変換して読み込むと、その電流値と、インバータの出力電圧と、モータ定数(巻線の抵抗値及びインダクタンス)とに基づいて2次側の回転磁界の位相θ及び回転角速度ωを推定すると共に、三相電流を直交座標変換及びd−q(direct−quadrature) 座標変換して励磁電流成分Id、トルク電流成分Iqを得る。
そして、制御回路30は外部より速度指令が与えられると、推定した位相θ及び回転角速度ω並びに電流成分Id、Iqに基づいて電流指令Idref 、Iqref を生成し、それを電圧指令Vd、Vqに変換すると直交座標変換及び三相座標変換を行なう。最終的には、駆動信号がPWM信号として生成され、インバータ回路31を介してモータ11の巻線11u〜11wに出力される。尚、ベクトル制御の制御系については、特許文献1に開示されている構成と同様である。
第1電源回路41は、インバータ回路31に供給される約280Vの駆動用電源を降圧して15Vの制御用電源を生成して制御回路30,駆動回路42及び高圧ドライブ回路43に供給する。また、第2電源回路44は、上記駆動用電源より3.3V電源を生成し、制御回路30及び増幅回路部36に供給する三端子レギュレータである。高圧ドライバ回路43は、インバータ回路31における上アーム側のIGBT32a〜32cを駆動するために配置されている。
また、モータ11のロータには、起動時に使用するための例えばホールICで構成される回転位置センサ45(u,v,w)が配置されており、回転位置センサ45(位置検出手段)が出力するロータの位置信号は、制御回路30に与えられている。すなわち、モータ11の起動時において、ロータ位置の推定が可能となる回転速度(例えば、約30rpm)までは、回転位置センサ45を使用してベクトル制御を行い、上記回転速度に達した以降は、回転位置センサ45を使用しないセンサレスベクトル制御に切替える。
そして、圧縮機モータについては、具体的には図示しないが、ドラムモータ11の駆動系とほぼ対称な構成が配置されている。
また、電源回路37の出力端子とグランドとの間には、抵抗素子46a,46bの直列回路が接続されており、それらの共通接続点は、制御回路30の入力端子に接続されている。制御回路30は、抵抗素子46a,46bにより分圧されたインバータ回路31の入力電圧を読み込み、PWM信号デューティを決定するための基準とする。その他、制御回路30は、例えばドアロック制御回路や乾燥用ファンモータ等の各種電装品47を制御したり、前述した表示・操作用基板48との間で操作信号や制御信号等の入出力を行うようになっている。更に、制御回路30は、後述するように増幅回路部36の増幅率を切替え制御する。また、増幅回路部36に内蔵されている過電流判別機能が過電流検出信号を出力した場合には、それに応じた保護動作を行う。
図8は、ドラムモータ11の全体構成を概略的に示す(a)平面図、(b)は一部を拡大して示す斜視図である。ドラムモータ11は、ステータ51と、これの外周に設けたロータ52とから構成され、ステータ51は、ステータコア53とステータ巻線11u,11v,11とから構成されている。ステータコア53は、環状のヨーク部53aと、当該ヨーク部53aの外周部から放射状に突出する多数のティース部53bとを有しており、ステータ巻線11u,11v,11wは、各ティース部53bに巻装されている。
ロータ52は、フレーム54とロータコア55と複数の永久磁石56,57とを図示しないモールド樹脂により一体化した構成となっている。フレーム54は、磁性体である例えば鉄板をプレス加工することで扁平な有底円筒状に形成されている。そして、永久磁石56,57は、ロータマグネット58を構成している。
ロータコア55は、フレーム54の周側壁の内周部に配置されており、その内周面は、内方に向けて円弧状に突出する複数の凸部55aを有した凹凸状に形成されている。これら複数の凸部55aの内部には、軸方向に貫通し、短辺の長さが異なる矩形状挿入穴55b,55cが形成されており、それらが1つずつ交互に、環状に配置されている。各挿入穴55b,55cには、ネオジウム磁石56(第1永久磁石)と、サマリウム・コバルト磁石57(第2永久磁石)とが挿入されている。この場合、ネオジウム磁石56の保磁力は約900kA/m、サマリウム・コバルト磁石57の保磁力は約100kA/mであり、保磁力が9倍程度異なっている。
また、これら2種類の永久磁石56,57は、それぞれ1種類で1磁極を形成しており、その磁化方向が永久磁石モータ1の径方向に沿うように、例えば各24個ずつ、合計で48個配置されている。このように2種類の永久磁石56,57を交互に且つその磁化方向が径方向に沿うように配置することで、隣同士に配置された永久磁石56,57が互いに反対方向に磁極を有する状態(一方のN極が内側、他方のN極が外側となる状態)となり、これらネオジウム磁石56とサマリウム・コバルト磁石57との間に例えば矢印Bで示す方向に磁気経路(磁束)が生ずる。すなわち、保磁力が大きいネオジウム磁石56と保磁力が小さいサマリウム・コバルト磁石57の双方を通過する磁気経路が形成される。
図6は、増幅回路部36の詳細構成を示すものである。増幅回路部36は、U,V,W各相の電流を、それぞれ非反転増幅回路60によって増幅するようになっており、各相電流の入力信号INは、非反転増幅回路60を構成するオペアンプ61u,61v,61wの非反転入力端子に与えられている。オペアンプ61の反転入力端子には、基準電圧発生回路62が生成した、3.3V電源(VCC)の1/2である1.65Vの基準電圧が、スイッチSW1(例えば、トランジスタで構成される)及び抵抗素子Rs1の直列回路と、これに並列されるスイッチSW2及び抵抗素子Rs2の直列回路を介して与えられている。
抵抗素子Rs1,Rs2の抵抗値は、それぞれ5kΩ,2kΩであり、オペアンプ61の反転入力端子と出力端子との間には、抵抗値10kΩの抵抗素子Rfと発振防止用のコンデンサCfとの並列回路が接続されている。スイッチSW1,SW2の切替え制御は、制御回路30からの切替え信号によって行われる。切替え信号端子は、40kΩの抵抗素子63を介して電源VCCにプルアップされていると共に、スイッチSW1の制御端子に直接接続されている。また、切替え信号端子は、NOTゲート64を介してスイッチSW2の制御端子に接続されている。
例えば制御回路30が、切替え信号端子をドライブせずにハイインピーダンス(Hi−Z)状態にすれば、切替え信号端子はハイレベルとなってスイッチSW1のみが閉じられ、非反転増幅回路60の増幅率は3倍となる。一方、制御回路30が切替え信号端子をロウレベルにドライブすると、スイッチSW2のみが閉じられて非反転増幅回路60の増幅率は6倍となる。そして、基準電圧発生回路62により基準電圧VCC/2を与えてその差分を増幅することで、増幅率を変化させても外部の分圧抵抗比を変える必要はなく、電流の正側,負側(シャント抵抗34に流れる電流の方向が異なる場合に対応)を同じレンジでA/D変換できる。
オペアンプ61の出力端子は、制御回路30の各相に対応する入力端子にそれぞれ接続されていると共に、20kΩの抵抗素子及び5pFのコンデンサからなるノイズ除去用のフィルタ回路65,及び3kΩの抵抗素子66を介して過電流検出回路部(過電流検出手段)67に与えられている。
過電流検出回路部67は、各相に対応した3つのコンパレータ68u,68v,68wを有し、それらの反転入力端子には抵抗素子66u,66v,66wが接続されており、非反転入力端子には、基準電圧発生回路69において、電源電圧VCCを、25kΩの抵抗素子R1と、互いに並列接続される5kΩ,12kΩの抵抗素子R2,R3との直列回路により分圧して生成される約2.89Vの基準電圧が与えられている。これにより、増幅率が6倍の場合における過電流判別閾値は12.5A,増幅率が3倍の場合における過電流判別閾値は25Aとなる。
コンパレータ68はオープンコレクタタイプであり、各相の出力端子は共通に接続され、図7に示すように3.3V電源にプルアップされて(ワイヤードOR接続)、制御回路30の入力端子に接続されている。コンパレータ68は、非反転増幅回路60の後段に配置されているので、増幅率が切替えられた状態に応じて過電流を適切なレベルで検出できる。そして、過電流検出回路部67により過電流を検出することで、制御回路30は、誤動作等が発生した場合にドラムモータ11のロータマグネット58が不用意に減磁されることを防止したり、回路の破損を防止できる。
尚、増幅回路部36の回路グランドは、制御回路30に内蔵されているA/D変換回路30aのグランドと共通になっている。そして、インバータ回路31のグランドは、制御回路30におけるCPU用(デジタル系)のグランドと共通であり、A/D変換回路30a用のグランドとCPU用のグランドとは、物理的にインバータ回路31のグランドで共通に接続されている。
次に、本実施例の作用について図1ないし図6を参照して説明する。図1は、洗濯機が洗い運転を開始する際に、ドラムモータ11のロータマグネット58の着磁量を変化させる(増磁)処理を示すフローチャートである。洗い運転では、ドラムモータ11を最高回転数45rpmで正逆転させる。ドラムモータ11を強制転流によって起動すると(ステップS1)、前述のようにロータ位置推定が可能となる30rpmまでは回転位置センサ45を使用してベクトル制御を行い、それ以降はセンサレスベクトル制御に切替える。それから、ドラムモータ11を45rpmまで加速させる(ステップS2)。
ドラムモータ11の起動から4秒が経過すると、以降の増磁処理を開始する(ステップS3)。なお、その間は、最高回転数45rpmを維持する。先ず、制御回路30は、増幅回路部36に与える切替え信号をロウレベルからハイレベルにして増幅率を低倍率(3倍)に切替えると(ステップS4)、1回目の着磁パルスを高デューティのPWM信号により(出力時間は約12m秒)出力することで、約15Aのd軸電流を通電する(ステップS5)。
ここで、図8(a)に示すように、サマリウム・コバルト磁石57は時計回りにU,V,W,…の順に並んでおり、例えば最上部のU相を基準にロータ52を位置決めすると、ステータ51のティース部53bが相対するサマリウム・コバルト磁石57は、U,W,V,U,W,V,…の1つ置き順となる。したがって、ステップS5では上記のようにサマリウム・コバルト磁石57が1つ置きに増磁され、それらの間に位置する磁石57は、着磁が不完全な状態となる。そこで、後述するステップS8では、ロータ92を1電気角度分(1/24機械角分)移動させて、残り半数のサマリウム・コバルト磁石57を増磁させる。
図4(a),(b)には、2回に分けて着磁を行う処理の具体的なイメージを示している。A側(全数の1/2)の磁石57が1回目に着磁され、B側(残りの1/2)の磁石57が2回目に着磁される。図中に示す磁束の矢印方向は増磁を行う場合であり、減磁を行う場合はその逆方向になる。
ステップS5で1回目の着磁パルスを出力すると、例えば5m秒の遅延時間を経た後に切替え信号端子をロウレベルにして、増幅回路部36の増幅率を一旦高倍率(6倍)に戻す(ステップS6)。ここでの切替え信号の制御は、制御回路30が例えばタイマを用いて管理しており、切替え要求のセットから5m秒の経過後に増幅率は自動的に高倍率に戻るようになっている。また、ここで設定している「5m秒の遅延時間」は、インバータ回路31からの電圧出力を終了しても電流出力が暫く維持されるので、その間は状態を維持するための待機時間である。
次に、2回目の着磁を行うため、ステップS4と同様に切替え信号をハイレベルにして増幅率を低倍率(3倍)に切替え(ステップS7)、0.5秒の経過後(すなわち回転数45rpmにおいてロータ52が9電気角度分だけ回転する時間)に、2回目の着磁パルスを出力する(ステップS8)。そして、ステップS6と同様に、5m秒後に切替え信号端子をロウレベルにする(ステップS9)。
以降は、回転ドラム4を反転させるためドラムモータ11を反転させ、その後正転,反転を交互に繰り返すが、洗い運転は、低速・高トルク出力が要求されるので、ロータマグネット58を増磁したまま運転を継続し、次に脱水運転を開始する段階になるとロータマグネット58を減磁させる。
以上の処理において、ロータマグネット58を着磁する際に、増幅率を低倍率に設定する時間を12m秒程度の短時間にすることで、耳障りな音が発生することを防止している。また、1回目の着磁と2回目の着磁との間に0.5秒の間隔を置くことで、IGBT32の温度上昇ピークを低下させる効果がある。また、着磁のために大きな電流を瞬間的に流すと、異音が発生する場合があるので、上記の間隔を置くことで、ユーザが異音を耳障りと感じる印象を緩和することができる。
図2は、図1の処理に並行して行われる電流のA/D変換処理を示すフローチャートである。A/D変換処理は、PWM制御に使用される搬送波(三角波)に同期して行う。図3に示すように、PWM制御の搬送波周期は64μsであり、その周期を1回置きで間引きして128μ秒周期でA/D変換を行う。つまり、図2の処理は128μ秒毎に発生する割込みに応じて実行される。
図2に示すステップS11において、制御回路30がA/D変換を行う場合は、図3(a)に示す三角波の振幅が最大となるタイミングで行う。その場合、増幅回路部36の増幅率設定が低倍率(3倍)であれば、制御回路30は読み取った電流値データを2倍し、高倍率(6倍)であれば、読み取った電流値データをそのまま扱う。そして、増幅率の切替えを行うタイミングであれば、電流値データを読み取った後に切替え信号を出力する(ステップS12)。
図3は、PWM制御の搬送波と、A/D変換タイミングとの関係を示すものである。(a)に示す横軸の波線はPWM制御指令であり、その制御指令が搬送波の振幅を上回っている期間に、(b)インバータ回路31の上アーム側IGBT32をオンするためのハイレベル信号が出力され、(c)その反転が、下アーム側IGBT32をオンするためのハイレベル信号となる。ただし、上下アーム間でオンオフが切り替わる際には、0.7μ秒のデッドタイムが挿入される。
そして、下アーム側IGBT32がオンしている期間は、シャント抵抗34に電流が流れるので、前記期間の中間位相となる搬送波振幅のピークにおいてA/D変換を行う。これにより、上下アーム間でオンオフが切り替わる際に発生するノイズの影響を受けないようにできる。ステップS12における増幅率の切替えは、搬送波振幅のピークが経過してA/D変換が行われた後に行う(d)。このようにすることで、増幅率が切替えられてから、次回にA/D変換が行われるまでの時間を長くすることができ、次回のA/D変換を安定した状態で行うことができる。尚、(d)に示す増幅率の切替えは、高から低,低から高の何れの場合にも対応する。
図5は、着磁電流パルスが2回出力される場合に伴って増幅率を変化させる場合の、切替え信号の出力状態を示す。結果として、増幅率を低倍率に切替えるのは、(a)に示す着磁電流パルスが出力されている期間に合わせた極短い期間だけとなっており、1回目のパルス出力から2回目のパルスが出力されるまでの間は、増幅率は高い値に維持される((b)参照)。
以上のように本実施例によれば、ロータ52側にサマリウム・コバルト磁石57を備えるドラムモータ11を駆動制御する場合に、制御回路30は、サマリウム・コバルト磁石57の着磁量を変化させる場合、非反転増幅回路60の増幅率を、ドラムモータ11の回転制御を行う期間に設定される増幅率よりも低くするように切替える。すなわち、ドラムモータ11の回転制御を行う期間の増幅率を相対的に高く設定できるので、その際に検出されるモータ電流のデータがノイズの影響を受けることを回避してS/N比を向上させることができる。したがって、ドラムモータ11の特性を、運転状態に応じて要求される特性に変化させることができる。
そして、モータ制御装置を洗濯機に適用し、ドラムモータ11が発生させる回転駆動力により回転ドラム4を回転させて洗濯運転を行うので、ドラムモータ11の特性を、洗い運転やすすぎ運転のように、高トルク・低速回転が要求される場合と、脱水運転のように低トルク・高速回転が要求される場合とに応じて、変化させることができる。駆動効率を向上させて低消費電力化を図ることができる。
また、制御回路30は、複数回に分けて、ロータ53側に配置されているサマリウム・コバルト磁石57の着磁量を変化させる場合に、インバータ回路31を介してドラムモータ11の巻線11u〜11wに通電を行う期間だけ非反転増幅回路60の増幅率を低く設定するので、回転制御に使用される電流データにノイズの影響が及ぶ機会を極力少なくできると共に、着磁量を変化させる場合の騒音の発生も抑制できる。
また、非反転増幅回路60は、電源電圧VCCの中間電位を基準電圧として、モータ電流の検知結果である電圧信号と前記基準電圧との差分を増幅するので、増幅率が切替えられた場合でも、制御回路30は電流の極性を問題にすることなくA/D変換することができる。
さらに、制御回路30は、A/D変換処理が行われた後に増幅率の切替えを行う。より具体的には、制御回路30は、インバータ回路31を構成する下アーム側のIGBT32がオンする期間の中間となるタイミングよりも後に増幅率の切替えを行うので、シャント抵抗34に電流が流れる期間において、上アーム側,下アーム側のIGBT32のオンオフが切り替わる際に発生するスイッチングノイズの影響を極力受けないようにして、A/D変換を行うことができる。
加えて、過電流保護回路部67は、非反転増幅回路60を介して増幅された信号に基づいて過電流状態の検出を行うので、増幅率が切替えられた場合でも、それぞれの増幅率に応じた適切なレベルに応じて過電流検出を行うことができる。
(第2実施例)
図10及び図11は第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例は、洗濯機に電源が投入された直後で運転が開始される前に、ドラムモータ11の回転が停止している状態での処理を示す。先ず、増幅回路部36における非反転増幅回路60の増幅率を3倍に設定すると(ステップS21)、3秒間待機してから(ステップS22:YES)A/D変換されたデータを読み込む(ステップS23)。そして、A/D変換部の入力オフセット値を求めると、そのオフセット値を制御回路30に内蔵されているRAMの変数格納領域に格納してから、増幅率を6倍に切替える(ステップS24)。尚、上記の3秒間は、電源を投入してから回路の動作が安定まで待機するための時間である。
すなわち、基準電圧発生回路62が生成出力する基準電圧が正確に1.65Vであり、非反転増幅回路60を構成する各回路の諸定数が設計値通りであれば、この時点でのA/D変換データは1.65Vに対応した値となるはずである。ところが、これらにずれが生じていると、上記A/D変換データは理想値から外れたものとなるので、理想値との差分をオフセット値として記憶する。
続いて、増幅率を6倍に切替えた場合についても、同様に3秒間待機してから(ステップS25)A/D変換されたデータを読み込んで入力オフセット値を求め(ステップS26)、そのオフセット値をRAMの変数格納領域に格納する(ステップS27)。以降に洗濯機の運転が開始されてベクトル制御を行うため、モータ電流をA/D変換する場合には、非反転増幅回路60の増幅率の設定に応じてRAMに記憶させたオフセット値を用い、A/D変換データを修正する。
また、図11は、上記のようにオフセット補正を行わない状態で非反転増幅回路60の増幅率を切替えた場合の電流波形の変化を示すものである。(b)はモータの実電流波形であり、(a)は制御回路30が、A/D変換して読み込んだ電流データを、D/A変換器を介して出力し再生した電流波形である。増幅率が高倍率となっている期間はノイズ成分が少なく、モータ電流のオフセットも殆どないので、(a)の再生波形は正弦波状となっている。増幅率が高倍率から低倍率に切替わる過程で「0点ずれ」が発生し、その影響を受けて(a)の再生された波形データが歪んでいる。これは、増幅回路部36を構成している各回路部品のばらつきなどにより、A/D変換の中点基準が必ずしも1.65Vに一致しなくなることで発生する。
また、(b)に示す実電流波形は、(a)に発生したデータの歪みが影響して、やはり高調波が重畳されて歪んだ波形となっている。第2実施例のようにオフセット補正を行うことで、このような「0点ずれ」の影響が変換結果に及ぶことを回避できる。またこの図から、増幅率を低倍率に切替えると(a)の再生波形にノイズ成分が多く現れていることが判る。
以上のように構成される第2実施例によれば、制御回路30は、ドラムモータ11の回転が停止している期間に増幅率の切替えを行うと共に、非反転増幅回路60のオフセット補正を行うので、A/D変換したデータをより正確な値に修正して制御精度を向上させることができる。
(第3実施例)
図12及び図13は第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。図12は第1実施例の図6相当図である。第3実施例では、コンパレータ68の非反転入力端子は、フィルタ回路70を構成する1kΩの抵抗素子を介して各相電流の入力信号INに接続されていると共に、同じくフィルタ回路70を構成する1000pFのセラミックコンデンサを介してグランドに接続されている。また、第1実施例の非反転増幅回路60より、スイッチSW1及び抵抗素子Rs1を削除し、抵抗素子Rs2だけを残してスイッチSW2を介すことなく直結することで非反転増幅回路71が構成されている。したがって、増幅率は常時6倍に設定されている。
そして、過電流保護回路部69のコンパレータ68に閾値電圧を与える基準電圧発生回路72は、抵抗素子R2を残し、その抵抗素子R2とグランドとの間にスイッチSW3と抵抗素子R3との直列回路,並びにスイッチSW4と抵抗素子R4との直列回路が接続されて構成されている。抵抗素子R3,R4の抵抗値は、それぞれ6.2kΩ,8.3kΩとなっている。
さらに、第1実施例において、スイッチSW1,SW2に対して切替え信号を与えていた切替え信号端子及びNOTゲート64は、それらに替えてスイッチSW3,SW4に切替え信号を与えるようになっている。以上が、増幅回路部73を構成している。すなわち、第3実施例では、増幅率の切替えを行うことに替えて、過電流保護回路部69のコンパレータ68に付与する閾値電圧を切替える構成となっている。
次に、第3実施例の作用について図13も参照して説明する。図13は第1実施例の図1相当図である。尚、初期状態では、制御回路30は切替え信号端子をロウレベルにドライブしてスイッチSW3をオンさせることで、コンパレータ68に付与する閾値電圧を過電流検知閾値11.1Aに相当するレベルに設定している。ステップS1〜S3を第1実施例と同様に実行すると、ステップS5において1回目の着磁パルスを出力する前に、電流制御を停止する(ステップS31)。すなわち、ベクトル制御を行うために128μ秒毎にモータ電流をA/D変換して読み込む処理を行なわないようにする。また、ステップS31では、切替え信号端子をハイインピーダンス状態にしてスイッチSW4をオンさせることで、コンパレータ68に付与する閾値電圧を、過電流判別閾値25Aに相当するレベルに切替える。
第3実施例の構成では、非反転増幅回路71の増幅率が常に6倍であるため、ロータマグネット58の着磁量を変化させるためのd軸電流を流すと、ドラムモータ11の回転制御を行っている場合に比較すると突出したレベルの過大な電流となるため、その電流値を電流制御に用いないように無効化する。また、過電流判別閾値が11.1Aに相当する基準電圧のままでは、過電流保護回路部67により過電流として検出されてしまうため、閾値25Aに相当するレベルに一時的に上昇させて、過電流検出を回避する。
ステップS5の実行後は、ステップS6と同様に5m秒の遅延時間が経過した後に、電流制御を再開すると共に、過電流判別閾値を11.1A相当の基準電圧に戻す(ステップS32)。それから、ステップS8において2回目の着磁パルスを出力する直前にステップS31と同様の処理を行い(ステップS33)、ステップS8の実行後はステップS32と同様の処理を行う。
以上のように第3実施例によれば、制御回路30は、ロータマグネット58の着磁量を変化させる期間は、非反転増幅回路71を介して増幅された信号を無効としてドラムモータ11の回転制御を行う。したがって、第1実施例のように増幅回路60の増幅率を切替えることなく一定として、良好なS/N比を実現するのに十分な値にした場合でもロータマグネット58の着磁量を変化させる期間に流れる大きなレベルの電流を無効化して回転制御を支障なく継続することができる。
(第4実施例)
図14ないし図17は第4実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。第4実施例は、増幅回路の増幅率を変化させるための構成が第1実施例とは異なっている。第1実施例では図7に示すように、電源回路44の3.3V電圧を分圧するレベルシフト回路35の分圧抵抗値は1kΩ/1kΩ,すなわち分圧比が1/2で固定されていたが、第4実施例では、図7相当図である図14に示すようにトランジスタをスイッチとして用い、抵抗素子の接続切替えを行うことで、電源回路80の5V電圧を分圧するレベルシフト回路(分圧抵抗回路)81の分圧比が変更可能に構成されている。
すなわち、IGBT32d,32e,32fのエミッタ側に接続されている抵抗素子R1の抵抗値は1.13kΩに設定されており、5V電源側に接続されている抵抗素子R2aの抵抗値は10.2kΩに設定されている。また、10.2kΩの抵抗素子と並列に、PNPトランジスタTr1と抵抗値9.31kΩの抵抗素子R2bとの直列回路が接続されている。各PNPトランジスタTr1のベースは、ベース抵抗を介して制御回路30に替わる制御回路(増幅率制御手段)82の出力端子に接続されていると共に、抵抗素子を介して5V電源に接続されている。したがって、制御回路82がPNPトランジスタTr1をオフさせれば分圧比は1/10となり、PNPトランジスタTr1をオンさせれば、抵抗素子R2bが並列に接続されることで分圧比は113/600(≒1.88/10)となる。
また、第1実施例では、増幅回路部36が制御回路30の外部に存在したが、第4実施例では、増幅回路部36に相当する増幅回路部83が制御回路82に内蔵されている。図15は、増幅回路部83の構成を示すものである。増幅回路部83は、オペアンプ84(U,V,W)で構成される非反転増幅回路85(U,V,W)を備えている。オペアンプ84の反転入力端子は、抵抗値2.4kΩの抵抗素子Rs1を介して、また、抵抗値1.72kΩの抵抗素子Rs2及びNPNトランジスタTr2を介してグランドに接続されている。更に、上記反転入力端子は、抵抗値4kΩの抵抗素子Rfを介してオペアンプ84の出力端子に接続されている。そして、前記出力端子は、制御回路82に内蔵されているA/D変換回路82aの入力端子に接続されている。
NPNトランジスタTr2のベースには、制御回路82の内部回路により制御信号が与えられ、NPNトランジスタTr2のオンオフが制御される。NPNトランジスタTr2オンがすると抵抗素子Rs1,Rs2が並列に接続され、それらの合成抵抗値は1kΩとなるので、非反転増幅回路85の増幅率は「5」となる。一方、NPNトランジスタTr2がオフすると、非反転増幅回路85の増幅率は約「2.67」となる。
また、オペアンプ84の出力端子は、過電流検出回路86を構成するコンパレータ87(U,V,W)の非反転入力端子に接続されており、コンパレータ87の反転入力端子には、検出用の基準電圧が与えられている。そして、コンパレータ87の出力端子は、第1実施例と同様に共通に接続されて、インバータ回路31によるドラムモータ11の駆動を停止させる出力OFF回路88の入力端子に接続されている。
尚、第4実施例の過電流検出回路86では、第1,第2実施例等とは異なりコンパレータ87の入力側にフィルタ回路が構成されていないが、出力OFF回路88がコンパレータ87の出力信号を、二値レベルでサンプリング(例えば0.5μ秒周期)した結果により過電流検出を行うようになっており、ノイズフィルタとしての機能をなしている。例えば、上記出力信号の各サンプリングレベルが、
H→H→H→L→H→H→H→…
といったように一回だけロウレベルになった場合は過電流を検出せず、
H→H→H→L→L→L→…
といったように、複数回連続してロウレベルとなった場合に過電流を検出するようになっている。また、図14に示すように、増幅回路部83の入力端子にはコンデンサが接続されているので、その容量成分もノイズ的なレベル変化を抑制するように作用している。
次に、第4実施例の作用について、図16及び図17も参照して説明する。図16(図2相当図)に示すステップS41において、制御回路82がA/D変換を行う場合は、第1実施例と同様に図3(a)に示す三角波の振幅が最大となるタイミング(128μ秒周期)で行う。その場合、増幅回路部83の増幅率設定が低倍率(2.67倍)であれば、制御回路82は読み取った電流値データを2倍し、高倍率(5倍)であれば、読み取った電流値データをそのまま扱う。そして、増幅率の切替えを行うタイミングであれば、電流値データを読み取った後に切替え信号を出力する(ステップS42)。すなわち、サマコバ磁石57を着磁するために非反転増幅回路85の増幅率「低」が要求されている場合は、NPNトランジスタTr2をオンして増幅率を約「2.67」に設定すると共に、PNPトランジスタTr1をオフして分圧比を約「0.19」に設定する。一方、通常のモータ制御で非反転増幅回路85の増幅率「高」が要求されている場合は、NPNトランジスタTr2をオフして増幅率を「5」に設定すると共に、PNPトランジスタTr1をオンして分圧比を約「0.1」に設定する。
ここで、増幅率の切替えと分圧比の切替えとの関係について図17を参照して説明する。図17に示すように、レベルシフト回路81,非反転増幅回路85をモデル化して、シャント抵抗34:Rsenに流れる電流Iと、非反転増幅回路85の出力電圧Voutの関係を示すと、次式のようになる。
Vout=G{5・R1/(R1+R2)+Rsen・I・R2/(R1+R2)}
…(1)
但し、Gは非反転増幅回路85の増幅率である。
そして、図17(a)に示すように、増幅率Gが5倍の場合に各抵抗値に基づいて決まる電流値は、出力電圧Vout=0VのときI=−16.79A,出力電圧Vout=5VのときにI=16.87Aとなる。また、図17(b)に示すように、増幅率Gが2.67倍の場合に各抵抗値に基づいて決まる電流値は、出力電圧Vout=0VのときI=−35.43A,出力電圧Vout=5VのときにI=35.08Aとなる。このように、電流Iと非反転増幅回路85の増幅率とが異なる場合に、出力電圧Voutがほぼ同じレンジに収まるように調整する必要がある。
(1)式に、図17(a)の場合の増幅率G並びにR1,R2(=R2a)の抵抗値を代入すると、およそ以下のようになる。
Vout=5{5・0.1+Rsen・I・0.9} …(2)
また、図17(b)の場合の増幅率G並びにR1,R2(=R2a//R2b)の抵抗値を代入すると、およそ以下のようになる。この場合のR2の並列合成抵抗値は4.87kΩとなる(但し、PNPトランジスタTr1のVCEは無視している)。
Vout=2.67{5・0.2+Rsen・I・0.8} …(3)
すなわち、(3)式右辺第1項の電圧5Vに対する倍率は約5.34であり、同右辺第2項の抵抗値Rsenに対する倍率は約2.13である。また、この場合の電流値Iの倍率は約2.08となっているので、(2)式の電流Iを基準とする倍率は約4.43となる。そして、(2)式の第2項は「4.5・Rsen・I」である。したがって、電流Iの一次関数である(2)式,(3)式は略同一の直線となる。
以上のように第4実施例によれば、非反転増幅回路85の増幅率Gを低くするように切り替えるのに応じて、レベルシフト回路81の分圧比を高くするように切り替えることで、制御回路82が取り扱う出力電圧Vout(電圧信号)のレンジを増幅率Gを高く設定した場合とほぼ等しくすることができる。そして、例えば第1,第2実施例のようにオペアンプを2個使用することなく、増幅回路部83を1個のオペアンプ84のみで構成できる。したがって、増幅回路部83の出力電圧のオフセットが低減されるので、第2実施例のようにオフセット補正を行う場合の調整精度が向上する。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
各抵抗値の設定や増幅率,過電流判別閾値などについては、個別の設計に応じて適宜変更して設定すれば良い。また、過電流を検出する機能は必要に応じて設ければ良い。
極数とスロット数との比によって、1回で全てのサマリウム・コバルト磁石の着磁量を変化させることができるモータに適用しても良い。
低保磁力の永久磁石は、サマリウム・コバルト磁石に限らず、アルニコ磁石やその他の材料からなる磁石でも良い。
ロータマグネットを、低保磁力の永久磁石のみで構成しても良い。
電流検出素子は抵抗素子に限らず、カレント・トランスなどを用いても良い。
ベクトル制御を行うものに限らず、モータ電流を検出して、低保磁力の永久磁石を備えたモータを制御するものであれば適用できる。
回転ドラム4の回転軸は、水平に対して仰角方向に10度〜15度程度の傾きを持たせるようにしても良い。
洗濯機に適用するものに限らず、モータの特性を変化させることが駆動効率を向上させるために有効なアプリケーションであれば適用することができる。
図面中、4は回転ドラム、11はドラムモータ(永久磁石モータ)、30は制御回路(着磁量制御手段,増幅率制御手段,回転制御手段)、31はインバータ回路、34はシャント抵抗(電流検出素子)、36は増幅回路部、52はロータ、56はネオジウム磁石、57はサマリウム・コバルト磁石(永久磁石)、58はロータマグネット、60は非反転増幅回路、62は基準電圧発生回路、67は過電流検出回路部(過電流検出手段)、69は基準電圧発生回路、71は非反転増幅回路、72は基準電圧発生回路、73は増幅回路部、81はレベルシフト回路(分圧抵抗回路)、82は制御回路(増幅率制御手段)、83は増幅回路部、85は非反転増幅回路を示す。

Claims (10)

  1. ロータ側に着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石を備えて構成される永久磁石モータの巻線に通電を行うインバータ回路と、
    このインバータ回路を介して前記巻線に通電を行うことで、前記永久磁石の着磁量を変化させる着磁量制御手段と、
    前記永久磁石モータの巻線に流れる電流に応じた電圧信号を発生する電流検出素子と、
    前記電圧信号を増幅する増幅回路と、
    この増幅回路の増幅率を制御する増幅率制御手段と、
    前記増幅回路を介して増幅された信号に基づき、前記インバータ回路を介して永久磁石モータの回転制御を行う回転制御手段とを備え、
    前記増幅率制御手段は、前記着磁量制御手段が前記永久磁石の着磁量を変化させる場合の増幅率を、前記回転制御手段が前記永久磁石モータの回転制御を行う期間に設定される増幅率よりも低くするように切替えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記着磁量制御手段が、複数回に分けて、前記ロータ側に配置されている前記永久磁石の着磁量を変化させる場合、
    前記増幅率制御手段は、前記着磁量制御手段が前記巻線に通電を行う期間だけ、前記増幅率を低く設定することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記電圧信号を分圧して前記増幅回路に入力するため、分圧比を変更可能に構成される分圧抵抗回路を備え、
    前記増幅率制御手段は、前記増幅回路の増幅率を高くするように切替える場合は、前記分圧抵抗回路の分圧比を低くするように切り替え、前記増幅率を低くするように切り替える場合は、前記分圧比を高くするように切り替えることを特徴とする請求項1又は2記載のモータ制御装置。
  4. 前記増幅回路は、電源電圧の中間電位を基準電圧として、前記電圧信号と前記基準電圧との差分を増幅するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のモータ制御装置。
  5. 前記増幅回路を介して増幅された信号をA/D変換する場合に、
    前記着磁量制御手段は、前記A/D変換処理が行われた後に前記増幅率の切替えを行うことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のモータ制御装置。
  6. 前記電流検出素子が、前記インバータ回路を構成する下アーム側スイッチング素子とグランドとの間に接続されるシャント抵抗で構成される場合、
    前記着磁量制御手段は、前記下アーム側スイッチング素子がオンする期間の中間となるタイミングよりも後に、前記増幅率の切替えを行うことを特徴とする請求項5記載のモータ制御装置。
  7. 前記着磁量制御手段は、前記永久磁石モータの回転が停止している期間に前記増幅率の切替えを行うと共に、前記増幅回路のオフセット補正を行うことを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載のモータ制御装置。
  8. 前記巻線に流れる電流が過電流状態となったことを検出する過電流検出手段を備え、
    前記過電流検出手段は、前記増幅回路を介して増幅された信号に基づいて、前記過電流状態の検出を行うことを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載のモータ制御装置。
  9. ロータ側に着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石を備えて構成される永久磁石モータの巻線に通電を行うインバータ回路と、
    このインバータ回路を介して前記巻線に通電を行うことで、前記永久磁石の着磁量を変化させる着磁量制御手段と、
    前記永久磁石モータの巻線に流れる電流に応じた電圧信号を発生する電流検出素子と、
    前記電圧信号を増幅する増幅回路と、
    この増幅回路を介して増幅された信号に基づき、前記インバータ回路を介して永久磁石モータの回転制御を行う回転制御手段とを備え、
    前記回転数制御手段は、前記着磁量制御手段が前記永久磁石の着磁量を変化させる期間は、前記増幅回路を介して増幅された信号を無効として前記回転制御を行うことを特徴とするモータ制御装置。
  10. ロータ側に着磁量を容易に変更可能なレベルの保磁力を有する永久磁石を備えて構成される永久磁石モータと、
    請求項1ないし9の何れかに記載のモータ制御装置とを備え、
    前記永久磁石モータが発生させる回転駆動力によって洗濯運転を行うことを特徴とする洗濯機。
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