JP2011083148A - ケーブル貫通部用防水部材、及びこれを用いた防水接続箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開閉可能な箱本体と蓋体とからなり、ケーブル導入壁に、箱本体側及び蓋体側のケーブル導入壁にそれぞれ形成された1対の半円形切欠きによる円形のケーブル貫通穴が形成される防水接続箱に用いられる。閉じた時に筒状内面が形成される樹脂成形による1対の半割り体26を合わせてなり、内面に、ケーブルの外面に押し付けられてケーブルのケーブル導入方向への移動を拘束しかつ防水を図る周方向の複数の突条28を設ける。ケーブルの外周に取り付けた状態でケーブル貫通穴に取り付けられた時、突条28がケーブルの外周面に食い込んで、ケーブルを把持し、かつケーブル外周部からの水の浸入を防水する。ゴム製の防水端面部材と異なり、ボリュームが小さく済み、適用ケーブル外径範囲が広く、成形が容易であり、ケーブル固定金具を別途設けることが不要となる。
【選択図】図7
Description
防水端面部材の構造は種々であるが、一般に防水端面部材のケーブル貫通部には、クロージャ内に水が浸入しないように、ゴム製二つ割り構造で互いに閉じ合わせた時にケーブル貫通穴を形成する防水フィンを持つ中空の防水端面部材が設けられている。ケーブルがこの防水端面部材の防水フィンに形成されたケーブル貫通穴を弾性的に締め付けられた状態で貫通していることで、クロージャ内に水が浸入することが防止される(特許文献1、2)。
また、ケーブル外径に対してゴム弾性変形により追従させる必要があるため、ボリュームが大きくなり、コストその他の点で不利である。
また、ゴム弾性変形により追従させて良好な防水性能を確保できるケーブル外径範囲は広く取れないので、適用可能なケーブル外径範囲が狭い。小径のケーブルを対象とする場合には、特に適用外径範囲が狭い。
また、ゴムの成形では、樹脂成形の場合と比較して硬化時間が例えば30分〜60分などとかなり長いので、生産性が低く、部品コストが高く付くという欠点がある。
また、ゴム製の防水端面部材でケーブルを把持固定することはできないので、上記の通り、クロージャ内にケーブル固定金具を別途設けることが必須となる。
閉じた時に筒状内面が形成される樹脂成形による1対の半割り体を合わせてなり、内面に、ケーブルの被覆部外面に押し付けられてケーブルのケーブル導入方向の移動を拘束しかつ防水を図る周方向の複数の突条を有することを特徴とする。
閉じた時に円筒状となる樹脂成形による1対の半割り体を合わせてなり、外面に、防水接続箱のケーブル貫通穴の縁部に係合してケーブル導入方向の移動を拘束可能な周方向の溝を備え、内面に、ケーブルの被覆部外面に押し付けられてケーブルのケーブル導入方向の移動を拘束しかつ防水を図る周方向の複数の突条を有することを特徴とする。
請求項2のケーブル貫通部用防水部材を、当該防水接続箱に導入されるケーブルの外周に被せた状態で前記ケーブル貫通穴に前記溝において嵌合させたことを特徴とする。
閉じた時に円筒内面が形成される樹脂成形による1対の半割り体を合わせてなり、ケーブルに被せられる本体部の端面側に防水接続箱のケーブル貫通穴に嵌合する円筒状の嵌合部を備え、内面に、ケーブルの被覆部外面に押し付けられてケーブルのケーブル導入方向の移動を拘束しかつ防水を図る周方向の複数の突条を有することを特徴とする。
請求項4のケーブル貫通部用防水部材を、当該防水接続箱に導入されるケーブルの外周に被せた状態で、その嵌合部を前記ケーブル貫通穴に嵌合させて箱本体内に配置したことを特徴とする。
従来のゴム製で防水フィンを持つ複雑な中空構造の防水端面部材と比べて、構造が簡単であり、これを製造する金型も簡単に済み、製造コストを安くできる。
また、内面の複数の硬い樹脂突条がケーブル被覆部外面に食い込んだ状態でケーブルを把持するので、水の浸入を効果的に遮断することができ、防水機能が確保される。
このように硬い樹脂突条がケーブル被覆部外面に食い込んで防水作用をするものでは、外径に対してゴム弾性変形により追従させる必要があるゴム製防水端面部材と比べて、ボリュームを必要としない。したがって、コストその他の点で有利である。
また、硬い樹脂突条がケーブル被覆部外面に食い込んで防水作用をする構造は、突条の高さを適切に設定すると、ゴム弾性変形により追従させて防水性能を確保するものと比べて、防水作用を確保できるケーブル外径範囲を広く設定できる。
また、樹脂成形では、ゴムの成形の場合と比べて硬化時間がかなり短いので、生産性が高く、部品コストを安くできる。
また、硬い樹脂突条がケーブル被覆部外面に食い込んで把持するので、ケーブルを一定の堅固さで固定することができ、ケーブルがケーブル導入方向に移動するのを有効に防止することができる。したがって、特に大きな引張り力が作用しないケーブルの場合であれば、ケーブルを把持するケーブル把持金具を別途設ける必要がなくなり、部品点数が削減され、ケーブル把持金具で把持する作業も不要となり、種々の面でコストダウンが図られる。
また、ケーブルを一定の堅固さで固定することができるので、ケーブルの回転を防止するケーブル回転防止金具を別途設けることも不要である。
図1は本発明の一実施例のケーブル貫通部用防水部材を用いた光クロージャ(防水接続箱)1の蓋体を開いた状態の正面図、図2は図1における右方のケーブル導入壁の近傍を、手前側の半割り体を外して示した拡大図、図3は図1のB−B拡大断面図である。
図4はクロージャ1の側面図であり、図1のクロージャ本体(箱本体)2に蓋体3を被せた状態で示したA−A断面矢視図である。
図5は図1でケーブル及びケーブル貫通部用防水部材を除いて示した図、図6(a)は図5のC−C断面図、図6(b)は図5のD−D断面図である。
クロージャ1は、小径ケーブル11から取り出した光ファイバ心線を収納する心線収納トレイ14を内蔵している。
このクロージャ1の両側の、ケーブルが導入されるケーブル導入壁5は、クロージャ本体2側のケーブル導入壁6と蓋体3側のケーブル導入壁7とで形成される。
クロージャ本体2側のケーブル導入壁6、及び蓋体3側のケーブル導入壁7はそれぞれ、閉じ合わせた時に、小径ケーブル11、大径ケーブル12及び支持線13を貫通させる円形のケーブル貫通穴(便宜上、支持線13もケーブルと同じ扱いをする)8を形成する半円形切欠き6a、7aを備えている。
ケーブル貫通穴8に、ケーブルに被せた後述するケーブル貫通部用防水部材25、25’、25”が嵌合して、ケーブル貫通穴8から水が浸入するのを防止する。
なお、小径ケーブル11と大径ケーブル12と支持線13とはそれぞれサイズが異なるが、各図において、ケーブル貫通穴を示す符号8はそれらの区別なし用いている。また、半円形切欠きの符号6a及び7aも同じく、それらの区別なしに用いている。
この2つの水切り壁16、17により、ケーブル導入壁5の内側に2つの水切り空間18、19が形成される。したがって、このクロージャ1の内部とは第2の水切り壁17の内側となり、水がケーブル導入壁5から内側に侵入しても、第1の空間18で入るだけであり、あるいはさらに内側に侵入しても、第2の空間19に入るだけであり、その内側のクロージャ内部空間20に水が浸入する恐れは一層少なくなる。
水切り壁16、17の凹切欠き16a、17aは、図示例ではケーブル外径と同サイズの半円形切欠きとしたが、必ずしも、ケーブルを伝ってくる水を遮断する必要はなくケーブルに密着する必要がないので、ケーブル外径と同サイズである必要はないし、また、半円形切欠きでなくてもよい。
ケーブル貫通部用防水部材(以下、単に防水部材という)25は、図7、図8、図2などに示すように、閉じた時に円筒状となる樹脂成形による1対の半割り体26を合わせた構成であり、その外面に、クロージャ1のケーブル導入壁5のケーブル貫通8の縁部に係合してケーブル導入方向の移動を拘束可能な周方向の溝(周溝)27を備え、内面に、ケーブル11の被覆部外面に押し付けられてケーブル11のケーブル導入方向の移動を拘束しかつ防水を図る周方向の複数の突条28を備えている。図示の突条28は三角形断面であって、鋭角である。
この実施例の周溝27は、ケーブル貫通穴8の直径にほぼ等しい外周面25aから突出する周方向の2列の突条25bの間として形成されている。
防水部材25の外周面25aには、水がケーブル貫通穴8側に伝ってこないための背の低い周方向のリブ29も形成している。このリブ29は強度を高める作用もする。
なお、図面に付した25a、25b、27、28、29の符号は、防水部材25としてのものと、その構成部品である半割り体26としてのものとを区別せずに、同じ符号で示した。
また、各半割り体26の互いの合わせ面26aには、両半割り体26をその長手方向を逆向きにして向かい合わせた時に互いに嵌合する係合突起30、及びこの係合突起30が嵌入する係合穴31を形成している。
大径のケーブル12に被せる防水部材25’及び半割り体26’、支持線13に被せる防水部材25”及び半割り体26”は、サイズは異なるが、基本構造は同一なので、それらの説明は省略する。
実施例では防水部材25の材質としてABS樹脂を用いている。材質は特に限定はされないた、その他、PS(ポリスチレン)、PC(ポリカーボネート)などの樹脂を使用することができる。
また、ケーブルの被覆材料としては例えばPE(ポリエチレン)樹脂などを想定している。
また、対象とするケーブルの外径が8〜21mm程度の範囲を想定している。
また、1種類(サイズが1種類)の防水部材25で、数ミリ程度のケーブル外径範囲に対応できることを想定している。
図14、図15、図16はそれぞれ、1つの(特定サイズの)防水部材で複数のケーブル外径に対応させる要領を説明する図である。
図14の防水部材25Aは、その内径dを10mmφにしたものである。
図(a)は対向する半割り体26、26の間隔を、両者で形成する内面がちょうど、内径d=10mmφの真円となるように設定した場合であり、ケーブル径D=10mmφのケーブルを対象とする場合である。同図(b)は半割り体26、26の間隔を、両者で形成する内面の短径d’が9mmになるように接近させた場合であり、ケーブル径D=9mmφのケーブルを対象とする場合である。同図(c)は半割り体26、26の間隔を、両者で形成する内面の短径d’が8mmになるように接近させた場合であり、ケーブル径D=8mmφのケーブルを対象とする場合である。
図15の防水部材25Bは、その内径dを14mmφにしたものである。
同図(a)は対向する半割り体26、26の間隔を、両者で形成する内面がちょうど、内径d=14mmφの真円となるように設定した場合であり、ケーブル径D=14mmφのケーブルを対象とする場合である。同図(b)は半割り体26、26の間隔を、両者で形成する内面の短径d’が13mmになるように接近させた場合であり、ケーブル径D=13mmφのケーブルを対象とする場合である。同図(c)は半割り体26、26の間隔を、両者で形成する内面の短径d’が12mmになるように接近させた場合であり、ケーブル径D=12mmφのケーブルを対象とする場合である。同図(d)はケーブル径D=11mmφのケーブルに対応させる場合であるが、この例では、半割り体26、26の間隔を同図(c)と同じ(半割り体26、26で形成する内面の短径d’が12mm)にして用いている。
図16の防水部材25Cは、その内径dを17mmφにしたものである。
同図(a)は対向する半割り体26、26の間隔を、両者で形成する内面がちょうど、内径d=17mmφの真円となるように設定した場合であり、ケーブル径D=17mmφのケーブルを対象とする場合である。同図(b)は半割り体26、26の間隔を、両者で形成する内面の短径d’が16mmになるように接近させた場合であり、ケーブル径D=16mmφのケーブルを対象とする場合である。同図(c)は半割り体26、26の間隔を、両者で形成する内面の短径d’が15mmになるように接近させた場合であり、ケーブル径D=15mmφのケーブルを対象とする場合である。同図(d)はケーブル径D=14mmφのケーブルに対応させる場合であるが、この例では、半割り体26、26の間隔を同図(c)と同じ(半割り体26、26で形成する内面の短径d’が15mm)にして用いている。ケーブル径D=14mmφのケーブルに対しては、図15の防水部材25Bでも、図16の防水部材25Cでも対応できる。
図14〜図16では8mmφ〜17mmφのケーブル径に対応する例について説明したが、同様にして、ケーブル径Dが17mmφ超あるいは8mmφ未満のケーブルに対しても適用できる。
予め、防水部材25の各半割り体26を、本体側導入壁6の半円形切欠き6aおよび蓋体側導入壁7の半円形切欠き7aにそれぞれ係合させておく(この状態は図1〜図3でケーブルがない状態)。次いで、クロージャ本体2側の各半割り体26の半筒内面にケーブル11を収容した状態で、蓋体3を閉ざすと、クロージャ本体2側の半割り体26と蓋体3側の半割り体26とでケーブル11を挟み込むようにしてケーブル11を把持する。この場合、防水部材25の内面の鋭角な突条28がケーブル11の被覆に食い込んだ状態でケーブル11を把持する。
これにより、ケーブル11がケーブル導入方向に移動するのを拘束し、かつ、ケーブル外周を伝って水がクロージャ内部に浸入するのを遮断する。
なお、ケーブル把持効果を高めるために、突条28とは別に、防水部材25の内面に多数の円錐状突起を分布させて設けてもよい。
また、防水部材25の外周面(溝27の底)がケーブル導入壁5のケーブル貫通穴8の内縁に密着嵌合し、かつその両側に突条25bが存在するので、ケーブル貫通穴8の内縁からの水の浸入も有効に遮断される。但し、防水部材25の外周とケーブル貫通穴8の内縁との間の防水は、他の構造によってもよい。
なお、クロージャ本体2側の半円形切欠き6aに係合させた一方の半割り体26の半筒内面にケーブル11を収容しそのケーブル11に他方の半割り体26を被せた(図1の状態)のち、蓋体3を被せる手順としてもよい。
このように硬い樹脂突条28がケーブル被覆部外面に食い込んで防水作用をするものでは、外径に対してゴム弾性変形により追従させる必要があるゴム製防水端面部材と比べて、ボリュームを必要としない。したがって、コストその他の点で有利である。
また、硬い樹脂突条28がケーブル被覆部外面に食い込んで防水作用をする構造は、突条の高さを適切に設定すると、ゴム弾性変形により追従させて防水性能を確保するものと比べて、防水作用を確保できるケーブル外径範囲を広く設定できる。
また、樹脂成形では、ゴムの成形の場合と比べて硬化時間がかなり短いので、生産性が高く、部品コストを安くできる。
また、硬い樹脂突条28がケーブル被覆部外面に食い込んで把持するので、、ケーブルを一定の堅固さで固定することができ、ケーブル11がケーブル導入方向に移動するのを有効に防止することができる。したがって、特に大きな引張り力が作用しないケーブルの場合であれば、ケーブルを把持するケーブル把持金具を別途設ける必要がなくなり、部品点数が削減され、ケーブル把持金具で把持する作業も不要となり、種々の面でコストダウンが図られる。
また、従来のゴム製で防水フィンを持つ複雑な中空構造の防水端面部材と比べて、構造が簡単であり、これを製造する金型も簡単に済み、この点でも製造コストを安くできる。
また、ケーブルを一定の堅固さで固定することができるので、ケーブルの回転を防止するケーブル回転防止金具を別途設けることも不要である。
端面閉塞板34は薄肉部34aにて各半割り体36と一体に樹脂成形されており、容易に手で引きちぎって除去することができる。
この防水部材35は、ケーブルが貫通していないケーブル貫通穴8がある場合に、そのケーブル貫通穴8から水が浸入しないように嵌合させて、ケーブル貫通穴5を塞ぐ。
この防水部材45は、閉じた時に円筒内面が形成される樹脂成形による1対の半割り体46を合わせてなり、ケーブル11に被せられる本体部50の端面側にクロージャ1のケーブル貫通穴8に嵌合する円筒状の嵌合部47を備え、内面に、ケーブル11の被覆部外面に押し付けられてケーブル11のケーブル導入方向の移動を拘束しかつ防水を図る周方向の複数の突条48を有している。
突条48は三角形断面で鋭角である。各半割り体46の互いの合わせ面46aには、前記突条48に連続する突出部51が形成され、かつ、この2つの半割り体46を合わせた時に、前記突出部51が嵌入可能な凹所52が形成されている。
クロージャ本体2の内壁には、図13に示すように、防水部材45のケーブル導入方向の移動を拘束する移動拘束用突起部53が一体に樹脂成形されている。また、蓋体3にも同様な移動拘束用突起部53が一体に樹脂成形されている。
次いで、クロージャ本体2側の各半割り体46の内面にケーブル11を収容した状態で、蓋体3を閉ざすと、クロージャ本体2側の半割り体26と蓋体3側の半割り体46とでケーブル11を挟み込むようにしてケーブル11を把持する。この場合、防水部材45の内面の鋭角な突条48がケーブル11の被覆に食い込んだ状態でケーブル11を堅固に把持する。
これにより、ケーブル11がケーブル導入方向に移動するのを拘束し、かつ、ケーブル外周を伝って水がクロージャ内部に浸入するのを遮断する。
なお、防水部材45の嵌合部47の外周面とケーブル貫通穴8の内縁との間は、嵌合部47の外周面がケーブル貫通穴8の内縁に密着嵌合しており、かつ、防水部材25の本体部50の側面50aをケーブル導入壁6に密着していることで、水の浸入を遮断できる。
なお、本体部50の側面50aとケーブル導入壁6との間に例えばパッキンを介在させてもよい。
但し、防水部材45の外周とケーブル貫通穴8の内縁との間の防水は、他の構造によってもよい。
同図において、52は箱本体、53は蓋体である。ケーブル導入壁55のケーブル貫通穴58は、箱本体52側のケーブル導入壁56の半円形切欠き56aと、蓋体53側のケーブル導入壁57の半円形切欠き57aとで形成され、このケーブル貫通穴58に、1対の半割り体60aからなるケーブル貫通部用防水部材60を設ける。
この防水接続箱51は、電気ケーブルを導入する防水接続箱に適用して好適である。
2 クロージャ本体(箱本体)
3 蓋体
5 ケーブル導入壁
6 (クロージャ本体側の)ケーブル導入壁
7 (蓋体側の)ケーブル導入壁
6a、7a 半円形切欠き
8 ケーブル貫通穴
11、12 ケーブル
13 支持線
14 心線収納トレイ
16、17 水切り壁
16a、17a 凹切欠き
18、19 水切り空間
20 クロージャ内部空間
25、25’、25” 防水部材(ケーブル貫通部用防水部材)
26、26’、26” 半割り体
26a 合わせ面
27 溝
28 突条
30 係合突起
31 係合穴
45 防水部材(ケーブル貫通部用防水部材)
46 半割り体
47 円筒状の嵌合部
48 突条
50 本体部
50a 側面
51 突出部
52 凹所
53 移動拘束用突起部
Claims (6)
- 開閉可能な箱本体と蓋体とからなり、光又は電気ケーブルが導入されるケーブル導入壁に、箱本体側のケーブル導入壁及び蓋体側のケーブル導入壁にそれぞれ形成された1対の半円形切欠きによる円形のケーブル貫通穴が形成される防水接続箱に用いられ、この防水接続箱内に導入されるケーブルの外周に取り付けた状態でケーブル貫通穴に取り付けられてケーブル外周部の防水を図るケーブル貫通部用防水部材であって、
閉じた時に筒状内面が形成される樹脂成形による1対の半割り体を合わせてなり、内面に、ケーブルの外面に押し付けられてケーブルのケーブル導入方向への移動を拘束しかつ防水を図る周方向の複数の突条を有することを特徴とするケーブル貫通部用防水部材。 - 開閉可能な箱本体と蓋体とからなり、光又は電気ケーブルが導入されるケーブル導入壁に、箱本体側のケーブル導入壁及び蓋体側のケーブル導入壁にそれぞれ形成された一対の半円形切欠きによる円形のケーブル貫通穴が形成される防水接続箱に用いられ、この防水接続箱内に導入されるケーブルの外周に取り付けた状態でケーブル貫通穴に取り付けられてケーブル外周部の防水を図るケーブル貫通部用防水部材であって、
閉じた時に円筒状となる樹脂成形による1対の半割り体を合わせてなり、外面に、防水接続箱のケーブル貫通穴の縁部に係合してケーブル導入方向への移動を拘束可能な周方向の溝を備え、内面に、ケーブルの外面に押し付けられてケーブルのケーブル導入方向への移動を拘束しかつ防水を図る周方向の複数の突条を有することを特徴とするケーブル貫通部用防水部材。 - 開閉可能な箱本体と蓋体とからなり、光又は電気ケーブルが導入されるケーブル導入壁に、箱本体側のケーブル導入壁及び蓋体側のケーブル導入壁にそれぞれ形成された一対の半円形切欠きによる円形のケーブル貫通穴が形成される防水接続箱において、
請求項2のケーブル貫通部用防水部材を、当該防水接続箱に導入されるケーブルの外周に取り付けた状態で前記溝を前記ケーブル貫通穴の縁部に係合させたことを特徴とする防水接続箱。 - 開閉可能な箱本体と蓋体とからなり、光又は電気ケーブルが導入されるケーブル導入壁に、箱本体側のケーブル導入壁及び蓋体側のケーブル導入壁にそれぞれ形成された一対の半円形切欠きによる円形のケーブル貫通穴が形成される防水接続箱に用いられ、この防水接続箱内に導入されるケーブルの外周に取り付けた状態でケーブル貫通穴に取り付けられてケーブル外周部の防水を図るケーブル貫通部用防水部材であって、
閉じた時に円筒内面が形成される樹脂成形による1対の半割り体を合わせてなり、ケーブルに取り付けられる本体部と、その端面に防水接続箱のケーブル貫通穴に嵌合する嵌合部を備え、内面に、ケーブルの外面に押し付けられてケーブルのケーブル導入方向への移動を拘束しかつ防水を図る周方向の複数の突条を有することを特徴とするケーブル貫通部用防水部材。 - 開閉可能な箱本体と蓋体とからなり、光又は電気ケーブルが導入されるケーブル導入壁に、箱本体側のケーブル導入壁及び蓋体側のケーブル導入壁にそれぞれ形成された一対の半円形切欠きによる円形のケーブル貫通穴が形成される防水接続箱において、
請求項4のケーブル貫通部用防水部材を、当該防水接続箱に導入されるケーブルの外周に取り付けた状態で、前記嵌合部を前記ケーブル貫通穴に嵌合させて箱本体内に配置したことを特徴とする防水接続箱。 - ケーブル導入壁の内側に、水切り空間を形成するための、ケーブルを貫通させる穴をあけた水切り壁を設けたことを特徴とする請求項3又は5記載の防水接続箱。
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