JP2011083060A - 電力供給システムの電源最適化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置サイズを小さく抑えることができる電力供給システムの電源最適化装置を提供する。
【解決手段】太陽電池3に、電力供給システムのバックアップ用電源として機能する蓄電設備46(2次電池47)を並列接続する。最大出力点制御DC/DCコンバータ45には、太陽電池3及び蓄電設備46の合成電力が供給される。最大出力点制御DC/DCコンバータ45は、合成電力Jを最大出力点制御して高効率の値に変換出力し、この電力をDC機器5に機器電源として供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、系統、自立発電電池、蓄電設備等から得た電力を各負荷に供給する電力供給システムの電源最適化装置に関する。
住宅には、商用電源のAC電圧をDC電圧に変換して宅内の各種機器に供給する電力供給システム(特許文献1等参照)が設けられている。近年の電力供給システムの中には、太陽光による発電によって電力を生成する太陽電池を設け、商用電源のみならず、太陽電池でも各種機器にDC電力が可能なものも普及し始めてきている。また、電力供給システムには、同システムのバックアップ用電源として蓄電池が設けられたものもあり、料金の安い夜間の商用電源や、昼間に余分に太陽光により発電することができた電力を蓄電池に蓄えておくことが可能となっている。
図17に示すように、この種の電力供給システム81には、宅内において電気の幹線を分岐配線する装置として分電盤82が設けられている。分電盤82には、商用電源83から入力するAC電圧をDC電圧に変換するAC/DCコンバータ84と、太陽電池85から入力するDC電圧を所定値に変換するDC/DCコンバータ86と、蓄電池87のDC電圧を所定値に変換するDC/DCコンバータ88とが設けられている。これらコンバータ84,86,88には、商用電源83及び太陽電池85の協調や、蓄電池87の充放電を行う協調制御部89が接続されている。協調制御部89は、それぞれのブレーカ90…を介して、各DC機器91…に動作の際に必要なDC電圧を供給する。
特開2009−159690号公報
ところで、DC/DCコンバータ86は商用電源83という高い電圧を入力し、DC/DCコンバータ88は太陽電池85という高い電圧を入力するので、これらコンバータ86,88は相対的に大容量サイズの大型コンバータを使用せざるを得ない現状がある。このため、従来の電力供給システム81においては、分電盤82に容量の大型DC/DCコンバータ86,88を2つ搭載する必要があるので、その分だけ分電盤82のサイズ、即ち装置全体のサイズが大型化する問題があった。
本発明の目的は、装置サイズを小さく抑えることができる電力供給システムの電源最適化装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、系統から得る交流電力や、自立発電電池又は蓄電設備の直流電源から得る直流電力を、電圧変換しつつ同電圧を分岐させて各負荷に供給し、前記直流電源の少なくとも1つは、出力波形の中に最大電力点が含まれる波形に則った電圧を出力する電力供給システムの電源最適化装置において、前記直流電源が前記最大電力点で電力出力するように当該直流電源を最大出力点制御する出力電圧変換手段を備え、前記直流電源と前記蓄電設備とを並列接続して、これら2者の合成電力を前記直流電源として前記出力電圧変換手段に出力することを要旨とする。
この構成によれば、直流電源と蓄電設備とを並列接続して、これら2者の合成電力を出力電圧変換部によって最大出力点で電力出力可能としたので、1つの大容量の出力電圧変換手段を共用することが可能となる。このため、自立発電電池及び蓄電設備の各々に、個別に大容量の出力電圧変換手段を設けずに済むので、その分だけ装置サイズを小型化することが可能となる。
本発明では、前記蓄電設備は、2次電池からなることを要旨とする。
この構成によれば、例えば2次電池を複数用意して、これらを直並列することにより、蓄電設備の出力電圧や蓄電容量を、用途に応じて適宜設定することが可能となる。
本発明では、前記蓄電設備は、コンデンサからなることを要旨とする。
この構成によれば、例えばコンデンサを複数用意して、これらを直並列することにより、蓄電設備の出力電圧や蓄電容量を、用途に応じて適宜設定することが可能となる。また、蓄電設備にコンデンサを使用すれば、自立発電電池の電圧変動に対する蓄電設備の追従速度を早くすることが可能となる。
本発明では、前記蓄電設備は、2次電池及びコンデンサを直列接続した直列回路と、前記コンデンサに蓄積された電力を入力として、前記2次電池に電力を充電可能な充電コンバータとを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、コンデンサに蓄積された電力を入力として、充電コンバータによって2次電池を充電することが可能となる。
本発明では、前記蓄電設備の残量を検出する電池残量検出手段と、前記自立発電電池の発電能力を検出する発電能力検出手段と、前記充電コンバータを流れる充電電流を検出する充電電流検出手段とを備え、前記充電コンバータは、前記蓄電設備の電池残量と前記自立発電電池の発電能力とに応じた充電電流により、前記蓄電設備を充電することを要旨とする。
この構成によれば、蓄電設備の電池残量と自立発電電池の発電能力とに応じた充電状態で、蓄電設備への充電を行うことが可能となるので、例えば自立発電電池により生成される電力のうち負荷に回した残りを蓄電設備に充電するというように、必要に応じたエネルギー貯蓄管理が可能となる。
本発明では、前記蓄電設備は、電力を蓄電可能な2次電池と、前記自立発電電池に入力部を接続し、前記2次電池に出力部を直列接続し、当該2次電池の放電を管理する放電コンバータと、前記放電コンバータの出力部に入力部を接続し、前記2次電池の両端に出力部を接続し、前記2次電池の充電を管理する充電コンバータとを備え、前記自立発電電池及び前記蓄電設備は、電力を並列に出力することが可能となっていることを要旨とする。
この構成によれば、自立発電電池からの電力と、蓄電設備からの電力とを、同時に混合して出力することが可能となるので、もし仮に放電コンバータが小容量のものであっても、大きな放電電力を確保することが可能となる。
本発明では、前記蓄電設備の残量を検出する電池残量検出手段と、前記自立発電電池の発電能力を検出する発電能力検出手段と、前記充電コンバータを流れる充電電流を検出する充電電流検出手段と、前記放電コンバータを流れる放電電流を検出する放電電流検出手段とを備え、前記充電コンバータ及び前記放電コンバータは、前記蓄電設備の電池残量と前記自立発電電池の発電能力とに応じて、前記充電電流や前記放電電流を電流制御することを要旨とする。
この構成によれば、蓄電設備の電池残量と自立発電電池の発電能力とに応じた状態で、蓄電設備に充放電を実行させることが可能となるので、蓄電設備の電池残量をより精度よく管理することが可能となる。
本発明では、前記自立発電電池のみから電力が出力されて前記最大出力点制御が実行される場合、前記放電コンバータ及び前記充電コンバータは、前記放電電流と前記充電電流との差がなくなるように、これらを電流制御することを要旨とする。
この構成によれば、自立発電電池の出力電圧が蓄電設備に影響を受けて変動してしまう状況が発生し難くなるので、出力電圧変換手段で行う最大出力点制御を、これまでと同じ制御内容のもので済ますことが可能となる。
本発明では、前記自立発電電池及び前記蓄電設備の両方から電力が出力される場合、前記放電コンバータは、放電時において前記放電電流を所定電流量に電流制御することを要旨とする。
この構成によれば、蓄電設備からは常に所定の電流量が流れるように制御されるので、出力電圧変換手段で行う最大出力点制御を、これまでと同じ制御内容のもので済ますことが可能となる。
本発明では、前記自立発電電池の電力が出力される場合、前記充電コンバータは、充電時において前記充電電流を所定電流量に電流制御することを要旨とする。
この構成によれば、自立発電電池の出力がないとき、出力電圧変換手段の入力が蓄電設備の電圧になって、蓄電設備からのみの電力を負荷に供給することが可能となる。
本発明では、前記自立発電電池が停止する際、放電コンバータをショートさせる短絡回路を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、この短絡によって充放電回路が短絡されるので、充放電回路の通電ロスを削減することが可能となる。
本発明では、前記蓄電設備は、電力を蓄電可能な2次電池と、前記2次電池の両端に入力部を接続し、該2次電池に出力部を直列接続し、前記2次電池の放電を管理する放電コンバータと、前記放電コンバータの出力部に入力部を接続し、前記2次電池の両端に出力部を接続し、前記2次電池の充電を管理する充電コンバータとを備え、前記自立発電電池の出力有無によらず、前記2次電池の残量に応じた放電を実行することを要旨とする。
この構成によれば、放電コンバータの出力を2次電池に繋ぐと、自立発電電池の出力は周囲に関係なく放電コンバータに電力を供給することが可能となるので、2次電池の電池残量によって放電量を変えることが可能となる。よって、例えば電池残量が多い場合には、電池から多量の電力を出力し、電池残量が少ない場合には、電池からの出力を減らす動作をとることが可能となる。
本発明では、前記放電コンバータと前記充電コンバータとを一体化した充放電コンバータが使用されていることを要旨とする。
この構成によれば、充電と放電とで各々個別のコンバータを設けずに済むので、部品点数を少なく抑えることが可能となる。
本発明では、前記出力電圧変換手段を経て前記負荷に供給されるシステム電圧を一定に保つ定電圧手段を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、蓄電設備からの電力が例えば電池残量や温度等によって変動する状況となっても、この電力は定電圧手段によって定電圧化された後、システム電圧として出力することが可能となる。よって、蓄電設備の状態によらず、定電圧を負荷に供給することが可能となる。
本発明では、前記定電圧手段は、電力を蓄電可能な定電圧用2次電池と、前記出力電圧変換手段の出力に入力部を接続し、前記定電圧用2次電池に出力部を直列接続し、該定電圧用2次電池を放電可能な定電圧用放電コンバータと、前記放電コンバータの出力部に入力部を接続し、前記定電圧用2次電池の両端に出力部を接続し、該定電圧用2次電池に充電が可能な定電圧用充電コンバータとを備え、前記負荷への電源出力が高い場合、前記定電圧用充電コンバータにより前記定電圧用2次電池を充電し、前記電源出力が低い場合、前記定電圧用放電コンバータにより前記定電圧用2次電池を放電させることにより、前記システム電圧を一定に保つことを要旨とする。
この構成によれば、定電圧手段の放電は、定電圧用2次電池と定電圧用放電コンバータとにより行われるので、定電圧用放電コンバータが小容量のものであっても、大きな放電電力を確保することが可能となる。
本発明では、前記定電圧手段は、電力を蓄電可能な定電圧用2次電池と、前記定電圧用2次電池の両端に入力部を接続し、該定電圧用2次電池に出力部を直列接続し、該定電圧用2次電池の放電可能な定電圧用放電コンバータと、前記放電コンバータの出力部に入力部を接続し、前記定電圧用2次電池の両端に出力部を接続し、該定電圧用2次電池を充電可能な定電圧用充電コンバータとを備え、前記負荷への電源出力が高い場合、前記定電圧用充電コンバータにより前記定電圧用2次電池を充電し、前記電源出力が低い場合、前記定電圧用放電コンバータにより前記定電圧用2次電池を放電させることにより、前記システム電圧を一定に保つことを要旨とする。
この構成によれば、出力電圧変換手段からの出力有無によらず、定電圧用2次電池の電池残量に応じた放電制御を行うことが可能となる。
本発明では、前記定電圧用放電コンバータと前記定電圧用充電コンバータとを一体化した定電圧用充放電コンバータが使用されていることを要旨とする。
この構成によれば、充電と放電とで各々個別のコンバータを設けずに済むので、部品点数を少なく抑えることが可能となる。
本発明によれば、電力供給システムの装置サイズを小さく抑えることができる。
第1実施形態における電力供給システムの全体構成を示すブロック図。 電力入出力制御装置の構成を示す構成図。 太陽電池のV−I曲線とV−P曲線とを示す波形図。 電力入出力制御装置の他の構成を示す構成図。 第2実施形態における電力入出力制御装置の構成を示す構成図。 電力入力制御装置の他の構成を示す構成図。 第3実施形態における電力入出力制御装置の構成を示す構成図。 電力入出力制御装置の他の構成を示す構成図。 太陽電池動作及び充放電制御動作を説明する図であり、(a)が太陽電池の出力電圧が増加する場合の説明図、(b)が太陽電池の出力電圧が減少する場合の説明図。 第4実施形態における電力入出力制御装置の構成を示す構成図。 定電流制御を説明するための構成図と、外部指令値と出力電流との関係を示す特性波形図。 電力入出力制御装置の他の構成を示す構成図。 第5実施形態における電力入出力制御装置の構成を示す構成図。 電力入出力制御装置の他の構成を示す構成図。 定電流制御及び定電圧制御を説明するための構成図と、外部指令値と出力電流及び出力電圧との関係を示す特性波形図。 充電回路と放電回路の動作をまとめた表。 従来における電力供給システムの概略構成を示すブロック図。
(第1実施形態)
以下、本発明を住宅に具体化した電力供給システムの電源最適化装置の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、住宅には、宅内に設置された各種機器(照明機器、エアコン、家電、オーディオビジュアル機器等)に電力を供給する電力供給システム1が設けられている。電力供給システム1は、系統2から得る商用交流電源(AC電源)を電力として各種機器を動作させる他に、太陽光により発電する太陽電池3の電力も各種機器に電源として供給する。太陽電池3は、例えば複数のセル4から構成されている。電力供給システム1は、直流電源(DC電源)を入力して動作するDC機器5の他に、交流電源(AC電源)を入力して動作するAC機器6にも電力を供給する。なお、太陽電池3が直流電源及び自立発電電池を構成し、DC機器5及びAC機器6が負荷を構成する。
電力供給システム1には、同システム1の分電盤としてコントロールユニット7及びDC分電盤(直流ブレーカ内蔵)8が設けられている。コントロールユニット7には、同ユニット7の動作を統括制御する制御部7aが設けられている。また、電力供給システム1には、住宅のDC機器5の動作を制御する機器として制御ユニット9及びリレーユニット10が設けられている。
コントロールユニット7には、交流電源を分岐させるAC分電盤11が交流系電力線12を介して接続されている。コントロールユニット7は、このAC分電盤11を介して系統2に接続されるとともに、直流系電力線13を介して太陽電池3に接続されている。コントロールユニット7は、AC分電盤11から交流電力を取り込むとともに太陽電池3から直流電力を取り込み、これら電力を機器電源として所定の直流電力に変換する。そして、コントロールユニット7は、この変換後の直流電力を、直流系電力線14を介してDC分電盤8に出力したり、又は直流系電力線15を介して蓄電池ユニット16に出力して同電力を蓄電したりする。コントロールユニット7は、AC分電盤11から交流電力を取り込むのみならず、太陽電池3や蓄電池ユニット16の電力を交流電力に変換してAC分電盤11に供給することも可能である。コントロールユニット7は、信号線17を介してDC分電盤8とデータやり取りを実行する。
DC分電盤8は、直流電力対応の一種のブレーカである。DC分電盤8は、コントロールユニット7から入力した直流電力を分岐させ、その分岐後の直流電力を、直流系電力線18を介して制御ユニット9に出力したり、直流系電力線19を介してリレーユニット10に出力したりする。また、DC分電盤8は、信号線20を介して制御ユニット9とデータやり取りをしたり、信号線21を介してリレーユニット10とデータをやり取りしたりする。
制御ユニット9には、複数のDC機器5,5…が接続されている。これらDC機器5は、直流電力及びデータの両方を1対の線によって搬送可能な直流供給線路22を介して制御ユニット9と接続されている。直流供給線路22は、DC機器の電源となる直流電圧に、高周波の搬送波によりデータを電送する通信信号を重畳する、いわゆる電力線搬送通信により、1対の線で電力及びデータの両方をDC機器5に搬送する。制御ユニット9は、直流系電力線18を介してDC機器5の直流電源を取得し、DC分電盤8から信号線20を介して得る動作指令を基に、どのDC機器5をどのように制御するのかを把握する。そして、制御ユニット9は、指示されたDC機器5に直流供給線路22を介して直流電圧及び動作指令を出力し、DC機器5の動作を制御する。
制御ユニット9には、宅内のDC機器5の動作を切り換える際に操作するスイッチ23が直流供給線路22を介して接続されている。また、制御ユニット9には、例えば赤外線リモートコントローラからの発信電波を検出するセンサ24が直流供給線路22を介して接続されている。よって、DC分電盤8からの動作指示のみならず、スイッチ23の操作やセンサ24の検知によっても、直流供給線路22に通信信号を流してDC機器5が制御される。
リレーユニット10には、複数のDC機器5,5…がそれぞれ個別の直流系電力線25を介して接続されている。リレーユニット10は、直流系電力線19を介してDC機器5の直流電源を取得し、DC分電盤8から信号線21を介して得る動作指令を基に、どのDC機器5を動作させるのかを把握する。そして、リレーユニット10は、指示されたDC機器5に対し、内蔵のリレーにて直流系電力線25への電源供給をオンオフすることで、DC機器5の動作を制御する。また、リレーユニット10には、DC機器5を手動操作するための複数のスイッチ26が接続されており、スイッチ26の操作によって直流系電力線25への電源供給をリレーにてオンオフすることにより、DC機器5が制御される。
DC分電盤8には、例えば壁コンセントや床コンセントの態様で住宅に建て付けられた直流コンセント27が直流系電力線28を介して接続されている。この直流コンセント27にDC機器のプラグ(図示略)を差し込めば、同機器に直流電力を直接供給することが可能である。
また、系統2とAC分電盤11との間には、系統2の使用量を遠隔検針可能な電力メータ29が接続されている。電力メータ29には、商用電源使用量の遠隔検針の機能のみならず、例えば電力線搬送通信や無線通信の機能が搭載されている。電力メータ29は、電力線通信や無線通信等を介して検針結果を電力会社等に送信する。
電力供給システム1には、宅内の各種機器をネットワーク通信によって制御可能とするネットワークシステム30が設けられている。ネットワークシステム30には、同システム30のコントロールユニットとして宅内サーバ31が設けられている。宅内サーバ31は、インターネットなどのネットワークNを介して宅外の管理サーバ32と接続されるとともに、信号線33を介して宅内機器34に接続されている。また、宅内サーバ31は、DC分電盤8から直流系電力線35を介して取得する直流電力を電源として動作する。
宅内サーバ31には、ネットワーク通信による宅内の各種機器の動作制御を管理するコントロールボックス36が信号線37を介して接続されている。コントロールボックス36は、信号線17を介してコントロールユニット7及びDC分電盤8に接続されるとともに、直流供給線路38を介してDC機器5を直接制御可能である。コントロールボックス36には、例えば使用したガス量や水道量を遠隔検針可能なガス/水道メータ39が接続されるとともに、ネットワークシステム30の操作パネル40に接続されている。操作パネル40には、例えばドアホン子器やセンサやカメラからなる監視機器41が接続されている。
宅内サーバ31は、ネットワークNを介して宅内の各種機器の動作指令を入力すると、コントロールボックス36に指示を通知して、各種機器が動作指令に準じた動作をとるようにコントロールボックス36を動作させる。また、宅内サーバ31は、ガス/水道メータ39から取得した各種情報を、ネットワークNを通じて管理サーバ32に提供可能であるとともに、監視機器41で異常検出があったことを操作パネル40から受け付けると、その旨もネットワークNを通じて管理サーバ32に提供する。
図2に、太陽電池3及び蓄電池ユニット16の電力入出力を管理する電力入出力制御装置1aを図示し、以下にこれを説明する。同図に示すように、コントロールユニット7には、直流電力の交流電力への変換と交流電力の直流電力への変換との両方が可能な双方向AC/DCコンバータ42が設けられている。双方向AC/DCコンバータ42は、入力交流電圧を直流電圧に変換出力するAC/DCコンバータ43と、入力直流電圧を交流電圧に変換出力するDC/ACインバータ44とを備えている。AC/DCコンバータ43は、系統2から入力した交流電圧を直流電圧に変換してDC機器5や蓄電池ユニット16に出力する。また、DC/ACインバータ44は、太陽電池3や蓄電池ユニット16から入力した直流電圧を交流電圧に変換して系統2に逆調する。
コントロールユニット7には、太陽電池3の電力を最も電力効率の良い点(最大電力点)で出力させる最大出力点制御DC/DCコンバータ45が設けられている。最大出力点制御DC/DCコンバータ45は、太陽電池3に接続されるとともに、双方向AC/DCコンバータ42及びDC機器5に接続されている。なお、最大出力点制御DC/DCコンバータ45が出力電圧変換手段に相当する。
最大出力点制御は、いわゆるMPPT(Maximum Power Point Tracking)制御と呼ばれる電圧出力制御の一種である。ところで、太陽電池3には、図3に示すように、電力を最も効率よく最大出力できる点、つまり最大電力点というものがあり、この点を満たす点で発電しているとき、無駄のない電力出力が可能である。しかし、太陽電池3は、日射量や温度によりV−I特性が刻々と変化し、それに応じて最大電力点もその都度変化する。よって、最大出力点制御DC/DCコンバータ45は、太陽電池3の発電状態に応じて自動的に入力電圧を変化させることにより、太陽電池3の電圧、即ち最大電力点を追従させて、太陽電池3の電力を最も効率の良い電力で取り出している。最大出力点制御は、山登り法とも呼ばれ、太陽電池3の出力電圧を意図的に変動させて、変動前と後との値を比較し、現在の出力が最大か否かを確認することを繰り返し行う。
太陽電池3には、蓄電池ユニット16の蓄電設備46として2次電池47が並列接続されている。最大出力点制御DC/DCコンバータ45は、太陽電池3と2次電池47との合成電力Jを入力し、これを最大出力点制御して電圧出力する。2次電池47としては、例えばリチウムイオン電池が使用される。また、蓄電設備46とは、蓄電池ユニット16の電力蓄電箇所や、その入出力(充放電)の動作を司る機能のことをいう。なお、蓄電設備46が直流電源を構成する。
さて、昼間において太陽電池3が太陽光発電する際、太陽電池3と2次電池47との合成電力Jが最大出力点制御DC/DCコンバータ45に出力される。最大出力点制御DC/DCコンバータ45は、この合成電力Jを最大出力点制御し、入力電圧を切り換えることで合成電力Jを最大電力で出力する。よって、DC機器5やAC機器6は、合成電力Jで機器電源として動作する。このとき、2次電池47よりも太陽電池3の電力が大きく、これら2者間からの供給電力に差が生じても、これらは合成電力Jとして最大出力点制御DC/DCコンバータ45に出力され、最大出力点を追従するという好適な値で出力される。
なお、合成電力Jが余った際には、DC/ACインバータ44を介して系統2に逆調されて売電される。また、昼間において天候不順により太陽光発電ができない場合、系統2の電力がDC機器5やAC機器6の機器電源として使用される。
夜間時は、太陽電池3が発電できないので、系統2の電源が使用される。このとき、コントロールユニット7は、系統2の交流電力をAC/DCコンバータ43で直流に変換し、その直流電力をDC機器5に供給する。
また、夜間においてバックアップ電源として残しておく量よりも多い電力が2次電池47に蓄電されている場合や、或いは停電時には、2次電池47の電力が機器電源として使用される。このとき、太陽電池3は発電していないので、2次電池47の電圧のみが最大出力点制御DC/DCコンバータ45にかかる。よって、2次電池47の出力電力がDC機器5に供給され、この電力によってDC機器5やAC機器6が動作される。
従って、本例においては、太陽電池3と2次電池47(蓄電池ユニット16)とを並列接続し、これらの合成電力を最大出力点制御DC/DCコンバータ45に入力して、最大出力点制御を経た後の電力を、をDC機器5やAC機器6の電源として供給する。よって、1つの最大出力点制御DC/DCコンバータ45、つまり大容量コンバータを、太陽電池3と2次電池47とで共用することが可能となるので、この種の大容量コンバータの数を減らすことが可能となる。このため、コントロールユニット7、ひいては電力供給システム1の装置サイズを小型化することが可能となる。
さらに、蓄電池ユニット16の蓄電箇所として2次電池47を使用すれば、これ自体が電力入出力機能を持つので、特別な入出力用のコンバータを用意する必要がない。また、2次電池47を複数用意し、これらを直並列することで、蓄電池ユニット16の出力電圧や出力容量を適宜切り換えることが可能となる。よって、用途に応じて簡単に蓄電池ユニット16の出力電圧や出力容量を変更することも可能となる。
また、蓄電池ユニット16の電力蓄電箇所は、2次電池47に限定されず、図4に示すように、例えばコンデンサ48としてもよい。この場合、2次電池47の場合と同様に、特別な入出力コンバータを用意する必要がない効果や、直並列することで出力電圧や出力容量を適宜切り換えることができる効果を得ることが可能である。また、蓄電池ユニット16にコンデンサ48を使用すれば、2次電池47の場合と比較して、太陽電池3の電圧変動に対する追従速度を早くすることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)太陽電池3に蓄電設備46を並列接続し、これら2者から入力される合成電力Jを最大出力点制御DC/DCコンバータ45によって最大出力点制御し、同制御後の電力をDC機器5に供給する。このため、1つの最大出力点制御DC/DCコンバータ45、即ち1つの大容量コンバータを、太陽電池3と蓄電設備46とで共用することが可能となる。よって、太陽電池3と蓄電設備46との各々に、個別の大容量DC/DCコンバータを設ける必要がなくなるので、その分だけ装置サイズを小型化することができる。
(2)蓄電設備46として2次電池47やコンデンサ48を使用すれば、電力入出力機能が部品内に組み込まれた構造を既にとっているので、この種の機能を別途用意せずに済む。また、2次電池47やコンデンサ48を複数個用意し、これらを直並列することにより、出力電圧や電池容量を、用途に応じて適宜変更することもできる。
(3)2次電池47には、蓄電密度が高いという利点や電力入出力変動が小さいという利点があるので、蓄電設備46として2次電池47を使用すれば、効率よく電力を充電することができ、電圧変動少なく電力を入出力することができる。
(4)コンデンサ48には、2次電池47と比較して太陽電池3の電圧変動に対する追従性が高いという利点があるので、蓄電設備46としてコンデンサ48を使用すれば、太陽電池3の電圧変動に対して追従性高く充放電を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。なお、本例は第1実施形態と異なる部分についてのみ詳述する。
図5に示すように、太陽電池3には、2次電池47とコンデンサ48との直列回路49が並列接続されている。また、2次電池47とコンデンサ48との間には、2次電池47の充電を管理する充電DC/DCコンバータ50が接続されている。充電DC/DCコンバータ50は、一対の端子からなる入力部51a,51aがコンデンサ48の両端に接続され、一対の端子からなる出力部51b,51bが2次電池47の出力に接続されている。充電DC/DCコンバータ50は、コンデンサ48に蓄積された電力を入力源に、2次電池47に電力を供給する。なお、充電DC/DCコンバータ50が充電コンバータを構成する。
太陽電池3が太陽光発電すると、太陽電池3により生成された電力によってコンデンサ48に電荷が蓄電される。充電DC/DCコンバータ50は、コンデンサ48の蓄電電荷を2次電池47に流すことにより、太陽電池3から得る電力を2次電池47に充電する。よって、太陽電池3の太陽光発電により得た電力によって、2次電池47に充電を行うことが可能となる。
また、図6に示すように、2次電池47の貯蓄電力を管理可能としてもよい。この場合、直列回路49には、2次電池47(蓄電池ユニット16)の電池残量を検出する電池残量用電流検出回路52が直列接続されている。電池残量用電流検出回路52は、放電を開始した2次電池47からどれだけの総量の電流が流れ出たのかを見ることで、蓄電池ユニット16の電池残量を検出する。なお、電池残量用電流検出回路52が電池残量検出手段に相当する。
太陽電池3の端子間には、太陽電池3の発電能力を検出するための発電能力用電圧検出回路53が接続されている。太陽電池3の+側配線上には、太陽電池3の発電能力を検出するための発電能力用電流検出回路54が接続されている。太陽電池3の発電能力、即ち出力可能電力量は、太陽電池3の出力電圧と出力電流との乗算により計算される。このため、太陽電池3の発電能力は、発電能力用電圧検出回路53から得る電圧と、発電能力用電流検出回路54から得る電流との乗算によって算出される。なお、発電能力用電圧検出回路53及び発電能力用電流検出回路54が発電能力検出手段を構成する。
充電DC/DCコンバータ50の入力配線上には、同コンバータ50に流れる充電電流を検出する充電用電流検出回路55が接続されている。充電用電流検出回路55は、2次電池47に流れ込む充電電流、即ち2次電池47の充電量を検出する。なお、充電用電流検出回路55が充電電流検出手段に相当する。
さて、充電DC/DCコンバータ50は、電池残量用電流検出回路52からの検出値を基に、2次電池47の電池残量を把握する。また、充電DC/DCコンバータ50は、発電能力用電圧検出回路53及び発電能力用電流検出回路54からの検出値を基に、太陽電池3の発電能力を把握する。そして、充電DC/DCコンバータ50は、検出した電池残量及び発電能力に応じて、充電用電流検出回路55の値を見ながら、2次電池47を任意の充電電流により充電する。
このため、2次電池47の電池残量を監視制御することができるので、電池寿命に応じた蓄電や、夜間の電池出力量など、必要に応じたエネルギー貯蓄管理を行うことが可能となる。よって、電力供給システム1を汎用性の高い高性能システムとすることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態や第2実施形態に記載の(1)〜(4)に加え、以下に記載の効果を得ることができる。
(5)2次電池47とコンデンサ48とを直列接続し、コンデンサ48に蓄電された電力を入力源として2次電池47に充電可能としたので、2次電池47に電力を充電することができる。
(6)検出回路52〜55により検出した電池残量や発電能力に応じて、充電DC/DCコンバータ50により任意の充電電流で充電可能である。このため、電池残量を監視制御することができるので、例えばDC機器5に回した電力のうちの残りを2次電池47に充電するというように、必要に応じたエネルギー貯蓄管理を実行することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図7〜図9に従って説明する。なお、本例も第1及び第2実施形態と異なる部分についてのみ詳述する。
図7に示すように、太陽電池3と2次電池47との間には、2次電池47の放電動作を管理する放電DC/DCコンバータ56が接続されている。放電DC/DCコンバータ56は、一対の端子からなる入力部57a,57aが太陽電池3に並列接続され、同じく一対の端子からなる出力部57b,57bが2次電池47と直列接続されている。即ち、放電DC/DCコンバータ56及び2次電池47を直列接続し、放電動作の際には、この直列回路の端子間電圧を放電する。なお、放電DC/DCコンバータ56が放電コンバータを構成する。
充電DC/DCコンバータ50は、第2実施形態で述べたものと同様のものである。この充電DC/DCコンバータ50は、入力部51a,51aが放電DC/DCコンバータ56の出力部57b,57bに接続され、出力部51b,51bが2次電池47の両端に接続されている。充電DC/DCコンバータ50は、放電DC/DCコンバータ56からの出力電力を入力源として、2次電池47に電力を充電可能となっている。
さて、本例の場合は、太陽電池3に対して並列接続された2次電池47に放電DC/DCコンバータ56を直列接続したので、太陽電池3からの出力と2次電池47からの出力とを、並列に取り出すことが可能となる。即ち、これら2出力を同時に混合して出力可能である。なお、このときの放電電力は、2次電池47の電圧と放電DC/DCコンバータ56の電圧とを足した電圧に、2次電池47(放電DC/DCコンバータ56)を流れる出力電流を乗算した値をとる。よって、仮に放電DC/DCコンバータ56が小容量のものを使用する場合であっても、大きな放電電流を確保することが可能となる。
また、図8に示すように、2次電池47の充放電を更に細分化して制御することも可能である。この場合、コントロールユニット7には、第2実施形態で述べたような、電池残量用電流検出回路52、発電能力用電圧検出回路53、発電能力用電流検出回路54及び充電用電流検出回路55が設けられている。また、放電DC/DCコンバータ56の出力部57bには、放電DC/DCコンバータ56を流れる放電電流を検出する放電用電流検出回路58が接続されている。さらに、太陽電池3の+端子側には、逆流を防止するダイオードDが接続されている。なお、放電用電流検出回路58が放電電流検出手段に相当する。
さて、例えば昼間など太陽電池3のみ電力出力して、最大出力点制御DC/DCコンバータ45が最大出力点制御する場合、充電DC/DCコンバータ50を流れる電流と、放電DC/DCコンバータ56を流れる電流との差が、「0」となるように電流制御する形式をとることが可能である。このとき、充電DC/DCコンバータ50が充電電流の値を制御し、放電DC/DCコンバータ56が放電電流の値を制御する。これにより、2次電池47が充放電されないこととなるので、太陽電池3の出力電圧は2次電池47に影響を受けて変動し難くなり、従来と同じ最大出力点制御、即ち今まで通りの最大出力点制御を行うことが可能となる。
また、太陽電池3の発電量では足らず太陽電池3と2次電池47との両方で電力を出力する場合、放電DC/DCコンバータ56を流れる放電電流を所定値に電流制御しつつ、最大出力点制御DC/DCコンバータ45で最大出力点制御を行う形式をとってもよい。このとき、放電DC/DCコンバータ56が放電電流の値を制御する。これにより、2次電池47からは常に所定の電流が供給されるようになるので、従来と同じ最大出力点制御を行うことが可能となる。
さらに、太陽電池3の発電電力で2次電池47を充電する場合、充電DC/DCコンバータ50を流れる充電電流を所定値に電流制御しつつ、電力供給時には最大出力点制御DC/DCコンバータ45で最大出力点制御を行う形式をとってもよい。このとき、充電DC/DCコンバータ50が充電電流の値を制御する。これにより、2次電池47を一定電流下で充電することが可能となる。
また、例えば図8の円枠内に示すように、充電DC/DCコンバータ50の入力部51a,51aの間に短絡回路(スイッチ)59を設け、太陽電池3の停止時、この短絡回路59をショートさせることにより、充放電回路を2次電池47のみから放電させるようにしてもよい。短絡回路59がショートすると、充放電回路は短絡するので、充放電回路の通電ロスを削減することが可能となる。
続いて、最大出力点制御時の太陽電池動作と充放電制御動作とを、図9に図示する。図9(a)に示すように、太陽電池3の出力電圧が増加していく場合、この出力電圧が高くなるに連れて、太陽電池3の出力電流ΔI0(図8にも図示)も曲線波形をとって徐々に大きくなる。ここで、電池残量用電流検出回路52を流れる電流Iα(図8にも図示)が「0」よりも大きいとき、太陽電池動作としては、2次電池47への充電を実行する。また、充放電制御としては、放電用電流検出回路58の放電電流を「0」よりも大きくする放電動作が実行され、電流Iαが「0」に合わせ込まれることにより、太陽電池3の出力電力が最大電力点に制御される。
また、電流Iαが「0」よりも小さいとき、太陽電池動作としては、2次電池47に放電を実行させる。また、充放電制御としては、充電用電流検出回路55の充電電流を「0」よりも大きくする充電動作が実行され、電流Iαが「0」に合わせ込まれることにより、太陽電池3の出力電力が最大電力点に制御される。
一方、図9(b)に示すように、太陽電池3の出力電圧が減少していく場合、この出力電圧が高くなるに連れて、太陽電池3の出力電流ΔI0は曲線波形をとって徐々に小さくなる。ここで、電流Iαが「0」よりも小さいとき、太陽電池動作としては、2次電池47に放電を実行させる。また、充放電制御としては、充電用電流検出回路55の充電電流を「0」よりも大きくする充電動作が実行され、電流Iαが「0」に合わせ込まれることにより、太陽電池3の出力電力が最大電力点に制御される。
また、電流Iαが「0」よりも大きいとき、太陽電池動作としては、2次電池47への充電を実行する。また、充放電制御としては、放電用電流検出回路58の放電電流を「0」よりも大きくする放電動作が実行され、電流Iαが「0」に合わせ込まれることにより、太陽電池3の出力電力が最大電力点に制御される。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態や第2実施形態に記載の(1)〜(6)に加え、以下に記載の効果を得ることができる。
(7)蓄電設備46を2次電池47と充電DC/DCコンバータ50と放電DC/DCコンバータ56とから構成し、放電DC/DCコンバータ56の入力を太陽電池3に接続し、放電DC/DCコンバータ56の出力を2次電池47に直列接続し、充電DC/DCコンバータ50の入力を放電DC/DCコンバータ56の出力に接続し、充電DC/DCコンバータ50の出力を2次電池47の両端に接続する。このため、太陽電池3からと2次電池47からとを、同時に混合して電力を出力することができる。
(8)放電は2次電池47及び放電DC/DCコンバータ56とから行われるので、放電DC/DCコンバータ56が小容量のものであっても、大きな放電電力を確保することができる。
(9)検出回路52〜55,58により検出した電池残量や発電能力に応じて、充電DC/DCコンバータ50及び放電DC/DCコンバータ56により任意の充放電が可能となるので、蓄電設備46の電池残量をより精度よく管理することができる。
(10)太陽電池3のみ出力して最大出力点制御が行われる場合、充電DC/DCコンバータ50の電流と、放電DC/DCコンバータ56の電流との差が「0」となるように電流制御されれば、2次電池47は充放電されないことになる。よって、太陽電池3の出力電圧の変動は、2次電池47による影響を受けなくなるので、最大出力点制御を従来の形式のもので済ますことができる。
(11)太陽電池3と2次電池47との両方で電力を出力する場合、放電DC/DCコンバータ56の電流を所定電流量に電流制御する形式をとれば、2次電池47からは常に同じ値の電流が流れることになるので、最大出力点制御を従来の形式のもので済ますことができる。
(12)太陽電池3で2次電池47を充電する場合、充電DC/DCコンバータ50の電流を所定電流量に電流制御する形式をとれば、太陽電池3の出力がないときには、最大出力点制御DC/DCコンバータ45の入力は2次電池47になって、2次電池47の電力がDC機器5が供給される。
(13)蓄電設備46に放電DC/DCコンバータ56をショートさせる短絡回路59を設けたので、充放電回路の通電ロスを削減することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態を図10〜図12に従って説明する。なお、本例も第1実施形態〜第3実施形態と異なる部分についてのみ詳述する。
図10に示すように、放電DC/DCコンバータ56は、入力部57a,57aが2次電池47の両端に接続され、出力部57b,57bが2次電池47と直列接続されている。また、充電DC/DCコンバータ50は、入力部51a,51aが電流検出回路55,58を介して放電DC/DCコンバータ56の出力部57b,57bに接続され、出力部51b,51bが2次電池47の両端に接続されている。
この場合、放電DC/DCコンバータ56の入力部57a,57aを2次電池47に接続すると、太陽電池3の出力は周囲に関係なく放電DC/DCコンバータ56に出力されるので、2次電池47の電池残量に応じて放電量を切り換えることが可能となる。よって、例えば2次電池47の電池残量が多いときには、2次電池47から多量の出力を出し、2次電池47の電池残量が少ないときには、2次電池47からの出力を減らすように、太陽電池3の出力の有無に寄らず、2次電池47の残量に応じた放電制御を行うことが可能となる。
また、蓄電設備46は、図11に示すように、電池残量用電流検出回路52に流れる電流を定電流にして流す定電流制御によって、電流値を制御することも可能である。このとき、蓄電設備46は、定電流充放電回路として機能する。この定電流値は、例えば外部指令値Riによって可変となっている。外部指令値Riは、例えばコントロールユニット7を統括制御する制御部7a(図1参照)から出力され、同指令値Riに応じた一定電流が充放電回路に流される。
また、図12に示すように、充電DC/DCコンバータ50と放電DC/DCコンバータ56とを一部品とすることにより、充放電DC/DCコンバータ60を使用してもよい。充放電DC/DCコンバータ60は、一対の端子からなる入力部61a,61aが充電用電流検出回路55を介して2次電池47と直列接続され、一対の端子からなる出力部61b,61bが放電用電流検出回路58を介して2次電池47の両端に接続されている。なお、充放電DC/DCコンバータ60が充放電コンバータ(充電コンバータ及び放電コンバータ)を構成する。
この場合、充電DC/DCコンバータ50と放電DC/DCコンバータ56とを1つの部品として済ますことが可能となるので、部品点数を削減することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態や第2実施形態に記載の(1)〜(6)に加え、以下に記載の効果を得ることができる。
(14)蓄電設備46を2次電池47と充電DC/DCコンバータ50と放電DC/DCコンバータ56とから構成し、放電DC/DCコンバータ56の入力を2次電池47の両端に接続し、放電DC/DCコンバータ56の出力を2次電池47と直列出力し、充電DC/DCコンバータ50の入力を放電DC/DCコンバータ56の出力に接続し、充電DC/DCコンバータ50の出力を2次電池47の両端に接続する。このため、太陽電池3の出力有無によらず、2次電池47の電池残量に応じた放電制御を実行することができる。
(15)1つのコンバータで充放電の両方が可能な充放電DC/DCコンバータ60を使用すれば、その分だけ部品点数を削減することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態を図13〜図16に従って、説明する。なお、本例も第1実施形態〜第4実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図13に示すように、最大出力点制御DC/DCコンバータ45とDC機器5との間には、DC機器5に印加される電圧(システム電圧Vsと言う)を一定に保つ定電圧回路62が接続されている。定電圧回路62は、第3実施形態の蓄電設備46と同じ構成をとるものであって、2次電池63、充電DC/DCコンバータ64、放電DC/DCコンバータ65、電池残量用電流検出回路66、充電用電流検出回路67及び放電用電流検出回路68を備えている。定電圧回路62は、放電DC/DCコンバータ65の一対の入力部69a,69aが最大出力点制御DC/DCコンバータ45の出力に並列接続されるとともに、電池残量用電流検出回路66と2次電池63の−端子とがDC機器5の両端に接続されている。なお、定電圧回路62が定電圧手段に相当し、2次電池63が定電圧用2次電池に相当する。また、充電DC/DCコンバータ64が定電圧用充電コンバータに相当し、放電DC/DCコンバータ65が定電圧用放電コンバータに相当する。
ここで、電力供給システム1で電力を供給しなければならない負荷の総容量を負荷容量W1とし、定電圧回路62を介してこれら負荷に供給される電源を電源出力W2とする。定電圧回路62は、負荷容量W1が電源出力W2未満(負荷容量W1<電源出力W2)のとき、充電DC/DCコンバータ64によって2次電池63を充電する。一方、負荷容量W1が電源出力W2以上(負荷容量W1≧電源出力W2)のとき、放電DC/DCコンバータ65によって2次電池63を放電する。このように、定電圧回路62がバッファとして働くので、システム電圧Vsを定電圧にすることが可能となる。
また、定電圧回路62は、図14に示すように、第4実施形態の蓄電設備46と同じ構成をとるものでもよい。この場合、定電圧回路62は、2次電池63、充電用電流検出回路67、放電用電流検出回路68及び充放電DC/DCコンバータ70を備える。充放電DC/DCコンバータ70は、一対の入力部71a,71aが2次電池63と直列接続され、一対の出力部71b,71bが2次電池63の両端に接続されている。なお、充放電DC/DCコンバータ70が定電圧用放電コンバータ(定電圧用充電コンバータ及び定電圧用放電コンバータ)を構成する。
なお、充放電DC/DCコンバータ70は、図10のように充電と放電とでコンバータが別々に分かれる部品でもよい。この場合、放電コンバータの入力部は2次電池63の両端に接続され、出力部は2次電池63に直列接続される。また、充電コンバータの入力部は放電コンバータの入力部に接続され、出力部は2次電池63の両端に接続される。
更に、例えば図15に示すように、太陽電池3がない場合、定電流電源72からの電力を、定電流充放電回路73で定電流制御しつつ、定電圧充放電回路74で定電圧制御するものでもよい。なお、定電流充放電回路73は、前述した実施形態の蓄電設備46と同様の構成をとるものである。また、定電圧充放電回路74は、本例の定電圧回路62と同様の構成をとるもので、ここでは充電と放電とでコンバータが別々に分かれている型のものが使用されている。また、充電DC/DCコンバータ64の入力部にはコンデンサ75が接続され、直流負荷の端子間には直流負荷用電圧検出回路76が接続されている。
定電圧制御は、直流負荷用電圧検出回路76で検出される電圧を定電圧にすることにより行われる。また、定電圧値は、例えば外部指令値Rvによって可変となっている。外部指令値Rvは、コントロールユニット7の制御部7aから出力され、同指令値Rvに応じた一定電圧がDC機器5に印加される。
図16に、この場合の定電圧制御及び定電流制御の動作例をまとめる。まず、定電圧制御の場合、例えば定電圧値を48Vに設定したとすると、システム電圧Vs(ライン電圧)が48V以上の値をとるとき、充電回路がオンされ、放電回路がオフされる。これにより、2次電池63が充電され、出力電圧が48Vに維持される。また、システム電圧Vs(ライン電圧)が48V未満の値をとるとき、充電回路がオフされ、放電回路がオンされる。これにより、2次電池63が放電されて、出力電圧が48Vに維持される。
続いて、定電流制御の場合、出力電流が+5Aに設定(電池放電)された場合、システム電圧Vsは定電圧制御の電源で48Vに設定され、充電回路がオフされ、放電回路が5Aでオンされて、2次電池47が放電される。また、出力電流が−5Aに設定(電池充電)された場合、システム電圧Vsは定電圧制御の電源で48Vに設定され、充電回路が5Aでオンされ、放電回路がオフされて、2次電池47が充電される。更に、出力電流が0Aに設定(電池充放電無し)された場合、システム電圧Vsに+電流が発生する際、充電回路がオンされ、放電回路がオフされ、逆にシステム電圧Vsに−電流が発生する際、充電回路がオフされ、放電回路がオンされる。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態〜第4実施形態に記載の(1)〜(15)に加え、以下に記載の効果を得ることができる。
(16)電力供給システム1に、システム電圧Vsを一定に保つ定電圧回路62を設けた。よって、もし仮に電池残量や温度等によってシステム電圧Vsが変動する状況となっても、これを一定値に保ってDC機器5に供給することができる。
(17)定電圧回路62を第3実施形態の蓄電設備46と同様の構成とした場合、定電圧回路62の放電は2次電池63及び放電DC/DCコンバータ65とから行われるので、放電DC/DCコンバータ65が小容量のものであっても、大きな放電電力を確保することができる。
(18)定電圧回路62を第4実施形態の蓄電設備46と同様の構成とした場合、最大出力点制御DC/DCコンバータ45からの出力有無によらず、2次電池63の電池残量に応じた放電制御を実行することができる。
(19)定電圧回路62の放電DC/DCコンバータと充電DC/DCコンバータとを1つの充放電DC/DCコンバータ70とした場合、充電と放電とで各々個別のコンバータを設けずに済むので、部品点数を少なく抑えることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・第1〜第5実施形態において、自立発電電池は、太陽電池3に限定されず、例えば燃料電池としてもよい。
・第1〜第5実施形態において、自立発電電池の数は、1つのみに限らず、複数存在してもよい。また、これは蓄電設備でも同様に言える。
・第1〜第5実施形態において、2次電池(定電圧用2次電池)は、リチウムイオン電池であることに限らず、電力を蓄えることが可能な電池であれば、どのような種のものを使用してもよい。
・第2〜第5実施形態において、電池残量検出手段、発電能力検出手段、充電電流検出手段、放電電流検出手段は、電流検出回路や電圧検出回路等から構成されることに限らず、種々の計器やセンサ等が使用可能である。
・第1〜第5実施形態において、2次電池47(63)やコンデンサ48の数は、各々1つずつに限定されず、複数設けてもよい。2次電池47(63)やコンデンサ48を複数設けた場合、これらは自由に直並列可能である。
・第1〜第5実施形態において、蓄電設備46は、2次電池47やコンデンサ48から構成されることに限らず、電力を蓄電可能なものであれば、どのような種のものでもよい。
・第1〜第5実施形態において、太陽電池3で発電して余った電力は、蓄電設備46に蓄電しておいたものを問わず、系統2に逆調して売電してもよい。
・第5実施形態において、定電圧回路62の2次電池63に蓄電した電力は、太陽電池3及び系統2のどちらのものか分からないので、これを売電せず、蓄電設備46の2次電池47の電力は、太陽電池3から蓄えた電力であるので、系統2に逆調して売電してもよい。
・第1〜第5実施形態において、系統2は、交流電圧を供給する商用交流電源に限らず、直流電圧を供給するものでもよい。
・第1〜第5実施形態において、電力供給システム1は、住宅に使用されることに限らず、例えば工場等の他の建物に応用してもよい。
・第1〜第5実施形態において、本発明の特徴的構成要件をなし得る機能部は、電力供給システム1の構成部材であれば、どこに設けられてもよい。
・第1〜第5実施形態の各々に記載の技術思想は、場合によって適宜組み合わせることが可能である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜17のいずれかにおいて、前記負荷に電力線通信を介して電力及びデータを供給して、該負荷を制御する電力線通信制御部を備えた。この構成によれば、電力線通信によって負荷を制御することが可能となるので、少ない配線で負荷に電力及びデータを供給することが可能となる。
1…電力供給システム、2…系統、3…直流電源、自立発電電池を構成する太陽電池、5…負荷を構成するDC機器、6…負荷を構成するAC機器、45…出力電圧変換手段としての最大出力点制御DC/DCコンバータ、46…直流電源を構成する蓄電設備、47…2次電池、48…コンデンサ、49…直列回路、50…充電コンバータを構成する充電DC/DCコンバータ、51a…入力部、51b…出力部、52…電池残量検出手段としての電池残量用電流検出回路、53…発電能力検出手段を構成する発電能力用電圧検出回路、54…発電能力検出手段を構成する発電能力用電流検出回路、55…充電電流検出手段としての充電用電流検出回路、56…放電コンバータを構成する放電DC/DCコンバータ、57a…入力部、57b…出力部、58…放電電流検出手段を構成する放電用電流検出回路、59…短絡回路、60…充放電コンバータ(充電コンバータ及び放電コンバータ)を構成する充放電DC/DCコンバータ、61a…入力部、61b…出力部、62…定電圧手段としての定電圧回路、63…定電圧用2次電池としての2次電池、64…定電圧用充電コンバータとしての充電DC/DCコンバータ、65…定電圧用放電コンバータとしての放電DC/DCコンバータ、69a…入力部、70…定電圧用充放電コンバータ(定電圧用充電コンバータ及び定電圧用放電コンバータ)を構成する充放電DC/DCコンバータ、71a…入力部、71b…出力部、J…合成電力、Vs…システム電圧、W2…電源出力。

Claims (17)

  1. 系統から得る交流電力や、自立発電電池又は蓄電設備の直流電源から得る直流電力を、電圧変換しつつ同電圧を分岐させて各負荷に供給し、前記直流電源の少なくとも1つは、出力波形の中に最大電力点が含まれる波形に則った電圧を出力する電力供給システムの電源最適化装置において、
    前記直流電源が前記最大電力点で電力出力するように当該直流電源を最大出力点制御する出力電圧変換手段を備え、
    前記直流電源と前記蓄電設備とを並列接続して、これら2者の合成電力を前記直流電源として前記出力電圧変換手段に出力することを特徴とする電力供給システムの電源最適化装置。
  2. 前記蓄電設備は、2次電池からなることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  3. 前記蓄電設備は、コンデンサからなることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  4. 前記蓄電設備は、
    2次電池及びコンデンサを直列接続した直列回路と、
    前記コンデンサに蓄積された電力を入力として、前記2次電池に電力を充電可能な充電コンバータと
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  5. 前記蓄電設備の残量を検出する電池残量検出手段と、
    前記自立発電電池の発電能力を検出する発電能力検出手段と、
    前記充電コンバータを流れる充電電流を検出する充電電流検出手段とを備え、
    前記充電コンバータは、前記蓄電設備の電池残量と前記自立発電電池の発電能力とに応じた充電電流により、前記蓄電設備を充電することを特徴とする請求項4に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  6. 前記蓄電設備は、
    電力を蓄電可能な2次電池と、
    前記自立発電電池に入力部を接続し、前記2次電池に出力部を直列接続し、当該2次電池の放電を管理する放電コンバータと、
    前記放電コンバータの出力部に入力部を接続し、前記2次電池の両端に出力部を接続し、前記2次電池の充電を管理する充電コンバータとを備え、
    前記自立発電電池及び前記蓄電設備は、電力を並列に出力することが可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  7. 前記蓄電設備の残量を検出する電池残量検出手段と、
    前記自立発電電池の発電能力を検出する発電能力検出手段と、
    前記充電コンバータを流れる充電電流を検出する充電電流検出手段と、
    前記放電コンバータを流れる放電電流を検出する放電電流検出手段とを備え、
    前記充電コンバータ及び前記放電コンバータは、前記蓄電設備の電池残量と前記自立発電電池の発電能力とに応じて、前記充電電流や前記放電電流を電流制御することを特徴とする請求項6に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  8. 前記自立発電電池のみから電力が出力されて前記最大出力点制御が実行される場合、前記放電コンバータ及び前記充電コンバータは、前記放電電流と前記充電電流との差がなくなるように、これらを電流制御することを特徴とする請求項7に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  9. 前記自立発電電池及び前記蓄電設備の両方から電力が出力される場合、前記放電コンバータは、放電時において前記放電電流を所定電流量に電流制御することを特徴とする請求項7又は8に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  10. 前記自立発電電池の電力が出力される場合、前記充電コンバータは、充電時において前記充電電流を所定電流量に電流制御することを特徴とする請求項7〜9のうちいずれか一項に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  11. 前記自立発電電池が停止する際、放電コンバータをショートさせる短絡回路を備えたことを特徴とする請求項7〜10のうちいずれか一項に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  12. 前記蓄電設備は、
    電力を蓄電可能な2次電池と、
    前記2次電池の両端に入力部を接続し、該2次電池に出力部を直列接続し、前記2次電池の放電を管理する放電コンバータと、
    前記放電コンバータの出力部に入力部を接続し、前記2次電池の両端に出力部を接続し、前記2次電池の充電を管理する充電コンバータとを備え、
    前記自立発電電池の出力有無によらず、前記2次電池の残量に応じた放電を実行することを特徴とする請求項1に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  13. 前記放電コンバータと前記充電コンバータとを一体化した充放電コンバータが使用されていることを特徴とする請求項12に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  14. 前記出力電圧変換手段を経て前記負荷に供給されるシステム電圧を一定に保つ定電圧手段を備えたことを特徴とする請求項1〜13のうちいずれか一項に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  15. 前記定電圧手段は、
    電力を蓄電可能な定電圧用2次電池と、
    前記出力電圧変換手段の出力に入力部を接続し、前記定電圧用2次電池に出力部を直列接続し、該定電圧用2次電池を放電可能な定電圧用放電コンバータと、
    前記放電コンバータの出力部に入力部を接続し、前記定電圧用2次電池の両端に出力部を接続し、該定電圧用2次電池に充電が可能な定電圧用充電コンバータとを備え、
    前記負荷への電源出力が高い場合、前記定電圧用充電コンバータにより前記定電圧用2次電池を充電し、前記電源出力が低い場合、前記定電圧用放電コンバータにより前記定電圧用2次電池を放電させることにより、前記システム電圧を一定に保つことを特徴とする請求項14に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  16. 前記定電圧手段は、
    電力を蓄電可能な定電圧用2次電池と、
    前記定電圧用2次電池の両端に入力部を接続し、該定電圧用2次電池に出力部を直列接続し、該定電圧用2次電池の放電可能な定電圧用放電コンバータと、
    前記放電コンバータの出力部に入力部を接続し、前記定電圧用2次電池の両端に出力部を接続し、該定電圧用2次電池を充電可能な定電圧用充電コンバータとを備え、
    前記負荷への電源出力が高い場合、前記定電圧用充電コンバータにより前記定電圧用2次電池を充電し、前記電源出力が低い場合、前記定電圧用放電コンバータにより前記定電圧用2次電池を放電させることにより、前記システム電圧を一定に保つことを特徴とする請求項14に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
  17. 前記定電圧用放電コンバータと前記定電圧用充電コンバータとを一体化した定電圧用充放電コンバータが使用されていることを特徴とする請求項16に記載の電力供給システムの電源最適化装置。
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