JP2011083090A - 電力供給システム - Google Patents

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博昭 小新
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健 井上
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Masato Kasaya
正人 傘谷
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Abstract

【課題】電源からの電力の供給が中断された場合であっても、複数の負荷のうち、所望の負荷に対して長時間に亘って電力を継続して供給することができる電力供給システムを提供する。
【解決手段】商用交流電源からの電力を該電力が消費される複数の負荷に向けて供給可能に並列に分岐された複数の分岐電力線43,44,45,46と、第3分岐電力線45及び第4分岐電力線46の途中位置に配置され、商用交流電源側から機器側への電力の伝達のみを許容するダイオード51と、第3分岐電力線45及び第4分岐電力線46におけるダイオード51と機器との間に接続され、商用交流電源からの電力の供給が中断された非常時に第3分岐電力線45又は第4分岐電力線46を介して機器に電力を供給可能な蓄電池ユニット52とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、非常用電源を備えた電力供給システムに関する。
従来から、例えば特許文献1に記載されるように、充放電可能な非常用電源を備えた電力供給システムが広く知られている。この電力供給システムでは、商用交流電源などの汎用電源が停電した場合には蓄電池などの非常用電源から放電させることにより、負荷となる各種の機器に電力を供給するようになっている。
特開2009−159730号公報
ところで、特許文献1に記載の電力供給システムでは、汎用電源から負荷となる複数の機器に対して個別に電力を供給するために配電路が複数に分岐した構成となっている。そして、蓄電池(非常用電源)は、配電路における分岐点よりも汎用電源側の位置に接続されている。そのため、この電力供給システムでは、汎用電源が停電した場合、敢えて停電時には動作させる必要性の低い機器に対しても、他の機器に対するのと同様に蓄電池から電力が供給されてしまい、蓄電池に蓄電された電力が浪費されていた。したがって、停電時にも動作させる必要性の高い機器に対して停電時に蓄電池から電力を継続して供給することができないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、汎用電源からの電力の供給が中断された非常時において、複数の負荷のうち所望の負荷に対して非常用電源からの電力を継続して供給することができる電力供給システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電力供給システムは、汎用電源からの電力を該電力が消費される複数の負荷に向けて供給可能に並列に分岐された複数の分岐電力線と、前記分岐電力線の途中位置に配置され、前記電源側から前記負荷側への電力の伝達のみを許容する電力規制手段と、前記分岐電力線における前記電力規制手段と前記負荷との間に接続され、前記汎用電源からの電力の供給が中断された非常時に前記分岐電力線を介して前記負荷に電力を供給可能な非常用電源とを備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、非常用電源から供給される電力は、分岐電力線を介して一次側となる汎用電源側に逆流することが規制される。すなわち、その非常用電源から放電された非常用の電力は、当該非常用電源が接続された分岐電力線の二次側に設けられた負荷に向けて供給される。そのため、単一の非常用電源から複数の分岐電力線の各二次側に設けられた全ての負荷に向けて一斉に電力が供給される場合とは異なり、非常用電源の電力を浪費することが回避される。したがって、汎用電源からの電力の供給が中断された非常時において、複数の負荷のうち非常用電源が対応付けされた所望の負荷に対しては、非常用の電力を継続して供給することができる。
また、本発明の電力供給システムは、前記分岐電力線の途中位置に配置され、前記汎用電源側から供給される電力の電圧を降下させる降圧手段を更に備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、汎用電源が負荷に向けて電力を供給する際に、汎用電源と降圧手段との間を接続する電力線に対して印加する電圧が大きく設定される。そのため、当該電力線における電力損失を低減することができ、結果として、汎用電源から各負荷に電力を供給する際の電力損失を低減することができる。
また、本発明の電力供給システムは、前記分岐電力線における前記電力規制手段と前記負荷との間に配置され、前記汎用電源側から前記負荷側に過電流が流れた場合に前記分岐電力線を介した電流の流れを遮断する過電流遮断手段を更に備え、前記非常用電源は、前記分岐電力線における前記電力規制手段と前記過電流遮断手段との間に配置されることを要旨とする。
上記構成によれば、負荷側において短絡事故等が生じた場合、非常用電源は、過電流遮断手段によって負荷側に対して電気的に遮断された状態となる。そのため、非常用電源から負荷側に過電流が流れることはなく、非常用電源に蓄電された電力が浪費されることを回避できる。
また、本発明の電力供給システムにおいて、前記非常用電源は、充電及び放電が可能な蓄電池であることを要旨とする。
上記構成によれば、非常用電源は、充電が可能であるため、蓄電している電力を非常時に放電した後に充電することで、長期間に亘り継続して使用することができる。
また、本発明の電力供給システムは、自然エネルギを電力に変換する発電手段を更に備え、該発電手段で発電した電力が前記蓄電池に充電されることを要旨とする。
上記構成によれば、非常用電源は、自然エネルギを電力に変換する発電手段が発電した電力を充電させるので、クリーンエネルギの利用に貢献することができる。
本発明によれば、汎用電源からの電力の供給が中断された非常時において、複数の負荷のうち所望の負荷に対して非常用電源からの電力を継続して供給することができる。
本実施形態の電力供給システムのブロック図。 本実施形態のDC分電盤のブロック図。 別の実施形態のDC分電盤のブロック図。
以下、本発明に係る電力供給システムを具体化した実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すように、住宅には、宅内に設置された各種機器(照明機器、エアコン、家電、オーディオビジュアル機器等)に電力を供給する電力供給システム1が設けられている。電力供給システム1は、家庭用の商用交流電源(AC電源)2を汎用電源として各種機器を動作させる他に、太陽光により発電する発電手段としての太陽電池3の電力も各種機器に電源として供給する。電力供給システム1は、直流電源(DC電源)を入力して動作するDC機器5の他に、交流電源(AC電源)を入力して動作するAC機器6にも電力を供給する。
電力供給システム1には、同システム1の分電盤としてのコントロールユニット7及びDC分電盤(直流ブレーカ内蔵)8が設けられている。また、電力供給システム1には、住宅のDC機器5の動作を制御する機器として制御ユニット9及びリレーユニット10が設けられている。
コントロールユニット7には、交流電源を分岐させるAC分電盤11が交流系電力線12を介して接続されている。コントロールユニット7は、このAC分電盤11を介して商用交流電源2に接続されるとともに、直流系電力線13を介して太陽電池3に接続されている。コントロールユニット7は、AC分電盤11から交流電力を取り込むとともに太陽電池3から直流電力を取り込み、これら電力を機器電源として所定の直流電力に変換する。そして、コントロールユニット7は、この変換後の直流電力を、直流系電力線14を介してDC分電盤8に出力したり、又は直流系電力線15を介して蓄電池16に出力して同電力を蓄電したりする。コントロールユニット7は、AC分電盤11から交流電力を取り込むのみならず、太陽電池3や蓄電池16の直流電力を交流電力に変換してAC分電盤11に供給することも可能である。コントロールユニット7は、信号線17を介してDC分電盤8とデータやり取りを実行する。
DC分電盤8は、直流電力対応の一種のブレーカである。DC分電盤8は、コントロールユニット7から入力した直流電力を分岐させ、その分岐後の直流電力を、直流系電力線18を介して制御ユニット9に出力したり、直流系電力線19を介してリレーユニット10に出力したりする。また、DC分電盤8は、信号線20を介して制御ユニット9とデータやり取りをしたり、信号線21を介してリレーユニット10とデータやり取りしたりする。
制御ユニット9には、複数のDC機器5,5…が接続されている。これらDC機器5は、直流電力及びデータの両方を1本の線によって搬送可能な直流供給線路22を介して制御ユニット9と接続されている。直流供給線路22は、DC機器の電源となる直流電圧に、高周波の搬送波によりデータを電送する通信信号を重畳する、いわゆる電力線搬送通信により、1対の線で電力及びデータの両方をDC機器5に搬送する。制御ユニット9は、直流系電力線18を介してDC機器5の直流電源を取得し、DC分電盤8から信号線20を介して得る動作指令を基に、どのDC機器5をどのように制御するのかを把握する。そして、制御ユニット9は、指示されたDC機器5に直流供給線路22を介して直流電圧及び動作指令を出力し、DC機器5の動作を制御する。
制御ユニット9には、宅内のDC機器5の動作を切り換える際に操作するスイッチ23が直流供給線路22を介して接続されている。また、制御ユニット9には、例えば赤外線リモートコントローラからの発信電波を検出するセンサ24が直流供給線路22を介して接続されている。よって、DC分電盤8からの動作指示のみならず、スイッチ23の操作やセンサ24の検知によっても、直流供給線路22に通信信号を流してDC機器5が制御される。
リレーユニット10には、複数のDC機器5,5…がそれぞれ個別の直流系電力線25を介して接続されている。リレーユニット10は、直流系電力線19を介してDC機器5の直流電源を取得し、DC分電盤8から信号線21を介して得る動作指令を基に、どのDC機器5を動作させるのかを把握する。そして、リレーユニット10は、指示されたDC機器5に対し、内蔵のリレーにて直流系電力線25への電源供給をオンオフすることで、DC機器5の動作を制御する。また、リレーユニット10には、DC機器5を手動操作するための複数のスイッチ26が接続されており、スイッチ26の操作によって直流系電力線25への電源供給をリレーにてオンオフすることにより、DC機器5が制御される。
DC分電盤8には、例えば壁コンセントや床コンセントの態様で住宅に建て付けられた直流コンセント27が直流系電力線28を介して接続されている。この直流コンセント27にDC機器のプラグ(図示略)を差し込めば、同機器に直流電力を直接供給することが可能である。
また、商用交流電源2とAC分電盤11との間には、商用交流電源2の使用量を遠隔検針可能な電力メータ29が接続されている。電力メータ29には、商用電源使用量の遠隔検針の機能のみならず、例えば電力線搬送通信や無線通信の機能が搭載されている。電力メータ29は、電力線搬送通信や無線通信等を介して検針結果を電力会社等に送信する。
電力供給システム1には、宅内の各種機器をネットワーク通信によって制御可能とするネットワークシステム30が設けられている。ネットワークシステム30には、同システム30のコントロールユニットとして宅内サーバ31が設けられている。宅内サーバ31は、インターネットなどのネットワークNを介して宅外の管理サーバ32と接続されるとともに、信号線33を介して宅内機器34に接続されている。また、宅内サーバ31は、DC分電盤8から直流系電力線35を介して取得する直流電力を電源として動作する。
宅内サーバ31には、ネットワーク通信による宅内の各種機器の動作制御を管理するコントロールボックス36が信号線37を介して接続されている。コントロールボックス36は、信号線17を介してコントロールユニット7及びDC分電盤8に接続されるとともに、直流供給線路38を介してDC機器5を直接制御可能である。コントロールボックス36には、例えば使用したガス量や水道量を遠隔検針可能なガス/水道メータ39が接続されるとともに、ネットワークシステム30の操作パネル40に接続されている。操作パネル40には、例えばドアホン子器やセンサやカメラからなる監視機器41が接続されている。
宅内サーバ31は、ネットワークNを介して宅内の各種機器の動作指令を入力すると、コントロールボックス36に指示を通知して、各種機器が動作指令に準じた動作をとるようにコントロールボックス36を動作させる。また、宅内サーバ31は、ガス/水道メータ39から取得した各種情報を、ネットワークNを通じて管理サーバ32に提供可能であるとともに、監視機器41で異常検出があったことを操作パネル40から受け付けると、その旨もネットワークNを通じて管理サーバ32に提供する。
次に、本実施形態のDC分電盤8について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、DC分電盤8内には、コントロールユニット7からの直流電力を伝送する直流系電力線14と、負荷としての各種の機器5,34,41に電力を伝送する直流系電力線18,19,28,35との間を電気的に繋ぐ給電路42が設けられている。この給電路42は、コントロールユニット7から延びる直流系電力線14に一次側となる一端側が接続される一方、二次側となる他端側が複数(本実施形態では4つ)に分岐して、第1分岐電力線43、第2分岐電力線44、第3分岐電力線45、及び、第4分岐電力線46をそれぞれ構成している。
そして、第1分岐電力線43は、直流コンセント27に直流電力を供給する直流系電力線28に接続されると共に、第2分岐電力線44は、宅内サーバ31及び操作パネル40に直流電力を供給する直流系電力線35に接続されている。また、第3分岐電力線45は、制御ユニット9に直流電力を供給する直流系電力線18に接続されると共に、第4分岐電力線46は、リレーユニット10に直流電力を供給する直流系電力線19に接続されている。なお、本実施形態では、制御ユニット9に直流供給線路22を介して接続されたDC機器5及びリレーユニット10に直流系電力線25を介して接続されたDC機器5として、室内灯や非常灯等の照明系のDC機器が主として設けられている。
また、各分岐電力線43,44,45,46の途中位置には、過電流遮断手段としての過電流遮断装置47がそれぞれ設けられている。過電流遮断装置47は、負荷となる各種の機器5,34,41に接続されるように二次側に設けられた固定接点48と該固定接点48に可動して接離するように一次側に設けられた可動接点49とからなる機械接点50を備えている。そして、過電流遮断装置47は、固定接点48に可動接点49が接触した閉状態で機械接点50を流れる電流が所定の閾値以上である場合に、その閉状態の機械接点50を固定接点48から可動接点49を離間させることで強制的に開状態にする。その結果、コントロールユニット7と各種の機器5,34,41とが電気的に遮断されるため、コントロールユニット7側から各種の機器5,34,41に向けて過電流が流れることが回避されるようになっている。
また、各分岐電力線43,44,45,46のうち、制御ユニット9に繋がる第3分岐電力線45及びリレーユニット10に繋がる第4分岐電力線46には、過電流遮断装置47よりもコントロールユニット7側となる位置にダイオード51がそれぞれ設けられている。そして、これらのダイオード51は、コントロールユニット7側から制御ユニット9側又はリレーユニット10側への電力の伝送を許容する一方で、制御ユニット9側又はリレーユニット10側からコントロールユニット7側への電力の伝送を規制する電力規制手段としてそれぞれ機能する。
また、第3分岐電力線45及び第4分岐電力線46には、ダイオード51と過電流遮断装置47との間に蓄電池ユニット52が設けられている。そして、この蓄電池ユニット52からは、停電時等の非常時においてコントロールユニット7からの電力の供給が中断された場合に、制御ユニット9又はリレーユニット10に対してバックアップ用(非常用)の電力を供給するようになっている。
蓄電池ユニット52は、非常用電源としてのバックアップ用蓄電池53、充電回路54、及び、放電回路55を備えている。そして、充電回路54は、商用交流電源2及び太陽電池3からコントロールユニット7を介して供給される直流電力をバックアップ用蓄電池53に出力することにより、該バックアップ用蓄電池53を充電させるようになっている。一方、放電回路55は、充電されたバックアップ用蓄電池53を放電させることにより、バックアップ用蓄電池53から直流電力を出力させるようになっている。
次に、上記のように構成された電力供給システム1の作用について、特に、停電時において、蓄電池ユニット52のバックアップ用蓄電池53から照明系のDC機器5に電力を供給する際の作用に着目して以下説明する。
さて、電力供給システム1においては、停電時において、汎用電源である商用交流電源2からの電力の供給が停止した場合、蓄電池16から全ての機器に向けて電力を供給して動作を維持させる。しかしながら、蓄電池16は、全ての機器に向けて一斉に電力を供給するため、蓄電した電力を短時間で枯渇させてしまう。そのため、照明系のDC機器5は、特に夜間などでは停電時においても動作させる必要性が高いにも関わらず、これらの機器5を長時間に亘って継続して動作させることができない虞があった。
この点、本実施形態の電力供給システム1によれば、照明系のDC機器5に繋がる第3分岐電力線45及び第4分岐電力線46に対して蓄電池ユニット52のバックアップ用蓄電池53がそれぞれ接続されている。そして、停電時には、蓄電池ユニット52の放電回路55が駆動され、バックアップ用蓄電池53に蓄電されている直流電力が第3分岐電力線45及び第4分岐電力線46を介して照明系のDC機器5に供給される。
なお、蓄電池ユニット52のバックアップ用蓄電池53から第3分岐電力線45及び第4分岐電力線46に出力された直流電力は、各分岐電力線45,46に接続されたダイオード51によってコントロールユニット7側への逆流が規制される。そのため、バックアップ用蓄電池53から出力された直流電力が、DC分電盤8内の給電路42の分岐点を介して他の分岐電力線(第1分岐電力線43及び第2分岐電力線44)に流れ込むことはない。したがって、蓄電池ユニット52は、第1分岐電力線43及び第2分岐電力線44に繋がる宅内機器34及び監視機器41に向けて直流電力を供給することが回避される。すなわち、蓄電池ユニット52は、停電時には、照明系のDC機器5に向けて選択的に直流電力を供給する。
また、本実施形態の電力供給システム1では、照明系のDC機器5に短絡事故等が生じた場合には、過電流遮断装置47が蓄電池ユニット52と照明系のDC機器5とを電気的に遮断した状態とする。そのため、蓄電池ユニット52から照明系のDC機器5に過電流が流れることはない。
また、本実施形態では、蓄電池ユニット52は、非停電時には、充電回路54を駆動させる。そして、商用交流電源2又は太陽電池3からコントロールユニット7を介して供給される直流電力をバックアップ用蓄電池53に充電する。すなわち、蓄電池ユニット52は、非停電時には、自動的に充電処理が行われるようになっている。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)蓄電池ユニット52から供給される直流電力は、第3分岐電力線45又は第4分岐電力線46を介して一次側となる商用交流電源2側に逆流することが規制される。すなわち、その蓄電池ユニット52から放電された非常用の電力は、当該蓄電池ユニット52が接続された分岐電力線45,46の二次側に設けられた照明系のDC機器5に向けて供給される。そのため、単一の蓄電池ユニット52から複数の分岐電力線43,44,45,46の各二次側に設けられた全ての機器5,34,41に向けて一斉に電力が供給される場合とは異なり、蓄電池ユニット52の電力を浪費することが回避される。したがって、商用交流電源2側からの電力の供給が中断された非常時において、複数の機器5,34,41のうち蓄電池ユニット52が対応付けされた照明系のDC機器5に対しては、非常用の電力を継続して供給することができる。
(2) 照明系のDC機器5側において短絡事故等が生じた場合、蓄電池ユニット52は、過電流遮断装置47によって照明系のDC機器5側に対して電気的に遮断された状態となる。そのため、蓄電池ユニット52から照明系のDC機器5側に過電流が流れることはなく、蓄電池ユニット52に蓄電された電力が浪費されることを回避できる。
(3)蓄電池ユニット52は、充電が可能であるため、蓄電している電力を非常時に放電した後に充電することで、長期間に亘り継続して使用することができる。
(4)蓄電池ユニット52は、自然エネルギを電力に変換する太陽電池3が発電した電力を充電させるので、クリーンエネルギの利用に貢献することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、図3に示すように、第3分岐電力線45及び第4分岐電力線46におけるダイオード51と蓄電池ユニット52との間に降圧手段としてのDC/DCコンバータ56を接続し、商用交流電源2からコントロールユニット7を介して供給される直流電力をDC/DCコンバータ56によって変圧(降圧)させた状態でDC機器5に供給する構成としてもよい。
この構成によれば、商用交流電源2がDC機器5に向けて電力を供給する際に、コントロールユニット7とDC分電盤8との間を接続する直流系電力線14に対して印加する電圧が大きく設定される。そのため、当該直流系電力線14における電力損失を低減することができ、結果として、商用交流電源2からDC機器5に電力を供給する際の電力損失を低減することができる。
・上記実施形態において、発電手段として、燃料電池や風力発電等の他の発電方式を採用してもよい。
・上記実施形態において、蓄電池ユニット52のバックアップ用蓄電池53として、放電のみが可能な一次電池を採用し、一次電池の電力が枯渇した段階で新規交換する構成としてもよい。
・上記実施形態において、DC分電盤8内の給電路42における全ての分岐電力線43,44,45,46に対して蓄電池ユニット52を個別に設ける構成としてもよい。この場合、商用交流電源2からの電力の供給が停止した場合に、全ての機器5,34,41に向けて一斉に電力するための蓄電池16を省略した構成を採用することもできる。
・上記実施形態において、蓄電池ユニット52は、照明系のDC機器5に繋がる第3分岐電力線45及び第4分岐電力線46の双方に接続する構成としてもよい。
・上記実施形態において、蓄電池ユニット52は、DC分電盤8内の給電路42における全ての分岐電力線43,44,45,46に接続可能に構成され、切り替えスイッチの操作に応じて各分岐電力線43,44,45,46に対する接続状態を切り替える構成としてもよい。
・上記実施形態において、蓄電池ユニット52が電力を供給する機器は、照明系のDC機器5に限定されない。すなわち、停電時においても動作させる必要性の高い機器であれば任意の機器を採用することができる。
1…電力供給システム、2…汎用電源としての商用交流電源、3…発電手段としての太陽電池、5…負荷としてのDC機器、34…負荷としての宅内機器、41…負荷としての監視機器、43…第1分岐電力線、44…第2分岐電力線、45…第3分岐電力線、46…第4分岐電力線、47…過電流遮断手段としての過電流遮断装置、53…非常用電源としてのバックアップ用電源、56…降圧手段としてのDC/DCコンバータ。

Claims (5)

  1. 汎用電源からの電力を該電力が消費される複数の負荷に向けて供給可能に並列に分岐された複数の分岐電力線と、
    前記分岐電力線の途中位置に配置され、前記電源側から前記負荷側への電力の伝達のみを許容する電力規制手段と、
    前記分岐電力線における前記電力規制手段と前記負荷との間に接続され、前記汎用電源からの電力の供給が中断された非常時に前記分岐電力線を介して前記負荷に電力を供給可能な非常用電源と
    を備えたことを特徴とする電力供給システム。
  2. 請求項1に記載の電力供給システムにおいて、
    前記分岐電力線の途中位置に配置され、前記汎用電源側から供給される電力の電圧を降下させる降圧手段を更に備えたことを特徴とする電力供給システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電力供給システムにおいて、
    前記分岐電力線における前記電力規制手段と前記負荷との間に配置され、前記汎用電源側から前記負荷側に過電流が流れた場合に前記分岐電力線を介した電流の流れを遮断する過電流遮断手段を更に備え、
    前記非常用電源は、前記分岐電力線における前記電力規制手段と前記過電流遮断手段との間に配置されることを特徴とする電力供給システム。
  4. 請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の電力供給システムにおいて、
    前記非常用電源は、充電及び放電が可能な蓄電池であることを特徴とする電力供給システム。
  5. 請求項4に記載の電力供給システムにおいて、
    自然エネルギを電力に変換する発電手段を更に備え、該発電手段で発電した電力が前記蓄電池に充電されることを特徴とする電力供給システム。
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