JP6355017B2 - 電源制御装置及び電源制御方法 - Google Patents

電源制御装置及び電源制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の分散型電源の電力を活用する電源制御装置及び電源制御方法に関するものである。
近年、太陽光発電や燃料電池などの分散型電源を利用した分散型電源装置が普及しつつある。分散型電源装置は、分散型電源によって発電された直流の電力を、例えばパワーコンディショナ等を利用して交流の電力に変換して商用電力系統へ出力している。
更に、需要家において、創エネルギー部と併せて、蓄電池等の蓄エネルギー部を設置し、創エネルギー部の生成した電力を蓄エネルギー部に蓄電して、必要なときに放電させることも検討されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された技術では、電力供給システムは、集合住宅を構成する複数の住戸で共用される共用蓄電池と制御装置とを備えている。制御装置は、各住戸において、太陽電池が発電した電力において、個別蓄電池に蓄積しきれない余剰電力を用いて共用蓄電池を充電する。
特開2011−182555号公報
特許文献1の電力供給システムでは、太陽電池が接続されたパワーコンディショナに対して、共用蓄電池から直流電力が供給される。しかしながら、パワーコンディショナの出力は交流であるため、既存のパワーコンディショナにおいて、直流電力をそのまま利用することができない。このため、パワーコンディショナの構成の変更等が必要で、設備構築のための負担が大きいという課題がある。
一方、創エネルギー部と蓄エネルギー部とを並列に並べて交流連携することも考えられる。しかしながら、交流連携の場合には、創蓄エネルギー部に接続された各パワーコンディショナは独立しているため、既存設備では制御の連携が容易でない。このため、創エネルギー部により発電した電力を有効利用することができなかった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、既存の設備を活かしながら、電力を有効活用するための電源制御装置及び電源制御方法を提供することにある。
(1)上記課題を解決する電源制御装置は、第1の分散型電源の交流電力を入力する分散型電源接続部と、第2の分散型電源の交流電力を出力する電力変換部と、前記分散型電源接続部と系統電源との解列操作処理を行なう第1リレーと、前記分散型電源接続部及び前記電力変換部と、系統電源及び自立分電盤の切替器との接続操作処理を行なう第2リレーと、前記第1リレー及び前記第2リレーを制御する制御部を備える。そして、前記制御部が、前記系統電源の系統停電を検知した場合、前記第1リレーの解列操作処理を行ない、前記第2リレーの接続操作処理を行なうことを特徴とする。
(2)上記電源制御装置において、系統停電時に、前記電力変換部から前記第1の分散型電源に対して供給される出力電圧を、前記系統電源の系統電圧に準じて安定化させる補償器を設けたことが好ましい。
(3)上記電源制御装置において、前記電力変換部には、蓄エネルギー部が接続されることが好ましい。
(4)上記電源制御装置において、外部に設けられた蓄エネルギー部との外部接続部を設け、前記外部接続部を前記電力変換部に接続したことが好ましい。
(5)上記電源制御装置において、前記制御部が、系統連系時に前記電力変換部からの電力を制限することが好ましい。
(6)上記電源制御装置において、前記分散型電源接続部に接続され、前記第1リレーに接続された第1スイッチと、前記第1スイッチ及び前記第1リレーと、前記電力変換部との間に接続された第2スイッチとを更に備え、前記制御部が、第1、第2スイッチにより、前記第1の分散型電源の電力供給を制御することが好ましい。
(7)上記電源制御装置において、前記制御部が、系統停電を検知した場合には、前記第2スイッチをオフ操作し、前記第2リレーをオン操作し、前記蓄エネルギー部からの前記第2リレーへの電力供給を安定化させた後に、前記第2スイッチをオン操作して、前記第1の分散型電源からの電力を前記第2リレーに電力供給を行なうことが好ましい。
(8)上記電源制御装置において、前記制御部が、系統停電時において、前記蓄エネルギー部における充電状態に応じて、前記第1スイッチを制御することが好ましい。
(9)上記電源制御装置において、前記制御部が、前記第1リレー及び前記第2リレーをオフした場合、前記蓄エネルギー部における充電状態に応じて、前記第1スイッチを制御することが好ましい。
(10)上記電源制御装置において、前記制御部が、前記系統電源の電流を検知する第1の変流器と、前記第1の分散型電源の電流を検知する第2の変流器とに接続され、系統連系時には、前記第1の変流器で検知した電流に応じて、前記蓄エネルギー部への充放電を制御し、系統停電時には、前記第2の変流器で検知した電流に応じて、前記蓄エネルギー部への充放電を制御することが好ましい。
本発明によれば、既存の設備を活かしながら、電力を有効活用することができる。
本実施形態の電源制御装置の構成を説明するブロック図。 本実施形態のスイッチ制御処理の処理手順を説明する流れ図。 本実施形態の蓄電池の放充電処理の処理手順を説明する流れ図。 変更例における維持充電モード処理の処理手順を説明する流れ図。 変更例の電源制御装置の構成を説明するブロック図。
図1〜図3を用いて、電源制御装置の一実施形態を説明する。
図1に示すように、第1の実施形態では、分散型電源10として太陽電池パネル11を用いる場合を想定する。そして、太陽電池パネル11の発電電力を有効活用するために、電源制御装置40を利用する。
太陽電池パネル11は、太陽光エネルギーを直流電力に変換する発電装置であり、エネルギーを生産する創エネルギー部として機能する。太陽電池パネル11は、複数の太陽電池セルを接続してなる太陽電池パネルを主要部として備える。
この太陽電池パネル11は、直流電圧を昇降圧するDCDCコンバータ21に接続される。このDCDCコンバータ21は、スイッチング素子のオン・オフ(スイッチング制御)により、必要な直流電圧(例えば、DC350V)を生成するチョッパ制御を行なう。このDCDCコンバータ21は、太陽光の日射状況の影響を受ける発電電力に応じた最大電力点追従制御(MPPT制御)を行なう。そして、太陽電池パネル11の出力(直流電圧)をバス電圧値に変換して直流電力線(DCバス)に出力する。
DCDCコンバータ21は、直流電力線を介して、系統連系インバータ31に接続される。この系統連系インバータ31は、スイッチング素子のスイッチング制御を行なうことにより、直流と交流との変換を行なう。そして、系統連系インバータ31は、第1の分散型電源の交流電力を出力する。ここでは、直流電力を、系統電源50に連系可能な電圧、周波数の交流電力(例えば、AC202V、50Hz)に変換する。
系統連系インバータ31は、電力線を介して、電源制御装置40に接続される。この電源制御装置40は、外部端子T1〜T3を備えている。系統連系インバータ31からの電力線は、外部端子T1(分散型電源接続部)に接続される。
また、外部端子T2は、住宅分電盤51に接続される。この住宅分電盤51は、系統電源50に接続される。
外部端子T3は、切替器52に接続される。この切替器52は、住宅分電盤51及び自立分電盤53に接続される。この切替器52は、系統電源50の系統停電を検出した場合、住宅分電盤51と自立分電盤53とを切り離し、電源制御装置40の電力を自立分電盤53に供給する。また、系統電源50の復電を検出した場合、住宅分電盤51と自立分電盤53とを接続することにより、系統電力を自立分電盤53に供給する。
次に、電源制御装置40の内部構成を説明する。
この電源制御装置40は、制御部41、スイッチング部U1を備えている。スイッチング部U1には、スイッチSW1,SW2、系統連系保護リレー42、自立リレー43が設けられている。更に、電源制御装置40は、第2の分散型電源として、系統連系インバータ44、DCDCコンバータ45、蓄電池46を備えている。本実施形態では、系統連系インバータ44、DCDCコンバータ45が、電力変換部として機能する。
制御部41には、変流器CT1,CT2が接続されている。変流器CT1,CT2は、接続先の交流電力線の電流値のセンシングを行なう。本実施形態では、変流器CT1は、系統連系インバータ31の交流電力線において出力電流を検知し、変流器CT2は系統電源50の交流電力線において系統電流を検知する。
そして、制御部41は、スイッチング部U1のスイッチSW1(第1スイッチ)、スイッチSW2(第2スイッチ)、系統連系保護リレー42(第1リレー)、自立リレー43(第2リレー)のスイッチングを制御する。
また、制御部41は、系統電源50の系統電圧値、周波数について、系統連系時の系統正常範囲に関するデータを保持している。そして、系統電源50の系統電圧値、周波数と系統正常範囲とを比較し、系統停電を判定する。更に、制御部41は、自立電力不足を判定するための第1の基準電流値に関するデータを保持している。更に、制御部41は、分散型電源10の出力低下を判定するための第2の基準電流値に関するデータを保持している。更に、制御部41は、蓄電池46の満充電を判定するための満充電基準値に関するデータを保持している。
次に、スイッチング部U1の構成を説明する。
スイッチSW1の第1端子は外部端子T1に接続され、スイッチSW1の第2端子は系統連系保護リレー42及びスイッチSW2に接続される。
スイッチSW2の第1端子は、上述したようにスイッチSW1に接続され、スイッチSW2の第2端子は、自立リレー43及び系統連系インバータ44に接続される。
系統連系保護リレー42の第1端子は、上述したようにスイッチSW1、SW2に接続され、第2端子は外部端子T2に接続される。
自立リレー43の第1端子は、上述したようにスイッチSW2及び系統連系インバータ44に接続され、第2端子は外部端子T3に接続される。
スイッチSW2及び自立リレー43に接続された系統連系インバータ44は、系統連系インバータ31と同様に、スイッチング素子のスイッチング制御を行なう。これにより、蓄電池46の出力(直流電力)を、系統電源50に連系可能な電圧、周波数の交流電力(例えば、AC202V、50Hz)に変換する。
更に、系統連系インバータ44には、補償器441が設けられている。この補償器441は、系統連系インバータ44の出力を、電圧及び周波数を系統電圧に準じて安定化させた交流電圧(疑似系統電圧)にする。
系統連系インバータ44は、直流電力線を介して、DCDCコンバータ45に接続される。
このDCDCコンバータ45は、DCDCコンバータ21と同様に、スイッチング制御により、直流電圧を昇降圧する。このDCDCコンバータ45は、蓄電池46に接続される。そして、DCDCコンバータ45は、蓄電池46の出力(直流)をバス電圧値に変換して直流電力線に出力したり、直流電力線から供給される電力を蓄電池46に供給したりする。
この蓄電池46は、電力を充電するとともに、充電した電力を出力する電池であり、繰り返し使用可能な蓄エネルギー部である。
次に、図2を用いて、スイッチ制御処理を説明する。
まず、電源制御装置40の制御部41は、分散型電源からの電力供給処理を実行する(ステップS11)。具体的には、制御部41は、スイッチSW1、SW2をオンする。更に、制御部41は、系統連系保護リレー42をオンし、自立リレー43をオフする。これにより、系統連系を行なう。
この場合、電源制御装置40の制御部41は、蓄電池の充放電制御処理を実行する(ステップS12)。具体的には、制御部41は、系統連系インバータ44に対して、変流器CT2で検知した電流値に応じて、蓄電池46の充放電電力を制御させる指示を行なう。ここで、系統電源50に対して逆潮流を検知した場合には、蓄電池46の放電を停止させる。
次に、電源制御装置40の制御部41は、系統停電かどうかについての判定処理を実行する(ステップS13)。具体的には、制御部41は、系統電源50の電圧、周波数を検出する。そして、系統電源50の電圧、周波数と系統正常範囲と系統正常範囲とを比較し、系統停電(系統異常状態)を判定する。
系統停電でないと判定した場合(ステップS13において「NO」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、蓄電池の放電制限処理(ステップS12)を継続する。この場合、スイッチSW1,SW2,系統連系保護リレー42はオン、自立リレー43はオフの状態が維持される。
一方、系統停電と判定した場合(ステップS13において「YES」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、系統連系保護リレーのオフ操作処理を実行する(ステップS14)。具体的には、制御部41は、系統連系保護リレー42をオフする(解列操作処理)。これにより、電源制御装置40を系統電源50から解列する。
次に、電源制御装置40の制御部41は、自立リレーのオン操作処理を実行する(ステップS15)。具体的には、制御部41は、自立リレー43をオンする(接続操作処理)。この場合、制御部41は、スイッチSW1,SW2を一旦オフし、蓄電池46からの電力が安定した段階で、スイッチSW1,SW2をオンする。これにより、分散型電源10と蓄電池46と自立分電盤53とが接続される。
次に、電源制御装置40の制御部41は、蓄電池の充放電管理処理を実行する(ステップS16)。この処理については、図3を用いて後述する。
次に、電源制御装置40の制御部41は、系統復帰かどうかについての判定処理を実行する(ステップS17)。具体的には、制御部41は、系統電源50の系統電圧、周波数を検出し、系統正常範囲に戻ったと判定した場合、系統復帰(系統電源の復電)と判定する。
系統復帰でないと判定した場合(ステップS17において「NO」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、蓄電池の充放電管理処理(ステップS16)を継続する。
一方、系統復帰と判定した場合(ステップS17において「YES」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、自立リレーのオフ操作処理を実行する(ステップS18)。具体的には、制御部41は、自立リレー43をオフする。これにより、電源制御装置40と自立分電盤53とが切り離される。
次に、電源制御装置40の制御部41は、系統連系保護リレーのオン操作処理を実行する(ステップS19)。具体的には、制御部41は、系統連系保護リレー42をオンする。これにより、電源制御装置40が系統電源50に接続される。
次に、図3を用いて、蓄電池の充放電管理処理を説明する。
まず、電源制御装置40の制御部41は、自立電力不足かどうかについての判定処理を実行する(ステップS21)。具体的には、制御部41は、変流器CT1から、供給されている電流の電流値を取得する。そして、制御部41は、変流器CT1から取得した電流値と第1の基準電流値とを比較する。変流器CT1から取得した電流値が第1の基準電流値以上の場合には、自立電力不足でないと判定する。
自立電力不足でないと判定した場合(ステップS21において「NO」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、蓄電池は満充電かどうかについての判定処理を実行する(ステップS22)。具体的には、制御部41は、DCDCコンバータ45から、蓄電池46の出力電圧値を取得する。そして、制御部41は、この出力電圧値に基づいて、蓄電池46の充電状態を特定する。出力電圧値が満充電基準値以下の場合には満充電でないと判定する。なお、制御部41が蓄電池46から蓄電量の内部残量状態に関する情報を取得し、この情報を用いて満充電を判断するようにしてもよい。この場合には、満充電基準値として、満充電と見なす内部残量に関する基準値を用いる。
蓄電池46は満充電でないと判定した場合(ステップS22において「NO」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、充電処理を実行する(ステップS23)。具体的には、制御部41は、系統連系インバータ44、DCDCコンバータ45に、蓄電池46への充電の指示信号を送信する。この場合、系統連系インバータ31からの電力を、スイッチSW1,SW2、系統連系インバータ44、DCDCコンバータ45を介して、蓄電池46に供給する。そして、電源制御装置40の制御部41は、自立電力不足かどうかについての判定処理(ステップS21)に戻る。
一方、蓄電池46は満充電と判定した場合(ステップS22において「YES」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、充電停止処理を実行する(ステップS24)。具体的には、制御部41は、スイッチSW1をオフすることにより、蓄電池46への電力供給を停止する。そして、電源制御装置40の制御部41は、自立電力不足かどうかについての判定処理(ステップS21)に戻る。
一方、変流器CT1から取得した電流値が第1の基準電流値未満であり、自立電力不足と判定した場合(ステップS21において「YES」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、放電処理を実行する(ステップS25)。具体的には、制御部41は、系統連系インバータ44、DCDCコンバータ45に対して、蓄電池46の放電を指示する。この場合、蓄電池46からの電力は、DCDCコンバータ45、系統連系インバータ44を介して、自立リレー43に供給される。
次に、電源制御装置40の制御部41は、分散型電源の出力低下かどうかについての判定処理を実行する(ステップS26)。具体的には、制御部41は、変流器CT1から電流値を取得する。そして、取得した電流値が第2の基準電流値以下となった場合、分散型電源10の出力低下と判定する。
分散型電源の出力低下と判定した場合(ステップS26において「YES」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、逆流阻止処理を実行する(ステップS27)。具体的には、制御部41は、スイッチSW1をオフする。
一方、分散型電源の出力低下でないと判定した場合(ステップS26において「NO」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、自立電力不足かどうかについての判定処理(ステップS21)に戻る。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、分散型電源10は、電源制御装置40を介して、住宅分電盤51に接続される。そして、系統連系時には、電源制御装置40の制御部41は、分散型電源からの電力供給処理を実行する(ステップS11)。一方、系統停電時には、電源制御装置40の制御部41は、系統連系保護リレーのオフ操作処理(ステップS14)、自立リレーのオン操作処理(ステップS15)を実行する。これにより、系統停電時において、蓄電池46を利用して、系統連系インバータ44から交流電力(疑似系統電圧)を出力することができる。従って、太陽電池パネル11は、疑似系統電圧により、系統停電時においても、系統連系時と同様に発電を行なうことができる。このように、分散型電源10に対して交流連携により電源制御装置40を設けることができるので、既存設備を活かすことにより、設備投資負担を軽減することができる。
更に、ここでは、自立リレーのオン操作処理(ステップS15)を優先して行なう。これにより、蓄電池46から自立分電盤53への電力供給を優先して行なうことができる。
(2)本実施形態では、系統停電時には、電源制御装置40の制御部41は、蓄電池の充放電管理処理を実行する(ステップS16)。これにより、蓄電池46の過剰充電や過放電を抑制することができる。
(3)本実施形態では、制御部41には、変流器CT1,CT2が接続されている。そして、変流器CT1は、系統連系インバータ31からの交流電力線において出力電流を検知し、変流器CT2は系統電源50の交流電力線において系統電流を検知する。これにより、変流器CT1,CT2を用いて、分散型電源10の出力状態や、逆潮流状態を把握し、スイッチング部U1を制御することができる。従って、系統連系時には、変流器CT2で検知した電流に応じて、蓄電池46への充放電を制御し、系統停電時には、変流器CT1で検知した電流に応じて、蓄電池46への充放電を制御することができる。
(4)本実施形態では、系統連系インバータ44には、補償器441が設けられている。これにより、系統停電時における周波数変動や電圧変動の影響を抑制した疑似系統電圧を出力することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、分散型電源10の創エネルギー部として、太陽電池パネル11を用いたが、分散型電源10の種類は限定されるものではない。例えば、創エネルギー部として、風力発電装置を用いることも可能である。
・上記実施形態においては、系統停電中に、蓄電池の充放電管理処理を実行する(ステップS16)。これに加えて、住宅内での電力需要がない場合に、蓄電池46の充電を管理する処理を実行してもよい。この場合には、電源制御装置40において、維持充電モードを実行する。このために、制御部41には、蓄電池46の長期保管に適した充電残量を判定するための維持充電基準値に関するデータを保持させておく。維持充電基準値としては、例えば、満充電に対して50%残量を用いることができる。
図4を用いて、維持充電モード処理を説明する。この維持充電モード処理は、利用者が維持充電モードを指示した場合に実行される。
まず、電源制御装置40の制御部41は、モード起動処理を実行する(ステップS31)。具体的には、利用者の操作に応じて、制御部41が、系統連系保護リレー42,自立リレー43をオフする。更に、制御部41は、スイッチSW1、SW2をオンする。
次に、電源制御装置40の制御部41は、ステップS26と同様に、分散型電源の出力低下かどうかについての判定処理を実行する(ステップS32)。
分散型電源の出力は低下していないと判定した場合(ステップS32において「NO」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、蓄電池は維持充電状態かどうかについての判定処理を実行する(ステップS33)。具体的には、制御部41は、蓄電池46の出力電圧値を取得する。この出力電圧値に基づいて、蓄電池46の充電状態を特定する。出力電圧値が維持充電基準値に達している場合には維持充電状態と判定する。なお、蓄電池46から内部残量状態の情報を取得し、この情報を用いて維持充電状態を判断するようにしてもよい。
蓄電池は維持充電状態でないと判定した場合(ステップS33において「NO」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、ステップS23と同様に、充電処理を実行する(ステップS34)。
一方、蓄電池は維持充電状態と判定した場合(ステップS33において「YES」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、ステップS24と同様に、充電停止処理を実行する(ステップS35)。
また、分散型電源の出力低下と判定した場合(ステップS32において「YES」の場合)、電源制御装置40の制御部41は、ステップS24と同様に、充電停止処理を実行する(ステップS36)。
これにより、利用者の不在時等のように、電力需要がない場合に、太陽電池パネル11等の分散型電源10を用いて、蓄電池46を、保管に適した充電状態に維持することができる。また、充電停止処理(ステップS36)により、分散型電源の発電量が低下した場合にもシステムの安定化を図ることができる。
・上記実施形態においては、電源制御装置40内に、蓄エネルギー部としての蓄電池46を設ける。この蓄電池46は、電源制御装置40の外部に設けるようにしてもよい。
この場合には、図5に示すように、電源制御装置40Bを用いる。この電源制御装置40Bにおいては、電源制御装置40と同様に、スイッチング部U1、系統連系インバータ44を備える。そして、電源制御装置40Bには、DCDCコンバータ45に接続する外部端子T4(外部接続部)を設ける。そして、外部端子T4に接続された充電池60を利用する。これにより、利用者が既に所有している蓄電池等、多様な蓄エネルギー部を利用することができる。この場合、蓄エネルギー部として、電気自動車の車載充電装置等を利用することも可能である。更に、複数の蓄エネルギー部を併用することも可能である。
10…分散型電源、11…太陽電池パネル、21,45…DCDCコンバータ部、31…系統連系インバータ、40,40B…電源制御装置、41…制御部、U1…スイッチング部、SW1,SW2…スイッチ、42…系統連系保護リレー、43…自立リレー、44…系統連系インバータ、441…補償器、46…蓄電池、T1,T2,T3,T4…外部端子、50…系統電源、51…住宅分電盤、52…切替器、53…自立分電盤。

Claims (9)

  1. 第1の分散型電源からの電力を所望の交流電力に変換し、変換した交流電力を出力するインバータの当該交流電力を入力する分散型電源接続部と、
    蓄エネルギー部からの電力を所望の交流電力にして出力する電力変換部と、
    前記分散型電源接続部と系統電源との解列操作処理を行なう第1リレーと、
    一端が前記分散型電源接続部に接続され、他端が前記第1リレーに接続された第1スイッチと、
    一端が前記第1スイッチ及び前記第1リレーの接続点に接続され、他端が前記電力変換部に接続された第2スイッチと、
    前記第2スイッチの他端と、自立分電盤との接続操作処理を行なう第2リレーと、
    前記第1リレー前記第2リレー、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御する制御部と、を備えた電源制御装置であって、
    前記制御部が、前記系統電源の系統停電を検知した場合、前記第1リレーの解列操作処理及び前記第2リレーの接続操作処理を行ない、前記蓄エネルギー部からの電力を前記自立分電盤に安定して供給した後に、前記第1の分散型電源からの電力を前記自立分電盤に供給することを特徴とする電源制御装置。
  2. 第1の分散型電源からの電力を所望の交流電力に変換し、変換した交流電力を出力するインバータの当該交流電力を入力する分散型電源接続部と、
    蓄エネルギー部からの電力を所望の交流電力にして出力する電力変換部と、
    系統電源が停電していない場合に、前記分散型電源接続部及び前記電力変換部から出力される交流電力を系統電源へ系統連系するか、系統電源が停電している場合に、前記分散型電源接続部及び前記電力変換部から出力される交流電力を自立分電盤に出力するかを複数のスイッチにより切替えるスイッチ部と、
    前記複数のスイッチを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、停電した際に、前記電力変換部の出力する交流電力を前記自立分電盤に安定して供給した後に、前記分散型電源接続部及び前記電力変換部から出力される交流電力を前記自立分電盤に供給することを特徴とする電源制御装置。
  3. 系統停電時に、前記電力変換部から前記第1の分散型電源に対して供給される出力電圧を、前記系統電源の系統電圧に準じて安定化させる補償器を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電源制御装置。
  4. 外部に設けられた蓄エネルギー部との外部接続部を設け、前記外部接続部を前記電力変換部に接続したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電源制御装置。
  5. 前記制御部が、系統連系時に前記電力変換部からの電力を制限することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電源制御装置。
  6. 前記制御部が、系統停電時において、前記蓄エネルギー部における充電状態に応じて、前記第1スイッチを制御することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電源制御装置。
  7. 前記制御部が、前記第1リレー及び前記第2リレーをオフした場合、前記蓄エネルギー部における充電状態に応じて、前記第1スイッチを制御することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の電源制御装置。
  8. 前記制御部が、前記系統電源の電流を検知する第1の変流器と、前記第1の分散型電源の電流を検知する第2の変流器とに接続され、
    系統連系時には、前記第1の変流器で検知した電流に応じて、前記蓄エネルギー部への充放電を制御し、
    系統停電時には、前記第2の変流器で検知した電流に応じて、前記蓄エネルギー部への充放電を制御することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の電源制御装置。
  9. 第1の分散型電源からの電力を所望の交流電力に変換し、変換した交流電力を出力するインバータの当該交流電力を入力する分散型電源接続部と、
    蓄エネルギー部からの電力を所望の交流電力にして出力する電力変換部と、
    前記分散型電源接続部と系統電源との解列操作処理を行なう第1リレーと、
    一端が前記分散型電源接続部に接続され、他端が前記第1リレーに接続された第1スイッチと、
    一端が前記第1スイッチ及び前記第1リレーの接続点に接続され、他端が前記電力変換部に接続された第2スイッチと、
    前記第2スイッチの他端と、自立分電盤との接続操作処理を行なう第2リレーと、
    前記第1リレー前記第2リレー、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御する制御部と、を備えた電源制御装置を用いて、電源を制御する方法であって、
    前記制御部が、前記系統電源の系統停電を検知した場合、前記第1リレーの解列操作処理及び前記第2リレーの接続操作処理を行ない、前記蓄エネルギー部からの電力を前記自立分電盤に安定して供給した後に、前記第1の分散型電源からの電力を前記自立分電盤に供給することを特徴とする電源制御方法。
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