JP5959952B2 - 蓄電システム - Google Patents

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本発明は、商用系統に連係され、電気料金が安価な時間帯に二次電池に充電し、電力需要が大きい時間帯にその二次電池から放電電力を商用系統に連系させる蓄電システムに関するものである。
従来、例えば、下記の特許文献1に記載された蓄電システムでは、交流(以下「AC」という。)の商用系統に連系され、電気料金が安価な時間帯に、交流/直流(以下「DC」という。)変換及びDC/AC変換を行う双方向電力変換器により変換されたDC電力にて二次電池を充電し、昼間の電力需要が大きい時間帯に、その二次電池からのDC放電電力を、双方向電力変換器にてAC電力に変換して商用系統に連系させ、一般負荷及び重要負荷へAC電力を供給するようになっている。
特開2008−253033号公報
しかしながら、従来の蓄電システムでは、商用系統が停電になって自立運転が始まると、二次電池からのDC放電電力が、自動的に、双方向電力変換器にてAC電力に変換されて重要負荷へ供給されてしまう。そのため、安全性に問題があるという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するために、自立運転開始時に、双方向電力変換器から勝手に重要負荷へ電力が供給されてしまうことを防止して安全性を確保できる蓄電システムを提供することを目的とする。
本発明の蓄電システムは、第1接続点を介して商用系統に連系され、電気料金が安価な時間帯に、前記第1接続点、第1切り替え手段、及び双方向電力変換器を介して、二次電池に充電し、電力需要が大きい時間帯に、前記二次電池からの放電電力を、前記双方向電力変換器、前記第1切り替え手段、及び前記第1接続点を介して、前記商用系統に連系させ、前記第1接続点に接続された一般負荷へ電力を供給すると共に、前記双方向電力変換器、第2切り替え手段、及び第2接続点を介して、重要負荷へ電力を供給する蓄電システムであって、スイッチ装置を有している。
前記スイッチ装置は、前記第1接続点及び前記第2接続点と前記重要負荷との間に接続され、前記系統連系時において、前記第1接続点と前記重要負荷との間を導通状態、且つ前記第2接続点と前記重要負荷との間を前記手動操作によって遮断状態にセットすると、このセット状態が、前記商用系統1の前記停電時以後も保持され、前記自立運転時において、前記手動操作によって前記第1接続点と前記重要負荷との間を遮断状態、且つ前記第2接続点と前記重要負荷との間を導通状態に切り替えて前記セット状態をリセットすると、前記第1切り替え手段と前記双方向電力変換器との間の前記電力が、前記重要負荷へ供給される構成になっている。
本発明の蓄電システムによれば、商用系統の停電によって蓄電部側で自立運転が始まり、双方向電力変換器からAC放電電力が出力されても、このAC放電電力がスイッチ装置で遮断されるので、そのAC放電電力が勝手に重要負荷へ供給されてしまうことを防止することができる。これにより、蓄電システムの安全性をより向上できる。その上、既存の蓄電システムに、スイッチ装置を追加するだけで、容易に、且つ低コストで、安全性の高い蓄電システムを実現できる。
図1は本発明の実施例1における蓄電システムを示す概略の構成図である。 図2−1は図1の蓄電システムにおける系統連系時の動作を示す図である。 図2−2は図1の蓄電システムにおける停電発生直後の動作を示す図である。 図2−3は図1の蓄電システムにおける自立運転時の動作を示す図である。 図2−4は図1の蓄電システムにおける手動操作オフ(自立運転)の動作を示す図である。 図2−5は図1の蓄電システムにおける太陽光発電(PV)自立出力オン(自立運転時)の動作を示す図である。 図2−6は図1の蓄電システムにおける系統復帰時(復帰カウントダウン)の動作を示す図である。 図2−7は図1の蓄電システムにおける系統復帰時(手動操作オン)の動作を示す図である。 図2−8は図1の蓄電システムにおける復帰カウントダウン終了(図2−1の系統連系時)の動作を示す図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における蓄電システムを示す概略の構成図である。
図1に示すように、AC電力(例えば、AC100V又はAC200V)を供給する商用系統1には、一般負荷部2と、蓄電部10とが接続されている。更に、商用系統1及び蓄電部10には、スイッチ装置20を介して、重要負荷部3が接続されている。電力源(例えば、太陽光発電(PV)用の太陽電池)30及びパワーコンディショナ(PCS)31が、配線用遮断器(MCCB)32を介して、蓄電部10に接続されている。本実施例1の蓄電システムは、蓄電部10及びスイッチ装置20により構成されている。
商用系統1に接続された一般負荷部2には、2つの配線用遮断器(MCCB)2a,2bの内の1つの遮断器2aを介して、一般負荷2cが接続されている。一般負荷2cは、商用系統1の停電時に動作が停止する照明器具、エアコンディショナ等の電気機器である。遮断器2a,2bは、ノー・ヒューズ・ブレーカとも言われ、手動操作にて分岐回路の負荷電流の導通/遮断を行い、過負荷や短絡等の事故の場合、自動的に回路を遮断する機能を有している。遮断器2bの一方の電極は、商用系統1に接続され、その遮断器2bの他方の電極が、第1接続点N1を介して蓄電部10に接続されている。
これに対し、重要負荷部3には、3つの配線用遮断器(MCCB)3a,3b,3cの内の2つの遮断器3a,3bを介して、重要負荷3dが接続されている。重要負荷3dは、商用系統1の停電時に、蓄電部10からの電力の供給を停止することが許されない非常用表示灯等の電気機器である。遮断器3cの一方の電極は、遮断器3a,3bを介して重要負荷3dに接続され、その遮断器3cの他方の電極が、スイッチ装置20及び第2接続点N2を介して蓄電部10に接続されている。
蓄電部10は、第1接続点N1を介して商用系統1に連系され、電気料金が安価な時間帯に、その商用系統1から供給される電力を蓄電し、昼間の電力需要が大きい時間帯に、蓄電した電力を放電して、第1接続点N1へ供給すると共に、第2接続点N2及びスイッチ装置20を介して重要負荷部3へ供給するものである。蓄電部10には、二次電池11、双方向電力変換器12、制御手段(例えば、制御部)13、第1切り替え手段(例えば、リレー接点)14、第2切り替え手段(例えば、リレー接点)15、第3切り替え手段(例えば、リレー接点)16、及び3つの配線用遮断器17a,17b,18が設けられ、この蓄電部10の全体が、システムコントローラ19によって制御される構成になっている。
二次電池11は、電力を蓄電する蓄電池であり、これには、双方向電力変換器12を介して、第3接続点N3が接続されている。双方向電力変換器12は、二次電池11の充電時において、第3接続点N3のAC電力をDC電力に変換して二次電池11を充電し、二次電池11の放電時において、この二次電池11からのDC放電電力をAC電力に変換して第3接続点N3へ出力する装置である。第3接続点N3には、3つのリレー接点14,15,16が接続されている。
蓄電部10内に設けられた制御部13は、復帰時の余裕時間をカウントするタイマ13aを有し、商用系統1と一般負荷部2との間において、その商用系統1からAC電力が供給されているか否かを検出し、この検出結果に基づいて、リレー接点14,15の切り替えを制御し、更に、システムコントローラ19の指示に従い、リレー接点16の切り替えを制御する機能を有している。システムコントローラ19は、第2接続点N2から供給されるバックアップ用のAC電力を蓄電し、遮断器32とリレー接点16との間において、パワーコンディショナ31側からAC電力(例えば、AC100V又AC200V)が供給されているか否かを検出し、この検出結果に基づいて、リレー接点16の切り替えを制御するための指示を制御部13に与える機能を有し、更に、蓄電部10の全体を制御する機能を有し、中央処理装置(CPU)等で構成されている。
リレー接点14は、2つの電極の内の一方の電極が、第3接続点N3に接続され、他方の電極が、遮断器17aを介して第1接続点N1に接続され、制御部13の制御によりオン/オフ動作して、商用系統1からAC電力が供給されている時には、一方の電極と他方の電極との間を導通し、商用系統1の停電時には、一方の電極と他方の電極との間を遮断するものである。リレー接点15は、遮断器17bを介して第1接続点N1に接続された第1電極15aと、第3接続点N3に接続された第2電極15bと、遮断器18を介して第2接続点N2に接続された共通電極15cとを有し、制御部13の制御により、共通電極15cと第1電極15a又は第2電極15bとの間の導通状態を切り替え、商用系統1からAC電力が供給されている時には、共通電極15cと第1電極15aとの間を導通し、商用系統1の停電時には、共通電極15cと第2電極15bとの間を導通するものである。リレー接点16は、遮断器32と第3接続点N3との間に接続され、制御部13の制御によりオン/オフ動作して、遮断器32と第3接続点N3との間を導通/遮断するものである。
スイッチ装置20は、第1接続点N1及び第2接続点N2と、重要負荷部3との間に接続され、系統連系時において、第1接続点N1と重要負荷部3との間を導通状態、且つ第2接続点N2と重要負荷部3との間を手動操作によって遮断状態にセットすると、このセット状態が、商用系統1の停電時以後も保持され、自立運転時において、手動操作によって第1接続点N1と重要負荷部3との間を遮断状態、且つ第2接続点N2と重要負荷部3との間を導通状態に切り替えて前記セット状態をリセットすると、リレー接点14と双方向電力変換器12との間の第3接続点N3の電力が、重要負荷部3へ供給される構成になっている。
このスイッチ装置20は、例えば、第1電磁接触器(MC)21と、第2電磁接触器22と、配線用遮断器(MCCB)23と、を備えている。第1電磁接触器21は、第1電磁コイル21Aと、ノーマルオフのa接点からなる第1主接点21aと、ノーマルオンのb接点からなる第1補助接点21bとを有し、第1電磁コイル21Aに電流が流れると、第1主接点21aがオン状態になると共に、第1補助接点21bがオフ状態になり、第1電磁コイル21Aに流れる電流が遮断されると、第1主接点21aがオフ状態になると共に、第1補助接点21bがオン状態になる切り替え手段である。
第2電磁接触器22は、第2電磁コイル22Aと、a接点からなる第2主接点22aとを有し、第2電磁コイル22Aに電流が流れると、第2主接点22aがオン状態になり、第2電磁コイル22Aに流れる電流が遮断されると、第2主接点22aがオフ状態になる切り替え手段である。遮断器23は、手動操作によってオン/オフ状態が切り替えられるa接点からなる第3主接点23aと、この第3主接点23aと連動してオフ/オン状態が切り替えられるb接点からなる第3補助接点23bとを有し、過電流により、第3主接点23aがオフ状態に切り替わると共に、第3補助接点23bがオン状態に切り替わる切り替え手段である。
これらの第1電磁コイル21A及び第3主接点23aは、第1接続点N1と重要負荷部3との間に直列に接続されると共に、第1主接点21aが第1電磁コイル21Aに並列に接続されている。更に、第2電磁コイル22A、第1補助接点21b及び第3補助接点23bは、第2接続点N2と重要負荷部3との間に直列に接続されると共に、それらの第2電磁コイル22A、第1補助接点21b及び第3補助接点23bに対して、第2主接点22aが並列に接続されている。
なお、スイッチ装置20は、第1接続点N1及び第2接続点N2と、重要負荷部3との間に着脱自在に接続される構成にすれば、既存の蓄電システムを変更することなく、本実施例1の蓄電システムを容易に実現することが可能になる。
蓄電部10に接続された太陽電池30、パワーコンディショナ31、及び遮断器32の内、太陽電池30は、太陽光を受光してDC電力を出力するものであり、この出力側に、パワーコンディショナ31、遮断器32、及び蓄電部10内のリレー接点16を介して、蓄電部10内の第3接続点N3が接続されている。パワーコンディショナ31は、太陽電池30から出力されたDC電力を、商用系統1に連系した商用周波数のAC電力に変換し、この変換後のAC電力を、遮断器32及び蓄電部10内のリレー接点16を介して第3接続点N3へ供給し、又、一般負荷2c及び重要負荷3dの消費電力を上回る場合の余剰電力を商用系統1側へ逆潮流する機能を有している。
(実施例1の動作)
図2−1〜図2−8は、図1の蓄電システムにおける動作を示す図である。この内、図2−1は系統連系時の動作、図2−2は停電発生直後の動作、図2−3は自立運転時の動作、図2−4は手動操作オフ(自立運転時)の動作、図2−5は太陽光発電(PV)自立出力オン(自立運転時)の動作、図2−6は系統復帰時(復帰カウントダウン)の動作、図2−7は系統復帰時(手動操作オン)の動作、及び、図2−8は復帰カウントダウン終了(図2−1の系統連系時)の動作をそれぞれ示す図である。なお、図2−1〜図2−8中の矢印は、動作時の電流の流れる方向を示している。
以下、図2−1〜図2−8の各動作(1)〜(8)を説明する。
(1) 図2−1の系統連系時の動作
通常の系統連系時においては、手動操作により、遮断器23の第3主接点23aをオン状態にすると共に、第3補助接点23bをオフ状態にしておく。図2−1中の矢印で示すように、商用系統1のAC電力は、一般負荷部2内の遮断器2aを介して一般負荷2dへ供給されると共に、商用系統1のAC電流が、一般負荷部2内の遮断器2b→第1接続点N1→第1励磁コイル21A→第3主接点23a→重要負荷部3内の遮断器3c,3a,3b、の経路で重要負荷3dへ流れる。第1電磁コイル21AにAC電流が流れると、第1主接点21aがオン状態になり、第1接続点N1のAC電力が、第1主接点21a→第3主接点23a→重要負荷部3内の遮断器3c,3a,3b、の経路で重要負荷3dへ供給される。
商用系統1からAC電力が供給されると、この電力供給が制御部13により検出されて、この制御部13の制御により、リレー接点14がオン状態になると共に、リレー接点15が第1電極15a側に切り替わる。そのため、第1接続点N1のAC電力は、遮断器17a→リレー接点14→第3接続点N3、の経路で双方向電力変換器12へ供給される。双方向電力変換器12は、システムコントローラ19によって充電動作が制御され、供給されたAC電力をDC電力に変換し、二次電池11を充電する。
(2) 図2−2の停電発生直後の動作
商用系統1が停電になってAC電力の供給が停止されると、この電力供給の停止が、制御部13により検出されて、この制御部13の制御により、リレー接点14がオフ状態に切り替わると共に、リレー接点15が第2電極15b側に切り替わる。商用系統1からの電力供給の停止により、第1電磁コイル21AにAC電流が流れなくなるので、第1主接点21aがオフ状態になると共に、第1補助接点21bがオン状態になる。この時、第3補助接点23bがオフ状態になっている。そのため、第2電磁コイル22Aには電流が流れず、第2主接点22aがオフ状態のままである。このように、第3補助接点23b及び第1補助接点21bが共にオン状態にならないと、第2電磁接触器22の第2主接点22aが自己保持されないというインターロック機能が働くので、重要負荷3dへはAC電力が供給されない。
(3) 図2−3の自立運転時の動作
システムコントローラ19の制御により、双方向電力変換器12から重要負荷3dへAC電力が供給される自立運転が開始される。この自立運転開始時において、双方向電力変換器12は、システムコントローラ19によって放電動作が制御され、二次電池11からのDC放電電力をAC放電電力に変換して第3接続点N3側へ出力する。出力されたAC放電電力は、リレー接点15の第2電極15b側→第2接続点N2、の経路で流れようとするが、第2主接点22aがオフ状態になっているので、そのAC放電電力が重要負荷3dへ供給されない。
(4) 図2−4の手動操作オフ(自立運転時)の動作
手動操作により、遮断器23の第3主接点23aをオフ状態にすると共に、第3補助接点23bをオン状態にすると、この第3補助接点23b及び第1補助接点21bが共にオン状態になる。そのため、図2−4中の矢印で示すように、双方向電力変換器12から出力されたAC放電電力が、リレー接点15の第2電極15b側→第2接続点N2→第2電磁コイル22A→第1補助接点21b→第3補助接点23b→重要負荷部3、の経路で流れるので、第2主接点22aがオン状態になる。これにより、自立運転が開始され、AC放電電力が、第2主接点22a及び重要負荷部3内の遮断器3c,3a,3bを経由して、重要負荷3dへ供給される。
(5) 図2−5の太陽光発電(PV)自立出力オン(自立運転時)の動作
パワーコンディショナ31側の制御により、太陽光発電(PV)の自立運転が開始されると、太陽電池30から出力されたDC電力が、パワーコンディショナ31により、商用系統1に連系したAC電力に変換され、この変換後のAC電力が、図2−5中の矢印で示すように、遮断器32を介して、蓄電部10内のリレー接点16側へ供給される。リレー接点16側へAC電力が供給されると、これがシステムコントローラ19にて検出され、この検出結果が制御部13へ送られる。すると、制御部13の制御により、リレー接点16がオン状態になり、パワーコンディショナ31側から供給されたAC電力が、第3接続点N3へ供給される。
双方向電力変換器12は、システムコントローラ19によって充電動作が制御され、第3接続点N3に供給されたAC電力をDC電力に変換し、二次電池11を充電する。更に、第3接続点N3に供給されたAC電力は、図2−5中の矢印で示すように、リレー接点15の第2電極15b側→第2接続点N2→第2主接点22a→重要負荷部3内の遮断器3c,3a,3b、の経路で重要負荷3dへ供給される。
(6) 図2−6の系統復帰時(復帰カウントダウン)の動作
商用系統1が復旧すると、この商用系統1のAC電力が一般負荷部2側へ供給される。この電力供給状態が、パワーコンディショナ31側及び制御部13により検出される。パワーコンディショナ31側では、自己のAC電力の出力を停止するので、この停止状態がシステムコントローラ19により検出され、この検出結果が制御部13へ送られる。すると、制御部13の制御により、リレー接点16がオフ状態に切り替わる。
一方、制御部13では、商用系統1からのAC電力の供給を検出すると、リレー接点14,15を切り替えずにそのまま維持(即ち、リレー接点14をオフ状態、リレー接点15を第2電極15b側に接続した状態を維持)すると共に、系統復帰までの動作の安定化を図るために、内部のタイマ13aにより、系統復帰実行までの時間(例えば、十数秒〜数分程度)をカウントダウンする。
商用系統1が復旧すると、この商用系統1のAC電流が、第1接続点N1を経由して、第1電磁接触器21の第1電磁コイル21Aに流れるので、第1主接点21aがオン状態になると共に、第1補助接点21bがオフ状態になる。これにより、第2電磁接触器22の第2電磁コイル22Aには電流が流れないので、第2主接点22aがオフ状態に切り替わる。この際、遮断器23の第3主接点23aがオフ状態、及び第3補助接点23bがオン状態のままである。
(7) 図2−7の系統復帰時(手動操作オン)の動作
例えば、ユーザが重要負荷3dの状態等を見て、手動操作により、遮断器23の第3主接点23aをオン状態に切り替えると共に、第3補助接点23bをオフ状態に切り替える。これにより、図2−7中の矢印で示すように、商用系統1のAC電力は、一般負荷部2内の遮断器2aを介して一般負荷2dへ供給されると共に、商用系統1のAC電流が、一般負荷部2内の遮断器2b→第1接続点N1→第1励磁コイル21A→第3主接点23a→重要負荷部3内の遮断器3c,3a,3b、の経路で重要負荷3dへ流れる。第1電磁コイル21AにAC電流が流れると、第1主接点21aがオン状態になり、第1接続点N1のAC電力が、第1主接点21a→第3主接点23a→重要負荷部3内の遮断器3c,3a,3b、の経路で重要負荷3dへ供給される。このように、手動操作により、遮断器23のオン/オフ状態を切り替えることにより、重要負荷3dへの電力供給を制御することができる。
(8) 図2−8の復帰カウントダウン終了((1)の系統連系時)の動作
制御部13内のタイマ13aによる復帰カウントダウンが終了すると、制御部13の制御により、リレー接点14がオン状態に切り替わると共に、リレー接点15が第1電極15a側に切り替わり、図2−1の系統連系時の通常状態に戻る。
(実施例1の効果)
本実施例1の蓄電システムによれば、次の(a)、(b)のような効果がある。
(a) 商用系統1の停電によって蓄電部10側で自立運転が始まり、双方向電力変換器12からAC放電電力が出力されても、このAC放電電力がスイッチ装置20で遮断されるので、そのAC放電電力が勝手に重要負荷3dへ供給されてしまうことを防止することができる。これにより、蓄電システムの安全性をより向上できる。
(b) 既存の蓄電システムに、スイッチ装置20を追加するだけで、容易に、且つ低コストで、安全性の高い蓄電システムを実現できる。又、スイッチ装置20は、第1接続点N1及び第2接続点N2と、重要負荷部3との間に着脱自在に接続される構成にすれば、既存の蓄電システムを変更することなく、本実施例1の蓄電システムを容易に実現できる。
(変形例)
本発明は、上記実施例1に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(I)〜(III)のようなものがある。
(I) 図1の蓄電システムの全体の構成を、他の回路構成に変更しても良い。例えば、複数の遮断器2a,2b,3a,3b,3c,17a,17b,18,32は、他の回路切断手段に置き換えたり、あるいは、不要な遮断器を適宜、削除しても良い。又、太陽電池30に代えて、燃料電池、風力発電等の他の電力源を使用したり、あるいは、太陽電池30、パワーコンディショナ31、遮断器32、及びリレー接点16は、不要であれば、削除しても良い。
(II) スイッチ装置20は、図示以外の回路構成に変更しても良い。例えば、図1において、第1接続点N1と第1電磁接触器21との接続線を削除するために、スイッチ装置20の回路構成を変更する。この変更されたスイッチ装置は、第2接続点N2と重要負荷3dとの間に接続され、系統連系時において、第2接続点N2と重要負荷3dとの間を手動操作によって遮断状態にセットすると、このセット状態が、商用系統1の停電時以後も保持され、自立運転時において、手動操作によって第2接続点N2と重要負荷3dとの間を導通状態に切り替えて前記セット状態をリセットすると、リレー接点14と双方向電力変換器12との間の電力が、重要負荷3dへ供給される構成になっている。このような構成に変更しても、実施例1とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
(III)リレー接点14,15,16、電磁接触器21,22及び遮断器23は、スイッチ素子等の他の切り替え手段に置き換えても良い。
1 商用系統
2c 一般負荷
3d 重要負荷
10 蓄電部
11 二次電池
12 双方向電力変換器
14,15,16 リレー接点
20 スイッチ装置
21,22 第1、第2電磁接触器
21A,22A 第1、第2電磁コイル
21a,22a,23a 第1、第2、第3主接点
21b,23b 第1、第3補助接点
23 遮断器
N1,N2,N3 第1、第2、第3接続点

Claims (4)

  1. 第1接続点を介して商用系統に連系され、電気料金が安価な時間帯に、前記第1接続点、第1切り替え手段、及び双方向電力変換器を介して、二次電池に充電し、電力需要が大きい時間帯に、前記二次電池からの放電電力を、前記双方向電力変換器、前記第1切り替え手段、及び前記第1接続点を介して、前記商用系統に連系させ、前記第1接続点に接続された一般負荷へ電力を供給すると共に、前記双方向電力変換器、第2切り替え手段、及び第2接続点を介して、重要負荷へ電力を供給する蓄電システムであって、
    前記第2接続点と前記重要負荷との間に接続され、系統連系時において、前記第2接続点と前記重要負荷との間を手動操作によって遮断状態にセットすると、このセット状態が、前記商用系統の停電時以後も保持され、自立運転時において、手動操作によって前記第2接続点と前記重要負荷との間を導通状態に切り替えて前記セット状態をリセットすると、前記第1切り替え手段と前記双方向電力変換器との間の電力が、前記重要負荷へ供給されるスイッチ装置を有し、
    前記スイッチ装置は、
    前記第1接続点及び前記第2接続点と前記重要負荷との間に接続され、
    前記系統連系時において、前記第1接続点と前記重要負荷との間を導通状態、且つ前記第2接続点と前記重要負荷との間を前記手動操作によって遮断状態にセットすると、このセット状態が、前記商用系統の前記停電時以後も保持され、前記自立運転時において、前記手動操作によって前記第1接続点と前記重要負荷との間を遮断状態、且つ前記第2接続点と前記重要負荷との間を導通状態に切り替えて前記セット状態をリセットすると、前記第1切り替え手段と前記双方向電力変換器との間の前記電力が、前記重要負荷へ供給される構成になっていることを特徴とする蓄電システム。
  2. 前記スイッチ装置は、
    前記第1接続点及び前記第2接続点と前記重要負荷との間に、着脱自在に接続されていることを特徴とする請求項1記載の蓄電システム。
  3. 請求項1又は2記載の蓄電システムは、更に、
    前記商用系統からの電力供給の有無を検出し、この検出結果に基づいて、前記第1切り替え手段及び前記第2切り替え手段の切り替えを制御する制御手段、
    を有することを特徴とする蓄電システム。
  4. 前記スイッチ装置は、
    第1電磁コイル、第1主接点、及び第1補助接点を有し、前記第1電磁コイルに電流が流れると、前記第1主接点がオン状態になると共に、前記第1補助接点がオフ状態になり、前記第1電磁コイルに流れる前記電流が遮断されると、前記第1主接点がオフ状態になると共に、前記第1補助接点がオン状態になる第1電磁接触器と、
    第2電磁コイル及び第2主接点を有し、前記第2電磁コイルに電流が流れると、前記第2主接点がオン状態になり、前記第2電磁コイルに流れる前記電流が遮断されると、前記第2主接点がオフ状態になる第2電磁接触器と、
    前記手動操作によってオン/オフ状態が切り替えられる第3主接点、及び前記第3主接点と連動してオフ/オン状態が切り替えられる第3補助接点を有し、過電流により、前記第3主接点がオフ状態に切り替わると共に、前記第3補助接点がオン状態に切り替わる遮断器と、を備え、
    前記第1電磁コイル及び前記第3主接点は、前記第1接続点と前記重要負荷との間に直列に接続されると共に、前記第1主接点が前記第1電磁コイルに並列に接続され、
    前記第2電磁コイル、前記第1補助接点及び前記第3補助接点は、前記第2接続点と前記重要負荷との間に直列に接続されると共に、前記第2電磁コイル、前記第1補助接点及び前記第3補助接点に対して、前記第2主接点が並列に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の蓄電システム。
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