JP2011081191A - 眼鏡レンズ保持用バンド - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性に優れると共にレンズ保持性および装着作業性が良好な眼鏡レンズ保持用バンドの提供。
【解決手段】熱可塑性樹脂モノフィラメントからなり、眼鏡レンズをその周縁から保持するバンド1a、1bであって、前記モノフィラメントの長さ方向に対する垂直断面の形状が、水平方向に細長い扁平部20と、この扁平部から上下方向の少なくとも1方向に1つ以上突出した突起部30とからなり、前記突起部の垂直方向の高さhが0.3〜1mm、かつ突起部の水平方向の幅wとの関係が0.4≦h/w≦2.5を満たし、また前記扁平部の水平方向の幅Lが1〜3mm、かつこの扁平部の垂直方向の厚さDとの関係が5≦L/D≦60を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、眼鏡レンズ保持用バンドに関する。更に詳しくは、耐久性に優れると共にレンズ保持性および装着作業性が良好な眼鏡レンズ保持用バンドに関するものである。
従来の眼鏡レンズを外周全体にわたってリムによって保持する構造に代えて、最近では、軽量化、視野拡大およびデザイン性を高めるための眼鏡の形態として、ハーフリム眼鏡やリムレス眼鏡が開発されている。
これらハーフリム眼鏡やリムレス眼鏡は、リムとレンズを保持するバンドから構成されている点に特徴があり、これら形態の眼鏡はレンズ外周側面に凹型の溝を彫り、この外周の凹溝にバンドを嵌合して、このバンドでレンズを吊って固定している。
このハーフリム眼鏡やリムレス眼鏡のレンズ保持用バンドとしては、適度な伸びと伸長弾性回復特性を有するナイロンなどからなる合成樹脂線材が使用されている。つまり、この合成樹脂線材の伸長弾性回復特性によって、レンズの収縮や膨張に対応できるようになり、温度変化によってレンズが簡単に外れるという問題もなくなり、またフレーム製造時におけるレンズ装着も、このバンドを伸長させながらレンズを装着するという簡単な作業だけで行うことができる。
さらに、合成樹脂線材からなるバンドは、適度な伸びと伸長弾性回復特性を有することから、リムでレンズを固定する枠とは異なり、形態自由度のある眼鏡を構成することができる。
従来、レンズ保持用バンドとしてはテグスなどのナイロンモノフィラメントが用いられているが、さらなる耐久性改善を目的として、伸縮弾性を有する超弾性合金線材に合成樹脂を被覆してなる複合線材を、レンズを保持するバンドとした複合材バンド(例えば、特許文献1参照)や、コア層が形状記憶合金の超弾性合金で外層が合成樹脂からなる眼鏡の縁コード(例えば、特許文献2参照)などが知られている。
しかしながら、これら超弾性合金からなるバンドをレンズ保持用バンドとして用いた眼鏡の場合には、バンドを十分に伸長させることができないことから、レンズをバンドで緊締状態に保持することが困難であるばかりか、バンドに透明性を得られないことから、眼鏡のデザイン性が制限され、かつ視野拡大の効果が極めて小さいものであった。さらに、バンドを廃棄する際には、金属と樹脂を分離する必要があるためコスト高になるという問題を抱えていた。
また、ハーフリム眼鏡において、Tリムを使用している場合には、リムの内溝に合わせてレンズ凹溝を正確に彫る必要があり、リムをレンズの凹溝に合わせるときにレンズ割れを起こす危険性がある。この形式の眼鏡は断面T字状のリムの凸部とレンズ側の溝を正確に合わせる加工が大変難しい。そこで、リム内溝に断面アレイ型のバンドを挿入する形式の眼鏡が提案されているが、この眼鏡の場合には、耐久性が十分ではないために装着時にバンドが切断する可能性があるばかりか、装着作業が複雑となるという問題があった。
特開平7−13107号公報 特開平9−52292号公報
本発明の目的は、耐久性に優れると共にレンズ保持性および装着作業性が良好な眼鏡レンズ保持用バンドを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明によれば、熱可塑性樹脂モノフィラメントからなり、眼鏡レンズをその周縁から保持するバンドであって、前記モノフィラメントの長さ方向に対する垂直断面の形状が、水平方向に細長い扁平部と、この扁平部から上下方向の少なくとも1方向に1つ以上突出した突起部とからなり、前記突起部の垂直方向の高さhが0.3〜1mm、かつ突起部の水平方向の幅wとの関係が0.4≦h/w≦2.5を満たし、また前記扁平部の水平方向の幅Lが1〜3mm、かつこの扁平部の垂直方向の厚さDとの関係が5≦L/D≦60を満たすことを特徴とする眼鏡レンズ保持用バンドが提供される。
なお、本発明の眼鏡レンズ保持用バンドにおいては、眼鏡レンズ保持用バンドを構成する熱可塑性樹脂モノフィラメントがポリアミド樹脂および/もしくはフッ素樹脂からなることが、好ましい条件として挙げられ、この条件を満たした場合には、更に優れた効果を取得することができる。
本発明によれば、以下に説明するとおり、耐久性に優れると共にレンズ保持性および装着作業性が良好な眼鏡レンズ用バンドを得ることができる。
本発明の眼鏡レンズ保持用バンドの長さ方向に対する垂直断面形状の一例を示す概略図である。 ハーフリム眼鏡の一例を示す正面図である。 リムレス眼鏡の一例を示す正面図である。 ハーフリム眼鏡に本発明の眼鏡レンズ保持用バンドを使用してレンズを保持した状態の一例を示す断面構造の概略図である リムレス眼鏡に本発明の眼鏡レンズ保持用バンドを使用してレンズを保持した状態の一例を示す断面構造の概略図である
以下、本発明の眼鏡レンズ保持用バンドについて、図面に従って具体的に説明する。
図1に示すように、本発明の眼鏡レンズ保持用バンド1aあるいは1bは、バンドの長さ方向に対する垂直断面の形状が、水平方向に細長い扁平部20と、この扁平部20から上下方向の少なくとも1方向に1つ以上突出した突起部30とからなっている。
前記突起部30は、扁平部20の中間位置から上下垂直方向に突出した形状1bのほか、扁平部20の中間位置から上下垂直方向の1方向にのみ突出した形状1aに形成されている。
また、レンズを保持するために突起部の数は1つ以上必要であるが、使用するレンズおよびリムの形態に応じて適宜選択できる。
本発明の眼鏡レンズ保持用バンド1aにおいては、図1に示した突起部30の水平方向の幅w、突起部の垂直方向の高さh、扁平部の水平方向の幅L、扁平部の垂直方向の厚さDの各部寸法、特に突起部の水平方向の幅wおよび突起部の垂直方向の高さhを特定の範囲に制御することが重要な要件である。
すなわち、突起部の垂直方向の高さhが0.3〜1mm、突起部の垂直方向の高さhと水平方向の幅wが、0.4≦h/w≦2.5の関係を満たすことによりレンズ保持性と耐久性に優れた眼鏡レンズ保持用バンドを得ることができる。
ここで、h/wが0.4より小さい場合には、眼鏡レンズ保持用バンドの剛性が低くなり、曲がり癖が付きやすくなるため装着作業性が悪化するばかりか、レンズ保持性が低下するため好ましくない。また、h/wが2.5を超える場合には、眼鏡レンズを保持するために設けられたバンド突起部を嵌合するレンズ外周側面の凹型の溝を深くする必要があり、眼鏡レンズ加工の難易度が上がり手間がかかることに加え、バンド突起部の強度が低下し耐久性に劣る傾向となる。したがって、h/wの値は0.4≦h/w≦2.5、更には0.8≦h/w2.2であることが好ましい。
また、扁平部の水平方向の幅Lと垂直方向の厚さDとの関係において、L/Dの値をある範囲に既定することにより、眼鏡レンズ保持性と耐久性を一層向上することができる。すなわち、眼鏡レンズ保持用バンドは、扁平部が眼鏡レンズを支えることで優れた眼鏡レンズ保持性を示すため、L/Dの値が5より小さいと、つまり扁平部が厚いと、剛性が増し扁平部と眼鏡レンズ側面との密着性が低下する傾向となる。逆に、L/Dの値が60より大きいと、つまり扁平部が薄いと、扁平部が切れやすくなり耐久性に劣る傾向となる。また、扁平部の水平方向の幅Lが3mmを超えると、視野拡大の効果が小さくなるため不適であり、幅が1mmを下回る場合にはレンズ保持性が低下するため好ましくない。したがって、扁平部の水平方向の幅Lが1〜3mm、かつL/Dの値は5≦L/D≦60、更には10≦L/D≦40であることが好ましい。
なお、2つ以上突起部を有する場合には、各突起部1bの寸法は全て同一である必要はない。また、突起部は図1のように必ずしも扁平部の中間位置から突出している必要はない。
更に、突起部が2つ以上の場合には、各突起部は扁平部から同じ垂直方向あるいは上下垂直方向にそれぞれ突出していてもよく、また、個々の突起部の形状の寸法は、上記の寸法比を満たしていればそれぞれ異なってもよい。
本発明の眼鏡レンズ保持用バンドとは、図2、図3にそれぞれ示すようなハーフリム眼鏡2やリムレス眼鏡3におけるレンズ6を保持するためのバンド1a、1bであって、これら形態の眼鏡はレンズ外周側面に凹型の溝を彫り、この外周の凹溝にバンド1a、1bを嵌合し、バンド端部をリム4、山5a、5b、ヨロイ7の内部でネジ等を用いて押さえ、レンズを吊って固定している。
ハーフリム眼鏡に本発明の眼鏡レンズ保持用バンドを使用してレンズを保持した状態の一例を示すレンズ部断面構造の概略図が図4である。本発明のレンズ保持用バンド1aの突起部をレンズ外周側面の凹溝11およびリム凹溝10に嵌合することでレンズ6を保持している。
また、図5はリムレス眼鏡に本発明の眼鏡レンズ保持用バンドを使用してレンズを保持した状態の一例を示すレンズ部断面構造の概略図である。本発明のレンズ保持用バンド1aの突起部をレンズ外周側面の凹溝11に嵌合することでレンズ6を保持している。
本発明のレンズ保持用バンドを構成する熱可塑性モノフィラメントに用いる熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレートおよびポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、6ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、612ナイロン、6/66ナイロン共重合体、6/12ナイロン共重合体およびナイロン三元共重合体などのポリアミド樹脂、ポリエチレンおよびポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、生分解性樹脂として、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、ポリグリコール酸、ポリアルキレンアルカノエードおよびポリβヒドロキシアルカノエートなどの脂肪族ポリエステル、同じく生分解性を有する脂肪族ポリエステルと芳香族ポリエステルとの共重合体、さらには、ポリフッ化ビニリデン、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・フッ化ビニリデン共重合体などのフッ素樹脂などが挙げられる。これらは単独あるいは混合物を用いても良い。中でも、高い引張強度と適度な伸びを有し、伸長弾性回復特性に優れている点でポリアミド樹脂およびフッ素樹脂を好ましく使用することができる。
また、フッ素樹脂を本発明のレンズ保持用バンドを構成する熱可塑性モノフィラメントに用いた場合には、耐久性、耐摩耗性に優れ、さらに太陽光や大気中に長時間暴露されても劣化することはなく、装着後に弾性特性が低下しバンドが切れてレンズが外れやすくなるなどの不具合が起こらないばかりか、紫外線により変色することもない。
また、熱可塑性樹脂には、その他として、酸化チタン、酸化ケイ素、炭酸カルシウム、チッ化ケイ素、クレー、タルク、カオリン、ジルコニウム酸などの各種無機粒子や架橋高分子粒子などの粒子類のほか、従来公知の抗酸化剤、金属イオン封鎖剤、イオン交換剤、着色防止剤、耐光剤、包接化合物、各種着色剤、ワックス類、シリコーンオイル、各種界面活性剤類、ポリエステル類、ポリオレフィン類およびポリスチレンなどが添加されたものであってもよい。
本発明のレンズ保持用バンドを構成する熱可塑性モノフィラメントの製造には、何ら特殊な方法を必要とせず、公知の紡糸方法を適用することができる。例えば、エクストルーダーのような混連押出機、あるいはプレッシャーメルター型などの溶融紡糸機を用いて、本発明で規定する断面形状が形成可能な異形断面紡糸口金から熱可塑性樹脂を溶融押出し、さらに引き続いて冷却固化、熱延伸、熱セットすることにより作成することができる。
以下、本発明の眼鏡レンズ保持用バンドについて実施例に基づいて説明する。本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に何ら限定されるものではない。
また、実施例における眼鏡レンズ保持用バンドの評価は以下の方法で行った。
[装着作業性]
眼鏡レンズ保持用バンドの装着作業性について、以下の2段階で評価を行った。
○:繰り返し10回のレンズ装着作業において、一般的に使用されている丸断面ナイロン製眼鏡レンズ保持用バンドを用いてハーフリム眼鏡のレンズ装着作業を行った場合と比較して、装着作業平均時間が短縮され、かつ作業中にバンド切断がなかった。
×:繰り返し10回のレンズ装着作業において、一般的に使用されている丸断面ナイロン製眼鏡レンズ保持用バンドを用いてハーフリム眼鏡のレンズ装着作業を行う場合と比較して、装着作業平均時間が延長した。もしくは作業中にバンド切断が1回以上発生した。
[レンズ保持性]
眼鏡レンズ保持用バンドのレンズ保持性について、以下の2段階で評価を行った。
○:眼鏡レンズ保持用バンドでレンズを装着したリムレス眼鏡を、高さ1mから木製の床へ自由落下させた。50回の繰り返し評価において、レンズの脱落かつバンド切断がなかった。
×:眼鏡レンズ保持用バンドでレンズを装着したリムレス眼鏡を、高さ1mから木製の床へ自由落下させた。50回の繰り返し評価において、レンズの脱落もしくはバンド切断が1回以上発生した。
[実施例1]
一般に公知の溶融紡糸方法によって、異形断面紡糸口金を通してポリアミド樹脂を紡出した後、冷却水中で冷却固化せしめ、冷却された未延伸モノフィラメントを熱延伸しボビンに巻き取ることによって、断面形状の各寸法が、h=0.6、h/w=0.5、L=2、L/D=20の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
[実施例2]
実施例1と同様の方法で、断面形状の各寸法が、h=0.6、h/w=1、L=2、L/D=40の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
[実施例3]
実施例1と同様の方法で、断面形状の各寸法が、h=0.6、h/w=1、L=2、L/D=20の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
[実施例4]
実施例1と同様の方法で、断面形状の各寸法が、h=0.6、h/w=1、L=2、L/D=10の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
[実施例5]
実施例1と同様の方法で、断面形状の各寸法が、h=0.8、h/w=2、L=2、L/D=20の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
[実施例6]
一般に公知の溶融紡糸方法によって、異形断面紡糸口金を通してフッ素樹脂を紡出した後、冷却水中で冷却固化せしめ、冷却された未延伸モノフィラメントを熱延伸しボビンに巻き取ることによって、断面形状の各寸法が、h=0.6、h/w=1、L=2、L/D=20の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
[比較例1]
実施例1と同様の方法で、断面形状の各寸法が、h=0.12、h/w=0.2、L=2、L/D=20の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
[比較例2]
実施例1と同様の方法で、断面形状の各寸法が、h=1.8、h/w=3、L=2、L/D=20の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
[比較例3]
実施例1と同様の方法で、断面形状の各寸法が、h=0.6、h/w=1、L=0.8、L/D=4の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
[比較例4]
実施例1と同様の方法で、断面形状の各寸法が、h=0.6、h/w=1、L=4、L/D=80の眼鏡レンズ保持用バンドを得た。このようにして得られた眼鏡レンズ保持用バンドの評価結果を表1に示した。
Figure 2011081191
表1の結果から分かるように、本発明の眼鏡レンズ保持用バンドは、従来の丸断面ナイロン製眼鏡レンズ保持用バンドを用いた眼鏡と比較して、装着作業性に優れるとともに、眼鏡使用時のレンズ保持性にも優れ、実用性の高いものであった。
一方、本発明を満たさない眼鏡レンズ保持用バンドおよびそのバンドも用いてレンズを装着した眼鏡(比較例1〜4)では、装着作業性は優れていてもレンズ保持性が劣るなど、装着作業性、レンズ保持性の2つを同時に満足する眼鏡レンズ保持用バンドは得られず、実用性の低いものであった。
本発明によれば、耐久性に優れると共にレンズ保持性および装着作業性が良好な眼鏡レンズ用バンドを得ることができるため、眼鏡業界に貢献するところが極めて大きい。
1a レンズ保持用バンド断面
1b レンズ保持用バンド断面
2 ハーフリム眼鏡
3 リムレス眼鏡
4 リム
5a 山
5b 山
6 レンズ
7 ヨロイ
8 ハーフリム眼鏡レンズ部断面
9 リムレス眼鏡レンズ部断面
10 リム凹溝
11 レンズ凹溝
20 扁平部
30 突起部

Claims (3)

  1. 熱可塑性樹脂モノフィラメントからなり、眼鏡レンズをその周縁から保持するバンドであって、前記モノフィラメントの長さ方向に対する垂直断面の形状が、水平方向に細長い扁平部と、この扁平部から上下方向の少なくとも1方向に1つ以上突出した突起部とからなり、前記突起部の垂直方向の高さhが0.3〜1mm、かつ突起部の水平方向の幅wとの関係が0.4≦h/w≦2.5を満たし、また前記扁平部の水平方向の幅Lが1〜3mm、かつこの扁平部の垂直方向の厚さDとの関係が5≦L/D≦60を満たすことを特徴とする眼鏡レンズ保持用バンド。
  2. 前記熱可塑性樹脂モノフィラメントがポリアミド樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズ保持用バンド。
  3. 前記熱可塑性樹脂モノフィラメントがフッ素樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡レンズ保持用バンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015222352A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 株式会社三工光学 メガネフレーム及びクッション材

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