JP2011080504A - プーリユニット - Google Patents

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Eiji Maeda
栄二 前田
Masaaki Fukuda
真昭 福田
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Abstract

【課題】プーリとプーリハブ間の軸受の耐久性を向上する。
【解決手段】プーリ1の内の軸受4により支持されたプーリハブ3に設けたフランジ7と止め輪8間に、プーリ1に回り止めされた固定カムディスク9と、軸方向に移動可能な可動カムディスク10とを組込み、固定カムディスク9と可動カムディスク10の間にトルクカム14を設ける。可動カムディスク10とフランジ7間に、プーリハブ3に回り止めされて、可動カムディスク10との間で摩擦クラッチを形成する摩擦プレート30と、摩擦プレート30を可動カムディスク10に向けて付勢する弾性部材40を組込み、弾性部材40の押圧力およびトルクカム14の作動によって可動カムディスク10に負荷される軸力の反力をフランジ7およびワッシャ11で受る。固定カムディスク9と可動カムディスク10間に回転角規制手段20を設け、過大回転トルク負荷時のトルクカム14の乗り上げを防止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、主として、エンジンを駆動源とするオルタネータ等のエンジン補機の回転軸上に取付けて使用するプーリユニットに関する。
一般に、エンジンのクランクシャフトの回転をベルト伝動装置によってエンジン補機の回転軸に伝えるようにした補機駆動装置においては、エンジンを急減速した場合、エンジン補機の回転軸に取付けられたプーリも急減速しようとする。
このとき、エンジン補機がオルタネータの場合、そのオルタネータの回転軸は慣性力が大きいため、その回転軸に取付けられたプーリは一定の速度で回り続けようとし、クランクシャフト上のプーリとオルタネータの回転軸上のプーリとの間で大きな回転速度差が生じ、ベルトの張力が増大して破損し易くなる。
また、クランクシャフトは、エンジンの間歇的な気筒内燃焼や往復動するピストンの慣性力の影響を受けて1回転中に角速度が変動しており、その角速度の変動に起因してクランクシャフト上のプーリとベルトとの間で滑りが生じ、その滑りによってベルトが摩耗し、耐久性が低下することになる。
そのような不都合を解消するため、特許文献1では、エンジン補機の回転軸上に設けられるプーリ内に一方向ローラクラッチを組込んだクラッチ内蔵型プーリ装置を提案している。
上記のクラッチ内蔵型プーリ装置をエンジン補機の回転軸上に取付けることによって、プーリの回転速度がエンジン補機の回転軸の回転速度より低下すると、一方向ローラクラッチの係合が解除されてプーリがフリー回転するため、ベルトの張力増加を防止することができると共に、プーリとベルトの相互間における滑りを防止することができ、ベルトの耐久性の低下を抑制することができる。
ところで、上記のようなクラッチ内蔵型プーリ装置においては、一方向ローラクラッチがロック解除状態からロック状態に切換わる時、ローラが外輪と内輪の対向面に急激に噛み込むため、プーリの回転速度変動を効果的に吸収することができず、ベルト張力の低減効果は充分と言えない。
そのような不都合を解消するため、特許文献2に記載された動力伝達装置においては、プーリとロータ軸の対向面間にプーリに対して回り止めされ、軸方向に移動可能な第1環状レースと、ロータ軸に対して回転自在に支持された第2環状レースとを組込み、その第1環状レースをコイルばねの押圧により第2環状レースに向けて付勢し、第2環状レースの背面側に上記コイルばねの押圧により第2環状レースとロータ軸とをクラッチ接続する摩擦クラッチを設け、上記プーリに回転速度変動が生じた際に、第1環状レースと第2環状レースの対向面に形成した円弧状斜面のカム作用により第1環状レースを第2環状レースから離反する方向に移動させ、その第1環状レースの軸方向への移動とコイルばねの圧縮とによって上記回転速度変動を吸収するようにしている。
特開2003−232433号公報 特開2006−38183号公報
ところで、特許文献2に記載された動力伝達装置においては、プーリとロータ軸とを相対的に回転自在に支持する転がり軸受により第2環状レースと摩擦クラッチとを軸方向に位置決めする構成であり、その転がり軸受によってコイルばねの押圧力を受けると共に、円弧状斜面のカム作用によって第1環状レースに負荷される軸方向力の反力を受けるようにしているため、転がり軸受の耐久性を低下させるという不都合がある。
この発明の課題は、プーリとプーリハブを相対的に回転自在に支持する軸受の耐久性の低下を抑制することができるようにした耐久性に優れたプーリユニットを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、プーリとその内側に組込まれたプーリハブを、その両部材の一方の端部間に組込まれた軸受によって相対的に回転自在に支持し、前記プーリハブの外径面に2つの突出部を軸方向に間隔をおいて設け、その2つの突出部間に、前記プーリに回り止めされ、一方の突出部によって軸方向外方への移動が阻止される固定カムディスクと、プーリハブに対して回転可能に、かつ、軸方向に移動可能に支持された可動カムディスクとを組込み、その固定カムディスクと可動カムディスクの対向面間に、両カムディスクの一方向への相対回転により可動カムディスクを固定カムディスクから離反する方向に移動させ、他方向への相対回転時に前記両カムディスクを回転方向に係合させるトルクカムを設け、前記可動カムディスクと他方の突出部間に、前記プーリハブに対して回り止めされ、可動カムディスクとの間で摩擦クラッチを形成する軸方向に移動可能な摩擦プレートと、前記可動カムディスクが固定カムディスクから離反する移動時に摩擦プレートで押されて弾性変形して摩擦クラッチを結合状態とする弾性部材を組込み、前記固定カムディスクと可動カムディスクの相互間に、その固定カムディスクと可動カムディスクとが一定角度以上に相対回転するのを阻止する回転角規制手段を設けた構成を採用したのである。
上記の構成からなるプーリユニットにおいて、プーリの回転停止状態では、可動カムディスクと摩擦プレートで形成される摩擦クラッチは滑りが生じる結合解除状態にある。
上記の状態からプーリに正回転方向の回転トルクが入力されると、固定カムディスクと可動カムディスクが一方向に相対回転する。その相対回転によりトルクカムが作用し、可動カムディスクが固定カムディスクから離反する方向に移動する。また、摩擦プレートも可動カムディスクと共に移動して弾性部材を弾性変形させる。その弾性部材の弾性変形によって摩擦プレートは可動カムディスクに強く押し付けられることになり、その摩擦プレートと可動カムディスクとで形成される摩擦クラッチが結合状態となる。
このため、プーリの回転は、固定カムディスクからトルクカムを介して可動カムディスクに伝達されると共に、その可動カムディスクから摩擦プレートを介してプーリハブに伝達されて、プーリハブがプーリと同方向に回転する。
プーリからプーリハブへの回転伝達状態において、プーリに回転変動が生じると、固定カムディスクと可動カムディスクが相対回転し、トルクカムが作用して可動カムディスクが軸方向に移動し、摩擦プレートからの押圧により弾性部材が弾性変形する。その弾性部材の弾性変形によってプーリの回転変動が吸収され、プーリハブにその回転変動が伝達されるのが防止されると共に、摩擦クラッチは結合状態に維持される。
また、プーリが停止すると、慣性力によるプーリハブの回転によりトルクカムは可動カムディスクの押圧を解除する状態に戻り、弾性部材は伸張して押圧力が弱くなり、可動カムディスクと摩擦プレートとで形成される摩擦クラッチは結合解除状態となって、その可動カムディスクと摩擦プレートの接触部で滑りが生じ、プーリハブは慣性力によって回転を継続する。
このように、プーリに回転変動が生じると、弾性部材が弾性変形してプーリの回転変動を吸収し、また、プーリが停止すると、可動カムディスクと摩擦プレートの接触部で滑りが生じてプーリハブは慣性力によって回転を継続するため、ベルトの張力が急激に増大するというようなことはなく、また、プーリとベルトの相互間でスリップが生じるという不都合の発生はない。
ここで、プーリに過大なトルクが入力されると、上記と同様に、固定カムディスクと可動カムディスクが一方向に相対回転して、トルクカムの作用により、可動カムディスクが固定カムディスクから離反する方向に移動して摩擦クラッチが結合状態とされる。その結合状態において、さらに大きなトルクがプーリとプーリハブ間に作用すると、回転角規制手段が作用して、固定カムディスクと可動カムディスクとが相対回転するのを阻止する。
このため、トルクカムに乗り上げが生じるという不都合の発生はなく、プーリユニットを常に正常に作動させることができ、また、弾性部材が過剰に弾性変形して耐久性が低下するのを防止することができる。
ここで、プーリハブの外径面に可動カムディスクの軸方向の移動量をトルクカムによって移動される可動カムディスクの最大移動量の範囲内に規制するストッパを設けると、トルクカムの乗り上げを防止し、弾性部材の過大な撓みによる耐久性の低下を抑制することができるが、この場合、可動カムディスクがストッパに当接した後、さらに、大きなトルクがかかると、トルクカムのトルク伝達面の面圧が急激に高くなって、上記トルク伝達面に塑性変形を生じるおそれがある。
上記のように、固定カムディスクと可動カムディスクの相互間に、その固定カムディスクと可動カムディスクとが一定角度以上に相対回転するのを阻止する回転角規制手段を設けておくことによって、固定カムディスクと可動カムディスクとが相対的に一定角度回転すると、回転角規制手段が作動して両カムディスクが一体に回転するため、トルクカムのトルク伝達面の面圧が異常に上昇することがなく、トルク伝達面の塑性変形を防止することができる。
上記回転角規制手段として、固定カムディスクと可動カムディスクの対向面の一方に突出部を設け、その突出部を他方に設けられた円弧状の凹部内に挿入し、その凹部の周方向の一端面に対する突出部の当接によって固定カムディスクと可動カムディスクの相対的な回転角を規制するようにしたものを採用することができる。
この発明に係るプーリユニットにおいて、トルクカムは、周方向に下り勾配を持って傾斜する傾斜カム面およびその傾斜カム面の低所端に連続して形成された係合面を溝底に有し、前記傾斜カム面の勾配が逆向きとなるよう固定カムディスクと可動カムディスクの対向面それぞれに形成された対向一対のカム溝と、その対向一対のカム溝間に組込まれたボールまたはローラとからなるものであってもよく、あるいは、周方向に下り勾配をもって傾斜する傾斜カム面およびその傾斜カム面の低所端に連続して形成された係合面を溝底に有するカム溝と、そのカム溝に適合するカム突起とからなるものであってもよい。
ここで、固定カムディスクと一方の突出部間に、プーリハブに対して回り止めされた第2の摩擦プレートを設けると、プーリからの伝達トルクを2枚の摩擦プレートのそれぞれからプーリハブに伝達することができるため、摩擦プレート1つ当たりの伝達動力の低減化を図ることができ、摩擦プレートの摩耗や焼付きの防止に効果を挙げることができる。
また、トルクカムの伝達トルクも小さくできるため、接触部の面圧を低減し、耐久性の低下を抑制することができる。さらに、可動カムディスクから弾性部材に負荷される荷重も低減するため、弾性部材の耐久性の低下も抑制することができる。
さらに、摩擦クラッチを形成する可動カムディスクと摩擦プレートの対向面における少なくとも一方、および、固定カムディスクと第2の摩擦プレートの対向面における少なくとも一方に摩擦材を接着しておくと、各接触部での摩擦係数を高めることができるため、伝達トルクの容量を増加させることができる。また、逆に、摩擦プレートに負荷する押圧力の低減を図り、摩擦プレートの耐久性の低下を抑制することができる。このとき、摩擦材の代わりに摩擦プレートを多板にして伝達トルクの容量を増加させても良い。また、摩擦プレート同士が当接する表面に油潤滑剤を排出するための溝を設けても良い。溝を設けることで、過剰な潤滑剤が摩擦面に付着するのを防ぎ、摩擦クラッチのすべりを抑制できる。
また、固定カムディスクの内径面とプーリハブの外径面間にラジアル軸受を組込み、あるいは、一方の突出部と固定カムディスクの対向面間に軸受保持部材を設け、その軸受保持部材の外径面とプーリの内径面間にラジアル軸受を組込むと、そのラジアル軸受とプーリの一端部に設けられた軸受のそれぞれによってプーリに負荷されるラジアル荷重を受けることができるため、荷重支持の安定化を図ることができる。
上記のように、この発明においては、プーリハブの外径面に形成された2つの突出部によって可動カムディスクに摩擦プレートを押し付ける弾性部材の押圧力やトルクカムの作用によって可動カムディスクに負荷される軸方向力を受けるようにしたので、プーリとプーリハブとを相対的に回転自在に支持する軸受に上記押圧力や軸方向力が負荷されるようなことがなく、軸受の耐久性の低下を抑制することができる。
また、固定カムディスクと可動カムディスクの相互間に、その固定カムディスクと可動カムディスクとが一定角度以上に相対回転するのを阻止する回転角規制手段を設けたことによって、プーリに対する過大トルクの入力時、固定カムディスクと可動カムディスクは一定角度相対回転した後、一体に回転するため、トルクカムに乗り上げが生じるのを防止することができると共に、トルクカムのトルク伝達面に塑性変形が生じるのを防止することができる。
この発明に係るプーリユニットの実施の形態を示す縦断正面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1のIII−III線に沿った断面図 図1の一部分を拡大して示す断面図 図4に示すトルクカムの作動状態を示す断面図 (a)は、図1に示すトルクカムの断面図、(b)は、トルクカムの作動状態を示す断面図 (c)は、回転角規制手段の他の例を示す断面図、(d)は、(c)に示す固定カムディスクの右側面図、(e)は、(c)に示す可動カムディスクの左側面図 (f)は、回転角規制手段のさらに他の例を示す断面図、(g)は、(f)に示す固定カムディスクの右側面図、(h)は、(f)に示す可動カムディスクの左側面図 (i)は、回転角規制手段のさらに他の例を示す断面図、(j)は、(i)に示す固定カムディスクの右側面図、(k)は、(i)に示す可動カムディスクの左側面図 回転角規制手段のさらに他の例を示し、(l)は、固定カムディスクの右側面図、(m)は、可動カムディスクの左側面図、(n)は、固定カムディスクと可動カムディスクを対向させた状態での断面図 (o)は、トルクカムの他の例を示す断面図、(p)は、トルクカムの作動状態を示す断面図 この発明に係るプーリユニットの他の実施の形態を示す縦断正面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1に示すように、プーリ1は複列のV溝2を外周面に有し、その内側にはプーリハブ3が組込まれている。プーリ1とプーリハブ3は、その対向する一端部間に組込まれた片シール付きの軸受4によって相対的に回転自在に支持されている。
プーリ1の他端部内周にはシール部材5の外周部が圧入され、そのシール部材5の内周部に形成されたリップ6がプーリハブ3の他端部外周に弾性接触し、そのシール部材5によってプーリ1の他端部開口が閉塞され、内部に異物が侵入するのが防止されている。
プーリハブ3の外径面の一端部には軸受4を軸方向に位置決めする突出部としてのフランジ7が設けられている。また、プーリハブ3の他端部外周には突出部としての止め輪8が取り付けられている。
図4に示すように、フランジ7と止め輪8間には、固定カムディスク9と可動カムディスク10が組込まれ、その固定カムディスク9と止め輪8間にワッシャ11が組込まれている。
固定カムディスク9は、スプライン12の嵌合によってプーリ1に回り止めされて、そのプーリ1と一体に回転するようになっている。固定カムディスク9および可動カムディスク10とプーリハブ3の嵌合面間には針状ころ軸受からなるラジアル軸受13が組込まれ、そのラジアル軸受13は、前記軸受4とでプーリ1に負荷されるラジアル荷重を支持するようになっている。
可動カムディスク10は、上記ラジアル軸受13によって回転自在に、かつ、軸方向に移動自在に支持され、その可動カムディスク10と固定カムディスク9の対向面間にトルクカム14が設けられている。
図2、図3および図6に示すように、トルクカム14は、固定カムディスク9と可動カムディスク10の対向面それぞれに形成された対向一対のカム溝15、16と、そのカム溝15、16間に組込まれたボール17とからなる。
対向一対のカム溝15,16は、周方向に下り勾配をもって傾斜する傾斜カム面15a、16aと、その傾斜カム面15a、16aの低所端に連続する円弧状の係合面15b、16bを溝底に有し、上記傾斜カム面15a、16aの勾配が逆向きとなるようにして固定カムディスク9と可動カムディスク10の対向面それぞれに形成されている。
トルクカム14は、固定カムディスク9と可動カムディスク10の一方向への相対回転時に、傾斜カム面15a、16aに沿ってのボール17の転がり移動により可動カムディスク10を固定カムディスク9から離反する方向に移動させるようになっている。また、固定カムディスク9と可動カムディスク10の他方向への相対回転時に、ボール17を係合面15b、16bに係合させて、固定カムディスク9と可動カムディスク10を回転方向に係合させるようになっている。
図2乃至図4に示すように、固定カムディスク9と可動カムディスク10の相互間には、その固定カムディスク9と可動カムディスク10とが一定角度以上に相対回転するのを阻止する回転角規制手段20が設けられている。
回転角規制手段20は、固定カムディスク9の可動カムディスク10と対向する面の外周部に突出部としての突片21を設け、その突片21を可動カムディスク10の外径面に形成された凹部としての凹段部21に挿入し、その凹段部21の周方向の一端面に対する突片21の当接により、固定カムディスク9と可動カムディスク10とが一定角度以上に相対回転するのを阻止するようにしている。
図4に示すように、可動カムディスク10とフランジ7間には、上記可動カムディスク10との間で摩擦クラッチを形成する摩擦プレート30が組込まれている。摩擦プレート30は、プーリハブ3との嵌合面間に形成されたスプライン31の嵌合によりプーリハブ3に回り止めされて、プーリハブ3と一体に回転するようになっている。
摩擦プレート30には、可動カムディスク10と対向する面に非金属材料を主体とする摩擦材32が接着による手段によって固着されている。なお、摩擦材32は可動カムディスク10にのみ設けるようにしてもよく、摩擦プレート30と可動カムディスク10の両方に設けるようにしてもよい。このとき、摩擦材の代わりに、摩擦プレートを多板にして伝達トルクの容量を増加させてもよい。また、摩擦プレートの表面に油潤滑剤を排出するための溝を設けても良い。溝を設けることで、過剰な潤滑剤が摩擦面に付着するのを防ぎ、摩擦クラッチのすべりを抑制できる。
摩擦プレート30とフランジ7間には弾性部材40が組込まれている。弾性部材40として、ここでは皿ばねが採用されている。弾性部材40は、可動カムディスク10が固定カムディスク9から離反する軸方向への移動時に摩擦プレート30により押圧されて弾性変形し、その弾性変形により摩擦プレート30が可動カムディスク10に押し付けられ、摩擦クラッチが結合状態に切り換えられる。
実施の形態で示すプーリユニットは上記の構造からなり、エンジン補機としてのオルタネータの駆動に際しては、そのオルタネータの回転軸にプーリハブ3を嵌合して回り止めし、そのプーリユニットのプーリ1とエンジンのクランクシャフトに取付けられたプーリ間にベルトを掛け渡して、クランクシャフトの回転がプーリ1に伝達されるようにする。
上記のような使用状態において、プーリ1の回転停止状態では、図6(a)に示すように、ボール17はカム溝15、16の係合面15b、16bに係合しており、可動カムディスク10と摩擦プレート30で形成される摩擦クラッチは結合解除状態にある。
上記の状態からプーリ1に正回転方向(順方向)の回転トルクが入力されると、固定カムディスク9と可動カムディスク10が、図6(a)の矢印で示す方向に相対回転する。その両カムディスク9、10の一方向への相対回転により、図6(b)に示すように、ボール17はカム溝15、16の傾斜カム面15a、16aに沿って転がり移動し、可動カムディスク10に軸方向の押圧力が負荷されて、可動カムディスク10が固定カムディスク9から離反する方向に移動する。
図5は、可動カムディスク10の移動状態を示し、上記可動カムディスク10の移動によって弾性部材40が弾性変形し、可動カムディスク10と摩擦プレート30の接触圧が高くなり、摩擦クラッチは結合状態となる。
このため、プーリ1の回転は、固定カムディスク9からトルクカム14を介して可動カムディスク10に伝達されると共に、その可動カムディスク10から摩擦プレート30を介してプーリハブ3に伝達され、プーリハブ3がプーリ1と同方向に回転する。
プーリハブ3への回転トルクの伝達状態において、クランクシャフトの角速度の変化によりプーリ1に回転変動が生じると、固定カムディスク9と可動カムディスク10が相対回転する。
このとき、クランクシャフトの角速度の変化によるプーリ1の回転変動は比較的小さいため、ボール17は傾斜カム面15a、16aに沿って転がり移動する。その転がり移動によって可動カムディスク10が軸方向に移動し、その可動カムディスク10と共に移動する摩擦プレート30からの押圧により弾性部材40が弾性変形する。その弾性部材40の弾性変形によってプーリの回転変動が吸収され、プーリハブ3にその回転変動が伝達されるのが防止される。また、摩擦クラッチは結合状態に維持される。
エンジンを急減速し、あるいは、停止すると、オルタネータの回転軸は慣性力が大きいため、プーリハブ3は回転を続けようとする。慣性力によるプーリハブ3の回転により、可動カムディスク10は固定カムディスク9に対して図6(b)の矢印で示す方向に相対回転し、ボール17は、図6(a)に示すように
係合面15b、16bに係合する。また、可動カムディスク10は固定カムディスク9に向けて移動し、その可動カムディスク10の移動によって弾性部材40は伸張して押圧力が弱くなり、可動カムディスク10と摩擦プレート30とで形成される摩擦クラッチは結合解除状態となって、その可動カムディスク10と摩擦プレート30の接触部で滑りが生じ、プーハブ3は慣性力によって回転を継続する。
このように、プーリ1に回転変動が生じると、弾性部材40が弾性変形してプーリ1の回転変動を吸収し、また、プーリ1が急減速し、あるいは、停止すると、可動カムディスク10と摩擦プレート30の接触部で滑りが生じてプーリハブ3は慣性力によって回転を継続する。このため、ベルトの張力が急激に増大するというようなことはなく、また、プーリ1とベルトの相互間でスリップが生じるという不都合の発生はない。
また、弾性部材40の押圧力やトルクカム14の作動によって発生する軸方向力はフランジ7と止め輪8で受けられて、軸受4に負荷されることがなく、また、トルクカム14の作動によって軸方向に移動する可動カムディスク10はラジアル軸受13上を滑り移動するため、そのラジアル軸受13にも大きな軸方向力が負荷されることもない。このため、軸受4やラジアル軸受13が破損するようなことは極めて少なく、耐久性に優れたプーリユニットを得ることができる。
ここで、プーリ1に過大なトルクが入力されると、上記と同様に、固定カムディスク9と可動カムディスク10が一方向に相対回転して、トルクカム14の作用により、可動カムディスク10が固定カムディスク9から離反する方向に移動して摩擦クラッチが結合状態とされる。その結合状態において、さらに大きなトルクがプーリ1とプーリハブ3間に作用すると、突片21が凹段部22の周方向の一端面に当接する。その当接によって固定カムディスク9と可動カムディスク10とが相対回転するが防止され、固定カムディスク9と可動カムディスク10が一体に回転する。
このため、ボール17がカム溝15、16から抜け出して固定カムディスク9と可動カムディスク10の対向面上に乗り上げ、脱落するのが防止される。このため、プーリユニットを常に正常に作動させることができ、また、弾性部材40が過剰に弾性変形して耐久性が低下するのを防止することができる。
ここで、プーリハブ3の外径面に可動カムディスク10の軸方向の移動量をトルクカム14によって移動される可動カムディスク10の最大移動量の範囲内に規制するストッパを設けておくと、ボール17の乗り上げを防止し、弾性部材40の過大な撓みによる耐久性の低下を抑制することができる。しかし、この場合、可動カムディスク10がストッパに当接した後、さらに、大きなトルクがかかると、ボール17とカム溝15、16の接触部の面圧が急激に高くなって、その接触部に塑性変形を生じることにある。
上記のように、固定カムディスク9と可動カムディスク10の相互間に、その固定カムディスク9と可動カムディスク10とが一定角度以上に相対回転するのを阻止する回転角規制手段20を設けておくことによって、固定カムディスク9と可動カムディスク10が相対的に一定角度回転すると、回転角規制手段20が作動して、両カムディスク9、10が一体に回転するため、ボール17とカム溝15、16の接触部の塑性変形を防止することができる。
図4では、回転角規制手段20として、固定カムディスク9の可動カムディスク10と対向する面の外周部に設けられた突片21と、可動カムディスク10の外径面に形成された凹段部21とからなるものを示したが、回転角規制手段20はこれに限定されるものではない。
図7乃至図11は、回転角規制手段20の他の例を示す。図7(c)乃至(e)に示す回転角規制手段20においては、固定カムディスク9の可動カムディスク10に対向する面の内周部に突片23を設け、その突片23を可動カムディスク10の内径面に形成された凹段部24に挿入し、その凹段部24の周方向の一端面に対する突片23の当接によって固定カムディスク9と可動カムディスク10とが一定角度以上に相対回転するのを防止するようにしている。
図8(f)乃至(h)に示す回転角規制手段20においては、可動カムディスク10の固定カムディスク9に対向する面の外周部に突片25を設け、その突片25を固定カムディスク9の外径面に形成された凹段部26に挿入し、その凹段部26の周方向の一端面に対する突片25の当接によって固定カムディスク9と可動カムディスク10とが一定角度以上に相対回転するのを防止するようにしている。
なお、図では省略したが、上記突片25を可動カムディスク10の固定カムディスク9に対向する面の内周部に設け、凹段部26を固定カムディスク9の内径面に形成してもよい。
図9(i)乃至(k)に示す回転角規制手段20においては、固定カムディスク9の可動カムディスク10に対向する面に突出部としてのピン27を突設し、一方、可動カムディスク10の固定カムディスク9に対向する面に、その可動カムディスク10の軸心を中心とする円弧状の溝28を形成し、その溝28にピン27を挿入し、溝28の周方向一端に対するピン27の当接により、固定カムディスク9と可動カムディスク10とが一定角度以上に相対回転するのを防止するようにしている。
なお、ピン27を可動カムディスク10に設け、溝28を固定カムディスク9に形成するようにしてもよい。
図10(l)乃至(n)に示す回転角規制手段20においては、固定カムディスク9の可動カムディスク10に対向する面に、その固定カムディスク9の軸心上に中心を有する凹部としての円弧状のボール溝29aを形成し、可動カムディスク10の固定カムディスク9に対向する面に半球状の窪み29bを設け、その窪み29bと上記ボール溝29aの対向部間に突出部としてのボール29cを組み込んで、上記窪み29bによりボール29cを保持し、上記ボール溝29aの周方向の一端に対するボール29cの当接により、固定カムディスク9と可動カムディスク10とが一定角度以上に相対回転するのを防止するようにしている。
なお、可動カムディスク10にボール溝を形成し、固定カムディスク9に窪みを設けるようにしてもよい。
図6では、トルクカム14として、カム溝15、16とボール17から成るものを示したが、ボール17の代わりにローラからなるものであってもよい。また、図11(o)に示すように、固定カムディスク9に、周方向に下り勾配をもって傾斜する傾斜カム面18aと、その傾斜カム面18aの低所端に連続して形成されて軸方向に向く係合面18bを溝底に有するカム溝18を形成し、可動カムディスク10に、そのカム溝18に適合するカム突起19を設けた構成からなるものであってもよい。この場合、固定カムディスク9にカム突起を設け、可動カムディスク10にカム溝を形成するようにしてもよい。図11(p)はトルクカム14の作動状態を示している。
図12は、この発明に係るプーリユニットの他の実施の形態を示す。この実施の形態においては、止め輪8と固定カムディスク9との間に軸受保持部材50と第2の摩擦プレート51を組込み、上記軸受保持部材50の外径面とプーリ1の内径面間にラジアル軸受52を組込んでいる点でのみ図1に示すプーリユニットと相違している。このため、図1に示すプーリユニットと同一の部品には同一の符号を付して説明を省略する。
ここで、軸受保持部材50はプーリハブ3に対して回転自在に支持され、一方、第2の摩擦プレート51は、プーリハブ3との嵌合面間に形成されたスプライン53の嵌合によってプーリハブ3に回り止めされている。また、固定カムディスク9の第2の摩擦プレート51に対する対向面に非金属材料を主体とする摩擦材54を接着して、対向面での摩擦係数を高めている。なお、摩擦材の代わりに摩擦プレートを多板にして伝達トルクの容量を増加させても良い。また、摩擦プレートの表面に油潤滑剤を排出するための溝を設けても良い。溝を設けることで、過剰な潤滑剤が摩擦面に付着するのを防ぎ、摩擦クラッチのすべりを抑制できる。
図12に示すように、第2の摩擦プレート51を設けることにより、プーリ1からの伝達トルクを2枚の摩擦プレート30、51のそれぞれからプーリハブ3に伝達することができるため、摩擦プレート1つ当たりの伝達動力の低減化を図ることができ、摩擦プレート30、51の摩耗や焼付きの防止に効果を挙げることができる。
また、トルクカム14の伝達トルクも小さくできるため、可動カムディスク10と摩擦プレート30の接触部の面圧を低減し、耐久性の低下を抑制することができる。さらに、可動カムディスク10から弾性部材40に負荷される荷重も低減するため、弾性部材40の耐久性の低下も抑制することができる。
1 プーリ
3 プーリハブ
4 軸受
7 フランジ(突出部)
8 止め輪(突出部)
9 固定カムディスク
10 可動カムディスク
13 ラジアル軸受
14 トルクカム
15 カム溝
15a 傾斜カム面
15b 係合面
16 カム溝
16a 傾斜カム面
16b 係合面
17 ボール
18 カム溝
18a 傾斜カム面
18b 係合面
19 カム突起
20 回転角規制手段
21 突片(突出部)
22 凹段部(凹部)
23 突片(突出部)
24 凹段部(凹部)
25 突片(突出部)
26 凹段部(凹部)
27 ピン(突出部)
28 溝(凹部)
29a ボール溝(凹部)
29b 窪み
29c ボール(突出部)
30 摩擦プレート
32 摩擦材
40 弾性部材
50 軸受保持部材
51 第2の摩擦プレート
52 ラジアル軸受

Claims (13)

  1. プーリとその内側に組込まれたプーリハブを、その両部材の一方の端部間に組込まれた軸受によって相対的に回転自在に支持し、前記プーリハブの外径面に2つの突出部を軸方向に間隔をおいて設け、その2つの突出部間に、前記プーリに回り止めされ、一方の突出部によって軸方向外方への移動が阻止される固定カムディスクと、プーリハブに対して回転可能に、かつ、軸方向に移動可能に支持された可動カムディスクとを組込み、その固定カムディスクと可動カムディスクの対向面間に、両カムディスクの一方向への相対回転により可動カムディスクを固定カムディスクから離反する方向に移動させ、他方向への相対回転時に前記両カムディスクを回転方向に係合させるトルクカムを設け、前記可動カムディスクと他方の突出部間に、前記プーリハブに対して回り止めされ、可動カムディスクとの間で摩擦クラッチを形成する軸方向に移動可能な摩擦プレートと、前記可動カムディスクが固定カムディスクから離反する移動時に摩擦プレートで押されて弾性変形して摩擦クラッチを結合状態とする弾性部材を組込み、前記固定カムディスクと可動カムディスクの相互間に、その固定カムディスクと可動カムディスクとが一定角度以上に相対回転するのを阻止する回転角規制手段を設けたプーリユニット。
  2. 前記回転角規制手段が、固定カムディスクと可動カムディスクの対向面の一方に設けられた突出部と、他方に設けられて前記突出部が挿入され、ディスクの軸心に中心を有する円弧状の凹部からなる請求項1に記載のプーリユニット。
  3. 前記突出部が、対向面の一方に一体に形成された突片からなり、前記凹部が、一方のディスクの外径面または内径面に設けられて前記対向面の他方で開口する凹段部からなる請求項2に記載のプーリユニット。
  4. 前記突出部がピンからなり、前記凹部が、円弧状の溝からなる請求項2に記載のプーリユニット。
  5. 前記突出部が、対向面の一方に形成された半球状窪みに嵌合保持されたボールからなり、前記凹部が、断面円弧状のボール溝からなる請求項2に記載のプーリユニット。
  6. 前記トルクカムが、周方向に下り勾配を持って傾斜する傾斜カム面およびその傾斜カム面の低所端に連続して形成された係合面を溝底に有し、前記傾斜カム面の勾配が逆向きとなるよう固定カムディスクと可動カムディスクの対向面それぞれに形成された対向一対のカム溝と、その対向一対のカム溝間に組込まれたボールまたはローラとからなる請求項1乃至5のいずれかの項に記載のプーリユニット。
  7. 前記トルクカムが、周方向に下り勾配をもって傾斜する傾斜カム面およびその傾斜カム面の低所端に連続して形成された係合面を溝底に有するカム溝と、そのカム溝に適合するカム突起とからなる請求項1乃至5のいずれかの項に記載のプーリユニット。
  8. 前記固定カムディスクと一方の突出部間に第2の摩擦プレートを設け、その第2の摩擦プレートをプーリハブに回り止めした請求項1乃至7のいずれかの項に記載のプーリユニット。
  9. 前記摩擦クラッチを形成する可動カムディスクと摩擦プレートの対向面における少なくとも一方に摩擦材を接着した請求項1乃至8のいずれかの項に記載のプーリユニット。
  10. 前記摩擦クラッチを形成する可動カムディスクと摩擦プレートの対向面に摩擦材を使用せずに摩擦プレートを多板にすることで伝達トルクの容量を増加させた請求項1乃至8のいずれかの項に記載のプーリユニット。
  11. 前記摩擦プレートの表面に油潤滑剤を排出するための溝を設けたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかの項に記載のプーリユニット。
  12. 前記固定カムディスクの内径面とプーリハブの外径面間にラジアル軸受を組込んだ請求項1乃至11のいずれかの項に記載のプーリユニット。
  13. 前記一方の突出部と固定カムディスクの対向面間に軸受保持部材を設け、その軸受保持部材の外径面とプーリの内径面間にラジアル軸受を組込んだ請求項1乃至12のいずれかの項に記載のプーリユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012255534A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Nsk Ltd 一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置
JP2017150525A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 日本精工株式会社 プーリユニット
JP2020041575A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 ナブテスコ株式会社 クラッチ機構、アクチュエータユニットおよび筋力補助装置

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