JP2011079754A - セラミド産生促進剤及び保湿剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】セラミド産生促進剤及び保湿剤を提供する。
【解決手段】ウスバアカザ(Chenopodium hybridum)、トウセンダン(Melia toosendan)、タイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)、ノアザミ(Cirsium japonicum)、キササゲ(Catalpa ovata)、及びアフリカン・マリーゴールド(Tagetes erecta)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物を有効成分として含有するセラミド産生促進剤および保湿剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、セラミド産生促進剤及び保湿剤に関する。
スフィンゴ脂質の一つであるセラミドは、生体全体の中では微量な脂質であるが、皮膚の最も外側の層である角層中では、脂質の半分以上を占め、皮膚の保湿機構、バリア機構に重要な役割を果たしている。このセラミドは表皮細胞中において産生、分泌された後に角層中の細胞間においてラメラ構造を構築することにより機能する。しかし、乾燥肌、荒れ肌、アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症、乾癬等の皮膚疾患においては、セラミドの健全な代謝が妨げられ、角層中のセラミド量が減少し、皮膚の保湿能やバリア能の低下等を引き起こしていることが数多く報告されている。
減少したセラミドを外部から補給する方法が試みられているが、現在のところ必ずしもその効果は十分なものではない。
本発明は、高いセラミド産生促進効果を有するセラミド産生促進剤を提供することを課題とする。また、本発明は、セラミド産生を促進する作用に優れた保湿剤を提供することを課題とする。
本発明者等は上記課題に鑑み、鋭意検討を行った。その結果、ウスバアカザ(Chenopodium hybridum)、トウセンダン(Melia toosendan)、タイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)、ノアザミ(Cirsium japonicum)、キササゲ(Catalpa ovata)、及びアフリカン・マリーゴールド(Tagetes erecta)の植物抽出物が高いセラミド産生促進作用を有することを見出した。本発明はこの知見に基づいて完成させたものである。
本発明は、ウスバアカザ(Chenopodium hybridum)、トウセンダン(Melia toosendan)、タイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)、ノアザミ(Cirsium japonicum)、キササゲ(Catalpa ovata)、及びアフリカン・マリーゴールド(Tagetes erecta)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物を有効成分として含有するセラミド産生促進剤に関する。
また、本発明は、ウスバアカザ(Chenopodium hybridum)、トウセンダン(Melia toosendan)、タイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)、ノアザミ(Cirsium japonicum)、キササゲ(Catalpa ovata)、及びアフリカン・マリーゴールド(Tagetes erecta)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物を有効成分として含有する保湿剤に関する。
本発明によれば、セラミド産生促進剤を提供することができる。また、本発明によれば、セラミド産生促進作用に優れた保湿剤を提供することができる。
ウスバアカザ、トウセンダン、タイワンコマツナギ、ノアザミ、キササゲ、及びアフリカン・マリーゴールドの抽出物を用いた系でのセラミド産生量を示す図である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のセラミド産生促進剤及び保湿剤は、ウスバアカザ(Chenopodium hybridum)、トウセンダン(Melia toosendan)、タイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)、ノアザミ(Cirsium japonicum)、キササゲ(Catalpa ovata)、及びアフリカン・マリーゴールド(Tagetes erecta)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物を有効成分として含有する。後述の実施例で実証するように、これらの抽出物は高いセラミド産生促進効果を有する。
まず、本発明に用いられる植物について説明する。
本発明において、ウスバアカザ(学名:Chenopodium hybridum)は、アカザ科(Rubiaceae)アカザ属の植物である。従来から染料として用いられる他、薬効としては鎮静作用が知られている。
トウセンダン(学名:Melia toosendan)は、センダン科(Meliaceae)センダン属の植物である。薬効としては鎮静作用、鎮痛作用、駆虫作用が知られている。また、トウセンダンの果実を乾燥したものは、川楝子(センレンシ)と呼ばれる生薬として用いられている。
タイワンコマツナギ(学名:Indigofera tinctoria、別名:ナンバンアイ)は、マメ科(Polygonaceae)コマツナギ属の植物である。従来から染料や顔料として利用され、その葉中の色素を乾燥させたものは青黛(セイタイ)と呼ばれている。
ノアザミ(学名:Cirsium japonicum)は、キク科(Asteraceae)アザミ属の植物である。薬効としては利尿作用、神経痛の緩和作用等が知られている。その根を乾燥させたものは、大薊(タイケイ)と呼ばれる生薬として用いられている。
キササゲ(学名:Catalpa ovata)は、ノウゼンカヅラ科(Bignoniaceae)キササゲ属の植物である。薬効としては利尿作用が知られている。その果実を乾燥させたものは、梓実(シジツ)とも呼ばれ、生薬として用いられている。
アフリカン・マリーゴールド(学名:Tagetes erecta、別名:千寿菊)は、キク科(Asteraceae)タゲテス属の植物である。薬効としては眼病予防、眼精疲労の緩和作用が知られている。
本発明において用いる、ウスバアカザ、トウセンダン、タイワンコマツナギ、ノアザミ、キササゲ、及びアフリカン・マリーゴールドは、それら植物の全ての任意の部分が使用可能である。例えば、上記植物の全木、全草、又は任意の部位(根、根茎、幹、枝、茎、葉、樹皮、樹液、樹脂、花、果実、種子、果皮、莢、芽、花穂、心材等)、及びそれらの組み合わせのいずれか1つ又は複数を使用することができる。
本発明においては、上記植物の各部位の中でも、特に下記の部位から抽出物を得ることが好ましい。
ウスバアカザの抽出物を得るためには、ウスバアカザの全草を抽出することが好ましい。
トウセンダンの抽出物を得るためには、トウセンダンの果実を抽出することが好ましい。また、トウセンダンの果実を抽出する場合、生薬として使用される川楝子(センレンシ)を用いてもよい。
タイワンコマツナギの抽出物を得るためには、タイワンコマツナギの葉を抽出することが好ましく、タイワンコマツナギの葉から得られる色素を用いることも好ましい。
ノアザミの抽出物を得るためには、ノアザミの根を抽出することが好ましい。また、ノアザミの根を抽出する場合、生薬として使用される大薊(タイケイ)を用いてもよい。
キササゲの抽出物を得るためには、キササゲの果実を抽出することが好ましい。また、キササゲの果実を抽出する場合、生薬として使用される梓実(シジツ)を用いてもよい。
アフリカン・マリーゴールドの抽出物を得るためには、アフリカン・マリーゴールドの花を抽出することが好ましい。
本発明において用いる、ウスバアカザ、トウセンダン、タイワンコマツナギ、ノアザミ、キササゲ、及びアフリカン・マリーゴールドの抽出物の製造方法については特に限定はなく、上記植物を通常の方法で抽出することにより抽出物を得ることができる。具体的には、上記植物を乾燥させた乾燥物、その粉砕物等を圧搾抽出することにより得られる搾汁、水蒸気蒸留物、各種抽出溶剤による粗抽出物、粗抽出物を分配又はカラムクロマトなどの各種クロマトグラフィーなどで精製して得られた抽出物画分などを本発明における抽出物として用いることができる。
上記の植物は生のままで抽出に供することも可能であるが、より抽出効率を高めるために、乾燥、細断、粉砕などの工程を加えることも好ましい。また、本発明においては、上記の抽出物、水蒸気蒸留物、圧搾物等を、いずれかを単独で、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。なかでも、本発明の植物抽出物としては、上記植物を乾燥させた乾燥物又はその粉砕物から、抽出溶剤を用いて得られた抽出物を用いることがより好ましい。
抽出溶剤としては、極性溶剤、非極性溶剤のいずれをも使用することができ、これらを混合して用いることもできる。例えば、水;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;ピリジン類;超臨界二酸化炭素;油脂、ワックス、その他オイル等が挙げられる。あるいは、上記溶剤の2種以上を組み合わせた混合物を、抽出溶剤として用いることができる。このうち、水、アルコール類、水−アルコール混合液、プロピレングリコール、ブチレングリコールを用いるのが好ましく、エタノール水溶液を用いるのがより好ましい。
本発明で用いられる抽出物を得るための抽出条件については、使用する溶剤によって異なり特に制限はないが、例えば水、アルコール類又は水−アルコール混合液、プロピレングリコール、ブチレングリコールにより抽出する場合、好ましくは植物1質量部に対して1〜50容量部の溶剤を用い、好ましくは3〜100℃、より好ましくは20〜80℃の温度で、好ましくは1時間〜数週間、より好ましくは1日〜30日間浸漬又は加熱還流するのが好ましい。また、抽出効率を上げる為、併せて攪拌を行ったり、溶媒中でホモジナイズ処理を行ってもよい。
上記溶媒で抽出して得られた抽出物はそのまま使用してもよいが、さらに適当な分離手段、例えばゲル濾過、クロマトグラフィー、精密蒸留等により活性の高い画分を分画して用いることもできる。本発明において、植物の抽出物とは、このようにして得られた各種抽出物、その希釈液、その濃縮液、その精製物又はそれらの乾燥末を包含するものである。
また、本発明のセラミド産生促進剤又は保湿剤においては、上記各植物の抽出物を単独で用いても良く、また2種以上混合して用いても良い。
ウスバアカザ、トウセンダン、タイワンコマツナギ、ノアザミ、キササゲ、及びアフリカン・マリーゴールドから得られた植物抽出物(以下、本発明の植物抽出物ともいう。)は、後述の実施例に示すように優れたセラミド産生促進作用を有し、これらの抽出物を含有させることでセラミド産生促進剤を得ることができる。また、前述のように、セラミドは皮膚の保湿機構やバリア機構にとって重要な働きをしており、セラミド産生を促進させることで生体の有するセラミド産生機構を健常に戻し、減少した角層中のセラミドを増加させ、高いバリア機能及び保湿機能を有する皮膚を取り戻しうるため、上記植物抽出物を含有させることで保湿剤を得ることができる。
また、近年、細胞内セラミドの産生を亢進することにより、アポトーシス、分化誘導、増殖抑制といった現象が誘導されることが報告され、細胞の増殖、分化、アポトーシス等を制御する細胞内シグナル分子として注目を集めている(例えば、Sphingolipid targets in cancer therapy,David E.Modrakら,Molecular Cancer Therapeutics,2006 5(2):pp.200-8参照)。このことから、セラミドの産生を促進する物質には、動物細胞の増殖抑制、分化誘導、アポトーシス誘導等により、炎症性疾患、悪性腫瘍等の細胞の増殖或いは分化異常に起因する疾患の予防・改善効果が期待できると考えられる。さらに、セラミドには、骨吸収抑制作用、骨強化作用、歯槽骨減少抑制作用があり、骨粗鬆症、骨折、腰痛、リウマチなどの骨関節疾患の予防及び改善に有用であること(例えば、特開2001−158736号公報参照)、歯周病の予防に効果があること(例えば、特開2001−158735号公報参照)、毛髪のハリ、コシの付与及び感触改善作用があること(例えば、特開平10−152421号公報)も報告されている。ゆえに、本発明の植物抽出物は、癌細胞の増殖又は活性化の抑制、毛髪のはり・こしの向上、骨関節疾患の予防及び改善等を目的とした医薬・化粧料等の用途としても有用である。
ウスバアカザ、トウセンダン、タイワンコマツナギ、ノアザミ、キササゲ、及びアフリカン・マリーゴールドから得られた植物抽出物がセラミド産生促進作用を有することは従来全く知られておらず、本発明者等により得られた新しい知見である。
本発明において、上記植物から得られた本発明の植物抽出物はそのままセラミド産生促進剤として用いてもよい。又は、その効果に影響を与えない範囲で、上記植物抽出物に各種添加剤等を加えてもよい。例えば酸化チタン、炭酸カルシウム、蒸留水、乳糖、デンプン等の適当な液体または固体の賦形剤または増量剤を加えてセラミド産生促進剤として用いてもよい。
組成物とする場合、セラミド産生促進剤中の前記植物抽出物の量は特に制限されないが、前記抽出物が固形分換算で0.00001〜20質量%含まれるのが好ましく、0.0001〜10質量%程度含まれるのが特に好ましい。
本発明において、上記の植物から得られた抽出物はそのまま保湿剤として用いてもよい。又は、上記植物抽出物を有効成分として含有させ、その効果に影響を与えない範囲で、通常用いられる添加剤、その他の薬効成分等を配合して保湿剤とすることもできる。例えば、既知のセラミド産生促進剤、擬似セラミド、天然セラミド、糖セラミド等を併せて添加してもよい。さらに、保湿剤以外の薬効成分として、皮膚老化防止剤、美白剤等を併せて添加してもよい。
前記セラミド産生促進剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、アセチルヒドロキシプロリン、グリチルリチン酸カリウム、L-カルニチン、アスコルビン酸、アスコルビルグルコシド、アスコルビルリン酸マグネシウム、dl-α-トコフェリル-dl-アスコルビルリン酸、dl-α-トコフェリルリン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸トコフェロール、L-乳酸、ビタミンC、アスパラガス抽出物、ブッチャーブルーム、ゲンクワニン、ローズマリー、ラベンダー、セージ、ナツメ、黒(赤)霊芝、トウキ、クジン、ヨクイニン、ベニセアンヌ抽出物、ライスパワーエキスなどが挙げられる。
また、擬似セラミドとしては、特に限定されるものではないが、例えば、市販のセラミドR(ユニリーバ製)、セラミドPC-104(太平洋化学製)、セラミドHO3(sederma製)、エルデュウPS-203(味の素製)などが挙げられる。
また、糖セラミドとしては、特に限定されるものではないが、グルコシルセラミド、ガラクトシルセラミド等が挙げられ、市販のものとしては、ニップンセラミド(日本製粉製)、オリザセラミド(オリザ油化製)、ニッサンセラミド、ネオリキッドセラミドN(日本油脂製)、セラミド(ユニチカ製)等が挙げられる。
組成物とする場合、保湿剤中における前記植物抽出物の量は特に限定されないが、前記抽出物が固形分換算で0.00001〜20質量%含まれるのが好ましく、0.0001〜10質量%含まれるのがより好ましい。
本発明の保湿剤は、その多くは人や動物に適用される。この保湿剤は、人や動物の皮膚、爪、粘膜、毛髪等に適用されうるすべての形態を含む。本発明の保湿剤の形態としては、例えば、軟膏、ローション、クリーム、美容液、化粧水、マッサージ剤、パック、ファンデーション、口紅、入浴剤、シャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアトニック、錠剤、カプセル、サニタリー用品等の吸収性物品、おしり拭き、ウェットティッシュ等のシート状製品等が挙げられる。その剤型も限定されず、液状、固形状、乳液状、ペースト状、ゲル状、パウダー状(粉末状)、顆粒状、ペレット状、スティック状等の各種剤型が挙げられる。
本発明のセラミド産生促進剤及び保湿剤は、化粧料や医薬品用途に適用することができる。
化粧料用途に用いる場合、例えば皮膚外用剤の形態とすることができる。皮膚外用剤の態様で用いる場合、上記植物抽出物に加えて、上述した各種添加剤やその他の薬効成分を適宜加えることができ、さらには取りうる剤型に応じて皮膚外用剤に通常用いられる各種成分を配合することができる。皮膚外用剤の剤型として、具体的には、クリーム、乳液、ローション、ゲル、軟膏、ペースト、パック、シート状製品等、外用適用可能な種々の剤型が挙げられ、これらの剤型とするにあたって、例えば、各種油剤、界面活性剤、ゲル化剤、防腐剤、酸化防止剤、溶剤、アルコール、水、キレート剤、増粘剤、紫外線吸収剤、乳化安定剤、pH調整剤、色素、香料等を配合することができる。
皮膚外用剤中の上記植物抽出物の含有量は、前述したセラミド産生促進剤及び保湿剤中における上記植物抽出物の量と同様である。
医薬品用途に用いる場合の投与形態としては、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤等による経口投与又は注射剤、外用剤、坐剤、経皮吸収剤等による非経口投与のいずれでもよい。当該医薬製剤を調製するには、本発明のセラミド産生促進剤を単独で、又は他の薬学的に許容される賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、嬌味剤、香料、被膜剤、担体、希釈剤等を適宜組み合わせて用いることができる。
該製剤中の前記植物の抽出物の含有量は、乾燥固形成分として0.00001〜20質量%が好ましく、特に0.0001〜10質量%含有することが好ましい。
本発明のセラミド産生促進剤を化粧料又は医薬品として使用する場合、成人1人当たりの1日の使用量は、前記植物の抽出物(乾燥固形分換算)が例えば0.001〜1000mgが好ましく、特に0.01〜100mgとなるのが好ましい。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(製造例1)ウスバアカザ抽出物の調製
ウスバアカザの全草(新和物産株式会社製)40gを細切し、50%エタノール400mLを加え、室温・静置条件下で23日間抽出を行った。その後、濾過して、ウスバアカザ抽出物291mLを得た。得られた抽出物について、下記の方法で蒸発残分を算出したところ、蒸発残分は1.73(w/v%)であった。
<蒸発残分の算出>
ウスバアカザ抽出物1000μlを105℃で6時間乾燥させたところ(乾燥機:DRY Thermo Unit DTU-1C(TAITEC CORPORATION社製)使用)、乾燥物17.3mgが得られた。この抽出物の蒸発残分を、17.3/1000×100=1.73(w/v%)と算出した。なお、下記の製造例においても、各抽出物の蒸発残分は同様にして算出されたものである。
(製造例2)トウセンダン抽出物の調製
トウセンダンの果実(新和物産株式会社製)40gを細切し、50%エタノール400mLを加え、室温、静置条件下で23日間抽出を行った。その後、濾過して、トウセンダン抽出物328mLを得た(蒸発残分1.68(w/v%))。
(製造例3)タイワンコマツナギ抽出物の調製
タイワンコマツナギの葉中の色素を乾燥させたもの(新和物産株式会社製)40gに、50%エタノール400mLを加え、室温、静置条件下で23日間抽出を行った。その後、濾過して、タイワンコマツナギ抽出物347mLを得た(蒸発残分0.72(w/v%))。
(製造例4)ノアザミ抽出物の調製
ノアザミの根(新和物産株式会社製)40gを細切し、50%エタノール400mLを加え、室温、静置条件下で23日間抽出を行った。その後、濾過して、ノアザミ抽出物272mLを得た(蒸発残分0.9(w/v%))。
(製造例5)キササゲ抽出物の調製
キササゲの果実(新和物産株式会社製)40gを細切し、50%エタノール400mLを加え、室温、静置条件下で23日間抽出を行った。その後、濾過して、キササゲ抽出物332mLを得た(蒸発残分1.39(w/v%))。
(製造例6)アフリカン・マリーゴールド抽出物の調製
アフリカン・マリーゴールドの花(新和物産株式会社製)40gを細切し、50%エタノール400mLを加え、室温、静置条件下で23日間抽出を行った。その後、濾過して、アフリカン・マリーゴールド抽出物262mLを得た(蒸発残分2.86(w/v%))。
(試験例)セラミド産生促進効果の検証
培養プレートを用い、培養液(商品名:EpiLife-KG2、KURABO社製)中にて、正常ヒト表皮角化細胞(商品名:NHEK(F)、KURABO社製)を37℃、5%CO2で培養した。
その後、培養液を上皮成長因子などの増殖因子を除いたEpiLife-KG2に換え、上記製造例で調製した抽出物を、濃度が固形分換算で1w/v%となるように調整したもの、又はコントロール溶液(50%エタノール)を、0.1%量添加した。
3日間培養した後、各々の細胞を1wellごと回収した。
回収した細胞からBligh and Dyer法により脂質を抽出した有機相をガラス管に移し、窒素乾固した後、クロロホルム、メタノールで再溶解し、脂質サンプルとした。
また、脂質を抽出した後の細胞に0.1N NaOH、1%SDS水溶液を加え、60℃で2時間加熱することにより、タンパク質を可溶化し、室温まで冷却した後2N HClを加えて中和し、タンパク量をBCA法により定量した。
調製した脂質サンプルを薄膜クロマトグラフィー(TLC)でクロロホルム:メタノール:酢酸=190:9:1で2回水平展開した。硫酸銅液をスプレーで噴霧し、ホットプレートで焼き付けセラミドを検出し、セラミド量とした。
結果を図1に示す。なお、図1に示すグラフの縦軸は、コントロール溶液添加群のセラミド量を1とした場合の相対値を示している。
図1から明らかなように、ウスバアカザ、トウセンダン、タイワンコマツナギ、ノアザミ、キササゲ、又はアフリカン・マリーゴールドの抽出物を添加した系においては、コントロールの系に比べてセラミド産出量が上昇していることが認められた。
したがって、これらの植物抽出物を有効成分として含有する本発明のセラミド産生促進剤は、セラミド産生を促進することができることがわかる。また、セラミドは皮膚の保湿、バリア機能維持に関係するため、図1の結果から、本発明の上記植物抽出物がセラミドの産生を促し、保湿作用を有することがわかる。
(処方例)
前記製造例で得られた抽出物を有効成分として、下記に示す組成の化粧水、0/W(オイルインウォーター)型乳液、W/O(ウォーターインオイル)型クリーム、ジェル状化粧料、液体入浴剤を常法により各々調製した。
1−1.化粧水の調製1
(組成) (配合:質量%)
ウスバアカザ抽出物 3.00
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−1540、三洋化成社製) 1.00
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 1.50
グリセリン 2.00
パラべン 0.10
精製水 残余
1−2.化粧水の調製2
(組成) (配合:質量%)
トウセンダン抽出物 3.00
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−1540、三洋化成社製) 1.00
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 1.50
グリセリン 2.00
パラべン 0.10
精製水 残余
2−1.0/W型乳液の調製1
(組成) (配合:質量%)
タイワンコマツナギ抽出物 3.00
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−2000、三洋化成社製) 1.00
プルラン(商品名:プルランPT−20、林原社製) 0.40
セチルアルコール 1.00
ワセリン 2.00
スクワラン 6.00
ジメチルポリシロキサン 2.00
グリセリン 2.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 1.00
ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.00
グリセロールモノステアリン酸エステル 1.00
植物のカルス由来の酸性へテロ多糖類(チュベロース多糖1重量%水溶液)2.00
パラべン 0.20
精製水 残余
2−2.0/W型乳液の調製2
(組成) (配合:質量%)
ノアザミ抽出物 3.00
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−2000、三洋化成社製) 1.00
プルラン(商品名:プルランPT−20、林原社製) 0.40
セチルアルコール 1.00
ワセリン 2.00
スクワラン 6.00
ジメチルポリシロキサン 2.00
グリセリン 2.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 1.00
ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル 1.00
グリセロールモノステアリン酸エステル 1.00
植物のカルス由来の酸性へテロ多糖類(チュベロース多糖1重量%水溶液)2.00
パラべン 0.20
精製水 残余
3−1.W/O型クリームの調製1
(組成) (配合:質量%)
キササゲ抽出物 3.00
アクリル酸アルキル共重合体(商品名:ヨドゾールGH810、カネボウNSC社製)
1.30
ポリビニルピロリドン(商品名:ルビスコールK−90、BASEジャパン社製)
0.70
ジメチルポリシロキサン 10.00
メチルフェニルポリシロキサン 3.00
オクタメチルシクロテトラシロキサン 12.00
ポリオキシアルキレン変性シリコーン 5.00
1,3-ブチレングリコール 6.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 1.20
パラべン 0.20
香料 微量
精製水 残余
3−2.W/O型クリームの調製2
(組成) (配合:質量%)
アフリカン・マリーゴールド抽出物 3.00
アクリル酸アルキル共重合体(商品名:ヨドゾールGH810、カネボウNSC社製)
1.30
ポリビニルピロリドン(商品名:ルビスコールK−90、BASEジャパン社製)
0.70
ジメチルポリシロキサン 10.00
メチルフェニルポリシロキサン 3.00
オクタメチルシクロテトラシロキサン 12.00
ポリオキシアルキレン変性シリコーン 5.00
1,3-ブチレングリコール 6.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 1.20
パラべン 0.20
香料 微量
精製水 残余
4−1.ジェル状化粧料の調製1
(組成) (配合:質量%)
ウスバアカゲ抽出物 1.00
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−2000、三洋化成社製) 0.50
キサンタンガム(商品名:ネオソフトXKK、興人社製) 0.20
グリセリン 3.00
エタノール 3.00
カルボキシビニルポリマー 0.50
水酸化カリウム 0.15
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.00
クエン酸 0.80
クエン酸三ナトリウム 0.80
ナイロンパウダー 1.00
パラべン 0.10
香料 微量
精製水 残余
4−2.ジェル状化粧料の調製2
(組成) (配合:質量%)
トウセンダン抽出物 1.00
ポリエチレングリコール(商品名:PEG−2000、三洋化成社製) 0.50
キサンタンガム(商品名:ネオソフトXKK、興人社製) 0.20
グリセリン 3.00
エタノール 3.00
カルボキシビニルポリマー 0.50
水酸化カリウム 0.15
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.00
クエン酸 0.80
クエン酸三ナトリウム 0.80
ナイロンパウダー 1.00
パラべン 0.10
香料 微量
精製水 残余
5−1.液体入浴剤の調製1
(組成) (配合:質量%)
タイワンコマツナギ抽出物 3.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 0.10
ミリスチン酸イソプロピル 15.00
ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル 10.00
ポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル 6.00
植物のカルス由来の酸性へテロ多糖類(チュベロース多糖1重量%水溶液)2.00
パラべン 0.30
香料 微量
流動パラフィン 残余
5−2.液体入浴剤の調製2
(組成) (配合:質量%)
ノアザミ抽出物 3.00
擬似セラミド(N−(3−ヘキサデシロキシ−2−ヒドロキシプロピル)−N−2−ヒドロキシエチルヘキサデカミナド) 0.10
ミリスチン酸イソプロピル 15.00
ポリオキシエチレン(12)オレイルエーテル 10.00
ポリオキシエチレン(6)オレイルエーテル 6.00
植物のカルス由来の酸性へテロ多糖類(チュベロース多糖1重量%水溶液)2.00
パラべン 0.30
香料 微量
流動パラフィン 残余

Claims (2)

  1. ウスバアカザ(Chenopodium hybridum)、トウセンダン(Melia toosendan)、タイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)、ノアザミ(Cirsium japonicum)、キササゲ(Catalpa ovata)、及びアフリカン・マリーゴールド(Tagetes erecta)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物を有効成分として含有するセラミド産生促進剤。
  2. ウスバアカザ(Chenopodium hybridum)、トウセンダン(Melia toosendan)、タイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)、ノアザミ(Cirsium japonicum)、キササゲ(Catalpa ovata)、及びアフリカン・マリーゴールド(Tagetes erecta)からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物の抽出物を有効成分として含有する保湿剤。
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