JP2011079448A - サンシェード装置 - Google Patents

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Hironari Takahashi
裕也 高橋
Makoto Kurita
誠 栗田
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Abstract

【課題】サンシェード装置を搬送中や車両に搭載にされた後に衝撃や振動が負荷されても、前部スライダ収容部内で前部スライダの動きを規制できるサンシェード装置を提供する。
【解決手段】前記ガイドレールと連通しかつ前記サンシェードパネルを重ねて収容する方向に延出するように設けられ、前記サンシェードパネルが開方向に移動するとき前記前部スライダおよび前記後部スライダを収容する前部スライダ収容部(30)と後部スライダ収容部(20)とを有している。そして、前記前部スライダ収容部には上方に開口(31)が設けられた前記各サンシェードパネルの前記前部スライダを重ねて収容する空間が形成されており、該開口には開口面積を狭める方向に突起(32)が形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両のルーフの内開口部に取り付けられ、分割された複数のサンシェードパネルを全開状態では互いに重ね合わせ、全閉状態では同一面上に展開させるようにした多板サンシェード装置に関するものである。
採光のためにサンルーフ装置を備えた車両では、直射日光がサンルーフ装置から直接車室内へ射し込むことを防ぐためにサンシェード装置を備えたものがある。サンシェード装置には、車両のルーフの内開口部を車両前後方向に開閉するように取り付けられているものがある。このサンシェード装置の構成には、複数の矩形のパネルを車両前後方向に移動させて開口部を開閉する多板サンシェード装置がある。
この多板サンシェード装置の構成は、車両のルーフの内開口部に車両前後方向に開閉自在に取り付けられ、閉状態において車両前後方向に並設される複数のサンシェードパネルと、各サンシェードパネルの側方に設けられる前部スライダおよび後部スライダと、前部スライダおよび後部スライダの直線移動をガイドするガイドレールと、最前方に位置するサンシェードパネルに連結する駆動源と、各サンシェードパネルが連動開閉するように、隣接するサンシェードパネル同士を係脱自在に連結する連結機構とを備えるものが知られている。ガイドレールの後部においてサンシェードパネルを重ねて収容するサンシェード装置が開示されている(特許文献1参照)。
また、サンシェードパネルを重ねて収容する構成としては、後方のサンシェードパネルを後上がりに回動させるとともに上昇させ、後方のサンシェードパネルの下に前方のサンシェードパネルを重ねて収容するサンシェード装置が知られている(特許文献2参照)。このサンシェード装置では、車室内側に開口を有するコの字状溝によって構成されるガイドレールと連通しかつサンシェードパネルを重ねて収容する方向に延出するように設けられ、サンシェードパネルが開方向に移動するとき前部スライダおよび後部スライダを収容する前部スライダ収容部と後部スライダ収容部とを有している。かかる構成によってガイドレールと車両のルーフとの間のスペースを、各サンシェードパネルの収容スペースに充てることができる。
特許第3115646号公報 特開2008−6983号公報
特許文献2において開示された技術は、省スペース化に好適な構成となっている。しかしながら、前部スライダ収容部は、前部スライダをガイドレール内に収挿するために上方が開口となった空間が形成されており、前部スライダを組み付け後にサンシェード装置を搬送する際、衝撃や振動によって前部スライダがこの空間を上下動するおそれがあり、前部スライダの動きを規制する必要があった。
本発明は、前記背景を鑑み、前部スライダをガイドレール内に収挿できるとともに、サンシェード装置を搬送中や車両に搭載にされた後に衝撃や振動が負荷された場合であっても、前部スライダ収容部内で前部スライダの動きを規制できるサンシェード装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両のルーフ(2)の内開口部(4)に車両前後方向に開閉自在に取り付けられ、閉状態において車両前後方向に並設される複数のサンシェードパネル(5A,5B,5C)と、前記各サンシェードパネルの側方に設けられた前部スライダ(6A,6B,6C)および後部スライダ(7A,7B,7C)と、前記前部スライダおよび前記後部スライダの移動をガイドするガイドレール(8)と、前記各サンシェードパネルが連動開閉するように、隣接する前記サンシェードパネルを係脱自在に連結する連結機構(10)とを備え、後方の前記サンシェードパネルと前方の前記サンシェードパネルとを重ねて収容するサンシェード装置の発明である。このサンシェード装置は、前記ガイドレールと連通しかつ前記サンシェードパネルを重ねて収容する方向に延出するように設けられ、前記サンシェードパネルが開方向に移動するとき前記前部スライダを収容する前部スライダ収容部(30)と前記後部スライダを収容する後部スライダ収容部(20)とを有している。そして、前記前部スライダ収容部には上方に開口(31)が設けられた前記各サンシェードパネルの前記前部スライダを重ねて収容する空間が形成されており、該開口には開口面積を狭める方向に突起(32)が形成されていることを特徴とする。
前記構成によれば、前部スライダ収容部の開口に開口面積を狭める方向に突起を設けたことによって、サンシェード装置を搬送中や車両に搭載にされた後に衝撃や振動が負荷されても、前部スライダ収容部内で前部スライダの動きを規制できる。また、この構成は規制片を突起としたことによって、この突起を回避するように、例えば前部スライダの幅の狭い部分から、前部スライダを前部スライダ収容部に収挿することができる。
前記構成において、前記サンシェードパネルは、駆動源(9)により駆動される駆動パネル(5A)とこの駆動パネルにより駆動される複数の従動パネル(5B,5C)とから構成されており、前記ガイドレール(8)は、前記従動パネルの前記前部スライダが移動する上段レール(8A)と、前記従動パネルの前記後部スライダが移動する下段レール(8B)とを有しており、前記前部スライダ収容部(30)は、前記上段レールと連通しており、前記後部スライダ収容部(20)は、前記下段レールに対して斜め後方上向きに延出した前記後部スライダを重ねて収容する空間が形成されており、前記下段レールに接合されることで連通するように構成することもできる。
前部スライダと後部スライダはともに各サンシェードパネルの側方に設けられて一体化されており、両者ともに通路状のスライダ収容部に収挿することは容易でない。そして、前記したように前部スライダは突起を回避して上段レールに収挿され、前部スライダを収挿後に後部スライダを後部スライダ収容部に収挿することは手間のかかる工程となっていた。そこで、前記構成によれば、後部スライダ収容部を下段レールと別体として、下段レールに接合することによって、前部スライダを収挿後に後部スライダをガイドレール内に収挿することを容易とすることができる。
前記構成において、前記後部スライダ収容部は、上方が蓋部によって閉塞されているように構成することが好適である。かかる構成は、後部スライダ収容部内で後部スライダの動きを規制することができる。
本発明の基本的な構成において、前記突起は前記前部スライダ収容部の前記開口の前側縁から後方へ向かって突出するように形成されていることが好適である。かかる構成によって、サンシェードパネルを後方から容易に収挿することができる。
本発明は、前部スライダをガイドレール内に収挿できるとともに、サンシェード装置を搬送中や車両に搭載にされた後に衝撃や振動が負荷されても、前部スライダ収容部内で前部スライダの動きを規制できるサンシェード装置を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかるサンシェード装置の概要を示す車両の屋根部分の平面図であり、一部透視図としている。 本発明の一実施形態にかかるサンシェード装置全体の部分分解斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるサンシェード装置を車体中心側から見た概略側面図である。 本発明の一実施形態にかかるサンシェード装置を車体中心側から見た概略側面図である。 本発明の一実施形態にかかるサンシェード装置の作動要領の説明図である。 本発明の一実施形態にかかるサンシェード装置の作動要領の説明図である。 上段レールの後端周りの拡大図である。 後部スライダ収容部周りの拡大図である。
以下、本発明をサンシェード装置に適用した好適な実施形態について説明する。なお、説明上、「上下」の文言は、サンシェード装置を車両に取り付けた状態を基準としている。図1、図2はそれぞれサンシェード装置1の平面図、部分分解斜視図である。以下の説明では、最初にサンシェード装置の構成を説明し、次にサンシェード装置の作動要領について説明し、続いて本実施形態にかかる前部スライダ収容部および後部スライダ収容部について説明する。
<サンシェード装置の全体構成について>
本実施形態のサンシェード装置1は、後方のサンシェードパネルを上方に位置させて、その下に前方のサンシェードパネルを重ねて収納するタイプであり、サンシェードパネルを3枚として構成した場合である。
図1を参照すると、車両のルーフ外板2には仮想線にて示す矩形状のガラスパネル3が取り付けられており、車室の天井内部には、ガラスパネル3からの採光および遮光を行うサンシェード装置1が内装されている。サンシェード装置1は、ルーフの内開口部4に車両前後方向が開閉自在となるように取り付けられ、閉状態において車両前後方向に並設される複数のサンシェードパネル5A〜5Cと、各サンシェードパネル5A〜5Cの側方に設けられる前部スライダ6A〜6Cおよび後部スライダ7A〜7Cと、前部スライダ6A〜6Cおよび後部スライダ7A〜7Cの前後移動をガイドするガイドレール8と、最前方に位置するサンシェードパネル5Aに連結する駆動源9と、各サンシェードパネル5A〜5Cが連動開閉するように、隣接するサンシェードパネル同士(5Aと5B同士および5Bと5C同士の関係を指す)を係脱自在に連結する連結機構10とを備えている。
図2も併せて参照すると、サンシェードパネル5A〜5Cの左右の縁部には、車両前後方向に延設される支持ブラケット11A〜11Cが取り付けられており、この支持ブラケット11A〜11Cにおける車幅方向外面側に、前記した前部スライダ6A〜6Cおよび後部スライダ7A〜7Cが突設形成されている。サンシェードパネル5A〜5Cは、前部スライダ6A〜6Cおよび後部スライダ7A〜7Cが左右のガイドレール8にガイドされて直線移動することにより、車両前後方向にスライド開閉する。
ガイドレール8を構成するガイドフレーム12について説明する。ガイドフレーム12は車両前後方向に延設される一定断面形状を呈した部材であり、例えばアルミニウム合金製の押出し形材からなる。このガイドフレーム12は、車幅方向内側に向けて開口するガイドレール8を構成するものであり、本実施形態では、ガイドレール8を上段レール8Aと下段レール8Bとの上下2段から構成している。上段レール8A、下段レール8Bは共に車幅方向内側に向けて開口した矩形断面空間を呈している。各後部スライダ7A〜7Cはいずれも下段レール8Bにガイドされ、前部スライダ6B、6Cは上段レール8Aにガイドされている。なお、前部スライダ6Aは下段レール8Bにガイドされている。
ガイドフレーム12において、下段レール8Bの下方にはプッシュプルケーブル16を挿通させるためのケーブル溝8Cが形成されている。プッシュプルケーブル16は図1に示した駆動源9(電動モータ等)によりプッシュプル作動し、その先端はサンシェードパネル5Aの支持ブラケット11Aに連結している。サンシェードパネル5Aに加わる駆動力は、連結機構10を介して残りのサンシェードパネル5B、5Cに伝達される。
連結機構10は、図2に示すように、カムピン18をカム溝19に係脱自在に挿嵌したカム機構としており、サンシェードパネル同士(5Aと5B同士、5Bと5C同士)を係脱自在とする機構としている。サンシェードパネル5Bとサンシェードパネル5Cとを連結するカム機構において、カムピン18は前方のサンシェードパネル5B側に形成され、後方のサンシェードパネル側、つまりサンシェードパネル5C側にカム溝19が形成されている。この構造は、サンシェードパネル5Aとサンシェードパネル5Bとの関係においても同様となる。
下段レール8Bの後端には、後ろ斜め上方に延設される後部スライダ収容部20が取り付けられている。収納時、後部スライダ収容部20には、サンシェードパネル5C、サンシェードパネル5Bの各後部スライダ7C、7Bが順に入り込むようになっている。後部スライダ7C、7Bがそれぞれ後部スライダ収容部20を上昇した際、それぞれ前部スライダ6C、6Bは、上段レール8Aの後端後方に形成された前部スライダ上昇用開放部30を通って上昇できるようになっており、これにより、サンシェードパネル5C、5Bが上方に移動可能となっている。なお、前記連結機構10による連結状態は、後部スライダ7C、7Bが後部スライダ収容部20の所定の位置まで上昇したときに解かれるように構成されている。
<サンシェード装置の作動要領について>
次に本発明装置の作動要領について図3〜図6を参照して説明する。サンシェードが全開状態となったとき各サンシェードパネル5A,5B,5Cは、図3,4に示すように、互いに上下に重なり合った状態で格納されている。この状態では、支持ブラケット11Aの前部スライダ6Aおよび後部スライダ7Aは、ともに下段レール8Bを摺合している。また支持ブラケット11B,11Cの前部スライダ6B,6Cは、ともに上段レール8Aの後端に一体結合された前部スライダ収容部30にスライド方向に対して規制された状態で格納されている。後部スライダ7B,7Cは、ともに下段レール8Bの後端に接合された後部スライダ収容部20にスライド方向に係合した状態で格納されている。
図3,4に示した全開位置からサンシェードを閉じる時は、支持ブラケット11Aの前端部に結合されたプッシュ/プルケーブルを前方へ駆動すると、前部スライダ6A,後部スライダ7Aを下段レール8Bに摺合させた支持ブラケット11Aが前進し、支持ブラケット11Aに支持されたサンシェードパネル5Aが前進する。
支持ブラケット11Aが前進を続け、その後端部に外向きに突設されたカムピン18が支持ブラケット11Bの前端部に設けられたカム溝19に係合すると(図5参照)、支持ブラケット11Aのカムピン18は下段レール8Bに沿って水平方向へ移動するが、支持ブラケット11Bのカム溝19には前上がりの傾斜が付けられており、この状態では、カム溝19と一体の前部スライダ6Bは、前部スライダ収容部30の垂直な前壁で前後方向移動が規制されているので、支持ブラケット11Aのカムピン18の前進に伴って支持ブラケット11Bの前端部が引き下げられる。従って、支持ブラケット11Bの前部スライダ6Bが前部スライダ収容部30内を下方へ移動する。
前部スライダ収容部30の下端は上段レール8Aと接続されているので、支持ブラケット11Bの前部スライダ6Bは、前部スライダ収容部30内を下方へ移動して上段レール8Aに達すると、カムピン18とカム溝19との係合状態のまま支持ブラケット11Aが前進を続けることにより、今度は上段レール8Aに沿って前進する。この支持ブラケット11Bの前進移動に連動して支持ブラケット11Bの後部スライダ7Bは、後部スライダ収容部20の前下がりの傾斜面を滑り降り、そのまま下段レール8B内に入り込み、支持ブラケット11Bおよびこれに支持されたサンシェードパネル5Bは、支持ブラケット11Aおよびパネル5Aと共に前進移動を継続する。
そのまま支持ブラケット11Aおよびサンシェードパネル5Aの前進を継続すると、支持ブラケット11Bの後端部に設けられたカムピン18が支持ブラケット11Bの前端部に設けられたカム溝19に入り込み、前記と同様の要領で、支持ブラケット11B,11Cとが一体となって、サンシェードパネル5Bを前進させる。そして、サンシェードパネル5Bが先行サンシェードパネルとなりサンシェードパネル5Cが後行サンシェードパネルとなって、サンシェードパネル5B,5Cが連結状態となって前進する。
これにより、3枚のサンシェードパネル5A,5B,5Cが車両前後方向に一列に並んだ状態となって前進し、全閉位置に到達すると、別途リミットスイッチの作用などでプッシュ/プルケーブルの駆動力が断たれ、3枚のサンシェードパネル5A,5B,5Cが連結した状態で全閉位置にて停止する。この状態では、3枚のサンシェードパネル5A,5B,5Cの下面は連続した同一面上に延在することとなる。
サンシェードを開く時は、上記とは逆にプッシュ/プルケーブルを後方へ駆動すると、支持ブラケット11Aの後端部のカムピン18が支持ブラケット11B前端部のカム溝19の車両後方側側面に衝当する。カム溝19の傾斜形状によりカム溝19からピン18が抜け出る向きの力も作用するが、上段レール8A,下段レール8Bにより前部スライダ6A,6B,6Cおよび後部スライダ7A,7B,7Cの移動方向が車両前後方向となるように規制されているため、カムピン18がカム溝19の車両後方側側面を車両後方側へ押すようになり、同様に支持ブラケット11Bの後端部のカムピン18が支持ブラケット11Cの前端部のカム溝19を押す。これにより、3枚のサンシェードパネル5A,5B,5Cが一列となって後退する。
支持ブラケット11Cの後部スライダ7Cが、下段レール8Bの後端部と連続した後部スライダ収容部20に達すると、その傾斜面を昇って傾斜面の最後端に概ね達する。それに伴って、支持ブラケット11Cの前部スライダ6Cが上段レール8Aの後端を形成する前部スライダ収容部30の後壁で後退を規制され、その規制状態で支持ブラケット11Cのカム溝19内を支持ブラケット11Bのピン18が移動することにより、支持ブラケット11Cの前部スライダ6Cが前部スライダ収容部30内を押し上げられる。これにより、支持ブラケット11Cおよびサンシェードパネル5Cが上昇する。そして支持ブラケット11Bの後端部のカムピン18が支持ブラケット11Cの前端部のカム溝19から離脱し、支持ブラケット11Bの後部スライダ7Bが下段レール8Bを後退する。このようにして、サンシェードパネル5Bがサンシェードパネル5Cの下面に重なり合う(図6の状態を経て図4の状態に戻る)。
更にサンシェードパネル5Aを後退させると、支持ブラケット11Aの後端部のカムピン18が支持ブラケット11Bの前端部のカム溝19内を移動するのに連動してサンシェードパネル5Bが押し上げられ、上記と同様の要領で、支持ブラケット11Bの後端の後部スライダ7Bが後部スライダ収容部20に格納され、かつ支持ブラケット11Bの前端の前部スライダ6Bが前部スライダ収容部30に格納されてサンシェードパネル5Bが上昇し、その下面に重なる位置までパネル5Aが後退して全開状態となる。
このようにして、全開時は、前部スライダ収容部30の縦壁にてサンシェードパネル5Bおよびサンシェードパネル5Cの各前部スライダ6B,6Cの前後移動が規制されているので、前後方向のガタが発生しない。またカム溝19,19に対するピン18,18の係合・離脱で前後のサンシェードパネル5A,5B,5Cの相互連結が達成・解除されるので、スライド方向に対して斜め方向の移動により上記係合・離脱が行われるため各パネル同士の係合・離脱時に打音を生ずることが無く、円滑で且つ静粛な開閉動作が実現される。特に、格納位置にある後側のサンシェードパネル5B,5Cに対して下向きの押圧力を作用させる付勢手段を設けると良く、それにより、格納位置で重なり合ったパネル同士の上下方向のがたつきを確実に防止することができる。
なお、上記実施形態においては、前部スライダ収容部30を上段レール8Aの後端に結合するものとしたが、支持ブラケット11B,Cの後退限度が後部スライダ収容部20で規定されるので、前部スライダ収容部30は必ずしも上段レール8Aの後端に結合しなければならないものではなく、前部スライダ収容部30の後方へ上段レール8Aが伸びていても良い。
前記した内容と多少重複するが、後部スライダ7Cが後部スライダ収容部20に沿って上昇する過程の様子を図7、図8を参照して詳しく説明する。図7は上段レール8Aの後端周りの拡大図であり、図8は後部スライダ収容部20周りの拡大図である。図7における前部スライダ6Cに関する符号P1の位置および図8における後部スライダ7Cに関する符号P1の位置は、共にサンシェードパネル5Cの後部スライダ7Cが下段レール8Bの後端に達した状態における前部スライダ6Cの位置、後部スライダ7Cの位置を示している。また、図7、図8の各符号P2の位置は、共にサンシェードパネル5Cが後上がりに回動するときの前部スライダ6Cの位置、後部スライダ7Cの位置を示している。P1の位置からP2の位置まで移動する過程においては、図7に示すように、前部スライダ6Cは上段レール8Aによって上下方向の移動拘束を受けているので、図8に示す後部スライダ7Cは、上下方向の移動拘束を受けてスライドする前部スライダ6Cを瞬間中心として反時計回りに若干回動しつつ下傾斜面20aと上傾斜面20bとの間を天井となる蓋部20Cまで上昇することとなる。
また、前部スライダ6C自身も反時計回りに回動しつつスライドすることになるので、前部スライダ6Cの形状は、図7に示すように上段レール8A内において回動可能となるように、車両前後方向における中央部を最大高さとして、中央部から前方向および後方向に向けて上面部が下方に傾斜し、下面部が上方に傾斜した形状となっている。
さて、図8における後部スライダ7CのP2の位置は、図7における前部スライダ6Cがストッパ壁23に当接した位置であり、これ以上、後部スライダ7Cが上昇できない位置である。このとき、図7に示すように、P2の位置にある前部スライダ6Cの上部には、前部スライダ収容部30が形成されている。したがって、カムピン18からの押圧力を受けてカム溝19が上方に移動し、上方向への移動拘束が解かれた前部スライダ6Cは、後部スライダ7Cを回動中心として時計回りに回動し、前部スライダ収容部30を通して上昇する。なお、ストッパ壁23によるストッパ機能は後部スライダ収容部20側に設けることも可能である。
上方に移動しているカム溝19からカムピン18が外れることで、サンシェードパネル5Aとサンシェードパネル5Bとの連結が解かれた状態において、前部スライダ6C、6Bの前端部はそれぞれ位置ずれ防止壁部22に当接するようになっている。図7には、そのときの前部スライダ6Cの位置を符号P3にて示している。また、そのときの後部スライダ7Cの位置を図8において符号P3にて示している。つまり、サンシェードパネル5Cについて言えば、後部スライダ7Cの後端面が後部スライダ収容部20の下傾斜面20aに当接し、前部スライダ6Cの前端が位置ずれ防止壁部22に当接することで、サンシェードパネル5Cの車両前後方向の位置ずれが防止されるものである。サンシェードパネル5Bについても同様の理由により車両前後方向の位置ずれが防止される。
<前部スライダ収容部および後部スライダ収容部の構成について>
再び図7を参照すると、開口31には開口31の開口面積を狭める方向に突出した突起32が形成されている。前部スライダ6C(6B)の形状は、車両前後方向における中央部を最大高さとして、中央部から前方向および後方向に向けて上面部が下方に傾斜し、下面部が上方に傾斜した形状となっており、組立時に前部スライダ6C(6B)は、突起32を回避するように傾動させて前部スライダ収容部30へ収挿される。
前記構成によれば、突起32を設けたことによって、サンシェード装置を搬送中や車両に搭載にされた後に衝撃や振動が負荷されても、前部スライダ6C(6B)が前部スライダ収容部30内で規制できる構成とすることができる。また、この構成は外れ止めを突起32としたことによって、この突起32を回避するように、前部スライダ6C(6B)を前部スライダ収容部30に収挿することができる。
図8を参照すると、後部スライダ収容部20は、下段レール8Bとは別体であり、下段レール8Bの一端8BTに接合部20dが嵌合することによって下段レール8Bに接合される。前記した前部スライダ6C(6B)の前部スライダ収容部30への収挿は、後部スライダ収容部20が下段レール8Bに接合されていない状態で実行される。かかる構成によって、前部スライダ6C(6B)を前部スライダ収容部30に容易に収挿することができる。その後、後部スライダ7C(7B)も後部スライダ収容部20が下段レール8Bに接合されていない状態で下段レール8Bの一端から下段レール8Bへ収挿される。前部スライダ6C(6B),後部スライダ7C(7B)が、それぞれ上段レール8A,下段レール8Bに収挿された後に、後部スライダ収容部20が下段レール8Bに接合される。
後部スライダ収容部20は、上方が蓋部20Cによって閉塞されているため、サンシェード装置を搬送中や車両に搭載にされた後に衝撃や振動が負荷されても、後部スライダ収容部内で後部スライダを規制できる。
以上、本発明について好適な実施形態を説明した。本発明は、図面に記載したものに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で設計変更が可能である。
1 サンシェード装置
5A〜5C サンシェードパネル
6A〜6C 前部スライダ
7A〜7C 後部スライダ
8 ガイドレール
8A 上段レール
8B 下段レール
9 駆動源
10 連結機構
11A〜11C 支持ブラケット
12 ガイドフレーム
16 プッシュプルケーブル
18 カムピン
19 カム溝
20 後部スライダ収容部
20C 蓋部
30 前部スライダ収容部
31 開口
32 突起

Claims (4)

  1. 車両のルーフの内開口部に車両前後方向に開閉自在に取り付けられ、閉状態において車両前後方向に並設される複数のサンシェードパネルと、
    前記各サンシェードパネルの側方に設けられた前部スライダおよび後部スライダと、
    前記前部スライダおよび前記後部スライダの移動をガイドするガイドレールと、
    前記各サンシェードパネルが連動開閉するように、隣接する前記サンシェードパネルを係脱自在に連結する連結機構とを備え、
    後方の前記サンシェードパネルと前方の前記サンシェードパネルとを重ねて収容するサンシェード装置であって、
    前記ガイドレールと連通しかつ前記サンシェードパネルを重ねて収容する方向に延出するように設けられ、前記サンシェードパネルが開方向に移動するとき前記前部スライダを収容する前部スライダ収容部と前記後部スライダを収容する後部スライダ収容部とを有し、
    前記前部スライダ収容部には上方に開口が設けられた前記各サンシェードパネルの前記前部スライダを重ねて収容する空間が形成されており、該開口には開口面積を狭める方向に突起が形成されていることを特徴とするサンシェード装置。
  2. 前記サンシェードパネルは、駆動源により駆動される駆動パネルとこの駆動パネルにより駆動される複数の従動パネルとから構成されており、
    前記ガイドレールは、前記従動パネルの前記前部スライダが移動する上段レールと、前記従動パネルの前記後部スライダが移動する下段レールとを有しており、
    前記前部スライダ収容部は、前記上段レールと連通しており、
    前記後部スライダ収容部は、前記下段レールに対して斜め後方上向きに延出した前記後部スライダを重ねて収容する空間が形成されており、前記下段レールに接合されることで連通することを特徴とする請求項1に記載のサンシェード装置。
  3. 前記後部スライダ収容部は、上方が蓋部によって閉塞されていることを特徴とする請求項2に記載のサンシェード装置。
  4. 前記突起は前記前部スライダ収容部の前記開口の前側縁から後方へ向かって突出するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のサンシェード装置。
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