JP2011078093A - オーディオ増幅器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】オーディオ増幅器は補償部、出力部、及び計測部を含む。補償部は、デジタル入力信号、デジタル基準コード、モード信号、及びデジタル近似コードに基づいて補償信号を生成する。出力部は補償信号に基づいて出力信号を生成する。計測部は、出力信号及びモード信号に基づいて連続近似方法でデジタル近似コードの各ビットを次々と生成する。
【選択図】 図1
Description
本発明の他の目的は電力効率を向上させることのできるオーディオ増幅器を提供することである。
一実施形態において、前記アナログ基準信号は前記駆動電圧のN分割値(Nは1以上の自然数)を示し、前記デジタル基準コードは、前記駆動電圧のN分割値のデジタルレベルを示すことができる。前記駆動部は前記補償コード及び前記変調信号に基づいて補償駆動信号を生成する駆動信号生成器及び前記駆動電圧によって駆動され、前記補償駆動信号を増幅して増幅信号を生成する駆動回路を含むことができる。
また、上述のような本発明の実施形態に係るオーディオ増幅器は、停止動作状態で発生するDC電流を減らして電力効率を向上させることができ、デジタル入力レベルが示す電圧と同じ値を有するアナログ出力信号を生成して優秀な線形性と信頼性のある増幅動作を実行できる
本明細書において、第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するのに使用することができるが、これらの構成要素がこのような用語によって限定されるものではなく、用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使われる。
図1を参照すれば、オーディオ増幅器10は、補償部(compensation unit)100、出力部(output unit)700、及び計測部(calibration unit)500を含む。オーディオ増幅器10は、出力部RLをさらに含むことができる。
図2を参照すれば、計測部500aは低域通過フィルタLPF、比較器510、及び連続近似レジスタ520を含むことができる。
計測部500aはモード信号MODEに応答して出力信号OUTを低域通過フィルタLPFに提供するスイッチSWをさらに含むことができる。
図3を参照すれば、計測部500bは低域通過フィルタLPF、比較器510、蓄積器515、及び連続近似レジスタ520を含むことができる。
図2と比較した時、計測部500bは蓄積器515をさらに含んで比較器510から出力された比較信号CMPを蓄積して連続近似レジスタ520に提供する。例えば、蓄積器515は、比較信号CMPが論理ハイレバルの場合「+1」に相応する値を蓄積し、論理ローレベルの場合「−1」に相応する値を蓄積し、蓄積した結果の符号を示す符号信号ACMPを提供することができる。
計測部500bの動作は比較信号CMPを一定の時間の間蓄積して符号信号ACMPとして出力すること以外には、図2の計測部500aと同一であるためこれに対する説明は省略することにする。
図4を参照すれば、計測部500cは、第1低域通過フィルタLPF1、比較器510、連続近似レジスタ520、及び第2低域通過フィルタLPF2を含むことができる。
第2低域通過フィルタLPF2は連続近似レジスタ520から出力されたデジタル近似コードDAPを平均化して高周波成分をフィルタし、フィルタされたデジタル近似コード(FDAP)を生成する。第2低域通過フィルタLPF2はデジタル近似コードDAPのノイズを除去する。第2低域通過フィルタLPF2はデジタル信号処理を利用してデジタル近似コードDAPのノイズを除去するデジタル低域通過フィルタとすることができる。
これ以外の計測部500cの動作は、図2及び図3の計測部500a、500bと同一であるため、これに対する説明は省略する。
図5を参照すれば、補償部100aは第1多重化器110、第2多重化器120、レジスタ130、及び減算器140を含むことができ、実施形態によってデジタル基準コード生成器150をさらに含むことができる。
図6を参照すれば、補償部100bは、第1多重化器110、第2多重化器120、レジスタ130、減算器140、デジタル基準コード生成器150、補償制御器160、及び補償コード演算器170を含むことができる。
補償制御器160はデジタル制御信号DCONを生成してデジタル基準コード生成器150を制御し、デジタル基準コードDRCが示す電圧レベルを調整する。
減算器140は第1多重化器110の出力信号MO1及び第2多重化器120の出力信号MO2に基づいて補償信号CINを生成する。補償信号CINは第1多重化器110の出力信号MO1から第2多重化器120の出力信号MO2を減算して生成することができる。
図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態に係るオーディオ増幅器の動作を説明する。
図4においてデジタル近似コードDAPは「10000000」で初期化される。図7でデジタル近似コードDAPは、8ビットのデジタル2進コードを例として説明したがこれに限定されない。
VCBは連続近似方法による補償レベルを示す。デジタル近似コードDAPによってデジタル入力信号DINを補償してフィルタされた出力信号FOUTが有するオフセットを減らすことが出来る。
図5を参照すれば、駆動部300aは、駆動電圧生成器310及び駆動回路320を含むことができる。
PMOSトランジスタMPは第1電源電圧VDD1に連結されたソース、変調信号MINの印加を受けるゲート及び低域通過フィルタLPFと連結されて増幅信号ASを出力するドレインを含む。NMOSトランジスタMNは第2電源電圧VDD2に連結されたソース、変調信号MINの印加を受けるゲート、及び低域通過フィルタLPFと連結されたドレインを含む。変調信号MINの同時入力を受けた駆動回路320は変調信号MINが論理状態「ハイ」に相応する場合にはNMOSトランジスタMNがターンオンされ、PMOSトランジスタMPがターンオフされて第2電源電圧VDD2に相応する増幅信号ASを出力する。変調入力信号MINが論理状態「ロー」に相応する場合にはNMOSトランジスタMNがターン-オフされてPMOSトランジスタMPがターンオンされ、第1電源電圧VDD1に相応する増幅信号ASを出力する。
駆動部300は補償コードCPに基づいて駆動電圧VDRを調整してオフセットを減らす。駆動電圧生成器320により出力信号OUTのオフセットが減ることになってオフセット調整効果を向上させることができる。
図9を参照すれば、駆動部300bは、駆動信号生成器315及び駆動回路325を含むことができる。
駆動信号生成器315は補償コードCP及び変調信号MINに基づいて補償駆動信号CSを生成する。補償駆動信号CSは補償コードCPに基づいて駆動回路325のターンオン抵抗によるミスマッチングを調整することができる。例えば、図1のオーディオ増幅器の計測モードで補償部100でデジタル接地電圧レベルに相応するデジタル基準コードDRCを入力する場合、出力信号OUTが接地電圧と微細な差を有するアナログ値を有するため、駆動回路の受動素子によるミスマッチングを計測することが難しい。
図10を参照すれば、駆動回路325は、PMOSトランジスタアレイ3251及びNMOSトランジスタアレイ3253を含むことができる。 PMOSトランジスタアレイ3251は複数のPMOSトランジスタ(MP0、MP1、…、MPn)を含み、NMOSトランジスタアレイ3253は複数のNMOSトランジスタ(MN0、MN1、…、MNn)を含むことができる。
例えば、補償部のデジタル基準コード生成器150で正電源電圧+VDDのN分割値に相応するデジタル基準コードDRCが印加される場合、駆動部300bでは所定時間の間に論理状態「ハイ」値を有し、所定時間の間論理状態「ロー」値を有する増幅信号ASを生成して、出力信号OUTの周期の間の平均値が正電源電圧+VDDのN分割値に相応するようにする。
図11は本発明の一実施形態に係るアナログ基準信号生成器を示す回路図である。
図11を参照すれば、アナログ基準信号生成器530は、第1電源電圧VDD1及び第2電源電圧VDD2の間に直列に連結された複数の抵抗R0、R1、…、Rs)及び複数のスイッチ(SW0、SW1、…、SWs+1)を含むことができる。
オーディオ増幅器の動作過程で発生するオフセットを補正することによって、より正確な増幅を成し遂げることができ、正常な動作と関係なく常に消費される停止電流(quiescent current)を減らすことができる。
図12を参照すれば、オーディオ増幅器800は、制御器810、補償部820、変調部830、駆動部840、計測部850、及び出力部RLを含むことができる。
制御器810は、増幅動作を計測モード及び正常モードのうちの一つに選択する。計測モードで動作する場合、モード信号MODEが活性化され、各々補償部820及び計測部860に提供される。また、補償部820で生成されるデジタル基準コードDRCのデジタルレベルを決めることができ、計測部860で出力信号OUTの比較基準になるアナログ基準信号VAREFが、デジタル基準コードDRCと同一値のアナログ電圧を有するように制御することができる。従って、制御器810は制御信号CONを生成して補償部820及び変調部830に提供する。
補償部820は、図5の補償部100aまたは図6の補償部100bと同様に構成され、計測モードでデジタル基準コードDRC及びデジタル近似コードDAPに基づいて補償信号CINを生成する。計測モードでは順次にデジタル近似コードDAPが更新されて補償信号CINが生成され、デジタル基準コードDRCは一定に維持される。計測過程が完了した場合、正常モードではデジタル入力信号DIN及び補償コードCPに基づいて補償信号CINを生成する。正常モードでは補償コードCPが一定に維持され、デジタル入力信号DINで補償コードCPを減算するなどで、補償動作が行われる。
駆動部840は、図5の駆動部300aまたは図9の駆動部300bと同様に構成され、駆動電圧VDRに基づいて動作し、変調信号MINを受信して駆動電圧VDRレベルに増幅して増幅信号ASを生成する。駆動電圧VDRは、電源電圧VDDであることができ、正電源電圧+VDD及び負電源電圧−VDDを含むことができる。
低域通過フィルタ850は、増幅信号ASを平均化して高帯域成分を除去して出力信号OUTを生成する。出力信号OUTは出力部RLを介して使用者に提供されるか、または計測部860に提供される。
500、860 計測部
300、840 駆動部
520 連続近似レジスタ
Claims (10)
- デジタル入力信号、デジタル基準コード、モード信号、及びデジタル近似コードに基づいて補償信号を生成する補償部と、
前記補償信号に基づいて出力信号を生成する出力部と、
前記出力信号及び前記モード信号に基づいて連続近似方法で前記デジタル近似コードの各ビットを順次に生成する計測部と、を含むことを特徴とするオーディオ増幅器。 - 前記計測部は、
前記モード信号に応答してアナログ基準信号と前記出力信号とを比較して比較信号を生成する比較器と、
前記比較信号に基づいて前記デジタル近似コードの最上位ビットから最下位ビットまで順次に生成する連続近似レジスタと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ増幅器。 - 前記補償部は、前記モード信号に応答して前記デジタル近似コードを補償コードとして保存するレジスタを含み、前記モード信号は計測モードまたは正常モードを示し、
前記補償部は前記計測モードでは前記補償コード及び前記デジタル入力信号に基づいて前記補償信号を生成し、前記正常モードでは前記デジタル近似コード及び前記デジタル基準コードに基づいて前記補償信号を生成することを特徴とする請求項2に記載のオーディオ増幅器。 - 前記補償部は、前記モード信号に基づいて前記デジタル基準コードと前記デジタル入力信号のうちの一つを出力する第1多重化器と、
前記モード信号に基づいて前記デジタル近似コードと前記補償コードのうちの一つを出力する第2多重化器と、
前記第1多重化器の出力信号から前記第2多重化器の出力信号を減算する減算器と、を含むことを特徴とする請求項3に記載のオーディオ増幅器。 - 前記出力部は、
駆動電圧によって駆動され、前記補償信号に基づいて生成された変調信号を増幅して増幅信号を提供する駆動部と、
前記増幅信号をフィルタして出力信号を提供する低域通過フィルタと、を含むことを特徴とする請求項2に記載のオーディオ増幅器。 - 前記駆動部は、
前記補償コードに基づいて第1及び第2駆動電圧を含む前記駆動電圧を生成する駆動電圧生成器と、
前記駆動電圧によって駆動され前記変調信号に基づいて前記変調信号を増幅して前記増幅信号を生成する駆動回路と、を含むことを特徴とする請求項5に記載のオーディオ増幅器。 - 前記アナログ基準信号は前記駆動電圧のN分割値(Nは1以上の自然数)を示し、前記デジタル基準コードは前記駆動電圧のN分割値のデジタルレベルを示すことを特徴とする請求項5に記載のオーディオ増幅器。
- 前記駆動部は、
前記補償コード及び前記変調信号に基づいて補償駆動信号を生成する駆動信号生成器と、
前記駆動電圧によって駆動され、前記補償駆動信号を増幅して増幅信号を生成する駆動回路と、を含むことを特徴とする請求項7に記載のオーディオ増幅器。 - 前記駆動電圧は第1駆動電圧及び第2駆動電圧を含み、
前記補償部は、
前記デジタル基準コードが前記第1駆動電圧のN分割値を示す場合、前記デジタル近似コードを第1補償コードとして保存し、前記デジタル基準コードが前記第2駆動電圧のN分割値を示す場合、前記デジタル近似コードを第2補償コードとして保存するレジスタと、
前記第1及び第2補償コードの和を前記補償コードとして生成する補償コード演算器と、を含むことを特徴とする請求項8に記載のオーディオ増幅器。 - 前記補償駆動信号はPMOS補償駆動信号及びNMOS補償駆動信号を含み、
前記駆動回路は、
前記第1駆動電圧及び第1ノードの間に並列に連結され、前記PMOS補償駆動信号を各々入力受ける複数のPMOSトランジスタと、
前記第1ノード及び前記第2駆動電圧の間に連結され、前記NMOS補償駆動信号を入力受ける複数のNMOSトランジスタと、を含むのを特徴とする請求項9に記載のオーディオ増幅器。
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