JP2011078093A - オーディオ増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーディオ増幅器を提供すること。
【解決手段】オーディオ増幅器は補償部、出力部、及び計測部を含む。補償部は、デジタル入力信号、デジタル基準コード、モード信号、及びデジタル近似コードに基づいて補償信号を生成する。出力部は補償信号に基づいて出力信号を生成する。計測部は、出力信号及びモード信号に基づいて連続近似方法でデジタル近似コードの各ビットを次々と生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明はオーディオ増幅器に係り、より詳細には、増幅出力の線形性を向上させる補正機能を有するオーディオ増幅器に関する。
増幅器(Amplifier)は、小さな入力信号を増幅し、入力信号の波形特徴を維持しながら振幅を増加させて出力信号として提供する装置である。オーディオ増幅器は、アナログ構造ではA級、B級、及びAB級、デジタルスイッチング構造ではD級増幅器に分類される。
A級増幅器は小信号線形増幅器に主に利用されているが、入力信号がない場合にもバイアス電流が発生する線形特性を有するため、効率が低い。B級増幅器は、入力波形の1/2周期においてのみ増幅動作を遂行し、A級増幅器と比較した時、効率は高いが、1/2周期で交差する時、トランジスタの入力信号電圧がスレッショルド電圧より小さいと一定の区間で出力信号が現れない交差わい曲(Crossover distortion)現象が発生する。AB級増幅器は交差わい曲改善のためにバイアス電流を流し、A級増幅器よりは効率が高く、B級増幅器よりは高い線形性を有するが、相変らず効率が低く、さらにチップ内部から発生する熱を処理しなければならないという問題がある。
最近ではオーディオ増幅器の電力効率を向上させることができ、データ経路の柔軟性を有するD級増幅器の使用が増加している。
米国特許6,498,531号明細書 韓国特許出願公開2004−0030377号明細書 日本特許3348019号明細書 特開2003−249825号公報
本発明の一目的は、出力のDCオフセットを補正したオーディオ増幅器を提供することである。
本発明の他の目的は電力効率を向上させることのできるオーディオ増幅器を提供することである。
前記一目的を達成するために、本発明の一実施形態に係るオーディオ増幅器は補償部、出力部、及び計測部(calibration unit)を含む。前記補償部は、デジタル入力信号、デジタル基準コード、モード信号、及びデジタル近似コードに基づいて補償信号を生成する。前記出力部は、前記補償信号に基づいて出力信号を生成する。前記計測部は、前記出力信号及び前記モード信号に基づいて連続近似方法で前記デジタル近似コードの各ビットを次々と生成する。
前記計測部は、比較器及び連続近似レジスタを含むことができる。前記比較器は、前記モード信号に応答してアナログ基準信号と前記出力信号とを比較して比較信号を生成することができる。前記連続近似レジスタは、前記比較信号に基づいて前記デジタル近似コードの最上位ビットから最下位ビットまでを次々と生成することができる。
前記補償部は、前記モード信号に応答して前記デジタル近似コードを補償コードで保存するレジスタを含み、前記モード信号は計測モード、または、正常モードを示すことができる。前記補償部は、前記計測モードでは前記補償コード及び前記デジタル入力信号に基づいて前記補償信号を生成し、前記正常モードでは前記デジタル近似コード及び前記デジタル基準コードに基づいて前記補償信号を生成することができる。例えば、前記補償部は前記モード信号に基づいて前記デジタル基準コードと前記デジタル入力信号のうちの一つを出力する第1多重化器、前記モード信号に基づいて前記デジタル近似コードと前記補償コードのうちの一つを出力する第2多重化器及び前記第1多重化器の出力信号から前記第2多重化器の出力信号を減算する減算器を含むことができる。実施形態に従って、前記補償コードを保存するレジスタを含むことができる。
前記駆動部は、前記補償コードに基づいて第1及び第2駆動電圧を含む前記駆動電圧を生成する駆動電圧生成器及び前記駆動電圧によって駆動されて前記変調信号に基づいて前記変調信号を増幅させて前記増幅信号を生成する駆動回路を含むことができる。
一実施形態において、前記アナログ基準信号は前記駆動電圧のN分割値(Nは1以上の自然数)を示し、前記デジタル基準コードは、前記駆動電圧のN分割値のデジタルレベルを示すことができる。前記駆動部は前記補償コード及び前記変調信号に基づいて補償駆動信号を生成する駆動信号生成器及び前記駆動電圧によって駆動され、前記補償駆動信号を増幅して増幅信号を生成する駆動回路を含むことができる。
前記駆動電圧は、第1駆動電圧及び第2駆動電圧を含むことができる。前記補償部は、前記デジタル基準コードが前記第1駆動電圧のN分割値を示す場合、前記デジタル近似コードを第1補償コードで保存し、前記デジタル基準コードが前記第2駆動電圧のN分割値を示す場合、前記デジタル近似コードを第2補償コードで保存するレジスタ及び前記第1及び第2補償コードの和を前記補償コードで生成する補償コード演算器を含むことができる。
実施形態により、前記補償駆動信号はNMOS補償駆動信号及びPMOS補償駆動信号を含むことができる。前記駆動回路は、前記第1駆動電圧及び第1ノードの間に並列に連結され、前記NMOS補償駆動信号を各々入力受ける複数のNMOSトランジスタ及び前記第1ノード及び前記第2駆動電圧の間に連結され、前記PMOS補償駆動信号らを入力受ける復讐のPMOSトランジスタを含むことができる。
上述のような本発明の実施形態に係るオーディオ増幅器は、計測部に含まれた連続近似レジスタを使ってデジタル入力信号の増幅されたアナログ信号のDCオフセットを計測して補償動作を正確かつ高速に実行できる。
また、上述のような本発明の実施形態に係るオーディオ増幅器は、停止動作状態で発生するDC電流を減らして電力効率を向上させることができ、デジタル入力レベルが示す電圧と同じ値を有するアナログ出力信号を生成して優秀な線形性と信頼性のある増幅動作を実行できる
本発明の一実施形態に係るオーディオ増幅器を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る計測部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る計測部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る計測部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る補償部を示す図である。 本発明の一実施形態に係る補償部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るオーディオ増幅器の動作を説明するための波形図である。 図1の駆動部の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る駆動部を示すブロック図である。 図9に含まれた駆動回路の一つの例を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係るアナログ基準信号生成器を示す回路図である。 本発明の一実施形態に係るオーディオ増幅器を示すブロック図である。
本明細書に開示されている本発明の実施形態に対して、特定の構造的ないし機能的説明は、単に本発明の実施形態を説明するための目的で例示されたものであり、本発明の実施形態は多様な形態で実施することができ、本明細書に説明された実施形態に限定されるものではない。
本発明は多様な変更を加えることができ、種々の形態を有することができるが、特定の実施形態を図面に例示して本明細書に詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むと理解するべきである。
本明細書において、第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するのに使用することができるが、これらの構成要素がこのような用語によって限定されるものではなく、用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使われる。
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いる、または「接続されて」いると言及された場合には、その他の構成要素に直接的に連結されていたり、接続されていることも意味するが、中間に他の構成要素が存在する場合も含むと理解するべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いる、または「直接接続されて」いると言及された場合には、中間に他の構成要素が存在しないと理解すべきである。構成要素の間の関係を説明する他の表現、すなわち「〜間に」と「すぐに〜間に」または「〜に隣接する」と「〜に直接隣接する」等も同じように解釈すべきである。
本明細書で使用した用語は単に特定の実施形態を説明するために使用したもので、本発明を限定するものではない。単数の表現は文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書で、「含む」または「有する」等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品または、これを組み合わせたのが存在するということを示すものであって、一つまたは、それ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品または、これを組み合わせたものなどの存在または、付加の可能性を、予め排除するわけではない。
また、別に定義しない限り、技術的或いは科学的用語を含み、本明細書中において使用される全ての用語は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、一般的に理解するのと同一の意味を有する。一般的に使用される辞書において定義する用語と同じ用語は関連技術の文脈上に有する意味と一致する意味を有するものと理解するべきで、本明細書において明白に定義しない限り、理想的或いは形式的な意味として解釈してはならない。
以下、添付図面を参照して、本発明の望ましい実施形態をより詳細に説明する。図面上の同一構成要素に対しては同一参照符号を使用し、同一構成要素に対しての重複した説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るオーディオ増幅器を示すブロック図である。
図1を参照すれば、オーディオ増幅器10は、補償部(compensation unit)100、出力部(output unit)700、及び計測部(calibration unit)500を含む。オーディオ増幅器10は、出力部RLをさらに含むことができる。
オーディオ増幅器10は、計測モード及び正常モードの二つのモードで動作し、動作モードにより相異なる動作を実行できる。例えば、オーディオ増幅器10は、計測モードで出力信号OUTのDCオフセット(offset)を補正し、正常モードでDCオフセットが補正された出力信号を生成することができる。計測モードは、モード信号MODEが活性化されることに応答して開始され、モード信号MODEが非活性化されると計測モードは完了し、正常モードで動作する。モード信号MODEは別途の制御部によって印加したり外部から受信することができる。
補償部100は、デジタル入力信号DIN、デジタル基準コードDRC、モード信号MODE、及びデジタル近似コードDAPに基づいて補償信号CINを生成する。補償部100は、モード信号MODEに基づいて動作モードに従って相異なる動作を実行できる。
計測モードで、補償部100は、デジタル基準コードDRC及びデジタル近似コードDAPに基づいて補償信号CINを生成する。一実施形態で、補償部100は、デジタル基準コードDRCでデジタル近似コードDAPを減算して補償信号CINを生成することができる。図5及び図6を参照して後述するが、デジタル基準コードDRCは、補償部100に含まれたデジタル基準コード生成器によって生成することができる。デジタル近似コードDAPは、次々と生成される複数のビットを含むことができ、これらの複数のビットは、計測モードで決定することができる。補償部100は、モード信号MODEが非活性化される時点でのデジタル近似コードDAPを補償コードCPで保存することができ、補償コードCPを保存するレジスタを含むことができる。補償コードCPは、計測部500で実行された連続近似過程によって出力信号OUTをアナログ基準信号VAREFと一致するように補償した大きさを示すデジタルコードである。
正常モードにおいて、補償部100は、デジタル入力信号DIN及び補償コードCPに基づいて補償信号CINを生成する。補償部100は、計測モードで計測された補償コードCPによってデジタル入力信号DINのオフセットを補償して補償信号CINを生成することができる。補償信号CINは、デジタル入力信号DINで完了コードCPを減算して全体デジタル入力信号DINのレベルを調整してオフセットを補償する方式で成り立つことができる。すなわち、計測モードではデジタル基準コードDRCでデジタル近似コードDAPを減算し、正常モードではデジタル入力信号DINで補償コードCPを計測モードと反対に演算して補償信号CINを生成することができる。正常モードでは補償コードCPが一定の値を有することができ、補償コードCPの一定の値はモード信号MODEが非活性化される時点においてのデジタル近似コードDAPと実質的に同一とすることもできる。
出力部700は補償信号CINに基づいて出力信号OUTを生成する。出力部700は変調器200、駆動部300、及び低域通過フィルタ400を含むことができる。一実施形態で、出力部700はA級、B級、AB級、D級増幅回路のうちの一つを含むことができる。
例えば、駆動部300は駆動回路を含むことができ、駆動回路はA級、B級、AB級、及びD級増幅回路の構成を有することができる。A級増幅回路は、小信号増幅に主に利用されることで、動作点が電源電圧VDDの1/2になるようにBJT(Bipolar Junction Transistor)を使って具現された回路として、停止状態でもBJTのコレクタ端子に電流が流れる特性を有する。B級増幅回路は、BJTのNPN型及びPNP型を相補対称形で構成した回路で、AB級増幅回路は、B級増幅回路と回路構成は同一とすることもできるが、駆動電圧を相異ならせ、動作点を調節したものである。各増幅回路は実施形態に従って相異なる構成を有することができ、動作点に従って名称を与えたものであるため構成は限定されない。
変調器200は補償信号CINを変調して変調信号MINを生成する。駆動部300は駆動電圧VDDによって駆動され、変調信号MINを増幅して増幅信号ASを低域通過フィルタ400に提供する。
一実施形態で、出力部700がハーフブリッジ形態で具現したD級増幅回路を含む場合、変調器200はデルタシグマ変調器及びパルス幅変調器(Pulse Width Modulator)を含むことができる。また、この場合、駆動部300はPMOS (P-type Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ及びNMOS(N-Type MOS)トランジスタを含むCMOS(Complementary MOS)トランジスタを含むことができ、パルス振幅変調信号に応答して各PMOSトランジスタあるいはNMOSトランジスタがターンオンされて駆動電圧のオン/オフ形式のスイッチ動作を通じてパルス振幅変調信号を駆動電圧レベルで増幅する。
例えば、駆動電圧は電源電圧VDDに相応でき、駆動部に含まれた駆動回路は電源電圧VDDと接地電圧GNDと間に連結されるかまたは正電源電圧+VDDと負電源電圧−VDDと間に連結することができる。それぞれの場合に出力信号は電源電圧VDDと接地電圧GNDとの間において、論理状態「ハイ」または、論理状態「ロー」の出力を示すことができ、正電源電圧+VDDと負電源電圧−VDD間で論理状態「ハイ」または、論理状態「ロー」の出力を示すことができる。
低域通過フィルタ400は増幅信号ASをフィルタして出力信号OUTを生成する。低域通過フィルタ400は駆動電圧レベルで増幅された変調信号のレベルを平均化して不必要な高帯域雑音を除去したアナログ信号を出力信号OUTに提供する。低域通過フィルタ400は、インダクタL及びキャパシタCを含んで具現することができる。
計測部500は出力信号OUT及びモード信号MODEに基づいて連続近似方法でデジタル近似コードDAPの各ビットを次々と生成する。例えば、計測部500は出力信号OUTをフィルタしてノイズを除去し、モード信号に応答してアナログ基準信号VAREFとフィルタされた出力信号とを比較して比較信号を生成する。図11を参照して後述するが、アナログ基準信号VAREFは計測部500に含まれたアナログ基準信号生成器によって生成することができる。デジタル近似コードDAPは比較信号に基づいて連続近似方法によって次々と生成される。デジタル近似コードDAPは次々と生成される複数のビットを含む。
計測部500は比較器及び連続近似レジスタ(successive approximation register)を含むことができる。比較器はモード信号に応答してアナログ基準信号VAREFと出力信号OUTとを比較して比較信号を生成することができる。連続近似レジスタは、比較信号に基づいてデジタル近似コードDAPの最上位ビットから最下位ビットまで次々と生成することができる。実施形態に従って、計測部500はサンプルホールド回路を含むことができる。計測部500はクロック信号に同期して動作することができ、比較信号に基づいて次々とデジタル2進コードを生成して出力信号OUTがアナログ基準信号と一致するように調整することができる。
例えば、デジタル近似コードDAPは、Nビット(Nは1以上の自然数)で構成することができ、最上位ビット(Most Significant Bit)で最下位ビット(Least Significant Bit)に相応する大きさのみに出力信号OUTを調整することができる。すなわち、最初に入力された出力信号OUTとアナログ基準信号とを比較して比較結果によって生成された比較信号は、デジタル近似コードDAPの最上位ビットMSBを決め、デジタル近似コードDAPは補償部100に提供されて2^N大きさのみに出力信号OUTを調整することができる。次のクロック周期に入力された出力信号OUTは最初周期で2^N大きさのみに補償が成り立った信号で、アナログ基準信号と比較して生成された比較信号によってデジタル近似コードDAPの次の上位ビットが決定される。次の上位ビット、すなわち、N-1ビットは2^(N−1)大きさのみに出力信号OUTを調整することができる。周期により出力信号OUTの調整の大きさは順次小さくなり、したがって出力信号OUTはアナログ基準信号と同じ大きさを有するように調整され、近似の幅が1/2の大きさで小さくなりながら成り立つため調整時間が短縮され、調整の正確性も高い。連続近似過程でアナログ基準信号を一定の値で維持することができる。
計測部500は反復的に比較信号と出力信号OUTとを比較して比較結果によりデジタル近似コードDAPを生成し、デジタル近似コードDAPによって調整されたアナログ出力信号OUTの認可を受けて反復的な連続近似過程を通じて出力信号OUTをアナログ基準信号と一致させることができる。
デジタル近似コードDAPの最下位ビット(Least Significant Bit、LSB)まで全部生成された場合、モード信号MODEをオーディオ増幅器10が正常モードで動作するように非活性化することができる。実施形態によりデジタル近似コードDAPの各ビット値が全部生成されなかった場合でも、出力信号OUTがアナログ基準信号と同じ場合、モード信号MODEが変換されて計測モードで正常モードに変換することができる。モード信号MODEが非活性化された時点で補償部100はデジタル近似コードDAPを補償コードで保存する。
一実施形態で、アナログ基準信号VAREFはアナログ接地電圧に相応して、デジタル基準コードDRCはデジタル接地レベルに相応することができる。他の実施形態で、アナログ基準信号VAREFは駆動電圧のN分割値(Nは1以上の自然数)に相応し、デジタル基準コードDRCは駆動電圧のN分割値のデジタルレベルに相応することができる。
従来のD級オーディオ増幅器で増幅された変調信号が電源電圧VDDと接地電圧GNDとの間でデジタル出力を有する場合には電源電圧VDDの1/2の大きさ程度の直流成分を除去する必要があるため、容量が大きいキャパシタを必要とする。キャパシタの大きさによるオーディオ増幅器の大型化を防止するためにハーフブリッジ形態のD級オーディオ増幅器で駆動回路に正電源電圧+VDDと負電源電圧−VDDを印加して接地電圧を間に置いてスイングする出力信号を実現することができる。しかし、駆動回路の出力信号が正確に駆動電圧のレベルを有することができないか、または、駆動電圧の不一致によって出力信号OUTは電源電圧GND付近でオフセットを発生させる。また、駆動回路を構成する素子の抵抗によってミスマッチングが発生することがある。例えば、駆動回路に供給される駆動電圧VDRが素子を通じて増幅信号ASとして提供される過程で、素子のターンオン抵抗と同じ要因によって増幅信号ASが変化し、素子特性が対称を成すことができないためミスマッチングが発生することがある。
本発明の実施形態に係るオーディオ増幅器10では、計測部500が出力信号OUTのオフセットのデジタルレベルに相応するデジタル近似コードDAPを生成し、補償部100がデジタル近似コードDAPに基づいて補償されたデジタル入力信号に相応する補償信号CINを生成することによって、上述のようなミスマッチによる出力信号OUTのオフセットを効果的に補償することができる。
図2〜図4は、本発明の一実施形態に係る計測部を示す図である。
図2を参照すれば、計測部500aは低域通過フィルタLPF、比較器510、及び連続近似レジスタ520を含むことができる。
計測部500aはモード信号MODEに応答して出力信号OUTを低域通過フィルタLPFに提供するスイッチSWをさらに含むことができる。
低域通過フィルタLPFは抵抗R及びキャパシタCを含むことができる。低域通過フィルタLPFは、モード信号MODEに応答して出力信号OUTの低周波成分のみを通過させ、フィルタされた出力信号FOUTを比較器510に提供する。計測部500aはモード信号MODEに応答して活性化する。
比較器510はフィルタされた出力信号FOUTをアナログ基準信号VAREFと比較して比較信号CMPを生成する。例えば、フィルタされた出力信号FOUTがアナログ基準信号VAREFより大きい場合、比較信号CMPは論理状態「ハイ」に相応することができ、フィルタされた出力信号FOUTがアナログ基準信号VAREFより小さい場合、比較信号CMPは論理状態「ロー」に相応することができる。比較器510はクロック信号に同期して動作することができる。
連続近似レジスタ520は比較信号CMPに基づいてデジタル近似コードDAPを次々と生成する。例えば、デジタル近似コードDAPは8ビットのデジタル2進コードでもあってもよい。デジタル近似コードDAPの各ビット値が全部生成されると、モード信号MODEを非活性化させることができる。ただし、モード信号MODEはデジタル近似コードDAPの各ビットが全部生成されなかった場合でも外部の入力などによって非活性化されてオーディオ増幅器を正常モードで動作するようにすることができる。デジタル近似コードDAPの詳しい生成過程は後述する。
実施形態に従って計測器500aはアナログ基準信号生成器530を含むことができる。アナログ基準信号生成器530は、デジタル基準コードに相応するアナログ基準信号VAREFを生成する。 例えば、デジタル基準コードがデジタル接地レベルを示す場合、アナログ基準信号VAREFはアナログ接地電圧に相応することができ、デジタル基準コードがデジタル電源電圧レベルを示す場合、アナログ基準信号VAREFは、アナログ電源電圧を有することができる。
図3は本発明の一実施形態に係る計測部を示す図である。
図3を参照すれば、計測部500bは低域通過フィルタLPF、比較器510、蓄積器515、及び連続近似レジスタ520を含むことができる。
図2と比較した時、計測部500bは蓄積器515をさらに含んで比較器510から出力された比較信号CMPを蓄積して連続近似レジスタ520に提供する。例えば、蓄積器515は、比較信号CMPが論理ハイレバルの場合「+1」に相応する値を蓄積し、論理ローレベルの場合「−1」に相応する値を蓄積し、蓄積した結果の符号を示す符号信号ACMPを提供することができる。
比較器510が一時的に誤った比較信号CMPを生成したり、ノイズが発生してフィルタされた出力信号FOUTの値が非正常値の場合、誤った比較信号CMPが出力されることがある。誤った比較信号CMPが出力される場合、比較信号CMPは論理状態「ハイ」あるいは論理状態「ロー」の二種類の値を有するため、二つの値のうちの他の値を有することになる場合、デジタル近似コードDAPに1ビットのエラーが発生する。エラーが発生すればそれだけ補償が適切に成り立つことができず、計測時間も増加する。一定の時間の間に出力された比較信号CMPを蓄積する蓄積器515を通じて生成された符号信号ACMPは瞬間的な雑音などによるデジタル近似コードDAPの誤りを減らすことができる。
例えば、デジタル近似コードDAPの一ビットを決める過程で、フィルタされた出力信号FOUTがアナログ基準信号VAREFより小さい場合、比較信号CMPは論理状態「ロー」を示さなければならない。しかし、瞬間的に比較信号CMPが論理状態「ハイ」を示すことがある。蓄積器515は一定の時間、あるいは比較器510がクロック信号に同期して動作する場合にはクロック信号の一定周期の間に出力される比較信号CMPを蓄積する。比較信号CMPが瞬間的に論理状態「ハイ」に相応するとしても、蓄積値の符号信号ACMPは最終的に論理状態「ロー」に相応する値を有することになり、デジタル近似コードDAPのエラーを減らすことができる。
連続近似レジスタ520は符号信号ACMPに基づいてデジタル近似コードDAPを生成することができる。符号信号ACMPは一定の時間の間の比較信号CMPを蓄積した値であるため、連続近似レジスタ520は瞬間的に比較信号CMPが誤った値を出力した場合でも比較信号CMPを一定時間の間に蓄積して瞬間的な誤りによる影響を減らして、雑音に鈍感な動作の特性を有することができる。
計測部500bの動作は比較信号CMPを一定の時間の間蓄積して符号信号ACMPとして出力すること以外には、図2の計測部500aと同一であるためこれに対する説明は省略することにする。
図4は本発明の一実施形態に係る計測部を示す図である。
図4を参照すれば、計測部500cは、第1低域通過フィルタLPF1、比較器510、連続近似レジスタ520、及び第2低域通過フィルタLPF2を含むことができる。
第2低域通過フィルタLPF2は連続近似レジスタ520から出力されたデジタル近似コードDAPを平均化して高周波成分をフィルタし、フィルタされたデジタル近似コード(FDAP)を生成する。第2低域通過フィルタLPF2はデジタル近似コードDAPのノイズを除去する。第2低域通過フィルタLPF2はデジタル信号処理を利用してデジタル近似コードDAPのノイズを除去するデジタル低域通過フィルタとすることができる。
これ以外の計測部500cの動作は、図2及び図3の計測部500a、500bと同一であるため、これに対する説明は省略する。
図5は、本発明の一実施形態に係る補償部を示す図である。
図5を参照すれば、補償部100aは第1多重化器110、第2多重化器120、レジスタ130、及び減算器140を含むことができ、実施形態によってデジタル基準コード生成器150をさらに含むことができる。
第1多重化器110はモード信号MODEに基づいてデジタル入力信号DIN及びデジタル基準コードDRCのうちの一つを選択して出力する。計測モードでモード信号MODEが活性化された場合、第1多重化器110はデジタル基準コードDRCを出力する。正常モードでモード信号MODEが非活性化された場合、第1多重化器110はデジタル入力信号DINを出力する。
第2多重化器120はモード信号MODEに基づいてデジタル近似コードDAP及びレジスタ130に保存された補償コードCPのうちの一つを選択して出力する。補償コードCPはモード信号MODEが非活性化される時点でのデジタル近似コードDAPと実質的に同一である。
デジタル近似コードDAPは計測部500から1ビットずつ順次に生成されるため、オーディオ増幅器10の動作状態でよって相異なる値を有することができる。補償部100は相異なるデジタル近似コードDAPに基づいて補償信号CINを出力する。すなわち、順次に生成されたデジタル近似コードDAPに基づいて補償信号CINが生成され、出力信号OUTは補償信号CINに基づいて生成されて計測部500に提供される。
レジスタ130はデジタル近似コードDAPを保存する。デジタル近似コードDAPの各ビットは順次に生成されて初期化された値が更新されるため、補償コードCPは計測部500に含まれた連続近似レジスタ520の動作が完了する時点、例えば、連続近似レジスタ520で生成されるデジタル2進コードの各ビットが比較信号CMPに基づいて生成された場合にはモード信号MODEが非活性化されると同時に所定の値に決まる。レジスタ130は順次に更新されるデジタル近似コードDAPを保存するため、モード信号MODEが非活性化されると計測部500は非活性化され、それ以上デジタル近似コードDAPが更新されないため、この時点でのデジタル近似コードDAPを補償コードCPとして保存する。補償コードCPは最終的に調整された出力信号OUTの調整値のレベルに相応するデジタル値を示す。正常モードでデジタル入力信号DINは補償コードCPによって補正されて、計測モードで測定されたオフセットを補償することができる。
減算器140は第1多重化器MUX1の出力信号MO1から第2多重化器MUX2の出力信号MO2を減算して補償信号CINを生成する。例えば、計測モードではデジタル基準コードDRCからデジタル近似コードDAPを引いた補償信号CINを提供する。デジタル近似コードDAPは計測モードで順次に相異なる値を有するため、計測モードの間にデジタル基準コードDRCが一定の値で維持されても、補償信号CINは相異なる値を有することができる。
正常モードで、第1多重化器MUX1は入力信号がオーバーサンプリングフィルタによってサンプリングされたデジタル入力信号DINを出力し、第2多重化器MUX2は補償コードCPを出力する。減算器140はデジタル入力信号DINで補償コードCPを利用して以前計測モードと反対に演算することによって補償信号CINを出力する。正常モードで補償コードCPはオフセットレベルの絶対値に相応する符号が反対の一定の値を有するから、デジタル入力信号DINのオフセットを補償した補償信号CINを生成することができ、最終的な出力信号OUTのオフセットを除去することができる。
図6は本発明の一実施形態に係る補償部を示すブロック図である。
図6を参照すれば、補償部100bは、第1多重化器110、第2多重化器120、レジスタ130、減算器140、デジタル基準コード生成器150、補償制御器160、及び補償コード演算器170を含むことができる。
補償制御器160はデジタル制御信号DCONを生成してデジタル基準コード生成器150を制御し、デジタル基準コードDRCが示す電圧レベルを調整する。
例えば、デジタル基準コードDRCが駆動電圧VDRのN分割値に相応する電圧レベルを示す場合、連続近似過程を通じてデジタル近似コードDAPが提供される。一つのデジタル基準コードDRCに対しデジタル近似コードDAPが全部生成された場合、すなわち、デジタル近似コードDAPのすべてのビットの値が生成された場合、モード信号MODEは非活性化されることができる。
他の実施形態において、駆動電圧VDRは第1駆動電圧VDD1及び第2駆動電圧VDD2を含むことができ、補償制御器160はデジタル制御信号DCONを通じてデジタル基準コードDRCを第1駆動電圧VDD1のN分割値を示すように制御する。この場合、生成されたデジタル近似コードDAPは第1補償コードCP1としてレジスタ130に保存され、臨時補償コードTCPとして補償コード演算器170に提供される。補償制御器160はモード信号MODEを非活性化させず、デジタル制御信号DCONを通じてデジタル基準コード生成器150で第2駆動電圧VDD2のN分割値を示すデジタル基準信号DRCを生成することにする。この場合、生成されたデジタル近似コードDAPは第2補償コードCP2としてレジスタ130に保存され、臨時補償コードTCPとして補償コード演算器170に提供することができる。この場合、第1駆動電圧VDD1は正電源電圧+VDDであることができ、第2駆動電圧VDD2は負電源電圧−VDDであることができる。それぞれの駆動電圧に対し補償コードCP1、CP2を生成することによって補償の正確性を高めることができる。
補償コード演算器170は少なくとも一つ以上の臨時補償コードTCPに基づいて補償コードCPを生成する。上述の説明の実施形態で補償コードCPは第1及び第2補償コードCP1、CP2の和として生成することができる。また、実施形態により、それぞれの臨時補償コードTCPは合算のような演算をせず、図1の駆動部300に提供することができる。臨時補償コードTCPの駆動部300においての動作は後述する。
補償制御器160は補償コードCPが生成されれば、モード信号MODEを非活性化して第1多重化器110からデジタル入力信号DINを出力するようにし、第2多重化器120から補償コードCPを出力するようにする。
減算器140は第1多重化器110の出力信号MO1及び第2多重化器120の出力信号MO2に基づいて補償信号CINを生成する。補償信号CINは第1多重化器110の出力信号MO1から第2多重化器120の出力信号MO2を減算して生成することができる。
図7は本発明の一実施形態に係るオーディオ増幅器の動作を説明するための波形図である。
図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態に係るオーディオ増幅器の動作を説明する。
図4においてデジタル近似コードDAPは「10000000」で初期化される。図7でデジタル近似コードDAPは、8ビットのデジタル2進コードを例として説明したがこれに限定されない。
時間t1でモード信号MODEが活性化すれば、計測部500が活性化して出力信号OUTが計測部500に提供されて最初の近似過程が実行される。出力信号OUTは低域通過フィルタによってノイズが除去されて比較器510に提供されて、比較器510はフィルタされた出力信号FOUTとアナログ基準信号VAREFを比較して比較信号CMPを出力する。比較信号CMPはフィルタされた出力信号FOUTの大きさにより論理状態「ハイ」あるいは「ロー」に相応する値を有することができる。フィルタされた出力信号FOUTがアナログ基準信号VAREFより小さい場合、すなわち負のオフセットが発生した場合、比較信号CMPは論理状態「ロー」に相応することができる。
負のオフセットが発生したためオフセットを正の方向で補正する必要があるので、時間t1でのデジタル近似コードDAPの最上位ビット(すなわち、t1のB7)は比較信号CMPを反転させた論理状態「ハイ」に相応する「1」を有することができる。ただし、補償部のデジタル基準コードDRC及びデジタル近似コードDAPの演算方法によってデジタル近似コードDAPは相異なるように生成することができる。デジタル近似コードDAPの残りビットはデジタル近似コードDAPの初期値を1ビットずつ、シフトして生成することができる。例えば、時間t1でのデジタル近似コードDAPの次の上位ビット(t1でのB6)はデジタル近似コードDAPの初期値の最上位ビット(t0でのB7)に相応することができる。
したがって、最初の近似結果、デジタル近似コードDAPは「11000000」の値を有することができる。従って、補償信号CINはデジタル基準コードDRCからデジタル近似コードDAPを減算して生成することができる。以下においては補償信号CINがデジタル基準コードDRCからデジタル近似コードDAPを減算して生成することを基準として説明する。最初の近似結果、デジタル近似コードDAPは「11000000」の値を有し、補償部ではデジタル基準コードとデジタル近似コードDAPとに基づいて補償信号CINを生成して変調器、駆動部、及び低域通過フィルタを経てアナログ信号形態の出力信号OUTが計測部に提供する。
時間t2で、二番目近似過程では、フィルタされた出力信号FOUTの値が正のオフセットで補正され、アナログ基準信号VAREFより大きいから比較信号CMPは論理状態「ハイ」に相応する。また負のオフセットで補正する必要があるから次の上位ビット、すなわち7回目ビット(t2のB6)は比較信号CMPと論理状態が反対の「0」の値を有する。時間t2でのデジタル近似コードDAPの残りビットはデジタル近似コードDAPの初期値を2ビットずつシフトして生成することができる。二番目近似結果、デジタル近似コードDAPは「10100000」の値を有する。補償部は同じ過程を通じてデジタル基準コードDRCからデジタル近似コードDAPを減算して補償信号CINを出力し、補償信号CINに基づいて生成されたフィルタされた出力信号FOUTがアナログ基準信号VAREFと比較される。
図7を参照すれば、オフセット補償の大きさは近似過程を経て少しずつ小さくなる。デジタル近似コードDAPが2進デジタルコードであるため、最上位ビットから順次補償レベルの大きさは2の補数形態で、すなわち1/2ずつ小さくなり、補償レベルを順次に減らしながら反復的に出力信号OUTのオフセットを補正して補償時間を短縮することがすることができる。したがって、より正確な補償を実現することができる。補償レベルの大きさは2の補数に限定されず、実施形態によって相異なる値を有することができる。また、デジタル近似コードのビット数も8ビットに限定されない。
連続近似レジスタで生成されるデジタル近似コードDAPが比較信号CMPに基づいて全部生成されれば、モード信号MODEが非活性化される。図7において、デジタル近似コードDAPは「10101010」であり、補償部100では順次に更新されるデジタル近似コードDAPを保存するから補償コードCPはモード信号MODEが非活性化された時点のデジタル近似コードDAPと実質的に同一である。
VCBは連続近似方法による補償レベルを示す。デジタル近似コードDAPによってデジタル入力信号DINを補償してフィルタされた出力信号FOUTが有するオフセットを減らすことが出来る。
図8は、図1の駆動部の一実施形態を示す図である。
図5を参照すれば、駆動部300aは、駆動電圧生成器310及び駆動回路320を含むことができる。
駆動電圧生成器310は補償コードCPに基づいて負のオフセットが発生した場合には、正電源電圧+VDDを増加させ、正のオフセットが発生した場合には正電源電圧+VDDを減少させるなどで、正電源電圧+VDDと負電源電圧−VDDの和が接地電圧GNDに相応するように第1駆動電圧VDD1及び第2駆動電圧VDD2を生成する。駆動電圧は、図6の補償部で臨時補償コードTCPの入力を受けて第1駆動電圧VDD1及び第2駆動電圧VDD2の大きさを各々調整することもできる。例えば、デジタル基準コードDRCが第1駆動電圧VDD1のN分割値を示す場合、生成された第1補償コードCP1に基づいて第1駆動電圧VDD1が調整され、デジタル基準コードDRCが第2駆動電圧VDD2のN分割値を示す場合、生成された第2補償コードCP2に基づいて第2駆動電圧VDD2を調整することができる。
駆動回路320は第1駆動電圧VDD1及び第2駆動電圧VDD2の間に直列に連結されたPMOSトランジスタMP及びNMOSトランジスタMNを含むことができる。
PMOSトランジスタMPは第1電源電圧VDD1に連結されたソース、変調信号MINの印加を受けるゲート及び低域通過フィルタLPFと連結されて増幅信号ASを出力するドレインを含む。NMOSトランジスタMNは第2電源電圧VDD2に連結されたソース、変調信号MINの印加を受けるゲート、及び低域通過フィルタLPFと連結されたドレインを含む。変調信号MINの同時入力を受けた駆動回路320は変調信号MINが論理状態「ハイ」に相応する場合にはNMOSトランジスタMNがターンオンされ、PMOSトランジスタMPがターンオフされて第2電源電圧VDD2に相応する増幅信号ASを出力する。変調入力信号MINが論理状態「ロー」に相応する場合にはNMOSトランジスタMNがターン-オフされてPMOSトランジスタMPがターンオンされ、第1電源電圧VDD1に相応する増幅信号ASを出力する。
増幅信号ASは低域通過フィルタLPFを通過して平均化されてデジタル信号の増幅信号ASをアナログ出力信号OUTとして出力する。
駆動部300は補償コードCPに基づいて駆動電圧VDRを調整してオフセットを減らす。駆動電圧生成器320により出力信号OUTのオフセットが減ることになってオフセット調整効果を向上させることができる。
図9は本発明の一実施形態に係る駆動部を示すブロック図である。
図9を参照すれば、駆動部300bは、駆動信号生成器315及び駆動回路325を含むことができる。
駆動信号生成器315は補償コードCP及び変調信号MINに基づいて補償駆動信号CSを生成する。補償駆動信号CSは補償コードCPに基づいて駆動回路325のターンオン抵抗によるミスマッチングを調整することができる。例えば、図1のオーディオ増幅器の計測モードで補償部100でデジタル接地電圧レベルに相応するデジタル基準コードDRCを入力する場合、出力信号OUTが接地電圧と微細な差を有するアナログ値を有するため、駆動回路の受動素子によるミスマッチングを計測することが難しい。
駆動電圧VDRのN分割値(Nは1以上の自然数)に相応するデジタルレベルのデジタル基準コードDRCを利用して補償信号CINを生成すれば、出力信号OUTは駆動電圧VDRのデジタル接地電圧レベルの信号ではなく、駆動回路325の駆動電圧VDRのN分割値を有する出力信号OUTが生成される。出力信号OUTは理想的には駆動電圧VDRのN分割値と同じ値を有するか、または、駆動回路325に含まれたトランジスタのターンオン抵抗の影響で駆動電圧VDRのN分割値より小さい出力信号OUTが生成され、これによって線形特性が劣化する。接地電圧レベルにおいてのオフセットを補正すると共に、ターンオン抵抗ミスマッチングの補正を行うことにより、動作信頼性を向上させることができる。
図10は、図9に含まれた駆動回路の一つの例を示す回路図である。
図10を参照すれば、駆動回路325は、PMOSトランジスタアレイ3251及びNMOSトランジスタアレイ3253を含むことができる。 PMOSトランジスタアレイ3251は複数のPMOSトランジスタ(MP0、MP1、…、MPn)を含み、NMOSトランジスタアレイ3253は複数のNMOSトランジスタ(MN0、MN1、…、MNn)を含むことができる。
PMOSトランジスタアレイ3251及びNMOSトランジスタアレイ3253は、第1駆動電圧VDD1及び第2駆動電圧VDD2との間に直列に連結され、PMOSトランジスタアレイ3251及びNMOSトランジスタアレイ3253が連結される第1ノードND1を通じて増幅信号ASが出力される。増幅信号ASは低域通過フィルタLPFと連結することができる。
PMOSトランジスタアレイ3251は第1駆動電圧VDD1と第1ノードND1との間に並列に連結された複数のPMOSトランジスタ(MP0、MP1、…、MPn)を含み、各トランジスタは駆動信号生成器315から補償駆動信号CSに含まれた補償駆動信号(PC0、PC1、…、PCn)を各々印加される。補償駆動信号(PC0、PC1、…、PCn)に基づいて複数のPMOSトランジスタ(MP0、MP1、…、MPn)はターンオンされるか、または、ターン-オフされる。
例えば、補償コードCPに基づいて変調信号MINが論理状態「ハイ」に該当する場合、1個のPMOSトランジスタがターンオンされなければならない場合ならば、PMOS補償駆動信号(PC0、PC1、…、PCn)は一つのPMOSトランジスタのみがターンオンされるようにし、論理状態「ロー」に該当する場合、PMOSトランジスタが全部ターンオフされるようにするPMOS補償駆動信号(PC0、PC1、…、PCn)を生成してターンオン抵抗を調節する。ターンオンされるPMOSトランジスタの数によってターンオン抵抗が調整される。ターンオンされるPMOSトランジスタの数が増加する場合、全体的なターンオン抵抗は減少する。すなわち、補償コードCPに基づいて変調信号MINが特定の値を有する場合、ターンオンされるトランジスタの個数が決定され、補償駆動信号CSが各トランジスタのゲートに入力されてターンオンまたはターン-オフされるかが制御される。
第1PMOSトランジスタMP0は第1ノードND1に連結されたドレイン、第1PMOS補償駆動信号PC0の印加を受けるゲート及び第1駆動電圧VDD1の印加を受けるソースを含み、第1NMOSトランジスタMN0は第1ノードND1に連結されたドレイン、第1NMOS補償駆動信号NC0の印加を受けるゲート、及び第2駆動電圧VDD2の印加を受けるソースを含む。第1PMOS補償駆動信号PC0及び第1NMOS補償駆動信号NC0は補償コードCPに基づいて実質的に同じ値を有するが、第1PMOS補償駆動信号PC0は第1補償コードCP1、また第1NMOS補償駆動信号NC0は第2補償コードCP2に基づいて各々相異なる値を有することもある。
複数のPMOSトランジスタ(MP1、…、MPn)は、第1PMOSトランジスタMP0と同じ構成を有し、複数のNMOSトランジスタ(MN1、…、MNn)は、第1NMOSトランジスタMN0と同じ構成を有する。ただし、それぞれのトランジスタのゲートに印加される信号のみが相違する。第2PMOSトランジスタMP1で第nPMOSトランジスタMPnは、各々第2PMOS補償駆動信号PC1で第nPMOS補償駆動信号PCnの入力を受け、第2 NMOSトランジスタMN1で第nNMOSトランジスタMNnは、各々第2 NMOS補償駆動信号NC1で第nNMOS補償駆動信号NCnを入力受ける。
補償駆動信号CSに応答してそれぞれのNMOSトランジスタ、あるいはPMOSトランジスタがターンオンまたはターン-オフされ、従って、複数のトランジスタによって駆動回路325のターンオン抵抗を調整することができる。
例えば、補償部のデジタル基準コード生成器150で正電源電圧+VDDのN分割値に相応するデジタル基準コードDRCが印加される場合、駆動部300bでは所定時間の間に論理状態「ハイ」値を有し、所定時間の間論理状態「ロー」値を有する増幅信号ASを生成して、出力信号OUTの周期の間の平均値が正電源電圧+VDDのN分割値に相応するようにする。
例えば、デジタル基準コードDRCが正電源電圧+VDDに相応する場合、増幅信号ASは、一周期の間論理状態「ハイ」に相応し、出力信号OUTは正電源電圧+VDDに相応しなければならない。しかし、駆動回路325で正電源電圧+VDDと実質的に同一の第1電源電圧VDD1から第1ノードND1に電流が供給されるが、複数のPMOSトランジスタ(MP0、MP1、…、MPn)のターンオン抵抗によって増幅信号ASは、正確には正電源電圧+VDDに相応せず、時間が経つほど値が小さくなる。
計測部500は出力信号OUTと補償部100で生成されたデジタル基準コードDRCに相応するアナログ電圧を有するアナログ基準信号VAREFとを比較して比較信号CMPを出力し、順次にデジタル近似コードDAPを生成する。アナログ基準信号VAREFは計測部500に含まれたアナログ基準信号生成器530によって生成することができ、デジタル基準コードDRC及びアナログ基準信号VAREFはオーディオ増幅器の別途の制御部によって制御することができる。
計測部500が出力信号OUTとアナログ基準信号VAREFとを比較して順次にデジタル近似コードDAPを生成し、補償部100がデジタル近似コードDAPに基づいて補償信号CINを出力して変調器200、駆動部300、及び低域通過フィルタ400を経て出力信号OUTを生成し、反復的にデジタル近似コードDAPを更新する過程は前述したのと同一である。
デジタル基準コードDRCの値を相異なるように変更しながら駆動回路325のターンオン抵抗を測定してオフセットを減らす過程はデジタル基準コードDRCの値を相異なるように変更しながら行なうことができる。実施形態によって、デジタル基準コードDRCが正電源電圧+VDDに相応する場合、PMOSトランジスタアレイ3251のターンオン抵抗を調整し、デジタル基準コードDRCが負電源電圧−VDDに相応する場合、NMOSトランジスタアレイ3253のターンオン抵抗を調整することができる。従って、接地電圧GNDを基準として正電源電圧+VDDのN分割値及び負電源電圧−VDDのN分割値に相応するデジタル基準コードDRCを入力してターンオン抵抗にともなう出力信号OUTを調整することになれば、それぞれの場合に対し生成された補償コードCPを演算して正確な補償コードCPを得たり、各々に対し相異なる補償信号を生成することができる。
図10では駆動回路325をD級増幅回路の構成で示したが、駆動回路325は一般的なオーディオ増幅回路のA級、B級、AB級増幅回路の構成を有することができる。
図11は本発明の一実施形態に係るアナログ基準信号生成器を示す回路図である。
図11を参照すれば、アナログ基準信号生成器530は、第1電源電圧VDD1及び第2電源電圧VDD2の間に直列に連結された複数の抵抗R0、R1、…、Rs)及び複数のスイッチ(SW0、SW1、…、SWs+1)を含むことができる。
第1電源電圧VDD1及び第2電源電圧VDD2は、駆動部300の駆動電圧VDRと同一とすることができ、実施形態によって各々正電源電圧+VDD及び負電源電圧−VDDと同一とすることができる。また、第1電源電圧VDD1及び第2電源電圧VDD2は図8を参照して説明した通り、補償コードCPに基づいて図8の駆動電圧生成器510によって相異なるように調整することもできる。
実施形態によってアナログ基準信号生成器530は、アナログ基準信号制御器531をさらに含むことができる。アナログ基準信号制御器531はアナログ基準信号VAREFをデジタル基準コードDRCと同一のアナログ値となるように生成するためのアナログ制御信号ACONを生成する。複数のスイッチ(SW0、SW1、…、SWs+1)は、各々アナログ制御信号ACONに応答して連結される。例えば、デジタル基準コードDRCが正電源電圧+VDDのデジタルレベルに相応する値を有する場合、アナログ基準信号VAREFが正電源電圧+VDDと同じアナログ値を有しなければならないため、第1スイッチSW0を連結するようにするアナログ制御信号ACONを生成する。
オーディオ増幅器は、順次的な近似過程を通じて得た補償コードCPに基づいてデジタル入力信号DINのレベルを補償するかまたは駆動電圧VDRを調整し、または、補償駆動信号CSを生成して駆動回路のターンオン抵抗を調整することができる。
オーディオ増幅器の動作過程で発生するオフセットを補正することによって、より正確な増幅を成し遂げることができ、正常な動作と関係なく常に消費される停止電流(quiescent current)を減らすことができる。
図12は、本発明の一実施形態に係るオーディオ増幅器を示すブロック図である。
図12を参照すれば、オーディオ増幅器800は、制御器810、補償部820、変調部830、駆動部840、計測部850、及び出力部RLを含むことができる。
制御器810は、増幅動作を計測モード及び正常モードのうちの一つに選択する。計測モードで動作する場合、モード信号MODEが活性化され、各々補償部820及び計測部860に提供される。また、補償部820で生成されるデジタル基準コードDRCのデジタルレベルを決めることができ、計測部860で出力信号OUTの比較基準になるアナログ基準信号VAREFが、デジタル基準コードDRCと同一値のアナログ電圧を有するように制御することができる。従って、制御器810は制御信号CONを生成して補償部820及び変調部830に提供する。
制御器810は、駆動部840が補償コードCPに基づいて別途の駆動電圧VDRを生成して動作することができるように設定することができる。
補償部820は、図5の補償部100aまたは図6の補償部100bと同様に構成され、計測モードでデジタル基準コードDRC及びデジタル近似コードDAPに基づいて補償信号CINを生成する。計測モードでは順次にデジタル近似コードDAPが更新されて補償信号CINが生成され、デジタル基準コードDRCは一定に維持される。計測過程が完了した場合、正常モードではデジタル入力信号DIN及び補償コードCPに基づいて補償信号CINを生成する。正常モードでは補償コードCPが一定に維持され、デジタル入力信号DINで補償コードCPを減算するなどで、補償動作が行われる。
変調器830は、補償信号CINを変調して変調信号MINを駆動部840に提供する。
駆動部840は、図5の駆動部300aまたは図9の駆動部300bと同様に構成され、駆動電圧VDRに基づいて動作し、変調信号MINを受信して駆動電圧VDRレベルに増幅して増幅信号ASを生成する。駆動電圧VDRは、電源電圧VDDであることができ、正電源電圧+VDD及び負電源電圧−VDDを含むことができる。
駆動電圧VDRは、外部から提供することができるが、駆動部840は、制御信号CON及び補償コードCPに基づいて駆動電圧VDRを生成することができる。実施形態に従って、駆動部840に含まれた駆動回路に入力される補償駆動信号CSを生成することができる。
低域通過フィルタ850は、増幅信号ASを平均化して高帯域成分を除去して出力信号OUTを生成する。出力信号OUTは出力部RLを介して使用者に提供されるか、または計測部860に提供される。
計測部860は図2の計測部500a、図3の計測部500b、または、図4の計測部500cとすることができ、制御信号CONに含まれたモード信号MODEに応答して活性化される。計測部860は、出力信号OUTをフィルタし、フィルタされた出力信号OUTを制御信号CONに基づいてデジタル基準コードが示すアナログ電圧と同一値を有するアナログ基準信号と比較して比較信号を生成する。比較信号に基づいて連続近似方法に従ってデジタル近似コードDAPを生成して補償部820に提供する。実施形態に従って、比較信号は一定の時間の間蓄積され、デジタル近似コードDAPとして生成される。デジタル近似コードDAPは低域通過フィルタを通過して雑音を除去した後に補償部820に提供されるようにすることもできる。
オーディオ増幅器800は、サンプラ870をさらに含むことができる。 サンプラ870はアナログ入力信号INをサンプリングしてデジタル入力信号DINを生成するか、または、デジタル入力信号を受けて動作周波数を高めてオーバーサンプリングしたデジタル入力信号DINを補償部820に提供する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明はオーディオ増幅器の接地に該当するデジタル基準コードを入力する場合、出力端で出力される信号をアナログ接地信号と比較して連続近似方式でオフセットを補正して補償されたコードを受信してデジタル入力信号にオフセットを事前補償して停止電流を減らすことができる。また、駆動回路の駆動電圧に比例するデジタル基準コードを入力する場合、連続近似方式で駆動回路のターンオン抵抗によるミスマッチングを補償して駆動回路の出力信号の線形性を向上させることができる。
従って、増幅動作を必要とする装置に利用することができ、特に、連続近似方式で速くて正確にオフセットあるいはミスマッチングを測定をすることができ、さらに、速い動作速度を要求し、停止状態でDC電流を減らすことができるため、携帯用装置に使うことができる。
100、820 補償部
500、860 計測部
300、840 駆動部
520 連続近似レジスタ

Claims (10)

  1. デジタル入力信号、デジタル基準コード、モード信号、及びデジタル近似コードに基づいて補償信号を生成する補償部と、
    前記補償信号に基づいて出力信号を生成する出力部と、
    前記出力信号及び前記モード信号に基づいて連続近似方法で前記デジタル近似コードの各ビットを順次に生成する計測部と、を含むことを特徴とするオーディオ増幅器。
  2. 前記計測部は、
    前記モード信号に応答してアナログ基準信号と前記出力信号とを比較して比較信号を生成する比較器と、
    前記比較信号に基づいて前記デジタル近似コードの最上位ビットから最下位ビットまで順次に生成する連続近似レジスタと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ増幅器。
  3. 前記補償部は、前記モード信号に応答して前記デジタル近似コードを補償コードとして保存するレジスタを含み、前記モード信号は計測モードまたは正常モードを示し、
    前記補償部は前記計測モードでは前記補償コード及び前記デジタル入力信号に基づいて前記補償信号を生成し、前記正常モードでは前記デジタル近似コード及び前記デジタル基準コードに基づいて前記補償信号を生成することを特徴とする請求項2に記載のオーディオ増幅器。
  4. 前記補償部は、前記モード信号に基づいて前記デジタル基準コードと前記デジタル入力信号のうちの一つを出力する第1多重化器と、
    前記モード信号に基づいて前記デジタル近似コードと前記補償コードのうちの一つを出力する第2多重化器と、
    前記第1多重化器の出力信号から前記第2多重化器の出力信号を減算する減算器と、を含むことを特徴とする請求項3に記載のオーディオ増幅器。
  5. 前記出力部は、
    駆動電圧によって駆動され、前記補償信号に基づいて生成された変調信号を増幅して増幅信号を提供する駆動部と、
    前記増幅信号をフィルタして出力信号を提供する低域通過フィルタと、を含むことを特徴とする請求項2に記載のオーディオ増幅器。
  6. 前記駆動部は、
    前記補償コードに基づいて第1及び第2駆動電圧を含む前記駆動電圧を生成する駆動電圧生成器と、
    前記駆動電圧によって駆動され前記変調信号に基づいて前記変調信号を増幅して前記増幅信号を生成する駆動回路と、を含むことを特徴とする請求項5に記載のオーディオ増幅器。
  7. 前記アナログ基準信号は前記駆動電圧のN分割値(Nは1以上の自然数)を示し、前記デジタル基準コードは前記駆動電圧のN分割値のデジタルレベルを示すことを特徴とする請求項5に記載のオーディオ増幅器。
  8. 前記駆動部は、
    前記補償コード及び前記変調信号に基づいて補償駆動信号を生成する駆動信号生成器と、
    前記駆動電圧によって駆動され、前記補償駆動信号を増幅して増幅信号を生成する駆動回路と、を含むことを特徴とする請求項7に記載のオーディオ増幅器。
  9. 前記駆動電圧は第1駆動電圧及び第2駆動電圧を含み、
    前記補償部は、
    前記デジタル基準コードが前記第1駆動電圧のN分割値を示す場合、前記デジタル近似コードを第1補償コードとして保存し、前記デジタル基準コードが前記第2駆動電圧のN分割値を示す場合、前記デジタル近似コードを第2補償コードとして保存するレジスタと、
    前記第1及び第2補償コードの和を前記補償コードとして生成する補償コード演算器と、を含むことを特徴とする請求項8に記載のオーディオ増幅器。
  10. 前記補償駆動信号はPMOS補償駆動信号及びNMOS補償駆動信号を含み、
    前記駆動回路は、
    前記第1駆動電圧及び第1ノードの間に並列に連結され、前記PMOS補償駆動信号を各々入力受ける複数のPMOSトランジスタと、
    前記第1ノード及び前記第2駆動電圧の間に連結され、前記NMOS補償駆動信号を入力受ける複数のNMOSトランジスタと、を含むのを特徴とする請求項9に記載のオーディオ増幅器。
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