JP2011076772A - ヒューズホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒューズ挿抜時に、電気的接続部と回路基板との固着箇所が破損することを防止可能なヒューズホルダを提供する。
【解決手段】回路基板10に実装され、ヒューズ20が着脱可能なヒューズホルダ30であって、ヒューズ20の端子部21を挿抜可能な端子接触片60と、端子接触片60に一体的に形成され、回路基板10に固定されて端子接触片60を保持する保持脚部63と、回路基板10の表面に形成されたはんだ部11に導通可能に固着される基板接続脚部69と、端子接触片60と基板接続脚部69との間に設けられ、ヒューズ20の着脱に伴って弾性変形可能な応力緩和部66と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヒューズホルダに関する。
従来、回路基板に実装されるヒューズホルダとして、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1のヒューズホルダは、はんだ付けによって回路基板へ固定されるとともに、電気的な接続がされ、ヒューズを挿抜可能な構成となっている。これにより、ヒューズが溶断した場合などに、ヒューズの交換作業を容易に行うことができる。
特開2005−100940号公報
上記構成のものでは、ヒューズ挿抜時に、ヒューズとヒューズホルダとの摩擦に起因して、ヒューズホルダと回路基板との間に挿抜方向の力が作用する。その結果、ヒューズホルダと回路基板との電気的接続部(はんだ部)に応力が集中してしまう。このため、はんだ部が破損し、ヒューズホルダと回路基板との電気的接続が断たれてしまうおそれがある。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路基板との電気的な接続信頼性をより高くできるヒューズホルダを提供することを目的とする。
本発明は、回路基板に実装され、ヒューズが着脱可能なヒューズホルダであって、前記ヒューズの端子部を挿抜可能なヒューズ端子接続部と、前記ヒューズ端子接続部に一体的に形成され、前記回路基板に固定されて前記ヒューズ端子接続部を保持する保持脚部と、前記回路基板の表面に形成された導電部に導通可能に固着される基板接続脚部と、前記ヒューズ端子接続部と前記基板接続脚部との間に設けられ、前記ヒューズの着脱に伴って弾性変形可能な応力緩和部と、を備えたことに特徴を有する。
ヒューズの端子部をヒューズ端子接続部に挿抜する際には、端子部がヒューズ端子接続部に当接することで、ヒューズホルダと回路基板との間に挿抜方向の応力が作用する。本発明においては、基板接続脚部とヒューズ端子接続部との間には弾性変形可能な応力緩和部が設けられている。このような構成とすれば、ヒューズ挿抜時に、応力緩和部が弾性変形することで、基板接続脚部に作用する応力が緩和される。これによって、基板接続脚部と回路基板の導電部との固着箇所が破損することを防止でき、電気的な接続信頼性を高くすることが可能となる。ところで、電気的な接続信頼性を高くするためだけであれば、保持脚部を備えずに基板接続脚部のみを備えた構成であればよい。しかし、仮に、ヒューズ端子接続部と回路基板とが基板接続脚部のみを介して固定されている場合、ヒューズ挿抜時には、応力緩和部が弾性変形する結果、ヒューズ端子接続部が保持されにくく、作業性が低下する。そこで、本発明においては、基板接続脚部の他に保持脚部を備え、ヒューズ端子接続部を、保持脚部を介して、回路基板に保持させる構成とした。このようにすれば、ヒューズ挿抜時にヒューズ端子接続部を確実に保持することができ、作業性が良好となる。
また、前記応力緩和部は、蛇腹形状をなすものとすることができる。蛇腹形状であれば、例えばコイルばねによる弾性変形可能な形状と比較して、応力緩和部の形成が容易となる。特に、板材から応力緩和部を形成する場合などは、板材を蛇腹状に折り曲げるだけでよく、好適である。
また、前記ヒューズ端子接続部及び前記ヒューズを収容可能なフレームを備え、前記フレームには、収容された前記ヒューズに下方から当接可能なヒューズ支持部が形成されているものとすることができる。このような構成とすれば、ヒューズ端子接続部及びヒューズをフレーム内に収容することで、ヒューズの端子部とヒューズ端子接続部との接続箇所を保護することができる。また、収容されたヒューズをヒューズ支持部によって受けることができる。このため、ヒューズ取付時の力をフレームによって受けることができ、基板接続脚部へ作用する応力をより一層小さくできる。
また、前記ヒューズ端子接続部は、対向配置された一対の平板を備え、前記両平板には、前記ヒューズ側へ突き出すことで、前記ヒューズの端子部と接触可能な接触部がそれぞれ形成されているものとすることができる。
また、前記ヒューズ端子接続部は、前記端子部が挿通される端子挿通孔を有する略箱状をなしており、前記端子挿通孔を構成する壁部において、前記端子部と対向する箇所を内側へ突き出すことで、前記端子部を挟持可能な一対の接触部が形成され、前記保持脚部は、前記ヒューズ端子接続部の下端から、前記回路基板の平面方向に沿って延設され、前記応力緩和部は、前記ヒューズ端子接続部の上端から、前記回路基板側に延設され、前記基板接続脚部は、前記応力緩和部の下端から、前記回路基板の平面方向に沿って延設されているものとすることができる。
本発明によれば、回路基板との電気的な接続信頼性をより高くできるヒューズホルダを提供できる。
本発明の実施形態1に係るヒューズホルダの概略構成を示す分解斜視図 ヒューズホルダを示す斜視図 ヒューズホルダの内部構造を示す正断面図 ヒューズの取付作業を示す正断面図 ヒューズホルダを示す正面図 ヒューズホルダを示す側面図 ヒューズホルダを示す平面図 フレームを示す平面図 端子接触片を示す正面図 端子接触片を示す側面図 本発明の実施形態2に係るヒューズホルダの概略構成を示す分解斜視図 ヒューズホルダを示す斜視図 ヒューズホルダを示す正面図 ヒューズホルダを示す側面図 ヒューズホルダの内部構造を示す正断面図 ヒューズホルダの内部構造を示す側断面図 ヒューズホルダを示す平面図 ヒューズの取付作業を示す正断面図 ヒューズの取付作業を示す側断面図 端子接触片を示す正面図 端子接触片を示す平面図 端子接触片を示す正断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態のヒューズホルダ30は、略直方体形状をなすヒューズ20を回路基板10に対して着脱可能に取り付けるもので、箱形をなすフレーム40と、このフレーム40に取り付けられる一対の端子接触片60と、を備えている。ヒューズ20は、内部に封入された溶断部(図示せず)と、その溶断部と電気的に接続され、ヒューズ20の長手方向両端に取り付けられた端子部21と、を備える。
両端子接触片60は、ヒューズ20の端子部21とそれぞれ電気的に接触するものである。両端子接触片60は、同じ形状をなし、一方の端子接触片60を他方の端子接触片60に対して向かい合わせにした状態で、フレーム40の長手方向における両端にそれぞれ取り付けられる。なお、以下の説明においては、ヒューズホルダ30から回路基板10に向かう方向(図3の下側)を下側、その反対方向(図3の上側)を上側とする。また、図3における左右方向を長さ方向(フレーム40の長手方向)とする。また、図7における上下方向を幅方向とし、この幅方向においては、図7における上側を後側、下側を前側とする。
次にフレーム40の構成について説明する。フレーム40は、端子接触片60及びヒューズ20を収容するもので、エポキシ樹脂や、プラスチック等の絶縁材料をトランスファー成形や射出成形して形成されている。図1に示すように、フレーム40は、上方を開口された略箱型をなしており、端子接触片60及びヒューズ20を上方から収容可能となっている。また、図3に示すように、フレーム40の底壁41において、長さ方向及び幅方向における中央部には、上面が平らに形成された略円錐状のヒューズ支持部41Aが突設されている。フレーム40内に収容されたヒューズ20は、ヒューズ支持部41Aの上面に支持される構成となっている。
図1及び図8に示すように、底壁41において、長さ方向における両端側を上下(ヒューズ20の着脱方向)に貫通することで接触片収容部41Bがそれぞれ形成されている。各接触片収容部41Bは、各端子接触片60の各本体部61(後述)を収容可能となっている。また、両側壁42の下側を長さ方向に貫通することで下側に開口する側壁開口部42Bがそれぞれ形成されており、各側壁開口部42Bは各接触片収容部41Bと連通されている。また、図4及び図5に示すように、フレーム40の前壁43及び後壁44において、ヒューズ20の長手方向中央部に対応する箇所を上方に開口することで、上側開口部45がそれぞれ形成されている。図5に示すように、前側(及び後側)からヒューズ20の長手方向中央部は露出しており、両上側開口部45を通じて、指を差し入れることによって、ヒューズホルダ30に取り付けられた状態のヒューズ20を把持することが可能となっている。
図5に示すように、前壁43及び後壁44の長さ方向における両端及び中央部においては、回路基板10側に突き出して脚部46が、それぞれ形成されている。この脚部46は回路基板10に近接している(又は当接していてもよい)。これにより、フレーム40が上側から押圧された際には、脚部46を介して、回路基板10にフレーム40が支持される構成となっている。
次に端子接触片60の構成について説明する。端子接触片60は、例えば、金属薄板に打ち抜き加工および折り曲げ加工をすることによって形成され、電気伝導性を有している。図1及び図9に示すように、端子接触片60は、上下に長い平板状をなす本体部61と、本体部61の上端から延設される押さえ片71及び押圧片65と、本体部61の上端から下方に折り返されて形成された応力緩和部66とを主体に構成されている。なお、左右の両端子接触片60の構成は同じであるため、以下の説明では、基本的には、右側の端子接触片60について説明を行うものとする。
図3及び図9に示すように、本体部61において、ヒューズ20の端子部21に対向する箇所を内側(端子部21側)へ湾曲する形で突き出すことで、接触部62が形成されている。図4に示すように、両接触部62の突出端の対向間隔A1は、ヒューズ20の全長A2より、わずかに小さくなるように設定されている。また、両接触部62は、外側(端子部21から遠ざかる側)に弾性変形可能となっている。上記の構成により、両接触部62によってヒューズ20を、その長手方向両側から、挟持可能な構成となっている。言い換えると、端子部21を挟むように対向配置された一対の本体部61(一対の平板)によって、ヒューズ20の端子部21を挿抜可能なヒューズ端子接続部が構成されている。
図3に示すように、ヒューズ20の端子部21は接触部62の突出端と接触する構成となっている。このようにすれば、例えば、接触部62が平坦な形状をなし、接触部62とヒューズ20とが面当たりする構成と比較して、両者の接触面積を小さくすることが可能となる。これにより、ヒューズ挿抜時におけるヒューズ20と接触部62との間の摩擦力が低減され、ヒューズ20の挿抜に要する力を低減させることが可能となる。
図4及び図9に示すように、本体部61の下端を、内側へ直角に折り曲げることで、本体部61と一体的に保持脚部63が形成されている。また、本体部61の一部を外側(図4の左右両側)に上昇傾斜する形で折り曲げることで係止爪64が形成されている。この係止爪64は、その基端側を支点として長さ方向に弾性変形可能となっている。図4に示すように、係止爪64は、フレームの側壁42の下面42A(言い換えると、側壁開口部42Bの上側)に係止する構成となっており、端子接触片60の上方への移動を規制することで、端子接触片60の抜け止めをする機能を担っている。
図3及び図9に示すように、押さえ片71は、内側(ヒューズ20に向かう側)へ向かって上昇傾斜する形で延設されている。押さえ片71の先端71Aは、ヒューズ20の上方に配されている。これにより、ヒューズ20の端部を押さえ片71の下面によって、上方から押さえることが可能となっている。押圧片65は、押さえ片71の先端(上端)から、外側に向かって上昇傾斜する形で延設されており、押圧片65の上面は外側へ向かって上昇傾斜する押圧面65Aとされる。すなわち、押さえ片71と押圧片65との双方によって、内側へ向かって凹む略V字状の板片を構成している。また、図4に示すように、本体部61は、フレーム40の側壁42とわずかに隙間を空けて対向配置されている。これにより、押圧片65の押圧面65Aを上方から押圧することで、この隙間の分だけ、本体部61を外側に開く方向に変形させ、両接触部62間の対向間隔を広げることが可能となっている。
応力緩和部66は、外側へ下降傾斜する連結部67と、連結部67の下端から下方へ延びる伸縮部68と、を備えている。伸縮部68は蛇腹状をなす形で折り曲げられており、図3の上下方向(ヒューズホルダ30に対するヒューズ20の着脱方向)に伸縮するように弾性変形可能となっている。これにより、伸縮部68は、ヒューズ20の挿抜に伴って、弾性変形可能となっている。
伸縮部68の下端を外側へ直角に折り曲げることで、基板接続脚部69が延設されている。つまり応力緩和部66は、本体部61(ヒューズ端子接続部)と基板接続脚部69との間に設けられている。応力緩和部66の長さは、基板接続脚部69の高さが保持脚部63と同じ高さに配されるように設定されている。図6及び図10に示すように、押圧片65及び応力緩和部66は、幅方向に隣接して配されている。このため、フレーム40に取り付けられた状態では、図7の平面視にて示すように、一方の端子接触片60における押圧片65に対向して他方の端子接触片60における応力緩和部66が配される。
次に、ヒューズホルダ30の組立及び実装について説明を行う。まず、フレーム40に対して、両端子接触片60を取り付けてゆく。具体的には、図1に示すように、各端子接触片60の各応力緩和部66が、それぞれ外側を向く形で、上方から各接触片収容部41Bに各本体部61を挿入する。このとき、本体部61の係止爪64は、側壁42の内面に当接し内側へ変形する。さらに、各接触片収容部41Bに各本体部61を挿入してゆくと、係止爪64の先端が側壁42の下側へ達する。すると、図3に示すように、係止爪64は弾性復帰し、側壁42の下面42Aに係止する。これにより、フレーム40への両端子接触片60の取付が完了し、ヒューズホルダ30の組立が完了する。
次に、ヒューズホルダ30を回路基板10の所定箇所に配し、保持脚部63及び基板接続脚部69を、それぞれ回路基板10に形成されたランド12、13に、表面実装状態ではんだ付けする(はんだ部を符号11にて示す、図4及び図5参照)。ここで、基板接続脚部69が、はんだ付けされるランド12は、回路基板10上に形成された配線パターン14と電気的に接続されている。言い換えると、基板接続脚部69は回路基板10の表面に形成された配線パターン14(導電部)に導通可能に固着されており、基板接続脚部69はランド12と電気的に接続されている。一方、保持脚部63は、はんだ付け(はんだ部11)により回路基板10のランド13に固定され、これにより、端子接触片60が回路基板10に保持される。また、保持脚部63がはんだ付けされるランド13は、回路基板10上に形成された配線パターンと電気的に接続されていない。つまり、端子接触片60と回路基板10の配線パターン14との電気的接続は、基板接続脚部69を介してのみ行われている。
次に、回路基板10に実装されたヒューズホルダ30に対して、ヒューズ20を取り付ける際の作用について説明する。まず、作業者は、ヒューズ20の長手方向における中央付近を把持し、フレーム40の上方の開口から、ヒューズ20を挿入する。この挿入過程で、図4に示すように、ヒューズ20の両端部で、両押圧片65の各押圧面65Aを、それぞれ上方から押圧してやる(図4では、左側の押圧片65のみ図示)。すると、両押圧片65及び両押さえ片71は、それぞれ外側へ開くように撓み変形する。上述したように、本体部61は、フレーム40の側壁42との間に、わずかに隙間を空けて配されている。このため、両押圧片65の変形に伴って、両端子接触片60における両接触部62の対向間隔が、自然状態における長さA1より、わずかに大きくなる。これにより、ヒューズ20を両接触部62間に挿入するために必要な挿入力が少なくなる。本体部61が側壁42に当接した後、さらに、押圧面65Aを押圧すると、押さえ片71は基端を支点として外側に変形する。このように押さえ片71を外側に開くことで、押さえ片71の先端71Aを、ヒューズ20の上方から退避する位置まで変位させる(図3の2点鎖線で図示)。これにより、上方からヒューズ20を両接触部62間に挿入させることが可能となる。
そして、ヒューズ20の端子部21で両接触部62の上側の湾曲面を押圧することで、両接触部62を外側に押し広げながら、両接触部62間にヒューズ20を挿入してゆく。やがて、ヒューズ20の下側の面がヒューズ支持部41Aに当接する。これにより、ヒューズ20は、ヒューズ支持部41Aに支持されると共に、両接触部62に押圧されることで挟持された状態となる。そして、各接触部62が各端子部21と、それぞれ接触することで、ヒューズホルダ30とヒューズ20との電気的接続がされる。
また、図3に示す位置までヒューズ20が挿入されると、ヒューズ20による押圧片65の押圧が解除され、押さえ片71が初期状態(図3の状態)に弾性復帰する。これにより、各押さえ片71の下面によって、ヒューズ20の各端子部21が上方から押さえられ、ヒューズ20が抜け止めされた状態となる。以上の作業により、ヒューズ20の取り付けが完了する。なお、ヒューズ20で押圧片65を押圧する代わりに、手で押圧片65を押圧してもよい。
上記した取付過程においては、ヒューズ20の各端子部21が、各接触部62に摺動する際の摩擦力によって、両端子接触片60は、回路基板10側へ押圧される。このため、端子接触片60と回路基板10との固定箇所である保持脚部63及び基板接続脚部69には、回路基板10を押圧する方向の応力が作用する。ここで、基板接続脚部69は、ヒューズ着脱方向において伸縮可能な応力緩和部66を介して本体部61と連結されている。このため、ヒューズ20の取付時には、応力緩和部66が縮むことで、基板接続脚部69へ作用する応力が緩和され、はんだ部11に作用する応力は緩和される。一方、保持脚部63は、ヒューズ20挿入時の力の大部分を受けることになる。このように、応力緩和部66を設けることによって、ヒューズ挿入に伴って生じる応力は、保持脚部63側に集中し、基板接続脚部69側に集中することを防止できる。このため、基板接続脚部69と回路基板10の接続箇所であるはんだ部11の破損を防止でき、電気的な信頼性をより高くできる。
次に、ヒューズホルダ30からヒューズ20を取り外す作業について説明する。例えば回路基板10上の回路パターンに過電流が流れ、回路保護のためヒューズ20が溶断した場合、他のヒューズと交換するために、ヒューズ20を取り外す必要が生じる。このような場合、まず、作業者は両押圧片65の押圧面65Aを上方から押圧し、押さえ片71の先端71Aを、ヒューズ20の装着時におけるヒューズ20の上方から退避する位置まで変位させる。これにより、ヒューズ20と押さえ片71との干渉を避け、ヒューズ20を両接触部62間から取り出すことが可能となる。続いて、両押圧片65を押圧した状態で、フレーム40の上側開口部45から指を差し入れ、長手方向におけるヒューズ20の中央付近を把持し、ヒューズ20を取り外す。
この取り外し過程においては、ヒューズ20の各端子部21が各接触部62に摺動する際の摩擦力によって、両端子接触片60を回路基板10から引き離す方向(図5の上方向)に力が作用する。また、押圧面65Aを上方から押圧すると、端子接触片60は、回路基板10側へ押さえつけられる。このため、上記のように両押圧片65を押圧した状態で、ヒューズ20を取り外すようにすれば、両端子接触片60と回路基板10との接続箇所(保持脚部63及び基板接続脚部69)に作用する引き離し方向(回路基板10から遠ざかる方向)の応力を小さくすることができる。
さらに、ヒューズの取り外しに伴って応力緩和部66が伸張(弾性変形)することによって、基板接続脚部69側、ひいては、はんだ部11に作用する応力が緩和される。このため、ヒューズ20を取り外す際においても、基板接続脚部69と回路基板10との接続箇所(はんだ部11)に作用する応力を緩和でき、はんだ部11の破断を防止できる。この結果、ヒューズホルダ30と回路基板10との電気的な接続信頼性を高くすることができる。
以上説明したように、本実施形態においては、基板接続脚部69と本体部61との間には弾性変形可能な応力緩和部66が設けられている。このような構成とすれば、ヒューズ20挿抜時に、応力緩和部66が弾性変形することで、基板接続脚部69に作用する応力が緩和される。これによって、基板接続脚部69と回路基板10のはんだ部11との固着箇所が破損することを防止でき、電気的な接続信頼性を高くすることが可能となる。ところで、電気的な接続信頼性を高くするためだけであれば、保持脚部63を備えずに基板接続脚部69のみを備えた構成であればよい。しかし、仮に、本体部61と回路基板10と基板接続脚部69のみを介して固定されている場合、ヒューズ20挿抜時には、応力緩和部66が変形する結果、本体部61が保持されず作業性が低下する。そこで、本実施形態においては、基板接続脚部69の他に保持脚部63を備え、本体部61を、保持脚部63を介して、回路基板10に保持させる構成とした。このようにすれば、ヒューズ20挿抜時に本体部61を確実に保持することができ、作業性が良好となる。
また、応力緩和部66は、蛇腹形状をなしている。蛇腹形状であれば、例えばコイルばねによる弾性変形可能な形状と比較して、応力緩和部66の形成が容易となる。特に、本実施形態のように、板材から応力緩和部66を形成する場合などは、板材を蛇腹状に折り曲げるだけでよく、好適である。
また、端子接触片60及びヒューズ20を収容可能なフレーム40を備え、フレーム40には、収容されたヒューズ20に下方から当接可能なヒューズ支持部41Aが形成されている。このような構成とすれば、端子接触片60及びヒューズ20をフレーム40内に収容することで、ヒューズ20の端子部21と端子接触片60との接触箇所を保護することができる。また、収容されたヒューズ20をヒューズ支持部41Aによって受けることができる。このため、ヒューズ取付時の力をフレーム40によっても受けることができ、基板接続脚部69へ作用する力をより一層小さくできる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図11ないし図22によって説明する。本実施形態においては、ヒューズの種類が、上記実施形態1と異なり、これに対応してヒューズホルダの構成も異なっている。なお、以下の説明においては、図13における左右方向を長さ方向とし、図17における上下方向を幅方向とする。また、図17における上側を後側、下側を前側とする。なお、この実施形態2では、上記した実施形態1と同じ名称の部位には、同一の符号を用い、構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態のヒューズホルダ130に挿抜されるヒューズ120は、一対の平板状の端子部121を溶断部(図示せず)で連結し、その溶断部を含む端子部121の基端側を絶縁ハウジング122内に収容してなるブレード型ヒューズである。各端子部121の先端側は、絶縁ハウジング122から下方に突き出しており、ヒューズホルダ130へ挿抜される。なお、以下の説明においては、ヒューズホルダ130から回路基板10に向かう方向(図13の下側)を下側、その反対方向(図13の上側)を上側とする。
本実施形態のヒューズホルダ130は、図11に示すように、各端子部121がそれぞれ挿抜される一対の端子接触片160と、両端子接触片160が取り付けられるフレーム140と、を備えている。両端子接触片160は同じ形状をなし、一方の端子接触片160を他方に対して180度回転させた状態で、フレーム140内にそれぞれ収容される。
まず、フレーム140の構成について説明する。フレーム140は、端子接触片160及びヒューズ120を収容して保持する機能を担っており、エポキシ樹脂や、プラスチック等の絶縁材料をトランスファー成形や射出成形して形成されている。フレーム140は、その内部が上下に貫通された略箱型をなしており、ヒューズ120を上方から嵌合可能となっている。図15に示すように、フレーム140の内部における下側には、フレーム140の前壁143と後壁144とを連結する形で、仕切壁141が形成されている。この仕切壁141によって、フレーム140の内部空間における下側は、幅方向の中央で仕切られており、各端子接触片160が収容可能な接触片収容部141Bとなっている。
また、フレーム140の仕切壁141の上端はヒューズ支持部141Aとされる。ヒューズ120がフレーム140内に収容された状態では、ヒューズ支持部141Aの上面にヒューズ120における絶縁ハウジング122の下面が当接することで、ヒューズ120を支持可能な構成となっている。また、フレーム140の両側壁142の下側を長さ方向に貫通することで側壁開口部142Bが形成されている(図14参照)。側壁開口部142Bは接触片収容部141Bと連通されており、側壁開口部142Bを通じて、後述する端子接触片160の応力緩和部166がフレーム140の外側に突き出す構成となっている(図12及び図14参照)。
図13に示すように、フレーム140の前壁143及び後壁144において、ヒューズ120の長さ方向における中央部に対応する箇所を上方に開口することで、上側開口部145がそれぞれ形成されている。図13に示すように、前側(及び後側)からヒューズ120(絶縁ハウジング122)の長さ方向における中央部は露出しており、両上側開口部145を通じて、指を差し入れることで、ヒューズ120(絶縁ハウジング122)を把持可能となっている。
図13に示すように、前壁143及び後壁144において、長さ方向における両端及び中央部には、回路基板10側に突き出して脚部146が、それぞれ形成されている。この脚部146は回路基板10に当接(又は近接)している。これにより、フレーム140が上側から押圧された際には、脚部146を介して、回路基板10にフレーム140が支持される構成となっている。
次に端子接触片160の構成について説明する。端子接触片160は、例えば、金属薄板に打ち抜き加工および折り曲げ加工をすることによって形成され、電気伝導性を有している。図11、図20及び図21に示すように、端子接触片160は、ヒューズ120の端子部121が挿通可能な端子挿通孔161Eを有する本体部161(ヒューズ端子接続部)と、本体部161から延設された応力緩和部166とを主体に構成されている。なお、左右の両端子接触片160の構成は同じであるため、以下の説明では、基本的に右側の端子接触片160について説明を行うものとする。
図21に示すように、本体部161は、1枚の金属薄板を直角に折り曲げることで略箱状に形成されている。これにより、本体部161の内部には、平面視において、周囲4辺を壁部によって囲まれた空間(端子挿通孔161E)が形成される。言い換えると、端子挿通孔161Eは、上下方向(ヒューズ120の着脱方向)に貫通され、平面視矩形状をなしている。また、本体部161における右側の側壁は、2枚重なる形で形成されている(外側の側壁に符号161A1、内側の側壁に符号161A2を付す)。本体部161における後壁もまた、2枚重なる形で形成されている(外側の後壁に符号161B1、内側の後壁に符号161B2を付す)。また、本体部161は、長さ方向の長さより幅方向の長さが短く設定されている。
図22に示すように、本体部161の前壁161D及び後壁161B2(端子挿通孔161Eを構成する壁部、対向配置された一対の平板)においては、ヒューズ120の端子部121に対向する箇所を内側へ湾曲させる形で突き出すことで、一対の接触部162(挟持部)が対向して形成されている。図19に示すように、両接触部162の突出端における対向間隔B1は、端子部121の幅方向における長さB2より、わずかに小さくなるように設定されている。また、両接触部162は、外側に弾性変形可能となっている。上記の構成により、両接触部162はヒューズ120の端子部121を、その幅方向両側から挟持可能な構成となっている。図17に示すように、両接触部162は、接触片収容部141Bを通じて、フレーム140の上方から臨むように配されている。これにより、フレーム140の上方から、端子部121を挿入することで、両接触部162間に端子部121を差し入れることが可能となっている。
図11及び図19に示すように、本体部161の前壁161Dには、その下端を、前方へ直角に折り曲げることで、保持脚部163が一体的に形成されている。言い換えると、保持脚部163は回路基板10の平面方向に沿って延設されている。また、本体部161の前壁161Dの上端からは、端子接触片160の外側(前側)に略直角に曲げられた係止爪164が延設されている。図19に示すように、この係止爪164は、フレーム140の前壁143(又は後壁144)の内側の面に形成された段部147の上面に係止される構成となっており、端子接触片160の下方への移動を規制することで、フレーム140が端子接触片160から上方に離脱することを防止している。
応力緩和部166は、外側の側壁161A1の上端から、下側(回路基板側)に折り返す形で延設されており、外側へ下降傾斜する連結部167と、連結部167の下端から、さらに下方へ延びる伸縮部168と、を備えている。伸縮部168は蛇腹状をなすように折り曲げられており、図13の上下方向(ヒューズホルダ130に対するヒューズ120の着脱方向)において、伸縮する形で弾性変形が可能となっている。応力緩和部166は、その下端が、保持脚部163と同じ高さに達する長さで設定されている。応力緩和部166には、その下端を外側へ直角に折り曲げることで、基板接続脚部169が形成されている。言い換えると基板接続脚部169は、回路基板10の平面方向に沿って延設されている。図11に示すように、基板接続脚部169と保持脚部163とは、平面視(ヒューズ120の着脱方向から視た面)において、直交する形で延設されている。
なお、前述したように、両端子接触片160は、それぞれ他方に対して180度回転させた状態で、フレーム140内にそれぞれ収容される。このため、左側の端子接触片160においては、前後左右が右側の端子接触片160の構成と逆の構成になる。具体的には、図17に示すように、左側の端子接触片160においては、保持脚部163は、後側へ突き出している。また、左側の端子接触片160においては、係止爪164が、後壁144に形成された段部147へ係止されている。
次に、ヒューズホルダ130の組立及び実装について説明を行う。まず、フレーム140に対して、両端子接触片160を取り付けてゆく。具体的には、図11に示すように、両端子接触片160の各応力緩和部166が、それぞれ外側を向くように、両端子接触片160をそれぞれ位置合わせし、下方から、各接触片収容部141Bに各本体部161を挿入する。このとき、本体部161の係止爪164は、側壁142の内面に当接し内側へ弾性変形する。さらに、各接触片収容部141Bに各本体部161を挿入してゆくと、各係止爪164の先端が各段部147の上側へ達する。すると、係止爪164は弾性復帰し、段部147の上面に係止する(図16)。また、この状態では、各応力緩和部166が各側壁開口部142Bから外側に突き出すように配される。これにより、フレーム140への両端子接触片160の取付が完了し、ヒューズホルダ130の組立が完了する。
次に、ヒューズホルダ130を回路基板10の所定箇所に配し、保持脚部163及び基板接続脚部169を、それぞれ回路基板10に形成されたランド12、13に表面実装状態ではんだ付けする(はんだ部を符号11にて示す、図13及び図15参照)。ここで、基板接続脚部169がはんだ付けされるランド12は、回路基板10上に形成された配線パターン14と電気的に接続されている。言い換えると、基板接続脚部169は回路基板10の表面に形成された配線パターン14(導電部)に導通可能に固着されている。一方、保持脚部163は、はんだ部11を介して回路基板10に固定され、これにより、端子接触片160が回路基板10に保持される。また、保持脚部163がはんだ付けされるランド13は、回路基板10上に形成された配線パターンと電気的に接続されていない。つまり、端子接触片160と回路基板10の配線パターン14との電気的接続は、基板接続脚部169を介してのみ行われている。
次に、回路基板10に実装されたヒューズホルダ130に対して、ヒューズ120を取り付ける際の作用について説明する。ます、作業者は、ヒューズ120の絶縁ハウジング122の上部付近を把持し、ヒューズ120の各端子部121を各端子接触片160に位置合わせした状態で、フレーム140の上方の開口から、ヒューズ120を挿入してやる(図18及び図19)。やがて、各端子部121の先端が各端子接触片160における本体部161の内部(端子挿通孔161E)に挿入され、両接触部162の上側の湾曲面に当接する。さらに、ヒューズ120を挿入してゆくと、各端子部121は両接触部162をそれぞれ外側に押し広げながら、両接触部162間に挿入されてゆく。やがて、絶縁ハウジング122の下側の面がヒューズ支持部141Aに当接する。これにより、ヒューズ120は、ヒューズ支持部141Aに支持されると共に、各端子部121が両接触部162にそれぞれ挟持された状態となる。これにより、ヒューズホルダ130とヒューズ120との電気的接続がされる。以上の作業により、ヒューズ120の取り付けが完了する。
上記した取付過程においては、ヒューズ120の各端子部121が各端子接触片160の両接触部62にそれぞれ摺動する際の摩擦力によって、両端子接触片160が、回路基板10側へ押圧される。このため、端子接触片160と回路基板10との固定箇所である保持脚部163及び基板接続脚部169には、回路基板10を押圧する方向の応力が作用する。本実施形態においても、上記実施形態1と同様に、基板接続脚部169は、応力緩和部166を介して本体部161と連結されている。このため、ヒューズ120の取付時には、応力緩和部166が縮むことで、基板接続脚部169と回路基板10との接続箇所(はんだ部11)に作用する応力が緩和される。また、保持脚部163は、ヒューズ120挿入時の力の大部分を受ける。これにより、ヒューズ挿入に伴って発生する応力が、電気的接続箇所である基板接続脚部169に集中することを防止できる。このため、基板接続脚部169と回路基板10との接続部(はんだ部11)が破断することがなく、電気的な信頼性を確保することができる。
次に、ヒューズホルダ130から、ヒューズ120を取り外す際の作用について説明する。ヒューズ120を取り外すためには、作業者は、フレーム140の上側開口部145から指を差し入れ、ヒューズ120における絶縁ハウジング122の上部を把持し、ヒューズ120を上方に引き抜くようにする。
ヒューズ120の各端子部121は、それぞれ両接触部162に挟持されている。このため、取り外し過程においては、端子部121と接触部162とが摺動する際の摩擦によって、両端子接触片160を回路基板10から引き離す方向に力が作用する。この場合には、応力緩和部166が、わずかに伸張することによって、基板接続脚部169に作用する応力は、保持脚部163に作用する応力と比べて小さくなる。このため、ヒューズ120を取り外す際においても、基板接続脚部169と回路基板10(ランド12及び配線パターン14)との接続箇所(はんだ部11)に作用する応力を緩和でき、はんだ部11の破断を防止できる。この結果、ヒューズホルダ130と回路基板10との電気的な信頼性を高くすることができる。
また、本実施形態においては、同形状の両端子接触片160を互いに180度回転させた形で配する構成とした。このため、図17に示すように、両保持脚部163は、それぞれ前後方向に延びるように配される。このような構成であれば、ヒューズ120を着脱する際に生じ得るヒューズホルダ130の前後方向の傾きを、両保持脚部163によって規制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記各実施形態においては、応力緩和部66、166の伸縮部68、168を蛇腹形状とすることで、ヒューズ着脱方向に伸縮可能な構成としたが、これに限定されない。例えば、応力緩和部66、166をコイルばね状に形成することで、ヒューズ着脱方向に伸縮可能な構成としてもよい。
(2)上記各実施形態においては、基板接続脚部69、169を介して、端子接触片60と回路基板10(配線パターン14)との電気的接続を行う構成とし、保持脚部63、163は、回路基板の配線パターンとは電気的に接続されていない構成とした。保持脚部63、163は、回路基板10の配線パターン14と電気的に接続されていてもよい。要するに、端子接触片60と回路基板10(配線パターン14)との電気的接続は、少なくとも基板接続脚部69を介して行われていればよい。
(3)上記各実施形態においては、ヒューズホルダ30、130を回路基板10に表面実装する構成を例示したが、これに限定されない。回路基板10にスルーホールを形成し、スルーホールを介して実装する構成であってもよい。なお、スルーホールを介して実装する場合は、例えば、保持脚部63、163や基板接続脚部69、169を平板状でなく、スルーホールに挿通可能なピン形状とすればよい。
(4)上記実施形態においては、一対の端子接触片60(本体部61)の各々に、押圧片65、押さえ片71を形成する構成を例示したが、これに限定されない。押圧片65、押さえ片71は、両本体部61のうち、いずれか一方の本体部61にのみ形成されていてもよい。
(5)上記実施形態においては、接触部62を湾曲する形状としたが、接触部62の形状は、これに限定されない。例えば、接触部62を内側に突き出すV字形状としてもよい。
10…回路基板
14…配線パターン(導電部)
20、120…ヒューズ
21、121…端子部
30、130…ヒューズホルダ
40、140…フレーム
41A、141A…ヒューズ支持部
61、161…本体部(ヒューズ端子接続部、平板)
62…接触部
63、163…保持脚部
66、166…応力緩和部
69、169…基板接続脚部
161B2…後壁(端子挿通孔を構成する壁部、平板)
161D…前壁(端子挿通孔を構成する壁部、平板)
161E…端子挿通孔
162…接触部(挟持部)

Claims (5)

  1. 回路基板に実装され、ヒューズが着脱可能なヒューズホルダであって、
    前記ヒューズの端子部を挿抜可能なヒューズ端子接続部と、
    前記ヒューズ端子接続部に一体的に形成され、前記回路基板に固定されて前記ヒューズ端子接続部を保持する保持脚部と、
    前記回路基板の表面に形成された導電部に導通可能に固着される基板接続脚部と、
    前記ヒューズ端子接続部と前記基板接続脚部との間に設けられ、前記ヒューズの着脱に伴って弾性変形可能な応力緩和部と、を備えたことを特徴とするヒューズホルダ。
  2. 前記応力緩和部は、蛇腹形状をなすことを特徴とする請求項1に記載のヒューズホルダ。
  3. 前記ヒューズ端子接続部及び前記ヒューズを収容可能なフレームを備え、
    前記フレームには、前記フレーム内に収容された前記ヒューズを支持可能なヒューズ支持部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヒューズホルダ。
  4. 前記ヒューズ端子接続部は、前記端子部を挟むように対向配置された一対の平板を備え、
    前記平板の各々には、前記端子部側へ突き出すことで、前記端子部と接触可能な接触部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒューズホルダ。
  5. 前記ヒューズ端子接続部は、前記端子部が挿通される端子挿通孔を有する略箱状をなしており、
    前記端子挿通孔を構成する壁部において、前記端子部と対向する箇所を内側へ突き出すことで、前記端子部を挟持可能な挟持部が形成され、
    前記保持脚部は、前記ヒューズ端子接続部の下端から、前記回路基板の平面方向に沿って延設され、
    前記応力緩和部は、前記ヒューズ端子接続部の上端から、前記回路基板側に延設され、
    前記基板接続脚部は、前記応力緩和部の下端から、前記回路基板の平面方向に沿って延設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のヒューズホルダ。
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