JP2011075789A - インクジェット塗布装置およびインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法。 - Google Patents

インクジェット塗布装置およびインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、多数のインクジェットヘッドを好適に洗浄することができ、また、スペーサ粒子分散液の無駄な消費も防止することが可能なインクジェット塗布装置およびインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法を提供する。
【解決手段】検査装置による透明基板の検査結果に基づいて、塗布不良領域301、302に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッド18A〜18Eを特定し、このインクジェットヘッド18A〜18E、または、このインクジェットヘッド18A〜18Eを含むインクジェットヘッドユニット12Aまたは12Bのみを、洗浄ユニットまたは超音波洗浄ユニットにより洗浄する。
【選択図】図22

Description

この発明は、液晶表示装置の製造時に、基板上にインクジェット方式によりスペーサ粒子を分散させたスペーサ粒子分散液を塗布することにより、スペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成するためのインクジェット塗布装置およびこのインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法に関する。
液晶表示装置は、2枚の基板の間に、透明電極、カラーフィルターおよびブラックマトリックスが配置され、さらに透明電極間の空間に液晶が封入された構成を有する。このときに、2枚の基板の間隔を規制し、液晶層の厚みを適正にするために、スペーサが形成される。
従来、このスペーサは、フォトリソ法を利用して形成されていたが、マスクを使用した工程が必要となり作業工程が煩雑となるばかりではなく、材料の使用効率が悪いという問題がある。このため、基板にインクジェット方式でスペーサ粒子を分散させたスペーサ粒子分散液を吐出することにより、スペーサ粒子でスペーサを形成する液晶表示装置の製造方法が提案されている(特許文献1参照)。
ところで、このような液晶表示装置の製造方法においては、インクジェット塗布装置が使用される。すなわち、多数の吐出口を備えたインクジェットヘッドを複数個列設したインクジェットヘッドユニットを、液晶表示装置用の透明基板に対して相対移動させ、それらのインクジェットヘッドから透明基板にスペーサ粒子を分散させたスペーサ粒子分散液を吐出させることにより、透明基板の表面にスペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成している。
このようなインクジェット塗布装置においては、微細なスペーサ粒子分散液の液滴を連続して大量に吐出する構成であることから、インクジェットヘッドが汚染されやすい。特に、主液滴とは別に発生する飛沫のような液滴が気流の影響を受け、インクジェットヘッドの下面に付着することにより、インクジェットヘッドの汚染が生ずるものと考えられる。このような汚染が生じたときには、一部の吐出口からスペーサ粒子分散液が吐出しないノズル欠けや、吐出されるスペーサ粒子分散液の液滴の方向が変化する飛翔曲がりといった現象が発生する。このため、インクジェットヘッドユニットを一定時間毎に洗浄する必要が生ずる。
従来のインクジェットプリンターにおいては、インクジェットヘッドの数に対応して、装置に多数の洗浄ユニットを配置し、これらの洗浄ユニットによってインクジェットヘッドユニットを洗浄していた(特許文献2参照)。
特開2005−4094号公報 特開2003−191483号公報
上述したようなスペーサ粒子分散液を塗布するためのインクジェット塗布装置においては、複数のインクジェットヘッドを備えたインクジェットヘッドユニットがさらに複数個搭載される場合がある。このように、インクジェットヘッドの数が極めて多数となった場合において、これらのインクヘットヘッドの数に対応させて洗浄ユニットを設置した場合には、装置構成が複雑となり、装置が高価となるばかりではなく、そのメンテナンスも煩雑となる。
また、一般的にスペーサ粒子分散液は高価である。一方、インクジェットヘッドの洗浄を行った場合には、インクジェットヘッド内に一時的に貯留されたスペーサ粒子分散液が全て廃棄される。このため、洗浄が必要となるインクジェットヘッド以外の洗浄を行った場合には、スペーサ粒子分散液が無駄に消費されることとなる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、簡易な構成でありながら、多数のインクジェットヘッドを好適に洗浄することができ、また、スペーサ粒子分散液の無駄な消費も防止することが可能なインクジェット塗布装置およびインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、液晶表示装置の製造時に、基板間にスペーサ粒子を介在させることにより液晶層封入用のギャップを形成するため、基板上にスペーサ粒子を分散させたスペーサ粒子分散液を塗布することにより、スペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成するインクジェット塗布装置であって、多数のスペーサ粒子分散液の吐出口が列設され、前記吐出口より基板に対してインクジェット方式でスペーサ粒子分散液を吐出するインクジェットヘッドを、複数個列設することにより構成されたスペーサ粒子分散液吐出部と、基板を支持した状態で、前記スペーサ粒子分散液吐出部に対して相対的に往復移動するテーブルと、前記スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッドの数よりも少ない洗浄ユニットを有する洗浄部と、スペーサ粒子分散液が塗布された基板を検査することにより当該基板における塗布不良領域を検出する検査装置による基板の検査結果に基づいて、前記スペーサ粒子分散液吐出部における複数個のインクジェットヘッドのうち、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッドを特定するインクジェットヘッド特定手段と、前記洗浄部を、前記洗浄ユニットが前記特定手段が特定したインクジェットヘッドと対向する洗浄位置と、前記洗浄ユニットがスペーサ粒子分散液吐出部から離隔した待機位置との間で移動させる洗浄部移動機構とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記インクジェットヘッド特定手段は、前記スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッドの配置に基づいて、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッドを特定する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記スペーサ粒子分散液吐出部は、複数個のインクジェットヘッドを有するインクジェットヘッドユニットを複数個備え、前記洗浄部は、各インクジェットヘッドユニットにおける複数個のインクジェットヘッドを一括して洗浄する複数個の洗浄ユニットを備える。
請求項4に記載の発明は、液晶表示装置の製造時に、基板間にスペーサ粒子を介在させることにより液晶層封入用のギャップを形成するため、多数のスペーサ粒子分散液の吐出口が列設され、前記吐出口より基板に対してインクジェット方式でスペーサ粒子分散液を吐出するインクジェットヘッドを複数個列設することにより構成されたスペーサ粒子分散液吐出部を使用して、基板上にスペーサ粒子を分散させたスペーサ粒子分散液を塗布することにより、スペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成するインクジェット塗布装置のインクジェットヘッドの洗浄方法であって、前記インクジェット塗布装置によりスペーサ粒子分散液が塗布された基板を、基板の検査装置で検査することにより、当該基板における塗布不良領域を検出する塗布不良領域検出工程と、前記塗布不良領域検出工程において検出した塗布不良領域に基づいて、前記スペーサ粒子分散液吐出部における複数個のインクジェットヘッドのうち、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッドを特定するインクジェットヘッド特定工程と、前記スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッドの数よりも少ない洗浄ユニットを有する洗浄部を、前記インクジェットヘッド特定工程において特定したインクジェットヘッドと前記洗浄ユニットとが対向する洗浄位置に移動させる移動工程と、前記洗浄位置に移動した洗浄部における洗浄ユニットにより、前記特定工程において特定したインクジェットヘッドを洗浄する洗浄工程とを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記インクジェットヘッド特定工程においては、前記スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッドの配置に基づいて、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッドを特定する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記スペーサ粒子分散液吐出部は、複数個のインクジェットヘッドを有するインクジェットヘッドユニットを複数個備え、前記洗浄工程においては、前記スペーサ粒子吐出部における複数個の洗浄ユニットにより、各インクジェットヘッドユニットにおける複数個のインクジェットヘッドを一括して洗浄する。
請求項1および請求項4に記載の発明によれば、簡易な構成でありながら、多数のインクジェットヘッドを好適に洗浄することができ、また、スペーサ粒子分散液の無駄な消費も防止することが可能となる。さらに、塗布不良を発生させたインクジェットヘッドを特定して洗浄を行うことにより、インクジェットヘッドの塗布機能が回復し、これにより不良発生を防止できる。
請求項2および請求項5に記載の発明によれば、インクジェットヘッドの配置に基づいて特定されたインクジェットヘッドのみを、選択して洗浄することが可能となる。
請求項3および請求項6に記載の発明によれば、各インクジェットヘッドユニットにおけるインクジェットヘッドを、一括して洗浄することが可能となる。
表面にスペーサ粒子分散液が吐出された後の透明基板1の一部を示す部分表面図である。 この発明に係るインクジェット塗布装置の斜視図である。 ガントリー13をその下面から見た斜視図である。 インクジェットヘッドユニット12をその下面から見た斜視図である。 インクジェットヘッド18の一部をその下面から見た斜視図である。 インクジェットヘッドユニット12の移動機構を示す斜視図である。 透明基板1におけるブラックマトリックス7のピッチとインクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の配置との関係を示す説明図である。 洗浄部22の斜視図である。 洗浄部22の斜視図である。 洗浄部22を洗浄部移動機構とともに示す斜視図である。 回転テーブル36を取り外して見た洗浄部22付近の斜視図である。 洗浄ユニットを拡大して示す斜視図である。 基部63に形成された洗浄液吐出口62とインクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19との配置関係を示す説明図である。 基部63上に配設された当接ブロック65の斜視図である。 当接ブロック65とインクジェットヘッド18の下面との当接状態を示す断面図である。 洗浄ユニット31の昇降機構を示す概要図である。 インクジェット塗布装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。 この発明に使用する液晶表示装置用基板の検査装置206の概要図である。 副走査検査部152による透明基板1の検査領域100を示す説明図である。 液晶表示装置用基板の検査装置206の主要な電気的構成を示すブロック図である。 スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッド18の配置を示す模式図である。 各インクジェットヘッドユニット12における各インクジェットヘッド18と塗布不良領域301、302との配置関係を示す説明図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。最初に、基板上にインクジェット方式によりスペーサ粒子を分散させたスペーサ粒子分散液を塗布することにより、スペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成して、液晶層封入用のギャップを形成する、この発明に係るインクジェット塗布装置を利用した液晶表示装置の製造方法について説明する。
図1は、表面にスペーサ粒子分散液が吐出された後の透明基板1の一部を示す部分表面図である。
この液晶表示装置の製造方法は、液晶の封入工程等の前工程として実行されるものであり、透明基板間にスペーサ粒子を介在させることにより液晶層封入用のギャップを形成するためのものである。
この液晶表示装置の製造方法を実行するときには、最初に、スペーサ領域生成工程を実行する。このスペーサ領域生成工程においては、透明基板上にインクジェット方式によりスペーサ粒子を分散させたスペーサ粒子分散液を吐出することによりスペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成する。このときには、多数のインクジェットヘッドを列設したインクジェットヘッドユニットを透明基板1に対して相対的に移動することにより、透明基板の表面にスペーサ粒子分散液を吐出するこの発明に係るインクジェット塗布装置が使用される。
この透明基板1の表面には、それぞれ画素領域であるレッドのカラーフィルターの領域Rと、グリーンのカラーフィルターの領域Gと、ブルーのカラーフィルターの領域Bと、これらの画素領域を区画するブラックマトリックス7とが構成される。そして、スペーサ粒子分散液は、ブラックマトリックス7に向けて吐出され、そこにスペーサ領域5が形成される。
スペーサ領域生成工程に引き続き、乾燥工程を実行する。この乾燥工程は、透明基板1をホットプレートに搬送し、この透明基板1をホットプレート上で加熱することにより、スペーサ粒子分散液から揮発成分を蒸発させるとともに、スペーサ領域5のスペーサ粒子を透明基板1に固着させる工程である。
この工程においては、最初にスペーサ粒子分散液から揮発成分が蒸発することから、表面張力によりスペーサ領域5のスペーサ粒子同士が互いに集まって接触する。そして、それらが焼成されて互いに固着するとともに、透明基板1の表面に対しても強い力で固着する。このため、このスペーサ領域5のスペーサ粒子により、液晶層封入用のギャップを形成することができる。
次に、この発明に係るインクジェット塗布装置の構成について説明する。図2は、この発明に係るインクジェット塗布装置の斜視図である。
このインクジェット塗布装置は、透明基板1を支持するテーブル11と、12個のインクジェットヘッドユニット12を支持するガントリー13とを備える。テーブル11は、基台14上に配設されたリニアモータ15の駆動を受け、一対のガイド部材16により案内された状態で、ガントリー13におけるインクジェットヘッドユニット12の列設方向と直交する主走査方向に往復移動する。このため、透明基板1を載置したテーブル11を主走査方向に移動させながら12個のインクジェットヘッドユニット12よりスペーサ粒子分散液を吐出することにより、透明基板1にスペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成することができる。
このテーブル11は、基板搬送アーム91により透明基板1を搬入搬出するための搬入搬出位置と、この透明基板1を支持部92により支持された4個のCCDカメラ93を有するアライメントユニットを利用して位置決めする位置決め位置と、透明基板1の表面にスペーサ粒子分散液を塗布するためのガントリー13におけるインクジェットヘッドユニット12と対向する塗布位置との間を移動する。このテーブル11の移動は、後述するテーブル移動部106がリニアモータ15を駆動制御することにより実行される。
12個のインクジェットヘッドユニット12を支持するガントリー13は、テーブル11の往復移動ストロークの略中央部に配設されている。このため、スペーサ粒子分散液の塗布動作を実行するために必要なテーブル11の移動ストロークを最小とすることができ、インクジェット塗布装置全体の設置スペースを小さくすることが可能となる。
ガントリー13の両端部には、一対のリニアモータ21が配設されており、ガントリー13はこれらのリニアモータ21を介して基台14に支持されている。このため、ガントリー13は、これらのリニアモータ21を個別に駆動することにより、テーブル11による透明基板1の搬送方向との交差角度を変更することができる構成となっている。
基台14の一端には、インクジェットヘッドユニット12を洗浄する洗浄部22が配設されている。この洗浄部22は、テーブル11による透明基板1の搬送方向と直交する方向に往復移動可能となっている。また、この洗浄部22の移動経路に沿って、インクジェットヘッドユニット12の乾燥を防止するための、12個の乾燥防止部23が配設されている。後述する各インクジェットヘッド18は、待機時においては、これらの乾燥防止部23と対向配置される。
図3は、ガントリー13をその下面から見た斜視図である。また、図4は、インクジェットヘッドユニット12をその下面から見た斜視図である。さらに、図5は、インクジェットヘッド18の一部をその下面から見た斜視図である。
これらの図に示すように、ガントリー13に支持された12個のインクジェットヘッドユニット12には、ヘッド支持板17が配設されており、このヘッド支持板17には、5個のインクジェットヘッド18が配設されている。このインクジェットヘッド18には、図5に示すように、多数のスペーサ粒子分散液の吐出口19が一方向に列設されている。
なお、このガントリー13に指示された5個のインクジェットヘッド18を有する12個のインクジェットヘッドユニット12は、この発明に係るスペーサ粒子分散液吐出部を構成する。
図6は、インクジェットヘッドユニット12の移動機構を示す斜視図である。なお、この図においては、12個のインクジェットヘッドユニット12のうちの1個のみを図示している。
ガントリー13における透明基板1の搬送方向の両端部には、リニアガイド24と、リニアスケール25と、リニアモータ26とが、その長手方向を透明基板1の搬送方向と交差する方向に向けて配設されている。そして、インクジェットヘッドユニット12を支持する支持板27の下面には、図示しないリニアモータ26の可動子が配設されている。
このため、各支持板27は、その両端をリニアガイド24により案内された状態で、リニアモータ26の駆動により透明基板1の搬送方向と交差する方向に移動する。そして、その移動量は、リニアスケール25により測定される。このため、このインクジェットヘッドユニット12の移動機構により、各インクジェットヘッドユニット12を設定された移動量だけ透明基板1の搬送方向と交差する方向に移動させることにより、インクジェットヘッドユニット12のピッチを変更することが可能となる。
上述したように、ガントリー13は、一対のリニアモータ21を個別に駆動することにより、テーブル11による透明基板1の搬送方向との交差角度を変更することができる構成となっている。そして、ガントリー13の角度が変更されることにより、ガントリー13に支持されたインクジェットヘッドユニット12の角度も変更され、これに伴って、インクジェットヘッドユニット12に配設されたインクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向と透明基板1の搬送方向との交差角度が変更されることになる。
なお、上述したように、インクジェットヘッドユニット12のピッチと、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向と透明基板1の搬送方向との交差角度とを変更する構成を採用しているのは、以下のような理由によるものである。
図7は、透明基板1におけるブラックマトリックス7のピッチとインクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の配置との関係を示す説明図である。
ブラックマトリックス7のピッチは、液晶表示装置の種類やその製造メーカ等によって異なっている。このようなブラックマトリックス7のピッチに対応するには、図7に示すように、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向と透明基板1の搬送方向との交差角度を変更すればよい。そして、複数のインクジェットヘッド18間においてスペーサ粒子分散液の吐出口19のピッチを調整するためには、隣り合うインクジェットヘッドユニット12間において、インクジェットヘッドユニット12同士の距離を変更すればよい。このような理由から、このインクジェット塗布装置においては、インクジェットヘッドユニット12のピッチと、ガントリー13と透明基板1の搬送方向との交差角度とを変更する構成を採用している。
以上のような構成を有するインクジェット塗布装置を使用して透明基板1にスペーサ粒子分散液を塗布するときには、最初に、透明基板1をテーブル11上に位置決めして固定する。また、透明基板1におけるブラックマトリックス7のピッチに対応させて、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向と透明基板1の搬送方向との交差角度と、インクジェットヘッドユニット12のピッチとを変更する。
この状態において、テーブル11を透明基板1とともに主走査方向に往復移動させながら、12個のインクジェットヘッドユニット12における各インクジェットヘッド18からスペーサ粒子分散液を吐出することにより、透明基板1におけるブラックマトリックス7上にスペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成することができる。
次に、洗浄部22の構成について説明する。図8および図9は、洗浄部22を互いに異なる方向から見た斜視図である。また、図10は、洗浄部22を洗浄部移動機構とともに示す斜視図である。さらに、図11は、後述の回転テーブル36を取り外して見た洗浄部22付近の斜視図である。
この洗浄部22は、5個の洗浄ユニット31と、5個の捕獲部32と、5個の吸引キャップ33とを備えた洗浄ボックス34と、超音波洗浄ユニット35とを備える。これらの洗浄ボックス34および超音波洗浄ユニット35は、回転テーブル36上に配設されている。
図8に示すように、洗浄ボックス34の下方には、モータ46の駆動を受け回転するねじ47が配設されており、洗浄ボックス34はこのねじ47に螺合するナット48と連結されている。このため、洗浄ボックス34は、モータ46の駆動により往復移動する。そして、その移動方向は、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向と一致するよう構成されている。また、その往復移動距離は、各インクジェットヘッド18における、そのスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向のサイズに相当する距離となっている。
また、図9に示すように、超音波洗浄ユニット35の下方には、モータ51の駆動を受け回転するねじ52が配設されており、超音波洗浄ユニット35は、このねじ52に螺合する図示しないナットと連結されている。このため、超音波洗浄ユニット35は、モータ51の駆動により往復移動する。そして、その移動方向も、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向と一致するよう構成されている。また、その往復移動距離は、各インクジェットヘッドユニット12における、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向のサイズに相当する距離となっている。
図8および図11に示すように、回転テーブル36の下方には、洗浄部回動機構37が配設されている。この洗浄部回動機構37は、移動テーブル38上に回動可能に配設された回動部材39と、この回動部材39に連結するねじ41と、このねじ41を回転するモータ42とを備える。このため、モータ42の駆動によりねじ41を回転した場合には、回動部材39がその中央部を中心として回動する。そして、回転テーブル36は、この回動部材39に固定されている。このため、回転テーブル36は、モータ42の駆動により、洗浄ボックス34および超音波洗浄ユニット35とともに回動する。
移動テーブル38の下方には、透明基板1の搬送方向と直交する方向に延びる支持架43が配設されている。この支持架43上には、リニアモータ44と、一対のリニアガイド45とが配設されている。このため、移動テーブル38は、リニアモータ44の駆動を受け、一対のリニアガイド45に沿って、透明基板1の搬送方向と直交する方向に往復移動可能となっている。そして、この移動テーブル38の移動に伴い、洗浄ボックス34および超音波洗浄ユニット35も透明基板1の搬送方向と直交する方向に往復移動する構成となっている。
図10に示すように、支持架43の下方には、その両端が一対のガイド部材16により案内される支持部材53が配設されている。そして、この支持部材53の下面には、上述したテーブル11の移動に利用されるリニアモータ15に適合するリニアモータ用コイル54が配設されている。このため、支持架43は、テーブル11の移動用リニアモータ15の駆動をうけ、洗浄部22とともに、透明基板1の搬送方向に往復移動可能となっている。
この洗浄部22は、この洗浄部22がガントリー13におけるインクジェットヘッドユニット12と対向する洗浄位置と、ガントリー13におけるインクジェットヘッドユニット12から上述したテーブル11における搬入搬出位置とは逆側に離隔した待機位置との間を移動する。この洗浄部22の往復移動方向は、上述したテーブル11の往復移動方向と同一方向となっている。この洗浄部22の移動は、後述するテーブル洗浄部107がリニアモータ15を駆動制御することにより実行される。
以上のような構成により、洗浄部22は、透明基板1の搬送方向およびこの搬送方向と直交する方向に往復移動するとともに、その回転角度位置を任意に変更できる。このため、この洗浄装置22は、各インクジェットヘッドユニット12と対向する洗浄位置と、インクジェットヘッドユニット12から離隔した待機位置との間で移動可能な構成となっている。そして、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向と透明基板1の搬送方向との交差角度が変更された場合にも、これに対応することが可能な構成となっている。
次に、上述した洗浄ユニット31の構成について説明する。図12は、洗浄ユニットを拡大して示す斜視図である。
この洗浄ユニット31は、洗浄ボックス34の上面に形成された開口部61内に配置されるものであり、基部63に形成された洗浄液吐出口62と、同じく基部63に形成された洗浄液の回収口64と、基部63上に配設された当接ブロック65とを備える。この当接ブロック65には、洗浄液吸引口66が形成されている。この洗浄ユニット31は、洗浄液としての純水を供給する供給管67と、洗浄に供された純水を回収するための回収管68とに接続されている。
図13は、基部63に形成された洗浄液吐出口62とインクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19との配置関係を示す説明図である。
洗浄液吐出口62は、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19から、スペーサ粒子分散液の吐出方向(図13における上下方向)に第1の距離H1だけ離隔した位置に配置される。また、この洗浄液吐出口62は、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19から、この吐出口19の列設方向と直交する方向(図13における左右方向)に距離Dだけ離隔した位置に配置される。そして、この洗浄液吐出口62は、上方(垂線方向)に向けて洗浄液を吐出することから、この洗浄液吐出口62は、スペーサ粒子分散液の吐出口19から、この吐出口19の列設方向と直交する方向に距離Dだけ離隔した位置に洗浄液を吐出する構成となっている。
図14は、基部63上に配設された当接ブロック65の斜視図であり、図15は、当接ブロック65とインクジェットヘッド18の下面との当接状態を示す断面図である。
この当接ブロック65は、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19から、この吐出口19の列設方向と直交する方向(図15における左右方向)に離隔した両側の位置に当接可能な一対の当接部69を有する。そして、洗浄液吸引口66は、一対の当接部69の間に形成されている。この当接ブロック65に形成された洗浄液吸引口66は、スペーサ粒子分散液の吐出口19から、スペーサ粒子分散液の吐出方向(図15における上下方向)に、上述した第1の距離H1より小さい第2の距離H2だけ離隔した位置に配置されている。すなわち、一対の当接部69の高さは、H2となっている。この洗浄液吸引口66は、洗浄液吐出口62からスペーサ粒子分散液の吐出口19付近に向けて吐出された洗浄液を吸引するためのものである。
図16は、洗浄ユニット31の昇降機構を示す概要図である。
洗浄部22における5個の洗浄ユニット31は、一対のモータ71の駆動で昇降する昇降架72に対して、各々一対のバネ部材73を介して連結されている。昇降架72が下降位置にあるときには、洗浄ユニット31の当接ブロック65は、インクジェットヘッド18の下面から離隔している。この状態で昇降架72が上昇位置に移動すると、当接ブロック65の一対の当接部69がインクジェットヘッド18の下面と当接する。この状態においては、当接ブロック65に形成された洗浄液吸引口66とスペーサ粒子分散液の吐出口19との距離が、正確に上述した第2の距離H2となる。そして、このときには、当接ブロック65の作用により、基部63に形成された洗浄液吐出口62とインクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19との距離が、正確に上述した第1の距離H1となる。
次に、洗浄部22によるインクジェットヘッド18の洗浄動作について説明する。
インクジェットヘッド18を洗浄するときには、洗浄部22を、図2に示す待機位置から、洗浄対象となるインクジェットヘッドユニット12と対向する洗浄位置に移動させる。この洗浄位置は、洗浄対象となすインクジェットヘッドユニット12における各インクジェットヘッド18が、洗浄部22における各洗浄ユニット31と対向する位置である。この洗浄部22の移動は、リニアモータ15およびリニアモータ44の駆動により実行される。
なお、洗浄ユニット31による洗浄対象となるインクジェットヘッドユニット12の特定方法については、後程、詳細に説明する。
次に、洗浄部22を、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向と透明基板1の搬送方向との交差角度に対応させて回動させる。すなわち、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向と洗浄ユニット31の列設方向とを一致させる。この洗浄部22の回動は、洗浄部回動機構37のモータ42の駆動により実行される。
洗浄対象となるインクジェットヘッドユニット12における各インクジェットヘッド18が洗浄部22における各洗浄ユニット31と対向する位置に配置されれば、図16に示す一対のモータ71の駆動により、5個の洗浄ユニット31を同期して上昇させる。これにより、図15に示すように、一対の当接部69がインクジェットヘッド18の下面におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の両側の位置に当接する。このときには、洗浄液吸引口66は、図15に示すように、スペーサ粒子分散液の吐出口19からスペーサ粒子分散液の吐出方向に第2の距離H2だけ離隔した位置に配置されており、洗浄液吐出口62は、図13に示すように、スペーサ粒子分散液の吐出口19からスペーサ粒子分散液の吐出方向に第1の距離H1だけ離隔した位置に配置されている。
また、この状態においては、洗浄ユニット31における洗浄液吐出口62は、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向の一端に対応する位置に配置されており、洗浄ユニット31における洗浄液吸引口66は、スペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向の一端からさらに離隔した位置に配置されている。これにより、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の全領域をその端部から洗浄することが可能となる。
次に、洗浄ユニット31における洗浄液吐出口62から洗浄液としての純水を吐出する。また、洗浄ユニット31の洗浄液吸引口66から吸引を開始する。そして、図8に示すモータ46の駆動で洗浄ボックス34を移動させることにより、5個の洗浄ユニット31を一括して、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向に移動させる。
洗浄液吐出口62から吐出された純水は、図13に示すように、スペーサ粒子分散液の吐出口19から距離Dだけ離隔した位置に衝突した後、横方向に広がる。この純水により、インクジェットヘッド18の下面が洗浄される。このとき、純水はスペーサ粒子分散液の吐出口19から距離Dだけ離隔した位置に衝突し、直接吐出口19に衝突することはないので、純水がスペーサ粒子分散液の吐出口19に浸入することはない。
特に、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19付近の領域は、一般的に超撥水加工がなされていることから、純水をスペーサ粒子分散液の吐出口19から距離Dだけ離隔した位置に衝突させることにより、純水がスペーサ粒子分散液の吐出口19に浸入することを好適に防止することが可能となる。
このような状態で洗浄ユニット31がスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向に移動することにより、インクジェットヘッド18の下面におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19付近の領域が純水により洗浄される。そして、インクジェットヘッド18の下面に付着した純水は、洗浄液吸引口66により吸引除去される。また、インクジェットヘッド18の下面から落下した純水は、回収口64より回収される。そして、洗浄ユニット31がスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向のサイズに相当する距離だけ移動すれば、インクジェットヘッド18の洗浄が終了する。
なお、上述したように、スペーサ粒子分散液の吐出口19内に純水を浸入させることなく好適に洗浄を実行するためには、洗浄液吐出口62とスペーサ粒子分散液の吐出口19との距離H1を3mm乃至7mm程度とすることが好ましく、また、洗浄液吐出口62とスペーサ粒子分散液の吐出口19との吐出口19の列設方向と直交する方向の距離Dは、2mm乃至4.5mmとすることが好ましい。さらに、洗浄液吐出口62の直径を0.1mm乃至1mm程度に設定し、毎分15ミリリットル乃至30ミリリットル程度の純水を吐出することで、スペーサ粒子分散液の吐出口19内に純水を浸入させることなく好適に洗浄を実行することが可能となる。
また、この洗浄ユニット31は、洗浄液吸引口66を、スペーサ粒子分散液の吐出口19から第2の距離H2だけ離隔し、かつ、洗浄液吐出口62からスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向に離隔した位置に配置していることから、インクジェットヘッド18の下面と洗浄ユニット31との間が液密になって純水を吸引するときにスペーサ粒子分散液をも吸引して吐出不良を生ずることを有効に防止することができる。
このとき、洗浄液吸引口66とスペーサ粒子分散液の吐出口19との距離H2を0.2mm乃至1mm程度とすることが好ましく、洗浄液吸引口66と洗浄液吐出口62とのスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向の距離を5mm乃至10mmとすることが好ましい。また、洗浄液吸引口66からの吸引圧力は−0.5kPa乃至−4.5kPaとすることが好ましい。
以上の洗浄ユニット31による洗浄動作は、一定のサイクルで実行される。また、これと同様に、吸引キャップ33によるスペーサ粒子分散液の吐出口19の吸引動作も実行される。この吸引キャップ33は、インクジェットヘッド18の下面との当接部にフッ素ゴム等の弾性シール部材を有し、それをインクジェットヘッド18の下面に当接させて密閉空間を形成する。そして、この密閉空間を吸引することにより、インクジェットヘッド18のスペーサ粒子分散液の吐出口19の閉塞を防止するものである。
吸引キャップ33による吸引動作を実行するときには、洗浄ユニット31の場合と同様、リニアモータ15およびリニアモータ44の駆動により洗浄部22を移動させるとともに、洗浄部回動機構37のモータ42の駆動により洗浄部を回動させることにより、インクジェットヘッドユニット12における各インクジェットヘッド18が、洗浄部22における各吸引キャップ33と対向する位置まで移動させる。
インクジェットヘッド18のスペーサ粒子分散液の吐出口19から不要な洗浄液としての純水やスペーサ粒子分散液を吐出したい場合には、各インクジェットヘッド18が捕獲部32と対向する位置に移動する。この捕獲部32は、不要な純水やスペーサ粒子分散液を、装置を汚染することなく外部に排出するために使用される。
捕獲部32への吐出動作を実行するときには、洗浄ユニット31や吸引キャップ33の場合と同様、リニアモータ15およびリニアモータ44の駆動により洗浄部22を移動させるとともに、洗浄部回動機構37のモータ42の駆動により洗浄部を回動させることにより、インクジェットヘッドユニット12における各インクジェットヘッド18が、洗浄部22における各捕獲部32と対向する位置まで移動させる。
インクジェットヘッド18のスペーサ粒子分散液の吐出口19が閉鎖した場合等においては、超音波洗浄ユニット35による洗浄が実行される。この超音波洗浄ユニット35は、超音波振動が付与された洗浄液を貯留する超音波洗浄槽を備え、この超音波洗浄槽内にインクジェットヘッド18を浸漬することにより洗浄を行うものである。なお、この超音波洗浄動作は、塗布動作を完全に停止した状態で実行される。
超音波洗浄を実行するときには、洗浄ユニット31、吸引キャップ33、捕獲部32の場合と同様、リニアモータ15およびリニアモータ44の駆動により洗浄部22を移動させるとともに、洗浄部回動機構37のモータ42の駆動により洗浄部22を回動させることにより、洗浄部22の姿勢を変更する。
そして、インクジェットヘッドユニット12における5個のインクジェットヘッド18を一括して洗浄するときには、インクジェットヘッドユニット12の端部に位置するインクジェットヘッド18が、超音波洗浄ユニット35と対向する位置まで移動させる。そして、一つのインクジェットヘッドユニット12を洗浄するたびに、図9に示すモータ51の駆動により、超音波洗浄ユニット35を、インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の吐出口19の列設方向に移動させる。
また、インクジェットヘッドユニット12における5個のインクジェットヘッド18のうちの一つを洗浄するときには、洗浄対象となるインクジェットヘッド18を有するインクジェットヘッドユニット12における、当該洗浄対象となるインクジェットヘッド18が、超音波洗浄ユニット35と対向する位置まで移動させる。そして、超音波洗浄ユニット35により、対象となるインクジェットヘッド18を洗浄する。
なお、超音波洗浄ユニット35による洗浄対象となるインクジェットヘッド18の特定方法については、後程、詳細に説明する。
図17は、上述したインクジェット塗布装置の主要な電気的構成を示すブロック図である。
このインクジェット塗布装置は、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROM201と、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM202と、論理演算を実行するCPU203とから成る制御部200を備える。この制御部200は、インターフェース205を介して、後述する検査装置206と、オンラインまたはオフラインにより接続されている。また、この制御部200は、洗浄部22の移動を制御するための洗浄部移動部207とも接続されている。
なお、この制御部200は、検査装置206による透明基板1の検査結果に基づいて、ガントリー13に指示された複数個のインクジェットヘッドユニット12における複数個のインクジェットヘッド18のうち、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッド18を特定するインクジェットヘッド特定手段として機能する。
次に、この発明にに使用する液晶表示装置用基板の検査装置206の構成について説明する。図18は、この発明に使用する液晶表示装置用基板の検査装置206の概要図である。
この液晶表示装置用基板の検査装置206は、検査対象となる透明基板1を載置するテーブル151と、フレーム155に支持された案内部材154に沿って移動可能な副走査検査部152と、副走査検査部152を移動させるためのアクチュエータ153とを備える。この副走査検査部152は、アクチュエータ153の駆動により、透明基板1を副走査方向に走査して検査を行うものである。
図19は、副走査検査部152による透明基板1の検査領域100を示す説明図である。
この図19に示すX方向は、透明基板1を載置したテーブル11をインクジェットヘッドユニット12に対して往復移動させる主走査方向であり、図18および図19に示すY方向は、主走査方向と直交する副走査方向である。
上述したインクジェット塗布装置を利用して透明基板1にスペーサ粒子分散液を塗布した場合に、インクジェットヘッド18の汚れや詰まりによってスペーサ粒子分散液の吐出方向が変化するデビエーションや、インクジェットヘッド18のスペーサ粒子分散液吐出口19の閉塞による不吐出等が発生した場合には、その欠陥は、図19に符号101で示すように、主走査方向を向く線状の領域に連続して現れる。
このため、この液晶表示装置用基板の検査装置206においては、透明基板1を副走査方向に走査する副走査検査部152により、透明基板1の検査面のうち、副走査方向に延びる一部の検査領域100のみを検査する構成を採用している。このような構成を採用することにより、透明基板1の全面を検査する必要がないので、スペーサ粒子分散液が塗布された透明基板1を高速に検査することが可能となる。このとき、インクジェット塗布装置を利用して透明基板1にスペーサ粒子分散液を塗布した場合に生ずる欠陥は、必ず主走査方向を向く線状の領域101に連続して現れることから、副走査方向に延びる検査領域100の検査のみでも、透明基板1を正確に検査することが可能となる。
図20は、上述した液晶表示装置用基板の検査装置206の主要な電気的構成を示すブロック図である。
この液晶表示装置用基板の検査装置206は、エリア設定部161と、画像処理部162と、判定部163とを有する制御部160を備える。この制御部160は、上述した副走査検査部152と接続されている。また、この制御部160は、データの入力装置165と、発見された欠陥等を表示する表示装置166とも接続されている。
オペレータは、入力装置165を使用して、透明基板1の検査面のうち、副走査方向に延びる一部の検査領域100を設定する。また、インクジェット画像記録装置からは、スペーサ粒子分散液を塗布したときの塗布情報、すなわち、塗布パラメータ等が転送される。オペレータは、この塗布情報に基づいて、検査領域100のうち、例えばパターン部以外の領域のように、検査を行う必要がない領域があれば、これを指定する。領域エリア設定部161は、これらの情報に基づいて、検査を行うべき検査領域100の情報をエリア情報として判定する。
このエリア情報は、副走査検査部152に転送される。副走査検査部152は、そこに入力されたエリア情報に基づいて、設定された検査領域100を検査する。この検査結果は、副走査検査部152から画像処理部162に転送される。
画像処理部162においては、副走査検査部152により得られた検査結果を画像処理して、判定部163に送信する。判定部163は、画像処理部162から得た画像信号に基づいて欠陥を判定する。その判定結果は、表示装置166に表示されるとともに、透明基板1の検査結果としてインクジェット塗布装置における制御部200に転送される。
上述したインクジェット塗布装置において透明基板1にスペーサ粒子分散液を塗布する場合においては、最初に、検査装置206により、先にスペーサ粒子分散液が塗布された透明基板1を検査することにより、塗布不良領域を検出する塗布不良領域検出工程を実行する。この透明基板1の検査時には、上述したように、透明基板1の検査面のうち、副走査方向に延びる一部の検査領域100が設定される。また、塗布パラメータ等の塗布情報に基づいて、検査領域100のうち、例えば、パターン部以外の領域のような検査を行う必要がない領域が検査対象から除外される。しかる後、残存領域を検査することにより、この塗布不良領域検出工程において、透明基板1における塗布不良領域が検出される。
この塗布不良領域が検出された透明基板1に対しては、スペーサ粒子分散液が洗浄除去さた後、再度、スペーサ粒子分散液の塗布作業が実行される。
次に、塗布不良領域検出工程において検出した塗布不良領域に基づいて、スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッド18のうち、塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッド18を特定するインクジェットヘッド特定工程を実行する。このインクジェットヘッド特定工程においては、スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッド18の配置に基づいて、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッド18を特定する。
図21は、スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッド18の配置を示す模式図である。なお、この図においては、ガントリー13に傾斜状態で配設された12個のインクジェットヘッドユニット12の一部を水平方向に表示している。
上述した図4およびこの図に示すように、ガントリー13に支持された12個のインクジェットヘッドユニット12(図21においては、端部より12A、12B等の符号を付与している)は、各々、5個のインクジェットヘッド18A、18B、18C、18D、18Eを備える。そして、個々のインクジェットヘッド18A、18B、18C、18D、18Eは、各々、上述した128個のスペーサ粒子分散液の吐出口19を備えている。
図22は、各インクジェットヘッドユニット12における各インクジェットヘッド18と塗布不良領域301、302との配置関係を示す説明図である。
この図の上半分は、スペーサ粒子分散液の塗布領域中に生じた塗布不良領域301、302の配置を示しており、下半分は、スペーサ粒子分散液の塗布領域におけるインクジェットヘッド18A、18B、18C、18D、18Eによるスペーサ粒子分散液の塗布範囲を示している。この図から明らかなように、塗布不良領域301は、インクジェットヘッドユニット12Aにおけるインクジェットヘッド18Bによりスペーサ粒子分散液が塗布された領域である。また、塗布不良領域302は、インクジェットヘッドユニット12Bにおけるインクジェットヘッド18Bおよび18Cによりスペーサ粒子分散液が塗布された領域である。
塗布不良領域301、302に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッド18を特定するインクジェットヘッド特定工程を実行する場合には、塗布不良領域検出工程において検出した塗布不良領域301、302の位置情報と、スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッド18の配置に基づいて、図17に示す制御部200が、塗布不良領域301、302に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッド18を特定する。
すなわち、透明基板1の搬送方向とインクジェットヘッド18における吐出口19の列設方向との交差角度を90度とした場合においては、ガントリー13に配置されたn番目のインクジェットヘッドユニット12の図21における左右方向の座標位置をJnとしたときの、m番目の各インクジェットヘッド18のスペーサ粒子分散液の塗布範囲は、各インクジェットヘッド18における128個のスペーサ粒子分散液の吐出口19のピッチをPとしたときに、下記の式で表されるXsとXeとの間の領域となる。
Xs=Jn+(m−1)P×128
Xe=Jn+m×P×128
そして、透明基板1の搬送方向とインクジェットヘッド18における吐出口19の列設方向との交差角度をθ度とした場合においては、m番目の各インクジェットヘッド18のスペーサ粒子分散液の塗布範囲Xs〜Xeは、以下のようにして求められる。すなわち、インクジェットヘッドユニット12における実際に塗布に利用できる部分である有効長さをLとした場合には、n番目のインクヘットヘッドユニット12の座標位置Jnは、下記の式で表される。
Jn=L×(n−1)×cos(90−θ)
また、このときの透明基板1上での塗布ピッチP0は下記の式で表される。
P0=P×cos(90−θ)
上述した透明基板1の搬送方向とインクジェットヘッド18における吐出口19の列設方向との交差角度を90度とした場合の各式におけるJnおよびPを、このような角度θを考慮したJnおよびP0に置き換えることにより、透明基板1の搬送方向とインクジェットヘッド18における吐出口19の列設方向との交差角度がθ度となった場合のXsとXeを求めることができる。
インクジェット塗布装置の制御部200は、検査装置206における判定部163から転送された透明基板1の検査結果と、上述した各インクジェットヘッド18におけるスペーサ粒子分散液の塗布範囲とから、塗布不良領域301、302に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッド12を特定する。
塗布不良領域301、302に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッドが特定されれば、そのインクジェットヘッド12を洗浄部22により洗浄する。このときには、最初に、洗浄部22を、インクジェットヘッド特定工程において特定したインクジェットヘッド18と、洗浄ユニット31または超音波洗浄ユニット35とが対向する洗浄位置に移動させる移動工程を実行する。
すなわち、上述した塗布不良が発生した場合において、各インクジェットヘッド18を洗浄ユニット31により洗浄する場合においては、インクジェットヘッド特定工程で特定されたインクジェットヘッド18を含むインクジェットヘッドユニット12と、洗浄部22における各洗浄ユニット31とが対向する位置まで、洗浄部22を移動させる。そして、洗浄部22における5個の洗浄ユニット31により、インクジェットヘッドユニット12における、前記インクジェットヘッド特定工程で特定されたインクジェットヘッド18を含む5個のインクジェットヘッド18を一括して洗浄する。
一方、上述した塗布不良が発生した場合であって、インクジェットヘッド18のスペーサ粒子分散液の吐出口19が閉鎖した場合等においては、インクジェットヘッド18を超音波洗浄ユニット35により洗浄する。このときには、インクジェットヘッド特定工程で特定されたインクジェットヘッド18と、洗浄部22における超音波洗浄ユニット35とが対向する位置まで、洗浄部22を移動させる。そして、洗浄部22における超音波洗浄ユニット35により、インクジェットヘッドユニット12における、前記インクジェットヘッド特定工程で特定されたインクジェットヘッド18を超音波洗浄する。
以上のように、このインクジェット塗布装置においては、検査装置206による透明基板1の検査結果に基づいて、塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッド18を特定し、このインクジェットヘッド18、または、このインクジェットヘッド18を含むインクジェットヘッドユニット12のみを洗浄する構成であることから、スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッド18の数よりも少ない洗浄ユニット31または超音波洗浄ユニット35を有する洗浄部22を使用した簡易な構成でありながら、必要なインクジェットヘッド18を好適に洗浄することができ、また、スペーサ粒子分散液の無駄な消費も防止することが可能となる。また、塗布不良を発生させたインクジェットヘッド18を特定して洗浄工程を実行することにより、インクジェットヘッド18の塗布機能が回復し、これにより不良発生を防止できる。
なお、上述した実施形態においては、複数のインクジェットヘッド18を備えたインクジェットヘッドユニット12をさらに複数個列設してガントリー13を構成している。しかしながら、単一のインクジェットヘッドユニット12を使用する構成や、インクジェットヘッドユニット12を使用しないで単にインクジェットヘッド18を列設した構成のいずれの構成を採用したインクジェット塗布装置においても、この発明を適用することは可能である。
1 透明基板
5 スペーサ領域
7 ブラックマトリックス
11 テーブル
12 インクジェットヘッドユニット
13 ガントリー
14 基台
15 リニアモータ
16 ガイド部材
17 ヘッド支持板
18 インクジェットヘッド
19 吐出口
21 リニアモータ
22 洗浄部
23 乾燥防止部
24 リニアガイド
25 リニアスケール
26 リニアモータ
31 洗浄ユニット
32 捕獲部
33 吸引キャップ
34 洗浄ボックス
35 超音波洗浄ユニット
36 回転テーブル
37 洗浄部回動機構
38 移動テーブル
39 回動部材
43 支持架
44 リニアモータ
45 リニアガイド
54 リニアモータ用コイル
62 洗浄液吐出口
63 基部
64 回収口
65 当接ブロック
66 洗浄液吸引口
69 当接部
72 昇降架
73 バネ部材
91 基板搬送アーム
92 支持部
93 CCDカメラ
100 検査領域
101 欠陥
151 テーブル
152 副走査検査部
153 アクチュエータ
154 案内部材
155 フレーム
160 制御部
161 エリア設定部
162 画像処理部
163 判定部
165 入力装置
166 表示装置
200 制御部
206 検査装置

Claims (6)

  1. 液晶表示装置の製造時に、基板間にスペーサ粒子を介在させることにより液晶層封入用のギャップを形成するため、基板上にスペーサ粒子を分散させたスペーサ粒子分散液を塗布することにより、スペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成するインクジェット塗布装置であって、
    多数のスペーサ粒子分散液の吐出口が列設され、前記吐出口より基板に対してインクジェット方式でスペーサ粒子分散液を吐出するインクジェットヘッドを、複数個列設することにより構成されたスペーサ粒子分散液吐出部と、
    基板を支持した状態で、前記スペーサ粒子分散液吐出部に対して相対的に往復移動するテーブルと、
    前記スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッドの数よりも少ない洗浄ユニットを有する洗浄部と、
    スペーサ粒子分散液が塗布された基板を検査することにより当該基板における塗布不良領域を検出する検査装置による基板の検査結果に基づいて、前記スペーサ粒子分散液吐出部における複数個のインクジェットヘッドのうち、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッドを特定するインクジェットヘッド特定手段と、
    前記洗浄部を、前記洗浄ユニットが前記特定手段が特定したインクジェットヘッドと対向する洗浄位置と、前記洗浄ユニットがスペーサ粒子分散液吐出部から離隔した待機位置との間で移動させる洗浄部移動機構と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット塗布装置。
  2. 請求項1に記載のインクジェット塗布装置において、
    前記インクジェットヘッド特定手段は、前記スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッドの配置に基づいて、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッドを特定するインクジェット塗布装置。
  3. 請求項2記載のインクジェット塗布装置において、
    前記スペーサ粒子分散液吐出部は、複数個のインクジェットヘッドを有するインクジェットヘッドユニットを複数個備え、
    前記洗浄部は、各インクジェットヘッドユニットにおける複数個のインクジェットヘッドを一括して洗浄する複数個の洗浄ユニットを備えるインクジェット塗布装置。
  4. 液晶表示装置の製造時に、基板間にスペーサ粒子を介在させることにより液晶層封入用のギャップを形成するため、多数のスペーサ粒子分散液の吐出口が列設され、前記吐出口より基板に対してインクジェット方式でスペーサ粒子分散液を吐出するインクジェットヘッドを複数個列設することにより構成されたスペーサ粒子分散液吐出部を使用して、基板上にスペーサ粒子を分散させたスペーサ粒子分散液を塗布することにより、スペーサ粒子を含むスペーサ領域を形成するインクジェット塗布装置のインクジェットヘッドの洗浄方法であって、
    前記インクジェット塗布装置によりスペーサ粒子分散液が塗布された基板を、基板の検査装置で検査することにより、当該基板における塗布不良領域を検出する塗布不良領域検出工程と、
    前記塗布不良領域検出工程において検出した塗布不良領域に基づいて、前記スペーサ粒子分散液吐出部における複数個のインクジェットヘッドのうち、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッドを特定するインクジェットヘッド特定工程と、
    前記スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッドの数よりも少ない洗浄ユニットを有する洗浄部を、前記インクジェットヘッド特定工程において特定したインクジェットヘッドと前記洗浄ユニットとが対向する洗浄位置に移動させる移動工程と、
    前記洗浄位置に移動した洗浄部における洗浄ユニットにより、前記特定工程において特定したインクジェットヘッドを洗浄する洗浄工程と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法。
  5. 請求項4に記載のインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法において、
    前記インクジェットヘッド特定工程においては、前記スペーサ粒子分散液吐出部におけるインクジェットヘッドの配置に基づいて、前記塗布不良領域に対してスペーサ粒子分散液を塗布したインクジェットヘッドを特定するインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法。
  6. 請求項5に記載のインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法において、
    前記スペーサ粒子分散液吐出部は、複数個のインクジェットヘッドを有するインクジェットヘッドユニットを複数個備え、
    前記洗浄工程においては、前記スペーサ粒子吐出部における複数個の洗浄ユニットにより、各インクジェットヘッドユニットにおける複数個のインクジェットヘッドを一括して洗浄するインクジェット塗布装置におけるインクジェットヘッドの洗浄方法。
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