JP2010162433A - 液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの保守方法 - Google Patents
液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの保守方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ヘッド保守装置のメンテナンスを容易且つ安全に行え、また液滴吐出ヘッドの保
守中であっても使用していない他のヘッド保守装置のメンテナンスが行える液滴吐出装置
および液滴吐出ヘッドの保守方法を提供すること。
【解決手段】ワーク10を第1走査方向Aに移動させるテーブル19と、ワーク10に液
滴を吐出する液滴吐出ヘッド15を搭載するキャリッジ17と、キャリッジ17を取り付
けて第2走査方向Bに移動させるとともに第1走査方向Aに移動するキャリッジガイド3
1と、液滴吐出ヘッド15の保守を行う複数のヘッド保守装置60−1〜4とを備える。
複数のヘッド保守装置60−1〜4は、複数のヘッド保守装置60−1〜4を個別にキャ
リッジガイド31の移動範囲内にあるヘッド保守位置P2と移動範囲外にあるメンテナン
ス位置P1とにわたって移動させる保守装置移動手段55に搭載される。
【選択図】図1
守中であっても使用していない他のヘッド保守装置のメンテナンスが行える液滴吐出装置
および液滴吐出ヘッドの保守方法を提供すること。
【解決手段】ワーク10を第1走査方向Aに移動させるテーブル19と、ワーク10に液
滴を吐出する液滴吐出ヘッド15を搭載するキャリッジ17と、キャリッジ17を取り付
けて第2走査方向Bに移動させるとともに第1走査方向Aに移動するキャリッジガイド3
1と、液滴吐出ヘッド15の保守を行う複数のヘッド保守装置60−1〜4とを備える。
複数のヘッド保守装置60−1〜4は、複数のヘッド保守装置60−1〜4を個別にキャ
リッジガイド31の移動範囲内にあるヘッド保守位置P2と移動範囲外にあるメンテナン
ス位置P1とにわたって移動させる保守装置移動手段55に搭載される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ワークに対して液滴吐出ヘッドを相対的に移動させてワークに描画する液滴
吐出装置にかかり、特に液滴吐出ヘッドに対してクリ−ニングなどの保守を行う保守装置
を備えた液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの保守方法に関するものである。
吐出装置にかかり、特に液滴吐出ヘッドに対してクリ−ニングなどの保守を行う保守装置
を備えた液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの保守方法に関するものである。
従来、ワークに対して液滴を吐出する装置として、インクジェット式の液滴吐出装置が
知られている。この種の液滴吐出装置の中には、特許文献1の図2に示すように、基板な
どのワークを載置して1方向に移動させるテーブルと、テーブルの上方位置においてテー
ブルの移動方向と直交する方向に移動するインクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)とを
備えたものがある。
知られている。この種の液滴吐出装置の中には、特許文献1の図2に示すように、基板な
どのワークを載置して1方向に移動させるテーブルと、テーブルの上方位置においてテー
ブルの移動方向と直交する方向に移動するインクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)とを
備えたものがある。
この種の液滴吐出装置には、インクジェットヘッドのノズルの目詰まり、インクジェッ
トヘッド表面への埃の付着、インクジェットヘッド内の液中に混入した気泡などに対応す
るため、ヘッド保守装置が複数設けられる。ヘッド保守装置としては、インクジェットヘ
ッドのノズル面に着いた汚れと液滴が乾燥して固化したものを拭き取るワイピング装置、
液滴を吐出してインクジェットヘッド内の気泡や増粘した液体を排出するフラッシング装
置、ノズル中の液の乾燥を防止するためにインクジェットヘッド表面を覆い空気の流れを
遮断するキャッピング装置などがある。
トヘッド表面への埃の付着、インクジェットヘッド内の液中に混入した気泡などに対応す
るため、ヘッド保守装置が複数設けられる。ヘッド保守装置としては、インクジェットヘ
ッドのノズル面に着いた汚れと液滴が乾燥して固化したものを拭き取るワイピング装置、
液滴を吐出してインクジェットヘッド内の気泡や増粘した液体を排出するフラッシング装
置、ノズル中の液の乾燥を防止するためにインクジェットヘッド表面を覆い空気の流れを
遮断するキャッピング装置などがある。
しかしながら、特許文献1の図2に示す液滴吐出装置では、ヘッド保守装置をテーブル
の可動範囲内の下方位置、すなわち液滴吐出装置の内部に設置しているので、ヘッド保守
装置をメンテナンスする場合は人が液滴吐出装置内に入り込まなければならない。このた
めメンテナンスが困難であった。
の可動範囲内の下方位置、すなわち液滴吐出装置の内部に設置しているので、ヘッド保守
装置をメンテナンスする場合は人が液滴吐出装置内に入り込まなければならない。このた
めメンテナンスが困難であった。
一方特許文献1の図7に示す液滴吐出装置では、ヘッド保守装置の待機中は、ヘッド保
守装置をテーブルの可動範囲外に移動することができる。しかしながらこの液滴吐出装置
においてはすべてのヘッド保守装置が同時に移動するので、いずれかのヘッド保守装置に
よって液滴吐出ヘッドを保守している最中は、他のヘッド保守装置も液滴吐出装置内に移
動してしまう。したがって使用していない他のヘッド保守装置のメンテナンスを、液滴吐
出ヘッドの保守中に同時に行うことはできず、作業効率の改善が図れなかった。
守装置をテーブルの可動範囲外に移動することができる。しかしながらこの液滴吐出装置
においてはすべてのヘッド保守装置が同時に移動するので、いずれかのヘッド保守装置に
よって液滴吐出ヘッドを保守している最中は、他のヘッド保守装置も液滴吐出装置内に移
動してしまう。したがって使用していない他のヘッド保守装置のメンテナンスを、液滴吐
出ヘッドの保守中に同時に行うことはできず、作業効率の改善が図れなかった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、ヘッド保守装置のメンテナ
ンスを容易且つ安全に行え、また液滴吐出ヘッドの保守中であっても使用していない他の
ヘッド保守装置のメンテナンスが行える液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの保守方法を
提供することにある。
ンスを容易且つ安全に行え、また液滴吐出ヘッドの保守中であっても使用していない他の
ヘッド保守装置のメンテナンスが行える液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの保守方法を
提供することにある。
上記目的を達成するため本発明にかかる液滴吐出装置は、ワークを第1走査方向に移動
させるテーブルと、前記ワークに液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを搭載するキャリッジと
、前記キャリッジを取り付けて第2走査方向に移動させるとともに前記第1走査方向に移
動するキャリッジガイドと、前記液滴吐出ヘッドの保守を行う複数のヘッド保守装置と、
を備え、前記複数のヘッド保守装置は、これら複数のヘッド保守装置を個別にキャリッジ
ガイドの移動範囲内にあるヘッド保守位置と移動範囲外にあるメンテナンス位置とにわた
って移動させる保守装置移動手段に搭載されていることを特徴とする。この構成によれば
、ヘッド保守装置のメンテナンスをガイド移動範囲外の安全な位置で容易に行うことがで
きる。またいずれかのヘッド保守装置を用いて液滴吐出ヘッドを保守している最中であっ
ても、使用していない他のヘッド保守装置のメンテナンスを行うことができる。
させるテーブルと、前記ワークに液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを搭載するキャリッジと
、前記キャリッジを取り付けて第2走査方向に移動させるとともに前記第1走査方向に移
動するキャリッジガイドと、前記液滴吐出ヘッドの保守を行う複数のヘッド保守装置と、
を備え、前記複数のヘッド保守装置は、これら複数のヘッド保守装置を個別にキャリッジ
ガイドの移動範囲内にあるヘッド保守位置と移動範囲外にあるメンテナンス位置とにわた
って移動させる保守装置移動手段に搭載されていることを特徴とする。この構成によれば
、ヘッド保守装置のメンテナンスをガイド移動範囲外の安全な位置で容易に行うことがで
きる。またいずれかのヘッド保守装置を用いて液滴吐出ヘッドを保守している最中であっ
ても、使用していない他のヘッド保守装置のメンテナンスを行うことができる。
また本発明は、前記保守装置移動手段がレールを具備し、前記レールに前記複数のヘッ
ド保守装置を搭載して移動させることを特徴とする。この構成によれば、複数のヘッド保
守装置を容易に個別にヘッド保守位置とメンテナンス位置とにわたって移動させることが
できる。
ド保守装置を搭載して移動させることを特徴とする。この構成によれば、複数のヘッド保
守装置を容易に個別にヘッド保守位置とメンテナンス位置とにわたって移動させることが
できる。
また本発明は、前記レールがリング状であることを特徴とする。この構成によれば、複
数のヘッド保守装置をリング状に回転させて移動することで、各ヘッド保守装置を効率よ
くスムーズにヘッド保守位置とメンテナンス位置とにわたって移動させることができる。
数のヘッド保守装置をリング状に回転させて移動することで、各ヘッド保守装置を効率よ
くスムーズにヘッド保守位置とメンテナンス位置とにわたって移動させることができる。
また本発明は、前記保守装置移動手段が、前記レールに取り付けられて移動する駆動機
構を有し、前記駆動機構に前記ヘッド保守装置を着脱自在に搭載することを特徴とする。
この構成によれば、必要に応じて駆動機構にヘッド保守装置を着脱することができ、容易
にヘッド保守装置の追加、変更、取り外しができる。
構を有し、前記駆動機構に前記ヘッド保守装置を着脱自在に搭載することを特徴とする。
この構成によれば、必要に応じて駆動機構にヘッド保守装置を着脱することができ、容易
にヘッド保守装置の追加、変更、取り外しができる。
また本発明は、前記駆動機構が、ヘッド保守位置において前記ヘッド保守装置を上昇さ
せて前記液滴吐出ヘッドに接近させる昇降機構を有していることを特徴とする。この構成
によれば、容易に駆動機構に搭載したヘッド保守装置を液滴吐出ヘッドに接近させること
ができる。
せて前記液滴吐出ヘッドに接近させる昇降機構を有していることを特徴とする。この構成
によれば、容易に駆動機構に搭載したヘッド保守装置を液滴吐出ヘッドに接近させること
ができる。
また本発明は、前記保守装置移動手段が、前記各ヘッド保守装置の位置を検出する位置
検出手段を有していることを特徴とする。この構成によれば、位置検出手段によって各ヘ
ッド保守装置の位置を検出できるので、各ヘッド保守装置を容易且つ確実にヘッド保守位
置やメンテナンス位置に移動して停止させることができる。
検出手段を有していることを特徴とする。この構成によれば、位置検出手段によって各ヘ
ッド保守装置の位置を検出できるので、各ヘッド保守装置を容易且つ確実にヘッド保守位
置やメンテナンス位置に移動して停止させることができる。
また本発明は、前記複数の保守装置が、前記液滴吐出ヘッドを拭くワイピング装置、前
記液滴吐出ヘッドから液滴を吐出して排出するフラッシング装置、前記液滴吐出ヘッドを
覆って乾燥を防止するキャッピング装置、前記液滴吐出ヘッドの状態を撮影するカメラ装
置、前記液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の重量を測定する重量測定装置、前記液滴吐
出ヘッドの交換を行うヘッド交換装置の内の何れかであることを特徴とする。この構成に
よれば、ワイピング装置によって液滴吐出ヘッドの表面の汚れを取り除くことができ、フ
ラッシング装置によって増粘した液や気泡の排出ができて液滴の吐出を確実に行うことが
でき、キャッピング装置によって液滴吐出ヘッドの乾燥を防止でき、カメラ装置によって
液滴吐出ヘッドの状態を撮影することができ、重量測定装置によって液滴吐出ヘッドから
吐出される液滴の重量を測定することができ、ヘッド交換装置によって液滴吐出ヘッドの
交換を行うことができる。
記液滴吐出ヘッドから液滴を吐出して排出するフラッシング装置、前記液滴吐出ヘッドを
覆って乾燥を防止するキャッピング装置、前記液滴吐出ヘッドの状態を撮影するカメラ装
置、前記液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の重量を測定する重量測定装置、前記液滴吐
出ヘッドの交換を行うヘッド交換装置の内の何れかであることを特徴とする。この構成に
よれば、ワイピング装置によって液滴吐出ヘッドの表面の汚れを取り除くことができ、フ
ラッシング装置によって増粘した液や気泡の排出ができて液滴の吐出を確実に行うことが
でき、キャッピング装置によって液滴吐出ヘッドの乾燥を防止でき、カメラ装置によって
液滴吐出ヘッドの状態を撮影することができ、重量測定装置によって液滴吐出ヘッドから
吐出される液滴の重量を測定することができ、ヘッド交換装置によって液滴吐出ヘッドの
交換を行うことができる。
また本発明にかかる液滴吐出ヘッドの保守方法は、前記キャリッジガイドとキャリッジ
とを移動することで前記液滴吐出ヘッドをヘッド保守位置に移動させる工程と、前記複数
のヘッド保守装置の内の所望のヘッド保守装置をヘッド保守位置に移動して前記液滴吐出
ヘッドに対向させる工程と、前記ヘッド保守位置のヘッド保守装置によって前記液滴吐出
ヘッドを保守させる工程と、を有することを特徴とする。なお、液滴吐出ヘッドをヘッド
保守位置に移動させる工程と、所望のヘッド保守装置をヘッド保守位置に移動して液滴吐
出ヘッドに対向させる工程は、この順番に限らず、同時に行ってもよいし、逆の順番で行
ってもよい。この構成によれば、本発明の液滴吐出装置を用いて複数のヘッド保守装置の
内の所望のヘッド保守装置を液滴吐出ヘッドに対向させて保守させることができる。
とを移動することで前記液滴吐出ヘッドをヘッド保守位置に移動させる工程と、前記複数
のヘッド保守装置の内の所望のヘッド保守装置をヘッド保守位置に移動して前記液滴吐出
ヘッドに対向させる工程と、前記ヘッド保守位置のヘッド保守装置によって前記液滴吐出
ヘッドを保守させる工程と、を有することを特徴とする。なお、液滴吐出ヘッドをヘッド
保守位置に移動させる工程と、所望のヘッド保守装置をヘッド保守位置に移動して液滴吐
出ヘッドに対向させる工程は、この順番に限らず、同時に行ってもよいし、逆の順番で行
ってもよい。この構成によれば、本発明の液滴吐出装置を用いて複数のヘッド保守装置の
内の所望のヘッド保守装置を液滴吐出ヘッドに対向させて保守させることができる。
また本発明は、前記ヘッド保守位置に移動したヘッド保守装置によって前記液滴吐出ヘ
ッドを保守しているときに、保守しているヘッド保守装置以外のいずれかのヘッド保守装
置を前記メンテナンス位置に移動させる工程を有することを特徴とする。この構成によれ
ば、液滴吐出ヘッドの保守と、ヘッド保守装置のメンテナンスとを同時に行うことができ
、メンテナンスに要する時間を短く済ませることができる。
ッドを保守しているときに、保守しているヘッド保守装置以外のいずれかのヘッド保守装
置を前記メンテナンス位置に移動させる工程を有することを特徴とする。この構成によれ
ば、液滴吐出ヘッドの保守と、ヘッド保守装置のメンテナンスとを同時に行うことができ
、メンテナンスに要する時間を短く済ませることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形
態にかかる液滴吐出装置1−1の概略斜視図、図2は液滴吐出装置1−1の概略平面図、
図3は液滴吐出ヘッド15の保守時の液滴吐出装置1−1の概略斜視図、図4は液滴吐出
ヘッド15の保守時の液滴吐出装置1−1の概略平面図である。液滴吐出装置1−1は、
ワークとしての基板10の所定位置に機能液を液滴として吐出して付着させるための装置
である。
態にかかる液滴吐出装置1−1の概略斜視図、図2は液滴吐出装置1−1の概略平面図、
図3は液滴吐出ヘッド15の保守時の液滴吐出装置1−1の概略斜視図、図4は液滴吐出
ヘッド15の保守時の液滴吐出装置1−1の概略平面図である。液滴吐出装置1−1は、
ワークとしての基板10の所定位置に機能液を液滴として吐出して付着させるための装置
である。
図1,図2において液滴吐出装置1−1は、ベース13上に、液滴吐出ヘッド15を下
面に搭載したキャリッジ17と、基板10を吸着するテーブル19と、液滴吐出ヘッド1
5に対して基板10を主走査移動させる主走査駆動装置21と、基板10に対して液滴吐
出ヘッド15を副走査移動させる副走査駆動装置23と、液滴吐出ヘッド15の保守を行
う保守システム50とを搭載して構成されている。
面に搭載したキャリッジ17と、基板10を吸着するテーブル19と、液滴吐出ヘッド1
5に対して基板10を主走査移動させる主走査駆動装置21と、基板10に対して液滴吐
出ヘッド15を副走査移動させる副走査駆動装置23と、液滴吐出ヘッド15の保守を行
う保守システム50とを搭載して構成されている。
液滴吐出ヘッド15は、この実施形態ではインクジェット方式の液滴吐出ヘッドであり
、その下面に複数のノズルが形成されている。
、その下面に複数のノズルが形成されている。
主走査駆動装置21は、主走査方向(第1走査方向、X軸方向)Aに向いて設置される
一対のガイドレール25,27と、ガイドレール25,27の間に設置されリニアモータ
支持台28上に取り付けられるリニアモータ29とを具備して構成されている。リニアモ
ータ29は前記テーブル19に連結され、テーブル19を主走査方向Aに駆動するもので
ある。リニアモータ29とテーブル19の間には基板位置制御装置が介在している。基板
位置制御装置はテーブル19を回転することでテーブル19上に吸着した基板10の回転
方向の位置を制御するものである。
一対のガイドレール25,27と、ガイドレール25,27の間に設置されリニアモータ
支持台28上に取り付けられるリニアモータ29とを具備して構成されている。リニアモ
ータ29は前記テーブル19に連結され、テーブル19を主走査方向Aに駆動するもので
ある。リニアモータ29とテーブル19の間には基板位置制御装置が介在している。基板
位置制御装置はテーブル19を回転することでテーブル19上に吸着した基板10の回転
方向の位置を制御するものである。
副走査駆動装置23は、ベース13上に設置され前記一対のガイドレール25,27の
外側をまたぐ門型のキャリッジガイド31の上部の横架部分を構成するガイドレール部3
3と、ガイドレール部33に沿って移動するキャリッジ17とを有している。キャリッジ
17はガイドレール部33に沿って副走査方向(第2走査方向、Y軸方向)Bに移動し、
主走査方向(X軸方向)Aに動作するテーブル19とほぼ直交する方向に移動する。なお
キャリッジガイド31は、ガイドレール25,27のほぼ全長にわたる範囲で主走査方向
Aに向かって移動するように構成されている。図2に一点鎖線で示すガイド移動範囲(危
険範囲)S1は、キャリッジガイド31が移動する空間よりも安全のため少し大きな範囲
の空間である。
外側をまたぐ門型のキャリッジガイド31の上部の横架部分を構成するガイドレール部3
3と、ガイドレール部33に沿って移動するキャリッジ17とを有している。キャリッジ
17はガイドレール部33に沿って副走査方向(第2走査方向、Y軸方向)Bに移動し、
主走査方向(X軸方向)Aに動作するテーブル19とほぼ直交する方向に移動する。なお
キャリッジガイド31は、ガイドレール25,27のほぼ全長にわたる範囲で主走査方向
Aに向かって移動するように構成されている。図2に一点鎖線で示すガイド移動範囲(危
険範囲)S1は、キャリッジガイド31が移動する空間よりも安全のため少し大きな範囲
の空間である。
保守システム50は、ベース13上に設置されるレール51と、レール51上に取り付
けられる複数(この例では4つ)の駆動機構53とを有する保守装置移動手段55と、各
駆動機構53上に搭載されるヘッド保守装置60(60−1〜4)とを具備している。
けられる複数(この例では4つ)の駆動機構53とを有する保守装置移動手段55と、各
駆動機構53上に搭載されるヘッド保守装置60(60−1〜4)とを具備している。
レール51は円形のリング形状に構成されている。各駆動機構53はレール51に沿っ
て移動自在な構造、たとえばリニアガイド機構などを用いてレール51上に保持されてい
る。駆動機構53は前記レール51との間にリニアモータなどの駆動部を設置することで
、レール51上を移動するように構成されている。駆動機構53の上面には各種ヘッド保
守装置60が着脱自在に装着される。さらに駆動機構53にはその上に装着したヘッド保
守装置60を昇降させる昇降機構が内蔵されている。昇降機構としては、たとえばエアシ
リンダ、油圧シリンダ、パルスモータとボールねじなどがある。駆動機構53はラジオコ
ントロールによってそれぞれ個別にレール51上を移動するように制御され、また前記昇
降機構もラジオコントロールによってそれぞれ個別に駆動されるように制御される。複数
ある駆動機構53は何れも同一(共通)の構成である。
て移動自在な構造、たとえばリニアガイド機構などを用いてレール51上に保持されてい
る。駆動機構53は前記レール51との間にリニアモータなどの駆動部を設置することで
、レール51上を移動するように構成されている。駆動機構53の上面には各種ヘッド保
守装置60が着脱自在に装着される。さらに駆動機構53にはその上に装着したヘッド保
守装置60を昇降させる昇降機構が内蔵されている。昇降機構としては、たとえばエアシ
リンダ、油圧シリンダ、パルスモータとボールねじなどがある。駆動機構53はラジオコ
ントロールによってそれぞれ個別にレール51上を移動するように制御され、また前記昇
降機構もラジオコントロールによってそれぞれ個別に駆動されるように制御される。複数
ある駆動機構53は何れも同一(共通)の構成である。
レール51はその一部が前記キャリッジガイド31のガイド移動範囲S1内に位置して
いる。これによって各駆動機構53は、個別に、ガイド移動範囲S1内にあるヘッド保守
位置P2とガイド移動範囲S1外にあるメンテナンス位置P1とにわたって移動するよう
に構成されている。保守装置移動手段55には、各駆動機構53の位置、つまりは各ヘッ
ド保守装置60(60−1〜4)の位置を検出する位置検出手段57が取り付けられてい
る。この位置検出手段57は、レール51の複数個所に設けた検出センサーであり、個々
の駆動機構53に設けた被検出部を検出してレール51のどの位置に各駆動機構53が位
置しているかを検出するものである。位置検出手段としては、この方法以外に、たとえば
各駆動機構53にエンコーダを取り付けて各駆動機構53の位置を検出する手段など、他
の各種構成のものがある。
いる。これによって各駆動機構53は、個別に、ガイド移動範囲S1内にあるヘッド保守
位置P2とガイド移動範囲S1外にあるメンテナンス位置P1とにわたって移動するよう
に構成されている。保守装置移動手段55には、各駆動機構53の位置、つまりは各ヘッ
ド保守装置60(60−1〜4)の位置を検出する位置検出手段57が取り付けられてい
る。この位置検出手段57は、レール51の複数個所に設けた検出センサーであり、個々
の駆動機構53に設けた被検出部を検出してレール51のどの位置に各駆動機構53が位
置しているかを検出するものである。位置検出手段としては、この方法以外に、たとえば
各駆動機構53にエンコーダを取り付けて各駆動機構53の位置を検出する手段など、他
の各種構成のものがある。
ヘッド保守装置60は前述のように駆動機構53に着脱自在に装着されるものである。
4つのヘッド保守装置60(60−1,2,3,4)はそれぞれ異なる機能を有している
。この実施形態においては、ヘッド保守装置60−1はワイピング装置、ヘッド保守装置
60−2はフラッシング装置、ヘッド保守装置60−3はキャッピング装置、ヘッド保守
装置60−4は重量測定装置である。
4つのヘッド保守装置60(60−1,2,3,4)はそれぞれ異なる機能を有している
。この実施形態においては、ヘッド保守装置60−1はワイピング装置、ヘッド保守装置
60−2はフラッシング装置、ヘッド保守装置60−3はキャッピング装置、ヘッド保守
装置60−4は重量測定装置である。
ワイピング装置60−1、フラッシング装置60−2、キャッピング装置60−3は、
液滴吐出ヘッド15の液滴吐出性能を良好に維持するためのクリーニングに関する保守を
行うクリーニング装置である。クリーニング装置は、ノズルやノズル内の機能液を清浄な
状態に維持・復元する機能を有する。ワイピング装置60−1は、液滴吐出ヘッド15の
ノズル面をふき取る装置である。ワイピング装置60−1は、洗浄液をつけたテープ状の
布でノズル面をふき取る方式のものを採用しているが、ゴム板、プラスチック板などの弾
性材でノズル面の汚れをかき取る方式のものを用いてもよい。
液滴吐出ヘッド15の液滴吐出性能を良好に維持するためのクリーニングに関する保守を
行うクリーニング装置である。クリーニング装置は、ノズルやノズル内の機能液を清浄な
状態に維持・復元する機能を有する。ワイピング装置60−1は、液滴吐出ヘッド15の
ノズル面をふき取る装置である。ワイピング装置60−1は、洗浄液をつけたテープ状の
布でノズル面をふき取る方式のものを採用しているが、ゴム板、プラスチック板などの弾
性材でノズル面の汚れをかき取る方式のものを用いてもよい。
フラッシング装置60−2は液滴吐出ヘッド15のノズルから液滴を連続的に吐出して
ヘッド内の機能液および気泡を排出するフラッシングの際に液滴吐出ヘッド15のノズル
から排出される液滴を受ける装置であり、箱状の容器を有する。フラッシング装置60−
2はヘッド保守位置P2で作動されると、容器が液滴吐出ヘッド15に密着してノズル面
を覆い、ノズルから排出される液滴の飛散を防止するようになっている。液滴吐出ヘッド
15からフラッシングにより排出された排出液は、容器に接続された管を通して真空ポン
プにより吸い出される。
ヘッド内の機能液および気泡を排出するフラッシングの際に液滴吐出ヘッド15のノズル
から排出される液滴を受ける装置であり、箱状の容器を有する。フラッシング装置60−
2はヘッド保守位置P2で作動されると、容器が液滴吐出ヘッド15に密着してノズル面
を覆い、ノズルから排出される液滴の飛散を防止するようになっている。液滴吐出ヘッド
15からフラッシングにより排出された排出液は、容器に接続された管を通して真空ポン
プにより吸い出される。
キャッピング装置60−3は、液滴吐出ヘッド15が待機しているときにノズル内の機
能液のメカニカスが乾燥するのを防止するために液滴吐出ヘッド15に蓋(キャップ)を
行う装置である。キャッピング装置60−3はたとえば、上方を開口させた箱状の蓋を有
し、箱状の蓋を液滴吐出ヘッド15のノズル面に押圧し、密閉する構造を有する。箱状の
蓋には液滴吐出ヘッド15との接触部分に密閉度を上げるために弾性材が設けられている
。
能液のメカニカスが乾燥するのを防止するために液滴吐出ヘッド15に蓋(キャップ)を
行う装置である。キャッピング装置60−3はたとえば、上方を開口させた箱状の蓋を有
し、箱状の蓋を液滴吐出ヘッド15のノズル面に押圧し、密閉する構造を有する。箱状の
蓋には液滴吐出ヘッド15との接触部分に密閉度を上げるために弾性材が設けられている
。
重量測定装置60−4は、吐出液の重量を測る装置である。液滴吐出ヘッド15の各ノ
ズルからたとえば100滴ほど吐出し、電子天秤にて重量を測定する。この測定値に基づ
き、例えば一滴当たりの吐出量が適量であるか否かを判断し、適量になるように液滴吐出
ヘッド15から吐出する液滴の大きさ(重量)を調整する。これによって液滴吐出による
描画品質を向上することができる。
ズルからたとえば100滴ほど吐出し、電子天秤にて重量を測定する。この測定値に基づ
き、例えば一滴当たりの吐出量が適量であるか否かを判断し、適量になるように液滴吐出
ヘッド15から吐出する液滴の大きさ(重量)を調整する。これによって液滴吐出による
描画品質を向上することができる。
なおヘッド保守装置60として用いることができる装置には、他にもカメラ装置やヘッ
ド交換装置などがある。カメラ装置は、撮像部と光源から構成され、液滴吐出ヘッド15
の状態を撮影し、ノズルの状態(穴が潰れていないか、汚れていないかなど)を検査する
ものである。撮像部はCCD式、電子式のいずれでもよい。ヘッド交換装置は、液滴吐出
ヘッド15の交換を行うものである。
ド交換装置などがある。カメラ装置は、撮像部と光源から構成され、液滴吐出ヘッド15
の状態を撮影し、ノズルの状態(穴が潰れていないか、汚れていないかなど)を検査する
ものである。撮像部はCCD式、電子式のいずれでもよい。ヘッド交換装置は、液滴吐出
ヘッド15の交換を行うものである。
次に液滴吐出装置1−1の動作の1例を説明する。まず電源投入前の液滴吐出装置1−
1は、図3,図4に示すように、キャリッジ17および液滴吐出ヘッド15をヘッド保守
位置P2に移動しており、同様にこのヘッド保守位置P2に移動させたキャッピング装置
60−3によって蓋(キャップ)をしておく。液滴吐出装置1−1に電源を投入して作動
を開始すると、まずキャッピング装置60−3の駆動機構53を作動することでキャッピ
ング装置60−3を下降し、キャッピング装置60−3の蓋を液滴吐出ヘッド15から退
避させる。
1は、図3,図4に示すように、キャリッジ17および液滴吐出ヘッド15をヘッド保守
位置P2に移動しており、同様にこのヘッド保守位置P2に移動させたキャッピング装置
60−3によって蓋(キャップ)をしておく。液滴吐出装置1−1に電源を投入して作動
を開始すると、まずキャッピング装置60−3の駆動機構53を作動することでキャッピ
ング装置60−3を下降し、キャッピング装置60−3の蓋を液滴吐出ヘッド15から退
避させる。
次にこのときクリーニングタイミングが到来していれば、ヘッド保守位置P2にあった
キャッピング装置60−3を別の位置に移動してその代りにフラッシング装置60−2を
ヘッド保守位置P2に移動する。そしてフラッシング装置60−2の駆動機構53を作動
することでフラッシング装置60−2を上昇させ、液滴吐出ヘッド15に対向させる。そ
して液滴吐出ヘッド15のノズルから液滴を連続的に吐出させるフラッシングを行う。
キャッピング装置60−3を別の位置に移動してその代りにフラッシング装置60−2を
ヘッド保守位置P2に移動する。そしてフラッシング装置60−2の駆動機構53を作動
することでフラッシング装置60−2を上昇させ、液滴吐出ヘッド15に対向させる。そ
して液滴吐出ヘッド15のノズルから液滴を連続的に吐出させるフラッシングを行う。
次にフラッシング装置60−2を下降してフラッシング装置60−2をヘッド保守位置
P2から別の場所に移動し、その代りにワイピング装置60−1をヘッド保守位置P2に
移動する。そしてワイピング装置60−1の駆動機構53を作動することでワイピング装
置60−1を上昇させ、液滴吐出ヘッド15に対向させる。そしてワイピング装置60−
1を作動させることによりワイピングを行う。これによって液滴吐出ヘッド15のクリー
ニング動作が終了する。
P2から別の場所に移動し、その代りにワイピング装置60−1をヘッド保守位置P2に
移動する。そしてワイピング装置60−1の駆動機構53を作動することでワイピング装
置60−1を上昇させ、液滴吐出ヘッド15に対向させる。そしてワイピング装置60−
1を作動させることによりワイピングを行う。これによって液滴吐出ヘッド15のクリー
ニング動作が終了する。
次にこのとき重量測定タイミングが到来していれば、ヘッド保守位置P2にあったワイ
ピング装置60−1を別の位置に移動してその代りに重量測定装置60−4をヘッド保守
位置P2に移動して上昇させ、液滴吐出ヘッド15に対向させる。そして液滴吐出ヘッド
15のノズルから所定量(例えば100滴程度)の液滴を吐出させるとともにその吐出さ
れた機能液の量を電子天秤で測定する。そして各ノズルの機能液吐出特性に合わせて、各
ノズルから予め設定された適量の液滴が吐出されるように各ノズルに対応する圧電素子材
に印加する電圧を調節する。そして液滴の重量測定が完了すると、前記重量測定装置60
−4を下降させる。
ピング装置60−1を別の位置に移動してその代りに重量測定装置60−4をヘッド保守
位置P2に移動して上昇させ、液滴吐出ヘッド15に対向させる。そして液滴吐出ヘッド
15のノズルから所定量(例えば100滴程度)の液滴を吐出させるとともにその吐出さ
れた機能液の量を電子天秤で測定する。そして各ノズルの機能液吐出特性に合わせて、各
ノズルから予め設定された適量の液滴が吐出されるように各ノズルに対応する圧電素子材
に印加する電圧を調節する。そして液滴の重量測定が完了すると、前記重量測定装置60
−4を下降させる。
そして上記クリーニングタイミングや重量測定タイミングが到来していない場合、ある
いはそれらの処理が終了した場合には、基板10をテーブル19上に載置して吸着して位
置決めし、液滴吐出ヘッド15を基板10に対する吐出開始位置へ移動させる。次にX方
向への主走査を開始し、同時に機能液の吐出を開始する。具体的には基板10が主走査方
向Aへ一定の速度で直線的に走査移動し、その移動途中でノズルが吐出位置に到達したと
きに、そのノズルから液滴を吐出する。
いはそれらの処理が終了した場合には、基板10をテーブル19上に載置して吸着して位
置決めし、液滴吐出ヘッド15を基板10に対する吐出開始位置へ移動させる。次にX方
向への主走査を開始し、同時に機能液の吐出を開始する。具体的には基板10が主走査方
向Aへ一定の速度で直線的に走査移動し、その移動途中でノズルが吐出位置に到達したと
きに、そのノズルから液滴を吐出する。
1回の主走査が終了すると、液滴吐出ヘッド15を副走査方向Bへ予め決められた副走
査方向B成分だけ移動する。次に再び主走査および液滴吐出が行われる。そして上記一連
の動作が繰り返される。
査方向B成分だけ移動する。次に再び主走査および液滴吐出が行われる。そして上記一連
の動作が繰り返される。
以上のような液滴吐出ヘッド15による機能液の吐出作業が基板10の全領域に対して
完了すると、基板10が外部に排出される。次に別の基板10がテーブル19上に載置さ
れ、上記と同様の機能液の吐出工程が行われる。基板10に対する機能液の吐出工程が繰
り返し行われている途中に再びクリーニングタイミングや重量測定タイミングが到来すれ
ば、それを行う。
完了すると、基板10が外部に排出される。次に別の基板10がテーブル19上に載置さ
れ、上記と同様の機能液の吐出工程が行われる。基板10に対する機能液の吐出工程が繰
り返し行われている途中に再びクリーニングタイミングや重量測定タイミングが到来すれ
ば、それを行う。
オペレータからの作業終了の指示があると、キャリッジ17および液滴吐出ヘッド15
を図3,図4に示すヘッド保守位置P2に移動し、同時にワイピング装置60−1をヘッ
ド保守位置P2に移動して上昇し、液滴吐出ヘッド15に対向させる。そしてワイピング
装置60−1を作動させることによりワイピングを行う。次に前記ワイピング装置60−
1の代わりに、キャッピング装置60−3をヘッド保守位置P2に移動して上昇し、液滴
吐出ヘッド15をキャッピングする。以上により一連の液滴吐出作業が終了する。
を図3,図4に示すヘッド保守位置P2に移動し、同時にワイピング装置60−1をヘッ
ド保守位置P2に移動して上昇し、液滴吐出ヘッド15に対向させる。そしてワイピング
装置60−1を作動させることによりワイピングを行う。次に前記ワイピング装置60−
1の代わりに、キャッピング装置60−3をヘッド保守位置P2に移動して上昇し、液滴
吐出ヘッド15をキャッピングする。以上により一連の液滴吐出作業が終了する。
一方各ヘッド保守装置60−1〜4のメンテナンス(たとえばワイピング装置60−1
の布の交換など)は、上記液滴吐出装置1−1の動作中または停止中の何れの時であって
も行うことができる。すなわち各ヘッド保守装置60−1〜4のメンテナンスは、必要に
応じて、メンテナンスしようとするヘッド保守装置60−1〜4をガイド移動範囲S1外
にあるメンテナンス位置P1に移動することで、容易に行うことができる。各ヘッド保守
装置60−1〜4はリング状に移動するので、いずれのヘッド保守装置60−1〜4がヘ
ッド保守位置P2に位置していても、その左右何れかのルートから、メンテナンスしよう
とするヘッド保守装置60−1〜4をメンテナンス位置P1に移動できる。
の布の交換など)は、上記液滴吐出装置1−1の動作中または停止中の何れの時であって
も行うことができる。すなわち各ヘッド保守装置60−1〜4のメンテナンスは、必要に
応じて、メンテナンスしようとするヘッド保守装置60−1〜4をガイド移動範囲S1外
にあるメンテナンス位置P1に移動することで、容易に行うことができる。各ヘッド保守
装置60−1〜4はリング状に移動するので、いずれのヘッド保守装置60−1〜4がヘ
ッド保守位置P2に位置していても、その左右何れかのルートから、メンテナンスしよう
とするヘッド保守装置60−1〜4をメンテナンス位置P1に移動できる。
以上のように液滴吐出装置1−1は、複数のヘッド保守装置60が個別にキャリッジガ
イド31のガイド移動範囲S1内にあるヘッド保守位置P2とガイド移動範囲S1外にあ
るメンテナンス位置P1とにわたって移動するように構成されている。したがってヘッド
保守装置60のメンテナンスをガイド移動範囲S1外の安全な位置で容易に行うことがで
きる。またいずれかのヘッド保守装置60を用いて液滴吐出ヘッド15を保守している最
中であっても、使用していない他のヘッド保守装置60のメンテナンスを行うことができ
る。またレール51に複数のヘッド保守装置60を搭載して移動させるので、複数のヘッ
ド保守装置60を容易に個別にヘッド保守位置P2とメンテナンス位置P1とにわたって
移動させることができる。
イド31のガイド移動範囲S1内にあるヘッド保守位置P2とガイド移動範囲S1外にあ
るメンテナンス位置P1とにわたって移動するように構成されている。したがってヘッド
保守装置60のメンテナンスをガイド移動範囲S1外の安全な位置で容易に行うことがで
きる。またいずれかのヘッド保守装置60を用いて液滴吐出ヘッド15を保守している最
中であっても、使用していない他のヘッド保守装置60のメンテナンスを行うことができ
る。またレール51に複数のヘッド保守装置60を搭載して移動させるので、複数のヘッ
ド保守装置60を容易に個別にヘッド保守位置P2とメンテナンス位置P1とにわたって
移動させることができる。
またレール51をリング状に形成したので、複数のヘッド保守装置60をリング状に回
転させて移動することで、各ヘッド保守装置60を効率よくスムーズにヘッド保守位置P
2とメンテナンス位置P1とにわたって移動させることができる。また保守装置移動手段
55が駆動機構53を有しているので、必要に応じて駆動機構53にヘッド保守装置60
を着脱することができ、容易にヘッド保守装置60の追加、変更、取り外しができ、メン
テナンスもさらに容易に行えるようになる。
転させて移動することで、各ヘッド保守装置60を効率よくスムーズにヘッド保守位置P
2とメンテナンス位置P1とにわたって移動させることができる。また保守装置移動手段
55が駆動機構53を有しているので、必要に応じて駆動機構53にヘッド保守装置60
を着脱することができ、容易にヘッド保守装置60の追加、変更、取り外しができ、メン
テナンスもさらに容易に行えるようになる。
また駆動機構53に昇降機構を設けたので、容易に駆動機構53に搭載したヘッド保守
装置60を液滴吐出ヘッド15に接近させることができる。また保守装置移動手段55に
設けた位置検出手段(センサーなど)によって各ヘッド保守装置60の位置を検出できる
ので、各ヘッド保守装置60を容易且つ確実にヘッド保守位置P2やメンテナンス位置P
1に停止させることができる。
装置60を液滴吐出ヘッド15に接近させることができる。また保守装置移動手段55に
設けた位置検出手段(センサーなど)によって各ヘッド保守装置60の位置を検出できる
ので、各ヘッド保守装置60を容易且つ確実にヘッド保守位置P2やメンテナンス位置P
1に停止させることができる。
またヘッド保守装置60によって液滴吐出ヘッド15を保守しているときに別のヘッド
保守装置60をメンテナンス位置P1に移動させることで、液滴吐出ヘッド15の保守と
ヘッド保守装置60のメンテナンスとを同時に行うことができる。これによってメンテナ
ンスに要する時間を短く済ませることができる。
保守装置60をメンテナンス位置P1に移動させることで、液滴吐出ヘッド15の保守と
ヘッド保守装置60のメンテナンスとを同時に行うことができる。これによってメンテナ
ンスに要する時間を短く済ませることができる。
図5は本発明の他の実施形態にかかる液滴吐出装置1−2の概略平面図、図6は液滴吐
出ヘッド15の保守時の液滴吐出装置1−2の概略平面図である。両図に示す液滴吐出装
置1−2において、前記図1〜図4に示す液滴吐出装置1−2と同一又は相当部分には同
一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図4に示す実
施形態と同じである。
出ヘッド15の保守時の液滴吐出装置1−2の概略平面図である。両図に示す液滴吐出装
置1−2において、前記図1〜図4に示す液滴吐出装置1−2と同一又は相当部分には同
一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図4に示す実
施形態と同じである。
この液滴吐出装置1−2において前記液滴吐出装置1−1と相違する点は、駆動機構5
3とこれらに搭載するヘッド保守装置60(60−1〜5)の数を、4台から5台に増加
した点である。本実施形態においては、レール51上に駆動機構53を取り付ける構成な
ので駆動機構53の着脱が容易であり、駆動機構53を増加したり変更したり減少させる
ことができる。つまり多様なヘッド保守状況の変更に容易に対応できる。特に駆動機構5
3の着脱は、ガイド移動範囲(危険範囲)S1の外部において行えるので、容易かつ安全
に行える。またたとえば駆動機構53を予め多数台レール51に取り付けておき、それら
多数台の駆動機構53の内の必要な台数の駆動機構53にヘッド保守装置60を装着する
ように構成してもよい。
3とこれらに搭載するヘッド保守装置60(60−1〜5)の数を、4台から5台に増加
した点である。本実施形態においては、レール51上に駆動機構53を取り付ける構成な
ので駆動機構53の着脱が容易であり、駆動機構53を増加したり変更したり減少させる
ことができる。つまり多様なヘッド保守状況の変更に容易に対応できる。特に駆動機構5
3の着脱は、ガイド移動範囲(危険範囲)S1の外部において行えるので、容易かつ安全
に行える。またたとえば駆動機構53を予め多数台レール51に取り付けておき、それら
多数台の駆動機構53の内の必要な台数の駆動機構53にヘッド保守装置60を装着する
ように構成してもよい。
また図5,図6に示すように、液滴吐出ヘッド15の保守に使用していないヘッド保守
装置60は、メンテナンス位置P1近傍に集結させておくのが好ましい。このように構成
すれば、複数のヘッド保守装置60を連続してメンテナンスするような場合にヘッド保守
装置60の移動時間を短くでき(またはヘッド保守装置60を移動しないままでもメンテ
ナンスでき)、メンテナンスの作業効率を向上できる。
装置60は、メンテナンス位置P1近傍に集結させておくのが好ましい。このように構成
すれば、複数のヘッド保守装置60を連続してメンテナンスするような場合にヘッド保守
装置60の移動時間を短くでき(またはヘッド保守装置60を移動しないままでもメンテ
ナンスでき)、メンテナンスの作業効率を向上できる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく
、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変
形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造であっても、本
願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記
実施形態ではレールを円形のリング状に構成したが、例えばレールを楕円形のリング状に
構成したり、U字状に構成したり、J字状に構成したり、直線状に構成したりしてもよい
。U字状に構成した場合は、その中央の屈曲部分をヘッド保守位置P2に配置し、その両
側部分をメンテナンス位置P1に配置すれば、2か所のメンテナンス位置P1にてヘッド
保守装置60のメンテナンスができる。
、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変
形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造であっても、本
願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記
実施形態ではレールを円形のリング状に構成したが、例えばレールを楕円形のリング状に
構成したり、U字状に構成したり、J字状に構成したり、直線状に構成したりしてもよい
。U字状に構成した場合は、その中央の屈曲部分をヘッド保守位置P2に配置し、その両
側部分をメンテナンス位置P1に配置すれば、2か所のメンテナンス位置P1にてヘッド
保守装置60のメンテナンスができる。
1−1液滴吐出装置、10 基板(ワーク)、13 ベース、15 液滴吐出ヘッド、1
7 キャリッジ、19 テーブル、21 主走査駆動装置、23 副走査駆動装置、50
保守システム、25,27 ガイドレール、29 リニアモータ、31 キャリッジガ
イド、33 ガイドレール部、51 レール(保守装置移動手段)、53 駆動機構(保
守装置移動手段)、55 保守装置移動手段、60(60−1〜4) ヘッド保守装置、
60−1 ワイピング装置、60−2 フラッシング装置、60−3 キャッピング装置
、60−4 重量測定装置、S1 ガイド移動範囲(危険範囲)、P1 メンテナンス位
置、P2 ヘッド保守位置、A 主走査方向(第1走査方向)、B 副走査方向(第2走
査方向)
7 キャリッジ、19 テーブル、21 主走査駆動装置、23 副走査駆動装置、50
保守システム、25,27 ガイドレール、29 リニアモータ、31 キャリッジガ
イド、33 ガイドレール部、51 レール(保守装置移動手段)、53 駆動機構(保
守装置移動手段)、55 保守装置移動手段、60(60−1〜4) ヘッド保守装置、
60−1 ワイピング装置、60−2 フラッシング装置、60−3 キャッピング装置
、60−4 重量測定装置、S1 ガイド移動範囲(危険範囲)、P1 メンテナンス位
置、P2 ヘッド保守位置、A 主走査方向(第1走査方向)、B 副走査方向(第2走
査方向)
Claims (9)
- ワークを第1走査方向に移動させるテーブルと、
前記ワークに液滴を吐出する液滴吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、
前記キャリッジを取り付けて第2走査方向に移動させるとともに前記第1走査方向に移
動するキャリッジガイドと、
前記液滴吐出ヘッドの保守を行う複数のヘッド保守装置と、を備え、
前記複数のヘッド保守装置は、これら複数のヘッド保守装置を個別にキャリッジガイド
の移動範囲内にあるヘッド保守位置と移動範囲外にあるメンテナンス位置とにわたって移
動させる保守装置移動手段に搭載されていることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項1に記載の液滴吐出装置において、
前記保守装置移動手段はレールを具備し、前記レールに前記複数のヘッド保守装置を搭
載して移動させることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項2に記載の液滴吐出装置において、
前記レールはリング状であることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項2または3に記載の液滴吐出装置において、
前記保守装置移動手段は、前記レールに取り付けられて移動する駆動機構を有し、前記
駆動機構に前記ヘッド保守装置を着脱自在に搭載することを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項4に記載の液滴吐出装置において、
前記駆動機構は、ヘッド保守位置において前記ヘッド保守装置を上昇させて前記液滴吐
出ヘッドに接近させる昇降機構を有していることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項1乃至5の内のいずれかに記載の液滴吐出装置において、
前記保守装置移動手段は、前記各ヘッド保守装置の位置を検出する位置検出手段を有し
ていることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項1乃至6の内のいずれかに記載の液滴吐出装置において、
前記複数の保守装置は、前記液滴吐出ヘッドを拭くワイピング装置、前記液滴吐出ヘッ
ドから液滴を吐出して排出するフラッシング装置、前記液滴吐出ヘッドを覆って乾燥を防
止するキャッピング装置、前記液滴吐出ヘッドの状態を撮影するカメラ装置、前記液滴吐
出ヘッドから吐出される液滴の重量を測定する重量測定装置、前記液滴吐出ヘッドの交換
を行うヘッド交換装置の内の何れかであることを特徴とする液滴吐出装置。 - 請求項1乃至7の内のいずれかに記載の液滴吐出装置における液滴吐出ヘッドの保守方
法であって、
前記キャリッジガイドとキャリッジとを移動することで前記液滴吐出ヘッドをヘッド保
守位置に移動させる工程と、
前記複数のヘッド保守装置の内の所望のヘッド保守装置をヘッド保守位置に移動して前
記液滴吐出ヘッドに対向させる工程と、
前記ヘッド保守位置のヘッド保守装置によって前記液滴吐出ヘッドを保守させる工程と
、を有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの保守方法。 - 請求項8に記載の液滴吐出ヘッドの保守方法において、
前記ヘッド保守位置に移動したヘッド保守装置によって前記液滴吐出ヘッドを保守して
いるときに、保守しているヘッド保守装置以外のいずれかのヘッド保守装置を前記メンテ
ナンス位置に移動させる工程を有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの保守方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004306A JP2010162433A (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | 液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの保守方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004306A JP2010162433A (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | 液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの保守方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010162433A true JP2010162433A (ja) | 2010-07-29 |
Family
ID=42579073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009004306A Withdrawn JP2010162433A (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | 液滴吐出装置および液滴吐出ヘッドの保守方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010162433A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012135725A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 塗布装置及び塗布方法 |
JP2021169098A (ja) * | 2020-06-18 | 2021-10-28 | Aiメカテック株式会社 | 薄膜形成装置および薄膜形成方法 |
CN115007374A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-09-06 | 东风柳州汽车有限公司 | 涂胶机器人胶嘴清洁控制方法、控制装置及胶嘴清洁机构 |
-
2009
- 2009-01-13 JP JP2009004306A patent/JP2010162433A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012135725A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 塗布装置及び塗布方法 |
JP2021169098A (ja) * | 2020-06-18 | 2021-10-28 | Aiメカテック株式会社 | 薄膜形成装置および薄膜形成方法 |
JP7120681B2 (ja) | 2020-06-18 | 2022-08-17 | Aiメカテック株式会社 | 薄膜形成装置および薄膜形成方法 |
CN115007374A (zh) * | 2022-05-10 | 2022-09-06 | 东风柳州汽车有限公司 | 涂胶机器人胶嘴清洁控制方法、控制装置及胶嘴清洁机构 |
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Effective date: 20111216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
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