JP2011075209A - 傘除水機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
除水時に傘挿入口からの水滴の噴出がなく、使用者が石突保持部に傘の石突を挿入しやすく、また傘の姿勢を変えても石突保持部から石突が外れることない傘除水機を得る。
【解決手段】
箱体の上部に設けられた傘挿入口と、傘の上部を保持する上部保持部と、傘の石突を保持する石突保持部と、石突保持部が傘の未挿入のときは傘挿入口に向き、上部保持部に傘が保持されるときには上部保持部に向く石突保持部向変更手段と、傘に向かって空気を噴出するノズルとを備えた傘除水機。
【選択図】図1

Description

本発明は傘に付着した水滴を除去する傘除水機に関するものである。
従来の傘除水機においては、傘除水機への傘の挿入姿勢と除水時の傘の姿勢を変えているものとして例えば特開2005−337624号公報に開示されている。この開示された傘除水機は、箱体と、箱体上面に設けられ傘を挿入するための傘挿入口と、箱体内部に設けられた傘挿入口から挿入された傘の石突から露先に向かって高圧空気を噴出するノズルとを有する除水室と、除水室下方に設けられた水を受けるタンクを備え、傘挿入口へ傘を挿入し、傘挿入口と連絡口を介して連結した傘収納口へ傘を移動すると、空気流発生装置が運転を始め、濡れた傘を除水させることができる。傘を除水させるには、傘の布が襞状になっているため折り重なりあった襞状の間にも高速空気を当てる必要があることから、傘の石突付近から傘の露先に向かって襞状の折り目方向に沿って高速空気噴出させる必要があるが、そのままでは噴出された高速空気の方向の延長上に傘挿入口があり空気とともに除水時の水滴が傘挿入口から噴出してしまうため、傘の姿勢を傘挿入時の姿勢と変えることで、ノズルからの高速空気が傘の石突から露先に向かって流れてもその流れの延長上に傘挿入口が位置せず、傘挿入口から水滴が噴出することを防止している。
また、傘を十分に除水させるためには、折り重なった傘の布が自由に開くように開放された空間の除水室に傘を配置し、できるだけ傘の石突付近から露先に向かって高速空気を噴出させるように、高速空気を噴出させるノズルに対し傘を所定の位置に確保することが必要である。従来の傘除水機においては、傘の石突で傘を保持しているものとして例えば特開平7−324859号公報に開示されている。開示された傘除水機では、プラスチック脱水ドラムの上端にガイドレールを介して設けた傘の長さによって調整される石突先端ストッパーが設けられ、傘の石突を石突先端ストッパーに差し込みそのまま押し込むと、脱水ドラム内部に装着したガイドレールに沿ってストッパーがドラム下部に移動し傘の長さのみ脱水ドラムに入るため、傘先端の位置を確保している。
したがって、傘の挿入姿勢と傘の除水時の姿勢を変えている従来の除水機としては、傘の石突を保持する石突保持部を傘の挿入口付近から傘除水機の奥に移動可能に設け傘の石突を保持する傘除水機が考えられ、除水時には傘挿入口から水滴が飛び出すことなく、石突保持部によりノズルに対し挿入された傘を所定の位置に確保し傘の石突付近に向かって高速空気を噴出させ除水することができる。
特開2005−337624号公報(3−5頁、第図4)
特開平7−324859号公報(2頁、第1図−第3図)
しかし、このような従来の傘除水機では石突保持部は傘挿入方向には可動するが傘挿入口に向いたまま常に固定されているので、傘挿入時と除水時の傘の姿勢を変える傘除水機ではその姿勢変化時に石突保持部から石突が外れてしまうという問題点があった。また、傘除水機への傘の挿入姿勢と除水時の傘の姿勢を変える傘除水機では、傘を十分除水するために除水時の傘の姿勢に合わせ傘の石突付近から露先に向かって高速空気が当たるようにノズルの方向を設定する必要があり傘挿入方向とは平行ではない。そのため傘の挿入方向に石突を移動可能に設け傘の石突を保持しても傘の長さの大小によってノズルと傘の位置との関係が異なるため、傘の石突付近から露先に向かって高速空気を当てることができず、傘全体を除水することができないという問題点があった。また、従来の石突保持部は傘挿入口に対して小さいため、使用者が慎重に石突保持部を狙って差し込まないと石突保持部を外してしまい差し込み難いという問題点もあり、また、傘挿入口が傘除水機の上面にあるため、上方から傘を挿入する必要があり使用者の身長によっては非常に挿入し辛いという問題点もあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、傘の挿入姿勢と傘の除水時の姿勢を変え除水時の傘挿入口からの水滴の噴出を防止するとともに使用時に傘の姿勢を変化させても除水時に傘を回転させても石突保持部から石突が外れることなく、使用者が石突保持部に石突を配置しやすい傘除水機を得るものである。また、第2の目的は、傘の挿入姿勢と傘の除水時の姿勢を変え除水時の傘挿入口からの水滴の噴出を防止するとともに傘の長さの大小に影響されることなく傘の石突付近から露先に向かって空気を当て、傘の除水能力を安定して確保できる傘除水機を得るものである。また、第3の目的は、使用者が傘挿入口に傘を挿入しやすく、使用者に不快な水滴や風が当たりにくく、占有床面積を小さくして設置性を向上させた傘除水機を得るものである。
この発明に係る傘除水機においては、箱体の上部に設けられ窄められた状態の傘を挿入する傘挿入口と、箱体の上部に設けられ傘挿入口と繋がるとともに傘挿入口から離れた位置に傘挿入口から挿入される傘の上部を保持する上部保持部と、箱体内に設けられ傘挿入口から挿入される傘の石突を受ける石突保持部と、上部保持部と石突保持部で回転可能に保持される傘に向かって空気を噴出するノズルと、箱体に設けられ石突保持部を支えるとともに、傘が未挿入のときは石突保持部が傘挿入口に向き、傘が前記上部保持部に保持されるときは石突保持部が上部保持部に向く石突保持部向変更手段とを備えたものである。
この発明は、傘の挿入姿勢と傘の除水時の姿勢を変え除水時の傘挿入口からの水滴飛び出しを防止するとともに未挿入のときは石突保持部が傘挿入口に向き、傘が上部保持部に保持されるときは石突保持部が上部保持部に向くので、使用者が石突保持部に石突を挿入しやすく、挿入後の傘の姿勢を変化させても除水時に傘を回転させても石突保持部から石突が外れることがなく確実に保持することができ、傘の除水性能を安定して確保することができる。
この発明の実施の形態1を示す傘除水機の側面断面図である。 この発明の実施の形態1を示す傘除水機の側面断面図である。 この発明の実施の形態1を示す傘除水機の正面断面図である。 この発明の実施の形態1を示す傘除水機の上面部分拡大図である。 この発明の実施の形態1を示す傘除水機の背面部分断面図である。 この発明の実施の形態1を示す傘除水機の除水姿勢の概観斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す傘除水機の箱体の上部を開いた状態の概観斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す傘除水機の傘の挿入動作を説明する説明図である。 この発明の実施の形態2を示す傘除水機の側面断面図である。 この発明の実施の形態3を示す傘除水機の側面断面図である。 この発明の実施の形態4を示す傘除水機の側面断面図である。 この発明の実施の形態5を示す傘除水機の排出口の側面断面拡大図である。 この発明の実施の形態6を示す傘除水機の側面断面図である。 この発明の実施の形態6を示す傘除水機の傘の挿入動作を説明する説明図である。 この発明の実施の形態6を示す傘除水機の傘の挿入動作を説明する説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明を実施するための実施の形態1における傘除水機の側面断面図である。最初に傘除水機によって水滴を除去される傘1について説明する。代表的な傘1は、中棒1a、手元(持ち手部)1b、石突1c、親骨1d、傘布1eを有して構成される。中棒1aは、その両端に手元1bと石突1cとが取り付けられて、傘1の中心に位置する軸部材である。手元1bは傘1の利用者が持つ持ち手部分(柄)である。石突1cは、傘1の先端に取り付けられて傘布1eをまとめる機能を有する。親骨1dは中棒1aの石突1c近傍に複数本軸支されている。傘布1eは親骨1dの間を覆う布状の部材である。親骨1dの先端(自由端)側を露先1fという。なお、傘の開閉機構等についての詳細な説明は省略する。この発明において、傘布1eのおもて面とは、傘1を差した場合に雨を受ける面のことであり、傘1を窄めた状態においては外側を向く面のことである。
次に傘除水機について説明する。傘除水機2は、その外郭を形成し金属の薄板や合成樹脂等で構成される箱体3と、箱体3の上部には傾斜部3aを設け、その傾斜部3aに斜め上方に略円形に開口し窄めた状態の傘1を出し入れするための傘挿入口4と、傘挿入口4から窄めた状態で挿入された傘1を収納し傘布1eに付着している水滴を除水するための除水室5と、除水室5の下方には除水するために高圧空気を発生させる送気室6が設けられ、箱体3の底部には除水された水滴を排水するための排水室7が設けられている。傘挿入口4の水平方向に対する開口角度θは、θ≒45°で、箱体3の上面で傘挿入口4の近傍には傘挿入口4より小さな開口で除水時に傘1の中棒1aまたは手元1bの直線部分を回転可能に保持する上部保持部8と上部保持部8と傘挿入口4を連通させる連通部9が設けられている(ここでの開口角度θとは、傘挿入口4の開口外周を概ね通る平面に対する垂直方向である開口方向が水平方向となす角度を指す)。また、送気室6は隔壁3bにより除水室5と区画され、送気室6の内部には高圧空気を発生させるブロワ10が設けられ、隔壁3bには除水室5と送気室6とを連通させる楕円形または円形または長円形の開口をもつノズル11(高速空気噴出部)が設けられ、ブロワ10で生成された高圧空気を高速空気に変換して除水室5内に噴出させる。なお、なお、傾斜部3aは平面でなくても曲面形状でもよい。
除水室5には傘挿入口4より挿入された傘1の先端である石突1cを収容し回転可能に保持する凹形状の石突保持部12が設けられ、傘挿入口4より挿入された傘1は、除水室5へ挿入完了後、傘1の手元1bの直線部または中棒1aを、連通部9を経由して上部固定部8へ移動させることで、ほぼ鉛直方向に姿勢が変化して石突保持部12と上部保持部8を結ぶ直線である回転中心軸Aを概ね中心に回転可能に保持される(以降、この回転中心軸Aに傘が回転可能に軸支持され保持されている状態を除水姿勢と呼ぶ)。したがって、概ね回転中心軸A上で傘1を360°回転することができる。なお、傘1の種類によって中棒1aや手元1bや石突1cの太さが異なり、多数の種類の傘1を回転可能に保持するために、上部保持部8は中棒1aや手元1bの太さより大きくし、石突保持部12も石突1cの太さより大きくして余裕を設けている。したがって上部保持部8と石突保持部12で傘1を回転可能に保持している除水姿勢時は、正確にはその余裕の範囲で傘1が回転中心軸Aより僅かに傾くが、除水性能には全く影響せず、この僅かな傾きも含めて回転中心軸Aとする。また箱体3の内側で傘挿入口4の周辺には傘挿入口4に向かってテーパ部13が設けられており、傘1を傘挿入口4から抜取るときに、露先1fが引っかからずに傘挿入口4の外に滑って出てくるようにしている。
図1内の矢印は、傘布1eを除水する場合のノズル11から噴出された高速空気の流れを示す。ノズル11の空気噴出方向と回転中心軸Aはほぼ平行であり、除水時には、高速空気はノズル11から除水姿勢の傘1の石突1cに向かって回転中心軸Aにほぼ平行に噴出され、石突1c側から露先1f側に向かって流れ、傘布1eのおもて面に付着した水滴を吹き飛ばして除水する。空気噴出方向と対向する箱体3の上面内側には衝突した高速空気の一部の風向きを変え傘布1eの内部へ空気を送り込むための突起50が設けられている。傘布1e内部へ空気が送り込まれることで傘布1eが膨らみ、閉じられた状態の傘1の襞状の折り重なった傘布1eの重なりが解消され、傘布1e全体に高速空気を吹き付けることができ除水性能を向上させている。除水姿勢時のノズル11の噴出し方向と傘1を回転可能に固定される回転中心軸Aとの距離LはL=10〜100mmの範囲内で、ノズル11から噴出される高速空気流には多少の広がりを持たせることで、石突1cから露先1fに至るまで傘布1e全体に高速空気を十分に当てることができるようになっている。
石突保持部12は、石突1cの大きさに比べて大きな凹形状で、その中心である底部12a(図2参照)と、底部12aに向かって傾斜し細くなる窄まり部12bのあるすり鉢状の形状で、傘1を挿入していく過程において自然に石突保持部12の中心位置である底部12aに石突1cが位置されるようになっている。そのため傘1を挿入したとき、特段の注意をはらわなくても石突1cを石突保持部12で受けることができ、除水姿勢時には自然に石突保持部12の中心である底部12aに石突1cを位置させることができる。また石突保持部12にはノズル11に面する側の凹形状の壁のみノズル11からの空気噴出方向と平行な形状で他の凹形状の壁である窄まり部12bに比べ急角度で立ち上げた立上部12c(図2参照)があり、石突保持部12の中心からの外形寸法を小さくすることで、ノズル11からの噴流が石突保持部12で邪魔されることなく傘布1eに当てている。なお、石突保持部12は基本的には傘1の石突1cを回転可能に保持できればいいので、穴形状であってもよい。
ノズル11の位置は、傘挿入口4側からみて、除水姿勢の回転中心軸Aよりも奥に設けられている。また、ノズル11からの高速空気の噴出方向の延長上に傘挿入口4や連通部9が位置しないように設けられ、傘挿入口4や連通部9の開口に直接向かないように配置されている。また、ノズル11の上部先端はブロワ10設置位置よりも低い位置に設けられているため、ノズル11から多量の水が浸入して送気室6内に水が充満しても、ノズル11の高さ以上には水が溜まらないので、ブロワ10が浸水することはない。
箱体3の底部の排水室7には排水タンク14が配置されている。除水室5内には傘布1eから吹き飛んだ水滴が排水タンク14へと誘導されるガイド(図示せず)や傾斜が設けられている。ノズル11から噴出された高速空気によって傘布1eから吹き飛ばされた水滴は除水室5内の側壁や隔壁3bなどに付着するが、水滴径が一定以上の大きさに達すると箱体3の底部に向かって自然に流下し、ガイドや傾斜に沿い排水タンク14に向けて落下する。排水タンク14に水が溜まった場合には、排水タンク14を傘除水機2から取り出して溜まった水を捨てることができる。この実施の形態1においては、製品正面(使用者側の面)から排水タンク14を取出すことができる構成であるが、側面や背面から取出す構造としてもよい。また傘布1eから吹き飛ばされた水滴を排水タンク14に一旦溜めているが、排水ポンプと排水管などを接続し、水滴を溜めることなく傘除水機2の外へ直接排水できるようにしてもよい。排水タンク14に溜まった水をわざわざ捨てる必要がなくなり便利である。また、超音波霧化またはヒータまたはブロワ10の排熱を利用した蒸発や、送風による気化促進により水分を傘除水機2外へ排出するようにしてもよい。排水タンク14に溜まる水量を減少させることができ、水を捨てる作業の頻度を少なくすることができる。
図2は、この発明を実施するための実施の形態1における傘除水機2の側面断面図で、石突保持部12の動きを説明するための説明図で、図2の中のaは傘1がまだ傘挿入口4に挿入されていない状態(以降、待機状態と呼ぶ)の状態を示し、図2の中のbは傘1が挿入された除水姿勢時の状態を示している(図を見やすくするため傘1は省略してある)。図3はこの発明を実施するための実施の形態1における傘除水機2の正面断面図で、図2の中のbの回転中心軸Aを通る正面断面図で、傘用ガイドレール15に沿った可動部を説明するための説明図である。従って、石突保持部12や可動部の動きの説明に不要な部分については、省略してある。図2および図3において、除水室5の内側で箱体3の両側面の内面には一対の傘用ガイドレール15と一対のおもり用ガイドレール16が対向して各々設けられている。また除水姿勢の回転中心軸Aがノズル11の空気噴出方向と概ね平行で、傘用ガイドレール15も直線状でノズル11の空気噴出方向と概ね平行となるように設けられている。箱体3の両側面の内側に対向して設けられた傘用ガイドレール15には、それぞれ傘用ブラケット17が取り付けられ、傘用ガイドレール15に沿って移動可能で、それぞれの傘用ブラケット17は、連結部材18によって互いに連結されているため、2つの傘用ブラケット17と連結部材18とが一体となって移動となっている。
石突保持部12は連結部材18のほぼ中央に石突保持部12の向きを変更させる石突保持部向変更手段としての蝶番19を介して締結されており、傘用ブラケット17、連結部材18とともに傘用ガイドレール15に沿って移動可能となっている。石突保持部12の側面で傘挿入口4側の位置には金属片20を備え、重心が蝶番19の回転軸よりも傘挿入口4側となっており、待機状態においては、連結部材18上で蝶番19の回転軸を中心として傘挿入口4側に自然に倒れ、石突保持部の凹形状が傘挿入口4にほぼ正対している。なお、一体となって傘用ガイドレール15に沿って移動する石突保持部12、傘用ブラケット17、連結部材18、蝶番19をまとめて移動部と呼称する。また、傘用ガイドレール15と傘用ガイドレール15に沿って移動する傘用ブラケット17と連結部材18は石突保持部12を移動させることができる移動手段として機能する。
箱体3の両側面の内面に対向して設けられたおもり用ガイドレール16には、それぞれおもり用ブラケット21が取り付けられ、おもり用ブラケット21にはおもり22が設けられ、一体となっておもり用ガイドレール16上を移動する。傘用ブラケット17とおもり22とがケーブル23により滑車24を介して連結されている。従って、傘用ブラケット17の動きとおもり22の動きは連動し、例えば、おもり22が下方に移動すれば、傘用ブラケット17を含む移動部は上方に移動する。
おもり22の重さは、傘用ブラケット17、連結部材18、石突保持部12等の自重により傘用ガイドレール15の下方に移動しようとする力よりも、おもり用ブラケット21、おもり22自重によりおもり22が下方に移動しようとする力の方が大きくなるように調節されている。おもり22が下方に移動することで移動部は上方へ移動し傘用ガイドレール15上端部に設けられたストッパー(図示せず)の位置で停止する。石突保持部12の移動や姿勢変化をおもり22と金属片20の重力作用により行っているため、構造が簡単で電気的な駆動を必要とせず消費電力の抑制や製造コストの抑制を図ることができる。図2のaの待機状態では、石突保持部12が傘挿入口4とほぼ正対して傘挿入口4の開口部の大部分を石突保持部12で覆っている。使用者は傘挿入口4から石突1cを挿入しさえすれば、石突保持部12の中心位置に石突1cを位置させることができ、石突1cによる力で石突保持部12は上向きに(回転中心軸Aの方向)に向きが変わる。傘1の挿入にともなって石突保持部12が傘1の石突1c等で押し込まれれば、石突保持部12に傘1の石突1cが接触したまま、おもり22による付勢力に抗して石突保持部12が押し下げられる。なお、おもり22の重さは、傘1が露先1fまで挿入された状態において、石突保持部12が挿入されている傘1を自然に持ち上げ上方へ移動させてしまうことのない重さに調節されている。図2のbの除水状態では(傘1は省略してある)、図石突保持部12の向きは除水姿勢では部保持部5と正対する向きになっている。
図4は、この発明を実施するための実施の形態1における傘除水機2の上部保持部8付近の上面部分拡大図である。一般的な中棒1aの下限はφ10mm程度であり、手元1bの上限はφ25mm程度である(ただし、折りたたみ傘を除く)ため、上部保持部8の大きさをφ30mm程度の円筒が入る大きさとし、上部保持部8の連通部9側には板バネなどを用いて開口幅を可変できる凸部8aを設け、フリー状態では凸部開口幅Bは10mm以下であるが力を加えれば30mm程度まで開口幅が大きくなるように構成すれば、さまざまな径を持つ傘でも凸部8aを通過させ除水時に上部保持部8で回転可能に軸支持し除水姿勢に保持することができる。連通部9の開口幅Cは、上部保持部8と同等の30mm程度としても良いし、傘挿入口4から上部保持部8への移動を容易にするため、例えば40mm程度まで広くしても問題なく、また連通部9の傘挿入口4付近を40mmで上部保持部8付近を30mmにして除々に幅を狭めてもよい。上部保持部8はノズル11の空気噴出軸の延長上の近傍に設けられている。
図5は、この発明を実施するための実施の形態1における傘除水機2の送気室6付近の背面から見た部分断面図である。箱体3の側面には外部の空気を吸い込む吸込口25が形成され、送気室6内のブロワ10の吸い込み側につながっている。ブロワ10が運転状態になると、ブロワ10の作用により、吸込口25から空気が取り込まれる。吸込口25にはエアフィルタ(集塵手段)26が設けられ吸込口25から取り込まれる空気から埃やゴミ等の異物を取り除き、傘除水機2内部の汚れや故障を防止する。またブロワ10の吸込側周辺には吸音材27が貼り付けられ、ブロワの騒音や通過する空気によって生じる騒音が吸込口25から外部に漏れるのを抑える。ブロワ10は、防振機能を持ち合わせたパッキン28と防振部材29とによって挟持されている。そのためブロワ10の運転時、ブロワ10の吸込口に対しブロワ10の噴出し側は高圧となるが、パッキン28により高圧側から低圧側への空気漏れを防止しするとともに、ブロワ10の運転による振動をパッキン28及び防振部材29によって吸収して傘除水機2への振動の伝播を防止し、傘除水機2の振動による騒音の発生を抑制することができる。
図6は、この発明を実施するための実施の形態1における傘除水機2の除水姿勢の概観斜視図であり、図7は傘除水機2の箱体3の上部を開いた状態の概観斜視図である。図6に示すように上部保持部8と連通部9とは箱体3の一部として開閉可能に締結された箱体の蓋部3cに設けられており、図7に示すように開閉可能なので、除水作業中に何らかの原因でジャンプ傘の開閉機構が誤動作し、傘が開いてしまったなど傘が抜き出せなくなった場合や、物を落としたり、故意に物を落とされた場合などに容易に取出しが可能であり、また除水室5内の清掃や部品交換などメンテナンスも容易に行うことできる。
次に、傘除水機2の動作について説明する。図8は、この発明を実施するための実施の形態1における傘除水機2の傘1の挿入動作を説明する側面断面の説明図であり、図8のaは傘1の挿入開始時を示し、図8のbは挿入途中を示し、図8のcは挿入完了時を示し、図8のdは除水時の除水姿勢を示している。図8において、使用者が濡れた傘1を窄めた状態で傘挿入口4から傘1を挿入し、石突1cを石突保持部12に挿入する(図8のa)。図8では傘挿入口4の開口方向である水平面に対し45°の方向から傘1を挿入しているが、石突保持部12の高さが傘挿入口4とほぼ同じ高さに位置し、石突保持部12が傘挿入口4に向いて傾斜し、すり鉢状の石突保持部12の傘挿入口4側の側面がほぼ水平であるため、使用者が普通に動作したとき傘1を挿入しやすい水平面に対し概ね0〜45°の範囲では石突保持部12の底面12aまで石突1cを突き当てることができる。また、水平面に対し45°〜90°で挿入されても石突保持部の底面12aには直接当てる事はできないが石突保持部12の凹形状で傘1の石突1cを受けることができる。したがって水平面に対し概ね0°〜90°の挿入角度に対応することができ、使用者の背の高さや傘1の長さに応じて、使い勝手のよい角度で挿入可能である。
傘1を除水室5内へ挿入していくと、親骨1dと傘布1eは傘挿入口4の径にあわせて中棒1aの方向へ更に窄まる(図8のb)。傘挿入口4にから傘1の露先1fまでが除水室5内に収まるまで挿入した後(図8のc)、傘1の手元1bの直線部または中棒1aを、連通部9および凸部8aを経由して上部保持部8へ移動させることで、傘1はノズル11から所定の距離を隔てた位置に上部保持部8と石突保持部12で回転可能に軸支され、除水姿勢に保持される(図8のd)。傘1を挿入するとともに石突保持部12が傘用ガイドレール15に沿って鉛直下方へと移動した時点で自然に除水姿勢(床面に対して90°)に近づいているため、除水姿勢に近づいた傘1を上部保持部8へ移動させる動作は極めて容易に短時間で行うことができる。
使用者が傘除水機2の運転スイッチ(図示せず)を押すとブロワ10が動作し、ブロワ10の内部に保持されたファン(図示せず。)が回転し、吸込口25から空気が吸込まれブロワ10により高圧空気が生成される。ブロワ10から吐出される空気量に比べてノズル11の開口面積が小さいためノズル11から除水室5に高速空気が噴出される。ノズル11から除水室5に噴出された高速空気は傘1の石突1c側から露先1f側に向かって流れ傘布1eのおもて面に付着した水滴を吹き飛ばす。使用者が箱体3の外部に突出している傘1の手元1bを360°回転させることで、回転中心軸A上で傘が回転し、傘布1e全体に付着した水滴を高速空気で吹き飛ばすことができる。
傘布1eの水滴除去が終了し、使用者が傘除水機2の停止スイッチ(図示せず)を押すと、ブロワ10の動作が停止する。使用者は傘の手元1bを持ったまま傘挿入口4へ戻し、傘1を傘挿入口4から抜取る方向へ引くと傘挿入口4の内部に設けられたテーパ部13により露先1fが中棒1aに向かってすぼまり、傘挿入口4より傘1を容易に抜取ることができる。傘1の引き抜きにともない、移動部はおもり22に付勢されて上方へ移動し、完全に抜き取られると石突保持部12は傘用ガイドレール15に沿って可動範囲の上端まで移動し、金属片20により傘挿入口4側へ傾き待機状態へと復帰する。
以上の構成によれば、傘1が未挿入である待機状態では凹形状の石突保持部12が傘挿入口4の近傍で傘挿入口4に向かって正対しているため、使用者が簡単に目視して傘1の石突1cを石突保持部12に挿入することができ使い勝手がよい。また待機状態で傘挿入口4に正対していた石突保持部12が、挿入される傘1により除水姿勢では上部保持部8に正対して回転中心軸Aの軸方向に向いているため、挿入時と除水時の傘の姿勢が変化しても、除水時に傘1が回転中心軸Aを中心に360°回転しても、石突保持部の凹形状の向きが傘に向かっているので石突1cが石突保持部12から外れることがなく、除水時にノズル11に対し傘1を所定の位置(距離L)に安定して確保し、傘1の石突1c付近から露先1fに向かって高速空気を当てることができるので、傘1の石突1c付近から露先1fまでの傘布1e全体の除水を効率的に行うことができる。
また、石突保持部12は凹形状を傘の石突1cより十分大きいので使用者が傘の石突1cを石突保持部12に挿入するとき、多少位置がずれても石突保持部12から外れることもなく、さらに凹形状を中心部に向かって窄まり部12bをもった先細りのすり鉢形状とすることで、自然に石突保持部12の中心に傘の石突1cが配置されるため、石突保持部12が大きくなっても除水時にノズル11に対し傘1を所定の位置(距離L)に確保できるため、使用者の使い勝手が向上するともともに傘の除水を効率的に行うことができる。
また、石突保持部12の凹形状を傘挿入口4の開口と同等程度の大きさにして傘挿入口4近傍に正対させているので、使用者がどのように傘1を挿入しても石突保持部12で石突1cを受けることができ、更に使い勝手を向上させることができる。
また、待機状態に石突保持部12が傘挿入口4とほぼ同じ高さに位置し傘挿入口4の口元近傍にあるため、水平面に対し概ね0°〜90°の挿入角度範囲まで傘を挿入することができ、使用者の背の高さや傘1の長さに応じて、任意に使い勝手のよい角度で挿入することができる。
また、石突保持部12はノズル11に面する側の凹形状の壁のみノズル11からの空気噴出方向と平行な形状で他の凹形状の壁に比べ急角度で立ち上げた立上部12c設け、石突保持部12の中心からの外形寸法を小さくすることで、傘の姿勢変化による石突保持部12からの石突1cの外れ防止を実現するとともにノズル11からの噴流が石突保持部12で邪魔されることなく石突1c付近に当てることができ、傘1の石突1c付近から露先1fまでの傘布1e全体の除水を効率的に行うことができる。
また、ノズル11の噴出方向とガイドレール15の方向と回転中心軸Aが概ね平行に設けられ、傘用ガイドレール15に沿って石突保持部12が移動可能に構成されているので、傘1の長さが変わっても除水時にノズル11に対し傘1を所定の位置(距離L)を保つとともに、傘1に対して常にほぼ平行にノズル11からの高速空気を当てることができる。そのため石突1c付近から傘1に平行に露先1fに向かってノズル11からの高速空気を当てることができるので、傘布1eの折りたたまれた襞状の間にその折り方向に沿ってノズル11からの高速空気を当てることができ、傘の長さに影響されることなく常に傘布1e全体に対し良好な除水性能を得ることができる。
また、傘1を除水室5へ挿入していく過程において、自然に傘1を除水姿勢に近い姿勢に変化させる(傘の角度が鉛直方向に近づく)ことができるため、除水姿勢への動作を極めて簡便に短時間で行うことができる。傘1を挿入姿勢から除水姿勢へ変更する動作を使用者の簡易的な動作で実現することにより、姿勢変更のための構造や部品が不要となり姿勢変化に伴う電力も不要で、傘除水機2の消費電力の抑制や構造の簡素化による長期信頼性確保や製造コストの抑制を図ることができる。
また、傘1を傘除水機2の正面斜め上方から挿入し、除水姿勢をほぼ鉛直方向とすることで、上方からの挿入に比べ使用者が傘1を挿入しやすいとともに、傘挿入口4から使用者への水滴の飛散を防止でき、除水する姿勢が水平方向の傘除水機に比べ、設置の占有床面積を小さくすることができる。
また、傘挿入口4が斜め上方向きに開口し、傘挿入口4の下端は上部保持部8よりも下方に位置するため、使用者は除水作業中の傘布1eの除水状態を傘挿入口4から目視しながら使用することができ、除水状態を確認しながら使用することができる。
また、ノズル11の位置は、傘挿入口4側からみて、除水姿勢の回転中心軸Aよりも奥になっているため、除水時に傘挿入口4とノズル11との間に傘1があるので傘1が遮壁の役割を果たすこととなり、傘1から吹き飛ばされた水滴が傘挿入口4や連通部9へ飛散することを防止し、傘挿入口4や連通部9からの水滴噴出しを防止している。傘1の中心軸に対してノズル11と傘挿入口4が180°反対の位置ではなくても傘をたたんだ状態で傘布1eの内側に空気が入り膨らんで広がる状態の傘布1eが傘挿入口4とノズル11との間にあれば、同様の効果が得られる。またノズル11からの高速空気の噴出方向の延長上に傘挿入口4や連通部9の開口がないため、傘挿入口4や連通部9に直接水滴が向かわないようにすることができ、更に除水時に使用者への水滴がかかることを効果的に防ぐことができる。
なお、この実施の形態1では、傘挿入口4を円形としているがこれに限られず、楕円形や多角形であっても問題はない。
また、ノズル11を1ヶ所としているがこれに限られず、除水時に傘挿入口4とノズル11との間に傘1があれば複数のノズル11を配置してもよく、複数のノズル11の開口形状・開口面積・長さを同一とはせず、傘布1eのどの位置を狙うかによって寸法・形状を変更してもよい。
また、本実施の形態1では、付勢手段としておもり22を用いているがこれに限らず、バネや油圧ダンパを用いてもよい。
また、箱体3内に傘用ガイドレール15およびおもり用ガイドレール16を設置しているが、これらに水滴付着を防止するカバーを設けてもよい。傘布1eから飛散した水滴が傘用ガイドレール15およびおもり用ガイドレール16に付着することを防止することができ、動作不良のない長期信頼性のある傘除水機を得ることができる。
また、連通部4の幅方向へ可動する凸部8aとして板ばねを使用しているがこれに限られず、連通部4の幅方向へ可動し傘1の中棒1aまたは手元1bが通過できる別の機構部品にでもよい。
また、傘挿入口4の内側に設けるテーパ部13の形状を一様なテーパ角度としているがこれに限られず、角度を徐変させてもよい。また、テーパ部13を別部品で構成し、この部分のみ表面が極めて滑らかな材質で製造してもよく、傘1の抜き取り操作を更に容易することができる。
また、石突保持部12に金属片20を設けて重心を調整しているがこれに限られず、石突保持部12の形状や肉厚に偏りを持たせれば金属片20を廃止することもできる。また、石突保持部12と連結部材18の間に可動性のばねを設け蝶番19も同時に廃止してもよい。
また、レールに沿って石突保持部12を移動させる手段として、傘用ブラケット17に車輪を設け傘用ガイドレール15に沿って車輪が移動するガイドレール15と車輪の機構でよいが、傘用ガイドレール15をシリンダーに置き換え、ピストン上に傘用ブラケット17を設けシリンダーとピストンによる機構でもよい。また、平行四辺形で伸縮するパンタグラフ形状のリンク機構を用いて、パンタグラフ上に傘用ブラケット17を設けてもよい。従って、本発明のレールに沿って石突保持部12を移動させる手段とは、ガイドレール15と車輪の機構やシリンダーとピストンの機構や平行四辺形で伸縮するパンタグラフ形状のリンク機構など移動させる機構全般を表し、ガイドレールと車輪の機構に限定するものではない。また、おもり用ガイドレール16とおもり用ブラケット21も同様である。
実施の形態2.
図9は、この発明を実施するための実施の形態2における傘除水機の側面断面図である。実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、構成も動作も同じであるため説明は省略する。また図中において説明に不要な構成部品については省略してある。除水室5の内側で箱体3の両側の内側には一対の傘用ガイドレール30が対向して各々設けられ、傘用ガイドレール30の下側部30aは、ノズル11の空気噴出方向と概ね平行となるように直線状に設けられ、傘用ガイドレール30の上側部30bは傘挿入口4の開口方向に概ね平行で傘挿入口4に近づくように設けられ、その下側部30aと上側部30bの間は曲率部(円弧)30cで滑らかにつながれている。傘用ガイドレール30と傘用ガイドレール30に沿って移動する傘用ブラケット17と連結部材18は石突保持部12を移動させることができる移動手段として機能する。
下側部30aの上下方向の位置は、挿入される傘1が子供用などの短い傘であってもノズル11に対し傘1を所定の位置(距離L)を確保するため、除水姿勢時には石突保持部12と一体で可動する傘用ブラケット17が下側部30aに位置するように上部保持部8からおよそ500mm以内まで設けられている。石突保持部12は連結部材18に直接固定され、傘用ガイドレール30の長手方向に向くので、石突保持部12は、除水姿勢時には傘用ブラケット17がの下側部30aに位置するため上部保持部8に正対し、傘が挿入されていない待機状態には上側部30bに位置するため傘挿入口4に正対している。
傘用ブラケット17と連結部材18と石突保持部12を除水姿勢における回転中心軸Aよりも傘挿入口4に近い位置へ移動させるため、おもり用ガイドレール16は、傘用ガイドレール30よりも傘挿入口4側に設けられている。
以上の構成によれば、実施の形態1と同様の効果があるとともに、待機状態において、石突保持部12を除水姿勢における回転中心軸Aよりも傘挿入口4の近くで傘挿入口4の口元近くまで位置させることができるので、使用者が傘1の石突1cを石突保持部12に挿入することが非常に容易であり、使い勝手を向上させることができる。また、傘用ガイドレール30はノズル11と概ね平行な方向から傘挿入口4の開口方向に概ね平行な方向に曲げて配置されているため、傘用ガイドレール30上を石突保持部12が移動することによって石突保持部12を傘挿入口4や上部保持部8と正対させることができるので、待機状態には石突保持部12を傘挿入口4に向かせ、除水時には石突保持部12を上部保持部8に向かわせる石突保持部向変更手段として機能し、連結部材18上で石突保持部12の向きを変えさせる蝶番19などの回動部品が不要となる。また、ノズル11の噴出方向とガイドレール30の下側部30aの方向と回転中心軸Aが概ね平行に設けられ、下側部30aに沿って石突保持部12が移動可能に構成されているので、除水時にノズル11に対し傘1を所定の位置(距離L)を保つとともに、傘1に対して常に平行にノズル11からの高速空気を当てることができる。そのため石突1c付近から傘1に平行に露先1fに向かってノズル11からの高速空気を当てることができるので、傘布1eの折りたたまれた襞状の間にその折り方向に沿ってノズル11からの高速空気を当てることができ、傘の長さに影響されることなく常に傘布1e全体に対し良好な除水性能を得ることができる。
実施の形態3.
図10は、この発明を実施するための実施の形態3における傘除水機2の側面断面図であり、図10のaは待機状態を示し、図2のbは除水姿勢の状態を示している(図を見やすくするため傘1は省略してある)。実施の形態1および2のものと同じ部分については、同じ符号を用い構成も動作も同じであるため説明は省略する。また、本実施の形態3における説明に不要な構成部品は省略してある。除水室5の内側で箱体3の両側の内面には一対の第1の傘用ガイドレール31と一対の第2の傘用ガイドレール32がそれぞれ対向して設けられている。第1の傘用ガイドレール31はノズル11の空気噴出方向と概ね平行に設けられ、第2の傘用ガイドレール32は、傘挿入口4の開口方向と概ね平行で第1の傘用ガイドレール31に沿って移動可能な第1の傘用ブラケット33にネジで固定されている。対向して設けられた第2の傘用ガイドレール32に沿って移動可能で互いに対向して設けられた2つの第2の傘用ブラケット34は連結部材18に固定され、連結部材18には石突保持部12が直接取り付けられている。第1の傘用ブラケット33への付勢手段はおもり用ガイドレール16に設けられたおもり22とし、第2の傘用ブラケット34への付勢手段は軽い負荷で動作するばね35を用いている。
おもり22およびばね35の付勢により、待機状態では石突保持部12は傘挿入口4の口元の近傍に傘挿入口4の開口に向いて位置している(図10のa。図10のaでは傘1は省略してある)。おもり22により第1の傘用ブラケット33に付勢される付勢力より、バネ35により第2の傘用ブラケット34に付勢される付勢力の方が小さくなるようにしてあるため、使用者が傘1を挿入すると、先ず石突保持部12が第2の傘用ガイドレール32に沿って、可動範囲の下端まで移動し、除水姿勢として設定されているノズル11から所定の距離(距離L)を隔てた位置へ移動する。使用者がさらに箱体3内へ傘1を押し込んでいくと、第2の傘用ガイドレール32、第1の傘用ブラケット33、第2の傘用ブラケット34、連結部材18、ばね35、石突保持部12が一体となって第1の傘用ガイドレール31に沿って下方へ向かって移動する。先に第2の傘用ガイドレール32に沿って石突保持部12が移動することで、除水時には傘の長さを問わずノズル11に対し傘1を所定の位置(距離L)に確保することができる。傘挿入口4にから傘1の露先1fまでが除水室5内に収まるまで挿入した後、傘1の手元1bの直線部または中棒1aを、連通部9および凸部8aを経由して上部保持部8へ移動させることで、傘1はノズル11から所定の距離を隔てた位置に上部保持部8と石突保持部12で回転可能に軸支され、除水姿勢に保持される(図10のb。図10のbでは傘1は省略してある)。第1の傘用ガイドレール31と第1の傘用ガイドレール31に沿って移動する第1の傘用ブラケット33は石突保持部12を移動させることができる移動手段として機能し、第2の傘用ガイドレール32と第1の傘用ガイドレール32に沿って移動する第2の傘用ブラケット34と連結部材18は、待機状態には石突保持部12を傘挿入口4に向かせ除水時には石突保持部12を上部保持部8に向かわせる石突保持部向変更手段として機能する。傘1の除水室5への挿入完了後の除水工程は実施の形態1と同じである。
以上の構成によれば、実施の形態1および実施の形態2と同様の効果があるとともに、石突保持部12の石突保持部向変更手段として高価な曲率をもたせたガイドレールを用いることなく直線形状のガイドレールだけで構成で、石突保持部12を傘挿入口4の口元に近づけて正対させることができ、安価で使い勝手のよい傘除水機を得ることができる。また、ノズル11の噴出方向と第1のガイドレール31の方向と回転中心軸Aが概ね平行に設けられ、第1の傘用ガイドレール31に沿って石突保持部12が移動可能に構成されているので、除水時にノズル11に対し傘1を所定の位置(距離L)を保つとともに、傘1に対して常に平行にノズル11からの高速空気を当てることができる。そのため石突1c付近から傘1に平行に露先1fに向かってノズル11からの高速空気を当てることができるので、傘布1eの折りたたまれた襞状の間にその折り方向に沿ってノズル11からの高速空気を当てることができ、傘の長さに影響されることなく常に傘布1e全体に対し良好な除水性能を得ることができる。
実施の形態4.
図11は、この発明を実施するための実施の形態4における傘除水機2の横断面図である。実施の形態1のものと同じ部分については、同じ符号を用い構成も動作も同じであるため説明は省略する。図11において、箱体3の正面の下部にはブロワ8から除水室5に噴出される除水用の高速空気を傘乾燥機1の外部へ排出する排出口36が設けられている。排出口36は複数のスリット状の開口からなり、その開口部の断面積は傘挿入口4の開口部の断面積より大きくなっている。排出口36近傍には排出する空気の方向を変更する風向変更板37が設けられており、排出口36から排出される空気は傘挿入口4の開口方向以外に向かって排出されている。箱体3の内側で排出口36の上方近傍には庇状の水切板38が設置されている。水切板38は除水時に傘1から飛んだ水滴が箱体3の内側を流下してきたとき排出口36へ流れることを防止し機外へ出ないようにしている。上記以外は実施の形態1と構成も動作も同じである。
排出口36が除水時の回転中心軸Aに対して、ノズル11と反対側に設けられているので、除水時に排出口36とノズル11との間に傘1があるので傘1が遮壁の役割を果たすこととなり、傘1から吹き飛ばされた水滴が排出口36へ飛散することを防止しているため、排出口36から除水時の水滴が噴出すことがない。回転中心軸Aに対してノズル11と排出口36が180°反対の位置ではなくても傘をたたんだ状態で傘布1eの内側に空気が入り膨らんで広がる状態の傘布1eが排出口36とノズル11との間にあれば同様の効果が得られので、箱体3の側面でも箱体3の上面でもよい。また、排出口36の断面積を傘挿入口4の断面積より大きくしているので、傘挿入口4から外部へ空気が排出される空気量を低減でき、特に使用者にとって不快感が強い顔や手など上半身への風当たりを低減することができる。また、排出口36からの排出空気の方向が傘挿入口4の開口方向以外に向かって排出されているので、同様に使用に伴う上半身への風当たりによる不快感を低減することができる。
実施の形態5.
図12は、この発明を実施するための実施の形態5における傘除水機2の排出口36の拡大断面図である。箱体3の正面に設けられた排出口36には風向変更板37が回転支持部39により回転可能に設けられている。上記以外は実施の形態4と構成も動作も同じである。
風向変更板37が回転可能に設けられているので、排出口36からの排出空気の方向を変更することができる。また、この実施の形態5では排出口36は箱体3の正面のみに設けられているが、箱体3の両側面など複数設けた場合には、風向変更板37を開閉することで傘除水機2の設置場所によって適切な方向に排出することができる。
実施の形態6.
図13は、この発明を実施するための実施の形態6における傘除水機2の側面断面図である。図14及び図15この発明を実施するための実施の形態6における傘の挿入動作を説明する説明図である。実施の形態1のものと同じ部分については、実施の形態1のものと同じ符号を用い、構成も動作も同じであるため説明は省略する。また図中において説明に不要な構成部品については省略してある。図13において、除水室5には箱体3の両側面に両端が固定された石突固定部材40がノズル11の近傍でノズル11から噴出される高速空気が直接当たらない位置に設けられている。石突固定部材40の上には石突保持部向変更手段である蝶番19を介して石突保持部12が回動可能に支持されている。待機状態では、図13に示すように石突保持部12に設けられた金属片20の重さにより傾き、石突保持部12は傘挿入口4に向かって正対している。図14に示すように使用者は傘挿入口4から窄めた状態の傘1を、傘挿入口4より挿入すると、傘ガイド41により傘がガイドされ自ずと石突1cが石突保持部12に挿入されている。そして、図15に示すように傘1の手元1bの直線部または中棒1aを、連通部9および凸部8aを経由して上部保持部8へ移動させることで、傘1はノズル11から所定の距離を隔てた位置に上部保持部8と石突保持部12で回転可能に軸支され、除水姿勢に保持される。傘1により除水姿勢では石突保持部12は上部保持部8に正対して向いている。なお、使用者が傘挿入口4から傘1を挿入するとき、傘ガイド41がなくても石突1cを石突保持部12に挿入できるように石突1cと石突保持部12を目視しながら挿入できる程度に傘挿入口4の開口を大きくしてもよい。上記以外は実施の形態1と構成も動作も同じである。
以上の構成によれば、上部保持部8と石突保持部の距離を大人用の傘のうち長い傘の石突1cから露先1fまでの長さを基に設定し、石突保持部12の凹形状を少し深くすることで、凹形状深さと使用する傘1の露先1fから手元1bのストレート分まで長さの合計分だけ短くなっても石突保持部12から石突1cが外れることなく対応でき、子供用等の極端に短い傘1などには対応できないが、一般的な大人用の傘1ならば対応できるとともに、傘1の長さを吸収する移動手段が必要ないため構造が簡素で、その分コストが掛からないとともに、移動手段のメンテナンスも不要となる。
また、傘が未挿入である待機状態では凹形状の石突保持部12が傘挿入口4に向かって正対しているため、使用者が傘1の石突1cを石突保持部12に挿入しやすく使い勝手がよい。また待機状態で傘挿入口4に正対していた石突保持部12が、挿入される傘1により除水姿勢では上部保持部8に正対して回転中心軸Aの軸方向に向いているため、挿入時と除水時の傘の姿勢が変化しても、除水時に傘1が回転中心軸Aを中心に360°回転しても、石突保持部の凹形状の向きが傘に向かっているので石突1cが石突保持部12から外れることがなく、除水時にノズル11に対し傘1を所定の位置(距離L)に安定して確保し、傘1の石突1c付近から露先1fに向かって高速空気を当てることができるので、傘1の石突1c付近から露先1fまでの傘布1e全体の除水を効率的に行うことができる。
また、石突保持部12は凹形状を傘の石突1cより十分大きいので使用者が傘の石突1cを石突保持部12に挿入するとき、多少位置がずれても石突保持部12から外れることもなく、さらに凹形状を中心部に向かって窄まり部12bをもった先細りのすり鉢形状とすることで、自然に石突保持部12の中心に傘の石突1cが配置されるため、石突保持部12が大きくなっても除水時にノズル11に対し傘1を所定の位置(距離L)に確保できるため、使用者の使い勝手が向上するともともに傘の除水を効率的に行うことができる。
また、石突保持部12はノズル11に面する側の凹形状の壁のみノズル11からの空気噴出方向と平行な形状で他の凹形状の壁に比べ急角度で立ち上げた立上部12c設け、石突保持部12の中心からの外形寸法を小さくすることで、傘の姿勢変化による石突保持部12からの石突1cの外れ防止を実現するとともにノズル11からの噴流が石突保持部12で邪魔されることなく石突1c付近に当てることができ、傘1の石突1c付近から露先1fまでの傘布1e全体の除水を効率的に行うことができる。
また、傘1を除水室5へ挿入していく過程において、自然に傘1を除水姿勢に近い姿勢に変化させる(傘の角度が鉛直方向に近づく)ことができるため、除水姿勢への動作を極めて簡便に短時間で行うことができる。傘1を挿入姿勢から除水姿勢へ変更する動作を使用者の簡易的な動作で実現することにより、姿勢変更のための構造や部品が不要となり姿勢変化に伴う電力も不要で、傘除水機2の消費電力の抑制や構造の簡素化による長期信頼性確保や製造コストの抑制を図ることができる。
また、傘1を傘除水機2の正面斜め上方から挿入し、除水姿勢をほぼ鉛直方向とすることで、上方からの挿入に比べ使用者が傘1を挿入しやすいとともに、傘挿入口4から使用者への水滴の飛散を防止でき、除水する姿勢が水平方向の傘除水機に比べ、設置の占有床面積を小さくすることができる。
また、傘挿入口4が斜め上方向きに開口し、傘挿入口4の下端は上部保持部8よりも下方に位置するため、使用者は除水作業中の傘布1eの除水状態を傘挿入口4から目視しながら使用することができ、除水状態を確認しながら使用することができる。
また、ノズル11の位置は、傘挿入口4側からみて、除水姿勢の回転中心軸Aよりも奥になっているため、除水時に傘挿入口4とノズル11との間に傘1があるので傘1が遮壁の役割を果たすこととなり、傘1から吹き飛ばされた水滴が傘挿入口4や連通部9へ飛散することを防止し、傘挿入口4や連通部9からの水滴噴出しを防止している。傘1の中心軸に対してノズル11と傘挿入口4が180°反対の位置ではなくても傘をたたんだ状態で傘布1eの内側に空気が入り膨らんで広がる状態の傘布1eが傘挿入口4とノズル11との間にあれば、同様の効果が得られる。またノズル11からの高速空気の噴出方向の延長上に傘挿入口4や連通部9の開口がないため、傘挿入口4や連通部9に直接水滴が向かわないようにすることができ、更に除水時に使用者への水滴がかかることを効果的に防ぐことができる。
傘に付着した水分を除く装置として産業上の利用可能性がある。
1 傘
1a 中棒
1b 手元(持ち手部)
1c 石突
1d 親骨
1e 傘布
1f 露先
2 傘除水機
3 箱体
3a 傾斜部
3b 隔壁
3c 蓋部
4 傘挿入口
5 除水室
6 送気室
7 排水室
8 上部保持部
8a 凸部
9 連通部
10 ブロワ
11 ノズル
12 石突保持部
12a 底面
12b 窄まり部
12c 立上部
13 テーパ部
14 排水タンク
15 傘用ガイドレール (移動手段)
16 おもり用ガイドレール
17 傘用ブラケット(移動手段)
18 連結部材
19 蝶番 (石突保持部向変更手段)
20 金属片
21 おもり用ブラケット (移動手段)
22 おもり
23 ケーブル
24 滑車
25 吸気口
26 フィルタ
27 吸音材
28 パッキン
29 防振材
30 傘用ガイドレール (移動手段、石突保持部向変更手段)
30a 下側部 (移動手段、石突保持部向変更手段)
30b 上側部 (移動手段、石突保持部向変更手段)
30c 曲率部(円弧) (移動手段、石突保持部向変更手段)
31 第1の傘用ガイドレール (移動手段)
32 第2の傘用ガイドレール (石突保持部向変更手段)
33 第1の傘用ブラケット (石突移動手段)
34 第2の傘用ブラケット (石突保持部向変更手段)
35 ばね
36 排出口
37 風向変更板
38 水切板
39 回転支持部
40 石突固定部材
41 傘ガイド
50 突起部
θ 開口角度
A 除水姿勢の回転中心軸
B 凸部開口幅
C 開口幅
L 距離

Claims (17)

  1. 箱体の上部に設けられ窄められた状態の傘を挿入する傘挿入口と、前記箱体の上部に設けられ前記傘挿入口と繋がるとともに前記傘挿入口から離れた位置に前記傘挿入口から挿入される前記傘の上部を保持する上部保持部と、前記箱体内に設けられ前記傘挿入口から挿入される前記傘の石突を受ける石突保持部と、前記上部保持部と前記石突保持部で回転可能に保持される前記傘に向かって空気を噴出するノズルと、前記箱体に設けられ前記石突保持部を支えるとともに、前記傘が未挿入のときは前記石突保持部が前記傘挿入口に向き、前記傘が前記上部保持部に保持されるときは前記石突保持部が前記上部保持部に向く石突保持部向変更手段とを備えていることを特徴とする傘除水機。
  2. 前記箱体に設けられたレールに沿って前記石突保持部を前記傘挿入口から挿入される前記傘により前記傘挿入口の近傍から前記箱体内の奥へ移動する移動手段とを備え、前記石突保持部向変更手段は前記移動手段の上に設けられ前記石突保持部を回動する蝶番であることを特徴とする請求項1に記載の傘除水機。
  3. 箱体の上部に設けられ窄められた状態の傘を挿入する傘挿入口と、前記箱体の上部に設けられ前記傘挿入口と繋がるとともに前記傘挿入口から離れた位置に前記傘挿入口より挿入される前記傘の上部を保持する上部保持部と、前記箱体内に設けられ前記傘挿入口から挿入される前記傘の石突を受ける石突保持部と、前記上部保持部と前記石突保持部で回転可能に保持される前記傘に向かって空気を噴出するノズルと、前記箱体に設けられたレールに沿って前記石突保持部を前記傘挿入口から挿入される前記傘により前記傘挿入口の近傍から前記箱体内の奥へ移動するとともに前記傘挿入口の近傍では前記傘挿入口の開口方向と概ね平行に移動し、前記箱体内の奥では前記ノズルの噴出方向と概ね平行に移動する移動手段とを備えていることを特徴とする傘除水機。
  4. 前記傘が未挿入なときは前記石突保持部が前記箱体内で前記傘挿入口の近傍に位置していることを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の傘除水機。
  5. 前記石突保持部は、凹形状で窄まり部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の傘除水機。
  6. 前記石突保持部は凹形状で、前記ノズルから噴出される空気の通過側となる壁が他の壁より急角度となる立上部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の傘除水機。
  7. 前記ノズルの噴出方向は前記石突保持部と前記上部保持部で回転可能に保持される前記傘に概ね平行で、前記移動手段は前記石突保持部を前記箱体内の奥では前記ノズルの噴出方向と概ね平行に移動することを特徴とする請求項2に記載の傘除水機。
  8. 前記ノズルの噴出方向は前記石突保持部と前記上部保持部で回転可能に保持される前記傘に概ね平行あることを特徴とする請求項3に記載の傘除水機。
  9. 前記箱体の上部に設けられ窄められた状態の傘を挿入する傘挿入口と、前記箱体の上部に設けられ前記傘挿入口と繋がるとともに前記傘挿入口から離れた位置に前記傘挿入口より挿入される前記傘の上部を保持する上部保持部と、前記箱体内に設けられ前記傘挿入口から挿入される前記傘の石突を受ける石突保持部と、前記上部保持部と前記石突保持部で回転可能に保持される前記傘に向かって概ね平行に空気を噴出するノズルと、前記箱体に設けられたレールに沿って前記傘挿入口から挿入される前記傘により前記石突保持部を前記傘挿入口の近傍から前記箱体内の奥へ移動し前記箱体内の奥では前記ノズルの噴出方向と概ね平行に移動する移動手段とを備えていることを特徴とする傘除水機。
  10. 前記傘挿入口は前記箱体の斜め上方に向かって開口し、前記傘挿入口から挿入される前記傘を前記上部保持部と前記石突保持部で回転可能に概ね鉛直方向に保持することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の傘除水機。
  11. 前記傘挿入口が前記上部保持部より下に位置することを特徴とする請求項10に記載の傘除水機。
  12. 前記ノズルの噴出方向から外れた位置に前記傘挿入口が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の傘除水機。
  13. 前記傘挿入口から挿入される前記傘を前記上部保持部と前記石突保持部で回転可能に保持するとき、前記傘が前記傘挿入口と前記ノズルの間に配置されることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の傘除水機。
  14. 前記箱体上に前記傘挿入口とは異なる位置に設けられ前記箱体の内部の空気を前記箱体の外部に排出する排出口とを備え、前記傘挿入口から挿入される前記傘を前記上部保持部と前記石突保持部で回転可能に保持するとき、前記傘が前記排出口と前記ノズルの間に配置されることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の傘除水機。
  15. 前記排出口の断面積が前記傘挿入口の断面積より大きいことを特徴とする請求項14に記載の傘除水機。
  16. 前記排出口から排出される空気流の方向は前記傘挿入口の開口方向以外の方向とすることを特徴とする請求項14又は請求項15のいずれかに記載の傘除水機。
  17. 前記排出口から排出される空気流の方向を可変する風向変更手段とを備えることを特徴とする請求項14又は請求項15又は請求項16のいずれかに記載の傘除水機。
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