JP2011075143A - 外気処理空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性に優れ、ダンパ機構を高さ方向に伸縮させることができ、ダンパ機構の高さを縮めることでダンパ機構を取り外すことができる外気処理空気調和機を提供する。
【解決手段】筐体11に、外気と内気を熱交換する全熱交換素子31と、外気を屋内に全熱交換器を経て導入する導入経路と、内気を屋外に全熱交換素子31を経て排出する排出経路34と、内気を屋外に全熱交換器をバイパスして排出するバイパス経路39と、バイパス経路39及び排出経路34を択一的に切換えるダンパユニット80と、を備えた外気処理空気調和機10において、ダンパユニット80が、筐体11の高さ方向に分割されて、互いにねじ止めされる複数のダンパ板を備え、上ダンパ板81aの上部、及び下ダンパ板81bの下部に、筐体11側の受け部に嵌る上支持軸83と下支持軸84とを取り付けた。
【選択図】図6

Description

本発明は、外気を調温して屋内へ供給する外気処理空気調和機に関する。
一般に、筐体内に、外気と内気とを熱交換する全熱交換素子を備え、この全熱交換素子によって調温された外気を屋内に供給する外気処理空気調和機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の外気処理装置では、筺体内に、外気を屋内に全熱交換素子を経て導入する導入経路と、内気を屋外に全熱交換素子を経て排出する排出経路と、内気を屋外に全熱交換素子をバイパスして排出するバイパス経路とが形成されるとともに、バイパス経路と排出経路とを択一的に切換えるダンパ機構が設けられている。
特開2002−323247号公報
ところで、外気処理空気調和機は、一般に天井裏空間に配置されるため、天井裏空間に筺体の天板を外して作業する作業スペースを確保することは困難となっている。
一方、ダンパ機構は、各経路の一方を閉塞し、他方を開放するダンパ板を備え、このダンパ板を回動させることにより、内気を流通させる経路を切換えている。このダンパ板は十分な排気通量を確保するために、筺体の高さ方向のスペースを最大限に利用して設けられている。このため、ダンパ機構を筺体から取り外すことが困難となり、ダンパ機構のメンテナンスが行うことが困難になるといった問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ダンパ機構のメンテナンスを容易に行うことができる外気処理空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、筐体内に、外気と内気を熱交換する全熱交換素子と、外気を屋内に全熱交換素子を経て導入する導入経路と、内気を屋外に全熱交換素子を経て排出する排出経路と、内気を屋外に全熱交換素子をバイパスして排出するバイパス経路と、バイパス経路及び排出経路を択一的に切換えるダンパ機構と、を備えた外気処理空気調和機において、前記ダンパ機構が、筐体の高さ方向に分割されて、互いにねじ止めされる複数のダンパ板を備え、上のダンパ板の上部、及び下のダンパ板の下部に、筐体側の受け部に嵌る支持軸を取り付けたことを特徴とする。
この構成において、前記複数のダンパ板のうち、一方のダンパ板には、上下に長い長孔が形成された構成としても良い。また、前記ダンパ機構は、前記複数のダンパ板を一体に回動させるダンパモーターを備え、前記ダンパモーターは、前記筐体に固定され、前記上のダンパ板の前記支持軸に連結された構成としても良い。さらに、前記ダンパ機構は、前記筐体内に内気を吸込む屋内側吸込口に連通する空間に配置され、前記屋内側吸込口に連通する空間を構成する前記筺体の側板にメンテナンスパネルが備えられた構成としても良い。また、前記複数のダンパ板は、前記支持軸が設けられた位置で屈曲された略L字形状に形成された構成としても良い。さらに、前記複数のダンパ板は縁が吸込口側に折り曲げられた構成としても良い。
本発明によれば、筐体内に、外気と内気を熱交換する全熱交換素子と、外気を屋内に全熱交換素子を経て導入する導入経路と、内気を屋外に全熱交換素子を経て排出する排出経路と、内気を屋外に全熱交換素子をバイパスして排出するバイパス経路と、バイパス経路及び排出経路を択一的に切換えるダンパ機構と、を備えた外気処理空気調和機において、前記ダンパ機構が、筐体の高さ方向に分割されて、互いにねじ止めされる複数のダンパ板を備え、上のダンパ板の上部、及び下のダンパ板の下部に、筐体側の受け部に嵌る支持軸を取り付けたため、ねじを取り外すことにより、複数のダンパ板の高さを伸縮させることができ、このダンパ板の支持軸を筺体の受け部から容易に取り外すことができ、従って、ダンパ機構のメンテナンス作業を軽減化することができる。
本実施形態にかかる外気処理空気調和機の内部構造を示す斜視図である。 外気処理空気調和機の平面図である。 外気処理空気調和機の側断面図である。 外気処理空気調和機から全熱交換素子を引き出した状態を示す分解斜視図である。 ダンパ板の構成を示す斜視図である、(a)は2枚のダンパ板が組み付けられている状態を示す図であり、(b)は2枚のダンパ板が分解されている状態を示す図である。 ダンパ機構の配置状態を示す斜視図であり、(a)は排出経路が選択されている状態を示す図であり、(b)はバイパス経路が選択されている状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる外気処理空気調和機の内部構造を示す斜視図であり、図2は、外気処理空気調和機の平面図であり、図3は、外気処理空気調和機の側断面図である。この図1及び図2では筐体の上面パネルを省略している。
外気処理空気調和機10は、図1に示すように、略直方体形状の筐体11を備え、この筐体11の長手方向に対向する一対の側面パネル11a、11bのうち、屋内側の側面パネル11aには、図2に示すように、屋内側吸込口12と屋内側吹出口13とが形成され、屋外側の側面パネル11bには屋外側吸込口14と屋外側吹出口15とが形成されている。
これら各吸込口及び各吹出口には、それぞれダクト(不図示)が接続され、これらダクトを介して屋内もしくは屋外の空間に連通している。また、外気処理空気調和機10は、筐体11の4隅に固着された吊金具16を備え、これら吊金具16は、ビル等の建築物の躯体から垂下された吊りボルト(不図示)に止着され、筐体11が上記躯体と天井板との間の天井裏空間に吊り下げられるように構成される。
また、天井板には、図1に示すように、外気処理空気調和機10を保守、点検するための点検口20A〜20Cが形成されている。本実施形態では、外気処理空気調和機10の筐体11の長手方向に延びる一対の側面パネル11c、11dのうち、一方の側面パネル11cに沿って2つの点検口20A、20Bが形成され、他方の側面パネル11d側に1つの点検口20Cが形成されている。この点検口20Cは、筺体11の屋内側に位置して設けられている。また、一方の側面パネル11cには、外気処理空気調和機10の動作を制御する電装部品が収容された電装箱21が配置されている。
外気処理空気調和機10は、筐体11内に外気調温用の全熱交換ユニット30と、この全熱交換ユニット30に接続される空調ユニット60とを備えて構成されている。具体的には、筐体11内は、上記した側面パネル11a、11bと略平行に設けられた仕切壁17により屋外側と屋内側とに区分けされ、屋外側の空間に全熱交換ユニット30が収容されている。屋内側の空間は、屋内側吸込口12と屋内側吹出口13との間に設けられた仕切壁18により、さらに区分けされ、屋内側吹出口13に連通する空間には空調ユニット60が収容されている。この空調ユニット60は、仕切壁17に設けられた給気開口17aを通じて全熱交換ユニット30と連なっている。
屋内側吸込口12に連通する空間では、図2に示すように、仕切壁17に、後述する排出経路34、バイパス経路39にそれぞれ連なる排気開口17b、バイパス開口17cが設けられるとともに、これら排気開口17b、バイパス開口17cの一方を閉塞して、屋内側吸込口12から吸い込まれた内気RAを排出経路34もしくはバイパス経路39に切換えて流すためのダンパユニット(ダンパ機構)80が配置されている。このダンパユニット80は、略L字形状に折り曲げられ、排気開口17b、バイパス開口17cの一方を開放し、他方を閉塞するダンパ板81と、このダンパ板81を回動させるダンパモーター82とを備える。
全熱交換ユニット30は、図2に示すように、内気RAと外気OAとの顕熱の熱交換を行う全熱交換素子31と、この全熱交換素子31の屋外側に設けられた排気ファン32と、当該全熱交換素子31の屋内側に設けられた給気ファン33と、筐体11と協働して、内気RAを屋外に全熱交換素子31を経て排出する排出経路34及び外気OAを屋内に全熱交換素子31を経て導入する導入経路35を形成する風路形成体36とを備える。この風路形成体36は、発泡樹脂製の複数の部材を組み合わせて形成されており、平面視で全熱交換素子31に対して左右対称となるように筐体11内に配置されている。
また、本構成では、全熱交換ユニット30には、筐体11及び風路形成体36との協働により、内気RAを屋外に全熱交換素子31をバイパスして排出するバイパス経路39が形成されている。
全熱交換素子31は、図3に示すように、略正四角柱状に形成されており、空気の吸込口又は吹出口となる4つの側面31a〜31dが筐体11の上面パネル11e及び底面パネル11fに対して傾斜した姿勢で、筐体11の幅方向に延びて配置されている。具体的には、筐体11の上面パネル11e、底面パネル11f及び風路形成体36の全熱交換素子31に対向する面には、それぞれ筐体11の幅方向に延びる断面コ字形状のレール部材37A〜37Dが設けられ、これらレール部材37A〜37Dによって、全熱交換素子31の各側辺部が支持されている。これによれば、筐体11内は、全熱交換素子31の4つの側面31a〜31dにそれぞれ連なる4つの空間38a、38b、38c、38dに区分けされる。
風路形成体36、筐体11の底面パネル11f及び全熱交換素子31で形成された2つの空間38a、38bのうち、全熱交換素子31の屋外側下方に位置する側面31aに連なる空間38aは、風路形成体36を介して屋外側吸込口14に連通している。このため、この空間38aが外気吸込経路となり、全熱交換素子31の側面31aが吸込口となる。
また、全熱交換素子31の屋内側下方に位置する側面31bに連通する空間38bは、排気開口17b及びダンパユニット80(図1)を介して屋内側吸込口12に連通している。このため、この空間38bが内気吸込経路となり、全熱交換素子31の側面31bが吸込口となる。
一方、全熱交換素子31の上側の側面31c、31dは、風路形成体36の外側に露出しており、風路形成体36、筐体11の上面パネル11e及び全熱交換素子31で形成された2つの空間38c、38dのうち、全熱交換素子31の屋外側上方に位置する側面31cに連なる空間38cは、排気ファン32を介して屋外側吹出口15に連通している。このため、この空間38cが排気通路となり、全熱交換素子31の側面31cが吹出口となる。
また、全熱交換素子31の屋内側上方に位置する側面31dに連なる空間38dは、給気ファン33及び空調ユニット60を介して屋内側吹出口13に連通している。このため、この空間38dが給気通路となり、全熱交換素子31の側面31dが吹出口となる。
全熱交換素子31は、蛇行状に折り曲げた折り曲げ紙に平板状紙をのせ、その上に、上記折曲げ紙とはその折り曲げ方向を変えた折り曲げ紙を重ねるようにして、これら折曲げ紙と平板状紙とを順次積層させて構成されている。このため、全熱交換素子31の4つの側面31a〜31dにおいては、相対向する側面どうしが連通するようになっている。すなわち、側面31aと側面31c及び側面31bと側面31dは共に連通している。従って、本実施形態では、屋外側吸込口14と屋内側吹出口13との間は、外気吸込経路38aと給気通路38dとが全熱交換素子31を介して連通して導入経路35を形成する一方、屋内側吸込口12と屋外側吹出口15との間は内気吸込通路38bと排気通路38cとが全熱交換素子31を介して連通して排出経路34を形成している。
風路形成体36は、図1に示すように、全熱交換素子31の屋内側に形成され、この全熱交換素子31から仕切壁17の給気開口17aに向けて下方に窪んだ屋内側凹部36Aと、全熱交換素子31の屋外側に形成され、この全熱交換素子31から側面パネル11bの屋外側吹出口15に向けて下方に窪んだ屋外側凹部36Bとを備え、屋内側凹部36Aには給気ファン33が配置され、屋外側凹部36Bには排気ファン32が配置されている。
排気ファン32及び給気ファン33は、ともにシロッコファンであり、排気ファン32は、屋外側凹部36Bにて筐体11の側面パネル11bの屋外側吹出口15に対応する位置に取り付けられている。また、給気ファン33は、屋内側凹部36Aにて仕切壁17に形成された給気開口17aに対応する位置に取り付けられている。また、排気ファン32及び給気ファン33は、それぞれ回転羽根を駆動するためのファンモータ32A、33Aを備え、本構成では、これらファンモータ32A、33Aは、図1に示すように、天井板に設けられた2つの点検口20A、20B側に位置する筐体11の一方の側面パネル11cに向けて設けられている。
次に、空調ユニット60について説明する。
空調ユニット60は、導入経路35を通じて屋内に供給される外気を冷房または暖房するものであり、図3に示すように、室内熱交換器61と、加湿器62と、これら室内熱交換器61及び加湿器62から流下するドレン水を受けるドレンパン63とを備える。室内熱交換器61は、膨張弁64(図2)を介して、圧縮機及び熱源側熱交換器を備えた空気調和装置の室外ユニット(不図示)に接続されており、冷房運転時には、蒸発器として機能して外気を冷却して屋内に供給し、暖房運転時には凝縮器として機能して外気を加温して屋内に供給する。
また、空調ユニット60は、室内熱交換器61の一端に膨張弁64を介して接続された液冷媒配管接続口65と、室内熱交換器61の他端に接続されたガス冷媒配管接続口66とを備え、これら液冷媒配管接続口65及びガス冷媒配管接続口66は、図1に示すように、上記点検口20A、20B側に位置する筐体11の側面パネル11cを貫通している。
加湿器62は、室内熱交換器61の外気の流れの下流側に設けられ、保水性の高い加湿エレメント(不図示)に水を吸収させるとともに、この加湿エレメントに外気を通過させることにより、この外気を加湿する。
この加湿器62には、給水接続口67を有する加湿器制御箱68が設けられ、この加湿器制御箱68内には、給水接続口67から供給された水の圧力を所定の圧力まで減じる減圧弁と、この減圧された水を加湿エレメントに供給するために開閉する電磁弁と、この電磁弁の動作を制御する制御基板とが設けられている。本実施形態では、加湿器制御箱68は、図1に示すように、上記点検口20A、20B側に位置する筐体11の側面パネル11cに設けられている。
また、この側面パネル11cには、当該側面パネル11cの下方位置に、上記したドレンパン63で受けたドレン水を外部に排出するためのドレン管接続口69が設けられている。このドレン管接続口69は、ドレンパン63からドレン水を自然排水する際にドレン管が接続されるものである。なお、符号70もドレン管接続口であり、このドレン管接続口70は、ドレンパン63からドレンポンプを利用して排水する場合に使用される。このドレン管接続口70が使用される場合には、自然排水用のドレン管接続口69は封止される。
本実施形態では、筐体11の側面パネル11cには、図4に示すように、全熱交換素子31に対応する位置に着脱自在なメンテナンスパネル22が設けられている。また、上述のように、全熱交換素子31は、筐体11内に配置された4つのレール部材37A〜37Dにより、当該全熱交換素子31の側辺部が支持されている。このため、メンテナンスパネル22を外すことにより、点検口20から全熱交換素子31を筐体11の幅方向に簡単に抜き差しすることができ、この全熱交換素子31の交換等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。さらに、本実施形態では、全熱交換素子31は、2つに分割して収容されているため、点検口20A、20Bからの作業であっても、全熱交換素子31を簡単に筐体11から抜き差しすることができる。
また、本実施形態では、筐体11の側面パネル11cに上記メンテナンスパネル22を設けたほかに、この側面パネル11cに向けて給気ファン33及び排気ファン32の各ファンモータ33A、32Aを配置し、さらに、冷媒配管やドレン配管の接続口、加湿器の給水管の接続口及び電装箱21を当該側面パネル11cに設けたため、これら各部位に点検口20A、20Bから簡単にアクセスすることができ、天井裏空間に入り込まなくても当該部位のメンテナンスを容易に行うことができる。
次に、ダンパユニット80について説明する。
図5はダンパ板81の構成を示す図であり、図6はダンパユニット80の配置状態を示す図である。
上記した外気処理空気調和機10では、ダンパユニット80のダンパ板81を排気開口17bを開放し、バイパス開口17cを閉塞した状態(図6(a)参照)とし、排気ファン32を駆動することによって、内気RAは屋内側吸込口12から筐体11内に吸い込まれた後、排出経路34を通って屋外側吹出口15から排気EAとして屋外に排出される。一方、給気ファン33を駆動することによって、外気OAは屋外側吸込口14から筐体11内に吸い込まれた後、導入経路35を通って全熱交換素子31に至り、この全熱交換素子31にて内気RAと熱交換をする。そして、この熱交換した外気OAは、空調ユニット60に至り、この空調ユニット60の室内熱交換器61にて冷却または加熱され、さらに必要に応じて加湿器62にて加湿された後に、屋内側吹出口13から給気SAとして屋内に供給される。
また、暖房運転時に外気温度よりも室温が低い場合、もしくは、冷房運転時に外気温度よりも室温が高い場合には、ダンパユニット80のダンパ板81を排気開口17bを閉塞し、バイパス開口17cを開放した状態(図6(b)参照)とすることにより、内気RAは屋内側吸込口12から筐体11内に吸い込まれた後、全熱交換素子31を通過しないバイパス経路39を通って屋外側吹出口15から排気EAとして屋外に排出される。
さらに、外気処理空気調和機10の停止後(例えば、夜間や休日)に室温が外気温よりも高く空気調和機の設定温度よりも高くなった場合に、空調ユニット60の運転を停止したままで、排気ファン32を駆動し、内気RAを、バイパス開口17c、バイパス経路39を経由して屋外側吹出口15から排気EAとして屋外に排出し、給気ファン33を駆動し、外気OAを給気SAとして屋内に供給する、ナイトパージ運転を自動で行うよう設定することができる。さらに、ナイトパージ運転は室温が外気温もしくは空気調和機の設定温度よりも低くなった時に自動停止するように設定することができる。
これによって、冷暖房負荷を軽減するとともに、省資源、省エネルギー化を図ることができる。
ダンパ板81は、図5に示すように、高さ方向にそれぞれ上下に分割された2枚の上ダンパ板81a及び下ダンパ板81bを備える。これら上ダンパ板81a及び下ダンパ板81bは、略L字形状に屈曲され、上ダンパ板81aの屈曲部上端には、この上端から上方に延出する上支持軸83が設けられ、下ダンパ板81bの屈曲部下端には、この下端から下方に延出する下支持軸84が設けられる。また、下ダンパ板81bの上部には、その両側端付近に一対の丸孔と上下に長い長孔とからなる掛孔86が設けられている。この掛孔86は、長孔の長さが上支持軸83の長さよりも長く形成されている。上ダンパ板81aの下部には、下ダンパ板81bに設けられた掛孔86の左右方向に適合する位置に一対のねじ孔87が設けられている。
これらの構成によれば、上下支持軸83、84がそれぞれ上下ダンパ板81a、81bの上端、下端に分割されて設けられているため、ねじ孔87に挿入されたねじの頭部を掛孔86の丸孔部分から挿入し、掛孔86の長孔部分に引き上げることによって、ダンパ板81の高さを伸縮自在に調整することができ、ねじを閉めることでダンパ板81の高さを固定することができる。また、ねじを上ダンパ板から取り外すことなく2枚のダンパ板を分割することができ、メンテナンス作業時等のねじの紛失を防止することができる。
さらに、2枚の上ダンパ板81aと下ダンパ板81bとが固定位置にある時に、2枚の当該ダンパ板をねじ止めできるように、下ダンパ板81bの上部に、屈曲部上に位置する長孔88を設け、上ダンパ板81aの下部に、屈曲部上に位置するねじ孔89が設けられている。
これらの構成によれば、メンテナンス時以外に、2枚の板の両端をねじ止めしているねじの一方が緩んだ場合に、上ダンパ板81aが下ダンパ板81bに対して傾く、或いは、すべり落ちることを防止することができる。
ダンパユニット80は、図6(b)に示すように、下ダンパ板81bの下支持軸84が筐体11側の受け部90に嵌り、上ダンパ板81aの上支持軸83がダンパモーター82の回転軸受け部(不図示)に着脱自在に連結され、ダンパモーター82が支持台85に着脱自在に装着され、支持台85が仕切壁17にねじ止めされ備えられている。支持台85にはダンパモーター82の回転軸受け部に貫通孔(不図示)が設けられており、この貫通孔を介してダンパモーター82とダンパ板81とが連結されている。
本実施形態では、ダンパモーター82はステッピングモーターであり、ダンパモーター82が駆動すると、これに連結されたダンパ板81が筐体11に対して回転し、排気開口17bとバイパス開口17cを択一的に開閉する構成となっている。
この構成によれば、2枚のダンパ板81aと81bの両側端に設けられた掛孔86とねじ孔87を締着しているねじを緩め、長孔88とねじ孔89を締着しているねじを外し、ダンパ板81の高さを縮め、上ダンパ板81aに設けられた上支持軸83をダンパモーター82の回転軸受け部から抜き取ることができる。これによって、ダンパ板81を筐体11から取り外すことができるとともに、ダンパモーター82を上方向に持ち上げることなく、仕切壁17から取り外すことができるため、ダンパモーター82を筐体11の天板に近接させて備えることができ、十分な排気通量を確保するために、排気口を筺体の高さ方向のスペースを最大限に利用して設けることができる。
また、本実施形態では、筐体11の側面パネル11dの屋内側吸込口12に連通する空間側面に、メンテナンスパネル23が着脱自在に設けられており、メンテナンスパネル23を取り外すことによって、点検口20cから、筐体11の上面を覆う蓋部材を取り外すことなく、屋内側吸込口12に連通する空間内に手を伸ばし入れ、メンテナンス作業を行うことができる。
この構成によれば、メンテナンスパネル23を外すことにより、点検口20cから、ダンパモーター82の交換等のダンパユニット80のメンテナンスを行うことが可能となり、メンテナンス労力を大幅に低減することができる。
また、ダンパ板81aと81bは、図5に示されるように、支持軸83と84が設けられた部分で屈曲された略L字形に形成され、ダンパ板81は、左右一方の面積が、もう一方の面積よりも広くなるように設けられ、ダンパ板81の広面積側が排気開口17bと適合し、もう一方側がバイパス開口17cと適合するよう構成されている。さらに、バイパス開口17cが閉じられた状態においては、内気SAを排気開口17bに誘導するために、ダンパ板81の広面積側の側端が筐体11の側面パネル11dと近接するよう構成されている。また、それぞれのダンパ板81aと81bの左右両端の縁は、当該ダンパ板の角部の屈曲方向と同じ方向に向かって折り曲げられている。
この構成によれば、全熱交換素子31を経由させて換気を行う場合に、全熱交換素子31での熱交換効率を保つための十分な排気流量を排気開口17bを介して得ることができる。また、ダンパユニット80を略L字形状に形成したことによって、例えば、ダンパ板の一側端に支持軸を設け、この支持軸を中心にダンパ板を約180度回転させて空気の流通経路を切換える構成とされたものに比べて、排気開口17bとバイパス開口17cを閉開するためのダンパ板81を回動させるダンパモーター82の回転数を抑えることができ、ダンパモーター82の寿命を延ばすことができると共に、省エネルギー化を図ることができる。
さらに、ダンパ板81の左右両端の縁が、屋内側吸込口12の方向に向かって折り曲げられているため、このダンパ板81が補強されることにより、排出経路34、或いは、バイパス経路39のどちらか一方がダンパ板81によって閉塞されている状態において、排気開口17b、もしくは、バイパス開口17cの閉塞されている開口に対してダンパ板81が風圧で押され、内気が選択していない方の経路に漏入することを防止することができる。
また、排気開口17bとバイパス開口17cの外周に沿って、ダンパユニット80が取り付けられた側の仕切壁17に、緩衝材が備えられている。この構成によれば、ダンパ板81と、仕切壁17とが接触する部分に緩衝材が備えられているため、接触による衝撃と振動を抑えるとともに、内気がダンパ板81によって閉塞されている側の経路に漏入するのを防止することができる。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態では、ダンパ機構が、上下2枚に分割されたダンパ板を備える構成としたが、これに限らず、ダンパ機構の高さをさらに縮める必要がある場合は、高さ方向に分割された複数のダンパ板を備えた構成としても良い。
また、本実施形態では、2枚のダンパ板81aと81bが固定位置にある時に、任意で2枚の当該ダンパ板をねじ止めできるように、下ダンパ板81bの角部上部に長孔を設け、上ダンパ板81aの角部下部にねじ孔を設けた構成としたが、これに限るものではない。任意で備えられる固定用のねじの紛失等を考慮して、下ダンパ板の上部に、屈曲部上に位置する長孔加工された受け孔を設け、上ダンパ板の下部に、屈曲部上に位置する凸部を設けた構成とし、2枚のダンパ板が固定位置にある時に、受け孔と凸部が嵌合する構成としても良い。
その他の細部構成等についても任意に変更可能であることは勿論である。
10 外気処理空気調和機
11 筐体
12 屋内側吸込口
13 屋内側吹出口
14 屋外側吸込口
15 屋外側吹出口
17 仕切壁
17a 給気開口
17b 排気開口
17c バイパス開口
20a、20b、20c 点検口
23 メンテナンスパネル
30 全熱交換ユニット
31 全熱交換素子
32 排気ファン
33 給気ファン
34 排出経路
35 導入経路
36 風路形成体
39 バイパス経路
60 空調ユニット
80 ダンパユニット
81 ダンパ板
81a 上ダンパ板
81b 下ダンパ板
82 ダンパモーター
83 上支持軸
84 下支持軸
90 受け部
EA 排気
OA 外気
RA 内気
SA 給気

Claims (6)

  1. 筐体内に、外気と内気を熱交換する全熱交換素子と、外気を屋内に全熱交換素子を経て導入する導入経路と、内気を屋外に全熱交換素子を経て排出する排出経路と、内気を屋外に全熱交換素子をバイパスして排出するバイパス経路と、バイパス経路及び排出経路を択一的に切換えるダンパ機構と、を備えた外気処理空気調和機において、前記ダンパ機構が、筐体の高さ方向に分割されて、互いにねじ止めされる複数のダンパ板を備え、上のダンパ板の上部、及び下のダンパ板の下部に、筐体側の受け部に嵌る支持軸を取り付けた、
    ことを特徴とする外気処理空気調和機。
  2. 前記複数のダンパ板のうち、一方のダンパ板には、上下に長い長孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の外気処理空気調和機。
  3. 前記ダンパ機構は、前記複数のダンパ板を一体に回動させるダンパモーターを備え、
    前記ダンパモーターは、前記筐体に固定され、前記上のダンパ板の前記支持軸に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の外気処理空気調和機。
  4. 前記ダンパ機構は、前記筐体内に内気を吸込む屋内側吸込口に連通する空間に配置され、
    前記屋内側吸込口に連通する空間を構成する前記筺体の側板にメンテナンスパネルが備えられたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の外気処理空気調和機。
  5. 前記複数のダンパ板は、前記支持軸が設けられた位置で屈曲された略L字形状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の外気処理空気調和機。
  6. 前記複数のダンパ板は縁が吸込口側に折り曲げられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の外気処理空気調和機。
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