JP2011073320A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線板等によって駆動部の動作が阻害されるのを防止することができるとともに、複数の電極を高密度で配置することができる、液体吐出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】インク吐出装置10は、インク吐出ヘッド16と配線板18とを備えている。インク吐出ヘッド16は、複数のノズル14からなる複数のノズル列が互いに平行に配置されたノズル面と、複数の電極38に印加される駆動信号に基づいて変形されることによってインクに吐出圧を付与する複数の駆動部Fと、複数の電極38のそれぞれの縁部分(端縁38a,38b)のうちの2箇所の間に、電極38との間に空間を確保しつつ架け渡され、少なくとも一部が導電性を有する複数のリード部40と、複数の入力端子42とを有しており、配線板18は、複数の接続端子52を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動信号に基づいて変形される駆動部を有する液体吐出ヘッドと、駆動部に駆動信号を供給する配線板とを備える、液体吐出装置に関する。
液体吐出装置の一例として、インクジェットプリンタのインク吐出装置が公知である。特許文献1に記載されたインク吐出装置は、複数のノズルと、駆動信号に基づいて変形されることによってノズルからインクを吐出するための吐出圧を付与する複数の駆動部とを有するインク吐出ヘッドと、駆動部を駆動するための駆動信号を供給する配線板とを備えている。インク吐出ヘッドにおける複数の駆動部のそれぞれは、電極を有しており、電極のそれぞれに対して、駆動信号を入力する入力端子が電気的に接続されている。そして、入力端子のそれぞれに対して、配線板における接続端子が電気的かつ物理的に接続されている。
特開2009−111283号公報 特開2009−54785号公報
特許文献1に記載されたインク吐出装置の構造は、駆動部が厚み方向の両側に向けて変形される「ユニモルフ構造」であり、ノズルからインクを安定的に吐出させるためには、駆動部(電極を含む。)の変形が阻害されないようにする必要がある。そこで、従来(特許文献1)では、複数の入力端子のそれぞれを、複数の電極と同一面上において駆動部から外れた位置に配置していたが、この構成では電極を形成すべき面が入力端子によって侵食されるため、複数の電極を高密度で配置することが困難であった。
一方、特許文献2には、コンタクト部(すなわち入力端子)を電極層(すなわち電極)の上方に配置した構成が開示されている。この構成によれば、電極層を形成すべき面がコンタクト部によって侵食されることがないが、電極層に対してコンタクト部が直接接触されるとともに、コンタクト部に対して配線が直接接触されているので、コンタクト部および配線によって駆動部の変形が阻害されるおそれがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、配線板等によって駆動部の変形が阻害されるのを防止することができるとともに、複数の電極を高密度で配置することができる、液体吐出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る液体吐出装置は、液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに駆動信号を供給するための配線板とを備え、前記液体吐出ヘッドは、液体を吐出する複数のノズルからなる複数のノズル列が互いに平行に配置されたノズル面と、前記複数のノズルのそれぞれに対応して形成された複数の電極を有し、前記複数の電極に印加される駆動信号に基づいて変形されることによって、その内部に貯留される液体に吐出圧を付与する複数の駆動部と、前記複数の電極のそれぞれの縁部分のうちの2箇所の間に、前記電極との間に空間を確保しつつ架け渡され、少なくとも一部が導電性を有する複数のリード部と、前記複数のリード部のそれぞれの前記電極側とは反対側の面に一体的に形成され、前記リード部を介して前記電極と電気的に接続された複数の入力端子とを有しており、前記配線板は、前記複数の入力端子と電気的に接続される複数の接続端子を有している。
この構成では、電極との間に空間を確保しつつリード部が架け渡されているので、リード部、入力端子および配線板が電極の中央部に接触するのを防止することができ、駆動部の変形が阻害されるのを防止することができる。また、電極の縁部分のうちの2箇所の間に、電極との間に空間を確保しつつリード部が架け渡されており、リード部に対して入力端子が一体的に形成されているので、電極と対向する位置に入力端子を配置することが可能であり、電極と入力端子とが同一面上に配置される場合に比べて、複数の電極を高密度に配置することができる。
本発明によれば、配線板等によって駆動部の変形が阻害されるのを防止することができるので、駆動部による液体の吐出動作を安定させることができる。また、複数の電極を高密度で配置することができるので、複数のノズルを高密度で配置することが可能であり、液体の吐出密度を高めることができる。
図1は第1実施形態に係る「インク吐出装置」の構成を示す分解斜視図である。 図2は第1実施形態に係る「インク吐出装置」の構成を示す部分断面図である。 図3は第1実施形態に係る「インク吐出装置」における「インク吐出ヘッド」の構成を示す部分拡大平面図である。 図4は第1実施形態に係る「インク吐出装置」における「インク吐出ヘッド」の要部の構成を示す斜視図である。 図5(A)は図4におけるVA−VA線断面図、図5(B)は図4におけるVB−VB線断面図である。 図6は第1実施形態に係る「インク吐出装置」における「配線板」の構成を示す底面図である。 図7は第1実施形態に係る「インク吐出装置」の製造方法を示す工程図である。 図8は第2実施形態に係る「インク吐出装置」における「インク吐出ヘッド」の要部の構成を示す断面図であり、図8(A)は電極の「長手方向」における断面図、図8(B)は電極の「短手方向」における断面図である。 図9は第3実施形態に係る「インク吐出装置」における「インク吐出ヘッド」の要部の構成を示す断面図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態に係る「液体吐出装置」について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態では、本発明を「インク吐出装置」に適用しているが、本発明は、着色液を吐出させる「着色液吐出装置」や、導電液を吐出させる「導電液吐出装置」等のような他の「液体吐出装置」にも適用可能である。本発明を「着色液吐出装置」および「導電液吐出装置」等に適用した場合には、以下の説明で用いた「インク」が「着色液」および「導電液」等に読み替えられる。
(第1実施形態)
[インク吐出装置の全体構成]
図1に示すように、インク吐出装置10は、ブラック(BK)、イエロー(Y)、シアン(C)およびマゼンダ(M)の4色のインクを、2つのドライバIC12から出力された駆動信号に基づいて、複数のノズル14(図2)から用紙等の吐出対象物(図示省略)に向けて選択的に吐出するものであり、「液体吐出ヘッド」としてのインク吐出ヘッド16と、配線板18とを備えている。
[インク吐出ヘッドの構成]
図2に示すように、インク吐出ヘッド16は、流路ユニット20とアクチュエータユニット22とを備えている。
流路ユニット20は、5枚のプレート24a〜24eを積層することによって構成されており、これらのプレート24a〜24eに形成された「凹部」または「貫通孔」が互いに連通されることによって、インクの色ごとに4つのインク流路N1〜N4(図1)が構成されている。インク流路N1〜N4のそれぞれは、図2に示すように、インクを溜めるマニホールド26と、マニホールド26にインクを供給するインク供給口28(図1)と、マニホールド26内のインクを外部に吐出する複数のノズル14と、マニホールド26と複数のノズル14とを連通する複数の個別流路30とを有しており、複数の個別流路30のそれぞれには、ノズル14に対して個別に連通する圧力室32が設けられている。
また、図3に示すように、インク流路N1〜N4(図1)のそれぞれを構成する複数のノズル14は、インク吐出ヘッド16における複数のノズル14が開口されたノズル面E(図2)において、複数のノズル列Lを構成するように配置されており、インク流路N1〜N4(図1)のそれぞれのノズル列Lは、ノズル面Eにおいて、ほぼ同じ長さで互いに平行に配置されている。
一方、アクチュエータユニット22は、図2に示すように、流路ユニット20における圧力室32の上面32aを構成するとともに、複数の圧力室32のそれぞれの内部に存在するインクに吐出圧を選択的に付与するものであり、振動板34と、圧電層36と、複数の電極38と、複数のリード部40と、複数の入力端子42とを有している。
振動板34は、図2に示すように、導電性材料(Si、SUS等)によって形成されており、複数の圧力室32を覆うようにして流路ユニット20の上面に接合されている。圧電層36は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電材料によって形成されており、その厚み方向に分極されている。
複数の電極38のそれぞれは、図2に示すように、導電性材料(AgPb、Au等)によって、複数のノズル14のそれぞれに対応して、アクチュエータユニット22の表面における圧力室32と対向する位置に形成されている。また、図3に示すように、複数の電極38のそれぞれは、ノズル列Lに対する平行方向の長さがノズル列Lに対する直交方向の長さよりも短くなるように略長方形に形成されており、或るノズル列Lに対応する複数の電極38からなる電極列Mと、他のノズル列Lに対応する複数の電極38からなる電極列Mとは、ほぼ同じ長さで互いに平行に配置されている。
複数のリード部40のそれぞれは、図4および図5に示すように、電極38の縁部分のうちの2箇所の間に、電極38との間に空間Sを確保しつつ架け渡された部材であり、リード部40の少なくとも一部(本実施形態では全部)は、導電性を有する材料(Cu等)によって形成されている。つまり、リード部40は、電極38とほぼ同じ平面視形状(本実施形態では略長方形)を有して電極38と対向する平板状の端子形成部44と、電極38の一方端縁38aとそれに対向する端子形成部44の一方端縁44aとを電気的かつ物理的に接続する第1脚部46aと、電極38の他方端縁38bとそれに対向する端子形成部44の他方端縁44bとを電気的かつ物理的に接続する第2脚部46bとを有しており、第1脚部46aおよび第2脚部46bで端子形成部44が支持されることによって、電極38と端子形成部44との間に空間Sが確保されている。
そして、リード部40における電極38側とは反対側の面40aの中央部に突起状の入力端子42が一体的に形成されており、この入力端子42と電極38とがリード部40を介して電気的に接続されている。
なお、入力端子42の形状は、特に限定されるものではなく、図4に示した円柱状の他、多角柱状や円錐台状であってもよい。また、入力端子42の上に突起状の端子(図示省略)を設ける場合には、入力端子42は必ずしも「突起状」である必要はなく、リード部40の表面の一部がそのまま入力端子42として用いられてもよい。そして、リード部40が架け渡される方向は、特に限定されるものではなく、電極38の「短手方向」であってもよいが、後述するように、駆動部Fの変形がリード部40によって阻害されるのを抑えるためには、電極38の「長手方向」であることが望ましい。
使用時には、振動板34が接地電位(0V)に保持されるとともに、入力端子42から電極38に駆動信号が印加され、圧電層36における振動板34と電極38とによって挟まれた部分(以下、「活性部」という。)G(図5)が駆動信号に基づく圧電効果によって変形される。したがって、アクチュエータユニット22においては、図5に示すように、電極38と、電極38と対向する振動板34の一部と、活性部Gとが、駆動信号が電極38に印加されると変形される「駆動部F」となっている。つまり、本実施形態に係るアクチュエータユニット22の構造は、駆動部Fがその厚み方向の両側に向けて交互に変位される「ユニモルフ構造」であり、振動板34における圧力室32の上面32aを構成する部分は勿論のこと、当該部分に対向する電極38も駆動部Fに含まれる。
[配線板の構成]
図2および図6に示すように、配線板18は、いわゆる「COF(チップ・オン・フィルム)」と称されるものであり、基板50、2つのドライバIC12(図6)、複数の接続端子52、複数の配線54(図6)および絶縁被覆材56を備えている。
基板50(図2、図6)は、ポリイミド(PI)等のような可撓性を有する合成樹脂材料によってインク吐出ヘッド16の電極38が形成された面に対向して配置されたシート状の部材であり、基板50におけるインク吐出ヘッド16側に位置する面(以下、「ヘッド対向面」という。)50aには、駆動信号を出力するための2つのドライバIC12が搭載されている。また、ヘッド対向面50aには、銅箔等のような導電性材料からなる複数の接続端子52と、複数の接続端子52のそれぞれと2つのドライバIC12のいずれか一方とを電気的に接続する複数の配線54と、複数の接続端子52および複数の配線54を覆う絶縁被覆材56とが形成されている。そして、図2に示すように、インク吐出ヘッド16の複数の入力端子42と配線板18の複数の接続端子52とが、ハンダおよび導電性接着剤等のような導電性接合材58を用いて電気的かつ物理的に接合されている。
[インク吐出装置の製造方法]
インク吐出装置10を製造する際には、まず、上記インク吐出ヘッド16と、上記配線板18とを準備し、その後、配線板18の複数の接続端子52とインク吐出ヘッド16の複数の入力端子42とを上記導電性接合材58を用いて電気的かつ物理的に接合する。
インク吐出ヘッド16の準備工程において、アクチュエータユニット22の表面に電極38、リード部40および入力端子42を形成する際には、まず、図7(A)に示すように、圧電層36の表面に複数の電極38を蒸着法等によって同時に形成し、電極38の上面に後工程で除去される犠牲層60を形成する。続いて、図7(B)に示すように、犠牲層60および電極38の両端縁38a,38b以外の部分をマスク部材62で被覆し、犠牲層60の表面に、電極38の両端縁38a,38bに連続するリード部40を蒸着法等によって形成する。そして、図7(C)に示すように、犠牲層60およびマスク部材62をドライエッチング法等によって除去する。
本実施形態では、図4に示すように、リード部40が電極38のノズル列Lに対する直交方向(すなわち長手方向)における一方端縁38aと他方端縁38bとの間に橋状に架け渡されるので、ノズル列Lに対する平行方向(すなわち短手方向)においては、空間Sが開口部Qにおいて外部に開放されることになる。したがって、犠牲層60を除去する際には、当該開口部Qから犠牲層60が位置する領域(すなわち空間Sとなる領域)にエッチングガスを導入することが可能であり、犠牲層60を迅速に除去することができる。
リード部40が完成すると、図7(D)に示すように、リード部40における端子形成部44の中央部以外の部分をマスク部材64で被覆し、当該中央部に連続する入力端子42を蒸着法等によって形成する。その後、図7(E)に示すように、マスク部材64をドライエッチング法等によって除去する。
[インク吐出装置の効果]
本実施形態によれば、電極38との間に空間Sを確保しつつリード部40が架け渡されているので、リード部40、入力端子42および配線板18が電極38の中央部に接触するのを防止することができ、駆動部Fの動作が阻害されるのを防止することができる。
また、電極38の縁部分のうちの2箇所の間にリード部40が架け渡されており、リード部40に対して入力端子42が一体的に形成されているので、電極38と対向する位置に入力端子42を配置することが可能であり、電極38と入力端子42とが同一面上に配置される場合に比べて、複数の電極38を高密度に配置することができる。
そして、橋状に架け渡されたリード部40に入力端子42を形成しているので、当該入力端子42に銀合金からなる導電性接合材58を付着させた場合でも、入力端子42からはみ出した導電性接合材58が、圧電層36における電極38の周辺部に付着するのを防止することができ、マイグレーションの発生を防止することができる。
さらに、電極38においては、駆動部Fの変形に伴ってその中央部が最も大きく変形されるため、電極38の「短手方向」における縁部分の変形の程度は「長手方向」における縁部分の変形の程度よりも大きくなるが、本実施形態では、電極38の縁部分のうちの変形の程度が小さい2箇所(すなわち「長手方向」における端縁38a,38b)間にリード部40が架け渡されているので、駆動部Fの変形がリード部40によって阻害されるのを抑えることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るインク吐出装置は、図8に示すように、第1実施形態に係るインク吐出装置10におけるリード部40に対して、第1保護層70、第2保護層72および第3保護層74を形成したものであり、他の部分はインク吐出装置10と同様に構成されている。
つまり、リード部40における電極38側の面には、酸化膜等からなる第1保護層70が蒸着法等によって形成されており、リード部40における電極38側とは反対側の面には、ポリイミド(PI)等からなる第2保護層72が蒸着法等によって形成されており、第2保護層72の表面には、窒化シリコン(SiN)等から第3保護層74が蒸着法等によって形成されている。そして、リード部40の電極38側とは反対側の面に形成された第2保護層72および第3保護層74には、入力端子42を挿通させる貫通孔76が形成されており、入力端子42は貫通孔76を貫通して第2保護層72および第3保護層74の電極38側とは反対側に突出されている。
第2実施形態によれば、第1保護層70、第2保護層72および第3保護層74によって水分等を遮断することができるので、リード部40の腐食を防止することができる。また、第3保護層74によって傷を防止することができるので、リード部40の物理的な損傷を防止することができる。なお、第1保護層70、第2保護層72および第3保護層74の材質は、目的に応じて適宜変更されてもよい。また、これらのうちの1つまたは2つは省略されてもよいし、第4保護層(図示省略)がさらに形成されてもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るインク吐出装置は、図9に示すように、第1実施形態に係るインク吐出装置10におけるリード部40を他のリード部80に変更するとともに、リード部80における電極38側とは反対側の面に第2保護層82を形成したものであり、他の部分はインク吐出装置10と同様に構成されている。
リード部80は、導電性材料(Cu等)からなり、入力端子42と電極38の一方端縁38aとを電気的に接続するための導電部80aと、絶縁性材料(SiN、SiO2等)からなり、導電部80aと電極38の他方端縁38bとを物理的に接続するための絶縁部80bとによって構成されている。そして、導電部80aの電極38側とは反対側の面には、絶縁部80bに連続する第2保護層82が形成されている。
第3実施形態によれば、リード部80の一部を絶縁性材料で形成しているので、導電性材料の量を減らすことが可能であり、材料コストを低減することができる。なお、第3実施形態においても、リード部80における電極38側の面に「第1保護層」が形成されてもよいし、また、第2保護層82の表面に「第3保護層」が形成されてもよい。
N1〜N4… インク流路
F… 駆動部
G… 駆動領域
10… インク吐出装置(液体吐出装置)
12… ドライバIC
14… ノズル
16… インク吐出ヘッド(液体吐出ヘッド)
18… 配線板
20… 流路ユニット
22… アクチュエータユニット
32… 圧力室
34… 振動板
36… 圧電層
38… 電極
38a,38b… 端縁(縁部分)
40… リード部
42… 入力端子
44… 端子形成部
46a… 第1脚部
46b… 第2脚部
50… 基板
52… 接続端子
58… 導電性接合材
60… 犠牲層
70… 第1保護層
72… 第2保護層
74… 第3保護層
80… リード部
80a… 導電部
80b… 絶縁部

Claims (4)

  1. 液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドに駆動信号を供給するための配線板とを備え、
    前記液体吐出ヘッドは、
    液体を吐出する複数のノズルからなる複数のノズル列が互いに平行に配置されたノズル面と、
    前記複数のノズルのそれぞれに対応して形成された複数の電極を有し、前記複数の電極に印加される駆動信号に基づいて変形されることによって、その内部に貯留される液体に吐出圧を付与する複数の駆動部と、
    前記複数の電極のそれぞれの縁部分のうちの2箇所の間に、前記電極との間に空間を確保しつつ架け渡され、少なくとも一部が導電性を有する複数のリード部と、
    前記複数のリード部のそれぞれの前記電極側とは反対側の面に一体的に形成され、前記リード部を介して前記電極と電気的に接続された複数の入力端子とを有しており、
    前記配線板は、前記複数の入力端子と電気的に接続される複数の接続端子を有している、液体吐出装置。
  2. 前記複数の電極のそれぞれは、前記ノズル列に対する平行方向の長さが前記ノズル列に対する直交方向の長さよりも短くなるように形成されており、
    前記複数のリード部のそれぞれは、前記電極の前記ノズル列に対する直交方向における一方端縁と他方端縁との間に架け渡されている、請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記複数のリード部のそれぞれにおける前記電極側の面には第1保護層が形成されている、請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記複数のリード部のそれぞれにおける前記電極側とは反対側の面には第2保護層が形成されており、
    前記第2保護層のそれぞれには前記端子を挿通させる貫通孔が形成されており、
    前記端子のそれぞれは前記貫通孔を貫通して前記第2保護層の前記電極側とは反対側に突出されている、請求項3に記載の液体吐出装置。
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