JP2011071777A - リモコン送受信装置 - Google Patents

リモコン送受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011071777A
JP2011071777A JP2009221596A JP2009221596A JP2011071777A JP 2011071777 A JP2011071777 A JP 2011071777A JP 2009221596 A JP2009221596 A JP 2009221596A JP 2009221596 A JP2009221596 A JP 2009221596A JP 2011071777 A JP2011071777 A JP 2011071777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
remote control
wireless signal
wireless signals
transmission
wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009221596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Hirowatari
祐一郎 廣渡
Takashi Kanda
隆司 神田
Junichi Kato
潤一 加藤
Yoshihiro Sakashita
由浩 坂下
Hiroaki Mannami
寛明 万波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009221596A priority Critical patent/JP2011071777A/ja
Publication of JP2011071777A publication Critical patent/JP2011071777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】複数のリモコン送信器から同時にワイヤレス信号が送信されてもワイヤレス信号同士の干渉の影響を受けにくく、ワイヤレス信号の送受信の成功率が向上するリモコン送受信装置を提供する。
【解決手段】リモコン送信器の制御部は、トリガ信号を受ける度に、所定長さの送信期間内で同一内容のワイヤレス信号S1〜S5を複数回繰り返して送信するようにLEDを制御する。ここで、制御部は、連続するワイヤレス信号S1〜S5同士の合間と、最初のワイヤレス信号S1の送信前と、最後のワイヤレス信号S5の送信との中からランダムに選択されるタイミングで、ワイヤレス信号の送信を行わない待機期間NS1を少なくとも1回設定する。待機期間NS1には、少なくともLEDからワイヤレス信号S1〜S5を1回送信するのに要する時間に亘ってワイヤレス信号S1〜S5の送信を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、家電機器等の負荷を制御するためのワイヤレス信号を光または電波を媒体として送受信するリモコン送受信装置に関するものである。
従来から、テレビ受像機やエアコン(エアコンディショナー)、照明器具等の家電機器の動作状態を遠隔制御するリモートコントロール(以下、「リモコン」と略称する)送受信装置が知られている。
このリモコン送受信装置は、操作ボタンを有するリモコン送信器と、制御対象に設けられたリモコン受信部とを備えている。リモコン送信器は、操作ボタンが操作されると、制御対象の動作モードをコード化した制御内容を、赤外線や電波等を媒体として送受信されるワイヤレス信号(制御信号)として制御対象のリモコン受信部に向けて送出する。リモコン受信部は、ワイヤレス信号の到来を感知して制御内容を解読することにより、制御対象の動作状態を制御する。
ただし、この種のリモコン送受信装置に用いられるワイヤレス信号は、外来ノイズの影響を受けやすく、リモコン受信部に到達する前に信号成分が減衰しリモコン受信部で解読できなくなる可能性がある。この問題を解消するために、同一内容のワイヤレス信号を一定の時間間隔で周波数チャンネルを変化させながらリモコン送信器から複数回送出し、リモコン受信部でいずれかの周波数チャンネルを使用してワイヤレス信号を受信する技術が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特開2006−278060号公報
しかし、上述の構成では、同一周波数のワイヤレス信号を使用する2台以上の制御対象(照明器具等)が互いに他方のワイヤレス信号が届く位置に存在する場合、双方のリモコン送信器から同時にワイヤレス信号が送信されると、ワイヤレス信号同士が干渉し各リモコン受信部で正常にワイヤレス信号を読み取れない可能性がある。たとえば、2台のリモコン送信器のタイマ機能によって同時刻に別々の照明器具を制御する場合、各リモコン送信器からのワイヤレス信号同士が干渉し合い、いずれの照明器具も制御できないことがある。特に、電波を媒体とするワイヤレス信号を用いる場合、ワイヤレス信号が壁を通過するため、壁で隔てた隣室間でもワイヤレス信号同士の干渉を生じやすくなる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、複数のリモコン送信器から同時にワイヤレス信号が送信されてもワイヤレス信号同士の干渉の影響を受けにくく、ワイヤレス信号の送受信の成功率が向上するリモコン送受信装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、負荷の動作を制御するためのワイヤレス信号を送信する送信部と、所定の条件でトリガ信号を出力するトリガ部と、トリガ部からのトリガ信号を受けて所定のワイヤレス信号が送信されるように送信部を制御する制御部と有したリモコン送信器と、送信部からのワイヤレス信号を受信するリモコン受信部とを備え、制御部は、トリガ信号を受ける度に同一内容のワイヤレス信号を複数回繰り返して送信し、且つ、繰り返し送信されるワイヤレス信号のうち、連続するワイヤレス信号の合間と、最初のワイヤレス信号の送信前と、最後のワイヤレス信号の送信後との中からランダムに選択されるタイミングで、少なくとも送信部がワイヤレス信号を1回送信するのに要する時間に亘りワイヤレス信号の送信を停止する待機期間を1回以上含むように送信部を制御することを特徴とする。
この構成によれば、同一内容のワイヤレス信号を複数回繰り返して送信する間にランダムのタイミングで待機期間を設けることによって、待機期間のタイミングが偶然重ならない限り、少なくともワイヤレス信号を1回送信する間は、同時に送信された他のリモコン送信器からのワイヤレス信号との干渉を回避することができる。すなわち、複数のリモコン送信器から同時にワイヤレス信号が送信されてもワイヤレス信号同士の干渉の影響を受けにくく、ワイヤレス信号の送受信の成功率が格段に向上する。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御部が、前記送信部が前記ワイヤレス信号を2回繰り返して送信するのに要する時間以上の長さに前記待機期間を設定することを特徴とする。
この構成によれば、待機期間のタイミングが偶然重ならない限り、他のリモコン送信器からワイヤレス信号を1回送信するよりも短い時間だけずれてワイヤレス信号が送信されたとしても、少なくともワイヤレス信号を1回送信する間は、ワイヤレス信号同士の干渉を回避することができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記送信部が、電波を媒体として前記ワイヤレス信号を送信することを特徴とする。
この構成によれば、リモコン送信器とリモコン受信部との間に壁等の障害物があってもワイヤレス信号を送受信することが可能になる。また、同時に送信された他のリモコン送信器からのワイヤレス信号との干渉の影響を受けにくいので、壁を隔てた隣室間でワイヤレス信号の干渉が生じる場合にも対応することができる。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記送信部が、赤外線を媒体として前記ワイヤレス信号を送信することを特徴とする。
この構成によれば、壁を隔てた隣室間でワイヤレス信号同士の干渉が生じることはないので、複数のリモコン送信器から同時にワイヤレス信号が送信されてもワイヤレス信号同士が干渉することはなく、ワイヤレス信号の送受信の成功率がさらに向上する。
本発明は、同一内容のワイヤレス信号を複数回繰り返して送信する間にランダムのタイミングで待機期間を設けることによって、複数のリモコン送信器から同時にワイヤレス信号が送信されてもワイヤレス信号同士の干渉の影響を受けにくく、ワイヤレス信号の送受信の成功率が格段に向上するという利点がある。
本発明の実施形態1のリモコン送信器からのワイヤレス信号列を示す説明図である。 同上に用いる照明器具を示し、(a)は側面図、(b)は下面図である。 同上に用いる照明器具の構成を示す概略ブロック図である。 同上のリモコン送信器の構成を示す概略ブロック図である。 同上で用いるワイヤレス信号を示す説明図である。 同上の使用例を示す概略図である。 同上のリモコン送信器からのワイヤレス信号列の他の例を示す説明図である。
(実施形態1)
本実施形態のリモコン送受信装置は、一例として図2に示すように天井に取り付けられる円盤状の器具本体21と、光源として環状の蛍光灯22とを具備した照明器具2を制御対象の負荷とする。すなわち、照明器具2の器具本体21には、後述のリモコン送信器1と共にリモコン送受信装置を構成しリモコン送信器1からのワイヤレス信号を受信するリモコン受信部20と、ワイヤレス信号の内容(制御内容)を受けて蛍光灯22を点灯させる点灯回路23とが設けられている。ここで、照明器具2の構成については、本発明の要旨ではないので以下に簡単に説明する。
天井面3には、照明器具2の機械的保持と電源の接続との両方を担う接続アダプタ31が設けられており、器具本体21は中央部に設けられた接続部24を接続アダプタ31に対して機械的に結合するとともに電気的に接続することで天井3に取り付けられる。蛍光灯22の上方(天井側)には蛍光灯22の光を下方(室内側)に反射する反射板25が設けられ、点灯回路23は反射板25の上方に設けられており、リモコン受光部20は反射板25の下面側に露出する形で設けられている。照明器具2の下面は透光性を有する樹脂性カバー26で覆われている。
点灯回路23は、図3に示すようにフィルタ23aを介して交流電源(接続部24)に接続され直流電源を出力する力率改善部23bと、蛍光灯22に電力供給するインバータ部23cとを有する一般的な構成を採用する。ここで、力率改善部23bおよびインバータ部23cは、点灯制御部23dによってそれぞれの動作が制御される。
本実施形態では、リモコン送信器1から送信されるワイヤレス信号は赤外線を媒体として送信されるものであり、リモコン受信部20には赤外線を受光する受光素子20aが設けられている。さらに、リモコン受信部20には、点灯回路23の点灯制御部23dに接続された負荷制御部20bが設けられており、負荷制御部20bは、ワイヤレス信号の内容によりプログラムに従って点灯制御部23dに蛍光灯22の点灯状態(点灯・消灯の別、調光レベルなど)を制御させる。
一方、リモコン送信器1は、図4に示すようにワイヤレス信号を送信する送信部としての赤外線発光ダイオード(以下、「LED」という)10と、照明器具2を操作するための操作ボタン11と、操作ボタン11の操作に応じて所定のワイヤレス信号が送信されるようにLED10を発光させる制御部12とを備えている。制御部12はマイコンを主構成とし、内蔵発信子13が設けられている。ここで、リモコン送信器1にはタイマ時刻になると自動的にワイヤレス信号を発信するタイマ機能が備わっており、操作ボタン11が操作されるか、あるいはタイマ時刻になることでトリガ信号が発生し、このトリガ信号を受けて制御部12が動作する。
さらに、リモコン送信器1は、現在時刻やタイマ機能など各種設定を行うための設定ボタン群14と、設定内容や現在時刻を表示する表示部15とを具備している。設定ボタン群14は、上ボタン14aと、中ボタン14bと、下ボタン14cと、時刻設定ボタン14dと、タイマ設定ボタン14eとの合計5つの設定ボタンで構成される。
以下に、上記リモコン送信器1の基本的な動作を説明する。
リモコン送信器1は、設定ボタン群14の時刻設定ボタン14dが押されることで、現在時刻の設定を行う時刻設定モードに移行する。この状態で表示部15には現在時刻の候補が表示されるので、ユーザはこの表示を見ながら上ボタン14a、下ボタン14cを使用して1分単位で現在時刻を合わせ、中ボタン14bを押して時刻設定モードを終了する。制御部12には内蔵発信子13が設けられているため、時刻設定モードの終了後、リモコン送信器1は現在時刻を計時して表示部15に表示する。
さらに、リモコン送信器1は、設定ボタン群14のタイマ設定ボタン14eが押されることで、タイマ時刻の設定を行うタイマ設定モードに移行する。この状態で表示部15には、上段に現在時刻、下段にタイマ時刻の候補が表示されるので、ユーザはこの表示を見ながら上ボタン14a、下ボタン14cを使用して1分単位でタイマ時刻を合わせ、中ボタン14bを押してタイマ設定モードを終了する。このようにしてタイマ時刻の設定が行われることで、リモコン送信器1は、現在時刻がタイマ時刻と一致したときに、制御部12の内部で割込み処理を発生させ、その割込み処理でLED10から自動的にワイヤレス信号を発信するタイマ機能が作動する。
ところで、本実施形態のリモコン送信器1においては、制御部12は、トリガ信号を受ける度に、所定長さの送信期間内で同一内容のワイヤレス信号を複数回繰り返して送信するようにLED10を制御する。ここで、制御部12は、送信期間のうち、連続するワイヤレス信号同士の合間と、最初のワイヤレス信号の送信前と、最後のワイヤレス信号の送信との中からランダムに選択されるタイミングで、ワイヤレス信号の送信を行わない待機期間を少なくとも1回は設定する。待機期間は、少なくともLED10からワイヤレス信号を1回送信するのに要する時間に亘ってワイヤレス信号の送信を停止する期間とする。これにより、送信期間には常にワイヤレス信号が送信されるのではなく、適当なタイミングでワイヤレス信号の送信が停止されることになる。以下、1回の送信期間中に送信される複数回のワイヤレス信号と待機期間とを合わせて「ワイヤレス信号列」という。
たとえば、照明器具2を点灯させるためのワイヤレス信号を5回繰り返して送信する場合、ワイヤレス信号列AS1は、図1(a)に示すように、5回のワイヤレス信号S1〜S5と、ワイヤレス信号の送信を停止する1回の待機期間NS1とからなる。待機期間NS1の長さは各ワイヤレス信号S1〜S5の送信時間と略同じ長さである。ここで、各ワイヤレス信号S1〜S5は、図5に示すように各照明器具(制御対象の負荷)2ごとに個別に設定されているIDコードCaと、制御内容を表す命令コードCbとからなる。
この例の場合、待機期間NS1は、1,2回目のワイヤレス信号S1,S2間、2,3回目のワイヤレス信号S2,S3間、3,4回目のワイヤレス信号S3,S4間、4,5回目のワイヤレス信号S4,S5間、若しくは最初のワイヤレス信号S1送信前、または最後のワイヤレス信号S5送信後の計6箇所のうち、いずれかの箇所に設定される。待機期間NS1を設定する箇所は、制御部(マイコン)12の乱数発生機能を用いてランダムに決定される。図1(a)の例では、1回目のワイヤレス信号S1と2回目のワイヤレス信号S2との間に待機期間NS1が設定されており、図1(b)の例では、3回目のワイヤレス信号S3と4回目のワイヤレス信号S4との間に待機期間NS1が設定されている。
上述したようなワイヤレス信号列AS1がリモコン送信器1から送信されると、リモコン受信部20ではワイヤレス信号S1〜S5のいずれか1つを受信する。通常、リモコン受信部20は1回目のワイヤレス信号S1を受信するが、干渉や外部ノイズの影響で1回目のワイヤレス信号S1を正常に受信できない場合には、2回目以降のワイヤレス信号S2〜S5の中で正常に受信できるものを受信する。また、続けて同じ内容のワイヤレス信号S1〜S5が受信されないように、リモコン受信部20は、1度ワイヤレス信号S1〜S5の受信に成功すると、その後の所定時間(たとえば送信期間と同程度の長さ)に亘りワイヤレス信号S1〜S5の受信を停止する。
しかして、いずれかのワイヤレス信号S1〜S5を受信したリモコン受信部20の負荷制御部20bは、まずワイヤレス信号S1〜S5よりIDコードCaを読み取り、予め設定されている照明器具のIDコードと照合する。このとき、IDコードCaが一致すれば、リモコン受信部20は命令コードCbのデコードに移行し、IDコードCaが一致しなければ、当該ワイヤレス信号S1〜S5は無効なものとして無視する。デコードした命令コードCbの内容が照明器具2を点灯させるという内容であれば、負荷制御部20bは点灯制御部23dに制御信号を送り、インバータ部23cを駆動して蛍光灯22を点灯させる。
次に、図6に示すように、上記リモコン送受信装置を用いた2台の照明器具2A,2Bを同室内に設置した場合を例として、リモコン送受信装置の動作を説明する。ここに、一方のリモコン送信器1Aは一方の照明器具2AのIDコードを含むワイヤレス信号を送信し、他方のリモコン送信器1Bは他方の照明器具2BのIDコードを含むワイヤレス信号を送信する。ここでは、各リモコン送信器1A,1Bはそれぞれ対応する照明器具2A,2Bのリモコン受信部20に向けてワイヤレス信号を送信するように各照明器具2A,2Bの下方に配置されているものの、各リモコン送信器1A,1Bからのワイヤレス信号は互いに他の照明器具2A,2Bのリモコン受信部20にも到達するものとする。
両リモコン送信器1A,1Bにおいて、両照明器具2A,2Bをタイマ機能により同時刻に点灯させるようにそれぞれのタイマ時刻が設定されていると、現在時刻に相対的にずれがなければ両リモコン送信器1A,1Bから同時にワイヤレス信号列AS1が送信されることになる。ここで、一方のリモコン送信器1Aから図1(a)のように1,2回目のワイヤレス信号S1,S2間に待機期間NS1を含むワイヤレス信号列AS1が送信され、他方のリモコン送信器1Bから図1(b)のように3,4回目のワイヤレス信号S3,S4間に待機期間NS1を含むワイヤレス信号列AS1が送信されるものとする。
これにより、時間軸方向において両ワイヤレス信号列AS1のワイヤレス信号S1〜S5同士が重複している期間には、ワイヤレス信号S1〜S5同士の干渉が生じるものの、それぞれのワイヤレス信号列AS1の待機期間NS1には、他方のリモコン送信器1A,1Bからのワイヤレス信号S1〜S5のみが送信されることになり干渉は生じない。そのため、両ワイヤレス信号列AS1のワイヤレス信号S1〜S5同士が重複している期間には、リモコン受信部20においてワイヤレス信号S1〜S5を正常に読み出すことができない可能性があるものの、待機期間NS1には、干渉の影響を受けずにワイヤレス信号S1〜S5をリモコン受信部20にて読み取ることができる。図1の例では、リモコン送信器1Aからのワイヤレス信号列AS1の待機期間NS1にはリモコン送信器1Bからのワイヤレス信号S2を受信でき(期間Tb)、リモコン送信器1Bからのワイヤレス信号列AS1の待機期間NS1にはリモコン送信器1Aからのワイヤレス信号S3を受信できる(期間Ta)。
以上説明したように、本実施形態のリモコン送受信装置によれば、待機期間NS1のタイミングが偶然重ならない限り、少なくともワイヤレス信号S1〜S5を1回送信する間にかけては、同時に送信された他のリモコン送信器1からのワイヤレス信号S1〜S5との干渉を回避することができるという利点がある。したがって、複数台のリモコン送信器1から同時にワイヤレス信号S1〜S5が送信されても、ワイヤレス信号S1〜S5の送受信の成功率は高くなる。
また、同時にワイヤレス信号S1〜S5を送信する2台のリモコン送信器1のうち一方が、上述したようにランダムに待機期間NS1を挿入したワイヤレス信号列AS1を送信するものでなくても、他方のリモコン送信器1に本実施形態の構成を採用することで、少なくとも前記一方からのワイヤレス信号S1〜S5については送受信の成功率が高くなる。つまり、前記一方のリモコン送信器1が、単に同一内容のワイヤレス信号を連続で複数回繰り返して送信するものであっても、他方のリモコン送信器1からのワイヤレス信号列AS1の待機期間NS1に、前記一方のリモコン送信器1からのワイヤレス信号S1〜S5を干渉することなく送信することが可能である。
ところで、図1の例のように待機期間NS1の長さを各ワイヤレス信号S1〜S5の送信時間と略同じにした場合、他のリモコン送信器1からワイヤレス信号S1〜S5を1回送信するよりも短い時間だけずれてワイヤレス信号S1〜S5が送信されたときに、ワイヤレス信号S1〜S5の一部が干渉することがある。この問題については、待機期間NS2の長さを各ワイヤレス信号S1〜S5の送信時間の2倍以上に設定することにより解消することができる。
以下、待機期間NS2を各ワイヤレス信号S1〜S5の送信時間の2倍とした場合のリモコン送受信装置の動作について、図6に示すように上記リモコン送受信装置を用いた2台の照明器具2A,2Bを同室内に設置した場合を例として説明する。
ここで、両リモコン送信器1A,1Bにおいては、両照明器具2A,2Bをタイマ機能により同時刻に点灯させるようにそれぞれのタイマ時刻が設定されている。ただし、内蔵発信子13の誤差などにより現在時刻に相対的なずれが生じ、図7のように、一方のリモコン送信器1Aからのワイヤレス信号列AS2に比べて、他方のリモコン送信器1Bからのワイヤレス信号列AS2が遅延時間Tdだけ遅れているものとする。遅延時間Tdは、ワイヤレス信号S1〜S5のいずれかを1回送信するよりも短い時間である。また、一方のリモコン送信器1Aから図7(a)のように1,2回目のワイヤレス信号S1,S2間に待機期間NS2を含むワイヤレス信号列AS2が送信され、他方のリモコン送信器1Bから図7(b)のように2,3回目のワイヤレス信号S2,S3間に待機期間NS2を含むワイヤレス信号列AS2が送信されるものとする。
この状態で、もし待機期間NS2の長さが各ワイヤレス信号S1〜S5の送信時間と同じであると、各リモコン送信器1A,1Bからのワイヤレス信号S1〜S5のいずれについても、他のリモコン送信器1A,1Bからのワイヤレス信号列の待機期間NS2内に完全には収まらない。そのため、各リモコン送信器1A,1Bからのワイヤレス信号S1〜S5のいずれについても、少なくとも一部が他のリモコン送信器1A,1Bからのワイヤレス信号S1〜S5と干渉する。
これに対して、待機期間NS2を各ワイヤレス信号S1〜S5の送信時間の2倍とすることで、各リモコン送信器1A,1Bからのワイヤレス信号S1〜S5のいずれかが、他のリモコン送信器1A,1Bからのワイヤレス信号列の待機期間NS2内に完全に収まることになる。したがって、待機期間NS2のタイミングが偶然重ならない限り、少なくともワイヤレス信号S1〜S5を1回送信する間は、ワイヤレス信号S1〜S5同士の干渉を回避することができ、ワイヤレス信号S1〜S5の送受信の成功率が向上する。図7の例では、リモコン送信器1Aからのワイヤレス信号列AS2の待機期間NS2にはリモコン送信器1Bからのワイヤレス信号S2を受信でき(期間Tb)、リモコン送信器1Bからのワイヤレス信号列AS2の待機期間NS2にはリモコン送信器1Aからのワイヤレス信号S2を受信できる(期間Ta)。
また、上記実施形態では、1回のワイヤレス信号列につき待機期間を1回設ける例を示したが、この例に限らず、1回のワイヤレス信号列に待機期間を複数回設けてもよい。さらに、上記実施形態では、1回のワイヤレス信号列にワイヤレス信号を5回繰り返して送信する例を示したが、ワイヤレス信号の繰り返し回数は5回に限るものではない。たとえば、ワイヤレス信号の繰り返し回数を増やすことで、待機期間を挿入するタイミングの選択肢が増え、ワイヤレス信号の送受信の成功率がより向上する。
なお、リモコン送信器1から送信されるワイヤレス信号は、赤外線を媒体として送信されるものに限らず、赤外線以外の光、あるいは電波を媒体として送信されるものであってもよい。
1 リモコン送信器
2 照明器具(負荷)
10 LED(送信部)
12 制御部
20 リモコン受信部
NS1,NS2 待機期間
S1〜S5 ワイヤレス信号

Claims (4)

  1. 負荷の動作を制御するためのワイヤレス信号を送信する送信部と、所定の条件でトリガ信号を出力するトリガ部と、トリガ部からのトリガ信号を受けて所定のワイヤレス信号が送信されるように送信部を制御する制御部と有したリモコン送信器と、送信部からのワイヤレス信号を受信するリモコン受信部とを備え、制御部は、トリガ信号を受ける度に同一内容のワイヤレス信号を複数回繰り返して送信し、且つ、繰り返し送信されるワイヤレス信号のうち、連続するワイヤレス信号の合間と、最初のワイヤレス信号の送信前と、最後のワイヤレス信号の送信後との中からランダムに選択されるタイミングで、少なくとも送信部がワイヤレス信号を1回送信するのに要する時間に亘りワイヤレス信号の送信を停止する待機期間を1回以上含むように送信部を制御することを特徴とするリモコン送受信装置。
  2. 前記制御部は、前記送信部が前記ワイヤレス信号を2回繰り返して送信するのに要する時間以上の長さに前記待機期間を設定することを特徴とする請求項1記載のリモコン送受信装置。
  3. 前記送信部は、電波を媒体として前記ワイヤレス信号を送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリモコン送受信装置。
  4. 前記送信部は、赤外線を媒体として前記ワイヤレス信号を送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリモコン送受信装置。
JP2009221596A 2009-09-25 2009-09-25 リモコン送受信装置 Pending JP2011071777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221596A JP2011071777A (ja) 2009-09-25 2009-09-25 リモコン送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221596A JP2011071777A (ja) 2009-09-25 2009-09-25 リモコン送受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011071777A true JP2011071777A (ja) 2011-04-07

Family

ID=44016606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009221596A Pending JP2011071777A (ja) 2009-09-25 2009-09-25 リモコン送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011071777A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017192091A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 泰安 盧 音声制御機能付きiotシステム及びその情報処理方法
CN111512703A (zh) * 2017-12-12 2020-08-07 百赫娱乐有限公司 发光装置和包括该发光装置的表演系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04212542A (ja) * 1990-11-26 1992-08-04 Sekisui Chem Co Ltd ワイヤレス通信方法及びワイヤレス送信機
JPH0698383A (ja) * 1992-09-14 1994-04-08 Smk Corp リモ−トコントロ−ルシステムの送受信方式
JPH11225381A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Sony Corp リモートコントローラ
JP2004068351A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置の制御側無線装置、被制御側無線装置及び無線開閉制御システム
JP2004282571A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体側通信装置、非開閉体側通信装置、および開閉システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04212542A (ja) * 1990-11-26 1992-08-04 Sekisui Chem Co Ltd ワイヤレス通信方法及びワイヤレス送信機
JPH0698383A (ja) * 1992-09-14 1994-04-08 Smk Corp リモ−トコントロ−ルシステムの送受信方式
JPH11225381A (ja) * 1998-02-04 1999-08-17 Sony Corp リモートコントローラ
JP2004068351A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置の制御側無線装置、被制御側無線装置及び無線開閉制御システム
JP2004282571A (ja) * 2003-03-18 2004-10-07 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体側通信装置、非開閉体側通信装置、および開閉システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017192091A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 泰安 盧 音声制御機能付きiotシステム及びその情報処理方法
CN111512703A (zh) * 2017-12-12 2020-08-07 百赫娱乐有限公司 发光装置和包括该发光装置的表演系统
JP2021508146A (ja) * 2017-12-12 2021-02-25 ビッグヒット エンターテインメント カンパニー リミテッド 照明装置及びそれを含む興行システム
EP3726933A4 (en) * 2017-12-12 2021-10-27 HYBE Co., Ltd. LIGHTING DEVICE AND PERFORMANCE SYSTEM EQUIPPED WITH THIS DEVICE
JP7008827B2 (ja) 2017-12-12 2022-01-25 ハイブ カンパニー リミテッド 照明装置及びそれを含む興行システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6516220B2 (ja) 照明器具及び照明システム
US8598978B2 (en) Method of configuring a two-way wireless load control system having one-way wireless remote control devices
JP5626989B2 (ja) ビデオインターホンを介してac駆動器具を操作する方法および機器、双方向irドライバ、ならびに遠隔制御装置
JP2010010886A (ja) リモートコントローラ
WO2014057632A1 (ja) 照明器具及びそれを用いた可視光通信システム
JP2011233493A (ja) Led照明の電源制御装置および照明システム
JP4470788B2 (ja) 照明装置
JP5299677B2 (ja) 照明制御システム
JP2010213045A (ja) 負荷機器制御システム
JP2017011626A (ja) 照明コントローラ、及び照明器具の制御方法
JP2011071777A (ja) リモコン送受信装置
JP4003474B2 (ja) 照明装置
JP3979117B2 (ja) 照明装置
JP2011070880A (ja) 照明制御装置
JP2010056614A (ja) 負荷制御システム
JP4613840B2 (ja) 緊急時誘導型照明システム
JP2010165522A (ja) 照明システム
JP2013084386A (ja) 照明装置
JP5186261B2 (ja) 無線式調光制御システム
JP2011049009A (ja) 照明装置
JP6012010B2 (ja) 照明制御システム
TWI396390B (zh) Can be multi-group matching remote control device
JP6941809B2 (ja) 照明制御装置及び照明システム
JP3184556U (ja) 遠隔操作の照明装置
JP2003217870A (ja) 照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130416

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140212