JP2011070717A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、印加する書き込みパルス数を少なくし、データ書き込みの高速化を可能にした不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【解決手段】N(Nは、3以上の整数)値のデータを記憶する複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、複数のメモリセルに対して書き込みサイクルをデータ書き込みが終了するまで繰り返し実行する書き込み回路とを備える。書き込み回路は、書き込みパルスのパルス幅を複数の区間に分割して各区間で異なる目標しきい値レベルへの書き込み用電圧となるようにパルス高さを切り替えると共に、各目標しきい値レベルへの書き込みが行われるメモリセルが接続されたビット線を各目標しきい値レベルへの印加期間に同期させて書き込み可能な選択状態とすることを特徴とする。
【選択図】図4
【解決手段】N(Nは、3以上の整数)値のデータを記憶する複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、複数のメモリセルに対して書き込みサイクルをデータ書き込みが終了するまで繰り返し実行する書き込み回路とを備える。書き込み回路は、書き込みパルスのパルス幅を複数の区間に分割して各区間で異なる目標しきい値レベルへの書き込み用電圧となるようにパルス高さを切り替えると共に、各目標しきい値レベルへの書き込みが行われるメモリセルが接続されたビット線を各目標しきい値レベルへの印加期間に同期させて書き込み可能な選択状態とすることを特徴とする。
【選択図】図4
Description
この発明は、電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置に係り、特にデータの高速書き込み技術に関する。
EEPROMの一つに、NAND型フラッシュメモリがある。NAND型フラッシュメモリは、約4F2(F:最小加工寸法)という小さい単位セル面積のメモリセル構造により、微細化および大容量化の点で他の不揮発性半導体メモリをリードしている。一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶する多値記憶技術を用いれば、チップ面積を増大させることなく、記憶容量を2倍以上に増加させることもできる。
NAND型フラッシュメモリは、今日、さまざまな携帯機器の不揮発な記録メディアに応用されており、それらのアプリケーションにおいては、大容量化のみならずアクセススピードの向上も求められている。今日ではNAND型フラッシュメモリのアクセススピードが記録メディアのアクセススピードに大きく影響するようになっており、特に、書き込みのスループット向上が課題となっている。
NAND型フラッシュメモリでの書き込みにはFNトンネル電流が用いられる。また、書き込み制御には、プログラム動作とその後のベリファイ動作を、書き込みパルスをステップアップさせながら繰り返すという手法が用いられる。このとき書き込み時間は、書き込み速度の速いメモリセルと遅いメモリセルのしきい値電圧シフトの速度差と、書き込みパルスのステップアップの大きさでほぼ決まる。
具体的に所望のしきい値分布の書き込みに必要な書き込みサイクル数は、メモリセルの書き込み速度差を表す1回の書き込みパルスで作られるしきい値分布幅を、書き込みパルスの刻み(ステップアップ電圧)で割ることにより求められ、書き込み時間はその書き込みサイクル数にほぼ比例する。2値記憶動作においては、消去状態から一つの書き込みデータ状態にしきい値電圧をシフトさせればよいため、書き込みデータ状態として許容されるしきい値レベルの範囲が広く、比較的大きなステップアップ電圧で書き込むことができる。
しかし多値記憶動作の場合、例えば4値記憶においては、書き込みデータに応じて、消去状態から3つの書き込みデータ状態を作る必要があるため、一つの書き込みデータ状態に割り当てられるしきい値レベルの範囲が狭い。したがって、小さいステップアップ電圧で少しずつしきい値をシフトさせながら書き込むことが必要になり、2値記憶に比べて書き込みサイクル数は増加し、書き込み時間が長くなる。
更に、メモリセルアレイの微細化による隣接メモリセル間の容量結合ノイズ(特に浮遊ゲート間容量結合ノイズ)の増大が、フラッシュメモリの書き込みの高速化を妨げる大きな原因となる。特に多値記憶方式では、2値記憶方式に比べてしきい値電圧分布の間隔を狭くしなければならず、上述した容量結合ノイズが書き込み速度に大きく影響する。容量結合ノイズの影響を低減するためには、ステップアップ電圧を小さくしなければならない。
従来から、フラッシュメモリの特に多値記憶方式での高速書き込み技術が提案されている。例えば、予め、書き込み速度が速い高速メモリセル群と書き込み速度が遅い低速メモリセル群とを区別したうえで、高速メモリセル群に対する比較的低い書き込みパルスの印加、低速メモリセル群に対する比較的高い書き込みパルスの印加、全てのメモリセルに対するベリファイ動作を行う方式がある(特許文献1)。この方法によれば、高速メモリセル群と低速メモリセル群に並行して有効な書き込みパルスの印加ができるだけでなく、ベリファイ動作を同時にすることができる。
しかし、この技術のように、異なる書き込みパルスを断続的に印加する場合、書き込みパルスの立ち上げ、立ち下げの時間が必要となり、その分だけデータ書き込みの処理時間が増大する点が問題となる。
本発明は、印加する書き込みパルス数を少なくし、データ書き込みの高速化を可能にした不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数のワード線、複数のビット線、並びに、これらワード線及びビット線によって選択されてN(Nは、3以上の整数)値のデータを記憶する複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、同一のワード線に接続されて同時に選択される複数のメモリセルに対してN値データに対応する各目標しきい値レベルを書き込むための書き込みパルスを、前記ワード線に印加すると共に、前記目標しきい値レベルの書き込みを行うメモリセルに接続されたビット線を選択状態にする書き込みサイクルをデータ書き込みが終了するまで繰り返し実行する書き込み回路とを備える。前記書き込み回路は、前記書き込みパルスのパルス幅を複数の区間に分割して各区間で異なる目標しきい値レベルへの書き込み用電圧となるようにパルス高さを切り替えると共に、各目標しきい値レベルへの書き込みが行われるメモリセルが接続されたビット線を前記各目標しきい値レベルへの印加期間に同期させて書き込み可能な選択状態とすることを特徴とする。
本発明によれば、印加する書き込みパルス数を少なくし、データ書き込みの高速化を可能にした不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の実施の形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る多値NAND型フラッシュメモリのメモリコア構成を示している。メモリセルアレイ1は、複数の電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルMC0〜MC31が直列接続されたNANDセルユニット(NANDストリング)を配列して構成されている。
図1は、本実施形態に係る多値NAND型フラッシュメモリのメモリコア構成を示している。メモリセルアレイ1は、複数の電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルMC0〜MC31が直列接続されたNANDセルユニット(NANDストリング)を配列して構成されている。
各NANDセルユニットの一端は、選択ゲートトランジスタSG0を介してビット線BLに接続され、他端は選択ゲートトランジスタSG1を介してソース線CELSRCに接続されている。NANDセルユニット内のメモリセルMC0〜MC31の制御ゲートは異なるワード線WL0〜WL31に接続されている。選択ゲートトランジスタSG0、SG1のゲートは、ワード線WLと平行に延びる選択ゲート線SGD、SGSに接続されている。
ワード線WL及び選択ゲート線SGD、SGSを選択し駆動するために書き込み回路の一部であるロウデコーダ2が配置される。各ビット線BLは、書き込み回路の一部であるセンスアンプ回路3内のセンスアンプ兼データラッチ31に接続される。
ここでは、ビット線BLがセンスアンプ兼データラッチ31に一対一の対応で接続される場合を示したが、この場合、一ワード線WLによって選択されるメモリセルが同時書き込み/読み出しが行われる1ページとなる。
但し、原理的には、例えば隣接する偶数番ビット線と奇数番ビット線が一つのセンスアンプ兼データラッチを共有する方式とすることもできる。この場合には、一ワード線で選択されるメモリセルのうち半分が、同時書き込み/読み出しの単位となる。
ワード線を共有するNANDセルユニットの集合は、データ消去の単位となるブロックを構成する。図示のように、ビット線BLの方向に複数のブロックBLK、BLK1、・・・、BLKm−1が配列される。
図2は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの4値データ記憶方式の場合のデータ書き込み方法を示している。
4値データは、負のしきい値電圧であるデータ状態(消去状態)Eと、正のしきい値電圧であるデータ状態A、B、Cにより規定される。以下では、しきい値電圧により規定されるデータ状態を「しきい値レベル」或いは単に「レベル」という場合がある。
この4値データを書くために、まず選択ブロックの全メモリセルは、負のしきい値電圧のレベルEに設定される。これがデータ消去である。このデータ消去は、セルアレイが形成されたp型ウェルに正の消去電圧を与え、選択ブロックの全ワード線を0Vとして、全メモリセルの浮遊ゲートの電子を放出させることによって行う。
続いて、レベルEのメモリセルの一部をレベルA、Bの中間レベルLMまで書き込む、下位ページ書き込みLP(Lower Page)−PRGを行う。その後、レベルEからAへ、また中間レベルLMからレベルB、Cへとしきい値電圧を上昇させる上位ページ書き込みUP(Upper Page)−PRGを行う。
以上のデータ書き込みは、選択ワード線に書き込み電圧を与え、非選択ワード線に書き込みパス電圧を与え、ビット線にVss(しきい値電圧を上昇させる“0”書き込みの場合)またはVdd(しきい値電圧を上昇させない書き込み禁止の場合)を与えて、選択的にメモリセルの浮遊ゲートに電子を注入する動作として行う。
即ち、“0”書き込みの場合、ビット線に与えたVssがNANDセルユニットの選択セルのチャネルまで転送され、書き込み電圧が与えられたときにチャネルから浮遊ゲートにトンネル電流による電子が注入される。“1”書き込み(書き込み禁止)の場合、NANDセルチャネルはVdd−Vt(選択ゲートトランジスタのしきい値電圧)まで充電されてフローティングになり、書き込み電圧が与えられたときメモリセルのチャネルはコントロールゲートとの容量結合によりブーストされて、電子注入が起こらない。
また、データ書き込みには通常、書き込み電圧を書き込みサイクル毎に少しずつ高くするステップアップ書き込み方式を利用する。
続いて、本実施形態の動作波形について説明する。
図3は、本実施形態における書き込みパルス及びベリファイパルスを示す図であり、図4は、選択ワード線及びビット線の動作波形図である。なお、以下の説明において、レベルA、B及びCを書き込むメモリセルMCをそれぞれメモリセルMC(A)、MC(B)及びMC(C)と呼び、これらメモリセルMC(A)、MC(B)及びMC(C)を選択するビット線BLをそれぞれビット線BL(A)、BL(B)及びBL(C)と呼ぶ。
ここでは、メモリセルMC(B)及びMC(C)について、中間レベルLMを書き込む下位ページ書き込みは既に完了しているものとする。
上位ページの書き込みは、図3に示す通り、選択ワード線WLに印加する書き込みパルスをステップアップさせながら、プログラム動作とベリファイ動作からなる書き込みサイクルを繰り返し実行する。
プログラム動作では、1つの書き込みパルスが選択ワード線WLに供給される。この書き込みパルスは、パルス幅が連続する3つの区間Ppa〜Ppcに分割されている。区間Ppaは、書き込みパルスが、レベルAへの書き込み用電圧Vpa(=Vp)となるようなパルス高さの区間である。区間Ppbは、書き込みパルスが、レベルBへの書き込み用電圧Vpbとなるようなパルス高さの区間である。ここで、図4の場合、電圧Vpbは、レベルBと隣接するレベルAとのしきい値電圧分布の差をΔVtabで表すと、「Vp+ΔVtab」となっているが、これに限定されるものではない。区間Ppcは、書き込みパルスが、レベルCへの書き込み用電圧Vpcとなるようなパルス高さの区間である。ここで、図4の場合、電圧Vpcは、レベルAとレベルCとのしきい値電圧分布の差をΔVtacで表すと、「Vp+ΔVtac」となる。これら区間Ppa〜Ppcは、パルス高さが高い方から低い方に順次切り替えられるため、区間Ppc、Ppb、Ppaの順に並ぶ。
一方、ビット線BL(A)、BL(B)及びBL(C)は、それぞれレベルA、B及びCを書き込む区間Ppa〜Ppcが開始されるタイミングで選択される。つまり、以下のようになる。
始めに、書き込みパルスの最初の区間Ppcの開始と同時に、ビット線BL(C)が、非選択レベルから選択レベルに引き下げられる(ステップS101)。一方、ビット線BL(B)及びBL(A)は、区間Ppcの間は非選択レベルのままである。
続いて、区間Ppbの開始と同時に、ビット線BL(B)が選択レベルから非選択レベルに引き下げられる(ステップS102)。この時、ビット線BL(C)は選択レベルのままにしておく。これは、ステップS101において、ブーストされたNANDチャネル内の非選択電圧が抜けてしまい、再び非選択レベルに引き上げるためには、選択ワード線WLを立ち上げなおす必要があるためである。このようにビット線BL(C)を選択レベルのままにした場合、メモリセルMC(C)にレベルBの書き込みが行われることになる。しかし、この場合であっても、レベルCにあるメモリセルMC(C)へのレベルBの書き込みの影響は小さい。つまり、レベルB、C間のしきい値電圧分布を十分に離すことによって、誤ったデータ書き込みを回避することができる。一方、ビット線BL(A)は、区間Ppbの間は非選択レベルのままである。
最後に、区間Ppaの開始と同時に、ビット線BL(A)が選択レベルから非選択レベルに引き下げられる(ステップS103)。この時、ビット線BL(C)及びBL(B)は、選択レベルのままである。
ベリファイ動作では、1つのベリファイパルスを選択ワード線WLに供給する。このベリファイパルスも、パルス幅が連続する3つの区間Pva、Pvb及びPvcに分割されている。区間Pva、Pvb、Pvcにおけるベリファイパルスのパルス高さは、それぞれ、図2に示すレベルA、B及びCのベリファイ電圧Vva、Vvb及びVvcとなる。
以上のプログラム動作とベリファイ動作からなる書き込みサイクルを、書き込みパルスを所定の電圧ΔVpだけステップアップさせながら繰り返すことで、データ書き込みが完了する。
従来例の1つに、パルス高さが一定の書き込みパルスをステップアップさせながら選択ワード線WLに繰り返し印加する方式がある。この例では、最もしきい値電圧の低いレベルAを書き込むための書き込みサイクル数をnとすると、レベルAよりもしきい値電圧が高いレベルB及びCの書き込みには、それ以上の書き込みサイクル数を要することになる。
また別の従来例として、1つ目の従来例と同様の書き込みパルスを繰り返し印加する一方、書き込みが完了したレベルのベリファイ読み出しについては順次省略するものがある。この場合、1つ目の従来例に比べ、ベリファイ動作に要する時間を短縮することができるが、書き込みサイクル数自体は変わらない。
その点、本実施形態の場合、1つの書き込みパルスがレベルA、B及びCに最適なパルス高さの区間Ppa、Ppb及びPbcに分割されているため、しきい値電圧の高低に関わらず同じ書き込みサイクル数nでデータ書き込みを完了する。その結果、全体のメモリセルMCのデータ書き込みに要する書き込みサイクル数を削減することができる。
以上から、本実施形態によれば、上記従来例に比べ、高速なデータ書き込みができるフラッシュメモリを提供することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態におけるプログラム動作の変形例であり、ビット線の動作波形が異なる点を除いて、第1の実施形態と同じである。
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態におけるプログラム動作の変形例であり、ビット線の動作波形が異なる点を除いて、第1の実施形態と同じである。
図5は、本実施形態における選択ワード線WL及びビット線BLの動作波形図である。なお、選択ワード線WLの動作については、図4に示す第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
始めに、書き込みパルスの最初の区間Ppcの開始と同時に、ビット線BL(C)が非選択レベルから選択レベルに引き下げられる(ステップS201)。この区間Ppcでは、ビット線BL(B)及びBL(A)は非選択レベルのままである。
続いて、区間Ppcの終了(区間Ppbの開始)と同時に、ビット線BL(C)が選択レベルから電圧ΔVsだけ引き上げられるとともに(ステップS202)、ビット線BL(B)が非選択レベルから選択レベルに引き下げられる(ステップS203)。この区間Ppbでは、ビット線BL(A)は非選択レベルのままである。
続いて、区間Ppbの終了(区間Ppaの開始)と同時に、ビット線BL(B)が選択レベルから電圧ΔVsだけ引き上げられるとともに(ステップS204)、ビット線BL(A)が非選択レベルから選択レベルに引き下げられる(ステップS206)。この区間Ppaでは、ビット線BL(C)は選択レベルのままである。
最後に、区間Ppaの終了と同時に、ビット線BL(A)が選択レベルから電圧ΔVsだけ引き上げられる(ステップS206)。この区間Ppaでは、ビット線BL(C)及びBL(B)は選択レベルよりも電圧ΔVsだけ高い電位のままである。
図4に示す第1の実施形態の場合、一旦選択レベルに引き下げたビット線は、所望のレベルの書き込み区間が終了した後も選択レベルのままであった。そのため、その後の異なるしきい値レベルの書き込みの際にもメモリセルは選択された状態になっており、しきい値電圧が変動する恐れがあった。
この点、本実施形態の場合、所望のしきい値レベルの書き込みが行われる区間だけ選択状態にし、その後、ビット線の電位を選択レベルと非選択レベルとの中間電位に変化させているため、その後の区間のプログラム動作の影響を軽減することができる。
つまり、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られるばかりでなく、第1の実施形態に比べ、誤ったデータ書き込みの恐れが少ないフラッシュメモリを提供することができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態は、第1の実施形態におけるプログラム動作の変形例であり、書き込みパルスのステップ幅(パルス高さの増加幅)が異なる点を除いて、第1の実施形態と同じである。
本発明の第3の実施形態は、第1の実施形態におけるプログラム動作の変形例であり、書き込みパルスのステップ幅(パルス高さの増加幅)が異なる点を除いて、第1の実施形態と同じである。
図6は、本実施形態における書き込みパルス及びベリファイパルスを示す図である。なお、ベリファイパルスについては、図3に示す第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態の場合、ある書き込みサイクルの書き込みパルスと次の書き込みサイクルの書き込みパルスとの各区間Ppa〜Ppcのステップ幅が、それぞれ異なる電圧ΔVpa、ΔVpb及びΔVpcとなっている。
ここで、これらステップ幅ΔVpa〜ΔVpcは、図6に示す場合、「ΔVpc>ΔVpb>ΔVpa」の関係になっているが、この関係に限定されるものはなく、しきい値レベル毎に最適なステップ幅を設定することができる。
また、図6に示す場合、1サイクル目から2サイクル目への書き込みパルスのステップ幅と、2サイクル目から3サイクル目の書き込みパルスのステップ幅が同じであるが、書き込みサイクル毎に変えることもできる。
第1の実施形態のように全ての書き込みパルスのステップ幅を全てのしきい値レベルで共通にすると、しきい値レベル毎にデータ書き込み完了までの書き込みサイクル数の調整が困難になる。
その点、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られるばかりでなく、しきい値レベル毎に書き込みパルスのステップ幅を最適に設定することができるため、データ書き込み完了までの書き込みサイクル数の調整が容易となる。その結果、余計な書き込みサイクルを削減することができ、より高速なデータ書き込みが可能なフラッシュメモリを提供することができる。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態は、第1の実施形態におけるデータ書き込み動作の変形例であり、書き込みサイクル毎の書き込みパルス及びベリファイパルスが異なる点を除いて、第1の実施形態と同様である。
本発明の第4の実施形態は、第1の実施形態におけるデータ書き込み動作の変形例であり、書き込みサイクル毎の書き込みパルス及びベリファイパルスが異なる点を除いて、第1の実施形態と同様である。
図7は、本実施形態における書き込みパルスとベリファイパルスを示す図である。
本実施形態の場合、ある書き込みサイクルのベリファイ動作においてデータ書き込み完了が確認されたしきい値レベルを書き込む区間については、次の書き込みサイクルのプログラム動作及びベリファイ動作から省略するものである。
図7に示す場合、1サイクル目では、メモリセルMC(A)、MC(B)及びMC(C)に対するデータ書き込みが完了していないため、レベルC、B及びAを書き込む区間Ppc、Ppb及びPpaからなる書き込みパルスを印加した後、レベルA、B及びCのベリファイを行う区間Pva、Pvb及びPvcからなるベリファイパルスを印加する。この1サイクル目と同様の書き込みサイクルは、メモリセルMC(A)のデータ書き込みが完了するn1サイクル目まで繰り返される。
続いて、n1+1サイクル目では、n1サイクル目でデータ書き込みが完了したメモリセルMC(A)以外のメモリセルMC(B)及びMC(C)に対するプログラム動作及びベリファイ動作が実行される。そのため、書き込みパルスは、区間Ppaが省略され、区間Ppc及びPpbのみとなる。また、ベリファイパルスは、区間Pvaが省略され、区間Pvb及びPvcのみとなる。つまり、n1サイクル目と比べ、区間Ppa及びPvaの分だけ1サイクル当たりの処理時間が短縮される。このn1+1サイクル目と同様の書き込みサイクルは、メモリセルMC(B)のデータ書き込みが完了するn2サイクル目まで繰り返される。
続いて、n2+1サイクル目では、n2サイクル目まででデータ書き込みが完了していないメモリセルMC(C)に対するプログラム動作及びベリファイ動作が実行される。したがって、書き込みパルスは、さらに区間Ppbが省略された区間Ppcのみとなる。また、ベリファイパルスは、さらに区間pvbが省略された区間Pvcのみとなる。つまり、n2サイクル目と比べ、区間Ppb及びPvbの分だけ1サイクル当たりの処理時間が短縮される。このn2+1サイクル目と同様の書き込みサイクルは、メモリセルMC(C)のデータ書き込みが完了するまで繰り返される。
以上のように、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られるばかりでなく、データ書き込みが完了したメモリセルに対するプログラム動作及びベリファイ動作が順次省略されていくため、第1の実施形態に比べ、さらにデータ書き込みの処理時間を短縮したフラッシュメモリを提供することができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。例えば、以上の説明では、4値記憶のメモリセルを用いたフラッシュメモリについて取り扱ったが、それ以上の多値を記憶できるメモリセルを用いたフラッシュメモリについても適用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。例えば、以上の説明では、4値記憶のメモリセルを用いたフラッシュメモリについて取り扱ったが、それ以上の多値を記憶できるメモリセルを用いたフラッシュメモリについても適用することができる。
また、上記実施形態の場合、ビット線の選択レベルが一定であったが、この選択レベルを調整することもできる。この場合、データ書き込み動作の後半などに必要となる繊細なデータ書き込みを実現することができる。
1・・・メモリセルアレイ、2・・・ロウデコーダ、3・・・センスアンプ回路、31・・・センスアンプ兼データラッチ。
Claims (6)
- 複数のワード線、複数のビット線、並びに、これらワード線及びビット線によって選択されてN(Nは、3以上の整数)値のデータを記憶する複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、
同一のワード線に接続されて同時に選択される複数のメモリセルに対してN値データに対応する各目標しきい値レベルを書き込むための書き込みパルスを、前記ワード線に印加すると共に、前記目標しきい値レベルの書き込みを行うメモリセルに接続されたビット線を選択状態にする書き込みサイクルをデータ書き込みが終了するまで繰り返し実行する書き込み回路と
を備え、
前記書き込み回路は、前記書き込みパルスのパルス幅を複数の区間に分割して各区間で異なる目標しきい値レベルへの書き込み用電圧となるようにパルス高さを切り替えると共に、各目標しきい値レベルへの書き込みが行われるメモリセルが接続されたビット線を前記各目標しきい値レベルへの印加期間に同期させて書き込み可能な選択状態とする
ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記書き込み回路は、前記書き込みパルスのパルス高さを、高い方から低い方へと順次切り替える
ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記書き込み回路は、前記ビット線を、そのビット線に接続されたメモリセルへの書き込みが行われる期間だけ選択状態とする
ことを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記書き込み回路は、前記書き込みパルスのパルス高さを書き込みサイクル毎に増加し、前記書き込みパルスのパルス高さの増加幅は、前記目標しきい値レベル毎に異なる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記書き込み回路は、前記ワード線に、前記書き込みパルスの印加に続けてベリファイ読み出し用のベリファイパルスを印加すると共に、前記ベリファイパルスのパルス幅を複数の区間に分割して各区間で異なる目標しきい値レベルのベリファイ用電圧となるようにパルス高さを切り替え、書き込みが終了した目標しきい値レベルについては、そのレベル対応する前記書き込みパルス及びベリファイパルスの前記ワード線への印加区間を省略する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記書き込み回路は、前記ビット線を、そのビット線に接続されたメモリセルへの書き込みが終了したら選択状態から選択状態と非選択状態の間の電圧まで変化させる
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
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