JP2011070537A - 印刷システム、該印刷システムに使用されるサーバ、該印刷システムにおける印刷方法、および、該印刷システムに使用される印刷プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタに対する印刷要求者による印刷要求からプリンタの印刷終了までの所要時間を、短縮することが可能な印刷システムを提供する。
【解決手段】サーバ1、パソコン3および複数のプリンタ2がLAN4を介して接続された印刷システムを、サーバ1に、パソコン3から受信した印刷データを送信すべきプリンタ2を複数のプリンタ2の中から予測選択する予測選択手段と、プリンタ2に対する印刷要求がなされる前に、予測選択手段により予測選択されたプリンタ2に対して受信した印刷データを送信する送信手段と、を備えて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ、パソコン等の端末装置、および、複数の印刷装置が、ネットワークに接続されて構成される印刷システム、該印刷システムに使用されるサーバ、該印刷システムにおける印刷方法、および、該印刷システムに使用される印刷プログラムに関する。
従来、複数の印刷装置と、複数のパソコン等の端末装置とがネットワークを介して接続されて構成される印刷システムが用いられている。この印刷システムでは、任意の端末装置から任意の印刷装置に対して印刷データを送信して印刷を指示することにより、印刷データの印刷をすることができる(従来例1)。
従来例1の印刷システムでは、印刷装置が省電力状態を備える場合には、この省電力状態を解除しないと、すぐには印刷装置を動作させることができない。そこで、従来例1の印刷システムに対しては、端末装置から印刷装置に対して印刷を指示する前に、当該印刷装置の省電力状態を解除する提案がなされている(従来例2)(例えば、特許文献1に記載のプリントシステム参照)。特許文献1に記載のプリントシステムは、印刷の指示をしてから印刷が完了するまでの所要時間を短縮するのに貢献する。
しかし、特許文献1に記載のプリントシステムでは、任意の端末装置から任意の印刷装置に対して印刷を指示することが可能であるため、場合によっては、特定の印刷装置に負荷が集中してしまうこともある。
そこで、これを解決するために、複数の印刷装置と、複数のパソコン等の端末装置とがネットワークを介してサーバに接続されて構成される印刷システムが提案されている(従来例3)(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の印刷システムでは、ユーザは、使用しているパソコン等の端末装置から、印刷しようとする印刷データを、一旦、サーバへ送信して記憶する。すると、このサーバが、各印刷装置の稼働状況や負荷に応じて、負荷の割り振りを行うことにより、印刷する印刷装置を指定する。
そのため、特許文献2に記載の印刷システムにおける処理の方法は、印刷の指示をしてから印刷が完了するまでの所要時間を短縮するのに貢献する。
しかし、特許文献2に記載の印刷システムでは、印刷する印刷装置を指定するのはサーバであり、ユーザは、自らの意思で印刷データを印刷する印刷装置を選択することができない。そこで、ユーザが、自らの意思で印刷装置を選択することができ、且つ、負荷の集中を抑制することが可能な余地があるシステムとして、次のようなシステムが考案されている(従来例4)。
従来例4の印刷システムは、システムの構成としては、従来例3の印刷システムと同様、複数の印刷装置と、複数のパソコン等の端末装置とがネットワークを介してサーバに接続されて構成される印刷システムである。
但し、従来例4の印刷システムでは、ユーザは、従来例3の印刷システムと同様、使用しているパソコン等の端末装置から印刷しようとする印刷データを一旦サーバへ送信して記憶するが、印刷データをサーバへ送信後は、従来例3の印刷システムと異なり、ユーザが特定の印刷装置の傍に行って当該印刷装置に対して印刷要求の操作をすることにより、複数の印刷装置の中から印刷に用いる印刷装置を選択する。すると、当該選択された印刷装置は、サーバに対して印刷データを要求し、サーバから当該印刷データを受信して印刷を行う。
従来例4の印刷システムでは、印刷データを印刷しようとする場合に、ユーザは個々の印刷装置の使用状況を気にすることなく、まず、印刷データをサーバへ送信すれば、後は、必要な時に空いている印刷装置で印刷することができる。そのため、手近な空いている印刷装置を活用でき、複数の印刷装置の使用における効率化を図ることができる。
また、印刷装置の傍に行って印刷装置に印刷させることができるため、日頃起こりがちな印刷物の放置も減らすことができる。また、部外者による書類の閲覧や紛失等の情報漏洩を防止し、セキュリティの強化を図ることができる。
特開2001−022550号公報 特開2000−250726号公報
ところで、ユーザが特定の印刷装置の傍に行って操作をすることにより、複数の印刷装置の中から印刷装置を選択する従来例4の印刷システムでは、上述したように、当該印刷装置に対して印刷要求の操作をすることにより、当該印刷装置は、サーバに対して印刷データを要求し、サーバから当該印刷データを受信して印刷を行う。
そのため、当該印刷装置に対して印刷要求の操作をしてから印刷が終了するまでに要する時間に、サーバから当該印刷データを受信する時間が含まれる。したがって、印刷要求の操作に対して即座に印刷を開始することはできず、当該印刷装置に対して印刷要求の操作をしてから印刷が終了するまでの所要時間が長くなる。
また、一般に、印刷装置に送信される印刷データとしては、印刷装置で行われるレンダリング処理に対応したPDL(Printer Description Language)用のフォーマットで形成されたデータが使用される。このPDLとしては、PCL(Printer Control Language)やPostScript等が用いられる。
そのため、印刷装置では、PDL用のフォーマットで形成されたデータを、印刷装置で印刷可能なビットマップ化されたデータに変換するレンダリング処理が行われる。
そこで、従来例4の印刷システムにおいても、パソコン等の端末装置からサーバへ送信される印刷データは、PDL用のフォーマットで形成されたデータが使用され、この印刷データがさらに印刷装置へ送信されて、印刷装置でレンダリング処理されて印刷される。
そのため、印刷装置に対して印刷要求の操作をしてから印刷が終了するまでに要する時間に、サーバから印刷データを受信する時間のみならず、この印刷データを印刷装置でレンダリング処理する時間も含まれる。したがって、当該印刷装置に対して印刷要求の操作をしてから印刷が終了するまでの所要時間が、さらに長くなってしまうという問題があった。
この点に関し、特許文献1に記載のプリントシステム、あるいは、特許文献2に記載の印刷システムにおける処理の方法は、ユーザが特定の印刷装置の傍に行って当該印刷装置に対して印刷要求の操作をすることにより、複数の印刷装置の中から印刷に用いる印刷装置を選択する従来例4の印刷システムとは異なるシステムに対して考案されたものであり、従来例4における問題の解決にはなり得ない。
そこで、この発明は、従来例4における上述した問題を解決するためになされたものであって、複数の印刷装置と複数のパソコン等の端末装置とがネットワークを介してサーバに接続されて構成される印刷システムにおいて、印刷装置に対する印刷要求者による印刷要求から印刷装置の印刷終了までの所要時間に、サーバから印刷データを受信する時間、及び、印刷装置で印刷データをレンダリング処理する時間が実質的に含まれないようにすることにより、印刷装置に対する印刷要求者による印刷要求から印刷装置の印刷終了までの所要時間を短縮することが可能な印刷システムを提供することを目的とする。
本発明の印刷システムは、サーバ、端末装置および複数の印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムであって、前記サーバは、前記端末装置から受信した印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択手段と、前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記予測選択手段により予測選択された前記印刷装置に対して、受信した前記印刷データを送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
この構成の下では、印刷装置に対する印刷要求は、印刷要求者による手動操作により行われる。手動操作は、サーバが行う処理に比べて格段に時間を要するので、この構成によれば、端末装置からサーバへ送信された印刷データは、サーバが備える予測選択手段により予測選択された印刷装置に対して、印刷要求者により行われる印刷装置に対する印刷要求の遂行前に、サーバから送信することができる。そして、印刷装置へ送信された印刷データは、印刷装置ですぐにレンダリング処理を行うことができる。
そのため、印刷要求者によりなされた印刷装置に対する印刷要求から印刷装置が印刷を終了するまでの所要時間に、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が、実質的に含まれない。
したがって、印刷装置に対する印刷要求者による印刷要求から印刷装置の印刷終了までの所要時間を、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が実質的に含まれる従来の場合に比べて、短縮することができる。
また、サーバが備える予測選択手段により予測選択を行うことにより、予測選択された印刷装置に対してのみ印刷データを送信することで、印刷システムを構成する全ての印刷装置に対して印刷データを送信することを省略でき、サーバの処理の負荷を軽減することができる
本発明の印刷システムでは、前記予測選択手段は、前記印刷データに付加された印刷要求者識別情報に基づいて予測選択することを特徴とする。
この構成の下では、印刷装置に対する印刷要求は、印刷要求者による手動操作により行われるので、印刷装置からサーバに送信される印刷データに付加されている印刷要求者識別情報に基づいて予測選択することは、合理的である。そのため、この構成によれば、予測選択を合理的に行うことができる。
また、本発明の印刷システムでは、前記サーバは、前記端末装置と関連付けられた各前記印刷装置の使用履歴を記憶する記憶手段をさらに備え、前記予測選択手段は、前記記憶手段に記憶されている前記使用履歴に基づいて予測選択することを特徴とする。
この構成によれば、予測選択は、過去に使用された各前記印刷装置の使用実績を記録した使用履歴に基づいて行われるので、予測選択の的中率を向上することができる。
また、本発明の印刷システムでは、前記サーバは、前記印刷データに付加された印刷要求者識別情報と、該印刷要求者識別情報と関連付けられた各前記印刷装置の使用履歴とを記憶する記憶手段をさらに備え、前記予測選択手段は、前記記憶手段に記憶されている前記印刷要求者識別情報および前記使用履歴に基づいて予測選択することを特徴とする。
この構成の下では、予測選択は、記憶手段に記憶されている使用履歴の中から、サーバが端末装置から受信した印刷データに付加されている印刷要求者識別情報と関連付けられている使用履歴を用いて行われる。
そのため、この構成によれば、使用履歴が印刷要求者識別情報と関連付けられていることから、特定の印刷要求者により日ごろから行われている複数の印刷装置の中から特定の印刷装置を選択する頻度がこの使用履歴に反映され、予測選択の的中率を向上することができる。
また、本発明の印刷システムでは、前記予測選択手段は、前記印刷データに付加された端末装置識別情報に基づいて予測選択することを特徴とする。
この構成の下では、印刷装置による印刷は、サーバに接続されたパソコン等の端末装置から送信される印刷データを印刷するものであるので、印刷装置からサーバに送信される印刷データに付加された端末装置識別情報に基づいて予測選択することは、合理的である。そのため、この構成によれば、予測選択を合理的に行うことができる。
また、本発明の印刷システムでは、前記サーバは、前記印刷データに付加された端末装置識別情報と、該端末装置識別情報と関連付けられた各前記印刷装置の使用履歴とを記憶する記憶手段をさらに備え、前記予測選択手段は、前記記憶手段に記憶されている前記端末装置識別情報および前記使用履歴に基づいて予測選択することを特徴とする。
この構成の下では、印刷装置による印刷は、印刷システムに接続されたパソコン等の端末装置から送信される印刷データを印刷するものである。また、予測選択は、記憶手段に記憶されている使用履歴の中から、サーバが端末装置から受信した印刷データに付加されている端末装置識別情報と関連付けられている使用履歴を用いて行われる。
そのため、この構成によれば、使用履歴が端末装置識別情報と関連付けられていることから、特定の端末装置から送信された印刷データが複数の印刷装置の中の特定の印刷装置で印刷される頻度が、使用履歴に反映され、予測選択の的中率を向上することができる。
また、本発明の印刷システムでは、前記印刷装置は、前記印刷要求がなされたときに、前記サーバから前記印刷データを受信していない場合は、前記サーバに対して前記印刷データの送信を要求する要求手段を備えていることを特徴とする。
この構成の下では、前記印刷装置に対して前記印刷要求がなされたときに前記印刷装置が前記サーバから前記印刷データを受信していない場合とは、すなわち、予測選択手段が行う予測選択が的中しなかった場合である。そのため、この構成によれば、予測選択手段が行う予測選択が的中しなかった場合にも、印刷データの送信を要求することで印刷データの送信を受けることができ、印刷要求がなされた印刷装置で印刷データの印刷をすることができる。
また、本発明の印刷システムでは、前記サーバが前記端末装置から受信する前記印刷データは、レンダリング未処理であり、前記印刷装置は、前記サーバから前記印刷データを受信すると、該印刷データのレンダリング処理を行うことを特徴とする。
この構成におけるレンダリング処理とは、PDL用のフォーマットで形成されたデータ等のビットマップでは構成されていない印刷データを、印刷装置が実際に印刷するデータであるビットマップデータに変換する処理を言う。
この構成によれば、端末装置からサーバへ送信される印刷データは、レンダリング未処理であるので、レンダリング処理されている場合に比べると、データ量が少ない。そのため、印刷データの端末装置からサーバへの送信時間、および、サーバから印刷装置への送信時間が、レンダリング処理されている場合に比べて、短くなる。
また、印刷装置は、サーバから印刷データを受信すると、すぐに該印刷データのレンダリング処理を行うことができるので、印刷データの受信後すぐにレンダリング処理を行うことにより、印刷要求者により行われる印刷装置に対する印刷要求の遂行前に、レンダリング処理を終了することが可能である。
そのため、印刷要求者によりなされた印刷装置に対する印刷要求から、印刷装置が印刷を終了するまでの所要時間に、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置におけるレンダリング処理にかかる時間が実質的に含まれない。
したがって、印刷装置に対する印刷要求者による印刷要求から印刷装置の印刷終了までの所要時間を、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間やレンダリング処理にかかる時間が実質的に含まれる従来の場合に比べて、短縮することができる。
また、本発明の印刷システムでは、前記サーバは、前記印刷要求がなされた前記印刷装置から印刷終了を受信すると、前記印刷データを送信した前記印刷装置に対して、該印刷データの削除を指示する指示手段をさらに備え、前記印刷装置は、前記指示手段から前記削除指示を受けると、前記印刷データを削除する削除手段をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、印刷終了により不要となった印刷データが印刷装置に継続して残ることを避けることができ、印刷装置における印刷データメモリエリアの無益な使用を、抑制することができる。
本発明のサーバは、端末装置および複数の印刷装置を、ネットワークを介して管理するサーバであって、前記端末装置から受信した印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択手段と、前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記予測選択手段により予測選択された前記印刷装置に対して、受信した前記印刷データを送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の印刷方法は、サーバ、端末装置および複数の印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムにおける印刷方法であって、前記サーバが、前記端末装置から受信した前記印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択ステップと、前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記サーバが、前記予測選択ステップにより予測選択した前記印刷装置に対して受信した前記印刷データを送信する送信ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、サーバ、端末装置および複数の印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムに使用されるプログラムであって、前記サーバが、前記端末装置から受信した前記印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択ステップと、前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記サーバが、前記予測選択ステップにより予測選択した前記印刷装置に対して受信した前記印刷データを送信する送信ステップと、を備えることを特徴とする。
サーバ、端末装置および複数の印刷装置がネットワークを介して接続された本発明の印刷システムによれば、前記サーバは、前記端末装置から受信した印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択手段と、前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記予測選択手段により予測選択された前記印刷装置に対して、受信した前記印刷データを送信する送信手段とを備えているので、次の効果を奏する。
すなわち、端末装置からサーバへ送信された印刷データは、サーバが備える予測選択手段により予測選択された印刷装置に対して、印刷要求者により行われる印刷装置に対する印刷要求の遂行前に、サーバから送信することができる。そして、印刷装置へ送信された印刷データは、印刷装置ですぐにレンダリング処理を行うことができる。
そのため、印刷要求者によりなされた印刷装置に対する印刷要求から印刷装置が印刷を終了するまでの所要時間に、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が、実質的に含まれない。
したがって、印刷装置に対する印刷要求者による印刷要求から印刷装置の印刷終了までの所要時間を、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が実質的に含まれる従来の場合に比べて、短縮することができる。
また、サーバが備える予測選択手段により予測選択を行うことにより、予測選択された印刷装置に対してのみ印刷データを送信することで、印刷システムを構成する全ての印刷装置に対して印刷データを送信することを省略でき、サーバの処理の負荷を軽減することができる
端末装置および複数の印刷装置を、ネットワークを介して管理する本発明のサーバによれば、このサーバは、前記端末装置から受信した印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択手段と、前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記予測選択手段により予測選択された前記印刷装置に対して、受信した前記印刷データを送信する送信手段とを備えるので、次の効果を奏する。
すなわち、本発明の印刷システムにおけるのと同様に、端末装置からサーバへ送信された印刷データは、サーバが備える予測選択手段により予測選択された印刷装置に対して、印刷要求者により行われる印刷装置に対する印刷要求の遂行前に、サーバから送信することができる。そして、印刷装置へ送信された印刷データは、印刷装置ですぐにレンダリング処理を行うことができる。
そのため、印刷要求者によりなされた印刷装置に対する印刷要求から印刷装置が印刷を終了するまでの所要時間に、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が、実質的に含まれない。
したがって、印刷装置に対する印刷要求者による印刷要求から印刷装置の印刷終了までの所要時間を、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が実質的に含まれる従来の場合に比べて、短縮することができる。
また、サーバが備える予測選択手段により予測選択を行うことにより、予測選択された印刷装置に対してのみ印刷データを送信することで、印刷システムを構成する全ての印刷装置に対して印刷データを送信することを省略でき、サーバの処理の負荷を軽減することができる。
サーバ、端末装置および複数の印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムにおける本発明の印刷方法によれば、前記サーバが、前記端末装置から受信した前記印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択ステップと、前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記サーバが、前記予測選択ステップにより予測選択した前記印刷装置に対して受信した前記印刷データを送信する送信ステップとを備えるので、次の効果を奏する。
すなわち、端末装置からサーバへ送信された印刷データは、サーバにより予測選択された印刷装置に対して、印刷要求者により行われる印刷装置に対する印刷要求の遂行前に、サーバから送信することができる。そして、印刷装置へ送信された印刷データは、印刷装置ですぐにレンダリング処理を行うことができる。
そのため、印刷要求者によりなされた印刷装置に対する印刷要求から印刷装置が印刷を終了するまでの所要時間に、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が、実質的に含まれない。
したがって、印刷装置に対する印刷要求者による印刷要求から印刷装置の印刷終了までの所要時間を、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が実質的に含まれる従来の場合に比べて、短縮することができる。
また、サーバは、予測選択を行うことにより、予測選択された印刷装置に対してのみ印刷データを送信することで、印刷システムを構成する全ての印刷装置に対して印刷データを送信することを省略でき、サーバの処理の負荷を軽減することができる
サーバ、端末装置および複数の印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムに使用される本発明の印刷プログラムによれば、前記サーバが、前記端末装置から受信した前記印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択ステップと、前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記サーバが、前記予測選択ステップにより予測選択した前記印刷装置に対して受信した前記印刷データを送信する送信ステップとを備えるので、次の効果を奏する。
すなわち、本発明の印刷方法におけるのと同様に、端末装置からサーバへ送信された印刷データは、サーバにより予測選択された印刷装置に対して、印刷要求者により行われる印刷装置に対する印刷要求の遂行前に、サーバから送信することができる。そして、印刷装置へ送信された印刷データは、印刷装置ですぐにレンダリング処理を行うことができる。
そのため、印刷要求者によりなされた印刷装置に対する印刷要求から印刷装置が印刷を終了するまでの所要時間に、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が、実質的に含まれない。
したがって、印刷装置に対する印刷要求者による印刷要求から印刷装置の印刷終了までの所要時間を、印刷装置がサーバから印刷データを受信する時間、および、印刷装置でレンダリング処理される時間が実質的に含まれる従来の場合に比べて、短縮することができる。
また、サーバは、予測選択を行うことにより、予測選択された印刷装置に対してのみ印刷データを送信することで、印刷システムを構成する全ての印刷装置に対して印刷データを送信することを省略でき、サーバの処理の負荷を軽減することができる
実施の形態における印刷システムの構成を示したブロック図である。 実施の形態における印刷システムのサーバのハードウエア構成を示したブロック図である。 実施の形態における印刷システムのプリンタのハードウエア構成を示したブロック図である。 実施の形態における印刷システムのパソコンのハードウエア構成を示したブロック図である。 実施の形態における印刷システムの送受信データの種類を示したテーブルである。 実施の形態における印刷システムのパソコン送信データPSDのフォーマット図である。 実施の形態における印刷システムのサーバ送信データSSDのフォーマット図である。 実施の形態における印刷システムのプリンタ終了通知データPFDのフォーマット図である。 実施の形態における印刷システムの送信依頼データPRDのフォーマット図である。 実施の形態における印刷システムの削除依頼データSRDのフォーマット図である。 実施の形態における印刷システムのサーバ終了通知データSFDのフォーマット図である。 実施の形態における印刷システムのサーバの印刷データ記録エリアPAのフォーマット図である。 実施の形態における印刷システムのサーバの履歴データ記録エリアHAのフォーマット図である。 実施の形態における印刷システムのサーバのカウンタの構成図である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その1)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その2)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その3)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その4)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その5)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その6)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その7)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その8)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その9)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その10)である。 実施の形態における印刷システムの動作を示したフローチャート(その11)である。 実施の形態における印刷システムの動作の例1のダイヤグラムである。 実施の形態における印刷システムの動作の例2のダイヤグラムである。
次に、本発明の実施の形態における印刷システムについて、図面に基づき詳細に説明する。
<印刷システムの全体構成の説明>
図1は、本実施の形態における印刷システム10の構成を示したブロック図である。図1において、印刷システム10は、LAN(Local Area Network)4に接続された1台のサーバ1と、複数のプリンタ2、および、複数のパソコン3とで構成されている。
図2は、印刷システム10を構成するサーバ1のハードウエア構成を示したブロック図である。図2において、サーバ1は、CPU11、メモリ12、入力部13、表示部14、および、LAN・I/F15で構成され、これらがバスライン19を介して接続されている。
CPU(Central Processing Unit)11は、マイクロプロセッサで構成され、ソフトウエアにより各種の処理を行う。メモリ12は、HDD(Hard Disk Drive)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等で構成され、OS(Operating System)や各種のアプリケーションプログラム等のソフトウエアを格納している。CPU11は、これらのソフトウエアにより、各種の処理を行う。また、このメモリ12は、各種のデータを記録するのにも用いられる。
入力部13は、キーボードやマウス等を備えており、サーバ1に対する各種の入力に用いられる。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)を備えており、入力部13で入力された情報や、各種の処理結果等の表示を行う。LAN・I/F(Interface)15は、サーバ1がLAN4に接続するためのインターフェイスである。
図3は、印刷システム10を構成するプリンタ2のハードウエア構成を示したブロック図である。図3において、プリンタ2は、CPU21、メモリ22、入力部23、表示部24、LAN・I/F25、および、印刷部26で構成され、これらがバスライン29を介して接続されている。
CPU21は、マイクロプロセッサで構成され、ソフトウエアにより各種の処理を行う。メモリ22は、HDDや、ROM、RAM、フラッシュメモリ等で構成され、OSや各種のアプリケーションプログラム等のソフトウエアを格納している。CPU21は、これらのソフトウエアにより、各種の処理を行う。また、このメモリ22は、各種のデータを記録するのにも用いられる。
入力部23は、テンキー等のキーボードや、表示部24が備えるLCDの表面に形成されたタッチパネル等を備えており、プリンタ2に対する各種の入力に用いられる。表示部24は、上述したように、LCDを備えており、入力部23で入力された情報や、各種の処理結果等の表示を行う。LAN・I/F25は、プリンタ2がLAN4に接続するためのインターフェイスである。印刷部26は、プリンタ2が有する印刷機能を具体的に実行する部分で、LAN・I/F25を介して受信した印刷データを印刷する。
図4は、印刷システム10を構成するパソコン3のハードウエア構成を示したブロック図である。図4において、パソコン3は、CPU31、メモリ32、入力部33、表示部34、および、LAN・I/F35で構成され、これらがバスライン39を介して接続されている。
CPU31は、マイクロプロセッサで構成され、ソフトウエアにより各種の処理を行う。メモリ32は、HDDや、ROM、RAM、フラッシュメモリ等で構成され、OSや各種のアプリケーションプログラム等のソフトウエアを格納している。CPU31は、これらのソフトウエアにより、各種の処理を行う。また、このメモリ32は、各種のデータを記録するのにも用いられる。
入力部33は、キーボードやマウス等を備えており、パソコン3に対する各種の入力に用いられる。表示部34は、LCDを備えており、入力部13で入力された情報や、各種の処理結果等の表示を行う。LAN・I/F35は、パソコン3がLAN4に接続するためのインターフェイスである。
なお、本明細書の課題を解決するための手段において説明した印刷システムが備える各種の手段、あるいは、サーバが備える各種の手段は、本実施の形態における印刷システム10のサーバ1、プリンタ2、あるいは、パソコン3が備える各ハードウエアと、これらの各ハードウエア上で動作する後述するソフトウエアとの協働により実現される。また、本明細書の課題を解決するための手段において説明した印刷方法は、サーバ1、プリンタ2、あるいは、パソコン3が備える各ハードウエア上で動作する後述するソフトウエアが実行されることにより実現される。また、また、本明細書の課題を解決するための手段において説明したプログラムは、サーバ1が備える後述するソフトウエアにより実現される。
<印刷システムの動作の概要説明>
次に、本実施の形態における印刷システム10の動作概要について、説明する。この印刷システム10は、次のようなプロセスで、印刷を行う。すなわち、印刷システム10のユーザは、まず、使用しているパソコン3から、印刷しようとする印刷データを、一旦、サーバ1へ送信して記憶する。サーバ1は、LAN4を介してサーバ1に接続されている全てのプリンタ2の使用に関する履歴データを、メモリ12に記憶している。
そこで、印刷データを受信したサーバ1は、この印刷データに付加されている情報(具体的には、印刷データを印刷しようとするユーザを示す後述するユーザID)と、メモリ12に記憶されている履歴データとに基づいて、印刷データが印刷される可能性が高いプリンタ2を予測選択し、予測選択したプリンタ2に対して、印刷データを予め送信して記憶させる。
なお、本実施の形態における印刷システム10は、6台以上のプリンタ2で構成されているものとする。また、サーバ1が行うプリンタ2の予測選択の台数は、3台としている。
このようにしているのは、サーバ1が行うプリンタ2の予測選択の台数を3台とすることにより、予測選択された3台のプリンタ2以外のプリンタ2(3台以上)に対して、印刷データを予め送信するのを省略することができ、サーバ1の処理の負荷を軽減することができるからである。
印刷データがサーバ1へ送信された後に、ユーザは、特定のプリンタ2の傍に行って当該プリンタ2に対してユーザIDを入力することにより、複数のプリンタ2の中から印刷に用いるプリンタ2を選択する。
選択されたプリンタ2は、サーバ1が行った予測選択が的中した場合は、選択されたプリンタ2が記憶している印刷データを印刷する。
選択されたプリンタ2は、印刷データの印刷を終了すると、サーバ1へ印刷終了を通知する。サーバ1は、印刷データを送信しているプリンタ2に対して、送信済の印刷データを削除するように要求し、要求されたプリンタ2は、印刷データを削除する。同時に、サーバ1は、印刷データをサーバ1へ送信したパソコン3へ、印刷データの印刷終了を通知する。
なお、サーバ1が行った予測選択が外れた場合は、プリンタ2は、印刷データを記憶していないので、サーバ1に印刷データの送信依頼をして、送信された印刷データを印刷する。
<印刷システムの動作の前提となる事項の説明>
次に、本実施の形態における印刷システム10における上述したプロセスについて、詳しく説明する。まず、本実施の形態における印刷システム10の動作の前提となる事項について、説明する。
<印刷システムで用いられる識別IDの説明>
本実施の形態における印刷システム10では、上述したプロセスを実現するために、印刷システム10を構成するプリンタ2、および、パソコン3に対して、それぞれを識別するためのIDが付与されている。これらのIDは、プリンタID、および、端末IDである。また、印刷システム10を使用する複数のユーザに対しても、それぞれを識別するためのIDが付与されている。このIDは、ユーザIDである。
つまり、プリンタIDは、複数のプリンタ2を識別するために、プリンタ2毎に付与されたIDである。端末IDは、複数のパソコン3を識別するために、パソコン3毎に付与されたIDである。そして、ユーザIDは、印刷システム10を使用する複数のユーザを識別するために、ユーザ毎に付与されたIDである。
<印刷システムで送受信されるデータの説明>
また、本実施の形態における印刷システム10では、上述した印刷のプロセスを実現するために、サーバ1とパソコン3との間、および、サーバ1とプリンタ2との間で、LAN4を介してデータの送受信が行われる。図5は、これらの送受信されるデータの種類を示したテーブルである。データの種類は、各データに含まれる通信種別により、識別される。
これらのデータは、パソコン送信データPSD、サーバ送信データSSD、プリンタ終了通知データPFD、送信依頼データPRD、削除依頼データSRD、および、サーバ終了通知データSFDである。
これらの各データには、サーバ1とパソコン3との間、または、サーバ1とプリンタ2との間で送信される際に、LAN4を介して各データの送受信を行うのに必要な送信先や送信元を示す送受信制御用のIPアドレス等で構成されるヘッダが、各データの先頭に付加される。以下、これらの各データについて説明する。
図6は、パソコン送信データPSDのフォーマット図である。パソコン送信データPSDは、通信種別、ユーザID、端末ID、印刷データ名称、および、印刷データで構成される。通信種別は1であり、これは、このデータの送信目的が、パソコン3からサーバ1への印刷データ送信であることを示す。(図5参照)。
ユーザIDは、パソコン送信データPSDに含まれる印刷データを、印刷システム10を構成するいずれか1台のプリンタ2において印刷しようとするユーザを示す。端末IDは、パソコン送信データPSDを送信する送信元のパソコン3を示す。印刷データ名称は、ユーザが、印刷したい印刷データの名称であり、具体的には、ファイルネーム等が用いられる。印刷データは、ユーザが、印刷したいデータで、印刷システム10を構成するいずれか1台のプリンタ2で印刷されるデータである。
このパソコン送信データPSDは、印刷システム10を使用するユーザが、印刷したい印刷データを印刷システム10を構成するいずれか1台のパソコン3からサーバ1へ送信する場合に、パソコン3で使用される。
尚、パソコン送信データPSDに含まれている印刷データは、PDL用のフォーマットで形成されたデータであり、レンダリング未処理である。レンダリング処理とは、PDL用のフォーマットで形成されたデータ等のビットマップでは構成されていない印刷データを、印刷装置が実際に印刷するデータであるビットマップデータに変換する処理を言う。
また、パソコン送信データPSDにおいては、パソコン3からサーバ1へ送信され、サーバ1がこれを受信した際には、このパソコン送信データPSDに対して、サーバ1により、処理番号、および、処理日時が付与される。
処理番号は、パソコン3からサーバ1へ送信されたパソコン送信データPSDを識別するために、サーバ1により、パソコン送信データPSDを受信する毎に、このパソコン送信データPSDに付与される番号であり、本実施の形態では、追番が用いられる。また、処理日時は、具体的には、サーバ1がパソコン送信データPSDを受信した年(西暦)、月、日、および、時刻(時、分、秒)で表される。
図7は、サーバ送信データSSDのフォーマット図である。サーバ送信データSSDは、通信種別、処理番号、ユーザID、端末ID、プリンタID、印刷データ名称、および、印刷データで構成される。通信種別は2であり、これは、このデータの送信目的が、サーバ1からプリンタ2への印刷データの送信であることを示す(図5参照)。
サーバ送信データSSDは、通信種別のほかは、通信種別を除いたパソコン送信データPSDに、処理番号(上述済)と、プリンタIDとが付加されて構成される。すなわち、サーバ送信データSSDのユーザID、端末ID、印刷データ名称、および、印刷データは、パソコン送信データPSDのユーザID、端末ID、印刷データ名称、および、印刷データと同じである。
処理番号は、パソコン送信データPSDの通信種別とユーザIDとの間に挿入されて付加される。プリンタIDは、サーバ送信データSSDが、サーバ1から送信される送信先のプリンタ2を示し、パソコン送信データPSD(通信種別を除く)の端末IDと印刷データ名称との間に挿入されて付加される。このプリンタIDが示すプリンタ2は、サーバ1により行われた予測選択により選択されたプリンタ2である。
このサーバ送信データSSDは、サーバ1が予測選択により選択したプリンタ2に対して、サーバ1から印刷データを送信する場合に使用される。この予測選択により選択されるプリンタ2は3台であるので、このサーバ送信データSSDは、予測選択された3台のプリンタ2に対して送信される。サーバ送信データSSDは、このほか、サーバ1がプリンタ2から送信依頼データPRDを受信した場合に、プリンタ2へ印刷データを送信するときにも使用される。
また、このサーバ送信データSSDを受信したプリンタ2は、受信後に、サーバ送信データSSD中の印刷データをレンダリング処理し、このレンダリング処理済の印刷データをプリンタ2のメモリ22に記録し、さらに、サーバ送信データSSDと対応付けする。
その後にこのプリンタ2に対してユーザにより入力されたユーザIDが受信したサーバ送信データSSDに含まれている場合は、このサーバ送信データSSDと対応付けられているレンダリング処理済の印刷データを、プリンタ2のメモリ22から取出して印刷する。
図8は、プリンタ終了通知データPFDのフォーマット図である。プリンタ終了通知データPFDは、通信種別、処理番号、ユーザID、端末ID、プリンタID、印刷日時、および、印刷データ名称で構成される。通信種別は3であり、これは、このデータの送信目的が、プリンタ2からサーバ1への印刷終了通知であることを示す(図5参照)。従って、プリンタIDは、印刷データの印刷を行ったプリンタ2を示しており、このプリンタ2は、プリンタ終了通知データPFDをサーバ1へ送信する送信元のプリンタ2である。
プリンタ終了通知データPFDは、通信種別、及び、プリンタIDのほかは、サーバ送信データSSD(通信種別を除く)に、印刷日時が付加され、且つ、印刷データを除いて構成される。すなわち、プリンタ終了通知データPFDの処理番号、ユーザID、端末ID、および、印刷データ名称は、サーバ送信データSSDの処理番号、ユーザID、端末ID、および、印刷データ名称と同じである。
印刷日時は、印刷が行われた日時を示す。この印刷日時は、具体的には、印刷された年(西暦)、月、日、および、時刻(時、分、秒)で表される。この印刷日時は、サーバ送信データSSDのプリンタIDと印刷データ名称との間に挿入されて付加される。
図9は、送信依頼データPRDのフォーマット図である。送信依頼データPRDは、通信種別、ユーザID、及び、プリンタIDで構成される。通信種別は4であり、これは、このデータの送信目的が、プリンタ2からサーバ1への印刷データの送信依頼であることを示す(図5参照)。この送信依頼データPRDは、サーバ1により行われた予測選択が外れた場合に使用される。
ユーザIDは、当該ユーザIDが付与されたユーザが、印刷データをパソコン3からサーバ1へ送信後に、特定のプリンタ2の傍に行って、このプリンタ2に対して入力したユーザIDを示す。また、プリンタIDは、送信依頼データPRDが送信される送信元のプリンタ2を示し、これは、すなわち、当該ユーザIDが入力された特定のプリンタ2を示す。
図10は、削除依頼データSRDのフォーマット図である。削除依頼データSRDは、通信種別、処理番号、ユーザID、および、プリンタIDで構成される。通信種別は5であり、これは、このデータの送信目的が、サーバ1からプリンタ2への印刷データの削除依頼であることを示す(図5参照)。
この削除依頼データSRDは、通信種別のほかは、通信種別を除いたサーバ送信データSSDから、さらに、端末ID、印刷データ名称、及び、印刷データを除いて構成される。すなわち、削除依頼データSRDの処理番号、ユーザID、および、プリンタIDは、サーバ送信データSSDの処理番号、ユーザID、および、プリンタIDと同じである。
削除依頼データSRDは、サーバ1によりサーバ送信データSSDが送信されたものの、実際の印刷は行われなかったプリンタ2に対して送信される。なお、本実施の形態では、印刷データを実際に印刷したプリンタ2は、印刷の終了後、自ら印刷データを削除するが、この削除依頼データSRDを受信することにより、削除するようにしてもよい。
図11は、サーバ終了通知データSFDのフォーマット図である。サーバ終了通知データSFDは、通信種別、処理番号、ユーザID、端末ID、プリンタID、印刷日時、および、印刷データ名称で構成される。通信種別は6であり、これは、このデータの送信目的が、サーバ1からパソコン3への印刷終了通知であることを示す(図5参照)。
サーバ終了通知データSFDは、通信種別のほかは、通信種別を除いたプリンタ終了通知データPFDと同じである。すなわち、サーバ終了通知データSFDの処理番号、ユーザID、端末ID、プリンタID、印刷日時、および、印刷データ名称は、プリンタ終了通知データPFDの処理番号、ユーザID、端末ID、プリンタID、印刷日時、および、印刷データ名称と同じである。
サーバ終了通知データSFDは、印刷データがサーバ1へ送信された送信元のパソコン3に対して、当該印刷データの印刷が、印刷システム10を構成するいずれか1台のプリンタ2(具体的には、サーバ終了通知データSFDに含まれているプリンタIDが示すプリンタ)において終了したことを、サーバ1が通知するのに使用される。
<サーバのメモリ上に設けられる記録エリア等の説明>
本実施の形態における印刷システム10では、上述したプロセスを実現するために、さらに、図2に示すサーバ1のメモリ12上に、印刷データ記録エリアPA、履歴データ記録エリアHA、および、ソフトウエアで構成される各種のカウンタが設けられる。次に、これらの印刷データ記録エリアPA、履歴データ記録エリアHA、および、ソフトウエアで構成される各種のカウンタについて説明する。
図12は、印刷データ記録エリアPAのフォーマット図である。図12において、印刷データ記録エリアPAは、パソコン3からサーバ1へ送信されたパソコン送信データPSDが、サーバ1により、通信種別を除いて記録されるエリアである。この印刷データ記録エリアPAは、処理番号、処理日時、ユーザID、端末ID、選択プリンタID(1欄、2欄、3欄)、印刷データ名称、および、印刷データで構成される。
これらの内、処理番号、処理日時、ユーザID、端末ID、印刷データ名称、および、印刷データは、パソコン送信データPSDと同じである(図6参照)。選択プリンタID(1欄、2欄、3欄)は、当該記録されたパソコン送信データPSDに含まれるユーザIDに基づいて、サーバ1により行われる予測選択により選択された3台のプリンタ2に付与されたプリンタIDが記録される場所である。
なお、印刷データ記録エリアPAにおいて、サーバ1が受信したパソコン送信データPSD(通信種別を除く)を記録した印刷データ記録エリアPAの1行のデータで、選択プリンタID(1欄、2欄、3欄)を含むデータ全体を、処理実行データと称する。
サーバ1は、処理実行データに基づき、サーバ送信データSSDを作成すると共に、処理実行データの選択プリンタIDの1欄、2欄、および、3欄に記録されているプリンタIDが示すプリンタ2へ、作成したサーバ送信データSSDを送信する。
そのほか、サーバ1は、プリンタ2から送信依頼データPRDを受信した場合に、受信した送信依頼データPRDに含まれるプリンタIDが示すプリンタ2へ、処理実行データに基づきサーバ送信データSSDを作成して送信する。この場合は、作成されるサーバ送信データSSDに含まれるプリンタIDは、受信した送信依頼データPRDに含まれるプリンタIDと同じである。
また、処理実行データは、この処理実行データに含まれる印刷データの印刷が終了すると、不要となるので、サーバ1により削除される。
図13は、履歴データ記録エリアHAのフォーマット図である。図13において、履歴データ記録エリアHAは、印刷データを印刷したプリンタ2からサーバ1へ送信されるプリンタ終了通知データPFDが、サーバ1により通信種別を除いて記録されるエリアである。
すなわち、履歴データ記録エリアHAの1行には、通信種別を除いたプリンタ終了通知データPFDが記録される。この通信種別を除いたプリンタ終了通知データPFDが記録された履歴データ記録エリアHAの1行のデータ全体を、履歴データと称する。
従って、履歴データは、通信種別を除いたプリンタ終了通知データPFDと同じく、処理番号、ユーザID、端末ID、プリンタID、印刷日時、および、印刷データ名称で構成される。
履歴データ記録エリアHAには、サーバ1により、プリンタ終了通知データPFDが受信される毎に履歴データが記録されるので、この履歴データ記録エリアHAには、複数の履歴データが記録される。すなわち、履歴データ記録エリアHAには、印刷システム10を構成する各プリンタ2において、過去に実際に行われた印刷の履歴を示す複数の履歴データが記録される。
そこで、これらの複数の履歴データを識別するために、サーバ1によりプリンタ終了通知データPFDが受信され、このプリンタ終了通知データPFD(通信種別を除く)が履歴データとして記録される毎に、この履歴データにデータ番号が付加される。本実施の形態では、このデータ番号は、追番で表される。
サーバ1は、履歴データ記録エリアHAに記録されている全ての履歴データと、パソコン送信データPSDに含まれているユーザIDとに基づいて、予測選択のための後述する調査を行い、この調査の結果に基づいて、予測選択を行う。
図14は、ソフトウエアで構成される各種のカウンタの構成図である。このソフトウエアで構成されるカウンタは、サーバ1が、予測選択のための調査として、プリンタ2毎に、ユーザIDが示すユーザによりこのプリンタ2が現在までに使用された使用回数の合計である積算使用回数を調べるために用いられる。この調査を、プリンタ使用履歴調査と称する。
図14において、ソフトウエアで構成されるカウンタとしては、履歴データカウンタCdと、複数のプリンタ対応カウンタC1〜Cn(本実施の形態では、nは6以上)とが設けられている。
履歴データカウンタCdは、プリンタ使用履歴調査において、履歴データ記録エリアHAに記録されている履歴データを調べる際に、履歴データに付加されている追番で表されたデータ番号をインクリメントするのに用いられる。
なお、履歴データ記録エリアHAに記録されている履歴データにおいて、履歴データのデータ番号の数字が、履歴データカウンタCdが示しているカウント値の数字と同じ履歴データを、「データ番号Cdの履歴データ」と称する。
複数のプリンタ対応カウンタC1〜Cnは、印刷システム10を構成している複数のプリンタ2に付与されているプリンタIDのそれぞれに対して、1対1で対応するカウンタである。
サーバ1は、プリンタ使用履歴調査として、履歴データ記録エリアHAの複数の履歴データを1つずつチェックする。そして、調査対象のユーザIDが含まれている履歴データが見つかる毎に、この履歴データに含まれているプリンタIDと対応するプリンタ対応カウンタ(プリンタ対応カウンタC1〜Cnのいずれか1つ)を、インクリメントする。
このようにして、全ての履歴データのチェックが終了すると、サーバ1は、予測選択として、次の処理を行う。すなわち、複数のプリンタ対応カウンタC1〜Cnの中から、カウント値が大きいものを、カウント値が最も大きいものから順に3つ選択し、選択した3つのプリンタ対応カウンタと対応する3つのプリンタIDが示す3つのプリンタ2を、予測選択として選択する。
<印刷システムの動作の説明>
次に、本実施の形態における印刷システム10の動作について説明する。この印刷システム10の動作は、印刷システム10を構成するサーバ1、プリンタ2、あるいは、パソコン3が備える各ハードウエアと、これらの各ハードウエア上で動作するソフトウエアとの協働により行われる。
図15〜図25は、この印刷システム10の動作を示したフローチャートである。なお、図15〜図25のフローチャートでは、印刷データ記録エリアPAを「PA」、履歴データ記録エリアHAを「HA」、印刷データを「PD」、パソコン送信データPSDを「PSD」、サーバ送信データSSDを「SSD」、プリンタ終了通知データPFDを「PFD」、送信依頼データPRDを「PRD」、削除依頼データSRDを「SRD」、そして、サーバ終了通知データSFDを「SFD」と略称する(図5参照)。
また、サーバ1を「SV」、プリンタ2を「PR」、そして、パソコン3を「PC」と略称し、履歴データカウンタCdを「Cd」、プリンタ対応カウンタC1〜Cnを「C1〜Cn」と略称する。
また、図18〜図25のフローチャートにおいて、パソコン送信データPSD、サーバ送信データSSD、プリンタ終了通知データPFD、送信依頼データPRD、削除依頼データSRD、または、サーバ終了通知データSFDを受信して、受信したこれらの各データを用いて処理が行われる場合は、常に、これらの各データに含まれる通信種別を除いた残りの部分が用いられる。そこで、各フローチャートに対する以下の説明では、受信したこれらの各データを用いて処理が行われる場合には、常に、各データに含まれる通信種別を除いた残りの部分が用いられるものとして、各データから通信種別を除く処理の説明を省略している。
図15〜図17に示すフローチャートは、本実施の形態における印刷システム10の基本動作を示したフローチャートである。図15〜図17の各フローチャートにおいて、二重線の下に接続されている2個のフローは、マルチタスク処理により、同時進行で処理される関係にある。また、これらの2個のフローは、それぞれ、繰返して実行される。
図15は、印刷システム10のパソコン3の基本動作を示したフローチャートであり、この基本動作における処理は、パソコンの印刷データ送信処理(S11)と、パソコンの印刷終了通知受信処理(S12)である。
図16は、印刷システム10のサーバ1の基本動作を示したフローチャートであり、この基本動作における処理は、サーバの印刷データ送信処理(S21)と、サーバの外部対応処理(S22)である。なお、サーバの印刷データ送信処理(S21)には、サーバのプリンタ予測選択処理(S23)が含まれており、サーバの外部対応処理(S22)には、サーバの印刷データ削除依頼処理(S24)が含まれている。
図17は、印刷システム10のプリンタ2の基本動作を示したフローチャートであり、この基本動作における処理は、プリンタのデータ受信処理(S31)と、プリンタの印刷データ印刷処理(S32)である。
次に、これらの各処理について説明する。
<パソコンの印刷データ送信処理(S11)の説明>
まず、パソコン3におけるパソコンの印刷データ送信処理(S11)について説明する。図18は、パソコンの印刷データ送信処理(S11)の内容を示したフローチャートである。
パソコンの印刷データ送信処理(S11)では、パソコン3は、図18において、最初に、印刷が必要な印刷データの有無をチェックし(S111)、印刷が必要な印刷データがないと(S112、NO)、S111へ戻ってS111以降を繰返し、印刷が必要な印刷データがあると(S112、YES)、この印刷データを含んだパソコン送信データPSDを作成して、サーバ1へ送信して(S113)、パソコンの印刷データ送信処理(S11)を終了する。
なお、パソコン3における印刷データは、印刷装置で行われるレンダリング処理に対応したPDL用のフォーマットで形成されたデータであり、従って、パソコン送信データPSDに含まれる印刷データは、レンダリング未処理である。また、このパソコンの印刷データ送信処理(S11)は、繰返して行われる(図15参照)。
<サーバの印刷データ送信処理(S21)の説明>
次に、サーバ1におけるサーバの印刷データ送信処理(S21)について説明する。図19は、サーバの印刷データ送信処理(S21)の内容を示したフローチャートである。
サーバの印刷データ送信処理(S21)では、サーバ1は、図19において、最初に、S211でパソコン3からのパソコン送信データPSDの受信の有無をチェックし、パソコン送信データPSDを受信していないと(S212、NO)、S211へ戻ってS211以降を繰返し、パソコン送信データPSDを受信していると(S212、YES)、次に、S213へ進む。
S213では、受信したパソコン送信データPSDに、パソコン送信データPSDを識別する処理番号および処理日時を付加して印刷データ記録エリアPAへ記録し、処理実行データを形成する。次に、受信したパソコン送信データPSDに含まれるユーザIDを指定IDとして(S214)、次に、サーバのプリンタ予測選択処理(S23)へ進む。
指定IDとは、サーバのプリンタ予測選択処理(S23)において、予測選択のためのプリンタ使用履歴調査として、サーバ1が、プリンタ2毎に、ユーザIDが示すユーザによりプリンタ2が現在までに使用された使用回数の合計である積算使用回数を調べるのに用いられるもので、特定のユーザが使用したプリンタ2の積算使用回数を調べる際の、この特定のユーザを示すIDである。
すなわち、サーバ1が調べるのは、指定IDのユーザが過去に使用した各プリンタ2の積算使用回数であり、この積算使用回数は、複数のプリンタ2に対して、プリンタ2毎に調べられる。
図20は、サーバのプリンタ予測選択処理(S23)の内容を示したフローチャートである。サーバのプリンタ予測選択処理(S23)では、サーバ1は、図20において、最初に、S231で履歴データカウンタCdをリセットし、さらに、プリンタ対応カウンタC1〜Cnの全てのカウンタをリセットする(S232)。次に、履歴データカウンタCdをインクリメントして(S233)、履歴データをチェックするために、S234へ進む。
S234では、履歴データ記録エリアHAに記録されたデータ番号Cdの履歴データのユーザIDが、指定IDと一致するか否かチェックし、一致すると(S235、YES)、積算使用回数としてカウントする必要があるので、S236へ進み、一致しないと(S235、NO)、その必要がないので、S237へ進む。
S236では、履歴データ記録エリアHAに記録されたデータ番号Cdの履歴データに含まれるプリンタIDと対応するカウンタ(図14に示すプリンタ対応カウンタC1〜Cnのいずれか1つのカウンタ)をインクリメントして、S237へ進む。
S237では、データ番号Cdの履歴データが、履歴データ記録エリアHAにおける最終データであるか否かをチェックし、最終データでなければ(S238、NO)、チェックが必要な履歴データが残っているので、履歴データのチェックを継続するため、S233へ戻って、S233以降を繰返し、最終データであると(S238、YES)、履歴データのチェックが終了しており、次に、予測選択を行うためにS239へ進む。
S239では、プリンタ対応カウンタC1〜Cnにおけるカウント値の大小を相互に比較して、カウント値が大きいものを、最も大きいものから順に3つ選択し、選択した3つのプリンタ対応カウンタと対応する3つのプリンタIDを、印刷データ記録エリアPAにおける処理実行データの選択プリンタIDの1欄〜3欄に、順に記録して、サーバのプリンタ予測選択処理(S23)を終了する。
このサーバのプリンタ予測選択処理(S23)が終了すると、次に、図19のサーバの印刷データ送信処理(S21)のフローチャートにおけるS215へ進む。
S215では、サーバ1は、印刷データ記録エリアPAにおける処理実行データの選択プリンタIDの1欄〜3欄に記録されているプリンタIDを順に用いて、当該処理実行データからサーバ送信データSSDを順に作成する。
すなわち、本実施の形態では、上述したように、サーバ1が行うプリンタ2の予測選択の台数は、3台であり、この予測選択された3台のプリンタ2に付与されたプリンタIDが処理実行データの選択プリンタIDの1欄〜3欄に記録されているので、これらのプリンタIDを用いてサーバ送信データSSDを順に作成するのである。
なお、パソコン送信データPSDに含まれる印刷データは、印刷装置で行われるレンダリング処理に対応したPDL用のフォーマットで形成されたデータであり、レンダリング未処理であるので、サーバ送信データSSDに含まれる印刷データは、レンダリング未処理である。
次に、作成したサーバ送信データSSDを、当該作成したサーバ送信データSSDに含まれているプリンタIDが示すプリンタ2、すなわち、予測選択されたプリンタ2へ送信して(S216)、S217へ進む。
S217では、作成したサーバ送信データSSDは、全て送信済か否かチェックする。上述したように、予測選択されたプリンタ2は3台であるので、3つのサーバ送信データSSDが作成される。そこで、これらの、3つのサーバ送信データSSDが全て送信済でなければ(S218、NO)、S215へ戻って、S215以降を繰返し、全て送信済であると(S218、YES)、プリンタ2へのサーバ送信データSSDの送信は全て完了しているので、サーバの印刷データ送信処理(S21)を終了する。なお、このサーバの印刷データ送信処理(S21)は、繰返して行われる(図16参照)。
<プリンタのデータ受信処理(S31)の説明>
次に、プリンタ2におけるプリンタのデータ受信処理(S31)について説明する。図21は、プリンタのデータ受信処理(S31)の内容を示したフローチャートである。
プリンタのデータ受信処理(S31)では、プリンタ2は、図21において、最初に、S311で、サーバ1からのサーバ送信データSSDの受信の有無をチェックする。サーバ送信データSSDの受信は、プリンタ2における印刷に使用される印刷データを得るために行われる。
S311におけるサーバ1からのサーバ送信データSSDの受信の有無のチェックで、サーバ送信データSSDを受信していると(S312、YES)、受信データの記憶は必要であるので、S313へ進み、サーバ送信データSSDを受信していないと(S312、NO)、受信データの記憶は必要でないので、S314へ進む。
S313では、受信したサーバ送信データSSDを、プリンタ2のメモリ22に記録して、このサーバ送信データSSD中の印刷データをレンダリング処理し、レンダリング処理済の印刷データをプリンタ2のメモリ22に記録し、さらに、サーバ送信データSSDと対応付けした後、S314へ進む。
S314では、サーバ1からの削除依頼データSRDの受信の有無をチェックする。削除依頼データSRDの受信は、プリンタ2における印刷に使用するために予め受信していたサーバ送信データSSDを、プリンタ2の印刷終了後に、削除するために行われる。
なお、サーバ1からの削除依頼データSRDのプリンタ2への送信は、後述するサーバ1のサーバの外部対応処理(S22)(図23参照)におけるサーバの印刷データ削除依頼処理(S24、図24参照)で行われる。
S314におけるサーバ1からの削除依頼データSRDの受信の有無のチェックで、削除依頼データSRDを受信していないと(S315、NO)、S311へ戻って、S311以降を繰返し、削除依頼データSRDを受信していると(S315、YES)、S316へ進む。
S316では、受信した削除依頼データSRDに含まれる処理番号を含むサーバ送信データSSD、および、このサーバ送信データSSDと対応付けられているレンダリング処理済の印刷データを、プリンタ2のメモリ22から削除して、プリンタのデータ受信処理(S31)を終了する。なお、このプリンタのデータ受信処理(S31)は、繰返して行われる(図17参照)。
<プリンタの印刷データ印刷処理(S32)の説明>
次に、プリンタ2におけるプリンタの印刷データ印刷処理(S32)について説明する。図22は、このプリンタの印刷データ印刷処理(S32)の内容を示したフローチャートである。
プリンタの印刷データ印刷処理(S32)では、プリンタ2は、図22において、最初に、S321で、ユーザIDがプリンタ2の入力部23に入力されたか否かをチェックする。本実施の形態における印刷システム10では、ユーザは、特定のプリンタ2の傍に行って当該プリンタ2に対してユーザIDを入力することにより、複数のプリンタ2の中から印刷に用いるプリンタ2を選択するが、プリンタ2の入力部23におけるユーザIDの入力は、当該プリンタ2を選択する行為を意味する。
S321におけるユーザIDがプリンタ2の入力部23に入力されたか否かのチェックで、ユーザIDが入力されないと(S322、NO)、S321へ戻って、S321以降を繰返す。ユーザIDが入力されると(S322、YES)、当該プリンタ2で印刷データを印刷する必要があるので、この処理を行うため、S323へ進む。
S323では、プリンタ2のメモリ22に記録されているサーバ送信データSSDの中から、プリンタ2の入力部23に入力されたユーザIDを含むサーバ送信データSSDを検索する。
S323において、入力されたユーザIDを含むサーバ送信データSSDの検索ができない場合は(S324、NO)、印刷に必要な印刷データが、当該プリンタ2に存在していない場合である。この場合は、サーバ1に対して、印刷に必要な印刷データを含んだサーバ送信データSSDの送信を依頼するために、S325へ進む。
S323において、検索ができた場合については(S324、YES)、印刷に必要な印刷データが当該プリンタ2に存在している場合であり、この場合については、後述する。
S325では、プリンタ2の入力部23に入力されたユーザIDと、当該プリンタ2のプリンタIDを用いて、送信依頼データPRDを作成する。送信依頼データPRDを作成するのは、次の理由による。
すなわち、サーバ1が予測選択したプリンタ2に当該プリンタ2が含まれている場合には、予め、サーバ送信データSSDが送信されて、当該プリンタ2のメモリ22に記録されているはずである。しかし、サーバ1が予測選択したプリンタ2に当該プリンタ2が含まれていない場合、すなわち、サーバ1の予測選択が的中しなかった場合には、サーバ送信データSSDは、当該プリンタ2に対しては予め送信されていない。そこで、この場合に、当該プリンタ2が印刷に必要な印刷データをサーバ1へ要求するために、送信依頼データPRDを作成するのである。
S325における送信依頼データPRDの作成が終了すると、次に、作成した送信依頼データPRDをサーバ1へ送信して(S326)、S323へ戻り、S323以降を繰返す。すなわち、サーバ1への送信依頼データPRDの送信により、サーバ1から印刷に必要な印刷データを含んだサーバ送信データSSDが送信されるので、当該プリンタ2における上述したプリンタのデータ受信処理(S31)により、当該プリンタ2のメモリ22にサーバ送信データSSDが記録される。そうすると、S323において、ユーザIDを含むサーバ送信データSSDの検索およびサーバ送信データSSDに含まれる印刷データの抽出が、可能になる場合となる。
S323において、入力されたユーザIDを含むサーバ送信データSSDの検索ができた場合は(S324、YES)、印刷に必要な印刷データが当該プリンタ2に存在している場合であり、この場合は、この印刷データを印刷するために、S327へ進む。
S327では、検索されたサーバ送信データSSDと対応付けられているレンダリング処理済の印刷データを、プリンタ2のプリンタ2のメモリ22から検索して、プリンタ2の印刷部26で印刷する。この印刷が終了すると、次に、検索されたサーバ送信データSSDを用いて、プリンタ終了通知データPFDを作成し(S328)、作成したプリンタ終了通知データPFDを、サーバ1へ送信する(S329)。この送信が終了すると、次に、検索したサーバ送信データSSD、および、このサーバ送信データSSDと対応付けられているレンダリング処理済の印刷データを、プリンタ2のメモリ22から削除して(S330)、プリンタの印刷データ印刷処理(S32)を終了する。なお、このプリンタの印刷データ印刷処理(S32)は、繰返して行われる(図17参照)。
<サーバの外部対応処理(S22)の説明>
次に、サーバ1におけるサーバの外部対応処理(S22)について説明する。図23は、このサーバの外部対応処理(S22)の内容を示したフローチャートである。
サーバの外部対応処理(S22)では、サーバ1は、図23において、最初に、S221で、プリンタ2からのプリンタ終了通知データPFDの受信の有無をチェックする。プリンタ終了通知データPFDを受信していないと(S222、NO)、プリンタ2における印刷データの印刷は終了していないので、印刷データの印刷終了に伴う関連処理を行う必要がなく、次に、S223へ進む。
221において、プリンタ2からのプリンタ終了通知データPFDを受信している場合は(S222、YES)、印刷データの印刷終了に伴う関連処理を行う必要があり、この場合については、後述する。
S223では、プリンタ2からの送信依頼データPRDの受信の有無をチェックし、送信依頼データPRDを受信していないと(S224、NO)、サーバ1は、プリンタ2から、プリンタ終了通知データPFDおよび送信依頼データPRDのいずれも受信していないので、いずれかの受信の有無のチェックを継続するため、S221に戻って、S221以降を繰返す。
S223におけるプリンタ2からの送信依頼データPRDの受信の有無のチェックで、送信依頼データPRDを受信していると(S224、YES)、これは、サーバ1が、次のような状態にあることを示している。
すなわち、サーバ1が行った予測選択が的中せず、したがって、当該送信依頼データPRDを送信してきたプリンタ2には、サーバ送信データSSDが送信されていない状態である。そこで、要求に応じて、プリンタ2へサーバ送信データSSDを送信すべく、S225へ進む。
S225では、印刷データ記録エリアPAに記録されている処理実行データで、受信した送信依頼データPRDに含まれているユーザIDを含む処理実行データからサーバ送信データSSDを作成し、次に、作成したサーバ送信データSSDを、当該サーバ送信データSSDに含まれるプリンタIDが付与されているプリンタ2へ、送信する(S226)。この送信が終了すると、次に、プリンタ終了通知データPFDの受信の有無をチェックするため、S221に戻り、S221以降を繰返す。
S221におけるプリンタ2からのプリンタ終了通知データPFDの受信の有無のチェックで、プリンタ終了通知データPFDを受信していると(S222、YES)、プリンタ2における印刷データの印刷は、終了しているので、印刷データの印刷終了に伴う関連処理を行う必要があり、次の段階に進むべく、S227へ進む。
S227では、受信したプリンタ終了通知データPFDに、データ番号を付加して履歴データ記録エリアHAへ履歴データとして記録する。すなわち、新たな履歴データを、履歴データ記録エリアHAへ追加する。
次に、受信したプリンタ終了通知データPFDに含まれているプリンタIDを、削除依頼不要プリンタIDとして(S228)、次に、サーバの印刷データ削除依頼処理(S24)へ進む。
受信したプリンタ終了通知データPFDに含まれているプリンタIDを、削除依頼不要プリンタIDとするのは、印刷データを印刷したプリンタ2は、印刷により不要となったサーバ送信データSSDを自ら削除することができるので、この場合、当該プリンタ2に対しては、サーバ1は、削除依頼データSRDを送信する必要がないからである。
図24は、サーバ1におけるサーバの印刷データ削除依頼処理(S24)の内容を示したフローチャートである。サーバの印刷データ削除依頼処理(S24)では、サーバ1は、図24において、最初に、S241で、印刷データ記録エリアPAにおける処理実行データで、受信したプリンタ終了通知データPFDに含まれている処理番号を含む処理実行データの選択プリンタIDの1欄〜3欄に記録されているプリンタIDの内、削除依頼不要プリンタID以外のプリンタIDを、順に用いて、当該処理実行データから削除依頼データSRDを、順に作成する。
すなわち、当該処理実行データの選択プリンタIDの1欄〜3欄に記録されているプリンタIDに、削除依頼不要プリンタIDが含まれている場合は、2つの削除依頼データSRDを作成し、削除依頼不要プリンタIDが含まれていない場合は、3つの削除依頼データSRDを作成する。
次に、作成した削除依頼データSRDを、当該削除依頼データSRDに含まれるプリンタIDのプリンタへ送信する(S242)。
次に、作成した削除依頼データSRDは、全て送信済か否かをチェックし(S243)、送信済でないと(S244、NO)、残りを送信すべく、S241へ戻って、S241以降を繰返し、送信済であると(S244、YES)、プリンタ2への削除依頼データSRDの送信は全て完了しているので、サーバの印刷データ削除依頼処理(S24)を終了する。
サーバの印刷データ削除依頼処理(S24)が終了すると、次に、図23に示すサーバの外部対応処理(S22)のフローチャートにおけるS229へ進む。
S229では、印刷データ記録エリアPAに記録されている処理実行データで、受信したプリンタ終了通知データPFDに含まれている処理番号を含む処理実行データは、この処理実行データに含まれる印刷データの印刷がプリンタ2で終了しているので、不要となり、サーバ1は、この処理実行データを削除する。
次に、受信したプリンタ終了通知データPFDからサーバ終了通知データSFDを作成して、当該サーバ終了通知データSFDに含まれる端末IDが付与されたパソコン3へ送信して(S230)、サーバの外部対応処理(S22)を終了する。なお、このサーバの外部対応処理(S22)は、繰返して行われる(図16参照)。
<パソコンの印刷終了通知受信処理(S12)の説明>
最後に、パソコン3におけるパソコンの印刷終了通知受信処理(S12)について説明する。図25は、パソコンの印刷終了通知受信処理(S12)の内容を示したフローチャートである。
パソコンの印刷終了通知受信処理(S12)では、パソコン3は、図25において、最初に、S121でサーバ1からのサーバ終了通知データSFDの受信の有無をチェックし、サーバ終了通知データSFDを受信していないと(S122、NO)、S121へ戻ってS121以降を繰返し、サーバ終了通知データSFDを受信していると(S122、YES)、受信したサーバ終了通知データSFDをパソコン3のメモリ32に記録する(S123)。
次に、サーバ終了通知データSFDに含まれる印刷データ名称の印刷データの印刷終了を、パソコン3の表示部34に表示して(S124)、パソコンの印刷終了通知受信処理(S12)を終了する。なお、このパソコンの印刷終了通知受信処理(S12)は、繰返して行われる(図15参照)。
なお、本明細書の課題を解決するための手段において説明した本発明の印刷システムにおける予測選択手段は、サーバのプリンタ予測選択処理(S23)により実現され、送信手段は、サーバの印刷データ送信処理(S21)からサーバのプリンタ予測選択処理(S23)を除いた部分により実現され、要求手段は、プリンタの印刷データ印刷処理(S32)におけるS325およびS326により実現され、指示手段は、サーバの印刷データ削除依頼処理(S24)により実現され、そして、削除手段は、プリンタのデータ受信処理(S31)におけるS314〜S316により実現される。
また、印刷要求者識別情報、端末装置識別情報、および、印刷装置の使用履歴が記憶される記憶手段は、サーバ1のメモリ12上に設けられた履歴データ記録エリアHAが該当する。
また、本明細書の課題を解決するための手段において説明した本発明のサーバにおける予測選択手段は、サーバのプリンタ予測選択処理(S23)により実現され、送信手段は、サーバの印刷データ送信処理(S21)からサーバのプリンタ予測選択処理(S23)を除いた部分により実現される。
また、本明細書の課題を解決するための手段において説明した本発明の印刷方法、および、本発明のプログラムにおける予測選択ステップは、サーバのプリンタ予測選択処理(S23)により実現され、送信ステップは、サーバの印刷データ送信処理(S21)からサーバのプリンタ予測選択処理(S23)を除いた部分により実現される。
<印刷システムの動作の具体的な例の説明>
次に、本実施の形態における印刷システム10の動作の具体的な例について、例1と例2を用いて説明する。例1は、印刷システム10におけるサーバ1が行った予測選択が的中した場合であり、例2は、印刷システム10におけるサーバ1が行った予測選択が外れた場合である。
例1では、印刷システム10における具体的な動作に関与するのは、印刷システム10を構成するサーバ1(例1では、サーバと称する)と、複数のパソコン3の内の第3パソコンと、複数のプリンタ2の内の第2プリンタ、第3プリンタ、および、第4プリンタとしている。
これは、例1が、第3パソコンにより、印刷データを含んだサーバ送信データSSDがサーバへ送信され、サーバにより、第2プリンタ、第3プリンタ、および、第4プリンタが予測選択され、そして、ユーザにより、第3プリンタにユーザIDが入力されるケースとしていることによる。
また、例2では、印刷システム10における具体的な動作に関与するのは、印刷システム10を構成するサーバ1(例2では、サーバと称する)と、複数のパソコン3の内の第2パソコンと、複数のプリンタ2の内の第1プリンタ、第2プリンタ、第3プリンタ、および、第5プリンタとである。
これは、例2が、第2パソコンにより、印刷データを含んだサーバ送信データSSDがサーバへ送信され、サーバにより、第1プリンタ、第2プリンタ、および、第3プリンタが予測選択され、そして、ユーザにより、第5プリンタにユーザIDが入力されるケースとしていることによる。
図26は、例1における印刷システム10のダイヤグラムであり、図27は、例2における印刷システム10のダイヤグラムである。なお、図26および図27では、サーバを「SV」、第2パソコンを「PC2」、第3パソコンを「PC3」、第1プリンタを「PR1」、第2プリンタを「PR2」、第3プリンタを「PR3」、第4プリンタを「PR4」、そして、第5プリンタを「PR5」と略称する。また、印刷データを「PD」、印刷データ記録エリアPAを「PA」、履歴データ記録エリアHAを「HA」、パソコン送信データPSDを「PSD」、サーバ送信データSSDを「SSD」、プリンタ終了通知データPFDを「PFD」、送信依頼データPRDを「PRD」、削除依頼データSRDを「SRD」、そして、サーバ終了通知データSFDを「SFD」と略称する(図5参照)。また、小カッコ内の数字は、処理の順番を示している。
<例1の説明>
まず、例1について説明する。例1では、図26において、印刷データを含んだサーバ送信データSSDは、第3パソコンがサーバへ送信する(1)。すると、サーバは、印刷データが印刷されるプリンタとして、第2プリンタ、第3プリンタ、および、第4プリンタの3台のプリンタを、予測選択する(2)。
次に、サーバは、サーバ送信データSSDを、予測選択された、第2プリンタ、第3プリンタ、および、第4プリンタへ送信するので(3)、これらのプリンタにサーバ送信データSSDが記録される(4)。
また、印刷データを印刷しようとするユーザは、第3プリンタにユーザIDを入力する(5)。この第3プリンタには、サーバから印刷データを含んだサーバ送信データSSDが既に送信されて記録されている(3,4)。そこで、第3プリンタは、サーバ送信データSSDに含まれている印刷データを印刷する(6)。
次に、第3プリンタは、印刷終了後に、プリンタ終了通知データPFDを、サーバへ送信する(7)。また、第3プリンタは、記録されているサーバ送信データSSDを削除する(8)。
次に、サーバは、受信したプリンタ終了通知データPFDを履歴データ記録エリアHAへ記録する(9)。そして、サーバ送信データSSDが既に送信されている第2プリンタ、第3プリンタ、および、第4プリンタの3台のプリンタの内、印刷が実行された第2プリンタを除く残りのプリンタへ、削除依頼データSRDを送信する(10)。
すると、これらのプリンタでサーバ送信データSSDが削除される(11)。また、サーバは、削除依頼データSRDの送信後に、印刷データ記録エリアPAに記録されている処理実行データを削除して(12)、サーバ終了通知データSFDをパソコン送信データPSDの送信元である第3パソコンへ送信する(13)。このようにしてして、例1における印刷システム10の一連の動作を完了する。
<例2の説明>
次に、例2について説明する。この例2では、図27において、印刷データを含んだサーバ送信データSSDは、第2パソコンがサーバへ送信する(1)。すると、サーバは、印刷データが印刷されるプリンタとして、第1プリンタ、第2プリンタ、および、第3プリンタの3台のプリンタを、予測選択する(2)。
次に、サーバは、サーバ送信データSSDを、予測選択された、第1プリンタ、第2プリンタ、および、第3プリンタへ送信するので(3)、これらのプリンタにサーバ送信データSSDが記録される(4)。
また、印刷データを印刷しようとするユーザは、サーバの予測選択とは異なる第5プリンタにユーザIDを入力する(5)。この第5プリンタには、サーバから印刷データを含んだサーバ送信データSSDは送信されていない。
そこで、第5プリンタは、送信依頼データPRDを、サーバへ送信する(6)。すると、サーバは、サーバ送信データSSDを第5プリンタへ送信するので(7)、第5プリンタにサーバ送信データSSDが記録される(8)。そこで、第5プリンタは、サーバ送信データSSDに含まれている印刷データを印刷する(9)。
次に、第5プリンタは、印刷終了後に、プリンタ終了通知データPFDを、サーバへ送信する(10)。また、第5プリンタは、記録されているサーバ送信データSSDを削除する(11)。
次に、サーバは、受信したプリンタ終了通知データPFDを履歴データ記録エリアHAへ記録する(12)。そして、削除依頼データSRDを、サーバ送信データSSDが既に送信されている第1プリンタ、第2プリンタ、および、第3プリンタの3台のプリンタへ送信する(13)。
すると、これらのプリンタでサーバ送信データSSDが削除される(14)。また、サーバは、削除依頼データSRDの送信後に、印刷データ記録エリアPAに記録されている処理実行データを削除して(15)、サーバ終了通知データSFDをパソコン送信データPSDの送信元である第2パソコンへ送信する(16)。このようにしてして、例2における印刷システム10の一連の動作を完了する。
<印刷システムの作用効果およびその他の説明>
本実施の形態における印刷システム10によれば、プリンタ2に対する印刷要求は、印刷要求者であるユーザの手動操作によるプリンタ2へのユーザIDの入力によりなされる。また、パソコン3からサーバ1へ送信されたパソコン送信データPSD(印刷データを含む)は、サーバ1により予測選択されたプリンタ2に対して、サーバ送信データSSDとして、サーバ1から送信される。そして、プリンタ2へ送信された印刷データは、プリンタ2ですぐにレンダリング処理を行うことができる。
この場合、ユーザの手動操作は、サーバ1が行う処理に比べて格段に時間を要するので、パソコン3から送信されたパソコン送信データPSD(印刷データを含む)は、サーバ1により予測選択されたプリンタ2に対して、ユーザにより行われるプリンタ2に対する印刷要求の遂行前に、サーバ1により送信することができ、送信された印刷データは、プリンタ2ですぐにレンダリング処理を行うことができる。
そのため、ユーザによりなされたプリンタ2に対する印刷要求から、プリンタ2が印刷を終了するまでの所要時間に、プリンタ2がサーバ1から印刷データを受信する時間、および、プリンタ2でレンダリング処理される時間が、実質的に含まれない。
したがって、プリンタ2に対するユーザによる印刷要求から、プリンタ2の印刷終了までの所要時間を、プリンタがサーバから印刷データを受信する時間、および、プリンタ2でレンダリング処理される時間が実質的に含まれる従来の場合に比べて、短縮することができる。
また、サーバ1は、サーバ1が予測選択を行うことにより、予測選択されたプリンタ2に対してのみサーバ送信データSSD(印刷データを含む)を送信することで、印刷システム10を構成する全てのプリンタ2に対してサーバ送信データSSD(印刷データを含む)を送信することを省略でき、サーバ1の処理の負荷を軽減することができる
また、本実施の形態における印刷システム10によれば、予測選択は、パソコン3からサーバ1に送信されるパソコン送信データPSDに含まれるユーザIDに基づいて行われる。また、プリンタ2に対する印刷要求は、ユーザによる手動操作により行われる。
そのため、パソコン送信データPSDに含まれているユーザIDに基づいて予測選択することは、合理的である。そのため、予測選択を合理的に行うことができる。
また、本実施の形態における印刷システム10によれば、予測選択は、過去に使用された各プリンタ2の使用実績を記録した履歴データに基づいて行われるので、予測選択の的中率を向上することができる。
また、本実施の形態における印刷システム10によれば、予測選択は、サーバ1がパソコン3から受信したパソコン送信データPSDに付加されているユーザIDと関連付けられている履歴データを用いて行われる。
そのため、履歴データがユーザIDと関連付けられていることから、特定のユーザにより日ごろから行われている複数のプリンタ2の中から特定のプリンタ2を選択する頻度が、この履歴データに反映され、予測選択の的中率を向上することができる。
また、本実施の形態における印刷システム10によれば、プリンタ2は、印刷要求がなされたときに、サーバ1からサーバ送信データSSD(印刷データを含む)を受信していない場合、すなわち、予測選択が的中しなかった場合は、サーバ1に対してサーバ送信データSSD(印刷データを含む)の送信を要求する送信依頼データPRDを送信することにより、サーバ1からサーバ送信データSSD(印刷データを含む)の送信を受ける。
そのため、予測選択が的中しなかった場合にも、印刷データの送信を要求することで印刷データの送信を受けることができ、印刷要求がなされたプリンタ2で印刷データの印刷をすることができる。
また、本実施の形態における印刷システム10によれば、サーバ1がパソコン3から受信する印刷データはレンダリング未処理であり、プリンタ2がサーバ1から印刷データを受信した後に、該印刷データのレンダリング処理を行う。
そのため、パソコン3からサーバ1へ送信される印刷データは、レンダリング未処理であるので、レンダリング処理されている場合に比べると、データ量が少ないことから、印刷データのパソコン3からサーバ1への送信時間、および、サーバ1からプリンタ2への送信時間が、レンダリング処理されている場合に比べて、短くなる。
また、プリンタ2は、サーバ1から印刷データを受信すると該印刷データのレンダリング処理を行うことができるので、印刷データの受信後すぐにレンダリング処理を行うことにより、ユーザにより行われるプリンタ2に対する印刷要求の遂行前に、レンダリング処理を終了することが可能である。
そのため、ユーザによりなされたプリンタ2に対する印刷要求からプリンタ2が印刷を終了するまでの所要時間に、プリンタ2がサーバ1から印刷データを受信する時間、および、プリンタ2におけるレンダリング処理にかかる時間が実質的に含まれない。
したがって、プリンタ2に対するユーザによる印刷要求からプリンタ2の印刷終了までの所要時間を、プリンタ2がサーバ1から印刷データを受信する時間やレンダリング処理にかかる時間が実質的に含まれる従来の場合に比べて、短縮することができる。
また、本実施の形態における印刷システム10によれば、サーバ1は、印刷要求がなされたプリンタ2から印刷終了を意味するプリンタ終了通知データPFDを受信すると、サーバ送信データSSD(印刷データを含む)を送信したプリンタ2に対して、印刷データの削除を指示する削除依頼データSRDを送信する。すると、プリンタ2は、印刷データを削除する。
そのため、印刷終了により不要となった印刷データがプリンタ2のメモリ22に継続して残ることを避けることができ、プリンタ2における印刷データのメモリエリアの無益な使用を、抑制することができる。
本実施の形態における印刷システム10では、ユーザが、特定のプリンタ2の傍に行って当該プリンタ2に対してユーザIDを入力しているが、このユーザIDの入力は、プリンタ2の入力部23が備えるテンキー等のキーボード等により行われる。
しかし、プリンタ2にカードリーダを備え、さらに、このカードリーダに挿入可能で、ユーザIDを記録したカードを、当該ユーザIDが付与されたユーザに所持させるようにすることで、テンキー等のキーボード等による入力に代えて、カードをプリンタ2に備えられたカードリーダに挿入するようにしてもよい。
このようにすることにより、ユーザは、当該ユーザに付与されたユーザIDを記憶しておく必要がなく、また、プリンタ2に対するユーザIDの誤入力を防止することができる。
また、本実施の形態における印刷システム10において、プリンタ2に対するユーザIDの入力後に、プリンタ2が認証を行うようにしてもよい。この方法としては、例えば、プリンタ2のメモリ22にユーザIDと対応させてパスワードを記憶させておき、ユーザが入力したユーザIDおよびパスワードを、プリンタ2により、このプリンタ2に記憶されているユーザIDおよびパスワードと照合するようにするのである。認証方法としては、これ以外にも、種々の方法を採用することができる。
このようにすることで、印刷システム10におけるセキュリティの強化を図ることができる。
また、プリンタ2が行う認証に、サーバ1を利用するようにしてもよい。例えば、サーバ1のメモリ12に、ユーザIDおよび該ユーザIDと対応させたパスワードを記憶させておき、プリンタ2に入力されたユーザIDおよびパスワードをサーバ1へ送信して、サーバ1により照合を行い、照合結果をプリンタ2へ送信するようにするのである。
また、本実施の形態における印刷システム10では、サーバ1による、プリンタ使用履歴調査に用いられる指定IDとして、当該プリンタ2を使用した特定のユーザを示すユーザIDが用いられている。
しかし、指定IDとして、このユーザIDに代えて、印刷データを含んだパソコン送信データPSDの送信元のパソコン3を示す端末IDを用いるようにしてもよい。この場合は、ユーザが、特定のプリンタ2の傍に行って当該プリンタ2に対して入力を行う際の入力情報としては、パソコン送信データPSDの送信元のパソコン3を示す端末IDを用いる。
本実施の形態における印刷システム10では、プリンタ2による印刷は、サーバ1に接続されたパソコン3から送信されるパソコン送信データPSDに含まれる印刷データを印刷するものであるので、プリンタ2からサーバ1に送信される印刷データに付加された端末IDに基づいて予測選択することは、合理的である。そのため、この構成によれば、予測選択を合理的に行うことができる。
また、この場合に、サーバ1のメモリ12に設けられている履歴データ記録エリアHAに記録されている履歴データとしては、サーバ1がパソコン3から受信したパソコン送信データPSDに含まれている端末IDと関連付けられている履歴データを用いる。
また、予測選択は、サーバ1がパソコン3から受信したパソコン送信データPSDに含まれている端末IDと関連付けられている履歴データを用いて行う。
このようにすると、履歴データが端末IDと関連付けられていることで、特定のパソコン3から送信されたパソコン送信データPSDに含まれた印刷データが、複数のプリンタ2の中の特定のプリンタ2で印刷される頻度が、履歴データに反映され、予測選択の的中率を向上することができる。
また、本実施の形態における印刷システム10では、サーバ1による、プリンタ使用履歴調査として、プリンタ2の現在までに使用された使用回数の合計である積算使用回数を調べる際に、サーバ1の履歴データ記録エリアHAに記録されている全ての履歴データを用いている。
しかし、積算使用回数を調べる履歴データとして、この履歴データに含まれている印刷日時をチェックすることにより、過去のある時点から現時点までの一定期間のみに限定した履歴データを用いるようにしてもよい。このようにすることにより、履歴データとして、最近の動向のみを反映した履歴データを用いることができ、予測選択の的中率を向上することができる。
1 サーバ
2 プリンタ
3 パソコン
4 LAN
10 印刷システム
11 CPU
12 メモリ
13 入力部
14 表示部
15 LAN・I/F
19 バスライン
21 CPU
22 メモリ
23 入力部
24 表示部
25 LAN・I/F
26 印刷部
29 バスライン
31 CPU
32 メモリ
33 入力部
34 表示部
35 LAN・I/F
39 バスライン

Claims (12)

  1. サーバ、端末装置および複数の印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムであって、
    前記サーバは、
    前記端末装置から受信した印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択手段と、
    前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記予測選択手段により予測選択された前記印刷装置に対して、受信した前記印刷データを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 請求項1に記載の印刷システムであって、
    前記予測選択手段は、前記印刷データに付加された印刷要求者識別情報に基づいて予測選択することを特徴とする印刷システム。
  3. 請求項1に記載の印刷システムであって、
    前記サーバは、前記端末装置と関連付けられた各前記印刷装置の使用履歴を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記予測選択手段は、前記記憶手段に記憶されている前記使用履歴に基づいて予測選択することを特徴とする印刷システム。
  4. 請求項1に記載の印刷システムであって、
    前記サーバは、前記印刷データに付加された印刷要求者識別情報と、該印刷要求者識別情報と関連付けられた各前記印刷装置の使用履歴とを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記予測選択手段は、前記記憶手段に記憶されている前記印刷要求者識別情報および前記使用履歴に基づいて予測選択することを特徴とする印刷システム。
  5. 請求項1に記載の印刷システムであって、
    前記予測選択手段は、前記印刷データに付加された端末装置識別情報に基づいて予測選択することを特徴とする印刷システム。
  6. 請求項1に記載の印刷システムであって、
    前記サーバは、前記印刷データに付加された端末装置識別情報と、該端末装置識別情報と関連付けられた各前記印刷装置の使用履歴とを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記予測選択手段は、前記記憶手段に記憶されている前記端末装置識別情報および前記使用履歴に基づいて予測選択することを特徴とする印刷システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の印刷システムであって、
    前記印刷装置は、前記印刷要求がなされたときに、前記サーバから前記印刷データを受信していない場合は、前記サーバに対して前記印刷データの送信を要求する要求手段を備えていることを特徴とする印刷システム。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の印刷システムであって、
    前記サーバが前記端末装置から受信する前記印刷データは、レンダリング未処理であり、
    前記印刷装置は、前記サーバから前記印刷データを受信すると、該印刷データのレンダリング処理を行うことを特徴とする印刷システム。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の印刷システムであって、
    前記サーバは、前記印刷要求がなされた前記印刷装置から印刷終了を受信すると、前記印刷データを送信した前記印刷装置に対して、該印刷データの削除を指示する指示手段をさらに備え、
    前記印刷装置は、前記指示手段から前記削除指示を受けると、前記印刷データを削除する削除手段をさらに備えることを特徴とする印刷システム。
  10. 端末装置および複数の印刷装置を、ネットワークを介して管理するサーバであって、
    前記端末装置から受信した印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択手段と、
    前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記予測選択手段により予測選択された前記印刷装置に対して、受信した前記印刷データを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ。
  11. サーバ、端末装置および複数の印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムにおける印刷方法であって、
    前記サーバが、前記端末装置から受信した前記印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択ステップと、
    前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記サーバが、前記予測選択ステップにより予測選択した前記印刷装置に対して受信した前記印刷データを送信する送信ステップと、
    を備えることを特徴とする印刷方法。
  12. サーバ、端末装置および複数の印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムに使用されるプログラムであって、
    前記サーバが、前記端末装置から受信した前記印刷データを送信すべき前記印刷装置を、複数の前記印刷装置の中から予測選択する予測選択ステップと、
    前記印刷装置に対する印刷要求がなされる前に、前記サーバが、前記予測選択ステップにより予測選択した前記印刷装置に対して受信した前記印刷データを送信する送信ステップと、
    を備えることを特徴とする印刷プログラム。
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JP2009222680A Pending JP2011070537A (ja) 2009-09-28 2009-09-28 印刷システム、該印刷システムに使用されるサーバ、該印刷システムにおける印刷方法、および、該印刷システムに使用される印刷プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014142771A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Fuji Xerox Co Ltd 印刷データ管理装置、画像形成システム及びプログラム
JP2014146230A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Fuji Xerox Co Ltd 印刷データ管理装置、画像形成システム及びプログラム
JP2014232344A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 代行側情報処理装置、印刷システム、依頼側情報処理装置、印刷依頼プログラム、印刷代行プログラム、及び印刷プログラム
JP2015001842A (ja) * 2013-06-16 2015-01-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 情報処理装置、印刷システム及び印刷プログラム。
JP2015176307A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社リコー 情報処理システム、機器、情報処理方法、及びプログラム
US9264564B1 (en) * 2015-02-09 2016-02-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Printing data collection and distribution server, printing data collection and distribution method and computer-readable medium recorded with printing data collection and distribution program

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