JP5677173B2 - 画像形成装置、ネットワークシステム、画像形成装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、ネットワークシステム、画像形成装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置のファームウェアをアップデートするための制御に関する。
近年の画像形成装置では、ファームウェア更新のコストを抑えるために、配信サーバから画像形成装置へファームウェアを配信することによって、自動的にファームウェアの更新が行えるファームウェアアップデートシステムが実現されている。
なお、このように自動的にファームウェアを更新できるシステムであっても、例えば新しいファームウェアの動作が不安定な場合などにサービスマンによる手動更新が望まれる場合がある。
特許文献1では、ファームウェアの更新方法を自動と手動で切り替えることが可能となるシステムが提案されている。
具体的には、ファームウェアを配信する側では、ユーザインタフェースからファームウェア更新を自動で行うか、手動で行うか、ファームウェアのアップロードの方法を選択する。また、ファームウェアを受信する側では、その選択に従い、ファームウェアの更新を行うことで、ファームウェア更新の自動と手動の切り替えを実現している。
特開2009−140432号公報
特許文献1のような配信後に手動でファームウェアの適用が可能なシステムにおいて、配信済みのファームウェアに問題が見つかった場合に、問題のあるファームウェアの更新を制限することができないという課題があった。
また、問題が見つかったファームウェアが配信されたまま残っている画像形成装置107が複数存在する場合に、それらのファームウェアをまとめて削除することができないという課題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、配信済みのファームウェアに問題が見つかった場合に、ファームウェアを配信した側で、配信先の画像形成装置で該当ファームウェアが適用されることを防止したり、該当ファームウェアを削除するための仕組みを提供することである。
本発明は、ファームウェアを配信するサーバシステムと通信可能な画像形成装置であって、前記サーバシステムから配信された適用前のファームウェアを格納しておく格納手段と、ユーザからの指示を受けて前記格納手段に格納されているファームウェアの前記画像形成装置への適用を開始する場合に、前記サーバシステムに適用開始の通知を行う通知手段と、前記通知手段の通知に応じて前記サーバシステムから前記ファームウェアの適用を許可する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記画像形成装置に適用し、一方、前記ファームウェアの適用を禁止する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記画像形成装置に適用しないように制御する第1の適用手段と、定期的に、前記格納手段に格納されている適用前のファームウェアを削除するか否かを前記サーバシステムに対して確認する第1の確認手段と、前記第1の確認手段の確認に応じて前記サーバシステムから前記ファームウェアを削除する旨の応答を受けた場合には前記格納手段に格納されている適用前のファームウェアを削除する削除手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、配信済みのファームウェアに問題が見つかった場合に、ファームウェアを配信した側で、配信先の画像形成装置で該当ファームウェアが適用されることを防止したり、該当ファームウェアを削除することができる。
本発明の一実施例を示すネットワークシステムを適用可能なファームウェアアップデートシステムの構成の一例を示すシステム構成図である。 監視サーバ103のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 画像形成装置107のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 監視サーバ103、配信サーバ101における本実施形態に係るソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 画像形成装置107における本実施形態に係るソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 データベース102内に保持するファームウェア情報の一例を示す図である。 データベース102内に保持する配信情報の一例を示す図である。 データベース104内に保持する画像形成装置情報の一例を示す図である。 画像形成装置107、配信サーバ101、監視サーバ103等でのファームウェアの適用を禁止する処理の一例を示す全般的なシーケンス図である。 配信サーバ101におけるファームウェアの検出し制御内容を指示する処理を示すフローチャートである。 PC111のWebブラウザの表示部205に表示されるUI(画面)の一例を示す図である。 配信サーバ101におけるFW適用開始通知の受信(S604)からDB更新要求(S609)までの詳細な処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置107におけるFW適用開始指示(S604)から結果通知(S608)までの詳細な処理の一例を示すフローチャートである。 図13のS1001にてUI部505によって表示部306に表示されるUI(画面)の一例を示す図である。 図13のS1008においてUI部505によって表示部306に表示されるUI(画面)の一例を示す図である。 画像形成装置107における確認処理の一例を示すフローチャートである。 監視サーバ103における応答処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施例を示すネットワークシステムを適用可能なファームウェアアップデートシステムの構成の一例を示すシステム構成図である。
図1に示すように、本実施例のネットワークシステムは、インターネット106に接続されて互いに通信可能なサーバシステムとクライアントから構成されている。
初めに、サーバ側のシステム構成について説明する。
サーバ側には、監視サーバ103、データベース104、配信サーバ101、データベース102が存在し、これらによりサーバシステムを構成する。
監視サーバ103は、1又は複数の画像形成装置107を監視対象としていて、画像形成装置107の情報、稼働状態を示す情報(障害情報を含む)を収集、蓄積、加工し、警告等を外部に提供する機能を有する。例えば、監視サーバ103は、パーソナルコンピュータ(以下PC)111にそれら情報を配信する役割を持つ機能を有する。なお、稼働状態を示す情報には、トナー切れ、ドアオープン、ドラム交換、カートリッジなし、冷却ファン異常、基板異常、原稿台ガラス汚れ、ステイプル切れ、給紙センサ光量不足等がある。また、稼働状態を示す情報には、フォントメモリオーバーフロー、レンダリングエラー、定着器異常、カウンタ異常、両面ユニット異常、紙詰まり等もある。
さらに、PC111から、監視対象としている画像形成装置107の情報や監視に関する設定を監視サーバ103に登録することができる。監視サーバ103では、PC111から登録された監視対象の画像形成装置107や、監視に関する設定をマージして一括管理できる。また、監視サーバ103は、画像形成装置107に対し、監視に関わる設定を行うこともできる。
ここで、監視サーバ103は、インターネット106を介して接続されたPC111に対し、データベース104に蓄積した情報、又は加工した情報を閲覧するWEBページを提供している。監視サーバ103は、ユーザ認証により、ユーザの権限別に閲覧内容を限定してWEBページで提供している。さらに、監視サーバ103は、WEBページから、一部データの変更も可能としている。
データベース104は、監視のための情報や、クライアント側から収集した画像形成装置107(画像処理装置)のカウンタ、障害履歴情報、障害パターンテーブル等を蓄積する履歴記憶手段としてのデータベースである。監視サーバ103とデータベース104とはLAN105で接続されている。また、LAN105は、インターネット106に接続可能となっている。なお、データベース104は、物理的に監視サーバ103内に存在してもよい。さらに、データベース104は、監視サーバ103からアクセス可能であれば、インターネット106を経由した別の場所に存在してもよい。
配信サーバ101は、画像形成装置107のファームウェアの管理やファームウェアの配信を行う機能を有する。
ここで、配信サーバ101は、インターネット106を介して接続されたPC111に対し、データベース104に蓄積した情報、又は加工した情報を閲覧するWEBページを提供している。配信サーバ101は、ユーザ認証により、ユーザの権限別に閲覧内容を限定してWEBページで提供している。さらに、配信サーバ101は、WEBページから、画像形成装置107に適用可能なファームウェアの登録、更新、削除や、一部データの変更も可能としている。
データベース102は、画像形成装置107に適用するためのファームウェアやアプリケーション、ソフトウェアライセンス情報等を蓄積する履歴記憶部としてのデータベースである。配信サーバ101とデータベース102とはLAN105で接続されている。また、LAN105は、インターネット106に接続可能となっている。なお、データベース102は、物理的に配信サーバ101内に存在してもよい。さらに、データベース102は、配信サーバ101からアクセス可能であれば、インターネット106を経由した別の場所に存在しても構わない。また、データベース102とデータベース104とはデータを共有してもよい。なお、監視サーバ103と配信サーバ101は同一LAN上に存在しなくてもよい。
図1中には、監視サーバ103と、データベース104と、配信サーバ101と、データベース102とは1つずつしか示されていない。しかし、多くの画像形成装置107及び監視装置(不図示)からの情報収集や、ファームウェア配信の負荷分散を行うために、複数のサーバ、データベースに分散処理をさせてもよい。
また、監視サーバ103、データベース104、配信サーバ101、データベース102が1つのサーバ装置により構成されていてもよい。
次に、クライアント側のシステム構成について説明する。
本実施形態では、画像形成装置107は、例えば、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ及びこれらの複合機であれば好適である。なお、複合機には限らず、単なるプリンタ等も含む。
画像形成装置107は、インターネット106経由で配信サーバ101と通信を行い、自身のファームウェアのダウンロードや更新を行う。画像形成装置107は、ファームウェアのアップデートの際に、自身の情報(例えば個体識別子やファームウェアの種類、バージョンなど)を配信サーバ101に送信する。
また、画像形成装置107は、インターネット106経由で監視サーバ103と通信を行い、自身の情報(例えばカウンタ情報や障害等の発生)を監視サーバ103に送信する。
なお、画像形成装置107から監視サーバ103へ情報を直接収集するのではなく、LAN110上に設けた監視装置(不図示)を用いて画像形成装置107の情報を収集してもよい。監視装置は、各画像形成装置107の状態情報(例えば障害等の発生)を、各画像形成装置107から受信する都度、監視サーバ103に送信する。
PC111は、WEBブラウザを搭載したPC111であり、直接インターネット106を介し配信サーバ101や監視サーバ103に接続し、前述の配信サーバ101、または監視サーバ103が提供するWEBページを閲覧することができる。
<ハードウェア構成>
図2は、監視サーバ103のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、配信サーバ101、PC111のハードウェア構成も同様である。
図2において、CPU201は、ROM202やハードディスク(以下HDD)204等にコンピュータ読み取り可能に記録されるプログラムを読み取って実行し、本装置上の各処理を司る。ROM202は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。RAM203は、本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶する。RAM203は、CPU201の作業領域として使用される。
HDD204は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、一時的なデータ、本実施形態に関わる監視対象の画像形成装置107に関する情報、画像形成装置107から収集した情報等を記憶する。例えば、部品カウンタ、課金カウンタ、部門カウンタ等がHDD204に保存される。PC111においては、WEBブラウザプログラム等もHDD204に記憶される。
入力装置208は、本装置への指示入力を受け付けるキーボードやポインティングデバイス等である。
表示部(ディスプレイ等の表示装置)205は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。
ネットワークI/F(Network I/F)206は、ネットワーク経由でLAN210及びインターネット106に接続し、外部と情報交換を行う。外部機器I/F207は、外部記憶機器等を接続する。これらの要素201〜208がシステムバス209を介して結び付き、データをやりとりしている。
なお、HDDの代わりにSSD(Solid State Drive)等のその他の記憶装置を用いてもよい。
図3は、画像形成装置107のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
画像形成装置107としては、より具体的には、プリンタ及びファクシミリ機能が統合的に設けられた複合機や、PC111等からデータを受信し、印刷するプリンタ(電子写真方式及びインクジェット方式を含む)、スキャナ、ファクシミリ等である。図3では、画像形成装置107の一例として複合機の構成を示している。
図3において、イメージリーダ308は、原稿給送部307で給送される原稿から画像データを読み込む。画像形成部309は、イメージリーダ308で原稿から読み込んだ画像データや、ネットワーク経由で受信したデータを印刷画像に変換して印刷出力する。排紙部310は、画像形成部309が印刷出力した紙を排出し、ソートやステイプル等の処理を施す。
ネットワークI/F(Network I/F)311は、ネットワーク経由でLAN110及びインターネット106に接続し、外部と情報交換を行う。CPU301は、ROM302やハードディスク(HDD)304にコンピュータ読み取り可能に記録されたプログラムを読み取って実行し、本装置上の各処理を司る。CPU301は、プログラムに基づき、画像形成装置107の動作状態を監視し、障害等の特定のイベントが発生した場合には、その状態を示す状態情報を、予め定めた宛先へと送信する。宛先は例えば、監視サーバ103や監視装置(不図示)等である。
不揮発性記憶部としてのROM302は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。RAM303は、本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶する。RAM303は、CPU301の作業領域として使用される。
HDD304は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、一時的なデータ、本装置へ送信されてきたユーザデータ等を記憶する。配信サーバ101からダウンロードしたファームウェアは、適用されるまで一時的にHDD304に記憶される。
操作部305は、ハードキーやタッチパネル等から構成され、本装置への指示入力を受け付ける。表示部(表示装置)306は、本装置の動作状況及び操作部に対する操作に関わる情報を表示する。これらの要素301〜311がシステムバス312を介して結び付き、データをやりとりしている。
なお、画像形成装置自身が監視のための情報を積極的に送信する機能を持つ画像形成装置107では、ROM302或いはHDD304内に、監視データ送出処理にかかわるプログラムやデータが保持され、CPU301により実行される。
なお、HDDの代わりにSSD(Solid State Drive)等のその他の記憶装置を用いてもよい。
<ソフトウェア構成>
図4は、監視サーバ103、配信サーバ101における本実施形態に係るソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4において、通信部405は、監視装置(不図示)、又は画像形成装置107よりネットワークI/F206を介して受信したデータをメッセージ解析部404に渡す。メッセージ解析部404は、データの解析を行う。通信部405は、メッセージ作成部402が作成したデータをネットワークI/F206を介して監視装置(不図示)、又は画像形成装置107に送信する。
収集情報処理部403は、監視下の監視装置(不図示)、又は画像形成装置107から受信した情報をそのまま、又は、加工し、データベースアクセス部406を介してデータベース104、データベース102に格納する。また、収集情報処理部403は、遠隔監視システムに関わる機能を実現する。例えば、収集情報処理部403は、監視下の画像形成装置107から受信した情報及びデータベース104、データベース102に格納されているデータを基に、ファームウェアの最新情報等を担当の管理者などの通知先へ通知する。なお、収集情報処理部403は、ファームウェアの最新情報以外にもカウンタ情報の集計、エラー情報等も管理者などの通知先へ通知する。
監視制御部401は、画像形成装置107の情報を取得しに行くスケジュール管理や、監視内容、方法の制御を行う。さらに、監視制御部401は、必要に応じて、監視下の画像形成装置107へ、メッセージ作成部402、通信部405、ネットワークI/F206を介して、指示を送信する。メッセージ作成部402は、メッセージデータを作成する。
図5は、画像形成装置107における本実施形態に係るソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5において、通信部504は、監視サーバ103、配信サーバ101よりネットワークI/F311を介して受信したデータを監視エージェント部501に渡す。また、通信部504は、監視エージェント部501が作成したデータをネットワークI/F311を介して監視サーバ103、配信サーバ101に送信する。
監視エージェント部501は、画像形成装置107内部のスケジュールにより、又は、監視サーバ103からの指示により、内部に保持するカウンタ情報を取得し、また、内部で発生したサービスコールやジャム、トナー切れ等の情報を取得する。監視エージェント部501が取得したデータは、そのまま通信部504に渡され、監視サーバ103へ送信される。また、監視エージェント部501が取得したデータは、監視エージェント部501内で蓄積、解釈、加工されてから通信部504に渡され、監視サーバ103へ送信される場合もある。
ユーザインタフェース部(UI部)505は、操作部305からの入力を処理したり、表示部306に画面を表示するなど、ユーザインタフェースに関する処理を扱う。
アップデート制御部502は、画像形成装置107内部のスケジュールにより、又は、配信サーバ101からの指示により、内部に保持するファームウェア情報を取得する。アップデート制御部502が取得したデータは、そのまま通信部504に渡され、配信サーバ101へ送信される。また、アップデート制御部502が取得したデータは、アップデート制御部502内で蓄積、解釈、加工されてから通信部504に渡され、配信サーバ101へ送信される場合もある。
制御部503は、監視エージェント部501、UI部505、通信部504、アップデート制御部502を統括的に制御し、各部にハードウェア資源やソフトウェア資源の割り当てなどを行う。
図6は、データベース102内に保持するファームウェア情報の一例を示す図である。
図6において、ファームウェア情報1500は、配信サーバ101にファームウェアが登録される際に、登録者が入力するファームウェアの情報を基にして、監視制御部401が情報の更新を行う。
FW種類1501は、配信サーバ101に登録されているファームウェアの種類を表す。画像形成装置107の機種によってファームウェアが異なる場合には、FW種類1501で区別することとなる。
ステータス1502は、配信サーバ101に登録されているファームウェアの状態を表す。ステータス1502の値としては、配信可能な状態であれば「公開」、何らかの問題が見つかり配信を停止している状態であれば「公開停止」、配信サーバ101から削除された状態であれば「削除済み」などが使用される。
FWバージョン1503は、配信サーバ101に登録されているファームウェアのバージョンを表す。FW種類1501が同じファームウェアであっても、複数のバージョンのファームウェアを配信サーバ101へ登録することが可能であるため、この項目が必要となる。
図7は、データベース102内に保持する配信情報の一例を示す図である。
図7において、配信情報1600は、配信サーバ101から画像形成装置107へファームウェアの配信を行う度に、監視制御部401によって更新される。
装置識別子1601は、配信先の画像形成装置107を一意に表す識別子であり、装置のシリアル番号などを用いることができる。配信ID1602は配信サーバ101が配信を行う度に、一意に割り振る番号である。他の配信と区別するために用いる。
配信FW1603は、配信サーバ101が配信したファームウェアの種類であり、配信対象のファームウェアを表すファームウェア情報1500のFW種類1501が用いられる。
FWバージョン1604は、配信サーバ101が配信したファームウェアのバージョンであり、配信対象のファームウェアを表すファームウェア情報1500のFWバージョン1503が用いられる。
ステータス1605は、配信の状態を表す。ステータス1605の値としては、ファームウェアが画像形成装置107へ転送中であれば「配信中」、転送が完了していれば「ダウンロード済み」、適用まで完了していれば「完了」などが使用される。
結果1606は、配信の結果を表す。結果1606の値としては、配信が成功した場合には「OK」、失敗した場合には「NG」、配信中の場合には未入力、などが使用される。
なお、配信サーバ101は、PC111のWebブラウザからファームウェアの配信を開始する指示を受けると、配信情報1600に新たなレコードを追加する。この際、ステータス1605は「配信中」となる。
図8は、データベース104内に保持する画像形成装置情報の一例を示す図である。
画像形成装置情報1700は、監視サーバ103が監視している画像形成装置毎にデータベース104内に保持される。
装置識別子1701は、配信先の画像形成装置107を一意に表す識別子であり、装置のシリアル番号などを用いることができる。ステータス1702は、装置識別子1701で表される画像形成装置107の状態を表す。ステータス1702の値としては、配信済みファームウェアの削除が予約されている場合には「削除予約中」、配信が予約されている場合には「配信予約中」、配信済みファームウェアの適用の禁止が指示されている場合には「適用禁止」、画像形成装置107が正常に動作している場合には「正常」などが使用される。
FW種類1703は、その時点で、装置識別子1701で表される画像形成装置107にインストールされているファームウェアの種類を表す。
FWバージョン1704は、その時点で、装置識別子1701で表される画像形成装置107にインストールされているファームウェアのバージョンを表す。
配信予定FW1705は、ステータス1702の値が「配信予約中」の場合に、配信を予定しているファームウェアの種類を表す。配信予定のファームウェアの種類を表す情報としては、ファームウェア情報1500のFW種類1501が用いられる。
配信予定FWバージョン1706は、ステータス1702の値が「配信予約中」の場合に、配信を予定しているファームウェアのバージョンを表す。配信予定のファームウェアを表す情報としては、ファームウェア情報1500のFWバージョン1503が用いられる。
なお、図7には図示していないが、画像形成装置情報1700には、上記1701〜1706の他に、配信日時や、自動適用情報も格納されている。なお、この自動適用情報(不図示)は、ステータス1702の値が「配信予約中」の場合に、配信を予定しているファームウェアを自動適用するか否かの情報を表す。自動適用をする場合には「自動適用」、自動適用を行わない場合には「手動適用」が格納される。本実施例では、通常のファームウェアの配信では、自動適用情報には「手動適用」が格納されるものとする。
図9は、画像形成装置107、配信サーバ101、監視サーバ103等でのファームウェアの適用を禁止する処理の一例を示す全般的なシーケンス図である。
配信サーバ101には予め、画像形成装置107に適用可能なファームウェアがアップロードされているものとする。また、画像形成装置107には予め、配信サーバ101からファームウェアが配信されているものとする。さらに、問題が見つかったファームウェアは、PC111のWebブラウザを介して入力される配信管理者からの指示で、ファームウェア情報1500のステータス1502が「公開停止」又は「削除済み」に更新されているものとする。
配信サーバ101は、配信管理者から問題が見つかったファームウェアの適用禁止、又は削除の指示を受け付け可能に制御する(S601)。なお、配信管理者は、PC111等から配信済みファームウェアの適用禁止、又は削除の指示を配信サーバ101に送信する。
適用禁止、又は削除の指示を受付けた場合、配信サーバ101は、監視サーバ103にデータベース104の更新を依頼する(S602)。監視サーバ103は、上記データベース104の更新依頼を受付けた場合、該当する画像形成装置107に対してファームウェアの適用禁止、又は削除予約が行われたことをデータベース104に保存する。即ち、該当する画像形成装置107の画像形成装置情報1700のステータス1702を「適用禁止」又は「削除予約中」に更新する。なお、上記S601〜S602の処理の詳細は、後述する図10(a)に示す。
その後、画像形成装置107は、画像形成装置管理者による配信済みファームウェアの適用を操作部305から受付ける(S603)と、配信サーバ101に対してファームウェア適用開始通知を行う(S604)。
ファームウェア適用開始通知を受信した配信サーバ101は、受信元の画像形成装置107の情報を取得するために監視サーバ103に対して情報取得要求を行う(S605)。
情報取得要求を受けた監視サーバ103は、データベース104から該当する画像形成装置107の画像形成装置情報1700を取得し、配信サーバ101へ送信する(S606)。
該当する画像形成装置107の画像形成装置情報1700を取得した配信サーバ101は、取得した画像形成装置情報1700から該当する画像形成装置107がファームウェアの適用が禁止されているものか、またはファームウェアを削除する必要があるものかを判断する。即ち、ステータス1702が「適用禁止」又は「削除予定」であるか判断する。
そして、配信サーバ101は、上記判断に従って画像形成装置107に対して、上述のファームウェア適用開始通知に対する返信を行う(S607)。即ち、ステータス1702が「適用禁止」の場合は「ファームウェア適用禁止指示」、「削除予定」の場合「ファームウェア削除指示」を返信する。
画像形成装置107は、配信サーバ101からのファームウェア適用開始通知の応答に従い、ファームウェアの適用禁止が指示された場合には、適用を行わず、処理の結果を配信サーバ101へ通知する(S608)。
また、ファームウェアの削除が指示された場合には、画像形成装置107は、配信済みファームウェアの削除を行い、その結果を配信サーバ101へ通知する(S608)。
結果を受信した配信サーバ101は、監視サーバ103へ該当する画像形成装置107の画像形成装置情報1700の更新を依頼する(S609)。監視サーバ103は、該当する画像形成装置107のステータス1702を更新する(例えば「正常」に更新する)。
なお、配信サーバ101における上記S605〜S609までの処理の詳細は後述する図12に示す。また、画像形成装置107における上記S604〜S608までの処理の詳細は後述する図13〜図15に示す。
図10(a)は、実施例1の配信サーバ101における適用禁止指示(S601)からDB更新(S602)までの詳細な処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップの処理は、特に表記がない場合、配信サーバ101の監視制御部401が行う。つまり、このフローチャートの各ステップの処理は、配信サーバ101のCPU201がHDD204に記録されたプログラム(監視制御部401を実現するためのプログラム)をRAM203に読み込んで実行することにより実現される。
まず、S1701において、配信サーバ101の監視制御部401は、配信管理者から特定の公開停止ファームウェアが配信済みのまま保持されている画像形成装置107を一覧表示する要求を、配信サーバ101の通信部405を介して受け付ける。この要求は、ここでは、PC111のWebブラウザから送信されるものとする。
配信サーバ1011の監視制御部401は、一覧表示要求を受け付けると、配信サーバ101のデータベースアクセス部406を利用してデータベース102内のファームウェア情報1500や配信情報1600を基に該当する画像形成装置107の検索(第1の検出)を行う(S1702)。具体的には、配信サーバ1011の監視制御部401は、ファームウェア情報1500のステータス1502の値が「公開停止」となっているレコードのFW種類1501とFWバージョン1503の値を取得する。さらに、配信サーバ1011の監視制御部401は、配信情報1600内から、配信FW1603とFWバージョン1604が上記取得した公開停止のFW種類1501とFWバージョン1503に一致し、且つステータス1605が「ダウンロード済み」である装置識別子1601(即ち、該当する画像形成装置)を検索する。配信サーバ1011の監視制御部401は、ファームウェア情報1500のステータス1502の値が「公開停止」又は「削除済み」となっているレコードのFW種類1501とFWバージョン1503の値を取得する。
なお、PC111のWebブラウザからの指示により、いずれかのファームウェアのファームウェア情報1500のステータス1502の値が「公開停止」又は「削除済み」に変更された場合、配信サーバ1011の監視制御部401は、S1701の配信管理者から特定の公開停止ファームウェアが配信済みのまま保持されている画像形成装置107を一覧表示する要求を受けたものとみなして、S1702以降の処理を開始するように構成してもよい。
次に、配信サーバ1011の監視制御部401は、上記S1702の検索の結果、該当する装置識別子1601(該当する画像形成装置)が存在するか否かを判定する。
そして、検索の結果、該当する装置識別子1601(該当する画像形成装置)が存在すると判定した場合(S1703でYes)、配信サーバ1011の監視制御部401は、装置識別子1601に対応する画像形成装置の一覧(図11(a))を、PC111のWebブラウザに送信する(S1704)。PC111のWebブラウザは、画像形成装置の一覧(図11(a))を表示する。
そして、配信サーバ1011の監視制御部401は、図11(a)からの指示(第1の指示)がPC111のWebブラウザから送信されてくるのを待つ(S1706)。
図11(a)は、図10(a)のS1704においてPC111のWebブラウザの表示部205に表示されるUI(画面)の一例を示す図である。
図11(a)に示すUIでは、公開停止ファームウェア毎に、ダウンロード済み状態デバイス一覧画面1800が表示される。各画面1800では、画像形成装置の一覧1801から1又は複数の画像形成装置を選択することが可能である。そして、選択した画像形成装置に対して、適用禁止ボタン1802を押下してファームウェアの適用の禁止を指示、又は削除ボタン1803を押下してファームウェアの削除を指定することが可能である。また、ステータス1804が「適用禁止」や「削除中」の画像形成装置を選択してキャンセルボタン1805を押下することで、ファームウェアの適用禁止や削除の指定をキャンセルことが可能である。なお、図11(a)に示す画面では、画面内に組み込まれたプログラム等により、「適用禁止」ボタン1802、「削除」ボタン1803、「キャンセル」ボタン1805が指示されると、その指示に応じた内容をステータス表示欄1804に表示するよう表示制御される。
さらに、「確定」ボタン1806を押下することで、各画面1800で表示されている画像形成装置の識別子1801とそのステータス1804等がPC111のWebブラウザから配信サーバ101に送信される。
以下、図10(a)のフローチャートの説明に戻る。
PC111のWebブラウザから送信された図11(a)のUI上での指示に、適用禁止又は削除の指示、又は、適用禁止又は削除をキャンセルした指示が含まれていると判定した場合(S1706でYes)、配信サーバ101の監視制御部401は、S1707に処理を進める。
S1707では、配信サーバ101の監視制御部401は、上記UI上での指示に基づいて、監視サーバ103へデータベース104の更新を依頼し(S1707)、本フローチャートの処理を終了する。
なお、配信サーバ101が監視サーバ103へ依頼する具体的な更新内容は、「適用禁止」が指示された画像形成装置の識別子に対応する画像形成装置情報1700のステータス1702の値を「適用禁止」へ変更する。また、「削除」が指示された画像形成装置の識別子に対応する画像形成装置情報1700のステータス1702の値を「削除予約中」へ変更することである。また、「適用禁止」又は「削除」のキャンセルが指示された画像形成装置の識別子に対応する画像形成装置情報1700のステータス1702の値を「正常」へ変更することである。
なお、図10(a)には図示していないが、所定時間、上記UIを表示したPC111のWebブラウザから返信が無い場合には、そのまま本フローチャートの処理を終了する。
また、上記S1703において、上記S1702の検索の結果、該当する装置識別子1601(該当する画像形成装置)が存在しないと判定した場合(S1703でNo)、配信サーバ1011の監視制御部401は、その旨をUIに表示し(S1705)、S1701に処理を戻す。
なお、図10(a)の説明では、図11(a)のUIを表示して、ユーザに、配信済みのファームウェアを適用禁止とする画像形成装置を選択させる構成を示した。しかし、配信サーバ1011の監視制御部401は、DBから該当する画像形成装置を検索し(S1702)、図11(a)のUIを表示させることなく、検索された該当する画像形成装置の全てに対して「適用禁止」が指示されたものとみなして、S1707のDB更新の処理を行うようにしてもよい。
図12は、配信サーバ101におけるFW適用開始通知の受信(S604)からDB更新要求(S609)までの詳細な処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップの処理は、特に表記がない場合、配信サーバ101の監視制御部401が行う。つまり、このフローチャートの各ステップの処理は、配信サーバ101のCPU201がHDD204に記録されたプログラム(監視制御部401を実現するためのプログラム)をRAM203に読み込んで実行することにより実現される。
まず、S1701において、配信サーバ101の監視制御部401は、通信部405を介して画像形成装置107からファームウェア適用開始通知を受信可能に制御する(S901)。
そして、ファームウェア適用開始通知を受信した場合(S901でYes)、配信サーバ101の監視制御部401は、該受信したファームウェア適用開始通知に含まれる画像形成装置107の装置識別子を基に、監視サーバ103へデータベース104に対する検索を依頼する(S902)。
S902における具体的な検索内容は、画像形成装置情報1700内から、上記ファームウェア適用開始通知に含まれる画像形成装置107の装置識別子が、装置識別子1701に一致するレコードのステータス1702の値を検出することである。このステータス1702の値から、適用開始通知元の画像形成装置107に対して「適用禁止」、又は「削除指示」が指定されているか否かを確認することが可能となる。
なお、本実施例では、配信サーバ101は、画像形成装置107から装置識別子を含む適用開始通知を受信しているが、適用開始通知にその他の情報を含めてもよい。また、配信サーバ101は、適用開始通知に含まれる各情報とデータベース102内の情報とを照らし合わせることで、画像形成装置107の状態が正常であるかを確認してもよい。
そして、監視サーバ103から上記S902の検索結果を受信すると、配信サーバ101の監視制御部401は、該検索結果に基づいて、返信(第1の返信)を行う(S903〜S912)。以下、詳細に示す。
まず、配信サーバ101の監視制御部401は、該検索結果に基づいて、適用開始通知元の画像形成装置107に対して「適用禁止」が指示されているか否かを判定する(S903)。即ち、検索結果としてのステータス1702の値が「適用禁止」か否かを判定する。
そして、適用開始通知元の画像形成装置107に対して「適用禁止」が指示されていると判定した場合(S903でYes)、即ちステータス1702の値が「適用禁止」の場合、配信サーバ101の監視制御部401は、S904に処理を進める。S904では、配信サーバ101の監視制御部401は、適用開始通知の応答として「適用禁止」を、適用開始通知元の画像形成装置107へ返信し、S906に処理を進める。
一方、適用開始通知元の画像形成装置107に対して「適用禁止」が指示されていないと判定した場合(S903でNo)、即ちステータス1702の値が「適用禁止」でない場合、配信サーバ101の監視制御部401は、S905に処理を進める。
S905では、配信サーバ101の監視制御部401は、上記S902の検索結果に基づいて、適用開始通知元の画像形成装置107に対して「削除」が指示されているか否かを判定する。即ち、検索結果としてのステータス1702の値が「削除予約中」か否かを判定する。
そして、適用開始通知元の画像形成装置107に対して「削除」が指示されていると判定した場合(S905でYes)、即ちステータス1702の値が「削除予約中」の場合、配信サーバ101の監視制御部401は、S908に処理を進める。S908では、配信サーバ101の監視制御部401は、適用開始通知の応答として「削除指示」を、適用開始通知元の画像形成装置107へ返信し、S906に処理を進める。
一方、適用開始通知元の画像形成装置107に対して「削除指示」がなされていないと判定した場合(S905でNo)、即ちステータス1702の値が「削除予約中」でない場合、配信サーバ101の監視制御部401は、S909に処理を進める。
S909では、配信サーバ101の監視制御部401は、上記S902の検索結果に基づいて、適用開始通知元の画像形成装置107の状態が「正常」であるか否かを判定する。即ち、検索結果としてのステータス1702の値が「正常」か否かを判定する。
そして、適用開始通知元の画像形成装置107の状態が「正常」であると判定した場合(S909でYes)、即ちステータス1702の値が「正常」の場合、配信サーバ101の監視制御部401は、S910に処理を進める。S910では、配信サーバ101の監視制御部401は、適用開始通知の応答として「OK」を、適用開始通知元の画像形成装置107へ返信し、S906に処理を進める。
一方、適用開始通知元の画像形成装置107の状態が「正常」でないと判定した場合(S909でNo)、即ちステータス1702の値が「正常」でない場合、配信サーバ101の監視制御部401は、S911に処理を進める。S911では、配信サーバ101の監視制御部401は、エラーが発生したと見なして、エラーの種類に応じて、エラー処理を行う。さらに、配信サーバ101の監視制御部401は、S912において、適用開始通知の応答として「NG」を、適用開始通知元の画像形成装置107に対して返信し、S906に処理を進める。
S906では、配信サーバ101の監視制御部401は、上記適用開始通知元の画像形成装置107からの結果通知の受信を待機する。
そして、結果を受信した場合(S906でYes)、配信サーバ101の監視制御部401は、データベースアクセス部406を介してデータベース102を更新し(S907)、本フローチャートの処理を終了する。
上記S907におけるデータベース102の更新の具体例を以下に示す。
上記S906で画像形成装置107から受信した結果が「適用完了通知」の場合、配信サーバ101の監視制御部401は、配信サーバ101の監視制御部401は、配信情報1600内の該当する装置識別子1601でレコードのステータス1605の値を「ダウンロード済み」のレコードのステータス1605の値を「完了」に変更する。さらに、配信サーバ101の監視制御部401は、監視サーバ103に画像形成装置情報1700内の該当する装置識別子1701のレコードのステータス1702、FW種類1703、FWバージョン1704を更新するデータベース更新依頼を行う。更新内容は、ステータス1702を「正常」に更新し、FW種類1703とFWバージョン1704を、配信情報1600内の該当するレコードのFW種類1603とFWバージョン1604の値に更新するものとする。そして、依頼したデータベース更新が成功した場合には、配信サーバ101の監視制御部401は、配信情報1600内の該当するレコードの結果1606の値を「OK」に変更し、一方、依頼したデータベース更新が失敗した場合には結果1606の値を「NG」に変更する。
また、上記S906で画像形成装置107から受信した結果が「削除完了通知」の場合、配信サーバ101の監視制御部401は、配信情報1600内の該当するレコードのステータス1605の値を「キャンセル」に変更する。さらに、配信サーバ101の監視制御部401は、監視サーバ103に画像形成装置情報1700内の該当する装置識別子1701のレコードのステータス1702を「キャンセル」へ変更するデータベース更新依頼を行う。そして、依頼したデータベース更新が成功した場合には、配信サーバ101の監視制御部401は、配信情報1600内の該当するレコードの結果1606の値を「OK」に変更し、一方、依頼したデータベース更新が失敗した場合には結果1606の値を「NG」に変更する。
また、画像形成装置107から受信した結果が「適用禁止に伴う完了通知」の場合には、配信サーバ101の監視制御部401は、データベース102の更新は行わない。
図13は、画像形成装置107におけるFW適用開始指示(S604)から結果通知(S608)までの詳細な処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップの処理は、特に表記がない場合、画像形成装置107のアップデート制御部502が行う。つまり、このフローチャートの各ステップの処理は、画像形成装置107のCPU301がROM302又はHDD304に記録されたプログラム(アップデート制御部502を実現するためのプログラム)をRAM303に読み込んで実行することにより実現される。また、予め、画像形成装置107のHDD304内に配信サーバ101からダウンロードされた適用前のファームウェアが保存(格納)されている状態であることを前提とする。
初めに、S1001において、画像形成装置107のUI部505は、画像形成装置107の管理者からのファームウェア適用の指示を、画像形成装置107の操作部305から受け付け可能に制御する。
図14は、図13のS1001にてUI部505によって表示部306に表示されるUI(画面)の一例を示す図である。
図14のUIでは、「ファームウェアの適用」ボタン1101によって配信済みファームウェアの適用の指示を、「ファームウェアの削除」ボタン1102によって配信済みファームウェアの削除の指示を受け付ける。
なお、ダウンロードされたファームウェアが存在しない場合には、UI部505は「ファームウェアの適用」ボタン1101と「ファームウェアの削除」ボタン1102が押下できないように表示制御する。
そして、UI部505が、「ファームウェアの適用」ボタン1101押下による「配信済みファームウェアの適用の指示」を受けた場合(S1001でYes)、アップデート制御部502がS1002の処理を行う。
S1002では、アップデート制御部502は、配信済みのファームウェアが画像形成装置107のHDD304内に存在するか否かを確認する。
そして、配信済みのファームウェアが画像形成装置107のHDD304内に存在しないと判定した場合(S1002でNo)、アップデート制御部502は、エラーが発生したと見なして、そのまま本フローチャートの処理を終了する。
一方、配信済みのファームウェアが画像形成装置107のHDD304内に存在すると判定した場合(S1002でYes)、アップデート制御部502は、画像形成装置107の通信部504を介して、配信サーバ101へファームウェア適用開始通知を送信する(S1003)。
このファームウェア適用開始通知は、通知元の画像形成装置107の装置識別子を含む。本実施例では、適用開始通知に装置識別子を含めるが、装置識別子に加えて適用を行うファームウェアの種類やバージョンなどを含めてもよい。それらの情報と配信サーバ101で保持している配信済みのファームウェアの情報が一致するかを確認することで、適用されるファームウェアが正しいものであるか判断することが可能となる。
そして、アップデート制御部502は、ファームウェア適用開始通知の応答を配信サーバ101から受信すると、S1004に処理を進める。
S1004では、アップデート制御部502は、上記ファームウェア適用開始通知の応答結果が「OK」(即ち適用許可)であるか否かを判定する。
そして、上記ファームウェア適用開始通知の応答結果が「OK」であると判定した場合(S1004でYes)、アップデート制御部502は、S1005に処理を進める。
S1005では、アップデート制御部502は、画像形成装置107のHDD304内の配信済みファームウェアの適用処理(第1の適用)を行う。即ち、ROM302内のフラッシュROM又はHDD304のファームウェア格納領域に上記配信されたファームウェアを格納し、画像形成装置107の再起動を実行し、該ファームウェアにより画像形成装置107を起動する。そして、アップデート制御部502は、S1007において、ファームウェアの適用結果(上記処理が正常終了した場合は「適用完了通知」)を配信サーバ101へ送信し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記ファームウェア適用開始通知の応答結果が「OK」でないと判定した場合(S1004でNo)、アップデート制御部502は、S1006に処理を進める。
S1006では、アップデート制御部502は、上記ファームウェア適用開始通知の応答結果が「適用禁止」であるか否かを判定する。
そして、上記ファームウェア適用開始通知の応答結果が「適用禁止」であると判定した場合(S1006でYes)、アップデート制御部502は、S1008に処理を進める。
S1008では、アップデート制御部502は、UI部505を用いて表示部306に、ファームウェアの適用が禁止されている旨の表示(図15)を行う。その後、S1010において、アップデート制御部502は、ファームウェア削除完了通知を配信サーバ101へ送信し、本フローチャートの処理を終了する。
図15は、図13のS1008においてUI部505によって表示部306に表示されるUI(画面)の一例を示す図である。
図15のUIでは、ファームウェアに問題があったことを示すメッセージを表示しているが、問題点の詳細情報を表示してもよい。
なお、ユーザ管理システムが搭載された画像形成装置107においては、ログインしているユーザの権限に応じて、適用が禁止されている場合であっても適用を許可してもよい。
以下、図13のフローチャートの説明に戻る。
一方、上記ファームウェア適用開始通知の応答結果が「適用禁止」でないと判定した場合(S1006でNo)、アップデート制御部502は、S1009に処理を進める。
S1009では、アップデート制御部502は、上記ファームウェア適用開始通知の応答結果が「削除指示」であるか否かを判定する。
そして、上記ファームウェア適用開始通知の応答結果が「削除指示」であると判定した場合(S1009でYes)、アップデート制御部502は、S1011に処理を進める。
S1011では、アップデート制御部502は、画像形成装置107のHDD304内の配信済みファームウェアを削除する。そして、アップデート制御部502は、S1013において、UI部505を用いてファームウェアを削除した旨の表示を表示部306へ行い、S1015において、ファームウェアの削除完了通知を配信サーバ101へ送信し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記ファームウェア適用開始通知の応答結果が「削除指示」でないと判定した場合(S1009でNo)、アップデート制御部502は、S1012に処理を進める。
S1012では、アップデート制御部502は、何らかのエラーが発生したと見なして、UI部505を用いてエラーが発生した旨の表示を表示部306へ行い、S1014において、エラーの種類に応じてエラー処理を行い、本フローチャートの処理を終了する。
以上示したように本実施形態によれば、配信済みのファームウェアに問題がある場合、配信側から、配信済みのファームウェアの画像形成装置への適用を制限(禁止)することが可能となる。
なお、フローチャートには示していないが、UI部505が、「ファームウェアの削除」ボタン1102押下による「配信済みファームウェアの削除の指示」を受けた場合、アップデート制御部502は、画像形成装置107のHDD304内の配信済みファームウェアを削除する。そして、アップデート制御部502は、UI部505を用いてファームウェアを削除した旨の表示を表示部306へ行い、ファームウェアの削除完了通知(装置識別子を含む)を配信サーバ101へ送信する。そして、配信サーバ101の監視制御部401は、画像形成装置107から「削除完了通知」を受信すると、配信情報1600内の該当するレコードのステータス1605の値を「キャンセル」に変更する。さらに、配信サーバ101の監視制御部401は、監視サーバ103に画像形成装置情報1700内の該当する装置識別子1701のレコードのステータス1702を「正常」へ変更するデータベース更新依頼を行う。そして、依頼したデータベース更新が成功した場合には、配信サーバ101の監視制御部401は、配信情報1600内の該当するレコードの結果1606の値を「OK」に変更し、一方、依頼したデータベース更新が失敗した場合には、結果1606の値を「NG」に変更する。
次に、図16(a)、図17(a)を用いて、問題が見つかったファームウェアが配信されたまま残っている画像形成装置107が複数存在する場合において、それらの装置内のファームウェアを自動的に削除する方法を説明する。
まず、図16(a)を用いてクライアント側(即ち、画像形成装置107側)の処理を説明する。
図16(a)は、実施例1における画像形成装置107におけるファームウェア削除に関する詳細な処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップの処理は、特に表記がない場合、画像形成装置107の監視エージェント部501が行う。つまり、このフローチャートの各ステップの処理は、画像形成装置107のCPU301がROM302又はHDD304に記録されたプログラム(アップデート制御部502を実現するためのプログラム)をRAM303に読み込んで実行することにより実現される。
監視エージェント部501は、上述した監視サーバ103へ情報通知を行う際に用いている内部のスケジュールに従って、定期的に監視サーバ103に対してファームウェア削除予約確認(削除確認(第1の確認))を行う。監視エージェント部501は、監視サーバ103へ定期確認をするタイミングになった場合(S1301でYes)、自装置の装置識別子を含むファームウェア削除予約確認要求を、監視サーバ103へ送信する。その後、監視エージェント部501は、ファームウェア削除予約確認要求の応答を受信するまで待機する。そして、ファームウェア削除予約確認要求の応答を監視サーバ103から受信すると、監視エージェント部501は、S1302に処理を進める。
S1302では、監視エージェント部501は、応答結果に基づいて、削除予約が存在するか否かを判定する。即ち、応答結果が「削除予約有り」であるか否かを判定する。
そして、削除予約が存在しないと判断した場合(S1302でNo)、即ち、応答結果が「削除予約有り」でない場合、監視エージェント部501は、S1301に処理を戻し、スケジュールに従ってファームウェア削除予約確認を行う。
一方、削除予約が存在すると判断した場合(S1302でYes)、即ち、応答結果が「削除予約有り」の場合、監視エージェント部501は、アップデート制御部502に対してファームウェアの削除を指示する。
ファームウェア削除指示を受けたアップデート制御部502は、HDD304内に配信済みファームウェアが存在するかを確認する(S1303)。
そして、HDD304内に配信済みファームウェアが存在すると判断した場合(S1303でYes)、アップデート制御部502は、HDD304内の配信済みファームウェアを削除する(S1304)。
その後、アップデート制御部502は、S1306において、「ファームウェア削除完了通知」を配信サーバ101へ送信してから、監視エージェント部501に対して、削除が完了したこと(削除完了報告)を通知する。
削除完了報告を受け取った監視エージェント部501は、S1308において、監視サーバ103に対して、「削除完了通知」を送信し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S1302において、HDD304内に配信済みファームウェアが存在しないと判断した場合(S1303でNo)、アップデート制御部502は、S1305に処理を進める。
S1305では、アップデート制御部502は、必要なエラー処理を行った後に、監視エージェント部501に対してエラーが発生したこと伝える。エラー報告を受け取った監視エージェント部501は、監視サーバ103に対してエラー通知を行い(S1307)、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図17(a)を用いてサーバ側の処理を説明する。
図17(a)は、実施例1の監視サーバ103における詳細な処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップの処理は、特に表記がない場合、監視サーバ103の監視制御部401が行う。つまり、このフローチャートの各ステップの処理は、監視サーバ103のCPU201がHDD204に記録されたプログラム(監視制御部401を実現するためのプログラム)をRAM203に読み込んで実行することにより実現される。
初めに、S1401において、監視サーバ103の監視制御部401は、通信部405を介して画像形成装置107から送信されるファームウェア削除予約確認要求(削除確認)を受信可能に制御する。
監視サーバ103の監視制御部401は、ファーム削除予約確認要求を受信した場合(S1401でYes)、S1402に処理を進める。
S1402では、監視サーバ103の監視制御部401は、データベース104内の画像形成装置情報1700から、ファーム削除予約確認要求に含まれる装置識別子と一致する装置識別子1701のレコードのステータス1702の値を検索する。
次に、監視サーバ103の監視制御部401は、S1403〜S1407にて、上記S1402の検索の結果に基づく返信(第2の返信)を行う。以下、詳細に示す。
まず、S1403において、監視サーバ103の監視制御部401は、上記S1402の検索の結果、ステータス1702が「削除予約中」であるか否かを判定する。
そして、ステータス1702が「削除予約中」であると判定した場合(S1403でYes)、監視サーバ103の監視制御部401は、S1404に処理を進める。
S1404では、監視サーバ103の監視制御部401は、画像形成装置107に対して「削除予約有り」を返送し、通信部405を介して画像形成装置107からの結果を受信するまで待つ(S1405)。
そして、画像形成装置107からの結果を受信した場合(S1405でYes)、監視サーバ103の監視制御部401は、データベース104を更新し(S1406)、本フローチャートの処理を終了する。
上記S1406におけるデータベース104の更新の具体例を以下に示す。
画像形成装置107から受信した結果が「削除完了通知」の場合には、監視サーバ103の監視制御部401は、データベースアクセス部406を使用して画像形成装置情報1700内の該当する装置識別子1701のステータス1702の値を「正常」へ変更する。さらに、監視サーバ103の監視制御部401は、配信サーバ101に、配信情報1600内の該当する装置識別子1601のレコードのステータス1605の値を「キャンセル」、結果1606の値を「OK」に変更するデータベース更新依頼を行う。また、画像形成装置107から受信した結果が「エラー」の場合には、監視サーバ103の監視制御部401は、エラーの内容に応じてデータベース104の更新を行う。
一方、上記S1403において、監視サーバ103の監視制御部401は、上記S1402の検索の結果、ステータス1702が「削除予約中」でないと判定した場合(S1403でNo)、画像形成装置107に対して「削除予約無し」を応答し(S1407)、本フローチャートの処理を終了する。
なお、図16(a)では、1つの画像形成装置107内の処理についての説明を行ったが、この処理は各画像形成装置107で個々に独立して行われる。
また、図17(a)では、1つの画像形成装置107に対する監視サーバ103の処理を説明したが、この処理は、監視サーバ103内で複数の画像形成装置107に対して並列して行うことが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、問題が見つかったファームウェアが配信されたまま画像形成装置内に残っている画像形成装置107が複数存在する場合でも、管理者の手を煩わせずに自動的にファームウェアの削除を行うことができる。
なお、本実施例では、配信管理者がファームウェアの「適用禁止」を指示した場合に、該指示に従ってファームウェアの適用を禁止し、削除は行わない構成を示した。しかし、配信管理者がファームウェアの「適用禁止」を指示した場合に、該指示に従ってファームウェアの適用を禁止、及び、該ファームウェアの削除を行うように構成してもよい。
実施形態2では、問題が見つかったファームウェアが既に画像形成装置107に適用されている場合において、自動で画像形成装置107のファームウェアのロールバックを行う例を、図10(b)、図11(b)、図16(b)、及び図17(b)を用いて説明する。
図10(b)は、実施例2の配信サーバ101におけるロールバックに関する詳細な処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップの処理は、特に表記がない場合、配信サーバ101の監視制御部401が行う。つまり、このフローチャートの各ステップの処理は、配信サーバ101のCPU201がHDD204に記録されたプログラム(監視制御部401を実現するためのプログラム)をRAM203に読み込んで実行することにより実現される。
まず、配信サーバ101の監視制御部401は、配信管理者から特定の公開停止ファームウェアが適用された画像形成装置107を一覧表示する要求を、配信サーバ101の通信部405を介して受け付ける。この要求は、ここでは、PC111のWebブラウザから送信されるものとする。
配信サーバ1011の監視制御部401は、一覧表示要求を受け付けると、配信サーバ101のデータベースアクセス部406を利用してデータベース102内のファームウェア情報1500や配信情報1600を基に該当する画像形成装置107の検索(第2の検出)を行う(S2702)。具体的には、配信サーバ1011の監視制御部401は、ファームウェア情報1500のステータス1502の値が「公開停止」又は「削除」となっているレコードのFW種類1501とFWバージョン1503の値を取得する。さらに、配信サーバ1011の監視制御部401は、配信情報1600内から、配信FW1603とFWバージョン1604が上記取得した公開停止のFW種類1501とFWバージョン1503に一致し、且つステータス1605が「完了」である装置識別子1601(即ち、該当する画像形成装置)を検索する。
なお、PC111のWebブラウザからの指示により、いずれかのファームウェアのファームウェア情報1500のステータス1502の値が「公開停止」又は「削除」に変更された場合、配信サーバ1011の監視制御部401は、S2701の配信管理者から特定の公開停止ファームウェアが適用された画像形成装置107を一覧表示する要求を受けたものとみなして、S2702以降の処理を開始するように構成してもよい。
次に、配信サーバ1011の監視制御部401は、上記S2702の検索の結果、該当する装置識別子1601(該当する画像形成装置)が存在するか否かを判定する。
そして、検索の結果、該当する装置識別子1601(該当する画像形成装置)が存在すると判定した場合(S2703でYes)、配信サーバ1011の監視制御部401は、装置識別子1601に対応する画像形成装置の一覧(図11(b))を、PC111のWebブラウザに送信する(S2704)。PC111のWebブラウザは、画像形成装置の一覧(図11(b))を表示する。
そして、配信サーバ1011の監視制御部401は、図11(b)からの指示(第2の指示)がPC111のWebブラウザから送信されてくるのを待つ(S2705)。
図11(b)は、図10(b)のS2704においてPC111のWebブラウザの表示部205に表示されるUI(画面)の一例を示す図である。
図11(b)に示すUIでは、公開停止ファームウェア毎に、適用済みデバイス一覧画面2800が表示される。各画面2800では、画像形成装置の一覧2801から1又は複数の画像形成装置を選択することが可能である。そして、選択した画像形成装置に対して、ロールバックボタン2803を押下してファームウェアのロールバックを指定することで、画像形成装置2801に対して、現在適用されているバージョンのファームウェアの1つ前に適用したバージョンのファームウェアの適用を行うロールバックの予約が可能である。また、ステータス2802が「ロールバック予約中」の画像形成装置を選択して「キャンセル」ボタン2804を押下することで、ファームウェアのロールバック予約の指定をキャンセルことが可能である。なお、図11(b)に示す画面では、画面内に組み込まれたプログラム等により、「ロールバック」ボタン2803、「キャンセル」ボタン2804が指示されると、その指示に応じた内容をステータス表示欄2802に表示するよう表示制御される。
さらに、「確定」ボタン2805を押下することで、各画面2800で表示されている画像形成装置の識別子2801とそのステータス2802等がPC111のWebブラウザから配信サーバ101に送信される。
以下、図10(b)のフローチャートの説明に戻る。
図11(b)のUI上で、ロールバックが指定されたと判定した場合(S2705でYes)、配信サーバ101の監視制御部401は、DB更新処理を行い(S2706)、本フローチャートの処理を終了する。
上記S2706のDB更新処理の更新内容は以下に示すようなものである。
まず、配信サーバ101の監視制御部401は、配信情報1600に、新たなレコードを生成する。その際、装置識別子1601に該当する画像形成装置107の装置識別子を、配信FW1603とFWバージョン1604に、該当する画像形成装置107の装置識別子1601でステータス1605が2つ前に「完了」で結果1606が「OK」となったレコード(即ち、前々回に適用済となったレコード)の配信FW1603とFWバージョン1604を、ステータス1605に「配信中」を指定する。さらに、配信サーバ101の監視制御部401は、監視サーバ103に対して、該当する画像形成装置107の画像形成装置情報1700のレコードのステータス1702、配信予約FW種類1705と配信予定FWバージョン1706の更新を依頼する。ここでステータス1702は「配信予約中」を指定する。また、配信予約FW種類1705と配信予定FWバージョン1706には、配信情報1600内の該当する装置識別子1601の画像形成装置107が前々回適用済となったレコード(前々回に適用済となったレコード)の配信FW1603とFWバージョン1604を指定する。さらに、自動適用情報(画像形成装置情報1700に含まれる不図示の情報で、配信を予定しているファームウェアを自動適用するか否かの情報を表す)には「自動適用」を指定する。ロールバックの場合、現在適用されているファームウェアに問題があり、配信予定のファームフェアを速やかに適用する必要があるためである。
なお、図10(b)には図示していないが、所定時間、上記UIを表示したPC111のWebブラウザから返信が無い場合には、そのまま本フローチャートの処理を終了する。
また、上記S2703において、上記S2702の検索の結果、該当する装置識別子1601(該当する画像形成装置)が存在しないと判定した場合(S2703でNo)、配信サーバ1011の監視制御部401は、その旨をUIに表示し(S2708)、S2701に処理を戻す。
なお、図10(b)の説明では、図11(b)のUIを表示して、ユーザに、適用済みのファームウェアをロールバックする画像形成装置を選択させる構成を示した。しかし、配信サーバ1011の監視制御部401は、DBから該当する画像形成装置を検索し(S2702)、図11(b)のUIを表示させることなく、検索された該当する画像形成装置の全てに対して「ロールバック」が指示されたものとみなして、S2706のDB更新の処理を行うようにしてもよい。
次に、図16(b)、図17(b)を用いて、問題が見つかった適用済みのファームウェアを実際にロールバックする方法を説明する。
まず、図16(b)を用いてクライアント側(即ち、画像形成装置107側)の処理を説明する。
図16(b)は、実施例2の画像形成装置107におけるロールバックに関する詳細な処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップの処理は、特に表記がない場合、画像形成装置107の監視エージェント部501が行う。つまり、このフローチャートの各ステップの処理は、画像形成装置107のCPU301がROM302又はHDD304に記録されたプログラム(アップデート制御部502を実現するためのプログラム)をRAM303に読み込んで実行することにより実現される。
監視エージェント部501は、上述した監視サーバ103へ情報通知を行う際に用いている内部のスケジュールに従って、定期的に監視サーバ103に対してファームウェア配信予約確認を行う。監視エージェント部501は、監視サーバ103へ定期確認をするタイミングになった場合(S2301でYes)、自装置の装置識別子を含むファームウェア配信予約確認要求(配信確認(第2の確認))を、監視サーバ103へ送信する。その後、監視エージェント部501は、ファームウェア配信予約確認要求の応答を受信するまで待機する。そして、ファームウェア配信予約確認要求の応答を監視サーバ103から受信すると、監視エージェント部501は、S2302に処理を進める。
S2302では、監視エージェント部501は、応答結果に基づいて、配信予約が存在するか否かを判定する。即ち、応答結果が「配信予約有り」であるか否かを判定する。なお、応答結果には、配信予定FW1705と配信予定FWバージョン1706の値や、自動適用情報(画像形成装置情報1700に含まれる不図示の情報で、配信を予定しているファームウェアを自動適用するか否かの情報を表す)も含まれるものとする。
そして、配信予約が存在しないと判断した場合(S2302でNo)、即ち、応答結果が「配信予約有り」でない場合、監視エージェント部501は、S2301に処理を戻し、スケジュールに従ってファームウェア配信予約確認を行う。
一方、配信予約が存在すると判断した場合(S2302でYes)、即ち、応答結果が「配信予約有り」の場合、監視エージェント部501は、S2303に処理を進める。
S2303では、監視エージェント部501は、上記受信した配信予定FW1705と配信予定FWバージョン1706を基にアップデート制御部502に対してファームウェアの配信を指示する。ファームウェア配信指示を受けたアップデート制御部502は、配信サーバ101に対して配信予定FW1705と配信予定FWバージョン1706に対応するファームウェアの配信依頼を行い、該配信依頼に応じて配信されたファームウェアを受信して、HDD304に格納する。
次に、S2304において、アップデート制御部502は、上記受信した自動適用情報(画像形成装置情報1700に含まれる不図示の情報で、配信を予定しているファームウェアを自動適用するか否かの情報を表す)が「自動適用」を示すか否かを判定する。そして、自動適用情報が「自動適用」を示すと判定した場合(S2304でYes)、アップデート制御部502は、上記配信されたファームウェアの適用処理(第2の適用)を行う(S2305)。即ち、ROM302内のフラッシュROM又はHDD304のファームウェア格納領域に上記配信されたファームウェアを格納し、画像形成装置107の再起動を実行し、該ファームウェアにより画像形成装置107を起動する。
再起動後、アップデート制御部502は、S2306において、「適用完了通知」を配信サーバ101へ送信してから、監視エージェント部501に対して、適用が完了したこと(適用完了報告)を通知する。
適用完了報告を受け取った監視エージェント部501は、S2307において、監視サーバ103に対して、「適用完了通知」を送信し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記受信した自動適用情報が「自動適用」でない(「手動適用」を示す)と判定した場合(S2304でNo)、アップデート制御部502は、S2308において、「配信完了通知」を配信サーバ101へ送信してから、監視エージェント部501に対して、配信が完了したこと(配信完了報告)を通知する。
配信完了報告を受け取った監視エージェント部501は、S2309において、監視サーバ103に対して、「配信完了通知」を送信し、本フローチャートの処理を終了する。
次に、図17(b)を用いてサーバ側の処理を説明する。
図17(b)は、実施例2の監視サーバ103における詳細な処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートの各ステップの処理は、特に表記がない場合、監視サーバ103の監視制御部401が行う。つまり、このフローチャートの各ステップの処理は、監視サーバ103のCPU201がHDD204に記録されたプログラム(監視制御部401を実現するためのプログラム)をRAM203に読み込んで実行することにより実現される。
初めに、S2401において、監視サーバ103の監視制御部401は、通信部405を介して画像形成装置107から送信されるファームウェア配信予約確認要求(配信確認)を受信可能に制御する。
監視サーバ103の監視制御部401は、ファームウェア配信予約確認要求を受信した場合(S2401でYes)、S2402に処理を進める。
S2402では、監視サーバ103の監視制御部401は、データベース104内の画像形成装置情報1700から、ファーム削除予約確認要求に含まれる装置識別子と一致する装置識別子1701のレコードのステータス1702の値を検索する。
次に、監視サーバ103の監視制御部401は、S2403〜S2407にて、上記S2402の検索の結果に基づく返信(第3の返信)を行う。以下、詳細に示す。
まず、S2403において、監視サーバ103の監視制御部401は、上記S2402の検索の結果、ステータス1702が「配信予約中」であるか否かを判断することでファームウェアの配信予約(即ち、配信すべきファームウェア)の有無を判定する。
そして、ステータス1702が「配信予約中」であると判断した場合、ファームウェアの配信予約(即ち、配信すべきファームウェア)が存在すると判定し(S2403でYes)、監視サーバ103の監視制御部401は、S2404に処理を進める。
S2404では、監視サーバ103の監視制御部401は、画像形成装置107に対して「配信予約有り」の応答を返送し、通信部405を介して画像形成装置107からの結果を受信するまで待つ(S2405)。なお、「配信予約有り」の応答には、画像形成装置情報1700の該当するレコードの配信予定FW1705と配信予定FWバージョン1706、自動適用情報(画像形成装置情報1700に含まれる不図示の情報で、配信を予定しているファームウェアを自動適用するか否かの情報を表す)を含めるものとする。
そして、画像形成装置107からの結果を受信した場合(S2405でYes)、監視サーバ103の監視制御部401は、データベース104を更新し(S2406)、本フローチャートの処理を終了する。
上記S2406におけるデータベース104の更新の具体例を以下に示す。
画像形成装置107から受信した結果が「適用完了通知」の場合には、監視サーバ103の監視制御部401は、データベースアクセス部406を使用して画像形成装置情報1700内の該当する装置識別子1701のステータス1702の値を「正常」へ変更する。さらに、FW種類1703とFWバージョン1704の値を、配信予定FW1705と配信予定FWバージョン1706の値に変更する。さらに、配信予定FW1705と配信予定FWバージョン1706の値を削除する。
また、画像形成装置107から受信した結果が「配信完了通知」の場合には、監視サーバ103の監視制御部401は、データベースアクセス部406を使用して画像形成装置情報1700内の該当する装置識別子1701のステータス1702の値を「正常」へ変更し、配信予定FW1705と配信予定FWバージョン1706の値を削除する。
一方、上記S2403において、監視サーバ103の監視制御部401は、上記S2402の検索の結果、ステータス1702が「配信予約中」でないと判断した場合、ファームウェアの配信予約(即ち、配信すべきファームウェア)が存在しないと判定し(S2403でNo)、画像形成装置107に対して「配信予約無し」を応答し(S2407)、本フローチャートの処理を終了する。
なお、図16(b)では、1つの画像形成装置107内の処理についての説明を行ったが、この処理は各画像形成装置107で個々に独立して行われる。
また、図17(b)では、1つの画像形成装置107に対する監視サーバ103の処理を説明したが、この処理は、監視サーバ103内で複数の画像形成装置107に対して並列して行うことが可能である。
なお、図示しないが、画像形成装置107からファームウェアの配信依頼(図16(b)のS2303)を受けた配信サーバ101の監視制御部401は、上記配信依頼で指定されたFW種類とFWバージョンに対応するファームウェアを、HDD204から読み出して、上記配信依頼元の画像形成装置107に配信する。
そして、上記ファームウェアの配信先の画像形成装置107からの結果を受信した場合、配信サーバ101の監視制御部401は、データベース102を更新する。
上記データベース102の更新の具体例を以下に示す。
画像形成装置107から受信した結果が「適用完了通知」の場合には、配信サーバ101の監視制御部401は、配信情報1600内の該当する装置識別子1601のレコードのステータス1605の値を「完了」、結果1606の値を「OK」に変更する。
また、画像形成装置107から受信した結果が「配信完了通知」の場合には、配信サーバ101の監視制御部401は、配信情報1600内の該当する装置識別子1601のレコードのステータス1605の値を「ダウンロード済み」に変更する。
以上説明したように、本実施形態によれば、問題が見つかったファームウェアが適用された画像形成装置107が複数存在する場合において、管理者の手を煩わせずに、自動的にファームウェアのロールバックを行うことが可能となる。
結果として、ファームウェアの配信を管理する管理者の管理コストを抑えることができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 配信サーバ
102 データベース
103 監視サーバ
104 データベース
107 画像形成装置
111 PC

Claims (10)

  1. ファームウェアを配信するサーバシステムと通信可能な画像形成装置であって、
    前記サーバシステムから配信された適用前のファームウェアを格納しておく格納手段と、
    ユーザからの指示を受けて前記格納手段に格納されているファームウェアの前記画像形成装置への適用を開始する場合に、前記サーバシステムに適用開始の通知を行う通知手段と、
    前記通知手段の通知に応じて前記サーバシステムから前記ファームウェアの適用を許可する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記画像形成装置に適用し、一方、前記ファームウェアの適用を禁止する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記画像形成装置に適用しないように制御する第1の適用手段と、
    定期的に、前記格納手段に格納されている適用前のファームウェアを削除するか否かを前記サーバシステムに対して確認する第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段の確認に応じて前記サーバシステムから前記ファームウェアを削除する旨の応答を受けた場合には前記格納手段に格納されている適用前のファームウェアを削除する削除手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の適用手段は、前記通知手段の通知に応じて前記ファームウェアの適用を禁止する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記格納手段から削除することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 定期的に、当該画像形成装置に配信すべきファームウェアの有無を前記サーバシステムに対して確認する第2の確認手段と、
    前記第2の確認手段の確認に応じて前記配信すべきファームウェアが有る旨の応答を受けた場合には前記サーバシステムに対して前記配信すべきファームウェアの配信を依頼する配信依頼手段と、
    前記配信依頼手段の依頼に応じて前記サーバシステムから配信されたファームウェアを受信して前記格納手段に格納する受信手段と、
    前記受信手段が受信して前記格納手段に格納したファームウェアに対して前記サーバシステムにて自動適用を行う旨の指示がなされている場合には、該ファームウェアを当該画像形成装置に適用する第2の適用手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置と、前記画像形成装置に対してファームウェアを配信するサーバシステムとを有するネットワークシステムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記サーバシステムから配信された適用前のファームウェアを格納しておく格納手段と、
    ユーザからの指示を受けて前記格納手段に格納されているファームウェアの前記画像形成装置への適用を開始する場合に、前記サーバシステムに適用開始の通知を行う通知手段と、
    前記通知手段の通知に応じて前記サーバシステムから前記ファームウェアの適用を許可する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記画像形成装置に適用し、一方、前記ファームウェアの適用を禁止する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記画像形成装置に適用しないように制御する第1の適用手段と、
    定期的に、前記格納手段に格納されている適用前のファームウェアを削除するか否かを前記サーバシステムに対して確認する第1の確認手段と、
    前記第1の確認手段の確認に応じて前記サーバシステムから前記ファームウェアを削除する旨の応答を受けた場合には前記格納手段に格納されている適用前のファームウェアを削除する削除手段と、を有し、
    前記サーバシステムは、
    前記画像形成装置にてユーザからの指示を受けて前記配信されたファームウェアの適用を開始する場合に行われる前記画像形成装置からの通知に応じて、前記画像形成装置に配信されたファームウェアの適用を許可するか禁止するかを判定し、前記ファームウェアの適用を許可する旨又は禁止する旨の応答を前記画像形成装置に返信する第1の返信手段と、
    定期的に行われる前記画像形成装置からの適用前のファームウェアの削除確認に応じて、前記画像形成装置に配信された適用前のファームウェアを削除するか否かを判定し、前記ファームウェアを削除する旨又は削除しない旨の応答を前記画像形成装置に返信する第2の返信手段と、を有する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  5. 前記第1の適用手段は、前記通知手段の通知に応じて前記ファームウェアの適用を禁止する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記格納手段から削除することを特徴とする請求項4に記載のネットワークシステム。
  6. 前記サーバシステムは、
    特定のファームウェアが配信された画像形成装置を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段に検出された画像形成装置に対する配信済みのファームウェアの適用を禁止する指示を受け付けて、該受け付けた指示の内容を記憶手段に格納する第1の指示手段と、を有し、
    前記第1の返信手段、及び前記第2の返信手段は、前記記憶手段に格納された指示の内容に基づいて判定を行う、ことを特徴とする請求項4又は5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記画像形成装置は、
    定期的に、当該画像形成装置に配信すべきファームウェアの有無を前記サーバシステムに対して確認する配信確認を行う第2の確認手段と、
    前記第2の確認手段の確認に応じて前記配信すべきファームウェアが有る旨の応答を受けた場合には前記サーバシステムに対して前記配信すべきファームウェアの配信を依頼する配信依頼手段と、
    前記配信依頼手段の依頼に応じて前記サーバシステムから配信されたファームウェアを受信して前記格納手段に格納する受信手段と、を有し、
    前記サーバシステムは、
    特定のファームウェアが適用された画像形成装置を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段に検出された画像形成装置に対する適用済みのファームウェアを該ファームウェアより前のバージョンのファームウェアに戻すロールバックを行う指示を受け付けて、該指示を受けた場合、前記前のバージョンのファームウェアを配信すべきファームウェアとして前記記憶手段に登録する第2の指示手段と、
    定期的に行われる前記画像形成装置からの配信確認に応じて、前記画像形成装置に配信すべきファームウェアの有無を判定し、前記画像形成装置に配信すべきファームウェアの有無の応答を前記画像形成装置に返信する第3の返信手段と、
    前記画像形成装置からの配信依頼に応じて、前記画像形成装置にファームウェアを配信する配信手段と、を有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のネットワークシステム。
  8. 前記画像形成装置は、
    前記受信手段が受信して前記格納手段に格納したファームウェアに対して前記サーバシステムにて自動適用を行う旨の指定がなされている場合には、該ファームウェアを当該画像形成装置に適用する第2の適用手段を有し、
    前記第2の指示手段は、前記ロールバックを行う指示を受け付けた場合、前記前のバージョンのファームウェアを配信すべきファームウェアとして、自動適用を行う旨の指定とともに前記記憶手段に登録する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のネットワークシステム。
  9. ファームウェアを配信するサーバシステムと通信可能な画像形成装置の制御方法であって、
    ーザからの指示を受けて、前記サーバシステムから配信された適用前のファームウェアを格納しておく格納手段に格納されているファームウェアの前記画像形成装置への適用を開始する場合に、前記サーバシステムに適用開始の通知を行う通知ステップと、
    記通知ステップでの通知に応じて前記サーバシステムから前記ファームウェアの適用を許可する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記画像形成装置に適用し、一方、前記ファームウェアの適用を禁止する旨の応答を受けた場合には前記ファームウェアを前記画像形成装置に適用しないように制御する適用ステップと、
    期的に、前記格納手段に格納されている適用前のファームウェアを削除するか否かを前記サーバシステムに対して確認する確認ステップと、
    記確認ステップでの確認に応じて前記サーバシステムから前記ファームウェアを削除する旨の応答を受けた場合には前記格納手段に格納されている適用前のファームウェアを削除する削除ステップと、を有することを特徴とする御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至3のいずれか1項に記載された手段として機能させるためのプログラム。
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