JP2011070484A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳み状態の電子装置の第1筐体に側方から衝撃が加わった際のヒンジ機構へ伝わる衝撃荷重を軽減することができるようにする。
【解決手段】ヒンジ機構20とを備えたノートパソコンであって、前記ヒンジ機構は、第1筐体のエスカッション部分14の内側に配置され基端22b側がヒンジ軸21に結合されて第1筐体を支持するヒンジ金具22を備えており、前記エスカッション部分の側縁部には、ヒンジ金具の先端22aに対応する側から基端に対応する側にかけて、エスカッション部分の平坦部14fから傾斜状に張り出す張り出し部14aが設けられる一方、第2筐体の一辺側の側縁部には、張り出し部の傾斜に対応した傾斜部31aが設けられ、ヒンジ金具は、その先端部が、エスカッション部分の張り出し部の傾斜した裏面に当接した状態で、第1筐体の側部に固定されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えばノート型パーソナルコンピュータ(以下、適宜、「ノートパソコン」と略称する)などの開閉折り畳み式の電子装置に関し、特に、かかる電子装置におけるヒンジ部分の構造に関する。
周知のように、例えばノートパソコン等の開閉折り畳み式の電子装置の筐体は、例えば液晶式などの表示画面を有する表示部を格納した表示部側の筐体(以下、適宜、「第1筐体」という)と、前記表示部に入力される表示信号を生成し得る操作制御部を格納した操作制御部側の筐体(以下、適宜、「第2筐体」という)とで構成され、両筐体は、ヒンジ機構により開閉可能に結合されている。より詳しく説明すれば、通常、第1筐体および第2筐体は共に平面視で略長方形状に形成されており、その一辺側(つまり、ユーザが電子装置を使用する状態における当該電子装置のユーザから見た後側)どうしをヒンジ機構を介して結合することにより、ヒンジ軸を中心にして両筐体が相対的に開閉動作を行うことができる。尚、前記操作制御部とは、キーボード等の入力装置、該入力装置による入力操作等に基づいて前記表示部へ出力する表示信号を生成する信号処理回路や中央演算処理装置(所謂CPU)、更にはそれらの周辺部品などを含むものである。
かかる開閉折り畳み式の電子装置に用いられるヒンジ機構として、例えば特許文献1に開示されるように、表示部側の第1筐体をヒンジ金具で支持させるように構成したものが知られている。
表示部側の第1筐体の外縁と表示画面のガラス板との間には、一般に、表示画面の縁取り部分となる所謂エスカッション部分が設けられており、このエスカッション部分は、通常、第1筐体の外縁から表示画面の外縁に至るまで平坦に形成されている。
第1筐体を支持するのにヒンジ金具を用いる場合、例えば図8において仮想線(2点鎖線)で示すように、基端側がヒンジ軸に結合されたヒンジ金具122を第1筐体111のエスカッション部分114の側縁部の裏面側に配置し、第1筐体111における表示画面のガラス板と平行な第2筐体の入力装置が配された面(以下、適宜、「主面」という)にエスカッション部分114の表面が対面して当接できるようにして、当該ヒンジ金具122を第1筐体111の側部に固定することが考えられる。この場合、電子装置の折り畳み状態での高さ(折り畳み高さ)をできるだけ小さくして電子装置の薄型化を図る観点から、ヒンジ金具122のエスカッション裏面に対応する側辺部(図8における下辺部)がエスカッション部分114の側縁部の裏面に当接した状態で、ヒンジ金具122を第1筐体111の側部に固定するのが普通である。
特開2008−47144号公報
しかしながら、上述の構成(図8の仮想線表示参照)では、ヒンジ金具122の下辺部が平坦なエスカッション部分114の側縁部の裏面に当接している関係上、第1筐体111と第2筐体131とを閉じ合わせた電子装置の折り畳み状態では、ヒンジ金具122の下辺部が第2筐体131の一辺側の略水平な上縁と略平行(つまり、第2筐体131の主面と略平行)で上方に位置し、第2筐体131の上方に第1筐体111がそのまま平行に重なることになる。従って、この場合、電子装置の折り畳み高さH1は、第2筐体131の高さと第1筐体111の高さとをそのまま加え合わせたものとなり、電子装置の折り畳み高さH1をより小さくして一層の薄型化を図る上で、一つのネックとなっている。
また、上述の構成では、第1筐体111に側方から衝撃荷重が加わった場合、入力された衝撃荷重は、第1筐体111の側面を介してそのままヒンジ機構に伝わることになる。従って、ヒンジ金具122を含むヒンジ機構は、かかる衝撃荷重に十分に耐え得る強度を備えた堅固なものとする必要があり、電子装置のより一層の軽量化および薄型化を図る上で不利になる。
本発明は、以上のような技術課題に鑑みてなされたもので、第1筐体と第2筐体とを閉じ合わせた状態での電子装置の折り畳み高さをできるだけ小さくでき、また、折り畳み状態の電子装置の第1筐体に側方から衝撃が加わった際のヒンジ機構へ伝わる衝撃荷重を軽減することができるようにすることを、基本的な目的としてなされたものである。
このため、本発明に係る電子装置は、表示部の周縁および背面を覆って当該表示部を格納した平面視での基本形状が略長方形状の第1筐体と、前記表示部に入力される表示信号を生成し得る操作制御部を格納した平面視での基本形状が略長方形状の第2筐体と、該第2筐体の一辺側と前記第1筐体の一辺側とを結合し両筐体を相対的に開閉可能に支持するヒンジ機構とを備えた電子装置であって、前記ヒンジ機構は、前記第1筐体のエスカッション部分の内側に配置され基端側がヒンジ軸に結合されて前記第1筐体を支持するヒンジ金具を備えており、前記エスカッション部分の側縁部には、前記ヒンジ金具の先端に対応する側から当該ヒンジ金具の基端に対応する側にかけて、当該エスカッション部分の平坦部から傾斜状に張り出す張り出し部が設けられる一方、前記第2筐体の一辺側の側縁部には、前記張り出し部の傾斜に対応した傾斜部が設けられ、前記ヒンジ金具は、その先端部が、エスカッション部分の前記張り出し部の傾斜した裏面に当接した状態で、前記第1筐体の側部に固定されている、ことを特徴としたものである。
本発明によれば、第1筐体を支持するヒンジ金具が内側に配置される第1筐体のエスカッション部分の側縁部に、ヒンジ金具の先端に対応する側からヒンジ金具の基端に対応する側にかけて、当該エスカッション部分の平坦部から傾斜状に張り出す張り出し部が設けられ、第2筐体の一辺側の側縁部には前記張り出し部の傾斜に対応した傾斜部が設けられている。そして、前記ヒンジ金具は、その先端部が、エスカッション部分の前記張り出し部の傾斜した裏面に当接した状態で、前記第1筐体の側部に固定されている。
従って、電子装置の折り畳み状態では、ヒンジ金具の先端部は、従来、ヒンジ金具の下辺部が平坦なエスカッション部分の側縁部の裏面に当接していた場合に比して、張り出し部の裏面の傾斜に従って下方に位置することになる。これにより、電子装置の折り畳み状態でヒンジ金具をより下方に位置させ、電子装置の折り畳み高さをより小さくして一層の薄型化を図ることができる。
実施形態に係るノートパソコンの使用可能状態を示す全体斜視図 前記ノートパソコンの不使用状態を示す全体斜視図 前記ノートパソコンの不使用状態における平面図 前記ノートパソコンの不使用状態における側面図 前記ノートパソコンの第1筐体の構成を概略的に示す分解斜視図 前記ノートパソコンの半開き状態における第1筐体および第2筐体のヒンジ結合部を示す斜視図 図4のY7−Y7線に沿った縦断面図 図7の要部(Y8部分)を拡大して示す拡大断面図
本発明の情報処理装置は、上述の構成を基本として、以下のような態様をとることができる。すなわち、より好ましくは、前記構成の電子装置において、前記第2筐体の前記一辺側の側縁部には、第1筐体と閉じ合わせた状態で、前記エスカッション部分の側縁部に設けられた前記張り出し部の内側面を受け合う縦壁を有する段部が設けられている。
この構成では、折り畳み状態の電子装置の第1筐体に側方及び/またはヒンジ軸側から衝撃が加わった際には、その衝撃荷重は、前記張り出し部の内側面を介して前記段部の縦壁で受け止められ、ヒンジ機構にそのまま伝わることはない。すなわち、ヒンジ機構へ伝わる衝撃荷重を軽減することができる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施形態について、所謂ノートパソコンを例にとって、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下の説明では、特定の方向を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」、およびそれらを含む他の用語、「時計回り方向」、「反時計回り方向」)を使用する場合があるが、それらの使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明は限定的に解釈されるべきものではない。
図1及び図2は、本実施形態に係るノートパソコンの使用可能状態(開状態)および不使用状態(閉状態)をそれぞれ示す斜視図である。また、図3及び図4は、前記ノートパソコンの不使用状態における平面図および側面図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る情報処理装置としてのノートパソコンWは、例えば液晶式とされた表示画面12を有する表示部10と、該表示部10に入力される表示信号を生成し得る操作制御部30とを備えている。該操作制御部30は、キーボード等の入力装置32、該入力装置32による入力操作等に基づいて表示部へ出力する表示信号を生成する信号処理回路や中央演算処理装置(所謂CPU)、更にはそれらの周辺部品(何れも不図示)などを含むものである。また、ユーザ(使用者)がノートパソコンWを操作する状態において当該ユーザから見てキーボード32の手前側には、タッチパッド33が設けられており、ユーザはこのタッチパッド33を上下左右になぞるだけで、カーソルの移動や表示画面12のスクロール等を行うことができる。
前記表示部10は、表示部側の筐体11(第1筐体)に格納されてその周縁および背面が覆われており、一方、制御操作部30は操作制御部側の筐体31(第2筐体)に格納され、両筐体10,30は、ヒンジ機構20により開閉可能に結合されている。
より詳しく説明すれば、第1筐体11および第2筐体31は共に、平面視(すなわち、正面から見た状態)における全体としての基本形状が略長方形状に形成されており、その一辺11r,31r側(つまり、閉じ合わされたノートパソコンWのユーザから見た後側)どうしをヒンジ機構20を介して結合することにより、ヒンジ軸21(図4参照)を中心にして両筐体が相対的に開閉動作を行えるようになっている。尚、本明細書において、前記「長方形」とは、その一形態として「正方形」である場合を含むものである。
図5は、第1筐体11の構成を概略的に示す分解斜視図であるが、この図に示すように、第1筐体11は、正面視で四辺形の枠状をなすベースフレーム13と、該ベースフレーム13と対向配置される背面パネル15と、該背面パネル15の上部に接合される上部カバー16とで構成されている。表面がガラス板で覆われた液晶パネル18は、ベースフレーム13と背面パネル15及び上部カバー16との間に保持される。この背面パネル15と上部カバー16とを一体的に接合することで、第1筐体11の外板17(アウタパネル)が構成されている。
前記背面パネル15は、好ましくは、例えばマグネシウム(Mg)等の金属製であり、また、ベースフレーム13は、好ましくは、例えばプラスチック製である。尚、同図に示しているように、第1筐体11に無線通信用アンテナAnを配置する場合には、送受信する無線のシールドを抑制するため、無線通信用アンテナAnを配置した部分の背面パネル16はプラスチック製が適用される。金属製の背面パネル15の基端側(図5における下側)の側部には、後述するヒンジ金具を締結固定するための一対のネジ穴15hが設けられている。尚、第2筐体31の主要部分も、好ましくは、例えばマグネシウム(Mg)等の金属製である。
前記ベースフレーム13の基端側(図5における下側)の左右両端部には、ヒンジ機構20のカバー体25(ヒンジカバー)が一体に形成されている。尚、かかるヒンジカバー25をベースフレーム13とは別体に設けても良い。このベースフレーム13の枠体の前面部分は、表示部10の組立状態で、第1筐体11の外縁と表示画面12のガラス板との間に位置する縁取り部分となる所謂エスカッション部分14であり、一種の化粧板の役割を果たしている。
図6は前記ノートパソコンの半開き状態における第1筐体および第2筐体のヒンジ結合部を示す斜視図、図7は図4のY7−Y7線に沿った縦断面図、また、図8は図7の要部(Y8部分)を拡大して示す拡大断面図である。
図7,図8に示すように、本実施形態では、第1筐体11と第2筐体31とを開閉可能に結合する前記ヒンジ機構20は、基端側がヒンジ軸21に結合されて前記第1筐体11を支持するヒンジ金具22を備えている。該ヒンジ金具22は、側面視で略L字形の板状に形成され、第1筐体11のベースフレーム13のエスカッション部分14の内側に配置されている。
本実施形態では、前記エスカッション部分14の側縁部は平坦ではなく、ヒンジ金具22の先端に対応する側から当該ヒンジ金具22の基端に対応する側にかけて、当該エスカッション部分14の平坦部14fから傾斜状に張り出す張り出し部14aが設けられている。この張り出し部14aは、図7及び図8で示すノートパソコンWの折り畳み状態において、ヒンジ金具22の先端22aに対応する側(図における左側)から当該ヒンジ金具22の基端に対応する側(図における左側)にかけて、斜め下方に傾斜するように張り出している。
一方、第2筐体31の一辺31r側の側縁部には、前記張り出し部14aの傾斜に対応した傾斜部31aが設けられると共に、第1筐体11と閉じ合わせた状態で前記張り出し部14aの内側面を受け合う縦壁31wが形成されており、この縦壁31wと傾斜部31aとで前記張り出し部14aの内側面と傾斜面を受け合う段部が構成されている。
そして、前記ヒンジ金具22は、その先端部22aが、エスカッション部分14の前記張り出し部14aの傾斜した裏面に当接した状態で、第1筐体11の一辺11r側の側部に固定されている。より具体的に説明すれば、ヒンジ金具22には、前後一対のネジ用貫通孔22hが設けられており、所定のネジ部材(不図示)を該貫通孔22hに挿通させ、このネジ部材を金属製の背面パネル15の基端側の側部に設けたネジ穴15h(図5参照)にねじ込むことにより、ヒンジ金具22が第1筐体11の一辺11r側の側部に締結固定される。
以上、説明したように、本実施形態によれば、第1筐体11を支持するヒンジ金具22が内側に配置される第1筐体11のエスカッション部分14の側縁部に、ヒンジ金具22の先端22aに対応する側からヒンジ金具22の基端22bに対応する側にかけて、当該エスカッション部分14の平坦部14fから傾斜状に張り出す張り出し部14aが設けられ、第2筐体31の一辺31r側の側縁部には前記張り出し部14aの傾斜に対応した傾斜部31aが設けられている。そして、前記ヒンジ金具22は、その先端部22aの下端が、エスカッション部分14の前記張り出し部14aの傾斜した裏面に当接した状態で、第1筐体11の側部に固定されている。
従来では、図8において仮想線(2点鎖線)で示されるように、エスカッション部分114の全体が基端側に至るまで平坦に形成されており、ヒンジ金具122は、その下辺部が平坦なエスカッション部分114の側縁部の裏面に当接した状態で、第1筐体111の側部に固定されていた。このため、当該ノートパソコンの折り畳み状態では、ヒンジ金具122の下辺部が第2筐体131の略水平な上縁と略平行で上方に位置して、第2筐体131の上方に第1筐体111がそのまま平行に重なることになる。従って、ノートパソコンの折り畳み高さH1は、第2筐体131の高さと第1筐体111の高さとをそのまま加え合わせたものとなり、ノートパソコンの折り畳み高さH1をより小さくして一層の薄型化を図る上で、一つのネックとなっていた。
これに対して、本実施形態では、前記ヒンジ金具22は、その先端部22aの下端が、エスカッション部分14の前記張り出し部14aの傾斜した裏面に当接した状態で、第1筐体11の側部に固定されているので、この張り出し部14aの裏面の傾斜に従ってより下方に位置することになる。これにより、ノートパソコンWの折り畳み状態でヒンジ金具22を従来に比してより下方に位置させ、ノートパソコンWの折り畳み高さH2を従来(H1)よりもΔHだけ小さくして、一層の薄型化を図ることができるのである。
また、従来(図8の仮想線表示参照)では、第1筐体111に側方から衝撃荷重が加わった場合、入力された衝撃荷重は、第1筐体111の側面を介してそのままヒンジ機構に伝わることになる。従って、ヒンジ金具122を含むヒンジ機構は、かかる衝撃荷重に十分に耐え得る強度を備えた堅固なものとする必要があり、ノートパソコンのより一層の軽量化および薄型化を図る上で不利であった。
これに対して、本実施形態では、第2筐体31の一辺31r側の側縁部に、前記張り出し部14aの傾斜に対応した傾斜部31aが設けられると共に、第1筐体11と閉じ合わせた状態で前記張り出し部14aの内側面を受け合う縦壁31wが形成されているので、折り畳み状態のノートパソコンWの第1筐体11に側方から衝撃が加わった際には、その衝撃荷重は、前記張り出し部14aの内側面を介して前記縦壁31wで受け止められ、ヒンジ機構にそのまま伝わることはない。すなわち、ヒンジ機構へ伝わる衝撃荷重を軽減することができるのである。この結果、ヒンジ金具22を含むヒンジ機構20を過度に堅固なものとする必要は無くなり、ノートパソコンWのより一層の軽量化および薄型化に資することが可能になる。
尚、以上の説明は、ノートパソコンを例にとったものであったが、本発明はかかる場合に限定されるものではなく、表示部を格納した第1筐体と操作制御部を格納した第2筐体とを備えた、他の種々の開閉折り畳み式の電子装置においても、有効に適用することができる。
このように、本発明は、上述の実施形態や変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更や設計上の改良等を行い得るものであることは、言うまでもない。
本発明は、例えばノートパソコンなどの開閉折り畳み式の電子装置における筺体のヒンジ部分の構造として、有効に利用することができる。
10 表示部
11 第1筐体
11r 第1筐体の一辺
13 ベースフレーム
14 エスカッション部分
14a エスカッション部分の張り出し部
14f エスカッション部分の平坦部
20 ヒンジ機構
21 ヒンジ軸
22 ヒンジ金具
22a ヒンジ金具の先端
22b ヒンジ金具の基端
30 操作制御部
31 第2筐体
31r 第2筐体の一辺
31a 第2筐体の傾斜部
31w 第2筐体の縦壁
W ノートパソコン

Claims (2)

  1. 表示部の周縁および背面を覆って当該表示部を格納した平面視での基本形状が略長方形状の第1筐体と、前記表示部に入力される表示信号を生成し得る操作制御部を格納した平面視での基本形状が略長方形状の第2筐体と、該第2筐体の一辺側と前記第1筐体の一辺側とを結合し両筐体を相対的に開閉可能に支持するヒンジ機構とを備えた電子装置であって、
    前記ヒンジ機構は、前記第1筐体のエスカッション部分の内側に配置され基端側がヒンジ軸に結合されて前記第1筐体を支持するヒンジ金具を備えており、
    前記エスカッション部分の側縁部には、前記ヒンジ金具の先端に対応する側から当該ヒンジ金具の基端に対応する側にかけて、当該エスカッション部分の平坦部から傾斜状に張り出す張り出し部が設けられる一方、前記第2筐体の一辺側の側縁部には、前記張り出し部の傾斜に対応した傾斜部が設けられ、
    前記ヒンジ金具は、その先端部が、エスカッション部分の前記張り出し部の傾斜した裏面に当接した状態で、前記第1筐体の側部に固定されている、
    ことを特徴とする電子装置。
  2. 前記第2筐体の前記一辺側の側縁部には、前記第1筐体と閉じ合わせた状態で、前記エスカッション部分の側縁部に設けられた前記張り出し部の内側面を受け合う縦壁を有する段部が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
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