JP4428006B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、表示パネルと、機能上の機器本体を構成するメインボードとを内蔵した表示装置を有する電子機器に関し、特に、持ち運んで使用されることを想定した機種において表示装置を薄型としつつも強度低下をきたさないように工夫した電子機器に関する。
従来より、デスクトップ型コンピュータのように、演算処理や制御処理を行う中央処理装置を備えた機器本体と、この機器本体に対する制御処理の指示等を行うためのキーボード等の入力操作板と、機器本体による制御処理の結果や入力操作板による入力内容の表示を行う表示装置を備えた電子機器がある。
従来この種の電子機器にあっては、機器本体と表示装置と入力操作板とがそれぞれ別体として存在し、これらをケーブルによって接続する構成が多く採用されている。
また、近年、家庭内の狭いスペースにおいても使用しやすく、かつ、携帯型のノートブック型コンピュータより高い能力と拡張性を有するデスクトップ型のコンピュータに対する要望が高くなり、機器本体と表示装置とを一体化したものが提案されている。例えば、特許文献1参照。
特開平9−321453号公報
しかしながら、機器本体と表示装置とを一体化しただけでは、入力操作板を机上面等の設置面上に載置しなければならず、十分に省スペース化されたとは言えない。特に、入力操作板であるキーボードは操作キーの数も多く、しかも、それら操作キーを平面的に配置した状態で使用しなければならないので設置面上に占めるスペースが大きく、キーボードを使用する必要がないときでも、それが設置面上のスペースを占めていて邪魔になることがある。
そこで、本出願人は、特願2002−369766号の特許出願において、機器本体と、表示装置と、入力操作板との3者を一体化した電子機器を提案した。
表示装置は機器本体に傾動可能に支持され、その表示装置の下端部に入力操作板であるキーボードの後端部が回動自在に連結されている。
使用するときには、キーボードが表示装置の下端部からほぼ前方に向かって延びるように位置させて、キートップ面がほぼ上方を向くようにし、キーボードを使用しないときには、キーボードを上方へ回動させて表示装置の表示画面に重ねられる。
上述したような機器本体と表示装置とが一体とされた電子機器では、表示パネルと、表示パネルの背面(表示画面の反対面)側に配設される中央処理装置などが実装されたメインボードとは、それぞれ別の取付具を介して表示装置に取り付けられ、表示パネルとメインボード各々の筐体に対する取付強度を向上させる工夫は行われていても、表示装置全体の機械的強度を向上させるような取付構造にはなっていない。
特に、最近は家庭内でも無線LAN(Local Area Network)の導入が普及しつつあり、例えば液晶表示パネルを用いた表示装置と本体とが一体化された可搬型の電子機器を家の中で移動させて使用する機会も増え、これに伴って表示装置の薄型化が推し進められことが予想される。こうなると、持ち運ぶ際における表示装置の落下や、壁、家具などとの衝突、あるいは設置面上に置く際の衝撃に対する耐性が今後ますます要求されるものと思われる。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、その目的とするところは、内蔵される表示パネルやメインボードの取付構造を工夫することによって表示装置全体の機械的強度を向上させることのできる電子機器を提供することにある。
本発明の電子機器は、
表示画面を有する表示パネルが収容される表示装置と、
この表示装置を設置面上に支持するための支持部材と、
少なくとも中央処理装置と記憶装置が搭載されて機器本体を構成するメインボードと、
表示パネルの表示画面の反対面を受ける表示パネル受け部と、この表示パネル受け部に突出して形成され表示パネルの端部が固定される表示パネル固定部と、表示パネル受け部の反対面に形成されメインボードが固定されるメインボード固定部とを有し、表示装置の内部で表示装置に固定される内部シャーシとを備えていることを特徴としている。
表裏をそれぞれ表示パネル受け部とメインボード固定部として機能させる内部シャーシは、表示パネルを安定して受けるため表示パネルとほぼ同じくらいあるいは少し広い平面寸法を有し、この内部シャーシを挟むようにして表示パネルとメインボードとが重ねられた状態で内部シャーシが表示装置の内部で表示装置の筐体に対して固定される。これら、表示パネル、内部シャーシ、メインボードが重ねられることの相乗効果によって表示パネル、内部シャーシ、メインボード各々が撓みにくくされ、なおかつ、それら表示パネル、内部シャーシ、メインボードの一体化物が表示装置自体の補強板としても機能する。この結果、表示装置の薄型化を妨げることなく、表示パネル、メインボードといった各部品レベルでの機械的強度の向上、および表示装置全体の機械的強度を向上させることができる。
また、表示パネルの端部を例えばねじ止めなどで固定させるための表示パネル固定部はねじ止め箇所に応じて部分的に設けてもよいが、板状の表示パネル受け部(メインボード固定部)の周囲を囲む側壁のようにして表示パネル固定部を形成すれば、内部シャーシをよりいっそう撓みにくくすることができる。
表示パネル固定部を部分的に設けて、表示パネルの端部に対する距離を変えられるように表示パネル受け部に片持ち支持されるようにすれば、表示パネルの横幅寸法のばらつきに対して柔軟に対応できる。これにより、表示パネルに対する表示パネル固定部の接触圧を適正にでき、表示パネルの保護を行える
また、表示パネルとメインボートとは、1つの共通な内部シャーシに対して固定され、これらを1つのユニットとして筐体に対して取り付けることができるので、構造及び組み立て作業を簡略化できる。この結果、部品点数を削減でき、また組み立て効率も向上でき、コスト低減が図れる。
また、表示装置の周囲を囲むように枠部材を取り付ければ、その枠部材が表示装置の落下やぶつかり衝撃に対する防護部材として機能し、表示装置の外的損傷を防げる。
枠部材の材料としては、例えば樹脂、金属などを用いることができる。あるいは、樹脂製中空状ケースの内部に金属製の補強部材を通して内蔵させてもよい。あるいは、そのケースの内部に例えばゴムなどの弾性体を内蔵させれば、枠部材をクッション部材として機能させることができ、表示装置の内部の部品などの衝撃緩和に有効となる。
また、枠部材の一部を表示装置の内部へと延出させて上記内部シャーシに固定させれば、枠部材によって内部シャーシ自体の撓みが抑制できることはもちろん、内部シャーシと枠部材とが表示装置の内と外から相互に作用し合って表示装置全体の機械的強度もよりいっそう向上させることができる。
また、枠部材において表示装置の上端部に沿って形成された部分を、その表示装置の上端部との間に間隙が形成されるようにして対向させれば、表示装置保護用の枠部材を表示装置を把持するためのハンドルとしても機能させることができる。すなわち、枠部材と表示装置上端部との間の間隙に手を差し入れて枠部材をつかんで表示装置を持ち運ぶことができる。
また、枠部材において表示装置の下端部に沿って形成された部分を、その表示装置の下端部との間に間隙が形成されるようにして対向させれば、表示装置を落下させてしまった場合における表示装置下端部への落下衝撃の作用を小さくできる。
本発明の電子機器によれば、表示パネルとメインボードとを内部シャーシの表裏に重ねて固定させた状態でこれら3者の一体化物を表示装置の内部に収容させているので、表示パネル、メインボードといった各部品レベルに加えて表示装置全体としても撓みや曲げに対して強くすることができる。
図1〜図4は本実施形態に係る電子機器1の外観図を示す。電子機器1は、表示装置2と、この表示装置2を立たせた姿勢で支持する支持部材3と、表示装置2に対して回動自在に連結された入力操作板5とから主として構成される。図1〜図3に示される状態は入力操作板5が表示画面6の前方に展開された開位置をとっている状態である。図4に示される状態は入力操作板5が表示画面6を覆っている閉位置をとっている状態である。
図13は、表示装置2から取り外された入力操作板5の斜視図を示す。図14は図13から筐体7を取り除いた図である。入力操作板5は、いわゆるキーボードであるが、キー8の他に、電源ボタンなどの各種操作ボタン、更には、タッチパッドやクリックボタンなどを備えていてもよい。
入力操作板5の後端部9a、9b側の後部は鉤状に曲げられている。具体的には、入力操作板5の後部は湾曲させられて、後端部9a、9bが入力操作板5の内表面に向き合うように折り返されている。これにより、入力操作板5には、内表面側に湾曲して立ち上がった後壁部12が形成される。
後端部9aと後端部9bとの間には切欠き10が形成されている。この切欠き10は、図3に示すように表示装置2の背面側の下部中央に出っ張って形成されたバッテリ収納部11との干渉を防ぐために形成されている。
後端部9a、9bにはそれぞれにヒンジ部材13が取り付けられている。具体的には、図14に示すように、入力操作板5の左右の側部には、後部が鉤状に湾曲した帯状の板金14が配設されており、この板金14の後端部にヒンジ部材13が取り付けられている。板金14の後部と筐体7の後部との湾曲程度は同じである。
ヒンジ部材13は、入力操作板5への取付部である第1取付部15と、この第1取付部15に一体的に固定されている円筒部16と、この円筒部16に対して回動自在に連結され、表示装置2側への取付部である第2取付部部17とから構成される。第2取付部17は、図15に示すように、円筒部16の外に突出している板状部18と、この板状部18に一体的に接続し円筒部16内に回動自在に嵌合している円柱部19とからなる。
第1取付部15は、図15に示すように、板金14の後端部に形成されたピン20によって位置決めされたうえで、3つの貫通孔21a〜21cを通じて板金14の後端部に締結されるねじによって板金14の後端部に固定される。
上記入力操作板5はその後端部9a、9bに取り付けられたヒンジ部材13を介して、表示装置2の背面に連結される。表示装置2の背面において、入力操作板5との連結箇所である下端部寄りの部分には、図16に示すように、ヒンジ取付ブロック22が固定されている。
ヒンジ取付ブロック22の表面には、表示装置2の横幅方向に沿って凹部23が形成され、この凹部23のほぼ中央に位置決めピン24が突設され、この位置決めピン24の左右両側にねじ孔25があけられている。
上述したヒンジ部材13の板状部18は、その中央に形成された貫通孔85a(図15参照)に、図17に示すように位置決めピン24が通されて位置決めされたうえでヒンジ取付ブロック22の凹部23に嵌められる。板状部18の貫通孔85bとヒンジ取付ブロック22のねじ孔25も位置合わせされ、貫通孔85bを通してねじ孔25にねじが締結されることで板状部18がヒンジ取付ブロック22に固定される。
これにより、ヒンジ部材13を介して入力操作板5が表示装置2の背面に連結される。板状部18に一体的な円柱部19に対して円筒部16が回動することで、入力操作板5は表示装置2に対して回動する。
表示装置2は、図10に示す1対の筐体(前部筐体26a、後部筐体26b)が組み合わされて形成される空間内に、表示パネル27、メインボード28、内部シャーシ29を収容している。後部筐体26bの背面には放熱板30が被せられ、放熱板30の背面はバックパネル31によって覆われる。
内部シャーシ29は、図10、11に示すように、例えばステンレスや鋼などの強度と加工性に優れた材料からなる板厚1mmほどの扁平箱状を呈し、表示パネル27とメインボード28の取付部材として機能すると共に表示装置2全体に強度を与える補強部材として機能する。
内部シャーシ29の上縁部及び左右の側縁部からは側壁部32が立ち上げられている。側壁部32は、表示パネル27の背面を受ける表示パネル受け部33側に突出している。
この内部シャーシ29に対して、表示パネル27とメインボード28が取り付けられる。なお、内部シャーシ29自体は、前部筐体26a及び後部筐体26bに例えばねじ止めにて固定される。
表示パネル27は例えば液晶表示パネルである。あるいは、有機、無機EL(Electro Luminescence)素子や発光ダイオードを用いた表示パネル、更にはプラズマディスプレイパネルであってもよい。
表示パネル27はその表示画面6の反対面である背面を、内部シャーシ29の側壁部32によって囲まれた表示パネル受け部33に載せて内部シャーシ29に収容される。
表示パネル受け部33の左右の側縁部には、表示パネル固定部34が形成されている。表示パネル固定部34は、表示パネル受け部33の左右それぞれの側縁部における上縁部寄りの位置と下縁部部寄りの位置の2箇所に形成され、両側縁部で合わせて4個形成されている。
各表示パネル固定部34には貫通孔があけられ、この貫通孔を表示パネル27の左右の側端部に形成されたねじ孔(図示せず)に位置合わせしたうえで、前記貫通孔を通して前記ねじ孔にねじが締結されて、表示パネル27は内部シャーシ29に対して固定される。
通常、液晶表示パネルは例えば横幅方向で±0.5mmほどの公差が生じる。この寸法のばらつきを吸収するために、表示パネル固定部34の両脇にスリットが形成されて側壁部32と分離され、更に表示パネル受け部33との接続部である根元部をくびれさせてこの部分で片持ち支持されるようにしている。
これにより、表示パネル固定部34において、その根元部はくびれて他の部分より細くされ曲げに対する強度が小さくされ、この根元部を支点に表示パネル固定34は表示パネル27の側端部に近づく方向あるいは遠ざかる方向に傾倒可能となっている。
したがって、表示パネル27の横幅寸法に応じて表示パネル固定部34を傾倒させて、表示パネル固定部34が最適な接触圧で表示パネル27の側端部に接触した状態でねじ止めを行える。これにより、表示パネル27の側端部に無理な力がかかることがなく、表示パネル27にストレスを与えない。
メインボード28は、プリント配線板35上に、中央処理装置36や半導体メモリ37などの半導体部品、その他、抵抗部品、コンデンサ部品、コネクタ、更にはハードディスク装置39、フレキシブル磁気ディスク装置38、光ディスク装置40などが実装されて構成される。メインボード28は、マザーボードあるいはシステムボードとも呼ばれ、この電子機器1の実質的な本体として機能する。
メインボード28は、部品などの実装面の反対面を、内部シャーシ29の背面であるメインボード固定部77(表示パネル受け部33の反対面)に向き合わせて例えばねじ止めにてそのメインボード固定部77に固定される。
表裏面をそれぞれ表示パネル受け部33とメインボード固定部77として機能させる内部シャーシ29は、表示パネル27を安定して受けるため表示パネル27とほぼ同じくらいあるいは少し広い平面寸法を有し、この内部シャーシ29を挟むようにして表示パネル27とメインボード28とが重ねられた状態で内部シャーシ29が表示装置2の筐体26a、26bに対して固定される。
これら、表示パネル27、内部シャーシ29、メインボード28が重ねられることの相乗効果によって表示パネル27、内部シャーシ29、メインボード28各々が撓みにくくされ、機能上撓みや曲げにくくする必要のある表示パネル27、メインボード28自体の機械的強度の向上ができる。更に、これら表示パネル27、内部シャーシ29、メインボード28の3者が一体化された補強板としても機能するので、表示装置2全体の機械的強度を向上させることもできる。
また、表示パネル27とメインボード28とを内部シャーシ29の板状の部分に重ねる構造であるので、表示装置2の厚さ方向に関して無駄なスペースの発生を抑えて、表示装置2の薄型化を妨げない。
また、表示パネル27とメインボード28とを1つの共通な内部シャーシ29に対して取り付けることで、部品点数の増大を抑えてコスト低減が図れる。さらに、組み立て作業も容易になる。
前部筐体26aと後部筐体26bとは例えば溶着あるいはねじ止めにて互いに組み合わされてこれら筐体26a、26b間に上述した、表示パネル27、内部シャーシ29、メインボード28が収容される。
前部筐体26aは窓孔41が形成された枠状を呈し、その窓孔41より表示パネル27の表示画面6が露出される(図1参照)。
後部筐体26bには、メインボード28上の大部分の部品を露出させるような大きな窓孔42が形成されている。この窓孔42を通じて、メインボード28を内部シャーシ29から取り外さなくても実装された部品などの交換あるいは増設を行えるようになっている。
また、その窓孔42の上方には収納部43が形成されている。収納部43は、後部筐体26bの背面に当たる面が開放された凹所として形成されている。この収納部43に、例えばマウスやリモートコントローラなどの電子機器1に付属される付属品を収納することで、それら付属品と電子機器1とをばらばらにすることなくまとめて持ち運ぶことができる。
後部筐体26bの背面には放熱板30が取り付けられる。放熱板30は例えばアルミニウムや銅からなる。放熱板30はメインボード28の大部分を覆うが、図12に示すように、半導体メモリ37の実装箇所は露出させ、半導体メモリ37の交換や増設を行えるようにしている。放熱板30とメインボード28との間の空間には、ヒートシンク44とファン45が設けられている。
ヒートシンク44は、メインボード28上に実装された発熱体(中央処理装置36やグラフィックスチップチップ、その他LSIチップなど)、および放熱板30に密着に接触され、発熱体36から発する熱を効率よくヒートシンク44を介して放熱板30に拡散させて逃がすことができる。
図12に示すように、放熱板30には例えば円形状の吸気口58が形成されており、ファン45は、放熱板30の内側表面(メインボード28の対向面)における吸気口58形成位置に取り付けられる。
図3に示すように、放熱板30の背面にはバックパネル31が取り付けられるが、バックパネル31には、放熱板30の吸気口58に対応する位置に例えば複数の小孔からなる吸気口が形成されている。そして、ファン45が回転すると、バックパネル31の吸気口及び放熱板30の吸気口58を介して、放熱板30とメインボード28との間の空間に空気が吸い込まれる。
その吸い込まれた空気は、メインボード28と放熱板30との間の空間を上方へと向けて流れ、図3に示す後部筐体26bの上端面に例えば多数の小孔として形成された排気口から外部へと排気される。収納部43(図12参照)の形成された部分ではその収納部43の底面に形成されたスリット43bを通り抜けて、排気口から外部へと排気される。
図3に示すように、後部筐体26bの背面には、放熱板30を覆うようにしてバックパネル31が例えばねじ止めで取り付けられる。バックパネル31は1枚の板部材であり、一般的なノートブック型コンピュータで採用されている複数枚のカバーで機器本体部を覆う構成のような継ぎ目がなく、すっきりとした見栄えのよい外観となり美観を損ねない。
バックパネル31を取り外すと、図12に示すように、放熱板30の背面が露出するが、放熱板30はメインボード28上の半導体メモリ37の取付部は覆っていない。これにより、半導体メモリ37の交換や増設を放熱板30を取り外さなくても行える。
図1、図4に示すように、表示装置2の上下左右の4つの端部を囲むようにして角リング状の枠部材66が取り付けられている。枠部材66の左右の側部67はそれぞれ表示装置2の左右の側端部に沿って延在して、その側端部に固定されている。
枠部材66の側部67の上端部及び下端部は表示装置2の側端部から延出し、側部67の上端部には表示装置2の上端部に沿って延在する上部68が連結され、側部67の下端部には表示装置2の下端部に沿って延在する下部69が連結されている。
枠部材66の上部68と表示装置2の上端部との間には間隙が形成され、その間隙に手を差し入れて上部68を把持することで電子機器1を持ち運ぶことができる。
枠部材66の下部69と表示装置2の下端部との間にも間隙が形成され、この間隙は後述するように入力操作板5の開閉動作を許容する。
枠部材66の内部には、例えばアルミニウムやマグネシウムからなる帯状の補強部材が、枠部材66の芯材として内蔵されている。図11に示すように、補強部材において枠部材66の側部67に内蔵された部分70には、表示装置2の内部へと延出する延出部71が形成され、この延出部71は、内部シャーシ29に固定されている。
具体的には、内部シャーシ29の側壁部32から張り出す張出部72に対して、補強部材の延出部71がねじ止め、あるいは溶着などで固定される。これにより、表示装置2の周囲を囲む枠部材66と、表示装置2の内部に内臓された内部シャーシ29との相乗効果によって、表示装置2の外と内から表示装置2全体の剛性を高めて表示装置2の強度向上が図れる。
また、表示装置2の周囲を枠部材66が取り囲んでいることによって、持ち運び時に表示装置2の端部が家具や壁などに直接ぶつかってしまうことを防げ、枠部材66は表示装置2に加わる衝撃を緩和する防護部材としても機能する。
以上のように構成される表示装置2は以下に説明する支持部材3によって支えられる。
図3に示すように、支持部材3は略四角い枠状を呈し、ヒンジ73(図5参照)を介して表示装置2に対して回動自在に連結されている。支持部材3は、枠状になっているので、表示装置2背面の下部に設けられたコネクタ64を隠さず、よってコネクタ64に対する各種ケーブルや端子の抜き差しに際してじゃまにならない。
表示装置2は、図2に示すように、支持部材3と、上述した枠部材66の下部69とによって、湾曲した下端部が設置面上から浮いた状態で設置面上に支持される。
表示装置2は立った姿勢でもって設置面上に支持される。ここで、立った姿勢とは垂直に立った姿勢に限らず、表示装置2の上端部側が後方に少し倒れた傾斜姿勢も含む。表示装置2の前方にいる使用者がその視線の方向に表示画面6を見ることができる姿勢であればよい。
表示装置2に対する支持部材3の回動角度を調整して、支持部材3と、枠部材66の下部69との開き角度を調整することで、表示装置2の傾き具合を調整でき、使用者が表示画面6を視認するのに最適な角度に調整可能である。
図4及び図6は、入力操作板5が閉位置にある状態を示す。入力操作板5の湾曲した後壁部12は表示装置2の下端部(後壁部12と同様に湾曲している)を覆い、後壁部12に続く板状部81は表示画面6に重なっている。板状部81は表示画面6の全面を覆うので、枠部材66の上部68をつかんで電子機器1を持ち運ぶときや、非使用時に電子機器1を収納しておく場合などに表示画面6保護を行える。
入力操作板5が閉じられたこの状態で、更に支持部材3を表示装置2の背面側に寄せるように表示装置2と支持部材3との開き角度を小さくすれば、電子機器1の奥行き寸法が小さくされてスリムになるので、例えば壁などに立てかけた状態で置けば、非使用時の置き場所をとらない。
図1に示すように、表示装置2の前面側において表示画面6から外れた左右の側縁部寄りの箇所にロック金具82が突設されている。そのロック金具82に、入力操作板5の側縁部寄りの箇所に形成された係合孔83内に設けられたロックレバー(図示せず)が係合することで、入力操作板5の閉状態が保持される。係合孔83の脇に設けられた解除ボタン84を押すことで、ロック金具82とロックレバーとの係合は解除される。
入力操作板5の板状部81を手前側に降ろすようにして(図7参照)、上述したヒンジ部材13を介して表示装置2の背面に連結された後端部9a、9bを中心に入力操作板5を回動させると、板状部81がキートップ面を上に向けた状態で表示装置2の下端部と設置面との間に広げられ、表示画面6の前方に展開される開状態となる。これにより、使用者のキー8を叩いての入力操作が可能となる。
このとき、回動中心である入力操作板5の後端部9a、9bが表示装置2の背面に連結されて、回動中心が表示装置2の後方に回り込んでいるので、入力操作板5の開位置への回動に伴って、入力操作板5において後端部寄りの部分が表示装置2の後方へと引っ込む。
すなわち、閉位置では表示装置2の前面に重なっている図6においてクロスハッチングで示す部分が、展開時には図8に示すように表示装置2の後方へと延出する。これにより、展開時における表示画面6前方への入力操作板5の突出長さを抑えることができ、使用時の設置面積の省スペース化が図れる。
上記クロスハッチングで示した部分は、入力操作板5の展開動作に伴って弧を描くようにして、表示装置2の下方を通り抜けて表示装置2の後方へと移動するので、表示装置2の下端部と設置面との間にはその移動を許容するための空間が上述した枠部材66の下部69によって確保されている。
入力操作板5の後端部9a、9bが、表示装置2の下端部よりも上方に位置する背面に連結されているので、展開された状態では後端部9a、9bから前端部に向けて若干下向き傾斜する。したがって、展開された状態で入力操作板5が自然にそのキートップ面が使用者の方に近づくように傾斜されるので、キー8の操作性が向上する。
また、入力操作板5には、上述した中央処理装置36や半導体メモリ37などの部品、更にはハードディスク装置39、フレキシブル磁気ディスク装置38、光ディスク装置40などの記憶装置を搭載し実質的な機器本体を構成するメインボード28が収容されておらず、薄型化及び軽量化が図られている。これにより、開閉動作時の使用者の負担が軽減される。更に、頻繁に開閉されることになる入力操作板5に振動に弱いハードディスク装置39などが収容されていないのでそれら装置の故障も防げる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
枠部材66において持ち運ぶときのハンドルとして機能する上部68と、設置面上に接触して支持部材3と共に表示装置2を支えるスタンドとして機能する下部69とを、側部67を介して一体とせずに分離させて設けてもよい。
また、内部シャーシ29の強度を更に上げるためにリブを設けたり、絞り加工を施してもよい。
また、図18に示す内部シャーシ119のように、表示パネル固定部114を表示パネル受け部33の側縁部に沿う方向の大部分を占めるように形成してもよい。この場合にも、表示パネル固定部114の両脇にスリットを形成して傾倒可能にし、表示パネル27の横幅方向の寸法公差のばらつきに対応できるようにしている。
また、表示パネル固定部は、表示パネル受け部33の側縁部ではなく、上縁部や下縁部に形成して、その表示パネル固定部に表示パネルの上端部や下端部を固定させるようにしてもよい。
また、本発明は、図19に示される一般のノートブック型コンピュータのように、設置面上に載置される入力操作板105に対して、表示画面102を有する表示装置101が開閉される構造の電子機器にも適用可能である。
すなわち、その表面にキーボード104を有する入力操作板105には、メインボードやディスク装置などは内蔵されずに、この入力操作板105に対して、ヒンジ部材103を介して開閉される表示装置101の内部に、上述したような内部シャーシに表示パネル及びメインボードを取り付けてこれらを内蔵させるようにしてもよい。
また、入力操作板はケーブル接続やワイヤレス接続としてもよい。あるいは、入力操作板を備えていない電子機器にも本発明は適用可能である。
本発明の実施形態に係る電子機器の開状態における正面図である。 同電子機器の開状態における側面要部の斜視図である。 同電子機器の開状態における背面側から見た斜視図である。 同電子機器の閉状態における正面図である。 同電子機器の閉状態における背面側から見た斜視図である。 同電子機器の閉状態における斜視図である。 図6の状態から入力操作板が開き始めた状態の斜視図である。 同電子機器の開状態における斜視図である。 図8の状態を背面側から見た斜視図である。 同電子機器の表示装置の分解斜視図である。 図10における要部の分解斜視図である。 バックパネルが取り外された状態の上記電子機器を背面側から見た斜視図である。 同電子機器の入力操作板の斜視図である。 図13から筐体が取り除かれた状態の図である。 図14における要部の拡大斜視図である。 上記表示装置の背面要部の拡大斜視図である。 図16の表示装置に入力操作板が連結された状態を示す図である。 変形例による表示装置内部における要部の分解斜視図である。 変形例による電子機器の正面側から見た斜視図である。
符号の説明
1…電子機器、2…表示装置、3…支持部材、5…入力操作板、6…表示画面、9a,9b…入力操作板の後端部、12…入力操作板の後壁部、13…ヒンジ部材、26a…前部筐体、26b…後部筐体、27…表示パネル、28…回路基板(メインボード)、29…内部シャーシ、30…放熱板、33…表示パネル受け部、34…表示パネル固定部、66…枠部材、77…メインボード固定部、114…表示パネル固定部、119…内部シャーシ。

Claims (4)

  1. 表示画面を有する表示パネルが収容される表示装置と、
    前記表示装置を設置面上に支持するための支持部材と、
    少なくとも中央処理装置と記憶装置が搭載され、機器本体を構成するメインボードと
    前記表示パネルの前記表示画面の反対面を受ける表示パネル受け部と、前記表示パネル受け部に突出して形成され前記表示パネルの端部が固定される表示パネル固定部と、前記表示パネル受け部の反対面に形成され前記メインボードが固定されるメインボート固定部とを有し、前記表示装置の内部で前記表示装置に固定される内部シャーシと、
    前記表示装置の周囲を囲むように前記表示装置に取り付けられ、一部が前記表示装置の内部へと延出して前記内部シャーシに固定されている枠部材と
    を具備する電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記表示パネル固定部は、前記表示パネルの前記端部に対する距離を変えられるように前記表示パネル受け部に揺動自在に片持ち支持されている
    電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記枠部材前記表示装置の上端部に沿って形成された部分は、前記表示装置の前記上端部との間に間隙を隔てて前記上端部に対向している
    電子機器。
  4. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記枠部材前記表示装置の下端部に沿って形成された部分は、前記表示装置の前記下端部との間に間隙を隔てて前記下端部に対向している
    電子機器。
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