JP2013258642A - テレビジョン受像機、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract


【課題】使いやすさの向上を図ることができる電子機器を提供する。
【解決手段】一つの実施形態によれば、電子機器は、筐体と、前記筐体に収容されて電波ノイズを放つ部品と、前記筐体に収容されたアンテナと、前記筐体または前記筐体に収容されて前記筐体の厚さ方向で前記部品に面した部材の一部であって、前記部品と前記アンテナとの間に位置した導電性の壁部と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、テレビジョン受像機を含む電子機器に関する。
アンテナを有した電子機器が提供されている。
特開2002−217754号公報
電子機器は、使いやすさの向上が要望されている。
本発明は、使いやすさの向上を図ることができるテレビジョン受像機及び電子機器を提供することを目的の一つとする。
一つの実施形態によれば、電子機器は、筐体と、前記筐体に収容されて電波ノイズを放つ部品と、前記筐体に収容されたアンテナと、前記筐体または前記筐体に収容されて前記筐体の厚さ方向で前記部品に面した部材の一部であって、前記部品と前記アンテナとの間に位置した導電性の壁部と、を有する。
第1実施形態に係るテレビジョン受像機の正面図。 図1中に示されたテレビジョン受像機の背面図。 第2実施形態に係る電子機器の斜視図。 図3中に示された電子機器の第1筐体の内部を示す平面図。 図4中に示されたシールド構造を示す斜視図。 図4中に示されたシールド構造を示す断面図。 図6中に示されたシールド構造のF7−F7線に沿う断面図。 図3中に示された電子機器の下面を示す斜視図。 第2実施形態の第1変形例に係る電子機器の断面図。 第2実施形態の第2変形例に係る電子機器の断面図。 第3実施形態に係る電子機器の斜視図。 図11中に示された電子機器を分解して示す斜視図。 図11中に示された電子機器の内部を示す平面図。 図13中に示されたミドルプレートの一部を拡大して示す斜視図。 図13中に示された筐体のF15−F15線に沿う断面図。 第3実施形態の変形例に係る電子機器の内部を示す平面図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。なお本明細書では、複数の表現が可能な各要素について一つ以上の他の表現の例を付すことがあるが、これは他の表現が付されていない要素について異なる表現がされることを否定するものではないし、例示されていない他の表現がされることを制限するものでもない。
(第1実施形態)
図1及び図2は、第1実施形態に係るテレビジョン受像機1を示す。テレビジョン受像機1は、「電子機器」の一例である。テレビジョン受像機1は、表示ユニット2と、該表示ユニット2を支持したスタンド3(支持部、台)とを有する。
図1に示すように、表示ユニット2は、扁平な箱状の筐体4と、該筐体4に収容されたディスプレイ5とを有する。筐体4の前壁は、ディスプレイ5の表示画面5aが露出する開口部が設けられている。
図2に示すように、筐体4には、アンテナ7,8が収容されている。アンテナ7,8の周囲には、妨害電波遮断用のシールド構造が設けられている。なお、このシールド構造の詳細は、第2実施形態に係る電子機器11に設けられた構造と略同じである。そこで、第2実施形態に係る電子機器11を詳しく説明することで、テレビジョン受像機1の詳細な説明は省略する。なお、第1実施形態と第2実施形態とで同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付す。
(第2実施形態)
次に、図4乃至図10を参照して、第2実施形態に係る電子機器11について説明する。図3に示すように、本実施形態に係る電子機器11は、ノートブック型ポータブルコンピュータである。なお、本実施形態が適用可能な電子機器は、上記例に限られない。本実施形態に係る構造は、例えばスレート型ポータブルコンピュータや、テレビジョン受像機、携帯電話(スマートフォンを含む)、ゲーム機など種々の電子機器に広く適用可能である。
図3に示すように、電子機器11は、第1筐体4、第2筐体12、及びヒンジ13a,13bを有する。第1筐体4は、例えば本体筐体である。第1筐体4は、例えばメインボードとしての回路基板14が収容されている。第1筐体4は、下壁15(底壁、第1壁)、上壁16(第2壁)、及び周壁17(側壁、第3壁)を有し、扁平な箱状に形成されている。
下壁15は、例えば電子機器11を机の上に置いた時に、机上面(載置面、外部面、外部載置面)に向かい合う。下壁15は、例えば複数の脚部18(支持部)を有する。電子機器11が机の上に置かれた時、脚部18は、机上面に接して電子機器11を支持する。
上壁16は、下壁15とは反対側に位置する。上壁16は、例えば下壁15と略平行に延びている。上壁16は、例えば入力部19(入力受付部)が設けられている。入力部19の一例は、キーボードである。なお、入力部19は、キーボードに限られず、例えばタッチパネル(タッチセンサ)やその他の入力装置でもよい。周壁17は、上壁16及び下壁15とは交差した(例えば略直交した)方向に延び、上壁16の周縁部と下壁15の周縁部とを繋いでいる。
第1筐体4は、第1端部4aと、第2端部4bとを有する。第1端部4aは、例えば前端部である。第2端部4bは、例えば後端部であり、第1端部4aとは反対側に位置する。第2端部4bには、ヒンジ13a,13bが連結されている。なお本明細書では、載置面に置かれた電子機器の姿勢を基準にして、ユーザーから見て近い方を「前」、遠い方を「後」と定義する。また、ユーザーから見て左右を定義する。
周壁17は、前壁21、後壁22、第1側壁23(例えば右側壁)、及び第2側壁24(例えば左側壁)を含む。前壁21は、第1筐体4の第1端部4aに位置し、第1筐体4の長手方向に延びている。後壁22は、前壁21とは反対側に位置し、前壁21と略平行に延びている。第1側壁23及び第2側壁24は、前壁21及び後壁22とは交差した(例えば略直交した)方向に延び、前壁21と後壁22との間を繋ぐ。
第2筐体12は、例えば表示筐体である。第2筐体12は、ディスプレイ5(表示装置、表示モジュール、ユニット)が収容されている。ディスプレイ5は、表示画面5aを有する。第2筐体12の前壁は、表示画面5aが露出する開口部12aが設けられている。
ヒンジ13a,13bは、第1筐体4の端部と第2筐体12の端部とを回動可能(開閉可能)に連結している。これにより、電子機器11は、開閉可能(折り畳み可能)である。電子機器11は、第1筐体4と第2筐体12とが重ねられた第1状態と、第1筐体4と第2筐体12とが開かれて表示画面5aが外部に露出される第2状態とで変形可能である。
次に、第1筐体4(以下、筐体4)の構造について詳しく説明する。
図3に示すように、筐体4は、上カバー26(マスク、第1カバー、第1部材、第1部品)と、下カバー27(ベース、第2カバー、第2部材、第2部品)とを有する。下カバー27は、下壁15及び周壁17を含み、上方が開放された椀状に形成されている。一方、上カバー26は、上壁16を含む。
上カバー26と下カバー27とが組み合わされることで、筐体4の一例が構成される。本実施形態では、上カバー26及び下カバー27は、其々、金属製であり、導電性(導通性)を有する。なお、上カバー26及び下カバー27のどちらか一方または両方は、合成樹脂製でもよい。なお、合成樹脂製の上カバー26または下カバー27は、必要に応じて、導電塗装またはめっきなどにより導電性(導通性)を有してもよい。
図4に示すように、筐体4には、回路基板14、第1アンテナ7、及び第2アンテナ8が収容されている。回路基板14は、「電波ノイズを放つ部品(部材)」の一例である。なお、「電波ノイズを放つ部品(部材)」は、回路基板14に限らず、筐体4に収容された種々のモジュールや電子部品が適宜該当する。
図4に示すように、回路基板14は、前壁21よりも、後壁22に寄った位置に設けられている。一方で、第1アンテナ7及び第2アンテナ8は、後壁22よりも、前壁21に寄った位置に設けられている。第1アンテナ7及び第2アンテナ8は、筐体4の左右の端部に分かれて設けられている。
第1アンテナ7は、第1側壁23の近傍に位置する。第2アンテナ8は、第2側壁24の近傍に位置する。さらに言えば、第1アンテナ7は、筐体4の右前端部の第1角部に位置する。第2アンテナ8は、筐体4の左前端部の第2角部に位置する。第1アンテナ7及び第2アンテナ8は、其々、ケーブル29(アンテナケーブル)を有する。ケーブル29は、例えば回路基板14に電気的に接続されている。
本実施形態では、第1アンテナ7及び第2アンテナ8の其々の周囲に、電波ノイズ(妨害電波)を遮蔽するシールド構造が設けられている。ここでは、第1アンテナ7の周りのシールド構造について代表して説明する。なお、第2アンテナ8の周りのシールド構造は、第1アンテナ7の周りのシールド構造と略同じ構成と機能を有する。
図4乃至図7に示すように、上カバー26は、第1リブ31(第1壁、第1壁部、第1突起、第1遮蔽部、第1シールド)を有する。第1リブ31は、上カバー26の一部であり、上カバー26と一体に設けられている。本実施形態に係る第1リブ31は、金属製であり、導電性(導通性)を有する。なお、第1リブ31は、合成樹脂製であるとともに、金属塗装やめっきなどにより、導電性(導通性)を有してもよい。第1リブ31は、上カバー26とともにグランド接続され、グランド電位である。
第1リブ31は、上カバー26(上壁16)の内面から下カバー27(下壁15)に向いて、筐体4の厚さ方向に延びている。第1リブ31は、回路基板14と第1アンテナ7(以下、アンテナ7)との間に位置する。第1リブ31は、アンテナ7の外形の一部に沿って設けられ、複数の方向(例えば三方向)からアンテナ7に面する。
詳しく述べると、第1リブ31は、第1部分31a、第2部分31b、及び第3部分31cを有する。第1部分31aは、筐体4の長手方向に延びている。第1部分31aは、回路基板14に面する。なお、本明細書で「面する」とは、「その方向を向いている」との意味で用いている。すなわち、「面する」とは、直接に面する場合に加えて、間に他の部材が存在する場合も含む。
第1部分31aは、回路基板14とアンテナ7との間に位置する。換言すれば、回路基板14は、第1部分31aと後壁22との間に位置する。アンテナ7は、第1部分31aと前壁21との間に位置する。
第2部分31bは、第1部分31aとは交差した(例えば略直交した)方向に延びている。第2部分31bは、回路基板14には対向しない。第2部分31bは、第1側壁23とは反対側からアンテナ7に面する。換言すれば、アンテナ7は、第2部分31bと第1側壁23との間に位置する。
第2部分31bには、ケーブル29が通される第1通し部31dが設けられている。第1通し部31dは、回路基板14(電波ノイズを放出する部品)に対向しない向きに開口している。第1通し部31dの一例は、スリットである。このスリットは、例えば第1リブ31の下端部に開放されている。なお、第1通し部31dは、穴や切欠きでもよい。
第3部分31cは、第1部分31aと略平行に延びている。第3部分31cは、第1部分31aとは反対側からアンテナ7に面する。換言すれば、アンテナ7は、第1部分31aと第3部分31cとの間に位置する。以上の構成により、第1リブ31は、アンテナ7に三方向から面する。アンテナ7は、残りの一方向から電波を送受信する。
なお、第1リブ31は、上カバー26に代えて、第3実施形態に係るミドルプレート45に設けられてもよい。ミドルプレート45は、「筐体に収容され、電波ノイズを放つ部材とアンテナの其々少なくとも一部を覆う部材」の一例であり、且つ、「筐体に収容され、電波ノイズを放つ部材に筐体の厚さ方向から面した部材」の一例である。
一方で、図4乃至図7に示すように、下カバー27は、第2リブ32(第2壁、第2壁部、第2突起、第2遮蔽部、第2シールド)を有する。第2リブ32は、下カバー27の一部であり、下カバー27と一体に設けられている。本実施形態に係る第2リブ32は、金属製であり、導電性(導通性)を有する。なお、第2リブ32は、合成樹脂製であるとともに、金属塗装やめっきなどにより、導電性(導通性)を有してもよい。第2リブ32は、下カバー27とともにグランド接続され、グランド電位である。
第2リブ32は、下カバー27(下壁15)の内面から上カバー26(上壁16)に向いて、筐体4の厚さ方向に延びている。第2リブ32は、回路基板14とアンテナ7との間に位置する。第2リブ32は、アンテナ7の外形の一部に沿って設けられ、複数の方向(例えば三方向)からアンテナ7に面する。
図4乃至図7に示すように、本実施形態では、第2リブ32は、第1リブ31の外側に設けられ、第1リブ31の外側を三方向から囲んでいる。第2リブ32は、回路基板14と第1リブ31との間に位置する。なお、第2リブ32は、第1リブ31の内側に設けられ、第1リブ31とアンテナ7との間に位置してもよい。
詳しく述べると、第2リブ32は、第1部分32a、第2部分32b、及び第3部分32cを有する。第1部分32aは、筐体4の長手方向に延びている。第1部分32aは、回路基板14に面するとともに、第1リブ31の第1部分31aに面する。第1部分32aは、回路基板14と第1リブ31との間に位置する。
第2部分32bは、第1部分32aとは交差した(例えば略直交した)方向に延びている。第2部分32bは、回路基板14に対向しない。第2部分32bは、第1リブ31の第2部分31bに面する。第2部分32bには、ケーブル29が通される第2通し部32dが設けられている。第2通し部32dは、回路基板14(電波ノイズを放出する部品)に対向しない向きに開口している。第2通し部32dの一例は、スリットである。このスリットは、例えば第2リブ32の下端部に開放されている。なお、第2通し部32dは、穴や切欠きでもよい。
図4乃至図6に示すように、第1通し部31dと第2通し部32dは、互いにずれた位置に設けられている。つまり、上カバー26と下カバー27とを組み合わせた時に、第1通し部31dと第2通し部32dとが直線上に位置しないように、第1通し部31d及び第2通し部32dは、千鳥状にずらして配置されている。換言すれば、第1通し部31dは、第2リブ32によって覆われる。第2通し部32dは、第1リブ31によって覆われる。
第3部分32cは、第1部分32aと略平行に延びている。第3部分32cは、第1リブ31の第3部分31cに面する。以上の構成により、第2リブ32は、アンテナ7に三方向から面する。これにより、アンテナ7の周りに、第1リブ31及び第2リブ32による2重のシールド構造が設けられている。
図6に示すように、第1リブ31の第2部分31bと、第2リブ32の第2部分32bとの間の隙間は、ケーブル29の直径よりも大きい。アンテナ7から延びたケーブル29は、第1通し部31dに通され、第1リブ31の第2部分31bと第2リブ32の第2部分32bとの間の隙間を延びるとともに、第2通し部32dを通って回路基板14に向いて延びている。
図6に示すように、アンテナ7及びケーブル29は、下壁15に取り付けられている。ケーブル29は、例えばテープのような固定部材33によって下壁15に固定されている。電子機器11の組立時には、上カバー26と下カバー27とが組み合わされる前に、ケーブル29は、第2通し部32dに通され、筐体4(下カバー27)に固定される。
ケーブル29が筐体4(下カバー27)に固定された後に、上カバー26と下カバー27とが組み合わされ、ケーブル29が第1通し部31dに通される。本実施形態では、第1通し部31dの幅W1は、第2通し部32dの幅W2よりも大きい。これにより、上カバー26と下カバー27とが組み合わせ時に、ケーブル29が第1通し部31dに入りやすい。
図7に示すように、第1リブ31は、下カバー27(下壁15)に干渉しない高さに設定されている。このため、第1リブ31の先端と下カバー27(下壁15)との間には、隙間C1が確保されている。隙間C1の一例は、ケーブル29の直径よりも小さい。
同様に、第2リブ32は、上カバー26(上壁16)に干渉しない高さに設定されている。このため、第2リブ32の先端と上カバー26(上壁16)との間には、隙間C2が確保されている。隙間C2の一例は、ケーブル29の直径よりも小さい。
図3及び図8に示すように、上カバー26の端部は、第1アンテナカバー34を有する。第1アンテナカバー34は、合成樹脂製であり、アンテナ7,8のエレメント部7a,8aに面する。同様に、下カバー27の端部は、第2アンテナカバー35を有する。第2アンテナカバー35は、合成樹脂製であり、アンテナ7,8のエレメント部7a,8aに面する。アンテナ7,8は、アンテナカバー34,35を通じて、外部との間で電波を送受信する。
このような構成によれば、電子機器11の使いやすさの向上を図ることができる。
例えば回路基板から放たれる電波ノイズ(妨害電波)は、アンテナの送受信特性に良くない影響を及ぼす。これを回避する方法として、アンテナの周囲に導電性のガスケットを配置し、導電性を有した上カバーと下カバーとの間に上記ガスケットを挟み込んで押し潰し、グランドを強化することで妨害電波を遮断することが考えられる。
しかしながら、上記筐体の組み立てでは、ガスケットを押し潰す際に、ガスケットの反力を受けた筐体が歪んだ状態のままネジ止めされる。このため、完成品になった電子機器は、複数の脚部が載置面に均一に接しないため電子機器が安定しない脚ガタ不具合が発生する場合がある。さらに、ガスケットの潰し量及び潰れ方は、組み立てや分解ごとに微量のバラつきが生じるため、妨害電波の遮断性が安定しにくい。
一方で、本実施形態に係る構造は、ガスケットを用いずに、妨害電波を遮断する構造を提供するものである。例えば本実施形態に係る電子機器11は、電波ノイズを放つ部品(例えば回路基板14)と、筐体4に収容されたアンテナ7と、筐体4または筐体4に収容されて筐体4の厚さ方向で前記部品に面した部材の一部であって、前記部品とアンテナ7との間に位置した導電性の壁部(例えば第1リブ31または第2リブ32)と、を有する。
このような構成によれば、前記壁部によって、前記部品からアンテナ7に向かう電波ノイズの一部が遮蔽されるので、アンテナ7の性能低下を抑制することができる。これにより、ガスケットを用いないシールド構造を提供することができる。
ガスケットを省略することができると、筐体4の組立時に、筐体4がガスケットから反力を受けて歪んだり、変形したり、撓んだりすることが抑制される。その結果、筐体4を安定した状態で組み立てることができ、脚ガタの発生を回避することができる。これにより、製品品位が向上するとともに、例えば脚ガタがないために電子機器の使いやすさが向上する。
さらに、筐体の組立時に、筐体部品がガスケットから反力を受けて浮かされたり、傾いたりすることがないので、組み立て作業性が安定し、作業効率の向上を図ることができる。これにより、製品コストを下げることができる。
さらに、上記構成によれば、前記壁部によってシールド構造が実現されるので、潰し量や潰れ方によって遮断効果が変動するガスケット方式に比べて、遮断効果が安定する。これにより、アンテナ性能を安定させることができる。
さらに、上記構成によれば、ガスケットを省略することができるので、部品コストを抑えることができる。また、前記壁部は、例えば筐体にリブを立てることで設けることができるので、筐体のコストは据え置くことができる。
本実施形態では、電子機器11は、電波ノイズを放つ部品(例えば回路基板14)と、筐体4に収容されたアンテナ7と、筐体4または筐体4に収容されて前記部品及びアンテナ7の其々少なくとも一部を覆う部材の一部であって、筐体4の厚さ方向に延びて前記部品とアンテナ7との間に位置した導電性の第1リブ31と、筐体4の内面から筐体4の厚さ方向に延びて、前記部品と第1リブ31との間または第1リブ31とアンテナ7との間に位置した導電性の第2リブ32と、を有する。
このような構成によれば、第1リブ31と第2リブ32とによって、2重のシールド構造が実現されるので、アンテナ性能がさらに安定する。
本実施形態では、第1リブ31は、ケーブル29が通される第1通し部31dが設けられている。このような構成によれば、ケーブル29が通される場所以外は、第1リブ31によってシールドすることが可能になり、アンテナ性能がさらに安定する。
本実施形態では、第1リブ31は、前記部品とアンテナ7との間に位置した第1部分31aと、該第1部分31aとは交差した方向に延びて前記部品に対向しない第2部分31bとを含む。第1通し部31dは、第2部分31bに設けられている。このような構成によれば、第1通し部31dは、前記部品に対向しない。このため、アンテナ7に対して電波ノイズがさらに伝わりにくく、アンテナ7の性能がさらに安定する。
本実施形態では、第2リブ32は、ケーブル29が通される第2通し部32dが設けられている。第1通し部31dと第2通し部32dとは、互いにずれた位置に設けられている。このような構成によれば、アンテナ7に対して電波ノイズがさらに伝わりにくく、アンテナ7の性能がさらに安定する。
本実施形態では、ケーブル29は、第2通し部32dに通されて筐体4に取り付けられた後に、第1通し部31dに通される。第1通し部31dの幅W1は、第2通し部32dの幅W2よりも大きい。このような構成によれば、筐体4の組立時に、ケーブル29が第1リブ31と下カバー27との間に挟まれにくい。これにより、ケーブル29の保護を図ることができる。
次に、図9を参照して本実施形態の第1変形例について説明する。
図9に示すように、第1変形例では、下カバー27にケーブル支持部37が設けられている。ケーブル支持部37は、例えば下壁15の内面から突出した突起(リブ)である。ケーブル29は、ケーブル支持部37に支持され、位置及び方向が固定される。ケーブル29の位置及び方向が安定して支持されると、筐体4の組立時に、ケーブル29が第1リブ31と下カバー27との間に挟まれる可能性がさらに小さくなる。
次に、図10を参照して本実施形態の第2変形例について説明する。
図10に示すように、第2変形例では、第1リブ31の先端と下カバー27(下壁15)との間の隙間C1は、ケーブル29の直径よりも大きい。このような構成によれば、筐体4の組立時に、ケーブル29が第1リブ31と下カバー27との間に挟まれる可能性がさらに小さくなる。
(第3実施形態)
次に、図11乃至図16を参照して、第2実施形態に係る電子機器11について説明する。なお、第1及び第2実施形態の構成と同一または類似の機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、下記に説明する以外の構成は、第2実施形態と同じである。
図11に示すように、本実施形態に係る電子機器11は、スレート型ポータブルコンピュータであり、いわゆるタブレット端末である。なお、本実施形態が適用可能な電子機器は、上記例に限られない。本実施形態に係る構造は、例えばノートブック型ポータブルコンピュータや、テレビジョン受像機、携帯電話(スマートフォンを含む)、ゲーム機など種々の電子機器に広く適用可能である。
図11に示すように、電子機器11は、筐体4を有する。筐体4は、例えば扁平な箱状に形成されている。電子機器11は、例えば机上面(載置面、外部面、外部載置面)に置いて使用される。また電子機器11は、手で持った状態で使用することも可能である。
筐体4には、ディスプレイ5が収容されている。ディスプレイ5は、表示画面5aを有する。表示画面5aには、タッチパネル41(タッチセンサ)が設けられている。タッチパネル41は、表示画面5aに重ねられ、表示画面5aと一体になっている。これにより、電子機器11は、ユーザーからの入力を受付可能である。タッチパネル41は、「入力部(入力受付部)」の一例である。
図11に示すように、筐体4は、下壁15(底壁、第1壁)、上壁16(第2壁)、及び周壁17(側壁、第3壁)を有する。上壁16は、表示画面5aと略平行に広がり、平面状に形成されている。上壁16は、第1端部4aと第2端部4bとに亘る。上壁16は、表示画面5aが外部に露出する開口部16aが設けられている。開口部16aは、第1端部4aと第2端部4bとの間に位置する。
下壁15は、上壁16とは反対側に位置する。下壁15は、第1下壁部15a(第1部分)と、第2下壁部15b(第2部分)と、傾斜部15c(第3部分)とを有する。第1下壁部15a、第2下壁部15b、及び傾斜部15cは、筐体4の長手方向(幅方向)で、其々筐体4の全幅に亘る。
第1下壁部15aは、筐体4の第1端部4aに隣接し、第1端部4aの一部を構成する。第1下壁部15aは、表示画面5aと略平行に延びている。第1下壁部15aは、複数の脚部18(支持部)を有し、脚部18によって支持される。
第2下壁部15bは、筐体4の第2端部4bに隣接し、第2端部4bの一部を構成する。第2下壁部15bは、表示画面5aと略平行に延びている。第2下壁部15bと表示画面5aとの間の距離は、第1下壁部15aと表示画面との間の距離よりも大きい。第2下壁部15bは、複数の脚部18(支持部)を有し、脚部18によって支持される。
傾斜部15c(傾斜壁)は、第1下壁部15aと第2下壁部15bとの間に位置し、第1下壁部15aと第2下壁部15bとに亘る。傾斜部15cは、第1下壁部15aの後端部と第2下壁部15bの前端部とを繋ぐ。傾斜部15cは、表示画面5aに対して傾斜している。
傾斜部15cは、第1下壁部15aから第2下壁部15bに向かって進むに従い表示画面5aから離れる向きに傾斜し、第1下壁部15aと第2下壁部15bとの間の段差を滑らかに繋いでいる。このような構成により、第1脚部43a及び第2脚部43bが載置面に置かれた(接した)状態では、上壁16(表示画面5a)は、載置面に対して後上がりに傾斜する。
図11に示すように、周壁17は、上壁16及び下壁とは交差した(例えば略直交した)方向に延び、上壁16と下壁15とを繋ぐ。周壁17は、前壁21、後壁22、第1側壁23(例えば左側壁)、及び第2側壁24(例えば右側壁)を含む。
図11に示すように、筐体4は、上カバー26(マスク、第1カバー、第1部材、第1部品)と、下カバー27(ベース、第2カバー、第2部材、第2部品)とを有する。
上カバー26と下カバー27とが組み合わされることで、筐体4の一例が構成される。本実施形態では、下カバー27は、金属製であり、導電性(導通性)を有する。一方で、上カバー26は、合成樹脂製である。上カバー26は、ディスプレイ5を覆う化粧部材であり、比較的薄い。なお、上カバー26は、例えば第2実施形態と同様にアンテナカバー34が設けられた金属製でもよい。
図12に示すように、上カバー26と下カバー27との間には、タッチパネル41、ディスプレイ5、及びミドルプレート45(ミドルベース、ミドルフレーム、中間部材、板部、補強部、補強部材)が設けられている。ミドルプレート45は、例えば金属製であり、導電性(導通性)を有する。ミドルプレート45は、グランドに接続され、グランド電位である。本実施形態では、ミドルプレート45と下カバー27とによって電子機器11の強度が確保されている。なお、ミドルプレート45は、合成樹脂製でもよい。
図13に示すように、ミドルプレート45は、例えば筐体4内の略全領域に亘る。ミドルプレート45は、前壁21と後壁22との間に亘る。一方で、ミドルプレート45と第1側壁23との間には、第1アンテナ7のエレメント部7aが位置する隙間(領域、空間部)が設けられている。また、ミドルプレート45と第2側壁24との間には、第2アンテナ8のエレメント部8aが位置する隙間(領域、空間部)が設けられている。
図12及び図13に示すように、ミドルプレート45は、例えばディスプレイ5よりも大きな板状に形成されている。ミドルプレート45の表面には、ディスプレイ5の厚さに対応した窪み46(凹部)が設けられている。ディスプレイ5は、ミドルプレート45の窪み46に取り付けられる。ミドルプレート45は、ディスプレイ5の背面の全領域を覆い、ディスプレイ5を支持する。
図13に示すように、筐体4には、第1回路基板14及び第2回路基板47が収容されている。第1回路基板14及び第2回路基板47は、其々「電波ノイズを放つ部品(部材)」の一例である。なお、「電波ノイズを放つ部品(部材)」は、第1回路基板14及び第2回路基板47に限らず、筐体4に収容された種々のモジュールや電子部品が適宜該当する。
第1回路基板14及び第2回路基板47は、ミドルプレート45と下壁15との間に位置する。第1回路基板14は、例えばメインボードであり、ディスプレイ5に電気的に接続されている。第1回路基板14及び第2回路基板47は、筐体4の第1端部4aよりも、第2端部4bに寄って位置する。
第1回路基板14及び第2回路基板47は、第1下壁部15aを外れて設けられ、第2下壁部15b及び傾斜部15cに向かい合う。第1回路基板14は、筐体4の長手方向で、例えば筐体4の略中央部に設けられている。第2回路基板47は、第1回路基板14と第1側壁23との間に位置する。
図13に示すように、筐体4には、第1アンテナ7と、第2アンテナ8とが収容されている。第1アンテナ7及び第2アンテナ8は、筐体4の第1端部4aに設けられている。第1アンテナ7及び第2アンテナ8は、筐体4の左右の端部に分かれて設けられている。
第1アンテナ7は、第1側壁23の近傍に位置する。第2アンテナ8は、第2側壁24の近傍に位置する。さらに言えば、第1アンテナ7は、筐体4の左前端部の第1角部に位置する。第2アンテナ8は、筐体4の右前端部の第2角部に位置する
図13に示すように、ミドルプレート45は、筐体4の厚さ方向で、第1回路基板14、第2回路基板47、第1アンテナ7、及び第2アンテナ8に面する。なお、ミドルプレート45の一例は、第1回路基板14及び第2回路基板47のいずれか一方の少なくとも一部を覆おうとともに、第1アンテナ7の少なくとも一部を覆う。換言すると、ミドルプレート45は、第1回路基板14と第1アンテナ7との間に亘るとともに、第2回路基板47と第1アンテナ7との間に亘る。
次に、本実施形態に係るアンテナ7,8の周りのシールド構造について説明する。なお、ここでは、第1回路基板14と第1アンテナ7との間係を代表して説明する。第2回路基板47と第1アンテナ7との間係は、下記の説明中の「第1回路基板14」を「第2回路基板」と読み替えればよい。第1回路基板14と第2アンテナ8との間係は、下記の説明中の「第1アンテナ7」を「第2アンテナ8」と読み替えればよい。
図12及び図13に示すように、ミドルプレート45は、第1面45aと、第2面45bとを有する。第1面45aは、例えば上面であり、上カバー26に面する。第1面45aは、上記窪み46が設けられ、ディスプレイ5が取り付けられる。第2面45bは、第1面45aとは反対側に位置する。第2面45bは、例えば下面であり、下カバー27に面する。
図12及び図13に示すように、本実施形態では、第1回路基板14(以下、回路基板14)と、第1アンテナ7(以下、アンテナ7)とは、ミドルプレート45の表側と裏側に分かれて配置されている。このため、アンテナ7は、ミドルプレート45の第1面45aに面する。回路基板14は、ミドルプレート45の第2面45bに面する。
図12乃至図15に示すように、ミドルプレート45は、回路基板14に面した第1領域51と、アンテナ7に面した第2領域52とを有する。第2領域52は、第1領域51に対して窪んでアンテナ7が取り付けられる凹部53(窪み、取付部)が設けられている。
凹部53は、載置壁54(底壁、支持壁、第1壁、第1壁部)と、立壁55(起立壁、側壁、第2壁、第2壁部)とを有する。本実施形態では、第1領域51、載置壁54、及び立壁55は、其々、導電性(導通性)を有し、「遮蔽部」、「シールド」の一例である。なお、第1領域51、載置壁54、及び立壁55は、合成樹脂製であるとともに、金属塗装やめっきなどにより、導電性(導通性)を有してもよい。第1領域51、載置壁54、及び立壁55は、上カバー26とともにグランド接続され、グランド電位である。
載置壁54は、第1面45aと略平行に延びており、例えば略水平に広がる。載置壁54は、アンテナ7の外形よりも大きい。アンテナ7は、載置壁54に取り付けられ、載置壁54に固定される。
図15に示すように、載置壁54と第1領域51との間には、段差が設けられている。第1領域51に比べて、載置壁54は、下壁15に近い。本実施形態では、回路基板14に比べて、載置壁54の少なくとも一部(例えば全部)は、下壁15に近い。
立壁55は、載置壁54の端部(縁部)から起立し、載置壁54と第1領域51とを繋ぐ。立壁55は、載置壁54及び第1領域51とは交差した(例えば略直交した)方向に延びている。立壁55は、例えば筐体4の厚さ方向に延びている。図15に示すように、立壁55は、回路基板14とアンテナ7との間に位置する。
図13及び図14に示すように、立壁55は、アンテナ7の外形の一部に沿って設けられ、複数の方向(例えば三方向)からアンテナ7に面する。詳しく述べると、立壁55は、第1部分55a、第2部分55b、及び第3部分55cを有する。
第1部分55aは、筐体4の長手方向に延びている。第1部分55aは、回路基板14に面するとともに、アンテナ7に面する。第1部分55aは、回路基板14とアンテナ7との間に位置する。換言すれば、回路基板14は、第1部分55aと後壁22との間に位置する。アンテナ7は、第1部分55aと前壁21との間に位置する。
第2部分55bは、第1部分55aとは交差した(例えば略直交した)方向に延びている。第2部分55bは、回路基板14には対向しない。第2部分55bは、第1側壁23とは反対側からアンテナ7に面する。換言すれば、アンテナ7は、第2部分55bと第1側壁23との間に位置する。
第2部分55bには、ケーブル29が通される通し部55dが設けられている。通し部55dは、回路基板14(電波ノイズを放つ部品)に対向しない向きに開口している。通し部55dの一例は、穴(貫通穴)である。なお、通し部55dは、スリットや切欠きでもよい。
第3部分55cは、第1部分55aと略平行に延びている。第3部分55cは、第1部分55aとは反対側からアンテナ7に面する。換言すれば、アンテナ7は、第1部分55aと第3部分55cとの間に位置する。以上の構成により、立壁55は、アンテナ7に三方向から面する。アンテナ7は、残りの一方向から電波を送受信する。換言すれば、アンテナ7の少なくとも一部は、載置壁54と立壁55とによって構成された凹部53に収容されている。
下カバー27の端部は、第2実施形態と同様に、アンテナカバー35を有する。アンテナカバー35は、合成樹脂製であり、アンテナ7,8のエレメント部7a,8aに面する。アンテナ7,8は、アンテナカバー35を通じて、外部との間で電波を送受信する。
このような構成によれば、第2実施形態と同様に、電子機器11の使いやすさの向上を図ることができる。例えば本実施形態では、電子機器は、電波ノイズを放つ部品(例えば回路基板14)と、筐体4に収容されたアンテナ7と、前記部品とアンテナ7との間に筐体4の厚さ方向に延びた壁部(例えば立壁55)を含み、筐体4に収容されて前記部品及びアンテナ7の其々少なくとも一部を覆う導電性の部材(例えばミドルプレート45)と、を有する。
このような構成によれば、前記壁部によって、前記部品からアンテナ7に向かう電波ノイズの一部が遮蔽されるので、アンテナ7の性能低下を抑制することができる。これにより、ガスケットを用いないシールド構造を提供することができる。これにより、製品品位が向上するとともに、例えば脚ガタがないために電子機器の使いやすさが向上する。さらに、第2実施形態と同様に、製品コストの低下や、組み立て作業の効率化、アンテナ性能の安定などを図ることができる。
本実施形態では、前記部材は、第1面45aと、該第1面45aとは反対側に位置した第2面45bとを有する。アンテナ7は、第1面45aに面する。前記部品は、第2面45bに面する。つまり本実施形態では、前記部品とアンテナ7とが、前記部材の表裏に分かれて実装されている。これにより、前記部材自体がシールド構造の一部となり、アンテナ性能をさらに安定させることができる。
本実施形態では、前記部材は、前記部品に面した第1領域51と、該第1領域51に対して窪んでアンテナ7が取り付けられた第2領域52とを有する。このような構成によれば、前記部品とアンテナ7とを前記部材の表裏に分かれて実装した場合でも、筐体4の厚さが厚くなることを抑制することができる。
本実施形態では、前記壁部は、アンテナ7の外形の一部に沿って延び、アンテナ7に三方向から面する。このような構成によれば、アンテナ性能をさらに安定させることができる。
次に、図16を参照して本実施形態の変形例について説明する。
図16に示すように、本変形例では、ミドルプレート45に開口部61が設けられている。回路基板14は、第1コネクタ62が実装されている。開口部61は、第1コネクタ62に対応した位置に設けられている。第1コネクタ62は、開口部61から露出している。
ケーブル29は、該ケーブル29の先端に第2コネクタ63を有する。第2コネクタ63は、第1コネクタ62に係合し、第1コネクタ62を介して回路基板14に電気的に接続される。第2コネクタ63は、筐体4の厚さ方向から第1コネクタ61に係合可能である。
このような構成によれば、ミドルプレート45の表側に設けられたアンテナ7のケーブル29を、ミドルプレート45の裏側に位置した回路基板14に容易に電気的に接続可能である。これにより、電子機器11の組立作業性が向上する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、第1リブ31及び第2リブ32は、どちらか一方を省略してもよい。第1リブ31、第2リブ32、及び立壁55は、アンテナ7に三方向から面するものに限らず、例えば一方向または二方向から面するものでもよい。ミドルプレート45は、凹部53を有しなくてもよい。すなわち、回路基板14及びアンテナ7は、凹部53を有しないミドルプレート45の表裏に分かれて設けられてもよい。
1…テレビジョン受像機、4…筐体、7,8…アンテナ、11…電子機器、14…回路基板、26…上カバー、27…下カバー、29…ケーブル、31…第1リブ、31a…第1部分、31b…第2部分、32…第2リブ、45…ミドルプレート、45a…第1面、45b…第2面、55…立壁。

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収容され、電波ノイズを放つ部品と、
    前記筐体に収容されたアンテナと、
    前記筐体または前記筐体に収容されて前記部品及び前記アンテナの其々少なくとも一部を覆う部材の一部であって、前記筐体の厚さ方向に延びて前記部品と前記アンテナとの間に位置した導電性の第1リブと、
    前記筐体の内面から前記筐体の厚さ方向に延びて、前記部品と前記第1リブとの間または前記第1リブと前記アンテナとの間に位置した導電性の第2リブと、
    を有したテレビジョン受像機。
  2. 請求項1の記載において、
    前記アンテナは、ケーブルを有し、
    前記第1リブは、前記ケーブルが通される第1通し部が設けられたテレビジョン受像機。
  3. 請求項2の記載において、
    前記第1リブは、前記部品と前記アンテナとの間に位置した第1部分と、該第1部分とは交差した方向に延びて前記部品に対向しない第2部分とを含み、
    前記第1通し部は、前記第2部分に設けられたテレビジョン受像機。
  4. 請求項2または請求項3の記載において、
    前記第2リブは、前記ケーブルが通される第2通し部が設けられ、
    前記第1通し部と前記第2通し部とは、互いにずれた位置に設けられたテレビジョン受像機。
  5. 請求項4の記載において、
    前記ケーブルは、前記第2通し部に通されて前記筐体に取り付けられた後に、前記第1通し部に通され、
    前記第1通し部の幅は、前記第2通し部の幅よりも大きいテレビジョン受像機。
  6. 筐体と、
    前記筐体に収容され、電波ノイズを放つ部品と、
    前記筐体に収容されたアンテナと、
    前記部品と前記アンテナとの間で前記筐体の厚さ方向に延びた壁部を含み、前記筐体に収容されて前記部品及び前記アンテナの其々少なくとも一部を覆う導電性の部材と、
    を有した電子機器。
  7. 請求項6の記載において、
    前記部材は、第1面と、該第1面とは反対側に位置した第2面とを有し、
    前記アンテナは、前記第1面に面し、
    前記部品は、前記第2面に面した電子機器。
  8. 請求項6または請求項7の記載において、
    前記部材は、前記部品に面した第1領域と、該第1領域に対して窪んで前記アンテナが取り付けられた第2領域とを有した電子機器。
  9. 請求項6または請求項8の記載において、
    前記壁部は、前記アンテナの外形の一部に沿って設けられ、前記アンテナに三方向から面した電子機器。
  10. 筐体と、
    前記筐体に収容され、電波ノイズを放つ部品と、
    前記筐体に収容されたアンテナと、
    前記筐体または前記筐体に収容されて前記筐体の厚さ方向で前記部品に面した部材の一部であって、前記部品と前記アンテナとの間に位置した導電性の壁部と、
    を有した電子機器。
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