JP2011070181A - 薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造及び取付方法 - Google Patents

薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造及び取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ガラス板の取付時のガラス板自体の移動量をゼロ又は極めて少なくすることができ、着脱等の取り付け作業性に優れた薄型ディスプレイ用のガラス板の取付構造を提供する。
【解決手段】 方形フレームに前後方向に位置調整可能に上方開口下向溝を有するフレーム側溝部材を設け、ガラス板の表示画面に対向する後面側において、磁性体ロック片の保持溝と、該保持溝に連通した下向開口部を有するロック片保持部を設け、上記ロック片保持部の上記下向開口部と上記フレーム側溝部材の上方開口下向溝とが一致するように、上記ガラス板を上記方形フレーム前面に位置させ、上記ガラス板の前面側からマグネットを移動させることにより、上記磁性体ロック片を上記ロック片保持溝から上記下向開口部を介して上記上方開口下向溝内に移動させ、上記ロック片の下半部が上記上方開口下向溝に係合することにより、上記ガラス板を上記方形フレームに固定するように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶テレビ等の薄型ディスプレイの前面側に設置されるガラス板の取り付けに関するものであり、デザイン性、取り付け作業性等に優れたガラス板の取付構造及び取付方法を提供するものである。
従来、薄型ディスプレイを壁面に設置し、そのディスプレイ前面側に該ディスプレイに対応した部分だけがハーフミラーとなった鏡を設置することで、通常は鏡として機能させると共に、ディスプレイに映像を表示した場合は、ハーフミラーの前面側から上記映像を確認し得るように構成したディスプレイ装置が実用化されている。
かかる装置において、鏡の取り付けは、鏡の上下の辺を壁面に設けた上下の支持レールに嵌合させて固定するもの(特許文献1,2)、或いは鏡の左右の辺、或は4隅部分を壁面に設けた左右の支持レール或は4隅の支持部材に嵌合させて固定するもの(特許文献2)等が提案されている。
特開2006−86643 特開2005−260545
ところで、上記ディスプレイ装置では、鏡の前面側に何ら取り付け部材が露出しないようなデザインが望まれるが、上記特許文献1,2のものは、鏡の上下辺、左右辺等を支持レールにて支持する構造であるから、鏡の支持部材(支持フレーム等)が鏡の前面側に露出するため、装置としてのデザイン性に課題がある。
また、薄型ディスプレイ装置に限らず一般的なガラス板の取付構造においても、ガラス板の周縁を固定するもの、或いは、ガラス板の板面側から背面側に貫通する取付部材を設け、当該取付部材によって当該ガラス板を壁面等に固定する構造が多く採用されており、何れもガラス前面側に取付部材が露出する構造であるから、薄型ディスプレイ用のガラス板としては上記特許文献1,2等と同様の課題がある。
また上記従来の鏡或いはガラス板の取付構造では、取り付けるガラス板の上下辺近傍に取り付け用のフレーム或いはフック部材の設置スペースが必要となるため、上記ガラス板の上下辺部に殆どスペースが存在しない場合、例えば取付位置に、取り付けるガラス板と略同じ開口面積しか存在しない場合等は、当該ガラス板を取り付けることが困難になるという課題があった。
また、薄型ディスプレイ装置の前面側に設置する場合、ディスプレイ装置のメンテナンス性を考慮すると、デザイン性のみならず、鏡(ガラス板)の着脱の容易性も必要となる。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、ガラス板の前面側に何ら取付部材やフレームが露出せずデザイン性に優れていると共に、取付時のガラス板自体の移動量をゼロ、或いは、極めて少量とすることができ、かつ着脱等の取り付け作業性に優れた薄型ディスプレイ用のガラス板の取付構造及び取付方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、薄型ディスプレイユニットを支持する方形フレームの前面側に、少なくともディスプレイユニットの表示画面に対応する領域がハーフミラーとなったガラス板を取り付けるための薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造であって、上記方形フレームに前後方向に位置調整可能に上方開口下向溝を有するフレーム側溝部材を設け、上記ガラス板の上記薄型ディスプレイユニットの表示画面に対向する後面側において、磁性体ロック片の保持溝と、該保持溝に連通した下向開口部を有するロック片保持部を設け、上記ロック片保持部の上記下向開口部と上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝とが一致するように、上記ガラス板を上記方形フレーム前面に位置させた状態において、上記ガラス板の前面側からマグネットを移動させることにより、上記磁性体ロック片を上記ロック片の保持溝から上記下向開口部を介して上記上方開口下向溝内に移動可能に構成し、上記ロック片が上記上方開口下向溝内に挿入された状態において、上記ロック片の下半部が上記上方開口下向溝に係合することにより、上記ガラス板を上記方形フレームに固定するものであることを特徴とする薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造により構成される。
このように構成すると、方形フレームにガラス板を固定するにあたり、例えばガラス板の上下の移動スペースが非常に狭い場所においても支障なくガラス板を取り付けることができる。
第2に、上記方形フレームの上部左右対称位置に上記フレーム側溝部材を設けると共に、上記方形フレームの下部左右対称位置に前後方向に位置調整可能なフックを設け、上記ガラス板の後面上部の左右対称位置に上記フレーム側溝部材に対応した上記ロック片保持部を設けると共に、該ガラス板の後面下部の左右対称位置に上記フックが係合し得る上向溝を具備した下部溝部材を設け、上記ガラス板の上記後面側を上記方形フレームの前面に宛がい、該ガラス板を下方にスライドさせた状態において上記下部溝部材に上記方形フレームの上記フックが各々係合し得ると共に、上記ロック片保持部の上記下向開口部と上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝とが一致するように構成し、かかる状態において、上記ガラス板の前面側からマグネットを移動させることにより、上記上部左右対称位置にある上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝内に上記ロック片を各々挿入係合させることにより、上記ガラス板を上記方形フレームに固定するものであることを特徴とする上記第1記載の薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造により構成される。
このように構成すると、方形フレームにガラス板を固定するにあたり、ガラス板の上下方向のスライド量を非常に少なくすることができ、例えばガラス板の上下の移動スペースが非常に狭い場所においても支障なくガラス板を取り付けることができる。
第3に、上記方形フレームの上部左右対称位置に上記フレーム側溝部材を設けると共に、上記方形フレームの下部左右対称位置に上記フレーム側溝部材を設け、上記ガラス板の後面上部の左右対称位置に上記フレーム側溝部材に対応した上記ロック片保持部を設けると共に、該ガラス板の後面下部の左右対称位置に上記フレーム側溝部材に対応した上記ロック片保持部を設け、上記ガラス板の上記後面側を上記方形フレームの前面に、上記各ロック片保持部の下向開口部と上記フレーム側溝部材の上方開口下向溝とが一致するように宛がった状態において、上記ガラス板の前面側からマグネットを移動させることにより、上記上部及び下部の左右対称位置にある上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝内に上記ロック片を各々挿入係合させることにより、上記ガラス板を上記方形フレームに固定するものであることを特徴とする上記第1記載の薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造により構成される。
このように構成すると、方形フレームにガラス板を固定するにあたり、ガラス板の上下方向のスライド量をゼロとすることもでき、例えばガラス板の上下に移動スペースが殆どない場所においても支障なくガラス板を取り付けることができる。
第4に、薄型ディスプレイを支持する方形フレームの前面側に、少なくともディスプレイユニットの表示画面に対応する領域がハーフミラーとなったガラス板を取り付けるための薄型ディスプレイ用のガラス板取付方法であって、上記方形フレームに前後方向に位置調整可能に上向開口下向溝を有するフレーム側溝部材を設け、上記ガラス板の上記薄型ディスプレイユニットの表示画面に対向する後面側において、磁性体ロック片の保持溝と、該保持溝に連通した下向開口部を有するロック片保持部を設け、上記ロック片保持部の上記下向開口部と上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝とが一致するように、上記ガラス板を上記方形フレーム前面に位置させ、上記ガラス板の前面側からマグネットを移動させることにより、上記磁性体ロック片を上記ロック片の保持溝から上記下向開口部を介して上記上方開口下向溝内に移動し、上記ロック片が上記上方開口下向溝内に挿入されたとき、上記ロック片の下半部が上記上方開口下向溝に係合することにより、上記ガラス板を上記方形フレームに固定するようにした薄型ディスプレイ用のガラス板取付方法により構成される。
本発明は上述のように構成したので、方形フレーム等にガラス板を固定するにあたり、例えばガラス板の移動スペースが非常に狭い場所においても支障なくガラス板を取り付けることができる。
また、方形フレームにガラス板を固定するにあたり、ガラス板の上下方向のスライド量をゼロとすることもでき、例えばガラス板の上下に移動スペースが殆どない場所においても支障なくガラス板を取り付けることができる。
また、ガラス板の前面側及び周縁にはガラス板の取付用のフック或いはフレーム等が露出しないので、非常にデザイン性の高い取付構造を実現し得る。
また、ガラス板の取り外しも極めて容易に行うことができ、薄型ディスプレイユニットのメンテナンス性も良好である。
本発明に係る薄型ディスプレイ用のガラス板の取付構造の分解斜視図である。 (a)は同上構造の正面図、(b)は同上構造の側面断面図である。 (a)は同上構造におけるガラス板を取り付ける前の状態の正面図、(b)はその側面断面図である。 同上構造のコーナ部の一部分解斜視図である。 (a)は同上構造のガラス板の断面図、(b)は背面図である。 (a)は同上構造を示すロック片取付部近傍のガラス板取り付け前の側面断面図、(b)は同上構想を示すロック片取付部近傍のガラス板取り付け状態の側面断面図である。 同上構造の下部溝部材近傍の側面断面図である。 同上構造のロック片取付部近傍のガラス板の一部正面図である。 同上構造の他の実施形態を示す正面図である。 同上他の実施形態に用いられるガラス板の背面図である。 同上他の実施形態に用いられるガラス板の一部側面断面図である。 (a)〜(c)は、同上取付構造を使用した場合のガラス板の移動ストロークを示すための説明図である。
以下、本発明に係る薄型ディスプレイ用のガラス板の取付構造及び取付方法について詳細に説明する。
図1は本発明に係る取付構造を使用した薄型ディスプレイ装置の分解斜視図、図2(a)は同上ディスプレイ装置の正面図、同図(b)は同上ディスプレイ装置の側面断面図を示す。尚、以下の説明において、方形フレーム4を中心として、ガラス板6側を前方、方形フレーム4から取付用方形枠1方向を後方といい、左右の方向は、図1においてガラス板6から方形フレーム4側を向いた場合の左右方向を用いることとする。
本発明に係る薄型ディスプレイ装置は、方形枠1の上面2と下面3に方形フレーム4を突っ張り状態で固定し、この方形フレーム4の後面の黒色遮蔽ボード13に薄型ディスプレイユニット5を固定し、かつ上記薄型ディスプレイユニット5の表示画面の前面側にハーフミラー領域6aを有するガラス板6を固定することにより構成されている(図1、図2参照)。尚、上記方形枠1はこれ自体をオフィスビルのロビー或いは住宅のリビングルーム内の壁面等に埋め込み固定する。
上記方形フレーム4は、断面略正方形状の直線状アルミフレーム杆を長方形状に組み立て、各コーナ部においてDブラケットD1により上記フレーム枠同士を固定することにより構成されており(図3(a)参照)、上記フレーム杆は両端部中央に雌螺子孔45が形成されると共に(図4参照)、各面の長手方向全体に断面T字型の縦溝(図示せず)が形成されており、当該縦溝を利用して各コーナ部にDブラケットD1をボルトBにより固定し得るように構成されている(図3(a)参照)。
この方形フレーム4の上辺4aの左右位置の上記雌螺子孔45に突っ張り用の高さ調整脚8,8がその円錐形脚部8a,8aを上向きにした状態で雄螺子部8bを以って螺合されており(図4)、下辺4bの左右位置の上記雌螺子孔45に下向きに突っ張り用の高さ調整脚8,8がその円錐形脚部8a,8aを下向きにした状態で雄螺子部8bを以って螺合されている(図1、図3)。
上記上面2と下面3の設置位置には、上記高さ調整脚8の脚部8aを嵌合し得る一対の円形凹部9a,9aが左右端部に形成された固定板9が面ファスナー等により各々固定されており(図3(a)(b)参照)、上記上下辺側の高さ調整脚8,8の脚部8a,8aを、各々上面2及び下面3の固定板9,9の円形凹部9a,9aに各々嵌合し、上記各高さ調整脚8の雄螺子部8bを回転させることにより、上記上辺側の脚部8a,8aを上方に移行させ、同じく下辺側の脚部8a,8aの雄螺子部8bを回転させることにより、上記下辺側の脚部8a,8aを下方に移行させ、これにより上記4つの高さ調整脚8の脚部8aによって上記方形フレーム4を上記上面2と下面3の間に突っ張り状態で垂直に立設固定する(図2、図3参照)。
上記高さ調整脚8は、図4に示すように、雄螺子部8bと先端の円形脚部8aとから構成され、上記雄螺子部8bをフレーム4の上辺4a部分又は下辺4b部分の雌螺子孔45に螺合し、雄螺子部8bを回転させることにより上下方向の高さ調整を行い、固定ナット8cを締め付けることにより当該高さ位置に円形脚部8aを固定し得るように構成している。
上記方形フレーム4の後面には、薄型ディスプレイユニット5を固定するための黒色遮蔽ボード13が固定されている。この遮蔽ボード13は上記方形フレーム4の外周縁により形成される面積と同じ面積を有しており、上記方形フレーム4により構成される後方開口部を遮蔽するものである。上記薄型ディスプレイユニット5は例えば液晶ディスプレイ等の薄型の表示装置であり、上記遮蔽ボード13の略中央部に4つのフック20により上記方形フレーム4に平行に垂直状態で固定されている(図3(a)(b))。尚、上記ディスプレイユニット5に映像等を表示するための映像表示回路基板は上記遮蔽ボード13の後面側に取り付けられている。
上記方形フレーム4には、前後方向位置調整可能なフック15が上記フレーム4の各コーナ部に4個、即ち、上コーナ部の同一水平高さに2個、下コーナ部の同一水平高さに2個、左右対称位置に設けられている(図1、図3参照)。これらのフック15は図4に示すように上記各コーナ部のDブラケットD1の前面D1’に設けられた雌螺子孔15’にその雄螺子部15aを螺合することにより固定されている。そして、上記各フック15は上記方形フレーム4の外周縁より内側位置に設けられており、上記各フック15が上記方形フレーム4の外周縁から外側には露出しないように構成されている。従って、後述のガラス板6を上記方形フレーム4に固定した場合においても、上記各フック15はガラス板6のガラス面の周縁より内側位置に存在し、上記各フック15は、ガラス板6の周縁からも露出しないように構成されている(図2(a)(b)参照)。
上記フック(前後方向位置調整可能フック)15は、上記雄螺子部15aと該雄螺子部15aの先端に回転自在に設けられた円形フック部15bと、上記雄螺子部15aに螺合されたナットNにより構成されており、上記雄螺子部15aを回転させて上記円形フック部15bの前後方向位置を調整し、調整位置にて上記ナットNを締め付けることにより、当該調整位置にて上記円形フック部15bの前後方向位置を位置決めできるように構成されている。上記円形フック部15bは上記雄螺子部15aの先端に抜け止め状態で回動自在に軸着されており、軸着部を含む前向椀状部15cと該椀状部15c周縁部から垂直方向に延出された鍔部15dとから構成されている(図6(a))。
上記4個のフック15の内、上部側の2個のフック15,15には、各々フレーム側溝部材22,22が係合されている。このフレーム側溝部材22,22は、長方形の所定厚の板状をなし、後面側に上記フック部15bを係合させるための円弧形上向溝22aが設けられていると共に、その上面側には円弧形の上方開口下向溝22bが設けられている(図4)。そして、このフレーム側溝部材22は上記円弧形上向溝22aを以って上記フック部15bに係合されている(図6(a))。具体的には、当該フレーム側溝部材22は、上記フック部15bの上記鍔部15dが上記円弧形上向溝22aに係合した状態で、上記上方開口下向溝22bを上方に向けた垂直状態で上記フック15に係合されている(図3(a)(b)の状態)。上記フレーム側溝部材22は、円弧形上向溝22a、上方開口下向溝22bを形成し得る所定の厚さを有しており、当該厚さは後述のロック片保持部23を上面に載置し得る厚さ、本実施形態では上記ロック片保持部23と同じ厚さを有している。
上記上部のフック15,15は上記フレーム側溝部材22,22を係合した状態において、その雄螺子部15aを回転させることで前後方向の位置調整を行い、上記溝部材22の係合状態において、該溝部材22の前面22’の位置が上記方形枠1の前面1’の位置と面一状態となるように、その前後方向位置を調整する(図6(a)の位置)。このように上記溝部材22の前面22’の位置と上記方形枠1の前面1’の位置を面一とすることにより、後述のガラス板6を方形フレーム4に固定したとき、ガラス板6の後面外周(ガラスフレーム17の後面17’の外周)と上記方形枠1の前面1’とを全周に亘り密着させることができる(図7,図6(b)の状態)。
上記下部のフック部15,15は、その円形フック部15bの前端位置(先端)15d’が、上記方形枠1の前面1’に一致するように、上記雄螺子部15aを回転させてその前後方向位置を調整する(図3(b)、図7参照)。そして、上記下部のフック15の鍔部15dが後述の下部溝部材18の上向溝部18aに係合し得るように構成されている(図7)。
上記ガラス板6は、上記方形フレーム4の前面側全体を被覆可能な面積(本実施形態では方形フレーム4の外周縁により形成される面積より大きな方形枠1の前面1’の面積と同じ面積、図2(a)(b)参照)を有しており、上記方形フレーム4に取り付けた際、上記薄型ディスプレイユニット5の表示画面に対応する部分にハーフミラー領域6aが形成されている(図1参照)。そして、このガラス板6を上記方形フレーム4に取り付けることにより、前面側から見ると、通常はガラス板6全面が鏡として機能し、上記薄型ディスプレイ5を動作状態としてそのディスプレイ5に映像を写すと、上記ハーフミラー領域6aを介して上記ガラス板6前面側から上記映像を見ることができるようになっている。
このガラス板6の構成は、例えばその後面側に反射膜を形成してガラス面全体を鏡とし、上記領域6aのみ上記反射膜に透過性を設けてハーフミラー領域としても良いし、ガラス面全体をハーフミラーとし、上記ガラス板6の後面側において上記ハーフミラー領域6a以外の部分に遮光フィルムを貼着することにより、上記ディスプレイユニット5の表示画面に映像を表示していない状態において、上記ガラス板6の前面全体が鏡として機能するように構成しても良い。
上記ガラス板6(例えば厚さ4mm)の後面には、ガラス板の後面周縁に沿って、上記ガラス板6の外周に沿った長方形枠状のガラスフレーム17が固着されている(図5参照)。このガラスフレーム17はアルミニウム製であり、両端に傾斜接続部Jを有する上下辺用のフレーム杆17a,17bと、両端に傾斜接続部Jを有する左右辺用のフレーム枠17c,17dとを各接続部Jを以って長方形状に接続した構造を有している。このガラスフレーム17はその外周縁に直立枠部17”が直角に形成されており、当該直立枠部17”内に上記ガラス板6が上記ガラスフレーム17前面に接着された構造を有している。またこのガラスフレーム17は非常に薄く形成されているため(例えば厚さが7mm)、各コーナ部にはスチール製のL型補強材17eが接着されている(図10参照)。このような構造のガラスフレーム17を採用することにより、本発明のガラス板6はそのガラスフレーム17を含めても厚さが7mm程度と非常に薄く形成されている。
上記ガラス板6の後面における上記ガラスフレーム17の上辺17aと下片17bとの間における左右端部には、上下方向に補強縦杆24,24が上辺17aと下片17bとを接続するように固定されている(図5参照)。そして、上記補強縦杆24,24の上部には、各々ロック片保持部23,23がボルトBを以って固定されている。
このロック片保持部23は、長方形状をなす所定厚の板状のものであり、その内部には、円形ロック片25を保持し得るロック片保持溝23a及び該保持溝23aに水平方向に連通し下方に開口する下向開口部23bが設けられている。上記ロック片保持溝23a内には磁性体からなる円形ロック片25が保持されており、当該ロック片25は後述のマグネットMによって当該位置から横方向に移動され、上記下向開口部23bから下方に位置する上記フレーム側溝部材22の上方開口下向溝22bに落下し、その下半部を該上方開口下向溝22b内に係合し得るように構成されている(係合状態を図8に示す)。また、上記ロック片保持部23は上記ガラス板6のガラス面の外周縁よりも内側位置に各々設けられている(図5)。従って、上記ガラス板6の上記方形フレーム4への取り付け状態において、上記ガラス面の前面側及び周縁に上記ロック片保持部23及びフレーム側溝部材22の何れもが露出しないように構成されている。上記ロック片保持部23は、より具体的には、上記ロック片保持溝23aと上記下向開口部23bが形成された板状部材と、当該板状部材に接合された方形板とからなり、当該ロック片保持部23の上記板状部材側を上記補強縦杆24,24に固定することにより、上記補強縦杆24,24及び上記フレーム17後面と上記方形板との間の空間に、上記ロック片保持部23と上記下向開口部23bが連通して形成されている。
よって、上記ガラス板6の左右辺部が上記方形枠1の左右辺に一致するように上記ガラス板6を上記前面1’に密着させ、その状態で、左右の上記ロック片保持部23,23の下向開口部23b,23bが上記フレーム側溝部材22,22の上方開口下向溝22b,22bの上部に位置するように上記ガラス板6の後面(ガラスフレーム17の後面17’)を上記方形枠1の前面1’に密着させた状態で、ガラス板6の前面側からマグネットMによって上記ロック片25を移動させて上記下向開口部23bから下方の上向開口下向溝22b内に落下させることにより、上記ロック片25の下半部を上記上方開口下向溝22b内に位置させ、これにより上記ガラス板6上部を上記方形フレーム4に固定し得るように構成している。
即ち、図8に示すように、上記ガラス板6の前面側からマグネットMを上記ロック片保持溝23aに対応する位置のガラス面に密着させ、その状態でマグネットMを矢印A,B方向に移動させると、上記マグネットMの磁性力がガラス板6を透過して上記ロック片25に作用し、上記ロック片25は上記マグネットMに磁気的に吸引されて矢印A,B方向に上記ロック片保持部23内を移動し、上記下向開口部23bから下方に位置する上方開口下向溝22b内にその下半部を係合させることができる。このようにすると、上記ロック片25の下半部は上記は上記フレーム4側の溝部材22に位置し、上半部は上記ガラス板6側のロック片保持部23に位置するので、当該ロック片25により上記ガラス板6を上記フレーム4に固定することができる。
尚、上記ロック片25による上記固定状態を解除するには、上記マグネットMを上記矢印A,Bとは逆方向に移動させ、上記ロック片25を上記上方開口下向溝22bから上記ロック片保持部23のロック片保持溝23aに移動させれば良い。
上記ガラス板6の後面の補強縦杆24,24の下部には、各々上記方形フレーム4の下部のフック15,15が係合する下部溝部材18,18が固定されている(図5(a)(b)参照)。即ち、上記下部フック15,15に対応する上記ガラス板6の後面には、上記フック15の円形フック部15bが係合し得る円弧形上向溝18aを有する下部溝部材18が固定ボルトBにて固定されている(図5)。よって、上記下部溝部材18,18は、上記フック15,15に対応して、上記方形枠17後面の下部の左右に2個設けられている(図5参照)。また、上記下部溝部材18は上記ガラス板6のガラス面の周縁よりも内側位置に各々設けられている(図5参照)。従って、上記ガラス板6の上記方形フレーム4への取り付け状態において、上記ガラス面の前面側及び周縁に上記フック15及び下部溝部材18の何れもが露出しないように構成されている。
この下部溝部材18の上記円弧形上向溝18aは、上記フック15の円形フック部15bの鍔部15dが係合し得る上下幅T1を有しており(図7参照)、従って、上記下部溝部材18の上向溝18a内に上記フック15の鍔部15dを係合すると、上記上向溝18aの深さ(上下方向幅)T1に対応するガラス板6の垂直移動(ストローク)により上記上向溝18a内に上記鍔部15dを係合することができる(図7参照)。
また、上記下部溝部材18は上記方形枠17の後面17’に対して奥部方向(後面方向)に突出するように取り付けられている(図2(b))。よって、上記上向溝18aは上記後面17’より後面側に突出して位置するように構成されている(図2(b)、図7参照)。一方、上記フック15の円錐形フック部15bはその前端15d’が上記方形枠1の垂直左右辺1c,1dの前面1’に一致するように、上記前面1’に面一状態となるようにその前後方向位置が調節される(図2(b)、図7参照)。
よって、上記ガラス板6の方形枠17の後面17’を、上記方形フレーム4の上記左右の下部フック15,15の鍔部15d,15dの上方に上記溝部材18,18の上向溝18a,18aが各々対応するように上記方形枠1の前面1’に宛がい、上記方形枠17の後面17’を上記方形枠1の前面1’に密着すると、上記下部溝部材18の上向溝18aが上記方形枠1の前面1’より後方側に入り込み、各上向溝18aが丁度上記フック15の円形フック部15の上記鍔部15bの上方位置に対応して位置するように構成されている。尚、この状態では、上記ロック片保持部23,23は上記フレーム側溝部材22,22の直上に位置している。
従って、上記位置からガラス板6の後面を上記前面1’に圧着した状態で、上記ガラス板6を下方にスライドさせることにより(最小スライド量T1)、上記ロック片保持部23の下向開口部23bと上記フレーム側溝部材22の上方開口下向溝22bとを一致させると共に、下部フック15の各鍔部15dを対応する各上向溝18aに挿入係合させることができる(図6(b)、図7参照)。また、かかる状態から、マグネットMを用いて上記ロック片25を移動して上記上方開口下向溝22bに上記ロック片25の下半部を挿入係合してガラス板6の上部を上記フレーム4に固定することができる。
また、上記ガラス板6を上記方形枠1に固定した図6(b)、図7の状態において、上記ガラス板6のガラスフレーム17の後面17’はその全周に亘り上記方形枠1の前面1’に密着することになる(図6(b)参照)。よって上記ガラス板6の上記取り付け状態において、ガラス板6の周縁から方形枠1内部に外部の光が入射することを効果的に防止することができる。
本発明は上述のように構成されているので、次に、上記本発明に係る薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造を使用したガラス板の取付方法を説明する。
まず、取り付け位置としての方形枠1の上面2と下面3に各々固定板9を面ファスナーで固定する。尚、方形枠1は例えば建物内の壁面に、その前面1’と壁面が面一となるように埋め込まれているものとする。
次に、方形フレーム4を上面2と下面3との間に配置し、上下辺4a,4bの高さ調整脚8,8の脚部8a,8aを上記固定板9の左右の円形凹部9a,9a内に挿入し、かかる状態で、上記脚8,8の雄螺子部8b,8bを回転させて高さ調整を行い、当該方形フレーム4を上記天井面2と床面3との間に突っ張り状態で立設固定する。
このとき、上部の左右のフック15の雄螺子部15aにより、フレーム側溝部材22,22の前面22’の位置が上記方形枠1の前面1’に面一となるように前後方向の位置調整を行う。また、下部のフック15の鍔部15dの前端15d’の位置が上記方形枠1の前面1’に面一となるように、各フック15の雄螺子部15aを回転させることにより、前後方向に位置調整を行う。全てのフック15の位置調整が終了したら各フック15のナットNを締め付けて前後方向位置を固定する。
次に、ガラス板6の表面にガラス吸盤を吸着させて同ガラス板6を持ち上げ、上記ガラス板6の後面を上記方形フレーム4の前面に宛がう。このとき、上記ガラス板6の左右縁部と上記方形枠1の左右縁部を合わせると共に、上記ガラス板6のロック片保持部23,23が上記フレーム側溝部22,22の直上に位置し、同時に、ガラス板6の下部溝部材18,18の上向溝18a,18aが上記方形フレーム4の下部の各フック15の直上に位置するように位置合わせを行い、上記ガラス板6の後面の方形枠17の後面17’が上記方形枠1の前面1’に密着するように当該ガラス板6を上記方形枠1に宛がう。
次に、上記ガラス板6を上記方形枠1の前面1’に密着した状態のまま下方にスライドさせることにより、ロック片保持部23の下部が上記フレーム側溝部材22の上部に当接し、これによりロック片保持部23の上記下向開口部23bとフレーム側溝部材22の上方開口下向溝22bとが一致し、かつ上記各下部溝部材18の上向溝18a内に上記方形フレーム4の下部のフック15を各々係合させることができる。このとき、上記フック15の鍔部15dが上向溝18aの深さT1分当該上向溝18aに入り込むことになるので、上記ガラス板16の垂直方向の最小ストロークは略T1に相当する量となる(図7参照)。
その後、図8に示すように、上記ガラス板6の前面側からマグネットMを上記ロック片保持溝23aに対応する位置のガラス面に密着させ、その状態でマグネットMを矢印A,B方向に移動させると、上記マグネットMの磁性力がガラス板を透過して上記ロック片25に作用し、上記ロック片25は上記マグネットMに磁気的に吸引されて矢印A,B方向に上記ロック片保持部23内を移動し、上記下向開口部23bから下方に位置する上方開口下向溝22b内にその下半部を係合させる。すると、上記ロック片25の下半部は上記は上記フレーム4側の溝部材22に位置し、上半部は上記ガラス板6側のロック片保持部23に位置するので、当該ロック片25により上記ガラス板6を上記フレーム4に固定することができる。
以上の操作により、上記ガラス板6のハーフミラー領域6aがディスプレイ5に対応して位置すると共に、上記ガラス板6の後面側の周縁部(方形枠17の後面17’)を上記方形枠1の前面1’に全周に亘り密着させた状態で上記ガラス板6を上記方形フレーム4の前面側に固定することができる。
図9、図10に示すものは、ガラス板6の取付構造において、ガラス板6の下部(2箇所)においても上部(2箇所)と同様に、ロック片保持部23とフレーム側溝部材22とにより取付構造を構成したものである。このように構成すると、上記ガラス板6の上下4個のロック片保持部23が上記方形フレーム4の上下4個の上記フレーム側溝部材22の直上に位置するように上記ガラス板6を上記方形フレーム4の前面に宛がい、上記ガラス板6の前面側からマグネットMを上記ロック片保持溝23aに対応する位置のガラス面に密着させ、その状態でマグネットMを矢印A,B方向に移動させ、上記ロック片25を上記上方開口下向溝22b内に係合させる、という操作を、上下4箇所のロック片保持部23各々において行うことで、ガラス板6をその上下方向のストロークなしで上記フレーム4に固定することができる。
図12に、本発明の取付構造と他の構造との取付時のガラス板6の上下方向のストロークの比較例を示す。同図(a)は、ガラス板6の上部と下部の全てをフック15と溝部材18との係合構造としたもの、同図(b)は本発明の図1等の上記実施形態であり、ガラス板6の上部側にのみロック片保持部23とフレーム側溝部材22により構成し、下部側はフック15と下部溝部材18により構成したもの、同図(c)は上記実施形態に対してガラス板6の下部においても上部と同様にロック片保持部23とフレーム側溝部材22により構成したもの(図9及び図10の構造)である。
同図(a)の構造では、ガラス板6のストロークは少なくとも溝部材18の溝18aの深さT1と同一のストロークT1が必要となる。同図(b)の本発明の実施形態の構造では、同図(b)に示すように、ガラス板6の上部においてはガラス板6の上下方向の移動ストロークが必要ないので、ガラス板6の上部を下部に対して若干手前側に倒しながらフレームに接近し、上部を後方に回転しながら取り付けることができるため、上記(a)のストロークより若干短いストロークT2(<T1)での取り付けが実現できる。さらに同図(c)においては、ガラス6を水平移動のみで取り付け可能であり、垂直方向の移動ストロークは必要ないので、上記ガラス板6の面積と略同一の面積からなり、ガラス板6の上下左右に移動スペースが存在しない場合であっても、何ら問題なく、ガラス板6をフレーム4に固定することが可能となる。
本発明は以上のように、方形フレーム4にガラス板6を固定するにあたり、例えばガラス板6の上下位置のスペースが狭く、ガラス板の移動スペースが非常に狭い場所においても支障なくガラス板を取り付けることができる。
また、方形フレーム4にガラス板6を固定するにあたり、ガラス板6の上下方向のスライド量をゼロとすることもでき、例えばガラス板6の上下に移動スペースが非常に狭い場所においても支障なくガラス板を取り付けることができる。
また、ガラス板6の前面側及び周縁にはガラス板6の取付用のフック或いはフレーム等が露出しないので、非常にデザイン性の高い取付構造を実現し得る。
また、ガラス板6の取り外しも極めて容易に行うことができ、薄型ディスプレイ5のメンテナンス性も良好である。
また、ガラス板6の取付け時に、ガラス板6の後面(方形枠17後面17’)側の周縁部が上記方形枠1の前面1’に密着するから、ガラス板6の取付け状態において方形枠1内への外光の入射を効果的に防止できる。これにより、ガラス板6前面側から方形枠1内部が透視し難くなり、ガラス板6の前面側の鏡としての機能を向上し得る。
また、ガラス板6の前面側及び周縁にはガラス板の取付用のフック或いはフレーム等が露出しないので、非常にデザイン性の高い取付構造を実現し得る。
また、方形フレーム4の各フック15の前後方向位置の調整も容易に行うことができる。
また、本発明の取付構造は、薄型ディスプレイの大きさに拘わらず適用することができ、家庭用の小型ディスプレイ(例えば浴室用、洗面所用の鏡の後面にディスプレイを配置する場合等)、或は商業ビルのロビー等に設置する大型ディスプレイ等の何れの場合にも適用が可能である。
また、本発明の取付方法によると、方形枠1にガラス板6を容易に取り付けることができ、しかもガラス板6の取付状態において、ガラス板6の後面(方形枠17の後面17’)を方形枠1前面1’に全周に亘り密着させて方形フレーム4内への外光の入射を防止し得るし、ガラス板6の前面側にはなんら取付け用の部材は露出せず、ガラス板6のスライド量も短く或いはゼロとすることができるので、デザイン性、メンテナンス性に極めて優れた取付構造を実現し得る
本発明に係る薄型ディスプレイ用のガラス板の取付構造及び取付方法は、デザイン性及びメンテナンス性に優れているため、商業ビル、オフィスビル、駅構内のロビー等の公共的な施設の大型ディスプレイ用として、或は家庭の浴室、洗面台等の小型ディスプレイ用として、広く適用が可能である。
4 方形フレーム
5 薄型ディスプレイユニット
6 ガラス板
6a ハーフミラー領域
15 フック
18 下部溝部材
18a 上向溝
22 フレーム側溝部材
22b 上方開口下向溝
23 ロック片保持部
23a ロック片保持溝
23b 下向開口部
25 磁性体ロック片
M マグネット

Claims (4)

  1. 薄型ディスプレイユニットを支持する方形フレームの前面側に、少なくともディスプレイユニットの表示画面に対応する領域がハーフミラーとなったガラス板を取り付けるための薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造であって、
    上記方形フレームに前後方向に位置調整可能に上方開口下向溝を有するフレーム側溝部材を設け、
    上記ガラス板の上記薄型ディスプレイユニットの表示画面に対向する後面側において、磁性体ロック片の保持溝と、該保持溝に連通した下向開口部を有するロック片保持部を設け、
    上記ロック片保持部の上記下向開口部と上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝とが一致するように、上記ガラス板を上記方形フレーム前面に位置させた状態において、
    上記ガラス板の前面側からマグネットを移動させることにより、上記磁性体ロック片を上記ロック片の保持溝から上記下向開口部を介して上記上方開口下向溝内に移動可能に構成し、
    上記ロック片が上記上方開口下向溝内に挿入された状態において、上記ロック片の下半部が上記上方開口下向溝に係合することにより、上記ガラス板を上記方形フレームに固定するものであることを特徴とする薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造。
  2. 上記方形フレームの上部左右対称位置に上記フレーム側溝部材を設けると共に、上記方形フレームの下部左右対称位置に前後方向に位置調整可能なフックを設け、
    上記ガラス板の後面上部の左右対称位置に上記フレーム側溝部材に対応した上記ロック片保持部を設けると共に、該ガラス板の後面下部の左右対称位置に上記フックが係合し得る上向溝を具備した下部溝部材を設け、
    上記ガラス板の上記後面側を上記方形フレームの前面に宛がい、該ガラス板を下方にスライドさせた状態において上記下部溝部材に上記方形フレームの上記フックが各々係合し得ると共に、上記ロック片保持部の上記下向開口部と上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝とが一致するように構成し、
    かかる状態において、上記ガラス板の前面側からマグネットを移動させることにより、上記上部左右対称位置にある上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝内に上記ロック片を各々挿入係合させることにより、上記ガラス板を上記方形フレームに固定するものであることを特徴とする請求項1記載の薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造。
  3. 上記方形フレームの上部左右対称位置に上記フレーム側溝部材を設けると共に、上記方形フレームの下部左右対称位置に上記フレーム側溝部材を設け、
    上記ガラス板の後面上部の左右対称位置に上記フレーム側溝部材に対応した上記ロック片保持部を設けると共に、該ガラス板の後面下部の左右対称位置に上記フレーム側溝部材に対応した上記ロック片保持部を設け、
    上記ガラス板の上記後面側を上記方形フレームの前面に、上記各ロック片保持部の下向開口部と上記フレーム側溝部材の上方開口下向溝とが一致するように宛がった状態において、
    上記ガラス板の前面側からマグネットを移動させることにより、上記上部及び下部の左右対称位置にある上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝内に上記ロック片を各々挿入係合させることにより、上記ガラス板を上記方形フレームに固定するものであることを特徴とする請求項1記載の薄型ディスプレイ用のガラス板取付構造。
  4. 薄型ディスプレイを支持する方形フレームの前面側に、少なくともディスプレイユニットの表示画面に対応する領域がハーフミラーとなったガラス板を取り付けるための薄型ディスプレイ用のガラス板取付方法であって、
    上記方形フレームに前後方向に位置調整可能に上向開口下向溝を有するフレーム側溝部材を設け、
    上記ガラス板の上記薄型ディスプレイユニットの表示画面に対向する後面側において、磁性体ロック片の保持溝と、該保持溝に連通した下向開口部を有するロック片保持部を設け、
    上記ロック片保持部の上記下向開口部と上記フレーム側溝部材の上記上方開口下向溝とが一致するように、上記ガラス板を上記方形フレーム前面に位置させ、
    上記ガラス板の前面側からマグネットを移動させることにより、上記磁性体ロック片を上記ロック片の保持溝から上記下向開口部を介して上記上方開口下向溝内に移動し、
    上記ロック片が上記上方開口下向溝内に挿入されたとき、上記ロック片の下半部が上記上方開口下向溝に係合することにより、上記ガラス板を上記方形フレームに固定するようにした薄型ディスプレイ用のガラス板取付方法。
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