JP2011068944A - 洗浄方法、洗浄システム、及び微細構造体の製造方法 - Google Patents

洗浄方法、洗浄システム、及び微細構造体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、処理時間の短縮を図ることができる洗浄方法、洗浄システム、及び微細構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】希釈硫酸溶液を電気分解して酸化性物質を含む酸化性溶液を生成し、高濃度の無機酸溶液と、前記酸化性溶液と、を洗浄対象物の表面に、個別に、順次または略同時に供給すること、を特徴とする洗浄方法が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は洗浄方法、洗浄システム、及び微細構造体の製造方法に関する。
半導体装置やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)などの分野においては、リソグラフィ技術を用いて表面に微細な壁体を有する微細構造体が製造されている。そして、製造プロセスにおいて形成され不要となったレジストを濃硫酸と過酸化水素水との混合液であるSPM(sulfuric acid hydrogen peroxidemixture)溶液を用いて剥離するようにしている(例えば、特許文献1を参照)。
ここで、濃硫酸と過酸化水素水とを混合させることで生成される酸化性物質(例えば、ペルオキソ一硫酸)は水と反応して分解するため、分解した分を補うため過酸化水素水の補給を繰り返す必要がある。そのため、液組成を一定の値に保つことが難しい。また、過酸化水素水の混合量が増えることで硫酸の濃度が下がり、リサイクルができなくなるという問題もある。
そこで、硫酸の水溶液を電気分解することにより生成した酸化性物質を用いてシリコンウェーハなどに付着したレジストを剥離する技術が提案されている(特許文献2を参照)。特許文献2に開示がされた技術によれば、硫酸の水溶液から酸化性物質を生成することができるので、液組成を安定させることができる。しかしながら、SPM溶液を用いてレジストを剥離する場合に比べて処理時間が長くなるという問題がある。また、SPM溶液を用いてレジストを剥離する場合においても、さらなる生産性向上の要求から処理時間の短縮が求められるようになってきている。
特開2007−123330号公報 特開2006−111943号公報
本発明は、処理時間の短縮を図ることができる洗浄方法、洗浄システム、及び微細構造体の製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、希釈硫酸溶液を電気分解して酸化性物質を含む酸化性溶液を生成し、高濃度の無機酸溶液と、前記酸化性溶液と、を洗浄対象物の表面に、個別に、順次または略同時に供給すること、を特徴とする洗浄方法が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、陽極と、陰極と、前記陽極と前記陰極との間に設けられた隔膜と、前記陽極と前記隔膜との間に設けられた陽極室と、前記陰極と前記隔膜との間に設けられた陰極室とを有し、希釈硫酸溶液を電気分解して前記陽極室に酸化性物質を生成させる硫酸電解部と、前記陽極室と前記陰極室とに、希釈硫酸溶液を供給する希釈硫酸供給部と、洗浄対象物の洗浄処理を行う洗浄処理部と、前記洗浄処理部に、高濃度の無機酸溶液を供給する無機酸供給部と、前記洗浄処理部に、前記酸化性物質を含む酸化性溶液を供給する酸化性溶液供給部と、を備え、前記無機酸供給部と、前記酸化性溶液供給部と、により、前記洗浄処理部に、前記高濃度の無機酸溶液と、前記酸化性溶液と、が個別に、順次または略同時に供給されることを特徴とする洗浄システムが提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、上記の洗浄方法により洗浄対象物の洗浄を行い、微細構造体を形成すること、を特徴とする微細構造体の製造方法が提供される。
本発明によれば、処理時間の短縮を図ることができる洗浄方法、洗浄システム、及び微細構造体の製造方法が提供される。
本実施の形態に係る洗浄システムを例示するための模式図である。 酸化性物質の生成メカニズムについて例示をするための模式図である。 酸化性物質の濃度、無機酸の濃度が剥離時間に与える影響を例示するためのグラフ図である。 反応熱による温度上昇を例示するためのグラフ図である。 順次供給する回数と剥離時間との関係を例示するためのグラフ図である。 処理温度(溶液温度)の影響を例示するためのグラフ図である。 洗浄方法について例示をするためのフローチャートである。 他の実施の形態に係る洗浄方法について例示をするためのフローチャートである。 他の実施形態に係る洗浄システムを例示するための模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係る洗浄システムを例示するための模式図である。
図1に示すように、洗浄システム5は、硫酸電解部10と、無機酸供給部50と、洗浄処理部12と、溶液循環部14と、希釈硫酸供給部15とを備えている。
硫酸電解部10は、硫酸溶液を電気分解して陽極室30に酸化性物質を生成する機能を有する。また、酸化性物質を含む溶液を用いて洗浄対象物に付着した汚染物を除去すると酸化性物質を含む溶液の酸化力は低下するが、硫酸電解部10は、その低下した酸化力を回復させる機能をも有する。
硫酸電解部10は、陽極32と、陰極42と、これら陽極32と陰極42との間に設けられた隔膜20と、陽極32と隔膜20との間に設けられた陽極室30と、陰極42と隔膜20との間に設けられた陰極室40とを備えている。
隔膜20、陽極室30および陰極室40の上端には上端封止部22が設けられ、隔膜20、陽極室30および陰極室40の下端には下端封止部23が設けられている。陽極32と陰極42とは、隔膜20を挟んで対向している。陽極32は陽極支持体33に支持され、陰極42は陰極支持体43に支持されている。陽極32及び陰極42間には、直流電源26が接続されている。
陽極32は、導電性を有する陽極基体34と、この陽極基体34の表面に形成された陽極導電性膜35とからなる。陽極基体34は、陽極支持体33の内面に支持され、陽極導電性膜35は陽極室30に臨んでいる。
陰極42は、導電性を有する陰極基体44と、この陰極基体44の表面に形成された陰極導電性膜45とからなる。陰極基体44は、陰極支持体43の内面に支持され、陰極導電性膜45は陰極室40に臨んでいる。
陽極室30の下端側には陽極入口部19が形成され、上端側には陽極出口部17が形成されている。陽極入口部19及び陽極出口部17は、陽極室30に連通している。陰極室40の下端側には陰極入口部18が形成され、上端側には陰極出口部16が形成されている。陰極入口部18及び陰極出口部16は、陰極室40に連通している。
無機酸供給部50は、高濃度の無機酸溶液を貯留するタンク51と、ポンプ52、および開閉弁71を備えている。また、タンク51、ポンプ52、及び開閉弁71が管路53を介してノズル61と接続されている。そして、タンク51内に貯留された高濃度の無機酸溶液が、ポンプ52の作動によって管路53を介してノズル61に供給されるようになっている。すなわち、無機酸供給部50は、タンク51に貯留された高濃度の無機酸溶液を洗浄処理部12のノズル61に供給する機能を有し、ノズル61に供給された高濃度の無機酸溶液が洗浄対象物Wの表面に供給されるようになっている。高濃度の無機酸溶液としては脱水作用を有するものとすることが好ましい。そのようなものとしては、例えば、硫酸濃度が90重量パーセント以上の濃硫酸溶液を例示することができる。また、タンク51にヒータを設け、高濃度の無機酸溶液の温度制御をすることもできる。
尚、管路74、ノズル61とは別に、図示しない管路、ノズルを設け、酸化性物質を含む溶液(酸化性溶液)とは別の配管系から高濃度の無機酸溶液を洗浄対象物Wに供給するようにすることもできる。
洗浄処理部12は、硫酸電解部10で得られた酸化性物質を含む溶液(酸化性溶液)と、無機酸供給部50から供給された高濃度の無機酸溶液と、を用いて、洗浄対象物Wを洗浄する機能を有する。
硫酸電解部10で得られた酸化性溶液は、溶液循環部14を介して、洗浄処理部12に設けられたノズル61に供給される。また、無機酸供給部50からは高濃度の無機酸溶液が洗浄処理部12に設けられたノズル61に供給される。尚、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液とが順次供給されるようにすることもできるし、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液とが略同時に供給されるようにすることもできる。
また、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液とが混合され、その混合液(洗浄液)が供給されるようにすることもできる。無機酸供給部50から供給された高濃度の無機酸溶液と、硫酸電解部10から供給された酸化性溶液と、が略同時に管路74に供給される場合には、管路74が両溶液を混合する混合部となる。
また、図示しないタンクを設けて、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液とを混合させるようにしてもよい。この場合は、図示しないタンクが混合部となる。図示しないタンクを設けるようにすれば、混合液(洗浄液)の量的変動を緩衝したり、組成の調整などをしたりすることができる。また、図示しないタンクや管路74にヒータを設け、混合液(洗浄液)の温度制御をすることもできる。
ノズル61は、洗浄対象物Wに対して酸化性溶液、高濃度の無機酸溶液、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液との混合液(洗浄液)を吐出するための吐出口を有する。また、その吐出口に対向するように洗浄対象物Wを載置する回転テーブル62が設けられている。回転テーブル62は、カバー29の内部に設けられている。そして、酸化性溶液、高濃度の無機酸溶液、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液との混合液(洗浄液)をノズル61から洗浄対象物Wに向けて吐出することで、洗浄対象物W上の汚染物、不要物(例えば、レジストなど)を短時間で除去することができるようになっている。なお、洗浄対象物W上の汚染物、不要物(例えば、レジストなど)を短時間で除去することに関しては後述する。
また、図1に例示をした洗浄処理部12は、いわゆる枚葉処理方式であるがバッチ処理方式とすることもできる。
硫酸電解部10で生成された酸化性溶液は、陽極出口部17から溶液循環部14を介して洗浄処理部12に供給される。陽極出口部17は、開閉弁73aが設けられた管路73を介して、溶液保持部としてのタンク28に接続されている。タンク28は、管路74を介してノズル61と接続され、タンク28内に貯留された酸化性溶液は、ポンプ81の作動によって管路74を介してノズル61に供給される。また、管路74において、ポンプ81の吐出側には開閉弁74aが設けられている。本実施の形態においては、タンク28、ポンプ81などが、洗浄処理部12に酸化性物質を含む酸化性溶液を供給する酸化性溶液供給部となる。この場合、タンク28に酸化性溶液を貯留し、保持することで、硫酸電解部10で生成される酸化性溶液の量的変動を緩衝することができる。また、タンク28にヒータを設け、酸化性溶液の温度制御をすることもできる。
洗浄処理部12から排出された酸化性溶液は、溶液循環部14によって回収され再び洗浄処理部12に供給可能となっている。例えば、洗浄処理部12から排出された酸化性溶液は、回収タンク63、フィルタ64、ポンプ82、および開閉弁76をこの順に通過して、硫酸電解部10の陽極入口部19に供給可能となっている。すなわち、酸化性溶液は、硫酸電解部10と洗浄処理部12との間で循環される。このような場合、必要に応じて洗浄処理に使用された酸化性溶液を硫酸電解部10に供給し、その後、硫酸電解部10で電気分解を行って酸化性物質を含む酸化性溶液を得て、タンク28を経由するなどして、その酸化性溶液を洗浄処理部12に供給することができる。
また、ここでは、必要に応じて、使用された酸化性溶液を硫酸電解部10に供給するとともに、希釈硫酸供給部15からも硫酸電解部10に希釈された硫酸を供給して電気分解を行い、酸化性溶液を生成することができる。ここで得られた酸化性溶液は、タンク28を経由するなどして、洗浄処理部12に供給することができる。このような酸化性溶液の再利用は、可能な限り繰り返すことができ、洗浄対象物Wの洗浄処理において、酸化性溶液の生成に要する材料(薬液など)や廃液の量を削減することが可能となる。
あるいは、洗浄処理部12から排出された酸化性溶液は、回収タンク63、フィルタ64、ポンプ82、および開閉弁91をこの順に通過して、すなわち硫酸電解部10を介さずに、タンク28に供給可能とすることもできる。ここでは、次いで、タンク28から洗浄処理部12に酸化性溶液を供給して、洗浄対象物Wの洗浄処理を行うことができる。このような場合、洗浄処理において、使用後の酸化性溶液を再利用することができる。このような酸化性溶液の再利用は、可能な限り繰り返すことができ、酸化性溶液の生成に要する材料(薬品など)や廃液の量を削減することが可能となる。
また、洗浄処理部12から排出された高濃度の無機酸溶液や、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液との混合液(洗浄液)も同様にして循環再利用することができる。特に、無機酸が硫酸の場合には酸化性溶液の原料液となるので希釈硫酸供給部15(タンク60)から供給する希釈硫酸の量を削減することができる。なお、無機酸溶液と酸化性溶液とが混合すると再利用に問題が生じる場合には、洗浄処理部12に無機酸溶液のための図示しない回収タンクや開閉弁などを接続して、無機酸溶液と酸化性溶液とを分離回収するようにすることができる。この場合、無機酸溶液と酸化性溶液とを順次供給するようにすれば、それぞれの供給時に分離回収を行うことができる。そして、それぞれを再処理するなどして別々に再利用することもできる。
回収タンク63には、排出管路75及び排出弁75aが設けられ、洗浄処理部12にて洗浄除去された汚染物、不要物(例えば、レジストなど)を系外に排出する機能を有している。フィルタ64は、洗浄処理部12から排出された酸化性溶液中、無機酸溶液中、混合液中(洗浄液中)に含まれる汚染物、不要物(例えば、レジストなど)を濾過する機能を有する。
希釈硫酸供給部15は、硫酸電解部10(陽極室30、陰極室40)に希釈硫酸溶液を供給する機能を有する。希釈硫酸供給部15は、陽極室30と陰極室40とに希釈硫酸溶液を供給するポンプ80、希釈硫酸を貯留するタンク60、開閉弁70、72を備えている。
タンク60には、硫酸濃度が30重量パーセント以上、70重量パーセント以下の希釈硫酸溶液が貯留されている。タンク60内の希釈硫酸溶液は、ポンプ80の駆動により、開閉弁70を通過し、開閉弁76の下流側の管路、陽極入口部19を介して、陽極室30に供給される。また、タンク60内の希釈硫酸溶液は、ポンプ80の駆動により、開閉弁72を通過し、開閉弁72の下流側の管路86、陰極入口部18を介して、陰極室40に供給される。
本実施の形態においては、陰極側に供給する溶液の硫酸濃度が低いので、硫酸の電気分解により隔膜20が損傷するのを抑制することができる。すなわち、硫酸の電気分解反応では陰極側の水が陽極側へ移動し、陰極側の溶液の硫酸濃度が増加して、隔膜20が劣化しやすくなる。また、隔膜20にイオン交換膜を使用した場合には、濃硫酸中では含水率低下に伴って、イオン交換膜の抵抗が増大し、槽電圧が上昇する問題が発生する。そのため、この問題を緩和するためにも陰極側に希釈硫酸を供給して、イオン交換膜に水を供給するようにすれば抵抗増加を抑制することができる。
また、硫酸電解部10に供給される硫酸の濃度を低くすれば、酸化性溶液に含まれる酸化性物質(例えば、ペルオキソ一硫酸、ペルオキソ二硫酸)の生成効率を向上させることができる。尚、酸化性物質の生成効率の向上については後述する。
前述した開閉弁70、71、72、73a、74a、75a、76、91は、各種溶液の流量を制御する機能をも有する。また、ポンプ80、81、82は、各種溶液の流速を制御する機能をも有する。
陽極支持体33、陰極支持体43、陰極出口部16、陽極出口部17、陰極入口部18、陽極入口部19、洗浄処理部12におけるカバー29の材料には、耐薬品性の観点から、例えばポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素系樹脂を用いるとよい。
また、洗浄処理部12において酸化性溶液、高濃度の無機酸溶液、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液との混合液(洗浄液)を供給する配管には、断熱材を巻いたフッ素系樹脂チューブなどを用いることができる。この配管には、フッ素系樹脂からなるインラインヒータを設けることもできる。また、酸化性溶液、高濃度の無機酸溶液、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液との混合液(洗浄液)を送るポンプには、耐熱及び耐薬品性を有するフッ素系樹脂からなるベローズポンプを用いることができる。
また、硫酸溶液を貯留する各タンクの材料には、例えば石英を用いることができる。さらに、それらタンクに、オーバフロー機器や温度制御機器などを適宜設けることもできる。
隔膜20としては、例えば、商品名ポアフロンなどのPTFE多孔質隔膜を含む中性膜(但し、親水化処理されたもの)や、商品名Nafion, Aciplex, Flemion などの陽イオン交換膜を使用することができる。隔膜20の寸法は、例えば、約50平方センチメータである。上端封止部22、下端封止部23としては、例えば、フッ素系樹脂でコーティングされたOリングを用いるとよい。
陽極導電性基体34の材料には、例えば、p型のシリコンや、ニオブのような弁金属を用いることができる。ここで、弁金属とは、陽極酸化により金属表面がその酸化被膜で一様に覆われ、優れた耐食性を有するものである。また、陰極導電性基体44には、例えば、n型のシリコンを用いることができる。
陽極導電性膜35、陰極導電性膜45の材料には、例えば、グラッシーカーボンを用いることができる。また、比較的高い硫酸濃度の溶液が供給される場合には耐久性の観点から導電性ダイヤモンド膜を用いるとよい。
陽極、陰極とも、導電性膜と基体が同一の材料であってもよい。例えば、陰極基体にグラッシーカーボンを使用する場合や、陽極基体に導電性ダイヤモンド自立膜を使用する場合は、基体そのものが電極触媒性を有する導電性膜となり、電解反応に寄与できる。
ダイヤモンドは化学的、機械的及び熱的に安定した性質を有するが、導電性に優れないことから電気化学システムに使用することが困難であった。しかし、熱フィラメント−CVD(HF−CVD:Hot Filament Chemical Vapor Deposition)法を用いて、硼素ガスや窒素ガスを供給しながら成膜することで、導電性のダイヤモンド膜が得られる。この導電性のダイヤモンド膜は、「電位窓」が、例えば、3〜5ボルトと広く、電気抵抗が、例えば、5〜100ミリオームセンチメータである。
ここで「電位窓」とは、水の電気分解に要する最低電位(1.2ボルト以上)である。この「電位窓」は材質によって異なる。「電位窓」が広い材料を使って、「電位窓」内の電位で電解を行った場合、「電位窓」内に酸化還元電位を有する電解反応が、水の電気分解に優先して進行し、電気分解しにくい物質の酸化反応あるいは還元反応が優先的に進行する場合もある。したがって、このような導電性ダイヤモンドを用いることで、従来の電気化学反応では不可能であった物質の分解や合成が可能となる。
また、HF−CVD法においては、高温状態にあるタングステンフィラメントに原料ガスを供給して分解させる。そして、膜成長に必要なラジカルを形成させる。その後、基板表面に拡散したラジカルと他の反応性ガスとを所望の基板上で反応させることで成膜を行う。
次に、硫酸電解部10における酸化性物質の生成メカニズムについて例示をする。
図2は、酸化性物質の生成メカニズムについて例示をするための模式図である。尚、図2(a)は硫酸電解部の模式側断面図であり、図2(b)は、図2(a)におけるA−A線断面を表す模式図である。
図2(a)、(b)に示すように、隔膜20を挟んで、陽極32と陰極42とが対向して設けられている。陽極32は、その陽極導電性膜35を陽極室30に臨ませて、陽極支持体33に支持されている。陰極42は、その陰極導電性膜45を陰極室40に臨ませて、陰極支持体43に支持されている。隔膜20、陽極支持体33及び陰極支持体43のそれぞれの両端部には、電解部筐体24がそれぞれ設けられている。
陽極室30には、陽極入口部19を介して、例えば、70重量パーセントの硫酸溶液(希釈硫酸溶液)がタンク60から供給される。陰極室40にも、陰極入口部18を介して、例えば、70重量パーセントの硫酸溶液(希釈硫酸溶液)がタンク60から供給される。
そして、陽極32に正電圧を、陰極42に負電圧を印加すると、陽極室30、陰極室40のそれぞれで電気分解反応が生じる。陽極室30では、化学式1、化学式2及び化学式3に表すような反応が生じる。
Figure 2011068944

Figure 2011068944

Figure 2011068944

ここで、化学式2、化学式3における水(HO)は、70重量パーセントの硫酸溶液に含まれる30パーセントの水である。そして、陽極室30では、化学式2の反応によりペルオキソ一硫酸イオン(HSO )が生成する。また、化学式1及び化学式3の素反応により、化学式4に表すような全反応が生じて、ペルオキソ一硫酸イオン(HSO )と硫酸が生成する反応も生じる。このペルオキソ一硫酸は、硫酸よりも強力な洗浄力を有する。
Figure 2011068944

あるいは、化学式1及び化学式3の素反応から、化学式5に表すように、過酸化水素(H)が生成した後、化学式4のペルオキソ一硫酸イオン(HSO )が生成される場合もある。また、化学式1の反応により、ペルオキソ二硫酸(H)が生成される場合もある。化学式4、化学式5は、化学式1からの二次反応を表す。
Figure 2011068944

また、陰極室40では、化学式6に表すように、水素ガスが生成される。これは、陽極で生じた水素イオン(H)が、隔膜20を介して陰極に移動し、電気分解反応が生じるためである。水素ガスは、陰極出口部16を介して陰極室40から排出される。
Figure 2011068944

本実施の形態においては、化学式7に表すように、硫酸溶液を電気分解することで、例えば、ペルオキソ一硫酸(HSO)、ペルオキソ二硫酸(H)などの酸化性物質を得ることができるので、それを含む酸化性溶液が得られる。なお、副生成物としては水素ガスが生成されるが、この水素ガスはレジストなどの剥離には影響しない。
Figure 2011068944

ペルオキソ一硫酸を用いた場合、レジストなどの有機物との反応速度が速いので、比較的除去すべき量の多いレジスト剥離であっても短時間で済ますことができる。また、ペルオキソ一硫酸を用いる場合には、低温で剥離させることができるので、温度立ち上げなどの調節時間が不要である。また、ペルオキソ一硫酸を安定して多量に生成することができるので、低温においても除去対象物との反応速度を上げることができる。
ここで、処理時間を短縮して生産効率を向上させるためには、酸化性物質の量を多くすればよい。この場合、装置の大型化、印加電力の増加、希硫酸溶液量の増加などを行えば、生成される酸化性物質の量を増加させることができる。しかしながら、そのようにすれば生産コストや環境負荷の増加を招くことにもなる。そのため、電解効率を向上させて効率よく酸化性物質を生成する必要がある。
本発明者らの得た知見によれば、電解パラメータ(例えば、電気量、流量、温度など)を一定にした場合、電解時の硫酸濃度を低くするほど酸化性物質をより多く生成することができる。そのため、硫酸電解部10に供給される硫酸濃度を低くすれば、酸化性溶液に含まれる酸化性物質(例えば、ペルオキソ一硫酸、ペルオキソ二硫酸)の生成効率を向上させることができることになる。
しかしながら、本発明者らの得た他の知見によれば、レジストなどの有機物の剥離除去に関しては硫酸などの無機酸の濃度が低いほど処理時間が長くなる。
図3は、酸化性物質の濃度、無機酸の濃度が剥離時間に与える影響を例示するためのグラフ図である。尚、横軸は酸化性物質の濃度、縦軸は剥離時間を表している。また、図中のB1は硫酸濃度が70重量パーセントの場合、B2は硫酸濃度が80重量パーセントの場合、B3は硫酸濃度が85重量パーセントの場合、B4は硫酸濃度が90重量パーセントの場合、B5は硫酸濃度が95重量パーセントの場合である。
図3から分かるように、硫酸濃度が低いほど酸化性物質をより多く生成することができるので酸化性物質の濃度が高くなる。また、硫酸濃度が同じものの場合には、酸化性物質の濃度が高いほど(酸化性物質の量が多いほど)剥離時間を短くすることができる。
しかしながら、硫酸濃度が異なるものとの比較においては硫酸濃度が高いほど剥離時間が短くなる。
すなわち、酸化性物質の生成の段階においては硫酸濃度が低いほど酸化性物質をより多く生成することができるが、剥離を行う段階においては酸化性物質の量が同量であっても硫酸濃度が高いほど剥離時間を短くすることができる。
そこで、本実施の形態においては、硫酸濃度が30重量パーセント以上、70重量パーセント以下の希釈硫酸溶液を硫酸電解部10に供給するようにしている。また、硫酸電解部10を介さずに高濃度の無機酸溶液(例えば、硫酸濃度が90重量パーセント以上の濃硫酸溶液)を洗浄対象物Wの表面に供給するようにしている。
そのため、硫酸電解部10における電解効率を向上させてより多くの酸化性物質を生成することができる。また、硫酸電解部10における電解効率に影響を与えることなく高濃度の無機酸を洗浄対象物Wの表面に供給することができる。その結果、硫酸などの無機酸の濃度が高く、含まれる酸化性物質の量が多い溶液を洗浄対象物Wの表面に供給することができるので、処理時間を大幅に短縮することができる。
ここで、本発明者らの行った実験によれば、硫酸濃度が70重量パーセントの希釈硫酸溶液を硫酸電解部10に供給して酸化性溶液を生成し、これを洗浄対象物Wの表面に供給してレジストの剥離を行ったところ、剥離時間は120秒程度であった。一方、硫酸濃度が70重量パーセントの希釈硫酸溶液を硫酸電解部10に供給して酸化性溶液を生成し、これを洗浄対象物Wの表面に供給する際に、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸を加えて硫酸濃度が82重量パーセントの酸化性溶液とした場合には、剥離時間を20秒程度と大幅に短縮することができた。
また、高速動作用の半導体装置は、高いドーズ量の不純物を注入して製造されているが、高いドーズ量の不純物を注入すれば、レジストの表面に変質層が形成される。このような変質層が形成されたレジストは剥離が難しく、所望の剥離マージンが得られないという問題がある。
本実施の形態によれば、高濃度の無機酸と酸化性物質を多く含む酸化性溶液とを洗浄対象物Wの表面に供給することができるので、変質層が形成されたレジストであってもその剥離性を向上させることができる。
また、高濃度の無機酸溶液と、低濃度の無機酸溶液でもある酸化性溶液とを混合させた際の反応熱を利用することもできる。温度が高くなれば、酸化性溶液に含まれる酸化性物質の反応性を高めることができるので処理時間を短縮することができる。
しかしながら、硫酸電解部10や無機酸供給部50における溶液温度を高くすれば、各構成要素(例えば、各部の管路、開閉弁、ポンプ、タンク、洗浄処理部のカバーなど)の耐熱温度や強度が問題となるおそれがある。高濃度の無機酸溶液や酸化性溶液と接触する部分は耐薬品性を高めるために、例えば、フッ素系樹脂などで形成される場合が多い。このような場合、温度を高くしすぎると必要な強度が得られなくなるおそれがある。
本実施の形態によれば、洗浄対象物Wに供給される前、あるいは洗浄対象物W上で、高濃度の無機酸溶液と低濃度の無機酸溶液でもある酸化性溶液とを混合させることで反応熱を生じさせることができる。そのため、各構成要素の温度上昇を抑制することができるとともに、混合された液の温度を高めることで酸化性物質の反応性を高めることができる。
図4は、反応熱による温度上昇を例示するためのグラフ図である。尚、縦軸は混合された液の温度、横軸は混合された液の濃度を表している。また、混合前における高濃度の無機酸溶液と低濃度の無機酸溶液(図4に例示をしたものは濃硫酸溶液と希釈硫酸溶液)の温度は、ともに88℃としている。また、図中のC1は、硫酸濃度が30重量パーセントの希釈硫酸溶液と硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液とを混合した場合を表している。図中のC2は、硫酸濃度が50重量パーセントの希釈硫酸溶液と硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液とを混合した場合を表している。図中のC3は、硫酸濃度が70重量パーセントの希釈硫酸溶液と硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液とを混合した場合を表している。
図4から分かるように、濃度の異なる無機酸(硫酸)を混合させることで反応熱を生じさせることができ、これを利用することで混合された液の温度を上昇させることができる。また、混合する液の濃度に差があるほど、あるいは混合された液が希釈されるような混合比とするほど(混合された液の濃度が低くなるような混合比とするほど)温度上昇量を大きくすることができる。
そのため、混合する液の濃度、混合比、酸化性物質の量や反応性、混合前の溶液の温度などを適宜選択することで最適な剥離が行えるような条件に調整することができる。
前述した場合は、高濃度の無機酸溶液と、低濃度の無機酸溶液でもある酸化性溶液とを混合させた場合であるが、次に、高濃度の無機酸溶液と酸化性溶液とを順次供給する場合について例示をする。
表1は、表面にレジストを形成させた試験片を高濃度の無機酸溶液に浸漬させ、その後、その試験片を酸化性溶液に浸漬させた場合におけるレジストが剥離されるまでの時間を比較したものである。尚、高濃度の無機酸溶液は硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液とした。また、酸化性溶液は、硫酸濃度が70重量パーセントの希釈硫酸溶液を電気分解することで生成されたものとした。また、高濃度の無機酸溶液、酸化性溶液の温度は、一例として、100〜110℃程度とした。
Figure 2011068944

表1に示すように、高濃度の無機酸溶液(硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液)に浸漬させない場合は(サンプルNO.1の場合)、レジストが剥離されるまでに120秒かかる。これに対し、高濃度の無機酸溶液(硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液)に浸漬させた場合は(サンプルNO.2〜4の場合)、レジストが剥離されるまでに20秒程度しかかからず処理時間(剥離時間)の大幅な短縮が図れることがわかる。また、高濃度の無機酸溶液(硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液)に浸漬させる時間は短くても、レジストが剥離されるまでの時間には大きな影響がないこともわかる。
図5は、順次供給する回数と剥離時間との関係を例示するためのグラフ図である。尚、縦軸はサンプルNOを表し、横軸は試験片表面に形成されたレジストが剥離されるまでの時間(剥離時間)を表している。また、図中のD1は硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に浸漬させる場合を表し、D2は硫酸濃度が70重量パーセントの希釈硫酸溶液を電気分解することで生成された酸化性溶液に浸漬させる場合を表している。また、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液、酸化性溶液の温度は、一例として、100〜110℃程度とした。
サンプルNO.10は、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に1秒浸漬させることを1回行った場合である(D1の部分)。この場合は、レジストが剥離されるまでに16秒程度かかることがわかる。
サンプルNO.11は、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に1秒浸漬させること(D1の部分)と、酸化性溶液に4秒浸漬させること(D2の部分)を順次行った場合である。この場合、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に浸漬させる回数が2回、酸化性溶液に浸漬させる回数が2回の時点でレジストが剥離された。そして、レジストが剥離されるまでの時間は10秒となり、処理時間が短縮できることがわかる。
サンプルNO.12は、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に1秒浸漬させること(D1の部分)と、酸化性溶液に1秒浸漬させること(D2の部分)を順次行った場合である。この場合、98重量パーセントの濃硫酸溶液に浸漬させる回数が4回、酸化性溶液に浸漬させる回数が4回の時点でレジストが剥離された。そして、レジストが剥離されるまでの時間は8秒となり、処理時間がさらに短縮できることがわかる。
このように、浸漬させる回数を増やし順次繰り返すようにした方が処理時間を短縮することができる。また、表1において例示をしたように浸漬させる時間は短くても、レジストが剥離されるまでの時間には大きな影響がない。そのため、ある程度短い時間の浸漬を繰り返すように行った方が処理時間の短縮を図れることになる。
図6は、処理温度(溶液温度)の影響を例示するためのグラフ図である。尚、縦軸はサンプルNOを表し、横軸は試験片表面に形成されたレジストが剥離されるまでの時間(剥離時間)を表している。また、図中のE1は硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に浸漬させる場合を表し、E2は硫酸濃度が70重量パーセントの希釈硫酸溶液を電気分解することで生成された酸化性溶液に浸漬させる場合を表している。
サンプルNO.20は、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液の温度を室温とし、酸化性溶液の温度を75℃とした場合である。そして、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に5秒間浸漬させた後、酸化性溶液に浸漬させることでレジストの剥離を行った場合である。この場合のレジストが剥離するまでの時間は520秒であった。
サンプルNO.21は、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液の温度を75℃とし、酸化性溶液の温度を75℃とした場合である。そして、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に5秒間浸漬させた後、酸化性溶液に浸漬させることでレジストの剥離を行った場合である。この場合のレジストが剥離するまでの時間は360秒であった。
サンプルNO.22は、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液の温度を100℃とし、酸化性溶液の温度を75℃とした場合である。そして、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に5秒間浸漬させた後、酸化性溶液に浸漬させることでレジストの剥離を行った場合である。この場合のレジストが剥離するまでの時間は80秒であった。
サンプルNO.23は、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液の温度を100℃とし、酸化性溶液の温度を100℃とした場合である。そして、硫酸濃度が98重量パーセントの濃硫酸溶液に5秒間浸漬させた後、酸化性溶液に浸漬させることでレジストの剥離を行った場合である。この場合のレジストが剥離するまでの時間は20秒であった。
このように、処理温度(溶液温度)を上げるほど処理時間の短縮を図ることができるが、温度があまりたかくなると洗浄システムの各構成要素(例えば、各部の管路、開閉弁、ポンプ、タンク、洗浄処理部のカバーなど)の耐熱温度や強度が問題となるおそれがある。高濃度の無機酸溶液や酸化性溶液と接触する部分は耐薬品性を高めるために、例えば、フッ素系樹脂などで形成される場合が多い。このような場合、温度を高くしすぎると必要な強度が得られなくなるおそれがある。
そのため、処理時間の短縮と洗浄システム側の耐熱温度や強度などを考慮すれば、高濃度の無機酸溶液、酸化性溶液の温度は100℃以上、110℃以下とすることが好ましい。この場合、前述した反応熱を利用するものとすれば、洗浄システムの熱的負担を軽減させつつ処理温度(溶液温度)をさらに高めることができる。反応熱を利用するものとすれば、処理温度(溶液温度)を100℃以上、150℃以下とすることができる。
次に、本実施の形態に係る洗浄方法について例示をする。
図7は、洗浄方法について例示をするためのフローチャートである。
まず、希釈硫酸溶液を電気分解することで酸化性物質(例えば、ペルオキソ一硫酸、ペルオキソ二硫酸)を含む酸化性溶液を生成する(ステップS1−1)。この場合、希釈硫酸溶液の硫酸濃度を30重量パーセント以上、70重量パーセント以下とすれば、効率よく酸化性物質を生成することができる。
次に、生成された酸化性溶液の温度を調整する(ステップS1−2)。この温度調整は必ずしも必要ではないが、前述したように溶液の温度が100℃以上、110℃以下となるように調整することが好ましい。尚、温度調整は、生成された酸化性溶液、酸化性溶液の生成時(電気分解時)、電気分解のために供給される希釈硫酸溶液のいずれかに対して行うようにすることができる。
また、高濃度の無機酸溶液の温度を調整する(ステップS2)。高濃度の無機酸溶液としては、例えば、無機酸濃度が90重量パーセント以上の無機酸溶液を例示することができる。例えば、硫酸濃度が90重量パーセント以上の濃硫酸溶液などとすることができる。この温度調整は必ずしも必要ではないが、前述したように温度が100℃以上、110℃以下となるように調整することが好ましい。
次に、高濃度の無機酸溶液と酸化性溶液とを洗浄対象物Wの表面に、個別に、順次または略同時に供給する(ステップS3)。尚、供給は、ノズルなどから洗浄対象物W毎に行われるようにしてもよいし、高濃度の無機酸溶液と酸化性溶液とに順次浸漬させるようにしてもよい。また、例えば、高濃度の無機酸溶液と酸化性溶液とを別々の配管系統から個別に、順次または略同時に供給してもよい。また、いわゆる枚葉処理方式、バッチ処理方式などとすることもできる。
また、洗浄対象物Wの表面に対して、高濃度の無機酸溶液(例えば、濃硫酸)を供給して行う処理と、酸化性物質を含む酸化性溶液(例えば、希釈硫酸の電解により生成した電解硫酸)を供給して行う処理とを所定の回数だけ繰り返し行うようにすれば、処理時間(剥離時間)をさらに短縮することができる。
この場合、高濃度の無機酸溶液の供給と、酸化性溶液の供給と、の間にはリンス液を洗浄対象物Wの表面に供給する工程を設ける必要はない。そのため、製造工程の簡素化を図ることができるとともに処理時間(剥離時間)の短縮を図ることができる。
図8は、他の実施の形態に係る洗浄方法について例示をするためのフローチャートである。
本実施の形態においては、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液とを混合し、これを洗浄対象物Wの表面に供給するようにしている。
まず、希釈硫酸溶液を電気分解することで酸化性物質(例えば、ペルオキソ一硫酸、ペルオキソ二硫酸)を含む酸化性溶液を生成する(ステップS10)。この場合、希釈硫酸の硫酸濃度を30重量パーセント以上、70重量パーセント以下とすれば、効率よく酸化性物質を生成することができる。
次に、酸化性溶液と高濃度の無機酸溶液とを混合し、洗浄液を生成する(ステップS11)。この際、洗浄液中の無機酸濃度や酸化性物質の量が適宜調整される。高濃度の無機酸溶液としては、例えば、無機酸濃度が90重量パーセント以上の無機酸溶液を例示することができる。例えば、硫酸濃度が90重量パーセント以上の濃硫酸溶液などとすることができる。
次に、生成された洗浄液の温度を調整する(ステップS12)。この温度調整は必ずしも必要ではないが、前述したように洗浄液の温度が100℃以上、110℃以下となるように調整することが好ましい。尚、温度調整は、混合前の酸化性溶液、高濃度の無機酸溶液に対して行うこともできる。
次に、洗浄液(高濃度の無機酸溶液と酸化性溶液との混合液)を洗浄対象物Wの表面に供給する(ステップS13)。尚、供給は、ノズルなどから洗浄対象物W毎に行われるようにしてもよいし、洗浄液に浸漬させるようにしてもよい。また、いわゆる枚葉処理方式、バッチ処理方式などとすることもできる。
図7、図8に例示をしたように、本実施の形態においては希釈硫酸溶液を電気分解しているため電解効率が高く、より多くの酸化性物質を効率よく生成することができる。この場合、酸化性物質の生成後(電気分解の後)に高濃度の無機酸溶液と酸化性溶液とが混合されるので、電解効率に影響を与えることがない。
また、高濃度の無機酸溶液により無機酸の濃度が高い洗浄液、または、無機酸の濃度の高い洗浄対象物W表面での処理とすることができる。
そのため、硫酸などの無機酸の濃度が高く、含まれる酸化性物質の量が多い処理(洗浄)を行うことができるので処理時間(剥離時間)を大幅に短縮することができる。
また、高速動作用半導体装置は、高いドーズ量の不純物を注入して製造されているが、高いドーズ量の不純物を注入すれば、レジストの表面に変質層が形成される。このような変質層が形成されたレジストは剥離が難しく、所望の剥離マージンが得られないという問題がある。
本実施の形態によれば、高濃度の無機酸と酸化性物質を多く含む溶液を洗浄対象物Wの表面に供給することができるので、変質層が形成されたレジストであってもその剥離性を向上させることができる。
また、洗浄対象物Wに供給される前、あるいは洗浄対象物W上で、高濃度の無機酸溶液と低濃度の無機酸溶液でもある酸化性溶液とを混合させることで反応熱を生じさせることができる。そのため、洗浄システムの各構成要素の温度上昇を抑制することができるとともに、混合された液の温度を高めることで酸化性物質の反応性を高めることができる。その結果、処理時間(剥離時間)をさらに短縮することができる。
次に、本実施の形態に係る微細構造体の製造方法について例示をする。
微細構造体の製造方法としては、例えば、半導体装置の製造方法を例示することができる。ここで、半導体装置の製造工程には、いわゆる前工程における成膜・レジスト塗布・露光・現像・エッチング・レジスト除去などにより基板(ウェーハ)表面にパターンを形成する工程、検査工程、洗浄工程、熱処理工程、不純物導入工程、拡散工程、平坦化工程などがある。また、いわゆる後工程においては、ダイシング、マウンティング、ボンディング、封入などの組立工程、機能や信頼性の検査工程などがある。
この場合、例えば、レジスト除去工程において前述した洗浄方法や洗浄システムを用いることで迅速なレジスト除去(剥離)を行うことができる。尚、前述した本実施の形態に係る洗浄方法や洗浄システム以外のものは、各工程における既知の技術を適用できるので、それらの詳細な説明は省略する。
また、微細構造体の製造方法の一例として、半導体装置の製造方法を例示したがこれに限定されるわけではない。例えば、液晶表示装置、位相シフトマスク、MEMS分野におけるマイクロマシーン、精密光学部品などの分野においても適応が可能である。
また、前述した洗浄システムにおいて、溶液の循環構成は必ずしも設けなくてもよく、図9に表すように、洗浄処理部12で使用された使用済みの溶液を汚染物などと一緒に回収タンク63に一旦回収した後、排出管路75を介して系外に排出するようにしてもよい。
また、有機物からなるレジストの除去だけでなく、金属不純物の除去、パーティクル除去、ドライエッチング残渣の除去にも、同様に使用することができる。
また、洗浄対象物を搬送するためのロボットを設けてもよい。また、希釈硫酸溶液を貯留するタンク60や高濃度の無機酸溶液を貯留するタンク51は、それぞれ工場のラインに接続させて溶液が自動的に補給されるようにしてもよい。また、汚染物を除去した洗浄対象物をリンス処理するリンス槽を設けてもよい。このリンス槽には、オーバフロー制御機器やインラインヒータによる温度制御機器を設けることができる。リンス槽の材質としては、石英を用いるとよい。
ただし、高濃度の無機酸溶液(例えば、濃硫酸)の供給と、酸化性溶液(例えば、希釈硫酸の電解により生成した電解硫酸)の供給と、の間にはリンス液を洗浄対象物の表面に供給する工程を設ける必要はない。洗浄対象物Wに対して、高濃度の無機酸溶液(例えば、濃硫酸)を供給して行う処理と、酸化性物質を含む酸化性溶液(例えば、希釈硫酸の電解により生成した電解硫酸)を供給して行う処理とを所定の回数だけ繰り返し行うようにすればよい。そのため、製造工程の簡素化を図ることができるとともに処理時間(剥離時間)の短縮を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について例示をした。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、前述した洗浄システムが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
5 洗浄システム、10 硫酸電解部、12 洗浄処理部、14 溶液循環部、15 希釈硫酸供給部、20 隔膜、30 陽極室、32 陽極、40 陰極室、42 陰極、50 無機酸供給部

Claims (6)

  1. 希釈硫酸溶液を電気分解して酸化性物質を含む酸化性溶液を生成し、
    高濃度の無機酸溶液と、前記酸化性溶液と、を洗浄対象物の表面に、個別に、順次または略同時に供給すること、を特徴とする洗浄方法。
  2. 前記洗浄対象物の表面に、前記高濃度の無機酸溶液の供給と、前記酸化性溶液の供給と、を繰り返して行うこと、を特徴とする請求項1記載の洗浄方法。
  3. 前記希釈硫酸溶液の硫酸濃度は、30重量パーセント以上、70重量パーセント以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄方法。
  4. 前記高濃度の無機酸溶液は、濃硫酸溶液であり、その硫酸濃度が90重量パーセント以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の洗浄方法。
  5. 陽極と、陰極と、前記陽極と前記陰極との間に設けられた隔膜と、前記陽極と前記隔膜との間に設けられた陽極室と、前記陰極と前記隔膜との間に設けられた陰極室とを有し、希釈硫酸溶液を電気分解して前記陽極室に酸化性物質を生成させる硫酸電解部と、
    前記陽極室と前記陰極室とに、希釈硫酸溶液を供給する希釈硫酸供給部と、
    洗浄対象物の洗浄処理を行う洗浄処理部と、
    前記洗浄処理部に、高濃度の無機酸溶液を供給する無機酸供給部と、
    前記洗浄処理部に、前記酸化性物質を含む酸化性溶液を供給する酸化性溶液供給部と、
    を備え、
    前記無機酸供給部と、前記酸化性溶液供給部と、により、
    前記洗浄処理部に、前記高濃度の無機酸溶液と、前記酸化性溶液と、が個別に順次または略同時に供給されることを特徴とする洗浄システム。
  6. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の洗浄方法により、洗浄対象物の洗浄を行い、微細構造体を形成すること、を特徴とする微細構造体の製造方法。
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