JP2011068304A - 搬送台車 - Google Patents

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Hiroo Mike
博雄 三毛
Junya Watanabe
準也 渡辺
Yoji Fusato
洋二 房登
Kyoji Murakishi
恭次 村岸
Tetsuyuki Kimura
哲行 木村
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Abstract

【課題】スペース的な余裕がない環境で、キャビンの振動を効果的に抑えて乗り心地を有効に向上させる。
【解決手段】路上を走行可能な台車本体1と、運転席20を有するキャビン2と、このキャビン2を前記台車本体1に支持させるばね要素31aを含む支持装置Aとを具備し、キャビン2に搬送機能を担う制御盤21が配されるものにおいて、制御盤21をばね要素32a及び減衰要素32bを介してキャビン2に支持させることにより、制御盤21を動吸振器質量M1としてばね要素32aおよび減衰要素32bとともにキャビン2の振動を抑制する動吸振器32を構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗り心地の悪化の原因となるキャビンの振動に善処した搬送台車に関するものである。
この種の搬送台車として、台車本体の端部にキャビンを備えたものが知られている。
なかでも、倉庫や坑道、港湾といったさまざまな場所で、鉄鋼、建材、大形コンテナなどの超重量搬送物の搬送を行う大型の搬送台車は、重厚長大な荷物を積載するため、台車本体の積載面が最大限に広く設けられ、キャビンは走行方向に沿って前記台車本体の端部に吊り下げるように設けられている。このような車両での作業は長時間に及ぶため、キャビンの防振を図ることが不可欠である。
このようなキャビンを支持するものとして、特許文献1に示されるようなばね要素を採用したものが知られている。
特開平9−109922号公報
ところで、この種のばね要素には、一般にコイルばねが採用される。そして、このようなコイルばねによりキャビンを弾性的に支持するようにした場合、段差走行時などにキャビンが大きく振動して、乗り心地が悪くなる。また、キャビンが直接またはストッパを介して台車本体のフレーム等に頻繁に衝突すると、衝撃振動および騒音が大きくなり、更に乗り心地の悪化を招く原因になる。
このような対策として、キャビンに動吸振器を取り付けることが一つの有効な手段として考えられるが、動吸振器を構成するにはある程度大きな質量が必要になる。その一方、この種の搬送台車のキャビン内やキャビン周辺にはスペース的に大きな制約がある。このため、動吸振器を導入するには、スペース的な問題を併せて解決することが不可欠である。
本発明は、このような課題を解決して搬送台車に動吸振器を効果的に導入し、これにより乗り心地を有効に改善することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の搬送台車は、路上を走行可能な台車本体と、運転席を有するキャビンと、このキャビンを前記台車本体に支持させるばね要素を含む支持装置とを具備し、前記キャビンに搬送機能を担う制御盤等の機器類が配されるものにおいて、前記機器類をばね要素及び減衰要素を介してキャビンに支持させることにより、当該機器類を動吸振器質量として前記ばね要素および前記減衰要素とともにキャビンの振動を抑制する動吸振器を構成したことを特徴とする。
このようにすれば、搬送機能に不可欠な機器類の質量を利用するだけであるので、別途新たな質量を導入する必要がなく、またキャビン内のスペースを殆ど狭めることもなく、動吸振器を有効に構成することができる。
また、本発明の他の構成に係る搬送台車は、路上を走行可能な台車本体と、運転席を有するキャビンと、このキャビンを前記台車本体に支持させるばね要素を含む支持装置とを具備し、前記キャビン若しくは前記キャビンの周囲が遮音壁等の構造体要素によって構成されるものにおいて、前記構造体要素をばね要素及び減衰要素を介してキャビンの一部に支持させることにより、当該構造体要素を動吸振器質量として前記ばね要素および前記減衰要素とともにキャビンの振動を抑制する動吸振器を構成したことを特徴とする。
このようにすれば、キャビンの構成に不可欠な構造体要素の質量を利用するだけであるので、別途新たな質量を導入する必要がなく、またキャビンやキャビンの周囲のスペースを殆ど狭めることもなく、動吸振器を有効に構成することができる。
本発明は、以上説明したように、既存の機器類や構造体要素を動吸振器の重りに使用するため、スペース的に余裕がない場所においても、効率良く動吸振器を構成して、キャビン振動を効果的に低減し、乗り心地を有効に向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る搬送台車の模式的な図。 同搬送台車を構成するキャビンの支持構造と動吸振器を表す模式的な図。 本発明の他の実施形態に係るキャビン及びその周辺の構造を表す模式的な図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
この実施形態の搬送台車は、図1に示すように、路上を走行可能な台車本体1と、この台車本体1に付随するキャビン2とを備える。
台車本体1は、倉庫や坑道、港湾などにおいて鉄鋼、建材、大形コンテナなどの超重量の搬送物の搬送を行うべく、高強度のフレーム11を多数のタイヤ部12に昇降可能に支持させて構成される。すなわち、この搬送台車1は、搬送物を積載したパレットと称される図示しない門型の搬送用荷台の下に潜り込んでフレーム11によりこれを持ち上げ、その状態を保って移動するものである。台車本体1のフレーム11は、一対の垂下壁部11a、11aの間を接続する位置に存する主水平フレーム部11bを主な積荷領域とし、走行機能を司るタイヤ部12のほか、車軸サスペンションばね11cや図示しない昇降機構などが、一対の垂下壁部11a、11aと主水平フレーム部11bとで部分的に囲まれる台車下空間に組み込まれている。主水平フレーム部11bの一部は垂下壁部11aよりも外方に延長フレーム部11dとして延出させてあり、この延長フレーム部11dと前記主水平フレーム部11bとにわたって積荷を積載することも可能とされている。このような搬送台車は、積載領域を最大限に確保するために、前記キャビン2はタイヤ部12による接地幅を超えて走行方向の端部に対をなして設けられている。
キャビン2は、台車本体1の延長フレーム部11dの下方に配置されたもので、オペレータが運転するためのシートやオペレーションに必要な機器類からなる運転席20が内装されている。キャビン2は、台車本体1の垂下壁部11aの前方において延長フレーム部11dにオーバーハング状態で支持されて台車本体1とは独立している。機器類には、台車本体1のフレーム11の昇降制御を司る制御用機器類等が含まれており、図2に示されるものは少なくともその一部を収容した制御盤21である。
キャビン2と台車本体1との間には、図1及び図2に示すように、ばね要素31aと減衰要素31bを組み合わせて動吸振器31の機能を持たせた支持装置Aが構成されている。
この支持装置Aは、キャビン2の頂部若しくは側壁上部と台車本体1の延長フレーム部11dとの間において、キャビン2の平面視四隅近傍の4点を少なくとも支持する位置に配置されるもので、台車本体1が上下に振動してキャビン2との間に相対変位が生じた場合に、動吸振作用の下にキャビン2を台車本体1に弾性的に支持するものである。この場合、段差走行時などにキャビン2が大きく振動すると、支持装置Aの動吸振作用が働いたとしても、ばね要素31aのばね定数が比較的大きいことから、キャビン2自体の振動の収束性が悪い。
そこで、本実施形態は更に、キャビン2内に備わる前記制御盤21を利用し、これをばね要素32a及び減衰要素32bを介しキャビン2に支持させて、当該制御盤21を動吸振器質量M1として前記ばね要素32aおよび前記減衰要素32bとともにキャビン2の振動を抑制する動吸振器32を構成している。キャビン2の質量が700〜800kg程度であるのに対して、かかる制御盤21の質量は100kg程度である。かかる制御盤21は、従来においてはキャビン2の内壁2b近くにおいてボルト等を用いて床に固定されていたものであり、そのためにプリント基板や電源部等の内部構成部品は制御盤21のケーシングの内部に確実に固定されており、ケーブルの取り回し等も元々しっかりしている。このため、制御盤21がキャビン2内で上下に振動することになっても、振動による不具合が生じることはない。制御盤21とキャビン2の天井2cとの間には、かかる振動を許容するに足るクリアランスhが存在している。ばね要素32aのばね定数は前記支持装置Aを構成するバネ要素31aのばね定数よりも小さい値に設定されることが望ましく、コイルばねやゴム等を利用することができる。
このようにすれば、搬送機能に不可欠な機器類たる制御盤21の質量M1を利用するだけであるので、別途新たな質量を導入する必要がなく、またキャビン2内のスペースを殆ど狭めることなく、動吸振器32により制御盤21をキャビン2内で有効に振動させて、効果的な動吸振作用を営ませることができる。このため、段差走行時などにキャビン2が大きく振動することを防止し、衝撃振動や騒音も低減ないし解消して、乗り心地を簡単かつ効果的に改善することが可能となる。
なお、機器類は必ずしも制御盤21に限らず、キャビン2に配されて搬送機能を司る、比較的質量のあるものであれば他のものを利用しても構わない。また、支持装置Aは図に模式的に示すように上からキャビン2を吊るものに限られず、下からキャビン2を支持するものであってもよい。
<第2実施形態>
図3は、本発明の他の実施形態を示している。この実施形態は、キャビン2の真後ろにエンジン5が配置される搬送台車であって、走行時のエンジン音5aがキャビン2に伝わり騒音が大きくなることを防止すべく、周囲に構造体要素である遮音壁4が必要となるものにおいて、この遮音壁4をばね要素33a及び減衰要素33bを介しキャビン2の外壁2aに支持させて、当該遮音壁4を動吸振器質量M2として前記ばね要素33aおよび前記減衰要素33bとともにキャビン2の振動を抑制する動吸振器33を構成するものである。キャビン2の質量が700〜800kg程度であるのに対して、かかる遮音壁4の質量は100kg程度である。かかる遮音壁4は、一般にキャビン2の外壁2aと台車本体1との間に固定的に配置されて、台車本体1のエンジン5からのエンジン音5a等を遮断して騒音を防止する役割を果たすものであり、遮音効果をあげるためにある程度肉厚の鉄板等が使用されている。このため、この遮音壁4の質量を動吸振器質量M2としてそのまま利用することができ、遮音壁4によるキャビン2と台車本体1の間の遮音効果を損なわない範囲で、当該遮音壁4が周囲と干渉せずに上下に振動できるように構成すれる。ばね要素33aのばね定数は支持装置Aを構成するばね要素31aのばね定数よりも小さい値に設定することが望ましく、コイルばねやゴム等を利用することができる。その他、図2と同一部分には同一符号を付しており、機能や構成は同一である。
このようにしても、搬送台車1の構造体要素として不可欠な遮音壁4の質量M2を利用するだけであるので、別途新たな質量を導入する必要がなく、またキャビン2周辺のスペースを殆ど狭めることなく、動吸振器33により遮音壁4をキャビン2の外壁2aに沿って有効に振動させて、効果的な動吸振作用を営ませることができる。このため、段差走行時などにキャビン2が大きく振動することを防止し、衝撃振動や騒音も低減ないし解消して、乗り心地を簡単かつ効果的に改善することが可能となる。
なお、構造体要素は必ずしも遮音壁4に限らず、例えばキャビン2を構成する外壁2aの一部など、比較的質量のあるものであれば他のものを利用しても構わない。また、支持装置Aは図に模式的に示すように上からキャビン2を吊るものに限られず、下からキャビン2を支持するものであってもよい。
1…台車本体
2…キャビン
20…運転席
21…機器類(制御盤)
31a、32a、33a…ばね要素
32b、33b…減衰要素
32、33…動吸振器
4…構造体要素(遮音壁)
A…支持装置

Claims (2)

  1. 路上を走行可能な台車本体と、運転席を有するキャビンと、このキャビンを前記台車本体に支持させるばね要素を含む支持装置とを具備し、前記キャビンに搬送機能を担う制御盤等の機器類が配されるものにおいて、前記機器類をばね要素及び減衰要素を介してキャビンに支持させることにより、当該機器類を動吸振器質量として前記ばね要素および前記減衰要素とともにキャビンの振動を抑制する動吸振器を構成したことを特徴とする搬送台車。
  2. 路上を走行可能な台車本体と、運転席を有するキャビンと、このキャビンを前記台車本体に支持させるばね要素を含む支持装置とを具備し、前記キャビン若しくは前記キャビンの周囲が遮音壁等の構造体要素によって構成されるものにおいて、前記構造体要素をばね要素及び減衰要素を介してキャビンの一部に支持させることにより、当該構造体要素を動吸振器質量として前記ばね要素および前記減衰要素とともにキャビンの振動を抑制する動吸振器を構成したことを特徴とする搬送台車。




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