JP2011067968A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】空吐出されるインクが搬送部に設けられた孔部から外れて搬送部に付着してしまうことを防ぐこと。
【解決手段】画像形成が実行される際のスローアップ期間において空吐出を実行すると共に、最後に画像形成が実行されてから経過した期間が所定の期間に達した場合に、搬送ベルト駆動してスローアップにおいて空吐出を実行するものであり、所定の期間は、ノズルにおいて硬化した液体を除去するために必要な吐出量であってスローアップ期間においてノズルが吐出可能な液体の量に基づいて定められる。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラムに関し、特に、インクを噴射して画像を形成する画像形成装置におけるインク吐出ヘッドの状態の維持に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる画像形成装置として、用紙に対してインクを噴射して画像を形成するインクジェット式の画像形成装置が用いられている。インクジェット式の画像形成装置においては、液体吐出ヘッドのノズルから記録媒体である用紙に対して微小な液滴を吐出し、文字や画像を形成する。
このようなインクジェット式の画像形成装置においては、画像形成をしないまま、即ち、液体吐出ヘッドからインクを吐出しないまま、ある程度の時間が経過すると、ノズル開口部において水分等が蒸発し、インクの増粘を引き起こすため、次の画像形成においてインクを吐出する場合に正常な吐出が行えなくなる。
このため、一定間隔で画像形成には寄与しないインクを吐出する空吐出を行うことで、増粘したインクがノズルに残留しないようにしている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された技術においては、ノズルが吐出性能を回復するための予備吐出を行う場合において、記録媒体である用紙を搬送する搬送部に、上記予備吐出された液体を通過させる予備吐出用孔を設けることが開示されている。特許文献1に開示された技術によれば、空吐出によって噴射されたインクは搬送部に設けられた予備吐出用孔を通過するため、空吐出されたインクによって搬送部が汚れることがない。
しかしながら、特許文献1に開示された技術を適用する場合であっても、ノズル開口部で水分が蒸発してインク増粘が進んだ状態で空吐出を行うと、空吐出開始後の数滴は吐出速度が遅くなり、若しくはサテライトが発生するため、予備吐出により噴射されたインクが予備吐出用孔を外れて搬送部に付着してしまうことがある。その結果、用紙裏面や、紙詰まり等でユーザが装置内部をメンテナンスする際にユーザの手が汚れてしまうことになる。また、インクが付着することにより、搬送部であるベルトの劣化が促進されてしまう。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、記録媒体に対して液体を吐出して画像を形成する画像形成装置において、吐出口の状態を維持するために画像形成とは無関係な空吐出を行う際に、空吐出されるインクが搬送部に設けられた孔部から外れて搬送部に付着してしまうことを防ぐことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、記録媒体に対して液体を吐出して画像を形成する画像形成装置であって、前記記録媒体に対して前記液体を吐出する複数のノズルを有するヘッド部と、前記ヘッド部に対して相対的に移動することにより前記記録媒体を搬送する無端状のベルトであって、前記ヘッド部に対向するベルト面において前記ノズルに対応する位置に孔が形成された搬送部と、前記ヘッド部を駆動して前記ノズルから前記液体を吐出させるヘッド駆動部と、前記搬送部を駆動して前記無端状のベルトをヘッド部に対して相対的に移動させる搬送駆動部と、前記搬送部が移動開始してから所定の速度に達するまでの期間である搬送部加速期間において、吐出された液体が前記孔を通過するように前記ヘッド駆動部を制御して前記ノズルから液体を吐出させる空吐出を実行する空吐出制御部とを含み、前記空吐出制御部は、画像形成が実行される際の前記搬送部加速期間において前記空吐出を実行すると共に、最後に画像形成が実行されてから経過した期間が所定の期間に達した場合に、前記ヘッド駆動部を制御して前記搬送部加速期間において前記空吐出を実行し、前記所定の期間は、前記ノズルにおいて硬化した前記液体を除去するために必要な吐出量であって前記搬送部加速期間において前記ノズルが吐出可能な液体の量に基づいて定められることを特徴とする。
また、前記空吐出制御部は、前記画像形成が実行されてから経過した期間であって前記搬送部加速期間において前記ノズルが吐出可能な液体の量を吐出することにより前記硬化した液体を除去することが可能な期間に基づいて、前記所定の期間を定めることが好ましい。
また、前記空吐出制御部は、前記搬送部の搬送速度が異なる場合であっても一の前記孔を通過する前記液体の滴数が同一になるように前記ヘッド駆動部を制御することが好ましい。
また、前記空吐出制御部は、前記搬送部の搬送速度に応じて一の前記孔に複数滴の前記液体を吐出する際の吐出周波数を変更することにより、前記搬送部の搬送速度が異なる場合であっても一の前記孔を通過する前記液体の滴数が同一になるように前記ヘッド駆動部を制御することが好ましい。
また、前記空吐出制御部は、前記搬送部の搬送速度を検知する速度検知手段の検知信号に応じて前記吐出周波数を変更することが好ましい。
また、前記空吐出制御部は、一の前記孔に複数滴の前記液体を吐出する際の吐出周波数を一定に制御することにより、前記搬送部の搬送速度が異なる場合であっても一の前記孔を通過する前記液体の滴数が同一になるように前記ヘッド駆動部を制御し、前記一定の吐出周波数は、前記搬送部加速期間の終了間際における前記搬送部の搬送速度において、一の前記孔を所定の滴数が通過することができる吐出周波数であることが好ましい。
また、前記複数のノズルは、前記ヘッド部において前記搬送部が搬送される方向と直行する方向に複数設けられており、前記孔は、前記ベルト面において前記搬送部が搬送される方向と直行する方向に所定間隔で複数設けられて孔列を構成し、前記孔列は、前記ベルト面において前記搬送部が搬送される方向に所定間隔で複数設けられて孔列群を構成し、前記孔列群において異なる前記孔列に含まれる孔の位置は、前記直行する方向に異なるように配置されており、前記空吐出制御部は、前記搬送部が搬送されることにより前記孔列群に含まれる前記孔が対向する位置に到達した前記ノズルからのみ前記液体を吐出させることによって前記吐出された液体が前記孔を通過するように前記ヘッド駆動部を制御し、且つ前記搬送部の搬送に応じて前記孔列群に含まれる全ての前記孔を前記液体が通過するように前記ノズルから液体が吐出されることにより前記ヘッド部に含まれる全てのノズルが空吐出を行うように前記ヘッド駆動部を制御することが好ましい。
また、前記空吐出制御部は、少なくとも同一の前記孔列群に含まれる孔を通過する前記液体の滴数が同一になるように前記ヘッド駆動部を制御することが好ましい。
また、前記空吐出制御部は、前記搬送部の搬送速度に応じて、異なる前記孔列群に含まれる孔を通過する前記液体の滴数が変わるように前記ヘッド駆動部を制御することが好ましい。
また、前記空吐出制御部は、湿度を検知する湿度検知センサの検知信号に基づいて前記所定の期間を定めることが好ましい。
また、前記空吐出制御部は、温度を検知する温度検知センサの検知信号に基づいて前記空吐出における吐出強度を制御することが好ましい。
また、前記ヘッド部を保湿する保湿部と、前記ヘッド駆動部を制御して前記ヘッド部を前記保湿部に保湿させる保湿制御部とを更に含み、前記保湿制御部は、最後に画像形成が実行されてから経過した期間が前記所定の期間よりも長い期間に達した場合、前記ヘッド駆動部を制御して前記保湿部に前記ヘッド部を保湿させることが好ましい。
また、本発明の他の態様は、前記記録媒体に対して前記液体を吐出して画像を形成する複数のノズルを有するヘッド部と、前記ヘッド部に対して相対的に移動することにより前記記録媒体を搬送する無端状のベルトであって、前記ヘッド部に対向するベルト面において前記ノズルに対応する位置に孔が形成された搬送部と、前記ヘッド部を駆動して前記ノズルから前記液体を吐出させるヘッド駆動部と、前記搬送部を駆動して前記無端状のベルトをヘッド部に対して相対的に移動させる搬送駆動部とを含む画像形成装置の制御方法であって、前記ノズルにおいて硬化した前記液体を除去するために必要な吐出量であって前記搬送部加速期間において前記ノズルが吐出可能な液体の量に基づいて所定の空吐出間隔を決定して記憶し、画像形成が実行される際に、前記搬送部が移動開始してから所定の速度に達するまでの期間である搬送部加速期間において、吐出された液体が前記孔を通過するように前記ヘッド駆動部を制御して前記ノズルから液体を吐出させる空吐出を実行し、最後に画像形成が実行されてから経過した期間が前記空吐出間隔に達した場合に、前記ヘッド駆動部を制御して前記搬送部加速期間において前記空吐出を実行することを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、前記記録媒体に対して前記液体を吐出して画像を形成する複数のノズルを有するヘッド部と、前記ヘッド部に対して相対的に移動することにより前記記録媒体を搬送する無端状のベルトであって、前記ヘッド部に対向するベルト面において前記ノズルに対応する位置に孔が形成された搬送部と、前記ヘッド部を駆動して前記ノズルから前記液体を吐出させるヘッド駆動部と、前記搬送部を駆動して前記無端状のベルトをヘッド部に対して相対的に移動させる搬送駆動部とを含む画像形成装置の制御プログラムであって、前記ノズルにおいて硬化した前記液体を除去するために必要な吐出量であって前記搬送部加速期間において前記ノズルが吐出可能な液体の量に基づいて所定の空吐出間隔を決定して記憶するステップと、画像形成が実行される際に、前記搬送部が移動開始してから所定の速度に達するまでの期間である搬送部加速期間において、吐出された液体が前記孔を通過するように前記ヘッド駆動部を制御して前記ノズルから液体を吐出させる空吐出を実行するステップと、最後に画像形成が実行されてから経過した期間が前記空吐出間隔に達した場合に、前記ヘッド駆動部を制御して前記搬送部加速期間において前記空吐出を実行するステップとを前記画像形成装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体に対して液体を吐出して画像を形成する画像形成装置において、吐出口の状態を維持するために画像形成とは無関係な空吐出を行う際に、空吐出されるインクが搬送部に設けられた孔部から外れて搬送部に付着してしまうことを防ぐことが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の一部を模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る搬送ベルトを模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係るヘッドにおける放置時間と必要滴数との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るヘッドにおける放置時間と必要滴数との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る各ヘッドの空吐出のタイミングを示す図である。 本発明の実施形態に係る各ヘッドの空吐出のタイミングを示す図である。 本発明の実施形態に係る各ヘッドの空吐出のタイミングを示す図である。 本発明の実施形態に係る吸引孔に吐出される滴数を示す図である。 本発明の実施形態に係る吸引孔に吐出される滴数を示す図である。 本発明の実施形態に係るコントローラの機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るコントローラを構成するハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、記録媒体である用紙に対してインクを噴射して画像形成を行うインクジェット式の画像形成装置を例として説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、インクを噴射するノズルの状態を維持するために、画像形成とは無関係な空吐出を行う。そして、上記空吐出を行う際、インクを噴射するノズルに対して用紙を相対的に搬送する搬送ベルトに設けられた孔に対してインクを吐出することにより搬送ベルトの汚れを防ぐ機能を含み、空吐出のタイミングを制御することにより、空吐出の際に吐出されるインクが搬送部に付着することを確実に防ぐことが要旨である。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図であり、図2は、本実施形態に係る画像形成装置の模式的平面図である。図に示すように、本実施形態に係る画像形成装置はライン型画像形成装置であり、装置本体1と、用紙Pを積載し給紙する給紙トレイ2と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙トレイ3と、用紙Pを給紙トレイ2から排紙トレイ3まで搬送する搬送ユニット4と、搬送ユニット4によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し印字するヘッドモジュール51を含む画像形成ユニット5と、印刷終了後又は所要のタイミングで画像形成ユニット5の各記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構であるヘッドクリーニング装置6と、ヘッドクリーニング装置6を開閉する搬送ガイド部7と、画像形成ユニット5のヘッドモジュール51にインクを供給するインクタンクユニット8と、インクタンクユニット8にインクを供給するメインタンクユニット9とを備えている。
装置本体1は、図示しない前後側板及びステーなどで構成されており、給紙トレイ2上に積載されている用紙Pは、分離ローラ21及び給紙ローラ22によって1枚ずつ搬送ユニット4に給紙される。
搬送ユニット4は、搬送駆動ローラ41Aと搬送従動ローラ41Bと、これらのローラ間に掛け回された無端状の搬送ベルト43とを備えており、用紙を搬送する搬送部として機能する。この搬送ベルト43の表面、即ち、画像形成ユニット5に対向する面には規則的に配置された吸引孔が形成されている。また、搬送ベルト43の下部には用紙Pを吸引する吸引ファン44が配置されている。また、搬送駆動ローラ41A、搬送従動ローラ41B上部には、それぞれ搬送ガイドローラ42A、42Bが図示しないガイドに保持されて、自重にて搬送ベルト43に当接している。
搬送ベルト43は、搬送駆動ローラ41Aが図示しないモータにより回転されることで周回移動し、用紙Pは搬送ベルト43上に吸引ファン44により吸い付けられ、搬送ベルト43の周回移動によって搬送される。なお、搬送従動ローラ41B、搬送ガイドローラ42A、42Bは搬送ベルト43に従動して回転する。
搬送ユニット4の上部には用紙Pに印字する液滴を吐出するヘッドモジュール51を含む画像形成ユニット5が矢示A方向(及び逆方向)に移動可能に配置されている。この画像形成ユニット5は、維持回復動作時(クリーニング時)にはヘッドクリーニング装置6上方まで移動され、画像形成時には図1の位置に戻される。
ヘッドモジュール51は、ブラック(BK)、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の夫々に対応し、記録媒体のほぼ全幅、即ち、用紙の搬送方向と直行する方向の全体にわたってノズルが配列されたヘッド52A〜52D(以降、総じてヘッド52とする)と、ヘッド52A〜52Dのそれぞれにインクを供給する分岐管53A〜53Dとによって構成されている。分岐管53A〜53Dは、ヘッド52A〜52Dの上部に配列されており、分岐管53A〜53Dとヘッド52A〜52Dとは、夫々供給チューブにて接続されている。尚、ヘッド構成は、このような例に限らず、例えば、ヘッドを複数並べて千鳥配列にした構成であっても良い。
この画像形成ユニット5の上流側にはインクタンクユニット8のインクタンク81(図示の都合上1つのインクタンクのみ符号を付している)が配置され、供給チューブ82を介して各ヘッドモジュールユニット51にインクが供給される。また、インクタンク81とヘッドモジュール51との水頭差によりヘッドモジュール51の各ヘッド52A〜52Dに対する負圧が形成される。インクタンクユニット8は画像形成ユニット5とともに矢示A方向に移動可能に配置されている。
さらに、インクタンク81の上流側にはメインタンクユニット9が配置され、メインタンク91から供給チューブ92を介してインクがインクタンク81に供給される。本実施形態に係る画像形成ユニット5は、ヘッド52A〜52Dにおいて、水分が蒸発して増粘したインクによってノズルが詰まることを防ぐために、定期的に画像形成とは無関係な空吐出を行う。上述した搬送ベルト43の表面に規則的に配置された吸引孔は、吸引ファン44が用紙Pを吸い付ける際の通気孔として機能すると共に、上記空吐出によって吐出されたインクが通過するための空吐出用孔としても機能する。
また、図1に示すように、上記空吐出されたインクを回収するための空吐出受け54が、搬送ベルト43を挟んでヘッド52A〜52Dの吐出口と対向する位置に設けられている。このような構成により、空吐出において吐出されたインクは、搬送ベルト43に設けられた吸引孔を通過して空吐出受け53に落下する。
次に、搬送ベルト43に設けられた吸引孔とヘッド52A〜52Dとの関係について、図3に示す。図3は、搬送ベルト43に設けられた吸引孔とヘッド52A〜52Dとの配置関係を示す平面図である。図3に示すように、本実施形態に係る搬送ベルト43においては、第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cとからなる吸引孔群45が、搬送ベルト43の搬送方向に繰り返し設けられている。
尚、本実施形態においては、図3に示すように、搬送ベルト43の搬送方向に繰り返し設けられている吸引孔群45を、吸引孔群45−1、45−2、45−3、45−4・・・とする。また、夫々の吸引孔群45に含まれる第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cについて、例えば吸引孔群45−1の場合、孔列a1、孔列b1、孔列c1とする。
第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cにおいては、複数の吸引孔がベルト幅方向に一列に並べられている。また、第2吸引孔列45bは、第1吸引孔列45aよりも搬送ベルト43の搬送方向上流側に設けられており、第3吸引孔列45cは、第2吸引孔列45bよりも搬送ベルト43の搬送方向上流側に設けられている。
また、第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cそれぞれに含まれる吸引孔の位置は、図3に示すように、ベルト幅方向に互いに異なり、千鳥状に配置されている。これは、ヘッド52に含まれる全てのノズルに対応した吸引孔を設けるためである。即ち、本実施形態に係る画像形成ユニット5は、上記空吐出を行う場合、第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cのそれぞれがヘッド52に対向する位置に到達した際に、ヘッド52に含まれるノズルのうち、対向する位置に吸引孔が到達しているノズルからインクを吐出させる。そして、第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cの全てにおいて上記空吐出を行うことにより、ヘッド52に含まれる全てのノズルからの空吐出が完了する。
尚、図3に示すように、搬送ベルト43における搬送方向と直行する方向(以降、幅方向とする)の一端には、吸引孔群45の各吸引孔の位置を検知するための検知孔46が設けられている。また、画像形成装置には、上記検知孔46を検知するための検知手段が設けられており、画像形成ユニット5は、上記検知手段による検知孔の検知タイミングに基づいて、ヘッド52に含まれる各ノズルが空吐出を行うタイミングを制御する。
搬送ユニット4の下流側には用紙Pを排紙トレイ3に排紙する搬送ガイド部7が設けられている。搬送ガイド部7にて案内されて搬送される用紙Pは排紙トレイ3に排紙される。排紙トレイ3は、用紙Pの幅方向を規制する対のサイドフェンス31と用紙Pの先端を規制するエンドフェンス32を備えている。
維持回復機構(ヘッドクリーニング装置)6は、画像形成ユニット5の各ヘッド52に対応して、4列分のクリーニング手段61A〜61Dが配置され、1つのクリーニング手段61は各ヘッド52に対応するキャップ部材及びワイパ部材などで構成されている。なお、各クリーニング手段61のキャップ部材は各列毎に独立して上下動させることができる。さらに、クリーニング手段61の下方には、キャップ部材でヘッド52のノズル面をキャッピングした状態でノズルからインクを吸引するための吸引ポンプ62A〜62Dが配置されている。
また、この画像形成装置においては、印刷終了後、液滴を吐出するヘッドモジュール51の各ヘッド52のノズル面をクリーニング手段61でキャッピングした状態でノズルからインクを吸引する場合、あるいは、ヘッドモジュール51の各ヘッド52のノズル面に付着したインクをワイピング部材で清掃する場合は、図1にも示すように、印刷停止後、搬送ユニット4全体が搬送従動ローラ41Bを支点に矢印B方向に回動し、画像形成ユニット5との間の空間を画像形成時よりも大きくすることで、画像形成ユニット5の移動スペースを確保するようにしている。このとき、ヘッドクリーニング装置6上部に配置されている搬送ガイド部7も支点71にて矢印C方向に回動され、ヘッドクリーニング装置6の上方が開放される。
そして、搬送ユニット4と搬送ガイド部7がそれぞれ解放(解除)された後に、画像形成ユニット5が用紙通紙方向(矢示A方向)に移動し、ヘッドクリーニング装置6上方で停止され、クリーニング手段61が上昇して各ヘッドモジュール51のクリーニング動作(維持回復動作)に移行する。
このような画像形成装置において、本実施形態に係る要旨は、空吐出を行う期間、空吐出を行う間隔及び空吐出における吐出量を制御することにより、空吐出によって吐出されたインクが確実に吸引孔を通過して空吐出受け54に落下するようにし、搬送ベルト43にインクが付着することを防ぐことにある。以下、本実施形態にかかる空吐出の制御について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置においては、搬送ベルト43のスローアップ期間に上記空吐出を行う。搬送ベルト43のスローアップ期間とは、画像形成出力に際して搬送ベルト43が回転を開始してから画像形成出力時の回転速度に達するまでの期間、即ち、搬送部加速期間である。即ち、スローアップ期間とは、搬送ベルト43の搬送速度が、画像形成出力時よりも遅い期間である。このため、搬送ベルト43が搬送されることにより、吸引孔がヘッド52のノズルに対向する位置を横切る期間が画像形成出力時よりも長くなる。
換言すると、上記空吐出を行うタイミングを、搬送ベルト43のスローアップ期間に限定することにより、空吐出によって吐出されたインクが、搬送ベルト43に付着することなく吸引孔を通過するタイミングのマージンが増加する。従って、ヘッド52に付着しているインクの増粘が進んでいることにより、吐出速度が遅くなり、若しくはサテライトが発生した状態で空吐出を行ったとしても、上記増加したマージンによってタイミングのずれが吸収され、吐出されたインクが吸引孔を通過する。結果的に、空吐出によって吐出されたインクが搬送ベルト43に付着することを防ぐことができる。
図4は、画像形成装置において画像形成出力が行われずに放置された時間(以降、放置時間とする)と、その放置時間によって増粘、即ち硬化が進んだインクを排出するために要する空吐出の滴数(以降、必要滴数とする)との関係を示すグラフである。図4に示すように、放置時間が長くなるほど、増粘したインクを排出するために要する空吐出の量が増加する。
ここで、搬送ベルト43のスローアップ期間は予め定められているため、そのスローアップ期間において吐出可能な滴数dも必然的に定まる。従って、画像形成出力が行われずに放置された場合であっても、増粘したインクを排出するために要する空吐出の滴数がdとなる放置時間Tに応じた間隔で空吐出を行うことにより、スローアップ期間における空吐出のみでヘッド52の状態を良好に維持することができる。
また、このような制御により、空吐出はスローアップ期間のみで完了できるため、画像形成出力の実行が要求された場合であっても、スローアップ期間の経過後、速やかに画像形成出力を実行することができる。これにより、ユーザにとってのダウンタイムを低減し、装置の利便性を向上することができる。
図5は、湿度が変化した場合における、上記放置時間と上記必要滴数との関係を示すグラフである。図5に示すように、放置時間と必要滴数との関係は、湿度によって変化する。低湿時の場合における上記TをTn1とすると、高湿時の場合におけるTは、Tn1よりも長いTn2となる。これは、湿度が低いほど、ノズルに残留したインクの水分の蒸発が促進されるからである。本実施形態に係る画像形成装置においては、湿度を計測する湿度計測手段を設け、計測された湿度に応じた放置時間Tに基づいて空吐出を行う。これにより、湿度に変化による放置時間Tの変化に対応することが可能となる。
更に、低温の場合はインクの粘度が高くなって吐出がしにくくなるため、吐出の駆動エネルギを大きくすることにより、空吐出においてインクが確実に排出されるようにする。また、高温の場合はインクの粘度が低くなり、吐出の駆動エネルギが大きすぎると、外部から気泡を巻き込んで不安定な吐出になる可能性があるため、吐出の駆動エネルギを小さくすることによってインクが安定して吐出されるようにする。このため、本実施形態に係る画像形成装置においては、温度を計測する温度計測手段が設けられており、計測された温度に応じて空吐出における駆動エネルギ、即ち吐出強度が調節される。
次に、本実施形態に係るスローアップ期間における空吐出のタイミングについて、図6を参照して説明する。図6は、スローアップ期間におけるヘッド52A〜52Dそれぞれの空吐出のタイミングを示すタイミングチャートである。図6においては、チャートの立ち上がりタイミングが、吐出タイミングである。また、図6においては、吐出されたインクが図3に示す吸引孔群45−1を通過するように吐出するタイミングを示している。図6においては、スローアップ期間の搬送速度の変化を直線で示しているが、曲線であっても良い。
搬送ベルト43が搬送されることにより、先ずヘッド52Aのノズルに対向する位置に吸引孔群45−1の第1吸引孔列45a(以降、孔列a1とする)が到達する。これにより、図6に示すように、ヘッド52Aに含まれるノズルのうち、孔列a1に対応するノズルからインクが吐出される。更に搬送ベルト43が搬送されると、ヘッド52Aのノズルに対向する位置に吸引孔群45−1の第2吸引孔列45b(以降、孔列b1とする)が到達する。これにより、図6に示すように、ヘッド52Aに含まれるノズルのうち、孔列b1に対応するノズルからインクが吐出される。更に搬送ベルト43が搬送されると、ヘッド52Aのノズルに対向する位置に吸引孔群45−1の第3吸引孔列45c(以降孔列c1とする)が到達する。これにより、図6に示すように、ヘッド52Aに含まれるノズルのうち、孔列c1に対応するノズルからインクが吐出される。
このような処理により、ヘッド52Aから吸引孔群45−1を介しての空吐出が終了する。更に搬送ベルト43が搬送されると、吸引孔群45−1は、ヘッド52B〜52Dに対向する位置に順次到達する。この場合において、上記ヘッド52Aの場合と同様に、孔列a1、b1、c1それぞれに対応するノズルからインクを吐出させることにより、ヘッド52B〜52Dにおける空吐出が完了する。
次に、吸引孔群45−1のみでなく、複数の吸引孔群45から同時に空吐出を行う場合の吐出タイミングについて、図7を参照して説明する。尚、図7の説明においては、吸引孔群45−2の第1吸引孔列45a〜第3吸引孔列45cを、孔列a2〜孔列c2、吸引孔群45−3の第1吸引孔列45a〜第3吸引孔列45cを、孔列a3〜孔列c3、吸引孔群45−4の第1吸引孔列45a〜第3吸引孔列45cを、孔列a4〜孔列c4として説明する。
図3に示すように、複数の吸引孔群45は、ヘッド52A〜52Dの配置間隔と同一の間隔で搬送ベルト43上に形成されている。このため、搬送ベルト43が搬送されることにより、孔列a1がヘッド52Aに対向する位置に到達している場合、ヘッド52Bに対抗する位置には、孔列a2が到達している。同様に、ヘッド52C、52Dに対抗する位置には、孔列a3、a4がそれぞれ到達している。従って、図7に示すように、ヘッド52A〜52Dにおいて、孔列a1〜a4、孔列b1〜b4、孔列c1〜c4に対して、それぞれ同時に空吐出を行うことが可能である。
図6及び図7の態様を組み合わせることにより、搬送ベルト43のスローアップ期間において最大限の空吐出を行うことが可能である。図8に、図6及び図7の態様を組み合わせた場合における空吐出のタイミングを示す。図8の例において、搬送ベルト43がスローアップを開始し、ヘッド52Aに対向する位置に先ず吸引孔群45−4が到達した場合、ヘッド52Aは、孔列a4、b4、c4の順番に、対応するノズルから空吐出を行う。その後、搬送ベルト43の搬送に応じた検知孔46の検出に基づき、吸引孔群45−3、45−2.45−1それぞれに含まれる孔列に対して、上記と同様に空吐出が行われる。
尚、本実施形態においては、搬送ベルト43上に複数形成されている吸引孔群45の間隔は、ヘッド52A〜52Dの配置間隔と同一であり、これにより、空吐出において、それぞれのヘッド52A〜52Dから同時にインクが吐出される場合が例として説明されている。しかしながら、吸引孔群45の配置間隔とヘッド52A〜52Dの配置間隔とは、同一である必要はなく、ヘッド52A〜52Dが、検知孔46の検知タイミングに応じて空吐出を行うことにより、上記と同様の制御が可能である。
次に、ヘッド52が、1つの孔列に対してインクを吐出する際の詳細について、図を参照して説明する。図9は、1つの吸引孔群45に含まれるそれぞれの吸引孔列において、同一の滴数を吐出させる場合の例の1つを示す図である。仮に、1つの吸引孔群45に含まれるそれぞれの吸引孔列において、吐出される滴数が異なると、1つのヘッド52に含まれる各ノズルについて、第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cのそれぞれに対応するノズル毎に、空吐出により吐出されるインクの滴数が異なってしまう。結果的に、1つのヘッド52に含まれる各ノズルにおいて、排出されるインクの量が異なってしまい、インクの増粘が適切に回復されない場合や、無駄なインク消費となってしまう場合がある。従って、空吐出においては、1つの吸引孔群45に含まれるそれぞれの吸引孔列において、同一の滴数を吐出させることが好ましい。
上述したように、スローアップ期間中において、搬送ベルト43の搬送速度は徐々に速くなっている。従って、一のヘッド52に対向する位置を、第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cが通過する際の搬送ベルト43の搬送速度をそれぞれV、V、Vとすると、V<V<Vである。
従って、第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cそれぞれにおける吐出滴数を同一(図9においては4滴)にするためには、それぞれの吸引孔列における液滴の吐出周波数を変化させる必要がある。第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cそれぞれにおける液滴の吐出周波数をそれぞれf、f、fとすると、f<f<fである。
このような態様は、例えば搬送ベルト43が掛け回された搬送従動ローラ41Bにエンコーダを設け、そのエンコーダのタイミング、即ち、搬送従動ローラ41Bの回転速度に応じたタイミングに基づいて、ヘッド52に設けられたノズルからインクを吐出させる吐出周波数を制御することにより、実現可能である。
尚、図9の例においては、1つの吸引孔に対して4滴を吐出させる場合を例としているが、3滴以下であっても、5滴以上であっても良い。また、図8において説明したように、1つのノズルにおいて複数の吸引孔群45で空吐出を行う場合には、それぞれの吸引孔群45毎に滴数を変えるようにしても良い。
例えば、スローアップ期間が進むにつれて、1つの吸引孔に対して吐出される滴数を減ずるようにすることができる。上述したように、スローアップ期間が進むに従って搬送ベルト43の搬送速度は速くなるため、全ての吸引孔に対して吐出される滴数を同一にする場合、スローアップ期間完了直前まで進んだタイミングにおける吐出周波数は、スローアップ期間開始直後における吐出周波数よりも高くなり、空吐出されたインクが吸引孔を通るタイミングに対するマージンが少なくなる。従って、吐出周波数の制御の精度が低いと、空吐出されたインクが吸引孔を外れて搬送ベルト43に付着してしまう。
これに対して、上述したように、スローアップ期間が進むにつれて、1つの吸引孔に対して吐出される滴数を減ずることにより、スローアップ期間が進んで搬送ベルト43の搬送速度が速くなっても、空吐出されたインクが吸引孔を通るタイミングに対するマージンを確保し、空吐出されたインクが吸引孔を外れて搬送ベルトに付着してしまうことを防ぐことができる。尚、スローアップ期間が進むにつれて滴数を減ずる制御についても、上記と同様に、搬送従動ローラ41Bの回転速度に応じた制御により、実現可能である。
図10は、それぞれの吸引孔において、同一の滴数を吐出させる場合において、図9とは異なる例を示す図である。図10の例においては、1つの吸引孔に吐出させる滴数を制限することにより、吐出周波数を変化させることなく、同一の周波数において同一の滴数を吐出させる。図10の例の場合、スローアップ期間が完了する直前における搬送ベルト43の搬送速度において、所定の吐出周波数fで吐出可能な滴数を設定滴数とし、その吐出周波数fをスローアップ期間全体にわたって適用する。
これにより、図10に示すように、第1吸引孔列45a、第2吸引孔列45b、第3吸引孔列45cのそれぞれに対して吐出される液滴の吐出間隔d、d、dは、d<d<dのように広がっていくが、吐出周波数の制御等、精度が要求される制御を行うことなく、スローアップ期間の全体にわたって同一の滴数を吐出させることが可能となる。
尚、図10の例においては、1つの吸引孔に吐出させる液滴を2滴としているが、1滴であっても、3滴以上であっても良い。また、図9と同様に、1つのノズルにおいて複数の吸引孔列で空吐出を行う場合には、それぞれの吸引孔列毎に滴数を変えるようにしても良い。
次に、本実施形態に係る画像形成装置において、各部を制御する制御部の機能構成について説明する。図11は、本実施形態に係る画像形成装置において、各部を制御するコントローラ100の機能構成を示す図である。図11に示すように、本実施形態に係るコントローラ100は、画像形成制御部101、画像形成ユニット駆動部102、搬送ベルト駆動部103、空吐出制御部104及びキャップ制御部105を含む。また、コントローラ100には、画像形成ユニット5及び搬送駆動ローラ41Aに加えて、湿度検知部111、温度検知部112、エンコーダ113及び検知孔センサ114が接続されている。
画像形成制御部101は、入力された画像情報に基づき、画像形成ユニット駆動部102及び搬送ベルト駆動部103を制御し、搬送ベルト43によって搬送される用紙に対して画像形成ユニット5に画像形成を実行させる。画像形成ユニット駆動部102は、画像形成制御部101の制御に従い、画像形成ユニット5を駆動して画像形成を実行するヘッド駆動部である。また、画像形成ユニット駆動部102は、空吐出制御部104の制御に従い、画像形成ユニット5を制御して搬送ベルト43のスローアップ期間において上述した空吐出を実行する。また、画像形成ユニット駆動部102は、ヘッドクリーニング装置6を駆動して、画像形成ユニット5のクリーニングを行う。
搬送ベルト駆動部103は、画像形成制御部101の制御に従い、搬送駆動ローラ41Aを制御して搬送ベルト43を搬送させる搬送駆動部である。また、搬送ベルト駆動部103は、空吐出制御部104の制御に従い、画像形成が実行されない放置期間が所定の期間に達した際に、空吐出を実行するために搬送駆動ローラ41Aをスローアップする。
空吐出制御部104は、搬送ベルト駆動部103が、画像形成制御部101の制御に従ってスローアップを開始した際に、画像形成ユニット駆動部102を制御して空吐出を実行させる。また、空吐出制御部104は、画像形成が実行されない放置期間が所定の期間Tに達した際に、空吐出を実行するために搬送ベルト駆動部103を制御して搬送ベルト43をスローアップさせると共に、画像形成ユニット駆動部102を制御して空吐出を実行させる。
尚、空吐出制御部104は、画像形成が実行されない放置期間が所定の期間Tに達した際に、ヘッド52のノズルを吸引する処理を実行させる機能を更に有する。これにより、長期間放置されることによってインクの増粘が進んだ場合に、増粘したインクをノズルから吸い出してノズルの状態を回復することができる。この期間Tの判断においては、画像形成装置の電源がオフとなっている期間もカウントを継続する必要がある。従って、空吐出制御部104は、画像形成装置の電源投入状態に関わらずカウントを行うことが可能なタイマを含む。
キャップ制御部105は、画像形成が実行されない放置期間が、上述した所定の期間Tよりも長い期間Tに達した際に、画像形成ユニット5をヘッドクリーニング装置6の上部に移動させ、ヘッド52のノズル部分にキャップをかぶせることにより、ヘッド52を保湿状態とする。これにより、空吐出が繰り返し実行されてインク消費量が増大することが回避される。尚、上記期間Tは、ノズルの吸引を行うタイミングを判断するための期間Tよりも短い期間である。
湿度検知部111は、図5において説明したように、装置内部の湿度を検知するセンサである。温度検知部112は、同様に、装置内部の温度を検知するセンサである。空吐出制御部104は、湿度検知部111の検知信号に基づき、空吐出を実行する間隔である放置時間Tを判断する。また、空吐出制御部104は、温度検知部112の検知信号に基づき、空吐出における駆動エネルギを調節する。
エンコーダ113は、図9、図10において説明したように、搬送従動ローラ41Bの回転数を検知する。空吐出制御部104は、エンコーダ113が出力する信号に基づき、図9、図10において説明したように空吐出における吐出周波数や、1つの吸引孔において吐出させる滴数等を制御する。
検知孔センサ114は、図3において説明したように、搬送ベルト43に設けられている検知孔46を検知するセンサである。空吐出制御部104は、検知孔センサ114による検知信号に基づき、それぞれの吸引孔列に対してインクを空吐出させるタイミングを判断する。
図11に示すようなコントローラ100の機能構成は、ソフトウェァとハードウェアが共同して動作することにより実現される。図12に、コントローラ100を実現するためのハードウェア構成を示す。図12に示すように、本実施形態に係るコントローラ100は、一般的なサーバやPC等と同様のハードウェアによって実現される。即ち、本実施形態に係るコントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)121、RAM(Random Access Memory)122、ROM(Read Only Memory)123、HDD(Hard Disk Drive)124及びI/F125がバス126を介して接続されている。
CPU121は演算手段であり、コントローラ100全体の動作を制御する。RAM122は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM123は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD124は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F125は、バス126と各種のハードウェアやネットワーク等を接続する。図11に示す画像形成ユニット5、湿度検知部111、温度検知部112、エンコーダ113、検知孔センサ114及び搬送駆動ローラ41Aは、このI/F125を介してコントローラ100に接続されている。
このようなハードウェア構成において、ROM123やHDD124若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM122に読み出され、CPU121の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るコントローラ100が構成される。
次に、本実施形態に係る画像形成装置の動作について説明する。図13は、本実施形態に係る画像形成装置において、電源が投入された後や休止状態から復帰した後の動作を示すフローチャートである。図13に示すように、画像形成装置に電源が投入されると、まず、空吐出制御部104が、最後に画像形成が実行されてから経過した期間Tが上述したTを超えていないか否か判断する(S1301)。
S1301の判断の結果、TがTを超えていない場合(S1301/YES)、空吐出制御部104は、吸引処理を行う必要はないと判断する。この場合、空吐出制御部104は、画像形成ユニット駆動部102を制御して、ヘッド52のキャップを解除させ(S1302)、ヘッド52を画像形成位置へ移動させる(S1303)。そして、搬送ベルト駆動部103を制御して、搬送ベルト43をスローアップさせ(S1304)、画像形成ユニット駆動部102を制御して、搬送ベルト43のスローアップ期間において空吐出を実行させる(S1305)。そして、空吐出が完了すると、搬送ベルト駆動部103は、搬送ベルト43を停止させる(S1306)。
他方、S1301の判断の結果、TがTを超えている場合(S1301/NO)、ヘッド52の吸引処理を行う必要があると判断する。この場合、空吐出制御部104は、画像形成ユニット駆動部102を制御し、ヘッドクリーニング装置6にヘッド52のノズルからインクを吸引させる(S1307)。吸引動作が完了すると、画像形成ユニット駆動部102はヘッド52のキャップを解除し(S1308)、ヘッド52を画像形成位置へ移動させる(S1309)。
S1306若しくはS1309の処理が完了すると、キャップ制御部105が、設定値Tを設定すると共に、空吐出制御部104が、設定値Tを設定する(S1310)。これは予め定められた値を読み込むことにより行われる。そして、キャップ制御部105は、設定値Tに対するカウント値Tのカウントを開始する(S1311)。また、空吐出制御部104が、設定値T1に対するカウント値Tのカウントを開始する(S1312)。
その後、画像形成要求が入力されると(S1313/YES)、画像形成制御部101が搬送ベルト駆動部103を制御し、搬送駆動ローラ41Aを回転させて搬送ベルト43がスローアップする(S1314)。これにより、空吐出制御部104が、画像形成ユニット駆動部102を制御して、搬送ベルト43のスローアップ期間において空吐出を実行させる(S1315)。そして、搬送ベルト43のスローアップが完了すると、画像形成制御部101によって制御された画像形成ユニット駆動部102が画像形成ユニット5を駆動し、画像形成が実行される(S1316)。
空吐出制御部104は、画像形成ユニット駆動部102を制御し、搬送ベルト43における用紙と用紙の間に対して空吐出を実行させる(S1317)。これは、1枚の用紙に対して画像形成を実行した場合に、インクを噴射しなかったノズルの状態を良好に保つためである。尚、S1317の空吐出において、搬送ベルト43は、スローアップ期間ではなく通常の搬送速度であるが、S1317においては、S1315において空吐出が実行されたばかりであるため、インクの増粘は進んでいない。従って、空吐出に際して吐出速度が遅くなったりサテライトが発生したりすることがなく、搬送ベルト43にインクが付着する可能性は低い。
S1316及びS1317の処理は、画像形成が完了するまで繰り返される(S1318/NO)。そして、画像形成が完了すると(S1318/YES)、搬送ベルト駆動部103は、画像形成制御部101の制御に従って搬送ベルト43の搬送を停止する(S1319)。そして、空吐出制御部104及びキャップ制御部105は、それぞれT、Tのカウントをリセットし(S1320)、S1311からの処理を繰り返す。
他方、画像形成要求が入力されることなく(S1313/NO)、カウント値Tが設定値Tに達した場合(S1321/YES)、キャップ制御部105は、画像形成ユニット駆動部102を制御して画像形成ユニット5をヘッドクリーニング装置6の上部に移動させ(S1322)、ヘッド52のノズル部分にキャップをかぶせる(S1323)。これにより、画像形成装置が休止状態となり、動作を終了する。
また、カウント値Tが設定値Tに達しておらず(S1321/NO)、カウント値Tが設定値Tに達している場合(S1324/YES)、空吐出制御部104は、搬送ベルト駆動部103を制御して、搬送ベルト43をスローアップさせ(S1325)、画像形成ユニット駆動部102を制御して、搬送ベルト43のスローアップ期間において空吐出を実行させる(S1326)。そして、空吐出が完了すると、搬送ベルト駆動部103は、搬送ベルト43を停止させる(S1327)。
S1324〜S1327の処理により、搬送ベルト43のスローアップ期間においてノズルの状態を回復することが可能な間隔で空吐出が実行されるため、ヘッド52のノズルの状態を良好に保つことができる。S1327の処理が完了すると、空吐出制御部104はカウントTをリセットし(S1328)、S1316からの処理を繰り返す。
このような処理により、本実施形態に係る画像形成装置に電源が投入されてから休止状態となるまで、若しくは休止状態から復帰してから再び休止状態となるまでの動作が完了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置においては、記録媒体に対して液体を吐出して画像を形成する画像形成装置において、吐出口の状態を維持するために画像形成とは無関係な空吐出を行う際に、空吐出されるインクが搬送部に設けられた孔部から外れて搬送部に付着してしまうことを防ぐことが可能となる。
1 装置本体、
2 給紙トレイ、
3 排紙トレイ、
4 搬送ユニット、
5 画像形成ユニット、
6 ヘッドクリーニング装置、
7 搬送ガイド部、
8 インクタンクユニット、
9 メインタンクユニット、
21 分離ローラ、
22 給紙ローラ、
31 サイドフェンス、
32 エンドフェンス、
41A 搬送駆動ローラ、
41B 搬送従動ローラ、
42A、42B 搬送ガイドローラ、
43 搬送ベルト、
44 吸引ファン、
45 吸引孔群、
45a 第1吸引孔列、
45b 第2吸引孔列、
45c 第3吸引孔列、
46 検知孔
51 ヘッドモジュール、
52、52A、52B、52C、52D ヘッド、
53A 53B、53C、53D 分岐管、
61、61A、61B、61C、61D クリーニング手段
62A、62B、62C、62D 吸引ポンプ、
71 支点、
81 インクタンク、
82 供給チューブ、
91 メインタンク、
92 供給チューブ、
100 コントローラ、
101 画像形成制御部、
102 画像形成ユニット駆動部、
103 搬送ベルト駆動部、
104 空吐出制御部、
105 キャップ制御部、
111 湿度検知部、
112 温度検知部、
113 エンコーダ、
114 検知孔センサ、
121 CPU、
122 RAM、
123 ROM、
124 HDD、
125 I/F、
126 バス
特開2006−159556号公報

Claims (14)

  1. 記録媒体に対して液体を吐出して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記記録媒体に対して前記液体を吐出する複数のノズルを有するヘッド部と、
    前記ヘッド部に対して相対的に移動することにより前記記録媒体を搬送する無端状のベルトであって、前記ヘッド部に対向するベルト面において前記ノズルに対応する位置に孔が形成された搬送部と、
    前記ヘッド部を駆動して前記ノズルから前記液体を吐出させるヘッド駆動部と、
    前記搬送部を駆動して前記無端状のベルトをヘッド部に対して相対的に移動させる搬送駆動部と、
    前記搬送部が移動開始してから所定の速度に達するまでの期間である搬送部加速期間において、吐出された液体が前記孔を通過するように前記ヘッド駆動部を制御して前記ノズルから液体を吐出させる空吐出を実行する空吐出制御部とを含み、
    前記空吐出制御部は、画像形成が実行される際の前記搬送部加速期間において前記空吐出を実行すると共に、最後に画像形成が実行されてから経過した期間が所定の期間に達した場合に、前記ヘッド駆動部を制御して前記搬送部加速期間において前記空吐出を実行し、
    前記所定の期間は、前記ノズルにおいて硬化した前記液体を除去するために必要な吐出量であって前記搬送部加速期間において前記ノズルが吐出可能な液体の量に基づいて定められることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記空吐出制御部は、前記画像形成が実行されてから経過した期間であって前記搬送部加速期間において前記ノズルが吐出可能な液体の量を吐出することにより前記硬化した液体を除去することが可能な期間に基づいて、前記所定の期間を定めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記空吐出制御部は、前記搬送部の搬送速度が異なる場合であっても一の前記孔を通過する前記液体の滴数が同一になるように前記ヘッド駆動部を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記空吐出制御部は、前記搬送部の搬送速度に応じて一の前記孔に複数滴の前記液体を吐出する際の吐出周波数を変更することにより、前記搬送部の搬送速度が異なる場合であっても一の前記孔を通過する前記液体の滴数が同一になるように前記ヘッド駆動部を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記空吐出制御部は、前記搬送部の搬送速度を検知する速度検知手段の検知信号に応じて前記吐出周波数を変更することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記空吐出制御部は、一の前記孔に複数滴の前記液体を吐出する際の吐出周波数を一定に制御することにより、前記搬送部の搬送速度が異なる場合であっても一の前記孔を通過する前記液体の滴数が同一になるように前記ヘッド駆動部を制御し、
    前記一定の吐出周波数は、前記搬送部加速期間の終了間際における前記搬送部の搬送速度において、一の前記孔を所定の滴数が通過することができる吐出周波数であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数のノズルは、前記ヘッド部において前記搬送部が搬送される方向と直行する方向に複数設けられており、
    前記孔は、前記ベルト面において前記搬送部が搬送される方向と直行する方向に所定間隔で複数設けられて孔列を構成し、
    前記孔列は、前記ベルト面において前記搬送部が搬送される方向に所定間隔で複数設けられて孔列群を構成し、
    前記孔列群において異なる前記孔列に含まれる孔の位置は、前記直行する方向に異なるように配置されており、
    前記空吐出制御部は、前記搬送部が搬送されることにより前記孔列群に含まれる前記孔が対向する位置に到達した前記ノズルからのみ前記液体を吐出させることによって前記吐出された液体が前記孔を通過するように前記ヘッド駆動部を制御し、且つ前記搬送部の搬送に応じて前記孔列群に含まれる全ての前記孔を前記液体が通過するように前記ノズルから液体が吐出されることにより前記ヘッド部に含まれる全てのノズルが空吐出を行うように前記ヘッド駆動部を制御することを特徴とする請求項3乃至6いずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記空吐出制御部は、少なくとも同一の前記孔列群に含まれる孔を通過する前記液体の滴数が同一になるように前記ヘッド駆動部を制御することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記空吐出制御部は、前記搬送部の搬送速度に応じて、異なる前記孔列群に含まれる孔を通過する前記液体の滴数が変わるように前記ヘッド駆動部を制御することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記空吐出制御部は、湿度を検知する湿度検知センサの検知信号に基づいて前記所定の期間を定めることを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記空吐出制御部は、温度を検知する温度検知センサの検知信号に基づいて前記空吐出における吐出強度を制御することを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記ヘッド部を保湿する保湿部と、
    前記ヘッド駆動部を制御して前記ヘッド部を前記保湿部に保湿させる保湿制御部とを更に含み、
    前記保湿制御部は、最後に画像形成が実行されてから経過した期間が前記所定の期間よりも長い期間に達した場合、前記ヘッド駆動部を制御して前記保湿部に前記ヘッド部を保湿させることを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記記録媒体に対して前記液体を吐出して画像を形成する複数のノズルを有するヘッド部と、
    前記ヘッド部に対して相対的に移動することにより前記記録媒体を搬送する無端状のベルトであって、前記ヘッド部に対向するベルト面において前記ノズルに対応する位置に孔が形成された搬送部と、
    前記ヘッド部を駆動して前記ノズルから前記液体を吐出させるヘッド駆動部と、
    前記搬送部を駆動して前記無端状のベルトをヘッド部に対して相対的に移動させる搬送駆動部とを含む画像形成装置の制御方法であって、
    前記ノズルにおいて硬化した前記液体を除去するために必要な吐出量であって前記搬送部加速期間において前記ノズルが吐出可能な液体の量に基づいて所定の空吐出間隔を決定して記憶し、
    画像形成が実行される際に、前記搬送部が移動開始してから所定の速度に達するまでの期間である搬送部加速期間において、吐出された液体が前記孔を通過するように前記ヘッド駆動部を制御して前記ノズルから液体を吐出させる空吐出を実行し、
    最後に画像形成が実行されてから経過した期間が前記空吐出間隔に達した場合に、前記ヘッド駆動部を制御して前記搬送部加速期間において前記空吐出を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  14. 前記記録媒体に対して前記液体を吐出して画像を形成する複数のノズルを有するヘッド部と、
    前記ヘッド部に対して相対的に移動することにより前記記録媒体を搬送する無端状のベルトであって、前記ヘッド部に対向するベルト面において前記ノズルに対応する位置に孔が形成された搬送部と、
    前記ヘッド部を駆動して前記ノズルから前記液体を吐出させるヘッド駆動部と、
    前記搬送部を駆動して前記無端状のベルトをヘッド部に対して相対的に移動させる搬送駆動部とを含む画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記ノズルにおいて硬化した前記液体を除去するために必要な吐出量であって前記搬送部加速期間において前記ノズルが吐出可能な液体の量に基づいて所定の空吐出間隔を決定して記憶するステップと、
    画像形成が実行される際に、前記搬送部が移動開始してから所定の速度に達するまでの期間である搬送部加速期間において、吐出された液体が前記孔を通過するように前記ヘッド駆動部を制御して前記ノズルから液体を吐出させる空吐出を実行するステップと、
    最後に画像形成が実行されてから経過した期間が前記空吐出間隔に達した場合に、前記ヘッド駆動部を制御して前記搬送部加速期間において前記空吐出を実行するステップとを前記画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
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