JP2011067167A - 魚釣用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】強いドラグ力を得ることが可能であると共に、良好なクリック音を発生させることが可能な魚釣用リールを提供する。
【解決手段】魚釣用リールは、リール本体1に支持されたハンドル軸10と、ハンドル軸に回転可能に摩擦結合された駆動歯車15と、駆動歯車の摩擦結合力を制動力調節体21の回転操作でハンドル軸に軸方向移動可能に回り止め嵌合した支持部材23の圧接力を加減することで調節可能としたドラグ装置20と、釣糸の繰り出しで回転する駆動歯車の回転状態を報知する発音機構30とを備える。発音機構30は、駆動歯車15に一体的に設けられ、凹凸部33aを具備した発音体33と、凹凸部に係合される音出し部材31と備えており、音出し部材31を支持部材23のハンドル側に、ドラグ装置を構成するライニング材22bを支持部材23の駆動歯車側に、それぞれ配設したことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、スプールを巻き取り駆動回転する駆動歯車のハンドル軸に対する摩擦結合力を調節するドラグ装置を備えた魚釣用リールに関し、詳細には、スプールがドラグ力に抗して釣糸放出方向に回転したことを報知する発音機構に特徴を備えた魚釣用リールに関する。
通常、魚釣用リールは、スプールを巻き取り駆動回転する駆動歯車(ドライブギヤとも称される)のハンドル軸に対する摩擦結合力を調節するドラグ装置を備えている。このドラグ装置は、駆動歯車に対して、ライニング材を介して押圧体を押圧させ、釣糸が繰り出された際に所定のドラグ力を作用させる構成となっている。
上記したドラグ装置は、魚が掛かって釣糸が繰り出された際、スプールの釣糸繰り出し方向の回転に所望のドラグ力を作用させるものであり、この釣糸繰り出し時に音を生じさせてスプールの釣糸繰り出し方向回転を報知する発音機構を設置することが、例えば、特許文献1に開示されている。
具体的に、この特許文献1に開示されている発音機構は、ドラグ装置の押圧体を構成している、ハンドル軸に回転不能に取り付けられた支持部材の周縁部に穴を形成し、この穴に湾曲部を有するバネ材からなる山形状の音出しピンの両端部を嵌合させる一方、音出しピンの頂部を、駆動歯車に一体化したリング状の音出し部材の内周に形成した凹凸部に係合させる構造となっている。
そして、前記支持部材の駆動歯車側には、挟持部材が配設されており、支持部材と挟持部材との間、及び挟持部材と駆動歯車との間にライニング材を配設し、支持部材を軸方向に移動させることで、所望のドラグ力を作用させるようになっている。
特開平10−210904号
しかし、上記した構成では、発音機構を構成する音出しピンが、ライニング材の外周に対して径方向外方に離間して配設されており、ライニング材の径方向外方で音出し部材と係合した状態となっている。このため、ライニング材の大径化が困難となり、強いドラグ力(ドラグMAX)を得ることが難しくなる。
また、ライニング材を挟む支持部材と挟持部材との間に音出しピンが配設される構造のため、使用経過に伴うライニング材の磨耗で音出しピンが挟持部材又は支持部材に接触して支障をきたす可能性があり、さらに、ライニング材の磨耗粉が音出し部材と音出しピンに付着し易く、クリック音を低下させてしまう等の課題がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、強いドラグ力を得ることが可能であると共に、良好なクリック音を発生させることが可能な魚釣用リールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用リールは、リール本体に支持されたハンドル軸と、前記ハンドル軸に回転可能に摩擦結合された駆動歯車と、前記駆動歯車の摩擦結合力を、前記ハンドル軸に設けた制動力調節体の回転操作で前記ハンドル軸に軸方向移動可能に回り止め嵌合した支持部材の圧接力を加減することで調節可能としたドラグ装置と、釣糸の繰り出しで回転する前記駆動歯車の回転状態を報知する発音機構と、を備えており、前記発音機構は、前記駆動歯車に一体的に設けられ、凹凸部を具備した発音体と、前記凹凸部に係合される音出し部材と備えており、前記音出し部材を前記支持部材のハンドル側に、前記ドラグ装置を構成するライニング材を前記支持部材の駆動歯車側に、それぞれ配設したことを特徴とする。
上記した構成の魚釣用リールでは、ドラグ装置の制動力調節体で圧接力を加減する支持部材に対し、ハンドル側に音出し部材を、駆動歯車側にライニング材を振り分けて配設しているので、ライニング材は、音出し部材に干渉されることなく、可及的に大型化することが可能となる。これにより、強いドラグ力が得られると共に、厚肉化することなく、軸方向の寸法の小型化及び軽量化が図れるようになる。また、音出し部材とライニング材との間に支持部材が介在されることから、ライニング材の磨耗粉が音出し部材や発音体に付着するようなこともなく、長期に亘って良好なクリック音を発音することが可能となる。
本発明によれば、強いドラグ力を得ることが可能であると共に、良好なクリック音を発生させることが可能な魚釣用リールが得られる。
本発明に係る魚釣用リールの第1の実施形態を示す図であり、内部構成を示した平面図。 ドラグ装置部分を拡大した図。 図2のA−A線に沿った断面図。 音出し部材の構成を示す図。 音出し部材及びそれを支持する支持部材の構成を示す図。 本発明に係る魚釣用リールの第2の実施形態を示す図であり、ドラグ装置部分を拡大した図。 図6のB−B線に沿った断面図。 本発明に係る魚釣用リールの第3の実施形態を示す図であり、ドラグ装置部分を拡大した図。
以下、本発明の一実施形態について具体的に説明する。
図1から図5は、本発明に係る魚釣用リールの第1の実施形態を示す図であり、図1は内部構成を示した平面図、図2はドラグ装置部分を拡大した図、図3は図2のA−A線に沿った断面図、図4は音出し部材の構成を示す図、そして、図5は音出し部材及びそれを支持する支持部材の構成を示す図である。
本実施形態に係る魚釣用リール(両軸受型リール)のリール本体1は、左右カバー2a,2bと、両カバー2a,2bによって覆われた左右のフレーム3a,3bとを具備する左右側板1A,1Bを有している。前記左右の側板1A,1B間には、スプール軸5が軸受7を介して回転自在に支持されており、スプール軸5には、釣糸が巻回されるスプール5aが一体的に固定されている。
前記右フレーム3bから突出するスプール軸5の端部には、スプール軸5の軸方向に沿って移動可能なピニオンギヤ8が取り付けられている。このピニオンギヤ8は、公知の切換手段によって、スプール軸5と係合してスプール軸5と一体に回転する係合位置(動力伝達状態;クラッチON)と、スプール軸5との係合状態が解除される非係合位置(動力遮断状態;クラッチOFF)との間で移動される。この場合、切換手段は、左右の側板1A,1B間に配設される切換えレバー9a、及び切換えレバー9aの押下げ操作によって回動するクラッチプレート9bとを備えており、切換えレバー9aを押下げ操作することで、クラッチプレート9bを介して動力伝達状態から動力遮断状態に切換えることが可能となっている。
前記右側板1B側には、右フレーム3bとの間、及び右カバー2bとの間に設置される軸受10a,10bによってハンドル軸10が回転可能に支持されており、このハンドル軸10の端部にハンドル12が取り付けられている。また、ハンドル軸10と右カバー2bとの間には、逆転防止機構として一方向クラッチ13が配設されており、ハンドル軸10(ハンドル12)は、釣糸巻取方向のみに回転して逆回転が阻止されるようになっている。
なお、ハンドル軸10の基端部には、公知のクラッチ復帰体14が回り止め嵌合されており、前記動力遮断状態において、ハンドル12を釣糸巻取方向に回転操作することで、クラッチ復帰体14と係合する前記クラッチプレート9bを回動し、これによりピニオンギヤ8がスプール軸5と係合する動力伝達状態に自動復帰するようになっている。
前記ピニオンギヤ8には、ハンドル軸10に支持された駆動歯車(ドライブギヤ)15が噛合しており、ハンドル軸10の端部に装着されたハンドル12を回転操作すると、前記ドライブギヤ15とピニオンギヤ8とを介して、スプール軸5が回転駆動され、それに伴ってスプール5aが回転して釣糸が巻回される。なお、スプール5aの前方には、公知のレベルワインド装置18が設けられており、釣糸は均等にスプール5aに巻回される。
前記ハンドル軸10と駆動歯車15との間には、公知のドラグ装置20が設置されており、魚が掛かって釣糸が繰り出された場合等、スプール5aに対して所望の制動力を付与できるようになっている。また、ドラグ装置20に関連して、スプール5aが釣糸繰り出し方向に回転した際、その状態を報音する発音機構30が設けられている。
以下、ドラグ装置20、及び発音機構30について具体的に説明する。
前記駆動歯車15は、前記ハンドル軸10に対して回転可能に摩擦結合されており、駆動歯車15の摩擦結合力をドラグ装置20によって調節することで、駆動歯車15と共に回転するスプール5aに対して所望の制動力が付与される。この場合、駆動歯車15のハンドル側表面には凹所15aが形成されており、その凹所15a内の内周には周方向に沿って段部15bが形成されている。
前記ドラグ装置20は、ハンドル12に隣接してハンドル軸10に回転可能に設けられた制動力調節体21と、駆動歯車15に対して摩擦結合力を付与するライニング材22a,22bと、ライニング材に対して圧接力を付与する支持部材(押圧体)23とを備えている。
前記ライニング材22a,22bは、ハンドル軸10を囲繞するようにリング状に構成されており、駆動歯車15を挟持するように配設されている。この内、ライニング材22aは、前記ハンドル軸10に回り止め嵌合されたクラッチ復帰体14との間に介在されており、ライニング材22bは、駆動歯車15の凹所15aに形成されている段部15bと略同じ高さで支持部材23との間に介在されている。
前記支持部材23は、ハンドル軸10に対して軸方向に移動可能となっており、円板状に構成された本体23aと、ハンドル軸10に対して回り止め嵌合される円筒嵌合部23bとを有している。前記本体23aは、前記ライニング材22bが介在された状態で、前記駆動歯車15の凹所15a内に配置されており、前記円筒嵌合部23bの内面には、ハンドル軸10に対して回り止め嵌合される非円形内周部23cが形成されている。この場合、前記本体23aは、軸方向の薄肉厚化が図れるように、駆動歯車15のハンドル側の表面15cよりも内側となるように形成、配置されることが好ましく、更には、効率的に大きな圧接力が得られるように、図2に示すように、本体23a全体が凹所15aを閉塞する大きさ(前記段部15bが形成されている部分の径と略同じ径)に形成されることが好ましい。なお、段部15bには、後述する円筒状の発音体33が当て付けられて嵌合固定される。
上記した構成のドラグ装置20は、制動力調節体21を回転操作することで、皿バネ25、軸受10b、一方向クラッチ13のスリーブ13aを介して、支持部材23(円筒嵌合部23b)に対して、その回転操作量に応じた圧接力が付与される。すなわち、制動力調節体21を回転操作することで、ハンドル軸10に軸方向移動可能に回り止め嵌合されている支持部材23の圧接力を加減して駆動歯車15の摩擦結合力が調節され、これにより、釣糸が繰り出されてスプール5aが回転した際、ドラグ力を作用させることが可能となる。
前記発音機構30は、釣糸が繰り出された際に、駆動歯車15の回転状態(スプールの回転状態)を報知する機能を備えており、支持部材23に対して支持される音出し部材31と、前記駆動歯車15と一体回転される発音体33とを備えている。
本実施形態の音出し部材31は、図4に示すように、リーフスプリングとして構成されており、前記支持部材23のハンドル側の表面に沿うように設置されている。すなわち、前記音出し部材31は、前記支持部材23の本体23aの表面23eに、ハンドル側に向けて所定の配置で突設されたピン状の位置決め固定部35に保持されており、その中央部31aを突出させて、発音体33と係合させている。したがって、支持部材23に対して、ハンドル側に音出し部材31が、駆動歯車側にライニング材22b(22a)が振り分け配置された状態となっている。
また、音出し部材31を支持部材23に支持した状態で、支持部材23の円筒嵌合部23bには、ハンドル側から保持部材37が圧入され、音出し部材31の軸方向の移動を規制している。この場合、音出し部材31を位置決め固定部35に対して抜け止め保持する構成(例えば、位置決め固定部35に係止凹部を形成して、音出し部材31を係止凹部内に嵌入させる)とすれば、保持部材37を設置しなくても良い。
前記発音体33は、円筒状に構成されており、内周面に、前記音出し部材31の中央部31aが弾発的に係合する凹凸部33aが連続形成されている。発音体33は、駆動歯車15と一体回転するように、前記凹所15aに圧入されており、前記段部15bに当て付けられて軸方向の位置決めが成されている。
そして、上記したように、音出し部材31は、支持部材23に対してハンドル側の表面に沿うように設置されていることから、発音体33の凹凸部33aは、支持部材23の本体23aの表面よりもハンドル側に位置した状態となっている。すなわち、発音体33は、図2に示すように、支持部材23のハンドル側の表面23eから凹凸部33aが突出するように、駆動歯車15に一体回転可能に取り付けられている。
次に、上記したドラグ装置20、及び発音機構30を備えた魚釣用リールの作用、及び効果について説明する。
前記駆動歯車15は、ライニング材22a,22bを介在させて前記ハンドル軸10に対して回転可能に摩擦結合されており、駆動歯車15の摩擦結合力(ドラグ力)は、制動力調節体21を回転操作することで、所望の状態に調節される。すなわち、ドラグ装置20の制動力調節体21を回転操作すると、それ自体が軸方向に移動することから、その移動量は、皿バネ25、軸受10b、一方向クラッチ13のスリーブ13aを介して支持部材23(円筒嵌合部23b)に伝わり、ライニング材22a,22bに作用する圧接力(駆動歯車15に対する摩擦結合力)が調節される。これにより、魚が掛かって釣糸が繰り出されてスプール5aが回転した際、ドラグ力を作用させることが可能となる。
釣糸が繰り出されると、スプール5aの回転は、ピニオンギヤ8に伝達され、ピニオンギヤ8は、図3の矢印方向に回転される。また、これに噛合する駆動歯車15も矢印方向に回転することから、これに一体化されている発音体33も同方向に回転する。一方、ハンドル軸10は、一方向クラッチ13によって釣糸繰り出し方向の回転が防止されているため、それに嵌合されている支持部材23及び音出し部材31は回転することはない。すなわち、回転する発音体33の凹凸部33aと音出し部材31の中央部31aの弾発的な係合によってクリック音が発生する。
そして、上記した構成では、圧接力を加減する支持部材23に対し、ハンドル側に音出し部材31を、駆動歯車側にライニング材22b(22a)を振り分けて配設しているので、ライニング材22bは、音出し部材31に干渉されることがなくなり、可及的に大型化することが可能となる。これにより、強いドラグ力が得られると共に、厚肉化することなく、軸方向の寸法の小型化及び軽量化が図れるようになる。
特に、本実施形態では、駆動歯車15に凹所15aを形成し、ここにライニング材22bを介在させて支持部材23を配設すると共に、支持部材23のハンドル側の表面23eに沿って音出し部材31を支持し、支持部材のハンドル側の表面から凹凸部33aが突出するように発音体33を駆動歯車15に一体回転可能に取り付けているため、強いドラグ力を確保しながら、効率的に、ドラグ装置20及び音出し機構30を小型、軽量化することが可能となる。
また、音出し部材31とライニング材22bとの間に支持部材23が介在されることから、ライニング材の磨耗粉が音出し部材31や発音体33に付着するようなこともなく、長期に亘って良好なクリック音を発音することが可能となる。
さらに、音出し部材31と発音体33の係合位置を、可能な限り右カバー2b側に近接させることが可能となるため、クリック音が大きくなり、釣り人に把握させ易くなる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、上記した実施形態と同一の部分については、同一の参照符号を付し、詳細な説明については省略する。
図6は、本発明に係る魚釣用リールの第2の実施形態を示す図であり、ドラグ装置部分を拡大した図、図7は、図6のB−B線に沿った断面図である。
この実施形態では、音出し部材31Aをピン状に形成して、発音体33の凹凸部33aに弾発的に係合させている。具体的には、支持部材23のハンドル側に突出する円筒嵌合部23bに、ピンホルダ31Bを回り止め固定し、径方向に延出する保持部31Cに、付勢バネ31Dを介在させて音出し部材31Aを配設している。
このように、音出し部材については、適宜変形することが可能であり、本実施形態においても上記した実施形態と同様な作用効果が得られる。
図8は、本発明に係る魚釣用リールの第3の実施形態を示す図であり、ドラグ装置部分を拡大した図である。
この実施形態では、支持部材23の外周にシール材(Oリング)23Aを取着し、駆動歯車15に嵌合される発音体33の内周に接触させている。
このような構成によれば、良好なドラグクリック性能の維持を図りながら、ライニング材22bの防水効果が得られるので、ドラグ性能の安定化が図れるようになる。なお、シール材については、駆動歯車の凹所15aに形成される段部15bをさらに開口側に形成したり、発音体33が駆動歯車15に一体形成されるなど、発音体33の設置態様によっては、駆動歯車15の凹所15aの内周に接触する構成であっても良い。
また、この実施形態では、発音体33に、凹凸部33aと音出し部材31との係合状態を囲繞するように筒部33Aを形成している。
このような筒部33Aを形成しておくことで、クリック音を共鳴させることが可能となり、釣糸繰り出し時に釣り人が把握しやすい良好で大きなクリック音が得られるようになる。なお、このような筒部については、リール本体側(右カバーの内面)に形成しても良い。
さらに、上記した発音機構30が設置される部分について、リール本体(右カバー)の肉厚を、他の部分よりも薄肉厚化することで、より大きなクリック音を生じさせることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
上記したドラグ装置20や発音機構30については、ライニング材と音出し部材が支持部材の両側に振り分け配置されていれば、それ以外の構成については、適宜、変形することが可能である。
1 リール本体
10 ハンドル軸
12 ハンドル
15 駆動歯車
15a 凹所
20 ドラグ装置
21 制動力調節体
22a,22b ライニング材
23 支持部材
30 発音機構
31 音出し部材
33 発音体

Claims (4)

  1. リール本体に支持されたハンドル軸と、前記ハンドル軸に回転可能に摩擦結合された駆動歯車と、前記駆動歯車の摩擦結合力を、前記ハンドル軸に設けた制動力調節体の回転操作で前記ハンドル軸に軸方向移動可能に回り止め嵌合した支持部材の圧接力を加減することで調節可能としたドラグ装置と、釣糸の繰り出しで回転する前記駆動歯車の回転状態を報知する発音機構と、を備えた魚釣用リールにおいて、
    前記発音機構は、前記駆動歯車に一体的に設けられ、凹凸部を具備した発音体と、前記凹凸部に係合される音出し部材と備えており、
    前記音出し部材を前記支持部材のハンドル側に、前記ドラグ装置を構成するライニング材を前記支持部材の駆動歯車側に、それぞれ配設したことを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記駆動歯車には、前記ライニング材を介在させて前記支持部材が配置される凹所が形成されており、
    前記支持部材のハンドル側の表面に沿って前記音出し部材を支持し、
    前記支持部材のハンドル側の表面から前記凹凸部が突出するように、前記発音体を駆動歯車に一体回転可能に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記支持部材の外周に装着したシール材を、前記駆動歯車又は発音体の内周に接触させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用リール。
  4. 前記発音体、及び/又はリール本体に、前記凹凸部と音出し部材との係合状態を囲繞する筒部を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の魚釣用リール。
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