JP2017085994A - 魚釣用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラグ装置の発音機構を軸方向にコンパクトに設けることができる魚釣用リールを提供することを主な目的とし、ひいては、発音機構のコンパクトな構造を維持しつつ、防水を図れる及び/又は音がこもらない歯切れの良い発音を実現できる魚釣用リールを提供する。
【解決手段】本発明の魚釣用リールの発音機構80は、ドライブギア11の逆回転時に高さが周方向で周期的に変化する変位面100を有する制御体63と、凹陥部11aの開口側に位置されるとともに回転する制御体63の変位面100の周方向に沿う面変化に応じて軸方向に間歇的に変位する音出し部材75と、音出し部材75がその軸方向変位に伴って衝突することにより音を発する発音部72を有するドラグ装置20の押圧体62とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、釣糸が巻回されるスプールの回転に制動(抵抗)力を付与するドラグ装置を備える魚釣用リールに関し、特に、ドラグ装置の設定ドラグ力を超えてスプールが釣糸操り出し方向に回転する際に音を発生させるための発音機構に特徴を有する魚釣用リールに関する。
通常、魚釣用リールは、スプールを巻き取り駆動回転するドライブギアのハンドル軸に対する摩擦結合力を調節するドラグ装置を備えている。このドラグ装置は、ドラグ調節部材を用いて、ハンドル軸に回り止めされる押圧体を摩擦ライニング材を介してドライブギアに対して押圧することにより、ハンドル軸に対するドライブギアの摩擦結合力を調節し、それにより、スプールから釣糸が繰り出された際にそのスプールの回転に所定のドラグ力を作用させることができるようになっている。
また、このようなドラグ装置を備える魚釣用リールにおいては、ドラグ装置の設定ドラグ力を超えて釣糸がスプールから繰り出されたことを報知する発音機構を備えたものが従来から知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
具体的には、例えば特許文献1に開示される発音機構は、ドライブギアの凹陥部内に係止されたクリック板バネと、ハンドル軸に係着されてクリック板バネと係合するクリック歯車とによって構成され、ドライブギアと共に回転するクリック板バネがクリック歯車の歯と繰り返し係脱することによって発音させるようになっている。また、特許文献2に開示される発音機構は、ドライブギアの下部に回り止めされて周方向に所定の間隔で複数の音出し凹部を有するリング部材と、ハンドル軸に回り止め嵌合されたギア部材に装着される音出しピンとによって構成され、ドライブギアと共に回転するリング部材の音出し凹部に対してギア部材の音出しピンが繰り返し係脱することによって発音させるようになっている。
また、このような発音機構を含むドラグ装置の内部を防水することも従来から知られている(例えば、特許文献3参照)。例えば特許文献3に開示される構造では、ハンドル軸の軸方向に沿って移動可能にハンドル軸に対して回り止め嵌合された制動板と、制動板の内部に装着され且つ制動板の外周から径方向外方に先端部が突出するように径方向外方に向けてバネで付勢された音出しピンと、ドライブギアの内周部に一体的に嵌合されるとともに音出しピンの先端部が係脱したときに発音する凹凸部を内周面に配置して成る発音体とによって発音機構が構成され、また、ドラグ装置の内部、具体的にはドライブギア内部の摩擦ライニング材および発音機構の防水を図るべく、制動板から軸方向に延びる補強部に、シール部材としてのOリングが、発音機構と軸方向で並んで、制動板の外周面と発音体の内周面との間に介挿された状態で配置されている。
実公平3−27427号公報 特開2002−34407号公報 特開2010−42号公報
ところで、前述した従来の構造では、発音機構を設けることによりドラグ装置全体、ひいては魚釣用リール全体の軸方向寸法が大きくなるという問題がある。例えば、特許文献1では、発音機構を設けるべく、ドラグ装置を構成する押圧体や摩擦ライニング材(特許文献1ではいずれもワッシャとして開示される)に加えて、クリック板バネおよびクリック歯車を軸方向に更に配列する必要があるため、これらを収容するドライブギアの軸方向寸法が大きくなる。一方、特許文献2では、ドライブギアとギア部材との間に、発音機構を構成する部材、すなわち、音出しピン、押出しピンを付勢するバネ、これらを装着するための装着部、および、リング部材が軸方向に延びて介在するため、魚釣用リール全体の軸方向寸法がかなり大きくなる。更に、特許文献3では、発音機構が制動板の内部に位置して径方向で配置されるものの、防水構造を成すOリングが制動板から軸方向に延びる補強部に発音機構と軸方向で並んで配置されるため、特許文献1,2と同様、軸方向寸法が大きくなる。
また、前述した従来の構造では、発音機構のクリック音が内部でこもってしまい、歯切れの良いクリック音が得られないという問題もある。例えば、特許文献1では、ドライブギアの凹陥部内で発音させているため、また、特許文献2では、ギア部材とリング部材との間の軸方向の略閉空間内で発音させているため、発音機構のクリック音が内部でこもってしまう。また、特許文献3においても、ドライブギアの内側で、具体的には、制動板と発音体との間の径方向の略閉空間内で発音させているため、発音機構のクリック音が内部でこもってしまう。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、ドラグ装置の発音機構を軸方向にコンパクトに設けることができる魚釣用リールを提供することを主な目的とし、ひいては、発音機構のコンパクトな構造を維持しつつ、防水を図れる及び/又は音がこもらない歯切れの良い発音を実現できる魚釣用リールを提供することも目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体に支持されたハンドル軸と、前記ハンドル軸に回転可能に摩擦結合されたドライブギアと、前記ハンドル軸に設けた制動力調節体の回転操作により前記ハンドル軸に回り止め嵌合した押圧体の圧接力を加減することによって前記ドライブギアの摩擦結合力を調節可能にするドラグ装置と、スプールに巻回された釣糸の繰り出しで回転する前記ドライブギアの回転状態を報知する発音機構とを備える魚釣用リールにおいて、前記発音機構は、前記スプールの釣糸操り出し方向の回転に伴う前記ドライブギアの逆回転時に前記ドライブギアと一体に回転するとともに、軸方向で開口する前記ドライブギアの凹陥部の開口側に配置されて高さが周方向で周期的に変化する変位面を有する環状の制御体と、前記ドライブギアの凹陥部の開口側に位置されて、前記ハンドル軸と一体回転可能に装着されるとともに、先端部が前記制御体の前記変位面と係合し、前記ドライブギアの逆回転に伴って一体回転する前記制御体の前記変位面の周方向に沿う面変化に応じて軸方向に間歇的に変位する音出し部材と、前記ドライブギアの凹陥部内に位置される摩擦ライニング材を前記圧接力によって押圧するように、前記摩擦ライニング材と前記音出し部材との間で前記制御体の径方向内側に位置されるとともに、前記音出し部材がその軸方向変位に伴って衝突することにより音を発する発音部を有する、前記ハンドル軸に回り止め嵌合される環状の前記押圧体とを備えることを特徴とする。
上記構成では、ハンドル軸の正回転によってドライブギアが正回転すると、スプールが釣糸巻き取り方向に回転してスプール上に釣糸が巻き取られる。この場合、発音機構の制御体は、ドライブギアと一体回転して、(ドライブギアと共に正回転する)音出し部材に対して相対回転しないため、制御体の変位面が音出し部材に対して周方向に沿って面変化を起こさず、そのため、変位面と係合する音出し部材は軸方向に変位しない。したがって、音出し部材が押圧体の発音部に衝突せず、その結果、衝突に伴う音が発生しない。一方、例えば実釣時に魚が掛かって、釣糸に作用するテンションが大きくなり、ドラグ装置の設定ドラグ力を超えてスプールが釣糸操り出し方向に回転すると、ドライブギアも押圧体および摩擦ライニング材から動摩擦の抵抗を受けつつハンドル軸に対して逆回転するため、制御体がドライブギアと一体で回転し、それにより、制御体の変位面の周方向に沿う面変化に応じて、逆回転止めされたハンドル軸に回り止めされる音出し部材が軸方向に間歇的に変位し、音出し部材が押圧体の発音部と間歇的に衝突する。したがって、その衝突に伴って音(釣糸がスプールから繰り出されたことを報知するクリック音)が発生する。
そして、上記構成によれば、発音機構を構成する押圧体および制御体がドライブギアの凹陥部側に配置され、しかも、制御体と押圧体とが軸方向に配列されずに同じ軸方向位置で互いに径方向に配置されているため、発音機構の軸方向寸法を低く抑えることができる(ドラグ装置の発音機構を軸方向にコンパクトに設けることができる)。また、このことに加え、上記構成では、発音機構の一部としてドラグ装置を構成する押圧体を使用する(押圧体がドラグ装置と発音機構とを兼ねる)ため、すなわち、既存の部品を使用して発音機構を少ない部品点数で構成するため、必然的に、軸方向に配列される発音機構の部品数も少なくなり、発音機構をドラグ装置の軸方向にコンパクトに組み込むことができる。このように、上記構成によれば、発音機構の軸方向寸法を従来と比べて大幅に抑えられるため、発音機構を設けても、ドラグ装置全体、ひいては魚釣用リール全体の軸方向寸法を低く抑えることができる。また、制御体と押圧体とが互いに径方向で嵌合された状態となっているため、これらの部品の付加に伴う径方向寸法の増大も最小限に抑えられる。
また、上記構成において、発音部は、ドライブギアの凹陥部の開口部に面する押圧体の軸方向端面に位置される(発音部が押圧体の径方向内側に引き込んで設けられる)ことが好ましく、その場合には、例えば押圧体の外周面と制御体の内周面との間にシール部材を介挿するなど、シール部材による防水を制約を受けることなく十分に行なえる。なお、押圧体の外周面と制御体の内周面との間にシール部材を介挿すると、シール部材を押圧体の軸方向寸法内に収めることができるため、発音機構(ドラグ装置)の軸方向寸法を抑えることができる(発音機構のコンパクトな構造を維持しつつ、防水を図ることができる)。また、上記構成では、音出し部材がドライブギアの凹陥部の開口部に位置されるとともに、音出し部材と衝突して音を発する発音部がドライブギアの凹陥部の開口部に面する押圧体の軸方向端面に設けられることが好ましく、その場合には、音がドライブギアの外側で発生されるため、音が内部にこもらない。
なお、上記構成では、発音部が金属から成るとともに、音出し部材が弾力を有する金属片から成ることが好ましい。これにより、金属同士を弾発的に衝突させることができ、歯切れの良い発音を実現できる。また、上記構成において、発音部は、押圧体の軸方向端面に形成された凹部内に収容されることが好ましい。これにより、発音機構の軸方向寸法を更に小さくできる。また、上記構成において、音出し部材は、発音部と衝突するその衝突面に開口を有することが好ましい。これにより、開口を通じて音を外側に逃がすことができるため、音がこもらない歯切れの良い発音を実現できる。
また、上記構成では、音出し部材と制御体との係合により、音出し部材と発音部とを衝突させて音を発生させる音響分離方式の発音機構が得られる。
本発明によれば、ドラグ装置の発音機構を軸方向にコンパクトに設けることができる魚釣用リールを提供することができる。また、本発明によれば、発音機構のコンパクトな構造を維持しつつ、防水を図れる及び/又は音がこもらない歯切れの良い発音を実現できる魚釣用リールも提供することができる。
本発明の一実施形態に係る魚釣用リールの正面図である。 要部を断面で示す図1の魚釣用リールの正面図である。 (a)は図1の魚釣用リールのドラグ装置の発音機構の平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 発音機構の音出し部材の軸方向変位を模式的に示す概略図である。 図4の変形例を示す概略図である。
以下、本発明に係る魚釣用リールの一実施形態について説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施形態に係る魚釣用リール1を示している。図1および図2に示されるように、本実施形態に係る魚釣用リール1は、両軸受型リールとして構成されており、左右フレーム2a,2bと、これら左右フレーム2a,2bに装着される左右カバー3a,3bとによって構成される左右側板4A,4Bを有するリール本体4を備える。左右フレーム2a,2bは複数の支柱を介して一体化されている。
左右側板4A,4B間には、スプール軸5が軸受6a,6bを介して回転可能に支持されており、このスプール軸5には、釣糸が巻回されるスプール5aが一体に取り付けられている。
右フレーム2bおよび右側板3bには軸受8を介してハンドル軸9が回転可能に支持されており、ハンドル軸9の端部にはハンドル9aが装着されている。この場合、ハンドル9aを回転操作すると、その操作力は、駆動力伝達機構10を介してスプール軸5に伝達され、スプール5aを回転駆動するようになっている。
駆動力伝達機構10は、ハンドル軸9に回転可能に摩擦結合されたドライブギア11と、スプール軸5と同軸上に配設された支軸12に軸方向に摺動可能に保持されてドライブギア11と噛合するピニオンギア13とを備えており、ハンドル9aの回転操作をスプール5に伝達する。
また、右フレーム2bと右側板3bとの間には、駆動力伝達機構10の駆動力の伝達を継脱する公知のクラッチ機構15と、魚釣時にスプール5aから釣糸が繰り出された際にスプール5aに制動力(ドラグ力)を付与する公知のドラグ装置20とが収容されている。
クラッチ機構15は、ピニオンギア13と係合してピニオンギア13を軸方向に摺動させるクラッチプレート16と、スプール5aの後方側で左右側板4A,4B間に配設されたクラッチ操作部材17とを備えており、クラッチ操作部材17を押し下げ操作すると、クラッチプレート16が駆動してピニオンギア13を軸方向に摺動させ、クラッチをOFFにする。また、この状態でハンドル9aを巻き取り操作すると、自動復帰機構(図示せず)を介してクラッチがONになる。
ドラグ装置20は、ハンドル軸9に設けた制動力調節体22の回転操作によりハンドル軸9に回り止め嵌合した押圧体62の圧接力を加減することによってハンドル軸9に対するドライブギア11の摩擦結合力を調節可能にする。具体的には、ドラグ装置20は、ハンドル9aに隣接してハンドル軸9に回転可能に設けられた制動力調節体22と、ドライブギア11に対して摩擦結合力を付与する環状の摩擦ライニング材60と、摩擦ライニング材60に対して圧接力を付与する環状の押圧体62とを備える。なお、摩擦ライニング材60および押圧体62は、ドライブギア11のハンドル9a側表面に形成されて周方向に沿って段部を有する凹陥部11a内に配設される。この場合、摩擦ライニング材60が凹陥部11aの最奥部に配され、押圧体62が凹陥部11aの軸方向で開口する開口部83側に配される。
このようなドラグ装置20では、制動力調節体22を回転操作することで、公知の押圧機構、例えば図示しない皿バネ、軸受、および、ハンドル軸9(ハンドル9a)の逆回転を防止する一方向クラッチ23のスリーブ等を介して、押圧体62に対して、その回転操作量に応じた圧接力F(図3の(b)参照)が付与される。すなわち、制動力調節体22を回転操作することで、ハンドル軸9に回り止め嵌合されている押圧体62の圧接力を加減してドライブギア11の摩擦結合力を調節し、これにより、釣糸が繰り出されてスプール5aが回転した際、その回転に対してドラグ力を作用させることが可能となる。なお、前記押圧機構を介して押圧体62に加えられる圧接力Fは、後述する発音機構の作動に影響が及ばない径方向位置で押圧体62に加えられる。
スプール5aの前側には、レベルワインド機構50が設けられている。このレベルワインド機構50は、釣糸が挿通される釣糸ガイド51を備えており、ハンドル9aを巻き取り操作した際に、釣糸ガイド51を左右に往復動させ、回転するスプール5aに対して釣糸を均一に平行巻きする。
また、本実施形態の魚釣用両軸受型リール1は、スプール軸5の一側(右フレーム2b側)に、スプール軸5の回転に制動力を与えるキャストコントロール機構40を備えている。
キャストコントロール機構40は、スプール軸5のハンドル9a側の端部に当接する摩擦プレートと、この摩擦プレートを覆うように配設された調節部材43とを備えている。調節部材43はキャップ状に回転可能に形成されている。
調節部材43を回転すると、公知のように、前記摩擦プレートは、スプール5a側に移動して支軸12を介して、これが当接するスプール軸5の端部を押圧する。この摩擦プレートからの押圧による摩擦力によって、スプール軸5の回転に制動力が付与される。
また、本実施形態の魚釣用リール1は、スプール5aに巻回された釣糸の繰り出しで回転するドライブギア11の回転状態を報知する発音機構80を備える。この発音機構80は、図3に明確に示されるように、ドライブギア11の凹陥部11a内にその内周面に嵌合した状態で配置される環状の制御体63と、ドライブギア11の凹陥部11aの開口部83に位置される音出し部材75と、前述のごとくドライブギア11の凹陥部11a内に位置される摩擦ライニング材60を圧接力によって押圧するように摩擦ライニング材60と音出し部材75との間でドライブギア11の凹陥部11a側に配置される(凹陥部11a内に収容されてもよい)前述した押圧体62とを備え、ドラグ装置20に関連付けて設けられる。
制御体63は、例えば金属や樹脂により形成されており、スプール5aの釣糸操り出し方向の回転に伴うドライブギア11の逆回転時および正回転時にドライブギア11と一体に回転するようになっている。具体的には、制御体63の外周面に例えば90°の角度間隔を隔てて突設される4つの突起69をドライブギア11の内面に設けられる凹部11bに係合させることにより、ドライブギア11と制御体63とが一体に回転するようになっている。
また、制御体63は、凹陥部11aの開口部83に面するその軸方向端面63aに、高さが周方向で周期的に変化する変位面100を有する。この場合、変位面100は、図3の(a)に示されるように、平坦な上面106と、上面106よりも高さが低い平坦な下面105と、上面106と下面105とを繋ぐ傾斜面104とから成る単位制御面120が制御体63の軸方向端面63a上に周方向にわたって連続的に配列されることによって形成される。
また、音出し部材75は、弾力を有する金属片(例えば薄い金属片)から成っており、その基端部75aがハンドル軸9に回り止め嵌合されるとともに、その先端部75bが制御体63の変位面100と係合している。そのため、ドライブギア11の逆回転(図3の(a)に矢印Pで示される方向の回転)に伴って一体回転する制御体63の変位面100の周方向に沿う面変化に応じて、一方向クラッチ23により逆回転止めされたハンドル軸9に回り止めされる音出し部材75は、軸方向に間歇的に変位することができる(図4参照)。
また、前述した押圧体62は、制御体63の径方向内側に制御体63と略嵌合した状態で位置される。また、押圧体62は、音出し部材75がその軸方向変位に伴って衝突することにより音を発する発音部72を、ドライブギア11の凹陥部11aの開口部83に面するその軸方向端面62c上に有する。この場合、発音部72は、例えば金属球から成るとともに、押圧体62の軸方向端面62cに形成された凹部62a内にその一部が突出するように(軸方向変位する音出し部材75と衝突できるように)収容される。なお、音出し部材75は、発音部72と衝突するその衝突面75cに開口79を有する。
また、このような発音機構80を含むドライブギア11の内部を防水するために、本実施形態では、押圧体62の外周面62bと制御体63の内周面63bとの間にシール部材としてのOリング91が介挿される。また、ハンドル軸9の外周面と押圧体62の内周面との間およびハンドル軸9の外周面とドライブギア11の内周面との間にもOリング90が介挿される。なお、図3中、符号74は、制御体63を抜け止めするためにドライブギア11に装着されるリング部材であり、また、符号70は、音出し部材75をハンドル軸9に対して抜け止めするために音出し部材75の基端部75aに装着されるワッシャである。
以上のように構成される魚釣用リール1では、クラッチON状態で、ハンドル軸9の正回転によってドライブギア11が正回転すると、スプール5aが釣糸巻き取り方向に回転してスプール5a上に釣糸が巻き取られる。この場合、発音機構80の制御体63は、ドライブギア11と一体回転して、ドライブギア11と共に正回転する音出し部材75に対して相対回転しないため、制御体63の変位面100が音出し部材75に対して周方向に沿って面変化を起こさず、そのため、変位面100と係合する音出し部材75は軸方向に変位しない。したがって、音出し部材75が押圧体62の発音部72に衝突せず、その結果、衝突に伴う音が発生しない。
一方、クラッチON状態で、例えば実釣時に魚が掛かって、釣糸S(図2参照)に作用するテンションが大きくなり、ドラグ装置20の設定ドラグ力を超えてスプール5aが釣糸操り出し方向P(図2参照)に回転すると、ドライブギア11も押圧体62および摩擦ライニング材60から動摩擦の抵抗を受けつつハンドル軸9に対して逆回転する(図3の(a)に矢印Pで示される方向に回転する)ため、制御体63もドライブギア11と一体で回転し(逆回転止めされたハンドル軸9に回り止めされる音出し部材75に対して矢印Pで示される方向に相対回転し)、それにより、制御体63の変位面100の周方向に沿う面変化に応じて音出し部材75が軸方向に間歇的に変位し、音出し部材75が押圧体62の発音部72と間歇的に衝突する。すなわち、制御体63がドライブギア11と一体で回転すると、音出し部材75の先端部75bと制御体63の変位面100との係合位置で変位面100の高さが周期的に変化し、そのため図4に示されるように、音出し部材75は、変位面100の上面106から下面105へと落下(軸方向に変位)する際に発音部72に衝突して音(釣糸がスプールから繰り出されたことを報知するクリック音)を発する。
以上説明したように、本実施形態によれば、発音機構80を構成する押圧体62および制御体63がドライブギア11の凹陥部11a側に配置され、しかも、制御体63と押圧体62とが軸方向に配列されずに同じ軸方向位置で互いに径方向に配置されているため、発音機構80の軸方向寸法を低く抑えることができる(ドラグ装置20の発音機構80を軸方向にコンパクトに設けることができる)。また、このことに加え、本実施形態では、発音機構80の一部としてドラグ装置20を構成する押圧体62を使用する(押圧体62がドラグ装置20と発音機構80とを兼ねる)ため、すなわち、既存の部品を使用して発音機構80を少ない部品点数で構成するため、必然的に、軸方向に配列される発音機構80の部品数も少なくなり、発音機構80をドラグ装置20の軸方向にコンパクトに組み込むことができる。このように、本実施形態によれば、発音機構80の軸方向寸法を従来と比べて大幅に抑えられるため、発音機構80を設けても、ドラグ装置20全体、ひいては魚釣用リール1全体の軸方向寸法を低く抑えることができる。また、制御体63と押圧体62とが互いに径方向で嵌合された状態となっているため、これらの部品の付加に伴う径方向寸法の増大も最小限に抑えられる。
また、本実施形態において、発音部72は、ドライブギア11の凹陥部11aの開口部83に面する押圧体62の軸方向端面62cに位置される(発音部72が押圧体62の径方向内側に引き込んで設けられる)ため、本実施形態のように押圧体62の外周面62bと制御体63の内周面63bとの間にシール部材(Oリング)91を介挿することができ、シール部材91による防水を制約を受けることなく十分に行なえる。なお、本実施形態のように押圧体62の外周面62bと制御体63の内周面63bとの間にシール部材91を介挿すると、シール部材91を押圧体62の軸方向寸法内に収めることができるため、発音機構80(ドラグ装置20)の軸方向寸法を抑えることができる(発音機構80のコンパクトな構造を維持しつつ、防水を図ることができる)。また、本実施形態では、音出し部材75がドライブギア11の凹陥部11aの開口部83に位置されるとともに、音出し部材75と衝突して音を発する発音部72がドライブギア11の凹陥部11aの開口部83に面する押圧体62の軸方向端面62cに設けられるため、すなわち、音がドライブギア11の外側で発生されるため、音が内部にこもらない。
また、本実施形態では、発音部72が金属から成るとともに、音出し部材75が弾力を有する金属片から成るため、金属同士を弾発的に衝突させることができ、歯切れの良い発音を実現できる。また、本実施形態において、発音部72は、押圧体62の軸方向端面62cに形成された凹部62a内に収容されるため、発音機構80の軸方向寸法を更に小さくできる。また、本実施形態において、音出し部材75は、発音部72と衝突するその衝突面75cに開口79を有するため、開口79を通じて音を外側に逃がすことができるため、音がこもらない歯切れの良い発音を実現できる。
なお、前述した実施形態のように音出し部材75と発音部72との衝突により音を発生させる発音機構80に代えて、音出し部材75と制御体63との衝突(変位面100の周方向の面変化に伴う音出し部材75の先端部75bと変位面100との衝突)により音を発生させる発音機構(図示せず・・・図3の構成から発音部72が排除されるだけの構成)をドラグ装置20に組み込むことも考えられる。この場合には、制御体63は、金属製の音出し部材75との衝突により歯切れの良い音を発することができるように金属により形成されることが好ましい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。例えば、前述した実施形態では、本発明が両軸受型リールのドラグ装置に適用されたが、本発明はスピニングリールのドラグ装置にも適用できる。また、前述した実施形態において、制御体63は、ドライブギア11と別体であったが、ドライブギアに一体形成されても構わない。また、前述した実施形態において、発音部72は、押圧体62と別体であるが、一体であっても構わない。一体の場合、発音部72は、押圧体62の軸方向端面62cに凸部として一体形成されてもよい。また、発音部72は、ボール形状、ピン形状など任意の形状に形成できる。
また、前述した実施形態では、押圧体62及び/又は制御体63がドライブギア11の凹陥部11a内に配設されるが、押圧体62及び/又は制御体63の少なくとも一部がドライブギア11の凹陥部11aの外側に位置されていてもよい。また、前述した実施形態では、音出し部材75がハンドル軸9に対して一方側に衝突面75cを有するが、音出し部材75がハンドル軸9に対して両側に衝突面75cを有してもよく、その場合には、それに対応して発音部72もハンドル軸9に対して両側に設けられる。また、前述した実施形態では、音出し部材75がドライブギア11の凹陥部11aの開口部83に位置されているが、音出し部材75の位置はこれに限定されず、要は、音出し部材75がドライブギア11の凹陥部11aの開口側に位置されていればよい。また、音出し部材75が押圧体62と一体化されてもよい。
また、前述した実施形態では、制御体63の変位面100と係合する音出し部材75の先端部75bの係合面(変位面100と対向する面)が平坦面であるが、変位面100の摩耗を抑制するために、図5に示されるように、変位面100と係合する音出し部材の先端部75bの係合面(変位面100と対向する面)160が半球面または球面等の滑らかな形状を成していてもよい。
1 魚釣用リール
4 リール本体
5a スプール
9 ハンドル軸
11 ドライブギア
11a 凹陥部
20 ドラグ装置
22 制動力調節体
60 摩擦ライニング材
62 押圧体
62a 凹部
62c 軸方向端面
63 制御体
63a 軸方向端面
72 発音部
75 音出し部材
75a 基端部
75b 先端部
75c 衝突面
80 発音機構
83 開口部
91 Oリング(シール部材)
100 変位面
104 傾斜面
105 下面
106 上面
120 単位制御面

Claims (6)

  1. リール本体に支持されたハンドル軸と、前記ハンドル軸に回転可能に摩擦結合されたドライブギアと、前記ハンドル軸に設けた制動力調節体の回転操作により前記ハンドル軸に回り止め嵌合した押圧体の圧接力を加減することによって前記ドライブギアの摩擦結合力を調節可能にするドラグ装置と、スプールに巻回された釣糸の繰り出しで回転する前記ドライブギアの回転状態を報知する発音機構とを備える魚釣用リールにおいて、
    前記発音機構は、
    前記スプールの釣糸操り出し方向の回転に伴う前記ドライブギアの逆回転時に前記ドライブギアと一体に回転するとともに、軸方向で開口する前記ドライブギアの凹陥部の開口側に配置されて高さが周方向で周期的に変化する変位面を有する環状の制御体と、
    前記ドライブギアの凹陥部の開口側に位置されて、前記ハンドル軸と一体回転可能に装着されるとともに、先端部が前記制御体の前記変位面と係合し、前記ドライブギアの逆回転に伴って一体回転する前記制御体の前記変位面の周方向に沿う面変化に応じて軸方向に間歇的に変位する音出し部材と、
    前記ドライブギアの凹陥部内に位置される摩擦ライニング材を前記圧接力によって押圧するように、前記摩擦ライニング材と前記音出し部材との間で前記制御体の径方向内側に位置されるとともに、前記音出し部材がその軸方向変位に伴って衝突することにより音を発する発音部を有する、前記ハンドル軸に回り止め嵌合される環状の前記押圧体と、
    を備えることを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記押圧体の外周面と前記制御体の内周面との間にシール部材が介挿されることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記発音部が金属から成るとともに、前記音出し部材が弾力を有する金属片から成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用リール。
  4. 前記発音部は、前記押圧体の前記軸方向端面に形成された凹部内に収容されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の魚釣用リール。
  5. 前記音出し部材は、前記発音部と衝突するその衝突面に開口を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の魚釣用リール。
  6. 前記制御体の前記変位面は、平坦な上面と、前記上面よりも高さが低い平坦な下面と、前記上面と前記下面とを繋ぐ傾斜面とから成る単位制御面が前記制御体の前記軸方向端面上に周方向にわたって連続的に配列されることによって形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の魚釣用リール。
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