JP2011066429A - センサデバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ内部の配線パターンの設計や製造工程を変更せずに、配線パターンを容易に変更可能にするセンサデバイス及びその製造方法を提供する。
【解決手段】センサデバイスは、複数のピエゾ素子231,232と、複数の接続パッド261〜265と、ピエゾ素子231,232と電気的に接続された上層配線240、241と、上層配線240及び241に接続された下層配線251及び252と、下層配線251及び252に対して垂直方向に交差する上層配線242〜244と、上層配線242〜244の下層の下層配線253〜257があり、下層配線253〜257の他端部の上層には、絶縁層を介して接続パッド261〜265が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部回路と接続するパッドを有するセンサデバイス及びその製造方法に関する。
近年、各種電子機器の小型軽量化、多機能化や高機能化が進み、実装される電子部品にも高密度化が要求されている。このような要求に応じて各種電子部品が半導体デバイスとして製造されるものが増加している。このため、回路素子として製造される半導体デバイス以外に力学量を検出するセンサ等も半導体デバイスを用いて製造されて、小型軽量化が図られている。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて小型で単純な構造を有する加速度センサあるいは角速度センサでは、外力に応じて変位する可動部を半導体基板に形成し、この可動部の変位がピエゾ抵抗素子を利用して検出されるタイプの力学量センサ(いわゆるピエゾ抵抗型センサ)等が実用化されている。
上述の力学量センサの具体例を図10及び図11に示す。図10は、ピエゾ抵抗素子を用いた3軸の加速度センサ100を示す平面図である。図11は、図10に示す拡大領域A部分の構成を示す平面図である。図10において、加速度センサ100は、上述のような可動部を有するセンサ素子を形成する素子形成領域102を有する基板101を備える。この素子形成領域102内の4箇所には、可動部の変位をXYZの3軸方向で検出する複数のピエゾ抵抗素子103が設けられている。また、素子形成領域102の周辺領域には、複数の接続パッド105が形成されている。複数の接続パッド105は、加速度センサ100内部と外部回路とを電気的に接続するためのパッド群である。
図11において、素子形成領域102内のピエゾ抵抗素子103等は、複数の金属配線104により接続パッド105と電気的に接続されている。金属配線104は、ピエゾ抵抗素子103の検出信号を接続パッド105から外部に出力し、また、加速度センサ100内部に電流や電圧等を供給するための配線である。
加速度センサ100は、パッケージサイズが縮小化される傾向にあり、金属配線104の配線幅や接続パッド105のサイズも縮小化される傾向にある。このため、各金属配線104の配線幅や各接続パッド105のサイズが相互に異なると、金属配線104と接続パッド105を含む部分の抵抗値にバラツキが発生し、各ピエゾ抵抗素子103に流れる電流を変動させる要因となる。その結果、金属配線104と接続パッド105を含む部分の抵抗値のバラツキがセンサ部の検出感度に影響を及ぼすことになる。
上述の抵抗値のバラツキによるセンサ部の検出感度に対する影響を軽減する加速度センサが特許文献1に開示されている。この加速度センサでは、ピエゾ抵抗素子と外部接続端との間を接続する引き出し電極のパターン形状を工夫することにより、各抵抗値が概略等しくなるようにしている。
特開2003−101033号公報
しかしながら、上述のような加速度センサ等を含む力学量センサは、様々な用途で利用されるため、接続される外部回路や外部ICの接続端子の配置も多種多様である。このため、外部回路や外部ICに設けられた接続端子の機能や配置に応じて力学量センサの接続パッドの配置を合わせる必要がある。すなわち、力学量センサは、接続される外部回路やICの接続端子の配置に応じて内部の配線パターンの設計を変更する必要があり、設計の自由度を妨げるとともに、製造コストを上昇させる要因となる。
図10及び図11に示した加速度センサ100では、複数のピエゾ抵抗素子によりXYZの3軸にそれぞれ対応するブリッジ回路を構成し、印加される加速度に応じて各ブリッジ回路に流れる電流の変化を検出することにより、加速度を検出するようにしている。すなわち、可動部のXYZ3軸の変位に応じて各ピエゾ抵抗素子の抵抗値が変化し、各ブリッジ回路が非平衡状態になった時に流れる電流の変化によりXYZ3軸の加速度を検出するようにしている。このため、加速度センサ100に外力が印加されない状態では、各ブリッジ回路に電流が流れない平衡状態を維持するように、各ピエゾ抵抗素子と接続パッドとの間を接続する配線の抵抗値も考慮して、配線パターンを設計する必要がある。
したがって、上述の図10及び図11に示した加速度センサ100のように1層の金属配線で形成されている場合は、接続される外部回路や外部ICの接続端子の機能や配置に応じて内部の配線パターンを変更することは、上記事情により設計及び製造が困難である。すなわち、外部回路や外部IC側の要求に応じて、その都度、配線パターンの設計を変更する手間と、設計変更に応じたマスク等を準備する手間がかかり、設計側の負担と製造側の負担を増大させ、製造コストを上昇させる要因になる。
本発明は上記の課題に鑑み、外部回路や外部ICに設けられた接続端子の機能や配置に応じてセンサ内部の配線パターンの設計や製造工程を変更せずに、配線パターンを容易に変更可能なセンサデバイス及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係るセンサデバイスは、素子配置領域を有する基板と、前記素子配置領域に配置された複数のピエゾ素子と、前記素子配置領域を除く前記基板上に配置された複数の接続パッドと、前記基板上に配置され前記複数のピエゾ素子と電気的に接続された複数の第1配線と、前記基板上に前記複数の第1配線より下層に配置され前記複数の第1配線と電気的に接続された複数の第1拡散配線と、前記基板上に前記複数の第1拡散配線と同層に配置され前記複数の接続パッドと電気的に接続された複数の第2拡散配線と、前記第1配線、前記第1拡散及び前記第2拡散配線が配置された層と異なる層に前記複数の第1配線及び前記複数の第2配線と交差するように配置された複数の第2配線と、前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線との間に配置され、前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線とが交差する位置に複数の貫通孔が配置された絶縁層と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るセンサデバイスの製造方法は、複数のピエゾ素子を配置する素子配置領域と、前記素子配置領域を除く領域に配置された複数の接続パッドと、を有する基板を備えるセンサデバイスの製造方法であって、前記基板上に前記複数のピエゾ素子と電気的に接続する複数の第1配線を形成し、前記基板上に前記複数の第1配線より下層に前記複数の第1配線と電気的に接続する複数の第1拡散配線を形成し、前記基板上に前記複数の第1拡散配線と同層に前記複数の接続パッドと電気的に接続する複数の第2拡散配線を形成し、前記第1拡散配線及び前記第2拡散配線が形成された層と異なる層に前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と交差するように複数の第2配線を形成し、前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線との間に絶縁層を形成し、前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線とが交差する位置に対応して前記絶縁層に複数の貫通孔を形成し、前記複数の貫通孔を選択して前記複数の第1拡散配線と前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線とを電気的に相互に接続する位置を変更し、前記複数のピエゾ素子と前記複数の接続パッドとの間を電気的に相互に接続する配線パターンを変更することを特徴とする。
本発明によれば、外部回路に設けられた接続端子の機能や配置に応じて、センサ内部の配線パターンの設計や製造工程を変更せずに、配線パターンを容易に変更可能にするセンサデバイス及びその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る加速度センサの全体構成を示す図である。 図1の拡大領域Aの構成を示す図である。 図2のA−A線から見た断面を示す図である。 図2のA−A線から見た断面における加速度センサの製造方法を示す図であり、(A)は基板の準備工程を示す図、(B)はピエゾ抵抗素子及び下層配線の形成工程を示す図、(C)は絶縁層及びコンタクトホールの形成工程を示す図、(D)は上層配線の形成工程を示す図である。 図1のB−B線から見た断面における加速度センサの製造方法を示す図であり、(A)はシリコン膜の加工工程を示す図、(B)はシリコン基板の加工工程を示す図、(C)はシリコン基板の加工工程を示す図、(D)は上層配線の形成工程とガラス基板の接合工程を示す図である。 図1の拡大領域Aにおける配線パターンの変更例を示す図である。 図2のA−A線から見た断面及び図1のB−B線から見た断面における加速度センサの製造工程の変更例を示す図であり、(A)はA−A線断面の絶縁層の形成工程を示す図、(B)はB−B線断面の絶縁層の形成工程を示す図、(C)はA−A線断面のコンタクトホール及び上層配線の形成工程を示す図、(D)はB−B線断面のコンタクトホール及び上層配線の形成工程を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る加速度センサの変形例の全体構成を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る加速度センサにおける絶縁層、下層配線及び上層配線構造の変更例を示す図である。 従来の加速度センサの全体構成を示す図である。 図10の拡大領域Aの構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、加速度センサに適用した場合について説明する。
(センサデバイスの構成)
図1は、本実施の形態に係る加速度センサ200の全体構成を示す平面図である。図2は、図1に示す拡大領域Aの部分の構成を示す平面図である。図3は、図2に示すA−A線から見た断面を示す図である。
図1において、加速度センサ200の全体構成は、上述のような可動部を有するセンサ素子を形成する素子形成領域202を有する基板201を備える。図1において、210は可動部を構成する錘部(図示せず)を接合する錘接合部であり、211〜214は錘接合部210を変位可能に支持する可撓部である。215は可撓部211〜214を支持するフレーム部である。素子形成領域202内の可撓部211〜214上の4箇所には、可動部の変位をX(図1の横方向),Y(図1の縦方向),Z(図1の紙面に対する奥行き方向)の3軸方向で検出する12個のピエゾ抵抗素子221〜224,231〜238が形成されている。本実施の形態では、ピエゾ抵抗素子221〜224はY軸方向、ピエゾ抵抗素子232,234,235,237はX軸方向、ピエゾ抵抗素子231,233,236,238はZ軸方向をそれぞれ検出するものとする。但し、これらピエゾ抵抗素子221〜224,231〜238に設定した各軸方向は限定するものではない。また、図1において、素子形成領域202より外側の右側部領域には、複数の接続パッド206が形成されている。複数の接続パッド206は、加速度センサ200内部と外部回路とを電気的に接続するためのパッド群である。なお、複数の接続パッド206の配置は、図1に示す領域に限定するものではなく、素子形成領域202に干渉しない範囲で任意に変更してもよい。
また、基板201上には、第1上層配線群204A、第2上層配線群204B、第1下層配線群205A及び第2下層配線群205Bが形成されている。第1上層配線群204Aは、各ピエゾ素子221〜224,231〜238と第1下層配線群205Aとを電気的に接続するための配線群である。第1下層配線群205Aは、第1上層配線群204Aと第2上層配線群204Bとを電気的に接続するための配線群である。第2上層配線群204Bは、第1下層配線群205Aと第2下層配線群205Bとを電気的に接続するための配線群である。第2下層配線群205Bは、第2上層配線群204Bと複数の接続パッド206とを電気的に接続するための配線群である。例えば、第1上層配線群204A、第2上層配線群204B、第1下層配線群205A及び第2下層配線群205Bの幅は、2〜3μm、接続パッド206の大きさは、100μm×100μmであるものとする。なお、これらの寸法は限定されない。
次に、図1に示す拡大領域Aの構成について図2及び図3を参照して説明する。図2において、231及び232は、ピエゾ抵抗素子である。ピエゾ抵抗素子231及び232の各一端部は、上記第1上層配線群204Aに含まれる上層配線240及び241の一端部に電気的に接続される。上層配線240及び241は、絶縁層270(図3参照)を介してピエゾ抵抗素子231及び232より上層に形成されている。ピエゾ抵抗素子231及び232の各一端部と、上層配線240及び241の各一端部との間の絶縁層270には、コンタクトホール(貫通孔)240a及び241aが形成されている。ピエゾ抵抗素子231及び232の各一端部と上層配線240及び241の各一端部とは、コンタクトホール240a及び241aを介して電気的に接続される。
上層配線240及び241の他端部側の下層には、絶縁層270(図3参照)を介して下層配線251及び252が形成されている。上層配線240及び241の各他端部は、下層配線251及び252の一端部に電気的に接続される。上層配線240及び241の各他端部と、下層配線251及び252の各一端部との間の絶縁層270には、コンタクトホール240b及び241bが形成されている。上層配線240及び241の各他端部と下層配線251及び252の各一端部とは、コンタクトホール240b及び241bを介して電気的に接続される。
下層配線251及び252の他端部側の上層には、絶縁層270(図3参照)を介して上層配線242〜244が形成されている。上層配線242〜244は、下層配線251及び252の他端部に対して垂直方向に交差するように形成されている。下層配線251及び252の各他端部は、上層配線242〜244との交差部に電気的に接続される。下層配線251と上層配線242とが交差する部分の絶縁層270には、コンタクトホール242aが形成されている。下層配線252と上層配線244とが交差する部分の絶縁層270には、コンタクトホール244aが形成されている。下層配線251及び252と上層配線242及び244とが各々交差する部分は、コンタクトホール242a及び244aを介して電気的に接続される。なお、図2では、図1に示した第2上層配線群204Bに対応する上層配線として上層配線242〜244の3本を示しているが、これは図示する本数を減らして説明を単純化するためのものである。実際は、上層配線群204Bは、接続パッド206と同数又は同数以上設ければ良い。
上層配線242〜244の下層には、絶縁層270(図3参照)を介して下層配線253〜257が形成されている。上層配線242〜244は、下層配線253〜257の各一端部に対して垂直方向に交差するように形成されている。下層配線253と上層配線242とが交差する部分の絶縁層270には、コンタクトホール242bが形成されている。下層配線254と上層配線244とが交差する部分の絶縁層270には、コンタクトホール244bが形成されている。下層配線253及び254と上層配線242及び244とが各々交差する部分は、コンタクトホール242b及び244bを介して電気的に接続される。
下層配線253〜257の他端部の上層には、絶縁層270(図3参照)を介して接続パッド261〜265が形成されている。下層配線253〜257の各他端部と接続パッド261〜265との間の絶縁層270には、コンタクトホール261a〜265aが形成されている。下層配線253〜257の各他端部と接続パッド261〜265とは、コンタクトホール261a〜265aを介して電気的に接続される。
なお、上記拡大領域A以外の他のピエゾ素子221〜224,233〜238は、第1上層配線群204A及び第1下層配線群205Aと、第2上層配線群204B及び第2下層配線群205Bとの間の絶縁層270に形成されたコンタクトホール(図示せず)を介して他の接続パッド206と電気的に接続される。
(加速度センサ200の製造方法)
次に、図1〜図3に示した加速度センサ200の製造方法について、図4及び図5を参照して説明する。図4(A)〜(D)は、主に図2のA−A線により図3に示した加速度センサ200のピエゾ抵抗素子、下層配線及び上層配線部分の断面構成に基づいて、その製造工程を説明するための図である。図5(A)〜(D)は、主に図1に示した素子領域202部分をB−B線から見た断面構成に基づいて、その製造工程を説明するための図である。
まず、図3に示した加速度センサ200のピエゾ抵抗素子、下層配線及び上層配線部分の断面構成に基づいて、その製造工程を図4(A)〜(C)を参照して説明する。
(1)基板の準備(図4(A)参照)
本実施の形態では、基板201として、例えば、シリコン膜310、酸化シリコン膜320、シリコン基板330を積層したSOI基板201を用意する。シリコン膜310は、図1に示した錘接合部210、可撓部211〜214及びフレーム部215を構成する層である。酸化シリコン膜320は、シリコン膜310とシリコン基板330とを接合する層であり、かつエッチングストッパ層として機能する層である。シリコン基板330は、錘部(図示せず)と図1に示したフレーム部215を構成する層である。SOI基板201は、SIMOXないし、貼り合せ法等により作成される。SOI基板201では、シリコン膜310、シリコン酸化膜320、シリコン基板330の厚みは、例えば、それぞれ、5μm、2μm、600μmであるものとする。加速度センサ200の外周は、例えば、2mm×2mmであるものとする。なお、これらの寸法は限定されない。
(2)ピエゾ抵抗素子拡散用マスク及びピエゾ抵抗素子の形成(図4(B)参照)
次に、SOI基板201のシリコン膜310側にピエゾ抵抗素子に対応する不純物を拡散させるための拡散用マスクを形成する。拡散用マスクの材料としては、例えば、シリコン窒化膜(Si)やシリコン酸化膜(SiO)などを用いることができる。ここでは、シリコン酸化膜をシリコン膜全面に熱酸化あるいはプラズマCVD法により成膜した後、シリコン窒化膜を成膜し、シリコン窒化膜上に、ピエゾ抵抗素子に対応するレジストパターン(図示せず)を形成し、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜にピエゾ抵抗素子に対応する開口をRIE(Reactive Ion Etching)及び熱リン酸などのウェットエッチングにより形成する。次に、拡散用マスクを用いてピエゾ抵抗素子をイオン注入法により形成する。この結果、図4(B)に示すように、表面の不純物の拡散濃度を所定の拡散濃度(例えば、1×1017〜1×1019atms/cm3、好ましくは1×1018atms/cm3)に調整したピエゾ抵抗素子231を形成することができる。
(3)下層配線拡散用マスク及び下層配線の形成(図4(B)参照)
次に、ピエゾ抵抗素子拡散用マスクをエッチング等により除去した後、上述のピエゾ抵抗素子拡散用マスクの形成と同様に、シリコン膜310側に下層配線に対応する拡散用マスクのレジストパターンを形成する。そして、上述の熱拡散法によりシリコン膜310側に下層配線に対応する不純物を拡散させる。この結果、図4(B)に示すように、表面の不純物の拡散濃度を所定の拡散濃度(例えば、1×1019〜1×1021atms/cm3)に調整した下層配線251,253,254を形成することができる。
(4)絶縁層およびコンタクトホールの形成(図4(C)参照)
次に、シリコン膜310上に絶縁層270を形成する。例えば、シリコン膜310の表面を熱酸化あるいはプラズマCVD法などを用いて、絶縁層270としてSiO2層を形成する。絶縁層270上にレジストをマスクとしたRIEによって、図3に示したコンタクトホール240a,240b,242a,242b,261aを形成する。これらのコンタクトホール240a,240b,242a,242b,261aは、図2に示したピエゾ抵抗素子231、上層配線204,242、下層配線251,253のレイアウトに対応するものである。すなわち、この時点におけるコンタクトホールの形成は、予め加速度センサ内部の配線レイアウトが決定されていることを前提としている。なお、予め加速度センサ内部の配線レイアウトが決定されていない場合は、後述するように、加速度センサ200に接続される外部回路等が決定した時点で配線レイアウトを決定して、最後にコンタクトホールと上層配線を形成するようにしてもよい。
次に、主に図1の素子形成領域202内の可動部(錘接合部210、可撓部211〜214、錘部)と、可動部を支持するフレーム部215とを形成する製造工程について、図5(A)〜(D)を参照して説明する。図5(A)〜(D)は、図1に示したB−B線から見た断面部分の構成を、その製造工程順に示した図である。
(5)シリコン膜の加工(図1及び図5(A)参照)
シリコン膜310をシリコン酸化膜320の上面が露出するまでRIEなどによりエッチングを行い、図4(D)に示す開口216を形成して、図1に示すフレーム部215、錘接合部210、可撓部211〜214を画定する。なお、この工程の前に、上述の絶縁層およびコンタクトホールの形成(図4(C)参照)において、絶縁層270には、同時にコンタクトホール232a,234a,234b,236a,236b,238a,238b,241aが形成されている。
(6)シリコン基板の加工(図5(B)参照)
フレーム部331の内枠に沿った開口を有するマスクを用いて、シリコン基板330をエッチングしてギャップ360を形成する。ギャップ360は、錘部332が下方(ガラス基板側)へ変位するために必要な間隔である。例えば、5〜10μmである。ギャップ360の値は、センサのダイナミックレンジに応じて適宜設定することができる。
(7)シリコン基板の加工(図5(C)参照)
次に、フレーム部331、錘部332を画定するためのマスクをシリコン基板330の下面に形成する。このマスクを用いてシリコン基板330をシリコン酸化膜320の下面が露出するまでエッチングを行なう。エッチングにはDRIE(Deep Reactive Ion Etching)を用いるのが好ましい。
(7)不要なシリコン酸化膜の除去(図5(D)参照)
エッチングストッパとして用いた部分の不要なシリコン酸化膜をRIEあるいはウェットエッチングにより除去する。これにより、シリコン酸化膜320は、フレーム部215とフレーム部331、錘接合部210と錘部332の間に存在することとなる。
(8)上層配線及び接続パッドの形成(図2、図4(D)及び図5(D)参照)
次に、図1に示した第1下層配線群205A及び第2下層配線群205Bに対応する第1上層配線群204A及び第2上層配線群204Bと、接続パッド206を形成する。第1上層配線群204A及び第2上層配線204Bと、接続パッド206は、Al,Al−Si,Al−Ndなどの金属材料をスパッタ法などにより成膜し、それをパターニングすることで得られる。図4(D)では、下層配線251,253,254に対応する上層配線240,242と接続パッド261を形成した場合を示す。図5(D)では、ピエゾ抵抗素子232,234,236,238間を接続する第1上層配線群204Aを形成した場合を示す。なお、上層配線240及び第1上層配線群204Aとピエゾ抵抗素子231,232,234,236,238の間でオーミックコンタクトを形成するために、熱処理を施す。なお、上層配線240,242及び第1上層配線群204A上に保護膜としてシリコン窒化膜(Si)などの膜を設けてもよい。また、第2上層配線群204Bも同様に形成し、第2上層配線群204B上にも保護膜としてシリコン窒化膜(Si)などの膜を設けてもよい。保護膜を形成する場合は、接続パッド206上にも保護膜が形成されるが、この保護膜形成後に接続パッド206上の保護膜を開口して、接続パッド206と外部回路や外部ICと電気的に接続する接続点を形成するようにしてもよい。
(9)ガラス基板の接合(図5(D)参照)
次に、センサ本体300と支持基板370とを接合する。支持基板370の材料としてガラスを用いる場合には、Naイオンなどの可動イオンを含む、いわゆるパイレックス(登録商標)ガラスであって、SOI基板201との接合には陽極接合を用いる。なお、陽極接合時の静電引力により錘部332が支持基板370の上面にスティッキングするのを防ぐために、ガラス基板370の上面にスパッタ法によりCrなどのスティッキング防止膜(図示せず)を形成しておいてもよい。これによりセンサ本体300とガラス基板370が接合され、加速度センサ200が構成される。
以上のように、加速度センサ200を製造する際に、ピエゾ抵抗素子221〜224,231〜238と、複数の接続パッド206との間を接続する配線を、第1上層配線群204A、第2上層配線群204B、第1下層配線群205A及び第2下層配線群205Bとして形成した。また、第2上層配線群204Bは、第1下層配線群205A及び第2下層配線群205Bと垂直方向に交差するように形成した。さらに、第2上層配線群204Bと第1下層配線群205A及び第2下層配線群205Bとの間に形成する絶縁層270には、第2上層配線群204Bと第1下層配線群205A及び第2下層配線群205Bとの各交差部にコンタクトホールを形成した。そして、交差部のコンタンクトホールを選択することにより、ピエゾ抵抗素子と接続パッドとの間を電気的に相互に接続する配線パターンを任意に変更することを可能にした。以下に、配線パターンの具体例について説明する。
例えば、図2に示すように、コンタクトホール240a,240b,242a,242b,261aを選択することにより、ピエゾ抵抗素子231と接続パッド261との間を相互に電気的に接続する配線パターンは、上層配線240→下層配線251→上層配線242→下層配線253を経由する。また、図2に示すように、コンタクトホール241a,241b,244a,244b,262aを選択することにより、ピエゾ抵抗素子232と接続パッド262との間を相互に電気的に接続する配線パターンは、上層配線241→下層配線252→上層配線244→下層配線254を経由する。
また、例えば、図6に示すように、コンタクトホール240a,240b,242a,242c,265aを選択することにより、ピエゾ抵抗素子231と接続パッド265との間を相互に電気的に接続する配線パターンは、上層配線240→下層配線251→上層配線242→下層配線257を経由する。また、図6に示すように、コンタクトホール241a,241b,244a,244c,261aを選択することにより、ピエゾ抵抗素子232と接続パッド261との間を相互に電気的に接続する配線パターンは、上層配線241→下層配線252→上層配線244→下層配線253を経由する。
以上のように、本実施の形態に係る加速度センサ200は、コンタクトホールを選択するだけでピエゾ抵抗素子と接続パッドとの間を電気的に接続する配線パターンを任意に変更することが可能になる。このため、加速度センサ200に接続される外部回路や外部ICの接続端子の機能や配置に応じて、コンタクトホールを選択する位置を変更するだけでピエゾ抵抗素子と接続パッドとの間を電気的に相互に接続する配線パターンを変更することが可能になる。したがって、本実施の形態に係る加速度センサ200は、外部回路や外部ICに設けられた接続端子の機能や配置に応じてセンサ内部の配線パターンの設計や製造工程を変更せずに、配線パターンを容易に変更可能である。その結果、センサ内部の配線パターンを変更する際の設計側及び製造側の負担を大幅に軽減することができ、製造コストの上昇を抑制することが可能になる。
(製造工程の変更例)
上記実施の形態では、図4(C)で説明したように絶縁層の形成後にコンタクトホールを形成する場合を示したが、コンタクトホールは、センサデバイスの製造工程の後半、例えば、図5(C)において説明した不要なシリコン酸化膜を除去した後に形成するようにしてもよい。この例について図7(A)〜(D)を参照して説明する。図7(A)及び(C)は図2のA−A線に対応する断面図であり、(A)は絶縁層270の形成工程を示す図、(C)はコンタクトホール及び上層配線の形成工程を示す図である。図7(B)及び(D)は図1のB−B線に対応する断面図であり、(B)は絶縁層270の形成工程を示す図、(D)はコンタクトホール及び上層配線の形成工程を示す図である。
(1)絶縁層の形成(図7(A)、(B)参照)
上述の図4(C)及び図5(A)で説明した工程と同様に、シリコン膜310の表面を熱酸化あるいはプラズマCVD法などを用いて、絶縁層270としてSiO2層を形成する。この場合、コンタクトホールは形成しない。
(2)コンタクトホール及び上層配線の形成(図7(C)、(D)参照)
上述の図5(D)で説明したガラス基板を接合する前に、絶縁層270上にコンタクトホールを形成し、続いて上層配線を形成する。上述の図4(C)及び図5(A)で説明した工程と同様に、絶縁層270上にレジストをマスクとしたRIEによって、図3に示したコンタクトホール240a,240b,242a,242b,261aを形成する。これらのコンタクトホール240a,240b,242a,242b,261aは、図2に示したピエゾ抵抗素子231、上層配線204,242、下層配線251,253のレイアウトに対応するものである。また、同時に絶縁層270上にレジストをマスクとしたRIEによって、コンタクトホール232a,234a,234b,236a,236b,238a,238b,241aを形成する。続いて、上述の図4(D)及び図5(D)で説明した工程と同様に、第1上層配線群204A及び第2上層配線群204Bを、Al,Al−Si,Al−Ndなどの金属材料をスパッタ法などにより成膜し、それをパターニングする。図7(C)では、下層配線251,253,254に対応する上層配線240,242を形成した場合を示す。図7(D)では、ピエゾ抵抗素子232,234,236,238間を接続する第1上層配線群204Aを形成した場合を示す。なお、上層配線240及び第1上層配線群204Aとピエゾ抵抗素子231,232,234,236,238の間でオーミックコンタクトを形成するために、熱処理を施す。なお、上層配線240,242及び第1上層配線群204A上に保護膜としてシリコン窒化膜(Si)などの膜を設けてもよい。また、第2上層配線群204Bも同様に形成し、第2上層配線群204B上にも保護膜としてシリコン窒化膜(Si)などの膜を設けてもよい。
以上のように、コンタクトホール及び上層配線を形成する工程を変更することにより、加速度センサ200に接続される外部回路等が決定した時点で配線レイアウトを決定して、最後にコンタクトホールと上層配線を形成することが可能になる。この場合もコンタクトホールを形成する位置を配線レイアウトに応じて変更するだけでよく、センサ内部の配線パターンを変更する設計側及び製造側の負担を大幅に軽減することができ、製造コストの上昇を抑制することが可能になる。
(接続パッドレイアウトの変更例)
上記実施の形態では、図1に示したように複数の接続パッド206を基板201の右辺部に配置する例を示したが、この配置に限定するものではなく、例えば、図8に示すように、基板201の上辺部と右辺部に配置するようにしてもよい。なお、図8に示す加速度センサ200では、図1に示した加速度センサ200と同一の構成部分に同一符号を付している。
図8に示す加速度センサ200では、基板201の上辺部に複数の接続パッド206を形成し、これら接続パッド206とピエゾ抵抗素子221,222,235,237とを電気的に相互に接続するようにしたことが、図1に示した加速度センサ200の構成と異なる部分である。
上辺部に形成した接続パッド206とピエゾ抵抗素子221,222,235,237との間を接続する配線は、第1上層配線群204A、第1下層配線群205A、第3上層配線群204C、及び第2下層配線群205Bである。第3上層配線群204Cは、新たに形成した上層配線群である。第3上層配線群204Cは、第1下層配線群205Aと第2下層配線群205Bと垂直方向で交差するように形成されている。第3上層配線群204Cと、第1下層配線群205A及び第2下層配線群205Bとの間に形成される絶縁層270(図示せず)には、第3上層配線群204Cと第1下層配線群205A及び第2下層配線群205Bとが交差する各交差部にコンタクトホール(図示せず)が形成されている。
以上の構成により、図8に示す加速度センサ200では、交差部のコンタンクトホールを選択することにより、ピエゾ抵抗素子221,222,235,237と上辺部の複数の接続パッド206との間を相互に電気的に接続する配線パターンを任意に変更することが可能である。
したがって、図8に示す加速度センサ200では、基板201の右辺部と上辺部に形成した複数の接続パッド206とピエゾ抵抗素子221〜224,231〜238との間を相互に電気的に接続する配線パターンの変更を、コンタクトホールを選択する位置を変更するだけで可能である。このため、この加速度センサ200に接続される外部回路や外部ICの接続端子の機能や配置に応じて、コンタクトホールを選択する位置を変更するだけでピエゾ抵抗素子と接続パッドとの間を電気的に接続する配線パターンを変更することが可能になる。その結果、図8の加速度センサ200は、外部回路や外部ICに設けられた接続端子の機能や配置に応じてセンサ内部の配線パターンの設計や製造工程を変更せずに、配線パターンを容易に変更可能である。その結果、センサ内部の配線パターンを変更する際の設計側及び製造側の負担を大幅に軽減することができ、製造コストの上昇を抑制することが可能になる。
なお、上記下層配線群、上層配線群及びコンタクトホールの構成は、図1及び図8に示した接続パッド206の配置例だけに適用するものではなく、その他の接続パッドの配置例にも適用可能である。例えば、基板201の左右辺部及び上下辺部の4辺部に複数の接続パッドを配置した場合にも上記下層配線群、上層配線群及びコンタクトホールの構成は適用可能である。また、接続パッド206は、ピエゾ抵抗素子221〜224,231〜238が有する接続端子数よりも多く形成してもよい。
(絶縁層、下層配線及び上層配線の変更例)
上記実施の形態では、図4(D)及び図5(D)に示したように、一層構造の絶縁層270にコンタクトホールを形成し、この絶縁層270の上層に上層配線204A,204B等を形成する場合を示したが、この構造に限定するものではなく、例えば、図9に示すような構造にしてもよい。図9は、絶縁層、下層配線及び上層配線の構造変更例の断面を示す図である。
図9において、シリコン層401(基板201に相当)には、ピエゾ抵抗素子401が形成され、その上層に絶縁層403が形成される。この絶縁層403のピエゾ抵抗素子401と電気的に接続する部分にはコンタ・BR>Nトホール403aが形成される。次いで、絶縁層403の上層には、コンタクトホール403aと後述する上層配線層406との間を電気的に接続する下層配線層405が形成される。次いで、下層配線層405の上層には、絶縁層404が形成される。この絶縁層404の上層配線層406と電気的に接続する部分にはコンタクトホール404aが形成される。次いで、絶縁層404の上層には、外部と接続するための上層配線層406(接続パッド206に相当)が形成される。
上記のような構造を図1及び図8に示した加速度センサ200に適用しても良い。以上のように、絶縁層、下層配線及び上層配線の構造を変更した場合でも、ピエゾ抵抗素子と上層配線層との間を電気的に接続する際に、コンタクトホールを選択することにより、その配線経路を任意に変更することが可能になる。
このため、この加速度センサ200に接続される外部回路や外部ICの接続端子の機能や配置に応じて、コンタクトホールを選択する位置を変更するだけでピエゾ抵抗素子と接続パッドとの間を電気的に接続する配線パターンを変更することが可能になる。その結果、加速度センサ200では、外部回路や外部ICに設けられた接続端子の機能や配置に応じてセンサ内部の配線パターンの設計や製造工程を変更せずに、配線パターンを容易に変更可能である。その結果、センサ内部の配線パターンを変更する際の設計側及び製造側の負担を大幅に軽減することができ、製造コストの上昇を抑制することが可能になる。
200…加速度センサ、201…基板(SOI基板)、202…素子形成領域、221〜224,231〜238…ピエゾ抵抗素子、206,261〜265…接続パッド、204A…第1上層配線群、204B…第2上層配線群、204B…第3上層配線群、205A…第1下層配線群、205B…第2下層配線群、240〜244…上層配線、240a〜242a,240b〜242b,244a,244b,261a〜265a…コンタクトホール、251〜257…下層配線。

Claims (12)

  1. 素子配置領域を有する基板と、
    前記素子配置領域に配置された複数のピエゾ素子と、
    前記素子配置領域を除く前記基板上に配置された複数の接続パッドと、
    前記基板上に配置され前記複数のピエゾ素子と電気的に接続された複数の第1配線と、
    前記基板上に前記複数の第1配線より下層に配置され前記複数の第1配線と電気的に接続された複数の第1拡散配線と、
    前記基板上に前記複数の第1拡散配線と同層に配置され前記複数の接続パッドと電気的に接続された複数の第2拡散配線と、
    前記第1配線、前記第1拡散配線及び前記第2拡散配線が配置された層と異なる層に前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と交差するように配置された複数の第2配線と、
    前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線との間に配置され、前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線とが交差する位置に複数の貫通孔が配置された絶縁層と、を備えることを特徴とするセンサデバイス。
  2. 前記複数の第2配線は、第2配線毎に前記複数の第1拡散配線の各一端部及び前記複数の第2拡散配線の各一端部と交差する複数の交差部を有し、
    前記絶縁層は、前記複数の交差部に前記貫通孔を配置し、
    前記複数の貫通孔を選択して前記複数の第1拡散配線と前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線とを電気的に相互に接続する位置を変更し、前記複数のピエゾ素子と前記複数の接続パッドとの間を電気的に相互に接続する配線パターンを変更することを特徴とする請求項1記載のセンサデバイス。
  3. 前記複数の第2配線は、第2配線毎に前記複数の第1拡散配線の各一端部及び前記複数の第2拡散配線の各一端部と異なる位置で交差する複数の交差部を有し、
    前記絶縁層の複数の貫通孔は、前記第2配線毎に異なる位置の前記交差部に配置されたことを特徴とする請求項2記載のセンサデバイス。
  4. 前記複数の接続パッドは、前記素子配置領域を除く前記基板上の複数の領域に配置され、
    前記複数の第2拡散配線は、前記複数の領域に配置された前記複数の接続パッドと電気的に接続され、
    前記複数の第2配線は、前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と交差するように配置されたことを特徴とする請求項1記載のセンサデバイス。
  5. 前記複数の接続パッドは、前記素子配置領域を除く前記基板上の周辺領域全体に配置され、
    前記複数の第2拡散配線は、前記周辺領域全体に配置された前記複数の接続パッドと電気的に接続され、
    前記複数の第2配線は、前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と交差するように配置されたことを特徴とする請求項1記載のセンサデバイス。
  6. 前記複数の接続パッドは、前記複数のピエゾ素子が有する接続端子数よりも多く配置されたことを特徴とする請求項1又は5記載のセンサデバイス。
  7. 複数のピエゾ素子を配置する素子配置領域と、前記素子配置領域を除く領域に配置された複数の接続パッドと、を有する基板を備えるセンサデバイスの製造方法であって、
    前記基板上に前記複数のピエゾ素子と電気的に接続する複数の第1配線を形成し、
    前記基板上に前記複数の第1配線より下層に前記複数の第1配線と電気的に接続する複数の第1拡散配線を形成し、
    前記基板上に前記複数の第1拡散配線と同層に前記複数の接続パッドと電気的に接続する複数の第2拡散配線を形成し、
    前記第1拡散配線及び前記第2拡散配線が形成された層と異なる層に前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と交差するように複数の第2配線を形成し、
    前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線との間に絶縁層を形成し、
    前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線とが交差する位置に対応して前記絶縁層に複数の貫通孔を形成し、
    前記複数の貫通孔を選択して前記複数の第1拡散配線と前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線とを電気的に相互に接続する位置を変更し、前記複数のピエゾ素子と前記複数の接続パッドとの間を電気的に相互に接続する配線パターンを変更することを特徴とするセンサデバイスの製造方法。
  8. 前記複数の第2配線は、第2配線毎に前記複数の第1拡散配線の各一端部及び前記複数の第2拡散配線の各一端部と交差する複数の交差部を有するように形成し、
    前記複数の交差部に対応する位置の前記絶縁層に前記複数の貫通孔を形成し、
    前記複数の貫通孔を選択して前記複数の第1拡散配線と前記複数の第2拡散配線と前記複数の第2配線とを電気的に相互に接続する位置を変更し、前記複数のピエゾ素子と前記複数の接続パッドとの間を電気的に相互に接続する配線パターンを変更することを特徴とする請求項7記載のセンサデバイスの製造方法。
  9. 前記複数の第2配線は、第2配線毎に前記複数の第1拡散配線の各一端部及び前記複数の第2拡散配線の各一端部と異なる位置で交差する複数の交差部を有するように形成し、
    前記異なる位置で交差する複数の交差部に対応する位置の前記絶縁層に前記複数の貫通孔を形成したことを特徴とする請求項7記載のセンサデバイスの製造方法。
  10. 前記素子配置領域を除く前記基板上の複数の領域に前記複数の接続パッドを形成し、
    前記複数の領域に形成された前記複数の接続パッドと電気的に接続するように前記複数の第2拡散配線を形成し、
    前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と交差するように前記複数の第2配線を形成したことを特徴とする請求項7記載のセンサデバイスの製造方法。
  11. 前記素子配置領域を除く前記基板上の周辺領域全体に前記複数の接続パッドを形成し、
    前記周辺領域全体に形成された前記複数の接続パッドと電気的に接続するように前記複数の第2拡散配線を形成し、
    前記複数の第1拡散配線及び前記複数の第2拡散配線と交差するように前記複数の第2配線を形成したことを特徴とする請求項7記載のセンサデバイスの製造方法。
  12. 前記複数のピエゾ素子が有する接続端子数よりも多く前記複数の接続パッドを形成したことを特徴とする請求項7又は11記載のセンサデバイスの製造方法。
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