JP2011066403A - サブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層及びその製造方法 - Google Patents

サブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電力損失を殆ど増大させずに、高価なAgの使用量を減らすことにより原料コストを低減するとともに、光電変換効率を低下させない。
【解決手段】サブストレート型薄膜太陽電池10は、フィルム基板13の上面に、反射電極層14、第1透明導電層11、光電変換層16及び第2透明導電層12をこの順に積層して構成される。反射電極層14は、フィルム基板13の上面に積層されCu又はCu合金により形成された導電性ベース膜14aと、この導電性ベース膜14aの上面に積層されAgを含む導電性反射膜14bとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サブストレート型薄膜太陽電池の導電性ベース膜と導電性反射膜の2層により構成される反射電極層とその製造方法に関するものである。
現在、環境保護の立場から、クリーンなエネルギーの研究開発が進められている。中でも太陽電池は、その資源である太陽光が無限であること、無公害であることなどから注目を集めている。従来、太陽電池による太陽光発電には、単結晶シリコンや多結晶シリコンのバルク状結晶を製造し、これをスライス加工して厚い板状の半導体として使用するバルク太陽電池が用いられてきた。しかし、バルク太陽電池に使用する上記シリコン結晶は、結晶の成長に多くのエネルギーと時間とを要し、かつ、続く製造工程においても複雑な工程が必要となるため量産効率が上がり難く、低価格の太陽電池を提供することが困難であった。
一方、厚さが数μm以下のアモルファスシリコンなどの半導体を用いた薄膜半導体太陽電池(以下、薄膜太陽電池という。)は、ガラスやステンレススチールなどの安価な基板上に、光電変換層である半導体層を必要なだけ形成すればよい。従って、この薄膜太陽電池は、薄型で軽量、製造コストの安さ、大面積化が容易であることなどから、今後の太陽電池の主流になると考えられている。
薄膜太陽電池は、その構造によってスーパーストレート型やサブストレート型がある。サブストレート型薄膜太陽電池として、背面電極層が裏面に形成されたフィルム基板上に、反射電極層(裏面電極層)、第1透明導電層(反射防止層)、光電変換層及び第2透明導電層(透明電極層)をこの順で積層され、フィルム基板とは反対側の第2透明導電層側から光が入射されるものが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この太陽電池では、背面電極層及び反射電極層がAg/Al積層構造に形成され、フィルム基板がポリイミドやポリエチレンなどにより形成される。また第1透明導電層がZnOにより形成され、光電変換層がアモルファスシリコンからなるpin構造に形成される。更に第2透明導電層がITOにより形成される。
一方、75質量%以上の銀ナノ粒子を含有する金属ナノ粒子が分散媒に分散した電極形成用組成物中に、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンの共重合体、ポリビニルアルコール及びセルロースエーテルからなる群より選ばれた1種又は2種以上の有機高分子を含み、この組成物を基板上に湿式塗工法で塗工して成膜した後に、この基板を焼成することにより、基板上に反射電極層(裏面電極)を積層したサブストレート型構造を有する太陽電池が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。このように構成された太陽電池では、上記組成物を用いてサブストレート型太陽電池の反射電極層(裏面電極)を形成すると、金属ナノ粒子間の焼結による粒成長の抑制効果を与えるので、良好なテクスチャ構造を有する電極を形成できるようになっている。
特開2007−311651号公報(段落[0014]、図1) 特開2008−226816号公報(請求項1、6、12及び20、段落[0044])
しかし、上記従来の特許文献1に示された太陽電池では、反射電極層のAl膜の比抵抗(Alの比抵抗:2.66×10-6Ω・cm)がAg膜の比抵抗(Agの比抵抗:1.59×10-6Ω・cm)と比べて1.67倍も大きいため、反射電極層をAg膜のみで形成した場合より、光電変換素子で発生した電力の損失が増大してしまう不具合があった。また、上記従来の特許文献2に示された太陽電池では、反射電極層を高価なAgのみで形成しているため、太陽電池の原料コストを押上げる問題点があった。
本発明の目的は、電力損失を殆ど増大させずに、高価なAgの使用量を減らすことにより原料コストを低減できるとともに、光電変換効率を低下させない、サブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、フィルム基板の上面に、反射電極層、第1透明導電層、光電変換層及び第2透明導電層がこの順に積層されたサブストレート型薄膜太陽電池において、反射電極層が、フィルム基板の上面に積層されCu又はCu合金により形成された導電性ベース膜と、この導電性ベース膜の上面に積層されAgを含む導電性反射膜とを有することを特徴とするサブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層である。
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に導電性反射膜が、銀ナノ粒子を含む導電性反射膜用組成物を湿式塗工法を用いて塗布することにより形成されたことを特徴とする。
本発明の第3の観点は、第1又は第2の観点に基づく発明であって、更に導電性ベース膜の厚さが150〜450nmの範囲内に形成され、導電性反射膜の厚さが50〜350nmの範囲内に形成されたことを特徴とする。
本発明の第4の観点は、フィルム基板の上面に、反射電極層、第1透明導電層、光電変換層及び第2透明導電層をこの順に積層するサブストレート型薄膜太陽電池の製造方法において、反射電極層を、フィルム基板の上面にCu又はCu合金を含む導電性ベース膜を積層した後に、この導電性ベース膜の上面にAgを含む導電性反射膜を積層することにより、形成したことを特徴とするサブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層の製造方法である。
本発明の第5の観点は、第4の観点に基づく発明であって、更に銀ナノ粒子を含む導電性反射膜用組成物を湿式塗工法を用いてフィルム基板の導電性ベース膜上に塗布した後に、100〜220℃で加熱硬化することにより導電性反射膜を形成したことを特徴とする。
本発明の第6の観点は、第4又は第5の観点に基づく発明であって、更に導電性ベース膜の厚さを150〜450nmの範囲内に形成し、導電性反射膜の厚さを50〜350nmの範囲内に形成したことを特徴とする。
本発明の第1の観点の反射電極層又は本発明の第4の観点の製造方法では、比較的廉価なCu又はCu合金により導電性ベース膜を形成し、比較的高価なAgを含む金属により導電性反射膜を形成したので、Agのみで形成した従来の反射電極層と比べて、高価なAgの使用量を減らすことができる。この結果、太陽電池の原料コストを低減することができる。また従来の太陽電池では、反射電極層のAl膜の比抵抗がAg膜の比抵抗より1.67倍も大きいため、太陽電池の電力損失が増大してしまうのに対し、本発明では、反射電極層の導電性ベース膜として比抵抗がAgの比抵抗(Agの比抵抗:1.59Ω・cm)より1.05倍と僅かに大きいCu又はCu合金(Cuの比抵抗:1.67Ω・cm)を用いるため、Agにより形成された導電性反射膜のみで反射電極層を構成した場合と比べて、太陽電池の電力損失を殆ど増大させずに済む。
本発明の第2の観点の反射電極層又は本発明の第5の観点の製造方法では、導電性反射膜が銀ナノ粒子を含む導電性反射膜用組成物を湿式塗工法を用いて塗布することにより形成されるので、導電性反射膜の上面に凹凸を自由に形成できる。この結果、上面に良好なテクスチャ構造(微細なピラミッド状の凹凸構造)を有する導電性反射膜を形成することができるとともに、テクスチャ構造の平均表面粗さを制御することができる。
本発明の第5の観点の製造方法では、導電性反射膜用組成物を比較的低温の100〜220℃で加熱しても、銀ナノ粒子同士がバルク化し、銀ナノ粒子と導電性ベース膜(Cu又はCu合金)との界面でCuがAgに原子レベルで拡散する原子拡散が起こって接合するので、銀ナノ粒子と導電性ベース膜(Cu又はCu合金)とが単なる接触ではなく焼結した状態になる。この結果、導電性ベース膜と導電性反射膜からなる反射電極層は極めて低抵抗となる。
本発明実施形態の反射電極層を含むサブストレート型薄膜太陽電池を模式的に表した断面構成図である。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、サブストレート型薄膜太陽電池10は、フィルム基板13と、このフィルム基板13上に積層された反射電極層14と、この反射電極層14上に第1透明導電層11と、この第1透明導電層11上に積層された光電変換層16と、この光電変換層16上に積層された第2透明導電層12とを備える。フィルム基板13にはこの基板の両面に貫通するスルーホール13aが形成され、フィルム基板13の下面には集電極層17が積層される。またスルーホール13aに導電性を有する通電部材18が充填され、この通電部材18により集電極層17が導電性ベース膜14aに電気的に接続される。
フィルム基板13は、ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、エポキシ樹脂等の電気絶縁性を有する樹脂により形成される。反射電極層14は、フィルム基板13の上面に積層されCu又はCu合金により形成された導電性ベース膜14aと、この導電性ベース膜14aの上面に積層されAgを含む導電性反射膜14bとを有する。導電性ベース膜14aをCu合金により形成した場合、このCu合金の具体例としては、Cu−Mg合金、Cu−Zn合金、Cu−Mn合金等が挙げられる。
導電性反射膜14bは、銀ナノ粒子を含む導電性反射膜用組成物を湿式塗工法を用いて塗布することにより形成される。銀ナノ粒子の平均粒径は1nm以上100nm未満である。銀ナノ粒子の平均粒径を上記範囲としたのは、1nm未満では、強固な凝集等が起こり易く不安定な材料となり、100nm以上になると、100〜150℃付近の低温で焼成した場合、銀ナノ粒子の低温での焼結が不十分となり本発明の効果が得られ難いからである。このうち、銀ナノ粒子の平均粒径は5〜90nmが好ましい。なお、銀ナノ粒子の平均粒径とは、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所製 LA−950)にて測定し、粒子径基準を個数として演算した50%平均粒子径(D50)をいう。このレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置による個数基準平均粒径の値は、走査型電子顕微鏡(日立ハイテクノロジーズ製:S−4300SE及びS−900)により観察した画像において、任意の50個の粒子について粒径を実測したときのその平均粒径とほぼ一致する。
導電性反射膜14bを湿式塗工法により塗布するための導電性反射膜用組成物は、上記銀ナノ粒子と、熱硬化性樹脂組成物、硬化剤及び溶剤を含む有機系ビヒクルとを含有する。熱硬化性樹脂組成物としては、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビフェニル型、ビフェニル混合型、クレゾールノボラック型、ナフタレン型、ジシクロペンタジエン型等のエポキシ樹脂組成物が挙げられる。このうち、ビフェニル型又はビフェニル混合型のエポキシ樹脂が特に好ましい。ビフェニル型エポキシ樹脂には、例えば、ビフェノールグリシジルエーテル型エポキシ樹脂(日本化薬社製:NC−3000、NC−3000L、ジャパンエポキシレジン社製:YX4000、YL6640等)が挙げられる。またビフェニル混合型には、o−クレゾールノボラックのポリグリシジルエーテルとビフェノールグリシジルエーテルとを混合したエポキシ樹脂(日本化薬社製:CER−1020等)が挙げられる。また上記エポキシ樹脂組成物の中でも、特に、室温では、固体で存在し、かつ150℃における溶融粘度が0.1Pa・s以下であるという性質を有するものが特に好ましい。その理由は、硬化剤との反応を瞬時に進めることができ、また、高い密着性を発現させ、比抵抗を低下させるのに好適だからである。一方、150℃における溶融粘度が0.1Pa・sを越えると、硬化反応が瞬時に進まず、密着不良等の不具合が生じ易いため好ましくない。ここで示した溶融粘度の値は、例えば、コーン及びプレート型のICI粘度計(Research Equipment London社製)を用いて測定された値である。
硬化剤としては、一般的に用いられるイミダゾール類、第3級アミン類又はフッ化ホウ素を含むルイス酸、或いはその化合物が好適である。イミダゾール類には、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール又は2−フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加物等が挙げられる。第3級アミン類には、ピペリジン、ベンジルジアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、イソフォロンジアミン又はジアミノジフェニルメタン等が挙げられる。フッ化ホウ素を含むルイス酸には、フッ化ホウ素モノエチルアミン等のフッ化ホウ素のアミン錯体が挙げられる。またジシアンジアミド(DICY)のような潜在性の高い硬化剤を用い、その促進剤として上記硬化剤を組合せてもよい。このうち、密着性向上の理由から、イミダゾール類の2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール又は2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾールが特に好ましい。
溶剤としては、ジオキサン、ヘキサン、トルエン、メチルセロソルブ、シクロヘキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジアセトンアルコール、ジメチルアセトアミド、γ−ブチロラクトン、ブチルカルビトール、ブチルカルビトールアセテート、エチルカルビトール、エチルカルビトールアセテート、ブチルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブ、α−テルピネオール等が挙げられる。このうち、エチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、α−テルピネオールが特に好ましい。
導電性ベース膜14aの厚さは150〜450nm、好ましくは150〜300nmの範囲内に形成され、導電性反射膜14bの厚さは50〜350nm、好ましくは100〜200nmの範囲内に形成される。ここで、導電性ベース膜14aの厚さを150〜450nmの範囲に限定したのは、150nm未満では十分な導電率が得られず、450nmを越えると必要以上の材料使用によりコストが増加してしまうからである。また導電性反射膜14bの厚さを50〜350nmの範囲に限定したのは、50nm未満では反射率が低下してしまい、350nmを越えると必要以上の材料使用によりコストが増加してしまうからである。
第1透明導電層11を形成する透明導電層用組成物は、導電性酸化物微粒子を含み、この導電性酸化物微粒子が分散媒に分散した組成物である。透明導電層用組成物に含まれる導電性酸化物微粒子としては、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)、ATO(Antimony Tin Oxide:アンチモンドープ酸化錫)の酸化錫粉末やAl、Co、Fe、In、Sn及びTiからなる群より選ばれた1種又は2種以上の金属を含有する酸化亜鉛粉末などが好ましく、このうち、ITO、ATO、AZO(Aluminum Zinc Oxide:アルミドープ酸化亜鉛)、IZO(Indium Zinc Oxide:インジウムドープ酸化亜鉛)、TZO(Tin Zinc Oxide:スズドープ酸化亜鉛)が特に好ましい。また、透明導電層用組成物に含まれる固形分中に占める導電性酸化物微粒子の含有割合は、50〜90質量%の範囲内であることが好ましい。導電性酸化物微粒子の含有割合を上記範囲内としたのは、下限値未満では導電性が低下するため好ましくなく、上限値を越えると密着性が低下するため好ましくないからである。このうち、70〜90質量%の範囲内であることが特に好ましい。また、導電性酸化物微粒子の平均粒径は、分散媒中で安定性を保つため、10〜100nmの範囲内であることが好ましく、このうち、20〜60nmの範囲内であることが特に好ましい。
透明導電層用組成物は、加熱により硬化するポリマー型バインダ又はノンポリマー型バインダのいずれか一方又は双方を含む組成物である。ポリマー型バインダとしては、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル、アルキッド樹脂、ポリウレタン、アクリルウレタン、ポリスチレン、ポリアセタール、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、セルロース及びシロキサンポリマなどが挙げられる。またポリマー型バインダには、アルミニウム、シリコン、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銀、銅、亜鉛、モリブデン又は錫の金属石鹸、金属錯体或いは金属アルコキシドの加水分解体が含まれることが好ましい。ノンポリマー型バインダとしては、金属石鹸、金属錯体、金属アルコキシド、ハロシラン類、2−アルコキシエタノール、β−ジケトン及びアルキルアセテートなどが挙げられる。また金属石鹸、金属錯体又は金属アルコキシドに含まれる金属は、アルミニウム、シリコン、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銀、銅、亜鉛、モリブデン、錫、インジウム又はアンチモンである。これらポリマー型バインダ、ノンポリマー型バインダが、加熱により硬化することで、低温での低いヘイズ率及び体積抵抗率の透明導電膜の形成を可能とする。これらバインダの含有割合は、透明導電層用組成物中の固形分に占める割合として5〜50質量%の範囲内が好ましく、10〜30質量%の範囲内が特に好ましい。
光電変換層16としては、結晶系の単結晶型又は多結晶型、アモルファス型、化合物型、或いは単結晶型若しくは多結晶型とアモルファス型とを組合せたハイブリッド型等が挙げられる。例えば、光電変換層16がアモルファス型である場合、フィルム基板側から順にn型a−Si(非晶質シリコン)、i型a−Si(非晶質シリコン)及びp型a−Si(非晶質シリコン)が積層されたn−i−p型の非晶質シリコン層である。
第2透明導電層12の形成に用いられる透明導電層用組成物は、第1透明導電層11の形成に用いられる透明導電層用組成物と同様に、導電性酸化物微粒子を含み、この導電性酸化物微粒子が分散媒に分散した組成物である。なお、第2透明導電層12の上面は、光閉じ込め効果を得るために、凹凸12aを有するテクスチャ構造(微細なピラミッド状の凹凸構造)に形成される。
このように構成されたサブストレート型薄膜太陽電池10の製造方法を説明する。先ずフィルム基板13の下面にめっき法、スパッタ法、真空蒸着法等によりCu又はCu合金製の集電極層17を積層する。このときフィルム基板13のスルーホール13aにもCu又はCu合金製の通電部材18が充填される。次いでフィルム基板13の上面にめっき法、スパッタ法、真空蒸着法等によりCu又はCu合金製の導電性ベース膜14aを積層する。次に導電性ベース膜14aの上面に導電性反射膜用組成物を湿式塗工法により塗布する。
導電性反射膜用組成物は、例えば、以下のような方法で調製される。先ず、好ましくは温度20〜30℃、更に好ましくは25℃の条件で、上記溶剤100質量部に対し、上記熱硬化性樹脂組成物を好ましくは10〜50質量部、更に好ましくは20〜40質量部を混合し、次いで上記硬化剤を適量混合して有機系ビヒクルを調製する。次いで、上記調製された有機系ビヒクルと銀ナノ粒子とを、例えば3本ロールミル等の混練機を用いて混練し、ペースト化することにより導電性反射膜用組成物が調製される。このとき、調製される導電性反射膜用組成物に適性な粘度、及び必要な流動性を持たせるために、有機系ビヒクルを5〜30質量%、銀ナノ粒子を70〜95質量%の割合で混合するのが好ましい。有機系ビヒクルが下限値の5質量%未満、即ち銀ナノ粒子が95質量%を越えると、導電性反射膜用組成物としての適性な流動性が得られ難く、一方、有機系ビヒクルが上限値の30質量%を越える、即ち銀ナノ粒子が70質量%未満になると、銀ナノ粒子が不足し、良好な導電性が得られ難くなるからである。このうち、有機系ビヒクルを8〜20質量%、銀ナノ粒子を80〜92質量%の割合で混合するのが特に好ましい。
また導電性反射膜用組成物中の熱硬化性樹脂組成物と銀ナノ粒子の含有割合は、導電性の高い導電性反射膜を形成するのに好適であるという理由から、質量比で(5:95)〜(25:75)であることが好ましい。このうち、更に好ましくは、(5:95)〜(17:83)である。この導電性反射膜用組成物は、30〜200Pa・sの適正な粘度を有する。これによりスクリーン印刷法を用いて基板等に塗布する場合、形状の乱れやかすれを生じることなく、微細なパターンの印刷ができる。またフィルム基板13上に塗布又は印刷した後、好ましくは100〜220℃、更に好ましくは150〜200℃の温度で硬化する性質を有する。100℃未満では、硬化が不十分となる。またアモルファス型の太陽電池や、単結晶型若しくは多結晶型とアモルファス型とを組合せたハイブリッド型の太陽電池では、220℃を越えると、温度で焼成した場合、太陽電池の性能に支障を来す。具体的には次の通りである。アモルファスシリコン層の上面には、ダングリングボンド、即ち結合に関与しない電子で占められた結合手(原子における未結合手)が多く存在するため、これらのダングリングボンドは水素で終端されており、アモルファスシリコン層の上面にはSi−H結合が多く存在する。しかし、これらのSi−H結合は220℃を越える温度になると切れてしまうため、光電変換層16で太陽光が電子に変換されても、その切れた部分でこれらの電子が捕捉されて、太陽電池として機能しなくなる。導電性反射膜用組成物を上記のように比較的低温の100〜220℃で加熱すると、銀ナノ粒子同士がバルク化し、銀ナノ粒子と導電性ベース膜14a(Cu又はCu合金)との界面でCuがAgに原子レベルで拡散する原子拡散が起こって接合するので、銀ナノ粒子と導電性ベース膜14aとが単なる接触ではなく焼結した状態になる。この結果、導電性ベース膜14a及び導電性反射膜14bからなる反射電極層14は極めて低抵抗となる。
なお、導電性反射膜14bが銀ナノ粒子を含む導電性反射膜用組成物を湿式塗工法を用いて塗布することにより形成されるので、導電性反射膜14bの上面に凹凸14cを自由に形成できる。この結果、上面に良好なテクスチャ構造(微細なピラミッド状の凹凸構造)を有する導電性反射膜14bを形成することができるとともに、テクスチャ構造の平均表面粗さを制御することができる。また、上記湿式塗工法は、スプレーコーティング法、ディスペンサコーティング法、スピンコーティング法、ナイフコーティング法、スリットコーティング法、インクジェットコーティング法、スクリーン印刷法又はオフセット印刷法のいずれかであることが特に好ましいが、これに限らず、あらゆる方法を利用できる。スプレーコーティング法は分散体を圧縮エアにより霧状にして基材に塗布したり、或いは分散体自体を加圧し霧状にして基材に塗布する方法であり、ディスペンサコーティング法は例えば分散体を注射器に入れこの注射器のピストンを押すことにより注射器先端の微細ノズルから分散体を吐出させて基材に塗布する方法である。スピンコーティング法は分散体を回転している基材上に滴下し、この滴下した分散体をその遠心力により基材周縁に拡げる方法であり、ナイフコーティング法はナイフの先端と所定の隙間をあけた基材を水平方向に移動可能に設け、このナイフより上流側の基材上に分散体を供給して基材を下流側に向って水平移動させる方法である。スリットコーティング法は分散体を狭いスリットから流出させて基材上に塗布する方法であり、インクジェットコーティング法は市販のインクジェットプリンタのインクカートリッジに分散体を充填し、基材上にインクジェット印刷する方法である。
次に導電性反射膜14bの上面に第1透明導電層11を積層する。この第1透明電極層11は特に限定されるものではないが、スパッタ法、真空蒸着法、熱CVD法、湿式塗工法などの従来から知られている方法で形成することができる。更に第1透明導電層11の上面には、太陽光等の光により発電する光電変換層16が積層され、この光電変換層16の上面には、第2透明導電層12が積層される。第2透明導電層12は特に限定されるものではないが、上記第1透明導電層11と同様に、スパッタ法、真空蒸着法、熱CVD法、湿式塗工法などの従来から知られている方法で形成することができる。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
有機系ビヒクルを構成する熱硬化性樹脂組成物としてエポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン社製:YX4000)を、硬化剤としてイミダゾール系硬化剤の2−エチル−4−メチルイミダゾールを、また溶剤としてブチルカルビトールアセテートを用意した。先ず、温度25℃の条件で、ブチルカルビトールアセテート100質量部に対し、エポキシ樹脂30質量部を混合し、更に上記混合物に2−エチル−4−メチルイミダゾールを適量添加して有機系ビヒクルを調製した。次に、得られた有機系ビヒクル10質量%と、平均粒径10nmの銀ナノ粒子90質量%とを3本ロールミルにて混練し、ペースト化することにより導電性反射膜用組成物を得た。
一方、縦、横及び厚さが100mm、100mm及び50μmのポリイミド樹脂製のフィルム基板を用意し、このフィルム基板に直径100μmのスルーホールを形成した。先ずフィルム基板の下面にスパッタ法によりAgからなる集電極層を形成した。このときスルーホールにもAgからなる通電部材が充填された。次にフィルム基板の上面にスパッタ法によりCuからなる導電性ベース膜を積層した。更にこの導電性ベース膜の上面に導電性反射膜用組成物をスクリーン印刷法により塗布した後に、フィルム基板を熱風循環炉に投入し、200℃の温度で30分間保持して導電性反射膜を焼成した。この積層体を実施例1とした。なお、焼成後の導電性ベース膜の厚さは150nmであり、導電性反射膜の厚さは200nmであった。
<実施例2>
焼成後の導電性ベース膜の厚さが200nmであり、導電性反射膜の厚さが150nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例2とした。
<実施例3>
焼成後の導電性ベース膜の厚さが250nmであり、導電性反射膜の厚さが100nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例3とした。
<実施例4>
焼成後の導電性ベース膜の厚さが300nmであり、導電性反射膜の厚さが50nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例4とした。
<実施例5>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、焼成後の導電性ベース膜の厚さが150nmであり、導電性反射膜の厚さが200nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例5とした。
<実施例6>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、焼成後の導電性ベース膜の厚さが200nmであり、導電性反射膜の厚さが150nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例6とした。
<実施例7>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、焼成後の導電性ベース膜の厚さが250nmであり、導電性反射膜の厚さが100nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例7とした。
<実施例8>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、焼成後の導電性ベース膜の厚さが300nmであり、導電性反射膜の厚さが50nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例8とした。
<実施例9>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、焼成後の導電性ベース膜の厚さが150nmであり、導電性反射膜の厚さが350nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例9とした。
<実施例10>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、焼成後の導電性ベース膜の厚さが300nmであり、導電性反射膜の厚さが200nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例10とした。
<実施例11>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、焼成後の導電性ベース膜の厚さが450nmであり、導電性反射膜の厚さが50nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を実施例11とした。
<比較例1>
集電極層及び通電部材をAgにより形成し、フィルム基板の上面に導電性ベース膜を形成せずに、導電性反射膜のみを形成したこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を比較例1とした。なお、導電性反射膜の厚さは350nmであった。
<比較例2>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、焼成後の導電性ベース膜の厚さが330nmであり、導電性反射膜の厚さが20nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を比較例2とした。
<比較例3>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、フィルム基板の上面に導電性反射膜を形成せずに、導電性ベース膜のみを形成したこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を比較例3とした。なお、導電性ベース膜の厚さは350nmであった。
<比較例4>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、焼成後の導電性ベース膜の厚さが480nmであり、導電性反射膜の厚さが20nmであったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を比較例4とした。
<比較例5>
集電極層及び通電部材をCuにより形成し、フィルム基板の上面に導電性ベース膜を形成せずに、導電性反射膜のみを形成したこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。この積層体を比較例5とした。なお、導電性反射膜の厚さは350nmであった。
<比較試験1及び評価>
実施例1〜11及び比較例1〜5の積層体における反射電極層の比抵抗(体積抵抗率)と裏面反射率をそれぞれ測定した。その結果を集電極層の材質と導電性ベース膜及び導電性反射膜の材質と導電性ベース膜及び導電性反射膜の厚さとともに表1に示す。また比抵抗は次のようにして測定した。先ず表面固有抵抗表面抵抗計(三菱化学社製:ローレスタ)を用いて、四端子四探針方式により表面抵抗値を測定し、レーザー顕微鏡(キーエンス社製:VK−9600)を用いて膜厚を測定した。次のこれらの値から電極の比抵抗(Ω・cm)を算出した。一方、反射電極層の裏面反射率は次のように求めた。紫外可視分光光度計と積分球の組合せにより、波長500nm及び1000nmの光を照射したときの拡散反射率を測定した。この拡散反射率を反射電極層の裏面反射率とした。なお、導電性ベース膜及び導電性反射膜の厚さはSEM(S800:日立製作所社製の走査型電子顕微鏡)を用いて断面観察により測定した。
Figure 2011066403
表1から明らかなように、導電性反射膜が無いか或いは20nmと薄い比較例2〜4では、波長500nmの光の照射時の裏面反射率が20〜42%低かったのに対し、導電性反射膜が50〜350nmと厚い実施例1〜11では、波長500nmの光の照射時の裏面反射率が87〜91%と高くなった。実施例1〜11の波長500nmの光の照射時における裏面反射率は、反射電極層をAgからなる導電性反射膜のみで形成した比較例1及び5と同等であった。
また導電性反射膜が無いか或いは20nmと薄い比較例2〜4では、波長1000nmの光の照射時の裏面反射率が84〜86%比較的低かったのに対し、導電性反射膜が50〜350nmと厚い実施例1〜11では、波長100nmの光の照射時の裏面反射率が90〜95%と比較的高くなった。実施例1〜11の波長1000nmの光の照射時における裏面反射率は、反射電極層をAgからなる導電性反射膜のみで形成した比較例1及び5と同等であった。
10 サブストレート型薄膜太陽電池
11 第1透明導電層
12 第2透明導電層
13 フィルム基板
14 反射電極層
14a 導電性ベース膜
14b 導電性反射膜
16 光電変換層

Claims (6)

  1. フィルム基板の上面に、反射電極層、第1透明導電層、光電変換層及び第2透明導電層がこの順に積層されたサブストレート型薄膜太陽電池において、
    前記反射電極層が、前記フィルム基板の上面に積層されCu又はCu合金により形成された導電性ベース膜と、この導電性ベース膜の上面に積層されAgを含む導電性反射膜とを有することを特徴とするサブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層。
  2. 導電性反射膜が、銀ナノ粒子を含む導電性反射膜用組成物を湿式塗工法を用いて塗布することにより形成された請求項1記載のサブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層。
  3. 導電性ベース膜の厚さが150〜450nmの範囲内に形成され、導電性反射膜の厚さが50〜350nmの範囲内に形成された請求項1又は2記載のサブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層。
  4. フィルム基板の上面に、反射電極層、第1透明導電層、光電変換層及び第2透明導電層をこの順に積層するサブストレート型薄膜太陽電池の製造方法において、
    前記反射電極層を、前記フィルム基板の上面にCu又はCu合金を含む導電性ベース膜を積層した後に、この導電性ベース膜の上面にAgを含む導電性反射膜を積層することにより、形成したことを特徴とするサブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層の製造方法。
  5. 銀ナノ粒子を含む導電性反射膜用組成物を湿式塗工法を用いてフィルム基板の導電性ベース膜上に塗布した後に、100〜220℃で加熱硬化することにより導電性反射膜を形成した請求項4記載のサブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層の製造方法。
  6. 導電性ベース膜の厚さを150〜450nmの範囲内に形成し、導電性反射膜の厚さを50〜350nmの範囲内に形成した請求項4又は5記載のサブストレート型薄膜太陽電池の反射電極層の製造方法。
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