JP2011066365A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板面垂直方向における微細化に対して有利な半導体記憶装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、基板と、前記基板上に設けられる上層配線BLと、前記基板上に設けられる下層配線WLと、前記上層配線と前記下層配線との交差位置に配置され、ダイオード34と記憶層33とを備えるメモリセルMCと、前記メモリセル間に設けられる層間絶縁膜30−2と、前記基板面垂直方向における前記上層配線と前記メモリセルとの間に配置される導電層39とを具備し、前記上層配線と前記層間絶縁膜の界面の位置(BLU)は、前記導電層の上面(39T)より低く、前記導電層の下面(39U)以上である(39U≦BLU<39T)。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体記憶装置およびその製造方法に関するものである。
近年、大容量かつ低価格な半導体記憶装置であるフラッシュメモリに代わる、次世代の後継候補として、例えば、ReRAM(Resistive RAM)、PCRAM(Phase Change RAM)、MRAM(Magnetic RAM, Magneto-resistive RAM)、さらにはFuse/Anti-Fuse RAM等の抵抗性記憶素子を有する半導体記憶装置が注目を集めており、その開発が進められている(例えば、特許文献1参照)。ここで、例えば、抵抗変化素子を用いた三次元(3D)クロスポイント型のReRAM等では、上側配線とメモリセルとの間に導電層が配置される。
しかしながら、この導電層の膜厚分により、基板面垂直方向における素子高さが増大するという傾向がある。上記傾向は、いずれもメモリセルを含むレイヤーの積層数(4層、8層、16層…等)が増大するほど顕著となる。
上記のように、従来の半導体記憶装置およびその製造方法は、基板面垂直方向における微細化に対して不利であるという傾向がある。
特開2008−276904号公報
この発明は、基板面垂直方向における微細化に対して有利な半導体記憶装置およびその製造方法を提供する。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、基板と、前記基板上に設けられる上層配線と、前記基板上に設けられる下層配線と、前記上層配線と前記下層配線との交差位置に配置され、ダイオードと記憶層とを備えるメモリセルと、前記メモリセル間に設けられる層間絶縁膜と、前記基板面垂直方向における前記上層配線と前記メモリセルとの間に配置される導電層とを具備し、前記上層配線と前記層間絶縁膜の界面の位置は、前記導電層の上面より低く、前記導電層の下面以上である。
この発明の一態様に係る半導体記憶装置の製造方法は、第1層間絶縁膜を形成する工程と、前記第1層間絶縁膜上に、下層配線を形成する工程と、前記下層配線上に、ダイオード,記憶層,および導電層を順次形成する工程と、前記導電層,前記記憶層,ダイオード,および下層配線を、前記第1層間絶縁膜上まで加工し、各メモリセルを電気的に分離するための溝を形成する工程と、前記溝中に、第2層間絶縁膜を埋め込み形成する工程と、前記第2層間絶縁膜の上面を、前記導電層の上面より低く、かつ、前記導電層の下面以上となる位置まで、エッチバックする工程と、前記エッチバックした第2層間絶縁膜上および前記導電層上に、上層配線を形成する工程とを具備する。
この発明によれば、基板面垂直方向における微細化に対して有利な半導体記憶装置およびその製造方法が得られる。
この発明に係る半導体記憶装置の一概要を説明するための断面図。 この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成例を示すシステムブロック図。 第1の実施形態に係るセルアレイの構成例を示す等価回路図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の平面構成例を示す平面図。 (a)は図4中のA−A´線に沿った断面図、(b)は図4中のB−B´線に沿った断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第1の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の平面構成例を示す平面図。 (a)は図16中のA−A´線に沿った断面図、(b)は図16中のB−B´線に沿った断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置の平面構成例を示す平面図。 (a)は図43中のA−A´線に沿った断面図、(b)は図43中のB−B´線に沿った断面図。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の平面構成例を示す平面図。 (a)は図49中のA−A´線に沿った断面図、(b)は図49中のB−B´線に沿った断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第4の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第5の実施形態に係る半導体記憶装置の平面構成例を示す平面図。 (a)は図60中のA−A´線に沿った断面図、(b)は図60中のB−B´線に沿った断面図。 第5の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第5の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第5の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第5の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第6の実施形態に係る半導体記憶装置の平面構成例を示す平面図。 (a)は図66中のA−A´線に沿った断面図、(b)は図66中のB−B´線に沿った断面図。 第6の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第6の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第6の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 第6の実施形態に係る半導体記憶装置の一製造工程を示す断面図。 比較例に係る半導体記憶装置の構成例を説明するための断面図。
[概要]
まず、図1を例に挙げ、この発明の一概要に係る半導体記憶装置について説明する。
本発明の一例では、基板面垂直方向における微細化に対して有利な半導体記憶装置およびその製造方法を提案する。
その構成とは、例えば、図示するように、上層配線BLと、下層配線WLと、上層配線BLと下層配線WLとの交差位置に配置されダイオード34と記憶層33とを備える複数のメモリセルMCと、複数のメモリセルMC間に設けられる層間絶縁膜30−2と、半導体記憶装置の基板面垂直方向において上層配線BLとメモリセルMCとの間に設けられる導電層39とを具備し、上層配線BLと層間絶縁膜30−2の界面の位置(BLU)は、導電層の上面(39T)より低く、導電層の下面(39U)以上である(39U≦BLU<39T)。換言すれば、上層配線BLと層間絶縁膜30−2の界面(上層配線BLの下面)は、導電層の下面と上面との間の位置(39U≦BLU<39T)に配置される。
上記構成によれば、上層配線BLと層間絶縁膜30−2の界面の位置(BLU)は、導電層の上面(39T)より低く、導電層の下面(39U)以上である(39U≦BLU<39T)。そのため、半導体記憶装置の基板面垂直方向における高さにおいて、導電層39の上面と、上層配線BLと層間絶縁膜30−2との界面(BLU)の差分だけ高さの増大を低減することができる。
従って、基板面垂直方向における素子面積を低減でき、微細化に対して有利である。加えて、上記構成において、上層側のメモリセルMCと、配線層39および下層側のメモリセル(図示せず)とを一度に加工した場合であっても、導電層39をメモリセルMCのダメージおよび下層配線WLの埋め込みの際のストッパ膜として用いることにより、アスペクト比を低減できる点でも有利である。上記有利な効果は、メモリセルを含むレイヤーの積層数(4層、8層、16層…等)が増大するほど顕著である。
ここで、上記構成であっても、メモリセルMC(ダイオード34,記憶層33,上下導電層35−1,35−2)の高さ(膜厚)Hmcは、不変とすることができる。そのため、メモリセルMCを形成する際の製造工程を変更する必要がない点で、製造コストを低減できるというメリットもある。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。この説明においては、半導体記憶装置として、ReRAM(Resistive Random Access Memory)を一例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。尚、この説明においては、全図にわたり共通の部分には共通の参照符号を付す。
[第1の実施形態(単層、導電層の下面がビット線の下面と面一の一例)]
次に、図2乃至図15を用いて、この発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法を説明する。本例は、セルアレイが単層(一層)であって、導電層39の下面39Uがビット線BLの下面BLUと面一の一例に関するものである。
<1.構成例>
1−1.全体構成例
まず、図2を用いて、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成例について説明する。
図示するように、本例に係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ11、カラムゲート12、センスアンプ13、アドレスバッファ14−1、コマンドバッファ14−2、ヒューズ用レジスタ15、パワーオンリセット回路16、制御回路17、電圧生成回路18、および入出力バッファ19を備える。
メモリセルアレイ10は、複数のビット線およびビット線の交差位置にマトリクス状にそれぞれ配置されるクロスポイント型の複数のメモリセルをそれぞれ有するセルアレイ領域10−1,10−2、およびROM Fuseアレイ領域10−3を有する。また、メモリセルアレイ10は、半導体基板の基板面垂直方向に、メモリセルアレイが複数積層される三次元構造であっても良いが、本例では単層(一層)の例をまず説明する。複数積層される三次元構造については、後述(第2、第4の実施形態)する。
ロウデコーダ11は、ロウ方向(WL線方向)のアドレスをデコードする。また、ロウデコーダ11は、ワード線を駆動する駆動回路を備える。
カラムゲート12は、カラム方向(BL線方向)のアドレスをデコードする。また、カラムゲート12は、ビット線を駆動する駆動回路を備える。本例では、カラムゲート12は、ここでは図示しないが、メモリセルアレイ10の上側(Upper)および下側(Lower)にそれぞれ配置される形態でも良い。
センスアンプ13は、カラムゲート12およびビット線に電気的に接続され、メモリセルのデータを読み出す。同様に、本例では、センスアンプ13は、ここでは図示しないが、メモリセルアレイ10の上側(Upper)および下側(Lower)にそれぞれ配置される形態でも良い。
アドレスバッファ14−1は、ロウデコーダ11およびカラムゲート12に電気的に接続され、ロウアドレスおよびカラムアドレスを一時的に保持する。
コマンドバッファ14−2は、制御回路17に電気的に接続され、制御コマンドを一時的に保持する。
ヒューズ(Fuse)用レジスタ15は、入出力バッファ19にデータバス線を介して電気的に接続され、例えば、管理データ等の必要なデータを保持する。
パワーオンリセット回路16は、この装置のパワーオンを検知してリセット信号を制御回路17に出力する。
電圧生成回路18は、ロウデコーダ11、カラムゲート12、センスアンプ13に電気的に接続され、制御回路19の制御に従ってこれらの回路に必要な電圧を供給する。
入出力バッファ19は、センスアンプ13およびヒューズ用レジスタ15にデータバス線を介して電気的に接続され、ホスト装置等の外部からのデータ(Data)、アドレス(Address)、コマンド(Command)を一時的に保持する。
制御回路17は、上記回路を制御する。例えば、制御回路17は、上記回路を制御し、後述するようなデータ書込み、データ読み出し、データ消去を行う。
1−2.セルアレイの回路構成
次に、図3を用い、本例に係るセルアレイの回路構成について説明する。図示するように、本例に係るセルアレイは、複数のビット線BLとワード線WLとの交差位置にマトリクス状に配置されるクロスポイント型の複数のメモリセルMCを備える。
メモリセルMCのそれぞれは、可変抵抗素子である記憶層33とダイオード34とにより構成される。可変抵抗素子33の電流経路の一端はビット線BLに接続され、電流経路の他端はダイオード34のカソードに接続される。ダイオード34のアノードは、ワード線WLに接続される。
ワード線WLの一端は、選択スイッチとしてのMOSトランジスタRSWを経由してロウデコーダ11に接続される。ビット線BLの一端は、選択スイッチとしてのMOSトランジスタCSWを経由してカラムゲート12に電気的に接続される。
MOSトランジスタRSWのゲートには、1本のワード線(ロウ)を選択するための選択信号R1が入力される。MOSトランジスタCSWのゲートには、1本のビット線(カラム)を選択するための選択信号R2が入力される。
1−3.セルアレイの平面構成例および断面構成例
1−3−1.セルアレイの平面構成例
本例に係るセルアレイの平面構成例は、図4のように示される。
図示するように、複数のワード線WLおよびビット線BLが、互いに直行方向(WL方向、BL方向)に配置される。
メモリセルMCは、ワード線WLおよびビット線BLに挟まれる交差位置にマトリク状に配置される。
1−3−2.セルアレイの断面構成例
本例に係るセルアレイの断面構成例は、図5(a)(b)のように示される。図5(a)は図4中のA−A´線に沿った断面図であり、図5(b)は図4中のB−B´線に沿った断面図である。
図示するように、ビット線BLがBL方向に連続して延び、ワード線WLがWL方向に連続して延びている。ビット線BLとワード線WLとの交差位置に複数のメモリセルMCが配置される。各メモリセルMC間は、層間絶縁膜30−1〜30−4が設けられ、この層間絶縁膜30−1〜30−4により各メモリセルMCが電気的に分離される。また、層間絶縁膜30−1〜30−4の上面はビット線BLと接し、下面はワード線WLと接している。
基板面垂直方向におけるメモリセルMCとビット線BLとの間には、導電層39が配置される。本例は、セルアレイが単層(一層)であって、導電層39の下面(39U)がビット線BLと層間絶縁膜30の境界(BLU)とほぼ一致する(面一)し、導電層39はビット線BLの一部として機能する一例に関するものである。導電層39は、例えば、タングステン(W)等により形成される。
上記構成によれば、層間絶縁膜30上のビット線BLの下面が導電層39の下面より下に位置することにより、導電層39の側面がビット線BLと接している。すなわち、導電層39がビット線(上層配線)BLの一部となっていると言える。その結果、半導体記憶装置の基板面垂直方向における高さにおいて、導電層39の膜厚の寄与をほぼないものとすることができるため、基板面垂直方向における薄膜化に対して最も有利であると言える。また、後述するように、ビット線(上層配線)BLおよびメモリセルMCを形成する際の、基板面垂直方向(縦方向)のアスペクト比を低減させることができる。
メモリセルMCは、ワード線WLとビット線BLとの間に、順次、ダイオード34,下部電極35−1,記憶層33,上部電極35−2,が積層された構造である。尚、図1で示したバリアメタル層(38)の図示を以下省略する。
ワード線WL、ビット線BLは、例えば、タングステン(W)もしくはアルミニウム(Al)もしくは銅(Cu)と、又はこれらとバリアメタル(WN)の積層膜等で形成される。
ダイオード34は、一端がワード線WLに接続され、他方が下部電極35−1に電気的に接続される。ダイオード34は、例えば、N型層とイントリンシック層とP型層とを順次積層したアモルファスシリコンやポリシリコン等で形成される。
下部電極35−1は、ダイオード34上に設けられ、上部電極35−2と共に記憶層33を挟むように設けられる。下部電極35−1、上部電極35−2は、例えば、チタンナイトライド等で形成される。
記憶層33は、ワード線WLおよびビット線BLから与えられる電位差によって、その抵抗が変化する可変抵抗素子であって、例えば、金属酸化物等により構成される。
<2.動作例>
2−1.データ書き込み動作(情報記録/セット動作)
次に、メモリセルMCのデータ書込み動作について、簡単に説明する。
データを書き込むためには、選択されたメモリセルMCの記憶層(可変抵抗素子)33に電圧を印加し、その選択可変抵抗素子33内に電位勾配を発生させて電流を流せばよい。例えば、ワード線WLの電位がビット線BLの電位よりも相対的に低い状態を作る。ビット線BLを固定電位(例えば、3V程度)とすれば、ワード線WLに接地電位を与えればよい。
尚、このデータ書き込み動作の際には、非選択のワード線WL及び非選択のビット線BLについては、全て同電位にバイアスしておくことが好ましい。また、データ書き込み動作前のスタンバイ時には、全てのワード線WL及び全てのビット線BLをプリチャージしておくことが好ましい。また、情報記録のための電圧印加は、ワード線WLの電位がビット線BLの電位よりも相対的に高い状態を作ることにより発生させてもよい。
2−2.データ読み出し動作(情報再生動作)
データ読み出し動作は、例えば、電圧パルスを選択された記憶層(可変抵抗素子)33に印加し、そのメモリセルMCの抵抗によって定まる電流を検出することにより行う。ここで、この電圧パルスは、可変抵抗素子33を構成する材料が状態変化を起こさない程度の微小な振幅とすることが望ましい。例えば、読み出し電圧を、ビット線BLから選択メモリセルMCに印加し、センスアンプ13によりそのときの電流値を測定することにより行う。
2−3.データ消去動作(リセット動作)
データ消去動作は、選択された記憶層(可変抵抗素子)33を大電流パルスによりジュール加熱して、その可変抵抗素子33における酸化還元反応を促進させることにより行う。
<3.製造方法>
次に、図6(a)(b)乃至図15(a)(b)用いて、第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の一例について説明する。ここでは、上記図5(a)(b)に示した半導体記憶装置の構成を一例に挙げる。この説明において、(a)は図4中のA−A´線に沿った断面図であり、(b)は図4中のB−B´線に沿った断面図である。以下、同様とする。
まず、素子領域における半導体基板上に、センスアンプ13等の周辺回路を形成する(図示せず)。
続いて、図6(a)(b)に示すように、上記形成した周辺回路上に、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン酸化膜(SiO)等を形成し、層間絶縁膜30−1を形成する。続いて、層間絶縁膜30−1上に、例えば、CVD法によりタングステン(W)等を形成し、ワード線WL(ワード線WLとなる層、以下同じ)を形成する。
続いて、同様に、形成したワード線WL上に、例えば、CVD法により、N型層とイントリンシック層とP型層とを積層したアモルファスシリコン,チタンナイトライド,金属酸化物,チタンナイトライド,タングステン(W)等を順次積層し、ダイオード34,下部電極35−1,記憶層33,上部電極35−2,および導電層39を順次形成する。
続いて、図7(a)(b)に示すように、導電層39上に、フォトレジストを塗布する。この塗布したフォトレジストに、例えば、リソグラフィー法により露光および転写を行い、BL方向(B−B´方向(b))の素子分離領域における導電層39の表面上が露出する、ライン&スペースのマスクパターンを有するマスク材41を形成する。
続いて、図8(a)(b)に示すように、上記形成したマスク材41をマスクとして、例えば、RIE(Reactive Ion Etching)法等の異方性エッチングを用いて、順次、導電層39、上部電極35−2、記憶層(可変抵抗素子)33、下部電極35−1、ダイオード34、およびワード線WLを、層間絶縁膜30−1上まで加工し、BL方向(b)における各メモリセルMCを分離するための溝を形成する。続いて、上記マスク材41を除去する(以下この説明を省略する)。なお、この異方性エッチング時にマスク材41が除去される場合もある。
続いて、図9(a)(b)に示すように、上記形成した溝中に、例えば、CVD法等を用いて、シリコン酸化(SiO)膜等を埋め込み、層間絶縁膜30−2を形成する。
ここで、上記シリコン酸化膜を上記溝内に埋め込む工程の際には、例えば、上記溝中に層間絶縁膜30−2を埋め込んだ後に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等を用い、導電層39をストッパ層としてエッチングすることができる。そのため、上記溝内のみに層間絶縁膜30−2を形成することができる。
続いて、図10(a)(b)に示すように、層間絶縁膜30−2を、例えば、RIE法等を用いてエッチバック(リセス)することにより、層間絶縁膜30−2の上面を導電層39の下面(39U)に合わせる。その結果、導電層39の下面(39U)が後にビット線BLとなる下面(BLU)とほぼ一致し(面一になる)、導電層39の上面及び側面が露出される。この工程の際、導電層39の下面(39U)がビット線BLとなる下面(BLU)とほぼ一致する(面一になる)までの制御は、例えば、エッチング時間の制御を用いることにより行う。
続いて、図11(a)(b)に示すように、露出された導電層39の上面、側面および層間絶縁膜30−2上に、例えば、CVD法を用いてタングステン(W)を形成し、ビット線BLを形成する。尚、この工程の前に、導電層39の上面、側面および層間絶縁膜30−2上に、例えば、窒化タングステン(WN)等を形成し、バリアメタル層(38:図示せず)を形成しても良い。その結果、導電層39の下面と上層配線BLと層間絶縁膜30−2の界面(BLU)がほぼ等しくなる。
続いて、図12(a)(b)に示すように、ビット線BL上に、フォトレジストを塗布する。この塗布したフォトレジストに、例えば、リソグラフィー法により露光および転写を行い、WL方向(A−A´方向(a))の素子分離領域におけるビット線BLの表面上が露出する、ライン&スペースのマスクパターンを有するマスク材42を形成する。
続いて、図13(a)(b)に示すように、上記形成したマスク材42をマスクとして、例えば、RIE法等の異方性エッチングを用いて、順次、ビット線BL、導電層39、上部電極35−2、記憶層(可変抵抗素子)33、下部電極35−1、およびダイオード34を、ワード線WL上まで加工し、WL方向(a)における各メモリセルMCを分離するための溝を形成する。
続いて、図14(a)(b)に示すように、上記形成した溝中に、例えば、CVD法等を用いて、シリコン酸化(SiO)膜等を埋め込み、層間絶縁膜30−3を形成する。
続いて、図15(a)(b)に示すように、ビット線BL上および層間絶縁膜30−3上に、例えば、CVD法等を用いて、シリコン酸化(SiO)膜等を形成し、層間絶縁膜30−4を形成する。以上の製造方法により、上記図5(a)(b)に示した半導体記憶装置を製造することができる。
<4.作用効果>
第1の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法によれば、少なくとも下記(1)乃至(3)の効果が得られる。
(1)基板面垂直方向における微細化に対して有利である。
上記のように、本例に係る導電層39の下面(39U)はビット線BLの下面(BLU)とほぼ一致(面一)し、導電層39はビット線BLの一部として機能させることができる。
上記構成によれば、半導体記憶装置の基板面垂直方向における高さにおいて、導電層39の膜厚の寄与をほぼないものとすることができるため、基板面垂直方向における薄膜化に対して最も有利であると言える。従って、基板面垂直方向における微細化に対して有利である。
(2)アスペクト比の低減に対して有利である。
上記図10(a)(b)に示したように、層間絶縁膜30−2を、例えば、RIE法等を用いて、導電層39の下面(39U)がビット線BLとなる下面(BLU)とほぼ一致する(面一)まで、エッチバック(リセス)する。続いて、図11(a)(b)に示したように、導電層39上およびエッチバックした層間絶縁膜30−2上に、ビット線BLを形成する。
そのため、続いて、図13(a)(b)に示した際の、順次、ビット線BLおよびメモリセルMCを、ワード線WL上まで加工し、WL方向(a)における各メモリセルMCを分離するための溝を形成する際には、基板面垂直方向の導電層39の膜厚を低減した状態で、行うことができる。このため、基板面垂直方向(縦方向)のアスペクト比を低減させることができる。
(3)信頼性を向上に対して有利である。
さらに、図9(a)(b)に示したように、形成した溝中に、層間絶縁膜30−2を埋め込む工程の際には、導電層39をストッパ層として用いエッチングすることにより、上記溝にのみ層間絶縁膜30−2を形成することができる。ここで、導電膜39はメモリセルMC上に形成されており、メモリセルMCの保護膜として働く。その結果、メモリセルMCの特性損なうことなく、層間絶縁膜30−2を形成することができる点で、信頼性の向上に対して有利である。
(4)工程の簡略化に対して有利である。
導電層39をエッチングストッパのマスクとして使用すると共に、上層配線の一部にも用いることができる。その結果、絶縁体のエッチングストッパを用いるよりも工程数を簡略化することが可能となる。
[第2の実施形態(複数層、導電層の下面がビット線の下面と面一の一例)]
次に、第2の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法について説明する。この実施形態は、セルアレイが複数層であって、導電層39の下面39Uがビット線BLの下面BLUと面一の一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
<平面、断面構成例>
まず、図16および図17(a)(b)を用い、本例に係る半導体記憶装置の平面、断面構成例について説明する。
図示するように、上記第1の実施形態で示した単層のメモリセル構造でなく、本例は、セルアレイが2層以上の複数層である点で相違する。ここでは、4層のメモリセルMC(1)〜MC(4)の場合を一例に挙げる。しかしながら、2層、8層、16層等、複数層の層数は、これに限られるものでない。
導電層39(1)〜39(4)の下面39U(1)〜39U(4)が、上層配線(BL(1),WL(2),BL(3),WL(4))と層間絶縁膜30−2、3、4、5、6の界面(BLU(1),WLU(2),BLU(3),WLU(4))と面一である点は、上記第1の実施形態と同様である。
また、メモリセルMCの高さ(膜厚)Hmc(1)〜Hmc(4)は、各層(1)〜(4)において同様である。
<製造方法>
次に、図18(a)(b)乃至図42(a)(b)用いて、第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の一例について説明する。ここでは、上記図17(a)(b)に示した半導体記憶装置の構成を一例に挙げる。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
(第1層目)
まず、図18(a)(b)に示すように、形成した周辺回路上に、例えば、同様の製造工程を用いて、層間絶縁膜30−1,ワード線WL(1),ダイオード34(1),下部電極35−1(1),記憶層33(1),上部電極35−2(1),および導線層39(1)を順次形成する。
続いて、図19(a)(b)に示すように、導電層39上に、フォトレジストを塗布する。この塗布したフォトレジストに、例えば、リソグラフィー法により露光および転写を行い、BL方向(B−B´方向)の素子分離領域における導電層39(1)の表面上が露出する、ライン&スペースのマスクパターンを有するマスク材44(1)を形成する。
続いて、図20(a)(b)に示すように、上記形成したマスク材44(1)をマスクとして、例えば、RIE法等の異方性エッチングを用いて、順次、導電層39(1)、上部電極35−2(1)、記憶層33(1)、下部電極35−1(1)、ダイオード34(1)、およびワード線WL(1)を、層間絶縁膜30−1上まで加工し、BL方向(b)における各メモリセルMC(1)を分離するための溝を形成する。
続いて、図21(a)(b)に示すように、上記形成した溝中に、第1の実施形態と同様に、層間絶縁膜30−2を形成する。ここで、上記シリコン酸化膜を上記溝内に埋め込んだ後、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等を用い、導電層39(1)をストッパ層として用い、上記溝内のみに層間絶縁膜30−2を形成することができる。
続いて、図22(a)(b)に示すように、層間絶縁膜30−2を、例えば、RIE法等を用いてエッチバック(リセス)することにより、層間絶縁膜30−2の上面を導電層39の下面(39U(1))に合わせる。その結果、導電層39の下面(39U)が後にビット線BLとなる下面(BLU(1))とほぼ一致し(面一になる)、導電層39(1)の上面及び側面が露出される。この工程の際、導電層39(1)の下面(39U(1))がビット線BLとなる下面(BLU(1))とほぼ一致する(面一になる)となるまでの制御は、例えば、エッチング時間の制御を用いることにより行う。
続いて、図23(a)(b)に示すように、導電層39(2)上および層間絶縁膜30−2上に、順次、ビット線BL(1),ダイオード34(2),下部電極35−1(2),記憶層33(2),および導線層39(2)を形成する。
続いて、図24(a)(b)に示すように、導電層39(2)上に、フォトレジストを塗布する。この塗布したフォトレジストに、例えば、リソグラフィー法により露光および転写を行い、WL方向(A−A´方向)の素子分離領域におけるビット線BLの表面上が露出する、ライン&スペースのマスクパターンを有するマスク材44(2)を形成する。
続いて、図25(a)(b)に示すように、上記形成したマスク材44(2)をマスクとして、第1層目および第2層目の、導電層39(1)(2),上部電極35−2(1)(2),記憶層33(1)(2),下部電極35−1(1)(2),およびダイオード34(1)(2),を、ワード線WL上(1)まで加工し、WL方向(a)における各メモリセルMCを分離するための溝を形成する。
続いて、図26(a)(b)に示すように、上記形成した溝中に、例えば、CVD法等を用いて、シリコン酸化(SiO)膜等を埋め込み、層間絶縁膜30−3を形成し、第1層目のメモリセルMC(1)を形成する。ここで、上記シリコン酸化膜を上記溝内に埋め込んだ後、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等を用い、導電層39(2)をストッパ層として用い、上記溝内のみに層間絶縁膜30−3を形成することができる。
(第2層目)
続いて、図27(a)(b)に示すように、層間絶縁膜30−3を、例えば、RIE法等を用いてエッチバック(リセス)することにより、層間絶縁膜30−3の上面を導電層39の下面(39U(2))に合わせる。その結果、導電層39(2)の下面(39U(2))が後にワード線WLとなる下面(WLU(2))とほぼ一致し(面一になる)、導電層39(2)の上面及び側面が露出される。この工程の際、導電層39(2)の下面(39U(2))がワード線WLとなる下面(WLU(2))とほぼ一致する(面一になる)となるまでの制御は、例えば、エッチング時間の制御を用いることにより行う。
続いて、図28(a)(b)に示すように、導電層39(2)上および層間絶縁膜30−3上に、順次、ワード線WL(2),ダイオード34(3),下部電極35−1(3),記憶層33(3),上部電極35−2(3),および導線層39(3)を形成する。
続いて、図29(a)(b)に示すように、導電層39(3)上に、フォトレジストを塗布する。この塗布したフォトレジストに、例えば、リソグラフィー法により露光および転写を行い、BL方向(B−B´方向(b))の素子分離領域における導電層39(3)の表面上が露出する、ライン&スペースのマスクパターンを有するマスク材44(3)を形成する。
続いて、図30(a)(b)に示すように、上記形成したマスク材44(3)をマスクとして、第2層目および第3層目の、導電層39(2)(3),上部電極35−2(2)(3),記憶層33(2)(3),下部電極35−1(2)(3),およびダイオード34(2)(3),を、ビット線BL(1)上まで加工し、BL方向(b)における各メモリセルMC(2)を分離するための溝を形成する。
続いて、図31(a)(b)に示すように、上記形成した溝中に、例えば、シリコン酸化(SiO)膜等を埋め込み、層間絶縁膜30−4を形成し、第2層目のメモリセルMC(2)を形成する。ここで、上記シリコン酸化膜を上記溝内に埋め込んだ後、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等を用い、導電層39(3)をストッパ層として用い、上記溝内のみに層間絶縁膜30−4を形成することができる。
(第3層目)
続いて、図32(a)(b)に示すように、層間絶縁膜30−4を、例えば、RIE法等を用いてエッチバック(リセス)することにより、層間絶縁膜30−2の上面を導電層39の下面(39U(3))に合わせる。その結果、導電層39の下面(39U(3))が後にビット線BLとなる下面(BLU(3))とほぼ一致し(面一になる)、導電層39の上面及び側面が露出される。この工程の際、導電層39(3)の下面(39U(3))がビット線BLとなる下面(BLU(3))とほぼ一致する(面一になる)となるまでの制御は、例えば、エッチング時間の制御を用いることにより行う。
続いて、図33(a)(b)に示すように、導電層39(3)上および層間絶縁膜30−4上に、順次、ビット線BL(3),ダイオード34(4),下部電極35−1(4),記憶層33(4),上部電極35−2(4),および導線層39(4)を形成する。
続いて、図34(a)(b)に示すように、導電層39(4)上に、フォトレジストを塗布する。この塗布したフォトレジストに、例えば、リソグラフィー法により露光および転写を行い、WL方向(A−A´方向(a))の素子分離領域における導電層39(4)の表面上が露出する、ライン&スペースのマスクパターンを有するマスク材44(4)を形成する。
続いて、図35(a)(b)に示すように、上記形成したマスク材44(4)をマスクとして、第3層目および第4層目の、導電層39(3)(4),上部電極35−2(3)(4),記憶層33(3)(4),下部電極35−1(3)(4),およびダイオード34(3)(4),を、ワード線WL(2)上まで加工し、WL方向(a)における各メモリセルMC(3)、MC(4)を分離するための溝を形成する。
続いて、図36(a)(b)に示すように、上記形成した溝中に、例えば、シリコン酸化(SiO)膜等を埋め込み、層間絶縁膜30−5を形成し、第3層目のメモリセルMC(3)を形成する。ここで、上記シリコン酸化膜を上記溝内に埋め込んだ後、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等を用い、導電層39(4)をストッパ層として用い、上記溝内のみに層間絶縁膜30−5を形成することができる。
(第4層目)
続いて、図37(a)(b)に示すように、層間絶縁膜30−5を、例えば、RIE法等を用いてエッチバック(リセス)することにより、層間絶縁膜30−5の上面を導電層39(4)の下面(39U(4))に合わせる。その結果、導電層39の下面(39U(4))が後にワード線WLとなる下面(WLU(4))とほぼ一致し(面一になる)、導電層39(4)の上面及び側面が露出される。この工程の際、導電層39(4)の下面(39U(4))がワード線WLとなる下面(WLU(4))とほぼ一致する(面一になる)となるまでの制御は、例えば、エッチング時間の制御を用いることにより行う。
続いて、図38(a)(b)に示すように、導電層39(4)上および層間絶縁膜30−5上に、順次、ワード線WL(4)を形成する。
続いて、図39(a)(b)に示すように、ワード線WL(4)上に、フォトレジストを塗布する。この塗布したフォトレジストに、例えば、リソグラフィー法により露光および転写を行い、BL方向(B−B´方向(b))の素子分離領域におけるワード線WL(4)の表面上が露出する、ライン&スペースのマスクパターンを有するマスク材44(5)を形成する。
続いて、40(a)(b)に示すように、上記形成したマスク材44(4)をマスクとして、第4層目の、導電層39(4),上部電極35−2(4),記憶層33(4),下部電極35−1(4),およびダイオード34(4),を、ビット線BL(3)上まで加工し、BL方向(b)における各メモリセルMC(4)を分離するための溝を形成する。
続いて、図41(a)(b)に示すように、上記形成した溝中に、例えば、シリコン酸化(SiO)膜等を埋め込み、層間絶縁膜30−6を形成し、第4層目のメモリセルMC(4)を形成する。ここで、上記シリコン酸化膜を上記溝内に埋め込んだ後、例えば、CMP(Chemical Mechanical Polishing)等を用い、導電層39(5)をストッパ層として用い、上記溝内のみに層間絶縁膜30−6を形成することができる。
続いて、図42(a)(b)に示すように、上記形成した構造上に、層間絶縁膜30−7を形成し、図17(a)(b)に示した半導体記憶装置を製造する。
<作用効果>
第2の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法によれば、少なくとも上記(1)乃至(4)と同様の効果が得られる。さらに、本例は、セルアレイが複数層(4層)積層されているため、上記(1)(2)の効果がより顕著であると言える。
(1)の効果においては、半導体記憶装置の基板面垂直方向における高さにおいて、全ての層における導電層39(1)〜39(5)の膜厚の寄与をほぼないものとすることができる。すなわち、セルアレイの層数が増えるほどこの効果は顕著になるといえる。
(2)の効果においては、1層のメモリセルMC(1)を加工し分離する実施例1に比べて、実施例2では2層のメモリセルMC(1)(2)をWL方向(a)に加工し分離する。すなわち、メモリセルMC(1)に加えてメモリセルMC(2)の高さを加えた分加工する必要があり、実施例1に比べて実施例2ではアスペクト比はさらに大きくなる。
そのため、アスペクト比の低減は実施例1以上に求められている。ゆえに、基板面垂直方向の導電層39の膜厚を低減した状態で、2層のメモリセルMC(1)(2)をWL方向(a)に加工し分離することができるため、実施例2ではより顕著な効果が得られる。
さらに、セルアレイが複数層であるため、メモリセルMC(1)〜MC(4)の記憶容量を増大できるため、大容量化およびビットコストの低減化に対して有利である。
加えて、本例に係る半導体記憶装置の製造方法は、複数層のメモリセルと配線とを一括加工し合わせ余裕がフリーとなる、クロスポイント型構造に係る製造方法である(例えば、図25(a),図30(b),図35(a)等)。そのため、複数層にわたるメモリセルと配線の形成工程を一括しておこない、製造工程数を低減することができる点で、製造コストの低減に対して有利である。
[第3の実施形態(単層、導電層がテーパ角を有する一例)]
次に、第3の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法について説明する。この第3の実施形態は、単層であって、導電層39がテーパ角を有する一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
<平面、断面構成例>
まず、図43および図44(a)(b)を用い、本例に係る半導体記憶装置の平面、断面構成例について説明する。
図示するように、本例は、導電層39が先端部にテーパ角55を更に有する点で、上記第1の実施形態と相違する。
<製造方法>
次に、図45(a)(b)乃至図48(a)(b)用いて、第3の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の一例について説明する。ここでは、上記図44(a)(b)に示した半導体記憶装置の構成を一例に挙げる。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
まず、図45(a)(b)に示すように、同様の製造工程を用い、上記形成した周辺回路上に、層間絶縁膜30−1,ワード線WL,ダイオード34,下部電極35−1,記憶層33,上部電極35−2,および導電層39を順次形成する。
続いて、図46(a)(b)に示すように、層間絶縁膜30−2を、例えば、RIE法等を用いてエッチバック(リセス)することにより、層間絶縁膜30−2の上面を導電層39の下面(39U)に合わせる。その結果、導電層39の下面(39U)が後にビット線BLとなる下面(BLU)とほぼ一致し(面一になる)、導電層39の上面及び側面が露出される。この工程の際、導電層39の下面(39U)がビット線BLとなる下面(BLU)とほぼ一致する(面一になる)となるまでの制御は、例えば、エッチング時間の制御を用いることにより行う。
続いて、図47(a)(b)に示すように、例えば、等方性エッチング等を用いて、導電層39の先端部をエッチングし、テーパ角55を形成する。また、異方性エッチングでもエッチング条件を調整することにより、導電層39の先端部にテーパ角55を形成することができる。このテーパ角55の形成工程のエッチングは、上記図46(a)(b)におけるエッチバック工程と別途異なる条件にてドライエッチングを行なっても良いし、上記図46(a)(b)におけるエッチバック工程の時間を長く制御してこれを継続しても良い。また、層間絶縁膜30−2と導電層39のエッチング比を調整することにより、(a)(b)におけるエッチバック工程と同時にテーパ角55を形成することもできる。すなわち、導電層39のエッチング速度をやや早くする。その結果、層間絶縁膜30−2から露出した導電層39の上部が同時にエッチングされ、導電層39の角が削られる構造、すなわちテーパ角55が形成できる。その結果、工程を増加させることなくテーパ角55が形成できる。
続いて、図48(a)(b)に示すように、上記と同様の製造方法を用い、導電層39上および層間絶縁膜30−2上にビット線BLを形成する。
続いて、上記と同様の製造工程を行い、上記図44(a)(b)に示した半導体記憶装置を製造する。
<作用効果>
第3の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法によれば、少なくとも上記(1)乃至(4)と同様の効果が得られる。さらに、本例は、導電層39が先端部にテーパ角55を更に有する点で、上記第1の実施形態と相違する。
そのため、図48(a)(b)に示したように、導電層39上にビット線BLを形成する際に、テーパ角55によって間口が広がっているため、ビット線BLの埋め込み形成を容易でき、埋め込み不良等の信頼性を向上できる点で更に有利である。
[第4の実施形態(複数層、導電層がテーパ角を有する一例)]
次に、第4の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法について、図49乃至図59を用いて説明する。この実施形態は、複数層であって、導電層39(1)〜39(4)がテーパ角55(1)〜55(4)を有する一例に関するものである。この説明において、上記第2の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
<平面、断面構成例>
まず、図49および図50(a)(b)を用い、本例に係る半導体記憶装置の平面、断面構成例について説明する。
図示するように、本例は、セルアレイが2層以上の複数層(4層)である。
加えて、ワード線方向(a)における導電層39(2),39(4)の両先端部がテーパ角55(2),55(4)を有し、ビット線方向(b)における導電層39(1),39(3)の両先端部がテーパ角55(1),55(3)を更に有する点で、上記第2の実施形態と相違する。
尚、メモリセルMCの高さ(膜厚)Hmc(1)〜Hmc(4)は、各層(1)〜(4)において同様である。また、ワード線方向(a)における導電層39(1),39(3)の両先端部にはテーパ角55を有しておらず、その上部形状は上層に形成されたビット線BL(1)、(3)の幅とほぼ等しい。また、ビット線方向(b)における導電層39(2)の両先端部にもテーパ角55を有しておらず、その上部形状は上層に形成されたワード線(2)(4)の幅とほぼ等しい。すなわち、ビット線BL(1)(3)またはワード線WL(2)(4)に共通して接続される方向の断面における導電層39(1)〜(4)の先端部にのみテーパ角55が形成されることになる。言い換えれば、ビット線BL(1)(3)またはワード線WL(2)(4)が分離された断面においては、導電層39(1)〜(4)の先端部にテーパ角55は形成されない。
<製造方法>
次に、図51(a)(b)乃至図59(a)(b)用いて、第4の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の一例について説明する。ここでは、上記図50(a)(b)に示した半導体記憶装置の構成を一例に挙げる。この説明において、上記第2の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
まず、図51(a)(b)に示すように、同様の製造工程を用い、層間絶縁膜30−1上に、導電層39(1),上部電極35−2(1)、記憶層33(1)、下部電極35−1(1)、ダイオード34(1)、ワード線WL(1),および層間絶縁膜30−2を形成する。
続いて、図52(a)(b)に示すように、層間絶縁膜30−2を、例えば、RIE法等を用いてエッチバック(リセス)することにより、層間絶縁膜30−2の上面を導電層39(1)の下面(39U(1))に合わせる。その結果、導電層39の下面(39U(1))が後にビット線BLとなる下面(BLU(1))とほぼ一致し(面一になる)、導電層39(1)の上面及び側面が露出される。
続いて、図53(a)(b)に示すように、例えば、RIE等のドライエッチング法を用いて、導電層39(1)の先端部をリセスし、ビット線方向(b)における導電層39(1)の先端部にテーパ角55(1)を形成する。この工程の際、RIE等のドライエッチング法は、別途異なる条件にてドライエッチングを行なっても良いし、上記図52(a)(b)におけるエッチバック工程の時間を長く制御してこれを継続しても良い。
続いて、図54(a)(b)に示すように、上記同様の製造工程を用い、第1層目のメモリセルMC(1)を形成する。続いて、層間絶縁膜30−3を、例えば、RIE法等を用いて、導電層39(2)の下面(39U(2))がワード線WL(2)となる下面(WLU(2))とほぼ一致する(面一)まで、エッチバック(リセス)する。
続いて、図55(a)(b)に示すように、例えば、RIE等のドライエッチング法を用いて、導電層39(2)の先端部をリセスし、ワード線方向(a)における導電層39(2)の先端部にテーパ角55(2)を形成する。この時、導電層39(1)の上部にはビット線BL(1)が形成されているため、導電層39(1)の先端部にはテーパ角55は形成されない。
続いて、図56(a)(b)に示すように、上記同様の製造工程を用い、第2層目のメモリセルMC(2)を形成する。続いて、層間絶縁膜30−4を、例えば、RIE法等を用いて、導電層39(3)の下面(39U(3))がビット線BL(3)となる下面(BLU(3))とほぼ一致する(面一)まで、エッチバック(リセス)する。
続いて、図57(a)(b)に示すように、例えば、RIE等のドライエッチング法を用いて、導電層39(3)の先端部をリセスし、ビット線方向(b)における導電層39(3)の先端部にテーパ角55(3)を形成する。
続いて、図58(a)(b)に示すように、上記同様の製造工程を用い、第3層目のメモリセルMC(3)を形成する。続いて、層間絶縁膜30−5を、例えば、RIE法等を用いて、導電層39(4)の下面(39U(4))がワード線WL(4)となる下面(WLU(4))とほぼ一致する(面一)まで、エッチバック(リセス)する。
続いて、図59(a)(b)に示すように、例えば、RIE等のドライエッチング法を用いて、導電層39(4)の先端部をリセスし、ワード線方向(a)における導電層39(4)の先端部にテーパ角55(4)を形成する。
以後、上記第2の実施形態と実質的に同様の製造方法を用い、上記図50(a)(b)に示した半導体記憶装置を製造する。
<作用効果>
第4の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法によれば、少なくとも上記(1)乃至(4)と同様の効果が得られる。さらに、本例は、セルアレイが複数層(4層)積層されているため、上記(1)(2)の効果がより顕著であると言える。
加えて、ワード線方向(a)における導電層39(2),39(4)の両先端部がテーパ角55(2),55(4)を有し、ビット線方向(b)における導電層39(1),39(3)の両先端部がテーパ角55(1),55(3)を更に有する。そのため、角層(1)〜(4)に対応するワード線WL(2)(4)、ビット線BL(1)(3)形成の際の埋め込み不良を防止でき、信頼性の向上に対して更に有利である。
また、ビット線BL(1)(3)またはワード線WL(2)(4)が分離された断面においては、導電層39(1)〜(4)の先端部にテーパ角55は形成されない。その結果、導電層39(1)〜(4)の上部に形成されたビット線BL(1)(3)またはワード線WL(2)(4)の接続面積が減ることはない。その結果、メモリセルMC(1)〜(4)とビット線BL(1)(3)またはワード線WL(2)(4)の接触面積を下げることができる。
[第5の実施形態(単層、導電層の下面・上面が上層配線の下面の間に位置する例)]
次に、第5の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法について、図60乃至図61を用いて説明する。この実施形態は、メモリセルMCが単層であって、上層配線とメモリセルとの間に形成された層間絶縁膜30−2との界面の位置が、導電層の上面より低く、導電層の下面より高く位置する一例に関するものである。この説明において、上記第1の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
図示するように、本例は、上層配線BLと層間絶縁膜30−2の界面の位置(BLU)は、導電層の上面(39T)より低く、導電層の下面(39U)より高い(39U<BLU<39T)。言い換えれば、導電層39の下面39Uおよび上面39Tは、ビット線の下面BLUの間(39U<BLU<39T)に配置される。上記構成によれば、層間絶縁膜30上のビット線BLの下面が導電層39の下面より上に位置することにより、導電層39の上部側面がビット線BLと接している。すなわち、導電層39の上部がビット線(上層配線)BLの一部となっていると言える。その結果、半導体記憶装置の基板面垂直方向における高さにおいて、導電層39の膜厚の寄与を少なくすることができるため、基板面垂直方向における薄膜化に対して有利であると言える。
<製造方法>
次に、図62(a)(b)乃至図65(a)(b)用いて、第5の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の一例について説明する。ここでは、上記図61(a)(b)に示した半導体記憶装置の構成を一例に挙げる。
まず、図62(a)(b)に示すように、上記と同様の製造工程を用い、層間絶縁膜30−1上に、導電層39,上部電極35−2、記憶層33、下部電極35−1、ダイオード34、ワード線WLを形成する。
続いて、図63(a)(b)に示すように、上記と同様の製造工程を用い、層間絶縁膜30−2を形成する。
続いて、図64(a)(b)に示すように、例えば、RIE法等を用いて、層間絶縁膜30−2の上面(BLU)を、導電層39の下面(39U)と上面(39T)との間(39U<BLU<39T)となる位置まで、エッチバック(リセス)する。
この工程の際、RIE法等のドライエッチング法を用い、エッチング時間の制御等で、この位置(39U<BLU<39T)となるように、層間絶縁膜30−2を導電膜39の下面からオフセットさせる。ここで、エッチングオーバーにより層間絶縁膜30−2の上面が導電膜39の下面より低くなると、この後に行われるビット線BLの形成時に、ビット線BLとビット線方向で隣接する上部電極35−2とがショートしてしまう。そこで、層間絶縁膜30−2の上面が導電膜39の下面より低くならないように、オフセットを設けることにより、隣接メモリセルMCのショート不良を防止できる点で有利である。
続いて、図65(a)(b)に示すように、導電層39上および層間絶縁膜30−2上に、例えば、ビット線BLを形成する。続いて、上記と同様の製造工程を行い、以上の製造方法により、上記図61(a)(b)に示した半導体記憶装置を製造する。
<作用効果>
第5の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法によれば、少なくとも上記(1)乃至(4)と同様の効果が得られる。
さらに、本例は、ビット線の下面と層間絶縁膜30−2の界面BLUは導電層39の下面39Uおよび上面39Tとの間(39U<BLU<39T)に配置される。
そのため、層間絶縁膜39の落とし込みによるリセス工程(図64(a)(b))の際、にエッチングオーバーによる隣接メモリセルMCのショート不良を防止できる点で有利である。すなわち、本実施形態は製造プロセスばらつきに強い製造方法であると言える。
[第6の実施形態(単層、導電層がテーパ角を有する一例)]
次に、第6の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法について説明する。この第6の実施形態は、単層であって、導電層39がテーパ角を有し、導電層39の下面39Uおよび上面39Tはビット線の下面BLUの間(39U<BLU<39T)に配置される一例に関するものである。この説明において、上記第3の実施形態と重複する部分の詳細な説明を省略する。
<平面、断面構成例>
まず、図66および図67(a)(b)を用い、本例に係る半導体記憶装置の平面、断面構成例について説明する。
図示するように、本例は、単層であって、ビット線方向(b)における導電層39の先端部にテーパ角55を更に有し、本例は、導電層39の下面39Uおよび上面39Tは、ビット線の下面BLUの間(39U<BLU<39T)に配置される点で、上記第3の実施形態と相違する。
<製造方法>
次に、図68(a)(b)乃至図71(a)(b)用いて、第6の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の一例について説明する。ここでは、上記図67(a)(b)に示した半導体記憶装置の構成を一例に挙げる。この説明において、上記第3の実施形態と重複する部分の説明を省略する。
まず、図68(a)(b)に示すように、同様の製造工程を用い、上記形成した周辺回路上に、層間絶縁膜30−1,ワード線WL,ダイオード34,下部電極35−1,記憶層33,上部電極35−2,および導電層39を順次形成する。
続いて、図69(a)(b)に示すように、上記と同様の製造工程を用い、層間絶縁膜30−2を形成する。
続いて、図70(a)(b)に示すように、上記と同様の製造工程を用い、層間絶縁膜30−2の下面BLUを、例えば、RIE法等を用いて、エッチング時間を制御する等で、位置(39U<BLU<39T)となるように、オフセットさせる。このため、オーバーエッチングによる不良を防止できる点で有利である。
続いて、図71(a)(b)に示すように、例えば、RIE等のドライエッチング法を用いて、ビット線方向(b)における導電層39の先端部をリセスし、テーパ角55を形成する。この工程の際、RIE等のドライエッチング法は、別途異なる条件にてドライエッチングを行なっても良いし、上記図70(a)(b)におけるエッチバック工程の時間を長く制御してこれを継続しても良い。
続いて、上記と同様の製造工程を行い、上記図67(a)(b)に示した半導体記憶装置を製造する。
<作用効果>
第6の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法によれば、少なくとも上記(1)乃至(4)と同様の効果が得られる。さらに、本例は、導電層39が先端部にテーパ角55を有する。更に、本例に係る本例は、ビット線の下面と層間絶縁膜30−2の界面BLUは導電層39の下面39Uおよび上面39Tとの間(39U<BLU<39T)に配置される。そのため、信頼性を向上できる点で更に有利である。
また、必要に応じて本例のような構成および製造方法を適用することが可能である。
[比較例]
次に、図72を用い、上記概要、第1乃至第6の実施形態に係る半導体記憶装置およびその製造方法と比較するために、比較例に係る半導体記憶装置について説明する。
図示するように、比較例に係る半導体記憶装置が有する上層配線(BL(1),WL(2),BL(2),WL(3))と層間絶縁膜130−2〜130−6との界面は上層配線(BL(1),WL(2),BL(2),WL(3))の上面と等しい。そのため、導電層139(1)〜139(4)の上面139T(1)〜139T(4)は、上層配線(BL(1),WL(2),BL(2),WL(3))の下面のみと接する。
即ち、上記構成では、半導体記憶装置の基板面垂直方向において導電層139(1)〜139(4)の膜厚分による高さの減少が考慮されていない。そのため、基板面垂直方向における素子の高さが増大する。加えて、この構成では、上層側のメモリセルと、配線層および下層側のメモリセルとを一度に加工するため、アスペクト比が増大する。
上記のように、比較例に係る半導体記憶装置およびその製造方法は、微細化に対して不利である。
以上、概要,第1乃至第6の実施形態,および比較例を用いて本発明の説明を行ったが、この発明は上記概要,各実施形態,比較例に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記概要,各実施形態,比較例には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば概要,各実施形態,比較例に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
BL…上層配線、WL…下層配線、33…記憶層、34…ダイオード、MC…メモリセル、39…導電層、39U…導電層の下面、BLU…上層配線の下面。

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられる上層配線と、
    前記基板上に設けられる下層配線と、
    前記上層配線と前記下層配線との交差位置に配置され、ダイオードと記憶層とを備えるメモリセルと、
    前記メモリセル間に設けられる層間絶縁膜と、
    前記基板面垂直方向における前記上層配線と前記メモリセルとの間に配置される導電層とを具備し、
    前記上層配線と前記層間絶縁膜の界面の位置は、前記導電層の上面より低く、前記導電層の下面以上であること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記導電層は、その先端部にテーパ角を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜上に、下層配線を形成する工程と、
    前記下層配線上に、ダイオード,記憶層,および導電層を順次形成する工程と、
    前記導電層,前記記憶層,ダイオード,および下層配線を、前記第1層間絶縁膜上まで加工し、各メモリセルを電気的に分離するための溝を形成する工程と、
    前記溝中に、第2層間絶縁膜を埋め込み形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜の上面を、前記導電層の上面より低く、かつ、前記導電層の下面以上となる位置まで、エッチバックする工程と、
    前記エッチバックした第2層間絶縁膜上および前記導電層上に、上層配線を形成する工程とを具備すること
    を特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  4. 前記溝中に、第2層間絶縁膜を埋め込み形成する工程は、
    前記溝中に前記第2層間絶縁膜を埋め込んだ後に、CMP法により前記導電層をストッパとして前記第2層間絶縁膜をエッチングすること
    特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記導電層の先端部にテーパ角を形成する工程を更に具備すること
    を特徴とする請求項3または4に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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