JP2011065788A - 光モジュールの放熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 それぞれの放熱基板を利用してそれぞれの光源から生じた熱を吸収し、そしてそれぞれの放熱ファンを利用して気流を導引して気流環状道において流通させることにより、熱を外部の空間まで確実に排出することができる。
【解決手段】 フレーム1、複数個の導流部材2と複数個の放熱ファン3を有する。フレーム1は光モジュールと結合するのに用いられる。それぞれの導流部材2はフレーム1に結合され、それぞれの導流部材2には複数個の光源5が結合するための放熱基板21が含まれ、放熱基板21の片側には導流溝路22が形成される。それぞれの放熱ファン3はフレーム1に結合され、かつそれぞれの導流部材2の間に位置するように結合される。それぞれの導流溝路22はそれぞれの放熱ファン3を通じて気流環状道が形成されるように構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放熱装置に関するもので、特に各種の発光機能を有して高熱を生じ易い光モジュールに対して放熱を行うことができる光モジュールの放熱装置に係るものである。
光モジュール、例えば各種の灯具、バックライトのモジュールまたはその他の発光機能を有した装置等については、実際の運転過程において高熱が生じ易いため、従来の光モジュールには通常として放熱装置が結合されるものであり、そして上記放熱装置を利用して放熱を行うことにより、光モジュールの使用寿命を延ばすことができるようにしている。
従来の灯具タイプの光モジュールにおける放熱モジュールを例に挙げると、例えば、中華民国公告第M339636号「LED灯の放熱構造(一)」公報(特許文献1を参照)において、従来の光モジュールの放熱モジュールには灯具本体が形成され、上記灯具本体には複数個の発光ダイオードと一個のカバーが設けられ、さらに上記灯具本体には複数個の放熱片が突出するように設けられる。これにより、それぞれの発光ダイオードが通電によって熱を生じた時、それぞれの放熱片を利用して発光ダイオードから生じた熱を迅速に拡散するように輔助することができるようにしたものがある。
また、従来の「バックライトモジュール」タイプの光モジュールにおける放熱モジュールを例に挙げると、現在よく見られる液晶表示装置(liquid crystal display、LCD)では通常としてバックライトモジュールが含まれ、上記バックライトモジュールを利用してバックライトの光源を提供することにより、上記液晶表示装置が表示機能を呈するように形成される。その他に、液晶表示装置のバックライトモジュールは大体として「直下式バックライトモジュール」と「側光式バックライトモジュール」に区分されるが、いかなるタイプのバックライトモジュールにおいても放熱装置を結合しなければならず、上記放熱装置を利用して放熱機能を提供することにより、バックライトモジュールが正常に運転するのを確保している。
例えば中華民国出願番号第95118265号「平面表示装置のバックライトの放熱モジュール」(特許文献2を参照)において、図12を参照すると、「直下式バックライトモジュール」の放熱装置7が掲示され、放熱装置7には放熱基板71とバックライトユニット72が含まれる。放熱基板71の片側の表面には複数個のフィン711と複数個の放熱溝路712が設けられる。バックライトユニット72は放熱基板71と結合し、バックライトユニット72には複数個の光源721が設けられる。これにより、バックライトユニット72の光源721が作動時に生じる熱はフィン711と放熱溝路712によって放熱されるため、バックライトユニット72の使用寿命を延ばすことができるようにしたものがある。
また、例えば中華民国公開番号第200901865号「側入光式バックライトモジュールの放熱器」(特許文献3を参照)において、図13を参照すると、「側光式バックライトモジュール」の放熱装置8が掲示され、放熱装置8はバックライトモジュールの導光板の外側に設けられ、放熱装置8には熱導管ユニット81と放熱片82が含まれ、熱導管ユニット81には少なくとも一個の熱導管811が形成され、上記熱導管811には熱伝導の媒質が充填され、放熱片82は熱導管ユニット81と結合するように形成される。これにより、熱導管ユニット81の熱導管811には複数個の発光ダイオード83が結合され、それぞれの発光ダイオード83が作動時に生じた熱は熱導管ユニット81を利用して放熱片82まで伝導することができるため、放熱片82を利用して放熱を行うことができるようにしたものがある。
さらに、例えば中華民国公告番号第M294189号「放熱フレーム」(特許文献4を参照)において、図14を参照すると、「側光式バックライトモジュール」の放熱装置9が掲示され、放熱装置9にはアルミ材質の框体91が形成され、框体91の外周縁には複数個の放熱片92が設けられる。その他に、框体91の内側の周辺には複数個の発光ダイオード93が結合される。これにより、それぞれの発光ダイオード93が作動時に生じた熱は框体91を利用して放熱片92まで伝導することができるため、放熱片92を利用して放熱を行うことができるようにしたものがある。
中華民国公告第M339636号公報 中華民国出願番号第95118265号明細書 中華民国公開番号第200901865号公報 中華民国公告番号第M294189号公報
上記のような特許文献1の従来の光モジュールの放熱モジュールにおいては、一般として次のような問題点を有している。光モジュールの放熱モジュールの放熱片はそれぞれの発光ダイオードが通電後に生じる熱を吸収することができる。しかし、それぞれの放熱片の周辺にはその他の輔助的な放熱の設計を有しないため、放熱片が熱を吸収した後は迅速に熱交換を行うことができない。そのため、放熱片がそれぞれの発光ダイオードから生じた熱を吸収した後では、放熱片には依然として熱を過度に溜めてしまうなどの問題点が生じ易くなり、灯具の全体的な放熱効果に影響を及ぼしてしまい、灯具の使用寿命が短くなるという問題点があった。
また、上記のような特許文献2の従来の光モジュールの放熱モジュールにおいては、一般として次のような問題点を有している。放熱装置7はフィン711と放熱溝路712だけを利用して放熱を行うもので、熱気流を確実に外部の空間まで導引するためのその他の構造の設計を有せず、熱気流は液晶表示装置の内部に溜まり易くなるため、放熱装置7の放熱効果が悪くなるという問題点があった。
また、上記のような特許文献3の従来の光モジュールの放熱モジュールにおいては、一般として次のような問題点を有している。放熱装置8は主に大面積の放熱片82を設置し、さらに熱導管ユニット81と合わせてそれぞれの発光ダイオード83の放熱を行うように構成されたものである。しかし、放熱片82を利用することにより、比較的大きい空間を占めることになるため、放熱装置8を液晶表示装置に応用した時、液晶表示装置の体積が増えてしまうだけではなく、軽くかつ薄くとの小型化に向っての研究開発が難しくなるという問題点があった。その他に、放熱装置8は熱導管ユニット81と放熱片82だけを利用して放熱を行うもので、熱気流を確実に外部の空間まで導引するためのその他の構造の設計を有せず、熱気流は液晶表示装置の内部に溜まり易くなるため、放熱装置8の放熱効果が悪くなるという問題点があった。さらに、熱導管ユニット81は使用する前に熱伝導のための媒質を充填しなければならないため、放熱装置8は製造、使用上において大変不便になるという問題点があった。
さらに、上記のような特許文献4の従来の光モジュールの放熱モジュールにおいては、一般として次のような問題点を有している。放熱装置9は、上述の従来例と同様に、熱気流を確実に外部の空間まで導引するためのその他の構造の設計を有せず、熱気流は液晶表示装置の内部に溜まり易くなるという問題点があった。また、上述した「側光式バックライトモジュール」に応用されている二種の放熱装置8、9を比較すると、後者の放熱装置9には前者の放熱装置8と同様な大面積の放熱片82が設置されていないため、放熱装置9を液晶表示装置に応用した時、框体91と放熱片92では比較的大きい空間を占めることがないが、放熱装置9の放熱片92の面積が比較的小さいため、放熱装置9の放熱効果も限られてしまうという問題点があった。このように、上記のような従来の放熱装置をさらに改良しなければならない。
本発明はこのような問題点に鑑みて発明されたものであって、その主な目的とするところは、上述した従来の光モジュールの放熱装置の問題点に対して改良を行うことにより、放熱効果がさらによくなる光モジュールの放熱装置を提供しようとすることにある。
本発明の第二の目的とするところは、光モジュールが作動時において生じた熱を有効に外部の空間まで導引することができる光モジュールの放熱装置を提供しようとすることである。
本発明の第三の目的とするところは、放熱装置を光モジュールに応用する時、比較的大きい空間を占めることのない光モジュールの放熱装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明による光モジュールの放熱装置は、以下のようになるものである。すなわち、
フレーム、複数個の導流部材および複数個の放熱ファンを有する。フレームには複数個の結合部と複数個の連接部が含まれ、それぞれの結合部は隣接する二個の連接部と連接するようにそれぞれ形成され、それぞれの連接部には第一端と第二端がそれぞれ形成され、第一端と第二端は隣接する結合部と互いに連接するようにそれぞれ形成される。複数個の導流部材はフレームのそれぞれの連接部の同じ側の表面にそれぞれ設けられ、それぞれの導流部材には放熱基板がそれぞれ含まれ、放熱基板の片側には導流溝路が形成され、導流溝路は連接部の第一端から第二端まで延伸するように形成され、導流溝路の両端には開口がそれぞれ形成される。複数個の放熱ファンはフレームの結合部にそれぞれ結合され、かつそれぞれの導流部材の開口の間に位置するように結合され、それぞれの放熱ファンには複数個の導風孔がそれぞれ設けられ、それぞれの導風孔は導流部材のそれぞれの導流溝路とは互いに連通するように形成される。それぞれの導流溝路はそれぞれの放熱ファンとは互いに連通して気流環状道が形成される。
また、それぞれの放熱ファンにファンフレームをそれぞれ形成し、ファンフレームの内部にファンホイールを設け、ファンフレームに環状壁を形成し、環状壁に二個の導風孔を設け、さらに環状壁に上蓋を結合し、上蓋に一個の導風孔を設け、環状壁に設けられた二個の導風孔が二個の隣接する導流部材の開口と相対するようにそれぞれ形成することもできる。また、環状壁に設けられた二個の導風孔の孔径の大きさが異なるように形成することもできる。また、それぞれの放熱ファンにファンフレームをそれぞれ形成し、ファンフレームの内部にファンホイールを設け、ファンフレームにファンホイールの軸方向において二個の導風孔を設けることもできる。また、それぞれの放熱ファンのファンフレームとフレームのそれぞれの結合部との間に気流通路を形成することもできる。また、導流部材の放熱基板の片側に複数個のフィンを形成し、導流溝路をそれぞれのフィンの間に形成することもできる。また、それぞれのフィンが放熱基板に対して垂直になるように形成することもできる。また、それぞれの導流部材の放熱基板に封止部材をそれぞれ結合し、封止部材が導流溝路を封止するのに用いることもできる。また、フレームのそれぞれの結合部の外周縁に側辺を形成し、放熱ファンが側辺に当接して固定されるように形成することもできる。
本発明の光モジュールの放熱装置によれば、上述した従来の光モジュールの放熱装置の問題点に対して改良を行うことにより、放熱効果がさらによくなるという利点がある。
本発明の光モジュールの放熱装置によれば、光モジュールが作動時において生じた熱を効果的に外部の空間まで導引することができるという利点がある。
本発明の光モジュールの放熱装置によれば、放熱装置が光モジュールに応用される時、比較的大きい空間を占めることがないという利点がある。
本発明による光モジュールの放熱装置の組立て状態の断面図である。 本発明による光モジュールの放熱装置の局部の分解斜視図である。 本発明の光モジュールの放熱装置が軸流式放熱ファンを有する状態における局部の分解斜視図である。 本発明の光モジュールの放熱装置が軸流式放熱ファンを有する状態における局部の断面図である。 本発明の光モジュールの放熱装置がフィンを有する状態における局部の分解斜視図である。 本発明の光モジュールの放熱装置が封止部材を有する状態における局部の分解斜視図である。 本発明の光モジュールの放熱装置が側辺を有する状態における局部の分解斜視図である。 本発明の光モジュールの放熱装置が二個の放熱ファンを使用する状態における組立て状態の断面図である。 本発明の光モジュールの放熱装置が第一放熱ファンと第三放熱ファンを使用して放熱を行う状態における使用状態を示す図である。 本発明の光モジュールの放熱装置が第二放熱ファンと第四放熱ファンを使用して放熱を行う状態における使用状態を示す図である。 本発明の光モジュールの放熱装置が放熱を行う状態における使用状態を示す図である。 従来の第一種の光モジュールの放熱装置の分解斜視図である。 従来の第二種の光モジュールの放熱装置の外観斜視図である。 従来の第三種の光モジュールの放熱装置の外観斜視図である。
本発明の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
本発明の光モジュールの放熱装置が例えば灯具またはバックライトモジュールなど各種の発光機能を有した光モジュールに応用されることにより、上記光モジュールが実際に稼働する過程において生じた高熱の放熱作用を提供することができるため、上記光モジュールの使用寿命を延ばすことができる。本発明における上述した目的、特徴と利点がさらに分かり易くなるように、以下の説明において「バックライトモジュール」を例に挙げ(その他の光モジュールに応用される方式も大体同じである)、そして図面と合わせて以下説明する。
図1は本発明による光モジュールの放熱装置の組立て状態の断面図で、図2は本発明の光モジュールの放熱装置の局部の分解斜視図である。図1、2を参照すると、本発明の光モジュールの放熱装置にはフレーム1、複数個の導流部材2および複数個の放熱ファン3が含まれる。フレーム1は液晶表示装置4(liquid crystal display、LCD)の取付け予定位置(例えば導光板の片側)に結合される。それぞれの導流部材2はフレーム1と結合し、そしてそれぞれの導流部材2は複数個の光源5(例えば発光ダイオード等)が結合するのに用いられることができる。それぞれの放熱ファン3はそれぞれの導流部材2の間に結合されることにより、気流を導引してそれぞれの導流部材2に流通するように用いられることができるため、それぞれの光源5に対して放熱を行うことができる。
フレーム1には複数個の結合部11と複数個の連接部12が含まれる。フレーム1は好ましくは導熱の材質により製成される。それぞれの結合部11は隣接する二個の連接部12と連接するようにそれぞれ形成される。それぞれの連接部12には第一端121と第二端122がそれぞれ形成され、第一端121と該第二端122は隣接する結合部11と互いに連接するようにそれぞれ形成される。本発明のフレーム1は主に各種の光モジュール(図示において光モジュールは液晶表示装置4である)に応用されるものであるため、フレーム1は実際の需要に応じて適当な形状に形成することができる。例を挙げると、図1、2に示す実施例において、結合部11と連接部12は全て4個であり、その中の4個の連接部12は矩形に排列され、4個の結合部11はそれぞれ4個の連接部12と互いに連接するように形成されており、それにより、フレーム1は矩形の框体に形成することができ、そして4個の結合部11はフレーム1の四隅の位置に位置するように形成される。
それぞれの導流部材2はフレーム1のそれぞれの連接部12の同じ側の表面にそれぞれ設けられ、それぞれの導流部材2には放熱基板21がそれぞれ含まれる。放熱基板21の片側には導流溝路22が形成され、導流溝路22は連接部12の第一端121から第二端122まで延伸するように形成される。導流溝路22の両端には開口221がそれぞれ形成される。本発明における導流部材2の数はフレーム1の連接部12の数に対応することができる。例を挙げると、図1、2に示す例において、導流部材2は4個であり、4個の導流部材2はそれぞれフレーム1の4個の連接部12の同じ側の表面に結合される。この結合の方式として一体成形または組立式などの方式を採用することができ、そしてそれぞれの4個の導流部材2の導流溝路22の両端に形成されている開口221は全て対応のフレーム1の結合部11に向くように形成される。
それぞれの放熱ファン3はフレーム1の結合部11にそれぞれ結合され、上記結合の方式は好ましくは粘着、溶接、螺着またはその他の固定の目的を達成することができる技術手段を採用することにより、それぞれの放熱ファン3を二個の隣接する導流部材2の導流溝路22的開口221の間に位置するように形成することができる。その他に、それぞれの放熱ファン3にはファンフレーム31がそれぞれ形成される。ファンフレーム31には複数個の導風孔311が設けられ、その中の少なくとも一個の導風孔311を風入口とすることができ、そしてその他の導風孔311を風出口とすることができる。さらにそれぞれの導風孔311と導流部材2のそれぞれの導流溝路22とは互いに連通するように形成される。また、ファンフレーム31の内部にもファンホイール32が設けられる。ファンホイール32は気流を導引してそれぞれの導風孔311に流通させるのに用いられることができる。本発明の放熱ファン3は実際の需要に応じて適当な数を選択することができ、放熱ファン3の数は好ましくはフレーム1の結合部11の数に対応するように形成される。例を挙げると、図1、2に示す例において、放熱ファン3は4個であり、4個の放熱ファン3はそれぞれフレーム1の4個の結合部11に結合される。
本発明の光モジュールの放熱装置は実際の使用上の需要に応じて異なるタイプの放熱ファン3を選択することができる。例えば「送風式放熱ファン」または「軸流式放熱ファン」などを選択することができる。図2に示すように、放熱ファン3が「送風式放熱ファン」である場合、放熱ファン3のファンフレーム31には環状壁312が形成され、環状壁312には二個の導風孔311が設けられる。その他に、環状壁312には上蓋313が結合され、上蓋313には一個の導風孔311が設けられる。また、上述した環状壁312に設けられている二個の導風孔311は隣接する二個の導流部材2の開口221と相対するようにそれぞれ形成され、そして上蓋313に設けられている一個の導風孔311は外部の空間に向くように形成される。これにより、実際に放熱ファン3を使用する時、上述した環状壁312に設けられている二個の導風孔311を風出口とすることができ、そして上蓋313に設けられている一個の導風孔311を風入口とすることができるため、本発明の光モジュールの放熱装置に更なる多様な放熱の方式を提供することができる。その他に、再び図1、2を参照すると、上述した環状壁312に設けられている二個の導風孔311の孔径を異なる大きさに形成することができ、その中の比較的大きい孔径を有する導風孔311を図1に示すような距離が比較的長い導流溝路22に向かせることができ、そして比較的小さい孔径を有する導風孔311を、図1に示すように、距離が比較的短い導流溝路22に向かせることができる。これにより、本発明の光モジュールの放熱装置が「幅広」の液晶表示装置4に応用される時、より均一になった放熱の効果を提供することができる。
図3は本発明の光モジュールの放熱装置が軸流式放熱ファンを有する状態における局部の分解斜視図で、図4は本発明の光モジュールの放熱装置が軸流式放熱ファンを有する状態における局部の断面図である。図3、4を参照すると、放熱ファン3が「軸流式放熱ファン」である場合、放熱ファン3のファンフレーム31はファンホイール32の軸方向において二個の導風孔311が設けられ、その中の一個の導風孔311は風入口であり、もう一個の導風孔311は風出口である。その他に、図4に示すように、それぞれの放熱ファン3のファンフレーム31とフレーム1のそれぞれの結合部11との間には気流通路33が形成される。これにより、放熱ファン3が実際に作動する時、ファンホイール32が導引された気流は気流通路33を経てそれぞれの導流部材2の導流溝路22に流通するように形成される。
本発明の光モジュールの放熱装置のフレーム1と導流部材2にはさらに下記のその他の構造特徴が含まれ、そして掲示されている数種の異なる構造特徴も使用上の需要性に応じて互いに組合せて使用したりまたは個別に使用したりすることができ、さらに上述した「送風式放熱ファン」または「軸流式放熱ファン」の放熱装置(以下においては送風式放熱ファンのみを例に挙げて説明する。)に応用されることにより、本発明の光モジュールの放熱装置の功能は完璧に近付くことができる。
図5は本発明の光モジュールの放熱装置がフィンを有する状態における局部の分解斜視図である。図5を参照すると、それぞれの導流部材2の放熱基板21の片側には複数個のフィン23が形成され、導流溝路22はそれぞれのフィン23の間に形成される。それぞれのフィン23は、好ましくは図示のように、放熱基板21に対して垂直になるように形成されることにより、全体的な導熱の効果を高めることができる。これにより、それぞれのフィン23を利用して放熱の面積を増やすことにより、本発明の光モジュールの放熱装置の放熱効果をより一層高めることができる。
図6は本発明の光モジュールの放熱装置が封止部材を有する状態における局部の分解斜視図である。図6を参照すると、それぞれの導流部材2には他に封止部材24が含まれ、封止部材24は導流溝路22を封止するのに用いられ、封止部材24は放熱基板21と結合するように形成される。これにより、それぞれの放熱ファン3によって導入された気流は導流溝路22の両端の開口221以外の部位から外部の空間まで散逸するのを確保することにより、上記気流によって放熱基板21まで伝導される熱をスムースに外部の空間まで伝送することができるため、同様に本発明の光モジュールの放熱装置の放熱効果をより一層高めることができる。
図7は本発明の光モジュールの放熱装置が側辺を有する状態における局部の分解斜視図である。図7を参照すると、フレーム1のそれぞれの結合部11の外周縁に側辺111が形成される。これにより、放熱ファン3がフレーム1の結合部11に結合された時、側辺111は放熱ファン3を当接して固定するのに用いることができるため、放熱ファン3とフレーム1の結合部11との間の結合の安定性を増やすことができる。
図8は本発明の光モジュールの放熱装置が二個の放熱ファンを使用する状態における組立て状態の断面図である。図8を参照すると、放熱ファン3は実際の需要に応じて適当な数を選択することができる。図8に示す実施例において、放熱ファン3の数は二個であり、そして二個の放熱ファン3はフレーム1の対角の位置にそれぞれ設置される。これにより、本発明の光モジュールの放熱装置によれば、一定の放熱効果を依然として維持することができるとともに、製造コストを低く抑えることができる。
再び上述した各図を参照すると、本発明の光モジュールの放熱装置が実際に使用される時、フレーム1は光モジュールの予定の取付け部位(例えば灯具またはバックライトモジュールの光源の部位等)に結合するのに用いられる。各図に示す実施例において、フレーム1は液晶表示装置4に結合される。導流部材2の放熱基板21は液晶表示装置4のバックライトモジュールの複数個の光源5と結合するのに用いられ、その中の導流溝路22は放熱基板21の片側に位置するように形成され、そしてそれぞれの光源5は放熱基板21のもう一方の片側に位置するように形成される。また、それぞれの導流部材2の導流溝路22の開口221はそれぞれの放熱ファン3のファンフレーム31の導風孔311と互いに連通するように形成されるため、それぞれの導流溝路22の間はそれぞれの放熱ファン3を通じて互いに連通して気流環状道(標示せず)が形成される。これにより、それぞれの光源5が実際に作動して熱が生じた時、それぞれの放熱基板21によってそれぞれの光源5から生じた熱を吸収することができる。それと同時に、それぞれの放熱ファン3によって外部の空間から気流を導引して放熱基板21の片側の導流溝路22に流通させ、そして熱交換作用を利用することにより、上記気流によってそれぞれの光源5から生じた熱を外部空間へ発散させ、熱気流が液晶表示装置4の内部に溜まるのを避けることができるため、よりよい放熱効果を提供することができるとともに、それぞれの光源5の使用寿命を延ばすことができる。
さらに詳しく言えば、上述した構造の特徴によれば、本発明の光モジュールの放熱装置では以下の数種の放熱方式と多数の利点(選択的に「送風式放熱ファン」または「軸流式放熱ファン」を使用する。)を達成することができ、そしてそれぞれの放熱ファン3を第一放熱ファン3a、第二放熱ファン3b、第三放熱ファン3cと第四放熱ファン3dと区分けして以下説明する。
1. 図2、9を参照して、「送風式放熱ファン」を使用した例について説明すると、本発明の放熱装置が使用時において好ましくは放熱ファン3の交替作動を制御することにより、それぞれの放熱ファン3の使用寿命を高めることができる。例を挙げると、予め第一放熱ファン3aと第三放熱ファン3cが同時に作動するのを制御し、そして第二放熱ファン3bと第四放熱ファン3dを暫く作動停止する。この時には第一放熱ファン3aと第三放熱ファン3cの上蓋313に設けられている導風孔311を風入口とすることにより、外部の気流を上記風入口を経由してファンフレーム31まで導入させる。それから再び第一放熱ファン3aと第三放熱ファン3cの環状壁312に設けられている導風孔311を風出口とすることにより、気流を上記風出口を経由して導流部材2の導流溝路22に進入させる。上記気流が導流溝路22に流通される時、それぞれの光源5から生じられる熱を第二放熱ファン3bと第四放熱ファン3dまで更に導引させ、そして第二放熱ファン3bと第四放熱ファン3dが作動していないため、気流はスムースに第二放熱ファン3bと第四放熱ファン3dの導風孔311を経由して外部空間へ発散される。予定の時間(使用者の実際の需要に応じて時間の長さを設定する。)が経過した後、図10に示すように、先程作動していた第一放熱ファン3aと第三放熱ファン3cの作動を停止するように制御し、そして第二放熱ファン3bと第四放熱ファン3dが上述した放熱の方式を繰り返すように改めて制御させる。全体から言えば、それぞれの放熱ファン3を「交替作動」にさせることにより、予定の放熱効果を達成するため、放熱ファン3が長時間の作動によって壊れてしまうのを有効に避けることができる。
2. 図11を参照して、「軸流式放熱ファン」を使用した例について説明すると、仮にそれぞれの光源5が実際の作動過程において過熱になり易い場合、それぞれの放熱ファン3が同時に作動するのをさらに制御することにより、全面的に放熱を行うように構成することができる。例えば、第一放熱ファン3aと第三放熱ファン3cのファンホイール32が正方向で回動するように制御することにより、外部の空間の気流を導流溝路22まで導入させる。そして合わせて第二放熱ファン3bと第四放熱ファン3dのファンホイール32が反対方向で回動するように制御することにより、導流溝路22の内部の気流をより迅速に外部空間へ導引することができ(軸流式放熱ファンのファンホイール特性に合わせて、例えばそのファンホイールが反転時において元の気流の進行方向を変えることができる。)、そのため、それぞれの光源5が過熱によって壊れてしまうのを有効に避けることができるとともに、よりよい放熱効果を提供することができる。
3. 仮にそれぞれの放熱ファン3の導風孔311に沢山の埃が積もると、それぞれの放熱ファン3が反対方向に回動するように制御することにより、さらに軸流式放熱ファン3のファンホイール32の特性に合わせることにより、気流が導風孔311を経由して外部空間へと通過する過程において、導風孔311の内部に積もった埃をついでに除去することができるため、導風孔311が詰まるのを避けることができる。
4. 仮にその内の一個の放熱ファン3が壊れると、その他の壊れていない放熱ファン3が引き続き作動するように制御する、または壊れていない放熱ファン3の回転速度を増やすように制御することにより、それぞれの光源5が過熱によって壊れてしまうのを避けることができる。
本発明の光モジュールの放熱装置によれば、複数個の放熱ファン3を利用し、そして合わせて複数個の導流部材2の導流溝路22によって形成された気流環状道の構造の設計を利用することにより、光モジュールの複数個の光源5に対して放熱を行うことができる。更に、それぞれの放熱ファン3の交替作動によって形成される放熱方式を制御し、気流を導流溝路22に流通させることにより、それぞれの放熱基板21に結合される複数個の光源5の温度を有効に低下させることができるため、より完璧な放熱作用を提供することができ、放熱効果をより一層高めることができる。
本発明の光モジュールの放熱装置によれば、複数個の放熱ファン3を利用して確実に気流を外部の空間へ導引することにより、熱気流が光モジュール(図においては液晶表示装置4のバックライトモジュール)の内部に溜まるのを避けることができるため、それぞれの光源5が正常に作動するのを確保することができるとともに、その使用寿命を高めることができる。
上述の如く、本発明の光モジュールの放熱装置は従来の放熱装置8と比べると、大面積の放熱片82を設置することなく、さらに複数個の放熱ファン3だけを利用し、さらに複数個の導流部材2を合わせて利用することにより、よりよい放熱効果を獲得することができる。そのため、本発明の光モジュールの放熱装置が光モジュールに応用される時、比較的大きい空間を占めることなく、さらに、取り付けが簡単で、軽く薄くかつ小型化であるという利点がある。
本発明は、その精神と必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施形態は例示的なものであり、限定を意図するものではない。
1 フレーム
11 結合部
111 側辺
12 連接部
121 第一端
122 第二端
2 導流部材
21 放熱基板
22 導流溝路
221 開口
23 フィン
24 封止部材
3 放熱ファン
3a 第一放熱ファン
3b 第二放熱ファン
3c 第三放熱ファン
3d 第四放熱ファン
31 ファンフレーム
311 導風孔
312 環状壁
313 上蓋
32 ファンホイール
33 気流通路
4 液晶表示装置
5 光源
7 放熱装置
71 放熱基板
711 フィン
712 放熱溝路
72 バックライトユニット
721 光源
8 放熱装置
81 熱導管ユニット
811 熱導管
82 放熱片
83 発光ダイオード
9 放熱装置
91 框体
92 放熱片
93 発光ダイオード

Claims (11)

  1. フレーム(1)、複数個の導流部材(2)および複数個の放熱ファン(3)を有する光モジュールの放熱装置において、フレーム(1)には複数個の結合部(11)と複数個の連接部(12)が含まれ、それぞれの結合部(11)は隣接する二個の連接部(12)とそれぞれ連接するように形成され、それぞれの連接部(12)には第一端(121)と第二端(122)がそれぞれ形成され、第一端(121)と第二端(122)は隣接する結合部(11)と互いに連接するようにそれぞれ形成され、複数個の導流部材(2)はフレーム(1)のそれぞれの連接部(12)の同じ側の表面にそれぞれ設けられ、それぞれの導流部材(2)には放熱基板(21)がそれぞれ含まれ、放熱基板(21)の片側には導流溝路(22)が形成され、導流溝路(22)は連接部(12)の第一端(121)から第二端(122)まで延伸するように形成され、導流溝路(22)の両端には開口(221)がそれぞれ形成され、複数個の放熱ファン(3)はフレーム(1)の結合部(11)にそれぞれ結合され、かつそれぞれの導流部材(2)の開口(221)の間に位置するように結合され、それぞれの放熱ファン(3)には複数個の導風孔(311)がそれぞれ設けられ、それぞれの導風孔(311)は導流部材(2)のそれぞれの導流溝路(22)と互いに連通するように形成され、それぞれの導流溝路(22)はそれぞれの放熱ファン(3)とは互いに連通して気流環状道が形成されることを特徴とする光モジュールの放熱装置。
  2. それぞれの放熱ファン(3)にはファンフレーム(31)がそれぞれ形成され、ファンフレーム(31)の内部にはファンホイール(32)が設けられ、ファンフレーム(31)には環状壁(312)が形成され、環状壁(312)には二個の導風孔(311)が設けられ、さらに環状壁(312)には上蓋(313)が結合され、上蓋(313)には一個の導風孔(311)が設けられ、環状壁(312)に設けられた二個の導風孔(311)は二個の隣接する導流部材(2)の開口(221)と相対するようにそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載の光モジュールの放熱装置。
  3. 環状壁(312)に設けられた二個の導風孔(311)の孔径は大きさが異なるように形成されることを特徴とする請求項2に記載の光モジュールの放熱装置。
  4. それぞれの放熱ファン(3)にはファンフレーム(31)がそれぞれ形成され、ファンフレーム(31)の内部にはファンホイール(32)が設けられ、ファンフレーム(31)はファンホイール(32)の軸方向において二個の導風孔(311)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の光モジュールの放熱装置。
  5. それぞれの放熱ファン(3)のファンフレーム(31)とフレーム(1)のそれぞれの結合部(11)との間には気流通路(33)が形成されることを特徴とする請求項4に記載の光モジュールの放熱装置。
  6. 導流部材(2)の放熱基板(21)の片側には複数個のフィン(23)が形成され、導流溝路(22)はそれぞれのフィン(23)の間に形成されることを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の光モジュールの放熱装置。
  7. それぞれのフィン(23)は放熱基板(21)に対して垂直になるように形成されることを特徴とする請求項6に記載の光モジュールの放熱装置。
  8. それぞれの導流部材(2)の放熱基板(21)には封止部材(24)がそれぞれ結合され、封止部材(24)は導流溝路(22)を封止するのに用いられることを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の光モジュールの放熱装置。
  9. フレーム(1)のそれぞれの結合部(11)の外周縁には側辺(111)が形成され、放熱ファン(3)は側辺(111)に当接して固定されるように形成されることを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の光モジュールの放熱装置。
  10. フレーム(1)のそれぞれの結合部(11)の外周縁には側辺(111)が形成され、放熱ファン(3)は側辺(111)に当接して固定されるように形成されることを特徴とする請求項6に記載の光モジュールの放熱装置。
  11. フレーム(1)のそれぞれの結合部(11)の外周縁には側辺(111)が形成され、放熱ファン(3)は側辺(111)に当接して固定されるように形成されることを特徴とする請求項8に記載の光モジュールの放熱装置。
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