JP2011064812A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で搬送部材のロックの発生を防ぎ、廃トナー容器の容量をさらに十分に使うことができるようにした廃トナー搬送手段を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明の画像形成装置では、画像形成動作により発生する廃トナーを搬送する廃トナー搬送手段と、廃トナー搬送手段で搬送される廃トナーを回収するための廃トナー容器58とを備え、廃トナー搬送手段は、廃トナーを廃トナー容器内に注ぐための内部に搬送部材62bを有する廃トナー排出パイプ62を備え、該廃トナー排出パイプ62は廃トナー容器58内に先端部を突出して設けられ、且つ廃トナー排出パイプ62のトナー排出口62bとなる穴は該廃トナー排出パイプの側面に開いており、下側には開いていない構成とした。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の画像形成装置では、画像形成動作により発生する廃トナーを搬送する廃トナー搬送手段と、廃トナー搬送手段で搬送される廃トナーを回収するための廃トナー容器58とを備え、廃トナー搬送手段は、廃トナーを廃トナー容器内に注ぐための内部に搬送部材62bを有する廃トナー排出パイプ62を備え、該廃トナー排出パイプ62は廃トナー容器58内に先端部を突出して設けられ、且つ廃トナー排出パイプ62のトナー排出口62bとなる穴は該廃トナー排出パイプの側面に開いており、下側には開いていない構成とした。
【選択図】図3
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に係り、特に、クリーニング手段で回収した廃トナーを収容する廃トナー容器を有する画像形成装置に関する。
一般的に、感光体上に形成された静電潜像を現像するのにトナーを使用する画像形成装置においては、そのトナーを記録媒体である転写紙の上に転写し、画像を得るようにしている。しかしながら、転写紙上に転写しきれずに感光体上に残留し、一般的に廃トナーと言われる転写残となるトナーが存在する。
このトナーは感光体表面に当接されたクリーニングブレードやクリーニングブラシ等からなるクリーニング手段によって感光体上から除去され、搬送手段によって、廃トナーを収容する廃トナー容器(廃トナーボトル、廃トナータンク等)に回収される。
このトナーは感光体表面に当接されたクリーニングブレードやクリーニングブラシ等からなるクリーニング手段によって感光体上から除去され、搬送手段によって、廃トナーを収容する廃トナー容器(廃トナーボトル、廃トナータンク等)に回収される。
一方、廃トナー容器は、画像形成装置本体から着脱しやくする必要があり、そのために本体フロント側からリア側へスライドして入れる物がほとんどである。さらに、廃トナー容器の満杯検知機構は、本体リア側に取り付いていることがほとんどである。これは、本体リア側にはモータやセンサなどの部品が多く取り付けられていること、フロント側は容器の取手があり、スペース的な余裕が無いこと、側面および上側はスライドする際に擦れるため、検知機構を付け難いためである。
そして廃トナーを廃トナー容器に収容する際、最も安易である自由落下によって、下方に設置された廃トナー容器の上部から廃トナーを落下させる装置が多い。
そして廃トナーを廃トナー容器に収容する際、最も安易である自由落下によって、下方に設置された廃トナー容器の上部から廃トナーを落下させる装置が多い。
また、廃トナーを搬送するパイプは、廃トナーの飛散を抑えるために、トナー排出口に廃トナー容器のスライドする方向に合わせて動くシャッタを持ち合わせている。そしてパイプ先端には、シャッタのスライドを抑えるための部材が取り付けられていることが多く、この理由でパイプ先端部にはトナー排出を目的とした穴をつけることができない場合が多い。
そして、廃トナー容器の容量を最大限に利用するために、トナーを落下し堆積した際に生じる廃トナーの山を崩し、ならすための機構が容器の内外に取り付けられていることが多い。
そして、廃トナー容器の容量を最大限に利用するために、トナーを落下し堆積した際に生じる廃トナーの山を崩し、ならすための機構が容器の内外に取り付けられていることが多い。
このような例として特許文献1(特開2006−91851号公報)に記載の画像形成装置では、廃トナー容器内にオーガを有し、これによりトナーをならすことを行っている。また、特許文献2(特開2008−3523号公報)に記載の画像形成装置では、揺動機構を用いて、容器の外側から振動を与え、これによりトナーの山をならしている。
さらに、このようにトナーならし機構を設けることにより、トナーの満杯検知の確率を高めていることも伺える。
さらに、このようにトナーならし機構を設けることにより、トナーの満杯検知の確率を高めていることも伺える。
しかしながら、トナーの物性によっては、上記のようなならし機構を備えていても、満杯検知部分にトナーが届かずに、廃トナーの山が堆積して廃トナー搬送パイプの排出口を塞ぎ、結果として廃トナー搬送パイプ内にトナーが滞り、搬送路内で搬送部材(スクリュ、オーガ等)のロックが生じてしまうことが有る。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で搬送部材のロックの発生を防ぎ、廃トナー容器の容量をさらに十分に使うことができるようにした廃トナー搬送手段を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明では以下のような解決手段を採っている。
本発明の第1の解決手段は、画像形成装置であって、画像形成動作により発生する廃トナーを搬送する廃トナー搬送手段と、前記廃トナー搬送手段で搬送される廃トナーを回収するための廃トナー容器と、を備え、前記廃トナー搬送手段は、前記廃トナーを前記廃トナー容器内に注ぐための内部に搬送部材を有する廃トナー排出パイプを備え、該廃トナー排出パイプは前記廃トナー容器内に先端部を突出して設けられ、且つ前記廃トナー排出パイプのトナー排出口となる穴は該廃トナー排出パイプの側面に開いており、下側には開いていないことを特徴とする(請求項1)。
本発明の第1の解決手段は、画像形成装置であって、画像形成動作により発生する廃トナーを搬送する廃トナー搬送手段と、前記廃トナー搬送手段で搬送される廃トナーを回収するための廃トナー容器と、を備え、前記廃トナー搬送手段は、前記廃トナーを前記廃トナー容器内に注ぐための内部に搬送部材を有する廃トナー排出パイプを備え、該廃トナー排出パイプは前記廃トナー容器内に先端部を突出して設けられ、且つ前記廃トナー排出パイプのトナー排出口となる穴は該廃トナー排出パイプの側面に開いており、下側には開いていないことを特徴とする(請求項1)。
本発明の第2の解決手段は、第1の解決手段の画像形成装置において、前記廃トナー容器は、画像形成装置本体のフロント側からリア側にスライド挿入することを特徴とする(請求項2)。
また、本発明の第3の解決手段は、第1または第2の解決手段の画像形成装置において、前記廃トナー排出パイプの搬送部材は、回転しながら廃トナーを回転軸方向に搬送するスクリューで構成されていることを特徴とする(請求項3)。
さらに本発明の第4の解決手段は、第1乃至第3のいずれか一つの解決手段の画像形成装置において、前記廃トナー排出パイプの先端部には、前記廃トナーを排出することを目的とした穴を有さないことを特徴とする(請求項4)。
また、本発明の第3の解決手段は、第1または第2の解決手段の画像形成装置において、前記廃トナー排出パイプの搬送部材は、回転しながら廃トナーを回転軸方向に搬送するスクリューで構成されていることを特徴とする(請求項3)。
さらに本発明の第4の解決手段は、第1乃至第3のいずれか一つの解決手段の画像形成装置において、前記廃トナー排出パイプの先端部には、前記廃トナーを排出することを目的とした穴を有さないことを特徴とする(請求項4)。
本発明の第5の解決手段は、第1乃至第4のいずれか一つの解決手段の画像形成装置において、前記廃トナー排出パイプと前記廃トナー容器の内壁との間の距離が、前記廃トナー排出パイプの直径の2倍以上であることを特徴とする(請求項5)。
また、本発明の第6の解決手段は、第1乃至第5のいずれか一つの解決手段の画像形成装置において、前記廃トナー排出パイプのトナー排出口となる穴の幅は、前記廃トナー排出パイプの内径(内周の直径)Dに対して0.75D以上であることを特徴とする(請求項6)。
また、本発明の第6の解決手段は、第1乃至第5のいずれか一つの解決手段の画像形成装置において、前記廃トナー排出パイプのトナー排出口となる穴の幅は、前記廃トナー排出パイプの内径(内周の直径)Dに対して0.75D以上であることを特徴とする(請求項6)。
本発明によれば、廃トナー排出パイプのトナー排出口を下側ではなく、側面に開けていることにより、トナー排出口がトナーで塞がれたとしても、搬送部材(スクリュー等)のロックを生じることなくトナーを搬送することが可能となる。
また、廃トナーが廃トナー排出パイプの側面に流れることにより、下側にトナー排出口がある従来の廃トナー排出パイプでは利用することのできなかった廃トナー容器の空間を利用することができるため、廃トナー容器に入る廃トナー容量を増やすことができる。
また、廃トナーが廃トナー排出パイプの側面に流れることにより、下側にトナー排出口がある従来の廃トナー排出パイプでは利用することのできなかった廃トナー容器の空間を利用することができるため、廃トナー容器に入る廃トナー容量を増やすことができる。
以下、本発明を実施するための形態を、図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明を適用する画像形成装置の一例を示す概略構成図である。同図において符号100は画像形成装置としてのタンデム型中間転写式の画像形成装置本体、200は該画像形成装置本体100を載せる給紙テーブルをそれぞれ示している。また、画像形成装置本体100の内部には複数の画像形成手段1Y、1M、1C、1Kが並設されたタンデム型中間転写式の画像形成部(以下、タンデム型画像形成部と言う)20が設けられており、上記の符号に付けた添え字Y、M、C、Kは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(黒)の各色をそれぞれ示している。なお、その他の符号を付した部材は以下の説明中で直接説明する。
画像形成装置本体100には、中央付近に、無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトと言う)10が設けられている。この中間転写ベルト10は、複数の支持ローラ14、15、15’、16等に掛け回して図中の矢印で示す時計回り方向に回転搬送可能とする。
この図示例では、支持ローラ16の左に、中間転写ベルト用のクリーニング装置17を設けている。クリーニング装置17は画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する。
この図示例では、支持ローラ16の左に、中間転写ベルト用のクリーニング装置17を設けている。クリーニング装置17は画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する。
支持ローラ14と支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4つの画像形成手段1Y、1M、1C、1K(以下、1Y、M、C、Kのように略記する)を横に並べて配置してタンデム型画像形成部20を構成する。このタンデム型画像形成部20の各画像形成手段1Y、M、C、Kは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナー画像を担持する像担持体としての感光体ドラム2Y、M、C、Kを有している。そして、このタンデム型画像形成部20の上には、図1に示すように2つの露光装置4が設けられている。各露光装置4はそれぞれ2つの画像形成手段(1Yと1M、1Cと1K)に対応しており、例えば2つの光源装置(半導体レーザ、半導体レーザアレイ、あるいはマルチビーム光源等)とカップリング光学系、共通の光偏向器(ポリゴンミラー等)、2系統の走査結像光学系等で構成される光走査方式の露光装置であり、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の画像情報に応じて各感光体ドラム2Y、M、C、Kに露光を行い、静電潜像を形成する。
また、各画像形成手段1Y、M、C、Kの感光体ドラム2Y、M、C、Kの周囲には、上記の露光に先立って各感光体ドラムを均一に帯電する帯電装置3Y、M、C、K、上記の露光装置4によって形成された静電潜像を各色の現像剤のトナーで現像する現像装置5Y、M、C、K、感光体ドラム上の転写残トナーを除去する感光体用クリーニング装置7Y、M、C、Kが設けられている。さらに、各感光体ドラム2Y、M、C、Kから中間転写ベルト10にトナー画像を転写する一次転写位置には、中間転写ベルト10を間に挟んで各感光体ドラム2Y、M、C、Kに対向するように一次転写手段の構成要素としての一次転写ローラ6Y、M、C、Kが設けられている。
中間転写ベルト10を支持する複数の支持ローラのうち、支持ローラ14は中間転写ベルト10を回転駆動する駆動ローラであり、図示しない駆動伝達機構(ギヤ、プーリ、ベルト等)を介してモータと接続されている。また、ブラックの単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合には、図示しない移動機構により、駆動ローラ14以外の支持ローラ15、15’を移動させて、イエロー、シアン、マゼンタの感光体ドラム2Y、M、Cを中間転写ベルト10から離間させることが可能である。
中間転写ベルト10を挟んでタンデム型画像形成部20と反対の側には、2次転写装置22を備えている。この2次転写装置22は例えば2次転写ローラからなり、図示の例では、2次転写対向ローラ16に2次転写ローラ22を押し当てて転写電界を印加することで中間転写ベルト10上の画像を記録媒体としてのシート状の転写紙Sに転写する。
また、2次転写装置22の横には、転写紙S上の転写画像を定着する定着装置25を設けている。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。定着ベルト26は2つの支持ローラに掛け回されており、少なくとも一方のローラには図示しない加熱手段(ヒータ、ランプ、あるいは電磁誘導式の加熱装置等)が設けられている。
2次転写装置22で画像が転写された転写紙Sは、2つのローラ23に支持された搬送ベルト24により上記定着装置25へと搬送される。もちろん、搬送ベルト24の部分は、固定されたガイド部材でも良く、また、搬送ローラや搬送コロ等でも良い。
なお、図示の例では、このような2次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム型画像形成部20と平行に、転写紙Sの両面に画像を記録すべく転写紙Sを反転して搬送するシート反転装置28を備えている。
画像形成装置本体100に画像データが送られ、作像開始の信号を受けると、タンデム型画像形成部20では、不図示の駆動モータで支持ローラ14を回転駆動して他の複数の支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を図中の矢印方向に回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段1Y、M、C、Kでは、各感光体ドラム2Y、M、C、Kが不図示の駆動モータで反時計回りに回転し、帯電装置3Y、M、C、Kによる帯電、露光装置4による露光(潜像形成)、現像装置5Y、M、C、Kの各色の現像剤のトナーによる現像のプロセスを経て、各感光体ドラム2Y、M、C、K上にそれぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、それらの単色画像を一次転写ローラ62Y、M、C、Kで順次中間転写ベルト10に重ね合せて転写して、中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
一方、上記の画像形成動作に合せて、給紙テーブル200内の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシート状の転写紙Sを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して画像形成装置本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。
画像転写後の転写紙Sは、搬送ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、不図示の切換爪で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、不図示の切換爪で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び画像形成装置本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49を介して転写位置へと導き、裏面にも画像を記録した後、定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の各感光体ドラム2Y、M、C、Kは、感光体用クリーニング装置7Y、M、C、Kで、画像転写後に各感光体ドラム2Y、M、C、K上に残留する残留トナーを除去される。また、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルト用のクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去される。そして、上記のクリーニング工程後、画像形成装置はタンデム型画像形成部20による再度の画像形成に備える。
なお、以降の説明では、感光体用クリーニング装置7Y、M、C、Kや、中間転写ベルト用のクリーニング装置17で除去された残留トナーのことを、廃トナーと呼ぶことにする。
なお、以降の説明では、感光体用クリーニング装置7Y、M、C、Kや、中間転写ベルト用のクリーニング装置17で除去された残留トナーのことを、廃トナーと呼ぶことにする。
図2は図1に示す画像形成装置を裏側から見たものである。感光体用クリーニング装置7Y、M、C、Kによって除去した廃トナーは、廃トナー搬送手段を構成する第1粉体搬送装置59に送られる。第2粉体搬送装置60は、第1粉体搬送装置59の廃トナーと中間転写ベルト用のクリーニング装置17の廃トナーを受け取り、第3粉体搬送装置61に送る。第3粉体搬送装置61は、これらの廃トナーを廃トナー容器(例えば廃トナータンク)58に送る。
なお、廃トナー搬送手段を構成する粉体搬送装置59,60,61内にはスクリューやオーガ等の搬送部材が設けられているが、これら搬送部材の駆動には、転写紙の搬送系を駆動するモータの駆動力を駆動伝達手段(ギヤ、ベルト等)を介して利用することができる。
なお、廃トナー搬送手段を構成する粉体搬送装置59,60,61内にはスクリューやオーガ等の搬送部材が設けられているが、これら搬送部材の駆動には、転写紙の搬送系を駆動するモータの駆動力を駆動伝達手段(ギヤ、ベルト等)を介して利用することができる。
次に図3は廃トナー容器(以下、廃トナータンクとする)58が、画像形成装置本体100に取り付けられたときの断面図を表したものである。この廃トナータンクは58、画像形成装置本体のフロント側からリア側にスライドして挿入するようになっている。
廃トナー搬送手段を構成する廃トナー排出パイプ62は、第3粉体搬送装置61に取り付けられており、廃トナータンク58に突き刺ささるようにして、その先端部がタンク内に突出して設けられている。この廃トナー排出パイプ62内には搬送部材62aが設けられており、この搬送部材62aは、例えば回転しながら廃トナーを回転軸方向に搬送するスクリューで構成されている。
また、廃トナータンク58の本体リア側には、タンク満杯検知部63が取り付けられており、この部分に廃トナー64が来ると満杯検知信号を出力する。
廃トナー搬送手段を構成する廃トナー排出パイプ62は、第3粉体搬送装置61に取り付けられており、廃トナータンク58に突き刺ささるようにして、その先端部がタンク内に突出して設けられている。この廃トナー排出パイプ62内には搬送部材62aが設けられており、この搬送部材62aは、例えば回転しながら廃トナーを回転軸方向に搬送するスクリューで構成されている。
また、廃トナータンク58の本体リア側には、タンク満杯検知部63が取り付けられており、この部分に廃トナー64が来ると満杯検知信号を出力する。
図4は、廃トナー排出パイプ62の側面図と断面図を表したものである。なお、搬送部材(例えばスクリュー)62aの図示は省略している。
廃トナー排出パイプ62のトナー排出口62bとなる穴は、廃トナー排出パイプ62の側面に開いており、下側には開いていない。また、廃トナー排出パイプ62の先端部は塞がれており、廃トナーを排出することを目的とした穴を有さない。
また、廃トナー排出パイプ62と、廃トナータンク58の内壁(廃トナータンク側面の内壁)の距離は、廃トナー排出パイプ62の直径の2倍以上である。
廃トナー排出パイプ62のトナー排出口62bとなる穴は、廃トナー排出パイプ62の側面に開いており、下側には開いていない。また、廃トナー排出パイプ62の先端部は塞がれており、廃トナーを排出することを目的とした穴を有さない。
また、廃トナー排出パイプ62と、廃トナータンク58の内壁(廃トナータンク側面の内壁)の距離は、廃トナー排出パイプ62の直径の2倍以上である。
以下において本発明の構成及び効果をより詳しく説明する。
図5(a)は従来の廃トナー排出パイプを示す側面図と断面図、(b)は本発明の廃トナー排出パイプを示す側面図と断面図である。
従来から用いられている廃トナー排出パイプ62’では、図5(a)に示すように、廃トナー排出パイプ62’の下側にトナー排出口62b’となる穴が開いており、パイプの先端部は塞がれている。
これに対して、本発明の廃トナー排出パイプ62’では、図5(b)に示すように、廃トナー排出パイプ62の側面にトナー排出口62bとなる穴が開いており、下側には穴は開けられていない。また、パイプの先端部は塞がれている。
図5(a)は従来の廃トナー排出パイプを示す側面図と断面図、(b)は本発明の廃トナー排出パイプを示す側面図と断面図である。
従来から用いられている廃トナー排出パイプ62’では、図5(a)に示すように、廃トナー排出パイプ62’の下側にトナー排出口62b’となる穴が開いており、パイプの先端部は塞がれている。
これに対して、本発明の廃トナー排出パイプ62’では、図5(b)に示すように、廃トナー排出パイプ62の側面にトナー排出口62bとなる穴が開いており、下側には穴は開けられていない。また、パイプの先端部は塞がれている。
図6は、従来の廃トナー排出パイプと、本発明の廃トナー排出パイプを比較するための断面図である。
図6(a)に示すように、廃トナー排出パイプ62’の下側にトナー排出口62b’となる穴を開ける場合は、トナー排出口62b’は一つのみとなるが、同図(b)に示すように、廃トナー排出パイプ62の側面にトナー排出口62bとなる穴を開ける場合は、トナー排出口62bは両側面の二箇所に設けることができ、廃トナーの排出効率を上げることができる。また、廃トナーの排出効率を更に向上するためには、廃トナー排出パイプ62の両側面に設けたトナー排出口62bの穴の幅は、廃トナー排出パイプの内径(内周の直径)φDに対して、0.75D(=3D/4)以上であることが好ましい。
図6(a)に示すように、廃トナー排出パイプ62’の下側にトナー排出口62b’となる穴を開ける場合は、トナー排出口62b’は一つのみとなるが、同図(b)に示すように、廃トナー排出パイプ62の側面にトナー排出口62bとなる穴を開ける場合は、トナー排出口62bは両側面の二箇所に設けることができ、廃トナーの排出効率を上げることができる。また、廃トナーの排出効率を更に向上するためには、廃トナー排出パイプ62の両側面に設けたトナー排出口62bの穴の幅は、廃トナー排出パイプの内径(内周の直径)φDに対して、0.75D(=3D/4)以上であることが好ましい。
次に、図6(a)に示すように、廃トナー排出パイプ62’の下側にトナー排出口62b’となる穴を開けた場合は、パイプの内径(内周の直径)φDに対して、その半分以上の幅(D/2)の穴が開いている場合に、トナー搬送経路内の搬送部材(スクリュー等)のロックを防止することができるが、図7(a)に示すように、廃トナータンク58にトナーを搬送し続けると、タンク内にトナーが溜まっていき、前述のタンク満杯検知部63の部分にトナーが届かずに、廃トナーの山が堆積して廃トナー排出パイプ62’の排出口62b’を塞いでしまうような場合がある。このように廃トナー排出パイプ62’の下側に設けた排出口62b’が廃トナーで塞がれた場合は、結果として廃トナー排出パイプ62’内にトナーが滞り、搬送路内で搬送部材(スクリュ等)のロックが生じてしまうことが有る。このため、廃トナー排出パイプ62’の位置によって廃トナータンク58に溜められる廃トナーの容量が決まってしまい、タンクが満杯になる前に、廃トナーを排出できなくなる。
これに対して、図6(b)に示すように、廃トナー排出パイプ62の両側面にトナー排出口62bとなる穴を開けた場合は、図7(b)に示すように、前述のタンク満杯検知部63の部分にトナーが届かずに、廃トナーの山が堆積して廃トナー排出パイプ62の下側に達しても、側面のトナー排出口62bは塞がれないので廃トナーを排出することができる。また、廃トナー排出パイプ62の側面にトナー排出口62bとなる穴を開けた場合には、或る程度穴が塞がれても搬送部材(スクリュ等)のロックを生じることがない。このため廃トナー排出パイプ62の設置位置が、下側に穴が開いている従来の廃トナー排出パイプ62’と同じ位置でも、それ以上の容量を廃トナータンク58に溜めることができる。
より詳しく述べると、図7(a)のように、廃トナー排出パイプ62’の下側にトナー排出口62b’となる穴を開けた場合は、トナー排出口62b’が廃トナーで塞がれると、トナーの行き場が無くなり、結果としてパイプの中のトナー圧力が上昇し、ある圧力になると搬送部材(スクリュ等)のロックを生じる。
これに対して、廃トナー排出パイプ62の両側面にトナー排出口62bとなる穴を開けた場合は、図8(a)のようにトナー排出口62bが廃トナーで塞がれた場合にも、パイプ内部のトナー圧力が上昇すると、同図(b)に示すように、パイプ内の新たに搬送されてきた廃トナーがトナー排出口62bから排出され、廃トナータンク58内の廃トナーを横に動かす(スライドさせる)ことにより、廃トナーの排出を続けることができ、パイプ側面には新たに搬送されたトナーが蓄積することになる。このため、パイプの中のトナー圧力はそれほど上昇せず、搬送部材(スクリュ等)のロックを防止することができる。また、パイプ内部のトナー圧力は、廃トナータンク58内のトナー圧力よりも大きいため、パイプ側面のトナー排出口62bからタンク内の廃トナーが侵入してくることはない。
これに対して、廃トナー排出パイプ62の両側面にトナー排出口62bとなる穴を開けた場合は、図8(a)のようにトナー排出口62bが廃トナーで塞がれた場合にも、パイプ内部のトナー圧力が上昇すると、同図(b)に示すように、パイプ内の新たに搬送されてきた廃トナーがトナー排出口62bから排出され、廃トナータンク58内の廃トナーを横に動かす(スライドさせる)ことにより、廃トナーの排出を続けることができ、パイプ側面には新たに搬送されたトナーが蓄積することになる。このため、パイプの中のトナー圧力はそれほど上昇せず、搬送部材(スクリュ等)のロックを防止することができる。また、パイプ内部のトナー圧力は、廃トナータンク58内のトナー圧力よりも大きいため、パイプ側面のトナー排出口62bからタンク内の廃トナーが侵入してくることはない。
なお、上記の効果を有効に発揮するためには、廃トナータンク58の内壁と廃トナー排出パイプ62の両側面との間には、或る程度の距離がなければならない。すなわち、図9(b)に示すように、幅の狭い廃トナータンク58では、タンク内の廃トナーが横に動く空間を確保できないので、このような幅の狭い廃トナータンクでは使うことができない。従って、本発明の効果を有効に発揮するためには、図9(a)に示すように、廃トナー排出パイプ62と廃トナータンク58の内壁との間の距離は、廃トナー排出パイプ62の直径の2倍以上が必要であり、この距離を保つことにより、トナー排出口62bからの廃トナーの排出をスムーズに行うことができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明に係る画像形成装置は図1の構成に限定されるものではなく、廃トナーの搬送手段と、廃トナー容器(廃トナータンク、廃トナーボトル等)を備えた構成であればよく、モノクロの画像形成装置、直接転写式のタンデム型カラー画像形成装置、1ドラム−中間転写方式のカラー画像形成装置等にも同様に実施することができる。
1Y、1M、1C、1K:画像形成手段
2Y、2M、2C、2K:感光体ドラム(潜像担持体)
3Y、3M、3C、3K:帯電装置
4:露光装置
5Y、5M、5C、5K:現像装置
6Y、6M、6C、6K:一次転写ローラ(一次転写手段)
7Y、7M、7C、7K:感光体用クリーニング装置
10:中間転写ベルト(中間転写体)
14:駆動ローラ
15、15’:支持ローラ
16:2次転写対向ローラ
17:中間転写ベルト用のクリーニング装置
20:タンデム型画像形成部
22:2次転写装置
24:搬送ベルト
25:定着装置
42:給紙ローラ
43:ペーパータンク
44:給紙カセット
45:分離ローラ
46、48:給紙路
47:搬送ローラ
49:レジストローラ
56:排出ローラ
57:排紙トレイ
58:廃トナータンク(廃トナー容器)
59:第1粉体搬送装置(廃トナー搬送手段)
60:第2粉体搬送装置(廃トナー搬送手段)
61:第3粉体搬送装置(廃トナー搬送手段)
62:廃トナー排出パイプ
62a:搬送部材(スクリュー等)
62b:トナー排出口
63:タンク満杯検知部
100:画像形成装置本体
200:給紙テーブル
2Y、2M、2C、2K:感光体ドラム(潜像担持体)
3Y、3M、3C、3K:帯電装置
4:露光装置
5Y、5M、5C、5K:現像装置
6Y、6M、6C、6K:一次転写ローラ(一次転写手段)
7Y、7M、7C、7K:感光体用クリーニング装置
10:中間転写ベルト(中間転写体)
14:駆動ローラ
15、15’:支持ローラ
16:2次転写対向ローラ
17:中間転写ベルト用のクリーニング装置
20:タンデム型画像形成部
22:2次転写装置
24:搬送ベルト
25:定着装置
42:給紙ローラ
43:ペーパータンク
44:給紙カセット
45:分離ローラ
46、48:給紙路
47:搬送ローラ
49:レジストローラ
56:排出ローラ
57:排紙トレイ
58:廃トナータンク(廃トナー容器)
59:第1粉体搬送装置(廃トナー搬送手段)
60:第2粉体搬送装置(廃トナー搬送手段)
61:第3粉体搬送装置(廃トナー搬送手段)
62:廃トナー排出パイプ
62a:搬送部材(スクリュー等)
62b:トナー排出口
63:タンク満杯検知部
100:画像形成装置本体
200:給紙テーブル
Claims (6)
- 画像形成動作により発生する廃トナーを搬送する廃トナー搬送手段と、
前記廃トナー搬送手段で搬送される廃トナーを回収するための廃トナー容器と、
を備え、
前記廃トナー搬送手段は、前記廃トナーを前記廃トナー容器内に注ぐための内部に搬送部材を有する廃トナー排出パイプを備え、該廃トナー排出パイプは前記廃トナー容器内に先端部を突出して設けられ、且つ前記廃トナー排出パイプのトナー排出口となる穴は該廃トナー排出パイプの側面に開いており、下側には開いていないことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記廃トナー容器は、画像形成装置本体のフロント側からリア側にスライド挿入することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
前記廃トナー排出パイプの搬送部材は、回転しながら廃トナーを回転軸方向に搬送するスクリューで構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
前記廃トナー排出パイプの先端部には、前記廃トナーを排出することを目的とした穴を有さないことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
前記廃トナー排出パイプと前記廃トナー容器の内壁との間の距離が、前記廃トナー排出パイプの直径の2倍以上であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の画像形成装置において、
前記廃トナー排出パイプのトナー排出口となる穴の幅は、前記廃トナー排出パイプの内径Dに対して0.75D以上であることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009213666A JP2011064812A (ja) | 2009-09-15 | 2009-09-15 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009213666A JP2011064812A (ja) | 2009-09-15 | 2009-09-15 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011064812A true JP2011064812A (ja) | 2011-03-31 |
Family
ID=43951148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009213666A Pending JP2011064812A (ja) | 2009-09-15 | 2009-09-15 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011064812A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021110777A (ja) * | 2020-01-07 | 2021-08-02 | 株式会社リコー | 粉体回収装置及び画像形成装置 |
US11650534B2 (en) | 2019-04-03 | 2023-05-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Waste toner collecting device for increasing waste toner collecting efficiency |
-
2009
- 2009-09-15 JP JP2009213666A patent/JP2011064812A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11650534B2 (en) | 2019-04-03 | 2023-05-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Waste toner collecting device for increasing waste toner collecting efficiency |
JP2021110777A (ja) * | 2020-01-07 | 2021-08-02 | 株式会社リコー | 粉体回収装置及び画像形成装置 |
JP7352864B2 (ja) | 2020-01-07 | 2023-09-29 | 株式会社リコー | 粉体回収装置及び画像形成装置 |
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