JP2011062997A - 画像記録装置及びその画像記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベタ画像に濃度ムラが発生しない通常の適正な温度範囲(第1の温度範囲)の値と、第1の温度範囲よりも上限下限温度が広く、ある程度の濃度ムラが発生する温度範囲(第2の温度範囲)の値の両方を備え、実測したインク温度と規定値以下のベタ画像のベタ記録量で、第1の温度範囲と第2の温度範囲との設定の切り換えを行う画像記録装置である。
【選択図】図1
Description
を有し、前記記録ヘッド内のインク温度若しくは前記記録ヘッドに供給するインク温度が、前記インク吐出温度範囲設定ステップで設定されたインク温度範囲内に入っている場合に前記画像データの記録を開始する画像記録装置の画像記録方法を提供する。
図1は、第1の実施形態に係る画像記録装置(インクジェットプリンタ)を含む画像記録システムの構成例を示すブロック図である。尚、以下の説明においては、本発明の要旨に必要な構成部位について述べているが、これら以外にも、通常のプリンタが有している通常の機構、例えば、ユーザ操作パネル、モニタ、記録媒体供給機構、記録媒体排出機構(ソータ機能)及び記録ヘッドのメンテナンス機構等は備えている。また、本実施形態におけるインク供給機構としては、インク循環系であっても非インク循環系の何れであってもよい。以下の説明では、インク供給経路のみの非インク循環系を例とし、記録ヘッドからインクタンクまで使用しなかったインクを帰還させるインク帰還経路については省略している。
本実施形態は、大別すると、画像記録装置1とホスト装置2とで構成される。これらの画像記録装置1とホスト装置2は、有線又は無線(光通信も含む)等で接続されている。ユーザの操作により、ホスト装置2から画像データを含む画像記録ジョブが画像記録装置1に送信される。尚、図示していないが、像記録装置1とホスト装置2は、インターネット又はLAN等のネットワークを介して、接続されてもよい。ホスト装置2は、専用装置でもよいが、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)及びモニタを用いてもよい。
この制御部5は、画像データに含まれるベタ記録量を分析する画像データ解析部21と、ベタ記録量の予め設定された規定値を記憶するメモリ22と、記録ヘッド3から吐出されるインクの温度を設定するためのインク温度範囲設定部23と、温度センサ13からの検出温度に基づき、インク温度調整部14に加温冷却の動作指示を行う温度判定部24と、インク吐出温度範囲設定部24で設定された範囲内にインク温度が入っている際に、記録ヘッド3からインクを吐出する制御を行う吐出制御部25と、を備えている。
インク温度範囲設定部23は、画像データ解析部21が出力した解析結果のベタ記録量とメモリ22から読み出された規定値とを比較して、後述する第1のインク温度範囲と第2のインク温度設定範囲の設定変更を行う。尚、規定値の設定は、予め設定される値であり、使用するインクに応じて適宜変更することができる。
まず、ホスト装置2又は外部機器から画像記録装置1に送信された画像記録ジョブが入力され(ステップS1)、画像データから後述するベタ記録量Aを算出する(ステップS2)。この算出と共に、温度センサ13により現在のインク温度Tが検知される(ステップS3)。
まず、画像記録装置1に画像記録ジョブが入ると、制御部5は、ステップS2において、画像データのベタ記録量Aを算出する。ここで、ベタ記録量Aとは、記録画像内にベタ記録部分が含まれるか否かを判定するために用いる情報である。
図4(a)〜(d)は、記録ヘッドから吐出されたインク滴が記録媒体上に着弾したドットの着弾位置とドットの形状を示す図である。図4(a)に示すドットは、着弾位置とドット形状が正常状態を示している。図4(b)と図4(c)に比較して示すように、ドット間距離とドット径の差分絶対値が小さいほど、画像品位への影響が大きくなる。これは、ドット間距離とドット径の差分絶対値が小さい場合には、画像記録物上でインクのカバーする面積がドットの着弾位置に直接影響されることによる。反対に、図4(d)に示すように、ドット間距離とドット径の差分絶対値が、さらに大きい場合には、あるドットの着弾位置がずれたとしてもそれによって画像記録物上でインクのカバーする面積が直接的に変化することがない。よって、画像品位が低下しにくい。
Ai=群iの面積/(|群iにおけるドット間距離平均値−群iにおけるドット径平均値|+1)
画像データから算出するベタ記録量Aは、例えば、個別の群i毎に求めたベタ記録量Aiの最大値である。この最大値を取る理由は、ベタ記録がある程度大きくなければ、濃度ムラなどの画像品位低下が目に付かないためである。
ステップ4の判定1では、制御部5がインク温度Tを受けた後、ベタ記録量Aが規定のベタ記録量A0以下か否かを判定する。その判定結果が、A≦A0ならば、即ち、ベタ記録量Aが規定値より小さければ、第2のインク温度範囲を選択することが可能であると判定される。しかし、ベタ記録量Aが規定値よりも大きければ、第2のインク温度範囲に基づいてインク温度を調整した上で画像記録を行うと、濃度ムラが目立つ虞があるため、第2のインク温度範囲は選択されない。
この変形例は、図3に示したステップS2の手順において、算出するベタ記録量Aに代わって、重色ベタ記録量Bを用いた例である。前述したように、インク温度が通常の記録可能インク温度範囲Tmin〜Tmaxを超えている場合に生じる濃度ムラにより画像品位が低下しやすいのは、ベタで画像記録される領域が広い場合である。しかし、このベタ記録領域が2色以上のインクの重色によって構成される場合には、画像品位の低下が更に激しくなる。
この変形例によれば、記録可能インク温度の範囲の上限下限を広げて画像記録した時に画像品位の低下の発生の有無をより正確に判断できる。
前述した第1の実施形態においては、画像記録装置1が記録媒体の各ページに画像記録する際に、画像データのベタ記録量を元に、記録可能インク温度範囲を切り換えていた。これに対して、本実施形態では、画像記録装置1に与えられた合計Nページ分に亘る画像データ全てを元に、記録可能インク温度範囲を切り換えて、画像記録の開始可不可の判定を行う特徴を有している。本実施形態の構成は、前述した第1の実施形態と同等であり、同じ参照符号を用いることにより、ここでの説明は省略する。
と現在のインク温度Tから全ページの画像記録が終了時又は終了直後における、推定インク温度Tendを求められる。
本実施形態は、所望するページ数の画像記録が終了するまでに至るインク温度上昇量を推定し、各ページに対して、そのページの記録可不可判定を行う一形態である。
図6に示すフローチャートを参照して、本実施形態の記録可能インク温度の変更と記録可不可判断方法について説明する。尚、前述した第1,第2の実施形態と同等の動作を行うステップについては、同じステップ番号を付して、説明を簡略化する。
また、判定3でインク温度Tが上限値Tmax以下であれば(YES)、画像記録を実施する(ステップS7)。一方、インク温度Tが上限値Tmaxを越えていれば(NO)、インク温度が高すぎるため、インクを冷却し(ステップS11)、ステップS3の温度検出に戻る。
Claims (8)
- インクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッド内のインク若しくは、前記記録ヘッドに供給されるインクのインク温度を検出するサーミスタと、
前記サーミスタの出力結果に基づいて、予め定めた前記記録ヘッドのインク吐出温度範囲内に前記インク温度が入るように温度調整するインク温度制御手段と、
前記記録ヘッドのインク吐出温度範囲内に、前記インク温度が入っている際に、前記記録ヘッドから前記インクを吐出させる制御を行う吐出制御部と、
を有する画像記録装置であって、
画像データの記録に先だって、記録される画像データに含まれるベタ記録量を算出し、比較による分析を行う画像データ解析手段と、
前記画像データ解析手段が算出されたベタ記録量が、予め定めた規定値を越えると分析した際に、前記インク吐出温度範囲を第1の温度範囲に設定し、前記ベタ記録量が前記規定値以下と分析した場合には、前記インク吐出温度範囲を第1の温度範囲を含み且つ第1の温度範囲よりも広い温度範囲を有する第2の温度範囲に設定するインク吐出温度範囲設定手段と、
を有することを特徴とする画像記録装置。 - 前記第1の温度範囲は、設計時に定められた画像記録装置の製品仕様を満たす前記記録ヘッドのインク吐出特性を保証するインク吐出温度範囲であり、
前記第2の温度範囲は、前記記録ヘッドからインクを吐出できるインク吐出温度範囲であることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。 - 前記画像データ解析手段は、画像データの記録に先立って、当該画像データが記録された場合の記録終了時のインク温度を推測し、
前記吐出制御部は、前記画像データ内のベタ記録量が規定値以下で、且つ前記画像データ解析手段によって推測されたインク温度が前記第2の温度範囲内に入る場合に、当該画像データの記録を開始することを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
記録する画像データが複数頁に亘る画像データであって、
前記画像データ解析手段は、前記画像データの記録に先立って、当該画像データの全てに亘る記録の終了時のインク温度を推測すると共に、前記画像データの各頁におけるベタ記録量を分析し、
前記吐出制御部は、前記画像データの全ての頁において、ベタ記録量が予め定めた規定値以下で、且つ前記画像データ解析手段によって推測されたインク温度が前記第2の温度範囲内に入る場合に、当該画像データの記録を開始することを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。 - 前記画像記録装置において、
記録する画像データがN頁(N:2以上の整数)に亘る画像データであって、
前記画像データ解析手段は、前記画像データの記録に先立って、当該画像データのi−1頁目(i:2〜Nまでの整数)まで記録された場合のi頁目の記録開始時のインク温度を推測すると共に、前記画像データの各頁におけるベタ記録量を分析し、
前記吐出制御部は、記録するi頁目の画像データ内のベタ記録量が規定値以下で、且つ前記画像データ解析手段によって推測された前記記録開始時のインク温度が前記第2の温度範囲内に入る場合に、当該画像データの記録を開始することを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。 - 記録する画像データ内のベタ記録量を算出するベタ記録量算出ステップと、
前記ベタ記録量算出ステップで算出されたベタ記録量と、予め定めた規定値とを比較するベタ記録量比較ステップと、
前記ベタ記録量比較ステップで、前記ベタ記録量が前記規定値よりも多いと判断された場合に、前記記録ヘッドのインク吐出温度範囲を第1の温度範囲に設定し、
前記ベタ記録量が前記規定値よりも少ないと判断された場合に、前記インク吐出温度範囲を第1の温度範囲を含み、且つ前記第1の温度範囲よりも広い温度範囲を有する第2の温度範囲に設定するインク吐出温度範囲設定ステップと、
を有し、
前記記録ヘッド内のインク温度若しくは前記記録ヘッドに供給するインク温度が、前記インク吐出温度範囲設定ステップで設定されたインク温度範囲内に入っている場合に前記画像データの記録を開始することを特徴とする画像記録装置の画像記録方法。 - 画像データの記録に先立って、当該画像データの記録終了時のインク温度を推測する記録終了時インク温度推測ステップと、
前記ベタ記録量比較ステップで、前記ベタ記録量が前記規定値よりも少ないと判断された場合、前記インク温度検出ステップで検出されたインク温度及び、前記インク温度推測ステップで推測された記録終了時の推定インク温度が共に、前記第2のインク温度範囲内に入っている否かを判断する推定インク温度判定ステップと、
を、さらに有し、
前記推定インク温度が前記インク吐出温度範囲内に入っている場合に、前記画像データの記録を開始することを特徴とする請求項6記載の画像記録装置の画像記録方法。 - 画像データの記録に先立って、当該画像データのi−1頁目(i:2〜Nまでの整数)まで記録された場合のi頁目の記録開始時のインク温度を推測する記録開始時インク温度推測ステップと、
前記画像データの各頁におけるベタ記録量を算出する頁毎ベタ記録量算出ステップと、
を、さらに有し、
前記頁毎ベタ記録量算出ステップで算出したi頁目の画像データ内のベタ記録量が、前記規定値以下で、且つ前記記録時インク温度推測ステップで推測された前記印刷開始時のインク温度が前記第2の温度範囲内の場合に、当該画像データの記録を開始することを特徴とする請求項6記載の画像記録装置の画像記録方法。
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JP2009217931A JP2011062997A (ja) | 2009-09-18 | 2009-09-18 | 画像記録装置及びその画像記録方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014226818A (ja) * | 2013-05-20 | 2014-12-08 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
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2009
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