JP2011061989A - スイッチングレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】動作開始時の突入電流を防ぐソフトスタート機能を周辺部品の増加や回路規模の増大なしに実現できるスイッチングレギュレータを提供する。
【解決手段】電力供給源から出力側へ電力を供給するスイッチ回路と、出力側の電圧を平滑化する平滑回路と、出力電圧が所定の電圧となるように出力電圧の大きさによってデューティー比を変えてスイッチ回路のオンオフを制御するオンオフ制御回路と、出力電圧が所定の電圧より一定電圧以上低い電圧であるときにスイッチ回路のオン抵抗を大きくするように制御するオン抵抗制御回路と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチングレギュレータに関する。特に、動作開始時に過大な突入電流が流れることを防止したソフトスタート機能を有するスイッチングレギュレータに関する。
入力電源をスイッチ素子のスイッチングにより入力電源とは電源系の異なる出力電源に変換するスイッチングレギュレータが電子回路の電源として広く用いられている。スイッチングレギュレータでは、出力電源の急激な立ち上げによる出力電圧のオーバーシュートや突入電流を防ぐため、ソフトスタート回路が用いられる。
図7(A)、(B)は、特許文献1に記載されている従来のソフトスタート回路を有するスイッチングレギュレータの(A)回路図と、(B)タイミングチャートである。この従来のスイッチングレギュレータでは、図7(A)に示すように、通常動作時には、スイッチングレギュレータ30の出力電圧V3を分圧回路32によって分圧した電圧と、電圧発生回路331が発生した基準電圧Vrefとの誤差電圧が、比較信号生成回路33の演算増幅器333により増幅され、この誤差が増幅された信号の電圧と基準波形生成回路341が生成する三角波の電圧が演算増幅器342で比較され、PWM信号を生成する。このPWM信号によりMOS型FETであるスイッチ4のオンオフが制御され、出力電圧V3が一定の電圧となるように動作する。
図7(A)において、ソフトスタート時には、抵抗R3とコンデンサC3により、基準電圧Vrefがゆっくり立ち上がるように制御されるので、出力電圧V3が低い電圧であっても、PWM信号のデューティー比が抑制され、突入電流が流れるのを防止している。図7(B)には、ソフトスタート時にPWM信号である出力電圧V2のパルス幅が狭くなることが記載されている。さらに、特許文献1では、何らかの原因により入力電圧V1が低下した場合にも、ソフトスタート機能が動作するように機能回復回路39が設けられている。
図8(A)、(B)は、特許文献2に記載されている別な従来のソフトスタート機能を有するスイッチングレギュレータの(A)ブロック図と、(B)ソフトスタート動作を説明するタイミングチャートである。特許文献1に記載されているスイッチングレギュレータでは、抵抗R3とコンデンサC3によりソフトスタート時の基準電圧を生成していたのに対して、図8(A)、(B)に記載のスイッチングレギュレータでは、カウンタ6とD/A7により基準電圧を生成している。図8(B)の「(b)D/A変換信号Vc」には、D/A変換電圧を徐々に高くしてデューティーを徐々に増加させることが記載されている。なお、特許文献2には、CR時定数回路を用いるソフトスタート回路は、時定数用のコンデンサが大きくなり、IC化できない問題があるのに対して、D/Aを用いるソフトスタート回路はIC化に適していると記載されている。
図9(A)、(B)は、特許文献3に記載されているさらに別な従来のソフトスタート機能を有するスイッチングレギュレータの(A)ブロック図と(B)タイミングチャートである。図9(A)に示す制限部20によって、出力電圧Voutを分圧抵抗R1、R2で分圧した電圧Vfbが制限設定電圧Vlim_refに達するまでは、演算増幅器OP1の出力電圧は、制限電圧Vlimにクランプされる。したがって、図9(B)(b)に示す制限期間、図9(B)(d)に示すスイッチであるトランジスタQ1のデューティー比は、一定の値に固定される。
特開2004−173481号公報 国際公開2006/068012号パンフレット 特開2007−028732号公報
以下の分析は本発明により与えられる。特許文献1のようにCRの時定数回路によって、ソフトスタートを実現しようとする場合、ソフトスタート用コンデンサの容量が大きくICに内蔵することが困難であるため、コンデンサを外付けにする必要がある。そのため、スイッチングレギュレータをIC化する場合には、ICの端子数が増加し、外付け部品が増加する。
また、特許文献2のようにカウンタやD/Aコンバータによりソフトスタート機能を実現しようとすると、カウンタやD/Aコンバータなどの回路規模が大きくなる。
さらに、特許文献3のようにソフトスタート期間において、スイッチをオンオフするデューティー比を固定化した場合には、回路規模は小さくできるが、突入電流の大きさは外部コイルのインダクタンスに影響される。したがって、コイルのインダクタンスによっては、大きな突入電流が流れてしまう。また、ソフトスタート時間を調整するためにデューティーを変化させる場合、デューティーが大きくなるように変化させると、スイッチであるトランジスタQ1のオン時間が長くなるため、大きな突入電流が流れてしまう。
本発明の1つの側面によるスイッチングレギュレータは、電力供給源から出力側へ電力を供給するスイッチ回路と、前記出力側の電圧を平滑化する平滑回路と、出力電圧が所定の電圧となるように出力電圧の大きさによってデューティー比を変えて前記スイッチ回路のオンオフを制御するオンオフ制御回路と、前記出力電圧が前記所定の電圧より一定電圧以上低い電圧であるときに前記スイッチ回路のオン抵抗を大きくするように制御するオン抵抗制御回路と、を含む。
本発明によれば、出力電圧が低いときにスイッチ回路のオン抵抗を大きくするように制御するので、部品数を増やすことなく、回路規模の小さなスイッチングレギュレータが得られる。
本発明の一実施例によるスイッチングレギュレータ全体のブロック図である。 一実施例によるスイッチングレギュレータにおけるオン抵抗制御回路周辺のブロック図である。 一実施例によるスイッチングレギュレータにおける動作開始時の波形図である。 別な実施例によるスイッチングレギュレータにおけるオン抵抗制御回路周辺のブロック図である。 さらに他の実施例によるスイッチングレギュレータにおけるオン抵抗制御回路周辺のブロック図である。 スイッチングレギュレータの基本的なブロック図である。 特許文献1に記載の従来のスイッチングレギュレータの(A)ブロック図と(B)動作波形図である。 特許文献2に記載の従来のスイッチングレギュレータの(A)ブロック図と(B)動作波形図である。 特許文献3に記載の従来のスイッチングレギュレータの(A)ブロック図と(B)動作波形図である。
本発明の実施形態の概要について、最初に説明する。なお、概要の説明において引用する図面及び図面の符号は実施形態の一例として示すものであり、それにより本発明による実施形態のバリエーションを制限するものではない。
本発明の一実施形態のスイッチングレギュレータ100は、図1に一例として示すように、電力供給源131から出力側(電圧出力端子108側)へ電力を供給するスイッチ回路101と、出力側の電圧Voutを平滑化する平滑回路104と、出力電圧Voutが所定の電圧となるように出力電圧Voutの大きさによってデューティー比を変えてスイッチ回路101のオンオフを制御するオンオフ制御回路103と、出力電圧Voutを平滑化する平滑回路104と、出力電圧Voutが所定の電圧より一定電圧以上低い電圧であるときに前記スイッチ回路のオン抵抗を大きくするように制御するオン抵抗制御回路105と、を含む。すなわち、出力電圧Voutが低いときに、スイッチ回路101のオン抵抗を大きくするので、出力電圧が低いスタート時において、大きな突入電流が流れることを制限することができる。
また、オンオフ制御回路103は、少なくともオン抵抗制御回路105がオン抵抗を大きくするように制御するときにデューティー比を固定にしてもよい。デューティー比を固定にすることにより、突入電流を抑制しつつ、一定の速度で出力電圧を上昇させることができる。
また、出力電圧Voutに比例する電圧VFBを入力し、その電圧レベルを判定する電圧判定回路106をさらに備え、電圧判定回路106の電圧判定結果に基づいて、オン抵抗制御回路105はオン抵抗の制御を行い、オンオフ制御回路103はデューティー比を固定にするか否かを制御するようにしてもよい。また、オンオフ制御回路103は、出力電圧Voutに比例する電圧VFBと基準電圧Vrefとを入力し誤差電圧を出力する誤差増幅器111と、三角波を出力する三角波発生器112と、誤差電圧と三角波とを入力してオンオフタイミング信号を出力する電圧比較回路113と、を備える。さらに、オンオフ制御回路103は、出力電圧Voutが所定の電圧より一定電圧以上低い電圧であるときに、誤差電圧(111の出力)に代えて、固定電圧Vsoftを電圧比較回路113に入力してデューティー比を固定にする。また、出力電圧Voutの分圧回路107をさらに備え、分圧回路107で分圧した電圧を電圧判定回路106及びオンオフ制御回路103に設けた誤差増幅器111に入力する。
また、オンオフ制御回路103は、出力電圧Voutが第1の電圧以上であるときに、出力電圧Voutが所定の電圧となるようにデューティー比を変える制御を行い、出力電圧Voutが第1の基準電圧より低いときに、デューティー比を固定にし、オン抵抗制御回路105は、出力電圧Voutが第1の電圧以下の電圧である第2の電圧よりさらに低い電圧であるときに、オン抵抗が大きくなるように制御する。また、オン抵抗制御回路105は、出力電圧Voutが第2の電圧より低いときに電圧が低ければ低いほど抵抗値が大きくなるように制御する。なお、上記出力電圧Voutと第1の電圧、第2の電圧との大小の判定は、出力電圧Voutと第1の電圧、第2の電圧とを直接比較して判定してもよいし、図1の実施例のように出力電圧Voutを分圧した電圧(分圧回路107で分圧した電圧VFB)を基準となる電圧(Vr1、Vr2)と比較することによって判定してもよい。
また、図2、図4に示すようにスイッチ回路101は、複数の並列に接続されたスイッチ素子SW1〜SW3、SW1A〜SW3Aを備え、オン抵抗制御回路105は、並列に接続された複数のスイッチ素子SW1〜SW3、SW1A〜SW3Aのうち、オンオフ制御回路103が出力するオンオフ制御タイミング信号に基づいてオンオフ制御を行うスイッチ素子とオンオフ制御を行わずにオフ状態を維持するスイッチ素子とを切り換えることによりオン抵抗を制御する。
さらに、図2に一例として示すようにオン抵抗制御回路105は、前記複数並列に接続されたスイッチ素子SW1〜SW3がそれぞれ異なるオン抵抗を有するスイッチ素子SW1〜SW3であって、出力電圧Voutの値によって、複数並列に接続されたスイッチ素子SW1〜SW3のうち任意のスイッチ素子SW1〜SW3を選択して前記オンオフ制御を行う。
また、図4に一例として示すようにオン抵抗制御回路105Aは、複数並列に接続されたスイッチ素子SW1A〜SW3Aのうち、出力電圧の値によって、同時にオンオフ制御を行うスイッチ素子SW1A〜SW3Aの数を変える。
また、図5に一例として示すようにスイッチ回路101はスイッチングトランジスタSW1を含み、オン抵抗制御回路205は、出力電圧Voutの値によって、スイッチングトラジスタSW1がオンするときのバイアス電圧を制御し、それによってスイッチングトランジスタSW1のオン抵抗を制御する。さらに、オンオフ制御回路103はスイッチ回路101のドライバ回路214を含み、オン抵抗制御回路205は、ドライバ回路214の電源回路を含み、ドライバ回路214に供給する電源電圧を制御することにより前記スイッチ回路101のオン抵抗を制御する。
さらに、平滑回路104を除いて、1チップの半導体基板の上に回路が集積して形成されている。すなわち、図1のスイッチングレギュレータの構成のうち、平滑回路104以外は、容易に、1チップの半導体集積回路に搭載することが可能である。
次に、本発明による各実施例について、図面を参照して詳しく説明する。
図6は、スイッチングレギュレータ300の基本的な構成を示すブロック図である。図6を用いて、最初にスイッチングレギュレータの基本的な構成と動作について説明しておく。図6のスイッチングレギュレータ300は、入力側である直流の電力供給源131の電源電圧を入力側の電源電圧Vinより低い直流出力電圧Voutに変換して出力するスイッチングレギュレータである。スイッチングレギュレータ300は、スイッチSW33、SW34で構成されるスイッチ回路301と、スイッチSW33、SW34のオンオフを制御するオンオフ制御回路303と、スイッチ回路301の出力電圧を平滑化する平滑回路104により構成される。平滑回路104は、スイッチ回路301の出力端子とスイッチングレギュレータ300全体の電圧出力端子108との間に接続されたコイルL11と、電圧出力端子108とグランドとの間に接続された容量C11を備えている。
スイッチングレギュレータ300では、スイッチSW33とSW34をオンオフ(スイッチング)させることで、入力電圧Vinを出力電圧Voutに変換する。スイッチングの周期をt、スイッチSW33のオン時間をtonとして、デューティー比D=ton/tとすれば、Vout=D×Vinとなる。スイッチングレギュレータでは、入力電源Vinや負荷電流Ioutが変動しても出力電圧Voutが変動しないようにオンオフ制御回路303は出力電圧Voutにより帰還制御され、デューティー比Dを変化させることにより、一定の出力電圧Voutが得られる。
図1は、実施例1のスイッチングレギュレータ100の全体の構成を示すブロック図である。まず、スイッチングレギュレータ100の構成について説明する。なお、図6と構成、動作がほぼ同一である部分については、同一の符号を付し、その説明は省略する。図1に示すスイッチングレギュレータ100はスイッチ回路101と、スイッチ回路101のオンオフを制御するオンオフ制御回路103と、スイッチ回路101の出力電圧を平滑化するための平滑回路104と、平滑回路104により平滑化して電圧出力端子108に出力する出力電圧Voutを分圧する分圧回路107と、分圧回路107により分圧した電圧VFBを判定する電圧判定回路106と、電圧判定回路106の電圧判定結果に基づいて、スイッチ回路101に含まれるスイッチSW1〜SW3のオン抵抗を制御するオン抵抗制御回路105と、を含んで構成される。
スイッチ回路101は、それぞれ電力供給源131と出力ノードN1との間に並列に接続されたスイッチSW1〜SW3と、グランドと出力ノードN1との間に接続されたスイッチSW4とを含んで構成される。なお、スイッチSW1〜SW3はPMOSトランジスタ、スイッチSW4はNMOSトランジスタにより構成されている。
平滑回路104は、コイルL11と容量C11を含んで構成され、スイッチ回路101が出力する電圧を平滑化して電圧出力端子108に出力電圧Voutを出力する。なお、スイッチングレギュレータ100の使用時には、電圧出力端子108から、図示しない電子回路に一定電圧(Vout)の直流電圧を供給することができる。また、分圧回路107は、電圧出力端子108とグランドとの間に直列に接続された抵抗R11と抵抗R12を含んで構成され、電圧出力端子108の出力電圧を抵抗R11と抵抗R12の抵抗値で分圧したフィードバック電圧VFBを生成する。フィードバック電圧VFBは、オンオフ制御回路103と電圧判定回路106に供給され、出力電圧(Vout)の電圧値に基づいた制御が行われる。
電圧判定回路106は、フィードバック電圧VFBの電圧レベルを判定し、判定結果に基づく制御信号をオンオフ制御回路103とオン抵抗制御回路105に出力する。
オンオフ制御回路103は、出力電圧Voutの基準となる基準電圧Vrefを出力する基準電源115と、フィードバック電圧VFBと基準電圧Vrefとの誤差電圧を増幅する誤差増幅器111を備える。基準電圧Vrefは誤差増幅器111の正転入力端子に、フィードバック電圧VFBは誤差増幅器111の反転入力端子に接続される。誤差増幅器111の出力電圧は、フィードバック電圧VFBが基準電圧Vrefと等しい場合を基準として、フィードバック電圧VFBが基準電圧Vrefより低くければ、出力電圧が上昇し、フィードバック電圧VFBが基準電圧Vrefより高ければ出力電圧は下降する。
誤差増幅器111の出力信号は、デューティー比切換スイッチSWDに入力される。デューティー比切換スイッチSWDは、電圧判定回路106の出力する制御信号によって、誤差増幅器111の出力信号、又は、基準電源116が出力するソフトスタート時の基準電圧Vsoftのいずれかを選択して出力する。デューティー比切換スイッチSWDは、出力電圧Voutが高い通常動作をしているときは、誤差増幅器111の出力信号を選択し、出力電圧Voutが低い場合は、基準電圧Vsoftを固定電圧として出力する。
デューティー比切換スイッチSWDの出力信号は、電圧比較回路113の正転入力端子に接続される。電圧比較回路113の反転入力端子には、三角波発生器112が生成する三角波波形信号が接続される。なお、三角波発生器112が出力する三角波波形信号は、一定周期(たとえば1MHZ)の定常的な三角波信号である。電圧比較回路113は、三角波波形信号とデューティー比切換スイッチSWDの出力信号との電圧レベルを比較し、デューティー比切換スイッチSWDの出力信号の電圧レベルの方が高いときにハイレベル、デューティー比切換スイッチSWDの出力信号の電圧レベルの方が低いときにロウレベルのパルス信号DTを出力する。この電圧比較回路113の出力するパルス信号DTは、スイッチ回路101のオンオフタイミングを決定するオンオフタイミング信号DTとなる。三角波波形信号は定常的な信号であるので、デューティー比切換スイッチSWDの出力信号の電圧レベルによって、オンオフタイミング信号DTのデューティー比は決定することになる。デューティー比切換スイッチSWDの出力信号の電圧レベルが高いほどオンオフタイミング信号DTのデューティー比は大きな値になる。
オン抵抗制御回路105は、電圧判定回路106の電圧判定結果に基づいてドライバ回路114によってオンオフを制御するスイッチのオン抵抗値を制御する。実施例1では、後で詳しく説明するように、それぞれ抵抗値の異なる並列接続されたSW1〜SW3のスイッチ素子のうち、電圧判定回路106の電圧判定結果に基づいて、オンオフ制御するスイッチ素子を選択し、選択しないスイッチ素子は、オフ状態を維持させる。
なお、この図1のスイッチングレギュレータ100において、好ましい定数の一例を記載すると、図1中に示す通り、入力電圧Vinは2.7V〜4.2Vの範囲、出力電圧Voutは1.8V/0.5A、コイルL11は4.7μH、容量C11は22μF、抵抗R11、R12はそれぞれ80kΩと100kΩ、基準電圧Vrefは1V、三角波発生器112の三角波の周波数は1MHZである。上記定数は好ましい定数の一例として示すものであり、設計に応じて上記定数は自由に決めることができる。
次に、図1のスイッチングレギュレータ100において、オン抵抗制御回路105とその周辺の内部回路の構成を図2に示す。なお、図2において、図1の同一の部分は、同一の符号を付し、その説明は省略する。図2に示す通り、電圧判定回路106は151〜153の3つのそれぞれ異なる電圧の基準電源と、フィードバック電圧VFBをそれぞれ基準電源151〜153の出力電圧Vr1〜Vr3と比較する電圧比較回路141〜143により構成される。基準電源151〜153がそれぞれ出力する電圧Vr1、Vr2、Vr3はいずれも誤差増幅回路115の基準電圧Vrefよりいずれも低い電圧である。また、Vr1〜Vr3の中では、Vr1が最も高く、Vr3が最も低く、Vr2はVr1とVr3の中間の電圧である。この例では、Vrefが1Vであるのに対して、Vr1が0.9V、Vr2が0.6V、Vr3が0.3Vである。
電圧比較回路141〜143は、それぞれフィードバック電圧VFBが反転入力端子に、基準電圧Vr1〜Vr3が正転入力端子に接続され、フィードバック電圧VFBがそれぞれの基準電圧Vr1〜Vr3より低いときにハイレベル、基準電圧Vr1〜Vr3より高いときにロウレベルの出力信号を出力する。
電圧比較回路141の出力信号は、デューティー比切換スイッチSWDに接続される。デューティー比切換スイッチSWDは、ソースが誤差増幅器111の出力信号に、ドレインが電圧比較回路113の正転入力端子に、ゲートが電圧比較回路141の出力信号に接続されたPMOSトランジスタP11と、電圧比較回路141の出力信号を反転するインバータI11と、ソースが基準電源116の出力電圧信号Vsoftに、ドレインが電圧比較回路113の正転入力端子に、ゲートがインバータI11の出力信号に接続されたPMOSトランジスタP12により構成される。
上記構成によって、フィードバック電圧VFBが基準電圧Vr1(0.9V)より高いときには、誤差増幅器111の出力電圧がデューティー比切換スイッチSWDにより選択されて電圧比較回路113の正転入力端子に入力するので、電圧比較回路113の出力するオンオフタイミング信号DTは、誤差増幅器111の出力電圧に応じてデューティー比が変化するPWM信号となる。
一方、フィードバック電圧VFBが基準電圧Vr1(0.9V)より低いときには、デューティー比固定用基準電圧Vsoftがデューティー比切換スイッチSWDにより選択されて電圧比較回路113の正転入力端子に入力するので、電圧比較回路113の出力するオンオフタイミング信号DTは、固定のデューティー比のパルス信号となる。
電圧判定回路106の電圧比較回路142、143の出力信号はオン抵抗制御回路105に接続され、オン抵抗制御回路105は、電圧比較回路142、143の出力信号により、スイッチ回路のオン抵抗の制御を行う。
オン抵抗制御回路105は、それぞれソースがドライバ回路114の出力信号に、ドレインがスイッチSW1〜SW3のゲートに接続されたPMOSトランジスタP1〜P3を備えている。電圧比較回路143の出力信号はインバータI1で反転されてPMOSトランジスタP1のゲートに接続される。また、インバータI1の出力信号は、NAND回路ND1のゲートに接続される。また、NAND回路ND1には、電圧比較回路142の出力信号が接続され、NAND回路ND1の出力信号は、PMOSトランジスタP2のゲートに接続される。さらに、電圧比較回路142の出力信号は、PMOSトランジスタP3のゲートに接続される。
また、スイッチ回路101のPMOSトランジスタで構成されるスイッチSW1〜SW3のゲートソース間には、ゲートがハイインピーダンスになったときに、スイッチをオフするプルアップ抵抗R21〜R23が設けられている。
上記構成により、フィードバック電圧VFBがVr3(0.3V)以下の場合は、電圧比較回路142、143の出力信号がいずれもハイレベルとなり、PMOSトランジスタP1がオン状態となり、PMOSトランジスタP2、P3がいずれもオフ状態となる。従って、ドライバ回路114から出力されるオンオフ制御信号によって、スイッチSW1がスイッチング動作を行い、スイッチSW2とSW3はオフした状態が維持される。
フィードバック電圧VFBがVr2(0.6V)とVr3(0.3V)との中間レベルであるときは、電圧比較回路142、143の出力信号はそれぞれハイレベル、ロウレベルとなり、PMOSトランジスタP2がオン状態となり、PMOSトランジスタP1、P3がいずれもオフ状態となる。従って、ドライバ回路114から出力されるオンオフ制御信号によって、スイッチSW2がスイッチング動作を行い、スイッチSW1とSW3はオフした状態が維持される。
同様に、フィードバック電圧VFBがVr2(0.6V)以上の場合は、電圧比較回路142、143の出力信号がいずれもロウレベルとなり、PMOSトランジスタP3がオン状態となり、PMOSトランジスタP1、P2がいずれもオフ状態となる。従って、ドライバ回路114から出力されるオンオフ制御信号によって、スイッチSW3がスイッチング動作を行い、スイッチSW1とSW2はオフした状態が維持される。
すなわち、フィードバック電圧VFB、すなわち、スイッチングレギュレータ100の出力電圧によって、スイッチSW1〜SW3の3つの並列接続されたスイッチのうち、いずれかのスイッチを選択してオンオフ動作を行い、選択しない2つのスイッチはオフした状態を維持することになる。従って、スイッチSW1〜SW3のオン抵抗の値をSW1>SW2>SW3とすることによって、ソフトスタート時にスイッチ回路のオン抵抗の値を大きくして、突入電流が流れるのを防ぎ、出力電圧Voutの上昇につれてスイッチ回路101のオン抵抗の値を段階的に下げていき、フィードバック電圧VFBがVr2(0.6V)を超えた所で、スイッチ回路のオン抵抗値を通常動作状態の抵抗値とすることができる。
次に、実施例1のスイッチングレギュレータ100の動作について、図3のタイミング図をさらに用いて説明する。図3のタイミング図において、タイミングt0より前のタイミングでは、スイッチングレギュレータ100のスイッチは動作を開始しておらず、出力電圧Voutは、低い電圧レベルにあるとする。タイミングt0の動作開始時には、出力電圧Voutがほとんど0Vであるので、これを分圧した電圧であるフィードバック電圧VFBもほとんど0Vである。従って図1、図2に示すデューティー比切換スイッチSWDはデューティー比固定用基準電圧Vsoftを選択する。従って、電圧比較回路113が出力するオンオフタイミング信号DTは固定デューティー比のパルス信号となる。
また、固定デューティー比のパルスを選択するときは、図1において出力ノードN1とグランドとの間に設けたスイッチSW4はオフした状態を維持する。したがって、上記回路はオープンループとなり出力電圧Voutは、固定デューティー比に対応した一定の傾きで上昇していく(ソフトスタートとなる)。また、オン抵抗制御回路105は、スイッチSW1〜SW3のうち、最もオン抵抗値の高いSW1を選択する。従って、突入電流が低く抑えられる。
次にタイミングt1になると、出力電圧Voutの上昇につれてフィードバック電圧VFBがVr3(0.3V)を超え、オン抵抗制御回路105は、オンオフ制御するスイッチをスイッチSW1からよりオン抵抗の小さなスイッチSW2に切り換える。
さらにタイミングt2になると、出力電圧Voutの上昇につれてフィードバック電圧VFBがVr2(0.6V)を超え、オン抵抗制御回路105は、オンオフ制御するスイッチをさらにオン抵抗の小さなスイッチSW3に切り換える。
さらにタイミングt3になると、出力電圧Voutの上昇につれてフィードバック電圧VFBがVr1(0.9V)を超え、デューティー比切換スイッチSWDは電圧比較回路113の入力電圧をデューティー比固定用基準電圧Vsoftから誤差増幅器111の出力電圧に切り換える。すると、スイッチSW3の固定デューティー比によるソフトスタート動作は終了し、スイッチSW3とスイッチSW4との可変デューティーによる通常動作に切り換わる。通常動作では、出力電圧Voutが目標とする電圧に収束するように負荷の大きさ等によってデューティー比を変えてスイッチSW3とスイッチSW4をオンオフ制御する。
図4は、実施例2のスイッチングレギュレータ100Aのオン抵抗制御部105A周辺のブロック図である。実施例2のスイッチングレギュレータ100Aは実施例1のスイッチングレギュレータ100とオン抵抗制御部105Aの回路構成、機能が少し異なり、スイッチ回路101のスイッチSW1A〜SW3Aのオン抵抗値が実施例1のスイッチSW1〜SW3と異なる。それ以外は、実施例1の図1、図2の回路構成は同一である。実施例1では、複数のスイッチSW1〜SW3からいずれか1つのスイッチを選択してオンオフ制御を行い、残りのスイッチはオフ状態を保っていたが、実施例2では、並列に設けた複数のスイッチSW1A〜SW3Aのうち、電圧比較回路142、143が検出した電圧比較結果によって、並列にオンオフ制御するスイッチの数を変えている。
すなわち、フィードバック電圧VFBが基準電圧Vr2(0.6V)、Vr3(0.3V)のいずれよりも低いときには、電圧比較回路142、143はいずれもハイレベルを出力するので、PMOSトランジスタP21、P22はいずれも、オフとなる。従って、スイッチSW2A、SW3Aはドライバ回路114の出力信号の論理レベルに係わらずオフ状態を維持することになる。従って、ドライバ回路114の出力信号によって、スイッチSW1Aのみがオンオフ動作を行うことになる。
フィードバック電圧VFBが基準電圧Vr3(0.3V)より高く基準電圧Vr2(0.6V)より低い場合は、電圧比較回路142がハイレベルを出力し、電圧比較回路143がロウレベルを出力する。従って、PMOSトランジスタP21がオンし、PMOSトランジスタP22はオフする。従って、スイッチSW3Aは、ドライバ回路114の出力信号のレベルの如何によらず、オフ状態を維持するが、スイッチSW1A、SW2Aはドライバ回路114の出力信号によって並列にオンオフ動作を行う。
フィードバック電圧VFBがさらに上昇し、基準電圧Vr3(0.3V)、Vr2(0.6V)のいずれよりも高い電圧になると、電圧比較回路142、143はいすれもロウレベルを出力し、PMOSトランジスタP21、P22はいずれもオン状態になる。すると、スイッチSW1A〜SW3Aは、いずれもドライバ回路114の出力信号によって並列にオンオフ動作を行うことになる。その他の動作は実施例1とおおよそ同一である。
上記実施例2によれば、オン抵抗を小さくするときは、並列に接続された複数のスイッチを同時にオンオフ制御するので、スイッチ1個のオン抵抗を小さくする必要がないので、スイッチのレイアウト面積を小さく作ることができる。また、オン抵抗制御回路の構成も実施例1より簡素化することができる。また、スイッチSW1A〜SW3Aのオン抵抗は同一の値としてもよいし、異なる値としてもよい。また、スイッチ回路101において、並列に設けるスイッチの数や、同時にオンオフ制御を行う電圧レベルの設定は、必要に応じて任意に設計変更を行うことができる。
図5は、実施例3のスイッチングレギュレータ100Bのオン抵抗制御部205周辺のブロック図である。実施例1、2では、複数の並列に接続されたスイッチを用い、複数の並列接続されたスイッチを選択的にオンオフ制御することにより抵抗値を制御していた。これに対して、実施例3では、スイッチそのもののオンしたときの抵抗値を制御する実施例である。
図5において、オン抵抗制御回路205は、ドライバ回路214の負の電源電圧(グランド側の電源電圧)を制御するドライバ電源回路LDOと、LDO基準電圧選択回路VS1を備えている。LDO基準電圧選択回路VS1には、電圧比較回路143の出力信号と、電圧比較回路142の出力信号をインバータ31で反転した信号と、電圧比較回路143の出力信号とインバータ31の出力信号とがゲートに接続されているNAND回路ND2の出力信号と、が入力信号として接続されている。LDO基準電圧選択回路VS1は、この3つの入力信号の論理レベルによってドライバ電源回路LDOに供給する基準となる電圧を制御する。ドライバ電源回路LDOは、LDO基準電圧選択回路VS1から供給される電圧に基づいて、ドライバ回路214の負の電源電圧を制御する。ドライバ回路214の出力信号は、スイッチ回路101のスイッチングトランジスタ(スイッチ)SW1となるPMOSトランジスタのゲートに接続されるので、オン抵抗制御回路205は、スイッチングトランジスタ(スイッチSW1)がオンするときのゲートソース間バイアス電圧を制御することになる。なお、PMOSトランジスタ(SW1)のゲートソース間には、プルアップ抵抗R21を設けている。その他の構成は実施例1とおおよそ同じであるので、実施例1と略同一である部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
上記構成により、オン抵抗制御回路205は、フィードバック電圧VFBが基準電圧Vr3(0.3V)、Vr2(0.6V)のいずれよりも低いと、ドライバ回路214の負の電源電圧として最も高い電圧を供給する。したがって、PMOSトランジスタで構成されるスイッチSW1がオンするとき、ゲート電圧はグランド電圧より高い電圧にしかならいのでスイッチSW1のオン抵抗は大きくなる。
次に、フィードバック電圧VFBがVr3(0.3V)とVr2(0.6V)との中間電圧まで上昇すると、オン抵抗制御回路205が出力するドライバ回路214の負の電源電圧は、下降しグランド電位に近づく。すると、PMOSトランジスタで構成されるスイッチSW1がオンするときのゲート電圧も下降するので、スイッチSW1のオン抵抗は小さくなる。
さらに、フィードバック電圧VFBが基準電圧Vr3(0.3V)、Vr2(0.6V)のいずれよりも高い電圧まで上昇すると、オン抵抗制御回路205は負の電源電圧としてグランド電位をドライバ回路214に供給する。すると、PMOSトランジスタで構成されるスイッチSW1がオンするときのゲート電圧もグランド電位となり、スイッチSW1のオン抵抗はさらに小さくなる。この様に、実施例3では、フィードバック電圧VFBの電圧値によりドライバ回路214の負側(グランド側)の電源電圧を段階的に切り換えることにより、スイッチSW1のオン抵抗値を段階的に切り替える。その他の動作は、実施例1、実施例2と同一である。すなわち、スイッチSW1は、フィードバック電圧VFBがVr1(0.9V)以下のときデューティー固定動作となり、フィードバック電圧VFBがVr1(0.9V)以上のときデューティー可変となる。
上記実施例3によれば、複数のスイッチ(SW1等)を並列接続させることなく、スイッチの数は一つであってもスイッチ回路のオン抵抗値の値を変えることができる。また、オン抵抗値を段階的に変えられるようにする場合、実施例1や2のように並列接続するスイッチの数を増やす必要がないので、抵抗値を変化させる段階の数を増やす場合には、相対的に面積が小さくできる可能性がある。
以上、実施例について説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ制限されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
100、100A、100B、30、300:スイッチングレギュレータ
101、301:スイッチ回路
103、303:オンオフ制御回路
104:平滑回路
105、105A、205:オン抵抗制御回路
106:電圧判定回路
107、32:分圧回路
108:電圧出力端子
111:誤差増幅器
112:三角波発生器
113、141〜143:電圧比較回路(コンパレータ)
114、214:ドライバ回路
115:基準電源(出力電圧基準電源)
116:基準電源(デュティー比固定用基準電源)
131:電力供給源(入力電源)
151〜153:基準電源
161:内部電源
C11:容量
I1、I11、I31:インバータ
L11:コイル
LDO:ドライバ電源回路
N1:出力ノード(コイル接続ノード)
ND1、ND2:NAND回路
P1〜P3、P11、P12、P21、P22:PMOSトランジスタ
R3、R11、R12、R21〜R23、:抵抗
SW1〜SW3、SW1A〜SW3A、SW1B、SW33:スイッチ(スイッチ素子、スイッチトランジスタ、PMOSトランジスタ)
SW4、SW34:スイッチ(スイッチ素子、スイッチトランジスタ、NMOSトランジスタ)
SWD:デューティー比切換スイッチ(スイッチ、選択スイッチ)
VS1:LDO基準電圧選択回路
4:スイッチ
6:カウンタ
7:D/A
33:比較信号生成回路
333、342:演算増幅器
341:基準信号生成回路
C3:コンデンサ
DT:オンオフタイミング信号
V2、V3:出力電圧
VFB:フィードバック電圧
Vc:D/A変換電圧
Vin:入力電源電圧
Vout:出力電圧(スイッチングレギュレータ出力電圧)
Vr1:第1の電圧(比較電圧)
Vr2:第2の電圧(比較電圧)
Vr3:第3の電圧(比較電圧)
Vref:基準電圧(出力電圧基準電圧)
Vsoft:デューティー比固定用基準電圧

Claims (14)

  1. 電力供給源から出力側へ電力を供給するスイッチ回路と、
    前記出力側の電圧を平滑化する平滑回路と、
    出力電圧が所定の電圧となるように出力電圧の大きさによってデューティー比を変えて前記スイッチ回路のオンオフを制御するオンオフ制御回路と、
    前記出力電圧が前記所定の電圧より一定電圧以上低い電圧であるときに前記スイッチ回路のオン抵抗を大きくするように制御するオン抵抗制御回路と、
    を含むことを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 前記オンオフ制御回路は、少なくとも前記オン抵抗制御回路がオン抵抗を大きくするように制御するときに前記デューティー比を固定にすることを特徴とする請求項1記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 前記出力電圧に比例する電圧を入力し、その電圧レベルを判定する電圧判定回路をさらに備え、
    前記電圧判定回路の電圧判定結果に基づいて、前記オン抵抗制御回路はオン抵抗の制御を行い、前記オンオフ制御回路は前記デューティー比を固定にするか否かを制御することを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチングレギュレータ。
  4. 前記オンオフ制御回路は、
    前記出力電圧に比例する電圧と基準電圧とを入力し誤差電圧を出力する誤差増幅器と、
    三角波を出力する三角波発生器と、
    前記誤差電圧と前記三角波とを入力してオンオフタイミング信号を出力する電圧比較回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記オンオフ制御回路は、
    前記出力電圧が前記所定の電圧より一定電圧以上低い電圧であるときに、
    前記誤差電圧に代えて、固定電圧を前記電圧比較回路に入力して前記デューティー比を固定にすることを特徴とする請求項4記載のスイッチングレギュレータ。
  6. 前記出力電圧の分圧回路をさらに備え、前記分圧回路で分圧した電圧を前記電圧判定回路及び前記オンオフ制御回路に設けた誤差増幅器に入力することを特徴とする請求項3乃至5いずれか1項記載のスイッチングレギュレータ。
  7. 前記オンオフ制御回路は、前記出力電圧が第1の電圧以上であるときに、前記出力電圧が所定の電圧となるように前記デューティー比を変える制御を行い、前記出力電圧が前記第1の基準電圧より低いときに、前記デューティー比を固定にし、
    前記オン抵抗制御回路は、前記出力電圧が第1の電圧以下の電圧である第2の電圧よりさらに低い電圧であるときに、オン抵抗が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載のスイッチングレギュレータ。
  8. 前記オン抵抗制御回路は、前記出力電圧が第2の電圧より低いときに電圧が低ければ低いほど抵抗値が大きくなるように制御することを特徴とする請求項7記載のスイッチングレギュレータ。
  9. 前記スイッチ回路は、複数の並列に接続されたスイッチ素子を備え、
    前記オン抵抗制御回路は、前記並列に接続された複数のスイッチ素子のうち、前記オンオフ制御回路が出力するオンオフタイミング信号に基づいてオンオフ制御を行うスイッチ素子とオンオフ制御を行わずにオフ状態を維持するスイッチ素子とを切り換えることにより前記オン抵抗を制御することを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載のスイッチングレギュレータ。
  10. 前記オン抵抗制御回路は、前記複数並列に接続されたスイッチ素子がそれぞれ異なるオン抵抗を有するスイッチ素子であって、前記出力電圧の値によって、前記複数並列に接続されたスイッチ素子のうち任意のスイッチ素子を選択して前記オンオフ制御を行うことを特徴とする請求項9記載のスイッチングレギュレータ。
  11. 前記オン抵抗制御回路は、前記複数並列に接続されたスイッチ素子のうち、出力電圧の値によって、同時にオンオフ制御を行うスイッチ素子の数を変えることを特徴とする請求項9又は10記載のスイッチングレギュレータ。
  12. 前記スイッチ回路はスイッチングトランジスタを含み、
    前記オン抵抗制御回路は、前記出力電圧の値によって、前記スイッチングトラジスタがオンするときのバイアス電圧を制御し、それによって前記スイッチングトランジスタのオン抵抗を制御することを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載のスイッチングレギュレータ。
  13. 前記オンオフ制御回路は前記スイッチ回路のドライバ回路を含み、
    前記オン抵抗制御回路は、前記ドライバ回路の電源回路を含み、前記ドライバ回路に供給する電源電圧を制御することにより前記スイッチ回路のオン抵抗を制御することを特徴とする請求項1乃至8、12いずれか1項記載のスイッチングレギュレータ。
  14. 前記平滑回路を除いて、1チップの半導体基板の上に回路が集積して形成されていることを特徴とする請求項1乃至12いずれか1項記載のスイッチングレギュレータ。
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