JP2011060906A - 超音波洗浄装置、超音波洗浄方法、およびこの超音波洗浄方法を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

超音波洗浄装置、超音波洗浄方法、およびこの超音波洗浄方法を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化および低価格化することが可能な複数の洗浄槽を有する超音波洗浄装置を提供する。
【解決手段】本発明による超音波洗浄装置1は、洗浄液を貯留し、被処理体Wが浸漬可能な複数の洗浄槽10と、各洗浄槽20に設けられた振動子30と、各振動子30に超音波振動を生じさせる単一の超音波発振器41とを備えている。この超音波発振器41と各洗浄槽10の振動子30との間に、この超音波発振器41に接続される振動子30を切り替える出力切替器50が介在されている。また、超音波発振器41および出力切替器50を制御する制御器46が設けられている。この制御器46は、一の洗浄槽10の振動子30に超音波振動を生じさせるタイミングと、他の洗浄槽10の振動子30に超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように超音波発振器41および出力切替器50を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄液に浸漬された被処理体を、超音波を利用して洗浄する超音波洗浄装置、超音波洗浄方法、およびこの超音波洗浄方法を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体に関する。
従来より、半導体ウエハまたはLCD用ガラス基板等の被処理体を、洗浄槽に貯留された純水または薬液等の洗浄液に浸漬して、超音波を利用して超音波洗浄(メガソニック処理を含む)を行う超音波洗浄装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この超音波洗浄装置においては、洗浄槽の底部に超音波振動可能な振動子が取り付けられ、この振動子に超音波振動を生じさせる超音波発振器が接続されている。
このような超音波洗浄装置において被処理体を洗浄する場合、被処理体を洗浄槽内の洗浄液に浸漬させ、超音波発振器により振動子に超音波振動を生じさせる。このことにより、洗浄液に超音波振動が伝播され、被処理体に付着していたパーティクル等が除去される。このようにして、被処理体が超音波洗浄される。
ところで、図9に示すように、2つの洗浄槽101を有している超音波洗浄装置100も知られている。この場合、各洗浄槽101の底部に振動子(図示せず)が取り付けられ、各振動子に超音波発振器102がそれぞれ接続される。被処理体を洗浄する場合には、各洗浄槽101における被処理体の洗浄処理工程に応じて各超音波発振器102により対応する洗浄槽101の振動子に超音波振動を生じさせている。
特開2003−209086号公報
しかしながら、このような超音波洗浄装置において被処理体を洗浄する際、一の振動子に超音波振動を生じさせている時間は比較的短いことが多い。このことにより、一の洗浄槽101の振動子と他の洗浄槽101の振動子に、同時に超音波振動を生じさせている場合は少ない。このため、各洗浄槽101の振動子毎に超音波発振器102を設けることにより、超音波洗浄装置100が必要以上に大型化し、高価格化するという問題があった。
本発明は、このようなことを考慮してなされたものであり、小型化および低価格化することが可能な複数の洗浄槽を有する超音波洗浄装置、超音波洗浄方法、およびこの超音波洗浄方法を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、洗浄液を貯留する複数の洗浄槽と、各洗浄槽内に挿入可能に設けられ、被処理体を保持して洗浄液に浸漬する被処理体保持装置と、各洗浄槽に設けられた振動子と、各振動子に超音波振動を生じさせる単一の超音波発振器と、この超音波発振器と各洗浄槽の振動子との間に介在され、当該超音波発振器に接続される振動子を切り替える出力切替器と、超音波発振器および出力切替器を制御する制御器と、を備え、制御器は、一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングと、他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように超音波発振器および出力切替器を制御することを特徴とする超音波洗浄装置である。
本発明は、超音波発振器は、発振器本体と、発振器本体と出力切替器との間に設けられ、各々が互いに異なる振動子インピーダンスに対応する複数のマッチング整合器と、発振器本体と各マッチング整合器との間に介在され、当該発振器本体に接続されるマッチング整合器を切り替えるマッチング切替器とを有し、制御器は、各洗浄槽の振動子に対して、この振動子の振動子インピーダンスに対応するマッチング整合器を選択し、超音波振動を生じさせる振動子に対して選択されたマッチング整合器が、発振器本体に接続されているマッチング整合器と異なる場合には、マッチング整合器を切り替えるようにマッチング切替器を制御することを特徴とする超音波洗浄装置である。
本発明は、制御器は、振動子の切り替えとマッチング整合器の切り替えを同時に行うように出力切替器およびマッチング切替器を制御することを特徴とする超音波洗浄装置である。
本発明は、各洗浄槽の振動子の振動子インピーダンスを測定する測定器を更に備え、制御器は、この測定器により測定された振動子インピーダンスに基づいて、対応するマッチング整合器を選択することを特徴とする超音波洗浄装置である。
本発明は、各々に振動子が設けられた複数の洗浄槽のうち一の洗浄槽の振動子に対して、単一の超音波発振器から出力切替器を介して駆動信号を送ることにより、当該一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせて、当該一の洗浄槽内の洗浄液に浸漬された被処理体を洗浄する工程と、超音波発振器から出力切替器を介して他の洗浄槽の振動子に駆動信号を送ることにより、当該他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせて、当該他の洗浄槽内の洗浄液に浸漬された被処理体を洗浄する工程と、を備え、一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングと、他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように被処理体が洗浄されることを特徴とする超音波洗浄方法である。
本発明は、超音波発振器は、発振器本体と、発振器本体と出力切替器との間に設けられ、各々が互いに異なる振動子インピーダンスに対応する複数のマッチング整合器とを有しており、各洗浄槽の振動子に対して、この振動子の振動子インピーダンスに対応するマッチング整合器を選択する工程と、超音波振動を生じさせる振動子に対して選択されたマッチング整合器が、発振器本体に接続されているマッチング整合器と異なる場合には、発振器本体に接続されるマッチング整合器を切り替える工程と、を更に備え、マッチング整合器を切り替えた後、振動子に超音波振動を生じさせて被処理体が洗浄されることを特徴とする超音波洗浄方法である。
本発明は、振動子を切り替える工程とマッチング整合器を切り替える工程は、同時に行われることを特徴とする超音波洗浄方法である。
本発明は、各洗浄槽の振動子の振動子インピーダンスを測定する工程を更に備え、マッチング整合器を選択する工程において、測定された振動子インピーダンスに基づいて、対応するマッチング整合器が選択されることを特徴とする超音波洗浄方法である。
本発明は、超音波洗浄方法を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体であって、この超音波洗浄方法は、各々に振動子が設けられた複数の洗浄槽のうち一の洗浄槽の振動子に対して、単一の超音波発振器から出力切替器を介して駆動信号を送ることにより、当該一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせて、当該一の洗浄槽内の洗浄液に浸漬された被処理体を洗浄する工程と、超音波発振器から出力切替器を介して他の洗浄槽の振動子に駆動信号を送ることにより、当該他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせて、当該他の洗浄槽内の洗浄液に浸漬された被処理体を洗浄する工程と、を備え、一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングと、他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように被処理体が洗浄されることを特徴とする記録媒体である。
本発明によれば、制御器により切替器が制御されて、単一の超音波発振器に接続される振動子が切り替えられる。このことにより、この単一の超音波発振器によって、複数の洗浄槽のうちいずれか一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせることができる。この場合、超音波発振器から、一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングと、他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように被処理体を超音波洗浄することができる。この結果、複数の洗浄槽の振動子のいずれかの振動子に単一の超音波発振器により超音波振動を生じさせることができ、複数の洗浄槽を有する超音波洗浄装置の小型化および低価格化を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態における超音波洗浄装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、本発明の実施の形態における超音波洗浄装置の詳細を示す図である。 図3は、図2の側方断面図である。 図4は、図2の平面図である。 図5は、本発明の実施の形態において、排出弁機構を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態において、メガソニックコントローラの構成を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態において、マッチング整合器の適合可能なインピーダンス範囲を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態における超音波洗浄方法のフローチャートを示す図である。 図9は、従来の超音波洗浄装置の全体構成を示す概略図である。
発明の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図8は、本実施の形態における超音波洗浄装置、超音波洗浄方法、およびこの超音波洗浄方法を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体の一実施の形態を説明するための図である。
まず、図1および図2により超音波洗浄装置1の全体構成について説明する。
図1および図2に示すように超音波洗浄装置1は、洗浄液(例えば純水または薬液)を貯留する2つの洗浄槽10(第1洗浄槽10aおよび第2洗浄槽10b)と、各洗浄槽10内に挿入可能に設けられ、被処理体(例えば、半導体ウエハ、以下単にウエハWと記す)を保持して洗浄液に浸漬するウエハボード(被処理体保持装置)20とを備えている。このうち各洗浄槽10の底板(底部)14の外面に振動子30(第1振動子30aおよび第2振動子30b、図6参照)がそれぞれ設けられている。各振動子30に、制御器46を含む単一のメガソニックコントローラ40が接続され、各振動子30に超音波振動を生じさせるように構成されている。また、メガソニックコントローラ40と各洗浄槽10の振動子30との間に、メガソニックコントローラ40に接続される振動子30を切り替える出力切替器50が介在されている。
図2に示すように、各洗浄槽10に、洗浄槽10内に洗浄液を供給する洗浄液供給装置60がそれぞれ設けられ、各洗浄槽10の底板14に、洗浄液を排出する排出弁機構80がそれぞれ設けられている。すなわち、各洗浄槽10毎に、洗浄液供給装置60および排出弁機構80が設けられている。
次に、図2乃至図5を用いて各部の詳細構造について説明する。
図2乃至図5に示すように、洗浄槽10は、4つの側壁11と、各側壁11の下端に、パッキング12を介して気水密(気密・水密)に密接されるとともに固定ボルト13により固定された底板14とを有し、略直方体状に形成されている。このうち側壁11の上端に切欠溝15が形成され、洗浄液の液面が側壁11の上端に達した場合に洗浄液が洗浄槽10から流出するようになっている。
洗浄槽10の側壁11は、耐薬品性に富む材料、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)あるいはフッ素樹脂(PFA)等にて形成されている。また、底板14は、耐薬品性および音波透過性に富む材料、例えばアモルファスカーボンあるいは炭化ケイ素等のカーボン系材料にて形成されている。このことにより、薬液として後述するアンモニア過水、塩酸過水、あるいは希フッ酸等を用いる場合においても、洗浄槽10の側壁11および底板14は耐薬品性を有することができる。このため、側壁11および底板14が洗浄液によって溶解することを防止し、メタルコンタミ等が発生することを防止することができる。また、底板14の材料は、上述したように音波透過性をも有しているため、振動子30により生じた超音波振動を確実に透過することができる。
各洗浄槽10は容器16に収容されている。この容器16の底部に、各洗浄槽10の側壁11の上端に形成された切欠溝15から流出する洗浄液を回収するパン(図示せず)が設けられ、このパンに、回収された洗浄液を排出するドレン(図示せず)が設けられている。
ウエハボード20は、図2および図3に示すように、略水平方向に延び、複数枚(例えば50枚)のウエハWを保持する3つの保持棒21と、各保持棒21の一端に連結され、略垂直方向に延びる基部22とを有している。各保持棒21に、ウエハWに係合自在な複数の保持溝23が形成されている。各保持溝23にウエハWを係合させることにより、ウエハWを保持棒21に対して略直交する方向、すなわち垂直方向に保持することができるように構成されている。また、基部22に、図示しない昇降機構が連結され、この昇降機構に制御器46が接続されている。このように、昇降機構は、制御器46からの制御信号に基づいて、保持棒21を下降させてウエハWを洗浄槽10内に挿入して洗浄液に浸漬する、あるいは保持棒21を上昇させてウエハWを洗浄槽10から搬出することができるように構成されている。
洗浄液供給装置60は、洗浄槽10の対向する側壁11に沿って設けられた2つの洗浄液供給ノズル61を有している。各洗浄液供給ノズル61は、洗浄槽10の側壁11に略水平方向に延びる管状ノズル本体61aと、この管状ノズル本体61aに形成され、長手方向に沿って適宜間隔をおいて配設された多数の第1ノズル孔61bおよび第2ノズル孔61cとを含んでいる。このうち、第1ノズル孔61bは、ウエハWの中心側に向けて洗浄液を噴射するように構成され、第2ノズル孔61cは、洗浄槽10の底板14に向けて洗浄液を噴射するように構成されている。
洗浄液供給ノズル61に洗浄液供給管62を介して切換弁63が連結されている。この切換弁63に、純水供給管64を介して純水供給源65が連結されるとともに、薬液供給管66を介して薬液供給源(薬液タンク)67が連結されている。切換弁63は制御器46に接続され、制御器46は、切換弁63を介して、洗浄液供給管62に連通させる供給管(純水供給管64または薬液供給管66)の切り換えを制御するようになっている。
純水供給管64に、純水供給管64を通る純水の流量を調整する開閉弁68が設けられている。この開閉弁68は制御器46に接続され、制御器46は、開閉弁68を介して、純水供給源65から洗浄槽10への純水の供給を制御するようになっている。
薬液供給管66に、薬液を洗浄槽10に供給するための薬液ポンプ69が設けられている。この薬液ポンプ69は制御器46に接続され、制御器46は、薬液ポンプ69を介して、薬液タンク67から洗浄槽10への薬液の供給を制御するようになっている。ここで、薬液としては、洗浄の目的に応じて、アンモニア過水(SC1、具体的にはNHOH/H/HO)、塩酸過水(SC2、具体的にはHCl/H/HO)、あるいは希フッ酸(DHF)等が使用される。
なお、このような薬液ポンプ69を用いることなく、薬液タンク67内に、制御器46からの制御信号に基づいて窒素(N)ガス等を供給して薬液を薬液供給管66に供給するように構成してもよい。また、切換弁63に連結される薬液タンク67は1つに限られることはなく、複数の薬液タンク67が連結されていてもよい。この場合、複数種類の薬液を洗浄槽10に供給することが可能になる。
図4および図5に示すように、洗浄槽10の底板14に、洗浄液を排出する2つの排出弁機構80が設けられている。各排出弁機構80は、底板14の外面に取り付けられた被当接部81と、この被当接部81に気水密に当接自在な弁体82と、この弁体82を駆動するピストンロッド83を含むシリンダ装置84とを有している。被当接部81および底板14に、排液口85が貫通して形成されている。シリンダ装置84に制御器46が接続され、シリンダ装置84は、制御器46からの制御信号に基づいて、弁体82を駆動するように構成されている。なお、排液口85は、ウエハボード20の基部22の直下位置に配置されている。このことにより、洗浄槽10の底板14の外面うちウエハWに対応する位置に、排出弁機構80が配置されることがなく、振動子30を取り付けることができ、ウエハWを確実に洗浄することができる。なお、本実施の形態においては、排液口85は矩形状に形成されているが、円形等の任意の形状にすることもできる。また、各洗浄槽10に設ける排出弁機構80の個数は、2つに限られることはなく、1つまたは3つ以上とすることもできる。
図2および図3に示すように、各洗浄槽10の振動子30は、複数の振動子単体31からなり、各洗浄槽10の底板14の外面に、複数の振動子単体31が取り付けられている。各振動子単体31は、洗浄槽10毎に結線されて振動子30として構成され、出力切替器50に接続されている。なお、各洗浄槽10に取り付けられる振動子単体31の個数は、各洗浄槽10の底板14の外面のうち、ウエハボード20に保持されるウエハWに対応する位置を占めることができれば1つでも良く、任意の個数とすることもできる。
次に、図6を用いてメガソニックコントローラ40について説明する。メガソニックコントローラ40は、各振動子30に超音波振動を生じさせる単一の超音波発振器41と、この超音波発振器41および出力切替器50を制御する上述した制御器46とを有している。
このうち、超音波発振器41は、振動子30に高周波駆動電力(駆動信号)を送って超音波振動を生じさせるメイン発振器(発振器本体)42と、メイン発振器42と出力切替器50との間に設けられ、各々が互いに異なる振動子インピーダンスに対応する複数のマッチング整合器(第1マッチング整合器43aおよび第2マッチング整合器43b)43とを有している。このうち、マッチング整合器43は、振動子30に効率良く超音波振動を生じさせるために所定のインピーダンスを有している。すなわち、各洗浄槽10に取り付けられる振動子30は、個々の製作精度およびその取付状態等により振動子インピーダンスが異なるが、このようにメイン発振器42と振動子30との間にマッチング整合器43を介在させることにより、振動子30を効率良く超音波振動させることが可能になる。また、メイン発振器42に、商用周波の電力をメイン発振器42に供給する駆動電源部44が接続されている。
制御器46は、メイン発振器42に振動数を指示するオシレータ部47を含み、このオシレータ部47が超音波発振器41のメイン発振器42に接続されている。このようにして、メイン発振器42は、制御器46のオシレータ部47からの振動数指示に基づいて、商用周波の電力を高周波駆動電力に変換して、この高周波駆動電力を、出力切替器50を介して振動子30に送るように構成されている。
超音波発振器41のメイン発振器42と各マッチング整合器43との間に、メイン発振器42に接続されるマッチング整合器43を切り替えるマッチング切替器45が介在されている。このマッチング切替器45に制御器46が接続され、マッチング切替器45は、制御器46からの制御信号に基づいて、メイン発振器42に接続されるマッチング整合器43を切り替えるように構成されている。
また、制御器46に、各洗浄槽10の振動子30の振動子インピーダンスを測定する測定器48が接続されている。なお、測定器48は、複数の振動子単体31が結線された振動子30毎に各振動子30の振動子インピーダンスを測定するようになっている。そして、制御器46は、測定器48により予め測定された振動子インピーダンスに基づいて、各洗浄槽10の振動子30に対して、この振動子30の振動子インピーダンスに対応するマッチング整合器43を選択し、超音波振動を生じさせる振動子30に対して選択されたマッチング整合器43が、メイン発振器42に接続されているマッチング整合器43と異なる場合には、マッチング整合器43を切り替えるようにマッチング切替器45を制御するように構成されている。
ところで、各マッチング整合器43は、図7に示すように、対応可能な振動子インピーダンスの幅を有している。すなわち、制御器46は、超音波振動を生じさせる振動子30の振動子インピーダンスが範囲Aに含まれる場合には第1マッチング整合器43aを選択し、振動子インピーダンスが範囲Bに含まれる場合には第2マッチング整合器43bを選択するようになっている。なお、図7には、測定器48により測定された振動子30の振動子インピーダンス値の例として、多数の点を示している。
また、上述したように、メガソニックコントローラ40の超音波発振器41と各洗浄槽10の振動子30との間に、超音波発振器41に接続される振動子30を切り替える出力切替器50が介在されている。この出力切替器50に制御器46が接続され、出力切替器50は、制御器46からの制御信号に基づいて、超音波発振器41に接続される振動子30を切り替えるように構成されている。このようにして、制御器46は、一の洗浄槽10の振動子30に超音波振動を生じさせるタイミングと、他の洗浄槽10の振動子30に超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように超音波発振器41および出力切替器50を制御する(排他制御)ようになっている。
なお、制御器46は、振動子30の切り替えとマッチング整合器43の切り替えを同時に行うように出力切替器50およびマッチング切替器45を制御する。すなわち、制御器46は、マッチング切替器45と出力切替器50とを連動して制御するように構成されている。このことにより、メイン発振器42と振動子30とを迅速に接続させることができる。
本実施の形態においては、制御器46はコンピュータを含み、このコンピュータが記録媒体49に予め記憶されたプログラムを実行することによって、超音波洗浄装置1を用いたウエハWの洗浄が実施されるようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用、すなわち本実施の形態による超音波洗浄方法について図8を用いて説明する。
まず、図6に示すように、測定器48により各洗浄槽10に取り付けられた振動子30の振動子インピーダンスが測定される(第1工程)。
次に、各洗浄槽10の振動子30に対して、この振動子30の振動子インピーダンスに対応するマッチング整合器43が選択される(第2工程)。この場合、制御器46により、測定された振動子30の振動子インピーダンスに基づいて、各振動子30の振動子インピーダンスに対応するマッチング整合器43が選択されて、振動子30とマッチング整合器43との対応関係が記憶される。すなわち、測定された第1振動子30aの振動子インピーダンスが、例えば図7に示す範囲Aに含まれる場合には、第1マッチング整合器43aが選択され、第1振動子30aと第1マッチング整合器43aの対応関係が記憶される。また、測定された第2振動子30bの振動子インピーダンスが、例えば図7に示す範囲Bに含まれる場合には、第2マッチング整合器43bが選択され、第2振動子30bと第2マッチング整合器43bの対応関係が記憶される。
次に、2つの洗浄槽10のうちの一方の洗浄槽(以下、第1洗浄槽10aと記す)に洗浄液が貯留される(第3工程)。この場合、まず、図2に示すように、制御器46からの制御信号を受けて開閉弁68が開き、純水供給源65から切換弁63を介して洗浄液供給ノズル61に純水が供給される。この際、切換弁63は、制御器46により制御されて、洗浄液供給管62に純水供給管64が連通される。
純水を供給した後、制御器46からの制御信号を受けて薬液ポンプ69が駆動され、薬液タンク67から切換弁63を介して洗浄液供給ノズル61に薬液が供給される。この際、切換弁63は制御器46により制御され、洗浄液供給管62に薬液供給管66が連通される。
貯留された洗浄液の液面が、第1洗浄槽10aの側壁11の上端に設けられた切欠溝15に達すると、洗浄液は、この切欠溝15を通って第1洗浄槽10aから流出する。流出した洗浄液は、第1洗浄槽10aを収容する容器16のパン(図示せず)に回収され、図示しないドレンから容器16外部に排出される。この後においても、薬液タンク67からの薬液の供給は継続される。
次に、第1洗浄槽10a内の洗浄液にウエハWが浸漬される(第4工程)。この場合、まず、図示しない搬送機構により搬送された複数枚、例えば50枚のウエハWが、ウエハボード20の保持棒21に形成された保持溝23に係合して、保持棒21に保持される。次に、制御器46からの制御信号を受けて昇降機構(図示せず)が駆動され、ウエハWが保持された保持棒21が降下し、第1洗浄槽10a内に挿入される。このようにして、洗浄液にウエハWが浸漬される。
第1洗浄槽10a内にウエハWが浸漬された後、必要に応じて出力切替器50により超音波発振器41に接続される振動子30が切り替えられる(第5工程)。すなわち、メイン発振器42に第2洗浄槽10bの第2振動子30bが接続されている場合には、制御器46からの制御信号を受けて、出力切替器50により、メイン発振器42に接続される振動子30が、第2振動子30bから第1振動子30aに切り替えられる。
この第5工程と同時に、超音波振動を生じさせる振動子30に対して選択されたマッチング整合器43が、メイン発振器42に接続されているマッチング整合器43と異なる場合には、メイン発振器42に接続されるマッチング整合器43が切り替えられる(第6工程)。すなわち、超音波発振器41のメイン発振器42に第2マッチング整合器43bが接続されている場合には、まず、制御器46は、記憶された第1振動子30aと第1マッチング整合器43aとの対応関係に基づいて、マッチング切替器45に制御信号を発信する。その後、マッチング切替器45により、メイン発振器42に接続されるマッチング整合器43が、第2マッチング整合器43bから第1マッチング整合器43aに切り替えられる。
次に、第1洗浄槽10aの第1振動子30aに超音波発振器41から出力切替器50を介して高周波駆動電力(駆動信号)を送ることにより、この第1振動子30aに超音波振動を生じさせて、ウエハWが超音波洗浄される(第7工程)。この場合、制御器46のオシレータ部47からの振動数指示を受けて、メイン発振器42から第1マッチング整合器43aおよび出力切替器50を介して第1振動子30aに高周波駆動電力が送られる。このことにより、第1振動子30aを効率良く超音波振動させることができ、ウエハWの洗浄効率を向上させることができる。
第1振動子30aが超音波振動している間、この超音波振動は、第1洗浄槽10aの底板14を透過して洗浄液に伝播される。このようにして、ウエハWに付着したパーティクル等が除去される。この間、第1洗浄槽10a内に薬液が供給され続けている。このことにより、ウエハWから除去されて洗浄液の液面に浮かんだパーティクルを、オーバーフローする洗浄液とともに第1洗浄槽10aの切欠溝15から流出させることができる。このため、洗浄液を清浄な状態に維持することができ、ウエハWの洗浄効率を向上させることができる。
所定時間ウエハWの超音波洗浄処理を行った後、第1洗浄槽10a内のウエハWのリンス処理が行われる(第8工程)。この場合、まず、薬液ポンプ69を停止し、第1洗浄槽10aへの薬液の供給が止められる。次に、制御器46は、開閉弁68を開くとともに切換弁63を動作して、純水供給源65から第1洗浄槽10aに純水が供給される。その後、上述した第7工程と同様にして、第1振動子30aに超音波振動を生じさせて、洗浄液に超音波振動を伝播させる。
第3工程乃至第8工程を行っている間に、他方の洗浄槽(以下、第2洗浄槽10bと記す)に、第3工程と同様にして洗浄液が貯留され(第9工程)、第4工程と同様にして第2洗浄槽10b内の洗浄液にウエハWが浸漬される(第10工程)。
第2洗浄槽10b内にウエハWが浸漬された後、出力切替器50により超音波発振器41に接続される振動子30が切り替えられる(第11工程)。この場合、制御器46からの制御信号を受けて、出力切替器50により、メイン発振器42に接続される振動子30が、第1洗浄槽10aの第1振動子30aから第2洗浄槽10bの第2振動子30bに切り替えられる。
この第11工程と同時に、超音波振動を生じさせる振動子30に対して選択されたマッチング整合器43が、メイン発振器42に接続されているマッチング整合器43と異なる場合には、マッチング整合器43が切り替えられる(第12工程)。本実施の形態においては、上述したように、第1振動子30aに第1マッチング整合器43aが選択されるとともに、第2振動子30bに第2マッチング整合器43bが選択されているため、マッチング整合器43の切り替えが行われる。この場合、まず、制御器46は、記憶された第2振動子30bと第2マッチング整合器43bとの対応関係に基づいて、マッチング切替器45に制御信号を発信する。その後、マッチング切替器45により、メイン発振器42に接続されるマッチング整合器43が、第1マッチング整合器43aから第2マッチング整合器43bに切り替えられる。
なお、第2振動子30bの振動子インピーダンスに対応するマッチング整合器43として第1マッチング整合器43aが選択されている場合には、制御器46からマッチング切替器45に制御信号が発信されることはなく、マッチング整合器43の切り替えは行われない。
次に、第2洗浄槽10bの第2振動子30bに超音波発振器41から出力切替器50を介して高周波駆動電力を送ることにより、この第2振動子30bに超音波振動を生じさせて、ウエハWが超音波洗浄される(第13工程)。この第13工程では、上述した第7工程と同様にして、ウエハWの超音波洗浄が行われる。
その後、上述した第8工程と同様にして、第2洗浄槽10b内のウエハWのリンス処理が行われる(第14工程)。
一方、第13工程および第14工程を行っている間に、第1洗浄槽10aにおいて、以下の工程が行われる。すなわち、洗浄液に浸漬しているウエハWが第1洗浄槽10aから搬出される(第15工程)。この場合、制御器46からの制御信号を受けてウエハボード20の昇降機構が駆動され、ウエハWが保持された保持棒21が上昇し、第1洗浄槽10aからウエハWが搬出されて、ウエハWが保持棒21から図示しない搬送機構に引き渡される。
その後、第4工程と同様にして第1洗浄槽10a内の洗浄液にウエハWが浸漬される(第16工程)。
第1洗浄槽10a内の洗浄液にウエハWが浸漬された後、出力切替器50により超音波発振器41に接続される振動子30が切り替えられる(第17工程)。この第17工程では、上述した第11工程と同様にして、超音波発振器41のメイン発振器42に接続される振動子30が、第2振動子30bから第1振動子30aに切り替えられる。
この第17工程と同時に、超音波発振器41のメイン発振器42に接続されるマッチング整合器43が切り替えられる(第18工程)。この第18工程では、上述した第12工程と同様にして、メイン発振器42に接続されるマッチング整合器43が、第2マッチング整合器43bから第1マッチング整合器43aに切り替えられる。
その後、上述した工程を適宜繰り返すことにより、第1洗浄槽10aおよび第2洗浄槽10bにおいて、ウエハWを順次超音波洗浄することができる。
なお、第1洗浄槽10a内および第2洗浄槽10b内の洗浄液は、必要に応じて交換される。例えば、第1洗浄槽10a内の洗浄液を交換する場合、まず、図5に示すように、制御器46からの制御信号に基づいて、排出弁機構80のシリンダ装置84が駆動されて、弁体82が被当接部81から引き離される。このことにより、排液口85を通って洗浄液が排出され、第1洗浄槽10a内の洗浄液を短時間で排出することができる。洗浄液の排出が終了した後、シリンダ装置84が駆動されて弁体82が被当接部81に当接され、被当接部81と弁体82との間が気水密に維持される。その後、上述した第3工程と同様にして、第1洗浄槽10aに洗浄液が貯留される。このようにして、洗浄液が交換される。
このように本実施の形態によれば、制御器46により出力切替器50が制御されて、単一の超音波発振器41に接続される振動子30が切り替えられる。このことにより、この単一の超音波発振器41によって、2つの洗浄槽10のうちいずれか一の洗浄槽10の振動子30に超音波振動を生じさせることができる。すなわち、超音波発振器41から、第1洗浄槽10aの第1振動子30aに超音波振動を生じさせるタイミングと、第2洗浄槽10bの第2振動子30bに超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように、各洗浄槽10a、10bにおいてウエハWを超音波洗浄することができる。この結果、2つの洗浄槽10の振動子30のいずれかに単一の超音波発振器41により超音波振動を生じさせることができ、2つの洗浄槽10を有する超音波洗浄装置1の小型化および低価格化を図ることができる。
なお、上述した実施の形態においては、本発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。以下、代表的な変形例について述べる。
すなわち、本実施の形態においては、超音波発振器41は、第1マッチング整合器43aおよび第2マッチング整合器43bを有している例について述べた。しかしながらこのことに限られることはなく、超音波発振器41は、3つ以上のマッチング整合器43を有するように構成してもよい。この場合には、各洗浄槽10に取り付けられている振動子30の振動子インピーダンスに対して、より一層適切なマッチング整合器43を選択することができ、振動子30をより一層効率良く超音波振動させることができる。
また、本実施の形態においては、2つの洗浄槽10が設置されている例について述べているが、3つ以上の洗浄槽10が設置され、各洗浄槽10に振動子30が取り付けられている場合においても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態においては、各洗浄槽10が容器16に収容され、この容器16の底部に、洗浄槽10から流出した洗浄液を回収するパンが配設されている例について述べた。しかしながらこのことに限られることはなく、各洗浄槽10が、洗浄液を貯留する内槽と、内槽からオーバーフローする洗浄液を回収する外槽とを有していてもよい。この場合、外槽に、洗浄液を内槽内に配設される洗浄液供給ノズルに供給する循環管路が連結されていてもよく、あるいは外槽に洗浄液を排出する排出弁機構が設けられていてもよい。
また、本実施の形態においては、各洗浄槽10内に、2つの洗浄液供給ノズル61が設けられている例について述べた。しかしながらこのことに限られることはなく、図1に示すように、4つの洗浄液供給ノズル61を設けても良い。
また、本実施の形態においては、各洗浄槽10の底板14をアモルファスカーボンまたは炭化ケイ素により形成し、この底板14の肉厚を比較的厚く(例えば、6.5mm)して振動子30を直接取り付ける例について述べた。しかしながらこのことに限られることはなく、底板14の肉厚をこれよりも薄くし、この底板14に音波透過性が良好なステンレス性の補強用板を介在させて振動子30を取り付けるように構成してもよい。この場合においても、振動子30からの超音波を効率良く透過させることができる。
また、本実施の形態においては、各洗浄槽10の底板14に振動子30が設けられているが、これに限らず、各洗浄槽10の側部または上方に振動子30を取り付けるようにしても良い。この場合においても、各洗浄槽10においてウエハWを確実に超音波洗浄することができる。
さらに、本実施の形態においては、洗浄槽10の底板14に振動子30が直接取り付けられている。しかしながらこのことに限られることはなく、洗浄槽10の下方に、洗浄槽10の少なくとも底部が浸漬するように純水を貯留した追加の槽(図示せず)を設けて、この追加の槽の底部に振動子30を取り付けるように構成しても良い。この場合、振動子30から生じた超音波振動は、追加の槽の純水を介して洗浄槽10に伝播され、洗浄槽10においてウエハWを確実に超音波洗浄することができる。
ここで、上述した実施の形態についてのいくつかの変形例を述べたが、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
ところで、上述したように、超音波洗浄装置1はコンピュータを含む制御器46を有している。この制御器46により、超音波洗浄装置1の各構成要素が動作し、ウエハWの洗浄が実施されるよう構成されている。そして、超音波洗浄装置1を用いたウエハWの洗浄を実施するために、制御器46のコンピュータによって実行されるプログラムを記録した記録媒体49も本件の対象である。ここで、記録媒体49は、ROMまたはRAMなどのメモリーでもよく、また、ハードディスクまたはCD−ROMなどのディスク状の記録媒体49であってもよい。
なお、以上の説明においては、本発明による超音波洗浄装置1、超音波洗浄方法、およびこの超音波洗浄方法を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体49を、半導体ウエハWの洗浄処理に適用した例を示している。しかしながらこのことに限られることはなく、LCD基板またはCD基板等、種々の基板等の洗浄に本発明を適用することも可能である。
1 超音波洗浄装置
10 洗浄槽
10a 第1洗浄槽
10b 第2洗浄槽
11 側壁
12 パッキング
13 固定ボルト
14 底板
15 切欠溝
16 容器
20 ウエハボード
21 保持棒
22 基部
23 保持溝
30 振動子
30a 第1振動子
30b 第2振動子
31 振動子単体
40 メガソニックコントローラ
41 超音波発振器
42 メイン発振器
43 マッチング整合器
43a 第1マッチング整合器
43b 第2マッチング整合器
44 駆動電源部
45 マッチング切替器
46 制御器
47 オシレータ部
48 測定器
49 記録媒体
50 出力切替器
60 洗浄液供給装置
61 洗浄液供給ノズル
61a 管状ノズル本体
61b 第1ノズル孔
61c 第2ノズル孔
62 洗浄液供給管
63 切換弁
64 純水供給管
65 純水供給源
66 薬液供給管
67 薬液タンク
68 開閉弁
69 薬液ポンプ
80 排出弁機構
81 被当接部
82 弁体
83 ピストンロッド
84 シリンダ装置
85 排液口
100 超音波洗浄装置
101 洗浄槽
102 超音波発振器
W ウエハ

Claims (9)

  1. 洗浄液を貯留する複数の洗浄槽と、
    各洗浄槽内に挿入可能に設けられ、被処理体を保持して洗浄液に浸漬する被処理体保持装置と、
    各洗浄槽に設けられた振動子と、
    各振動子に超音波振動を生じさせる単一の超音波発振器と、
    この超音波発振器と各洗浄槽の振動子との間に介在され、当該超音波発振器に接続される振動子を切り替える出力切替器と、
    超音波発振器および出力切替器を制御する制御器と、を備え、
    制御器は、一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングと、他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように超音波発振器および出力切替器を制御することを特徴とする超音波洗浄装置。
  2. 超音波発振器は、発振器本体と、発振器本体と出力切替器との間に設けられ、各々が互いに異なる振動子インピーダンスに対応する複数のマッチング整合器と、発振器本体と各マッチング整合器との間に介在され、当該発振器本体に接続されるマッチング整合器を切り替えるマッチング切替器とを有し、
    制御器は、各洗浄槽の振動子に対して、この振動子の振動子インピーダンスに対応するマッチング整合器を選択し、超音波振動を生じさせる振動子に対して選択されたマッチング整合器が、発振器本体に接続されているマッチング整合器と異なる場合には、マッチング整合器を切り替えるようにマッチング切替器を制御することを特徴とする請求項1に記載の超音波洗浄装置。
  3. 制御器は、振動子の切り替えとマッチング整合器の切り替えを同時に行うように出力切替器およびマッチング切替器を制御することを特徴とする請求項2に記載の超音波洗浄装置。
  4. 各洗浄槽の振動子の振動子インピーダンスを測定する測定器を更に備え、
    制御器は、この測定器により測定された振動子インピーダンスに基づいて、対応するマッチング整合器を選択することを特徴とする請求項2または3に記載の超音波洗浄装置。
  5. 各々に振動子が設けられた複数の洗浄槽のうち一の洗浄槽の振動子に対して、単一の超音波発振器から出力切替器を介して駆動信号を送ることにより、当該一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせて、当該一の洗浄槽内の洗浄液に浸漬された被処理体を洗浄する工程と、
    超音波発振器から出力切替器を介して他の洗浄槽の振動子に駆動信号を送ることにより、当該他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせて、当該他の洗浄槽内の洗浄液に浸漬された被処理体を洗浄する工程と、を備え、
    一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングと、他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように被処理体が洗浄されることを特徴とする超音波洗浄方法。
  6. 超音波発振器は、発振器本体と、発振器本体と出力切替器との間に設けられ、各々が互いに異なる振動子インピーダンスに対応する複数のマッチング整合器とを有しており、
    各洗浄槽の振動子に対して、この振動子の振動子インピーダンスに対応するマッチング整合器を選択する工程と、
    超音波振動を生じさせる振動子に対して選択されたマッチング整合器が、発振器本体に接続されているマッチング整合器と異なる場合には、発振器本体に接続されるマッチング整合器を切り替える工程と、を更に備え、
    マッチング整合器を切り替えた後、振動子に超音波振動を生じさせて被処理体が洗浄されることを特徴とする請求項5に記載の超音波洗浄方法。
  7. 振動子を切り替える工程とマッチング整合器を切り替える工程は、同時に行われることを特徴とする請求項6に記載の超音波洗浄方法。
  8. 各洗浄槽の振動子の振動子インピーダンスを測定する工程を更に備え、
    マッチング整合器を選択する工程において、測定された振動子インピーダンスに基づいて、対応するマッチング整合器が選択されることを特徴とする請求項6または7に記載の超音波洗浄方法。
  9. 超音波洗浄方法を実行するためのコンピュータプログラムが記録された記録媒体であって、
    この超音波洗浄方法は、
    各々に振動子が設けられた複数の洗浄槽のうち一の洗浄槽の振動子に対して、単一の超音波発振器から出力切替器を介して駆動信号を送ることにより、当該一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせて、当該一の洗浄槽内の洗浄液に浸漬された被処理体を洗浄する工程と、
    超音波発振器から出力切替器を介して他の洗浄槽の振動子に駆動信号を送ることにより、当該他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせて、当該他の洗浄槽内の洗浄液に浸漬された被処理体を洗浄する工程と、を備え、
    一の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングと、他の洗浄槽の振動子に超音波振動を生じさせるタイミングが重ならないように被処理体が洗浄されることを特徴とする記録媒体。
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