JP2011060126A - プラント監視制御装置およびプラント監視制御プログラム - Google Patents

プラント監視制御装置およびプラント監視制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】発生した外部イベントと実行されるプロセス間の関係を把握する。
【解決手段】プラント機器6を制御する下位コントローラ5および制御に係る機器にネットワークを介してそれぞれ接続され、下位コントローラ5の監視および制御を行うプラント監視制御装置1において、下位コントローラ5または機器における外部イベントの発生を検知し、この外部イベントの発生に基づいて所定のプロセスを実行する。次に、予め定義された、外部イベントの受信により起動されるプロセスの情報を参照し、検知された外部イベントを識別するイベント番号を発行する。そして、各プロセスに対して入力される入力データ、実行の前後におけるプロセス内部データおよびプロセスの実行結果である出力データからなるプロセス実行履歴をイベント番号およびプロセスIDと関連付けて記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄鋼プラントなどの操業を支援するプラント監視制御装置およびプラント監視制御プログラムに関する。
従来、大型プラント等の監視制御システムでは、操業中のプラントを制御するプロセスデータ(リアルタイムデータ)を記録、再生し、テストおよび問題発生時の調査に使用することが行われてきた。
例えば、特許文献1では、プラントの運転状態をCRT制御装置により監視するシステムにおいて、CRT制御装置に表示している運転監視用CRT画面を対象に、プラントトリップ等の要因発生時に、監視しているプロセスデータの状態変化を自動的に検出し、状態変化があったプロセスデータを予め設定した期間とサンプル周期にて保存し、オペレータの要求にて再現時点の時刻とその時間に対応したプロセスデータを任意の時間周期にて時系列に変化させ、プラントの過度に変化する運転状態を再現可能とするプラント監視装置が開示されている。
また、特許文献2では、測定対象の計算機上のプロセス切替イベントおよびプロセス間通信イベントを検出し、これらのイベントを時系列情報として採集し、プロセス切替イベントから各プロセスについての走行期間と非走行期間を示すプロセス動作表示データを作成すると共に、プロセス間通信イベントからプロセス間通信の送信プロセスと送信時刻および受信プロセスと受信時刻の対からなるプロセス間通信データを作成し、各プロセスの走行期間と非走行期間とを時系列に表示するように構成した解析・表示装置が開示されている。
特開2001−154731号公報 特開2003−157185号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、以下のような問題点があった。
(1)監視制御システムの入力データは、伝送媒体(制御用LAN、Ethernet(登録商標)、シリアルバス)、伝送プロトコル(制御用LAN専用プロトコル、TCP/IP、UDP、BSCなど)が多岐にわたり、これらデータを一括して記録し、再生することは難しく、プロセス単位での入力データを正確に再現することは困難であった。
(2)監視制御システムにおいては、プラント機器を制御する下位コントローラなどで発生した外部イベントに基づいてサーバ内で複数のプロセスが連続的に動作し、その外部イベントに対応する機能を実現するが、複数の外部イベントが同時に発生した場合、同一のプロセスが複数動作する場合もあるため、プロセス間の前後関係を時刻で管理する形式では、どの外部イベントに対応する履歴であるのかを確認することは困難であった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、発生した外部イベントと実行されるプロセス間の関係を把握し、正確な再現試験が可能なプラント監視制御装置およびプラント監視制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るプラント監視制御装置は、プラント機器を制御する下位コントローラおよび前記制御に係る機器にネットワークを介してそれぞれ接続され、前記下位コントローラの監視および制御を行うプラント監視制御装置であって、前記下位コントローラまたは前記機器における外部イベントの発生を検知すると共に、この外部イベントの発生に基づいて所定のプロセスを逐次実行し、前記下位コントローラを制御する制御プロセス実行部と、前記外部イベントの受信により起動される外部イベント受信プロセスを予め定義する外部イベント受信プロセス定義部と、前記定義された外部イベント受信プロセスの情報を参照し、前記制御プロセス実行部において検知された外部イベントを識別するイベント番号を発行すると共に、前記プロセスに対して入力される入力データ、前記実行の前後におけるプロセス内部データおよび前記プロセスの実行結果である出力データからなるプロセス実行履歴を前記イベント番号およびプロセスIDと関連付けて記録するプロセス実行履歴記録部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るプラント監視制御プログラムは、プラント機器を制御する下位コントローラおよび前記制御に係る機器にネットワークを介してそれぞれ接続され、前記下位コントローラの監視および制御を行うプラント監視制御装置に、前記下位コントローラまたは前記機器における外部イベントの発生を検知すると共に、この外部イベントの発生に基づいて所定のプロセスを逐次実行し、前記下位コントローラを制御する制御プロセス実行ステップと、予め定義された、前記外部イベントの受信により起動される外部イベント受信プロセスの情報を参照し、前記制御プロセス実行部において検知された外部イベントを識別するイベント番号を発行すると共に、前記プロセスに対して入力される入力データ、前記実行の前後におけるプロセス内部データおよび前記プロセスの実行結果である出力データからなるプロセス実行履歴を前記イベント番号およびプロセスIDと関連付けて記録するプロセス実行履歴記録ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、発生した外部イベントと実行されるプロセス間の関係を把握し、正確な再現試験が可能なプラント監視制御装置およびプラント監視制御プログラムが提供される。
本発明の一実施形態に係るプラント監視制御装置の全体構成例を示すブロック図。 図1に示す外部イベント受信プロセス定義部の記憶内容の具体例を示す図。 図1に示すプロセス実行履歴格納部の記憶内容の具体例を示す図。 図1に示すプラント監視制御装置および操作端末に適用されるコンピュータのハードウェア構成例を示す図。 図1に示すプロセス実行履歴記録部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示すプロセス実行履歴記録部におけるイベント番号および階層番号の発行例を示す図。 図1に示すプロセス実行履歴記録部における処理を説明する図。 図1に示すプロセス実行履歴再生部における処理の具体例を示すフローチャート。 図1に示すプロセス実行履歴再生部における処理を説明する図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るプラント監視制御装置1の全体構成例を示すブロック図である。同図に示されるように、プラント監視制御装置1は、Ethernet(登録商標)などの情報系LAN2を介して操作端末3に接続されると共に、制御用LAN4を介して下位コントローラ5に接続され、プラント機器6(圧延機、センサー、計測器、サーボ弁など)を実際に動作させる下位コントローラ5との情報伝達によってプラント機器6の監視および制御を行う装置である。
操作端末3は、プラント監視制御装置1内のプラントデータの表示や制御情報の修正を行うための端末である。また、操作端末3は、プラント監視制御装置1からプロセス間インタフェース情報(入力データおよび出力データ)を含むプロセス実行履歴を読み込み、プラント監視制御装置1において日付順あるいは外部イベント毎にグルーピングされたプロセス実行履歴の表示を行う。グルーピングされたリスト結果により、チャート表示も可能である。更に、操作端末3は、ユーザがプロセス実行履歴の表示結果を参照した後、再現試験を行いたい外部イベントの番号またはプロセスIDを操作端末3より指定すると、操作端末3はその要求をプラント監視制御装置1に送信する機能も有する。
制御用LAN4は、情報系LAN2と異なり、数ミリ秒単位でのリアルタイム性が要求されるプラント機器6に対応した高速伝送が可能なLANである。例えば、国際電気標準会議(IEC)での規格化が進められているTC−netTMなどが制御用LAN4に採用される。
また、図1に示されるように、プラント監視制御装置1は、制御プロセス実行部11、外部イベント受信プロセス定義部12、プロセス実行履歴記録部13、プロセス実行履歴格納部14、プロセス実行履歴再生部15、プロセス実行履歴検索部16、入出力I/F部17およびデータ送受信部18を含んでいる。
制御プロセス実行部11は、操作端末3や下位コントローラ5等における外部イベントの発生を検知すると共に、この外部イベントの検知に基づいて所定のプロセスを逐次実行し、下位コントローラ5を制御するプログラムである。尚、外部イベントして扱われるのは、下位コントローラ5や操作端末3のみでなく、情報系LAN2に接続された他機器(対象のプラント監視装置の上位にあたる上位計算機、別プラントのプラント監視装置、計測機器)におけるイベントも含まれる。
例えば、鉄鋼プラントの場合、外部イベントの具体例としては、圧延機(プラント機器6)のスイッチのON/OFFの切替や特定信号の受信などが挙げられる。また、操作端末3における外部イベントの具体例としては、操作画面上からの制御情報(プラントの運転停止指令など)の入力などが挙げられる。また、鉄鋼プラントの制御用のプロセスの具体例としては、計算機の起動、シャットダウン、情報系LAN2および制御用LAN4に接続された待機系システム(図示省略)への切替処理等を行う構成制御プロセス、プラント上の材料の位置を追跡するトラッキングプロセス、プラント機器6への設定値を数式モデル等によって計算を行う計算プロセス、プラント機器6への設定出力を行う設定プロセス、プラント機器6の実績データの収集を行う収集プロセスなどが挙げられる。尚、本実施形態においては、外部イベントの検知に基づいてプロセスが起動される際には、外部イベントの検知情報が起動プロセスのIDと共にプロセス実行履歴記録部13へ通知されるものとする。あるプロセスから他のプロセスが起動される場合も共通の外部イベントの検知情報が通知される。
外部イベント受信プロセス定義部12は、制御プロセス実行部11において実行されるプロセスの種別を判別するための情報として、外部イベントの受信により第一に起動されるプロセス(以下、「外部イベント受信プロセス」という。)のIDを予め定義する記憶装置である。図2は、図1に示す外部イベント受信プロセス定義部12の記憶内容の具体例を示す図である。
プロセス実行履歴記録部13は、外部イベント受信プロセス定義部12に定義された外部イベント受信プロセスを参照し、制御プロセス実行部11において検知された外部イベントを識別するイベント番号を発行すると共に、プロセスに対して入力される入力データ、実行の前後におけるプロセス内部データおよびプロセスの実行結果である出力データからなるプロセス実行履歴をイベント番号およびプロセスIDと関連付けてハードディスクなどの記憶装置であるプロセス実行履歴格納部14に記録するプログラムである。あるタイミングにおけるプロセスの動作は、イベント発生時のプロセス内部データおよび入力データにより決定されるが、外部イベントとプロセスの組合せ単位で処理前のプロセス内部データおよび入力データを記録することで、正確な再現試験を行うことが可能となる。
図3は、図1に示すプロセス実行履歴格納部14の記憶内容の具体例を示す図である。ここでは、プロセス実行時刻、イベント番号、プロセスID、階層番号、起動元プロセスID、起動先プロセスID、入力データ、プロセス内部データ(処理前)、出力データ、プロセス内部データ(処理後)がプロセス実行履歴の項目として挙げられている。このプロセス実行履歴は、外部イベントおよび階層番号によりソートすると共に、外部イベント毎にグルーピングし、操作端末3においてリスト表示あるいは図形により表示対象となる。
プロセス実行履歴再生部15は、操作端末3より外部入力されたイベント番号またはプロセスIDに基づいてプロセス実行履歴記録部13によってプロセス実行履歴格納部14に記録されたプロセス実行履歴をプロセスID毎に取得すると共に、取得された入力データおよび実行の前におけるプロセス内部データをプロセスID単位で制御プロセス実行部11へ出力し、所望のプロセスの再実行を要求するプログラムである。
プロセス実行履歴検索部16は、操作端末3より外部入力された検索条件に基づいてプロセス実行履歴格納部14よりプロセス実行履歴を取得し、操作端末3への出力を行うプログラムである。
入出力I/F部17は、操作端末3より外部入力され、情報系LAN2を介して送信された入力情報を受信し、制御プロセス実行部11、プロセス実行履歴再生部15およびプロセス実行履歴検索部16へ出力すると共に、各部における処理結果を操作端末3へ出力するインタフェース(プログラム)である。
データ送受信部18は、制御用LAN4を介して下位コントローラ5とのデータ送受信を行う通信用のプログラムであり、データ送受信部18で受信されるデータの具体例としては、下位コントローラ5における外部イベント発生情報が挙げられ、制御プロセス実行部11へ出力される。また、送信されるデータの具体例としては制御プロセス実行部11から出力される下位コントローラ5への制御指令情報などが挙げられる。
図4は、図1に示すプラント監視制御装置1および操作端末3に適用されるコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。同図に示されるように、プラント監視制御装置1および操作端末3に適用されるコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)71、ROM(Read Only Memory)72、RAM(Random Access Memory)73、入出力インタフェース74、システムバス75、入力装置76、表示装置77、補助記憶装置78および通信装置79から構成される。尚、本実施形態に係るプラント監視制御装置1については、操作端末3によってデータの入力と表示を行うため、入力装置76と表示装置77は省略可能である。
CPU71は、ROM72やRAM73に格納されたプログラムやデータなどを用いて各種の演算処理を実行する処理装置である。ROM72は、コンピュータを機能させるための基本プログラムや環境ファイルなどを記憶する読み取り専用の記憶装置である。RAM73は、CPU71が実行するプログラムおよび各プログラムの実行に必要なデータを記憶する記憶装置であり、高速な読み出しと書き込みが可能である。入出力インタフェース74は、各種のハードウェアとシステムバス75との接続を仲介する装置およびプログラムである。システムバス75は、CPU71、ROM72、RAM73および入出力インタフェース74で共有される情報伝達路である。
また、入出力インタフェース74には、入力装置76、表示装置77、補助記憶装置78、および通信装置79などのハードウェアが接続されている。入力装置76は、ユーザからの入力を処理する装置であり、例えばキーボードやマウスなどである。表示装置77は、ユーザに対して演算結果や作成画面などを表示する装置であり、例えばCRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。補助記憶装置78は、プログラムやデータを蓄積する大容量の記憶装置であり、例えばハードディスク装置などである。
図5は、図1に示すプロセス実行履歴記録部13における処理の具体例を示すフローチャートである。
S501においては、プロセスの起動の有無を判定する。ここで、プロセスの起動有りと判定された場合には、S502へ進む。これに対し、プロセスの起動無しと判定された場合には、プロセスが起動されるまで待機状態となる。
S502においては、起動したプロセスのプロセスIDに基づいて外部イベント受信プロセス定義部12を参照し、プロセスが外部イベント受信プロセスか否かを判定する。ここで、起動したプロセスが外部イベント受信プロセスであると判定された場合には、S503へ進む。これに対し、起動したプロセスが外部イベント受信プロセスではないと判定された場合には、S504へ進む。
S503においては、最終イベント番号に1加算して起動プロセスに係るイベント番号とし、階層番号を1と設定する。
S504においては、起動元プロセスのイベント番号と同じ番号を起動プロセスに係るイベント番号とし、起動元のプロセスの階層番号に1加算して階層番号とする。
図6は、図1に示すプロセス実行履歴記録部13におけるイベント番号および階層番号の発行例を示す図である。あるプロセスに対して外部イベントが発生した時に、起動されたプロセスが外部イベント受信プロセス(事前に定義)である場合は、イベント番号を新規にアサインする。一方、起動プロセスが外部イベント受信プロセスでない場合は、入力データにセットされたイベント番号を継承する。また、階層番号として1加算した値を設定する。このイベント番号と階層番号は、他プロセスを起動する際に、入力データに関連づけられる。そして、この記録処理を、プロセス起動毎に繰り返すことにより、ある外部タイミングで発生したプロセス間インタフェースの階層を取得することができる。尚、この記録処理は、イベント受信および送信関数の中に組み込むことにより、制御プログラム自体の修正は不要となるので好適である。
S505においては、入力データおよび処理前のプロセス内部データを取得し、イベント番号、起動元プロセスID、および階層番号と共にプロセス実行履歴としてプロセス実行履歴格納部14へ記録する。
S506においては、プロセスの実行が完了したか否かを判定する。ここで、プロセスの実行が完了したと判定された場合には、S507へ進む。これに対し、プロセスの実行が未完了と判定された場合には、完了するまで待機状態となる。
S507においては、プロセスの実行による出力データおよび処理後のプロセス内部データを取得し、起動先プロセスIDと共にS505で作成したレコードを更新し、処理を終了する。
図7は、図1に示すプロセス実行履歴記録部13における処理を説明する図である。ここでは、プロセスAからプロセスBが起動され、プロセスBの実行によってプロセスCが起動される場合に、プロセスBの実行履歴としてプロセスAからの出力データをプロセスBの入力データとし、この入力データに加えて、プロセスAからの呼び出しによる外部イベント発生時(処理前)のプロセス内部データ、処理後のプロセス内部データおよびプロセスBの実行結果である出力データがプロセス実行履歴記録部13において収集され、外部イベント受信プロセス定義部12に記憶された外部イベント受信プロセスの情報を参照して所定の処理がなされた後にプロセス実行履歴格納部14に格納されることが示されている。
図8は、図1に示すプロセス実行履歴再生部15における処理の具体例を示すフローチャートである。
S801においては、操作端末3からの再生要求の有無を判定する。ここで、再生要求有りと判定された場合は、S802へ進む。これに対し、再生要求無しと判定された場合には、要求があるまで待機状態となる。
S802においては、操作端末3においてイベント番号とプロセスIDのいずれの指定がなされたのかを判定する。ここで、イベント番号の指定であると判定された場合には、S803へ進む。これに対し、プロセスID指定であると判定された場合には、S805へ進む。
S803においては、指定されたイベント番号をキーにプロセス実行履歴格納部14より外部イベント受信プロセスを始めとする該当する全てのプロセスのプロセスIDを取得する。
S804においては、取得されたプロセスIDをキーにプロセス実行履歴をそれぞれ取得する。
S805においては、指定されたプロセスIDをキーにプロセス実行履歴格納部14よりプロセス実行履歴を取得する。
S806においては、プロセス実行履歴中のプロセス内部データ(処理前)を試験対象プロセスへ送信し、初期値として設定する。尚、本実施形態では、イベント番号の指定があった場合、S803で取得される外部イベント受信プロセスから最終プロセスまでの全てのプロセスについてプロセス内部データ(処理前)を設定し、連続的に処理が行われるようにすることでイベント単位での試験を可能とする。
S807においては、プロセス実行履歴中の入力データを送信し、試験対象プロセスの実行を要求し、処理を終了する。
図9は、図1に示すプロセス実行履歴再生部15における処理を説明する図である。操作端末3において指定されたイベント番号およびプロセスIDに従い、プロセス実行履歴格納部14より処理前のプロセス内部データを取得し、プロセス内部データの更新を行う。その後、入力データを送信し、試験対象プロセスの実行を要求と、この処理の結果は、図6で示したようにプロセス実行履歴記録部13によってプロセス実行履歴格納部14に再度格納されるため、再現試験による結果を評価することができる。
このように、本実施形態に係るプラント監視制御装置1によれば、以下のような効果が奏される。
(1)起動プロセスに対する入力データのみでなく、外部イベント発生時のプロセス内部データを処理の前後において記録することにより、トラブル発生時の状況が正確に把握でき、原因究明が容易となる。
(2)様々な伝送媒体、伝送プロトコルを絶縁した形で、プロセスごとの再現試験を正確かつ容易に行うことができる。また、テストデータを新たに作成せずに現地の運用データを使用しての試験が容易に行えるため、トラブルの原因究明が容易となり、プログラム改修時の試験を容易に行うことができる。
(3)外部イベント毎に起動トレースをグルーピングできるため、工場での組合せ試験に有用である。また、問題がどの外部イベントで発生したのかを容易に追跡することができる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…プラント監視制御装置
2…情報系LAN
3…操作端末
4…制御用LAN
5…下位コントローラ
6…プラント機器
11…制御プロセス実行部
12…外部イベント受信プロセス定義部
13…プロセス実行履歴記録部
14…プロセス実行履歴格納部
15…プロセス実行履歴再生部
16…プロセス実行履歴検索部
17…入出力I/F部
18…データ送受信部
71…CPU
72…ROM
73…RAM
74…入出力インタフェース
75…システムバス
76…入力装置
77…表示装置
78…補助記憶装置
79…通信装置

Claims (5)

  1. プラント機器を制御する下位コントローラおよび前記制御に係る機器にネットワークを介してそれぞれ接続され、前記下位コントローラの監視および制御を行うプラント監視制御装置であって、
    前記下位コントローラまたは前記機器における外部イベントの発生を検知すると共に、この外部イベントの発生に基づいて所定のプロセスを逐次実行し、前記下位コントローラを制御する制御プロセス実行部と、
    前記外部イベントの受信により起動される外部イベント受信プロセスを予め定義する外部イベント受信プロセス定義部と、
    前記定義された外部イベント受信プロセスの情報を参照し、前記制御プロセス実行部において検知された外部イベントを識別するイベント番号を発行すると共に、前記プロセスに対して入力される入力データ、前記実行の前後におけるプロセス内部データおよび前記プロセスの実行結果である出力データからなるプロセス実行履歴を前記イベント番号およびプロセスIDと関連付けて記録するプロセス実行履歴記録部と、
    を備えることを特徴とするプラント監視制御装置。
  2. 外部入力された前記イベント番号または前記プロセスIDに基づいて前記プロセス実行履歴記録部において記録されたプロセス実行履歴を前記プロセスID毎に取得すると共に、取得された前記入力データおよび前記実行の前におけるプロセス内部データを前記プロセスID単位で前記制御プロセス実行部へ出力し、前記プロセスの再実行を要求するプロセス実行履歴再生部を更に備えることを特徴とする請求項1記載のプラント監視制御装置。
  3. 前記プロセス実行履歴記録部は、前記外部イベントに基づいて実行される前記プロセスの起動順序に基づいて階層番号を付して前記プロセス実行履歴を記録することを特徴とする請求項1または請求項2記載のプラント監視制御装置。
  4. プラント機器を制御する下位コントローラおよび前記制御に係る機器にネットワークを介してそれぞれ接続され、前記下位コントローラの監視および制御を行うプラント監視制御装置に、
    前記下位コントローラまたは前記機器における外部イベントの発生を検知すると共に、この外部イベントの発生に基づいて所定のプロセスを逐次実行し、前記下位コントローラを制御する制御プロセス実行ステップと、
    予め定義された、前記外部イベントの受信により起動される外部イベント受信プロセスの情報を参照し、前記制御プロセス実行部において検知された外部イベントを識別するイベント番号を発行すると共に、前記プロセスに対して入力される入力データ、前記実行の前後におけるプロセス内部データおよび前記プロセスの実行結果である出力データからなるプロセス実行履歴を前記イベント番号およびプロセスIDと関連付けて記録するプロセス実行履歴記録ステップと、
    を実行させることを特徴とするプラント監視制御プログラム。
  5. 外部入力された前記イベント番号または前記プロセスIDに基づいて前記プロセス実行履歴記録ステップにおいて記録されたプロセス実行履歴を前記プロセスID毎に取得すると共に、取得された前記入力データおよび前記実行の前におけるプロセス内部データを前記プロセスID単位で前記制御プロセス実行部へ出力し、前記プロセスの再実行を要求するプロセス実行履歴再生ステップを更に実行させることを特徴とする請求項4記載のプラント監視制御プログラム。
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