JP2011058653A - 熱交換ダクト - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可撓性の外管1の内部に少なくとも1本の可撓性の内管2を配置し、外管1と内管2の間に形成される通気路3と、内管2の内部の通気路4との間で熱交換を行なう熱交換ダクトにおいて、前記内管2は、熱交換性を有する膜状部材22を、環状で長手方向に間隔のあいた保持部材21により筒形状に保持し、外管1の通気路3内に設けたスペーサ31によって支持する。膜状部材22として、親水性素材及び疎水性素材並びにセルロース膜から構成したガスバリア性及び透湿性を有するものを使用する。
【選択図】図2
Description
紙パルプ技術協会規格JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法「紙及び板紙−平滑度及び透気度試験方法−第2部:王研法」に従い、それぞれのシートの透気度を、旭精工株式会社製:王研式透気度試験機KG−55を用いて測定した。
JIS P 8112(紙−破裂強さ試験方法)に準拠して測定した。
JIS K 7128−1(プラスチック−フィルム及びシートの引裂強さ試験方法−第1部:トラウザー引裂法)に準拠して測定した。
次に、それぞれの熱交換ダクト用シートの作製方法について説明する。
親水性繊維として木材パルプを100%含有する片面をカレンダー処理された片艶クラフト紙(城山製紙株式会社製:坪量65g/m2、厚さ91.3μm)に、セルロース濃度が2.5重量%のビスコースをロールコーターにより塗布し、濃度11%の硫酸水溶液浴に連続的に浸漬させてセルロースを再生させ、その後、水洗工程を経て、各々0.6重量%の水酸化ナトリウムと硫化ナトリウムとの混合水溶液浴により脱硫処理を行い、0.6重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液浴により漂白処理を行なって、十分水洗後乾燥することで、親水性高分子加工シートを得た。
作製例1で得た親水性高分子加工シートを、塩化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)の15%水溶液に浸漬し、マングルで絞った後、乾燥することで、吸湿剤含有量10.0重量%の吸湿処理した親水性高分子加工シートを得た。
疎水性繊維として、ポリエチレンテレフタレートを芯とし、ポリエチレンで芯の周囲を覆った複合繊維から成る不織布(ユニチカ株式会社製:坪量30g/m2、厚さ104.5μm)と手抄機にて試作した親水性繊維のパルプ−麻混合不織布(坪量18g/m2、厚さ51μm)とをセルロース濃度が9.3重量%のビスコースでラミネートした以外、作製例1と同様にして親水性高分子加工シートを得た。
作製例3で得た親水性高分子加工シートを、塩化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)の15%水溶液に浸漬し、マングルで絞った後、乾燥することで、吸湿剤含有量11.8重量%の吸湿処理した親水性高分子加工シートを得た。
疎水性繊維として、ポリエチレンテレフタレートを芯とし、ポリエチレンで芯の周囲を覆った複合繊維から成る不織布(ユニチカ株式会社製:坪量30g/m2、厚さ104.5μm)にセルロース濃度が8.4重量%のビスコースをロールコーターにより塗布した以外、作製例1と同様にして親水性高分子加工シートを得た。
作製例5で得た親水性高分子加工シートを、塩化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)の15%水溶液に浸漬し、マングルで絞った後、乾燥することで、吸湿剤含有量10.0重量%の吸湿処理した親水性高分子加工シートを得た。
手抄機にて試作した親水性繊維のパルプ−麻混合不織布(坪量23g/m2、厚さ51μm)に、セルロース濃度が7.7重量%のビスコースをロールコーターにより塗布した以外、作製例1と同様にして親水性高分子加工シートを得た。
作製例7で得た親水性高分子加工シートを、塩化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)の15%水溶液に浸漬し、マングルで絞った後、乾燥することで、吸湿剤含有量10.0重量%の吸湿処理した親水性高分子加工シートを得た。
親水性繊維として木材パルプを100%含有する片面をカレンダー処理された片艶クラフト紙(城山製紙株式会社製:坪量35g/m2、厚さ53μm)に、セルロース濃度が2.5重量%のビスコースをロールコーターにより塗布した以外、作製例1と同様にして親水性高分子加工シートを得た。
作製例9で得た親水性高分子加工シートを、塩化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)の15%水溶液に浸漬し、マングルで絞った後、乾燥することで、吸湿剤含有量10.0重量%の吸湿処理した親水性高分子加工シートを得た。
ポリエステル繊維とパルプとから成る混抄紙(坪量30g/m2、厚さ70.0μm)に、セルロース濃度が5.8重量%のビスコースをロールコーターにより塗布した以外、作製例1と同様にして親水性高分子加工シートを得た。
作製例3で得た親水性高分子加工シートを、グリセリン(ミヨシ油脂株式会社製)の20%水溶液に浸漬し、マングルで絞った後、乾燥することで、吸湿剤含有量4.0重量%の吸湿処理した親水性高分子加工シートを得た。
疎水性繊維としてポリエチレンテレフタレートを芯とし、ポリエチレンで芯の周囲を覆った複合繊維から成る不織布(ユニチカ株式会社製:坪量15g/m2、厚さ63.8μm)と、手抄機にて試作した親水性繊維のパルプ−麻混合不織布(坪量18g/m2、厚さ51μm)とをセルロース濃度が9.6重量%のビスコースでラミネートした以外、作製例1と同様に行った親水性高分子加工シートを、塩化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)の15%水溶液に浸漬し、マングルで絞った後、乾燥することで、吸湿剤含有量10.0重量%の吸湿処理した親水性高分子加工シートを得た。
作製例1において、ビスコースの代わりに、セルロース濃度が15重量%のポリビニルアルコール(株式会社クラレ製:PVA−117完全懸化)をロールコーターにより塗布し、乾燥することで、親水性高分子加工シートを得た。
ポリビニルアルコール水溶液に塩化リチウム(本荘ケミカル株式会社製)を15重量%となるように添加した以外は、作製例14と同様に加工した。
作製例1において、ビスコースの代わりに、セルロース濃度が7.0重量%の銅アンモニア溶液をロールコーターにより塗布し、濃度11%の硫酸水溶液浴に連続的に浸漬させてセルロースを再生させ、その後、十分水洗後乾燥することで、親水性高分子加工シートを得た。
1 外管
2 内管
3,4 通気路
11 保持部材
12 内装材
13 断熱材
14 外装材
15 ナイロン糸
21 保持部材
22 膜状部材
23 ナイロン糸
31 スペーサ
32 線材
41,42 アダプタ
43 還気口
44 給気口
45 排気口
46 吸気口
47 二管分岐管
48 三管分岐管
E 熱交換器
Claims (8)
- 可撓性の外管の内部に少なくとも1本の可撓性の内管を配置し、外管と内管の間に形成される通気路と、内管の内部の通気路との間で熱交換を行なう熱交換ダクトにおいて、前記内管は、熱交換性を有する膜状部材を、環状で長手方向に間隔のあいた保持部材により筒形状に保持したものとしたことを特徴とする熱交換ダクト。
- 請求項1に記載の熱交換ダクトにおいて、前記膜状部材として、ガスバリア性及び透湿性を有するものを使用したことを特徴とする熱交換ダクト。
- 請求項2に記載の熱交換ダクトにおいて、前記膜状部材として、セルロース膜を使用したことを特徴とする熱交換ダクト。
- 請求項2又は3に記載の熱交換ダクトにおいて、前記膜状部材を、親水性素材及び疎水性素材並びにセルロース膜から構成したことを特徴とする熱交換ダクト。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の熱交換ダクトにおいて、前記内管を、外管の通気路内に設けたスペーサによって支持したことを特徴とする熱交換ダクト。
- 請求項5に記載の熱交換ダクトにおいて、前記スペーサは、内管の周方向に間隔をあけて配置し、内管と外管との相対移動に伴い、スペーサが転倒しないようにしたことを特徴とする熱交換ダクト。
- 請求項5又は6に記載の熱交換ダクトにおいて、前記スペーサを球状とし、その中心付近を貫通する線材を内管の外周に巻回することにより、スペーサを内管の外周に沿って線材を軸に回転可能に配置したことを特徴とする熱交換ダクト。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の熱交換ダクトと熱交換器とを接続したことを特徴とする熱交換装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009206196A JP2011058653A (ja) | 2009-09-07 | 2009-09-07 | 熱交換ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009206196A JP2011058653A (ja) | 2009-09-07 | 2009-09-07 | 熱交換ダクト |
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JP2009206196A Pending JP2011058653A (ja) | 2009-09-07 | 2009-09-07 | 熱交換ダクト |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
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