JP2011058221A - 建築用見切り材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 基端部分まで確実に嵌入して安定的に設置することができ、かつ、施工後の見栄えも良好な建築用見切り材を提供すること。
【解決手段】 建築物の室内壁面において、直交位置に配置された主面材W1と側面材W2とが二面角を形成して交わる接合部位に作出される隙間Sに嵌入して被覆する長尺の内装用部材であって、長手のベース板体1の一方の表面からは立壁板2を長手方向に沿って成形して、かつ、この立壁板2の直交端辺に成形された見切縁部21には前記ベース板体1の中線から側方に偏倚して短幅部11と長幅部12とを形成する一方、前記立壁板2の側壁面にはそれぞれ舌片3を突設して、この舌片3は軟質樹脂により作製されて弾性変形を可能にして、かつ、前記立壁板2の先端から見切端部21方向にかけて傾倒しているとともに、前記ベース板体1の短幅部11側の舌片3の先端を、少なくとも当該短幅部11の縁部よりも外側に突出させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 建築物の室内壁面において、直交位置に配置された主面材W1と側面材W2とが二面角を形成して交わる接合部位に作出される隙間Sに嵌入して被覆する長尺の内装用部材であって、長手のベース板体1の一方の表面からは立壁板2を長手方向に沿って成形して、かつ、この立壁板2の直交端辺に成形された見切縁部21には前記ベース板体1の中線から側方に偏倚して短幅部11と長幅部12とを形成する一方、前記立壁板2の側壁面にはそれぞれ舌片3を突設して、この舌片3は軟質樹脂により作製されて弾性変形を可能にして、かつ、前記立壁板2の先端から見切端部21方向にかけて傾倒しているとともに、前記ベース板体1の短幅部11側の舌片3の先端を、少なくとも当該短幅部11の縁部よりも外側に突出させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建築資材の改良、更に詳しくは、基端部分まで確実に嵌入して安定的に設置することができ、かつ、施工後の見栄えも良好な建築用見切り材に関するものである。
周知のとおり、住宅などの建造物の壁や天井、床などにおける建築用パネル同士の接合部分や境界部分においては、当該建築用パネルの端部の表面や端面を被覆するための見切り材が使用されている。
従来、天井や床などの部屋の隅部に使用する見切り材としては、化粧縁から嵌入突起を突設して、この嵌入突起を壁材同士の隙間に嵌入するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、化粧縁として表面に露出する本体部分には厚みがあるため、突起部分を隙間に嵌入させようとしても、この本体部分の剛性により押し込みきれずに完全に挿入することができず、この本体部分が不可避的に浮きあがってしまい、確実に嵌合されないという問題があった。
また、壁面と化粧縁との間に隙間が生じることによって、特に、部屋の隅部は目につく箇所であるため、外観の見栄えが悪くなってしまうという問題もあった。
本発明は、従来の見切り材に上記問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、基端部分まで確実に嵌入して安定的に設置することができ、かつ、施工後の見栄えも良好な建築用見切り材を提供することにある。
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本発明は、建築物の室内壁面において、直交位置に配置された主面材W1と側面材W2とが二面角を形成して交わる接合部位に作出される隙間Sに嵌入して被覆する長尺の内装用部材であって、
長手のベース板体1の一方の表面からは立壁板2を長手方向に沿って成形して、かつ、この立壁板2の直交端辺に成形された見切縁部21には前記ベース板体1の中線から側方に偏倚して短幅部11と長幅部12とを形成する一方、
前記立壁板2の側壁面にはそれぞれ舌片3を突設して、この舌片3は軟質樹脂により作製されて弾性変形を可能にして、かつ、前記立壁板2の先端から見切端部21方向にかけて傾倒しているとともに、前記ベース板体1の短幅部11側の舌片3の先端を、少なくとも当該短幅部11の縁部よりも外側に突出させて、
前記立壁板2を隙間Sに挿入するとき、前記短幅部11の端縁部が側面材W2に当接して、かつ、この隙間Sの内側面を前記舌片3が弾性変形して付勢状態に押圧することにより、当該隙間S内に挿入嵌着されて、当該隙間Sの開口部を閉塞可能に構成するという技術的手段を採用したことによって、建築用見切り材を完成させた。
長手のベース板体1の一方の表面からは立壁板2を長手方向に沿って成形して、かつ、この立壁板2の直交端辺に成形された見切縁部21には前記ベース板体1の中線から側方に偏倚して短幅部11と長幅部12とを形成する一方、
前記立壁板2の側壁面にはそれぞれ舌片3を突設して、この舌片3は軟質樹脂により作製されて弾性変形を可能にして、かつ、前記立壁板2の先端から見切端部21方向にかけて傾倒しているとともに、前記ベース板体1の短幅部11側の舌片3の先端を、少なくとも当該短幅部11の縁部よりも外側に突出させて、
前記立壁板2を隙間Sに挿入するとき、前記短幅部11の端縁部が側面材W2に当接して、かつ、この隙間Sの内側面を前記舌片3が弾性変形して付勢状態に押圧することにより、当該隙間S内に挿入嵌着されて、当該隙間Sの開口部を閉塞可能に構成するという技術的手段を採用したことによって、建築用見切り材を完成させた。
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ベース板体1の端部の少なくとも一方に、垂直方向に突成する押さえ突起13を形成するという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、立壁板2の側壁面に突設された舌片3のうち、ベース板体1の短幅部11側の舌片3の方を短く成形するという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、立壁板2の側壁面において、複数の舌片3・3…の根元部31を互い違いに位置して形成するという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、立壁板2の側壁面において、ベース板体1の長幅部12側における舌片3の数を多く突設するという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、立壁板2の側壁面に突設された舌片3のうち、ベース板体1の長幅部12側の舌片3の方の硬度を大きくするという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ベース板体1の短幅部11側の端縁部に、軟質樹脂からなる当接片11aを延成するという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ベース板体1を可撓性の合成樹脂材料で作製するという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ベース板体1および立壁部2および舌片3を、二色押出成形により一体に成形するという技術的手段を採用することができる。
本発明は、建築物の室内壁面において、直交位置に配置された主面材と側面材とが二面角を形成して交わる接合部位に作出される隙間に嵌入して被覆する長尺の内装用部材であって、長手のベース板体の一方の表面からは立壁板を長手方向に沿って成形して、かつ、この立壁板の見切端部には前記ベース板体の中線から側方に偏倚して短幅部と長幅部とを形成する一方、前記立壁板の側壁面にはそれぞれ舌片を突設して、この舌片は軟質樹脂により作製されて弾性変形を可能にして、かつ、前記立壁板の先端から見切端部方向にかけて傾倒しているとともに、前記ベース板体の短幅部側の舌片の先端は、少なくとも当該短幅部の縁部よりも外側に突出するように構成したことにより、
前記立壁板を隙間に挿入するとき、前記短幅部の端縁部が側面材に当接して、かつ、この隙間の内側面を前記舌片が弾性変形して付勢状態に押圧することにより、当該隙間内に挿入嵌着されて、当該隙間の開口部を閉塞することができる。
前記立壁板を隙間に挿入するとき、前記短幅部の端縁部が側面材に当接して、かつ、この隙間の内側面を前記舌片が弾性変形して付勢状態に押圧することにより、当該隙間内に挿入嵌着されて、当該隙間の開口部を閉塞することができる。
したがって、本発明の見切り材を使用することよって、基端部分まで確実に嵌入して安定的に設置することができる。
また、施工の際に、主面材となるボードの厚みを問わず、更にまた、見付けとなるベース板体がスリムでスマートな外観を呈し、施工後の見栄えも良好にすることができ、しかもコストダウンも図れることから、産業上の利用価値は頗る大きいと云える。
本発明を実施するための形態を具体的に図示した図面に基づいて更に詳細に説明すると次のとおりである。
『第1実施形態』
本発明の第1実施形態を図1から図7に基づいて説明する。図1中、符号1で指示するものはベース板体であり、このベース板体1は、プラスチック材料(本実施形態では、塩化ビニル(硬質または軟質))を平板状に成形してなる長手部材である。
本発明の第1実施形態を図1から図7に基づいて説明する。図1中、符号1で指示するものはベース板体であり、このベース板体1は、プラスチック材料(本実施形態では、塩化ビニル(硬質または軟質))を平板状に成形してなる長手部材である。
また、符号2で指示するものは立壁板であり、この立壁板2は、前記ベース板体1の一方の表面から長手方向に沿って垂設されたプラスチック材料(本実施形態では、塩化ビニル)を平板状に成形してなる長手部材である。本実施形態では、前記ベース板体1と共に押出成形機によって一体成形する。
更にまた、符号3で指示するものは舌片であり、この舌片3は、軟質樹脂(本実施形態では、スチレン系、オレフィン系、アクリル系等のエラストマー)からなる平板状部材であって、前記立壁板2の先端から見切端部21方向にかけて傾倒した状態で突設されている。
しかして、本実施形態における見切り材の構成および施工手順について説明する。この見切り材は、建築物の室内壁面において、直交位置に配置された主面材W1および側面材W2と側面材W2とが二面角を形成して交わる接合部位に作出される隙間Sに嵌入して被覆する長尺の内装用部材である。
本実施形態では、主面材W1が天井板であるとともに、側面材W2が壁板である場合の施工に関し、共に石膏ボード等が用いられる。また、これらの部材の接合部位とは、例えば、立設した側面材W2(壁板)の上端部の側方から、略水平の主面材W1(天井板)の側端部が所定間隔をおいて接近してきている箇所をいい、これらの部材間に作出される3〜5mm程度のスペースが隙間Sである。なお、隙間Sは、スペーサ定規を用いて所定厚に形成することができる。
まず、前記のとおり、長手のベース板体1の一方の表面からは立壁板2が長手方向に沿って垂設されており、かつ、この立壁板2における端辺には、これと直交するごとく見切縁部21が成形され、この見切縁部21は前記ベース板体1の中線から側方に偏倚して短幅部11と長幅部12とが形成されている。本実施形態では、短幅部11と長幅部12との長さの比率は1:2ないし1:6程度である。また、前記ベース板体1と立壁板2とは一体に成形されている。
次いで、前記立壁板2の側壁面にはそれぞれ舌片3が突設されており、この舌片3は軟質樹脂により作製されて弾性変形が可能である。そして、この舌片3は、前記立壁板2の先端から見切端部21方向にかけて傾倒しているため、立壁板2を隙間Sにスムースに挿入できるとともに、抜けにくい構造になっている。
この際、舌片3を立壁板2の先端部から少なくとも所定間隔をおいた位置から突設することにより、挿入時に硬質部分である当該先端部が隙間Sの内側面に接触しても摩耗等を防止することができるとともに、挿入時の舌片3の傾きを防止して隙間Sへの導入をスムースに行うことができる。
また、舌片3の長さおよび基端部31の間隔を調整することにより、隙間Sへの挿入時において弾性変形しても、先端部が他の舌片3に干渉して隙間S内における保持力が低下しないようにすることができる。
なお、本実施形態では、ベース板体1および立壁部2および舌片3を、二色押出成形により一体に成形することができる。この際、公知の二色押出成形機を採用し、ベース板体1および立壁部2については塩化ビニルを、舌片3についてはエラストマーをそれぞれ押し出して、一体に成形することができる。
また、前記ベース板体1の短幅部11側の舌片3の先端を、少なくとも当該短幅部11の縁部よりも外側に突出させることができる。このように構成することによって、舌片3が必ず隙間S内に掛止されるので、ベース板体1を確実に保持することができる。
そして、前記立壁板2を隙間Sに挿入するときは、前記短幅部11の端縁部を側面材W2に当接させて、かつ、この隙間Sの内側面に前記舌片3を弾性変形させて付勢状態に押圧することにより、当該隙間S内に挿入嵌着する。この際、舌片3には、適宜、接着剤を塗布しておくことができ、本発明の見切り材をより強固に固着することができる。
本実施形態では、図2に示すように、主面材W1および側面材W2のそれぞれ(石膏ボード)の表面にクロスCを張り付けた後に、本発明品を挿入嵌着して、クロスCのめくれや間隙を防止しても良いし、図3に示すように、本発明品を挿入した後に、クロスCを張り付けても良い。また、入隅やジョイント部は突付けにすることによって、ベース板体1を45°カットする必要はない。
このようにして本発明の見切り材を設置することによって、当該隙間Sの開口部を閉塞することができ、見付けとなるベース板体1がスリムでスマートな外観を呈することができる。
なお、本実施形態では、ベース板体1を可撓性の合成樹脂材料(例えば、上記塩化ビニル)で作製することができ、ベース板体1を押し込む際に、撓ませることができるので、立壁板2を隙間Sの奥まで挿入することができる。
この際、更に、本実施形態では、ベース板体1の端部の少なくとも一方(本実施形態では両方)に、垂直方向(本実施形態では立壁板2の方向)に突成する押さえ突起13を形成することができ、クロスCを押さえ込むことができる。
また、この押さえ突起13は、ベース板体1の撓み代をより大きく形成することができるので、ベース板体1を押し込む際に、立壁板2を隙間Sの奥まで挿入することができる(図4参照)。したがって、ベース板体1と主面材W1との間に無用な間隙ができることを効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、図5に示すように、立壁板2の側壁面に突設された舌片3のうち、ベース板体1の短幅部11側の舌片3の方を短く成形することができ、側面材W2側に舌片3を押し付けて、より強く寄せることができるので、側面材W2とベース板体1の短幅部11の端縁の間を密接させることができる。
更にまた、本実施形態では、図6に示すように、立壁板2の側壁面において、複数の舌片3・3…の根元部31を互い違いに位置させて形成することができ、舌片3による前後の反発力の強弱を調節することができる。
更にまた、本実施形態では、図7に示すように、立壁板2の側壁面において、ベース板体1の長幅部12側における舌片3の数を多く突設することができ、左右の反発力に差を付けることにより、側面材W2側に舌片3をより強く寄せるようにすることもできるので、側面材W2とベース板体1の短幅部11の端縁との間を密着させることができる。
更にまた、本実施形態では、立壁板2の側壁面に突設された舌片3のうち、ベース板体1の長幅部12側の舌片3の方の硬度を大きくすることによっても、左右の反発力に差を付けることにより、前記同様、側面材W2側に舌片3をより強く寄せるようにすることができる。
『第2実施形態』
次に、本発明の第2実施形態を図8から図13に基づいて説明する。本実施形態は、見切り材を主面材W1(床面のフローリング板)および側面材W2(壁面または巾木)との間に施工するものである。なお、このフローリング板は、適宜、捨貼合板の上や既存フローリング板(リフォームの場合)の上に載置されるものである(図8および図9参照)。
次に、本発明の第2実施形態を図8から図13に基づいて説明する。本実施形態は、見切り材を主面材W1(床面のフローリング板)および側面材W2(壁面または巾木)との間に施工するものである。なお、このフローリング板は、適宜、捨貼合板の上や既存フローリング板(リフォームの場合)の上に載置されるものである(図8および図9参照)。
本実施形態では、図8および図10に示すように、ベース板体1が略床面と同レベル上になるように設置することができ、クロスCを張り付けた後(または前)に設置することができる。
また、本実施形態では、図11に示すように、ベース板体1の短幅部11の先端部に立壁板2と反対の方向に押さえ突起13を垂設することができ、この押さえ突起13を側面材W2側に押さえ付けることができ、ベース板体1を確実に固定するとともに、クロスCを押さえたり、外観上もスッキリと納めることができる。
なお、本実施形態では、図12に示すように、ベース板体1の短幅部11側の端縁部に、軟質樹脂からなる当接片11aを延成することができる。この当接片11aについても、側面材W2側に押さえ付けることができ、ベース板体1を確実に固定するとともに、クロスCを押さえたり、外観上もスッキリとさせることができる。
また、本実施形態では、図13に示すように、主面材W1がキッチンや洗面台、家具などである場合も、作出された隙間Sを閉塞するために挿入することができる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ベース板体1および立壁板2の使用材料は塩化ビニル(PVC)に限らず、ポリエチレン(PE)やポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ABS、ポリスチレン、アクリルなどの樹脂材料を採用することができる。
また、舌片3の軟質樹脂材料は、天然ゴムや、ブチル系ゴム、ポリブタジエン系ゴム等の合成ゴムを用いることができ、これら何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
1 ベース板体
11 短幅側
11a 当接片
12 長幅側
13 押さえ突起
2 立壁板
21 見切端部
3 舌片
31 根元部
S 隙間
W1 主面材
W2 側面材
C クロス
11 短幅側
11a 当接片
12 長幅側
13 押さえ突起
2 立壁板
21 見切端部
3 舌片
31 根元部
S 隙間
W1 主面材
W2 側面材
C クロス
Claims (9)
- 建築物の室内壁面において、直交位置に配置された主面材W1と側面材W2とが二面角を形成して交わる接合部位に作出される隙間Sに嵌入して被覆する長尺の内装用部材であって、
長手のベース板体1の一方の表面からは立壁板2が長手方向に沿って成形されており、かつ、この立壁板2の直交端辺に成形された見切縁部21には前記ベース板体1の中線から側方に偏倚して短幅部11と長幅部12とが形成されている一方、
前記立壁板2の側壁面にはそれぞれ舌片3が突設されており、この舌片3は軟質樹脂により作製されて弾性変形が可能であって、かつ、前記立壁板2の先端から見切端部21方向にかけて傾倒しているとともに、前記ベース板体1の短幅部11側の舌片3の先端は、少なくとも当該短幅部11の縁部よりも外側に突出しており、
前記立壁板2を隙間Sに挿入するとき、前記短幅部11の端縁部が側面材W2に当接して、かつ、この隙間Sの内側面を前記舌片3が弾性変形して付勢状態に押圧することにより、当該隙間S内に挿入嵌着されて、当該隙間Sの開口部を閉塞可能であることを特徴とする建築用見切り材。 - ベース板体1の端部の少なくとも一方に、垂直方向に突成する押さえ突起13が形成されていることを特徴とする請求項1記載の建築用見切り材。
- 立壁板2の側壁面に突設された舌片3のうち、ベース板体1の短幅部11側の舌片3の方が短く成形されていることを特徴とする請求項1または2記載の建築用見切り材。
- 立壁板2の側壁面において、複数の舌片3・3…の根元部31が互い違いに位置して形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の建築用見切り材。
- 立壁板2の側壁面において、ベース板体1の長幅部12側における舌片3の数が多く突設されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の建築用見切り材。
- 立壁板2の側壁面に突設された舌片3のうち、ベース板体1の長幅部12側の舌片3の方の硬度が大きいことを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載の建築用見切り材。
- ベース板体1の短幅部11側の端縁部に、軟質樹脂からなる当接片11aが延成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の建築用見切り材。
- ベース板体1が可撓性の合成樹脂材料で作製されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか一つに記載の建築用見切り材。
- ベース板体1および立壁部2および舌片3が、二色押出成形により一体に成形されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一つに記載の建築用見切り材。
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2009
- 2009-09-08 JP JP2009207560A patent/JP2011058221A/ja active Pending
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