JP2011057028A - エアバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】カーテンエアバッグを扁平に展開するとともに衝撃吸収ストロークを確保する。
【解決手段】エアバッグ1は、基布31,32同士を縫製して直接に連結する連結部40により、厚さ寸法を規制し、扁平に展開させる。一方の基布32を連結部40に折り重ねてタック部42を形成する。タック部42は、上下の端部を外周縫製部34で一体に縫製する。エアバッグ1の展開時には、膨張したタック部42により連結部40の部分での衝撃吸収ストロークを確保して、保護領域の全体での衝撃吸収特性を向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車の車室の側部の窓部に沿って展開するエアバッグに関する。
従来、ガスを導入して膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置について、自動車の車室の側部の窓部などに沿ってエアバッグを展開し乗員を保護するいわゆるカーテンエアバッグ装置が知られている。そして、このエアバッグ装置のエアバッグは、通常時は、細長く折り畳まれ、車室側部の窓部の上側部のルーフサイド部に沿って収納されている。そして、このエアバッグは、自動車が側面衝突など側方からの衝撃を受けた際に、インフレータからガスが供給され、側部のドアの窓部やBピラーなどに沿って下方に扁平に膨張展開し、乗員の頭部などを保護するようになっている。
また、このエアバッグは、車室側部に沿って扁平な面状に展開させるため、例えば2枚の基布の外周部を連結し、ガスが導入されて膨張する展開部を形成するとともに、この展開部の内側の所定位置で縫製あるいは一体の織りによる連結部で基布同士を連結し、展開時の空気層の厚さ寸法すなわち衝撃吸収ストロークを規定している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この構成では、連結部の位置では展開時の厚さ寸法はないため、エアバッグの保護領域の各位置における衝撃吸収特性の適切な調整が容易でない。
この点、エアバッグの外殻を構成する基布同士の間に、通気性を有する基布を重ねて配置し、この通気性を有する基布を外殻を構成する一方の基布に連結部で連結する構成や、通気性を有する基布で外殻を構成する基布同士を連結しいわばテザーを設ける構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、このように、外殻を構成する基布同士の間に、通気性を有する基布を重ねて配置する構成では、エアバッグのほぼ全面で3枚の基布が重ねられることになり、基布の使用量が増加するとともに小さく折り畳むことが困難になる。また、エアバッグの内側にテザーを設ける構成では、縫製による製造工程が煩雑になり、製造コストが上昇する。
また、エアバッグとして必要な大きさの2倍の大きさの2枚の基布を重ねて外周部を連結し、連結部を形成した上で、これら連結部が互いに重ならないように上下方向あるいは長手方向の中央で折返した構成が知られている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、この構成では、エアバッグのほぼ全面で4枚の基布が重ねられることになり、基布の使用量が増加するとともに小さく折り畳むことが困難になる。また、折り返した部分での円滑なガスの流れを確保するために、構成が複雑になり、製造コストが上昇する。
また、いわゆるワンピースウィービング(ジャガード織り)を応用し、エアバッグの保護領域の全域で3層の基布及びこれら基布を連結する結合部を一体的に織り上げ、膨張部分を相補的に配置する構成が知られている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、この構成では、製造上、高度で複雑な装置と技術を要し、製造コストが上昇する。
特開2004−1712号公報 (図1−2) 特開2004−210257号公報 (図1−2) 特開2005−271755号公報 (図3−5) 特開2004−268880号公報(図4)
上記のように、基布同士を連結した部分での衝撃吸収特性を向上する従来の構成では、製造コストが上昇する問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、基布部同士を連結した部分での衝撃吸収特性を容易に向上できるエアバッグを提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグは、折り畳まれた状態からガスが導入され所定面に沿って扁平に膨張展開するエアバッグであって、第1の基布部と、この第1の基布部に重ねて配置される第2の基布部と、これら第1の基布部と第2の基布部とを接合し、内側にガスが導入される膨張部を区画形成する外周連結部と、前記膨張部に位置して前記第1の基布部と第2の基布部とを直接に連結する連結部と、前記基布部の少なくとも一方の前記膨張部に位置する部分を前記膨張部の外側方に折り重ね前記連結部を覆うとともに前記膨張部からガスが導入されるタック部と、このタック部の一部で基布部同士を連結し前記タック部の形状を保持するタック保持部とを具備するものである。
請求項2記載のエアバッグは、請求項1記載のエアバッグにおいて、連結部は、線状をなし、タック部は、前記連結部に近接しかつ前記連結部に平行な第1の折り線及びこの第1の折り線と平行な第2の折り線により基布部を折り返して形成され、タック保持部は、外周連結部により構成されたものである。
請求項3記載のエアバッグは、請求項1または2記載のエアバッグにおいて、タック部は、反被保護物側に位置する基布部のみに設けられたものである。
請求項4記載のエアバッグは、請求項1または2記載のエアバッグにおいて、タック部は、被保護物側に位置する基布部のみに設けられたものである。
請求項5記載のエアバッグは、請求項1または2記載のエアバッグにおいて、タック部は、第1の基布部及び第2の基布部に交互に設けられたものである。
請求項1記載のエアバッグによれば、所定面に沿ってエアバッグが膨張展開し、被保護物を保護する。内側にガスが導入される膨張部は、連結部により全体としての厚さ寸法が規制され、扁平に展開する形状が実現される。膨張部の膨張時にはタック部が連結部を覆って膨張し、連結部の部分での衝撃吸収特性を向上できる。タック部は、基布部を膨張部の外側方に折り重ね、タック保持部で形状を保持して形成でき、構成が簡略で製造コストを低減できる。タック部は、連結部の近傍に形成すれば良く、エアバッグの全体を3枚以上の基布を重ねて形成する構成に比べ、基布の使用量を削減し、製造コストを低減できるとともに、小さく折り畳むことが容易になる。タック部は、連結部を覆う形状に形成すれば良く、ガスの使用量の増加を抑制し、エアバッグ装置の製造コストの上昇を抑制できる。タック部は、膨張部の外側方に形成されるため、膨張部の内部のガスの流れを規制せず、膨張部の円滑迅速な展開を容易に実現できる。連結部は、基布部同士を直接に連結するもので、構成が簡略で製造コストを低減できる。
請求項2記載のエアバッグによれば、請求項1記載の効果に加え、タック部は、線状をなす連結部に近接しかつ連結部に平行な第1の折り線及びこの第1の折り線と平行な第2の折り線により基布部を折り返して形成され、タック保持部は、外周連結部により構成されたため、構成が簡略で製造工程の簡略化が可能であり、製造コストを低減できる。
請求項3記載のエアバッグによれば、請求項1または2記載の効果に加え、タック部は、反被保護物側に位置する基布部のみに設けたため、タック部が被保護物に干渉することを防止できる。タック部を一方の基布部のみに設けることにより、製造工程を簡略化して製造コストを低減できる。
請求項4記載のエアバッグによれば、請求項1または2記載の効果に加え、タック部は、被保護物側に位置する基布部のみに設けられたため、タック部が所定面側の部材に干渉することを防止し、エアバッグの円滑迅速な展開を容易にできる。膨張部に対してガスが流入しにくいタック部を被保護物側に位置させることにより、被保護物に対するエアバッグの反力を容易に小さく調整できる。タック部を一方の基布部のみに設けることにより、製造工程を簡略化して製造コストを低減できる。
請求項5記載のエアバッグによれば、請求項1または2記載の効果に加え、タック部は、第1の基布部及び第2の基布部に交互に設けられたため、第1の基布部と第2基布部との形状を近似させ、基布の材料取りの効率を容易に向上でき、製造コストを低減できる。エアバッグの両面側にタック部が偏らずに配置されるため、エアバッグの膨張展開時の反りを抑制し、容易に安定して展開させることができる。
本発明のエアバッグの一実施の形態を模式的に示す説明図であり、(a)は一方から見た斜視図、(b)は他方から見た斜視図である。 同上エアバッグを模式的に示す図1(a)のI−I断面図である。 同上エアバッグの展開時の状態を模式的に示す図1(a)のI−I相当位置の断面図である。 本発明のエアバッグの第2の実施の形態を模式的に示す展開時の状態の一部を切り欠いた一部の斜視図である。 本発明のエアバッグの第3の実施の形態を模式的に示す説明図であり、(a)は展開前の状態の断面図、(b)は展開時の状態の断面図である。 本発明のエアバッグの第4の実施の形態を模式的に示す説明図であり、(a)は展開前の状態の断面図、(b)は展開時の状態の断面図である。 本発明のエアバッグの第5の実施の形態を模式的に示す説明図であり、(a)は展開前の状態の断面図、(b)は展開時の状態の断面図である。 本発明のエアバッグの第6の実施の形態を模式的に示す説明図であり、(a)は展開前の状態の断面図、(b)は展開時の状態の断面図である。 本発明のエアバッグの第7の実施の形態を模式的に示す一部を切り欠いた一部の斜視図である。
以下、本発明のエアバッグの一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3において、1はエアバッグで、このエアバッグ1を備えたエアバッグ装置は、カーテンエアバッグ装置、カーテン型エアバッグモジュール(CAB)、あるいは頭部保護エアバッグ装置などとも呼ばれるもので、車両としての自動車を構成する車体の車室の被設置部であるルーフサイド部に配置されている。そして、このエアバッグ1は、カーテンエアバッグ、側突用エアバッグ、インフレータブルカーテン、あるいは頭部保護エアバッグなどとも呼ばれるもので、側面衝突の衝撃を受けた際や横転(ロールオーバー)の際などに、被保護物としての座席に着席した乗員の側方にほぼ面状に展開し、乗員を保護するようになっている。
なお、以下、前後方向、車幅方向である両側方向、上下方向などの方向は、車体の直進方向を基準とし、前側方向(図1に示す矢印F方向)、所定方向としての下方(図1に示す矢印A方向)、被保護物側としての内方(図1に示す矢印B方向)、反被保護物側としての外方(図1に示す矢印C方向)などを説明する。また、図1に示すDは座席に着席した被保護物側としての乗員を模したダミーの頭部である。
なお、このエアバッグ装置が備えられる自動車の車体は、図示しないが、車室内に乗員が着座可能な前席及び後席を備え、これら前席及び後席に対応して、開口可能な窓部(サイドウィンドウ)を備えたドアが設けられている。また、車室の両側の側部には、前側から順に、Aピラーとも呼ばれるフロントピラー、Bピラーとも呼ばれるセンターピラー、Cピラーとも呼ばれるリアピラーが設けられている。そして、これら窓部、ドア及び各ピラーなどにより、車室の両側の側部に所定面Eが構成されている。また、これらピラーの上側、すなわち窓部の一縁部である上縁部に、車体パネルを構成する被取付部材としてのルーフサイドレールが設けられ、このルーフサイドレールを介して天井部の天井パネルが支持されている。また、両側のフロントピラーの前側にはフロントガラス(フロントウインドシールド)が設けられ、両側のリアピラーの後側にはリアガラスが設けられている。
また、ルーフサイド部は、車体のドア開口部の上縁に沿った車室の側部上縁部であり、天井パネルの両側の縁部の部分から、この縁部の部分と交差する方向に伸びるフロントピラー及びリアピラーのほぼ全長にかかる部分にまで設定され、これら天井パネルの縁部の部分とフロントピラー及びリアピラーとで仮想的に構成される弧の内側に、エアバッグ1が展開する所定面Eが設定される。また、天井パネルの下面すなわち車室側には、ルーフライニングあるいはヘッドライニングなどと呼ばれる軟質のパネルであるルーフトリムが配置され、このルーフトリムにより、ルーフサイド部の車室側が覆われるようになっている。
そして、エアバッグ装置は、前席及び後席の乗員を保護可能な、いわゆる前後席用エアバッグであり、ルーフサイド部に沿って細長く折り畳んで収納されたエアバッグ1に加え、後席の後部上側に位置してエアバッグ1に膨張のためのガスを供給するガス発生器であるインフレータ20、エアバッグ1をルーフサイドレールに取り付ける金属製のブラケット、折り畳んだエアバッグ1に沿って取り付けられて展開時などにエアバッグ1を保護する樹脂製のプロテクタ、エアバッグ1の前端部に連結された吊り紐、及び折り畳んだエアバッグ1の形状を保持する形状保持部材などが備えられ、モジュールが構成されている。
そして、エアバッグ1は、単数あるいは複数の基布を組み合わせ、本実施の形態では、一対の2枚の基布を重ねて接合して、扁平な袋状に形成されたエアバッグ本体部30と、このエアバッグ本体部30の上縁部の複数カ所から延設された車体取付用の取付片部となどを備え、細長く折り畳んでルーフサイド部に収納される。
すなわち、エアバッグ本体部30は、車室側(内方B)に配置される第1の基布部としての第1の基布31と、車体側(外方C)に配置される第2の基布部としての第2の基布32とを備え、これら基布31,32を重ね、外周連結部34で縫い合わせて、ガスが流入して膨張展開する袋状の膨張部36と、この膨張部36に連通するガスポートであるインフレータ接続部37と、ガスが流入せず膨張展開しない非膨張部38となどが設けられている。さらに、膨張部36には、第1の基布31と第2の基布32とを連結する複数の連結部40が形成されているとともに、各連結部40に対応して、第2の基布32により、それぞれ膨張部36に連通する袋状をなす複数のタック部42が形成されている。
そして、膨張部36は、中空部である気室であり、前席の乗員に対向して展開する前席保護部である第1の気室44、後席の乗員に対向して展開する後席保護部である第2の気室45、及びエアバッグ本体部30の上縁部に沿って前後方向を長手方向として設けられこれら気室44,45同士の上側部を連通させる連通路46を備えている。また、インフレータ接続部37は、膨張部36の前後方向の中央部の連通路46から上側に分岐して形成されている。
そして、各基布31,32は、基布パネルとも呼ばれる平板状の織布で、必要に応じてコーティングが施されている。さらに、基布31,32同士を接結すなわち連結する外周連結部34及び連結部40は、基本的には縫製機械(ミシン)を用いて糸により基布31,32同士を直接密着した状態に縫製したもので、さらに、必要に応じてシール剤などを用い、略気密あるいは高度な気密に構成されている。そして、外周連結部34は、インフレータ20に連通するインフレータ接続部37の先端部を除いて膨張部36の外周を縫製し、乗員の保護領域である膨張部36を区画形成している。さらに、非膨張部38は、例えば、連通路46の下側、すなわち、第1の気室44と第2の気室45との間の通常乗員が対向しない位置に、例えば外側の第1の基布31のみの1枚の基布で構成されている。
そして、連結部40は、基布31,32同士を連結してエアバッグ1の展開時の空気層の厚さ寸法すなわち衝撃吸収ストロークを規定するとともに、膨張部36のガスの流れを案内するもので、膨張部36の第1の気室44と第2の気室45とに位置し、例えば、第1の気室44の4カ所と、第2の気室45の2カ所とに、上下方向を長手方向とし線状さらには直線状をなし、上下の端部が外周連結部34から離間するように形成されている。そして、各連結部40同士の間の部分が、各気室44,45を構成するセルとなっている。
さらに、タック部42は、各連結部40に対応し、各連結部40を覆うように形成されている。この構成では、各タック部42は、車体側に位置する第2の基布32に一体に形成されている。すなわち、第2の基布32には、各連結部40に隣接していわば谷折りの第1の折り線51が形成され、さらにこの第1の折り線51から所定寸法だけ離間した位置に、この第1の折り線51と平行に、いわば山折りとなる第2の折り線52が形成されて、各タック部42がそれぞれ各連結部40を覆うように波形に折り返されている。そして、各タック部42は、上下の端部に位置して、外周連結部34により構成されるタック保持部54により縫い合わされている。そして、このタック保持部54により、折り返した部分すなわち各タック部42自体が連結されているとともに、各タック部42が第2の基布32のいわば膨張部36の外殻に連結されている。そして、各タック部42の内側は、膨張部36に連通し、膨張部36を介してガスが供給されるようになっている。
また、図示しないが、これら基布31,32には、強度や耐熱を向上しあるいはガスを案内する基布が必要に応じて重ねられている。
一方、インフレータ20は、円柱状のインフレータ本体部を備え、このインフレータ本体部に、薬剤を燃焼させる燃焼式(パイロテクニックタイプ)、ガスを高圧で貯蔵する貯蔵式(ストレージタイプ)、あるいはこれら燃焼式と貯蔵式とを組み合わせたハイブリッド式などのガス発生手段が内蔵されている。そして、このインフレータ本体部の長手方向の一端部である前端部には、ガスを噴射するガス供給部が設けられ、インフレータ本体部の後端部には、ハーネスと呼ばれる電線が接続されるコネクタ部が設けられている。
さらに、エアバッグ装置は、車体側に、センサなどを備えた図示しない制御装置を備え、この制御装置が、ハーネスを介してインフレータ20に電気的に接続されている。
次に、このエアバッグ1の製造工程、エアバッグ装置の組立工程、及び車体への取付工程を説明する。
まず、エアバッグ1は、各基布31,32を原反から切り出す。各基布31,32を原反から切り出して平面状に広げた状態では、第1の基布31に対し、第2の基布32は前後方向の長さ寸法が大きく形成されている。そして、この第2の基布32を第1の基布31に重ね、基布31,32を縫製して1カ所に連結部40を形成するとともに、この連結部40の近傍で第2の基布32を上方に折り、タック部42を形成していく。そして、全ての連結部40及びタック部42を形成した状態で、これら基布31,32の平面形状は、非膨張部38の部分を除いてほぼ同様となる。
次いで、各タック部42を連結部40の上に倒し込み、連結部40を覆うように重ねた状態で、各基布31,32の外周部に沿って縫製し、膨張部36を構成する外周連結部34を形成すると同時に、この外周連結部34で各タック部42の端部を固定し、すなわち各タック部42の端部を保持するタック保持部54を形成することにより、エアバッグ1が構成される。
そして、このエアバッグ1のエアバッグ本体部30を所定の細長い形状に折り畳み、形状保持部材を用いて折り畳み形状を保持する。このエアバッグ本体部30の折畳方法は、種々の方法を採ることができるが、例えば、エアバッグ本体部30を平面状に広げた状態から、展開時の下側部を渦巻き状すなわちロール状に折り畳んで集積部を形成するとともに、展開時の上側部は波形すなわち蛇腹状に折り畳んだ案内部とし、この案内部で集積部の上側部から両側部まで包むように折り畳む。なお、例えば、集積部は、エアバッグ本体部30を下端部から外側すなわち所定面E側に巻き上げるように巻回している。また、案内部は、連通路46を含む部分であり、上側部を車室側に折り線が向くように折返し、下側部を車外側に折り線が向くように折返して構成されている。
そして、折り畳んだエアバッグ1に、ブラケット及びプロテクタを取り付け、さらに、インフレータ接続部37にインフレータ20を接続し、エアバッグ装置の組立状態であるモジュールが構成される。
そして、このエアバッグ装置のモジュールを車室内に持ち込み、エアバッグ1をルーフサイド部に沿って配置するとともに、ブラケットをルーフサイドレールの所定位置に固定する。また、エアバッグ1の前端部の吊り紐の先端の取付金具をフロントピラーに取り付ける。さらに、インフレータ20をリテーナを用いて車体に取り付けるとともに、インフレータ20から導出されたハーネスを車体に備えた制御装置に接続する。そして、各ピラーにピラーガーニッシュを取り付け、車体の天井パネルにルーフトリムを取り付け、このルーフトリムでエアバッグ装置を覆うことにより、エアバッグ装置の車体のルーフサイド部への取付作業が完了する。
次に、エアバッグ1の展開動作を説明する。
車両の側面衝突あるいは横転などの際には、制御装置によりインフレータ20が作動し、このインフレータ20から噴射されるガスがエアバッグ本体部30の膨張部36内に導入される。このガスは、案内部に位置する連通路46を介して前後の端部まで円滑迅速に供給される。この状態で、通気抵抗が小さく迅速に展開する形状である波状に折られた案内部が膨張して、下側に位置する集積部を下方に押し出す。すなわち、形状保持部材が開裂し、さらに、ルーフトリムを下方に押し開いて、エアバッグ1のエアバッグ本体部30がルーフサイド部から下方に迅速に突出する。
次いで、ガスは、連結部40に案内されて膨張部36の各セルを下方に向かって供給され、この連結部40すなわちセルが位置して若干通気抵抗が大きい形状であるロール状に折りたたまれた集積部が、車室の側部内面である所定面Eをこすりながら巻き戻されるように所定面Eに沿った所定方向である略下方に展開し、いわば車室の側部に沿ってカーテン状に膨張展開して、前後の窓部や各ピラーなどを覆う。
この膨張部36の膨張と同時に、膨張部36から各タック部42の内側にガスが供給され、各タック部42は所定面E側に向かい膨張展開する。ここで、各タック部42は、連結部40を覆う部分に隣接するタック保持部54で位置を保持されているため、図3に示すように、各連結部40を覆った状態で展開する。そこで、各連結部40の位置においても、一定の厚さ寸法の空気層が確保され、いわゆるゼロストローク地帯をなくし、基布31,32同士を連結部40で連結したエアバッグ1における連結部40の位置での衝撃吸収ストロークが容易に確保される。
このように、本実施の形態によれば、エアバッグ1を車体のルーフサイド部に取り付けられ所定面Eに沿って膨張展開するいわゆるカーテンエアバッグ装置のエアバッグ1について、第1の気室44が前席の乗員の着座位置の側方に対向する保護領域内の全域で必要な厚さ寸法を確保しつつ迅速に展開し、第2の気室45が後席の乗員の着座位置の側方に対向する保護領域内の全域で必要な厚さ寸法を確保しつつ迅速に展開して、前席及び後席の各乗員の頭部、胸部などを保護するように展開し、乗員を効果的に保護できる。
すなわち、本実施の形態のエアバッグ1によれば、内側にガスが導入される膨張部36は、連結部40により全体としての厚さ寸法が規制され、扁平に展開する形状を実現できるとともに、膨張部36の膨張時には、タック保持部54によりタック部42が傾斜するように連結部40を覆って膨張する状態が保持され、膨張したタック部42により連結部40の部分での衝撃吸収ストロークを確保して、保護領域の全体での衝撃吸収特性を向上できる。
また、タック部42は、基布、ここでは第2の基布32を膨張部36の外側方に折り重ね、タック保持部42で形状を保持して形成でき、構成が簡略で製造コストを低減できる。さらに、タック部42は、線状さらには直線状をなす連結部40に近接しかつ連結部40に平行な第1の折り線51及びこの第1の折り線51と平行な第2の折り線52により第2の基布32を折り返して形成され、タック保持部54は、外周連結部34に一体に構成されたため、構成が簡略で製造工程の簡略化が可能であり、製造コストを低減できる。
また、タック部42は、連結部40の近傍にのみ形成すれば良く、タック部42の長さ分の増分を加えた2枚のパネルを基本とするため、基布31,32の使用量を最小限に抑制し、エアバッグ1の全体を3枚以上の基布を重ねて形成する構成に比べ、基布31,32の使用量を削減し、製造コストを低減できるとともに、小さく折り畳むことが容易になる。
また、タック部42は、連結部40のみを覆う形状に形成すれば良く、追加的に膨張させる部分の容量を最小限として、ガスの使用量の増加を抑制し、インフレータ20の能力を大幅に高める必要はなく、エアバッグ装置の製造コストの上昇を抑制できる。
また、タック部42は、膨張部36から外側方に向かって突出して形成され、膨張部36の内部が必要以上に仕切られることがないため、膨張部36の内部のガスの流れを規制せず、膨張部36の全域にガスを充填し易く、膨張部36の末端部まで迅速にガスを供給可能で、折畳形状が指向する展開特性を阻害せず、膨張部36の円滑迅速な展開を容易に実現できる。
また、連結部36は、基布31,32同士を直接に連結する構成で良く、通常の縫製用ミシンのエアバッグ1外部からの縫製作業で製造可能であり、いわゆるジャガード織りにより外殻に一体に形成する構成や、膨張部分の内側に基布同士を所定の間隔で連結するテザーを設ける構成に比べ、大規模あるいは複雑など高価な機器を必要とせず、構成及び縫製による製造工程を簡略にして、製造コストを低減できる。
さらに、タック部42は、反乗員側すなわち車体側である所定面E側に位置する第2の基布32のみに設けたため、乗員側の第1の基布31を平坦な傾向で展開させて、タック部42が乗員に干渉することを防止できる。
さらに、タック部42をいずれか一方の基布31,32のみに設けることにより、タック部42のミシン縫製をエアバッグ1の一面から行うことが可能になり、製造工程を簡略化して製造コストを低減できるとともに、エアバッグ1の展開時にエアバッグ1が反り変形する傾向、すなわち反るように展開する傾向を利用して、所定面Eの一部に沿わせ、一部からは積極的に離間させるなど、エアバッグ1を所望の特性で展開させることが可能になる。
なお、上記の実施の形態では、タック部42は、反乗員側の第2の基布32のみに設けたが、この構成に限られるものではない。
すなわち、タック部42を、乗員側すなわち車室側である反所定面E側に位置する第1の基布31のみに設けることにより、車体側の第2の基布32を平坦な傾向で展開させて、タック部42が所定面E側の車体の部材に干渉することを防止し、エアバッグ1の円滑迅速な展開を容易にできる。膨張部36に比較して、ガスが流入しにくく、緩やかに膨張するタック部42を乗員に位置させることにより、乗員に対するエアバッグ1の反力を容易に小さく調整できる。
また、タック部42は、エアバッグ1の両面、すなわち第1の基布31と第2の基布32との両面に設けることもできる。例えば、図4に示す第2の実施の形態のように、タック部42を、第1の基布31と第2の基布32とに交互に設け、いわばタック部42を、エアバッグ1の両面すなわち第1の基布31と第2の基布32とに相補的に配列させることもできる。
この図4に示す構成では、第1の基布31と第2の基布32との形状を通常の大きさの形状の基布に近似させ、基布の原反からの材料取りの効率を容易に向上でき、製造コストを低減できる。すなわち、いずれか一方の基布31,32のみにタック部42を設定する場合には、通常の大きさの形状の基布と、長手寸法が大きい形状の基布とを原反から切り出すことになり、原反の大きさによっては、原反から効率よく基布31,32を切り出すことが困難になるが、第1の基布31と第2の基布32との形状を通常の大きさの形状の基布に近似させることにより、従来の原反から容易に効率良く基布を取り出すことができる。
また、タック部42を、エアバッグ1の両面すなわち第1の基布31と第2の基布32とに相補的に配列したため、エアバッグ1の両面側にタック部42が偏らずに配置され、エアバッグ1の膨張展開時の反り変形を抑制し、容易に安定して展開させることができる。
なお、この図4に示す構成では、インフレータ接続部37は、膨張部36の後端上部に接続されている。
また、タック部42を、エアバッグ1の両面にどのように配置するか、あるいは、エアバッグ1の長手方向あるいはガスが流れる方向に対して何れの方向に折り返して保持するかは、エアバッグ1の全体の形状などに応じて設定することができる。
例えば、図5に示す第3の実施の形態のように、一のタック部42に対して、他のタック部42を、エアバッグ1の長手方向である前後方向に対して反対側に折返し、タック保持部54で保持することができる。
また、一の連結部40に対して、エアバッグ1の両面すなわち第1の基布31と第2の基布32とに対をなすタック部42,42を設けることもできる。この対をなすタック部42,42は、図6に示す第4の実施の形態のように、同じ方向に折り返しても良く、図7に示す第5の実施の形態のように、互いに異なる方向すなわち反対側に折り返しても良い。また、図8に示す第6の実施の形態のように、対をなすタック部42,42について、互いに形状すなわち容量を異ならせることもできる。
さらに、タック保持部54は、外周連結部34に一体に形成する構成に代えて、あるいは外周連結部34に一体に形成する構成とともに、他の構成を採ることもできる。例えば、図9に示す第7の実施の形態のように、外周連結部34に一体に形成したタック保持部54に加え、タック部42の先端部、すなわち第2の折り線52の部分を縫製して第2の基布32同士を連結するタック保持部56を設け、タック部42の展開形状が上下方向の中央部分においても扁平となるように調整することもできる。
なお、この図9に示す構成では、連結部40は、一端部40aは外周連結部34から離間しガスの流路を形成するとともに、他端部40bは外周連結部34に到達し、ガスが流れないようにセルの端部を閉じた状態としている。
また、上記の実施の形態では、エアバッグ1は独立した2枚の基布31,32を用いて形成したが、例えば、エアバッグ本体部30の前端部で連結した1枚の基布を用い、この前端部で折り返して構成することもできる。
本発明は、例えば、自動車の側部の窓部に沿ってエアバッグを展開し乗員の頭部を保護するエアバッグ装置に適用できる。
1 エアバッグ
31 第1の基布部としての第1の基布
32 第2の基布部としての第2の基布
34 外周連結部
36 膨張部
40 連結部
42 タック部
51 第1の折り線
52 第2の折り線
54,56 タック保持部
E 所定面

Claims (5)

  1. 折り畳まれた状態からガスが導入され所定面に沿って扁平に膨張展開するエアバッグであって、
    第1の基布部と、
    この第1の基布部に重ねて配置される第2の基布部と、
    これら第1の基布部と第2の基布部とを接合し、内側にガスが導入される膨張部を区画形成する外周連結部と、
    前記膨張部に位置して前記第1の基布部と第2の基布部とを直接に連結する連結部と、
    前記基布部の少なくとも一方の前記膨張部に位置する部分を前記膨張部の外側方に折り重ね前記連結部を覆うとともに前記膨張部からガスが導入されるタック部と、
    このタック部の一部で基布部同士を連結し前記タック部の形状を保持するタック保持部とを具備する
    ことを特徴とするエアバッグ。
  2. 連結部は、線状をなし、
    タック部は、前記連結部に近接しかつ前記連結部に平行な第1の折り線及びこの第1の折り線と平行な第2の折り線により基布部を折り返して形成され、
    タック保持部は、外周連結部により構成された
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
  3. タック部は、反被保護物側に位置する基布部のみに設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ。
  4. タック部は、被保護物側に位置する基布部のみに設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ。
  5. タック部は、第1の基布部及び第2の基布部に交互に設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ。
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